2024年08月10日
防水バッグの経年劣化 その2
前回にバイクに乗っていたときに使っていた防水バッグは「日常生活でそれほどの防水性は必要ないので、ほとんど使う機会もなく仕舞い込んでいた」と書いたが少し訂正。
この防水ウエストバッグは2年ほど前の一時期に使っていた。
ブランドはGERRY(ジェリー)、品番はGE1002。容量4リットルのごく普通のサイズで購入したのは2012年の5月。通販だとパソコンに記録が残っているから便利。このGERRYはアメリカの老舗アウトドアブランドだったのに、現在は本格的ななアウトドア用品ではなく、アウトドア・テイストのファッションが中心のようだ。
バイクの写真を見ると、小さめの防水リュックとペアで使っていたみたい。
ついでにGERRYの後ろにある小型の防水リュックは、ドイツの自転車向け用品メーカーORTLIEB(オルトリーブ)のCOR 13(コア)。13は容量13リットルを示している。ファスナーに止水ファスナーではなくTIZIP(タイジップ)というドライスーツにも使われる防水ファスナーを使用しているのが特徴。それに興味を引かれて購入。
実はこの2つの組み合わせでバイクに乗っていた期間は短い。それは2012年の7月にミラーレスのカメラを買ったから。それまで使っていたコンパクトデジカメは革ジャンのポケットに入ったがミラーレスは無理。
それで7月に伊豆の城ヶ崎までツーリングしたときの写真を見ると、COA 13と大型の防水ウエストバッグの組み合わせに変わっている。
話をGERRYの防水ウエストバッグに戻すと、それを再び使い始めたのは先ほど記した通り2年ほど前。計算すれば購入から10年後。用途はお散歩ウォーキングの時のペットボトル&財布入れ。しかし1ヶ月ほど使っていると止水ファスナーがバッグ本体から剥がれかけてきた。
防水バッグの止水ファスナーの取り付けは、雨や水しぶきが縫い目から浸水しないように縫製ではなく接着または溶着である。GERRYのは接着。経年変化で接着力がなくなってきたと思われる。
もう防水バッグとしては使わないからと、
最初は縫って補修していたのだけれどーーー
それにしても雑な縫い方(/o\)
そしてさらにファスナーが剥がれ始め、
縫うのも面倒なので大型ホッチキスでガチャンと(^^ゞ
(生地が硬いから縫うのにけっこう力がいるのよ)
ところがホッチキスで留めたところから破れだし、
補修開始1ヶ月ほどで使うのを諦めた。
気付かないうちに財布を落としていたら困るからね。
このGERRYはファスナー部分以外は前回に記した溶着で製作されている。そちらはまったく問題がない。溶着は溶接と同じで、一度引っ付いたら破壊的に切断されるまでは剥がれない。しかし接着は経年変化で劣化するようだ。
そしてこの後、それをまざまざと思い知ることになる。
GERRYの後に使っていたのは、このユニクロの大ヒット商品。
絶妙なサイズ感でなかなか重宝している。
しかし夏のお散歩ウォーキングはシャツを絞れるほど大量の汗をかく。私はウエストバッグもショルダーバッグもいわゆる背中に斜め掛けする。ユニクロのバッグは布製なのでシャツが濡れる→カバンがシャツに触れて湿ってしまい気分が悪い。
だからといって特に困りはしないものの「そうだ、バイクの時に使っていた防水のウエストバッグがまだあったはず」とつい先日に思い付く。
頭に浮かんだのはこの黄色いウエストバッグ。
これを探そう。
使わなくなった防水バッグは、前回の最初に写真を載せた大型の防水リュックにまとめて詰めて保管してあった。バイクを降りたのは2018年3月。約6年半ぶりにそのリュックを開いてみるとーーー
まず出てきたのは日本のアウトドア用品メーカーであるStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16(ドライロール)という小さなボストンバッグ。通販サイトの記録によると購入したのは2011年6月。
バイクの写真を探すと、バイクに乗り始めて最初の夏はこのバッグと、凍らせたペットボトルに断熱カバーを被せてツーリングしていたのを思い出した。
懐かしいなあと感慨に浸りながら大型リュックから引き出してビックリ!
