生活、日常
2025年03月25日
固くなった伊右衛門
何ヶ月か前のお話。
スーパーに伊右衛門のバームクーヘンがあったので、
なんとはなしに買ってきた。
食べた。
あまりおいしくなかった。
とてもまずいわけじゃないけれど、
何でもかんでも抹茶を入れればいいものではないな、というのが正直な感想。
バームクーヘンは小さくカットされて、
個別に包装されている。
写真はここをクリック。
そのときは2つほど食べた。
その後は何となく食べる気が起きずそのまま放置。
3〜4週間が経った頃に、
ようやく残りに手を伸ばす。
食べた。
あれ?固くなっている。
乾燥して水分が抜けた感じ。
食感もボソボソ。
ナンジャコレと思ってパッケージを見てみる。
作っていたのはサントリーじゃなかった。
そこに衝撃の説明が。
個包装には穴が開けられている!
そして外装開封後は、
個包装のまま密閉容器に入れる
または外装を2〜3回折り曲げて空気が入らないようにして
冷蔵庫で保管しろとの指示。
え〜聞いてないよ〜(読んでないよ〜)
個別の包装がされていれば、外装を開封しても大丈夫だと思うじゃない。
お菓子の注意書きなんて普通は読まないでしょ。
個包装のフィルムはもう手元になく、穴の大きさがどの程度だったかは不明。それにしてもこれはバームクーヘン独特の包装方法なのか、あるいは抹茶入りだからなのか。個包装されたバームクーヘンは今までも食べたことがあるが固くなった記憶はない。もっともそれは外装を開いて数日で食べ終えたからかも知れない。
とりあえず抹茶入りのバームクーヘンを食べるときはご用心を。
スーパーに伊右衛門のバームクーヘンがあったので、
なんとはなしに買ってきた。
食べた。
あまりおいしくなかった。
とてもまずいわけじゃないけれど、
何でもかんでも抹茶を入れればいいものではないな、というのが正直な感想。
バームクーヘンは小さくカットされて、
個別に包装されている。
写真はここをクリック。
そのときは2つほど食べた。
その後は何となく食べる気が起きずそのまま放置。
3〜4週間が経った頃に、
ようやく残りに手を伸ばす。
食べた。
あれ?固くなっている。
乾燥して水分が抜けた感じ。
食感もボソボソ。
ナンジャコレと思ってパッケージを見てみる。
作っていたのはサントリーじゃなかった。
そこに衝撃の説明が。
個包装には穴が開けられている!
そして外装開封後は、
個包装のまま密閉容器に入れる
または外装を2〜3回折り曲げて空気が入らないようにして
冷蔵庫で保管しろとの指示。
え〜聞いてないよ〜(読んでないよ〜)
個別の包装がされていれば、外装を開封しても大丈夫だと思うじゃない。
お菓子の注意書きなんて普通は読まないでしょ。
個包装のフィルムはもう手元になく、穴の大きさがどの程度だったかは不明。それにしてもこれはバームクーヘン独特の包装方法なのか、あるいは抹茶入りだからなのか。個包装されたバームクーヘンは今までも食べたことがあるが固くなった記憶はない。もっともそれは外装を開いて数日で食べ終えたからかも知れない。
とりあえず抹茶入りのバームクーヘンを食べるときはご用心を。
wassho at 23:40|Permalink│Comments(0)│
2024年12月31日
ひいちゃんから電話
スマホの電話が鳴って相手の名前が表示されない、つまり電話帳に登録していない番号からの着信は、100回のうち95回がいわゆる迷惑電話なのが現状。
そんなわけで相手の名前が表示されない電話には、ずいぶんと前から原則的に出ないようになった。本当に用事があるなら何回か掛けてくるだろうし、あるいはショートメッセージその他の連絡手段だってある。
ネットで電話番号を検索すると、迷惑電話データベースのようなサイトがいくつかあって、その番号がヒットするケースが多い。そうして迷惑電話と確定した電話番号は、電話帳の「迷惑電話」と名前を付けた連絡先に登録。その連絡先は着信拒否設定になっていて、もう掛かってこない仕組みにしてある。ただし発信元は次々と変わるのでイタチごっこではある。
それにしてもどこから電話番号を探してくるのか、あるいはランダムに掛けているのか。もっとも東京商工リサーチによると2012年から2023年で、上場企業とその子会社だけで、漏洩・紛失した個人情報は累計1億6,662万人分に達し日本人の人口を超えている。だから電話番号なんていくらでも手に入るだろう。自治体だってしょっちゅう漏洩している。ちなみに過去最大の漏洩人数は2014年にベネッセがやらかした3504万人(>_<)
さらに最近は迷惑電話ならぬ、
こんな迷惑ショートメッセージもよく届く。
まあとにかく、
あの手この手で攻めてくる油断も隙もないIT社会である。
先日、名前が表示されない番号の着信があった。ちょっと手が離せなくて、スマホを手に取ったときにはもう切れていた。履歴を見ると電話番号のみで電話帳に登録されていない相手。
固定電話からの場合、着信履歴に電話番号と共に都道府県と「市」までの住所が表示される。市外局番と照らし合わせて判別する仕組み。この機能はiPhoneだけかな? なお携帯電話からだと「日本」との表示のみでほとんど無意味(^^ゞ
掛かってきたのは北部九州の某市から。その地名には見覚えがあった。何ヶ月か前にも着信があったから。迷惑電話データベースではヒットせず、そのまま放置してあった。おそらくは掛け間違いの電話。以前にも宮城県、石川県、奈良県などの同じ番号から何度も掛かってきたことがある。そのうちのどれかは7〜8回目くらいに電話に出て番号が間違っていると教えてあげた。
しばらくして某市からまた着信。掛け間違いと思っていたし、忙しかったので無視。呼び出し音が5回くらいで切れ、数分後にまた掛かってきた。そのときはスマホが手に届く場所にいなかった。そしてまた呼び出し音5回ほどで切れ、その後に「トゥルン」と今まで聞いたことのない通知音がスマホから聞こえた。
スマホを手に取るとロック画面にバナーでショートメッセージが入っている表示がチラッと見えた。えっ、ショートメッセージまで送ってくるとは知り合いだったのか? でもその某市に思い当たる人物はいない。だいたい何の所縁(ゆかり)もない地域で、その市の名前も何ヶ月か前の着信で初めて知ったくらい。
とりあえずショートメッセージを読もうとアプリを開くと、新しいメッセージが見当たらない。どうして??? 確かにロック画面にバナーでメッセージの一部が表示されていたのに。ちょっとキツネにつままれた気分。
その後に電話は掛かってこず、しばらくして忙しさが落ち着いたところで改めてスマホをチェック。電話の履歴を見ると確かに最後に掛かってきた電話は某市の番号である。そのとき電話アプリの下にあるメニューの留守番電話に、1件の新規録音があると表示されているのに気がついた。(画像は新規録音のない状態)
これが1つめのビックリ。
なぜかというと以前は留守番電話サービスを契約していたが、3年ほど前にDoCoMoからahamoに切り替えた。ahamoには留守電機能がない。だから私のスマホでは留守電が使えないものとばかり思っていた。
どうやらこれは電話会社ではなく、iPhoneがスマホ内部で録音している留守電機能のようだ。そんな機能があったとは知らなかった。それにahamoに替えて何度か「留守電にならなかった」と言われたりもしたのに。
とにかくiPhoneは電話会社と契約していなくても留守電が使えるみたいだ。掛けてきた相手にどんな風に案内されるのか、他の電話から自分の携帯に電話して確かめておこう。
また「トゥルン」と鳴った通知音は、留守電が入ったのを知らせる音だったとこのときに理解した。そういえばショートメッセージの通知音は「ピ〜ン」と鳴るのだった。
そしてその留守電メッセージを聞こうとして
2つめのビックリ。これは大ビックリ!
録音されたメッセージが文字化されていた!スマホのロック画面で一部が表示されていたのは、この録音メッセージで、それでショートメールだと見間違えたのだ。
何年か前、スマホやパソコンで音声入力を文字変換する機能の精度が向上した頃、試しに何度か使ってみた。結局は最初から文字入力した方が早くて正確だったので、最近はほとんど音声入力を触っていなかった。普通の話し言葉、つまり機械にわかるように正確に発音していないのに、ここまで聴き取れるようになっていたのかと感心。
録音と聴き較べてみると
探ししようって言ったけど
が実際には
探しようって言ったけん
だったのと、文章の最後に
・・・
となっている部分が
は〜い
と挨拶的に喋っていた以外は完璧。
「探しようって言ったけん」は正確ではなかったものの、「見寄ったらね」と博多弁の訛りを文字起こしできていたのにちょっと感激。音声認識のAIでも使っているのかな。ただ「みよった」を「見寄った」と書く漢字の使い方はないので、その当たりのツメはまだちょっと甘い。それと最後に「は〜い」とはっきり口にしていたのに、そんなわかりやすい言葉を「・・・」にしたのが不思議。
「ひーちゃん」は年配の女性の声だった。「キュア」なんて珍しいあだ名は女子高生に思える。ひーちゃんとは孫、あるいは姪っ子の関係だろうか。まあいい歳して自分で「ひーちゃん」というのは変わってるが、世話好きの優しいオバちゃんのような気がする。
ただ問題はこの後に、ひーちゃんが間違い電話をしたのに気付いたかどうか。「せっかくキュアにバイトの件で留守電しておいたのに返事がない」と揉めていないかが心配(^^ゞ たいした内容でもなかったし、わざわざ電話して「間違い電話でしたよ」と教えてあげるのもお節介な気がしてそのままにしてある。キュアが無事に冬休みのアルバイトを見つけられていればいいのだが。
さて
♪♪もういくつ寝ると〜ではなく、もう数時間するとお正月である。
ひーちゃんとキュア、ブログを読んでくれた皆様、もちろん私にも
よい年が訪れますように!
そんなわけで相手の名前が表示されない電話には、ずいぶんと前から原則的に出ないようになった。本当に用事があるなら何回か掛けてくるだろうし、あるいはショートメッセージその他の連絡手段だってある。
ネットで電話番号を検索すると、迷惑電話データベースのようなサイトがいくつかあって、その番号がヒットするケースが多い。そうして迷惑電話と確定した電話番号は、電話帳の「迷惑電話」と名前を付けた連絡先に登録。その連絡先は着信拒否設定になっていて、もう掛かってこない仕組みにしてある。ただし発信元は次々と変わるのでイタチごっこではある。
それにしてもどこから電話番号を探してくるのか、あるいはランダムに掛けているのか。もっとも東京商工リサーチによると2012年から2023年で、上場企業とその子会社だけで、漏洩・紛失した個人情報は累計1億6,662万人分に達し日本人の人口を超えている。だから電話番号なんていくらでも手に入るだろう。自治体だってしょっちゅう漏洩している。ちなみに過去最大の漏洩人数は2014年にベネッセがやらかした3504万人(>_<)
さらに最近は迷惑電話ならぬ、
こんな迷惑ショートメッセージもよく届く。
まあとにかく、
あの手この手で攻めてくる油断も隙もないIT社会である。
先日、名前が表示されない番号の着信があった。ちょっと手が離せなくて、スマホを手に取ったときにはもう切れていた。履歴を見ると電話番号のみで電話帳に登録されていない相手。
固定電話からの場合、着信履歴に電話番号と共に都道府県と「市」までの住所が表示される。市外局番と照らし合わせて判別する仕組み。この機能はiPhoneだけかな? なお携帯電話からだと「日本」との表示のみでほとんど無意味(^^ゞ
掛かってきたのは北部九州の某市から。その地名には見覚えがあった。何ヶ月か前にも着信があったから。迷惑電話データベースではヒットせず、そのまま放置してあった。おそらくは掛け間違いの電話。以前にも宮城県、石川県、奈良県などの同じ番号から何度も掛かってきたことがある。そのうちのどれかは7〜8回目くらいに電話に出て番号が間違っていると教えてあげた。
しばらくして某市からまた着信。掛け間違いと思っていたし、忙しかったので無視。呼び出し音が5回くらいで切れ、数分後にまた掛かってきた。そのときはスマホが手に届く場所にいなかった。そしてまた呼び出し音5回ほどで切れ、その後に「トゥルン」と今まで聞いたことのない通知音がスマホから聞こえた。
スマホを手に取るとロック画面にバナーでショートメッセージが入っている表示がチラッと見えた。えっ、ショートメッセージまで送ってくるとは知り合いだったのか? でもその某市に思い当たる人物はいない。だいたい何の所縁(ゆかり)もない地域で、その市の名前も何ヶ月か前の着信で初めて知ったくらい。
とりあえずショートメッセージを読もうとアプリを開くと、新しいメッセージが見当たらない。どうして??? 確かにロック画面にバナーでメッセージの一部が表示されていたのに。ちょっとキツネにつままれた気分。
その後に電話は掛かってこず、しばらくして忙しさが落ち着いたところで改めてスマホをチェック。電話の履歴を見ると確かに最後に掛かってきた電話は某市の番号である。そのとき電話アプリの下にあるメニューの留守番電話に、1件の新規録音があると表示されているのに気がついた。(画像は新規録音のない状態)
これが1つめのビックリ。
なぜかというと以前は留守番電話サービスを契約していたが、3年ほど前にDoCoMoからahamoに切り替えた。ahamoには留守電機能がない。だから私のスマホでは留守電が使えないものとばかり思っていた。
どうやらこれは電話会社ではなく、iPhoneがスマホ内部で録音している留守電機能のようだ。そんな機能があったとは知らなかった。それにahamoに替えて何度か「留守電にならなかった」と言われたりもしたのに。
とにかくiPhoneは電話会社と契約していなくても留守電が使えるみたいだ。掛けてきた相手にどんな風に案内されるのか、他の電話から自分の携帯に電話して確かめておこう。
また「トゥルン」と鳴った通知音は、留守電が入ったのを知らせる音だったとこのときに理解した。そういえばショートメッセージの通知音は「ピ〜ン」と鳴るのだった。
そしてその留守電メッセージを聞こうとして
2つめのビックリ。これは大ビックリ!
録音されたメッセージが文字化されていた!スマホのロック画面で一部が表示されていたのは、この録音メッセージで、それでショートメールだと見間違えたのだ。
何年か前、スマホやパソコンで音声入力を文字変換する機能の精度が向上した頃、試しに何度か使ってみた。結局は最初から文字入力した方が早くて正確だったので、最近はほとんど音声入力を触っていなかった。普通の話し言葉、つまり機械にわかるように正確に発音していないのに、ここまで聴き取れるようになっていたのかと感心。
録音と聴き較べてみると
探ししようって言ったけど
が実際には
探しようって言ったけん
だったのと、文章の最後に
・・・
となっている部分が
は〜い
と挨拶的に喋っていた以外は完璧。
「探しようって言ったけん」は正確ではなかったものの、「見寄ったらね」と博多弁の訛りを文字起こしできていたのにちょっと感激。音声認識のAIでも使っているのかな。ただ「みよった」を「見寄った」と書く漢字の使い方はないので、その当たりのツメはまだちょっと甘い。それと最後に「は〜い」とはっきり口にしていたのに、そんなわかりやすい言葉を「・・・」にしたのが不思議。
「ひーちゃん」は年配の女性の声だった。「キュア」なんて珍しいあだ名は女子高生に思える。ひーちゃんとは孫、あるいは姪っ子の関係だろうか。まあいい歳して自分で「ひーちゃん」というのは変わってるが、世話好きの優しいオバちゃんのような気がする。
ただ問題はこの後に、ひーちゃんが間違い電話をしたのに気付いたかどうか。「せっかくキュアにバイトの件で留守電しておいたのに返事がない」と揉めていないかが心配(^^ゞ たいした内容でもなかったし、わざわざ電話して「間違い電話でしたよ」と教えてあげるのもお節介な気がしてそのままにしてある。キュアが無事に冬休みのアルバイトを見つけられていればいいのだが。
さて
♪♪もういくつ寝ると〜ではなく、もう数時間するとお正月である。
ひーちゃんとキュア、ブログを読んでくれた皆様、もちろん私にも
よい年が訪れますように!
wassho at 20:29|Permalink│Comments(0)│
2024年09月26日
101回目の姿勢改善 その3
骨盤が少し後傾していて、上半身が仰け反り(のけぞり)気味なのが私の姿勢。それを20年ほど前に考案したコマネチ・メソッドで矯正し、さらに2022年に知った頭にお手玉メソッドでうつむき加減の癖も直って、完璧とは言わないまでも、これでもう十分でしょうと思っていた。
ところが先日、正しい姿勢とは
壁に背を向けて立って
カカト、ふくらはぎ、尻、肩甲骨、頭が壁につき、
腰のところには手のひらが入る程度の隙間ができる
とのチェック方法を知る。
今の私なら楽勝のはずと思って試しにやってみると、
頭が壁につかない!
指3本分も壁から離れている!!
−−−とショックな結果に愕然とする(/o\)
顔を少し上向きにすれば頭は壁に接するものの、それではお手玉が落ちてしまう。背中は既に壁についているわけで、その状態から頭を壁に付けるには、顔の向きを変えないまま水平に後ろへ引くしかない。
これがけっこうキツい。
やたら胸が張るし腹筋にも力が入る。
この姿勢を維持したり、ましてやこのまま歩くのはかなり困難。
「完璧とは言わないまでも、これでもう十分でしょう」とは、自分でそう思っているだけ。専門家はもちろん周りの人にも意見を求めたりしていないし、よく考えたら全身が映る鏡などでチェックしたこともない。判断基準はあくまで身体に無理のない、力みが感じられない楽ちん感や気持ちのよさ。だいたいが格好いい姿勢を目指したのではなく、正しい姿勢が楽だと気付いたところから私の姿勢矯正は始まっている。
どこが悪かったのだろうかと考える。
上半身の肩より下の状態は100回目(修辞的表現)の姿勢改善であるお手玉メソッドで、自分史上かつてないほど無理がなく楽ちんな状態にある。無理やり壁に頭を付けにいった101回目の姿勢がより正しいとは思えなかった。
そうなると問題は首より上。
そこで思い当たったのがストレートネック。
何年か前にいわゆる五十肩の痛みがひどくて病院に行った。腕は上げられるのに、横に水平に伸ばせないと私らしいひねくれた症状(^^ゞ 何が困るって服の袖に腕を通すのがひと苦労だった。
そのときのレントゲンで医者が「肩の骨には異常ないですね〜」「あっ(五十肩とは関係ないけれど)首はストレートネックです」と言っていた。そんな単語は初めて聞いたので「それってヤバいですか?」と尋ねると「別に心配はない」との話で特には気にすることもなく。
ちなみに病院で痛み止めの塗り薬や湿布を出されたものの、これといった効果は感じられずに2回目の通院もしなかった。それでも3ヶ月位したら自然と治った。まあ五十肩なんてそんなもの。
そのストレートネック。
頸椎(けいつい・首の骨)は緩やかに湾曲しているのが正常。
それが真っ直ぐに伸びてしまっている状態を指す。
最近はスマホの見過ぎ→下を向いてばかりでそうなる人も多いみたい。
そして猫背の人はたいていストレートネック。
猫背の人の多くは骨盤が後傾している→上体が後ろに傾く→それを避け上体のバランスをとるために背中を丸め、頭を前方に突き出すのでストレートネックになる。
同じく骨盤が後傾していても猫背には向かわず、仰け反りっぱなしだったのが私の姿勢。それじゃ顔が空を向いてしまうので顔を正面に向ける。つまり背骨基準で見ればうつむいている状態。それで見かけは猫背とまったく正反対な姿勢なのにストレートネックになったと推察。あくまで素人判断ではあるが。お手玉メソッドをするまで、歩くときにややうつむき加減だったのもストレートネックの影響で自然と頭が下がっていたのかも知れない。
さてこの「壁付きテスト」結果に対して、
肩までの上半身は、従来のお手玉メソッドで問題ないはず
頭がつかないのはストレートネックのせいなので仕方がない
というのが今のところの判定。
ストレートネック改善の方法もいろいろあるようだが、まだよく調べていない。ストレートネックが原因で首が痛いとか凝ったりもしておらず、それを治そうとのモチベーションが湧いていないのが現状。
でもでも、しかししかしである。
実は現在、頭も壁につくように心掛けて歩いているのだ。
後頭部を水平に少し後ろに引っ張られるような意識を持って。
もちろん指3本分は無理なので1本あるいは半本くらいかな。
なぜならそうするとお腹が引っ込むから!
私のお腹には南海トラフや首都直下地震で食糧供給が途絶える事態に備えて??たっぷりと脂肪が蓄えてある(^^ゞ 骨盤が後傾し上半身が仰け反り気味を言い換えれば、お腹を突き出している姿勢になる。この状態ではほとんど妊婦さん並にお腹が目立ってしまう。コマネチ・メソッドあるいはお手玉メソッドで骨盤を立てると、上体が真っ直ぐになり=お腹を突き出さないので「見た目」が相当に改善される。
これは太っていない人の例。
それでも背中が仰け反っている←→真っ直ぐでこれだけ違う。写真はhttps://yogajournal.jp/17827から引用編集
そして骨盤を立てた姿勢で頭を後ろに引くと、なぜか腹筋に力が入って、より一層お腹が引っ込むのである。誰でも腹筋を使って意識的にお腹を引っ込められる。それが自動的に行われる感覚。なぜ頭を引くと腹筋がそう動くのか人体は不思議。
その度合いは、オリジナルの仰け反った姿勢から骨盤を立ててお腹が引っ込む量を10だとすれば、頭を後ろに引くとさらに1〜2程度引っ込む。お腹が出ている絶対値が大きいから、このプラス2はバカにならない。
あと10kg太ってもごまかせそう(^^ゞ
ドスコイ!
もうひとつの理由は、頭を引くのがストレートネックの解消にも多少は効果があるだろうとも期待して。もしそうなればまさに一石二鳥。さらに自然と腹筋も鍛えられたら一石三鳥とほくそ笑む。
ただし最初の回に書いたように、この頭を引くメソッドはそれまでに数々試した「何々の意識を持つ」方法と同じように、ついそれを忘れてしまうのが難点。視界の違いによって自動的に脳にスイッチの入るお手玉メソッドは例外中の例外なのだ。
またやはりその矯正に無理があるのか、歩く際にわずかに不安定な感じがする。わずか指1本分とはいえ、重い頭の位置がそれまでとは違う=身体の重心も変化するのが原因かも知れない。それと頭を引くと肩に少し力が入ってしまうのも課題。あくまで素人判断でやっているし、多くの知識をネットで得ているから、ひょっとしてまったく勘違いな姿勢改善法の可能性はある。
というわけで基本的にお手玉メソッドに満足していることもあり、この101回目の姿勢改善は様子を見ながらボチボチと進めている。コマネチ・メソッドとお手玉メソッド以外の「何々の意識を持つ」方法のように、いつの間にかまったく忘れてしまっても、それはそれで仕方ない。
でもお腹は引っ込めたい(^^ゞ
おしまい
ところが先日、正しい姿勢とは
壁に背を向けて立って
カカト、ふくらはぎ、尻、肩甲骨、頭が壁につき、
腰のところには手のひらが入る程度の隙間ができる
とのチェック方法を知る。
今の私なら楽勝のはずと思って試しにやってみると、
頭が壁につかない!
指3本分も壁から離れている!!
−−−とショックな結果に愕然とする(/o\)
顔を少し上向きにすれば頭は壁に接するものの、それではお手玉が落ちてしまう。背中は既に壁についているわけで、その状態から頭を壁に付けるには、顔の向きを変えないまま水平に後ろへ引くしかない。
これがけっこうキツい。
やたら胸が張るし腹筋にも力が入る。
この姿勢を維持したり、ましてやこのまま歩くのはかなり困難。
「完璧とは言わないまでも、これでもう十分でしょう」とは、自分でそう思っているだけ。専門家はもちろん周りの人にも意見を求めたりしていないし、よく考えたら全身が映る鏡などでチェックしたこともない。判断基準はあくまで身体に無理のない、力みが感じられない楽ちん感や気持ちのよさ。だいたいが格好いい姿勢を目指したのではなく、正しい姿勢が楽だと気付いたところから私の姿勢矯正は始まっている。
どこが悪かったのだろうかと考える。
上半身の肩より下の状態は100回目(修辞的表現)の姿勢改善であるお手玉メソッドで、自分史上かつてないほど無理がなく楽ちんな状態にある。無理やり壁に頭を付けにいった101回目の姿勢がより正しいとは思えなかった。
そうなると問題は首より上。
そこで思い当たったのがストレートネック。
何年か前にいわゆる五十肩の痛みがひどくて病院に行った。腕は上げられるのに、横に水平に伸ばせないと私らしいひねくれた症状(^^ゞ 何が困るって服の袖に腕を通すのがひと苦労だった。
そのときのレントゲンで医者が「肩の骨には異常ないですね〜」「あっ(五十肩とは関係ないけれど)首はストレートネックです」と言っていた。そんな単語は初めて聞いたので「それってヤバいですか?」と尋ねると「別に心配はない」との話で特には気にすることもなく。
ちなみに病院で痛み止めの塗り薬や湿布を出されたものの、これといった効果は感じられずに2回目の通院もしなかった。それでも3ヶ月位したら自然と治った。まあ五十肩なんてそんなもの。
そのストレートネック。
頸椎(けいつい・首の骨)は緩やかに湾曲しているのが正常。
それが真っ直ぐに伸びてしまっている状態を指す。
最近はスマホの見過ぎ→下を向いてばかりでそうなる人も多いみたい。
そして猫背の人はたいていストレートネック。
猫背の人の多くは骨盤が後傾している→上体が後ろに傾く→それを避け上体のバランスをとるために背中を丸め、頭を前方に突き出すのでストレートネックになる。
同じく骨盤が後傾していても猫背には向かわず、仰け反りっぱなしだったのが私の姿勢。それじゃ顔が空を向いてしまうので顔を正面に向ける。つまり背骨基準で見ればうつむいている状態。それで見かけは猫背とまったく正反対な姿勢なのにストレートネックになったと推察。あくまで素人判断ではあるが。お手玉メソッドをするまで、歩くときにややうつむき加減だったのもストレートネックの影響で自然と頭が下がっていたのかも知れない。
さてこの「壁付きテスト」結果に対して、
肩までの上半身は、従来のお手玉メソッドで問題ないはず
頭がつかないのはストレートネックのせいなので仕方がない
というのが今のところの判定。
ストレートネック改善の方法もいろいろあるようだが、まだよく調べていない。ストレートネックが原因で首が痛いとか凝ったりもしておらず、それを治そうとのモチベーションが湧いていないのが現状。
でもでも、しかししかしである。
実は現在、頭も壁につくように心掛けて歩いているのだ。
後頭部を水平に少し後ろに引っ張られるような意識を持って。
もちろん指3本分は無理なので1本あるいは半本くらいかな。
なぜならそうするとお腹が引っ込むから!
私のお腹には南海トラフや首都直下地震で食糧供給が途絶える事態に備えて??たっぷりと脂肪が蓄えてある(^^ゞ 骨盤が後傾し上半身が仰け反り気味を言い換えれば、お腹を突き出している姿勢になる。この状態ではほとんど妊婦さん並にお腹が目立ってしまう。コマネチ・メソッドあるいはお手玉メソッドで骨盤を立てると、上体が真っ直ぐになり=お腹を突き出さないので「見た目」が相当に改善される。
これは太っていない人の例。
それでも背中が仰け反っている←→真っ直ぐでこれだけ違う。写真はhttps://yogajournal.jp/17827から引用編集
そして骨盤を立てた姿勢で頭を後ろに引くと、なぜか腹筋に力が入って、より一層お腹が引っ込むのである。誰でも腹筋を使って意識的にお腹を引っ込められる。それが自動的に行われる感覚。なぜ頭を引くと腹筋がそう動くのか人体は不思議。
その度合いは、オリジナルの仰け反った姿勢から骨盤を立ててお腹が引っ込む量を10だとすれば、頭を後ろに引くとさらに1〜2程度引っ込む。お腹が出ている絶対値が大きいから、このプラス2はバカにならない。
あと10kg太ってもごまかせそう(^^ゞ
ドスコイ!
もうひとつの理由は、頭を引くのがストレートネックの解消にも多少は効果があるだろうとも期待して。もしそうなればまさに一石二鳥。さらに自然と腹筋も鍛えられたら一石三鳥とほくそ笑む。
ただし最初の回に書いたように、この頭を引くメソッドはそれまでに数々試した「何々の意識を持つ」方法と同じように、ついそれを忘れてしまうのが難点。視界の違いによって自動的に脳にスイッチの入るお手玉メソッドは例外中の例外なのだ。
またやはりその矯正に無理があるのか、歩く際にわずかに不安定な感じがする。わずか指1本分とはいえ、重い頭の位置がそれまでとは違う=身体の重心も変化するのが原因かも知れない。それと頭を引くと肩に少し力が入ってしまうのも課題。あくまで素人判断でやっているし、多くの知識をネットで得ているから、ひょっとしてまったく勘違いな姿勢改善法の可能性はある。
というわけで基本的にお手玉メソッドに満足していることもあり、この101回目の姿勢改善は様子を見ながらボチボチと進めている。コマネチ・メソッドとお手玉メソッド以外の「何々の意識を持つ」方法のように、いつの間にかまったく忘れてしまっても、それはそれで仕方ない。
でもお腹は引っ込めたい(^^ゞ
おしまい
wassho at 21:11|Permalink│Comments(0)│
2024年09月22日
101回目の姿勢改善
骨盤が少し後傾していて、上半身がのけぞり気味なのが私の姿勢。
これは腰に負担がかかり、長く歩くと腰が疲れる。
それを姿勢が原因とは気付かず、長く歩けば多少疲れるのは当たり前だと思っていた。しかし今でもよく覚えているが、30代半ばのあるとき渋谷を歩いていて、その日は辛抱たまらないくらいに腰がだるくなる。すると身体が勝手に軽く前屈みの姿勢をとって、それでかなり楽になった。姿勢を意識するようになったのはそれから。
それ以来、姿勢を矯正するためにいろいろと心掛けてきた。たとえば操り人形のように糸で吊られている、乳首から延びる仮想ラインを地面と平行にするなどの「意識を持つ」といった方法。タイトルの「101回目」とはもちろん数が多いと誇張した修辞的表現。しかし少なくとも何十種類と試したはず。
どれもそれなりに効果はあっても問題はその意識をすぐ忘れて、上半身がのけぞり気味な姿勢に戻ってしまうこと。そしてまた新しい方法を思いついてーーーの繰り返し。思いつく度に今回の方法こそ決定打だとほくそ笑むのだが(^^ゞ
それでも20年ほど前に考案したコマネチ・メソッドは完成度が高く、つい最近までこれだけをやってきたし、20年も続けていれば身体が覚えて上半身がのけぞる姿勢に戻ることもなくなった。写真はhttps://www.fashion-headline.com/article/19492/72から引用
コマネチ・メソッドは上半身を矯正するのではなく、後傾している骨盤そのものを真っ直ぐにする発想。いわゆるビキニラインに手を押し当てると、骨盤が後傾しているから指先が前に出る。それを手のひらが地面と垂直になるまで押し込んで骨盤を立てる。骨盤が立てば上半身ものけぞらないとの理屈。ビキニラインに手を押し当てるポーズが、タケシのやっていたコマネチ!に似ているのでコマネチ・メソッドと名付けた。
正しい姿勢というと子供の頃にやらされた「気をつけ! 休め!」を思い出して疲れるイメージがあるかも知れない。「気をつけ」は両足を閉じているし、身体を気合いでこわばらせるから疲れるのであって、本来の正しい姿勢=真っ直ぐに立つのはすごく楽。楽をしたいから私は姿勢フェチなのである。
自分の姿勢が正しいかどうかを確認するのは次の方法が簡単。
普通に立つ。
つま先立ちを3〜5秒する。
(目一杯高くカカトを上げなくても大丈夫)
そして、そっとカカトを下ろしたときの状態が正しい姿勢。
つま先立ちをする→不安定になる→身体が本能的に最もバランスのよい状態をとって正しい姿勢になるのだと思う。カカトを下ろしたときに、上半身のどこにも力の入っていない楽チンさを感じられるから試してみて。
このつま先立ちチェックの方法を知ったのは2019年。やってみてコマネチ・メソッドで正しくなったはずの私の姿勢にも、まだ改善の余地があると自覚した。でもどこが違うのか、どうやってさらに改善すればいいのかわからない。しばらくは自宅でしょっちゅうつま先立ちをして、正しい姿勢の感覚を身体に覚え込まそうとしたものの、そんな挑戦が長続きするはずもなくーーー
転機がやってきたのは2022年。インナーマッスルに関する番組を見たのがきっかけ。冒頭で頭にお手玉を乗せれば、インナーマッスルが機能して、マットレスの上を歩いても不安定にならないとの実験をやっていた。これを見て(インナーマッスルとは無関係に)「歩いているときに少しうつむき加減かも知れない」との意識があった私は、マンションの廊下に出て頭にお手玉を載せたつもりで歩いてみた。
うつむきが解消されて視界が広がったのはもちろんとして、姿勢がコマネチ・メソッドよりよくなった実感があった。つま先立ちチェック直後の正しい姿勢とまったく同じ感覚。考えてみればつま先立ちするときは真っ直ぐ前を見ている。つまり、つま先立ちチェックをして感じたコマネチ・メソッドの改善の余地は頭の向きにあったのだ。
コマネチ・メソッドは20年続けて身体が覚え込んでしまったけれど、そのほかの改善方法はすぐその意識がなくなり長続きしないと先ほど書いた。このお手玉メソッドの素晴らしい点は、視線が上がって風景の見え方が変わり、
視線が正面だと身体が楽
うつむき加減だと楽じゃない
と脳が学習するからなのか、とにかく一度体験すると、後は勝手に脳がスイッチを入れて身体が自動的にお手玉モードになる。意識して正しい姿勢に矯正する必要がない。さらにお手玉モードでは骨盤も自然に立つので、コマネチ・メソッドも不要。
考えてみれば頭にお手玉の載せて歩くなんて、大昔からファッションモデルが取り入れている練習方法。まさに温故知新とはこのこと。
なお今までが4〜5m先の地面を見ながら歩いていたのが、このお手玉メソッドでは視線は目の高さで地面と平行になる。だから地面を直接見ていない。そのせいで最初はよくつまずいた。しかし不思議なことにしばらくするとつまずかなくなってくる。視線が地面と平行でも視界の下側に地面は捉えている。そのいわば周辺視界で状況を察知する能力を高めるよう、脳がプログラムを改良したのだろうか。何となく人体の不思議。
さてお手玉メソッドを知って、これこそ正真正銘の決定打だ、これで姿勢に関して今後は何の努力もいらないと喜んでいた。でもこれはまだ「100回目」の姿勢改善だったのである。
ーーー続く
これは腰に負担がかかり、長く歩くと腰が疲れる。
それを姿勢が原因とは気付かず、長く歩けば多少疲れるのは当たり前だと思っていた。しかし今でもよく覚えているが、30代半ばのあるとき渋谷を歩いていて、その日は辛抱たまらないくらいに腰がだるくなる。すると身体が勝手に軽く前屈みの姿勢をとって、それでかなり楽になった。姿勢を意識するようになったのはそれから。
それ以来、姿勢を矯正するためにいろいろと心掛けてきた。たとえば操り人形のように糸で吊られている、乳首から延びる仮想ラインを地面と平行にするなどの「意識を持つ」といった方法。タイトルの「101回目」とはもちろん数が多いと誇張した修辞的表現。しかし少なくとも何十種類と試したはず。
どれもそれなりに効果はあっても問題はその意識をすぐ忘れて、上半身がのけぞり気味な姿勢に戻ってしまうこと。そしてまた新しい方法を思いついてーーーの繰り返し。思いつく度に今回の方法こそ決定打だとほくそ笑むのだが(^^ゞ
それでも20年ほど前に考案したコマネチ・メソッドは完成度が高く、つい最近までこれだけをやってきたし、20年も続けていれば身体が覚えて上半身がのけぞる姿勢に戻ることもなくなった。写真はhttps://www.fashion-headline.com/article/19492/72から引用
コマネチ・メソッドは上半身を矯正するのではなく、後傾している骨盤そのものを真っ直ぐにする発想。いわゆるビキニラインに手を押し当てると、骨盤が後傾しているから指先が前に出る。それを手のひらが地面と垂直になるまで押し込んで骨盤を立てる。骨盤が立てば上半身ものけぞらないとの理屈。ビキニラインに手を押し当てるポーズが、タケシのやっていたコマネチ!に似ているのでコマネチ・メソッドと名付けた。
正しい姿勢というと子供の頃にやらされた「気をつけ! 休め!」を思い出して疲れるイメージがあるかも知れない。「気をつけ」は両足を閉じているし、身体を気合いでこわばらせるから疲れるのであって、本来の正しい姿勢=真っ直ぐに立つのはすごく楽。楽をしたいから私は姿勢フェチなのである。
自分の姿勢が正しいかどうかを確認するのは次の方法が簡単。
普通に立つ。
つま先立ちを3〜5秒する。
(目一杯高くカカトを上げなくても大丈夫)
そして、そっとカカトを下ろしたときの状態が正しい姿勢。
つま先立ちをする→不安定になる→身体が本能的に最もバランスのよい状態をとって正しい姿勢になるのだと思う。カカトを下ろしたときに、上半身のどこにも力の入っていない楽チンさを感じられるから試してみて。
このつま先立ちチェックの方法を知ったのは2019年。やってみてコマネチ・メソッドで正しくなったはずの私の姿勢にも、まだ改善の余地があると自覚した。でもどこが違うのか、どうやってさらに改善すればいいのかわからない。しばらくは自宅でしょっちゅうつま先立ちをして、正しい姿勢の感覚を身体に覚え込まそうとしたものの、そんな挑戦が長続きするはずもなくーーー
転機がやってきたのは2022年。インナーマッスルに関する番組を見たのがきっかけ。冒頭で頭にお手玉を乗せれば、インナーマッスルが機能して、マットレスの上を歩いても不安定にならないとの実験をやっていた。これを見て(インナーマッスルとは無関係に)「歩いているときに少しうつむき加減かも知れない」との意識があった私は、マンションの廊下に出て頭にお手玉を載せたつもりで歩いてみた。
うつむきが解消されて視界が広がったのはもちろんとして、姿勢がコマネチ・メソッドよりよくなった実感があった。つま先立ちチェック直後の正しい姿勢とまったく同じ感覚。考えてみればつま先立ちするときは真っ直ぐ前を見ている。つまり、つま先立ちチェックをして感じたコマネチ・メソッドの改善の余地は頭の向きにあったのだ。
コマネチ・メソッドは20年続けて身体が覚え込んでしまったけれど、そのほかの改善方法はすぐその意識がなくなり長続きしないと先ほど書いた。このお手玉メソッドの素晴らしい点は、視線が上がって風景の見え方が変わり、
視線が正面だと身体が楽
うつむき加減だと楽じゃない
と脳が学習するからなのか、とにかく一度体験すると、後は勝手に脳がスイッチを入れて身体が自動的にお手玉モードになる。意識して正しい姿勢に矯正する必要がない。さらにお手玉モードでは骨盤も自然に立つので、コマネチ・メソッドも不要。
考えてみれば頭にお手玉の載せて歩くなんて、大昔からファッションモデルが取り入れている練習方法。まさに温故知新とはこのこと。
なお今までが4〜5m先の地面を見ながら歩いていたのが、このお手玉メソッドでは視線は目の高さで地面と平行になる。だから地面を直接見ていない。そのせいで最初はよくつまずいた。しかし不思議なことにしばらくするとつまずかなくなってくる。視線が地面と平行でも視界の下側に地面は捉えている。そのいわば周辺視界で状況を察知する能力を高めるよう、脳がプログラムを改良したのだろうか。何となく人体の不思議。
さてお手玉メソッドを知って、これこそ正真正銘の決定打だ、これで姿勢に関して今後は何の努力もいらないと喜んでいた。でもこれはまだ「100回目」の姿勢改善だったのである。
ーーー続く
wassho at 10:21|Permalink│Comments(0)│
2024年09月19日
18年ぶりに新聞を読んだ その2 オートロックの話
前回に書いたように現在の新聞は2000年と較べて、
発行部数は半減、広告収入は7割減と右肩下がりまっしぐら。
ちなみに発行部数のピークは1997年。
その原因はネットの普及。
正確に言うならスマホの普及である。
グラフは2000年からの新聞発行部数(一般紙&スポーツ紙計)を示している。部数の数字は入れると読みにくくなるので省略。またグラフの傾きをわかりやすくするため縦軸の下限はゼロではなく2500万部にしてある。参考までに2000年の発行部数は約5370万部、2023年が2859万部。
2000年当初より発行部数は緩やかに減少しているものの、2008〜2009年にスマホが発売されてグラフの傾きが増し、2017年にスマホ普及率が70%を超えるとさらに急ピッチで減少しているのがわかる。(ここでのスマホ普及率とは携帯電話に占めるスマホ比率)
わざわざこんなグラフを作るまでもなくスマホが新聞離れの原因なのは間違いない。しかし私が定期購読をやめたのはスマホ発売前の2006年。それはマンションがオートロックになって戸別の玄関ドアまで配達されなくなったのが理由。もはや玄関ドアには新聞受けもついていない。
言い換えればオートロックじゃなければ「知性のエサ」として今でも新聞を取っていると思う。そんな人はそれなりにいるはず。タワマンの上層階に住んでいれば1階の郵便受けまで、エレベーターで降りて上がって帰ってくるまでに5分近くかかる。なのに新聞の発行部数減少について調べてもオートロックに言及した解説は皆無。ちょっと分析が偏りすぎなんじゃない?
ーーーと思いながら、
はてオートロックのマンションに住んでいる人は、いったいどれくらいいるのだろうとの新たな疑問がフツフツと。
そこで調べてみた。
あまり詳細なデータは見つけられなかったものの、参照したのは総務省が所管する「住宅・土地統計調査」。これは国勢調査を始め全部で53ある国の基幹統計調査のひとつ。住宅・土地統計調査は5年ごとに実施され、最新は令和5年(2023年)版だが、令和5年と前回の平成30年版ではオートロックに関するサマリー(分析要約)が発表されておらず、データ集計表に当たるのも面倒なので平成25年(2013年)版を使った。それによると
住宅総数6063万戸
うち
居住世帯あり5210万戸
居住世帯なし853万戸
居住世帯なし住宅には別荘や建築中も含まれ、いわゆる空き家は820万戸。
空き家が住宅総数に占める割合は13.5%で何と「7軒に1軒」の割合。
またこの空き家率は2023年調査では900万戸13.8%に上昇している。
居住世帯あり5210万戸
うち
一戸建て2860万戸
共同住宅2209万戸
その他142万戸
その他のうち129万戸を長屋が占めている。今風に建ててあるならタウンハウス。
建築の分野では住民共用の玄関や廊下・階段など「共用部」があるのが共同住宅。
長屋は各住戸が連結しているだけだから共同住宅ではないとは初めて知った。
共同住宅2209万戸
うち
非木造1932万戸
うち
エレベータあり1002万戸 1932万戸に対して51.9%
オートロックあり694万戸 1932万戸に対して35.9%
となっている。
オートロックあり694万戸が結論だが、全体をイメージするために他の数値も書いてみた。
それで全住宅のオートロック比率を計算すると
オートロックあり694万戸 ÷ 居住世帯あり5210万戸 = 13.3%
ウ〜ン少ない(/o\)
たった13.3%じゃ新聞発行部数の減少に大きな影響を与える要因にはなり得ない。
人はどうしても自分の感覚や身の回りの経験値で判断をしがち。だからリサーチされたデータで客観的に状況を把握するのは大切。仕事柄そういう行動は身についているのに、それでも住宅・土地統計調査を調べるまで、オートロックもそれなりに影響しているのでは?と思っていたから、まだまだ修行が足りないね。
□\(.. ) 反省 (関係ないけど反省するサルが人気になったのは1988年)
おしまい
<補足>
前回の投稿は一部の年数表記に誤記がありました。
現在は修正済み。
発行部数は半減、広告収入は7割減と右肩下がりまっしぐら。
ちなみに発行部数のピークは1997年。
その原因はネットの普及。
正確に言うならスマホの普及である。
グラフは2000年からの新聞発行部数(一般紙&スポーツ紙計)を示している。部数の数字は入れると読みにくくなるので省略。またグラフの傾きをわかりやすくするため縦軸の下限はゼロではなく2500万部にしてある。参考までに2000年の発行部数は約5370万部、2023年が2859万部。
2000年当初より発行部数は緩やかに減少しているものの、2008〜2009年にスマホが発売されてグラフの傾きが増し、2017年にスマホ普及率が70%を超えるとさらに急ピッチで減少しているのがわかる。(ここでのスマホ普及率とは携帯電話に占めるスマホ比率)
わざわざこんなグラフを作るまでもなくスマホが新聞離れの原因なのは間違いない。しかし私が定期購読をやめたのはスマホ発売前の2006年。それはマンションがオートロックになって戸別の玄関ドアまで配達されなくなったのが理由。もはや玄関ドアには新聞受けもついていない。
言い換えればオートロックじゃなければ「知性のエサ」として今でも新聞を取っていると思う。そんな人はそれなりにいるはず。タワマンの上層階に住んでいれば1階の郵便受けまで、エレベーターで降りて上がって帰ってくるまでに5分近くかかる。なのに新聞の発行部数減少について調べてもオートロックに言及した解説は皆無。ちょっと分析が偏りすぎなんじゃない?
ーーーと思いながら、
はてオートロックのマンションに住んでいる人は、いったいどれくらいいるのだろうとの新たな疑問がフツフツと。
そこで調べてみた。
あまり詳細なデータは見つけられなかったものの、参照したのは総務省が所管する「住宅・土地統計調査」。これは国勢調査を始め全部で53ある国の基幹統計調査のひとつ。住宅・土地統計調査は5年ごとに実施され、最新は令和5年(2023年)版だが、令和5年と前回の平成30年版ではオートロックに関するサマリー(分析要約)が発表されておらず、データ集計表に当たるのも面倒なので平成25年(2013年)版を使った。それによると
住宅総数6063万戸
うち
居住世帯あり5210万戸
居住世帯なし853万戸
居住世帯なし住宅には別荘や建築中も含まれ、いわゆる空き家は820万戸。
空き家が住宅総数に占める割合は13.5%で何と「7軒に1軒」の割合。
またこの空き家率は2023年調査では900万戸13.8%に上昇している。
居住世帯あり5210万戸
うち
一戸建て2860万戸
共同住宅2209万戸
その他142万戸
その他のうち129万戸を長屋が占めている。今風に建ててあるならタウンハウス。
建築の分野では住民共用の玄関や廊下・階段など「共用部」があるのが共同住宅。
長屋は各住戸が連結しているだけだから共同住宅ではないとは初めて知った。
共同住宅2209万戸
うち
非木造1932万戸
うち
エレベータあり1002万戸 1932万戸に対して51.9%
オートロックあり694万戸 1932万戸に対して35.9%
となっている。
オートロックあり694万戸が結論だが、全体をイメージするために他の数値も書いてみた。
それで全住宅のオートロック比率を計算すると
オートロックあり694万戸 ÷ 居住世帯あり5210万戸 = 13.3%
ウ〜ン少ない(/o\)
たった13.3%じゃ新聞発行部数の減少に大きな影響を与える要因にはなり得ない。
人はどうしても自分の感覚や身の回りの経験値で判断をしがち。だからリサーチされたデータで客観的に状況を把握するのは大切。仕事柄そういう行動は身についているのに、それでも住宅・土地統計調査を調べるまで、オートロックもそれなりに影響しているのでは?と思っていたから、まだまだ修行が足りないね。
□\(.. ) 反省 (関係ないけど反省するサルが人気になったのは1988年)
おしまい
<補足>
前回の投稿は一部の年数表記に誤記がありました。
現在は修正済み。
wassho at 20:07|Permalink│Comments(0)│
2024年09月16日
18年ぶりに新聞を読んだ
2006年に引っ越してマンションがオートロックになり、玄関ドアまで新聞が配達されなくなるのを理由に定期購読をやめた。その後、特に気になるニュースがあって駅の売店で買ったり、あるいはどこかの待合室で備え付けのを読んだりした経験はあるものの、自宅でじっくり新聞を読む習慣はなくなった。
それがどうして今になってかというと、定期購読無料お試しキャンペーンの一環として郵便受けに投函されていたから。
読んでみて最初の感想は記事内容ではなく、新聞のインクがまったく手につかないのに驚いた。2006年時点でも昔と較べれば多少は改良されていて、手につくインクの量は少なくなっていたが、今はまったく手移りなし。試しに指で紙面を強めに擦ってみても同じだった。そういえばこの10年は新聞に触れてもいなかったかも。いつ頃からこのレベルに改良されたのだろう。
ところで時代設定の古い海外の映画を見ると、貴族や大富豪の家には執事がいて、新聞にアイロンを当ててからご主人様に渡すシーンがある。アイロンしてインクが手につくのを防ぐのも執事の仕事。実はずいぶんと昔に試したことがある。もちろん執事を雇う余裕はないので自分でアイロン掛け(^^ゞ
結果は新聞が暖かくなっただけで手にはインクがついた(/o\) 多少はマシになった程度の効果。おそらくアイロンの裏技が有効なのは活版印刷だった戦前の新聞じゃないかな。
さて生活したり仕事をする上で必要な情報はネットが普及した現在、(紙の)新聞を定期購読しなくてもそこそこ充分に得ることが可能。でも新聞の価値はそこにあるのではない。ネット普及以前でも社会・生活情報ならテレビニュースで事足りていた。
新聞の最も価値ある長所は、あの縦54.5cm・横40.6cm・見開きなら81.2cmにもなる大きな紙面。それによる一覧性で、自分に関係ないあるいは興味のない記事がチラッと目に飛び込んでくるところにある。
例えば今回の9月3日付の日経新聞にあったこんな記事。
一番「オーっ」と思ったのがこれ(^^ゞ
もちろんネットでニュースはそれなりにチェックしている。でもこのような記事は重要度が高くないので、ニュースサイトでは相当にスクロールしないと現れない=面倒=結果的には見つけられない。
例として挙げたミャンマーやニデックの記事は、私の生活や仕事に何の関係もない。情報を「その人の判断や行動に影響を与えるもの」と狭義に定義するなら、これらは情報ですらない。今回はたまたまブログにしたが、普段ならチラッと見てあるいは少しだけ読んで、おそらくその15秒後には忘れている内容。でもそれが「知性のエサ」として大切な役割を果たすというのが私の考え。(今回は日経新聞なので事例が少し適切ではないが)
1日に5つ知性のエサを得るとして、定期購読をやめた18年間で計算すると 5×365×18=3万2850。この計算結果はともかく、新聞を読まなくなったことによる知性への影響は自覚としてある。そして知性や教養の類いは食べ物と同じで頭に貯めておけないとも思っている。
少し変わった例えになるので説明すると、
人間の身体は食べたものによってできている。食物は消化され栄養として細胞に取り込まれる。その細胞は分裂を繰り返して新しい細胞が生まれ、それと同数の古くなって活動を停止した細胞がウンチなどになって排出される。人間に200種類60兆個ある細胞は、身体の部位によって異なるが早いものだと1日から3日、脳や内臓は1年くらい、全体として5〜7年ですべての細胞が入れ替わっている。仮に7年として身体の中に今より7年前にあった細胞=身体の一部はもう存在していない。細胞分裂はコピー作業で同じ内容の細胞に生まれ変わるので気がつかないだけ。まあ食べなきゃ死ぬんだから当たり前なんだけれど。
知性や教養は蓄積すると思われがち。しかし食べ物と同じで「知性細胞」はエサを与えないと分裂しないし、古くなったものはドンドン排出されるのではないかと。もちろんこれに科学的な裏付けは何もない。ただ現役時代はカミソリのようにシャープで頭脳明晰だったのに、引退して数年でただのオッサンになっている人を何人か見てきているので、この珍説を思いついたしだい。
過去18年間で3万2850回も知性のエサを摂らなかった。もちろん知性のエサは新聞だけではないし、記事や情報だけとも限らない。それで何とか「wasshoさん、最近なまってきたなあ」と陰口を叩かれずに済んでいるのかも知れない(本人が知らないだけだったりして)。そんな私が言うのも変だが、新聞は手軽で消化吸収のよい知性のエサだから、できれば定期購読して毎日読むべきなのである。
しかし新聞業界はビックリするほどの右肩下がり。
日本新聞協会のデータによると一般紙(スポーツ紙を含まない)の発行部数は、
2000年:4740万1669部
2023年:2667万4129部 26674129 ÷ 47401669 = 56%
と半分近くまで減少している。(発行部数の定義は常識なのかどこにも説明がない。おそらく1日当たりの部数のはず)
複数部を購入する事業所もあるし、逆に4人家族でも購入するのは1部。また新聞社が過剰に販売店に売りつける「押し紙」もあるので発行部数=読者数とはならないにしても、読者数の減少率も同程度だろう。ちなみに全国の新聞販売所数も
2001年:2万1864店
2023年:1万3373店
と61%まで減少している。
ついでにその他のデータを記すと
2000年スポーツ紙:630万7162部
2023年スポーツ紙:191万6357部 1916357 ÷ 6307162 = 30%
2000年新聞広告収入:1兆2474億円
2023年新聞広告収入:3512億円 3512 ÷12474 = 28%
2000年日本の総広告費:6兆1102億円
うち新聞広告の占める割合 12474 ÷61102 = 20%
2023年日本の総広告費:7兆3167億円
うち新聞広告の占める割合 3512 ÷73167 = 4.8%
思わず(>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<) と書きたくなる内容。
現在、新聞を定期購読している家庭は6割弱だと推計されている。2008年には9割弱だった(ただしこの数字は高すぎる気もする)。また発行部数の減少ペースから計算して15年後に紙の新聞は消滅するとの予測もある。もしそうなれば知性のエサどころの話ではなく、ジャーナリズムが崩壊する事態になる。
既に産経は2002年に東京本社版の夕刊を廃止。朝毎読も夕刊を発行していない地域がいくつもあり、中京圏では全国紙の夕刊がまったく発行されていない。また毎日と産経は富山県での新聞発行を今年の9月末で終了する。
ーーー続く
<9月19日追記>
一部の年数表記に誤記がありました。
現在は修正済み。
それがどうして今になってかというと、定期購読無料お試しキャンペーンの一環として郵便受けに投函されていたから。
読んでみて最初の感想は記事内容ではなく、新聞のインクがまったく手につかないのに驚いた。2006年時点でも昔と較べれば多少は改良されていて、手につくインクの量は少なくなっていたが、今はまったく手移りなし。試しに指で紙面を強めに擦ってみても同じだった。そういえばこの10年は新聞に触れてもいなかったかも。いつ頃からこのレベルに改良されたのだろう。
ところで時代設定の古い海外の映画を見ると、貴族や大富豪の家には執事がいて、新聞にアイロンを当ててからご主人様に渡すシーンがある。アイロンしてインクが手につくのを防ぐのも執事の仕事。実はずいぶんと昔に試したことがある。もちろん執事を雇う余裕はないので自分でアイロン掛け(^^ゞ
結果は新聞が暖かくなっただけで手にはインクがついた(/o\) 多少はマシになった程度の効果。おそらくアイロンの裏技が有効なのは活版印刷だった戦前の新聞じゃないかな。
さて生活したり仕事をする上で必要な情報はネットが普及した現在、(紙の)新聞を定期購読しなくてもそこそこ充分に得ることが可能。でも新聞の価値はそこにあるのではない。ネット普及以前でも社会・生活情報ならテレビニュースで事足りていた。
新聞の最も価値ある長所は、あの縦54.5cm・横40.6cm・見開きなら81.2cmにもなる大きな紙面。それによる一覧性で、自分に関係ないあるいは興味のない記事がチラッと目に飛び込んでくるところにある。
例えば今回の9月3日付の日経新聞にあったこんな記事。
一番「オーっ」と思ったのがこれ(^^ゞ
もちろんネットでニュースはそれなりにチェックしている。でもこのような記事は重要度が高くないので、ニュースサイトでは相当にスクロールしないと現れない=面倒=結果的には見つけられない。
例として挙げたミャンマーやニデックの記事は、私の生活や仕事に何の関係もない。情報を「その人の判断や行動に影響を与えるもの」と狭義に定義するなら、これらは情報ですらない。今回はたまたまブログにしたが、普段ならチラッと見てあるいは少しだけ読んで、おそらくその15秒後には忘れている内容。でもそれが「知性のエサ」として大切な役割を果たすというのが私の考え。(今回は日経新聞なので事例が少し適切ではないが)
1日に5つ知性のエサを得るとして、定期購読をやめた18年間で計算すると 5×365×18=3万2850。この計算結果はともかく、新聞を読まなくなったことによる知性への影響は自覚としてある。そして知性や教養の類いは食べ物と同じで頭に貯めておけないとも思っている。
少し変わった例えになるので説明すると、
人間の身体は食べたものによってできている。食物は消化され栄養として細胞に取り込まれる。その細胞は分裂を繰り返して新しい細胞が生まれ、それと同数の古くなって活動を停止した細胞がウンチなどになって排出される。人間に200種類60兆個ある細胞は、身体の部位によって異なるが早いものだと1日から3日、脳や内臓は1年くらい、全体として5〜7年ですべての細胞が入れ替わっている。仮に7年として身体の中に今より7年前にあった細胞=身体の一部はもう存在していない。細胞分裂はコピー作業で同じ内容の細胞に生まれ変わるので気がつかないだけ。まあ食べなきゃ死ぬんだから当たり前なんだけれど。
知性や教養は蓄積すると思われがち。しかし食べ物と同じで「知性細胞」はエサを与えないと分裂しないし、古くなったものはドンドン排出されるのではないかと。もちろんこれに科学的な裏付けは何もない。ただ現役時代はカミソリのようにシャープで頭脳明晰だったのに、引退して数年でただのオッサンになっている人を何人か見てきているので、この珍説を思いついたしだい。
過去18年間で3万2850回も知性のエサを摂らなかった。もちろん知性のエサは新聞だけではないし、記事や情報だけとも限らない。それで何とか「wasshoさん、最近なまってきたなあ」と陰口を叩かれずに済んでいるのかも知れない(本人が知らないだけだったりして)。そんな私が言うのも変だが、新聞は手軽で消化吸収のよい知性のエサだから、できれば定期購読して毎日読むべきなのである。
しかし新聞業界はビックリするほどの右肩下がり。
日本新聞協会のデータによると一般紙(スポーツ紙を含まない)の発行部数は、
2000年:4740万1669部
2023年:2667万4129部 26674129 ÷ 47401669 = 56%
と半分近くまで減少している。(発行部数の定義は常識なのかどこにも説明がない。おそらく1日当たりの部数のはず)
複数部を購入する事業所もあるし、逆に4人家族でも購入するのは1部。また新聞社が過剰に販売店に売りつける「押し紙」もあるので発行部数=読者数とはならないにしても、読者数の減少率も同程度だろう。ちなみに全国の新聞販売所数も
2001年:2万1864店
2023年:1万3373店
と61%まで減少している。
ついでにその他のデータを記すと
2000年スポーツ紙:630万7162部
2023年スポーツ紙:191万6357部 1916357 ÷ 6307162 = 30%
2000年新聞広告収入:1兆2474億円
2023年新聞広告収入:3512億円 3512 ÷12474 = 28%
2000年日本の総広告費:6兆1102億円
うち新聞広告の占める割合 12474 ÷61102 = 20%
2023年日本の総広告費:7兆3167億円
うち新聞広告の占める割合 3512 ÷73167 = 4.8%
思わず(>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<) と書きたくなる内容。
現在、新聞を定期購読している家庭は6割弱だと推計されている。2008年には9割弱だった(ただしこの数字は高すぎる気もする)。また発行部数の減少ペースから計算して15年後に紙の新聞は消滅するとの予測もある。もしそうなれば知性のエサどころの話ではなく、ジャーナリズムが崩壊する事態になる。
既に産経は2002年に東京本社版の夕刊を廃止。朝毎読も夕刊を発行していない地域がいくつもあり、中京圏では全国紙の夕刊がまったく発行されていない。また毎日と産経は富山県での新聞発行を今年の9月末で終了する。
ーーー続く
<9月19日追記>
一部の年数表記に誤記がありました。
現在は修正済み。
wassho at 22:45|Permalink│Comments(0)│
2024年08月12日
防水バッグの経年劣化 その3
探していた黄色の防水ウエストバッグはこれ。
ブランドはアメリカのPACIFIC OUTDOOR(パシフィックアウトドア)で製品名はバラード。容量表示はないもののサイズはタテ 18cm×ヨコ 30cm×マチ 10cmなので計算上は5.4リットル。ホッチキスで修理したGERRY(ジェリー)の4リットルより気持ち大きい。購入は2011年4月で一連の防水バッグの中で最初。
前回に紹介した、止水ファスナーが完全に剥がれたStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16と一緒に写っている写真があった。
DRYROLL 16は、防水バッグをしまってあった大型防水リュックから引き出した途端に「あちゃー、壊れている(/o\) 」とわかったけれど、このバラードは特に異常はなく思えた。もっとも細かくチェックしたわけではないが。
それで500mlのペットボトル、財布、モバイルバッテーリーを入れて
お散歩ウォーキングにお出かけ。
自宅を出て5分ほどした頃、背後でガサッと音がした。
何気なく振り返ると地面に私の財布が落ちているではないか!
ファスナーが開いていたのか?と思い、
背中側に斜めがけしていたバッグ手前に持ってきてびっくり仰天。
バックが分解していた!!
写真で解説しましょう。このウエストバッグはメインの開口部の止水ファスナーと、サイドポケット的な止水ファースナーが付いている。GERRY(ジェリー)のGE1002やStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16と違って止水ファスナーは取れていない。
しかしバッグ側面とマチの部分、およびバッグ側面とポケット部分が剥がれていた!!!
バッグとは一種の袋構造であるが、もはや袋の体をなしていない(>_<)
久しぶりに声が出るほどビックリした。
ここが接着面の剥がれていた部分。
それにしても静かな住宅街で財布が落ちてよかった。幹線道路沿いなら気付かなかったかも知れない。やはりそこは日頃の行いがいいから(^^ゞ
不思議なのは細部のチェックはしなかったとはいえ、止水ファスナーを開いてペットボトルその他を入れ、またファスナーを閉じた、つまり出かける前に多少は触っているのにバッグが分解しかけているとまったく察知できなかったこと。
私がボーッとしているからか、あるいは玄関で背中に斜めがけしてバッグに荷重がかかった段階で接着が徐々に剥がれ始めたのかーーー
いずれにせよ今回の3つのバッグからわかったのは、接着で作られた防水バッグは止水ファスナーはもちろん、バッグ本体のパーツであろうとも経年劣化で剥がれるとの事実。私の場合、使っていなかった時期が長かったから、どれくらいの期間で劣化するかは不明だとしても、直感的には5年くらいかなとの気がしている。
逆にもうひとつの製造方法である溶着は、どのバッグも経年劣化していない。
長く安心して使いたいならこちらを選ぶべき。
しかしそう単純には問題は解決しない。
おそらく止水ファスナーはその構造からすべて接着だろう。それを避けて防水バッグを選ぶとなるとロールトップ式となるが、前々回に書いたようにその方式は防水性は優れているものの、開け閉めに手間がかかるし中の物を取り出しにくいと利便性に欠ける。
また溶着するには素材に一定の厚みが必要。本体が溶着でできているGERRYとStrem Trailは、PACIFIC OUTDOORと較べると生地が厚いので重くて固い。バッグとして手触りがいい・使い心地に優れるのは圧倒的に生地が薄いPACIFIC OUTDOOR。
まとめると丈夫で長持ちの溶着方式にするか、経年劣化して製品寿命は短くても使い勝手や使い心地の接着方式にするかの選択。
合理的に考えれば、絶対に中身を濡らしたくないクリティカルな用途は別として、日常生活や趣味の範囲で使うなら、使い勝手重視で接着方式&止水ファスナーの防水バッグを選べばいいと思う。たまに接着面を点検すればそれほど大事には至らないはず。それに大体5年も使えれば元は取れる。
でも私はバラバラになったこのバッグの姿が、
トラウマになって悩みそう(^^ゞ
おしまい
ブランドはアメリカのPACIFIC OUTDOOR(パシフィックアウトドア)で製品名はバラード。容量表示はないもののサイズはタテ 18cm×ヨコ 30cm×マチ 10cmなので計算上は5.4リットル。ホッチキスで修理したGERRY(ジェリー)の4リットルより気持ち大きい。購入は2011年4月で一連の防水バッグの中で最初。
前回に紹介した、止水ファスナーが完全に剥がれたStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16と一緒に写っている写真があった。
DRYROLL 16は、防水バッグをしまってあった大型防水リュックから引き出した途端に「あちゃー、壊れている(/o\) 」とわかったけれど、このバラードは特に異常はなく思えた。もっとも細かくチェックしたわけではないが。
それで500mlのペットボトル、財布、モバイルバッテーリーを入れて
お散歩ウォーキングにお出かけ。
自宅を出て5分ほどした頃、背後でガサッと音がした。
何気なく振り返ると地面に私の財布が落ちているではないか!
ファスナーが開いていたのか?と思い、
背中側に斜めがけしていたバッグ手前に持ってきてびっくり仰天。
バックが分解していた!!
写真で解説しましょう。このウエストバッグはメインの開口部の止水ファスナーと、サイドポケット的な止水ファースナーが付いている。GERRY(ジェリー)のGE1002やStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16と違って止水ファスナーは取れていない。
しかしバッグ側面とマチの部分、およびバッグ側面とポケット部分が剥がれていた!!!
バッグとは一種の袋構造であるが、もはや袋の体をなしていない(>_<)
久しぶりに声が出るほどビックリした。
ここが接着面の剥がれていた部分。
それにしても静かな住宅街で財布が落ちてよかった。幹線道路沿いなら気付かなかったかも知れない。やはりそこは日頃の行いがいいから(^^ゞ
不思議なのは細部のチェックはしなかったとはいえ、止水ファスナーを開いてペットボトルその他を入れ、またファスナーを閉じた、つまり出かける前に多少は触っているのにバッグが分解しかけているとまったく察知できなかったこと。
私がボーッとしているからか、あるいは玄関で背中に斜めがけしてバッグに荷重がかかった段階で接着が徐々に剥がれ始めたのかーーー
いずれにせよ今回の3つのバッグからわかったのは、接着で作られた防水バッグは止水ファスナーはもちろん、バッグ本体のパーツであろうとも経年劣化で剥がれるとの事実。私の場合、使っていなかった時期が長かったから、どれくらいの期間で劣化するかは不明だとしても、直感的には5年くらいかなとの気がしている。
逆にもうひとつの製造方法である溶着は、どのバッグも経年劣化していない。
長く安心して使いたいならこちらを選ぶべき。
しかしそう単純には問題は解決しない。
おそらく止水ファスナーはその構造からすべて接着だろう。それを避けて防水バッグを選ぶとなるとロールトップ式となるが、前々回に書いたようにその方式は防水性は優れているものの、開け閉めに手間がかかるし中の物を取り出しにくいと利便性に欠ける。
また溶着するには素材に一定の厚みが必要。本体が溶着でできているGERRYとStrem Trailは、PACIFIC OUTDOORと較べると生地が厚いので重くて固い。バッグとして手触りがいい・使い心地に優れるのは圧倒的に生地が薄いPACIFIC OUTDOOR。
まとめると丈夫で長持ちの溶着方式にするか、経年劣化して製品寿命は短くても使い勝手や使い心地の接着方式にするかの選択。
合理的に考えれば、絶対に中身を濡らしたくないクリティカルな用途は別として、日常生活や趣味の範囲で使うなら、使い勝手重視で接着方式&止水ファスナーの防水バッグを選べばいいと思う。たまに接着面を点検すればそれほど大事には至らないはず。それに大体5年も使えれば元は取れる。
でも私はバラバラになったこのバッグの姿が、
トラウマになって悩みそう(^^ゞ
おしまい
wassho at 23:05|Permalink│Comments(0)│
2024年08月10日
防水バッグの経年劣化 その2
前回にバイクに乗っていたときに使っていた防水バッグは「日常生活でそれほどの防水性は必要ないので、ほとんど使う機会もなく仕舞い込んでいた」と書いたが少し訂正。
この防水ウエストバッグは2年ほど前の一時期に使っていた。
ブランドはGERRY(ジェリー)、品番はGE1002。容量4リットルのごく普通のサイズで購入したのは2012年の5月。通販だとパソコンに記録が残っているから便利。このGERRYはアメリカの老舗アウトドアブランドだったのに、現在は本格的ななアウトドア用品ではなく、アウトドア・テイストのファッションが中心のようだ。
バイクの写真を見ると、小さめの防水リュックとペアで使っていたみたい。
ついでにGERRYの後ろにある小型の防水リュックは、ドイツの自転車向け用品メーカーORTLIEB(オルトリーブ)のCOR 13(コア)。13は容量13リットルを示している。ファスナーに止水ファスナーではなくTIZIP(タイジップ)というドライスーツにも使われる防水ファスナーを使用しているのが特徴。それに興味を引かれて購入。
実はこの2つの組み合わせでバイクに乗っていた期間は短い。それは2012年の7月にミラーレスのカメラを買ったから。それまで使っていたコンパクトデジカメは革ジャンのポケットに入ったがミラーレスは無理。
それで7月に伊豆の城ヶ崎までツーリングしたときの写真を見ると、COA 13と大型の防水ウエストバッグの組み合わせに変わっている。
話をGERRYの防水ウエストバッグに戻すと、それを再び使い始めたのは先ほど記した通り2年ほど前。計算すれば購入から10年後。用途はお散歩ウォーキングの時のペットボトル&財布入れ。しかし1ヶ月ほど使っていると止水ファスナーがバッグ本体から剥がれかけてきた。
防水バッグの止水ファスナーの取り付けは、雨や水しぶきが縫い目から浸水しないように縫製ではなく接着または溶着である。GERRYのは接着。経年変化で接着力がなくなってきたと思われる。
もう防水バッグとしては使わないからと、
最初は縫って補修していたのだけれどーーー
それにしても雑な縫い方(/o\)
そしてさらにファスナーが剥がれ始め、
縫うのも面倒なので大型ホッチキスでガチャンと(^^ゞ
(生地が硬いから縫うのにけっこう力がいるのよ)
ところがホッチキスで留めたところから破れだし、
補修開始1ヶ月ほどで使うのを諦めた。
気付かないうちに財布を落としていたら困るからね。
このGERRYはファスナー部分以外は前回に記した溶着で製作されている。そちらはまったく問題がない。溶着は溶接と同じで、一度引っ付いたら破壊的に切断されるまでは剥がれない。しかし接着は経年変化で劣化するようだ。
そしてこの後、それをまざまざと思い知ることになる。
GERRYの後に使っていたのは、このユニクロの大ヒット商品。
絶妙なサイズ感でなかなか重宝している。
しかし夏のお散歩ウォーキングはシャツを絞れるほど大量の汗をかく。私はウエストバッグもショルダーバッグもいわゆる背中に斜め掛けする。ユニクロのバッグは布製なのでシャツが濡れる→カバンがシャツに触れて湿ってしまい気分が悪い。
だからといって特に困りはしないものの「そうだ、バイクの時に使っていた防水のウエストバッグがまだあったはず」とつい先日に思い付く。
頭に浮かんだのはこの黄色いウエストバッグ。
これを探そう。
使わなくなった防水バッグは、前回の最初に写真を載せた大型の防水リュックにまとめて詰めて保管してあった。バイクを降りたのは2018年3月。約6年半ぶりにそのリュックを開いてみるとーーー
まず出てきたのは日本のアウトドア用品メーカーであるStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16(ドライロール)という小さなボストンバッグ。通販サイトの記録によると購入したのは2011年6月。
バイクの写真を探すと、バイクに乗り始めて最初の夏はこのバッグと、凍らせたペットボトルに断熱カバーを被せてツーリングしていたのを思い出した。
懐かしいなあと感慨に浸りながら大型リュックから引き出してビックリ!
止水ファスナーが完全に剥がれている(>_<)
これもGERRYと同じく接着方式。
仕舞い込んだときには正常な状態だったはず。GERRYと同じように溶着で接合された部分はまったく問題がない。このDRYROLL 16は生地も厚めで、洗剤で汚れを落とせば新品とあまり変わらない状態になりそうなのに。
Strem Trailの直営店は自由が丘にあって何度か訪れている。持ち込んだら修理してくれるかな。しかし「あの〜、13年と2ヶ月前に買った商品なんですけど」と切り出すのも気が引けるなあ(^^ゞ
ファスナーがいつ取れたかは不明。ただしGERRYとStrem Trail共に同じ現象が起きたのだから、防水バッグに接着してある止水ファスナーはいずれ剥がれてしまうと考えるべき。ロールトップ式は使い勝手が悪いから、止水ファスナーを縫製してから縫い目をコーティングするようなやり方を開発して欲しい。
さて探していた黄色いウエストバッグ。
これにはもっと悲惨な運命が待ち受けていた(/o\)
ーーー続く
この防水ウエストバッグは2年ほど前の一時期に使っていた。
ブランドはGERRY(ジェリー)、品番はGE1002。容量4リットルのごく普通のサイズで購入したのは2012年の5月。通販だとパソコンに記録が残っているから便利。このGERRYはアメリカの老舗アウトドアブランドだったのに、現在は本格的ななアウトドア用品ではなく、アウトドア・テイストのファッションが中心のようだ。
バイクの写真を見ると、小さめの防水リュックとペアで使っていたみたい。
ついでにGERRYの後ろにある小型の防水リュックは、ドイツの自転車向け用品メーカーORTLIEB(オルトリーブ)のCOR 13(コア)。13は容量13リットルを示している。ファスナーに止水ファスナーではなくTIZIP(タイジップ)というドライスーツにも使われる防水ファスナーを使用しているのが特徴。それに興味を引かれて購入。
実はこの2つの組み合わせでバイクに乗っていた期間は短い。それは2012年の7月にミラーレスのカメラを買ったから。それまで使っていたコンパクトデジカメは革ジャンのポケットに入ったがミラーレスは無理。
それで7月に伊豆の城ヶ崎までツーリングしたときの写真を見ると、COA 13と大型の防水ウエストバッグの組み合わせに変わっている。
話をGERRYの防水ウエストバッグに戻すと、それを再び使い始めたのは先ほど記した通り2年ほど前。計算すれば購入から10年後。用途はお散歩ウォーキングの時のペットボトル&財布入れ。しかし1ヶ月ほど使っていると止水ファスナーがバッグ本体から剥がれかけてきた。
防水バッグの止水ファスナーの取り付けは、雨や水しぶきが縫い目から浸水しないように縫製ではなく接着または溶着である。GERRYのは接着。経年変化で接着力がなくなってきたと思われる。
もう防水バッグとしては使わないからと、
最初は縫って補修していたのだけれどーーー
それにしても雑な縫い方(/o\)
そしてさらにファスナーが剥がれ始め、
縫うのも面倒なので大型ホッチキスでガチャンと(^^ゞ
(生地が硬いから縫うのにけっこう力がいるのよ)
ところがホッチキスで留めたところから破れだし、
補修開始1ヶ月ほどで使うのを諦めた。
気付かないうちに財布を落としていたら困るからね。
このGERRYはファスナー部分以外は前回に記した溶着で製作されている。そちらはまったく問題がない。溶着は溶接と同じで、一度引っ付いたら破壊的に切断されるまでは剥がれない。しかし接着は経年変化で劣化するようだ。
そしてこの後、それをまざまざと思い知ることになる。
GERRYの後に使っていたのは、このユニクロの大ヒット商品。
絶妙なサイズ感でなかなか重宝している。
しかし夏のお散歩ウォーキングはシャツを絞れるほど大量の汗をかく。私はウエストバッグもショルダーバッグもいわゆる背中に斜め掛けする。ユニクロのバッグは布製なのでシャツが濡れる→カバンがシャツに触れて湿ってしまい気分が悪い。
だからといって特に困りはしないものの「そうだ、バイクの時に使っていた防水のウエストバッグがまだあったはず」とつい先日に思い付く。
頭に浮かんだのはこの黄色いウエストバッグ。
これを探そう。
使わなくなった防水バッグは、前回の最初に写真を載せた大型の防水リュックにまとめて詰めて保管してあった。バイクを降りたのは2018年3月。約6年半ぶりにそのリュックを開いてみるとーーー
まず出てきたのは日本のアウトドア用品メーカーであるStrem Trail(ストリームトレイル)のDRYROLL 16(ドライロール)という小さなボストンバッグ。通販サイトの記録によると購入したのは2011年6月。
バイクの写真を探すと、バイクに乗り始めて最初の夏はこのバッグと、凍らせたペットボトルに断熱カバーを被せてツーリングしていたのを思い出した。
懐かしいなあと感慨に浸りながら大型リュックから引き出してビックリ!
止水ファスナーが完全に剥がれている(>_<)
これもGERRYと同じく接着方式。
仕舞い込んだときには正常な状態だったはず。GERRYと同じように溶着で接合された部分はまったく問題がない。このDRYROLL 16は生地も厚めで、洗剤で汚れを落とせば新品とあまり変わらない状態になりそうなのに。
Strem Trailの直営店は自由が丘にあって何度か訪れている。持ち込んだら修理してくれるかな。しかし「あの〜、13年と2ヶ月前に買った商品なんですけど」と切り出すのも気が引けるなあ(^^ゞ
ファスナーがいつ取れたかは不明。ただしGERRYとStrem Trail共に同じ現象が起きたのだから、防水バッグに接着してある止水ファスナーはいずれ剥がれてしまうと考えるべき。ロールトップ式は使い勝手が悪いから、止水ファスナーを縫製してから縫い目をコーティングするようなやり方を開発して欲しい。
さて探していた黄色いウエストバッグ。
これにはもっと悲惨な運命が待ち受けていた(/o\)
ーーー続く
wassho at 17:58|Permalink│Comments(0)│
2024年08月07日
防水バッグの経年劣化
防水バッグは主にマリンスポーツや釣りなどで使用される道具。
私はバイクでツーリングする際のトランク代わりに使っていた。
こんな大型のリュック型防水バッグ(40リットル)の、
※一般的なリュックは25リットル前後
ショルダーストラップを利用してバイクにくくりつける。
このリュックの中に何が入っていたかというとカバン(^^ゞ
普通のショルダーバッグにカメラや水筒などを入れて、現地ではそれを取り出してブラブラ歩き回るのが私のツーリングスタイルだった。
バイク用のツーリングバッグと呼ばれる製品も売られている。
いろいろと小分けポケットなども付いていて利便性は高いものの、
そういうツーリングバッグはなぜか防水ではなく、
雨が降ったらレインカバーを装着する仕組み。画像はhttps://www.daytona.co.jp/products/detail/26211/から引用
雨なんていつ急に降り出すかわからないし、昨今はバイク移動中にゲリラ豪雨帯に突入することだってあるのに、どうしてもっと防水性の高いツーリングバッグを作らないのか理解できない。いつも「アホちゃうか」とバイク用品業界について思っていた。
もっともツーリングバッグはどちらかといえばトラディショナルな装備で、多くのライダーはトップボックスと呼ばれるものをまさにトランク代わりに装着している。画像はhttps://givi-jp.com/から引用
でもこれを載せるとバイクのスポーティーなスタイルが台無し。もちろん防水だしボックスには鍵も掛けられる。また中のカバンを取り出せば代わりにヘルメットも収納できて実用性は抜群。それでも、その見た目がどうしても受け入れられなくて私は防水バッグ一筋。
こういうサイドボックス型だとブサイク度合いは軽減しても、いわゆる「すり抜け」がやりにくくなる。実際はハンドル幅と較べてそれほど出っ張るわけじゃないとしても。
例によって前置きが長いけれど、
今回もなかなか本題にたどり着かないと思うよ(^^ゞ
さてそんなわけで2011年2月から始まり2018年3月まで続いた、私の第2期バイクライフでたくさんの防水バッグを買った。冒頭の写真は最後のほうに買った大型の防水バックで、このスタイルに到達するまでには小さな防水バッグを組み合わせて使っていた期間もある。
ところで防水バッグとは読んで字のごとく防水性のあるバッグであるが、
主に3つの要素から成り立っている。
1)
素材はPVCやターポリンなど水を通さないビニール系。PVC=polyvinyl chloride=ポリ塩化ビニルでいわゆる塩ビ。ターポリンはポリエステルをPVCで挟んで強度を増した複合素材。
2)
PVCやターポリンなどを使っただけでは「防水性の高い」バッグにはなっても防水バッグにはならない。なぜならバッグはいくつかの部位を縫い合わせて作るので、その縫い目から水が浸透するから。
そこで防水バッグは縫製ではなく接着や溶着で各部位を貼り付けて作る。接着は接着剤を使い、溶着とは熱や高周波などで素材を溶かして貼り合わせる方法。高周波も素材の分子を振動させて加熱するから(電子レンジと同じ原理)、最終的には熱で溶かすのと変わりない。
ただしバッグには開口部が必要で当然ながらそこは接着や溶着はできない。
そこで防水バッグの開口部は次の2種類の方法が用いられる。
3-1)
巻き上げ式やロールトップ式と呼ばれるもので、開口部を何重にも巻くやり方。画像はhttps://x.gd/21Kehから引用(短縮URL使用)
極めて原始的だけれどシンプルイズベストでこれが最も効果が高い。
ただし巻き込む部分が長くなるので中の物の出し入れはやりにくいのが欠点。画像はhttps://www.boston-c.com/SHOP/cm0f-bg313bk.htmlから引用編集
3-2)
開口部に止水ファスナーを使った防水バッグもある。(写真は縫い目があるので完全な防水バッグではない)画像はhttps://cdn.esupply.co.jp/images/goods/E/EZ2-BAG175WP_FT13X.JPGから引用
止水ファスナーとは、
ファスナーの表面にポリウレタンフィルムを貼り付けて防水性を持たせた製品。当然ながらこの止水ファスナーは(防水バッグなら)バッグに縫い付けるのではなく接着か溶着することになる。画像はhttps://www.nippon-chuko.co.jp/shop/products/detail/169003から引用編集
もっともポリウレタンフィルムをコーティングしたとはいえファスナーの噛み合わせ部分から多少の水は浸水するし、ロールトップで巻いている部分は隙間だらけ。
だから防水バッグは時計の防水機能などとは違って、水の中に沈めても大丈夫という設計ではない。あくまで激しい雨や水しぶきとかを防ぐための道具。実際にゲリラ豪雨の中を走った経験も何度かあって、その程度ならまったく中の物は濡れなかった。たぶん消防車のホースで水を掛けられても大丈夫。水の中に落としたとしても、短時間のうちに引き上げればほとんど被害はないはず。
そんな優れものの防水バックではあるが、日常生活でそれほどの防水性は必要ないので、バイクを降りてからはほとんど使う機会もなく仕舞い込んでいた。
先日、それを久しぶりに引き出してみるとーーー
ーーー続く
それにしても久しぶりにBMW F800Rの写真を見た。
なんて格好いいバイクに乗っていたんだろう(^^ゞ
私はバイクでツーリングする際のトランク代わりに使っていた。
こんな大型のリュック型防水バッグ(40リットル)の、
※一般的なリュックは25リットル前後
ショルダーストラップを利用してバイクにくくりつける。
このリュックの中に何が入っていたかというとカバン(^^ゞ
普通のショルダーバッグにカメラや水筒などを入れて、現地ではそれを取り出してブラブラ歩き回るのが私のツーリングスタイルだった。
バイク用のツーリングバッグと呼ばれる製品も売られている。
いろいろと小分けポケットなども付いていて利便性は高いものの、
そういうツーリングバッグはなぜか防水ではなく、
雨が降ったらレインカバーを装着する仕組み。画像はhttps://www.daytona.co.jp/products/detail/26211/から引用
雨なんていつ急に降り出すかわからないし、昨今はバイク移動中にゲリラ豪雨帯に突入することだってあるのに、どうしてもっと防水性の高いツーリングバッグを作らないのか理解できない。いつも「アホちゃうか」とバイク用品業界について思っていた。
もっともツーリングバッグはどちらかといえばトラディショナルな装備で、多くのライダーはトップボックスと呼ばれるものをまさにトランク代わりに装着している。画像はhttps://givi-jp.com/から引用
でもこれを載せるとバイクのスポーティーなスタイルが台無し。もちろん防水だしボックスには鍵も掛けられる。また中のカバンを取り出せば代わりにヘルメットも収納できて実用性は抜群。それでも、その見た目がどうしても受け入れられなくて私は防水バッグ一筋。
こういうサイドボックス型だとブサイク度合いは軽減しても、いわゆる「すり抜け」がやりにくくなる。実際はハンドル幅と較べてそれほど出っ張るわけじゃないとしても。
例によって前置きが長いけれど、
今回もなかなか本題にたどり着かないと思うよ(^^ゞ
さてそんなわけで2011年2月から始まり2018年3月まで続いた、私の第2期バイクライフでたくさんの防水バッグを買った。冒頭の写真は最後のほうに買った大型の防水バックで、このスタイルに到達するまでには小さな防水バッグを組み合わせて使っていた期間もある。
ところで防水バッグとは読んで字のごとく防水性のあるバッグであるが、
主に3つの要素から成り立っている。
1)
素材はPVCやターポリンなど水を通さないビニール系。PVC=polyvinyl chloride=ポリ塩化ビニルでいわゆる塩ビ。ターポリンはポリエステルをPVCで挟んで強度を増した複合素材。
2)
PVCやターポリンなどを使っただけでは「防水性の高い」バッグにはなっても防水バッグにはならない。なぜならバッグはいくつかの部位を縫い合わせて作るので、その縫い目から水が浸透するから。
そこで防水バッグは縫製ではなく接着や溶着で各部位を貼り付けて作る。接着は接着剤を使い、溶着とは熱や高周波などで素材を溶かして貼り合わせる方法。高周波も素材の分子を振動させて加熱するから(電子レンジと同じ原理)、最終的には熱で溶かすのと変わりない。
ただしバッグには開口部が必要で当然ながらそこは接着や溶着はできない。
そこで防水バッグの開口部は次の2種類の方法が用いられる。
3-1)
巻き上げ式やロールトップ式と呼ばれるもので、開口部を何重にも巻くやり方。画像はhttps://x.gd/21Kehから引用(短縮URL使用)
極めて原始的だけれどシンプルイズベストでこれが最も効果が高い。
ただし巻き込む部分が長くなるので中の物の出し入れはやりにくいのが欠点。画像はhttps://www.boston-c.com/SHOP/cm0f-bg313bk.htmlから引用編集
3-2)
開口部に止水ファスナーを使った防水バッグもある。(写真は縫い目があるので完全な防水バッグではない)画像はhttps://cdn.esupply.co.jp/images/goods/E/EZ2-BAG175WP_FT13X.JPGから引用
止水ファスナーとは、
ファスナーの表面にポリウレタンフィルムを貼り付けて防水性を持たせた製品。当然ながらこの止水ファスナーは(防水バッグなら)バッグに縫い付けるのではなく接着か溶着することになる。画像はhttps://www.nippon-chuko.co.jp/shop/products/detail/169003から引用編集
もっともポリウレタンフィルムをコーティングしたとはいえファスナーの噛み合わせ部分から多少の水は浸水するし、ロールトップで巻いている部分は隙間だらけ。
だから防水バッグは時計の防水機能などとは違って、水の中に沈めても大丈夫という設計ではない。あくまで激しい雨や水しぶきとかを防ぐための道具。実際にゲリラ豪雨の中を走った経験も何度かあって、その程度ならまったく中の物は濡れなかった。たぶん消防車のホースで水を掛けられても大丈夫。水の中に落としたとしても、短時間のうちに引き上げればほとんど被害はないはず。
そんな優れものの防水バックではあるが、日常生活でそれほどの防水性は必要ないので、バイクを降りてからはほとんど使う機会もなく仕舞い込んでいた。
先日、それを久しぶりに引き出してみるとーーー
ーーー続く
それにしても久しぶりにBMW F800Rの写真を見た。
なんて格好いいバイクに乗っていたんだろう(^^ゞ
wassho at 22:33|Permalink│Comments(0)│
2024年07月19日
中国のIHコンロは中華鍋の形をしている
前回のリバースATMに続いて「ところ変われば品変わる」の第二弾。
それを知ったのはドキュメント72時間というNHK番組。番組画像は2枚とも公式ホームページより引用編集
内容をかいつまむと、
中国の病院では病院食がないか、高いか、充実していないか理由は
忘れたけれど、入院患者の食事は家族が用意するのが基本。
それで病院の近くに貸し台所を提供している場所があり、
そこでご飯を作って病室まで運ぶ。
番組はそこの利用者の様々な人間模様の紹介なのだが、
今回のテーマとは関係ないので(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
上の写真で人がたくさんいるのがその貸し台所。
これは頭上から撮った画像。
写真上側が食材を切ったりするまな板コーナーで、
その反対側にたくさんのコンロが並ぶ。
中国なので皆さんは中華鍋っぽい形のもので調理をしている。
この写真ではわからないが使われているのはIHコンロ。
そしてビックリしたのは、
中国のIHコンロは中華鍋の形に合わせてある!
との新発見。
番組の動画や画像ではコンロが写っている場面が見当たらなかったので、「中華鍋 IHコンロ」を中国語の「炒锅 电磁炉」にして中国語サイトを検索してみた。
家庭用と業務用。
日本の中華料理店でIHコンロを使っているところもあるのかな?
こんな大きいのもある。
ご存じのように日本のIHコンロはフラットな構造。
底の丸い中華鍋は使えないね。
中華鍋の形をしたIHコンロは、
まさにところ変われば品変わるの典型例。
コンロのような身近なもので、そんな発見があるなんて思ってもみなかった。
世界は狭くなったようでまだまだ広い。
参考までに中国のIHコンロがすべて中華鍋の形をしているのではない。
そりゃ中国だって底の平たい鍋やヤカンも使うわけで。
これなんかは中華鍋型とフラットの両方を組み合わせている。
中華鍋型は「凹面电磁炉」と呼ぶみたいだ。

