2025年05月11日
西沢つつじ園は9割終了していた(/o\)
ツツジは道路の植え込みや公園などそこら中にあって、ソメイヨシノと同じく特に名所へ出かけなくても見ることができる。以前は、と言っても何十年も昔の話ではないけれど、ゴールデンウィーク頃が見頃だったのに最近はGW前。おそらくは温暖化の影響。今年は特に早くてサクラが終わってしばらくで咲き始め、また気のせいかも知れないが、普段より特に咲きっぷりがよかったように思う。街のあちこちで「キレイやな〜」とニコニコしていた。
だから今年はツツジ名所へ出かけないつもりだった。なのに何となく街中のツツジではなくもっとたくさん咲いているところが見たくなり。
しかしそう思い立ったのは既に4月30日とGW突入後。それでダメモトのつもりで、あまり遠くない場所として見つけたのが世田谷区にある西沢つつじ園。そしてきっちりダメモトだったお話(^^ゞ
地図の白い部分が世田谷区。
西沢つつじ園はその北西に位置する。
京王線の千歳烏山で下車。
トリではなくカラスね。
世田谷区ができる前は北多摩郡千歳村の大字(おおあざ)烏山だったところ。
駅を出たのは西口。
すぐに細い商店街が延びていて駅前らしいものはなし。
千歳烏山駅は特急も停まる駅なので、こちらは裏口なのだろう。
旧甲州街道を横切り、
奥に見えるタワマンの少し先に目的地はある。
現在の甲州街道・国道20号線を横切る。
甲州街道はとにかくケヤキの並木に囲まれている。
このあたり約7キロに渡って700本以上。
写真は交差点を横断中に慌てて撮ったのでイマイチ。
こちらの画像検索画面で見てちょうだい→クリック
さらに八王子付近ではイチョウ並木が763本ある→クリック
これだけの規模の並木がある道路は珍しいと思う。
歩いているのは烏山通りで右側の建物は昭和医科大学の付属病院。
それを通り過ぎた次の角を右折すれば、
西沢つつじ園が見えてくる。
この位置からでも終了しているのははっきりと確認できる(/o\)
回れ右して帰らないで見に行きましょう。
もう少しは花が残っていると予想していたのだが。
このオレンジのツツジは傷みが目立つので、
これ以上近づいてはいけません。
最も咲いている場所でこの程度。
手前の赤いツツジはボカしてピンクツツジに焦点を合わせる。
花びらが細いのはモチツツジ。
葉や茎がネバネバしていて「鳥もち」を連想させるのでその名前。
きれいに咲いている部分を狙って。
こういう背の高いツツジはあまり見ない。
これがヤマツツジなのかな。
背は高いのに花は小さい。
つつじ園の一画を。
こちらはネットで見つけた同じアングルの4月22日の写真→クリック
1週間出遅れたね。
西沢つつじ園は植木屋がツツジを栽培・展示販売している場所。それを一般にも開放しているというか塀に囲われていないから勝手に眺められる。
西沢さん宅を正面から。
公式ホームページなどはないがネットで調べると広さは約3000平米、ツツジは約100品種・1万5000株としているものが多い。3000平米とは900坪だからそれくらいの広さかと思うが、1万5000株もあるかなあ? 2019年に訪れた根津神社↓でも3000株なのに。
もっともここは庭園ではなく栽培地なので大きな株と株の隙間に植えられている、まだ小さな株まで数えれば数は増えるのかも知れない。それでも3000平米 ÷ 1万5000株 = 0.2平米 = 45センチ四方となり1万5000株はあり得ない。
ネットにはいい加減な情報が多い。しかも誰かが書いた間違った話がコピペコピペの繰り返しで拡散して「嘘も百回言えば真実となる」傾向も強い。コピペする前に常識を働かせて割り算くらいはしましょう。
こちらはおそらく育成中の若株専用エリア。
これだけの間隔で植えられている。
西沢つつじ園の隣に世田谷区立の「烏山つつじ緑地」がある。
隣にあれば当然ながら開花状況も同じ。
世田谷区のホームページによれば1000平米で32品種。
株数の記載はない。
そしてこちらの「ホリデーノート運営 / 大人女子のご機嫌なおでかけ」執筆の記事を掲載したヤフーニュースによれば西沢ツツジ園が3000平米で1万5000株、烏山つつじ緑地は1000平米で1000株と書かれている。内容的には関係者に取材した様子はなく、ネット情報を集めて書いたいわゆるコタツ記事。しかし写真が載っているから現地は訪れているはず。ツツジの密度感は変わらないのに面積が1/3で株数が1/15なんておかしいと気付よ。
奥に進むと柵があり(写真下にわずかに写っている)、
そこから先は西沢つつじ園の敷地。
