2024年03月09日

赤塚植物園

2月24日に板橋区の赤塚梅まつりと東京大仏を見た後、初めての板橋区散策の最後に訪れたのは赤塚植物園。この季節の植物園なんてほとんど見所はないものの、東京大仏からは100mも離れていないので。


あっという間に到着。
なお入場料は無料だった。
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本園と万葉・薬用園、農業園の3つのエリアに分かれている。板橋区のホームページによれば本園の広さが約1ヘクタール。全部足してもそれほど広い植物園ではない。
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バラ花壇はもちろん冬のお休み中。
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リキュウバイのプレートとツボミ。
ツボミはまさにフレッシュグリーンで輝いていた。
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どんな花かと調べてみたら、
プレートの説明と違ってウメには似ていない(/o\)
リキュウバイ

植物分類的にウメはバラ科サクラ属、リキュウバイはバラ科ヤナギザクラ属でかなり遠い親戚。とはいえ黄梅はモクセイ科、ロウバイにいたってはクスノキ目だから、それらと較べればウメを名乗る資格はあるかも。

このリキュウバイは千利休からとった名前で茶席でもよく飾られるらしい。ただし中国原産で日本に入ったのは明治末期なので、別に利休が好んだ花じゃない。そのネーミングによってより親しまれるようになったと思われる。いつも書くようにネーミングは物事に多大な影響を与える。


近くに梅林のプレート。
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でも階段に沿ってこれだけ並んでいただけ。
これを梅林とは大げさすぎないか。
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いったん道路に出て向かい側にあるのが万葉・薬用園。
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だから2月に植物園に来ちゃいけないんだって(^^ゞ
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ホームページによると「万葉集に謡われている植物の多くはここで見ることができます」とある。でも花が咲いていないとーーー


ちょっとよかったのはこのスイセン。
よく見るスイセンは中央が濃い黄色だが、これは淡い色で優しげ。
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本園に戻って「針葉樹の森」の階段を降りる。
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左側はメタセコイヤかな?
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木には葉の尖っている針葉樹と葉の形が広い広葉樹があって、針葉樹は常緑樹、広葉樹は落葉樹と覚えている人は多いと思うけれど、針葉樹にも落葉するものはある。メタセコイヤもそのひとつ。そして意外にもイチョウは扇形の葉をしているのに針葉落葉樹。

葉の形以前に裸子植物か被子植物科の違いがあって、針葉樹は裸子植物、広葉樹は被子植物。裸子・被子の違いは種となる胚珠(はいしゅ)が子房に包まれているかどうか(説明は長くなるので割愛)。それでイチョウは裸子植物。ただし一般に針葉樹と広葉樹に二分する場合にイチョウは針葉樹とされるが、「どちらでもない」とする分類方法もある。


キンカンを採ってはいけません。
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実は最近、生まれて初めて生のキンカンを食べた。
その話はいずれまた。


まだ何も芽を出していないけれど、
品種プレートが充実しているのが高評価。
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最後に逆光で、
他の植物の葉色との混じり合いがキレイだったウメでも。
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たいして見るものはなかったとはいえ、それを承知の期待値低めで来たから問題なし。小さい植物園ながらも様々な品種を育てようとする姿勢が感じられたし、園内は高低差があるので見飽きることもなかった。この近所に住んでいる人がちょっとうらやましい。

wassho at 17:50│Comments(0) お花畑探訪 

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