2026年01月05日

イメージと違いつまらなかった青海波

青海波(せいがいは)とは、
古典的な幾何学文様の一種でありまた舞楽の演目のひとつ。


文様の青海波はその名前を知らなくても、
誰もが目にしたことがあるはず。
10文様


穏やかな「春の海ひねもすのたりのたりかな」のイメージだろうか。
11文様2


あるいは水面に光が反射している様子にも思える。
12文様3


もっとも青海波のネーミングがなければウロコを連想したかも知れない(^^ゞ
13鯉のぼり


青海波は日本の伝統文様のように扱われるものの、その発祥は古代のササン朝ペルシャ(226年〜651年)。それがシルクロードを経て古墳時代の終わり頃に日本に伝来。古墳時代は250年あたりから600年代だからほぼ同時期に伝わったことになる。

当時の日本人はこのペルシャの最新モードが気に入ったらしく、この「盛装女子」と何となく今っぽい名前が付けられた埴輪にも青海波の文様が見られる。
14埴輪1

15埴輪2


現在でも着物など和風系を中心に青海波のデザインは使われている。
16青海波商品

画像はhttps://x.gd/U4idT、https://x.gd/MC30f、https://x.gd/y2Ngr、https://x.gd/cDJbM、https://x.gd/dYjbG、https://x.gd/7G3jR、https://x.gd/iplzV、https://x.gd/nuVpr、https://x.gd/pVyD9(短縮URL使用))から引用編集

また青海波には、波のように見える同心円を扇状に重ねた連続模様以外にも様々なバリエーションがある。

 花青海波:青海波の形を菊や梅などの花にアレンジ。
 破れ青海波:波の一部が途切れていたり、欠けているデザイン。
 松竹梅青海波:松、竹、梅といった縁起の良い植物と組み合わせ。
 牡丹青海波:紅葉と牡丹の組み合わせ。
 紅葉青海波:紅葉と青海波の組み合わせ。

画像中央上段の帯は菊にアレンジした花青海波だけれど、多少の知識がないとこれが青海波とは思えないね。まあ菊にも見えないが。 帯の画像はhttps://x.gd/J9YSn、茶碗はhttps://x.gd/GZWqp(短縮URL使用)から引用
17青海波バリエーション


青海波は縁起のよい吉祥文様とされている。円を扇状に重ねている=扇=末広がりがその理由で、またたくさんの扇形が連続している=未来永劫や子孫繁栄との解釈もある。そうすると破れ青海波は縁起が悪くなってしまうけど。

また青海波のネーミングによって波や海をイメージするが、意外にも水に関する文様として扱われるのは鎌倉時代以降らしい。

その青海波のネーミングは舞楽のタイトルである青海波から取られている。舞楽の青海波は平安時代に始まり、寄せる波・引く波を表現する舞で、装束には波模様と千鳥を配するしきたりになっていた。その波つながりでこの文様が青海波と呼ばれるようになったようだ。

ただし現在の装束は青海波文様が使われているものの、

 平安時代の装束の波模様が青海波文様だったかどうかは不明。
 青海波文様がいつ頃から青海波と呼ばれるようになったかも不明。

ではある。


例によって前書きが長くなった(^^ゞ
青海波には文様と舞楽があって本題は舞楽についてである。




ーーー続く

wassho at 23:09│Comments(0) ノンジャンル 

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