2004年11月13日

いらっしゃいませ←→笑顔

近くの公園でジョギングしていたら足の指が突然痛み出したので、散歩に切り替えて、ついでにブックオフへ。


2冊ほどいい本を買えたのはラッキーだったが、いつも閉口するのは店員の「いらっしゃいませ、こんにちわー」の叫び。もちろん私を歓迎してくれたのではなく、黙々と本を整理しながら定期的に叫ぶ。私が真横にいても本棚に向かって叫ぶ。誰かが叫んだら、店員が順番に叫ぶマニュアルがあるのだろうな、きっと。


物販店、飲食店にかかわらず「いらっしゃいませ」の挨拶は礼儀、美徳となっている。ただし、それは挨拶としてコミュニケーションになっていればの話だと思う。

また店舗や従業員の活気を出すために「いらっしゃいませ」は効果的とされている。デパートやスーパーの朝礼で「いらっしゃいませ」を唱和する光景はテレビでもお馴染みだ。それを否定しないが、機械的に発せられる「いらっしゃいませ」は、程度問題ではあるが、やはり私には雑音にしか聞こえない。まあ、1日に何百回も「いらっしゃいませ」しなければならない店員の気持ちもわからなくはないが−−−。


ブックオフなどは雑然として店舗という心構えがあるので、まだいいのだが、時々我慢できなくなるのは飲食店。安い店だけでなく、高級な寿司屋でも時々びっくりするくらい元気な板サンがいる。「いらっしゃいませ」は注文を取りに来た時だけにしようよ、飲食業界の皆さん。


本日は“飲食店への提案”の下書きでした。

+++++
外国(欧米)で、いつも感じるのは給仕の人が、生き生きとしてるし、仕事に誇りを持っているんだろうなあと思わせること。日本とはいろいろ職業環境は違うけど、見習って欲しい点は多い。


一番違うのは「笑顔」。日本でもそこそこのレストランならサーブはうまいし、最近は料理の説明なんかも手抜かりがない。でもなにか礼儀正しいが無表情で堅苦しい。対照的に、昔アメリカのどこかのレストラン(というか食堂)で、初老のウエイターが「さあ、今からウマイもん食わせてやるぞ、おったまげるな」という笑顔を“体全体で発しながら”厨房から料理を運んできたのを思い出す。


何年たっても印象に残っている笑顔はあるけど、「いらっしゃいませ」はないな。

wassho at 22:11│Comments(1) マーケティング、ビジネス 

この記事へのコメント

1. Posted by ヤント   2004年11月17日 17:21
この間コンビニで立ち読みしていたら、入って来たお客さんが例の店員の
「いらっしゃいませえ、こんにちはあ」の大きな声の挨拶に
「はい、こんにちは」
と応えていた場面に遭遇した。
極普通の中年オヤジであったが、大変気持ちよさそうな表情をしていた。
その場で少しイタイムードを感じたのは私だけだったのか?

子供には勿論挨拶の大切さを教えているつもりだが、コンビニで店員の挨拶に応えていない私は、子供にとって悪い見本なのか?・・・悩む。

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