2022年12月11日
白金 自然教育園の紅葉
目黒駅の少し先にある自然教育園。正式名称は「国立科学博物館附属 自然教育園」。目黒通りに面しており、その前は何度も通っているが今まで訪れる機会はなかった。自然教育園と名前はついているものの、単なる森みたいなもので訪れる目的がなかったというべきか。しかし別に紅葉の名所ではないのだけれど、たくさんの木々があって、中には紅葉しているものもあるらしいので、12月7日に近くに立ち寄ったついでに。
目黒駅からは徒歩7〜8分。住所は白金になる。シロガネーゼで有名な白金だけれど、地名の読みは「しろかね」である。地図で薄緑になっているのが自然教育園。下のほうに色が付いていないエリアが庭園美術館。両者は別の施設とはいえ、冒頭の航空写真を見てわかるように敷地としては一体となっている。
この場所は
室町時代は豪族の舘(諸説あり)。
江戸時代は大名の下屋敷。
明治になって軍の火薬庫を経て、皇室の御料地に。
戦後に文部省の管轄となり、天然記念物および史跡に指定され一般開放された。
との歴史を持つ。庭園美術館も元は宮家の邸宅だった施設だから、御料地の時代に土地を分けてもらったのだろう。そんないきさつはさておき、都心一等地に残る貴重な自然である。面積は自然教育園が20ヘクタール、庭園美術館が3.5ヘクタール。
目黒駅からの途中で、イチョウのイエローオータムがお出迎え。
イチョウのアーチを抜けたところ。
これだけでけっこうお腹いっぱいになった(^^ゞ
これは庭園美術館の入口。庭園美術館とはいえ有名なのは旧朝香宮邸の建物だからネーミングがミスマッチ。以前に訪れた時に庭園は改修工事中で見学できなかった。
庭園美術館と自然教育園の入口は隣接している。
自然教育園に到着。国立科学博物館は上野にある。そういえば同じく上野にある東京国立博物館は何度も展覧会を見に行っているのに、科学博物館は訪れたことがないな。まあいずれそのうち。
入場。
入園料は320円。
券売機にお金を入れると切手2枚分くらいの小さなチケットが発券される。ただし、その後はゲートもなく園内まで素通りで、チケットを持っているかどうかはチェックされない。その気になればタダで入ることもできると小声で(^^ゞ
園内に入ってすぐは小さな広場になっている。
写真の左側にある通路を進んで自然教育園の探索開始。
木々の密集度はかなり高い。
しばらく進むと土塁の表示。
土塁とは昔の城などの周りに土で築いた塀(へい)の名称。
ただし木や草が生えていてここが土塁かどうかはサッパリわからない。
もっとも盛り上がった土を見ても面白いわけでもないが。
ビューポイントとアピールしていた巨木。
これが幹の中程で、
こちらが上の部分と確かに大きな木。
紅葉した木が現れてきた。
この角度だと日光の当たり方が悪くてショボイが、
光を透かすように眺めればそれなりの風情。
入口から真っ直ぐ進んだ先で通路が二手に分かれていた。
左側から時計回りに歩くことにする。ところで、この地図を見ると特別保存地区となっている未公開エリアが半分近くを占めているのが分かる。もうちょっと散策できるところを増やしてほしいもの。
テクテク歩いて、
紅葉を見つけては眺めて写真を撮る。
紅葉を見に来ているのだけれど、緑のモミジの葉もけっこう好き。
まるで十字架のように真横に枝というより幹が伸びている木を発見。
館跡の表示があった。
しかし先ほどの土塁以上に木や草しか見当たらなかったので写真も撮らず。
説明にある白金長者とは、室町時代にこのあたりを支配していた人物が白金を多く持っていてそう呼ばれていたらしい。なおこの白金とはプラチナではなく銀を意味している。それで白金長者が具体的には誰かについて
室町時代あるいはそれ以前の豪族
南朝の雑色(ぞうしき:下級役人)であった柳下上総介
などの説がある。後者を載せている資料が多い。でも上総介(かずさのすけ)は今でいう千葉県が管轄の代官のようなものだし、千葉でも東京でも銀は採れない。上総介は官職名で柳下の下の名前も不明。結局のところ正体ははっきり分かっていないみたい。
それでも白金の地名はこの白金長者に由来している。その白金にはプラチナ通りと名付けられたオシャレなエリアがある。歴史的にはシルバーなんだけどなあ(^^ゞ また自然教育園=白金長者の屋敷の西側に接するエリアは、現在は品川区上大崎であるが、明治の中頃までは長者丸という地名だった。長者丸は今でもマンション名などによく使われている。高級住宅地だし由緒ある地名とはいえちょっと響きが成金っぽい(^^ゞ
さて通路が少し下りとなり、
降りたところにあったのが水鳥の沼。
しかし鳥はいなかったし、景色的にもショボイ。また木々で隠れてはいるが、すぐ先は首都高速が走っており、このあたりはちょっと騒音が気になる。
先ほどの分岐点から西に歩いてきて、ここからは北上。
紅葉を眺めて写真を撮って、また歩くの繰り返し。
柿かと思ったらカラスウリという植物だった。
この実は苦くて食べられないようだ。
通路沿いに伸びている水鳥の沼。
たくさんの木々の中に紅葉もあるのが自然教育園。
やや東向きに方向が変わる。
直射日光ではなく木漏れ日の逆光だと、紅葉は幻想的な雰囲気になる。
ーーー続く
wassho at 18:56│Comments(0)│
│お花畑探訪








































