2026年04月10日

スタジアム通り

3月28日に新宿御苑でサクラ巡りをした後はノープランだった。そこでとりあえず国立競技場に向かい建物の周囲を半分ほど歩いて回った(前回の投稿)。その後は青山通りまで下って、外苑前か表参道あるいは渋谷まで散歩して、そこから電車で帰るつもりで歩き始める。


手前のビルはJAPAN SPORT OLYMPIC SQUAREとビル名がなぜか英語。フリガナを振ればジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア。日本スポーツ協会と日本オリンピック委員会の本部。ここが日本スポーツ界の総本山でありスポーツ利権の巣窟でもある(^^ゞ 以前は代々木競技場に隣接するビルに入っていたのを、東京オリンピックに併せてこのビルを2019年に竣工。

ところでビル名のJAPAN SPORT〜は日本スポーツ協会の英文表記がJapan Sport Associationなのによる。各種競技団体の集まりなのにsportSの複数形ではなくsporTと単数形なのは

 複数形:具体的な複数の競技
 単数形:個別の競技以外に「スポーツという概念・活動全体」を表す

から。英語は何かと難しい。日本スポーツ協会の前身の日本体育協会はJapan Amateur Sports Associationと複数形だったけれど、2018年の改称の際にAmateurを外しただけでなくSportsからSportへ変更している。しかし日本語表記ではスポートではなくスポーツのまま。英語と日本語の関わりはもっと難しい。ついでに書くとネイティブは語尾のTもSもごく弱くしか発音しないので、どちらもほとんど「スポー」にしか聞こえない。
25DSCF0539

奥のビルは日本青年館。かつては神宮第二球場(2021年に解体)の向かいで現在は国立競技場の敷地内となっているところに建っていた。こちらも国立競技場の建て替え・拡張に伴ってこの場所に移転。竣工は2017年。

日本青年館とはヘンな名前に感じる。ホームページによれば「日本青年館は、ホテル経営の傍ら、全国の青年団の育成と青少年活動を支援すると共に施設の利活用を通じ、スポーツの振興を図ることを目的とする一般財団法人です」となっている。青年団の全国組織としては日本青年団協議会があり(法人ではない任意団体)、その拠点とする日本青年館の設立運営のために分離・法人化したのが日本青年館のようだ(任意団体では不動産の所有はできない)。例えは悪いがヤクザの組とフロント企業のような関係。

それはさておき、これが1979年竣工で2015年まであった旧日本青年館。
現在の青年館はただのビルでも、こちらは「館」ぽい建物。
26旧日本青年館

屋根が低くなっている部分はホール。私が初めて数百人を前に講演をしたのがここ。思い出の場所だったのに無くなってしまいちょっと残念。

なお新しい日本青年館の正式なビル名は「日本青年館・日本スポーツ振興センタービル」となっている。日本スポーツ振興センターとは国立競技場などの施設を所有している文科省の独立行政法人。totoやBIGなどのサッカーくじもここが運営している。日本青年館とビルを共同所有しているのだろう。



国立競技場から青山通りに向かう道路が通称スタジアム通り。
左側の植え込みは、
29DSCF0543


神宮球場。
正式には明治神宮野球場でオーナーは明治神宮。
ただしその名前で呼ばれることまずないね。
30-DSCF0541

31-DSCF0546


その先に秩父宮ラグビー場。
32-DSCF0547

ゲートの上部に「国立競技場秩父宮ラグビー場」と書かれている。しかしそれが正式名称でも、ここが国立競技場の付属施設でもない。おそらくこれは国立の霞ヶ丘陸上競技場、国立の秩父宮ラグビー場と呼び分けていた頃の名残が建物に刻まれたまま残っていると思われる。文字も「國立」と旧字。

秩父宮ラグビー場は2030年頃に神宮第二球場跡へ移転され、その後にここは取り壊されて新しい神宮球場が建設される。だからこの「国立競技場秩父宮ラグビー場」を見られるのもあと4年ほど。


東京サントリー・サンゴリアスのバナー。
33-DSCF0549

ところで上の写真もサンゴリアスの黄色ばかりで対戦相手の掲示が何もない。入場口を分けているのか? まあラグビーチームはどこも知らないからいいけど。サンゴリアスもこの日に初めて知った。ちなみに現在、新日鉄釜石は日本製鉄釜石シーウェイブス、神戸製鋼はコベルコ神戸スティーラーズになっているらしい。もう浦島太郎状態(^^ゞ


ところでサッカーのJリーグに相当するのが、ラグビーではジャパンラグビー リーグワン(JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)で通称がリーグワン。JリーグにはJ1〜J2〜J3とあるのでリーグワンは最上位リーグかと思うと、そうではなくリーグワンの中にデビジョン1〜3と階層化されている。つまりリーグワン1、リーグワン2、リーグワン3。ネーミングセンス的にはちょっと首をかしげたくなる。

さらにラグビーには一般に普及している15人制とは別に13人制のラグビーが存在してルールもかなり違う。イングランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランドそれにフィジー、パプアニューギニアなどの南太平洋の国々で人気がある。そしてそれを区別する英語名称が

  15人制:ラグビーユニオン Rugby Union
  13人制:ラグビーリーグ Rugby League

であり、13人制でリーグの単語が使われている。つまり日本のラグビーは15人制なのに13人制とリーグの文字が被るのだ。なのにどうしてジャパンラグビー リーグワンなんて名称にしたのだろう。次にラグビーに詳しい知人に会ったら尋ねてみよう。



秩父宮ラグビー場を過ぎれば青山通りまで200mほど。
さてこの後はどうするか。

wassho at 20:06│Comments(0) イベント、旅行 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