2024年01月22日
早渕公園のロウバイ その2
竹林の中に見つけた早渕公園のロウバイ。
それを一目見ただけでどうして「これはあかんやつや(/o\) 」と思ったのか。
まず第一は地形的にも窪地だし、
さらに周りを高い竹や木で取り囲まれているから。
ロウバイは黄色の小さな花である。つまり色味としては土と同じで、普通に眺めても地面と同化してあまり美しくない。だから背景に青空が必要なのである。これは以前に撮った写真を組み合わせた参考例。青空がないと単に写真映えしないだけでなく肉眼で眺めても楽しさは半減する。
そして早渕公園のロウバイエリアはこんな状況。
公園は3.6ヘクタールの広さがあるのに、そして前回のブログで紹介したように日当たりのいい場所もたくさんあるのに、どうしてこんな場所にロウバイを植えたのか。この公園関係者の造園センスを疑うーーーというか最低(怒)
第二はロウバイの葉がまだ落ちていなかったから。
ロウバイは開花した時点では葉が残っている。それがいつ落ちるのかよく知らないのだが、黄色くなった葉が残っていると、花と同じ色なので花がよく見えない残念な状態になる。これ ↑ にも花がたくさん咲いているのに、写真を拡大しないと葉しか見えない。
この段階では既に葉としての植物的な機能は失っており、枝から生えているというより枝にくっついているだけ。指で触っただけで枝からハラリと離れて落ちていく。今までこんなにたくさんのロウバイの葉を見たことはないから、ロウバイの名所では花が咲いたら木を揺すったりして葉を落とす手入れをしているのかも知れない。
花数は多いのに、
こういうアングルからだとテンションが上がらない。
また青空がないだけでなく光量も不足している。
グリーンを背景にと考えるも逆に葉が目立ってしまう。
この背景が青空だったらなあとブツブツーーー
徐々に近寄って。
竹林の窪地からグラウンド側に上がる。
この青空がロウバイにも欲しかったゼ。
早渕公園のロウバイは20〜30本といったところ。ロウバイがあると紹介されている公園などでも数本程度のところも多いからこれはかなりの本数。木のサイズも十分に大きい。ただし品種はソシンロウバイのみ。ロウバイには他にロウバイ(和ロウバイ)、満月ロウバイ、福寿ロウバイなどの品種がある。
また香りは本数を考えると少し弱かった。かすかに甘い香りがあたりに漂っていたものの、近寄ってクンクンしないと満足できないレベル。これも日当たりの悪いのが影響しているのだろうか?
そんなわけで晴天だったのに青空が望めず、
なんとも残念な気持ちで帰ってきた。
気を取り直して、またどこか違うところにロウバイを見に出かけましょう。
おしまい
wassho at 19:34│Comments(0)│
│お花畑探訪