元々この烏山つつじ緑地も西沢つつじ園の一部であり、いつからかはわからないが現在は世田谷区が管理している。相続税を払う代わりに物納でもしたのかな(あくまで想像です)。
なぜか最近よく気になるプラタナス。
同じくクネクネ・ゴツゴツしているものの葉の形がプラタナスとは違う。画像検索ではモチノキあるいはクロガネモチに近いが確信は持てず。
こちらの園内で撮影できるレベルに咲いていたのはこれだけ。
ところで私が使っているミラーレスデジカメの画像は横3に対して縦2の比率。iPhoneのカメラは横4に対して縦3。これをアスペクト比と呼ぶ。日本語では縦横比率と考えるが、英語では横縦らしく「横:縦」の順で表記される。縦を1に置き換えると
横3:縦2=縦1:横1.5
横4:縦3=縦1:横1.33
つまり3:2のほうが横長。
フィルムカメラもアスペクト比は3:2だった。それがなぜ4:3の比率が存在するかというと、デジカメが開発された当時に使われていたパソコンのブラウン管モニターの比率に合わせたから。昔のブラウン管テレビも4:3で、今の液晶テレビは16:9(縦を1にすると横は1.77)。
長くなるので途中は省略するけれど、現在は小さなデジカメやスマートフォン=小さなサイズの画像センサーを使う機器は4:3、一眼タイプやミラーレスなど大きなセンサーを使う機器は3:2が一般的。(今回のブログでは昭和医科大学の付属病院までがiPhone、それ以降がミラーレスデジカメでの撮影)
基本的には3:2のほうがスッキリした印象なので好み。でも縦に撮るとちょっと間延びした感じになる。その場合は4:3にしたいのに、そんな設定ができるカメラは存在しない。その辺のところをカメラメーカーさんはよろしく。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
ブログにはトリミングして対象を大きく見えるようにした写真も載せている。その場合もデジカメなら3:2、iPhoneで撮ったものは4:3の比率は維持している。
でもそれだとキレイじゃない部分をトリミングできなくて、
アスペクト比を無視してトリミング。
見応えがなかったツツジの代わりに、
シャガでも眺めておきましょう。
そういえば昨年は5月3日に練馬の平成つつじ公園へ出かけて完全終了していた。8800平米に600品種・1万株のツツジがすべて傷んでいて、それはそれは汚い風景で(^^ゞ 較べれば今回はまだマシとはいえツツジ名所巡りは2連敗。来年は記録更新しませんように。
だから今年はツツジ名所へ出かけないつもりだった。なのに何となく街中のツツジではなくもっとたくさん咲いているところが見たくなり。
しかしそう思い立ったのは既に4月30日とGW突入後。それでダメモトのつもりで、あまり遠くない場所として見つけたのが世田谷区にある西沢つつじ園。そしてきっちりダメモトだったお話(^^ゞ
地図の白い部分が世田谷区。
西沢つつじ園はその北西に位置する。
京王線の千歳烏山で下車。
トリではなくカラスね。
世田谷区ができる前は北多摩郡千歳村の大字(おおあざ)烏山だったところ。
駅を出たのは西口。
すぐに細い商店街が延びていて駅前らしいものはなし。
千歳烏山駅は特急も停まる駅なので、こちらは裏口なのだろう。
旧甲州街道を横切り、
奥に見えるタワマンの少し先に目的地はある。
現在の甲州街道・国道20号線を横切る。
甲州街道はとにかくケヤキの並木に囲まれている。
このあたり約7キロに渡って700本以上。
写真は交差点を横断中に慌てて撮ったのでイマイチ。
こちらの画像検索画面で見てちょうだい→クリック
さらに八王子付近ではイチョウ並木が763本ある→クリック
これだけの規模の並木がある道路は珍しいと思う。
歩いているのは烏山通りで右側の建物は昭和医科大学の付属病院。
それを通り過ぎた次の角を右折すれば、
西沢つつじ園が見えてくる。
この位置からでも終了しているのははっきりと確認できる(/o\)
回れ右して帰らないで見に行きましょう。
もう少しは花が残っていると予想していたのだが。
このオレンジのツツジは傷みが目立つので、
これ以上近づいてはいけません。
最も咲いている場所でこの程度。
手前の赤いツツジはボカしてピンクツツジに焦点を合わせる。
花びらが細いのはモチツツジ。
葉や茎がネバネバしていて「鳥もち」を連想させるのでその名前。
きれいに咲いている部分を狙って。
こういう背の高いツツジはあまり見ない。
これがヤマツツジなのかな。
背は高いのに花は小さい。
つつじ園の一画を。
こちらはネットで見つけた同じアングルの4月22日の写真→クリック
1週間出遅れたね。
