2024年06月18日
山下公園で春バラ 2024
(5月10日の横浜バラツアーその8)
航空写真は山手イタリア山公園周辺。
そこを出て、
山手本通りに戻る。
写真は元町公園方向。
山下公園はさらにその先にある。しかしここに来た道を引き返すのじゃつまらないので、上の写真とは反対方向に進み、地蔵坂上の交差点から、
地蔵坂を下る。
かなりの急勾配。
それをほぼ下りきった所にある交差点。
諏訪神社までは250メートルほど離れているのに名前は諏訪神社前。
ここで右折すると、
ひらがな商店街に入る。
名前の由来は不明。
しばらく進むと石川町駅の南口と交差して、
そこから先はひらがな商店街から、
リセンヌ小路に名前が変わる。
リセンヌ lyceenne とはフランス語で女子高生。ただし日本語での表記はリセエンヌが一般的だし、フランス語でも「エ」は発音する。ちなみに高校はリセ lycee で男子高生がリセアン lyceen。
山手エリアにはフェリス女学院、横浜雙葉、横浜共立学園、横浜女学院などの有名女子校があり、それらの最寄りとなる石川町駅は「日本で一番女子高生が利用する駅」なんていわれたりもする。たぶんそれにあやかったのだろう。商店街の正式名称は石川壱商栄会で、愛称がリセンヌ小路のようだ。でもどうしてリセエンヌではなくリセンヌにした?
なお、ひらがな商店街とリセンヌ小路ともに昭和の雰囲気を残す商店街(^^ゞ
リセンヌ小径を抜けると本牧通りと交差する。
そこからひとつ北側が元町の交差点で元町商店街の西端。
シンボルのフェニックス。
でもこの鳥が何なのかはあまり知られていない気がする。
日本有数のオシャレなストリート。
お店などの様子は昨年に書いたブログをご参考に。
こちらは上の写真の撮影位置から180度回転、つまりリセンヌ小路と平行して並んでいる石川商店街。本牧通りを隔てただけでずいぶんと雰囲気が違う。
元町商店街を東に抜け、
マリンタワーの横を通って、
山下公園に到着。
これは翌日5月11日から始まる、
ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会のための準備。
鉄棒みたいなのは自転車を置くための設備。
そしてバラ園となっている花壇にやってきた。
ここは沈床花壇といって周りより少し低く造られている。
以前は山下公園バラ園だったが2016年にリニューアルされて未来のバラ園との名前になった。ただしそのネーミングにどのような意味が込められているのかの情報は見当たらず。別に未来的な栽培をしているわけじゃない。
上の写真の右側にあるオベリスク仕立てのバラ。
本来のオベリスクは記念碑として大きな建造物だけれど、ガーデニングでのオベリスクとはこんなタイプを想像するから、このサイズならもはやローズタワーというべきか。
マリンタワーとローズタワー。
バラ好き、新緑好きなので同時に眺められてテンションが上がる。
バラと氷川丸。
この屋根ではない材木が天井にある構造物はパーゴラ pergola と呼ばれる。日本語では日陰棚(ひかげだな)や緑廊(りょくろう)。
棚(たな)は一般に物を載せるために横に渡した板を意味するが、植物がツルを這わせられるように木や竹を高いところに掛けた構造もそう呼ぶ。藤棚がその代表例。
ツルを這わせて日陰を作るのがパーゴラの目的だから、
こういう使い方は本来的ではないものの、
それはともかくバラの絡まった柱の美しさ。
パーゴラを外側から。
パーゴラの手前にあるエル・カミーノ・レアールのミッションベル。
まだカリフォルニアがメキシコと併せてスペインの植民地だった時代、スペイン語で「王の道」を意味する「エル・カミーノ・レアール」がサンディエゴからサンフランシスコまで約1000kmに敷設され、カトリック系フランシスコ会の修道士がその道路沿いに21箇所の伝道所(ミニ教会)を設けた。ちなみにサンフランシスコはフランシスコ会が地名の由来。
やがてエル・カミーノ・レアールは廃れたが、20世紀になりそのルート沿いに伝道所の象徴である釣り鐘=ミッションベルが建てられる。ある種の文化遺産保存活動。このミッションとはミッション系の学校と同じく伝道・布教との意味。
山下公園のミッションベルは横浜市と姉妹都市であるサンディエゴ市から贈られたレプリカ。なお音を出すぶら下がっている部分(舌・ぜつ)はないので鳴らせない。
それにしても姉妹都市との友好の証しに、そのルーツが植民地支配されていた時代にまつわる物を贈るのはちょっとヘンな気がしなくもない。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
園内ブラブラ。
未来のバラ園は約5500平米(0.55ヘクタール)の敷地に、
これでもか!というくらいたくさんのバラが植えられている。
マリンタワーと一緒に。
ホテルニューグランドをバックに。
ーーー続く
航空写真は山手イタリア山公園周辺。
そこを出て、
山手本通りに戻る。
写真は元町公園方向。
山下公園はさらにその先にある。しかしここに来た道を引き返すのじゃつまらないので、上の写真とは反対方向に進み、地蔵坂上の交差点から、
地蔵坂を下る。
かなりの急勾配。
それをほぼ下りきった所にある交差点。
諏訪神社までは250メートルほど離れているのに名前は諏訪神社前。
ここで右折すると、
ひらがな商店街に入る。
名前の由来は不明。
しばらく進むと石川町駅の南口と交差して、
そこから先はひらがな商店街から、
リセンヌ小路に名前が変わる。
リセンヌ lyceenne とはフランス語で女子高生。ただし日本語での表記はリセエンヌが一般的だし、フランス語でも「エ」は発音する。ちなみに高校はリセ lycee で男子高生がリセアン lyceen。
山手エリアにはフェリス女学院、横浜雙葉、横浜共立学園、横浜女学院などの有名女子校があり、それらの最寄りとなる石川町駅は「日本で一番女子高生が利用する駅」なんていわれたりもする。たぶんそれにあやかったのだろう。商店街の正式名称は石川壱商栄会で、愛称がリセンヌ小路のようだ。でもどうしてリセエンヌではなくリセンヌにした?
