2024年08月12日

防水バッグの経年劣化 その3

探していた黄色の防水ウエストバッグはこれ。
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ブランドはアメリカのPACIFIC OUTDOOR(パシフィックアウトドア)で製品名はバラード。容量表示はないもののサイズはタテ 18cm×ヨコ 30cm×マチ 10cmなので計算上は5.4リットル。ホッチキスで修理したGERRY(ジェリー)の4リットルより気持ち大きい。購入は2011年4月で一連の防水バッグの中で最初。


前回に紹介した、止水ファスナーが完全に剥がれたStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16と一緒に写っている写真があった。
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DRYROLL 16は、防水バッグをしまってあった大型防水リュックから引き出した途端に「あちゃー、壊れている(/o\) 」とわかったけれど、このバラードは特に異常はなく思えた。もっとも細かくチェックしたわけではないが。

それで500mlのペットボトル、財布、モバイルバッテーリーを入れて
お散歩ウォーキングにお出かけ。


自宅を出て5分ほどした頃、背後でガサッと音がした。
何気なく振り返ると地面に私の財布が落ちているではないか!

ファスナーが開いていたのか?と思い、
背中側に斜めがけしていたバッグ手前に持ってきてびっくり仰天。
バックが分解していた!!


写真で解説しましょう。このウエストバッグはメインの開口部の止水ファスナーと、サイドポケット的な止水ファースナーが付いている。GERRY(ジェリー)のGE1002やStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16と違って止水ファスナーは取れていない。
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しかしバッグ側面とマチの部分、およびバッグ側面とポケット部分が剥がれていた!!!
バッグとは一種の袋構造であるが、もはや袋の体をなしていない(>_<)
久しぶりに声が出るほどビックリした。
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ここが接着面の剥がれていた部分。
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それにしても静かな住宅街で財布が落ちてよかった。幹線道路沿いなら気付かなかったかも知れない。やはりそこは日頃の行いがいいから(^^ゞ

不思議なのは細部のチェックはしなかったとはいえ、止水ファスナーを開いてペットボトルその他を入れ、またファスナーを閉じた、つまり出かける前に多少は触っているのにバッグが分解しかけているとまったく察知できなかったこと。

私がボーッとしているからか、あるいは玄関で背中に斜めがけしてバッグに荷重がかかった段階で接着が徐々に剥がれ始めたのかーーー

いずれにせよ今回の3つのバッグからわかったのは、接着で作られた防水バッグは止水ファスナーはもちろん、バッグ本体のパーツであろうとも経年劣化で剥がれるとの事実。私の場合、使っていなかった時期が長かったから、どれくらいの期間で劣化するかは不明だとしても、直感的には5年くらいかなとの気がしている。

逆にもうひとつの製造方法である溶着は、どのバッグも経年劣化していない。
長く安心して使いたいならこちらを選ぶべき。


しかしそう単純には問題は解決しない。

おそらく止水ファスナーはその構造からすべて接着だろう。それを避けて防水バッグを選ぶとなるとロールトップ式となるが、前々回に書いたようにその方式は防水性は優れているものの、開け閉めに手間がかかるし中の物を取り出しにくいと利便性に欠ける。

また溶着するには素材に一定の厚みが必要。本体が溶着でできているGERRYとStrem Trailは、PACIFIC OUTDOORと較べると生地が厚いので重くて固い。バッグとして手触りがいい・使い心地に優れるのは圧倒的に生地が薄いPACIFIC OUTDOOR。

まとめると丈夫で長持ちの溶着方式にするか、経年劣化して製品寿命は短くても使い勝手や使い心地の接着方式にするかの選択。

合理的に考えれば、絶対に中身を濡らしたくないクリティカルな用途は別として、日常生活や趣味の範囲で使うなら、使い勝手重視で接着方式&止水ファスナーの防水バッグを選べばいいと思う。たまに接着面を点検すればそれほど大事には至らないはず。それに大体5年も使えれば元は取れる。


でも私はバラバラになったこのバッグの姿が、
トラウマになって悩みそう(^^ゞ
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おしまい

wassho at 23:05│Comments(0) 生活、日常 |   *バイク関連

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