IHコンロはガスコンロより熱量が大きいので、元々中華料理には向いている。オール電化の家に住んでいて、でも中華鍋を振りたい人は輸入してみたら。
それを知ったのはドキュメント72時間というNHK番組。番組画像は2枚とも公式ホームページより引用編集
内容をかいつまむと、
中国の病院では病院食がないか、高いか、充実していないか理由は
忘れたけれど、入院患者の食事は家族が用意するのが基本。
それで病院の近くに貸し台所を提供している場所があり、
そこでご飯を作って病室まで運ぶ。
番組はそこの利用者の様々な人間模様の紹介なのだが、
今回のテーマとは関係ないので(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
上の写真で人がたくさんいるのがその貸し台所。
これは頭上から撮った画像。
写真上側が食材を切ったりするまな板コーナーで、
その反対側にたくさんのコンロが並ぶ。
中国なので皆さんは中華鍋っぽい形のもので調理をしている。
この写真ではわからないが使われているのはIHコンロ。
そしてビックリしたのは、
中国のIHコンロは中華鍋の形に合わせてある!
との新発見。
番組の動画や画像ではコンロが写っている場面が見当たらなかったので、「中華鍋 IHコンロ」を中国語の「炒锅 电磁炉」にして中国語サイトを検索してみた。
家庭用と業務用。
日本の中華料理店でIHコンロを使っているところもあるのかな?
こんな大きいのもある。
ご存じのように日本のIHコンロはフラットな構造。
底の丸い中華鍋は使えないね。
中華鍋の形をしたIHコンロは、
まさにところ変われば品変わるの典型例。
コンロのような身近なもので、そんな発見があるなんて思ってもみなかった。
世界は狭くなったようでまだまだ広い。
参考までに中国のIHコンロがすべて中華鍋の形をしているのではない。
そりゃ中国だって底の平たい鍋やヤカンも使うわけで。
これなんかは中華鍋型とフラットの両方を組み合わせている。
中華鍋型は「凹面电磁炉」と呼ぶみたいだ。