西沢つつじ園は植木屋がツツジを栽培・展示販売している場所。それを一般にも開放しているというか塀に囲われていないから勝手に眺められる。
西沢さん宅を正面から。
公式ホームページなどはないがネットで調べると広さは約3000平米、ツツジは約100品種・1万5000株としているものが多い。3000平米とは900坪だからそれくらいの広さかと思うが、1万5000株もあるかなあ? 2019年に訪れた根津神社↓でも3000株なのに。
もっともここは庭園ではなく栽培地なので大きな株と株の隙間に植えられている、まだ小さな株まで数えれば数は増えるのかも知れない。それでも3000平米 ÷ 1万5000株 = 0.2平米 = 45センチ四方となり1万5000株はあり得ない。
ネットにはいい加減な情報が多い。しかも誰かが書いた間違った話がコピペコピペの繰り返しで拡散して「嘘も百回言えば真実となる」傾向も強い。コピペする前に常識を働かせて割り算くらいはしましょう。
こちらはおそらく育成中の若株専用エリア。
これだけの間隔で植えられている。
西沢つつじ園の隣に世田谷区立の「烏山つつじ緑地」がある。
隣にあれば当然ながら開花状況も同じ。
世田谷区のホームページによれば1000平米で32品種。
株数の記載はない。
そしてこちらの「ホリデーノート運営 / 大人女子のご機嫌なおでかけ」執筆の記事を掲載したヤフーニュースによれば西沢ツツジ園が3000平米で1万5000株、烏山つつじ緑地は1000平米で1000株と書かれている。内容的には関係者に取材した様子はなく、ネット情報を集めて書いたいわゆるコタツ記事。しかし写真が載っているから現地は訪れているはず。ツツジの密度感は変わらないのに面積が1/3で株数が1/15なんておかしいと気付よ。
奥に進むと柵があり(写真下にわずかに写っている)、
そこから先は西沢つつじ園の敷地。
元々この烏山つつじ緑地も西沢つつじ園の一部であり、いつからかはわからないが現在は世田谷区が管理している。相続税を払う代わりに物納でもしたのかな(あくまで想像です)。
なぜか最近よく気になるプラタナス。
同じくクネクネ・ゴツゴツしているものの葉の形がプラタナスとは違う。画像検索ではモチノキあるいはクロガネモチに近いが確信は持てず。
こちらの園内で撮影できるレベルに咲いていたのはこれだけ。
ところで私が使っているミラーレスデジカメの画像は横3に対して縦2の比率。iPhoneのカメラは横4に対して縦3。これをアスペクト比と呼ぶ。日本語では縦横比率と考えるが、英語では横縦らしく「横:縦」の順で表記される。縦を1に置き換えると
横3:縦2=縦1:横1.5
横4:縦3=縦1:横1.33
つまり3:2のほうが横長。
フィルムカメラもアスペクト比は3:2だった。それがなぜ4:3の比率が存在するかというと、デジカメが開発された当時に使われていたパソコンのブラウン管モニターの比率に合わせたから。昔のブラウン管テレビも4:3で、今の液晶テレビは16:9(縦を1にすると横は1.77)。
長くなるので途中は省略するけれど、現在は小さなデジカメやスマートフォン=小さなサイズの画像センサーを使う機器は4:3、一眼タイプやミラーレスなど大きなセンサーを使う機器は3:2が一般的。(今回のブログでは昭和医科大学の付属病院までがiPhone、それ以降がミラーレスデジカメでの撮影)
基本的には3:2のほうがスッキリした印象なので好み。でも縦に撮るとちょっと間延びした感じになる。その場合は4:3にしたいのに、そんな設定ができるカメラは存在しない。その辺のところをカメラメーカーさんはよろしく。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
ブログにはトリミングして対象を大きく見えるようにした写真も載せている。その場合もデジカメなら3:2、iPhoneで撮ったものは4:3の比率は維持している。
でもそれだとキレイじゃない部分をトリミングできなくて、
アスペクト比を無視してトリミング。
見応えがなかったツツジの代わりに、
シャガでも眺めておきましょう。
そういえば昨年は5月3日に練馬の平成つつじ公園へ出かけて完全終了していた。8800平米に600品種・1万株のツツジがすべて傷んでいて、それはそれは汚い風景で(^^ゞ 較べれば今回はまだマシとはいえツツジ名所巡りは2連敗。来年は記録更新しませんように。
wassho at 20:28│Comments(0)│
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