2022年12月03日

1ミリで押し返したスペイン戦

勝っちゃったねスペイン戦。
バンザーイ\(^o^)/ \(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
いや、長友に倣ってブラボー!ブラボー!ブラボー!
ドイツとスペインに勝つなんて強豪国かよニッポン!


たくさん報道されているから今さらだけれど、三苫(みとま)が紙一重で切り返したあのシーン。この写真では誰が見たってゴールラインを割っているように見える。
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しかしサッカーは真上から見てボールが1ミリでもゴールラインに掛かっていればインプレー(競技続行)とするルール。つまり接地面じゃなくて、地球でいうなら赤道がどこにあるかで判断される。

それで真上に近い角度で撮られたのがこの写真。
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アップで。
超微妙な位置。線が引かれているのは芝生だからボヤけているところもあるし。
ちなみにメジャーな競技場の白線は石灰ではなく水性ペイントが使われている。
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こんな画像も多く作られていた。
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こちらは斜め上からと真上からでは見え方が違うのを実証した写真。
引用はTwitterの@ChrisJames_90から。
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VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー、いわゆるビデオ判定)がどのような映像を使ったのは分からないが、とにかくそれによりインプレーと認められ、三苫が切り返して田中が押し込んだゴールが成立し、それが決勝点となりメデタシメデタシ。

報道では「三笘の1ミリ」なんて表現されていたが、VARの映像はプライスマイナス2ミリの誤差があるらしい。ということはラインに1ミリ掛かっているのに1ミリ割っていると判定される可能性もあり、逆に1ミリ割っていても1ミリ掛かっているとされる場合もある。

それでも人間の目なら最初の写真の角度からになるわけで。線審をライン上にズラーッと並べるわけにはいかないから、ラインを割った割らないなどの単純な事実判定ではVARの有効性はいうまでもない。これが審判の目による判定だったら、↓↓のような論争が次のワールドカップまで続く(^^ゞ
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それにしても何ミリだったかは別として、三苫はよく追いつけたもの。時間にして、あと0.0何秒か遅れたらラインを割っていただろう。逆にもう5センチ手前で切り返したら、ボールが違うところに飛んで田中のゴールにはつながらなかったかも知れない。こういうのを勝利の女神が微笑んだというのだろうね。

clock_0400


さて午前4時のキックオフだったので3時45分くらいに起床。コーヒーを淹れたりして4時5分になってしまう。でも自動録画されているので、リアルタイムより5分遅れで観戦開始。テレビを見出してすぐに、本田圭佑の解説が面白いらしいからこの試合はABEMAで見るつもりだったのを思い出す。まっ、いいか。

最初のシュートこそ日本が放ったものの、圧倒的にスペインのペースなのは素人目にも明らか。スペインのサッカーははパスを広い範囲で回して相手を走らせ、隙ができれば一気に仕掛けていくスタイルのようだ。

そして開始わずか11分にクロス&ヘディングで先制される。相手がスペインだから、そりゃそうなるよねと意外にアッチャー(>_<) な気分にはならなかった。その後のスペインは無理をしてこない感じ。余裕でパスを回して日本を翻弄する。ドSかスペイン(^^ゞ 前半のボール支配率はスペイン78%・日本14%、パスの本数は日本の102本に対して5倍の530本。ほとんど日本はサッカーをさせてもらえてない状態。

特に見所なく前半が終了。後半は例によって浅野、堂安、三苫などが出てくるのは既に私でも想像が付く。もう少し早くそうすればと思うものの、前半は耐えて後半に攻撃的になるのが森保監督の勝ちパターンだから、それに実際、今回もそれが功を制したから文句を言うのはやめておこう。しかし逆にいえば日本が後半のような試合運びを90分間続けられるようになるまでテッペンは遠いかな。また3試合ともワンパターンなのも気になる。これからは相手チームがそれを見越した作戦や選手起用をしてくる可能性もある。

さあ期待の後半。なんと開始3分で堂安がシュートのお手本のようなゴールを決めて同点! そしてその2分後に三笘の1ミリから田中のゴール! その直後のプレーでスペインはパス回しではなくゴール前に長いボールを放り込んできたし、またパス回しにもミスが目立つようになった。ドSのくせに実はメンタル弱かったかスペイン!

それにしても逆転したのが後半5分くらいなので、そこから先が長い。VARの判定が出て試合が再開したのが後半10分あたり。日本の動きはよくなったとはいえ、なにせ相手はスペイン。引き分けで御の字と思っていたが、コスタリカ・ドイツ戦ではドイツが優勢との途中経過なので、引き分けではグループリーグ敗退になってしまう。

相変わらずボールの支配権はスペインにあり、リードしているのに押し込まれている状況が続く。ただ日本の守りもよく機能していた。後半30分くらいから、ひょっとしたらこのまま行けるかも知れないと思い始める。そうなると前半は余裕しゃくしゃくに思えたスペインのパス回しが、日本を攻めあぐねている様子に見えてくるから面白いもの。


ロスタイムは7分の表示。今回の大会はやたらロスタイムが長い。ハラハラ、ドキドキしながら試合の行方を見守る。心臓に悪いけどこれがサッカー観戦の醍醐味でもある。

しかしロスタイム経過2分頃、突然にLINEの通知音がピコピコと大量に鳴り始める。あっ、私は録画を5分遅れで見ているのだった。瞬時にこれは生中継で観ていた友人たちが、「日本おめでとう!」と打ったものだと察した。

せっかくのハラハラ・ドキドキを楽しんでいたのに、
しかも勝ち逃げのハラハラ・ドキドキで至福の時間だったのに、
それが台無しやないか(^^ゞ

まあでも勝利の喜びを、朝の6時前から分かち合えたのだから、それもまたヨシ。


さて次は12月6日のクロアチア戦。この調子で決勝まで勝ち進んで、日本のサッカー界が勘違いしておかしくなっても困るから、今回はベスト8止まりでもいいよ(^^ゞ

wassho at 10:58│Comments(0) ノンジャンル 

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