2024年04月19日
西郷山公園で黄色と緑!のサクラ
もう近所のサクラは葉ザクラだし、翌日にちょっと遠出をする予定もあったのに、4月13日は自宅に引きこもっているにはもったいない陽気だった。それでなぜか西郷山公園に変わった名前のサクラがあって、今までそれが咲いている姿を見ていないのを思い出す。もう葉ザクラだろうが少しくらいは花も残っているかと散歩がてらに。
西郷山公園は菅刈(すがかり)公園と共に、中目黒から目黒川を上流に進み、少し渋谷方向に入ったところにある。スターバックスリザーブの大きなお店の近くといえば、わかる人にはわかりやすいかも知れない。
どちらも西郷隆盛の弟の西郷従道(つぐみち)の屋敷跡。屋敷の建物があったあたりが菅刈公園。渋谷に向かっては高台となり、当時は西郷にちなんで西郷山と呼ばれる。そこに造られたのが西郷山公園。面積は菅刈公園が2ヘクタール、西郷山公園は1ヘクタール。
もう葉ザクラなのに、
中目黒駅近くの目黒川はまだそこそこの人出。
10円パンが売っていた。
パンの値段が10円ではなくて、10円硬貨を模しているから10円パン。
オリジナルは韓国の10ウォンパン。
「やはり中目黒の桜の枝は切られていた」でも紹介して、もはや定点観測スポットとなっている宿山橋から目黒川の葉ザクラ状況を。それにしても撮る方向=太陽の向きが違うだけで写真の印象はずいぶんと変わるもの。もうそろそろカメラが自動的に補正してくれないかな。これじゃまるで別の日の写真みたいだ。脳は視覚情報を補正して肉眼ではこんな風には見えていないのだから。
しばらく歩いてまずは菅刈公園へ。
何か咲いていたけれど近づけず。
広場の様子。
しだれ桜が咲いていた。
ツバキとモクレン。
菅刈公園に立ち寄ったのは、
小さいながらも日本庭園があるので、それを眺めるため。
ここを西郷従道が手に入れる前、江戸時代には大名屋敷だった。
しかし扉が閉まっている。
土曜日は休園日なのか?
開園時間が午後4時までだった(/o\)
写真撮影は4時8分。
仕方なく西郷山公園へ。
先にある横断歩道の所を、
左折すれば、
西郷山公園に到着。
サクラの植えられている広場は高台の上にある。
この斜面にある突起は、ノンフレーム工法という地盤補強・崖崩れ防止のために打ち込まれたアンカー(杭:くい)。コンクリートで斜面を塗り固めると景観が損なわれるし、環境破壊にもなるので最近はこのような施工が多いらしい。
まだ咲いているサクラを見上げたり見下ろしたりしながら、
高台の広場に到着。
冒頭に書いた「西郷山公園の変わった名前のサクラ」は、ネームプレートが切れているが「普賢象 ふげんぞう」。名前は忘れていたものの場所は覚えていたのですぐに見つかった。
しかし普賢象は八重桜だったようで、まだ咲いていなかった。
ところで普賢象なんてサクラの名前として変わっている。これは花の中央から伸びる雌しべの先端が曲がっており、普賢菩薩の乗る白象の鼻に見立ててのネーミング。
<参考写真>
八重桜が満開になるのはもう少し先。
既に葉がこんもり生い茂っているのは河津桜。
そして背後の木と色が混じって初めは気がつかなかったものの、
黄色いサクラを発見!
サクラに黄色があるとは知らなかった。ネームプレートはなかったので調べてみると、これはウコンザクラ(鬱金桜)とわかった。ウコンとはターメリックのウコン。カレー粉の材料だったり、二日酔いに効くとかいわれるあのウコン。
ウコンはショウガの仲間でサクラとはまったく関係はなく、これは花びらの色が黄色いからそう名付けられている。しかしウコンのようにオレンジ色ではなく、ごく淡い黄色だからショウガザクラでもよかったんじゃない?
