2024年02月26日
赤塚公園を歩く
天皇誕生日の三連休で唯一晴れた2月24日に、
赤塚公園と赤塚溜池公園にウメを見に行ってきた。
公園があるのはは板橋区(地図がやや白くなっているエリア)。東京で暮らしてずいぶんと長いが、単なる通過ではなく目的を持って板橋区を訪れたのは初めてかも知れない。赤塚公園は地図に示したように2つの地区を線で結んだような形をしている。
こちらは全体が赤塚公園で、青く塗ったのが赤塚溜池公園。赤塚公園は都立、赤塚溜池公園は板橋区立の公園。それぞれ管轄の違う独立した公園とはいえ、地理感覚的には赤塚公園の一角に赤塚溜池公園があるイメージ。全部まとめて赤塚公園で利用者に不都合はないし、その方が運営的にも効率的なはず。そのあたりは何かと行政的なあれやこれやがあって無駄を生んでいるのだろう。
ウメは赤塚溜池公園と隣接する赤塚公園の城址地区の梅林にある。だから26ヘクタールある赤塚公園で用があるのは一番西側の城址地区だけ。でもこのあたりへは滅多に来ることもないので、赤塚公園の中央地区から溜池公園・城址地区まで歩いて向かうとした。
都営三田線の高島平(たかしまだいら)駅で下車。
都営とは都営地下鉄の略。東京の地下鉄は東京都が経営する都営地下鉄と、東京メトロ(正式名は東京地下鉄株式会社)の2つに分かれている。東京メトロは政府と東京都が出資していた帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が民営化して2004年にできた会社。
規模的には
都営地下鉄:4路線:総延長距離109km:利用者数1日あたり200万人
東京メトロ:9路線:総延長距離195km:利用者数1日あたり740万人
東京メトロは民営化したとはいえ、株主は営団地下鉄時代と同じく政府と東京都のみの特殊会社。なのに私鉄と見なされている不思議な存在。旧国鉄であるJR鉄道7社のうちJR東日本・東海・西日本・九州は完全民営化して国の資本は入っていない(残り3つはJR北海道・四国・貨物)。上場しているから誰でも株主になれる。でも私鉄には分類されない。ちょっと不思議な鉄道の世界。
都営三田線は高島平の4つ手前の志村坂上から地上に出て高架線路を走っている。なので改札からまっすぐ外に出ると歩道橋階段の途中。
歩道橋の上から東側の光景。
高島平といえば日本で一番大きな高島平団地。
右側に並んでいるのがそれ。
入居開始は1972年(昭和47年)で、敷地面積36.5ヘクタールにに1万170戸(賃貸8,287戸、分譲1,883戸)の住まいが供給され、東洋一のマンモス団地と唄われた。
話は逸れるが、昭和の中頃過ぎまで「東洋一」のキャッチフレーズがよく使われた。戦後の焼け野原からの復興を果たした自負心の表れだったのかな。もっとも当時はちょっと頑張れば東洋一になれたし、というか日本一になればほぼ自動的に東洋一が確定した時代。現在の日本で東洋一はどれくらいあるのか知りたいもの。
これは入居開始当時のパンフレット。
ほとんど何もないところに巨大団地が出現した様子がうかがえる。
現在の航空写真。
もう空き地はないものの、14階建てが並ぶ団地の存在感は今も大きい。
ただし人口減少や高齢化の波は高島平にも押し寄せ、入居開始当時は3万人を超えていた団地人口は現在半数近くに減少。高齢者比率も40%を超えている(日本全体では28.4%)。もちろんそれは全国各地のマンモス団地やニュータウンに共通の現象ではある。少し郊外に出ると、だんだんと日本がアカン国になっていくのを実感する(/o\)
さて歩道橋の上から西側の光景。
高島団地の前、都営三田線と平行しているのは高島通り。
道路は片側3車線で広いうえに、
歩道とは別に遊歩道まである。
歩道橋をおり遊歩道を西向きに歩いてひとつ目の交差点。
赤塚公園は左折の標識。
高島通り沿いの遊歩道はまだ続いており、こちらにも興味はあったのだが、
