2023年05月12日

元町商店街をブラブラ

5月4日の横浜山手バラツアーは

   前菜はアメリカ山公園
   メインディッシュに港の見える丘公園
   余裕があればデザートとして山手資料館とイタリア山庭園

の予定だったものの、港の見える丘公園でバラ満腹になって日も少し陰ってきたので、そこで終了とした。帰りは来たときと同じく元町・中華街駅から電車に乗る。どうせならということで駅のすぐそばにある元町商店街をブラブラしてきた。

元町は

  江戸時代終わりに幕府が横浜村(当時はド田舎)の漁港を外国に開港
  それにより横浜村の村民がこの土地に強制移住
  横浜元町と呼ばれる

  山下と山手地区に外国人居留地が設けられたので、その中間地帯に立地する
  横浜元町で商売が盛んになる
  明治維新の頃に横浜が取れ「元町」の名前になる

との歴史を持つ。
それを引き継いで昔は「ハイカラ」なイメージのあるところだった。


入口にあるフェニックスアーチ。
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こんなデザインのビルがあったり、歩道だけではなく車道までピンコロ(9センチ四方の石畳)が敷かれていてオシャレな雰囲気が漂う。
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少し中に入ると土日祝日は歩行者天国。
カメラを高く掲げたり、お腹あたりで構えたり、地面近くにしてみたり。
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ローアングルにしたときに気づいたのだが、この商店街のビルは1階がセットバック(壁面後退)している。歩道を広く確保するためで、おそらく商店街協定のようなものを結んでいるのだろう。


商店街は500mほど。
終端にもフェニックスアーチがある。
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駅の方向にUターン。
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この商店街がスッキリしているのは先ほどのセットバックの他に、
電線が地中化されていて電柱がないのも大きい。



横浜元町商店街といえば1970年代中頃から大流行したハマトラの聖地。キタムラ(カバン)、ミハマ(靴)、フクゾー(服)がその御三家ブランド。特にキタムラはその時に全国ブランドになったと思う。ところでハマトラは雑誌JJが仕掛けたんだっけ? 雑誌が世の中を動かすパワーを持っていたのは90年代初めくらいまでかな。


これがキタムラ本店。
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こちらはキタムラK2本店。キタムラ経営者の兄弟が独立した店らしいが、同じKのロゴマークを使うなと裁判で争ったこともある。いわゆる骨肉の争い(>_<)
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ハマトラのブームはとっくの昔に終わったものの、
それでも元町にはトラッド・コンサバ系のお店が多いように感じる。
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メンズも。
ちなみにハマトラ(横浜トラディショナル)は女性のファッショントレンドね。
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それにしてもこのロゴは久しぶりに見た気がする。
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そしてフクゾー本店。
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元町商店街はいわゆるチェーン店のお店がほとんどないし、飲食店比率も少なくラーメン屋や居酒屋は(少なくとも1階には)見当たらない。だから落ち着いた雰囲気で歩いていて楽しい気分になれる場所。

ただし今は高級品か低価格品しか売れず、ここで紹介したような「ちょっとだけ値の張る商品を扱う」お店は全国的にどんどん減っている。この元町でも若い人はあまり歩いていないし、お店に入っている人は年齢層がかなり高い。こういうエリアがなくなって欲しくないなあと願う。まあこの日に何も買わなかったけれど(^^ゞ


歩いたのは商店街メインの元町通り。
それで1本隣の通りはどうなっているかとのぞいてみると、
とても人通りが少なかった。ゴールデンウィークなのに(/o\)
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でも調べてみるとこの元町仲通りは個性的な物作りにこだわる店が多く「クラフトマンシップ・ストリート」と呼ばれているらしい。

自宅最寄り駅から30分ほどなので、
そのうち探検に来ましょう。

wassho at 22:01│Comments(0) イベント、旅行 

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