2024年09月23日
101回目の姿勢改善 その2
100回目のお手玉メソッドの次に試した、
本題である101回目の姿勢改善の話の前にちょっと寄り道。
自分の姿勢に気をつけるようになったのは前回に書いたように30代半ば。しかし姿勢そのものに初めて興味を持ったのはもう少し前。そのきっかけは映画「愛と青春の旅立ち」。
この映画はリチャード・ギアが演じる、いろいろと家庭に問題もあり生活のすさんでいた主人公が、一念発起して海軍士官候補生学校に入学。13週間の訓練期間中に人間として成長し、また恋愛も繰り広げる筋立て。何たって若い頃の甘いマスクのリチャード・ギアだし、最終的にはハッピーエンドのラブストーリーなのだけれど、それだけじゃない内容を含んでいるのが名作に数えられる理由。
訓練でリチャード・ギアと同期入学した一団は、教官の鬼軍曹にメチャクチャしごかれる。その舞台となるのは主に体力作りの基礎訓練。また肉体的なしごきだけでなく、何かあるとすぐ「退学届けを出せ」とプレッシャーを掛けて追い込まれる。つまり心身両面を鍛えるわけね。このあたりは上手に文章にできないから映画を見てちょうだい。
そして厳しい訓練を乗り越えてリチャード・ギアたちは卒業。卒業すると教官の軍曹より階級が上の少尉となる。今まで軍曹の命令に「イエス、サー」と答えていたのに、この日を境に軍曹から「サー」付きで話しかけられる。
たった13週間でただの民間人が少尉になれるのかとも思うものの、(/_')/ソレハコッチニオイトイテ、リチャード・ギアたちが軍曹に最後の挨拶に来るこのシーンはなかなか感動的。
そして私はこれを見て
「こんなに真っ直ぐに立っている人、見たことない」と思ったわけ。
アメリカでは士官(少尉以上)になって最初に敬礼してくれた、自分より階級の低い軍人に1ドル硬貨を渡す習慣があるらしく、これはその場面。よく見ると軍曹の手のひらには硬貨がある。何を言いたいかというと、軍曹はいわゆる上官に対する「気をつけ!」の体勢ではない。それなのにこの真っ直ぐな立ち姿。
映画を見た記憶としてはこのシーンしか覚えていなかったが、ブログを書くために画像を探すと、この鬼軍曹はリチャード・ギアをネチネチとイビるときや、ホースで水を浴びせていたぶるときすらもメッチャ姿勢がいい。
この役を演じているのはルイス・ゴセット・ジュニア。今年の3月に87歳で亡くなられていた。これからは姿勢の神様として崇めよう(^^ゞ
このルイス・ゴセット・ジュニアが普段から姿勢がよかったのか、軍人を演じる役作りでそうしていたのかは知らない。一般に軍人は洋の東西を問わず概して姿勢がいい。写真はオーストラリア軍。写真はhttps://x.gd/FYnjoから引用(短縮URL使用)
装備から見て儀仗(軍が参加する儀礼の式典)の場面かと思う。儀仗の際は特に姿勢をよくするものの、これだけ真っ直ぐなのに、どこにも力の入っていない立ち方は見事。
こちらは陸上自衛隊の特別儀仗隊。
本番と訓練の様子。写真はhttps://bunshun.jp/articles/-/14864から引用
姿勢は申し分ないとしても、少し力(りき)みが感じられ、見ているこちらまで疲れそうな印象がある。スクッと立っているオーストラリア軍、あるいはルイス・ゴセット・ジュニアとはどこか違う。
自衛隊もいわば幕末から導入された「西洋式軍隊」である。儀仗も西洋の風習だし、儀仗の姿勢も西洋のそれがお手本なのだろう。でも西洋人とアジア人では骨格や体つきが違う。だから西洋の軍隊と同じような姿勢をするのはちょっと無理があるのかも知れない。私もルイス・ゴセット・ジュニアのような立ち方に憧れるが、努力してもおそらくそうはならないと思う。
同じアジアの中国軍はこんな工夫までして姿勢改善をしている。写真はhttps://x.gd/SZwTPから引用(短縮URL使用)
以前に歌舞伎か能だったかの役者が、子供の頃は背中に長い定規を差し込まれて姿勢を矯正されたとのインタビューを読んだ。だからこの方法も効果的なのだろう。でもまるで十字架を背負って罰を受けているいるみたいだ。
そして絶対にうつむけない、こんな恐怖の方法が取り入れられていた(>_<)
そこまでやるか、中国オソルベシ!写真はhttps://gigazine.net/news/20080509_trooper_attention/から引用