なお、ひらがな商店街とリセンヌ小路ともに昭和の雰囲気を残す商店街(^^ゞ
リセンヌ小径を抜けると本牧通りと交差する。
そこからひとつ北側が元町の交差点で元町商店街の西端。
シンボルのフェニックス。
でもこの鳥が何なのかはあまり知られていない気がする。
日本有数のオシャレなストリート。
お店などの様子は昨年に書いたブログをご参考に。
こちらは上の写真の撮影位置から180度回転、つまりリセンヌ小路と平行して並んでいる石川商店街。本牧通りを隔てただけでずいぶんと雰囲気が違う。
元町商店街を東に抜け、
マリンタワーの横を通って、
山下公園に到着。
これは翌日5月11日から始まる、
ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会のための準備。
鉄棒みたいなのは自転車を置くための設備。
そしてバラ園となっている花壇にやってきた。
ここは沈床花壇といって周りより少し低く造られている。
以前は山下公園バラ園だったが2016年にリニューアルされて未来のバラ園との名前になった。ただしそのネーミングにどのような意味が込められているのかの情報は見当たらず。別に未来的な栽培をしているわけじゃない。
上の写真の右側にあるオベリスク仕立てのバラ。
本来のオベリスクは記念碑として大きな建造物だけれど、ガーデニングでのオベリスクとはこんなタイプを想像するから、このサイズならもはやローズタワーというべきか。
マリンタワーとローズタワー。
バラ好き、新緑好きなので同時に眺められてテンションが上がる。
バラと氷川丸。
この屋根ではない材木が天井にある構造物はパーゴラ pergola と呼ばれる。日本語では日陰棚(ひかげだな)や緑廊(りょくろう)。
棚(たな)は一般に物を載せるために横に渡した板を意味するが、植物がツルを這わせられるように木や竹を高いところに掛けた構造もそう呼ぶ。藤棚がその代表例。
ツルを這わせて日陰を作るのがパーゴラの目的だから、
こういう使い方は本来的ではないものの、
それはともかくバラの絡まった柱の美しさ。
パーゴラを外側から。
パーゴラの手前にあるエル・カミーノ・レアールのミッションベル。
まだカリフォルニアがメキシコと併せてスペインの植民地だった時代、スペイン語で「王の道」を意味する「エル・カミーノ・レアール」がサンディエゴからサンフランシスコまで約1000kmに敷設され、カトリック系フランシスコ会の修道士がその道路沿いに21箇所の伝道所(ミニ教会)を設けた。ちなみにサンフランシスコはフランシスコ会が地名の由来。
やがてエル・カミーノ・レアールは廃れたが、20世紀になりそのルート沿いに伝道所の象徴である釣り鐘=ミッションベルが建てられる。ある種の文化遺産保存活動。このミッションとはミッション系の学校と同じく伝道・布教との意味。
山下公園のミッションベルは横浜市と姉妹都市であるサンディエゴ市から贈られたレプリカ。なお音を出すぶら下がっている部分(舌・ぜつ)はないので鳴らせない。
それにしても姉妹都市との友好の証しに、そのルーツが植民地支配されていた時代にまつわる物を贈るのはちょっとヘンな気がしなくもない。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
園内ブラブラ。
未来のバラ園は約5500平米(0.55ヘクタール)の敷地に、
これでもか!というくらいたくさんのバラが植えられている。
マリンタワーと一緒に。
ホテルニューグランドをバックに。
ーーー続く
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