当初の予定通りに左折して、赤塚公園の中央広場に向かう。
両サイドに団地が並んでいる。
駅を出てから10分ほどで、
赤塚公園の中央地区に到着。
公園内のメインストリート。
左右にウメの木が少しあったがチラ見した程度。
ここの噴水はジャブジャブ池を兼ねた夏休み限定の設備らしい。
周りからも噴水がプールに注がれるなんて珍しいと思ったけれど、
どうやらこれは照明装置みたい。
噴水の上空に珍しい雲を発見。
噴水を過ぎて競技場グラウンドまで南下したら、
回れ右して、
再び西向きに進む。
高架が見えているのは首都高5号池袋線。
このまま真っ直ぐかと思いきや、
首都高をくぐって左側に出なければならなかった。
赤塚溜池公園までの細長いエリアが続く。
もっと中央へ。
この左側の小高くなった茂みの奥が気になったものの、
この日は探検せず。
二つ目の信号。
ここで信号待ちをしていると何やらいい匂いがしてきた。
周りを見回すと首都高の向こうに焼き肉屋。この距離でこれだけの匂いなら、近所の人は公害に近い匂いの強さのはずだがどうなんだろう。
現在位置。
この地図は上が南を向いている。
いい感じの道が続くとはいえ、
首都高のすぐそばだからうるさい。
どうしても左側が気になる(だから写真を撮っている)。
やはり探検してくればよかったと今更ながら後悔(/o\)
通路沿いにあったあれこれ。
このウッドデッキを越えると、
少しだけ高台になっている広場に出て、
土の地面は終了。
道案内は見当たらなかったけれど、とりあえずこちらに進む。
ここは新大宮バイパス(国道17号)と首都高5号線が合流するところ。合流といっても首都高が上、バイパスが下と同じ土地の立体利用。
これは首都高の高架。
新大宮バイパスの上を仮設か工事中かよくわからない橋で渡って、
階段を降りると、
赤塚溜池公園が見えてきた。
ピンクの色彩にテンションが上がる。
ここまで赤塚公園に入ってから約30分。
ーーー続く
赤塚公園と赤塚溜池公園にウメを見に行ってきた。
公園があるのはは板橋区(地図がやや白くなっているエリア)。東京で暮らしてずいぶんと長いが、単なる通過ではなく目的を持って板橋区を訪れたのは初めてかも知れない。赤塚公園は地図に示したように2つの地区を線で結んだような形をしている。
こちらは全体が赤塚公園で、青く塗ったのが赤塚溜池公園。赤塚公園は都立、赤塚溜池公園は板橋区立の公園。それぞれ管轄の違う独立した公園とはいえ、地理感覚的には赤塚公園の一角に赤塚溜池公園があるイメージ。全部まとめて赤塚公園で利用者に不都合はないし、その方が運営的にも効率的なはず。そのあたりは何かと行政的なあれやこれやがあって無駄を生んでいるのだろう。
ウメは赤塚溜池公園と隣接する赤塚公園の城址地区の梅林にある。だから26ヘクタールある赤塚公園で用があるのは一番西側の城址地区だけ。でもこのあたりへは滅多に来ることもないので、赤塚公園の中央地区から溜池公園・城址地区まで歩いて向かうとした。
都営三田線の高島平(たかしまだいら)駅で下車。
都営とは都営地下鉄の略。東京の地下鉄は東京都が経営する都営地下鉄と、東京メトロ(正式名は東京地下鉄株式会社)の2つに分かれている。東京メトロは政府と東京都が出資していた帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が民営化して2004年にできた会社。
規模的には
都営地下鉄:4路線:総延長距離109km:利用者数1日あたり200万人
東京メトロ:9路線:総延長距離195km:利用者数1日あたり740万人
東京メトロは民営化したとはいえ、株主は営団地下鉄時代と同じく政府と東京都のみの特殊会社。なのに私鉄と見なされている不思議な存在。旧国鉄であるJR鉄道7社のうちJR東日本・東海・西日本・九州は完全民営化して国の資本は入っていない(残り3つはJR北海道・四国・貨物)。上場しているから誰でも株主になれる。でも私鉄には分類されない。ちょっと不思議な鉄道の世界。
