2023年11月12日
プレーパークという公園
先日に訪れた渋谷はるのおがわプレーパークは、その名前が示すようにプレーパークに分類される公園。東京では割と見かける形態。ただし運営団体としては最大と思われるNPO法人:日本冒険遊び場づくり協会のホームページによると、全国に351箇所あるプレーパーク所在地のうち首都圏だけで170箇所を占めている。だからそれ以外での地域ではまだあまり馴染みがないのかも知れない。首都圏以外ではなぜか兵庫県が突出して多い。
それで具体的に普通の公園あるいは児童公園と何が違うのか。
ウィキペディアには
従来の公園、既成のブランコ、シーソー、鉄棒などがあるようなお仕着せの
遊び場と違い、一見無秩序のように見えて、子供たちが想像力で工夫して、
遊びを作り出すことの出来る遊び場
と書かれている。ブランコ、シーソー、鉄棒などは楽しいので、それを「お仕着せ」と表現するのはどうかと思うゾ。人が見ていなければ私もやりたい(^^ゞ それはさておき、いわゆる公園遊具がないのがプレーパーク第1の特徴。
また上記のNPO法人ではプレーパークを冒険遊び場とも呼んでいる。
その解説には
冒険遊び場は、子どもが「遊び」をつくる遊び場です。
そこでは火を使ったり、地面に穴を掘ったり、木に登ったり、
何かものをつくったり・・・。
落ち葉やどろんこや自然の素材を使って、
遊び場にあるスコップや金づちや大鍋を使って、
自分の「やってみたいと思うこと」を実現していく遊び場です。
さまざまな遊びが展開されていくので、変化しつづける遊び場ともいえます。
禁止するのではなく、いっしょに考えてやってみる。
のびのびと思いきり遊べるこの場所は、
子どもが生きる力を育むことを支えています。
ーーーとある。
言葉だけでは分からないので上記NPO法人のパンフをにある写真を引用すると
間違いなく楽しそうな雰囲気。遊びの範疇に入るものであれば自由に使える空間を提供しているのが第2の特徴。逆にプレーパークにはこういう遊びをしなければいけないとの決まりはないので「プレーパークで何をしている」かを言葉で定義するのは難しい。下記のリンクは「プレーパーク」を画像検索したもの。子供たちが様々に遊んでいる様子を見てちょうだい。
プレーパーク画像検索はココをクリック
プレーパークは従来の児童公園ではできなかった遊びを楽しめる反面、それに伴う怪我などのリスクも高くなる。その対策としてプレーパークには公園の管理人であり、遊びのプロデューサー的存在のプレーリーダーやプレーワーカーと呼ばれる人が常駐している。これが第3の特徴。
プレーリーダーには有給とボランティアがいるようだが、常識的に考えてその人材確保は簡単じゃない。だからプレーパークは常時開園ではない。日本冒険遊び場づくり協会のホームページでプレーパークを開催頻度別に検索してみると全351箇所中で
週に4回以上:39箇所
週に1〜3回:77箇所
月に1〜3回:151箇所
不定期: 72箇所
となる。なぜか合計が339箇所にしかならないが、とにかくいつでも遊べるプレーパークはとても少ないのが現状。また開園時間が午前10時から午後5時までのところが多い。さらに週に4回以上開園しているプレーパークは夏休みや冬休みもある。夏休みに閉まってる公園ってーーー(/o\)
こちらは以前にたまたま休園の日に通りかかった世田谷のプレーパーク。
普通の児童公園と較べてかなり手間のかかるプレーパークは
自治体が場所と資金の提供または助成
NPOなどの団体が運営
の形を取っているものが多いようだ。近隣住民が運営に参加している場合もあるだろう。これが第4の特徴。
なおプレーパークに入場料などはかからないし、会員制でもなく誰でも利用できるのが原則。また先日の渋谷はるのおがわプレーパークは単独したプレーパーク。大きな公園では敷地の一画に「プレーパークエリア」を設けて運用しているところもある。
さてプレーパークで遊ぶ適齢期の子供を持っているわけでもないから、私にとってプレーパークはほとんど縁のない存在。そして今回プレーパークについて少し調べてみた感想を述べると
とても素晴らしい取り組み
vs
そこまで子供の遊びの面倒見なきゃいけないのか
と相反する気持ちになるのが正直なところ。
もちろん後者を声高に叫ぶ勇気はないとしても。
ただプレーパーク設置のような運動を進める人は、そういう環境下で子供を遊ばせるのが、いわゆるノビノビ育つ、スクスク育つのに貢献すると考えているように思える。そしてそれが健全な大人への成長につながると。
しかし私の世代はプレーパークに近い環境が身近にあったけれど、それが後生に影響を与えたか、ましてそれで立派な大人になったかというと絶対にそんなことはない(^^ゞ しょせん遊びなんだからあまり教育的効果は期待しない方がいい。ゲームばかりしているよりは身体的成長を促すくらいじゃないかな。
あるいはプレーパークで遊ぶ子供の親世代は、自分が子供の頃にそういう環境がなかったから憧れや渇望感があるのだろうか。それは昨今のアウトドアブームーーーというより、広場があればすぐテントを張りたがる連中を見ても同じように感じる。
それはさておき、
