2023年05月18日
明治神宮で新緑 その3
この拝殿エリア東側を抜けて次に向かうのは、
明治神宮でもディープなところ。
北参道を北に進む。
明治神宮は敷地東側に南北を結ぶほぼ直線の参道がある。
大鳥居より南側が南参道、北側が北参道と区別される。
南参道と較べると北参道を歩いている人はかなり少ない。
人が少ない分、参道脇の森もいっそう深く思える。
ちなみに南参道から境内を出て青山通りまで続く道路が表参道だが、北参道の延長は裏参道と呼ばれている。明治神宮と神宮外苑を結ぶルートで国立競技場あたりに出る。ただし誰でも知っている表参道と違って知名度はとても低いが。
目的地に向かうのに北参道を通る必要はないけれど、
今まで歩いたことがなかったので。
参考までにこれが当日の散策ルート。
ところで森のあちこちにこんな仕掛けを見かけた。
樹液でも採取しているのかと思うも、上は垂れた樹液が入る構造になっていないし、下は樹液を貯めるには小さすぎる。
後で調べたらこれはナラ枯れ対策の害虫捕獲装置。画像はhttps://greensnap.jp/greenBlog/9755830より引用。
ナラ・シイ・カシなどのブナ科樹木(どんぐりの木)内部にカシノナガ・キクイムシが入り込むと、ラファエレア菌(通称ナラ菌)が繁殖して、水の吸い上げを阻害する。それで枯れるのがナラ枯れと呼ばれるもの。正式名称はブナ科樹木萎凋病。
ネットで調べるとたくさんの情報がヒットするものの、全体としてどの程度深刻な状況なのかはよく分からず。画像はhttps://www.pref.tochigi.lg.jp/d08/rinya_hogo/narakare.htmlより引用。
北参道を折れて本来のルートへ戻る。
誰も歩いていないので、何か出てこないかとちょっとビビる(^^ゞ
本来のルートに入った。
クルマが通るのか?
ここを左に曲がると、
目的地が見えてくる。
これは北池。
神宮御苑にある南池は「なんち」と読むが、この池の読み方は不明。
宝物殿の入口。
公開は不定期・期間限定のようだ。
この日は春の大祭にあわせた公開日だったが、既に公開時間を過ぎていた。
しかし別に宝物殿を見に来たわけじゃない。
お目当てはその前の広大な芝生広場。
1枚の写真ではとても収まりきらない広さ。こんな素敵な場所にもかかわらず、ここを知っている人は少ない。ゴールデンウィークなのにガラ空き! この日、都内で最も人口密度の低い広場だったんじゃないか?
変わった形の雲。
レンズ雲あるいは吊るし雲と言うらしく珍しい現象なので、この日のニュースになっていた。明治神宮でこの雲を目撃できたのは、きっと吉兆に違いない(^^ゞ
新宿御苑でも、ここでも景観のジャマをするDoCoMoのエンパイヤステートもどきビル。
ローアングルにして隠しましょう。
しばし芝生でくつろいだ後、南門に向かって移動。
芝生ゾーンの端から振り返って。
忘れないように書いておくと、ここは原宿駅から徒歩10分ほどの地点である。
境内と言うより森林公園を歩いている雰囲気。
お手入れご苦労様。
ずいぶんうっそうとしてきて暗くなった。
前方から光が差し込んでいる。
南門、第一鳥居の横に抜けて明治神宮散策は終了。
そのまま帰るのはもったいないので、表参道を下っていく。
下界に戻った気分。
日本初の億ションといわれるコープオリンピア。竣工は1965年(昭和40年)。オリンピアのネーミングは1964年の東京オリンピックにちなんで。
その隣にあるレンガ色の建物がマンション31。1974年(昭和49年)に竣工。名前はマンションでも、今はほとんどが賃貸オフィスになっている。
この2つの共通点は、どちらもかつてジャニーズの合宿所(寮)があったこと。ただいま話題沸騰中のジャニー喜多川氏が若き頃は夜な夜なここで(^^ゞ
明治通りと表参道が交わる神宮前交差点。
北西側にある東急プラザ表参道原宿。もはや伝説の原宿セントラルアパート(1958〜1990年頃)からティーズ原宿(1999〜2010年)という商業施設を経て2012年に開業。
その向かいにあるビルは原宿セントラルアパートと同世代のはず。学生時代にこのビル2階のお店に何かを買いに来た。ここを通る度にその記憶がよみがえるのに、それが何の店だったか未だに思い出せない(/o\)
ラフォーレ原宿には30年以上は行っていないなあ。
表参道を少し下って歩道橋へ。
それはこの表参道の新緑を眺めるため。
まるで都市開発のイメージスケッチのような美しい光景である。
左側は表参道ヒルズ。
その開発のためにこの同潤会アパートが取り壊されたのは残念。
そのせいでこの街の個性がずいぶんと失われた。
これは保存ではなく1棟だけモニュメント的にに再現されたもの。
オリジナルよりもヨーロッパ調に仕上げられている。
明治神宮で都心から森へのワープ感覚を味わい、新緑を満喫して、また森林浴もたっぷりと。突然思いついたにしては充実したゴールデンウィークの1日。人混みは嫌いだけれど、表参道ならその喧噪も何となく受け入れられるから不思議。
