2026年03月31日

新宿御苑でサクラ巡り(まずは温室から)

今年のしだれ桜は新宿御苑に見に行こうと割と早くに決めていた。そして公式SNSで3月22日にしだれ桜が見頃になったとの報告。しかし翌日からは曇ったり雨が降ったりが多く。早く行かないと見頃が過ぎるし、またソメイヨシノが満開になって混雑するのにと気を揉むものの天候には勝てない。結局は出遅れて、東京でサクラ(ソメイヨシノ)の満開宣言が出た3月28日に出かけてきた。

ついでに書くと見頃になったの前に、いつ頃に見頃になりそうかの報告が欲しいな。それがあれば事前に都合を立てやすい。23日はそこそこいい天気だったが、そんなに急には出かけられない。


新宿御苑ではお花見シーズンの3/28(土)・3/29(日)・4/4(土)・4/5(日)は入場予約制になっていて、事前にネットで電子チケットを購入しなければならない。そのQRコードをスマホに表示し、駅の改札のようなゲートで読み込ませて通る仕組み。普段は入場口でチケットを買うこともできるが、この4日間は電子チケットのみ。もうスマホがないと花見すらできない時代になっている。
100-DSCF0075


前日に午前10時からのチケットを買って、
10時ちょっと過ぎに新宿御苑の新宿門に到着。

改札ゲートまでの間をジグザグに何度も何度も歩かされる。
101-DSCF0077

102-DSCF0080


ようやく改札ゲート。
この人数ならジグザグの回数は半分程度でよかったはず。
おそらく最混雑時に備えて通路を設定したのだろうが、もっと臨機応変に対応して欲しい。
103-DSCF0082


敷地の北西にある新宿門から東に進む。
105-1DSCF0086


本日の第1目的地は玉藻池にあるタカトオコヒガンザクラ(高遠・小・彼岸)、第2目的地が大好物の整形式庭園のプラタナス並木。第3目的地が下の池にあるしだれ桜。それ以外は適当にブラブラしながらとのプラン。タカトオコヒガンザクラも公式SNSでしだれ桜より先に見頃とあったので、もう期待薄なのは承知の上。
105-2マップ1


最初に迎えてくれたのはオトメツバキ。
106-DSCF0088


ツバキといえば花の中心に黄色い雄しべが集まっているのが特徴で、これがオトメツバキと知らなければバラに見えなくもない。この花の中心部が見えない咲き方が「宝珠(ほうじゅ)咲き」。珠とは丸いものを示す。真珠や数珠(じゅず)など。
107-DSCF0090

花びらが多い咲き方をよく八重咲きというが、あれは花びらが8枚ではなく八重=重なっているとの意味。例えば八重歯。花の場合は花びらがだいたい6枚以上を八重咲きと呼ぶみたい。そしてこのオトメツバキのように枚数の多いのは千重(せんえ)咲きとオーバーな表現になる。千重咲きは花びらが密集するので必然的に宝珠咲き。

オトメツバキは江戸時代にいわゆる品種改良によって生まれた園芸種。可憐な姿だから乙女かと思いきや、これを栽培している藩が他藩への流出を禁止し、それで「お止め椿」になったとの説もある。


通路沿いのソメイヨシノ。
108DSCF0093のコピー

気象庁はこの日に東京で満開宣言を出した。
でもここ新宿御苑ではまだ6.5分咲きくらいな印象。

なお気象庁の満開の定義は靖国神社にある標本木の8割が開花している状態。いわゆる八分咲き。最初に咲いた花から順に散っていくので花芽のすべてが開花している10分咲きはあり得ない。


このソメイヨシノの下は以前に見に来たスイセン。
110DSCF0097


ここにあったのはたぶん花の中心部まで白いペーパーホワイトというスイセン。スイセンの花は終わって今はニラにしか見えない。なおかつその下にたくさん咲いている小さな白い花がハナニラとややこしい状態である。
111DSCF0095

スイセンはニラと似ており間違えて食べて中毒を起こしたニュースが毎年報じられる。また野菜のニラの花(花ニラ)は食べられるけれど、このハナニラも有毒で要注意植物。名前の由来は葉を傷つけるとニラのような匂いがするのでハナニラ。ここでは傷ついていないのでこのあたり一帯がニラ臭いなんてことはもちろんない。


ソメイヨシノと通路を挟んだ反対側にもハナニラが咲いていた。
112-1DSCF0114

112-2DSCF0112



中央のピンクがかったサクラはジュウガツザクラ。
旧暦の10月(現在の11月)にも花を開く二季咲き。
115DSCF0110


以前に新宿御苑は品種の表示が不足していると書いた。
それが一気にQRコードで音声案内付きの表示をするようだ。
しかし、この花見シーズンに準備中とは。
そういうとこやぞ新宿御苑。
116DSCF0106


やはりサクラはほんのり桜色をしていないと。
117DSCF0108

118DSCF0105


こちらは隣のサクラで、こんなに白くちゃつまらないと、
いつものようにソメイヨシノをディスる(^^ゞ
119DSCF0099


少し先にあった桜色のサクラ。
実に美しい。
122DSCF0115

123DSCF0117

124DSCF0118

ただし品種名の表示はなかった。
そういうとこやぞ新宿御苑(2回目)。


芝生広場を右手に見ながら、
130-DSCF0119


左手側に見えてきたのは温室。
131-DSCF0120


上の写真の左側に芝生が少し盛り上がっている部分がある。高いところは登る、突き出しているところは先端まで行くのが子供の頃から変わらない行動パターン。
132-DSCF0123


