2022年10月21日

とりあえず葉はよく伸びているクリスマス・カクタス

2008年に買ってきたクリスマス・カクタス。
1

この植物は葉をちぎって土に挿し芽をして増やす。ただしカクタスの名前が示すようにサボテンの仲間だから、正確には葉ではなく茎になる。ところでこのように花は咲いても実はならず、つまり種はできないから、コイツらは自然界でどうやって繁殖しているのだろう?

この初代から挿し芽をして2代目を作り、それを繰り返して2代目、3代目、4代目がベランダにあった。しかしだんだんと花数が減り、また2019年にはハマキムシに食われるなどしたので、2021年5月に2代目、3代目、4代目から状態のよい株を選んで植え替えた。

鉢から抜いた各世代の株。
2

これが新4代目。
3

4


クリスマスの頃に花を咲かせるからクリスマス・カクタスなのであるが、植え替えをした年はあまり花を咲かせない。開花に体力を回さず、新しい鉢の中に根を張り巡らすのを優先しているからかと想像している。

2021年のクリスマスイブには2つ咲いていただけ。
1224


年を越えて2022年1月中頃にはもう少し花が増えた。
水やり&撮影のためにベランダに出しているが、花の時期は室内に置いている。
1-13-1




2月が終わる頃には花が落ち、
これが今年ゴールデンウィーク前の様子。
DSCF9626


伸びた葉をちぎる。
DSCF9643


剪定後はこれくらいのボリューム。
DSCF9637


挿し芽して5代目も作った。
DSCF9648



そして現在。
DSCF1112

DSCF1113

クリスマス・カクタス歴は40年近くあるけれど、こんなに勢いよく葉が育ったのは初めてかも知れない。植え替えの成果が2年目になって現れてきたのだろうか。


春に挿し芽をした5代目も元気。今までは挿し芽をしても半分ちょっとしか育たなかったのに、今回はほとんど残っている感じ。
DSCF1116


ただ一部の葉で白く丸くなっているのが気がかり。
DSCF1132


今年の1月と似たような角度で比較。
葉の分量は倍近くありそうだ。
1-13-2

DSCF1135


元気なのはうれしいが、何となく葉が長すぎるような気もしている。「秋になってから伸びてくる先端の赤い新芽は摘み取る」と読んだので、そうしている。しかし夏にもう一度全体的な長さを調節したほうがよかったのかな。今から葉の途中でちぎる勇気はちょっとない。

なおクリスマス・カクタスの成長している葉は花芽を付けない→肥料をやると葉が成長し続ける→だから花数を増やすために7月半ばからは肥料は与えないーーーと今年になって知った。それに従ったものの、今までもあまり肥料は使っていなかったから、その効果にそれほど期待していない。

とりあえずは葉の半分くらいに花が咲いてくれるとうれしい。


※クリスマス・カクタスはデンマーク・カクタスあるいは
 シャコバ・サボテンとも呼ばれる。

wassho at 20:10│Comments(0)   *チューリップ以外 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