ーーー続く
本題である101回目の姿勢改善の話の前にちょっと寄り道。
自分の姿勢に気をつけるようになったのは前回に書いたように30代半ば。しかし姿勢そのものに初めて興味を持ったのはもう少し前。そのきっかけは映画「愛と青春の旅立ち」。
この映画はリチャード・ギアが演じる、いろいろと家庭に問題もあり生活のすさんでいた主人公が、一念発起して海軍士官候補生学校に入学。13週間の訓練期間中に人間として成長し、また恋愛も繰り広げる筋立て。何たって若い頃の甘いマスクのリチャード・ギアだし、最終的にはハッピーエンドのラブストーリーなのだけれど、それだけじゃない内容を含んでいるのが名作に数えられる理由。
訓練でリチャード・ギアと同期入学した一団は、教官の鬼軍曹にメチャクチャしごかれる。その舞台となるのは主に体力作りの基礎訓練。また肉体的なしごきだけでなく、何かあるとすぐ「退学届けを出せ」とプレッシャーを掛けて追い込まれる。つまり心身両面を鍛えるわけね。このあたりは上手に文章にできないから映画を見てちょうだい。
そして厳しい訓練を乗り越えてリチャード・ギアたちは卒業。卒業すると教官の軍曹より階級が上の少尉となる。今まで軍曹の命令に「イエス、サー」と答えていたのに、この日を境に軍曹から「サー」付きで話しかけられる。
たった13週間でただの民間人が少尉になれるのかとも思うものの、(/_')/ソレハコッチニオイトイテ、リチャード・ギアたちが軍曹に最後の挨拶に来るこのシーンはなかなか感動的。
そして私はこれを見て
「こんなに真っ直ぐに立っている人、見たことない」と思ったわけ。
アメリカでは士官(少尉以上)になって最初に敬礼してくれた、自分より階級の低い軍人に1ドル硬貨を渡す習慣があるらしく、これはその場面。よく見ると軍曹の手のひらには硬貨がある。何を言いたいかというと、軍曹はいわゆる上官に対する「気をつけ!」の体勢ではない。それなのにこの真っ直ぐな立ち姿。
映画を見た記憶としてはこのシーンしか覚えていなかったが、ブログを書くために画像を探すと、この鬼軍曹はリチャード・ギアをネチネチとイビるときや、ホースで水を浴びせていたぶるときすらもメッチャ姿勢がいい。
この役を演じているのはルイス・ゴセット・ジュニア。今年の3月に87歳で亡くなられていた。これからは姿勢の神様として崇めよう(^^ゞ
このルイス・ゴセット・ジュニアが普段から姿勢がよかったのか、軍人を演じる役作りでそうしていたのかは知らない。一般に軍人は洋の東西を問わず概して姿勢がいい。写真はオーストラリア軍。写真はhttps://x.gd/FYnjoから引用(短縮URL使用)
装備から見て儀仗(軍が参加する儀礼の式典)の場面かと思う。儀仗の際は特に姿勢をよくするものの、これだけ真っ直ぐなのに、どこにも力の入っていない立ち方は見事。
こちらは陸上自衛隊の特別儀仗隊。
本番と訓練の様子。写真はhttps://bunshun.jp/articles/-/14864から引用
姿勢は申し分ないとしても、少し力(りき)みが感じられ、見ているこちらまで疲れそうな印象がある。スクッと立っているオーストラリア軍、あるいはルイス・ゴセット・ジュニアとはどこか違う。
自衛隊もいわば幕末から導入された「西洋式軍隊」である。儀仗も西洋の風習だし、儀仗の姿勢も西洋のそれがお手本なのだろう。でも西洋人とアジア人では骨格や体つきが違う。だから西洋の軍隊と同じような姿勢をするのはちょっと無理があるのかも知れない。私もルイス・ゴセット・ジュニアのような立ち方に憧れるが、努力してもおそらくそうはならないと思う。
同じアジアの中国軍はこんな工夫までして姿勢改善をしている。写真はhttps://x.gd/SZwTPから引用(短縮URL使用)
以前に歌舞伎か能だったかの役者が、子供の頃は背中に長い定規を差し込まれて姿勢を矯正されたとのインタビューを読んだ。だからこの方法も効果的なのだろう。でもまるで十字架を背負って罰を受けているいるみたいだ。
そして絶対にうつむけない、こんな恐怖の方法が取り入れられていた(>_<)
そこまでやるか、中国オソルベシ!写真はhttps://gigazine.net/news/20080509_trooper_attention/から引用
ーーー続く