文明が発展するほど生活が体力的に楽になる。でもそれでは運動不足なるからスポーツをしたり体を鍛えなくちゃならない。それが本末転倒かどうかは別として、同じようなことが子供の遊び場にも現れていると役にも立たない考察。
とりあえずプレーパークで遊べる対象年齢外なのが残念(^^ゞ
それで具体的に普通の公園あるいは児童公園と何が違うのか。
ウィキペディアには
従来の公園、既成のブランコ、シーソー、鉄棒などがあるようなお仕着せの
遊び場と違い、一見無秩序のように見えて、子供たちが想像力で工夫して、
遊びを作り出すことの出来る遊び場
と書かれている。ブランコ、シーソー、鉄棒などは楽しいので、それを「お仕着せ」と表現するのはどうかと思うゾ。人が見ていなければ私もやりたい(^^ゞ それはさておき、いわゆる公園遊具がないのがプレーパーク第1の特徴。
また上記のNPO法人ではプレーパークを冒険遊び場とも呼んでいる。
その解説には
冒険遊び場は、子どもが「遊び」をつくる遊び場です。
そこでは火を使ったり、地面に穴を掘ったり、木に登ったり、
何かものをつくったり・・・。
落ち葉やどろんこや自然の素材を使って、
遊び場にあるスコップや金づちや大鍋を使って、
自分の「やってみたいと思うこと」を実現していく遊び場です。
さまざまな遊びが展開されていくので、変化しつづける遊び場ともいえます。
禁止するのではなく、いっしょに考えてやってみる。
のびのびと思いきり遊べるこの場所は、
子どもが生きる力を育むことを支えています。
ーーーとある。
言葉だけでは分からないので上記NPO法人のパンフをにある写真を引用すると
間違いなく楽しそうな雰囲気。遊びの範疇に入るものであれば自由に使える空間を提供しているのが第2の特徴。逆にプレーパークにはこういう遊びをしなければいけないとの決まりはないので「プレーパークで何をしている」かを言葉で定義するのは難しい。下記のリンクは「プレーパーク」を画像検索したもの。子供たちが様々に遊んでいる様子を見てちょうだい。
プレーパーク画像検索はココをクリック
プレーパークは従来の児童公園ではできなかった遊びを楽しめる反面、それに伴う怪我などのリスクも高くなる。その対策としてプレーパークには公園の管理人であり、遊びのプロデューサー的存在のプレーリーダーやプレーワーカーと呼ばれる人が常駐している。これが第3の特徴。
プレーリーダーには有給とボランティアがいるようだが、常識的に考えてその人材確保は簡単じゃない。だからプレーパークは常時開園ではない。日本冒険遊び場づくり協会のホームページでプレーパークを開催頻度別に検索してみると全351箇所中で
週に4回以上:39箇所
週に1〜3回:77箇所
月に1〜3回:151箇所
不定期: 72箇所
となる。なぜか合計が339箇所にしかならないが、とにかくいつでも遊べるプレーパークはとても少ないのが現状。また開園時間が午前10時から午後5時までのところが多い。さらに週に4回以上開園しているプレーパークは夏休みや冬休みもある。夏休みに閉まってる公園ってーーー(/o\)
こちらは以前にたまたま休園の日に通りかかった世田谷のプレーパーク。
普通の児童公園と較べてかなり手間のかかるプレーパークは
自治体が場所と資金の提供または助成
NPOなどの団体が運営
の形を取っているものが多いようだ。近隣住民が運営に参加している場合もあるだろう。これが第4の特徴。
なおプレーパークに入場料などはかからないし、会員制でもなく誰でも利用できるのが原則。また先日の渋谷はるのおがわプレーパークは単独したプレーパーク。大きな公園では敷地の一画に「プレーパークエリア」を設けて運用しているところもある。
さてプレーパークで遊ぶ適齢期の子供を持っているわけでもないから、私にとってプレーパークはほとんど縁のない存在。そして今回プレーパークについて少し調べてみた感想を述べると
とても素晴らしい取り組み
vs
そこまで子供の遊びの面倒見なきゃいけないのか
と相反する気持ちになるのが正直なところ。
もちろん後者を声高に叫ぶ勇気はないとしても。
ただプレーパーク設置のような運動を進める人は、そういう環境下で子供を遊ばせるのが、いわゆるノビノビ育つ、スクスク育つのに貢献すると考えているように思える。そしてそれが健全な大人への成長につながると。
しかし私の世代はプレーパークに近い環境が身近にあったけれど、それが後生に影響を与えたか、ましてそれで立派な大人になったかというと絶対にそんなことはない(^^ゞ しょせん遊びなんだからあまり教育的効果は期待しない方がいい。ゲームばかりしているよりは身体的成長を促すくらいじゃないかな。
あるいはプレーパークで遊ぶ子供の親世代は、自分が子供の頃にそういう環境がなかったから憧れや渇望感があるのだろうか。それは昨今のアウトドアブームーーーというより、広場があればすぐテントを張りたがる連中を見ても同じように感じる。
それはさておき、
文明が発展するほど生活が体力的に楽になる。でもそれでは運動不足なるからスポーツをしたり体を鍛えなくちゃならない。それが本末転倒かどうかは別として、同じようなことが子供の遊び場にも現れていると役にも立たない考察。
とりあえずプレーパークで遊べる対象年齢外なのが残念(^^ゞ
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