都営三田線は高島平の4つ手前の志村坂上から地上に出て高架線路を走っている。なので改札からまっすぐ外に出ると歩道橋階段の途中。
歩道橋の上から東側の光景。
高島平といえば日本で一番大きな高島平団地。
右側に並んでいるのがそれ。
入居開始は1972年(昭和47年)で、敷地面積36.5ヘクタールにに1万170戸(賃貸8,287戸、分譲1,883戸)の住まいが供給され、東洋一のマンモス団地と唄われた。
話は逸れるが、昭和の中頃過ぎまで「東洋一」のキャッチフレーズがよく使われた。戦後の焼け野原からの復興を果たした自負心の表れだったのかな。もっとも当時はちょっと頑張れば東洋一になれたし、というか日本一になればほぼ自動的に東洋一が確定した時代。現在の日本で東洋一はどれくらいあるのか知りたいもの。
これは入居開始当時のパンフレット。
ほとんど何もないところに巨大団地が出現した様子がうかがえる。
現在の航空写真。
もう空き地はないものの、14階建てが並ぶ団地の存在感は今も大きい。
ただし人口減少や高齢化の波は高島平にも押し寄せ、入居開始当時は3万人を超えていた団地人口は現在半数近くに減少。高齢者比率も40%を超えている(日本全体では28.4%)。もちろんそれは全国各地のマンモス団地やニュータウンに共通の現象ではある。少し郊外に出ると、だんだんと日本がアカン国になっていくのを実感する(/o\)
さて歩道橋の上から西側の光景。
高島団地の前、都営三田線と平行しているのは高島通り。
道路は片側3車線で広いうえに、
歩道とは別に遊歩道まである。
歩道橋をおり遊歩道を西向きに歩いてひとつ目の交差点。
赤塚公園は左折の標識。
高島通り沿いの遊歩道はまだ続いており、こちらにも興味はあったのだが、
当初の予定通りに左折して、赤塚公園の中央広場に向かう。
両サイドに団地が並んでいる。
駅を出てから10分ほどで、
赤塚公園の中央地区に到着。
公園内のメインストリート。
左右にウメの木が少しあったがチラ見した程度。
ここの噴水はジャブジャブ池を兼ねた夏休み限定の設備らしい。
周りからも噴水がプールに注がれるなんて珍しいと思ったけれど、
どうやらこれは照明装置みたい。
噴水の上空に珍しい雲を発見。
噴水を過ぎて競技場グラウンドまで南下したら、
回れ右して、
再び西向きに進む。
高架が見えているのは首都高5号池袋線。
このまま真っ直ぐかと思いきや、
首都高をくぐって左側に出なければならなかった。
赤塚溜池公園までの細長いエリアが続く。
もっと中央へ。
この左側の小高くなった茂みの奥が気になったものの、
この日は探検せず。
二つ目の信号。
ここで信号待ちをしていると何やらいい匂いがしてきた。
周りを見回すと首都高の向こうに焼き肉屋。この距離でこれだけの匂いなら、近所の人は公害に近い匂いの強さのはずだがどうなんだろう。
現在位置。
この地図は上が南を向いている。
いい感じの道が続くとはいえ、
首都高のすぐそばだからうるさい。
どうしても左側が気になる(だから写真を撮っている)。
やはり探検してくればよかったと今更ながら後悔(/o\)
通路沿いにあったあれこれ。
このウッドデッキを越えると、
少しだけ高台になっている広場に出て、
土の地面は終了。
道案内は見当たらなかったけれど、とりあえずこちらに進む。
ここは新大宮バイパス(国道17号)と首都高5号線が合流するところ。合流といっても首都高が上、バイパスが下と同じ土地の立体利用。
これは首都高の高架。
新大宮バイパスの上を仮設か工事中かよくわからない橋で渡って、
階段を降りると、
赤塚溜池公園が見えてきた。
ピンクの色彩にテンションが上がる。
ここまで赤塚公園に入ってから約30分。
ーーー続く
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