おしまい
明治神宮でもディープなところ。
北参道を北に進む。
明治神宮は敷地東側に南北を結ぶほぼ直線の参道がある。
大鳥居より南側が南参道、北側が北参道と区別される。
南参道と較べると北参道を歩いている人はかなり少ない。
人が少ない分、参道脇の森もいっそう深く思える。
ちなみに南参道から境内を出て青山通りまで続く道路が表参道だが、北参道の延長は裏参道と呼ばれている。明治神宮と神宮外苑を結ぶルートで国立競技場あたりに出る。ただし誰でも知っている表参道と違って知名度はとても低いが。
目的地に向かうのに北参道を通る必要はないけれど、
今まで歩いたことがなかったので。
参考までにこれが当日の散策ルート。
ところで森のあちこちにこんな仕掛けを見かけた。
樹液でも採取しているのかと思うも、上は垂れた樹液が入る構造になっていないし、下は樹液を貯めるには小さすぎる。
後で調べたらこれはナラ枯れ対策の害虫捕獲装置。画像はhttps://greensnap.jp/greenBlog/9755830より引用。
ナラ・シイ・カシなどのブナ科樹木(どんぐりの木)内部にカシノナガ・キクイムシが入り込むと、ラファエレア菌(通称ナラ菌)が繁殖して、水の吸い上げを阻害する。それで枯れるのがナラ枯れと呼ばれるもの。正式名称はブナ科樹木萎凋病。
ネットで調べるとたくさんの情報がヒットするものの、全体としてどの程度深刻な状況なのかはよく分からず。画像はhttps://www.pref.tochigi.lg.jp/d08/rinya_hogo/narakare.htmlより引用。
北参道を折れて本来のルートへ戻る。
誰も歩いていないので、何か出てこないかとちょっとビビる(^^ゞ
本来のルートに入った。
クルマが通るのか?
ここを左に曲がると、
目的地が見えてくる。
これは北池。
神宮御苑にある南池は「なんち」と読むが、この池の読み方は不明。
宝物殿の入口。
公開は不定期・期間限定のようだ。
この日は春の大祭にあわせた公開日だったが、既に公開時間を過ぎていた。
しかし別に宝物殿を見に来たわけじゃない。
お目当てはその前の広大な芝生広場。
1枚の写真ではとても収まりきらない広さ。こんな素敵な場所にもかかわらず、ここを知っている人は少ない。ゴールデンウィークなのにガラ空き! この日、都内で最も人口密度の低い広場だったんじゃないか?
変わった形の雲。
レンズ雲あるいは吊るし雲と言うらしく珍しい現象なので、この日のニュースになっていた。明治神宮でこの雲を目撃できたのは、きっと吉兆に違いない(^^ゞ
新宿御苑でも、ここでも景観のジャマをするDoCoMoのエンパイヤステートもどきビル。
ローアングルにして隠しましょう。
しばし芝生でくつろいだ後、南門に向かって移動。
芝生ゾーンの端から振り返って。
忘れないように書いておくと、ここは原宿駅から徒歩10分ほどの地点である。
境内と言うより森林公園を歩いている雰囲気。
お手入れご苦労様。
ずいぶんうっそうとしてきて暗くなった。
前方から光が差し込んでいる。
南門、第一鳥居の横に抜けて明治神宮散策は終了。
そのまま帰るのはもったいないので、表参道を下っていく。
下界に戻った気分。
日本初の億ションといわれるコープオリンピア。竣工は1965年(昭和40年)。オリンピアのネーミングは1964年の東京オリンピックにちなんで。
その隣にあるレンガ色の建物がマンション31。1974年(昭和49年)に竣工。名前はマンションでも、今はほとんどが賃貸オフィスになっている。
この2つの共通点は、どちらもかつてジャニーズの合宿所(寮)があったこと。ただいま話題沸騰中のジャニー喜多川氏が若き頃は夜な夜なここで(^^ゞ
明治通りと表参道が交わる神宮前交差点。
北西側にある東急プラザ表参道原宿。もはや伝説の原宿セントラルアパート(1958〜1990年頃)からティーズ原宿(1999〜2010年)という商業施設を経て2012年に開業。
その向かいにあるビルは原宿セントラルアパートと同世代のはず。学生時代にこのビル2階のお店に何かを買いに来た。ここを通る度にその記憶がよみがえるのに、それが何の店だったか未だに思い出せない(/o\)
ラフォーレ原宿には30年以上は行っていないなあ。
表参道を少し下って歩道橋へ。
それはこの表参道の新緑を眺めるため。
まるで都市開発のイメージスケッチのような美しい光景である。
左側は表参道ヒルズ。
その開発のためにこの同潤会アパートが取り壊されたのは残念。
そのせいでこの街の個性がずいぶんと失われた。
これは保存ではなく1棟だけモニュメント的にに再現されたもの。
オリジナルよりもヨーロッパ調に仕上げられている。
明治神宮で都心から森へのワープ感覚を味わい、新緑を満喫して、また森林浴もたっぷりと。突然思いついたにしては充実したゴールデンウィークの1日。人混みは嫌いだけれど、表参道ならその喧噪も何となく受け入れられるから不思議。
おしまい