2022年12月27日

ヘソを上げるべきか尻を下向けるべきか

1ヶ月ほど前に紹介した頭にお手玉を載せて(載せたつもりで)歩くと、ちょっとうつむき加減な癖が解消されて視界が広がった話の続編。

姿勢

その時にも書いたように私は骨盤が後傾気味。それを矯正するために色々と工夫して最終的にコマネチ!メソッドを編み出した。姿勢の矯正方法というのは効果があっても、つい忘れがちになるもの。しかしコマネチ!メソッドは20年ほど続けているので、もうすっかり身体が覚えている。だから意識しなくても身体はコマネチ!状態で、少なくとも立っている、歩いている時に骨盤は後傾していない。

ーーーのつもりだったのに。


頭にお手玉を意識するとうつむき加減の矯正だけでなく、上半身もスッと伸びたように姿勢がよくなる。あれっ?コマネチ!メソッドで上半身の姿勢はいいはずなのに、まだ改善の余地があったのかな。そんなことを考えながら、コマネチ!メソッドの前にやっていた「ヘソの位置を高く保つ」矯正法を超久しぶりに試してみた。

ごく僅かな違いだがコマネチ!メソッドより骨盤の後傾が改善されているような気がする。20年前は両者を比較してコマネチ!メソッドのほうがいいと思ったのだが。コマネチ!メソッドがあまりに身体に馴染んでしまったせいもあるかも知れない。

とは言っても骨盤後傾の矯正→上半身の姿勢がよくなる度合いにほとんど違いはない。しかし「ヘソ高」にすると、歩くのがすごく楽になるのを発見!具体的には脚を前に出す動きが軽い。

これはおそらく、極端に考えてみれば

   寝そべった=骨盤が水平まで後退した状態から脚を前に出せば、
   それは脚を持ち上げる動きになる

から、骨盤がしっかり立っていれば脚を持ち上げる方向に動かす必要はなく、真っ直ぐ前に出せるからだと思う。つまりコマネチ!メソッドより「ヘソ高」のほうが骨盤後傾をより矯正できている証明。コマネチ!メソッドには絶対の自信を持っていたので釈然としない気持ちはある。しかしまあ20年も経てば何かと身体も変化したのだろう。


そして第2の発見は「ヘソ高」にすると単に脚運びが単に楽になるだけでなく、カカトから着地する歩き方に自然となること。「カカトから着地し、爪先で蹴り出す」のが「正しい歩き方」とは昔から知っていた。しかしそれだと歩きにくい=私には合わないと無視してドタ足だったのに、とあるきっかけでカカトから着地を試したのが2009年。やってみたら足に受ける衝撃のあまりの少なさに3日後には元のドタ足には戻れなくなった

こちらも10年以上は続けているから、もう意識もせず自然にできるし、特に歩きにくいと感じてもいない。それでも「ヘソ高」で歩くと、もっとナチュラルにカカトから着地になる。これも骨盤後傾がコマネチ!メソッドより矯正されて、以前より脚を前に振り出せるようになったからではと推測している。何となく歩幅も広がった気もする。とは言ってもせいぜい2mmか3mm程度だとは思うが、その微妙な違いを身体は感じるもの。


なお「ヘソの位置を高く保つ」と書いたのは意識の上でのこと。実際にヘソの位置を高くするのは不可能。しかしヘソの位置を高くと心掛けると、どこの筋肉がどう動くのかは分からないが、なぜか後傾している骨盤が真っ直ぐになるのである。



ーーー続く

wassho at 22:35│Comments(0) 生活、日常 

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