2024年02月21日
羽根木公園までウメ散歩 その2
晴れてはいるが空に雲多し。
青空はキレイでも太陽が雲に隠れている時間が長かった。
気象分類では空全体の雲の量が
1割以下:快晴
2割から8割:晴れ
9割以上:曇り
となる。天気予報もこの日は晴れマーク。
しかし感覚的には5割以上だったら「やや曇り」かな。
だから写真的には明るさが足りないものの、
これはこれで優しい雰囲気で素敵だと思うようにしよう。
ところでウメの花色は大別すれば白梅と紅梅に分けられる。しかし真っ赤なウメもあるもののほとんどはピンク系である。 紅(くれない べに)色とは濃い赤、鮮やかな赤、紫がかった赤ーーーなど定義は辞書によって様々。私は「赤より濃くて、その分だけ鮮やかさは控えめ」との感覚を持っている。
画面に色を表示する場合は光の三原色であるRGB数値を使う(説明は長くなるので省略)。パソコンやスマホでどれだけ正確に再現できるかはわからないけれど、参考までに赤と紅の色を設定してみた。色情報の提供先によってRGB数値が異なるので、とりあえず2つ。
いずれにせよ梅の花の色は紅色ではなく明らかにピンク系である。ピンクは日本語にすれば桃色。だから色の付いたウメは紅梅ではなく桃梅と呼ぶのが妥当。しかしそれだとモモとウメが混ざって、言葉としてややこしいから紅の単語を使ったのかなどと、いつもながらのどうでもいい話(^^ゞ
太陽はこのように雲に隠れている。
それでも、たまに雲の切れ目から顔を出す。
そうすると色彩が輝き始める。
アップで撮るにはやはり光量が必要。
肉眼で見ても断然キレイ。
メジロも見つけられた。
前回に代田富士見橋について書いたが、この羽根木公園でも富士山が眺められる。
もちろんこの日は雲だらけ(/o\)
太陽がずっと隠れだしたので梅林をブラブラしながら、
売店の出ている広場へ戻る。
行列ができているのは、
無料のゲームコーナー。
大型のスマートボールのようなものを子供がやっていた。(これは別イベントでの画像)画像はhttps://www.kouseihogo-net.jp/hogo/hogoshi/hogoshi_support/view/1593から引用
ところでこの「社会を明るくする運動」って何だ?
ざっと調べたところ、それは国民が
犯罪や非行の防止と、
犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め,
それぞれの立場において力を合わせて、
犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動
ーーーとあった。
1951年から始まり今年で74年目で法務省が主唱している。主唱とは聞き慣れない言葉だが、もちろん唱えるだけでなく所管業務として予算が付いている。法務省の令和2年度行政事業レビューシートによれば予算規模は7億800万円のようだ(注:検索でヒットしたのがこれだけだったので、この理解であっているのかどうかは自信がない)。またそれとは別に、現場の活動費として住民から自治会費として徴収したり、それを地方自治体が助成したり、あるいは直接的に予算措置を執っている。
その趣旨には賛同するとして、この運動を74年間も続けてどれだけの成果があったのだろうね。小中学生を対象とした作文コンテストが有名らしいけれど。
私が子供の頃は交通事故で死亡する人が毎年1万5000人前後いて、それが日清戦争での戦死者数(2年間で1万7282人)より多いことから「交通戦争」なんて呼ばれた時代。そのせいか学校では交通標語をよく作らされた。あれも「社会を明るくする運動」の交通版のような運動の一環だったのかも知れない。
また道路のあちこちに交通標語のノボリが立ち、歩道橋には標語の横断幕が張られていた。「あんな文字を読みながら運転したら事故するよな」とよく冗談を言っていたものである。 とにかく街には交通標語があふれていた。「欲しがりません勝つまでは」「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」などは第二次大戦中の国策標語。どうやら戦争になると世の中には標語が増えるようだ。
さて交通事故の死亡者数が最も多かったのは1970年(昭和45年)の1万6765人。2023年は2678人で約16%に減少している。
これは交通事故の発生件数と死亡者数を重ねたグラフで、興味深い現象が起きている。画像はhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a5aa92c85ca11312736a61f8c44931d59aa347c5から引用
1990年頃まで発生件数と死亡者数は相関している。しかしそれ以降2005年あたりまでは発生件数は増えているのに死亡者数は減っている。また2000年前後の事故発生件数は死亡者数のピーク時より多く、にもかかわらず死亡者数はピーク時の半分ほどである。
これらから考えられる交通事故死亡者数が大幅に減少した大きな要因は2つ。それはクルマの安全性能向上と救命医療技術の進歩だろう。少なくとも交通標語で人々が心を入れ替えたからでは決してない。
まあそういうことなのである。「犯罪や非行」の「理解を深め」たからといって、それが減るものでもない。交通事故と犯罪・非行を同じフレームでは捉えられないとしても、行政や政治の頭のいいリーダーの人たちには、社会を明るくするためのもう少しまともな対策を考えて欲しいもの。現状はおそらく運動すること自体に意義がある状態で、運動の継続=予算付けが目的となっているように思える。
さて
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
これは白牡丹というモフモフした印象のウメで可愛かった。
シロではなくハクと読む。
混ざり合った色を楽しみましょう。
育成中の苗木。
もっと日が射さないかとの期待とは裏腹に、
こんな状況になってきたので撤収とした。
写真ではまるで夕方に見えても、まだ午後3時前。
おしまい
青空はキレイでも太陽が雲に隠れている時間が長かった。