止水ファスナーが完全に剥がれている(>_<)
これもGERRYと同じく接着方式。
仕舞い込んだときには正常な状態だったはず。GERRYと同じように溶着で接合された部分はまったく問題がない。このDRYROLL 16は生地も厚めで、洗剤で汚れを落とせば新品とあまり変わらない状態になりそうなのに。
Strem Trailの直営店は自由が丘にあって何度か訪れている。持ち込んだら修理してくれるかな。しかし「あの〜、13年と2ヶ月前に買った商品なんですけど」と切り出すのも気が引けるなあ(^^ゞ
ファスナーがいつ取れたかは不明。ただしGERRYとStrem Trail共に同じ現象が起きたのだから、防水バッグに接着してある止水ファスナーはいずれ剥がれてしまうと考えるべき。ロールトップ式は使い勝手が悪いから、止水ファスナーを縫製してから縫い目をコーティングするようなやり方を開発して欲しい。
さて探していた黄色いウエストバッグ。
これにはもっと悲惨な運命が待ち受けていた(/o\)
ーーー続く
この防水ウエストバッグは2年ほど前の一時期に使っていた。
ブランドはGERRY(ジェリー)、品番はGE1002。容量4リットルのごく普通のサイズで購入したのは2012年の5月。通販だとパソコンに記録が残っているから便利。このGERRYはアメリカの老舗アウトドアブランドだったのに、現在は本格的ななアウトドア用品ではなく、アウトドア・テイストのファッションが中心のようだ。
バイクの写真を見ると、小さめの防水リュックとペアで使っていたみたい。
ついでにGERRYの後ろにある小型の防水リュックは、ドイツの自転車向け用品メーカーORTLIEB(オルトリーブ)のCOR 13(コア)。13は容量13リットルを示している。ファスナーに止水ファスナーではなくTIZIP(タイジップ)というドライスーツにも使われる防水ファスナーを使用しているのが特徴。それに興味を引かれて購入。
実はこの2つの組み合わせでバイクに乗っていた期間は短い。それは2012年の7月にミラーレスのカメラを買ったから。それまで使っていたコンパクトデジカメは革ジャンのポケットに入ったがミラーレスは無理。
それで7月に伊豆の城ヶ崎までツーリングしたときの写真を見ると、COA 13と大型の防水ウエストバッグの組み合わせに変わっている。
話をGERRYの防水ウエストバッグに戻すと、それを再び使い始めたのは先ほど記した通り2年ほど前。計算すれば購入から10年後。用途はお散歩ウォーキングの時のペットボトル&財布入れ。しかし1ヶ月ほど使っていると止水ファスナーがバッグ本体から剥がれかけてきた。
防水バッグの止水ファスナーの取り付けは、雨や水しぶきが縫い目から浸水しないように縫製ではなく接着または溶着である。GERRYのは接着。経年変化で接着力がなくなってきたと思われる。
もう防水バッグとしては使わないからと、
最初は縫って補修していたのだけれどーーー
それにしても雑な縫い方(/o\)
そしてさらにファスナーが剥がれ始め、
縫うのも面倒なので大型ホッチキスでガチャンと(^^ゞ
(生地が硬いから縫うのにけっこう力がいるのよ)
ところがホッチキスで留めたところから破れだし、
補修開始1ヶ月ほどで使うのを諦めた。
気付かないうちに財布を落としていたら困るからね。
このGERRYはファスナー部分以外は前回に記した溶着で製作されている。そちらはまったく問題がない。溶着は溶接と同じで、一度引っ付いたら破壊的に切断されるまでは剥がれない。しかし接着は経年変化で劣化するようだ。
そしてこの後、それをまざまざと思い知ることになる。
GERRYの後に使っていたのは、このユニクロの大ヒット商品。
絶妙なサイズ感でなかなか重宝している。
しかし夏のお散歩ウォーキングはシャツを絞れるほど大量の汗をかく。私はウエストバッグもショルダーバッグもいわゆる背中に斜め掛けする。ユニクロのバッグは布製なのでシャツが濡れる→カバンがシャツに触れて湿ってしまい気分が悪い。
だからといって特に困りはしないものの「そうだ、バイクの時に使っていた防水のウエストバッグがまだあったはず」とつい先日に思い付く。
頭に浮かんだのはこの黄色いウエストバッグ。
これを探そう。
使わなくなった防水バッグは、前回の最初に写真を載せた大型の防水リュックにまとめて詰めて保管してあった。バイクを降りたのは2018年3月。約6年半ぶりにそのリュックを開いてみるとーーー
まず出てきたのは日本のアウトドア用品メーカーであるStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16(ドライロール)という小さなボストンバッグ。通販サイトの記録によると購入したのは2011年6月。
バイクの写真を探すと、バイクに乗り始めて最初の夏はこのバッグと、凍らせたペットボトルに断熱カバーを被せてツーリングしていたのを思い出した。
懐かしいなあと感慨に浸りながら大型リュックから引き出してビックリ!
止水ファスナーが完全に剥がれている(>_<)
これもGERRYと同じく接着方式。
仕舞い込んだときには正常な状態だったはず。GERRYと同じように溶着で接合された部分はまったく問題がない。このDRYROLL 16は生地も厚めで、洗剤で汚れを落とせば新品とあまり変わらない状態になりそうなのに。
Strem Trailの直営店は自由が丘にあって何度か訪れている。持ち込んだら修理してくれるかな。しかし「あの〜、13年と2ヶ月前に買った商品なんですけど」と切り出すのも気が引けるなあ(^^ゞ
ファスナーがいつ取れたかは不明。ただしGERRYとStrem Trail共に同じ現象が起きたのだから、防水バッグに接着してある止水ファスナーはいずれ剥がれてしまうと考えるべき。ロールトップ式は使い勝手が悪いから、止水ファスナーを縫製してから縫い目をコーティングするようなやり方を開発して欲しい。
さて探していた黄色いウエストバッグ。
これにはもっと悲惨な運命が待ち受けていた(/o\)
ーーー続く