2023年03月23日

芦花公園(蘆花恒春園)で彼岸桜 その2

花の丘に上がると向かえてくれるのがこの光景!
ワイド感を出すために上下をトリミングしてパノラマ風にしてみた。
パソコンで読んでいるならクリックして大きな画面にしてみて欲しい。
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イイ感じにジャマな場所にある(^^ゞ 白い物体は清掃工場の煙突。
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また写真には撮らなかったが、公園を挟んで煙突の反対側には巨大なガスタンクが並んでいる。場所は環八沿いだからクルマの音もけっこううるさい。徳冨蘆花が半農生活・晴耕雨読を求めてこの地にやって来たときとは時代が違うのだから仕方ないね。


サクラのそばまで近づきましょう。
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そして見上げればサクラの世界に吸い込まれそう。
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このアングルで巨木だと分かってもらえるかな。
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このソメイヨシノより10日ほど早く満開を迎えるサクラは、タカトウコヒガンザクラ(高遠小彼岸桜)。文字を意味で分解すれば「高遠」「小」「彼岸桜」となる。

「高遠」は長野県伊那市にある地名で、高遠城址公園は青森県の弘前公園、奈良県の吉野山と並んで日本三大桜名所と称されている。そこに植えられているサクラが高遠小彼岸。芦花公園のサクラはそれを移植したもの。

「小」と「彼岸桜」は小彼岸桜と彼岸桜の別品種があるのではなく、どちらも同じ意味。つまり彼岸桜の前に「小」を付けたり付けなかったりする。どうしてそんなややこしいことになった? 小彼岸桜はコヒガンとサクラを省略して呼ばれる場合も多く、それだとより別品種のように思えてしまう。なお彼岸とは春のお彼岸(春分の日と前後各3日、だから3月中旬)に花が咲くのに由来する。

その子彼岸桜あるいは彼岸桜とは、日本のサクラ基本野生種11種である豆桜と江戸彼岸の交雑種とされる。ネーミング的には何となく彼岸桜のほうが江戸彼岸よりオリジナルなイメージを持ってしまうけど。


この日の天気はよかったものの、梅の季節と違ってサクラのときは雲が出がち。背景の空が真っ青にならないのがちょっと残念。でもこれはこれで柔らかそうな雰囲気でいいかも。
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かなりモフモフな咲きっぷり。
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遠目には満開ピークに見えても、まだツボミもたくさん残している。
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ところで芦花公園には高遠小彼岸桜が何本あるのか。
このプレートには12本と書かれている。ただしこれは昨年に撮影した写真。
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公式ホームページだと15本。
1年で3本増やした?
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桜が移植された平成9年(1997年)に15本と書かれたプレートをネットで発見!
画像はhttps://toutoi-tokyo.blogspot.com/2013/03/rokakousyunen.htmlから引用
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だとしたら15本→12本→15本と変遷したのか?
何となくどちらかが間違っている気もするけれど。
前回に書いた芦花公園 vs 蘆花恒春園の名称とともに、またこの公園のナゾが増えた。


まあ
\(^^\)(/^^)/ソレハコッチニオイトイテ
キレイなサクラを眺めましょう。
寒桜や河津桜よりピンクは薄く、ほんのり桜色といった風情。
これくらいが最もサクラらしい色合いかも知れない。
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ーーー続く

wassho at 19:32│Comments(0) お花畑探訪 

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