IHコンロはガスコンロより熱量が大きいので、元々中華料理には向いている。オール電化の家に住んでいて、でも中華鍋を振りたい人は輸入してみたら。
wassho at 21:55|Permalink│Comments(0)│
2024年07月02日
使っていないのに壊れていた(/o\)
机の引き出しの奥にVHSのビデオテープがあるのを発見。ラベルを見ると1988年に私が制作に関わったプロモーションビデオだった。そのプロジェクトのことは今でもよく覚えている。それにしても2024 − 1988 = 36年前。もうそんなに経つのか、そりゃ年もとるわと感慨にふける(^^ゞ
VHSのビデオデッキはもう持っていないのでそのままでは見られない。そこでVHSからDVDにダビングしてくれるサービスを利用した。ネットで「VHS DVDダビング」と検索すると、いろいろな会社がサービスを提供している。
いくつかを検討して選んだのはカメラのキタムラ。理由は他社のほとんどが宅配便で送る必要があるのに対して、ここは店頭で受け付けていたから。キタムラの店舗の前はよく通りかかるし、それなら宅配便でビデオテープが壊れないように梱包するのも面倒だった。
キタムラの価格は他社と比べて高くもなく安くもないといったところ。60分までが税込みで1650円。カビが生えていればそれを取るのに2750円、テープが癒着していればその修復に3850円かかる。ただし事前にお得パックなるものを申し込めば550円。これはカビや癒着がなくても返金されない。まるで保険みたいな仕組みのサービス。
ずっと引き出しの中に入れっぱなしで保管状況はよかったとはいえ、36年前のテープだからお得パックを申し込んで1650円 + 550円 = 2200円。
店頭に持ち込んだのは6月の最初。店員の説明では修復作業がなければ約1ヶ月、作業が必要ならさらに半月というような説明だったと思う。けっこう時間がかかるなと思ったけれど、ずっとその存在を忘れていたテープなので特に気にはかけず。
ところが2週間ちょっとで店舗から仕上がったとの連絡がある。クレーム対策でけっこうサバを読んで作業日数を案内しているようだ。それとおそらくお得パックは申し込む必要がなかった(>_<)
店舗でDVDを受け取り、
さっそく見ようとするとブルーレイのプレーヤーが何とご臨終!!!
症状としては電源が入らない。
コンセントを差し替えたり、軽く叩いたり揺すっても変化なし。
ブログには2019年の8月に「TSUTAYAが閉店していた」との記事を書いている。それ以降はAmazonプライムやAppleの配信でしか映画を見ていない。だから5年間まったく使っていないのに。
使っていなくても家電製品は壊れるんだとガッカリ。
皆さんも長らく使っていないものがあったら、たまには点検を。
もっとも私は以前にCDプレーヤーを自分で修理した経験がある。
これもそのうち分解して原因を突き止めてやると、実は今から楽しみにしている(^^ゞ
ただもし直せたとしても使い道はほとんどない。せっかく修理したCDプレーヤーも既に手持ちのCDはすべてパソコンに取り込んであるし、さらに最近はもっぱらサブスクで音楽を聴いていて出番なし。これも何かと時代の変化を感じる。
さてプレーヤーが壊れていたので、パソコンにDVDのファイルを取り込んで、パソコンで再生した。パソコンとテレビはつなげてあるのでテレビの大画面でも見た。もともとバックアップ用としてDVDの中のファイルは取り出すつもりでいたから、特に手間が増えたわけでもない。
その36年前のプロモーションビデオは今見てもなかなかの出来映え。なんと全編ニューヨークロケ! しかも映画的な味わいを出すためにVTRではなくフィルムでの撮影。そういえば撮影したのもちょうど今頃の季節だった。ニューヨークの各所でロケをして、観光では行くことのないニューヨークをあれこれ見られたのは懐かしい思い出。
それは私にとってはたまたま舞い込んできた畑違いの案件だった。初めての映像制作、しかも初めてのニューヨーク、さらにニューヨークの治安が最悪だった頃である。それでも全力で頑張ればなんとかやり遂げられるものだと自信にもなった仕事。
そのプロモーションビデオをここで紹介したいのは山々なのだが、
関係各位、著作権モロモロがあるので、当たり障りのない街角風景ショットをひとつだけ。
今より幅の狭い当時の画角に時代を感じる。
もしこちらの道に進んでいれば、
今頃はアカデミー賞のひとつやふたつくらい獲れてたかなあ(^^ゞ
VHSのビデオデッキはもう持っていないのでそのままでは見られない。そこでVHSからDVDにダビングしてくれるサービスを利用した。ネットで「VHS DVDダビング」と検索すると、いろいろな会社がサービスを提供している。
いくつかを検討して選んだのはカメラのキタムラ。理由は他社のほとんどが宅配便で送る必要があるのに対して、ここは店頭で受け付けていたから。キタムラの店舗の前はよく通りかかるし、それなら宅配便でビデオテープが壊れないように梱包するのも面倒だった。
キタムラの価格は他社と比べて高くもなく安くもないといったところ。60分までが税込みで1650円。カビが生えていればそれを取るのに2750円、テープが癒着していればその修復に3850円かかる。ただし事前にお得パックなるものを申し込めば550円。これはカビや癒着がなくても返金されない。まるで保険みたいな仕組みのサービス。
ずっと引き出しの中に入れっぱなしで保管状況はよかったとはいえ、36年前のテープだからお得パックを申し込んで1650円 + 550円 = 2200円。
店頭に持ち込んだのは6月の最初。店員の説明では修復作業がなければ約1ヶ月、作業が必要ならさらに半月というような説明だったと思う。けっこう時間がかかるなと思ったけれど、ずっとその存在を忘れていたテープなので特に気にはかけず。
ところが2週間ちょっとで店舗から仕上がったとの連絡がある。クレーム対策でけっこうサバを読んで作業日数を案内しているようだ。それとおそらくお得パックは申し込む必要がなかった(>_<)
店舗でDVDを受け取り、
さっそく見ようとするとブルーレイのプレーヤーが何とご臨終!!!
症状としては電源が入らない。
コンセントを差し替えたり、軽く叩いたり揺すっても変化なし。
ブログには2019年の8月に「TSUTAYAが閉店していた」との記事を書いている。それ以降はAmazonプライムやAppleの配信でしか映画を見ていない。だから5年間まったく使っていないのに。
使っていなくても家電製品は壊れるんだとガッカリ。
皆さんも長らく使っていないものがあったら、たまには点検を。
もっとも私は以前にCDプレーヤーを自分で修理した経験がある。
これもそのうち分解して原因を突き止めてやると、実は今から楽しみにしている(^^ゞ
ただもし直せたとしても使い道はほとんどない。せっかく修理したCDプレーヤーも既に手持ちのCDはすべてパソコンに取り込んであるし、さらに最近はもっぱらサブスクで音楽を聴いていて出番なし。これも何かと時代の変化を感じる。
さてプレーヤーが壊れていたので、パソコンにDVDのファイルを取り込んで、パソコンで再生した。パソコンとテレビはつなげてあるのでテレビの大画面でも見た。もともとバックアップ用としてDVDの中のファイルは取り出すつもりでいたから、特に手間が増えたわけでもない。
その36年前のプロモーションビデオは今見てもなかなかの出来映え。なんと全編ニューヨークロケ! しかも映画的な味わいを出すためにVTRではなくフィルムでの撮影。そういえば撮影したのもちょうど今頃の季節だった。ニューヨークの各所でロケをして、観光では行くことのないニューヨークをあれこれ見られたのは懐かしい思い出。
それは私にとってはたまたま舞い込んできた畑違いの案件だった。初めての映像制作、しかも初めてのニューヨーク、さらにニューヨークの治安が最悪だった頃である。それでも全力で頑張ればなんとかやり遂げられるものだと自信にもなった仕事。
そのプロモーションビデオをここで紹介したいのは山々なのだが、
関係各位、著作権モロモロがあるので、当たり障りのない街角風景ショットをひとつだけ。
今より幅の狭い当時の画角に時代を感じる。
もしこちらの道に進んでいれば、
今頃はアカデミー賞のひとつやふたつくらい獲れてたかなあ(^^ゞ
wassho at 22:00|Permalink│Comments(0)│
2024年06月26日
餃子に酢ソース
お好み焼きソースの工場を見学するテレビ番組があって、
最後にそこの社員が考えたお好み焼きソースに合う料理が紹介されていた。
そのひとつが餃子のタレとしてお好み焼きソースを使うこと。餃子の材料は小麦粉と豚肉とキャベツなのだから、お好み焼きと同じで合わないわけがないとの触れ込みだったと思う。それ以外にも何点かの料理があったがもう忘れてしまった。たぶん私が作らない料理だったからだと思う。
それで先日に餃子を焼いたので試してみた。
使ったのはいわゆる中濃ソース。

ところで関東はトロッとした中濃ソース、関西はサラサラのウスターソースが主流である。また関西はウスターソース以外にとんかつソースやお好み焼きソースなど、複数のソースを使い分けている家庭が多い。
下記は日本ソース工業会が2021年に実施した調査で、自宅に常備しているソースの種類を示している。数字は% 表はhttps://nippon-sauce.or.jp/topix-past/16002.htmlから引用
まるで醤油の濃口・薄口の違いのよう。醤油の場合は「出汁を取る」という料理文化の波及度合いから違いが生まれたと理解している。しかしソースなんてのは日本で広まったのが明治中期以降なのに、どうして地域によって違いが生まれたのだろう。また名古屋のうどんやきしめんは濃い色の出汁で関東風なのに、ソースに関しては関西寄りなのも興味深い。
何かと奥が深そうなのでいずれ調べましょう。そういえば中濃ソースなどとウスターソースの粘度の違いが何によるのかも理解していない。
さて餃子にソース。
まずは酢醤油でいつもの味を確認。
そしてソースをつけて食べてみる。
合わなくはない。
小麦粉と豚肉とキャベツでお好み焼きと同じとの理屈はうなづける。
でもちょっとソースの味が勝ちすぎて辛い。
そこで普通は酢醤油なのだからと酢でソースを割ってみる。
日本の酢はなかったのでドレッシング用のワインビネガーを使用。
ソースだけより酢ソースのほうが餃子に合う。
これはこれで悪くない。
ただし、
これから餃子は酢ソースで食べるかと問われたら、やはり酢醤油にする(^^ゞ
まっ、その程度の結論ではあるけれど、
ものは試しに、あるいは途中の「味変」としてトライしてみてちょうだい。何より酢ソースなんて日本人の1%の1%のそのまた1%も味わったことがないと思うから、それだけ特別な体験が出来るよ。
最後にそこの社員が考えたお好み焼きソースに合う料理が紹介されていた。
そのひとつが餃子のタレとしてお好み焼きソースを使うこと。餃子の材料は小麦粉と豚肉とキャベツなのだから、お好み焼きと同じで合わないわけがないとの触れ込みだったと思う。それ以外にも何点かの料理があったがもう忘れてしまった。たぶん私が作らない料理だったからだと思う。
それで先日に餃子を焼いたので試してみた。
使ったのはいわゆる中濃ソース。