温室での展示とは別に植物を育てているようなバックヤードが見えた。
133-DSCF0124


温室入り口近くにあった説明看板。
大正時代のものを「遺構」で「発掘」とは表現が大げさ過ぎないかい?
134-DSCF0129


温室は少し高台にあり周りの景色がよく見える。
135-DSCF0126

136-DSCF0127

そしてここで予定にはなかった温室を見学すると決定。その理由は本日は午後になると晴れ間が広がるとの予報で、写真のようにこの時点ではまだ雲が多かった。つまり晴れるまでの時間稼ぎ。青空が背景でないと肉眼でも写真でも花の美しさは半減する。もちろん温室の中の展示にも興味があった。入館は今回が初めて。



温室の入り口。
別途料金は不要。
140-DSCF0131


中に入って緊急事態発生!
ものすごい湿度でカメラのレンズが曇る。
レンズを拭いても拭いても瞬時にまた曇る(/o\)
もちろん曇っているのはレンズだけで肉眼では別にモヤが掛かっているわけではない。
141-DSCF0133


画像ソフトの「かすみ除去」のコマンドを実行してみたら曇りが取れた。
以降の写真は「かすみ除去」済み。
142-DSCF0133のコピー


ジャングルっぽい雰囲気は大好き。
143-DSCF0137

145-DSCF0144


変わった花を期待していたのに花はあまり多くなかった。
146-DSCF0141


通路の最後は行き止まりで、
147DSCF0143


引き返してここが分岐点。
150-DSCF0145

この写真は「かすみ除去」なし。
レンズはこれだけ曇っている。
それが不思議なことにこの扉をくぐると、


レンズの曇りが取れた。
この写真も「かすみ除去」をしていないのにクリア。
151-DSCF0148

いくつかにゾーニングされている別の場所へと移動したとはいえ、天井部分は共通でつながっているし、体感的に湿度が下がったとも思えないのに不思議。


クリアなレンズで花もきれいに撮れてよし。
152-1DSCF0149


新宿御苑のホームページにはなぜか温室の案内マップが掲載されていない。そういうとこやぞ新宿御苑(3回目)。これはネットで見つけた2012年のこの温室竣工当時の平面図。おそらく大きくは変わっていないだろう。画像はhttps://xtech.nikkei.com/kn/article/building/news/20121127/593210/から引用
152-2のコピー

レンズが曇ったのはピンクで塗ったエリア。
現在位置は青い星印。


でも少し先でまた曇ってきた。
153-DSCF0155

154-DSCF0156


温室の中より眺めるサクラ。
これは「かすみ除去」あり。
155-DSCF0157


サボテンがあるからここは乾燥地コーナー。
でも曇ったので「かすみ除去」あり。
156-DSCF0160


メキシコ原産のセドゥム・モルガニアヌム。
長くて覚えられないが、和名は「玉つづり」とわかりやすい。
157-DSCF0161


絶滅危惧種のキンシャチ。
でもお店ではたくさん売っている。
158-DSCF0163


これは以前に育てていた緋牡丹の台木の三角柱というサボテンに似ている。サイズはまったく違うが。
159-DSCF0162


サボテンコーナーを離れてしばらく進むと、またレンズはまったく曇らなくなった。
165-DSCF0166


アロカシア・グリーンベルベット。葉がベルベットの質感らしいが触ってくるのを忘れた。それよりもこんな模様をした宇宙怪獣がいたような気がして、それを思い出せなくてずっと気になっている(^^ゞ
166-DSCF0167

167-DSCF0168


ランのコーナー。
水もしたたるいいお花。
168-DSCF0170

169-DSCF0171

170-DSCF0173

171-DSCF0175

172-DSCF0177


1度見たら忘れられない形のアンスリウム。
173-DSCF0185


赤いのは花ではなく葉が変化した苞(ほう)。
黄色い突起が肉穂花序(にくすい かじょ)と呼ばれ、その表面にあるツブツブが花。
174DSCF0180


池にはスイレンが3つだけ。
温室とはいえまだ季節じゃないからか。
180DSCF0188

181DSCF0183


唐突にレモンが出現。
185-DSCF0189


インド東北部と書かれているのはヒマラヤ山脈のこと。
意外にもヒマラヤの麓(ふもと)は亜熱帯気候。ネパールは冬でも20度はある。
186-DSCF0190


このレモンは手のひらを広げたくらいのビッグサイズ。
でも、できれば実になる前の花を見たかったな。
187-DSCF0191


最近は園芸店でよく見かける人気のビカクシダ。麋角(びかく)とはヘラジカの角。コウモリランとも呼ばれるがランとは関係なくシダ植物。
188-DSCF0194

189-DSCF0196



ざっと回って30分弱。
本当はもう1周したかったのだけれど暑くて断念。
そこそこ汗ばんだ。
でも楽しかったので、これから新宿御苑に来たら毎回訪れましょう。




ーーー続く

wassho at 19:40│Comments(0) お花畑探訪 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