2023年12月04日
寛永寺はちょっと予想と違ったーーー
前回に引き続き上野のイエローオータム紹介後編。
国立西洋美術館での展覧会を見終えて公園中央の広場へ。
奥に見えているのは東京国立博物館。
少し進んで噴水池。
この周りにもイエローオータムがたくさん。
太陽の光をたっぷり受けて、
とてもきれいだった水面。
予定ではこのあたりで回れ右をして帰るつもりだった。
でも突然、なぜか寛永寺を見に行こうと思い立つ。
寛永寺とは
徳川家の菩提寺として権勢を誇り、
上野公園はもともと寛永寺の境内で、
さらに上野周辺を併せると上野公園の2倍の面積を有していた。
しかし幕末に彰義隊の戦(上野戦争)の戦場となり、
ほとんどの伽藍(がらん:寺の建物)を消失。
徳川方の寺院だったので明治政府に睨まれる。
たぶんそれが理由で寺領を没収され上野公園や上野駅となる。
といったあたりが何となく知っていた知識。それほど有名な観光名所ではないものの、歴史が感じられそうで一度は訪れてみたいと考えていたのを思い出したしだい。
現在の寛永寺は上野公園の北側に残っている。
江戸時代の最盛期に寛永寺は30万5000坪=116ヘクタールあったとされる。ただし現在の面積を記した資料は見つけられなかったので、Googleマップで計測するとおよそ7.5ヘクタール。参考までに上野公園の面積は53.8ヘクタール、面積の単位として用いられる東京ドームは4.7ヘクタール。
明治政府により敷地を6.5%ほどに減らされたとはいえ、それでも増上寺が5.3ヘクタールだから7.5ヘクタールは相当に広い。ただしーーー(続きは次回で)
さて噴水池の先にあるのが東京国立博物館。
横尾忠則展に大和絵とまったく方向性の違う展覧会を開催中。
博物館に突き当たって左に進むと、左手側に見えてくるのが黒門。どこかの大名屋敷の正門が移築されたもので、東大の赤門(加賀前田家)と並ぶ価値があるらしい。
こんな道を歩いて行く。
イエローオータムの後ろに佇んでいるのは、日本近代洋画の父ともいわれる黒田清輝の作品を収蔵する黒田記念館。現在は東京国立博物館の所属。
黒田記念館から先は東京芸術大学のエリアになる。道路を挟んで左側が美術学部、右側が音楽学部とキャンパスが分かれている。1949年(昭和24年)に東京美術学校と東京音楽学校が統合されてできたのが東京芸術大学。
写真は東京美術学校時代の玄関と呼ばれるもの。学校に玄関とは不思議な感じもするが、和風の建物だったからそう呼んだのだろうか。
外国人観光客に人気のマリオカートがこんなところでも走っていた。一時はコロナで外国人観光客が来なくなり消滅状態だったが、また復活しているようだ。
彼らにしてみればマリオが生まれた日本で、マリオカートがあれば乗ってみたいと思うのは当然のこと。私が外国人なら同じように思う。そしてコスプレまでして喜んで走っているのに、クルマに乗っているあるいは道路を歩いている日本人からジャマモノ扱いの目で見られてアレッ?と思っているんじゃないかな。マリオカートが通るとオ・モ・テ・ナ・シの心で手でも振ってあげたい気持ちと、ウザっという気持ちでいつも心が揺れる(^^ゞ
道路の右手、つまり音楽学部にある東京芸大の正門。
チラリと見える校舎もクラシックでいい感じ。
レッドオータム&イエローオータムの組み合わせが美しい。
さすがは芸大!ーーー関係ないけど(^^ゞ
美術学部と音楽学部を隔てる道路を進むとこの交差点出でる。
何となく風情のある雰囲気。
そこを右折。
右手側は東京芸大音楽学部。
さらに進む。
ところでこの塀(へい)は低すぎて役目を果たしていないと思うのだけれど。
クルマの屋根の高さ程度しかなかった。
