2025年03月09日
浜離宮で菜の花 その2
大手門から入ったすぐ先に菜の花畑。
でも途中にあるウメに足止めを食らう(^^ゞ
隣にある浜離宮の見所のひとつである三百年の松にも。
(写真の引きが十分でなかったのでもっと全体を見たければここをクリック))
一般に木の寿命は
高い木は長い ←→ 低い木は短い
針葉樹は長い ←→ 広葉樹は短い
の傾向がある。背が高くて針葉樹の杉は<条件がよければ>1000年以上とされ、屋久島の屋久杉は樹齢2000年から4000年。1000年未満は小杉と呼ばれているほど。一方で桃・栗・柿など背の低い広葉樹は長くて数十年。桜も100年ほど。ただし広葉樹でも大木となる欅(ケヤキ)は杉と同じく1000年以上。
逆に松は背が高くなくても針葉樹なので500年以上。戦争中の空襲で浜離宮が火に包まれても、江戸時代中期に植えられたこの松は生き残った。ここでの環境や手入れは万全だろうから、四百年の松、五百年の松と育って欲しいね。
ただ、
こんな凄い幹なんかは見応えがあるものの、
姿かたち的には隣の普通のマツのほうが好みかな(^^ゞ
さてウメとマツを見終えて、いよいよ菜の花。
説明は不要ですね。
とにかくドカーンと菜の花がいっぱい!
イエローパワーを浴びて元気になってくる。
周りの景色を入れないで撮りましょう。
そして近寄って、
花〜ツボミ〜ハチと一緒のアップ。
菜の花の向こうにウメが咲いていて美しい景色。
郊外ならもっと広い菜の花畑はあるけれど、新橋駅から15分でこれだけの規模は貴重。そして黄色が目に鮮やかなだけでなく菜の花の香りも強烈。別にいい匂いではない。でも何となく生命力のある感じ。
菜の花の手前にあるのは、
成育中の菜の花。
これは葉もの野菜ぽくて、
こちらの奥にあるのは茎が長い。
菜の花は植物の品種名ではなく、アブラナ科の野菜の花の総称。アブラナ科の野菜とは、ハクサイ、キャベツ、カブ、ダイコン、ブロッコリー、カラシナ、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、ナタネなど。
えっ、菜の花がキャベツやダイコン? それ自体も驚きだが、キャベツは葉が結球して丸くなるし、ダイコンの葉は真っ直ぐ伸びるとそれぞれ形がまったく違うのに。
実はキャベツやダイコンその他のアブラナ科の野菜は花芽が伸びる前に収穫している。(種を採るために)そのまま放置して花が咲いた写真は下記のURLをクリック。けっこうビックリするよ。
キャベツの菜の花 https://x.gd/0bWWF
ハクサイの菜の花 https://x.gd/oxk1V
ダイコンの菜の花 https://x.gd/nmvjK
なおアブラナ科アブラナ属であるキャベツやハクサイの花は黄色で、
アブラナ科ダイコン属のダイコンは白い花が咲く。
もっとも菜の花の定義としては上に書いた通りだけれど、観賞用に植えられているのはアブラナ=ナタネ、セイヨウアブラナ、セイヨウカラシナのいずれか。先ほど載せた背丈が違う写真は、品種の違いではなく成長過程が異なるのだろう。
浜離宮に植えられている菜の花は、中央区観光協会のブログによれば
"菜の花" の早生品種「黒川」「伏見」「寒咲」「江月」
とあるものの植物分類的な品種はわからず。
漢字の名前なので和種のアブラナ=ナタネの派生種なのかな。
食用にしている菜の花も、もちろんキャベツやダイコンの花芽ではなく、和種のアブラナ=ナタネの改良品種。また種から食用油を絞るのはセイヨウアブラナ。セイヨウアブラナを品種改良したキャノーラ種から採れるのがキャノーラ油。
菜の花はおいしいよね。私の好物は野菜を、菜の花と新タマネギとトマトの変わった組み合わせにしたすき焼き。
そんな菜の花のあれやこれや
\(^^\)(/^^)/ソレハコッチニオイトイテ
菜の花のイエローと菜の葉の新緑ぽいグリーンの美しい調和。
ここ浜離宮では菜の花と汐留のビル群を一緒に撮るのがお約束。
菜の花畑の外れまで来た。
この巨大なアロエみたいなのはリュウゼツラン。胡蝶蘭などランの花とは関係のないメキシコ原産の多肉植物。ランと名がつくのは花がランのように美しいからとされる。
その花は10年に1度しか咲かないといわれ、浜離宮で前回に咲いたのは2022年の夏。
画像は公式エックスhttps://x.gd/mxy1O(短縮URL使用)から引用
いきなりニョキッと花茎が伸びてくるそうだ。
それにしてもヘンな形。
なおかつ花がランのように美しいとは思えない(^^ゞ
花を咲かせた株は枯れてしまうらしい。だから正確には数十年に1度しか咲かないのではなく、花が咲くまでに数十年かかるである。この手前のが枯れた株なのかも知れない。
浜離宮でリュウゼツランが咲いたのは2003年、2008年、2012年、2022年。今ある株は何年目なのだろう。次に咲いたら怖いもの見たさ的に訪れてみたいな。
とりあえず菜の花とリュウゼツランのツーショットを撮っておきましょう。
ーーー続く
でも途中にあるウメに足止めを食らう(^^ゞ
隣にある浜離宮の見所のひとつである三百年の松にも。
(写真の引きが十分でなかったのでもっと全体を見たければここをクリック))
一般に木の寿命は
高い木は長い ←→ 低い木は短い
針葉樹は長い ←→ 広葉樹は短い
の傾向がある。背が高くて針葉樹の杉は<条件がよければ>1000年以上とされ、屋久島の屋久杉は樹齢2000年から4000年。1000年未満は小杉と呼ばれているほど。一方で桃・栗・柿など背の低い広葉樹は長くて数十年。桜も100年ほど。ただし広葉樹でも大木となる欅(ケヤキ)は杉と同じく1000年以上。
逆に松は背が高くなくても針葉樹なので500年以上。戦争中の空襲で浜離宮が火に包まれても、江戸時代中期に植えられたこの松は生き残った。ここでの環境や手入れは万全だろうから、四百年の松、五百年の松と育って欲しいね。
ただ、
こんな凄い幹なんかは見応えがあるものの、
姿かたち的には隣の普通のマツのほうが好みかな(^^ゞ
さてウメとマツを見終えて、いよいよ菜の花。
説明は不要ですね。
とにかくドカーンと菜の花がいっぱい!
