2022年09月24日

結果も教えて欲しい豪雨予報

先週は台風14号、今週は15号とせっかくのダブル三連休は台風にたたられてしまった。昨晩は東京でもかなり激しく雨が降って、窓を閉めていてもゴーッと雨音が聞こえたくらい。

画像はスマホに入れている防災アプリの通知履歴。今回は台風の影響だが、温暖化の異常気象のせいか1時間に80mm以上の通知もたまに来るようになった。もっともその勢いで降り続けば災害級なんだろうけれど、今のところ数分で普通の雨降りに戻っている。

IMG_1691

ちなみに気象庁が定めている雨の強さは5段階。
数字は1時間当たりの降水量で次のように定義されている。

   10mm以上20mm未満 やや強い雨
   20mm以上30mm未満 強い雨
   30mm以上50mm未満 激しい雨
   50mm以上80mm未満 非常に激しい雨
   80mm以上      猛烈な雨


さて防災アプリが通知してくるのは予報である。
画像は本日の80mm以上の通知をクリックしたもの。

IMG_1693

だから実際の降水量がどの程度だったかは分からない。もちろん気象庁にアクセスすれば降水量の結果を公表しているが、そこまでするのも面倒だし、また最小で10分単位でしか分からない。つまり窓を閉めていても激しく雨音が聞こえ「メッチャ降ってるなあ、これって(1時間あたりに換算すれば)何mmの雨?」と思っても、それを知ることができない。

予報の通知を出したなら、責任を持ってその結果も教えて欲しいんだけどなあ。結果のボタンをタップしたら「1時間換算80mmの雨が3分間降りました」。あるいは現在をタップすれば「この1分間の雨量は1時間換算で60mmです」とか。そんなことを知りたがるのは私だけかな。


調べてみると気象台は、
転倒ます型雨量計という装置で0.5mm単位で雨量を計測している。
   https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kansoku/raingauge.files/raingauge.htm

転倒ます型雨量計

1時間に80mmの雨が1分間に降らす雨の量は

   80mm ÷ 60分 = 1.3mm

だから近似値は出せるはず。
見たところ装置の計測精度を倍の0.25mmにするのもそれほど難しくないだろう。


ところで気象庁は5段階の雨の強さのイメージとして次のように表現している。

   10mm以上20mm未満 ザーザーと降る
   20mm以上30mm未満 どしゃ降り
   30mm以上50mm未満 バケツをひっくり返したように降る
   50mm以上80mm未満 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)
   80mm以上      息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる。

バケツをひっくり返したようとはよく使われる表現ではあるが、バケツをひっくり返せば水は固まりで落ちてくるので、もしそのような雨が降ったら地球最後の日ちゃうか(^^ゞ 滝も同じく。それに滝なんて人によってイメージするものが違うはず。ザーザーとどしゃ降りの違いもビミョウ。

そんないい加減な表現はしないで、せっかくスマホが普及して防災アプリで数値も通知できるようになったのだから、降水量の結果もリアルタイムで伝えれば、降水量数値の肌感覚も養われるというもの。それと「あす正午までに予想される24時間降水量は200mmです(大変です)」のような予報がある。それも数値肌感覚も養われていれば「24時間降水量は200mmです。そのうち50mmの雨が2時間続きます」とか伝えた方がイメージしやすいはず。

もちろん気象情報あるいは災害対策としては分単位の降水量なんて、さほど意味がないのは理解している。でも今この瞬間のことって知りたくない?

wassho at 15:40│Comments(0) 生活、日常 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