2004年11月18日

カー・オブ・ザ・イヤー

カー・オブ・ザ・イヤーに日産フーガが選ばれたという記事を読んだ。あれ?確かホンダのレジェンドが−−−と思って、思い出した。そうカー・オブ・ザ・イヤーって、いろんなところが主催しているのだ。一応本家はレジェンドを選んだ「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。フーガを選んだのはそこから分裂した「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」。この2つがメジャーだが他にもいろいろある。グーグルで“カーオブザイヤー”と検索するとトップに「日本自動車殿堂」という団体の紹介記事がトップに表示された。そこが選んだ今年のカー・オブ・ザ・イヤーはクラウンだ。


カー・オブ・ザ・イヤーが発表されると新聞にも必ず記事になる。世間でカー・オブ・ザ・イヤーなる賞があることを知っている人は少なくない。しかし規模と比較してこれほど世の中に影響を与えない賞も珍しい。カー・オブ・ザ・イヤー受賞をクルマ選びの基準にする人はまずいまい。去年のカー・オブ・ザ・イヤーを覚えていたら業界関係者か、よほどのクルママニアだ。


直木賞芥川賞、アカデミー賞などは作品のセールスに直結する。また受賞した作家や俳優、監督などは、その後光にあやかり、しばらくは食いっぱぐれない。カー・オブ・ザ・イヤーは、運良く商談中に受賞したら、セールスマンの最後の一押しになる程度か。


もったいないなと思うのである。必ず新聞が取り上げるほどの権威を持ちながら、世の中に影響を与えないことを続けるのは。
本家カー・オブ・ザ・イヤーが始まったのは1980年。そろそろ日本車の性能が欧州車に追いついてきた頃だ。その時代、このクルマが年間でもっとも優秀ですと選ぶことは、バイヤーズガイドにもなっただろうし、メーカーの励みにもなったと思う。あれから四半世紀、クルマは格段に進化し、今や“総合的優秀性”に情報価値はない。


カー・オブ・ザ・イヤーが選ぶ今年の「エコ・ランキングトップ5」。あるいは安全性でもリサイクル性の配慮度でもバリアフリー度合いでも何でもいい。今の時点で、価値のある情報を提供すればと思う。もっと大げさにいえば、メーカとは少し違う見地、見識から、メーカを競わせるような指標を示せれば、カー・オブ・ザ・イヤーの社会的存在感は高まる。



本日はちょっと強引だけど“時代に合わせて、立ち位置変えないと。カー・オブ・ザ・イヤーに学ぶ時代遅れの教訓”の下書きでした。


+++++
今日、大久保(新宿の隣)にある会社を訪問した。
駅の周辺は、韓国パワー炸裂である。商店街はハングルが一杯、すれ違う人の話し声も1/3は韓国語に聞こえた。


その会社で伺ったところ、数年前までフィリピン、コロンビア人も多かったが、売春取り締まりが厳しくなっていなくなり、今は韓国人の比率が高いとのこと。フ〜ン。


その会社からまた大久保駅へ向かう帰り道、チェ・ジウに似た女性を見かけて嬉しかった。喋っているのを聞いていないから日本人かも知れないけれど(^^ゞ


wassho at 22:25│Comments(1)TrackBack(0) マーケティング、ビジネス 

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この記事へのコメント

1. Posted by 山本   2004年11月20日 13:15
あんたまたエエ事言うた!
知らんかったがな「カーオブザイヤー」っちゅうのがそんなようけあるとは!
ほんまにそやなあ、おっちゃんも結構車好きやけど、連れとしゃべってて
「いやあ、デボネアが今年のカーオブザイヤー本命や思たけどなあ」
みたいな会話は生まれてこの方したことないわあ。

メーカーも優等生な車ばっかり作るからおもろない!
やっぱりボンネット開けたら隙間から地面が見えなっ!

話変わるけど、随分前に国産車の新聞広告でベンツとBMWの間にその車を並べた写真をデカデカと載せてはるメーカーがありました。
どない思う?
あかんであんな頭の悪い広告出したら。
言うたって言うたって。  

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