ところで関東はトロッとした中濃ソース、関西はサラサラのウスターソースが主流である。また関西はウスターソース以外にとんかつソースやお好み焼きソースなど、複数のソースを使い分けている家庭が多い。
下記は日本ソース工業会が2021年に実施した調査で、自宅に常備しているソースの種類を示している。数字は% 表はhttps://nippon-sauce.or.jp/topix-past/16002.htmlから引用
まるで醤油の濃口・薄口の違いのよう。醤油の場合は「出汁を取る」という料理文化の波及度合いから違いが生まれたと理解している。しかしソースなんてのは日本で広まったのが明治中期以降なのに、どうして地域によって違いが生まれたのだろう。また名古屋のうどんやきしめんは濃い色の出汁で関東風なのに、ソースに関しては関西寄りなのも興味深い。
何かと奥が深そうなのでいずれ調べましょう。そういえば中濃ソースなどとウスターソースの粘度の違いが何によるのかも理解していない。
さて餃子にソース。
まずは酢醤油でいつもの味を確認。
そしてソースをつけて食べてみる。
合わなくはない。
小麦粉と豚肉とキャベツでお好み焼きと同じとの理屈はうなづける。
でもちょっとソースの味が勝ちすぎて辛い。
そこで普通は酢醤油なのだからと酢でソースを割ってみる。
日本の酢はなかったのでドレッシング用のワインビネガーを使用。
ソースだけより酢ソースのほうが餃子に合う。
これはこれで悪くない。
ただし、
これから餃子は酢ソースで食べるかと問われたら、やはり酢醤油にする(^^ゞ
まっ、その程度の結論ではあるけれど、
ものは試しに、あるいは途中の「味変」としてトライしてみてちょうだい。何より酢ソースなんて日本人の1%の1%のそのまた1%も味わったことがないと思うから、それだけ特別な体験が出来るよ。
wassho at 20:22|Permalink│Comments(0)│
2024年04月26日
パンケーキを焼けなくても
みんな大好きパンケーキ。バターとメイプルシロップだけじゃなくて、様々なフルーツやソースと一緒に提供されるメニューも多くなり、有名店には長い行列が並んでいる。(写真はグーグルの検索画面)
一昔前までパンケーキはホットケーキと呼ばれた。パンケーキの名前は1970年代後半に雑誌で、海外のお店で出されているメニューを紹介するときに使われていた記憶はあるものの、一般に広くパンケーキと呼ばれ出したのは平成になってから。ただしファミレスではもっと前からパンケーキだったようにも思う。
その名前を初めて聞いて「まあ原料は小麦だからパンといえばパンなのかな」と思った人は多かったかも知れない。でもパンケーキのパンは、食パンなどのパンではなく、浅めの鍋を意味するパン(深い鍋はポット)が由来。日本語になっている中でいえばフライパンのパン。ケーキはオーブンで焼くが、パンケーキはフライパンなどを使うからパンケーキ。
なのでホットケーキは和製英語である。パンケーキをホットケーキと呼ぶ場合も無くはないようだが、基本的に英語圏ではパンケーキが一般的。hot cake だと「アツアツの焼きたてケーキ」になってしまう。
ついでにフライパンも和製英語で英語圏では frying pan。なおフライは炒めると揚げるのどちらでも使う。天ぷらや日本語のフライのように小麦粉などをつけて揚げる場合は deep‐fry。
どうして日本ではホットケーキの名前になったのかははっきりしない。明治に初めてパンケーキが伝わった頃の名前は「薄餅」だった模様。大正時代になりデパートの食堂でハットケーキとして提供され人気が出る。HOTの発音は hάt または hˈɔt でハットに近いからホットケーキの意味だと思う。(発音記号がお使いのスマホやパソコンで表示されなければゴメン)
そしてハットがいつ頃ホットに変わったのかも不明。しかし1957年(昭和32年)には「森永ホットケーキの素(小麦粉その他の粉材料をすべて混ぜたもの)」が発売されているので遅くともその頃。
またパンケーキ = ホットケーキではなくパンケーキ > ホットケーキとする考え方もある。その違いは甘さ。ホットケーキは原料に砂糖も加えるが、そうではなくておかずと一緒に食べるパンケーキもあるらしい。そういえば日本でビスケットはお菓子のイメージが強いものの、アメリカではパンと同じようなポジションのビスケットもある。
しかし平成になってパンケーキと呼ばれだしブームとなったのは、基本的にすべてスイーツ系のパンケーキである。だから甘くないパンケーキが登場してホットケーキと区別のために使い分けられるようになったのではなさそう。
要するに言葉としてのオシャレ感の問題。ホットケーキには昔ながらの喫茶店などで提供されるイメージもあったので、それを嫌ってオシャレなホットケーキはパンケーキと誰かが言い出したのだろう。
今のところパンケーキとホットケーキのどちらでも通じる。森永や昭和(製粉会社)で売られている粉材料は現在も「ホットケーキミックス」の名前のまま。ただし日清製粉にはホットケーキミックスとパンケーキミックスの両方がある。でも令和生まれが大人になる頃にはビフテキやライスカレーのように死語になっている予感。
さてそのパンケーキ。付き合いで有名店にも何度か入ったが、いつでも食べられるものではない。もちろん粉を練って焼いた経験もなし。でもたまに無性に食べたくなるときがある。まあこれは発作みたいな現象で1分も我慢すればたいてい収まる。
それで先日、そのパンケーキ発作が起きた。そのときにふと、パンケーキの味の多くを占めているのはメイプルシロップなのだからトーストにそれを掛ければ似たような味になるのでは?とひらめく。
幸か不幸かヨーグルトやシリアルに垂らして食べるために、
自宅にはメイプルシロップが常備されている。
そうなると発作はとまらない(^^ゞ
もう0時を回った深夜にもかかわらずコンビニにダッシュして食パンを買ってきた。いつもより少し長めにトーストし、バターも普段より多めに塗る。ちなみに私はトーストにはマーガリンよりバター派。そしてメイプルシロップを。
食べた。
バターに、メイプルシロップの甘さと香ばしさが混じった味はまさにパンケーキ。もちろん食感はまったく違う。それでも25%ほどはパンケーキを食べている雰囲気になるかな。けっこう気に入って、それ以来トーストはほとんどこのパンケーキもどきにして食べている。
発作が起きたときにはお試しを。
一昔前までパンケーキはホットケーキと呼ばれた。パンケーキの名前は1970年代後半に雑誌で、海外のお店で出されているメニューを紹介するときに使われていた記憶はあるものの、一般に広くパンケーキと呼ばれ出したのは平成になってから。ただしファミレスではもっと前からパンケーキだったようにも思う。
その名前を初めて聞いて「まあ原料は小麦だからパンといえばパンなのかな」と思った人は多かったかも知れない。でもパンケーキのパンは、食パンなどのパンではなく、浅めの鍋を意味するパン(深い鍋はポット)が由来。日本語になっている中でいえばフライパンのパン。ケーキはオーブンで焼くが、パンケーキはフライパンなどを使うからパンケーキ。
なのでホットケーキは和製英語である。パンケーキをホットケーキと呼ぶ場合も無くはないようだが、基本的に英語圏ではパンケーキが一般的。hot cake だと「アツアツの焼きたてケーキ」になってしまう。
ついでにフライパンも和製英語で英語圏では frying pan。なおフライは炒めると揚げるのどちらでも使う。天ぷらや日本語のフライのように小麦粉などをつけて揚げる場合は deep‐fry。
どうして日本ではホットケーキの名前になったのかははっきりしない。明治に初めてパンケーキが伝わった頃の名前は「薄餅」だった模様。大正時代になりデパートの食堂でハットケーキとして提供され人気が出る。HOTの発音は hάt または hˈɔt でハットに近いからホットケーキの意味だと思う。(発音記号がお使いのスマホやパソコンで表示されなければゴメン)
そしてハットがいつ頃ホットに変わったのかも不明。しかし1957年(昭和32年)には「森永ホットケーキの素(小麦粉その他の粉材料をすべて混ぜたもの)」が発売されているので遅くともその頃。
またパンケーキ = ホットケーキではなくパンケーキ > ホットケーキとする考え方もある。その違いは甘さ。ホットケーキは原料に砂糖も加えるが、そうではなくておかずと一緒に食べるパンケーキもあるらしい。そういえば日本でビスケットはお菓子のイメージが強いものの、アメリカではパンと同じようなポジションのビスケットもある。
しかし平成になってパンケーキと呼ばれだしブームとなったのは、基本的にすべてスイーツ系のパンケーキである。だから甘くないパンケーキが登場してホットケーキと区別のために使い分けられるようになったのではなさそう。
要するに言葉としてのオシャレ感の問題。ホットケーキには昔ながらの喫茶店などで提供されるイメージもあったので、それを嫌ってオシャレなホットケーキはパンケーキと誰かが言い出したのだろう。
今のところパンケーキとホットケーキのどちらでも通じる。森永や昭和(製粉会社)で売られている粉材料は現在も「ホットケーキミックス」の名前のまま。ただし日清製粉にはホットケーキミックスとパンケーキミックスの両方がある。でも令和生まれが大人になる頃にはビフテキやライスカレーのように死語になっている予感。
さてそのパンケーキ。付き合いで有名店にも何度か入ったが、いつでも食べられるものではない。もちろん粉を練って焼いた経験もなし。でもたまに無性に食べたくなるときがある。まあこれは発作みたいな現象で1分も我慢すればたいてい収まる。
それで先日、そのパンケーキ発作が起きた。そのときにふと、パンケーキの味の多くを占めているのはメイプルシロップなのだからトーストにそれを掛ければ似たような味になるのでは?とひらめく。
幸か不幸かヨーグルトやシリアルに垂らして食べるために、
自宅にはメイプルシロップが常備されている。
そうなると発作はとまらない(^^ゞ
もう0時を回った深夜にもかかわらずコンビニにダッシュして食パンを買ってきた。いつもより少し長めにトーストし、バターも普段より多めに塗る。ちなみに私はトーストにはマーガリンよりバター派。そしてメイプルシロップを。
食べた。
バターに、メイプルシロップの甘さと香ばしさが混じった味はまさにパンケーキ。もちろん食感はまったく違う。それでも25%ほどはパンケーキを食べている雰囲気になるかな。けっこう気に入って、それ以来トーストはほとんどこのパンケーキもどきにして食べている。
発作が起きたときにはお試しを。
wassho at 21:22|Permalink│Comments(0)│
2024年04月24日
イヤホンのケーブルが絡まない方法
イヤホンのケーブルは絡まりやすいもの。携帯音楽プレーヤーと一緒にポケットに入れて、その後にポケットの中を触っていないのに取り出すと見事に絡まっている。カバンに入れても同じ。何と机の上に置いておくだけも絡まる!
今時はワイヤレスでしょ?と言われそうだが私は有線のイヤホンが好み。理由はふたつあって、ただでさえあれこれ充電しなければいけない機器が多いのに、これ以上は増やしたくない=充電忘れをしたくないから。それとワイヤレスのイヤホンはイヤホン内部でDA(デジタル・アナログ)変換している。言い換えればイヤホン自体が音作りをする。現在使っている携帯音楽プレーヤーの音をそこそこ気に入っているので、それを変えたくない気持ちもある。
以前はソニーのイヤホンをよく使っていた。それはセレーション加工という表面にわずかな凹凸を施した絡みにくいケーブルだったから。見た目は普通のケーブルとほとんど変わらない。最初は「本当に絡まない?」と半信半疑だったものの効果は絶大。ケーブルが絡むストレスは1/1000に減ったといっても大げさではない。なお英語でserrationとはノコギリの歯のような形状。
それからしばらくイヤホンは
ソニー製:セレーションコードだから
低音重視タイプ:主に聴くクラシックには、そのほうが安定感があって聴き疲れしない
1万円前後:私の耳にはそれくらいで充分
との明確な選択基準を持っていた。
しかし6〜7年前からソニーはワイヤレスに注力して、そういう中間価格帯のイヤホンを作らなくなってしまった。現在ソニーの有線イヤホンのラインナップは25万円から8万円と、5000円以下の2つのゾーンしかない。
さて現在使っているイヤホンはゼンハイザーの IE 100 PRO。これは発売直後の2021年7月にe☆イヤホンで購入。当時1万2870円。調べてみると価格は今もあまり変わっていないようだ。ただしゼンハイザーはドイツのメーカーで、その頃のドル円は110円で今は155円と円安だから、それにより値下がり分が相殺されている可能性もある。
ところで今頃になって、このイヤホンについてブログを書いていなかったと気がついた。超簡単にレビューすると、ごくニュートラルで素直な音質である。悪く言えば何の素っ気も特徴もない音。でも特に不満はない。また一般にイヤホンやスピーカーは最初は音が少し固く時間と共に馴染んでくるもの。馴染ませるのをエイジングというが、このイヤホンはまったくそれが必要なく、またしばらく使っても音が変わらなかったのを覚えている。
しかし約2年後の2023年の5月にケーブル断線(>_<)
今まで断線は何度も経験して、その度に買い換えてきたのが私のイヤホン歴。ただしこのIE 100 PROはケーブルの交換ができる。よく覚えていないもののケーブル交換ができるイヤホンで一番安かったからこれを選んだような記憶もある。
それでケーブルを交換(業界ではリケーブルと呼ぶ)しようと思ってビックリ。イヤホンより値段が高い商品がほとんど! リケーブルなんて音質にこだわるマニア向けだからそうなるのだろう。
ケーブルがなければイヤホンは機能しないので、何とかAmazonで3280円のケーブルを見つけて購入。いわゆる中華のノンブランド商品。写真で見えている端子の先にイヤホン本体を差し込んでリケーブル完成。オリジナルは断線したから聴き較べはできていないが高音域が若干キレイになってよし。ただし目隠しテストをすればわからない「気のせい」レベル。でもオーディオはそれが大事(^^ゞ
実はこのケーブルに変えてよかったのは音質よりもケーブルの柔らかさ。IE 100 PROは耳の後ろにケーブルを沿わせる、いわゆるシュア掛けをする設計。シュア掛けとはアメリカのShure(シュア)というメーカーが提唱しているイヤホン装着法。画像はhttps://e-earphone.blog/?p=1264934から引用改変
それでIE 100 PROのオリジナルケーブルでは、写真に示した部分が固められており装着しづらかったが、こちらはケーブルだけなので柔らかくシュア掛けしやすい。逆にゼンハイザーがどうして耳に近い部分を固めるのか疑問。
さてようやく本題。
新しく買ったケーブルは写真でわかるように2本ケーブルの撚り線になっている。このタイプは真っ直ぐなケーブルよりは絡みにくい。でも油断していると絡まってイライラする。イヤホンとはそういうものと半分は諦めていたところ、先日とある方法を思いつく。
それはフック。
グルグル・クシャクシャのまま放置するから絡むのだ。
イヤホンを携帯プレイヤーから外す。
フックに掛けておく。
それだけ。
もちろんこの方法は自宅やオフィスなどでしか使えず、移動中にポケットやカバンに入れている間に絡むのは防げない。しかしさあ出かけようと思ったらイヤホンが絡まっていて、それをほどくのに時間が掛かってイライラする事態は避けられる。振り返ってみると私の場合はそのケースが最も多い。
またケーブルがクルクルと捻れてヘンな癖が付いてしまうのも防げる。文章的に説明不足かも知れないが下の写真を参考に。そういえばまだ電話の受話器がカールコードでつながれていた昭和の時代、アイツは常に捻れていた(^^ゞ 画像はhttps://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0705/28/news018.htmlから引用

例によって前書きと脱線が長かったけれどm(_ _)m
別にフックでなくてハンガーやドアノブやその他どこでも、
イヤホンを吊すだけだからとりあえずお試しを。
今時はワイヤレスでしょ?と言われそうだが私は有線のイヤホンが好み。理由はふたつあって、ただでさえあれこれ充電しなければいけない機器が多いのに、これ以上は増やしたくない=充電忘れをしたくないから。それとワイヤレスのイヤホンはイヤホン内部でDA(デジタル・アナログ)変換している。言い換えればイヤホン自体が音作りをする。現在使っている携帯音楽プレーヤーの音をそこそこ気に入っているので、それを変えたくない気持ちもある。
以前はソニーのイヤホンをよく使っていた。それはセレーション加工という表面にわずかな凹凸を施した絡みにくいケーブルだったから。見た目は普通のケーブルとほとんど変わらない。最初は「本当に絡まない?」と半信半疑だったものの効果は絶大。ケーブルが絡むストレスは1/1000に減ったといっても大げさではない。なお英語でserrationとはノコギリの歯のような形状。
それからしばらくイヤホンは
ソニー製:セレーションコードだから
低音重視タイプ:主に聴くクラシックには、そのほうが安定感があって聴き疲れしない
1万円前後:私の耳にはそれくらいで充分
との明確な選択基準を持っていた。
しかし6〜7年前からソニーはワイヤレスに注力して、そういう中間価格帯のイヤホンを作らなくなってしまった。現在ソニーの有線イヤホンのラインナップは25万円から8万円と、5000円以下の2つのゾーンしかない。
さて現在使っているイヤホンはゼンハイザーの IE 100 PRO。これは発売直後の2021年7月にe☆イヤホンで購入。当時1万2870円。調べてみると価格は今もあまり変わっていないようだ。ただしゼンハイザーはドイツのメーカーで、その頃のドル円は110円で今は155円と円安だから、それにより値下がり分が相殺されている可能性もある。
ところで今頃になって、このイヤホンについてブログを書いていなかったと気がついた。超簡単にレビューすると、ごくニュートラルで素直な音質である。悪く言えば何の素っ気も特徴もない音。でも特に不満はない。また一般にイヤホンやスピーカーは最初は音が少し固く時間と共に馴染んでくるもの。馴染ませるのをエイジングというが、このイヤホンはまったくそれが必要なく、またしばらく使っても音が変わらなかったのを覚えている。
しかし約2年後の2023年の5月にケーブル断線(>_<)
今まで断線は何度も経験して、その度に買い換えてきたのが私のイヤホン歴。ただしこのIE 100 PROはケーブルの交換ができる。よく覚えていないもののケーブル交換ができるイヤホンで一番安かったからこれを選んだような記憶もある。
それでケーブルを交換(業界ではリケーブルと呼ぶ)しようと思ってビックリ。イヤホンより値段が高い商品がほとんど! リケーブルなんて音質にこだわるマニア向けだからそうなるのだろう。
ケーブルがなければイヤホンは機能しないので、何とかAmazonで3280円のケーブルを見つけて購入。いわゆる中華のノンブランド商品。写真で見えている端子の先にイヤホン本体を差し込んでリケーブル完成。オリジナルは断線したから聴き較べはできていないが高音域が若干キレイになってよし。ただし目隠しテストをすればわからない「気のせい」レベル。でもオーディオはそれが大事(^^ゞ
実はこのケーブルに変えてよかったのは音質よりもケーブルの柔らかさ。IE 100 PROは耳の後ろにケーブルを沿わせる、いわゆるシュア掛けをする設計。シュア掛けとはアメリカのShure(シュア)というメーカーが提唱しているイヤホン装着法。画像はhttps://e-earphone.blog/?p=1264934から引用改変
それでIE 100 PROのオリジナルケーブルでは、写真に示した部分が固められており装着しづらかったが、こちらはケーブルだけなので柔らかくシュア掛けしやすい。逆にゼンハイザーがどうして耳に近い部分を固めるのか疑問。
さてようやく本題。
新しく買ったケーブルは写真でわかるように2本ケーブルの撚り線になっている。このタイプは真っ直ぐなケーブルよりは絡みにくい。でも油断していると絡まってイライラする。イヤホンとはそういうものと半分は諦めていたところ、先日とある方法を思いつく。
それはフック。
グルグル・クシャクシャのまま放置するから絡むのだ。
イヤホンを携帯プレイヤーから外す。
フックに掛けておく。
それだけ。
もちろんこの方法は自宅やオフィスなどでしか使えず、移動中にポケットやカバンに入れている間に絡むのは防げない。しかしさあ出かけようと思ったらイヤホンが絡まっていて、それをほどくのに時間が掛かってイライラする事態は避けられる。振り返ってみると私の場合はそのケースが最も多い。
またケーブルがクルクルと捻れてヘンな癖が付いてしまうのも防げる。文章的に説明不足かも知れないが下の写真を参考に。そういえばまだ電話の受話器がカールコードでつながれていた昭和の時代、アイツは常に捻れていた(^^ゞ 画像はhttps://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0705/28/news018.htmlから引用

