2024年09月29日
モグモグ・ゴクゴク・ブリブリ・シャー
「ヒマワリが枯れてベランダの夏が終了」のタイトルでブログを9月9日に書いた。
そのときに載せたこのヒマワリの写真は8月31日の撮影。
それから約1ヶ月が過ぎた現在はドライフラワー状態。
マリーゴールドや小さいプランターに植えたのも同じく。
チューリップのときと同じように、
朽ちていく姿も愛でるのが私のヘンタイ・ガーデニン(^^ゞ
憎きハダニもいるけれど、クモの巣のような膜の中で、
まったく動かないからもう死んでいるようだ。
それにしてもコイツらはどこから来て、そして植物から樹液を吸い取って枯らした後はどこへ行くのだろう。ここに残っているのは逃げ遅れたのか、それとも植物を枯らしたら自分も一緒に死ぬのか。とにかく迷惑な存在。ハダニだけに感染するウィルスが現れて早く地球上から絶滅しますように。
9月9日に「9月いっぱいは持ちそう」と書いた百日草は、
まだ地味に咲き続けている。
現時点で小さなツボミや、つぼみを付けるまで大きくなっていない花芽もあるから、10月中旬以降まで咲くのかも知れない。
結局、花を咲かすまで成長した百日草は7株。
そのうちの1株が完全終了したので、
引き抜いてみた。
長さは約1.8mで私の身長と同じ。
それにしても大きい。今まであちこちの公園で見た百日草は50cm位だったのに。ベランダは東向きで日当たりがいいのは午前中だけで十分とはいえない。ひょっとしてこれもサボテンの金盛丸と同じように徒長(病弱的にひょろひょろ伸びる現象)なのかな。
そんなことを考えていて、ふと思い出した。
百日草のタネはこんなに小さかったのを。
タネの長さは約7mm。
だから1.8m ÷ 7mm = 257倍に成長した計算になる。
いや〜すごいなあと感慨にふける。
そしてどうしてこれだけの大きさになれたのだろうかと不思議に思う。
調べてみると、人間の身体は約6割が水でできているとよく聞くが、植物は8割から9割が水なのだそうだ。ということは2〜3日おきにせっせと水やりした私のおかげだな。感謝しろよベランダの植物ども(^^ゞ
とりあえず8割だとして、じゃ残りの2割は何でできているのか。
土の中の栄養分?
測ってはないとしても、植物を育ててプランターの土が減っていると感じた経験はない。農家だって田や畑に土を補給したりはしない。だから減っているとしても見た目ではわからない程度の分量のはずで、257倍の成長への体積的な寄与はごくわずかと思う。
そう考えると残るのは光合成。
昔、授業で習った光合成とは植物が、
太陽の光のエネルギーを用いて、
空気中の二酸化炭素と、根で吸い上げた水から
デンプンなどの炭水化物を合成し
酸素を放出する
である。
光のエネルギーを用いての意味がよくわからないものの、
調べるのが大変そうなので気がつかなかったことにしよう(^^ゞ
二酸化炭素はCO2、水はH2O。
元素に分解すれば炭素のCと水素のHと酸素のO。
デンプンの元になるグルコースの化学式はC6H12O6。
その原子の数を約分すればC・H2・O。
二酸化炭素と水を足すと原子の数はC・H2・O3。
約分したグルコースの酸素原子はOがひとつだけ。
光合成でグルコースを作って酸素が2つ余るから放出するのか。
化学式ってこんなふうに計算していいんだっけ?
もちろん土の中にある栄養素(の原子)も炭素や水素と結びつき、なにがしかの化合物に形を変えて植物の一部になっているとしても、とりあえず植物は空気(二酸化炭素)を吸って、水を飲んでこんなに大きくなるわけだ。動物は草食であろうと肉食であろうと餌や獲物の獲得に苦労するのに、植物は楽でいいなあ。
ところで百日草はタネの大きさから257倍も大きくなったわけだが、よく考えたら人間だって負けてはいない。何たって精子は0.06mm、卵子は0.15mmしかないのだ。受精すると精子は卵子の中に潜り込むので、卵子の大きさと私の身長で同じように計算すると、
1.8m ÷ 0.15mm = 1万2000倍!
まあ別に百日草に勝ってもうれしくはないが(^^ゞ
さて精子と卵子が結合して受精卵となり、母親の体内で栄養をもらって大きくなり、だいたい3kgほどで人間は生まれてくる。その後は
モグモグ食べる
ガブガブ飲む
ブリブリとうんち
シャーとおしっこ
して成長し身体・生命を維持する。
そう考えてみると、今までの人生すべての
(モグモグ + ガブガブ) − (ブリブリ + シャー) − 3kg = 現在の体重
の計算が成り立つ。
厳密にはおしっこだけでなく汗を初めとする分泌液でも水分は排出されるし、汗のように水滴にまでならなくても皮膚からは水分が蒸発している。吐く息にも水蒸気として水分は含まれているし、逆に吸う息で水蒸気の水分を身体に取り込んでいる。なおうんちもその8割は水分である。
上記の摂取と排出と体重の関係式は、今までそんな風に考えてこなかったし、そんな考え方をする人も滅多にいないと思う。この式自体は当たり前の事実を表現しているだけで特に意味はない。しかし改めて、この身体と命は食べ物と飲み物から成り立っているのだと思いを新たにしたしだい。
だって食事をしてお腹が満たされる、おいしかったなどの満足感はあっても、それによって身体を維持している命をつないでいるなんていちいち考えないでしょ?
