2025年08月21日
長くなったもの、短くなったもの 後編その3
これまで書いてきたように私の記憶や推測が正しければ、クルー丈より短いスニーカー丈やハイカット丈のスニーカーが、ランニング用品ではなく一般のソックスとして売り出されたのは2000年頃あるいは2000年代中頃。
ジョギングをするときは真冬でも短パンだったから、長いパンツにスニーカー丈のソックスを組み合わせてはいたのはこのときが最初。季節はもちろん夏。
始めて買って、
はいて、
自宅を出て、
あまりの涼しさに驚き、
「これを考案した人に一生感謝する」と心の中で手を合わせた(オオゲサ)。ここまで直近5回のブログは、ここ数年愛用してきた膝下まである七分丈の短パンを、普通丈の膝が少し出る短パンに戻したら涼しかった話から始まっている。しかしこのときの感動はそれを上回る。短パンの七分丈→普通丈が涼しい→さらに涼しい感覚なのに対して、長パンに短いソックスの組み合わせは暑い→涼しいで感謝したいほどのインパクトだった。
それ以来は暑い季節はビジネスシーンでも、スーツのときを除いて、たとえネクタイを締めていてもスニーカー丈あるいはハイカット丈のソックスしかはいていない。まあ足を組んで座らない限り見えないし。
画像はhttps://x.gd/Fkov5(短縮URL使用)から引用編集
一方で、さらに丈が短く靴をはいているとまったく見えないフットカバーやカバーソックスの歴史は男女によって分かれる。先行したのは女性のパンプス用として。
大手のアツギは1991年から似たような商品を発売していたらしい。無印良品のホームページによると同社が発売したのは2002年からで、広く知られるようになったのは2009年あたりとある。2008年に書かれた別の取材記事で「ここ1、2年の流行ではなく定番化してきている」ともあった。とりあえず女性用は2000年代後半から一般的だったようだ。
ただしルーズソックスのコギャルだけでなく、大人の若い女性もストッキングをはかずに生足になった始まりは1996年が通説。だとすれば生足ブームからフットカバー普及まで約10年間のタイムラグがある。
すると生足の大人女子はパンプスを石田純一のように素足で履いていたのか、あるいはビジネスシーンでも生足の際はサンダルやミュールだったのか。チョット興味はあるけれど今回はそこまで調べていない。
女性用のフットカバーが2000年代後半には一般化していたのに対して、男性用はグンゼの発売が2013年で、また「男性用フットカバーが人気」との2015年の雑誌記事を見つけたので、女性に遅れること7〜8年で広まったと考えられる。
それはたぶん必然性があったかどうかの違い。
和装から洋装に変わって以来、日本の女性はスカートの際にストッキングをはいてきた。寒い時期の防寒用途を除けば、「生足なんてはしたない、それを人に見られるのは恥ずかしい」との気持ちと「ストッキングをはいたほうが引き締まって美脚に見える」の2つの要素があったと思われる。バブル時代(1986年昭和61年〜1991年平成3年)といえば思い出すのはワンレンでボディコンのセクシーな衣装。そんなファッションのときでも生足ではなくストッキングをはいていたのである。
1996年からの生足ブームは、とあるスーパーモデルの来日がきっかけと一般に解説される。きっかけはそうだったとして、だんだんと熱帯化する日本の夏にストッキング・レスの快適さを体験し、先ほどの2つの意識を上回ったのではないかな。
これは気象庁による猛暑日の年間日数のグラフ。
90年代中頃から増加のピッチが上がっているのがわかる。
詳しくはhttps://x.gd/juz2O(短縮URL)を参照してちょうだい。
この気象状況も後押ししてストッキングははきたくない、でも素足で革のパンプスはーーーとの実用性ニーズでフットカバーが求められたと考えられる。
対して男性の革靴を素足で履いているように見せたいとは単純にオシャレ欲求。そこそこの人数ボリュームが一斉に生足になった女性と違い、素足で革靴を履くのはそれまで石田純一的とキワモノ扱いされてきた歴史もあって、最初はマーケットもごく小さく、ゆえに靴下メーカーも対応しなかった。それが男性用フットカバーが女性用より7〜8年遅れた理由だと推測している。(なお石田純一は本人の弁によると1985年昭和60年から素足で革靴)