例によって前書きと脱線が長かったけれどm(_ _)m
別にフックでなくてハンガーやドアノブやその他どこでも、
イヤホンを吊すだけだからとりあえずお試しを。
wassho at 19:18|Permalink│Comments(0)│
2024年03月25日
汁そばにワサビ
ふと思い浮かんだ疑問。
麺類と香辛料の組み合わせは一般的に、
冷たいうどん :ショウガ
冷たいそば :ワサビ
温かいうどん :七味唐辛子またはショウガ
温かいそば :七味唐辛子
となっている。
うどんは冷たくても温かくてもショウガを使うのに、
どうして温かいそばにワサビを使わないのだ?
試してみた(^^ゞ
特におかしくはないけれど、
別においしくもないかな。
讃岐うどんのお店で七味唐辛子とショウガの両方があれば、どちらにしようか迷う場合もある。でも汁そばならワサビがあっても迷わず七味を選ぶと思う。まあそのレベル。
面白いのはワサビの味がかすかにする出汁と一緒にソバをすすると、ざるそばを食べているような気になってくる。味覚による連想効果があるみたい。
そういえば学生の頃、大阪の淀屋橋か中之島にあった喫茶店でロールサンドウィッチなるものを食べたことがある。「ロールサンドウィッチなるもの」と書いたのは、今ではお弁当に入れたりして馴染みがあるものの、当時は一般的にそんなサンドウィッチは存在せず、目にしたのはそのときが初めてだったから。
それはハムとキュウリのサンドウィッチを、食パンを重ねるのではなくクルクルと巻いて皿にのっていた。そしてなぜかロールされたパンの内側には海苔が。
それを食べた瞬間、口の中が細巻き寿司になった!
アレッ、私は今何を食べているの?といった感じ。
醤油はつけていないのに海苔の味が脳を混乱させたのだと思う。
味覚と脳の関係も何かと興味深い。
<おまけ>
ざるそばに七味唐辛子が意外とマッチする話を以前にブログにしている。
https://wassho.livedoor.blog/archives/53049079.html
10年ほど前のその投稿を読み返すと「温かい蕎麦にワサビは合うんだろうか?」と書いているのを発見。当時にそんな疑問をいだいたのはすっかり忘れていた。
麺類と香辛料の組み合わせは一般的に、
冷たいうどん :ショウガ
冷たいそば :ワサビ
温かいうどん :七味唐辛子またはショウガ
温かいそば :七味唐辛子
となっている。
うどんは冷たくても温かくてもショウガを使うのに、
どうして温かいそばにワサビを使わないのだ?
試してみた(^^ゞ
特におかしくはないけれど、
別においしくもないかな。
讃岐うどんのお店で七味唐辛子とショウガの両方があれば、どちらにしようか迷う場合もある。でも汁そばならワサビがあっても迷わず七味を選ぶと思う。まあそのレベル。
面白いのはワサビの味がかすかにする出汁と一緒にソバをすすると、ざるそばを食べているような気になってくる。味覚による連想効果があるみたい。
そういえば学生の頃、大阪の淀屋橋か中之島にあった喫茶店でロールサンドウィッチなるものを食べたことがある。「ロールサンドウィッチなるもの」と書いたのは、今ではお弁当に入れたりして馴染みがあるものの、当時は一般的にそんなサンドウィッチは存在せず、目にしたのはそのときが初めてだったから。
それはハムとキュウリのサンドウィッチを、食パンを重ねるのではなくクルクルと巻いて皿にのっていた。そしてなぜかロールされたパンの内側には海苔が。
それを食べた瞬間、口の中が細巻き寿司になった!
アレッ、私は今何を食べているの?といった感じ。
醤油はつけていないのに海苔の味が脳を混乱させたのだと思う。
味覚と脳の関係も何かと興味深い。
<おまけ>
ざるそばに七味唐辛子が意外とマッチする話を以前にブログにしている。
https://wassho.livedoor.blog/archives/53049079.html
10年ほど前のその投稿を読み返すと「温かい蕎麦にワサビは合うんだろうか?」と書いているのを発見。当時にそんな疑問をいだいたのはすっかり忘れていた。
wassho at 22:55|Permalink│Comments(0)│
2024年03月16日
生のキンカンを食べた
2月18日にウメを見に行った羽根木公園では植木屋の出店で、そして2月24日に赤塚梅祭りの帰りに立ち寄った赤塚植物園でも栽培展示されているキンカンを見かけた。キンカンの実がなっているところを見るなんて珍しいのに1週間に2回も。
そうなると、どうしても気になるじゃない。
羽根木公園のブログではこう書いている。
皮ごと生で食べられるらしいけれど、甘露煮以外は食べたことがない。
そのうちトライしよう。
とはいうもののキンカンなんてどこで売っているのかと思っていたら、いつも行く駅前スーパーの果物売り場であっさり見つけた。脳は効率的に行動できるようにスーパーなどたくさんの商品があるところでは、関心のある対象しか認識しない機能を備えている。だから今まで気がつかなかったのだろう。
買ったときは10〜12個ほど入っていたかな。
値段は500円くらいだった。
この駅前のスーパーは同系列の他店舗と較べて少し狭い。それで他店舗はで売ってるのに、この店には置いていない商品がよくある。それでもキンカンがあるのは、それだけよく売れているからなのか。普通に生活していてキンカンの話題なんて聞かないから、そのあたりがどうもナゾ
さて
食べた感想はーーーウ〜ン、ビミョー。
それほど酸っぱいわけではない。
しかし甘みはまったく感じない。
というわけで買ってから2週間以上経つのに、まだ全部食べ切れていない(^^ゞ
キンカンが生で食べられるのは柑橘類としては皮がとても薄いから。最初はホンマカイナ?と思って恐る恐る囓ったたものの、皮の存在はまったく気にならない。
しかし不思議なことが。
皮ごと食べているから皮の味がする。当たり前と思われるかも知れないが、ミカンだろうがハッサクだろうがレモンだろうが柑橘類を皮ごと食べた経験はない。なのにどうして皮の味と認識できるのか? 今まで皮を食べたとすればユズの皮などを刻んで香り付けで料理に添えてあるものくらい。でも極めて少量だしその香り以外の味覚的記憶もない。なのにキンカンを食べると、ミカンの皮を囓ったのと同じ味が含まれているとわかるのが説明不能。
文章では想像しづらいと思うし、これ以上は考察のしようもないので、
できればキンカンを生で食べて体験してみて。
どれだけ皮が薄いのかと好奇心を抑えれれず切ってみた(^^ゞ
意外にも直径に占める皮の黄色い部分の厚みの割合は、他の柑橘類と較べて別に薄くもない。皮が薄いから食べられるというより、キンカンは小さいから皮の絶対量が少ないので気にならないようだ。
様々な柑橘類の断面を確認するにはここをクリック
また皮と実の間の白い部分の割合はかなり多い。
そして実が少なっ!
ちょっとガッカリ(/o\)
そして実が少ないくせに種が多い。
なお種が緑色なのは実を切るときに一緒に切れて断面が露出しているから。
食生活行動としては、
他の柑橘類を買って食べた方が満足度は高かった。
しかし何事も経験なので、
そうなると、どうしても気になるじゃない。
羽根木公園のブログではこう書いている。
皮ごと生で食べられるらしいけれど、甘露煮以外は食べたことがない。
そのうちトライしよう。
とはいうもののキンカンなんてどこで売っているのかと思っていたら、いつも行く駅前スーパーの果物売り場であっさり見つけた。脳は効率的に行動できるようにスーパーなどたくさんの商品があるところでは、関心のある対象しか認識しない機能を備えている。だから今まで気がつかなかったのだろう。
買ったときは10〜12個ほど入っていたかな。
値段は500円くらいだった。
この駅前のスーパーは同系列の他店舗と較べて少し狭い。それで他店舗はで売ってるのに、この店には置いていない商品がよくある。それでもキンカンがあるのは、それだけよく売れているからなのか。普通に生活していてキンカンの話題なんて聞かないから、そのあたりがどうもナゾ
さて
食べた感想はーーーウ〜ン、ビミョー。
それほど酸っぱいわけではない。
しかし甘みはまったく感じない。
というわけで買ってから2週間以上経つのに、まだ全部食べ切れていない(^^ゞ
キンカンが生で食べられるのは柑橘類としては皮がとても薄いから。最初はホンマカイナ?と思って恐る恐る囓ったたものの、皮の存在はまったく気にならない。
しかし不思議なことが。
皮ごと食べているから皮の味がする。当たり前と思われるかも知れないが、ミカンだろうがハッサクだろうがレモンだろうが柑橘類を皮ごと食べた経験はない。なのにどうして皮の味と認識できるのか? 今まで皮を食べたとすればユズの皮などを刻んで香り付けで料理に添えてあるものくらい。でも極めて少量だしその香り以外の味覚的記憶もない。なのにキンカンを食べると、ミカンの皮を囓ったのと同じ味が含まれているとわかるのが説明不能。
文章では想像しづらいと思うし、これ以上は考察のしようもないので、
できればキンカンを生で食べて体験してみて。
どれだけ皮が薄いのかと好奇心を抑えれれず切ってみた(^^ゞ
意外にも直径に占める皮の黄色い部分の厚みの割合は、他の柑橘類と較べて別に薄くもない。皮が薄いから食べられるというより、キンカンは小さいから皮の絶対量が少ないので気にならないようだ。
様々な柑橘類の断面を確認するにはここをクリック
また皮と実の間の白い部分の割合はかなり多い。
そして実が少なっ!
ちょっとガッカリ(/o\)
そして実が少ないくせに種が多い。
なお種が緑色なのは実を切るときに一緒に切れて断面が露出しているから。
食生活行動としては、
他の柑橘類を買って食べた方が満足度は高かった。
しかし何事も経験なので、
wassho at 18:23|Permalink│Comments(0)│
2024年03月12日
夏以外はビールを冷やさずに
昔から自宅でビールはあまり飲まない。
しかし昨年の夏は
平均気温が統計開始以降最高を記録!
東京では64日間連続で最高気温30℃以上の真夏日となり過去最長を記録!
同じく東京で最高気温35℃以上の猛暑日も22日で過去最多!
全国で観測された猛暑日地点数の積算数も2010年以降最多!
とタスケテクレ〜な暑さだったので実によく飲んだ。部屋の中は冷房が効いていて、外気温のように例年と較べて特に暑いわけでもないのに、それでも冷たいビールを飲みたくなってしまうのが人体の不思議。
涼しくなるにつれていつの間にか飲まなくなったが、そろそろ冬になりかけた頃にキッチン棚の奥に6本パックの缶ビールが残っているのを発見。もう冷たくして飲むにはちょっと寒い頃合いーーー
以前にこんなブログを書いている。
ビールはぬるめが意外と旨い
https://wassho.livedoor.blog/archives/53244321.html
友人宅で出された、
冷やし忘れて冷蔵庫に入れてまだ30分ほどの「ぬるい」ビールを飲んだら、
いわゆるホップの苦みが芳醇に感じられて、
(スーパードライ以前の)ビール本来の味ってこんなのだったよなあと思った。
との内容。ただし
しかしあの状態ではあまりにもぬるい。一般にビールは冷蔵庫で4時間冷やす
と適温になるといわれている。だから30分から4時間のどこかに苦さと冷たさの
妥協点があるはず。
とも書いた。
そのときは夏の真っ盛りだったから、そう思ったけれど、飲み忘れていた6本パックの缶ビールを見つけたのは冬。ひょっとしたらまったく冷やさずそのまま飲んでも大丈夫では?と思いつく。
冷やさずに飲んだ。
今まで自宅で飲んだビールで一番旨かった!
おそらく私の舌はビールの苦さが好きで、冷やすと苦みが減ると感じているようだ。あるいは味の複雑さ。実はウイスキーの水割りも氷を入れないのが好き。
もちろんビールの好みは人それぞれ。
でも興味が湧いたらとりあえず一缶試してみて。
私はたぶんこれから夏以外は冷やさないで飲むと思う。
難点はお店では冷えていないビールを飲めないこと(^^ゞ
しかし昨年の夏は
平均気温が統計開始以降最高を記録!
東京では64日間連続で最高気温30℃以上の真夏日となり過去最長を記録!
同じく東京で最高気温35℃以上の猛暑日も22日で過去最多!
全国で観測された猛暑日地点数の積算数も2010年以降最多!
とタスケテクレ〜な暑さだったので実によく飲んだ。部屋の中は冷房が効いていて、外気温のように例年と較べて特に暑いわけでもないのに、それでも冷たいビールを飲みたくなってしまうのが人体の不思議。
涼しくなるにつれていつの間にか飲まなくなったが、そろそろ冬になりかけた頃にキッチン棚の奥に6本パックの缶ビールが残っているのを発見。もう冷たくして飲むにはちょっと寒い頃合いーーー
以前にこんなブログを書いている。
ビールはぬるめが意外と旨い
https://wassho.livedoor.blog/archives/53244321.html
友人宅で出された、
冷やし忘れて冷蔵庫に入れてまだ30分ほどの「ぬるい」ビールを飲んだら、
いわゆるホップの苦みが芳醇に感じられて、
(スーパードライ以前の)ビール本来の味ってこんなのだったよなあと思った。
との内容。ただし
しかしあの状態ではあまりにもぬるい。一般にビールは冷蔵庫で4時間冷やす
と適温になるといわれている。だから30分から4時間のどこかに苦さと冷たさの
妥協点があるはず。
とも書いた。
そのときは夏の真っ盛りだったから、そう思ったけれど、飲み忘れていた6本パックの缶ビールを見つけたのは冬。ひょっとしたらまったく冷やさずそのまま飲んでも大丈夫では?と思いつく。
冷やさずに飲んだ。
今まで自宅で飲んだビールで一番旨かった!
おそらく私の舌はビールの苦さが好きで、冷やすと苦みが減ると感じているようだ。あるいは味の複雑さ。実はウイスキーの水割りも氷を入れないのが好き。
もちろんビールの好みは人それぞれ。
でも興味が湧いたらとりあえず一缶試してみて。
私はたぶんこれから夏以外は冷やさないで飲むと思う。
難点はお店では冷えていないビールを飲めないこと(^^ゞ
wassho at 21:43|Permalink│Comments(0)│
2024年01月04日
祐天寺で除夜の鐘は聴くも初詣は叶わず
新年明けましておめでとうございます
今年も暇なときあればお読みください
2022年の大晦日に生まれて初めて除夜の鐘を聴きに出かけた。
それがなかなかよかったので2023年も。
同じ寺じゃ芸がないから今回は自宅から少し離れた祐天寺というお寺。
祐天寺で除夜の鐘を突いているのは前回に確認済み。
でも念のためにとホームページを調べてビックリ。開始時間が午後11時45分となっている。除夜の鐘は大晦日に突いて、108の煩悩を落として正月を迎えるものだと何となく思っていた。そこでウィキペディアで調べてみると
深夜0時を挟む時間帯に突く
107回は12月31日に、残り1回を1月1日に突く
1月1日になった午前0時から突き始める
など寺によって様々だと知る。ちなみに前回の円融寺は午後10時スタート。今回の11時45分からだとほとんどを1月1日になってから突くことになる。
でもこれは私にとっては好都合。なぜなら除夜の鐘は初詣に変わるイベントとして訪れるから。前回の除夜の鐘について書いたブログを引用すると
■■■■■■■■
ここ数年、正月には初詣に行くのを常としてる。それは別に信心深いからではなく、正月らしいことは何もしないし、いわゆるテレビの正月特番も見ないので、まったく生活に正月らしさがないから(鏡餅を買ったのも今年が初めて)。それで初詣くらいは行くかと始めたしだい。海上自衛隊が航海に出ると景色に変化がなく、曜日の感覚を失わないよう金曜日はカレーを食べるのと同じ理由。
しかし散歩がてら圏内にある近所の寺社は、もうほとんど訪れてしまった。何となく同じところに行くのはつまらないし、かといって初詣の有名どころまで出かけて人混みにまみれるのも気が進まない。そして年の瀬に来年の初詣はどうしようと思ってた時に閃いたのが、そうだ初詣じゃなくて除夜の鐘にしようとのアイデア。
■■■■■■■■
なので祐天寺の除夜の鐘が午後11時45分から始まるのなら、午前0時を回って元旦になってからお参りすれば初詣にもなる。一石二鳥だとほくそ笑む(^^ゞ なお鐘を突くには事前に配られる整理券が必要なので今回も見て聴くだけ。
祐天寺に近づく。
写真に記録された時刻は午後11時44分28秒。
デジカメではなくiPhoneで撮ったので正確なはず。
このすぐ後にゴーンと鐘の音がしたので「始まったな」と思った。
祐天寺は駒沢通りに面している。
東横線の駅名にもなっている有名なお寺。
写真では明るくなっているが、
実際はもっと暗くて電球で飾られた参道がいい雰囲気だった。
鐘の前でお経を読んでいた。
先ほど聞こえた鐘は、その開始のときに突かれたものだったようだ。
それも108のうちに数えるのかな?
写真では2名が柱に隠れているけど、お坊さんは5名いて荘厳な印象。
しかしお経を聴いていても退屈なので(^^ゞ
境内ブラブラ。
古くなったお守りやお札、仏具などを燃やすお炊き上げ。
入り口でお香も焚いていたのでいい香りが漂っていた。
お参りに並んでいる列。
時刻は11時51分。
まだ大晦日なので、これじゃ初詣にならないのにとこの時点では思っていた。
本堂の前をのぞいたら。
お坊さんが読経していて誰も参拝していない。
やはり初詣のための年越し待ちをしているのか?
しばらくすると鐘の音が聞こえ始め除夜の鐘が始まった。
寺務所に戻るお坊さん。
鐘楼に戻り鐘の音を聴く。
煩悩が消えますように(^^ゞ
係員が鐘を突く人のスマホで写真を撮ってくれるのは昨年と同じ。
もう一般的になっているサービスのようだ。
昨年はゴーンとカーンの中間くらいの高い音だった。
較べると祐天寺のはゴーン寄りでやや低い音色。鐘の大きさは
円融寺 高さ151cm 口径91cm
祐天寺 高さ180cm 口径102cm
それでもテレビ中継があるような大寺院の鐘と較べるとかなり高い音。
しばらくしたら、どこからとなくジュウ! キュウ! ハチ!とカウントダウンが始まった。お寺の境内でカウントダウンを聞くなんて新鮮な感じ。そしてめでたく2024年を迎える。
何発か除夜の鐘を聴いて、そろそろ初詣をしようと思ったら、
お参り待ちが長蛇の列になっている。
なんと境内の外にまで!
時刻は0時ちょっと過ぎ。11時45分に来たときに門はガラガラだったのに。
後で調べたらこれは「元朝(がんちょう)祈願」といって、新年を迎えた午前0時から参拝する習わしが祐天寺にはあるとわかった。だから先ほど11時51分の時点では、並んでいるだけで誰もお参りしていなかったんだ。
さて鐘の音を聴いて、煩悩が消えても列に並べない性格は変わらない(^^ゞ
あまりに列が長いので本堂への参拝、つまり初詣は断念。
もし祐天寺に除夜の鐘で訪れるなら、先に列に並んで除夜の鐘を聴きながら元朝祈願の順番を待ち、それを済ませてから除夜の鐘を突くところを見学するといいと思うよ。
そんなわけで初詣の参拝こそしなかったものの、カウントダウンのときに、心の中で「仏さん、Happy New Year!」と唱えたから今年もきっといい1年になる!
今年も暇なときあればお読みください
2022年の大晦日に生まれて初めて除夜の鐘を聴きに出かけた。
それがなかなかよかったので2023年も。
同じ寺じゃ芸がないから今回は自宅から少し離れた祐天寺というお寺。
祐天寺で除夜の鐘を突いているのは前回に確認済み。
でも念のためにとホームページを調べてビックリ。開始時間が午後11時45分となっている。除夜の鐘は大晦日に突いて、108の煩悩を落として正月を迎えるものだと何となく思っていた。そこでウィキペディアで調べてみると
深夜0時を挟む時間帯に突く
107回は12月31日に、残り1回を1月1日に突く
1月1日になった午前0時から突き始める
など寺によって様々だと知る。ちなみに前回の円融寺は午後10時スタート。今回の11時45分からだとほとんどを1月1日になってから突くことになる。
でもこれは私にとっては好都合。なぜなら除夜の鐘は初詣に変わるイベントとして訪れるから。前回の除夜の鐘について書いたブログを引用すると
■■■■■■■■
ここ数年、正月には初詣に行くのを常としてる。それは別に信心深いからではなく、正月らしいことは何もしないし、いわゆるテレビの正月特番も見ないので、まったく生活に正月らしさがないから(鏡餅を買ったのも今年が初めて)。それで初詣くらいは行くかと始めたしだい。海上自衛隊が航海に出ると景色に変化がなく、曜日の感覚を失わないよう金曜日はカレーを食べるのと同じ理由。
しかし散歩がてら圏内にある近所の寺社は、もうほとんど訪れてしまった。何となく同じところに行くのはつまらないし、かといって初詣の有名どころまで出かけて人混みにまみれるのも気が進まない。そして年の瀬に来年の初詣はどうしようと思ってた時に閃いたのが、そうだ初詣じゃなくて除夜の鐘にしようとのアイデア。
■■■■■■■■
なので祐天寺の除夜の鐘が午後11時45分から始まるのなら、午前0時を回って元旦になってからお参りすれば初詣にもなる。一石二鳥だとほくそ笑む(^^ゞ なお鐘を突くには事前に配られる整理券が必要なので今回も見て聴くだけ。
祐天寺に近づく。
写真に記録された時刻は午後11時44分28秒。
デジカメではなくiPhoneで撮ったので正確なはず。
このすぐ後にゴーンと鐘の音がしたので「始まったな」と思った。
祐天寺は駒沢通りに面している。
東横線の駅名にもなっている有名なお寺。
写真では明るくなっているが、
実際はもっと暗くて電球で飾られた参道がいい雰囲気だった。
鐘の前でお経を読んでいた。
先ほど聞こえた鐘は、その開始のときに突かれたものだったようだ。
それも108のうちに数えるのかな?
写真では2名が柱に隠れているけど、お坊さんは5名いて荘厳な印象。
しかしお経を聴いていても退屈なので(^^ゞ
境内ブラブラ。
古くなったお守りやお札、仏具などを燃やすお炊き上げ。
入り口でお香も焚いていたのでいい香りが漂っていた。
お参りに並んでいる列。
時刻は11時51分。
まだ大晦日なので、これじゃ初詣にならないのにとこの時点では思っていた。
本堂の前をのぞいたら。
お坊さんが読経していて誰も参拝していない。
やはり初詣のための年越し待ちをしているのか?
しばらくすると鐘の音が聞こえ始め除夜の鐘が始まった。
寺務所に戻るお坊さん。
鐘楼に戻り鐘の音を聴く。
煩悩が消えますように(^^ゞ
係員が鐘を突く人のスマホで写真を撮ってくれるのは昨年と同じ。
もう一般的になっているサービスのようだ。
昨年はゴーンとカーンの中間くらいの高い音だった。
較べると祐天寺のはゴーン寄りでやや低い音色。鐘の大きさは
円融寺 高さ151cm 口径91cm
祐天寺 高さ180cm 口径102cm
それでもテレビ中継があるような大寺院の鐘と較べるとかなり高い音。
しばらくしたら、どこからとなくジュウ! キュウ! ハチ!とカウントダウンが始まった。お寺の境内でカウントダウンを聞くなんて新鮮な感じ。そしてめでたく2024年を迎える。
何発か除夜の鐘を聴いて、そろそろ初詣をしようと思ったら、
お参り待ちが長蛇の列になっている。
なんと境内の外にまで!
時刻は0時ちょっと過ぎ。11時45分に来たときに門はガラガラだったのに。
後で調べたらこれは「元朝(がんちょう)祈願」といって、新年を迎えた午前0時から参拝する習わしが祐天寺にはあるとわかった。だから先ほど11時51分の時点では、並んでいるだけで誰もお参りしていなかったんだ。
さて鐘の音を聴いて、煩悩が消えても列に並べない性格は変わらない(^^ゞ
あまりに列が長いので本堂への参拝、つまり初詣は断念。
もし祐天寺に除夜の鐘で訪れるなら、先に列に並んで除夜の鐘を聴きながら元朝祈願の順番を待ち、それを済ませてから除夜の鐘を突くところを見学するといいと思うよ。
そんなわけで初詣の参拝こそしなかったものの、カウントダウンのときに、心の中で「仏さん、Happy New Year!」と唱えたから今年もきっといい1年になる!
wassho at 20:27|Permalink│Comments(0)│
2023年12月17日
玄関に欲しいものと、電気と、つけるの不思議
ちょっとした思いつきの話。
外出から戻ってきたら部屋の電気やエアコンがつけっぱなしでヤッテモウタ!となった経験はあるだろうか? 私は割と頻繁にある(^^ゞ
だから玄関に欲しいのはエアコン作動の有無や、どの部屋の電灯が付いているかが一目でわかるようなパネル。エアコンや部屋ごとの小さなLEDランプが並んでいて、それが光っているようなイメージ。
いずれホームオートメーションが発達・普及すれば、すべての電化製品をスマホで操作できるようになるのだろうけれど、そんなハイテクなものでなくても、どの配線系統に電気が流れているかを表示するだけだから、その気になれば装置はすぐ作れる。
もっともそんな装置でヤッテモウタをなくしたとしても、無駄な電気代を使わなかった金額と、その装置に掛かる金額を較べれば元は取れないかも知れない。配線を工夫してエアコンのうちのどれか、照明のうちのどれかがだけを示すランプふたつのシンプルな装置で、新築の際に組み込んで25年住んで何とかといったところかも。
話は変わるけれど、
照明をつけるのに「電気をつける・消す」っておかしな表現である。英語では turn on(off) the light、中国語では开(关)灯と照明を意味する「lightあるいは灯」の単語が使われている。どうして日本語は電気? 電気は流れるものでついたりしないのに。
おそらく最初に電気が引かれた頃に、電気を使うものといえば電灯しかなく「明かりをつける・消す」との意味で「電気をつける・消す」となったと推測できる。ただそんな状況は万国共通なはずで日本語だけ「電気」を使う説明にはならないが。
そしてその「つける」は「火をつける」が本来の意味のはずが、なぜかテレビでもエアコンでも「つける」になっている。まあ社会の変化と共に変わっていくのが言葉というもの。ただパソコンには使ってもスマホで「つける」とはあまり言わない。これは携帯電話の頃からそうだった。「ついた」状態が基本だからだろうか。あるいは黒電話の時代以前に、電話機というのは電源のオンオフがなかったせいかも知れない。
なお英語でもテレビやエアコンをつけるには照明と同じ turn on を使う。ただしこれはスイッチを入れるという意味で、だからスイッチのないロウソクをつけるは light a candle と turn on ではない。
とりあえず照明やエアコンを消し忘れないように気を「つけ」なければ。
外出から戻ってきたら部屋の電気やエアコンがつけっぱなしでヤッテモウタ!となった経験はあるだろうか? 私は割と頻繁にある(^^ゞ
だから玄関に欲しいのはエアコン作動の有無や、どの部屋の電灯が付いているかが一目でわかるようなパネル。エアコンや部屋ごとの小さなLEDランプが並んでいて、それが光っているようなイメージ。
いずれホームオートメーションが発達・普及すれば、すべての電化製品をスマホで操作できるようになるのだろうけれど、そんなハイテクなものでなくても、どの配線系統に電気が流れているかを表示するだけだから、その気になれば装置はすぐ作れる。
もっともそんな装置でヤッテモウタをなくしたとしても、無駄な電気代を使わなかった金額と、その装置に掛かる金額を較べれば元は取れないかも知れない。配線を工夫してエアコンのうちのどれか、照明のうちのどれかがだけを示すランプふたつのシンプルな装置で、新築の際に組み込んで25年住んで何とかといったところかも。
話は変わるけれど、
照明をつけるのに「電気をつける・消す」っておかしな表現である。英語では turn on(off) the light、中国語では开(关)灯と照明を意味する「lightあるいは灯」の単語が使われている。どうして日本語は電気? 電気は流れるものでついたりしないのに。
おそらく最初に電気が引かれた頃に、電気を使うものといえば電灯しかなく「明かりをつける・消す」との意味で「電気をつける・消す」となったと推測できる。ただそんな状況は万国共通なはずで日本語だけ「電気」を使う説明にはならないが。
そしてその「つける」は「火をつける」が本来の意味のはずが、なぜかテレビでもエアコンでも「つける」になっている。まあ社会の変化と共に変わっていくのが言葉というもの。ただパソコンには使ってもスマホで「つける」とはあまり言わない。これは携帯電話の頃からそうだった。「ついた」状態が基本だからだろうか。あるいは黒電話の時代以前に、電話機というのは電源のオンオフがなかったせいかも知れない。
なお英語でもテレビやエアコンをつけるには照明と同じ turn on を使う。ただしこれはスイッチを入れるという意味で、だからスイッチのないロウソクをつけるは light a candle と turn on ではない。
とりあえず照明やエアコンを消し忘れないように気を「つけ」なければ。
wassho at 20:18|Permalink│Comments(0)│
2023年12月01日
年賀状の4.7%問題
ちょうど今頃は喪中はがきが届く時期である。
今年も何通か受け取り、中には奥さんが亡くなったとの通知もあってちょっとビックリ。
喪に服しているのでおめでたい挨拶となる年賀状を欠礼しますと、事前に連絡するのが喪中はがき。喪に服する習慣は世界中にある。でもおそらく喪中はがきは日本だけの習慣かと思う。クリスマスカードを送り合う西欧諸国に喪中カードはない。台湾を含む中国や韓国には旧正月の春節に年賀状を出すらしいが、ざっと調べたところ喪中はがきはなさそうだ。
もし12月中頃くらいに亡くなったらどうするのか。葬式その他で喪中はがきを出す時間的余裕がないかも知れない。その場合には喪中はがきは出さず、年が明けてから寒中見舞いを出して、その中で事情を説明するのがマナーとされている。
ところで先日届いた喪中はがきは、今までにないパターンだった。
その内容は
昨年12月26日に父親が亡くなった
その時点で年賀状は投函済みだった
とあり、その失礼を詫びる文章が添えられていた。
今まで考えたことはなかったものの、
年賀状を出した後に亡くなるケースも当然あるよなというのが第1の感想。
人がいつ、つまり何月何日に亡くなるかは1/365の確率。年賀状受付は12月15日からだから、そこから31日までは17日間。仮に12月15日に投函するとしたら17日 ÷ 365日=4.7%となり、約1/20の割合でその状況が起こりえる。
言い換えれば20人に1人は12月15日以降に亡くなる。例えば喪中はがきや寒中見舞いを毎年10通ほど受け取るとしたら、2年に1通程度は近親者が亡くなる前に投函した年賀状が届いているとの計算も成り立つ。今回のように「実は昨年の年賀状は」と知らせたりはあまりしないから気付いていないだけで、そういうことは過去にもあったのだろう。
第2の感想は次の正月も喪中になるのかとの疑問。
喪中期間は配偶者および1親等の場合、一般的には1年間である。12ヶ月もしくは13ヶ月と説明される場合もあるが、この場合の13ヶ月とは亡くなった月を含めてカウントするので、例えば今年の12月に亡くなったとすれば、来年の12月で「13ヶ月目」となるから1年間と同じ意味。逆に12ヶ月だと来年の11月となり中途半端で変な感じ。どうして12ヶ月の設定もあるのか不思議。
喪中期間の1年間がいつから始まるかは正確な情報がなかった。しかし初七日や四十九日は亡くなった日を1日目と数えるから同じだろう。すると昨年12月26日に亡くなれば今年12月25日までが喪中期間。いずれにせよ年賀状は正月の挨拶なので喪は明けているのだがーーー
年賀状を書くのはまだ喪中期間と解釈したのかな。あるいは冠婚葬祭、特に葬祭に関しては宗教・宗派あるいは地域によって風習がいろいろと異なる場合もあるから、それが理由なのかも知れない。
どうにもナゾだが、年に1〜2回は会う間柄だからそのときに尋ねるとしよう。
本当は今すぐにでも電話して確認したいけど(^^ゞ
今年も何通か受け取り、中には奥さんが亡くなったとの通知もあってちょっとビックリ。
喪に服しているのでおめでたい挨拶となる年賀状を欠礼しますと、事前に連絡するのが喪中はがき。喪に服する習慣は世界中にある。でもおそらく喪中はがきは日本だけの習慣かと思う。クリスマスカードを送り合う西欧諸国に喪中カードはない。台湾を含む中国や韓国には旧正月の春節に年賀状を出すらしいが、ざっと調べたところ喪中はがきはなさそうだ。
もし12月中頃くらいに亡くなったらどうするのか。葬式その他で喪中はがきを出す時間的余裕がないかも知れない。その場合には喪中はがきは出さず、年が明けてから寒中見舞いを出して、その中で事情を説明するのがマナーとされている。
ところで先日届いた喪中はがきは、今までにないパターンだった。
その内容は
昨年12月26日に父親が亡くなった
その時点で年賀状は投函済みだった
とあり、その失礼を詫びる文章が添えられていた。
今まで考えたことはなかったものの、
年賀状を出した後に亡くなるケースも当然あるよなというのが第1の感想。
人がいつ、つまり何月何日に亡くなるかは1/365の確率。年賀状受付は12月15日からだから、そこから31日までは17日間。仮に12月15日に投函するとしたら17日 ÷ 365日=4.7%となり、約1/20の割合でその状況が起こりえる。
言い換えれば20人に1人は12月15日以降に亡くなる。例えば喪中はがきや寒中見舞いを毎年10通ほど受け取るとしたら、2年に1通程度は近親者が亡くなる前に投函した年賀状が届いているとの計算も成り立つ。今回のように「実は昨年の年賀状は」と知らせたりはあまりしないから気付いていないだけで、そういうことは過去にもあったのだろう。
第2の感想は次の正月も喪中になるのかとの疑問。
喪中期間は配偶者および1親等の場合、一般的には1年間である。12ヶ月もしくは13ヶ月と説明される場合もあるが、この場合の13ヶ月とは亡くなった月を含めてカウントするので、例えば今年の12月に亡くなったとすれば、来年の12月で「13ヶ月目」となるから1年間と同じ意味。逆に12ヶ月だと来年の11月となり中途半端で変な感じ。どうして12ヶ月の設定もあるのか不思議。
喪中期間の1年間がいつから始まるかは正確な情報がなかった。しかし初七日や四十九日は亡くなった日を1日目と数えるから同じだろう。すると昨年12月26日に亡くなれば今年12月25日までが喪中期間。いずれにせよ年賀状は正月の挨拶なので喪は明けているのだがーーー
年賀状を書くのはまだ喪中期間と解釈したのかな。あるいは冠婚葬祭、特に葬祭に関しては宗教・宗派あるいは地域によって風習がいろいろと異なる場合もあるから、それが理由なのかも知れない。
どうにもナゾだが、年に1〜2回は会う間柄だからそのときに尋ねるとしよう。
本当は今すぐにでも電話して確認したいけど(^^ゞ
wassho at 22:13|Permalink│Comments(0)│
2023年09月21日
夏はほうじ茶を水出しで
もう9月も後半なのに今年はまだ夏が終わった気がしない。東京ではここまでの21日間で最高気温30度越えが18日あった。29.6度と29.5度が1日ずつ。そこそこ気温が下がったのは台風の影響を受けた9月8日の25.2度だけ。念のために書いておくと25度以上で夏日、30度以上で真夏日が気象庁の定義である。
さて夏になるとせっせと作るのが水出しの冷たいコーヒー、紅茶、緑茶である。作り方は至って簡単でお茶パックや出汁パックとか呼ばれるものにそれらを詰めて、冷水ポットに沈めて冷蔵庫に一晩入れておくだけ。ペットボトル入りのものより圧倒的においしいし、しかも安上がり。今までに2回ブログにしている。
夏を快適に暮らす方法2 水出し緑茶
アイスコーヒーは水出しで
冷水ポットは2つあって、いつもはコーヒー、紅茶、緑茶をローテーションで水出ししている。でも今年の夏はほとんど紅茶だった。それはほんの少し(5:95程度)牛乳を入れてアイスミルクティー(氷は入れないけど)にすると、まろやかになってそれが気に入ったから。
画像はhttps://item.rakuten.co.jp/happynatural/000000004876/から引用
8月の終わりのある日、その時はストレートで飲んでいた。そして何気なくグラスの中のアイスティーを見て、この色はほうじ茶と同じ→ほうじ茶はサッパリしているから暑い季節にはいいかもと連想が働きーーー
さっそく次の日にほうじ茶を買ってきて試してみると、
メチャおいしい!!!
それ以来、ほうじ茶でばかりを作っている(^^ゞ
やや難点は水出しだとちょっとお茶の出が悪く、緑茶や紅茶より3〜4割り増しほど茶葉が必要なこと。でもほうじ茶は緑茶にできないような低グレードの茶葉や茎を炒って作られたもの。当然ながら価格は安いから特に問題なし。(高級なほうじ茶もあるらしいが、スーパーなどでは見かけない)
時期的に紹介が遅れた気がしたものの、まだまだ冷たい飲み物が欲しくなる日が続くからと書いてみたしだい。また子供は麦茶が好きだけれど、同系統の味わいだからきっと口に合うはず。試して損はしないと思うよ。もちろん気温が低くなれば、ホットほうじ茶でも飲めるし。
さて夏になるとせっせと作るのが水出しの冷たいコーヒー、紅茶、緑茶である。作り方は至って簡単でお茶パックや出汁パックとか呼ばれるものにそれらを詰めて、冷水ポットに沈めて冷蔵庫に一晩入れておくだけ。ペットボトル入りのものより圧倒的においしいし、しかも安上がり。今までに2回ブログにしている。
夏を快適に暮らす方法2 水出し緑茶
アイスコーヒーは水出しで
冷水ポットは2つあって、いつもはコーヒー、紅茶、緑茶をローテーションで水出ししている。でも今年の夏はほとんど紅茶だった。それはほんの少し(5:95程度)牛乳を入れてアイスミルクティー(氷は入れないけど)にすると、まろやかになってそれが気に入ったから。
画像はhttps://item.rakuten.co.jp/happynatural/000000004876/から引用
8月の終わりのある日、その時はストレートで飲んでいた。そして何気なくグラスの中のアイスティーを見て、この色はほうじ茶と同じ→ほうじ茶はサッパリしているから暑い季節にはいいかもと連想が働きーーー
さっそく次の日にほうじ茶を買ってきて試してみると、
メチャおいしい!!!
それ以来、ほうじ茶でばかりを作っている(^^ゞ
やや難点は水出しだとちょっとお茶の出が悪く、緑茶や紅茶より3〜4割り増しほど茶葉が必要なこと。でもほうじ茶は緑茶にできないような低グレードの茶葉や茎を炒って作られたもの。当然ながら価格は安いから特に問題なし。(高級なほうじ茶もあるらしいが、スーパーなどでは見かけない)
時期的に紹介が遅れた気がしたものの、まだまだ冷たい飲み物が欲しくなる日が続くからと書いてみたしだい。また子供は麦茶が好きだけれど、同系統の味わいだからきっと口に合うはず。試して損はしないと思うよ。もちろん気温が低くなれば、ホットほうじ茶でも飲めるし。
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2023年09月13日
気象庁と米軍の台風進路予想 その3
前回にも増して
もはやタイトルとは何の関係もない内容であるが、
まあいつものことと大目に見ていただければ(^^ゞ
気象庁の「天気予報等で用いる用語」のページは案外と面白く、前回で取り上げた「前線を刺激する」と同じく使用を控えるとなっている用語をいくつか抜き出しておく。なお → が付いているのは、その言い換えとして載せられている用語。
× 雨もよう → 雨や曇り、雨または曇り
× 雨があがる → 雨がやむ
× 雨天 → 雨の天気
× ゲリラ豪雨 → 局地的大雨、集中豪雨など
× よい天気
× 雲の多い天気
× 悪い天気
× 不安定な天気
× 荒天 → 荒れた天気
× 暑さがぶり返す → 暑さが戻る
× 桜前線 → 桜の開花日の等期日線
× 入梅 → 梅雨入り
× 警戒水位 → 氾濫注意水位
× 危険水位 → 氾濫危険水位
× 土砂崩れ → 山崩れ。がけ崩れ。
× 終日 → 一日中
× 当分 → しばらく
× 夜明け前 → 明け方
× 午後から夕方にかけて → 昼過ぎから夕方にかけて
× 一晩中 → 夜通し
× 昨晩 → ××日の夜
× 今晩 → 今夜
× 明朝 → あすの朝
× 24時 → 0時
× 爆弾低気圧 → 急速に発達する低気圧
× 暴風圏 → 暴風域
× 迷走台風 → 複雑な動きをする台風
× 発達した高気圧 → 優勢な高気圧
× 高気圧が発達する → 高気圧が勢力を強める
× 瞬間最大風速 → 最大瞬間風速
けっこうアレッ?と思う単語も多い。
またなぜ言い換えるのか解説がついているのと、いないものがある。
ゲリラ豪雨は解説なしだけれど、考えてみればゲリラと気象には何の関係もない。しかし近頃は従来の局地的大雨、集中豪雨でイメージしていたものより、はるかに大量の雨がごく短期間で降るようになってきている。それを奇襲攻撃を得意とするゲリラになぞらえたのが社会に受け入れられたわけで、昔からある局地的大雨、集中豪雨との単語に置き換えるのは言葉のセンスに欠ける。気象庁がゲリラという非学術的な用語を使いたくなければ、局地的大雨や集中豪雨より激しくて狭い範囲で短期間を表し、かつわかりやすい言葉を見つけてくるべき。
ゲリラ豪雨を誰が命名したのかは分からなかったが、一般には2008年頃からマスコミで使われるようになったとされ、また同年の流行語大賞のトップ10にも選ばれている。しかし日本大百科全書には気象界で1960年代から使われてきたと書かれていた。何だ、気象庁も内部でも使っていたんじゃないか。さらに調べると、
当時は観測や予測が難しい豪雨との意味で用いられていたようだ。どこに潜んでいるのか、いつ襲ってくるのか分からないのがゲリラだから。現在は観測網や技術が発達したのでゲリラ豪雨もある程度予測できる。それで古参でウルサ型の気象関係者は「予報の出せるゲリラ豪雨なんてゲリラ豪雨じゃない!」と言っているらしい。このあたり比喩の意味合いが時代と共に変わって興味深いところ。
気象庁がゲリラ豪雨を使用を控える用語に指定したので、NHKの天気予報などではこの言葉を使わなくなったみたい。しかし「明日は局地的大雨、集中豪雨が」より「明日はゲリラ豪雨が」と言われたほうが用心するから、使わないのならゲリラに変わる表現を早く作って欲しいもの。言葉の正しさにこだわって、天気予報の目的を忘れちゃ意味がない。
他にいくつか見ていくと、
桜前線は気象現象の前線とまったく関係なく意味も異なるから、気象庁的にはふさわしくないとの判断だろう。別に比喩だし世間に浸透しているからいいじゃないか、そんなことまで目くじら立てるのは大人げないとの気もする。しかしサクラの開花を発表するのは気象庁の業務。だから譲れなかったのかも。それにしても「桜の開花日の等期日線」じゃメデタサ感がゼロだね。
暑さがぶり返すの「ぶり返す」は「身体の発熱がぶり返す」のように悪い方向に事態が戻るのを意味する。そして暑くなるのは悪いと決めつけられないから「暑さが戻る」に言い換えたと思われる。おそらく昔から習慣的に用いてきた言葉遣いを、ある時点で国語的な正しさの観点で見直したのだろう。その意味では「天気予報等で用いる用語」のページは国語の勉強にもなる。ただし終日 → 一日中や、当分 → しばらくなどは単に感性・趣味の問題のように感じるけど。
他にもたくさん載っているし、
また解説付きのものには、なるほどと思えるものもあるから1度のぞいてみたら。
気象庁が天気予報等で用いる予報用語
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/mokuji.html
なお用語には無印、△印、×印があって、無印は予報用語、△印は解説用語、×印は使用を控える用語の印。△印が「あまりよくない」との意味じゃないのに注意。
おしまい
もはやタイトルとは何の関係もない内容であるが、
まあいつものことと大目に見ていただければ(^^ゞ
気象庁の「天気予報等で用いる用語」のページは案外と面白く、前回で取り上げた「前線を刺激する」と同じく使用を控えるとなっている用語をいくつか抜き出しておく。なお → が付いているのは、その言い換えとして載せられている用語。
× 雨もよう → 雨や曇り、雨または曇り
× 雨があがる → 雨がやむ
× 雨天 → 雨の天気
× ゲリラ豪雨 → 局地的大雨、集中豪雨など
× よい天気
× 雲の多い天気
× 悪い天気
× 不安定な天気
× 荒天 → 荒れた天気
× 暑さがぶり返す → 暑さが戻る
× 桜前線 → 桜の開花日の等期日線
× 入梅 → 梅雨入り
× 警戒水位 → 氾濫注意水位
× 危険水位 → 氾濫危険水位
× 土砂崩れ → 山崩れ。がけ崩れ。
× 終日 → 一日中
× 当分 → しばらく
× 夜明け前 → 明け方
× 午後から夕方にかけて → 昼過ぎから夕方にかけて
× 一晩中 → 夜通し
× 昨晩 → ××日の夜
× 今晩 → 今夜
× 明朝 → あすの朝
× 24時 → 0時
× 爆弾低気圧 → 急速に発達する低気圧
× 暴風圏 → 暴風域
× 迷走台風 → 複雑な動きをする台風
× 発達した高気圧 → 優勢な高気圧
× 高気圧が発達する → 高気圧が勢力を強める
× 瞬間最大風速 → 最大瞬間風速
けっこうアレッ?と思う単語も多い。
またなぜ言い換えるのか解説がついているのと、いないものがある。
ゲリラ豪雨は解説なしだけれど、考えてみればゲリラと気象には何の関係もない。しかし近頃は従来の局地的大雨、集中豪雨でイメージしていたものより、はるかに大量の雨がごく短期間で降るようになってきている。それを奇襲攻撃を得意とするゲリラになぞらえたのが社会に受け入れられたわけで、昔からある局地的大雨、集中豪雨との単語に置き換えるのは言葉のセンスに欠ける。気象庁がゲリラという非学術的な用語を使いたくなければ、局地的大雨や集中豪雨より激しくて狭い範囲で短期間を表し、かつわかりやすい言葉を見つけてくるべき。
ゲリラ豪雨を誰が命名したのかは分からなかったが、一般には2008年頃からマスコミで使われるようになったとされ、また同年の流行語大賞のトップ10にも選ばれている。しかし日本大百科全書には気象界で1960年代から使われてきたと書かれていた。何だ、気象庁も内部でも使っていたんじゃないか。さらに調べると、
当時は観測や予測が難しい豪雨との意味で用いられていたようだ。どこに潜んでいるのか、いつ襲ってくるのか分からないのがゲリラだから。現在は観測網や技術が発達したのでゲリラ豪雨もある程度予測できる。それで古参でウルサ型の気象関係者は「予報の出せるゲリラ豪雨なんてゲリラ豪雨じゃない!」と言っているらしい。このあたり比喩の意味合いが時代と共に変わって興味深いところ。
気象庁がゲリラ豪雨を使用を控える用語に指定したので、NHKの天気予報などではこの言葉を使わなくなったみたい。しかし「明日は局地的大雨、集中豪雨が」より「明日はゲリラ豪雨が」と言われたほうが用心するから、使わないのならゲリラに変わる表現を早く作って欲しいもの。言葉の正しさにこだわって、天気予報の目的を忘れちゃ意味がない。
他にいくつか見ていくと、
桜前線は気象現象の前線とまったく関係なく意味も異なるから、気象庁的にはふさわしくないとの判断だろう。別に比喩だし世間に浸透しているからいいじゃないか、そんなことまで目くじら立てるのは大人げないとの気もする。しかしサクラの開花を発表するのは気象庁の業務。だから譲れなかったのかも。それにしても「桜の開花日の等期日線」じゃメデタサ感がゼロだね。
暑さがぶり返すの「ぶり返す」は「身体の発熱がぶり返す」のように悪い方向に事態が戻るのを意味する。そして暑くなるのは悪いと決めつけられないから「暑さが戻る」に言い換えたと思われる。おそらく昔から習慣的に用いてきた言葉遣いを、ある時点で国語的な正しさの観点で見直したのだろう。その意味では「天気予報等で用いる用語」のページは国語の勉強にもなる。ただし終日 → 一日中や、当分 → しばらくなどは単に感性・趣味の問題のように感じるけど。
他にもたくさん載っているし、
また解説付きのものには、なるほどと思えるものもあるから1度のぞいてみたら。
気象庁が天気予報等で用いる予報用語
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/mokuji.html
なお用語には無印、△印、×印があって、無印は予報用語、△印は解説用語、×印は使用を控える用語の印。△印が「あまりよくない」との意味じゃないのに注意。
おしまい
wassho at 23:40|Permalink│Comments(0)│
2023年09月11日
気象庁と米軍の台風進路予想 その2
後半はタイトルと関係ない話になっているけれど、
まあいつものことと大目に見ていただければm(_ _)m
ところで日本の風速の単位は毎秒メートル。そんな表現ではピンとこない話は以前にも書いた。例えば風速30mだと
30m×60秒×60分=108,000
メートルをキロメートルにするために1000で割って時速108km
この方が絶対に理解しやすいのに、
どうして毎秒メートルにするのか不思議。
ご存じのようにアメリカは長さはインチ/フィート/ヤード/マイル、重さはオンス/ポンド、温度に至ってはファーレンハイトとグローバルスタンダードを無視している国。そして距離と速度について通常はマイル・毎時マイルなのになぜか台風はノットを使う。海上にいる割合が多いから船と同じと見なしたのか? ただし秒速ではなく時速。そこだけは評価したいところであるが、ノットは1時間に1海里(1852メートル)を進む単位なので分速や秒速の概念はないみたい。
ところでノットと聞くと船のスピードをイメージするが飛行機でも使われる。これはアメリカに限らず世界共通。遅ればせながら先日「トップガン マーヴェリック」を観たが、戦闘機のスピードで500ノットとか600ノットなんて台詞が出てきて戸惑った。ノット=船と連想が働くからとても遅く思えてしまう。ちなみに1ノット=1.852km/hだから500ノットだと時速926kmで旅客機よりは速く飛んでいるのだが。やはり日本語字幕は時速何キロと翻訳して欲しいもの。
話がそれたm(_ _)m
気象庁と米軍合同台風警報センターの台風進路予想ではいろいろと違うところがある。利用者目線でもっとも違うと思うのは、強風域や暴風域の描き方。気象庁は円なのに米軍はもう少し複雑な描き方になっている。
台風によって吹く風は台風の右側で強く左側では弱い(これは台風の回転と進路による作用。長くなるので説明は省略)。米軍合同台風警報センターの図はそれを反映しているのに対して、気象庁はよく見れば円は台風を中心とした同心円ではなく右側が広くなっているものの、米軍のと較べれば大雑把な描き方。
これもやはり予報の目的や想定ユーザーの違いだろう。米軍は航空機や船舶の運行のために予報しているし、気象庁は台風被害を少なくする防災情報として。だから気象庁の方が予報を「盛っている」ともいえる。ただしアメリカでも「普通の」天気予報でハリケーンの進路予想では円に近いものを使っているから、一般向けには気象庁式がスタンダードと思われる。
今回の台風13号は上陸せずに熱帯低気圧に変わった。ただ台風と熱帯低気圧の差は風速が34ノット以上か未満かの違いなので、熱帯低気圧になったものが上陸して移動したはずなのに、熱帯低気圧になった途端にニュースやお天気コーナーで説明してくれないのがちょっと疑問。熱帯低気圧になったとしてもそこそこの勢力は残っているわけで、その進路の情報を必要とする人もいるはず。
また今回は台風としては収まった後に、近頃よく耳にする線状降水帯が発生したとかで大雨が続いた。ニュースをチェックすると次のような文言が並んでいる。
千葉県茂原市で374ミリを越える観測史上最多の雨量を記録
三宅島では観測史上最多となる1時間に122ミリの雨量を観測
表現が紛らわしいのは、これらは日本の観測史上の1位ではなく、茂原市や三宅島での観測の話。参考までに日本の過去1日降水量で最大は922.5ミリ、1時間の記録は153ミリである。今回の茂原市や三宅島の雨量は歴代20位以内にも入らない。派手に書いたほうが注目が集まるからとマスコミの確信犯的な表現だと思っている(疑り深いかな)。
話を先ほどの件に戻すと、これは前回にも載せた気象庁:8日18時、米軍合同台風警報センター:8日15時発表の予想図。
気象庁の予報円は陸地に差し掛かったところで止まっているし、米軍の34ノット風域を示す図も次の台風位置で描かれていない。この分野の知識はないので想像でしかないものの、この時点でどちらも「台風としての」上陸はないと判断していたのだろう。
気象庁の予報円はあくまで台風の予報円なので、勢力が台風を下回れば消滅する。対して米軍のは台風から熱帯低気圧に勢力が落ちた後の進路も示している(ように思う)。そして雨の被害が甚大だったのは千葉や茨城、福島といった進路の右側エリア。もちろん気象庁は大雨の予報や警報等を出している。それでも熱帯低気圧になった後の進路も情報提供した方がわかりやすいというかリアリティが湧くような。念のためにもう一度書いておくと、これはあくまで素人の思いつきね。
ところで今回の大雨をもたらした線状降水帯とは別に、よく「台風によって前線が刺激された」との表現も聞く。その刺激って何? 空気同士でどうやって刺激するの? この意味が子供の頃から不明だった。大人になってずいぶんと年月が過ぎてしまったが(^^ゞ ようやく調べてみるとーーー
それがどうもはっきりしないのである。台風によって湿った空気が前線に吹き込まれると書かれているものもあるが、それは水分量の増加であり「刺激」しているわけじゃない。アレヤコレヤ調べると気象庁の「天気予報等で用いる用語」のページに、「前線を刺激する」は使用を控え「前線の活動が活発」に置き換えるとの説明を見つけた。やはり刺激というのは比喩的におかしな表現だったみたい。「活動が活発」も文字が被って文章的に美しくないけれど。
さて今回の台風で風はそれほど強くなかった。ただし各地で記録的な大雨が降ったわけだから雨台風と言える。そういえば昔は雨台風・風台風とよく区別していたのに、あまりその表現を聞かなくなったような。最近の大雨はハンパないから認識が変わりつつあるものの、風台風は怖い・雨台風ならちょっと安心できるようなイメージを持っている。
また雨台風か風台風かで台風への対策方法が違う地域や事業などもあるはず。だからやって来る台風が雨なのか風なのかは重要な情報。それなのにあまりアナウンスされないのは不思議だが、その理由を調べてみるとーーー
どうやら実際に台風が来るまでよく分からないらしい(^^ゞ 昔と較べると天気予報はずいぶんと進歩したのに雨か風かが分からないのはちょっと意外。気象庁の「天気予報等で用いる用語」を見ると雨台風、風台風ともに定義されているが「天気予報に使う用語」ではなく「その解説に使う用語」の分類になっていた。だから普通に天気予報を見る限り、雨台風か風台風かは知ることができない。
ーーー続く
まあいつものことと大目に見ていただければm(_ _)m
ところで日本の風速の単位は毎秒メートル。そんな表現ではピンとこない話は以前にも書いた。例えば風速30mだと
30m×60秒×60分=108,000
メートルをキロメートルにするために1000で割って時速108km
この方が絶対に理解しやすいのに、
どうして毎秒メートルにするのか不思議。
ご存じのようにアメリカは長さはインチ/フィート/ヤード/マイル、重さはオンス/ポンド、温度に至ってはファーレンハイトとグローバルスタンダードを無視している国。そして距離と速度について通常はマイル・毎時マイルなのになぜか台風はノットを使う。海上にいる割合が多いから船と同じと見なしたのか? ただし秒速ではなく時速。そこだけは評価したいところであるが、ノットは1時間に1海里(1852メートル)を進む単位なので分速や秒速の概念はないみたい。
ところでノットと聞くと船のスピードをイメージするが飛行機でも使われる。これはアメリカに限らず世界共通。遅ればせながら先日「トップガン マーヴェリック」を観たが、戦闘機のスピードで500ノットとか600ノットなんて台詞が出てきて戸惑った。ノット=船と連想が働くからとても遅く思えてしまう。ちなみに1ノット=1.852km/hだから500ノットだと時速926kmで旅客機よりは速く飛んでいるのだが。やはり日本語字幕は時速何キロと翻訳して欲しいもの。
話がそれたm(_ _)m
気象庁と米軍合同台風警報センターの台風進路予想ではいろいろと違うところがある。利用者目線でもっとも違うと思うのは、強風域や暴風域の描き方。気象庁は円なのに米軍はもう少し複雑な描き方になっている。
台風によって吹く風は台風の右側で強く左側では弱い(これは台風の回転と進路による作用。長くなるので説明は省略)。米軍合同台風警報センターの図はそれを反映しているのに対して、気象庁はよく見れば円は台風を中心とした同心円ではなく右側が広くなっているものの、米軍のと較べれば大雑把な描き方。
これもやはり予報の目的や想定ユーザーの違いだろう。米軍は航空機や船舶の運行のために予報しているし、気象庁は台風被害を少なくする防災情報として。だから気象庁の方が予報を「盛っている」ともいえる。ただしアメリカでも「普通の」天気予報でハリケーンの進路予想では円に近いものを使っているから、一般向けには気象庁式がスタンダードと思われる。
今回の台風13号は上陸せずに熱帯低気圧に変わった。ただ台風と熱帯低気圧の差は風速が34ノット以上か未満かの違いなので、熱帯低気圧になったものが上陸して移動したはずなのに、熱帯低気圧になった途端にニュースやお天気コーナーで説明してくれないのがちょっと疑問。熱帯低気圧になったとしてもそこそこの勢力は残っているわけで、その進路の情報を必要とする人もいるはず。
また今回は台風としては収まった後に、近頃よく耳にする線状降水帯が発生したとかで大雨が続いた。ニュースをチェックすると次のような文言が並んでいる。
千葉県茂原市で374ミリを越える観測史上最多の雨量を記録
三宅島では観測史上最多となる1時間に122ミリの雨量を観測
表現が紛らわしいのは、これらは日本の観測史上の1位ではなく、茂原市や三宅島での観測の話。参考までに日本の過去1日降水量で最大は922.5ミリ、1時間の記録は153ミリである。今回の茂原市や三宅島の雨量は歴代20位以内にも入らない。派手に書いたほうが注目が集まるからとマスコミの確信犯的な表現だと思っている(疑り深いかな)。
話を先ほどの件に戻すと、これは前回にも載せた気象庁:8日18時、米軍合同台風警報センター:8日15時発表の予想図。
気象庁の予報円は陸地に差し掛かったところで止まっているし、米軍の34ノット風域を示す図も次の台風位置で描かれていない。この分野の知識はないので想像でしかないものの、この時点でどちらも「台風としての」上陸はないと判断していたのだろう。
気象庁の予報円はあくまで台風の予報円なので、勢力が台風を下回れば消滅する。対して米軍のは台風から熱帯低気圧に勢力が落ちた後の進路も示している(ように思う)。そして雨の被害が甚大だったのは千葉や茨城、福島といった進路の右側エリア。もちろん気象庁は大雨の予報や警報等を出している。それでも熱帯低気圧になった後の進路も情報提供した方がわかりやすいというかリアリティが湧くような。念のためにもう一度書いておくと、これはあくまで素人の思いつきね。
ところで今回の大雨をもたらした線状降水帯とは別に、よく「台風によって前線が刺激された」との表現も聞く。その刺激って何? 空気同士でどうやって刺激するの? この意味が子供の頃から不明だった。大人になってずいぶんと年月が過ぎてしまったが(^^ゞ ようやく調べてみるとーーー
それがどうもはっきりしないのである。台風によって湿った空気が前線に吹き込まれると書かれているものもあるが、それは水分量の増加であり「刺激」しているわけじゃない。アレヤコレヤ調べると気象庁の「天気予報等で用いる用語」のページに、「前線を刺激する」は使用を控え「前線の活動が活発」に置き換えるとの説明を見つけた。やはり刺激というのは比喩的におかしな表現だったみたい。「活動が活発」も文字が被って文章的に美しくないけれど。
さて今回の台風で風はそれほど強くなかった。ただし各地で記録的な大雨が降ったわけだから雨台風と言える。そういえば昔は雨台風・風台風とよく区別していたのに、あまりその表現を聞かなくなったような。最近の大雨はハンパないから認識が変わりつつあるものの、風台風は怖い・雨台風ならちょっと安心できるようなイメージを持っている。
また雨台風か風台風かで台風への対策方法が違う地域や事業などもあるはず。だからやって来る台風が雨なのか風なのかは重要な情報。それなのにあまりアナウンスされないのは不思議だが、その理由を調べてみるとーーー
どうやら実際に台風が来るまでよく分からないらしい(^^ゞ 昔と較べると天気予報はずいぶんと進歩したのに雨か風かが分からないのはちょっと意外。気象庁の「天気予報等で用いる用語」を見ると雨台風、風台風ともに定義されているが「天気予報に使う用語」ではなく「その解説に使う用語」の分類になっていた。だから普通に天気予報を見る限り、雨台風か風台風かは知ることができない。
ーーー続く
wassho at 22:00|Permalink│Comments(0)│
2023年09月10日
気象庁と米軍の台風進路予想
9月8日金曜日の午前5時半頃、寒さで目が覚めた。
スマホアプリで外気温をチェックすると22度ほど。
前日の最高気温は30度、その前の日は33.4度もあったのに。
そして窓からは激しい雨音。
そういえば台風が来るんだった。
Yahoo!の天気予報アプリを見る。
こんな大雨のアイコンがあるとは知らなかった。ちょっと可愛い(^^ゞ
起きるにはまだ早かったけれど目が覚めてしまったので、パソコンで台風情報の確認。久々に米軍合同台風警報センター(JTWC:Joint Typhoon Warning Center)のサイトものぞいてみる。合同とは海軍と空軍が共同で運営している業務だから。
気象庁発表8日午前3時の進路予想図。
こちらは米軍合同台風警報センターのもの。
07/18Zとは7日の国際標準時で18時を意味している。
日本時間に直すと9時間加えて8日の午前4時になる。
ほぼ同時刻に発表されたものなのに進路予想がかなり違う。気象庁は台風が現在位置から東向きに進路を取り関東地方に向かう予想。対して米軍合同台風警報センターはほぼ北上して日本海に抜けるコース。
米軍合同台風警報センターの存在を知ったのは2011年でブログにもしている。当時はよく見較べていたものの、ほとんど違いはなかったような記憶が。それにしても今回はまったく違う予想なのに少々驚いた。
ちなみに台風進路マニアは気象庁と米軍合同台風警報センター、それにヨーロッパ中期予報センターの進路を見較べてどこが正しいかを楽しんでいる?らしい。この3者で個々の台風での予想が多少は違っても、年間を通しての的中精度はほぼ同じというのが専門家の評価。
半日ほど経って気象庁:8日18時、米軍合同台風警報センター:8日15時発表の予想図。米軍合同台風警報センターは気象庁と同じ方角に予想を変更したようだ。
ところで気象庁と米軍合同台風警報センターの予想図は表記の仕方がちょっと違う。気象庁は進路を予報円で示している。破線で示された円は台風の中心が70%の確率で入ると予測される範囲を表している。予報円と予報円を結ぶ破線は、単に結んだだけで台風の進路予想を示しているわけではない。気象庁のホームページのデフォルトでは表示されないようになっている。なお青のラインで描かれているのは、その時点までの実際の台風の進路。
一方の米軍合同台風警報センターに描かれている線は、まさに台風がここを通るとピンポイントで予想している場所である。だから米軍合同台風警報センターのほうが予想が大胆。
また今回の台風は勢力が弱く表示されていないが、気象庁の予想図では風速25m以上の暴風域を赤の円、15m以上の強風域を黄色の円、暴風警戒域を赤のラインで示す。
米軍合同台風警報センターは内側から
ピンク:風速64ノット(33m/s)日本的表現だと超暴風域
茶色: 風速50ノット(25m/s) 〃 暴風域
赤: 風速34ノット(17m/s) 〃 強風域
が表示される。
なお日本の風速は10分間の平均値、アメリカは1分間値の平均で、後者の方が高い数字が出る傾向があるのでノットからm/sへの変換には補正が必要なのだが、大きくは違わないしそこがこのブログの趣旨じゃないので割愛。
ちなみにアメリカでは最大風速64ノット以上の熱帯低気圧が「タイフーン」や「ハリケーン」などと呼ばれる。日本では最大風速34ノット以上が台風で、その基準だけはなぜかノットが用いられる。これは台風の風力数値基準を定めたのが戦後の占領時代でアメリカの影響が大きかったから。
また3つ上の広い範囲を示した米軍合同台風警報センターの画像で、赤の破線で囲まれ薄く色がついている部分は34ノット以上の風が吹く可能性のある警戒区域を示している。
つまり気象庁の警戒区域が風速25m=50ノット以上の暴風域なのに、米軍は風速34ノット=17m以上の強風域と異なっている。これは米軍予報の利用者が航空機や船舶だからと思われる。地上では風速34ノット=17mはそれほど警戒するレベルではない。気象庁も航空機や船舶向けの気象情報は別途提供している。
ーーー続く
スマホアプリで外気温をチェックすると22度ほど。
前日の最高気温は30度、その前の日は33.4度もあったのに。
そして窓からは激しい雨音。
そういえば台風が来るんだった。
Yahoo!の天気予報アプリを見る。
こんな大雨のアイコンがあるとは知らなかった。ちょっと可愛い(^^ゞ
起きるにはまだ早かったけれど目が覚めてしまったので、パソコンで台風情報の確認。久々に米軍合同台風警報センター(JTWC:Joint Typhoon Warning Center)のサイトものぞいてみる。合同とは海軍と空軍が共同で運営している業務だから。
気象庁発表8日午前3時の進路予想図。
こちらは米軍合同台風警報センターのもの。
07/18Zとは7日の国際標準時で18時を意味している。
日本時間に直すと9時間加えて8日の午前4時になる。
ほぼ同時刻に発表されたものなのに進路予想がかなり違う。気象庁は台風が現在位置から東向きに進路を取り関東地方に向かう予想。対して米軍合同台風警報センターはほぼ北上して日本海に抜けるコース。
米軍合同台風警報センターの存在を知ったのは2011年でブログにもしている。当時はよく見較べていたものの、ほとんど違いはなかったような記憶が。それにしても今回はまったく違う予想なのに少々驚いた。
ちなみに台風進路マニアは気象庁と米軍合同台風警報センター、それにヨーロッパ中期予報センターの進路を見較べてどこが正しいかを楽しんでいる?らしい。この3者で個々の台風での予想が多少は違っても、年間を通しての的中精度はほぼ同じというのが専門家の評価。
半日ほど経って気象庁:8日18時、米軍合同台風警報センター:8日15時発表の予想図。米軍合同台風警報センターは気象庁と同じ方角に予想を変更したようだ。
ところで気象庁と米軍合同台風警報センターの予想図は表記の仕方がちょっと違う。気象庁は進路を予報円で示している。破線で示された円は台風の中心が70%の確率で入ると予測される範囲を表している。予報円と予報円を結ぶ破線は、単に結んだだけで台風の進路予想を示しているわけではない。気象庁のホームページのデフォルトでは表示されないようになっている。なお青のラインで描かれているのは、その時点までの実際の台風の進路。
一方の米軍合同台風警報センターに描かれている線は、まさに台風がここを通るとピンポイントで予想している場所である。だから米軍合同台風警報センターのほうが予想が大胆。
また今回の台風は勢力が弱く表示されていないが、気象庁の予想図では風速25m以上の暴風域を赤の円、15m以上の強風域を黄色の円、暴風警戒域を赤のラインで示す。
米軍合同台風警報センターは内側から
ピンク:風速64ノット(33m/s)日本的表現だと超暴風域
茶色: 風速50ノット(25m/s) 〃 暴風域
赤: 風速34ノット(17m/s) 〃 強風域
が表示される。
なお日本の風速は10分間の平均値、アメリカは1分間値の平均で、後者の方が高い数字が出る傾向があるのでノットからm/sへの変換には補正が必要なのだが、大きくは違わないしそこがこのブログの趣旨じゃないので割愛。
ちなみにアメリカでは最大風速64ノット以上の熱帯低気圧が「タイフーン」や「ハリケーン」などと呼ばれる。日本では最大風速34ノット以上が台風で、その基準だけはなぜかノットが用いられる。これは台風の風力数値基準を定めたのが戦後の占領時代でアメリカの影響が大きかったから。
また3つ上の広い範囲を示した米軍合同台風警報センターの画像で、赤の破線で囲まれ薄く色がついている部分は34ノット以上の風が吹く可能性のある警戒区域を示している。
つまり気象庁の警戒区域が風速25m=50ノット以上の暴風域なのに、米軍は風速34ノット=17m以上の強風域と異なっている。これは米軍予報の利用者が航空機や船舶だからと思われる。地上では風速34ノット=17mはそれほど警戒するレベルではない。気象庁も航空機や船舶向けの気象情報は別途提供している。
ーーー続く
wassho at 23:25|Permalink│Comments(0)│
2023年08月19日
自宅でビーチサンダル気分
7月になった頃、外出先での時間調整のつもりでふらりと入った無印良品。そこで見つけて室内履きなのに鼻緒があるなんて面白いと、つい買ってしまったのがこれ。商品名は「ルームサンダル・鼻緒」。税込み590円とお値段も手頃。
自宅はほとんどがフローリングで夏になればスリッパも靴下もはかずに裸足。その方が涼しいし気持ちいいからなんだけれど、足の脂がベタつくと感じる時もあって、それが何となく意識の片隅にあった。でもこれならそれを解消し、かつスリッパと違って暑くないだろうとの目論見も。
ただし鼻緒のあるサンダルは慣れるまで、足の親指と人差し指の間が擦れて痛いのが難点。私は特にそれが苦手で、昔は我慢してビーチサンダルも履いていたが、たぶん35年ほど前だと思うのだが、写真のようなスポーツサンダルと呼ばれるものが出てからはずっとそれ。つまり現在、足指の鼻緒耐性はゼロと思われる(/o\)

