2004年11月28日

メインバンク メーンバンク

日曜日なのでマーケティング以外の話しで。


待ち時間の「ほう」しばらくかかりますが「よろしかったですか?」


こんな言い回しが若い人を中心に増えている。断定を避けたいとか、面と向かったコミュニケーションができない〜その社会的背景は−−−とか、いろいろいわれている。日本語の乱れを指摘する人は多い。


私はあまり気にならない。言葉なんて変化していくもの。1000年前の日本語は今とはかなり違う。乱れかも知れないが、変化してしまったものは仕方がない。「ムカツク」という言い方には、その語感の強さに最初は戸惑ったけれどもう馴れた。「全然いい」と全然の後に肯定語を持ってくるのは、昔はギャグっぽいおもしろ言葉だったはずだが、今は私もビジネスの場で普通に使っている。でも「すごいイイ」は「すごくイイ」といって欲しいなあ。「いイイ」と3回続くと胸がつかえる気がするから。


さて私が気に入らないのはこんな言葉だ。
・センタ
・プリンタ
・ファストフード
・メーンバンク

NTTで商品の取り扱いについて答えてくれるのは「取り扱い相談センタ」だ。センターと書け!センターと パンチ( -_-)=○( )゜o゚)

こういう使い方はパソコン、IT関連の企業に多い。上2つは「4文字以上の単語の最後が長音なら、それを取る」というルールに基づいている。長い外来語が増えて困った新聞社が、1文字でもニュースを紙面に詰め込むために始めた説や、パソコンのメモリがまだ貧弱だった頃に、少しでも演算の負担を軽くするために考えられた説などを聞いたことがあるが、よく知らない。(あ〜あ、メモリなんて洗脳されちゃった)

ファストも、その長音削除の変形か。メーンはよくわからない。メインから字数は減っていないのだ。英語の発音がメーンでもない。どういう法則か謎。この2つは新聞やニュースでよく使われだした。


「よろしかったですか」は気にならないが、この1文字短縮に私がなぜムカツクのか、自分でもよくわからない。自然に使われ出したのではなくて、誰かがセコイ発想で決めたことだからかも知れない。マケティングなんていわれませんように。

wassho at 13:41│Comments(0) 社会、政治、経済 

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