2004年11月16日
女性自身と週刊女性
その変化に気づいたのは、先週の火曜日だ。女性自身と週刊女性の新聞広告(見出し広告)はたいていの場合、
「結婚25年目:百恵さん(45)夫・友和(52)と水いらず海外感謝旅行 」
などとご丁寧にも、ほとんどの人物の年齢が記されていて、つねづね「日本的というか、何というか」と思っていた。しかし先週の週刊女性の広告には、年齢が記されていなかったのだ。それっきり忘れていたが、本日また新聞広告を見て思い出した次第。(先々週がどうだったかは、記憶にない。)
ちょっと興味を持って発行元の主婦と生活社のホームページを見たが、それらしき情報はなかった。ミステリーなのは、その週刊女性の案内ページでは、しっかり「ヨン様(32)写真集 最新ショットと全貌が明らかに」と年齢が記されていたし、表紙写真をみても人名にはしっかり年齢が付いている。
なぜ、広告に年齢を載せるのを止めたのか?
電話して尋ねようと思ったが、もう夜も遅いし(^^ゞ
相手の年齢を気にする人は多い。年齢差によって相手との「間合い」を測り自分のポジションを確認したいという心理か。ポジションが不安定なら気持ちも不安になる。外国のことはよく知らないが「和を尊ぶ」あるいは「自己の確立していない人が多い」日本人は年齢に敏感だと思う。女性誌ほどではないが、新聞記事でも多くの人名は年齢つきで書かれている。それは消費者ニーズなのだ。
ビジネスで年功序列は薄れつつあるが、人を測る物差しとしての年齢軸は健在だ。マーケティングリサーチで一時もてはやされたライフスタイル分析などが、今ひとつ定着しなかったのは、年齢軸でマーケットを把握したいという心理が勝っていたのも大きな原因だと考えている。
本日は“マーケティング・セグメントの背景序論”の下書きでした。
「結婚25年目:百恵さん(45)夫・友和(52)と水いらず海外感謝旅行 」
などとご丁寧にも、ほとんどの人物の年齢が記されていて、つねづね「日本的というか、何というか」と思っていた。しかし先週の週刊女性の広告には、年齢が記されていなかったのだ。それっきり忘れていたが、本日また新聞広告を見て思い出した次第。(先々週がどうだったかは、記憶にない。)
ちょっと興味を持って発行元の主婦と生活社のホームページを見たが、それらしき情報はなかった。ミステリーなのは、その週刊女性の案内ページでは、しっかり「ヨン様(32)写真集 最新ショットと全貌が明らかに」と年齢が記されていたし、表紙写真をみても人名にはしっかり年齢が付いている。
なぜ、広告に年齢を載せるのを止めたのか?
電話して尋ねようと思ったが、もう夜も遅いし(^^ゞ
相手の年齢を気にする人は多い。年齢差によって相手との「間合い」を測り自分のポジションを確認したいという心理か。ポジションが不安定なら気持ちも不安になる。外国のことはよく知らないが「和を尊ぶ」あるいは「自己の確立していない人が多い」日本人は年齢に敏感だと思う。女性誌ほどではないが、新聞記事でも多くの人名は年齢つきで書かれている。それは消費者ニーズなのだ。
ビジネスで年功序列は薄れつつあるが、人を測る物差しとしての年齢軸は健在だ。マーケティングリサーチで一時もてはやされたライフスタイル分析などが、今ひとつ定着しなかったのは、年齢軸でマーケットを把握したいという心理が勝っていたのも大きな原因だと考えている。
本日は“マーケティング・セグメントの背景序論”の下書きでした。
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昔、一緒に仕事をしたコンサルティング会社のF氏は、クライアントの「あのA役員は何歳、あのBとC部長は何歳で同じ年齢だが、B部長は早生まれで学年が上」などと、やたら詳しかった。私はちょっとした助っ人で参加しただけのプロジェクトだったので、そこまで教えてくれなくても−−−と不思議に思っていたのだが、実は彼は私の年齢を知りたかったのだ!素直に聞けばいいのに。
wassho at 22:19│Comments(0)│
│マーケティング、ビジネス