それだけがちょっと心配だったものの、考えてみれば自宅室内で歩く距離なんてごく僅か。まったくの杞憂に終わった(^^ゞ
履き心地は見た目の通り。敢えて表現すれば硬めのバスマットやキッチンマットのような足触り。裏側も含めて布製なので、歩くときにカカトから離れてもペタペタと音はしない。

裸足と変わらず涼しいしフローリングもベタつかず満足している。そしてウレシイのは自分の足元が目に入ると、まるでビーサンを履いているようで夏気分、海気分を味わえること。先ほど書いたようにビーサンなんて35年以上は履いていないから、とても懐かしい感覚でもある。
一ヶ月半ほど使って少々汚れてきた。洗濯機で洗えるようだが590円だから使い捨てでもいいや。カラバリもそこそこある。もうすぐ夏も終わりだし、まだ売っているかは知らないものの、フローリングで裸足で過ごす人にはオススメ。
自宅はほとんどがフローリングで夏になればスリッパも靴下もはかずに裸足。その方が涼しいし気持ちいいからなんだけれど、足の脂がベタつくと感じる時もあって、それが何となく意識の片隅にあった。でもこれならそれを解消し、かつスリッパと違って暑くないだろうとの目論見も。
ただし鼻緒のあるサンダルは慣れるまで、足の親指と人差し指の間が擦れて痛いのが難点。私は特にそれが苦手で、昔は我慢してビーチサンダルも履いていたが、たぶん35年ほど前だと思うのだが、写真のようなスポーツサンダルと呼ばれるものが出てからはずっとそれ。つまり現在、足指の鼻緒耐性はゼロと思われる(/o\)

それだけがちょっと心配だったものの、考えてみれば自宅室内で歩く距離なんてごく僅か。まったくの杞憂に終わった(^^ゞ
履き心地は見た目の通り。敢えて表現すれば硬めのバスマットやキッチンマットのような足触り。裏側も含めて布製なので、歩くときにカカトから離れてもペタペタと音はしない。

裸足と変わらず涼しいしフローリングもベタつかず満足している。そしてウレシイのは自分の足元が目に入ると、まるでビーサンを履いているようで夏気分、海気分を味わえること。先ほど書いたようにビーサンなんて35年以上は履いていないから、とても懐かしい感覚でもある。
一ヶ月半ほど使って少々汚れてきた。洗濯機で洗えるようだが590円だから使い捨てでもいいや。カラバリもそこそこある。もうすぐ夏も終わりだし、まだ売っているかは知らないものの、フローリングで裸足で過ごす人にはオススメ。
wassho at 20:43|Permalink│Comments(0)│
2023年08月12日
ラムネ菓子を食べた その2
この商品を知るきっかけとなったテレビ番組「これがわが社の黒歴史」で
紹介されていた内容を紹介するとーーー
長年に渡り増えも減りもせずに安定した販売を続けていた森永のラムネ菓子。
しかし2014年頃から突然に売り上げが伸び始める。
これがオリジナルの商品パッケージ。
調べてみると「ブドウ糖のおかげで二日酔いに効く」との口コミが広がり、
SNSでもバズっていると判明。
そこで2015年にウコン配合の「ラムネのチカラ」を発売。
パッケージもネーミングも「ウコンの力」のまんまパクリやないか(^^ゞ
しかし主力販売先となるコンビニ(本部)に営業をかけるも反応は今ひとつ。お菓子の棚にウコンは置きにくいし、栄養ドリンクの棚にラムネを置くのもーーーというような理由だったらしい。したがって店頭にほとんど並ぶことなく、つまり人知れず派手にコケていたわけ。
懲りずに2016年、なぜか今度は女性をターゲットにした新商品を開発。商品名は「スパークリングラムネ」でパッケージもそれっぽい。
こちらが売れなかった理由は番組ではっきりとは述べられなかったが、正反対の食感を持ち女性に人気のグミにはかなわなかったとのことだろうか。あるいは(ウコン版もそうだが)駄菓子のラムネとあまりにイメージがかけ離れていて、消費者がピンとこなかったのかも知れない。
またスパークリングのネーミングにもかかわらず「たいしてシュワシュワしていない」との評価が帰ってきたと番組で担当者が述べていた。おそらくスパークリングはネーミング演出だけで発泡感は従来のラムネと変わらなかったのでは? 消費者をなめたらしっぺ返しをくらうもの。そしてこれで大コケ2連発(/o\)
やがて責任者の異動が決まり(左遷?)最後の商品開発会議。ろくなアイデアは出なかったものの会議は延々と続く。その時に誰かがラムネをかじり、そして
やっぱりラムネはおいしいなあ〜
子供の頃はこれをいっぱい食べるのが夢だったなあ〜
とつぶやいて、それで閃いたのが大粒化というような番組ストーリーだった。大粒ラムネの発売は2018年で、当初の年間販売計画数量を発売後1カ月足らずで売り切るスマッシュヒットとなる。
ラムネをいっぱい食べたいなんてニーズがそんなにあったと思えないから、成功の秘訣は袋入りにしたことにより、瓶入りより店頭で目立ったからじゃないかなあ。いろいろとアピールポイントを書き込めるし。それに瓶入りのパッケージは大人が買うにはちょっと恥ずかしいかも。
また大粒といってもそれほど大きいわけではない。パッケージには当社体積比約1.5倍とある。オリジナルのラムネは食べていないけれど、これくらいの大きさのほうが大人には食べやすい気がする。
なお森永のホームページではこれより大きい「超大粒(体積比3.9倍)」というラインナップも載っている。しかしそちらは何件かお店を見て回ったがどこにも置いていなかった。調子コイてはいけません(^^ゞ
元は二日酔いに効くとの口コミから始まった大人向けのラムネ・マーケティングだが、薬じゃないからそんな効能を謳うのは薬事法で禁じられている。それはハウスの「ウコンの力」も同じで、パッケージはもちろんホームページのどこにも二日酔いの「ふ」の字もない。同社のメッセージは開き直って「飲んどきゃ、いいことあるかもよ」である。それでも熱中症対策に塩分とブドウ糖が含まれたラムネがあれば買いたい気がする。もちろんその程度のアイデアは検討済みだろうけど。
さて次は炭酸飲料のラムネを飲みたいな。
ビー玉で栓をされたヤツ。
通販で取り寄せられるが20本セットのような売られ方が多い。
多くて3本で充分だから、そのうちネットで近くで売っているお店を探しましょう。
見つかるかな?
写真はhttps://otokonokakurega.com/learn/secret-base/11333/から引用
おしまい
紹介されていた内容を紹介するとーーー
長年に渡り増えも減りもせずに安定した販売を続けていた森永のラムネ菓子。
しかし2014年頃から突然に売り上げが伸び始める。
これがオリジナルの商品パッケージ。
調べてみると「ブドウ糖のおかげで二日酔いに効く」との口コミが広がり、
SNSでもバズっていると判明。
そこで2015年にウコン配合の「ラムネのチカラ」を発売。
パッケージもネーミングも「ウコンの力」のまんまパクリやないか(^^ゞ
しかし主力販売先となるコンビニ(本部)に営業をかけるも反応は今ひとつ。お菓子の棚にウコンは置きにくいし、栄養ドリンクの棚にラムネを置くのもーーーというような理由だったらしい。したがって店頭にほとんど並ぶことなく、つまり人知れず派手にコケていたわけ。
懲りずに2016年、なぜか今度は女性をターゲットにした新商品を開発。商品名は「スパークリングラムネ」でパッケージもそれっぽい。
こちらが売れなかった理由は番組ではっきりとは述べられなかったが、正反対の食感を持ち女性に人気のグミにはかなわなかったとのことだろうか。あるいは(ウコン版もそうだが)駄菓子のラムネとあまりにイメージがかけ離れていて、消費者がピンとこなかったのかも知れない。
またスパークリングのネーミングにもかかわらず「たいしてシュワシュワしていない」との評価が帰ってきたと番組で担当者が述べていた。おそらくスパークリングはネーミング演出だけで発泡感は従来のラムネと変わらなかったのでは? 消費者をなめたらしっぺ返しをくらうもの。そしてこれで大コケ2連発(/o\)
やがて責任者の異動が決まり(左遷?)最後の商品開発会議。ろくなアイデアは出なかったものの会議は延々と続く。その時に誰かがラムネをかじり、そして
やっぱりラムネはおいしいなあ〜
子供の頃はこれをいっぱい食べるのが夢だったなあ〜
とつぶやいて、それで閃いたのが大粒化というような番組ストーリーだった。大粒ラムネの発売は2018年で、当初の年間販売計画数量を発売後1カ月足らずで売り切るスマッシュヒットとなる。
ラムネをいっぱい食べたいなんてニーズがそんなにあったと思えないから、成功の秘訣は袋入りにしたことにより、瓶入りより店頭で目立ったからじゃないかなあ。いろいろとアピールポイントを書き込めるし。それに瓶入りのパッケージは大人が買うにはちょっと恥ずかしいかも。
また大粒といってもそれほど大きいわけではない。パッケージには当社体積比約1.5倍とある。オリジナルのラムネは食べていないけれど、これくらいの大きさのほうが大人には食べやすい気がする。
なお森永のホームページではこれより大きい「超大粒(体積比3.9倍)」というラインナップも載っている。しかしそちらは何件かお店を見て回ったがどこにも置いていなかった。調子コイてはいけません(^^ゞ
元は二日酔いに効くとの口コミから始まった大人向けのラムネ・マーケティングだが、薬じゃないからそんな効能を謳うのは薬事法で禁じられている。それはハウスの「ウコンの力」も同じで、パッケージはもちろんホームページのどこにも二日酔いの「ふ」の字もない。同社のメッセージは開き直って「飲んどきゃ、いいことあるかもよ」である。それでも熱中症対策に塩分とブドウ糖が含まれたラムネがあれば買いたい気がする。もちろんその程度のアイデアは検討済みだろうけど。
さて次は炭酸飲料のラムネを飲みたいな。
ビー玉で栓をされたヤツ。
通販で取り寄せられるが20本セットのような売られ方が多い。
多くて3本で充分だから、そのうちネットで近くで売っているお店を探しましょう。
見つかるかな?
写真はhttps://otokonokakurega.com/learn/secret-base/11333/から引用
おしまい
wassho at 09:52|Permalink│Comments(0)│
2023年08月11日
ラムネ菓子を食べた
7月25日に書いたのは、ひょっとしたら小学生以来かも知れない白無地のソックスを履いたことについて。今回も超を10個くらい並べたくなる久々なお話。
「これがわが社の黒歴史」という企業の失敗談を紹介するテレビ番組がある。先日、森永製菓でラムネ菓子の新商品開発に次々と失敗したケースを放送していた。ラストチャンスで原点に返って開発して成功を収めたのが写真の商品。商品名は「大粒ラムネ」。
森永がラムネを作っているなんてまったく知らなかった。何となくラムネは駄菓子的で、名も知らない零細企業が作っているイメージ。それよりも番組を見ながらラムネがどんな味だったかがまったく思い出せない。もっというなら炭酸飲料のラムネ水は意識にあっても、ラムネ菓子はそんなお菓子があることすら、番組を見るまでまったく忘れていた。
もちろん食べていた記憶はある。でもおそらく幼稚園か小学1〜2年生の頃までだったような気がする。番組の途中で「ラムネのシュワシュワ感」との表現があって、少し思い出したものの、口の中に味がよみがえってこない。
それで買ってきたのが写真の商品。
まんまと番組のワナに引っ掛かったかな(^^ゞ
なお2つのサイズが違って見えるのは撮り方のせい。
舌の上にのせると少し酸味があって、噛むとシュワッと発泡感がある。甘さはあまり感じない。当時に食べていたのが森永のラムネかどうか分からないが間違いなく懐かしい味。爽快感もあっておいしいのに、どうして食べなくなったのだろう? 食べ応えはないから、育ち盛りになってもっと甘みのあるお菓子に移行していったのかな。
とりあえず軽くリフレッシュしたいときにラムネはお勧め。
原材料の90%がブドウ糖らしいから疲れたときにいいかも。
<ところでラムネとは?その1>
ビー玉の入った瓶の炭酸飲料のラムネ水に似せて作ったのがラムネ菓子と思っていたが、それも諸説あるうちのひとつで、はっきりした由来は不明とされる。
歴史的にはイギリス発祥のラムネ水が日本で最初に製造されたのが1872年(明治5年)で、ラムネ菓子の製造が始まったのは戦後の1948年(昭和23年)から。ラムネ菓子は和菓子の落雁(らくがん)の製法を参考にしたともいわれる。
<ところでラムネとは?その2>
ラムネの語源は何と英語のレモネードが訛ったもの!
いくら何でも訛りすぎやろ(^^ゞ
ーーーと思ったものの、ネットの英語辞書で発音を確かめるとレモネードの発音記号は leməneɪd であっても「ラムネー(ド)」と聞こえる。昔の人のヒアリング能力は高かったというか、なまじローマ字読みの発音癖がついていないから正確に聞き取れたのかも知れない。
クリックするとレモネードの発音
クリックするとレモンの発音
ーーー続く
「これがわが社の黒歴史」という企業の失敗談を紹介するテレビ番組がある。先日、森永製菓でラムネ菓子の新商品開発に次々と失敗したケースを放送していた。ラストチャンスで原点に返って開発して成功を収めたのが写真の商品。商品名は「大粒ラムネ」。
森永がラムネを作っているなんてまったく知らなかった。何となくラムネは駄菓子的で、名も知らない零細企業が作っているイメージ。それよりも番組を見ながらラムネがどんな味だったかがまったく思い出せない。もっというなら炭酸飲料のラムネ水は意識にあっても、ラムネ菓子はそんなお菓子があることすら、番組を見るまでまったく忘れていた。
もちろん食べていた記憶はある。でもおそらく幼稚園か小学1〜2年生の頃までだったような気がする。番組の途中で「ラムネのシュワシュワ感」との表現があって、少し思い出したものの、口の中に味がよみがえってこない。
それで買ってきたのが写真の商品。
まんまと番組のワナに引っ掛かったかな(^^ゞ
なお2つのサイズが違って見えるのは撮り方のせい。
舌の上にのせると少し酸味があって、噛むとシュワッと発泡感がある。甘さはあまり感じない。当時に食べていたのが森永のラムネかどうか分からないが間違いなく懐かしい味。爽快感もあっておいしいのに、どうして食べなくなったのだろう? 食べ応えはないから、育ち盛りになってもっと甘みのあるお菓子に移行していったのかな。
とりあえず軽くリフレッシュしたいときにラムネはお勧め。
原材料の90%がブドウ糖らしいから疲れたときにいいかも。
<ところでラムネとは?その1>
ビー玉の入った瓶の炭酸飲料のラムネ水に似せて作ったのがラムネ菓子と思っていたが、それも諸説あるうちのひとつで、はっきりした由来は不明とされる。
歴史的にはイギリス発祥のラムネ水が日本で最初に製造されたのが1872年(明治5年)で、ラムネ菓子の製造が始まったのは戦後の1948年(昭和23年)から。ラムネ菓子は和菓子の落雁(らくがん)の製法を参考にしたともいわれる。
<ところでラムネとは?その2>
ラムネの語源は何と英語のレモネードが訛ったもの!
いくら何でも訛りすぎやろ(^^ゞ
ーーーと思ったものの、ネットの英語辞書で発音を確かめるとレモネードの発音記号は leməneɪd であっても「ラムネー(ド)」と聞こえる。昔の人のヒアリング能力は高かったというか、なまじローマ字読みの発音癖がついていないから正確に聞き取れたのかも知れない。
クリックするとレモネードの発音
クリックするとレモンの発音
ーーー続く
wassho at 21:27|Permalink│Comments(0)│
2023年07月25日
白いソックス
形は今風に短いとはいえ、
超々久々に履く白無地のソックス。
何となくウレし懐かしな気分。
あまり記憶はないが、ひょっとしたら中学生以来だろうか。
しかし中学・高校では白がベースでも、
ワンポイントがついていたり、
ふくらはぎのところにラインが入っていたような気がするから、
まったくの白無地は小学生までだったのかも知れない。
逆にいつから白無地あるいは白がベースのソックスを、
履かなくなったのかもよく覚えていない。
でもその理由はパンツ(ズボン)が白でない限り、
ソックスが白だとやたら目立って、
それがカッコ悪いと思うようになったから。
ちなみに
スーツに白いソックスはダサいと言われたのは70年代だと思う。
80年代の終わりにそういう人はほぼいなくなった(つまり昔はけっこういた)。
今では何年かに1度見かける程度の絶滅危惧種(^^ゞ
こんな形のショートソックスがいつ頃から売られているのか、ネットで調べたがはっきりしない。2000年にレナウンが「スニーカーソックス」として、商標を取って販売開始したとの情報を見つけたが、まあそれくらいかな。ただスポーツ用品店ではランニング用などとしてそれ以前から売られており、30年程前にランニングシューズを買ったら、オマケでそれを貰った記憶がある。
まあとにかく普通のソックスと較べてバツグンに涼しいから、このショートソックスを考えた人には感謝している。もうずいぶん前から、夏にはビジネスシーンでも、カチッとした革靴でなければショートソックスを履くことが多い。もちろんこんな白無地や白ベースのは短パン専用。
どうでもいいけれど、石田純一が革靴を素足で履くようになったのは1985年(昭和60年)からと本人がインタビューで答えていた(^^ゞ イタリアでそんな着こなしの人を見かけてカッコイイと思ったのがきっかけらしい。素足に見えるカバーソックスも持っているものの、別に素足に見せたい気もないし、靴を脱ぐときに一緒に脱げるからちょっと苦手。
ところでオシャレだったり高級なものでなければ、ソックスはほとんどのお店で3足1000円で売られている。それがいつ頃から始まったのかもはっきりしないが(子供の頃は自分で買っていないから記憶もない)、少なくとも1980年前後にはそんな売り方が始まっていたようだ。
卵が物価の優等生と呼ばれたのは60年前からほとんど価格が変わっていなかったから。しかしご存じのように鳥インフルエンザや飼料価格高騰などの影響により、この1年間で60%以上の大幅な値上がりとなった。だから40年ほど価格の変わらない3足1000円のソックスは、意外にも隠れた物価の優等生である。
超々久々に履く白無地のソックス。
何となくウレし懐かしな気分。
あまり記憶はないが、ひょっとしたら中学生以来だろうか。
しかし中学・高校では白がベースでも、
ワンポイントがついていたり、
ふくらはぎのところにラインが入っていたような気がするから、
まったくの白無地は小学生までだったのかも知れない。
逆にいつから白無地あるいは白がベースのソックスを、
履かなくなったのかもよく覚えていない。
でもその理由はパンツ(ズボン)が白でない限り、
ソックスが白だとやたら目立って、
それがカッコ悪いと思うようになったから。
ちなみに
スーツに白いソックスはダサいと言われたのは70年代だと思う。
80年代の終わりにそういう人はほぼいなくなった(つまり昔はけっこういた)。
今では何年かに1度見かける程度の絶滅危惧種(^^ゞ
こんな形のショートソックスがいつ頃から売られているのか、ネットで調べたがはっきりしない。2000年にレナウンが「スニーカーソックス」として、商標を取って販売開始したとの情報を見つけたが、まあそれくらいかな。ただスポーツ用品店ではランニング用などとしてそれ以前から売られており、30年程前にランニングシューズを買ったら、オマケでそれを貰った記憶がある。
まあとにかく普通のソックスと較べてバツグンに涼しいから、このショートソックスを考えた人には感謝している。もうずいぶん前から、夏にはビジネスシーンでも、カチッとした革靴でなければショートソックスを履くことが多い。もちろんこんな白無地や白ベースのは短パン専用。
どうでもいいけれど、石田純一が革靴を素足で履くようになったのは1985年(昭和60年)からと本人がインタビューで答えていた(^^ゞ イタリアでそんな着こなしの人を見かけてカッコイイと思ったのがきっかけらしい。素足に見えるカバーソックスも持っているものの、別に素足に見せたい気もないし、靴を脱ぐときに一緒に脱げるからちょっと苦手。
ところでオシャレだったり高級なものでなければ、ソックスはほとんどのお店で3足1000円で売られている。それがいつ頃から始まったのかもはっきりしないが(子供の頃は自分で買っていないから記憶もない)、少なくとも1980年前後にはそんな売り方が始まっていたようだ。
卵が物価の優等生と呼ばれたのは60年前からほとんど価格が変わっていなかったから。しかしご存じのように鳥インフルエンザや飼料価格高騰などの影響により、この1年間で60%以上の大幅な値上がりとなった。だから40年ほど価格の変わらない3足1000円のソックスは、意外にも隠れた物価の優等生である。
wassho at 21:07|Permalink│Comments(0)│
2023年07月13日
最近はハイヒールを履いている
画像はhttps://jp.christianlouboutin.com/jp_ja/shop/women/kate-2.htmlから引用
タイトルを読んで
そっちの道に走ったか!
とか
LGBT法案で世間がヤヤコシイことになっているのに乗じて
なにかヤラカスつもりやな?
と思われたかも知れないが心配は御無用。
そう思われるようにわざと書いて遊んでみただけ(^^ゞ
今回のテーマは厚底シューズ。
といってもアムラーが流行った頃のこんなブーツでもない。画像はhttps://gm215.web.fc2.com/fashion.htmlから引用