ちなみに私は素足で革靴が格好いいとの意識もなく、またあれはローファータイプの革靴に似合うスタイルであり、そんな革靴もあまり持っていないので基本的にフットカバーのソックスは使わない。
でもあるとき、このクラシカルなウイングチップ(つま先などに装飾があるタイプ)の革靴なのに、カジュアルな色で、しかもソールがスニーカータイプのこの靴を衝動買いして、これのためにフットカバーを買ったことがある。
でもやはり革靴の素足履きはやはりローファーのような足の甲が多く見える靴でないと似合わなかった。それにフットカバーは靴を脱ぐときに一緒に脱げてしまうのが面倒(脱げないよう改良しましたと書いてあったのに)。それにこの靴、ソールがスニーカーぽいのに履き心地がちっともよくなくて、ほぼ新品の状態で靴箱に眠ったまま(>_<) 実は色違いで2足衝動買いしてしまったのに(>_<) (>_<)
そんなわけででフットカバーは数回はいただけ。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
とりあえずここでは短いソックスを、
くるぶしあたりまでのスニーカー丈やハイカット丈に限定し、
それが普及したのを2000年代中頃と遅めに設定したとしても、
もう20年の歴史がある。
十年ひと昔ならぬ、ふた昔前からである。
だから暑い季節にそれをはくのは、もうファッションとは関係なくごく当たり前の選択になってている。とくに足元が露わになる短パンのときは必須。クルー丈のソックスでは実際にも、見た目にも暑苦しいと感じる。
それでもたまにおジイちゃんが、こんなふうに短パンにクルー丈のソックスというか黒い「紳士靴下」をビシッとはいているのを見かける(もちろんシャツもイン!)。おそらくはファッションに興味がないというよりも、情報収集能力が低下して短い丈のソックスを知らないのだと思う。こうならないように気をつけないと(^^ゞ
しかししかしである。
ファッションとは流行が流行遅れになり、そしてそれがまた復活してくる輪廻転生。最近はふくらはぎの中程まである昔ながらのクルー丈ソックスがリバイバルしているのだ。
画像は今年夏のファッション雑誌からのコラージュ。
シャツはインしていないものソックスはおジイちゃんと一緒!
画像はhttps://x.gd/AkqT3、https://x.gd/tTgPX、https://x.gd/EiSKh、https://x.gd/JAo3F、https://x.gd/qG2MG、https://x.gd/WJq9n(短縮URL使用))から引用編集
実はこれ2年ほど前からの現象で、いわゆるZ世代(概ね1997年〜2012年頃に生まれ:今年で13歳〜28歳)に多く見られる。彼らは自分たちより上のミレニアム世代(概ね1980年〜1990年代半ば生まれ:今年で30歳〜45歳)が「短いソックスをはいていてダサい」とバカにしてなぜか世代間抗争になっている。ミレニアム世代が好むスキニーパンツに対抗してバギーパンツをはき始めたのもZ世代。
アメリカでは「ソックスを見れば年齢がわかる」とまで言われるトレンドであるが、日本の街中で観察してみると20〜25歳前後の層で短パンにクルー丈のスタイルの若者がそこそこいる。今の季節はサンダルだと裸足だし、長パンだと見た目ではわからないから観察以上にいるかも知れない。それでもそうじゃない若者も多くいるのはアメリカより日本が暑いからかも知れない。なおこのファッショントレンドとは関係なく、おジイちゃんと同じノリでクルー丈のソックスのなのに、一周回って先端ファッションになっている人もいるので見極めが難しい(^^ゞ
昔のように短パンでもクルー丈のソックスが 当たり前の時代がまたやってくるのだろうか。今のところ私はスニーカー丈がダサいという感覚は持っていないし、それになんといってもクルー丈より涼しいからスニーカー丈をはき続けるつもり。でもそんなスタイルが先ほどのおジイちゃんのイラストのような扱いをされたら凹むなあ(/o\)
今回のタイトルを正確に表現すると「長くなったもの、短くなったもの、そしてまた長くなりつつあるもの」。まあファッションとはそうやってフェードアウトとリバイバルの繰り返し。バギーパンツなんて私が小学生の頃にブームで、もうとっくに死語だと思っていたのに、今やユニクロでも販売されるくらい復活してビックリ。そのうち聖子ちゃんカットや真知子巻きもまた流行ったりして(^^ゞ