イエローパワーを浴びて元気になってくる。
周りの景色を入れないで撮りましょう。
そして近寄って、
花〜ツボミ〜ハチと一緒のアップ。
菜の花の向こうにウメが咲いていて美しい景色。
郊外ならもっと広い菜の花畑はあるけれど、新橋駅から15分でこれだけの規模は貴重。そして黄色が目に鮮やかなだけでなく菜の花の香りも強烈。別にいい匂いではない。でも何となく生命力のある感じ。
菜の花の手前にあるのは、
成育中の菜の花。
これは葉もの野菜ぽくて、
こちらの奥にあるのは茎が長い。
菜の花は植物の品種名ではなく、アブラナ科の野菜の花の総称。アブラナ科の野菜とは、ハクサイ、キャベツ、カブ、ダイコン、ブロッコリー、カラシナ、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、ナタネなど。
えっ、菜の花がキャベツやダイコン? それ自体も驚きだが、キャベツは葉が結球して丸くなるし、ダイコンの葉は真っ直ぐ伸びるとそれぞれ形がまったく違うのに。
実はキャベツやダイコンその他のアブラナ科の野菜は花芽が伸びる前に収穫している。(種を採るために)そのまま放置して花が咲いた写真は下記のURLをクリック。けっこうビックリするよ。
キャベツの菜の花 https://x.gd/0bWWF
ハクサイの菜の花 https://x.gd/oxk1V
ダイコンの菜の花 https://x.gd/nmvjK
なおアブラナ科アブラナ属であるキャベツやハクサイの花は黄色で、
アブラナ科ダイコン属のダイコンは白い花が咲く。
もっとも菜の花の定義としては上に書いた通りだけれど、観賞用に植えられているのはアブラナ=ナタネ、セイヨウアブラナ、セイヨウカラシナのいずれか。先ほど載せた背丈が違う写真は、品種の違いではなく成長過程が異なるのだろう。
浜離宮に植えられている菜の花は、中央区観光協会のブログによれば
"菜の花" の早生品種「黒川」「伏見」「寒咲」「江月」
とあるものの植物分類的な品種はわからず。
漢字の名前なので和種のアブラナ=ナタネの派生種なのかな。
食用にしている菜の花も、もちろんキャベツやダイコンの花芽ではなく、和種のアブラナ=ナタネの改良品種。また種から食用油を絞るのはセイヨウアブラナ。セイヨウアブラナを品種改良したキャノーラ種から採れるのがキャノーラ油。
菜の花はおいしいよね。私の好物は野菜を、菜の花と新タマネギとトマトの変わった組み合わせにしたすき焼き。
そんな菜の花のあれやこれや
\(^^\)(/^^)/ソレハコッチニオイトイテ
菜の花のイエローと菜の葉の新緑ぽいグリーンの美しい調和。
ここ浜離宮では菜の花と汐留のビル群を一緒に撮るのがお約束。
菜の花畑の外れまで来た。
この巨大なアロエみたいなのはリュウゼツラン。胡蝶蘭などランの花とは関係のないメキシコ原産の多肉植物。ランと名がつくのは花がランのように美しいからとされる。
その花は10年に1度しか咲かないといわれ、浜離宮で前回に咲いたのは2022年の夏。
画像は公式エックスhttps://x.gd/mxy1O(短縮URL使用)から引用
いきなりニョキッと花茎が伸びてくるそうだ。
それにしてもヘンな形。
なおかつ花がランのように美しいとは思えない(^^ゞ
花を咲かせた株は枯れてしまうらしい。だから正確には数十年に1度しか咲かないのではなく、花が咲くまでに数十年かかるである。この手前のが枯れた株なのかも知れない。
浜離宮でリュウゼツランが咲いたのは2003年、2008年、2012年、2022年。今ある株は何年目なのだろう。次に咲いたら怖いもの見たさ的に訪れてみたいな。
とりあえず菜の花とリュウゼツランのツーショットを撮っておきましょう。
ーーー続く
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