私が履いているのは厚底のランニングシューズ。自分で走らなくてもマラソンや駅伝をテレビで見る人なら、5年ほど前から厚底のランニングシューズが主流になっているのをご存じだろう。ナイキが先鞭を付けて、それを履いた選手が好成績を残したので、またたくまにマーケットを席巻した。今ではほぼすべてのメーカーが厚底のランニングシューズを出している。いわゆるソール(靴底)が厚いだけではなく、競技用はソールにカーボンプレート(板)が埋め込まれていて、そのたわみを反発力として利用するのが主流。
ただし、一番厚い厚底が何センチあったのか、それと理由や経緯も知らないけれど、その後に厚底は規制され、現在はマラソンや駅伝では厚さ4センチまでのルールがある。
もっともそれは公式競技の場合であって、約1000万人といわれるアマチュアランナーのほとんどには影響がない話。私なんかランニングシューズの用途は「お散歩」だから、まったくの無関係。
先日購入したのが、このアシックスのスーパーブラストというランニングシューズ。これはヒール(カカト)部分のソールが4.55cmと同社の中で最も厚い(たぶん)。参考までに爪先側は3.75cm。だからヒールのほうが高いので「ハイヒールを履いている」のタイトルはまったくのウソじゃないよ(^^ゞ
こちらは街歩き用としても人気の高いHOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)のボンダイ8。フランス発祥のメーカーで世間一般的な知名度はないものの、ランニング業界では、そこそこのポジションを占めているブランド。このボンダイ8は少し前まで競技志向でない厚底タイプで一番人気だったランニングシューズ。
こちらのほうが厚底に見えるがヒールの高さは3.3cmしかない。外からはソールが厚く見えても、靴の内側はえぐれているから外見だけでは分からない場合が多い。
まあとにかく4.55cmはランニングシューズやスニーカー、あるいは男性の履く靴としては相当に厚みがある。一般的には2.5〜3cmくらいだろう。意外にもスニーカーより革靴のほうが高さはある。
とはいっても4.55cm − 3cm = その差はたったの1.55cmだから爪の長さほど。それで違いがあるかというと、とてもある。明確に身長が高くなったと実感できる。実はヒールの厚さ4cmほどのランニングシューズも持っていて、そちらだと「ちょっと高くなったかなあ」程度。わずか5mmの差で見える景色が違ってくるから、そのあたりに感覚の閾値(しきいち:境目となる値)があるのかと思ったり。
もっとビックリするのは玄関でシューズを脱いだとき。当然ながらどんな靴を履いていたとしても脱げばその分だけ身長は低くなる。でも今までそんな違いを感じはしなかった。それが厚さ4.55cmのスーパーブラストを脱ぐと、アレッ?と思うくらいに違う。
私は背丈が180cmあるので、身長を「盛る」必要はないのだが、それでも背が高く感じられると何となくウレシイ。女性がハイヒールや厚底ブーツを履く気持ちが少し分かったような気がする。ちなみに女性用のパンプスは高さ7cm以上がハイヒールに分類される。冒頭に写真を載せたハイヒールは10cm。これで足を踏まれたら悶絶するね(>_<)
厚さ4cmを越えるランニングシューズは2万円前後するから「身長が伸びた感覚」を味わうためだけに勧めるのは気が引けるものの、男性で軽く生まれ変わった気分を味わい人はどうぞ。このクラスのランニングシューズは、いわゆるクッションもいいから歩きやすいし。
ところで実は女性用のハイヒールも履いてみたいと、ずっと昔から思っている。もちろんそっちの趣味があるわけじゃなくて(^^ゞ 、この写真のように爪先立ちで歩くのはどんな感じなのかと興味を持っているだけ。画像はhttps://jp.christianlouboutin.com/jp_ja/shop/women/kate-2.htmlから引用
その延長線上でハイヒールより履いてみたいのがバレーのトゥシューズ。こちらは足指の裏ではなく正真正銘の爪先で立つように作られている。素足だと拷問。痛くないようにパットを挟むらしいが、だとしてもとても無理がある姿勢。しかもそれで踊るなんて、一体どんな感覚なのか想像すら難しい。画像はhttps://grandpasdedeux.com/?pid=170991096から引用
でも私の足が入るハイヒールやトゥシューズを履いている人と、お近づきになれる確率はゼロに近いから、試しに履いてみたいとの希望が叶う日はこないに違いない。残念なような、そんなオッキイ足の女性はコワイやろと思ったり複雑な気持ち(^^ゞ
<追記>
ブログに書いた「約1000万人といわれるアマチュアランナー」というのは笹川スポーツ財団の調査結果による。
2020年の調査によると「20歳以上で」「年に1回以上ジョギング・ランニングをする人」が1055万人いると推計されている。調査に近い2021年10月時点で日本の人口は1億2550万人、20歳以上に限れば1億500万人。だから大人の10人に1人が走っていることになる。年齢を20歳以上79歳以下に絞れば7680万人。
いくら何でもそんなに走っていないとは思うがーーー確かに街中でも走っている人はよく見かけるとしても、あれは走っている人が圧倒的に少ないから目に留まるのであって。だから「年に1回以上で走った距離も不問」という緩い条件でも10人に1人はないと肌感覚では思う。
ただ同調査では週に1回以上走る人が579万人いて、月に2回以上までなら724万人になると推定している。これは同じデータの集計切り口を変えたものだから、必然的1055万人と同様に高い数値になる。大人の20人に1人が毎週走っているかなあ???
調査結果と肌感覚が一致しないときは、調査内容も含めてもっと深く掘り下げるべきなのだが、別に仕事でもないのでここでお終い。関心を持った人はご自身でお願いしますm(_ _)m
笹川スポーツ財団の当該ページ
https://www.ssf.or.jp/thinktank/sports_life/data/jogging_running.html
wassho at 20:25|Permalink│Comments(0)│
2023年03月10日
スカイツリーを我慢して見上げる(>_<)
先日に訪れた向島百花園はスカイツリーから約1.5キロの場所にある。
実は高所恐怖症とは逆の「高いものを見上げると足がすくむ」という特異体質を持っている。それがどういうものかについては以前に書いた。
それでウメと一緒にスカイツリーを眺めているうちに「日本で一番高いものを見上げたらどんな感じだろう?」とあらぬ興味がフツフツと(^^ゞ それとスカイツリーはそこそこ近い場所から見たことはあっても、立っている場所に行く機会はなかったので、ついでに寄ってみるかとーーー
スカイツリーが見える方向へと適当に歩き出す。
どこからでも見えるけれど、なかなか近づかない(/o\)
30分ほど歩いてようやく近くまで来た。
スカイツリーの正式名は東京スカイツリーなのに、
なぜか駅名は東京が平仮名。
イザ見上げる。
身体が宙に浮いている感覚におそわれる(>_<)
もっと根本まで近づこう。
真下から勇気を出して!
実は高いビルの近くに来たときに、チラッと見上げて「あっ、クラッと来た来た」と楽しむこともある。しかしさすがに634mの高さのあるスカイツリーではクラッとくるのレベルが違う。手すりのようなものに身体を持たれかけて見上げたのだが、それでも平衡感覚をほとんど失ったような気分になった。手すりがなければ立っていられなかったかも。これって病気なのかちょっと心配。
この位置からだとスカイツリーに近すぎて展望台より上のほうが見えないので、川を渡った所から再び眺めた。上の写真は川の右側の階段あるところから撮ったもの。
しかしアンテナのような部分がギリ見えた程度。その巨大さもイメージできるよう3分割写真でご紹介。近くで見るとスカイツリーの鉄骨はなかなか美しい。
川から伸びている路地を下がって、
大通りと接する位置から(日の当たっているあたり)撮ってみた。
テッペンまで見渡せるようになったものの、周りの建物がジャマ(^^ゞ
この場所では身体を預けるものがないので、カメラのチルトモニターを引き出して、目では見上げずレンズだけを上に向けて撮った。こんなイメージね。

とりあえずスカイツリー上部のどアップを。
200mほど移動した位置から。
これくらい離れたほうがスカイツリーの姿はバランスがいい。
スカイツリー上部左側に見えている白い点は月。
ただこの距離でもスカイツリーを見上げるとクラクラする。
いわゆる超高層ビル(高さ150m以上)なら平気なのに。
三角関数を使って仰角を求めると
高さ634m 距離200m で 72度
高さ150m 距離200m で 45度
高さ150m 距離10m で 86度
これだけ離れていても超高層ビルの壁際10mから見上げている角度とあまり変わりない。やはり634mは高いーーーと、こんな計算をして感心しているのは私くらいだろうな(^^ゞ
実は高所恐怖症とは逆の「高いものを見上げると足がすくむ」という特異体質を持っている。それがどういうものかについては以前に書いた。
それでウメと一緒にスカイツリーを眺めているうちに「日本で一番高いものを見上げたらどんな感じだろう?」とあらぬ興味がフツフツと(^^ゞ それとスカイツリーはそこそこ近い場所から見たことはあっても、立っている場所に行く機会はなかったので、ついでに寄ってみるかとーーー
スカイツリーが見える方向へと適当に歩き出す。
どこからでも見えるけれど、なかなか近づかない(/o\)
30分ほど歩いてようやく近くまで来た。
スカイツリーの正式名は東京スカイツリーなのに、
なぜか駅名は東京が平仮名。
イザ見上げる。
身体が宙に浮いている感覚におそわれる(>_<)
もっと根本まで近づこう。
真下から勇気を出して!
実は高いビルの近くに来たときに、チラッと見上げて「あっ、クラッと来た来た」と楽しむこともある。しかしさすがに634mの高さのあるスカイツリーではクラッとくるのレベルが違う。手すりのようなものに身体を持たれかけて見上げたのだが、それでも平衡感覚をほとんど失ったような気分になった。手すりがなければ立っていられなかったかも。これって病気なのかちょっと心配。
この位置からだとスカイツリーに近すぎて展望台より上のほうが見えないので、川を渡った所から再び眺めた。上の写真は川の右側の階段あるところから撮ったもの。
しかしアンテナのような部分がギリ見えた程度。その巨大さもイメージできるよう3分割写真でご紹介。近くで見るとスカイツリーの鉄骨はなかなか美しい。
川から伸びている路地を下がって、
大通りと接する位置から(日の当たっているあたり)撮ってみた。
テッペンまで見渡せるようになったものの、周りの建物がジャマ(^^ゞ
この場所では身体を預けるものがないので、カメラのチルトモニターを引き出して、目では見上げずレンズだけを上に向けて撮った。こんなイメージね。

とりあえずスカイツリー上部のどアップを。
200mほど移動した位置から。
これくらい離れたほうがスカイツリーの姿はバランスがいい。
スカイツリー上部左側に見えている白い点は月。
ただこの距離でもスカイツリーを見上げるとクラクラする。
いわゆる超高層ビル(高さ150m以上)なら平気なのに。
三角関数を使って仰角を求めると
高さ634m 距離200m で 72度
高さ150m 距離200m で 45度
高さ150m 距離10m で 86度
これだけ離れていても超高層ビルの壁際10mから見上げている角度とあまり変わりない。やはり634mは高いーーーと、こんな計算をして感心しているのは私くらいだろうな(^^ゞ
wassho at 22:47|Permalink│Comments(0)│
2023年02月03日
冬の散歩には秀吉が必要
普段の生活で歩く以外に「週に3回で合計3万歩」の散歩を、昨年の1月に自分へのノルマとして設定した。やむを得ぬ事情があって夏頃に3ヶ月ほど中止した時期があったが、その期間はサボったわけじゃないのでカウント外として(ズルい)、メデタク1年間継続達成!
最近は外出先から歩いて帰ってくることも多い。おかげでPASMO(ICカードの乗車券)残高の減りが遅くて助かる。ただこの程度の運動強度では体重・体型に特に効果が感じられないのが残念なところ。それでも何となく調子いいかな。
ところで先ほど玄関で数えたら、この1年間に9足も靴を買っていた(^^ゞ 内訳はいわゆるスニーカーが6足、ランニングシューズが3足。最初は単に雰囲気だけで選んでいたが、今は情報量と経験値が増えたので、これからスニーカー&ランニングシューズについて色々とブログに書くだろう。今回は1回目にしていきなり番外編的内容。
昨年の終わり近くに購入したのが、サロモンのGLIDE MAXというランニングシューズ。これは厚みのあるソール(靴底)が抜群にソフトで気に入っている。感触を言葉で表現するのは難しいものの、まるで分厚いマシュマロを踏みつけているような履き心地(チョット大げさ)。あまりに気に入ったのでこの1ヶ月ほどはこればかりを履いていた。
それで先日、たまには違う靴で出かけるかと履いたのが、
ナイキのJORDAN AIR 200Eというスニーカー。
歩き始めるとソールがやたら固い。最初はGLIDE MAXのマシュマロソールに慣れてしまったので固く感じるのかとも考えた。しかし記憶にあるこの靴の履き心地とはあまりにも違う感触なのである。この靴だって踵のところに空気層があって、GLIDE MAXとはレベルが違うものの、ジワーッと沈み込むような履き心地のよさがあったはずなのに。
しかし、しばらく歩くうちに少し柔らかくなってきた。それで冬の気温の低さでソールが硬化していたと判明。結局、足のぬくもりがソールを温めて、オリジナルの履き心地を回復するまで1時間弱ほど掛かった。
後日、何足かを試し履きしてみた。多少ソールが固く感じられる靴もあったが、このJORDAN AIR 200Eほど固く、また回復に時間が掛かるものはなかった。同じような構造を持つ別のJORDAN AIRも持っているが、このように固くなってはいない。
理由はよく分からないが、とにかくJORDAN AIR 200Eは寒さが苦手なようで。そんなスニーカーがあるとは新発見。秀吉は信長の草履を懐に入れて温めていたらしいが、私も秀吉を家来に欲しいものだ(^^ゞ
最近は外出先から歩いて帰ってくることも多い。おかげでPASMO(ICカードの乗車券)残高の減りが遅くて助かる。ただこの程度の運動強度では体重・体型に特に効果が感じられないのが残念なところ。それでも何となく調子いいかな。
ところで先ほど玄関で数えたら、この1年間に9足も靴を買っていた(^^ゞ 内訳はいわゆるスニーカーが6足、ランニングシューズが3足。最初は単に雰囲気だけで選んでいたが、今は情報量と経験値が増えたので、これからスニーカー&ランニングシューズについて色々とブログに書くだろう。今回は1回目にしていきなり番外編的内容。
昨年の終わり近くに購入したのが、サロモンのGLIDE MAXというランニングシューズ。これは厚みのあるソール(靴底)が抜群にソフトで気に入っている。感触を言葉で表現するのは難しいものの、まるで分厚いマシュマロを踏みつけているような履き心地(チョット大げさ)。あまりに気に入ったのでこの1ヶ月ほどはこればかりを履いていた。
それで先日、たまには違う靴で出かけるかと履いたのが、
ナイキのJORDAN AIR 200Eというスニーカー。
歩き始めるとソールがやたら固い。最初はGLIDE MAXのマシュマロソールに慣れてしまったので固く感じるのかとも考えた。しかし記憶にあるこの靴の履き心地とはあまりにも違う感触なのである。この靴だって踵のところに空気層があって、GLIDE MAXとはレベルが違うものの、ジワーッと沈み込むような履き心地のよさがあったはずなのに。
しかし、しばらく歩くうちに少し柔らかくなってきた。それで冬の気温の低さでソールが硬化していたと判明。結局、足のぬくもりがソールを温めて、オリジナルの履き心地を回復するまで1時間弱ほど掛かった。
後日、何足かを試し履きしてみた。多少ソールが固く感じられる靴もあったが、このJORDAN AIR 200Eほど固く、また回復に時間が掛かるものはなかった。同じような構造を持つ別のJORDAN AIRも持っているが、このように固くなってはいない。
理由はよく分からないが、とにかくJORDAN AIR 200Eは寒さが苦手なようで。そんなスニーカーがあるとは新発見。秀吉は信長の草履を懐に入れて温めていたらしいが、私も秀吉を家来に欲しいものだ(^^ゞ
wassho at 22:21|Permalink│Comments(0)│
2023年02月01日
ヨーグルトも常温に温めてみた
シリアルには牛乳をかけて食べる。
でも冬だと牛乳は冷たい。
温めたいわゆるホットミルクとシリアルの組み合わせは?な感じがする。
そうだ!牛乳を温かくするのではなく、
冷蔵庫で冷えているのを常温に戻る程度に加熱すればいいんだ!
という話を以前に書いた。
もうひとつ冬の朝食には冷たくて困るものがある。
それはヨーグルト。
今回はそれを常温程度に温めてみた。
実はシリアル用の牛乳を温めた時、既にこれを思いついていた。なのに同時期に試さなかったのは、ヨーグルトを食べる時はトーストと一緒で、そちらの温かさに紛れて何とかなっていたから。でも冷たいのは冷たいわけで、2ヶ月遅れでようやく実験。

いつも食べているのはこの小岩井の生乳100%ヨーグルトで、ブログに画像を張るため初めてパッケージをじっくり見た。この商品は生乳を「せいにゅう」ではなく「なまにゅう」と読ませるんだ。「なま」と訓読みするなら「なまちち」がセオリーだと思うけど(^^ゞ
ちなみに生乳とは加熱殺菌などの処置を何も加えていない乳を指す。生乳を加熱殺菌して「牛乳」という商品になる。加熱殺菌していない生乳の販売は法律で禁止されているから、たとえ牧場で乳搾り体験をしても飲むことはできない。ヨーグルトは製造段階で加熱殺菌されるからいいのだろう。
だとしたらこの生乳100%とは少々紛らわしい表現。このヨーグルトは「火を入れていない生モノ」ではないのだから。加熱殺菌されている牛乳だって原材料は生乳100%である(成分無調整の普通の牛乳の場合)。ウソはついていないから優良誤認とはならないにしても、消費者の生乳についての知識のなさを巧みに利用している疑いがなきにしもあらず。
なお明治ブルガリアヨーグルトや森永ビヒダスヨーグルトなどは、原材料名として「生乳、乳製品」と書かれている。乳製品も原材料は生乳なので話はさらにややこしくなる。それにしても、この小岩井の「生乳100%」は何がありがたいのだろうか。価格はブルガリアやビヒダスが160〜170円前後なのに対して、小岩井のは250円ほどする。
そんな疑問はあっても、このヨーグルトを好んでいるのはブルガリアやビヒダスと較べて酸っぱくないから。それはおそらく生乳100%とは関係なくて、使っている乳酸菌などの違いだと思う。逆に他のヨーグルトはどうして酸っぱく仕上げているのか不思議。2008年頃に廃止となったが、それ以前はプレーンヨーグルトに砂糖をつけて売られていた。そんなことをするくらいなら酸味を抑えろよと思ってしまう。
またパッケージに「そのなめらかさ最高級」と書かれている。確かにトロトロと滑らかな口当たりは他のヨーグルトとは違う。しかし言い方を変えれば、普通のプレーンヨーグルトと、飲むヨーグルトの中間的な感じではある。小岩井の酸っぱくないのは気に入っているものの、食感的には普通のプレーンヨーグルトのほうが好み。なかなか私のニーズにピッタリのヨーグルトを作ってくれるメーカーがなくて困る(^^ゞ
さてようやく本題。
私が食べる量は容器半分。だから200gほど。それをボールに移し替えて電子レンジで30秒。まだちょっと冷たい感じがしたのでプラス10秒加熱した。温度は測っていないが25度前後だと思う。
冷たさがとれていい感じで食べられた。ただしシリアルのときは「これで冬でもシリアルを食べられる」と喜んだが、先ほど書いたように冬でもトーストと一緒に冷たいままでヨーグルトは食べていたから、前回ほどの感激はなかった。
なお温めると若干ではあるが酸味が増す。
私の場合はいつも缶詰のフルーツなどを入れるので特に影響なし。
また調べたところによると
冷たいヨーグルトは腸を冷やすので、温めた方がカルシウムなどの吸収率がよくなる。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの動きも温めると活発になる。
ただし50度以上にすると乳酸菌やビフィズス菌は死滅してしまう。
ーーーらしい。まあヨーグルトに含まれている乳酸菌は胃液などでほとんどが死ぬのだけれど。もっとも死んだ乳酸菌も腸内の善玉菌のエサになる=善玉菌が増えるのがヨーグルトが健康にいいと言われる由縁。だから寒がりの人はもっと加熱してもいいかも。
とりあえず冬でもたくさんヨーグルトを食べて「腸活」したい人は、
温めると食べやすいですよ。
<2月5日追記>
温度を測ってみた
冷蔵庫から取り出したヨーグルトの温度は10.6度
容器の半分、約200gを電子レンジで40秒加熱すると24.7度
さらに20秒を追加で加熱したら31.6度
でも冬だと牛乳は冷たい。
温めたいわゆるホットミルクとシリアルの組み合わせは?な感じがする。
そうだ!牛乳を温かくするのではなく、
冷蔵庫で冷えているのを常温に戻る程度に加熱すればいいんだ!
という話を以前に書いた。
もうひとつ冬の朝食には冷たくて困るものがある。
それはヨーグルト。
今回はそれを常温程度に温めてみた。
実はシリアル用の牛乳を温めた時、既にこれを思いついていた。なのに同時期に試さなかったのは、ヨーグルトを食べる時はトーストと一緒で、そちらの温かさに紛れて何とかなっていたから。でも冷たいのは冷たいわけで、2ヶ月遅れでようやく実験。

