2004年11月22日

質問はありますか?

コンサルタントの仕事にプレゼンテーションはつきものだ。規模の大きいプロジェクトでは何十名の人たちに向かって提案したり報告したりする。プレゼンテーションでは、こちらが一通り話し終わってから質疑応答にはいるのが一般的。こちらから問いかける時もあるし、クライアント側の司会者が仕切ることもある。


この質疑応答で盛り下がることは、ままある。そのプロジェクトを担当してきた人たちではなく、社内報告会として初対面の人たちにプレゼンテーションする場合は、質問が一切でないこともある。質問が出ない=プレゼンテーション内容に納得したと思って安心してはいけない。経験上、質疑応答で盛り上がらなかったプロジェクトほど、次の仕事につながる確率が低い(>_<)


質問が出ない1つの理由は、日本人特有の照れや気恥ずかしさによる。大勢の人の中で自ら進んで発言を求めるのは勇気が要る。これには、こちらから指名したり、クライアントの担当者に最初に質問してもらうように「仕込んだり」して対応するしかない。


2つ目の理由が今日の本題。結論から書こう。質問は?ではなく「わからないところはありましたか?」と話し始めなければならない。質問とは本来、わからないことを尋ねること。しかし、かしこまったプレゼンテーションの場などでは、自分の意見も述べなければいけないという心理が働く。意見を述べるにはプレゼンテーションの内容を理解し、咀嚼し、自分の考えと照らし合わせて−−−という作業が必要だ。プレゼンテーションをする側の努力でできるのは理解しやすい内容や伝え方をするところまで。短縮して書けば「よくわかっていなければ質問できない」のだ。


ちょっとした言葉の違いだが「わからないところは?」と尋ねることによって発言者が感じるプレッシャーはずいぶん低くなる。単純な質疑をやり取りするうちに、出席者の脳が活性化してくる。意見交換ができるのは、それからである。


本日は“プレゼンテーションのテクニック質疑応答編”の下書きでした。

wassho at 23:17│Comments(0) マーケティング、ビジネス 

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