気象分類では空全体の雲の量が
1割以下:快晴
2割から8割:晴れ
9割以上:曇り
となる。天気予報もこの日は晴れマーク。
しかし感覚的には5割以上だったら「やや曇り」かな。
だから写真的には明るさが足りないものの、
これはこれで優しい雰囲気で素敵だと思うようにしよう。
ところでウメの花色は大別すれば白梅と紅梅に分けられる。しかし真っ赤なウメもあるもののほとんどはピンク系である。 紅(くれない べに)色とは濃い赤、鮮やかな赤、紫がかった赤ーーーなど定義は辞書によって様々。私は「赤より濃くて、その分だけ鮮やかさは控えめ」との感覚を持っている。
画面に色を表示する場合は光の三原色であるRGB数値を使う(説明は長くなるので省略)。パソコンやスマホでどれだけ正確に再現できるかはわからないけれど、参考までに赤と紅の色を設定してみた。色情報の提供先によってRGB数値が異なるので、とりあえず2つ。
いずれにせよ梅の花の色は紅色ではなく明らかにピンク系である。ピンクは日本語にすれば桃色。だから色の付いたウメは紅梅ではなく桃梅と呼ぶのが妥当。しかしそれだとモモとウメが混ざって、言葉としてややこしいから紅の単語を使ったのかなどと、いつもながらのどうでもいい話(^^ゞ
太陽はこのように雲に隠れている。
それでも、たまに雲の切れ目から顔を出す。
そうすると色彩が輝き始める。
アップで撮るにはやはり光量が必要。
肉眼で見ても断然キレイ。
メジロも見つけられた。
前回に代田富士見橋について書いたが、この羽根木公園でも富士山が眺められる。
もちろんこの日は雲だらけ(/o\)
太陽がずっと隠れだしたので梅林をブラブラしながら、
売店の出ている広場へ戻る。
行列ができているのは、
無料のゲームコーナー。
大型のスマートボールのようなものを子供がやっていた。(これは別イベントでの画像)画像はhttps://www.kouseihogo-net.jp/hogo/hogoshi/hogoshi_support/view/1593から引用
ところでこの「社会を明るくする運動」って何だ?
ざっと調べたところ、それは国民が
犯罪や非行の防止と、
犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め,
それぞれの立場において力を合わせて、
犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動
ーーーとあった。
1951年から始まり今年で74年目で法務省が主唱している。主唱とは聞き慣れない言葉だが、もちろん唱えるだけでなく所管業務として予算が付いている。法務省の令和2年度行政事業レビューシートによれば予算規模は7億800万円のようだ(注:検索でヒットしたのがこれだけだったので、この理解であっているのかどうかは自信がない)。またそれとは別に、現場の活動費として住民から自治会費として徴収したり、それを地方自治体が助成したり、あるいは直接的に予算措置を執っている。
その趣旨には賛同するとして、この運動を74年間も続けてどれだけの成果があったのだろうね。小中学生を対象とした作文コンテストが有名らしいけれど。
私が子供の頃は交通事故で死亡する人が毎年1万5000人前後いて、それが日清戦争での戦死者数(2年間で1万7282人)より多いことから「交通戦争」なんて呼ばれた時代。そのせいか学校では交通標語をよく作らされた。あれも「社会を明るくする運動」の交通版のような運動の一環だったのかも知れない。
また道路のあちこちに交通標語のノボリが立ち、歩道橋には標語の横断幕が張られていた。「あんな文字を読みながら運転したら事故するよな」とよく冗談を言っていたものである。 とにかく街には交通標語があふれていた。「欲しがりません勝つまでは」「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」などは第二次大戦中の国策標語。どうやら戦争になると世の中には標語が増えるようだ。
さて交通事故の死亡者数が最も多かったのは1970年(昭和45年)の1万6765人。2023年は2678人で約16%に減少している。
これは交通事故の発生件数と死亡者数を重ねたグラフで、興味深い現象が起きている。画像はhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a5aa92c85ca11312736a61f8c44931d59aa347c5から引用
1990年頃まで発生件数と死亡者数は相関している。しかしそれ以降2005年あたりまでは発生件数は増えているのに死亡者数は減っている。また2000年前後の事故発生件数は死亡者数のピーク時より多く、にもかかわらず死亡者数はピーク時の半分ほどである。
これらから考えられる交通事故死亡者数が大幅に減少した大きな要因は2つ。それはクルマの安全性能向上と救命医療技術の進歩だろう。少なくとも交通標語で人々が心を入れ替えたからでは決してない。
まあそういうことなのである。「犯罪や非行」の「理解を深め」たからといって、それが減るものでもない。交通事故と犯罪・非行を同じフレームでは捉えられないとしても、行政や政治の頭のいいリーダーの人たちには、社会を明るくするためのもう少しまともな対策を考えて欲しいもの。現状はおそらく運動すること自体に意義がある状態で、運動の継続=予算付けが目的となっているように思える。
さて
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
これは白牡丹というモフモフした印象のウメで可愛かった。
シロではなくハクと読む。
混ざり合った色を楽しみましょう。
育成中の苗木。
もっと日が射さないかとの期待とは裏腹に、
こんな状況になってきたので撤収とした。
写真ではまるで夕方に見えても、まだ午後3時前。
おしまい
wassho at 22:52│Comments(0)│
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