とりあえず生まれて初めて見る黄色いサクラに興奮。
惜しむらくはiPhoneのマクロで撮影したので画像に生気がない。
なおウコンザクラは黄桜とも呼ばれ、日本酒の「黄桜」はこのウコンザクラに由来する。カッパのCMは子供の頃によく見て、何なら🎶カッパッパ〜のCMソングもメロディーだけなら今でも口ずさめるが、そんな話は初耳。

さらにウコンザアクラの近くにあったのが、これまた他の木の葉と色が被ってわかりにくかった御衣黄(ぎょいこう)。名前に「黄」とあってもこちらは緑色。正しくは黄緑だから黄色も混じってはいる。
ただし御衣黄は花びらの先端が割れておらずサクラの形をしていない。だから公園ではサクラではなく、ウコンザクラの黄色とコーディネートする目的で植えられた別の木だと思っていた。あとでサクラと知ってビックリ。(図鑑で見る御衣黄は花びらが割れているのもあった)
開花して時間が経つと緑が抜けて白っぽくなるようだ。
ウコンザクラと御衣黄は黄色緑色系のサクラに分類され、まだ他に数品種あるみたい。そんな色があったなんて、まだまだサクラについて知らないことがあるものだ。
西郷山公園は菅刈(すがかり)公園と共に、中目黒から目黒川を上流に進み、少し渋谷方向に入ったところにある。スターバックスリザーブの大きなお店の近くといえば、わかる人にはわかりやすいかも知れない。
どちらも西郷隆盛の弟の西郷従道(つぐみち)の屋敷跡。屋敷の建物があったあたりが菅刈公園。渋谷に向かっては高台となり、当時は西郷にちなんで西郷山と呼ばれる。そこに造られたのが西郷山公園。面積は菅刈公園が2ヘクタール、西郷山公園は1ヘクタール。
もう葉ザクラなのに、
中目黒駅近くの目黒川はまだそこそこの人出。
10円パンが売っていた。
パンの値段が10円ではなくて、10円硬貨を模しているから10円パン。
オリジナルは韓国の10ウォンパン。
「やはり中目黒の桜の枝は切られていた」でも紹介して、もはや定点観測スポットとなっている宿山橋から目黒川の葉ザクラ状況を。それにしても撮る方向=太陽の向きが違うだけで写真の印象はずいぶんと変わるもの。もうそろそろカメラが自動的に補正してくれないかな。これじゃまるで別の日の写真みたいだ。脳は視覚情報を補正して肉眼ではこんな風には見えていないのだから。
しばらく歩いてまずは菅刈公園へ。
何か咲いていたけれど近づけず。
広場の様子。
しだれ桜が咲いていた。
ツバキとモクレン。
菅刈公園に立ち寄ったのは、
小さいながらも日本庭園があるので、それを眺めるため。
ここを西郷従道が手に入れる前、江戸時代には大名屋敷だった。
しかし扉が閉まっている。
土曜日は休園日なのか?
開園時間が午後4時までだった(/o\)
写真撮影は4時8分。
仕方なく西郷山公園へ。
先にある横断歩道の所を、
左折すれば、
西郷山公園に到着。
サクラの植えられている広場は高台の上にある。
この斜面にある突起は、ノンフレーム工法という地盤補強・崖崩れ防止のために打ち込まれたアンカー(杭:くい)。コンクリートで斜面を塗り固めると景観が損なわれるし、環境破壊にもなるので最近はこのような施工が多いらしい。
まだ咲いているサクラを見上げたり見下ろしたりしながら、
高台の広場に到着。
冒頭に書いた「西郷山公園の変わった名前のサクラ」は、ネームプレートが切れているが「普賢象 ふげんぞう」。名前は忘れていたものの場所は覚えていたのですぐに見つかった。
しかし普賢象は八重桜だったようで、まだ咲いていなかった。
ところで普賢象なんてサクラの名前として変わっている。これは花の中央から伸びる雌しべの先端が曲がっており、普賢菩薩の乗る白象の鼻に見立ててのネーミング。
<参考写真>
八重桜が満開になるのはもう少し先。
既に葉がこんもり生い茂っているのは河津桜。
そして背後の木と色が混じって初めは気がつかなかったものの、
黄色いサクラを発見!
サクラに黄色があるとは知らなかった。ネームプレートはなかったので調べてみると、これはウコンザクラ(鬱金桜)とわかった。ウコンとはターメリックのウコン。カレー粉の材料だったり、二日酔いに効くとかいわれるあのウコン。
ウコンはショウガの仲間でサクラとはまったく関係はなく、これは花びらの色が黄色いからそう名付けられている。しかしウコンのようにオレンジ色ではなく、ごく淡い黄色だからショウガザクラでもよかったんじゃない?
とりあえず生まれて初めて見る黄色いサクラに興奮。
惜しむらくはiPhoneのマクロで撮影したので画像に生気がない。
なおウコンザクラは黄桜とも呼ばれ、日本酒の「黄桜」はこのウコンザクラに由来する。カッパのCMは子供の頃によく見て、何なら🎶カッパッパ〜のCMソングもメロディーだけなら今でも口ずさめるが、そんな話は初耳。

さらにウコンザアクラの近くにあったのが、これまた他の木の葉と色が被ってわかりにくかった御衣黄(ぎょいこう)。名前に「黄」とあってもこちらは緑色。正しくは黄緑だから黄色も混じってはいる。
ただし御衣黄は花びらの先端が割れておらずサクラの形をしていない。だから公園ではサクラではなく、ウコンザクラの黄色とコーディネートする目的で植えられた別の木だと思っていた。あとでサクラと知ってビックリ。(図鑑で見る御衣黄は花びらが割れているのもあった)
開花して時間が経つと緑が抜けて白っぽくなるようだ。
ウコンザクラと御衣黄は黄色緑色系のサクラに分類され、まだ他に数品種あるみたい。そんな色があったなんて、まだまだサクラについて知らないことがあるものだ。
wassho at 22:33│Comments(0)│
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