そしてその突き当たりにあるのが寛永寺。
ーーー続く
国立西洋美術館での展覧会を見終えて公園中央の広場へ。
奥に見えているのは東京国立博物館。
少し進んで噴水池。
この周りにもイエローオータムがたくさん。
太陽の光をたっぷり受けて、
とてもきれいだった水面。
予定ではこのあたりで回れ右をして帰るつもりだった。
でも突然、なぜか寛永寺を見に行こうと思い立つ。
寛永寺とは
徳川家の菩提寺として権勢を誇り、
上野公園はもともと寛永寺の境内で、
さらに上野周辺を併せると上野公園の2倍の面積を有していた。
しかし幕末に彰義隊の戦(上野戦争)の戦場となり、
ほとんどの伽藍(がらん:寺の建物)を消失。
徳川方の寺院だったので明治政府に睨まれる。
たぶんそれが理由で寺領を没収され上野公園や上野駅となる。
といったあたりが何となく知っていた知識。それほど有名な観光名所ではないものの、歴史が感じられそうで一度は訪れてみたいと考えていたのを思い出したしだい。
現在の寛永寺は上野公園の北側に残っている。
江戸時代の最盛期に寛永寺は30万5000坪=116ヘクタールあったとされる。ただし現在の面積を記した資料は見つけられなかったので、Googleマップで計測するとおよそ7.5ヘクタール。参考までに上野公園の面積は53.8ヘクタール、面積の単位として用いられる東京ドームは4.7ヘクタール。
明治政府により敷地を6.5%ほどに減らされたとはいえ、それでも増上寺が5.3ヘクタールだから7.5ヘクタールは相当に広い。ただしーーー(続きは次回で)
さて噴水池の先にあるのが東京国立博物館。
横尾忠則展に大和絵とまったく方向性の違う展覧会を開催中。
博物館に突き当たって左に進むと、左手側に見えてくるのが黒門。どこかの大名屋敷の正門が移築されたもので、東大の赤門(加賀前田家)と並ぶ価値があるらしい。
こんな道を歩いて行く。
イエローオータムの後ろに佇んでいるのは、日本近代洋画の父ともいわれる黒田清輝の作品を収蔵する黒田記念館。現在は東京国立博物館の所属。
黒田記念館から先は東京芸術大学のエリアになる。道路を挟んで左側が美術学部、右側が音楽学部とキャンパスが分かれている。1949年(昭和24年)に東京美術学校と東京音楽学校が統合されてできたのが東京芸術大学。
写真は東京美術学校時代の玄関と呼ばれるもの。学校に玄関とは不思議な感じもするが、和風の建物だったからそう呼んだのだろうか。
外国人観光客に人気のマリオカートがこんなところでも走っていた。一時はコロナで外国人観光客が来なくなり消滅状態だったが、また復活しているようだ。
彼らにしてみればマリオが生まれた日本で、マリオカートがあれば乗ってみたいと思うのは当然のこと。私が外国人なら同じように思う。そしてコスプレまでして喜んで走っているのに、クルマに乗っているあるいは道路を歩いている日本人からジャマモノ扱いの目で見られてアレッ?と思っているんじゃないかな。マリオカートが通るとオ・モ・テ・ナ・シの心で手でも振ってあげたい気持ちと、ウザっという気持ちでいつも心が揺れる(^^ゞ
道路の右手、つまり音楽学部にある東京芸大の正門。
チラリと見える校舎もクラシックでいい感じ。
レッドオータム&イエローオータムの組み合わせが美しい。
さすがは芸大!ーーー関係ないけど(^^ゞ
美術学部と音楽学部を隔てる道路を進むとこの交差点出でる。
何となく風情のある雰囲気。
そこを右折。
右手側は東京芸大音楽学部。
さらに進む。
ところでこの塀(へい)は低すぎて役目を果たしていないと思うのだけれど。
クルマの屋根の高さ程度しかなかった。
そしてその突き当たりにあるのが寛永寺。
ーーー続く