2023年05月03日

新緑を求めて等々力渓谷 その2

ガッカリ名所だった横穴墓群から水辺に戻って、
渓谷散策の再スタート。
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少し横道にそれたところにお堂があった。
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子供? 女の子?
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お堂の横を抜けて水辺に戻る途中に稚児大師様像とあった。大師は空海(弘法大師)だから、その幼少期の姿か。真言宗は仏ではなく空海を信仰対象とするイメージが強い。
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対岸にもお堂。
のぼりには稲荷大明神と書かれている。
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そのお堂の手前にあった石仏。
このあたりは神仏一体の世界線。(初めてこの言葉を使った)
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右は観音菩薩、左はお地蔵さんのように見えるが弘法大師像とのこと。それを石仏とは言わないかも知れないが、これはもう完全に仏の姿になぞらえている。


近くにカフェのようなお店もあった。
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階段の上に不思議な建築物を発見。
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ナンジャコレ?
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階段を上りきると等々力不動尊という寺だった。
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不動尊は不動明王を本尊とする寺で、ほとんどの場合は真言宗か天台宗。この2つの宗派はライバル関係なのに(だったのに)、どうしたそうなったのか興味深い。あちこちに弘法大師像があるから、この等々力不動尊の宗派は真言宗。


階段の下から見たナゾの建築物は儀式か何かに使うのかな?
写真の左側にも建物は延びている。
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そこから見下ろした境内の様子。
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一番左側は展望台になっている。
とはいっても木々しか見渡せず。
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なぜか太陽から一筋の光が延びて、しかも下のほうで少し曲がっている。
これは不動明王からのお告げ光線に違いない(^^ゞ


ナゾの建築物の高い部分には上がれなかった。
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ナゾの建築物のナゾの穴。
水抜きのためかと思ったが、板と板の間は隙間だらけだしーーー
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展望台でしばし新緑を眺める。
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境内から延びている通路を進む。
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渓谷内と違って高台なので日当たりがよく新緑を満喫できる。
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これは赤い布があるからお地蔵さんだろう。ちなみに仏のヒエラルキーは如来→菩薩→明王→天部。お地蔵さんは何となく庶民的なイメージがあるものの、地蔵菩薩だからけっこうセレブな仏様。
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また新緑を眺めて、
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あちこちにあるお堂に目をやる。
これは弁財天で、他にもいろいろあった。
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そしてまた新緑を眺める。
新緑を求めてやって来たのだから。
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iPhoneの超広角レンズは広い範囲を撮れる。しかし画面の中央以外はブレているというか流れたような画像になるのが不満。


先ほどのカフェに降りる道しるべがあった。
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客を案内するような道ではないと思うゾ(^^ゞ
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正面は等々力不動尊に上がる前に見た稲荷大明神。
お堂には不動明王も置かれている。
写真右手前が観音菩薩と弘法大師像。
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お堂と2体の石仏を結ぶライン上にチョロチョロ水が落ちていて、不動の滝と大げさな名前がついている。かつてはここで滝行をしたり、そもそも等々力の地名は不動の滝の音が周囲に「とどろく」に由来したともいわれるくらい水量の豊富な滝だったらしい。



稲荷堂を離れて下流に進むと、日本庭園の案内があった。
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案内看板から少し階段を上がると入口。
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期待はしていなかったとはいえ、たいした庭園じゃない。だいたい日本庭園は自然を箱庭的に再現したもの。ジャンブルのような等々力渓谷を歩いてきたのだから、その有り難みも薄れるというもの。
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でも新緑がキレイだからヨシ。
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ところどころ行き止まりになっていたが、こんな通路を進み、
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竹林の間を上がっていくと和風の建物がある。
ここでは書院と呼ばれている。
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中は無料の休憩室。
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その書院の先にあるのがドカーンと広がる芝生。
久しぶりに頭上に木がない空間に出られて開放感バツグン。
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もちろん新緑も眺め放題!
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こちらは書院前の新緑。
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紅葉も好きだが新緑モミジも大好き。
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日本庭園を下っていくと「かぶき門」と呼ばれる出入り口がある。
こちらが正門だろうか。名前の由来は不明。
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かぶき門をでて上流方向。右側フェンスの下は渓谷を流れていた谷沢川(やざわがわ)で、このあたりで等々力渓谷は終了。
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下流方向はもう住宅街。
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この角を左に曲がって、
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坂の先に「止まれ」の赤い道路標識が見えているところが目黒通り。
駅からも幹線道路からも近いのが等々力渓谷。
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渓谷の非日常感と「春は新緑」を存分に楽しめたゴールデンウィークの1日でした。


おしまい

wassho at 09:25│Comments(0) お花畑探訪 | イベント、旅行

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