おしまい
ジョギングをするときは真冬でも短パンだったから、長いパンツにスニーカー丈のソックスを組み合わせてはいたのはこのときが最初。季節はもちろん夏。
始めて買って、
はいて、
自宅を出て、
あまりの涼しさに驚き、
「これを考案した人に一生感謝する」と心の中で手を合わせた(オオゲサ)。ここまで直近5回のブログは、ここ数年愛用してきた膝下まである七分丈の短パンを、普通丈の膝が少し出る短パンに戻したら涼しかった話から始まっている。しかしこのときの感動はそれを上回る。短パンの七分丈→普通丈が涼しい→さらに涼しい感覚なのに対して、長パンに短いソックスの組み合わせは暑い→涼しいで感謝したいほどのインパクトだった。
それ以来は暑い季節はビジネスシーンでも、スーツのときを除いて、たとえネクタイを締めていてもスニーカー丈あるいはハイカット丈のソックスしかはいていない。まあ足を組んで座らない限り見えないし。
画像はhttps://x.gd/Fkov5(短縮URL使用)から引用編集
一方で、さらに丈が短く靴をはいているとまったく見えないフットカバーやカバーソックスの歴史は男女によって分かれる。先行したのは女性のパンプス用として。
大手のアツギは1991年から似たような商品を発売していたらしい。無印良品のホームページによると同社が発売したのは2002年からで、広く知られるようになったのは2009年あたりとある。2008年に書かれた別の取材記事で「ここ1、2年の流行ではなく定番化してきている」ともあった。とりあえず女性用は2000年代後半から一般的だったようだ。
ただしルーズソックスのコギャルだけでなく、大人の若い女性もストッキングをはかずに生足になった始まりは1996年が通説。だとすれば生足ブームからフットカバー普及まで約10年間のタイムラグがある。
すると生足の大人女子はパンプスを石田純一のように素足で履いていたのか、あるいはビジネスシーンでも生足の際はサンダルやミュールだったのか。チョット興味はあるけれど今回はそこまで調べていない。
女性用のフットカバーが2000年代後半には一般化していたのに対して、男性用はグンゼの発売が2013年で、また「男性用フットカバーが人気」との2015年の雑誌記事を見つけたので、女性に遅れること7〜8年で広まったと考えられる。
それはたぶん必然性があったかどうかの違い。
和装から洋装に変わって以来、日本の女性はスカートの際にストッキングをはいてきた。寒い時期の防寒用途を除けば、「生足なんてはしたない、それを人に見られるのは恥ずかしい」との気持ちと「ストッキングをはいたほうが引き締まって美脚に見える」の2つの要素があったと思われる。バブル時代(1986年昭和61年〜1991年平成3年)といえば思い出すのはワンレンでボディコンのセクシーな衣装。そんなファッションのときでも生足ではなくストッキングをはいていたのである。
1996年からの生足ブームは、とあるスーパーモデルの来日がきっかけと一般に解説される。きっかけはそうだったとして、だんだんと熱帯化する日本の夏にストッキング・レスの快適さを体験し、先ほどの2つの意識を上回ったのではないかな。
これは気象庁による猛暑日の年間日数のグラフ。
90年代中頃から増加のピッチが上がっているのがわかる。
詳しくはhttps://x.gd/juz2O(短縮URL)を参照してちょうだい。
この気象状況も後押ししてストッキングははきたくない、でも素足で革のパンプスはーーーとの実用性ニーズでフットカバーが求められたと考えられる。
対して男性の革靴を素足で履いているように見せたいとは単純にオシャレ欲求。そこそこの人数ボリュームが一斉に生足になった女性と違い、素足で革靴を履くのはそれまで石田純一的とキワモノ扱いされてきた歴史もあって、最初はマーケットもごく小さく、ゆえに靴下メーカーも対応しなかった。それが男性用フットカバーが女性用より7〜8年遅れた理由だと推測している。(なお石田純一は本人の弁によると1985年昭和60年から素足で革靴)
ちなみに私は素足で革靴が格好いいとの意識もなく、またあれはローファータイプの革靴に似合うスタイルであり、そんな革靴もあまり持っていないので基本的にフットカバーのソックスは使わない。
