2022年12月01日
なにゆえブラックフライデー
あちこちでブラックフライデーのセール真っ盛り。
アメリカでは1970年代中頃に広まったらしいが、日本ではイオンが2016年、Amazonが2019年から始めたのでまだ新しい風習。ところで昔から年末にバーゲンがあったのに、どうして11月下旬などと中途半端な時期なのか。
調べてみると、
アメリカでは感謝祭(サンクス・ギビング・デイ)が11月第4木曜日に祝われる。
重要な祝日であり日本の元旦に近いとも言われる。クリスマスより大切との説も
あったが確認はしていない。それでもそんな説が出るくらいの位置づけなんだろう。
お祝いに七面鳥を食べるのは有名。
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感謝祭はもちろん祝日(休日)で、翌日の金曜日も休日にするところが多い。
だから続く土日も併せて4連休になる。
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その金曜日から、売れ残った感謝祭向け商品やプレゼントのセールが始まった。
というあたりが由来みたい。もちろん今は売れ残りだけを売っているのではない。小売業界は不思議なところで、値下げの際には何か口実を付けたがる。現在、アメリカの小売業界では1年で最も売り上げを見込める日とされ、また年末商戦のスタートダッシュとしても重要なんだとか。
つまり感謝祭の風習から発展した販売戦術を日本にも導入したわけだ。
それはいいとして。なにゆえ「ブラック」なのだ。
ブラックに曜日の付く言葉と言えば、1987年(昭和62年)10月19日にニューヨーク株式市場で起きた史上最大の株価大暴落=ブラックマンデーが有名。ブラック&曜日のネーミングはその時に初めて聞いた。
そんな縁起の悪い言葉の組み合わせなのに、
そもそもブラックは買い物意欲を刺激するような色でもないのにーーー
今はもう慣れてしまったものの、初めてブラックフライデーの言葉を聞いた時は、ブラックマンデーを連想して???な気持ちだった。
それでなぜこの感謝祭バーゲンセールがブラックフライデーなのかというと、
諸説あるようだが、
買い物客で街に人があふれる。
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何かとイザコザや交通事故などが増える。
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警察官の仕事が増えるーーー自分も買い物したいのに(涙)
1950〜60年頃、フィラデルフィア警察が忙しくてイヤになるとの意味で、
この日をブラックフライデーと呼び出す。
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小売業界は縁起が悪いと反発し「ビッグフライデー」を提唱するも、
ブラックフライデーが定着してしまう(>_<)
あまりの混雑に消費者もウンザリしており、
ブラックな気持ちだったとの説もある。
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フィラデルフィアの新聞社が「お店が儲かって黒字になる金曜日」との
新説を発表する。
それならと小売業界も納得しメデタシメデタシーーーとなったようだ。やはりアメリカでも最初はブラックに抵抗感があったんだ。私の言語感覚が異常じゃなくて安心した(^^ゞ
参考までに私がAmazonのブラックフライデーで必ず買うのが、エクセルやワードなどの詰め合わせであるマイクロソフトのオフィス(Microsoft 365:1年契約のサブスク )。毎年3月にマイクロソフトが実施する2500円のキャッシュバック・キャンペーンとほとんど価格はかわらないものの、キャッシュバックは申込用紙を郵送したりで手間が掛かるから。
素直にキャンペーン価格で値下げすれば、マイクロソフトで買う=マイクロソフトはAmazonに販売手数料を支払う必要がない=より儲かるのに。値下げではなくキャッシュバックなのは、先ほど書いた小売業の「値下げの際には何か口実を付けたがる」と同じメンタリティかも知れない。
wassho at 22:41│Comments(0)│
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