そんなわけで人間は身体でできているのだから(ちょっとヘンな表現)、もう少しいい食事、それは高級という意味ではなく栄養バランスとかを、もっと気にしなくてはいけないなあと反省する食欲の秋である。食べたもの以上の身体にはなれないのだから。
そのときに載せたこのヒマワリの写真は8月31日の撮影。
それから約1ヶ月が過ぎた現在はドライフラワー状態。
マリーゴールドや小さいプランターに植えたのも同じく。
チューリップのときと同じように、
朽ちていく姿も愛でるのが私のヘンタイ・ガーデニン(^^ゞ
憎きハダニもいるけれど、クモの巣のような膜の中で、
まったく動かないからもう死んでいるようだ。
それにしてもコイツらはどこから来て、そして植物から樹液を吸い取って枯らした後はどこへ行くのだろう。ここに残っているのは逃げ遅れたのか、それとも植物を枯らしたら自分も一緒に死ぬのか。とにかく迷惑な存在。ハダニだけに感染するウィルスが現れて早く地球上から絶滅しますように。
9月9日に「9月いっぱいは持ちそう」と書いた百日草は、
まだ地味に咲き続けている。
現時点で小さなツボミや、つぼみを付けるまで大きくなっていない花芽もあるから、10月中旬以降まで咲くのかも知れない。
結局、花を咲かすまで成長した百日草は7株。
そのうちの1株が完全終了したので、
引き抜いてみた。
長さは約1.8mで私の身長と同じ。
それにしても大きい。今まであちこちの公園で見た百日草は50cm位だったのに。ベランダは東向きで日当たりがいいのは午前中だけで十分とはいえない。ひょっとしてこれもサボテンの金盛丸と同じように徒長(病弱的にひょろひょろ伸びる現象)なのかな。
そんなことを考えていて、ふと思い出した。
百日草のタネはこんなに小さかったのを。
タネの長さは約7mm。
だから1.8m ÷ 7mm = 257倍に成長した計算になる。
いや〜すごいなあと感慨にふける。
そしてどうしてこれだけの大きさになれたのだろうかと不思議に思う。
調べてみると、人間の身体は約6割が水でできているとよく聞くが、植物は8割から9割が水なのだそうだ。ということは2〜3日おきにせっせと水やりした私のおかげだな。感謝しろよベランダの植物ども(^^ゞ
とりあえず8割だとして、じゃ残りの2割は何でできているのか。
土の中の栄養分?
測ってはないとしても、植物を育ててプランターの土が減っていると感じた経験はない。農家だって田や畑に土を補給したりはしない。だから減っているとしても見た目ではわからない程度の分量のはずで、257倍の成長への体積的な寄与はごくわずかと思う。
そう考えると残るのは光合成。
昔、授業で習った光合成とは植物が、
太陽の光のエネルギーを用いて、
空気中の二酸化炭素と、根で吸い上げた水から
デンプンなどの炭水化物を合成し
酸素を放出する
である。
光のエネルギーを用いての意味がよくわからないものの、
調べるのが大変そうなので気がつかなかったことにしよう(^^ゞ
二酸化炭素はCO2、水はH2O。
元素に分解すれば炭素のCと水素のHと酸素のO。
デンプンの元になるグルコースの化学式はC6H12O6。
その原子の数を約分すればC・H2・O。
二酸化炭素と水を足すと原子の数はC・H2・O3。
約分したグルコースの酸素原子はOがひとつだけ。
光合成でグルコースを作って酸素が2つ余るから放出するのか。
化学式ってこんなふうに計算していいんだっけ?
もちろん土の中にある栄養素(の原子)も炭素や水素と結びつき、なにがしかの化合物に形を変えて植物の一部になっているとしても、とりあえず植物は空気(二酸化炭素)を吸って、水を飲んでこんなに大きくなるわけだ。動物は草食であろうと肉食であろうと餌や獲物の獲得に苦労するのに、植物は楽でいいなあ。
ところで百日草はタネの大きさから257倍も大きくなったわけだが、よく考えたら人間だって負けてはいない。何たって精子は0.06mm、卵子は0.15mmしかないのだ。受精すると精子は卵子の中に潜り込むので、卵子の大きさと私の身長で同じように計算すると、
1.8m ÷ 0.15mm = 1万2000倍!
まあ別に百日草に勝ってもうれしくはないが(^^ゞ
さて精子と卵子が結合して受精卵となり、母親の体内で栄養をもらって大きくなり、だいたい3kgほどで人間は生まれてくる。その後は
モグモグ食べる
ガブガブ飲む
ブリブリとうんち
シャーとおしっこ
して成長し身体・生命を維持する。
そう考えてみると、今までの人生すべての
(モグモグ + ガブガブ) − (ブリブリ + シャー) − 3kg = 現在の体重
の計算が成り立つ。
厳密にはおしっこだけでなく汗を初めとする分泌液でも水分は排出されるし、汗のように水滴にまでならなくても皮膚からは水分が蒸発している。吐く息にも水蒸気として水分は含まれているし、逆に吸う息で水蒸気の水分を身体に取り込んでいる。なおうんちもその8割は水分である。
上記の摂取と排出と体重の関係式は、今までそんな風に考えてこなかったし、そんな考え方をする人も滅多にいないと思う。この式自体は当たり前の事実を表現しているだけで特に意味はない。しかし改めて、この身体と命は食べ物と飲み物から成り立っているのだと思いを新たにしたしだい。
だって食事をしてお腹が満たされる、おいしかったなどの満足感はあっても、それによって身体を維持している命をつないでいるなんていちいち考えないでしょ?
そんなわけで人間は身体でできているのだから(ちょっとヘンな表現)、もう少しいい食事、それは高級という意味ではなく栄養バランスとかを、もっと気にしなくてはいけないなあと反省する食欲の秋である。食べたもの以上の身体にはなれないのだから。