でもあるとき、このクラシカルなウイングチップ(つま先などに装飾があるタイプ)の革靴なのに、カジュアルな色で、しかもソールがスニーカータイプのこの靴を衝動買いして、これのためにフットカバーを買ったことがある。
でもやはり革靴の素足履きはやはりローファーのような足の甲が多く見える靴でないと似合わなかった。それにフットカバーは靴を脱ぐときに一緒に脱げてしまうのが面倒(脱げないよう改良しましたと書いてあったのに)。それにこの靴、ソールがスニーカーぽいのに履き心地がちっともよくなくて、ほぼ新品の状態で靴箱に眠ったまま(>_<) 実は色違いで2足衝動買いしてしまったのに(>_<) (>_<)
そんなわけででフットカバーは数回はいただけ。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
とりあえずここでは短いソックスを、
くるぶしあたりまでのスニーカー丈やハイカット丈に限定し、
それが普及したのを2000年代中頃と遅めに設定したとしても、
もう20年の歴史がある。
十年ひと昔ならぬ、ふた昔前からである。
だから暑い季節にそれをはくのは、もうファッションとは関係なくごく当たり前の選択になってている。とくに足元が露わになる短パンのときは必須。クルー丈のソックスでは実際にも、見た目にも暑苦しいと感じる。
それでもたまにおジイちゃんが、こんなふうに短パンにクルー丈のソックスというか黒い「紳士靴下」をビシッとはいているのを見かける(もちろんシャツもイン!)。おそらくはファッションに興味がないというよりも、情報収集能力が低下して短い丈のソックスを知らないのだと思う。こうならないように気をつけないと(^^ゞ
しかししかしである。
ファッションとは流行が流行遅れになり、そしてそれがまた復活してくる輪廻転生。最近はふくらはぎの中程まである昔ながらのクルー丈ソックスがリバイバルしているのだ。
画像は今年夏のファッション雑誌からのコラージュ。
シャツはインしていないものソックスはおジイちゃんと一緒!
画像はhttps://x.gd/AkqT3、https://x.gd/tTgPX、https://x.gd/EiSKh、https://x.gd/JAo3F、https://x.gd/qG2MG、https://x.gd/WJq9n(短縮URL使用))から引用編集
実はこれ2年ほど前からの現象で、いわゆるZ世代(概ね1997年〜2012年頃に生まれ:今年で13歳〜28歳)に多く見られる。彼らは自分たちより上のミレニアム世代(概ね1980年〜1990年代半ば生まれ:今年で30歳〜45歳)が「短いソックスをはいていてダサい」とバカにしてなぜか世代間抗争になっている。ミレニアム世代が好むスキニーパンツに対抗してバギーパンツをはき始めたのもZ世代。
アメリカでは「ソックスを見れば年齢がわかる」とまで言われるトレンドであるが、日本の街中で観察してみると20〜25歳前後の層で短パンにクルー丈のスタイルの若者がそこそこいる。今の季節はサンダルだと裸足だし、長パンだと見た目ではわからないから観察以上にいるかも知れない。それでもそうじゃない若者も多くいるのはアメリカより日本が暑いからかも知れない。なおこのファッショントレンドとは関係なく、おジイちゃんと同じノリでクルー丈のソックスのなのに、一周回って先端ファッションになっている人もいるので見極めが難しい(^^ゞ
昔のように短パンでもクルー丈のソックスが 当たり前の時代がまたやってくるのだろうか。今のところ私はスニーカー丈がダサいという感覚は持っていないし、それになんといってもクルー丈より涼しいからスニーカー丈をはき続けるつもり。でもそんなスタイルが先ほどのおジイちゃんのイラストのような扱いをされたら凹むなあ(/o\)
今回のタイトルを正確に表現すると「長くなったもの、短くなったもの、そしてまた長くなりつつあるもの」。まあファッションとはそうやってフェードアウトとリバイバルの繰り返し。バギーパンツなんて私が小学生の頃にブームで、もうとっくに死語だと思っていたのに、今やユニクロでも販売されるくらい復活してビックリ。そのうち聖子ちゃんカットや真知子巻きもまた流行ったりして(^^ゞ
おしまい
wassho at 22:44│Comments(0)│
│生活、日常




