2023年06月02日

目黒天空庭園

先日の横浜山手バラ園巡りの最初に訪れたアメリカ山公園は、建築物の屋上や人工地盤上に整備される立体都市公園(詳しくはその時のブログで)。今まであまり馴染みがなかったので、他の立体都市公園へも行ってみようかと。

目黒区大橋(渋谷の近く)の目黒天空庭園と、渋谷の宮下公園が立体都市公園だとは知っていたものの、それ以外にどこがあるかと調べてみるとーーーどうにも情報が見当たらない。他にはないのだろうか?


目黒天空庭園は首都高の大橋ジャンクションの道路というか立体交差というか、
とにかくその構造物の屋上に造られた公園。

10首都高マップ

首都高はグリーンに塗った都心環状線と、ブルーに塗った中央環状線を中心として、放射状に支線が伸びている。ピンクに塗ったのが3号渋谷線で東名高速とつながる路線。この3号渋谷線と中央環状線を接続するのが大橋ジャンクション。ちなみに

  ジャンクションは高速道路同士を接続する
  インターチェンジは高速道路と一般道路を接続する

道路の分岐・合流の機能では同じようなものであるが、インターチェンジにあってジャンクションにないのは料金所。

3号渋谷線が東名高速まで延びたのは1971年(昭和46年)だから52年前。それに対して中央環状線は東京の北側から整備され、新宿から大橋までが開通したのは2010年で割と最近。大橋からさらに南へ大井まで伸びて湾岸線と接続したのが2015年。中央環状線の最初の区間の開通は1982年(昭和57年)だから、全線開通までに33年間も要している。


高速道路なのでジャンクションやインターチェンジは、
緩やかなカーブを描きながら接続するのがセオリー。
11緩やかなカーブ


しかし渋谷から1.5kmほどの場所にそんな広い土地があるはずもなく。また3号渋谷線は高架道路で、中央環状線は地下トンネルとかなりの高低差もある。というわけで大橋ジャンクションは、それほど緩やかでもないカーブをグルグルと2周して上るあるいは下るスパイラル(らせん)構造になっている。
12内部


そのスパイラル道路の一番上を天井で閉じて、
そこを公園としたのが目黒天空庭園。
13航空写真

大橋ジャンクションは、スパイラル道路の幅でできた円柱構造。中心部分は空洞になっている。どうせならすべてを天井で覆えばもっと広い公園にできたと思うけれど、それは無理な相談だったのかな。

ジャンクションの運用開始は、先ほど書いた中央環状線が新宿から大橋まで延びた2010年。高さは35mで、内部のスパイラル道路は1周400m。敷地面積は再開発事業で建設された2棟のタワーマンションも含めて2.5ヘクタール。

その屋上に造られた目黒天空庭園が公開されたのは2013年。スパイラル道路の上にあるから長さは同じく400m。公園としての面積は0.7ヘクタールとされているので、逆算すると幅は17.5mになる。スパイラル道路は勾配があるので、公園敷地も同様に勾配がついている。水平にもできたはずだが。



ーーー続く

wassho at 22:24│Comments(0) イベント、旅行 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