いつも食べているのはこの小岩井の生乳100%ヨーグルトで、ブログに画像を張るため初めてパッケージをじっくり見た。この商品は生乳を「せいにゅう」ではなく「なまにゅう」と読ませるんだ。「なま」と訓読みするなら「なまちち」がセオリーだと思うけど(^^ゞ
ちなみに生乳とは加熱殺菌などの処置を何も加えていない乳を指す。生乳を加熱殺菌して「牛乳」という商品になる。加熱殺菌していない生乳の販売は法律で禁止されているから、たとえ牧場で乳搾り体験をしても飲むことはできない。ヨーグルトは製造段階で加熱殺菌されるからいいのだろう。
だとしたらこの生乳100%とは少々紛らわしい表現。このヨーグルトは「火を入れていない生モノ」ではないのだから。加熱殺菌されている牛乳だって原材料は生乳100%である(成分無調整の普通の牛乳の場合)。ウソはついていないから優良誤認とはならないにしても、消費者の生乳についての知識のなさを巧みに利用している疑いがなきにしもあらず。
なお明治ブルガリアヨーグルトや森永ビヒダスヨーグルトなどは、原材料名として「生乳、乳製品」と書かれている。乳製品も原材料は生乳なので話はさらにややこしくなる。それにしても、この小岩井の「生乳100%」は何がありがたいのだろうか。価格はブルガリアやビヒダスが160〜170円前後なのに対して、小岩井のは250円ほどする。
そんな疑問はあっても、このヨーグルトを好んでいるのはブルガリアやビヒダスと較べて酸っぱくないから。それはおそらく生乳100%とは関係なくて、使っている乳酸菌などの違いだと思う。逆に他のヨーグルトはどうして酸っぱく仕上げているのか不思議。2008年頃に廃止となったが、それ以前はプレーンヨーグルトに砂糖をつけて売られていた。そんなことをするくらいなら酸味を抑えろよと思ってしまう。
またパッケージに「そのなめらかさ最高級」と書かれている。確かにトロトロと滑らかな口当たりは他のヨーグルトとは違う。しかし言い方を変えれば、普通のプレーンヨーグルトと、飲むヨーグルトの中間的な感じではある。小岩井の酸っぱくないのは気に入っているものの、食感的には普通のプレーンヨーグルトのほうが好み。なかなか私のニーズにピッタリのヨーグルトを作ってくれるメーカーがなくて困る(^^ゞ
さてようやく本題。
私が食べる量は容器半分。だから200gほど。それをボールに移し替えて電子レンジで30秒。まだちょっと冷たい感じがしたのでプラス10秒加熱した。温度は測っていないが25度前後だと思う。
冷たさがとれていい感じで食べられた。ただしシリアルのときは「これで冬でもシリアルを食べられる」と喜んだが、先ほど書いたように冬でもトーストと一緒に冷たいままでヨーグルトは食べていたから、前回ほどの感激はなかった。
なお温めると若干ではあるが酸味が増す。
私の場合はいつも缶詰のフルーツなどを入れるので特に影響なし。
また調べたところによると
冷たいヨーグルトは腸を冷やすので、温めた方がカルシウムなどの吸収率がよくなる。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの動きも温めると活発になる。
ただし50度以上にすると乳酸菌やビフィズス菌は死滅してしまう。
ーーーらしい。まあヨーグルトに含まれている乳酸菌は胃液などでほとんどが死ぬのだけれど。もっとも死んだ乳酸菌も腸内の善玉菌のエサになる=善玉菌が増えるのがヨーグルトが健康にいいと言われる由縁。だから寒がりの人はもっと加熱してもいいかも。
とりあえず冬でもたくさんヨーグルトを食べて「腸活」したい人は、
温めると食べやすいですよ。
<2月5日追記>
温度を測ってみた
冷蔵庫から取り出したヨーグルトの温度は10.6度
容器の半分、約200gを電子レンジで40秒加熱すると24.7度
さらに20秒を追加で加熱したら31.6度
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2023年01月29日
ナゾの積雪跡
本日、自宅から徒歩20分ほど離れたところを歩いていたら、突然、地面が白くなっているところが現れた。いうまでもなく雪が積もった跡である。
それ自体はめずらしい光景ではないが、
いつ降ったの??????とビックリした。
本当に雪かと手で触って確かめたくらい。
2日前の27日に確かに雪は降った。
ただし降ったというより、砂粒より小さなサイズの雪がごく僅かに舞ったと表現すべきもので、地面が濡れさえしなかった。夜に雨がパラついたものの気象庁のデータでは降水量ゼロと記録されている程度。昨日28日は雨も雪もまったく降っていない。つまり2日経ってこれだけの雪が残るほどの雪なんて降っていないのである。
それに昨日は散歩であちこちを歩いたけれど、雪の痕跡なんてどこにもまったく見かけなかった。しかしここの周りでは数カ所に積雪の跡が。
事実は事実である。
だからこの付近のごく狭い範囲だけに、超局地的に積もるほどの雪が降ったと考えるしかない。そんな不思議なこともあるんだと新たな発見。
それ自体はめずらしい光景ではないが、
いつ降ったの??????とビックリした。
本当に雪かと手で触って確かめたくらい。
2日前の27日に確かに雪は降った。
ただし降ったというより、砂粒より小さなサイズの雪がごく僅かに舞ったと表現すべきもので、地面が濡れさえしなかった。夜に雨がパラついたものの気象庁のデータでは降水量ゼロと記録されている程度。昨日28日は雨も雪もまったく降っていない。つまり2日経ってこれだけの雪が残るほどの雪なんて降っていないのである。
それに昨日は散歩であちこちを歩いたけれど、雪の痕跡なんてどこにもまったく見かけなかった。しかしここの周りでは数カ所に積雪の跡が。
事実は事実である。
だからこの付近のごく狭い範囲だけに、超局地的に積もるほどの雪が降ったと考えるしかない。そんな不思議なこともあるんだと新たな発見。
wassho at 21:19|Permalink│Comments(0)│
2023年01月26日
ベランダに氷が張った 2日目
本日の最低気温はマイナス3.4度と、マイナス2.9度だった昨日よりもさらに低かった。昨日の夜に、朝に張った氷がどうなっているか確認するのを忘れたが、昨日分に本日分の凍結が上乗せされて厚くなっているかと期待してベランダに出る。
上からの見た目は昨日と変わらず。
厚みを確認してみても変わらず(/o\)
気持ち厚いようにも思えるが、おそらく違いは1mmあるかないかだろう。
もちろんグラスの氷も同じ。
5割増しくらいを期待していたのでちょっとガッカリ。
お皿状になった氷をベランダの手すりに乗せて観察終了。
それにしても氷を触ると冷たい。気温が低くて寒いせいもあって(本日は午前8時にベランダに出て気温はマイナス0.4度)氷ってこんなに冷たかったかと思うくらいに冷たい。考えてみたら普段は氷を指で直接触ることはない。誤って氷の入ったグラスを倒してしまったときくらいか。それも室内だし、たいていは夏だ。しかも氷を拾うために触る時間なんて一瞬。だから氷の冷たさを意外と体感していないものかも知れない。
さて雪のせいで電車に閉じ込められたり、高速道路で10時間以上も立ち往生するなどの被害をもたらした今回の寒波。とりあえずピークは過ぎたようで、来週の東京は最高気温が10度台にのる日もあるようだ。
ただし明日は東京でも雪が降る可能性があるらしい。もっとも積もるほどではないだろうとの予報。大雪で苦しんでいる地域もあるから声に出しては言いにくいが(^^ゞ 久しぶりに辺り一面の雪景色を見てみたい気持ちもある。
上からの見た目は昨日と変わらず。
厚みを確認してみても変わらず(/o\)
気持ち厚いようにも思えるが、おそらく違いは1mmあるかないかだろう。
もちろんグラスの氷も同じ。
5割増しくらいを期待していたのでちょっとガッカリ。
お皿状になった氷をベランダの手すりに乗せて観察終了。
それにしても氷を触ると冷たい。気温が低くて寒いせいもあって(本日は午前8時にベランダに出て気温はマイナス0.4度)氷ってこんなに冷たかったかと思うくらいに冷たい。考えてみたら普段は氷を指で直接触ることはない。誤って氷の入ったグラスを倒してしまったときくらいか。それも室内だし、たいていは夏だ。しかも氷を拾うために触る時間なんて一瞬。だから氷の冷たさを意外と体感していないものかも知れない。
さて雪のせいで電車に閉じ込められたり、高速道路で10時間以上も立ち往生するなどの被害をもたらした今回の寒波。とりあえずピークは過ぎたようで、来週の東京は最高気温が10度台にのる日もあるようだ。
ただし明日は東京でも雪が降る可能性があるらしい。もっとも積もるほどではないだろうとの予報。大雪で苦しんでいる地域もあるから声に出しては言いにくいが(^^ゞ 久しぶりに辺り一面の雪景色を見てみたい気持ちもある。
wassho at 23:00|Permalink│Comments(0)│
2023年01月25日
ベランダに氷が張った
8日前の1月17日から最低気温がマイナスになると予想されていた本日25日。数日前からは「10年に1度レベル」「観測史上最強クラス」の寒波とも報じられていた。
ーーーだったらと、
前日に水を入れたバケツをベランダに。
そして今朝、期待を膨らませてベランダに出てみると、
張ってましたコオリ\(^o^)/
まあ当たり前なんだけれど。
この写真だと表面の一部が凍っている程度にしか見えないが、
しっかり全部カチカチになっている。
指で押してみるとかなり固かったのに、
ノックをするように叩くとアッサリふたつに割れた。厚さは8mm程度。
氷越しに眺めたり、断面のシャープさを確認したり。
本当はもっと遊んでいたかったが、寒いし、氷を持っている指が冷たいし(>_<)
ちなみにこれは午前7時頃で、気温はマイナス2.8度。
バケツだけじゃなくてグラスに水も入れておいた。
いい歳して何をしているワタシ(^^ゞ
霜柱もできるかと思い、何も植えていないプランターにたっぷりと水をかけておいたものの、こちらは不発で残念。
霜柱は小学生の頃に何回か見た記憶があるが、それ以降はなし。
それどころか「霜が降りている」状態も見ていないかな。
東京の本日の最低気温はマイナス2.9度。
明日の予報もマイナス3度だから、もう1回楽しめる予定。
ーーーだったらと、
前日に水を入れたバケツをベランダに。
そして今朝、期待を膨らませてベランダに出てみると、
張ってましたコオリ\(^o^)/
まあ当たり前なんだけれど。
この写真だと表面の一部が凍っている程度にしか見えないが、
しっかり全部カチカチになっている。
指で押してみるとかなり固かったのに、
ノックをするように叩くとアッサリふたつに割れた。厚さは8mm程度。
氷越しに眺めたり、断面のシャープさを確認したり。
本当はもっと遊んでいたかったが、寒いし、氷を持っている指が冷たいし(>_<)
ちなみにこれは午前7時頃で、気温はマイナス2.8度。
バケツだけじゃなくてグラスに水も入れておいた。
いい歳して何をしているワタシ(^^ゞ
霜柱もできるかと思い、何も植えていないプランターにたっぷりと水をかけておいたものの、こちらは不発で残念。
霜柱は小学生の頃に何回か見た記憶があるが、それ以降はなし。
それどころか「霜が降りている」状態も見ていないかな。
東京の本日の最低気温はマイナス2.9度。
明日の予報もマイナス3度だから、もう1回楽しめる予定。
wassho at 20:40|Permalink│Comments(0)│
2023年01月17日
気候の記憶は寒さ<暑さ?
何気なく週間天気予報を見たら、来週の水曜日から金曜日にかけて最低気温が0度を下回っている。最高気温も5度以下。雪が降る日もあるみたい。
これは寒くて大変!と思うと同時に「東京で0度以下になる日はどれくらいあったっけ?」という疑問がふと起こる。ないことはないのは分かっている。以前にベランダに置いてあったバケツに氷が張ったのを写真に撮ったから。
しかしどうにも天気予報で0度以下の数字を見た記憶がない。
だから今回驚いたのだ。
そこで調べてみると驚愕の事実が!(おおげさ)
過去5年間で東京の1月に最低気温が0度以下の日数を数えると
2022年1月 8日 一番寒い日の最低気温は−3.5度
2021年1月 8日 一番寒い日の最低気温は−2.4度
2020年1月 0日
2019年1月 3日 一番寒い日の最低気温は−1.2度
2018年1月 13日 一番寒い日の最低気温は−4.0度
※ちなみにベランダに氷が張った2013年2月25日の最低気温は−0.4度
0度以下なんてめずらしいことでも何でもなかった
そんなにあったのかと、驚愕すべきは自分の記憶力のなさである(/o\)
暑さの記憶は長く残る。私は2010年と2018年の夏がとても暑かったのを(あれこれ身の回りにエピソードもあったので)未だによく覚えている。2010年はともかく2018年のことなら話をして通じる相手がまだいるかも知れない。それに対して寒さの記憶は春になって暖かくなると消滅してしまうように思う。格別に寒かった年の記憶なんて特にない。
これは記憶の仕組みがおかしいのか、あるいは寒さより暑さの方が身体に負担となるからなのか。おそらく後者のような気がする。また暑くても薄着になるのは限界があるが、寒ければいくらでも着込めるのも影響しているだろう。
また寒いより暑いのに関心が高いのは気象用語の認知度にも表れている。
夏日・・・・最高気温25度以上の日
真夏日・・・最高気温30度以上の日
猛暑日・・・最高気温35度以上の日
熱帯夜・・・最低気温25度以上の日
温度の定義まで覚えているかは別として、ほとんどの人はこの言葉を知っているし、会話でもよく使われる。一方で
冬日・・・・最低気温が0度未満の日
真冬日・・・最高気温が0度未満の日
はあまり聞かないし、口にする人も少ないはず。だいたい暑さを示す用語が4つあるのに寒さは2つしかないなんて不公平(^^ゞ それは日本が気象区分的に温帯で、それほど寒くはならない場所に位置しているからだろうか。もっと寒い地域では寒さを示す気象用語がもっとあるのかな?
ついでに言うと猛暑の言葉はよく使われるのに、その対義語である厳冬の単語は知らない人のほうが多い。初めてなら読み方も迷うはず。これは「げんとう」。
気候がだんだんと温暖化しているのも、関心が寒さ<暑さとなる理由のひとつかも知れない。
これは気象庁の提供しているグラフで、東京の冬日の年間日数の推移を示したもの。
棒グラフ(緑)は毎年の値、折れ線(青)は5年移動平均値。
まあビックリするくらい少なくなっている。戦前は年間60日以上はザラ。それが戦後になって右肩下がりに低下し、1980年代中頃からは10日間に満たない年のほうが多い。そりゃ寒さに対する関心も薄れるというもの。おそらくこれはいわゆる地球温暖化とヒートアイランド現象の掛け合わせによる結果だろう。
暑さの方のデータを見ると右肩上がりではあるものの、真夏日はそれほど変わらず、猛暑日が1990年代から大きく増えていると読み取れる。ただし暑さの体感は「真夏日+猛暑日」なので、気象庁にはそのデータも作成して欲しいのだけれどーーー
熱帯夜のグラフ。こちらは一目瞭然の右肩上がり。
ただし2010年頃から低下傾向が見られるのが意外だった。
簡単に結論づける気はないけれど、気候への関心が寒さ<暑さになる理由のひとつとして、熱帯夜の増加が原因とする仮説も考えられる。先ほど服装について書いたが、どんなに寒くてもとりあえず布団にくるまれば暖かく寝られるのに対し、熱帯夜は素っ裸でも暑くて眠れないから。
とりあえず来週は暖かくして過ごしましょう。
これは寒くて大変!と思うと同時に「東京で0度以下になる日はどれくらいあったっけ?」という疑問がふと起こる。ないことはないのは分かっている。以前にベランダに置いてあったバケツに氷が張ったのを写真に撮ったから。
しかしどうにも天気予報で0度以下の数字を見た記憶がない。
だから今回驚いたのだ。
そこで調べてみると驚愕の事実が!(おおげさ)
過去5年間で東京の1月に最低気温が0度以下の日数を数えると
2022年1月 8日 一番寒い日の最低気温は−3.5度
2021年1月 8日 一番寒い日の最低気温は−2.4度
2020年1月 0日
2019年1月 3日 一番寒い日の最低気温は−1.2度
2018年1月 13日 一番寒い日の最低気温は−4.0度
※ちなみにベランダに氷が張った2013年2月25日の最低気温は−0.4度
0度以下なんてめずらしいことでも何でもなかった
そんなにあったのかと、驚愕すべきは自分の記憶力のなさである(/o\)
暑さの記憶は長く残る。私は2010年と2018年の夏がとても暑かったのを(あれこれ身の回りにエピソードもあったので)未だによく覚えている。2010年はともかく2018年のことなら話をして通じる相手がまだいるかも知れない。それに対して寒さの記憶は春になって暖かくなると消滅してしまうように思う。格別に寒かった年の記憶なんて特にない。
これは記憶の仕組みがおかしいのか、あるいは寒さより暑さの方が身体に負担となるからなのか。おそらく後者のような気がする。また暑くても薄着になるのは限界があるが、寒ければいくらでも着込めるのも影響しているだろう。
また寒いより暑いのに関心が高いのは気象用語の認知度にも表れている。
夏日・・・・最高気温25度以上の日
真夏日・・・最高気温30度以上の日
猛暑日・・・最高気温35度以上の日
熱帯夜・・・最低気温25度以上の日
温度の定義まで覚えているかは別として、ほとんどの人はこの言葉を知っているし、会話でもよく使われる。一方で
冬日・・・・最低気温が0度未満の日
真冬日・・・最高気温が0度未満の日
はあまり聞かないし、口にする人も少ないはず。だいたい暑さを示す用語が4つあるのに寒さは2つしかないなんて不公平(^^ゞ それは日本が気象区分的に温帯で、それほど寒くはならない場所に位置しているからだろうか。もっと寒い地域では寒さを示す気象用語がもっとあるのかな?
ついでに言うと猛暑の言葉はよく使われるのに、その対義語である厳冬の単語は知らない人のほうが多い。初めてなら読み方も迷うはず。これは「げんとう」。
気候がだんだんと温暖化しているのも、関心が寒さ<暑さとなる理由のひとつかも知れない。
これは気象庁の提供しているグラフで、東京の冬日の年間日数の推移を示したもの。
棒グラフ(緑)は毎年の値、折れ線(青)は5年移動平均値。
まあビックリするくらい少なくなっている。戦前は年間60日以上はザラ。それが戦後になって右肩下がりに低下し、1980年代中頃からは10日間に満たない年のほうが多い。そりゃ寒さに対する関心も薄れるというもの。おそらくこれはいわゆる地球温暖化とヒートアイランド現象の掛け合わせによる結果だろう。
暑さの方のデータを見ると右肩上がりではあるものの、真夏日はそれほど変わらず、猛暑日が1990年代から大きく増えていると読み取れる。ただし暑さの体感は「真夏日+猛暑日」なので、気象庁にはそのデータも作成して欲しいのだけれどーーー
熱帯夜のグラフ。こちらは一目瞭然の右肩上がり。
ただし2010年頃から低下傾向が見られるのが意外だった。
簡単に結論づける気はないけれど、気候への関心が寒さ<暑さになる理由のひとつとして、熱帯夜の増加が原因とする仮説も考えられる。先ほど服装について書いたが、どんなに寒くてもとりあえず布団にくるまれば暖かく寝られるのに対し、熱帯夜は素っ裸でも暑くて眠れないから。
とりあえず来週は暖かくして過ごしましょう。
wassho at 22:19|Permalink│Comments(0)│
2022年12月30日
年が明けたら蛍の光?
♪蛍の光 窓の雪
書(ふみ)読む月日 重ねつつ
何時(いつ)しか年も すぎの戸を
開けてぞ今朝は 別れゆく
実は「すぎの戸」が「時が過ぎ」と「杉の戸」の掛詞になっているを知ってた?
それはともかく誰もが歌える蛍の光。
「書(ふみ)読む月日」を重ねたのに「今日でお別れ」なので卒業式の定番ソング。私が児童や学生だった頃は、在校生が「蛍の光」を歌って、卒業生が「仰げば尊し」で返すのがお約束にだったものだが今はどうなんだろう。
そしてもちろん卒業式だけでなく、いろんなお別れの場面でも歌われる。この曲が流れると何となく終わったんだなと、しんみりした気分になるのは日本人共通の感情だろう。それを逆手にとって?お店が閉店時間になると客を追い出すためにも使われる(^^ゞ ただしあれは4拍子の「蛍の光」を、3拍子に編曲し直した「別れのワルツ」という派生バージョン。
その違いを気にした人はあまりいないと思うが、こちらで聞き較べれば「別れのワルツ」だと「本日はご来店まことにありがとうございました」と、まるでアナウンスが聞こえてきそうなのがおもしろい。
とにかく蛍の光のメロディを聴くと「別れ」「おしまい」と条件反射してしまう。しかしどうやらそれは日本人だけのようであるというお話。英語圏では大晦日のカウントダウンで年が明けた瞬間に歌われる新年ソングとなっているらしい。ホンマカイナ? と思ってしまうが論より動画で。
新しい年がいきなり蛍の光して大丈夫?
カウントダウンの後、オッサンがロックで蛍の光!
そもそも蛍の光はスコットランド民謡のAuld Lang Syne(オールド・ラング・ザイン)が原曲。Auld Lang Syneはスコットランド語で英語に置き換えればOld Long Since。日本語だと「古き昔」あたりのニュアンス。歌詞は「旧友と会って、昔を懐かしんで酒を飲み交わす」ような内容。蛍の光とメロディは同じでも、まったく別れとは関係なく逆に再会がテーマ。だから蛍の光が原曲を無視して歌詞を作り替えたといえる。どうしてそうなったのかは知らない。
もっとも「旧友と会って、昔を懐かしんで酒を飲み交わす」Auld Lang Syneを新年早々に歌うのも意味がよく分からないが。
またこの曲は世界各国に広まっており、なんと韓国では国歌が1948年までAuld Lang Syneのメロディーで歌われており、つまり国歌が蛍の光だった時代がある。また本家スコットランドでAuld Lang Syneは準国歌の扱いだそうだ。ということは国歌になっていた可能性もあったのだろうか。表彰式で蛍の光が流れたら日本人の観客は帰っちゃうよ(^^ゞ
まあところ変われば、あれこれ変わる。世界は広いね。
さて年の瀬もいよいよ押し迫ってきた。
♪ もうふたつ寝るとお正月
やっぱりこの歌の方がいいかな。
よいお年をお迎えください。
書(ふみ)読む月日 重ねつつ
何時(いつ)しか年も すぎの戸を
開けてぞ今朝は 別れゆく
実は「すぎの戸」が「時が過ぎ」と「杉の戸」の掛詞になっているを知ってた?
それはともかく誰もが歌える蛍の光。
「書(ふみ)読む月日」を重ねたのに「今日でお別れ」なので卒業式の定番ソング。私が児童や学生だった頃は、在校生が「蛍の光」を歌って、卒業生が「仰げば尊し」で返すのがお約束にだったものだが今はどうなんだろう。
そしてもちろん卒業式だけでなく、いろんなお別れの場面でも歌われる。この曲が流れると何となく終わったんだなと、しんみりした気分になるのは日本人共通の感情だろう。それを逆手にとって?お店が閉店時間になると客を追い出すためにも使われる(^^ゞ ただしあれは4拍子の「蛍の光」を、3拍子に編曲し直した「別れのワルツ」という派生バージョン。
その違いを気にした人はあまりいないと思うが、こちらで聞き較べれば「別れのワルツ」だと「本日はご来店まことにありがとうございました」と、まるでアナウンスが聞こえてきそうなのがおもしろい。
とにかく蛍の光のメロディを聴くと「別れ」「おしまい」と条件反射してしまう。しかしどうやらそれは日本人だけのようであるというお話。英語圏では大晦日のカウントダウンで年が明けた瞬間に歌われる新年ソングとなっているらしい。ホンマカイナ? と思ってしまうが論より動画で。
新しい年がいきなり蛍の光して大丈夫?
カウントダウンの後、オッサンがロックで蛍の光!
そもそも蛍の光はスコットランド民謡のAuld Lang Syne(オールド・ラング・ザイン)が原曲。Auld Lang Syneはスコットランド語で英語に置き換えればOld Long Since。日本語だと「古き昔」あたりのニュアンス。歌詞は「旧友と会って、昔を懐かしんで酒を飲み交わす」ような内容。蛍の光とメロディは同じでも、まったく別れとは関係なく逆に再会がテーマ。だから蛍の光が原曲を無視して歌詞を作り替えたといえる。どうしてそうなったのかは知らない。
もっとも「旧友と会って、昔を懐かしんで酒を飲み交わす」Auld Lang Syneを新年早々に歌うのも意味がよく分からないが。
またこの曲は世界各国に広まっており、なんと韓国では国歌が1948年までAuld Lang Syneのメロディーで歌われており、つまり国歌が蛍の光だった時代がある。また本家スコットランドでAuld Lang Syneは準国歌の扱いだそうだ。ということは国歌になっていた可能性もあったのだろうか。表彰式で蛍の光が流れたら日本人の観客は帰っちゃうよ(^^ゞ
まあところ変われば、あれこれ変わる。世界は広いね。
さて年の瀬もいよいよ押し迫ってきた。
♪ もうふたつ寝るとお正月
やっぱりこの歌の方がいいかな。
よいお年をお迎えください。
wassho at 22:27|Permalink│Comments(0)│
2022年12月28日
ヘソを上げるべきか尻を下向けるべきか その2
姿勢の矯正方法は効果があっても「つい忘れてしまって」継続するのが難しいもの。しかし以前に書いたように「頭にお手玉」はなぜか1度やるだけで身体が覚えてしまう。理由は不明だが、顔が真っ直ぐ前を向くことで視界が変化するから、「頭にお手玉」を載せないでうつむいてしまうと脳が「こうじゃない」と気づくからかなと想像している。
それに対して「ヘソ高」は他の矯正方法と同じように意識して続ける必要がある。しかし「ヘソ高」にすると歩くのが楽になり、そして身体は常に楽をしたがるから案外と忘れない。おそらく外で歩いている時の95%以上は無意識でも「ヘソ高」をキープできていると思う。
私と同じように骨盤が後傾している人にしか当てはまらないだろうが、「頭にお手玉」を載せたつもりになり、そして「ヘソの位置を高く保つ」意識を持って歩くと、身体のどこにも力みがなく、まるで身体が軽くなったように感じる。そして信号待ちの時は、このまま永遠に立ち続けていられるのではと思うほど。
しかしである。「頭にお手玉」「ヘソ高」で立っている姿勢はとても楽だとしても、どことなく重心が高くて不安定な感じがするのも否めない。
以前に「古武道に学ぶなんとか〜」というような番組で、正しい姿勢とは「気をつけ」のようなものではなく、
骨盤を少し後傾させる
それに伴ってやや猫背気味になる
また膝が曲がって前に出る
だと紹介していた。
「正しい」と聞くと無条件に信じてしまいそうになるが「何に対して正しいのか」が常に問題である。この姿勢は武道の教えだから、安定感と動きやすさを求めればこれが正しいということなのだろう。これを極端にやれば(骨盤の向きは逆になるが)野球やテニスで守る時の体勢である。
骨盤の後傾が悩みの種なのだから、この古武道姿勢はトンデモナイ話。それでもものは試しとやってみた。私の場合、骨盤を後傾させるより、お尻の出っ張っている部分を下に向ける意識を持つと、この姿勢になる(なっているように思う)。もちろん「ヘソ高」と同じで、実際にお尻が下を向くわけじゃない。この僅かな意識の違いに身体が反応するのが面白くもあり不思議でもある。
この姿勢は確かに重心が下がって安定感があり、また敏捷に動けそうな気がする。そして真逆の方法である「ヘソ高」と同じくらい身体が楽なのだ。姿勢にはいろんな工夫の仕方があるものだと思う。
ただし古武道姿勢は猫背になるのだから気分爽快な感じはしない。歩く時の軽やかさもない。結論としては普段は「ヘソ高」で、電車の中とか人混みでは「お尻下向け」がいいかも知れない。その時に思い出せればだけれど。
なお自分の骨盤が後傾しているかどうかが分からない人は、
次の方法でチェックするといい。
思い切り全身に力を込めて「気をつけ!」の姿勢を取る。
その時に背中が反り返って、お腹が突き出していたら後傾している。あっそうそう、太っている人には「ヘソ高」にすると、ポッコリ腹が目立たなくなるメリットもあるよ(^^ゞ
前回と今回に書いたのは骨盤が後傾している人限定の内容。それとあくまで私の独学だから医学的に正しいかどうかの保証もなし。それだけじゃ申し訳ないので、最後にほとんどの人に役立つ話を。
急な坂道あるいは階段を上る時、無意識のうちに身体が前のめりになるもの。でも身体はできるだけ真っ直ぐな方が楽に上れる。試してみれば分かるけれど、片足を前に出した状態で上半身を前傾させると太もものあたりに体重が掛かってしまう。それを防ぐために身体は真っ直ぐに。
初詣で寺社の急階段を上ることでもあればお試しを。
おしまい
それに対して「ヘソ高」は他の矯正方法と同じように意識して続ける必要がある。しかし「ヘソ高」にすると歩くのが楽になり、そして身体は常に楽をしたがるから案外と忘れない。おそらく外で歩いている時の95%以上は無意識でも「ヘソ高」をキープできていると思う。
私と同じように骨盤が後傾している人にしか当てはまらないだろうが、「頭にお手玉」を載せたつもりになり、そして「ヘソの位置を高く保つ」意識を持って歩くと、身体のどこにも力みがなく、まるで身体が軽くなったように感じる。そして信号待ちの時は、このまま永遠に立ち続けていられるのではと思うほど。
しかしである。「頭にお手玉」「ヘソ高」で立っている姿勢はとても楽だとしても、どことなく重心が高くて不安定な感じがするのも否めない。
以前に「古武道に学ぶなんとか〜」というような番組で、正しい姿勢とは「気をつけ」のようなものではなく、
骨盤を少し後傾させる
それに伴ってやや猫背気味になる
また膝が曲がって前に出る
だと紹介していた。
「正しい」と聞くと無条件に信じてしまいそうになるが「何に対して正しいのか」が常に問題である。この姿勢は武道の教えだから、安定感と動きやすさを求めればこれが正しいということなのだろう。これを極端にやれば(骨盤の向きは逆になるが)野球やテニスで守る時の体勢である。
骨盤の後傾が悩みの種なのだから、この古武道姿勢はトンデモナイ話。それでもものは試しとやってみた。私の場合、骨盤を後傾させるより、お尻の出っ張っている部分を下に向ける意識を持つと、この姿勢になる(なっているように思う)。もちろん「ヘソ高」と同じで、実際にお尻が下を向くわけじゃない。この僅かな意識の違いに身体が反応するのが面白くもあり不思議でもある。
この姿勢は確かに重心が下がって安定感があり、また敏捷に動けそうな気がする。そして真逆の方法である「ヘソ高」と同じくらい身体が楽なのだ。姿勢にはいろんな工夫の仕方があるものだと思う。
ただし古武道姿勢は猫背になるのだから気分爽快な感じはしない。歩く時の軽やかさもない。結論としては普段は「ヘソ高」で、電車の中とか人混みでは「お尻下向け」がいいかも知れない。その時に思い出せればだけれど。
なお自分の骨盤が後傾しているかどうかが分からない人は、
次の方法でチェックするといい。
思い切り全身に力を込めて「気をつけ!」の姿勢を取る。
その時に背中が反り返って、お腹が突き出していたら後傾している。あっそうそう、太っている人には「ヘソ高」にすると、ポッコリ腹が目立たなくなるメリットもあるよ(^^ゞ
前回と今回に書いたのは骨盤が後傾している人限定の内容。それとあくまで私の独学だから医学的に正しいかどうかの保証もなし。それだけじゃ申し訳ないので、最後にほとんどの人に役立つ話を。
急な坂道あるいは階段を上る時、無意識のうちに身体が前のめりになるもの。でも身体はできるだけ真っ直ぐな方が楽に上れる。試してみれば分かるけれど、片足を前に出した状態で上半身を前傾させると太もものあたりに体重が掛かってしまう。それを防ぐために身体は真っ直ぐに。
初詣で寺社の急階段を上ることでもあればお試しを。
おしまい
wassho at 20:59|Permalink│Comments(0)│
2022年12月27日
ヘソを上げるべきか尻を下向けるべきか
1ヶ月ほど前に紹介した頭にお手玉を載せて(載せたつもりで)歩くと、ちょっとうつむき加減な癖が解消されて視界が広がった話の続編。
その時にも書いたように私は骨盤が後傾気味。それを矯正するために色々と工夫して最終的にコマネチ!メソッドを編み出した。姿勢の矯正方法というのは効果があっても、つい忘れがちになるもの。しかしコマネチ!メソッドは20年ほど続けているので、もうすっかり身体が覚えている。だから意識しなくても身体はコマネチ!状態で、少なくとも立っている、歩いている時に骨盤は後傾していない。
ーーーのつもりだったのに。
頭にお手玉を意識するとうつむき加減の矯正だけでなく、上半身もスッと伸びたように姿勢がよくなる。あれっ?コマネチ!メソッドで上半身の姿勢はいいはずなのに、まだ改善の余地があったのかな。そんなことを考えながら、コマネチ!メソッドの前にやっていた「ヘソの位置を高く保つ」矯正法を超久しぶりに試してみた。
ごく僅かな違いだがコマネチ!メソッドより骨盤の後傾が改善されているような気がする。20年前は両者を比較してコマネチ!メソッドのほうがいいと思ったのだが。コマネチ!メソッドがあまりに身体に馴染んでしまったせいもあるかも知れない。
とは言っても骨盤後傾の矯正→上半身の姿勢がよくなる度合いにほとんど違いはない。しかし「ヘソ高」にすると、歩くのがすごく楽になるのを発見!具体的には脚を前に出す動きが軽い。
これはおそらく、極端に考えてみれば
寝そべった=骨盤が水平まで後退した状態から脚を前に出せば、
それは脚を持ち上げる動きになる
から、骨盤がしっかり立っていれば脚を持ち上げる方向に動かす必要はなく、真っ直ぐ前に出せるからだと思う。つまりコマネチ!メソッドより「ヘソ高」のほうが骨盤後傾をより矯正できている証明。コマネチ!メソッドには絶対の自信を持っていたので釈然としない気持ちはある。しかしまあ20年も経てば何かと身体も変化したのだろう。
そして第2の発見は「ヘソ高」にすると単に脚運びが単に楽になるだけでなく、カカトから着地する歩き方に自然となること。「カカトから着地し、爪先で蹴り出す」のが「正しい歩き方」とは昔から知っていた。しかしそれだと歩きにくい=私には合わないと無視してドタ足だったのに、とあるきっかけでカカトから着地を試したのが2009年。やってみたら足に受ける衝撃のあまりの少なさに3日後には元のドタ足には戻れなくなった。
こちらも10年以上は続けているから、もう意識もせず自然にできるし、特に歩きにくいと感じてもいない。それでも「ヘソ高」で歩くと、もっとナチュラルにカカトから着地になる。これも骨盤後傾がコマネチ!メソッドより矯正されて、以前より脚を前に振り出せるようになったからではと推測している。何となく歩幅も広がった気もする。とは言ってもせいぜい2mmか3mm程度だとは思うが、その微妙な違いを身体は感じるもの。
なお「ヘソの位置を高く保つ」と書いたのは意識の上でのこと。実際にヘソの位置を高くするのは不可能。しかしヘソの位置を高くと心掛けると、どこの筋肉がどう動くのかは分からないが、なぜか後傾している骨盤が真っ直ぐになるのである。
ーーー続く
その時にも書いたように私は骨盤が後傾気味。それを矯正するために色々と工夫して最終的にコマネチ!メソッドを編み出した。姿勢の矯正方法というのは効果があっても、つい忘れがちになるもの。しかしコマネチ!メソッドは20年ほど続けているので、もうすっかり身体が覚えている。だから意識しなくても身体はコマネチ!状態で、少なくとも立っている、歩いている時に骨盤は後傾していない。
ーーーのつもりだったのに。
頭にお手玉を意識するとうつむき加減の矯正だけでなく、上半身もスッと伸びたように姿勢がよくなる。あれっ?コマネチ!メソッドで上半身の姿勢はいいはずなのに、まだ改善の余地があったのかな。そんなことを考えながら、コマネチ!メソッドの前にやっていた「ヘソの位置を高く保つ」矯正法を超久しぶりに試してみた。
ごく僅かな違いだがコマネチ!メソッドより骨盤の後傾が改善されているような気がする。20年前は両者を比較してコマネチ!メソッドのほうがいいと思ったのだが。コマネチ!メソッドがあまりに身体に馴染んでしまったせいもあるかも知れない。
とは言っても骨盤後傾の矯正→上半身の姿勢がよくなる度合いにほとんど違いはない。しかし「ヘソ高」にすると、歩くのがすごく楽になるのを発見!具体的には脚を前に出す動きが軽い。
これはおそらく、極端に考えてみれば
寝そべった=骨盤が水平まで後退した状態から脚を前に出せば、
それは脚を持ち上げる動きになる
から、骨盤がしっかり立っていれば脚を持ち上げる方向に動かす必要はなく、真っ直ぐ前に出せるからだと思う。つまりコマネチ!メソッドより「ヘソ高」のほうが骨盤後傾をより矯正できている証明。コマネチ!メソッドには絶対の自信を持っていたので釈然としない気持ちはある。しかしまあ20年も経てば何かと身体も変化したのだろう。
そして第2の発見は「ヘソ高」にすると単に脚運びが単に楽になるだけでなく、カカトから着地する歩き方に自然となること。「カカトから着地し、爪先で蹴り出す」のが「正しい歩き方」とは昔から知っていた。しかしそれだと歩きにくい=私には合わないと無視してドタ足だったのに、とあるきっかけでカカトから着地を試したのが2009年。やってみたら足に受ける衝撃のあまりの少なさに3日後には元のドタ足には戻れなくなった。
こちらも10年以上は続けているから、もう意識もせず自然にできるし、特に歩きにくいと感じてもいない。それでも「ヘソ高」で歩くと、もっとナチュラルにカカトから着地になる。これも骨盤後傾がコマネチ!メソッドより矯正されて、以前より脚を前に振り出せるようになったからではと推測している。何となく歩幅も広がった気もする。とは言ってもせいぜい2mmか3mm程度だとは思うが、その微妙な違いを身体は感じるもの。
なお「ヘソの位置を高く保つ」と書いたのは意識の上でのこと。実際にヘソの位置を高くするのは不可能。しかしヘソの位置を高くと心掛けると、どこの筋肉がどう動くのかは分からないが、なぜか後傾している骨盤が真っ直ぐになるのである。
ーーー続く
wassho at 22:35|Permalink│Comments(0)│
2022年12月21日
ジーンズのお尻にダメージ
いわゆるダメージジーンズには興味がなくて1本も持っていないのだけれど、
なぜかお尻というか股の付け根の後ろ側がやたら破れる。
これはもうパンツ丸見え状態(>_<)
こちらはなぜか片側だけが切れたようになっている。
これはまだ破れていないが、
おそらく時間の問題かと(/o\)
また傷んでいる箇所が上の黒いジーンズと左右が逆。
どうしてこうなるのかな?
なお破れているのは写真に撮った箇所のみで、他の部分にダメージはない。
不思議なことに破れるのはジーンズだけで、チノパンやウールのパンツなどではこうならない。生地の強度でいえばジーンズのデニムのほうが圧倒的に強いのに。だいたいデニムは頑丈なのが取り柄で、だからこそダメージを施したりするファッションが生まれたはず。
とりあえずナゾ
どうせ破れるのなら、こんな恥ずかしい場所じゃなくて、ダメージジーンズ的に見えるところが破れて欲しかったな(^^ゞ
なぜかお尻というか股の付け根の後ろ側がやたら破れる。
これはもうパンツ丸見え状態(>_<)
こちらはなぜか片側だけが切れたようになっている。
これはまだ破れていないが、
おそらく時間の問題かと(/o\)
また傷んでいる箇所が上の黒いジーンズと左右が逆。
どうしてこうなるのかな?
なお破れているのは写真に撮った箇所のみで、他の部分にダメージはない。
不思議なことに破れるのはジーンズだけで、チノパンやウールのパンツなどではこうならない。生地の強度でいえばジーンズのデニムのほうが圧倒的に強いのに。だいたいデニムは頑丈なのが取り柄で、だからこそダメージを施したりするファッションが生まれたはず。
とりあえずナゾ
どうせ破れるのなら、こんな恥ずかしい場所じゃなくて、ダメージジーンズ的に見えるところが破れて欲しかったな(^^ゞ
wassho at 23:38|Permalink│Comments(0)│
2022年11月30日
常温牛乳で冬でもシリアル
Wikipediaによるとシリアルとは
トウモロコシ、オーツ麦、小麦、大麦、米などの穀物を、押しつぶして
薄い破片(フレーク)にする、パフ状にする(膨化させる)、
混ぜ合わせてシート状にしてから砕くなどの加熱調理で食べやすく加工し、
長期保存に適した形状にした簡便食である。
とある。
すっかり一般化したとはいえ、シリアルと聞けばシリアルナンバー(シリアルは連続の意味)や、今は使われなくなったけどパソコンのシリアルポート(1ビットずつデータを転送する方式のケーブル差込口、対義語はパラレルポート)などを思い浮かべてしまい、何となく食べ物の名前として違和感を感じる。適当な日本語が作られなかったのは残念。穀物加工食品じゃピンとこないし。(なお英語では食べ物はcerealで、連続はserialとスペルが違う)
日本ではケロッグやシスコーンのコーンフレークが最初に出回ったように記憶している。発売開始は1963年(昭和38年)。当時は子供のおやつとして普及した。だから砂糖がまぶしてあり甘みのある食べ物だったし、おまけのオモチャも付いていたように思う。またスーパーではお菓子売り場で売られていた。
そんな認識だったから、1980年代前半に初めて海外に出かけた時、ホテルの朝食(バイキング形式)でシリアルが揃えてあるコーナーを見て「外人は朝からコーンフレークを食べるのか」と驚いたのは懐かしい思い出。
メーカーがシリアルをおやつ食品から朝食食品にと、マーケティングの方向を転換したのは1990年前後。玄米なども材料に加えて健康面もアピールし始めた。また参入メーカーも増えた。
ただしメーカーの思惑通りには消費者は反応せず。それでも徐々に食に関する環境や意識が変わり、ようやく2010年前後から市場が急拡大し始める。材料の種類が増え、ドライフルーツなども加えられるようになり、また薄いフレークから粒々のグラノーラが主流になる。シリアルという言葉が一般化したのもこの頃からだと思う。
<シリアル食品 出荷額推移>
2005年 230億円
2010年 248億円
2015年 537億円
2021年 623億円
そういうわけで、
その変遷を眺めると、シリアルは意外と興味深い食品なのである。
さて、
シリアルはけっこう好きでよく食べている。いろいろ試したが今のところはカルビーのフルグラ(フルーツ・グラノーラ)と、日本食品製造のオートミール(オーツ麦のシリアル)を3対1位でブレンドすることが多い。たまにメープルシロップを加えて甘くして食べたりもする。
それでもちろん牛乳をかけて食べるわけだが、当然ながら冬には冷たすぎる。だからシルアルは春・夏・秋の食べ物だった。しかし先日、封を切ってまだほとんど残っているシリアルがあるのを思いだした。秋も終わりになると食べる頻度が減るのでありがち。今までにもそんな経験があって、春まで放置しても別に湿気たりはしないし、賞味期限的にも問題ないものの少し考えてみた。
牛乳が冷たいのなら、温めたらどうだ。
↓
それって、おいしいか?
↓
そうだ! 冬でも水は飲むじゃないか。
熱い牛乳じゃなくて、冷蔵庫で冷えた牛乳を常温に戻せばいいんだ!
ボールに牛乳を入れ電子レンジで50秒加熱。指で触ると冷たさは感じない。測ってみると26.5度だった。ちなみに水道水は21度。水道の温度なんて生まれて初めて知った。
シリアルを入れて食べてみた。冷たくもなし暖かくもなし。
これなら冬でも大丈夫。
冬でもシリアルを食べたい人は是非お試しを。
気が進まないけれど何事も経験だから、
熱々の牛乳でもそのうち試してみるつもり(^^ゞ
トウモロコシ、オーツ麦、小麦、大麦、米などの穀物を、押しつぶして
薄い破片(フレーク)にする、パフ状にする(膨化させる)、
混ぜ合わせてシート状にしてから砕くなどの加熱調理で食べやすく加工し、
長期保存に適した形状にした簡便食である。
とある。
すっかり一般化したとはいえ、シリアルと聞けばシリアルナンバー(シリアルは連続の意味)や、今は使われなくなったけどパソコンのシリアルポート(1ビットずつデータを転送する方式のケーブル差込口、対義語はパラレルポート)などを思い浮かべてしまい、何となく食べ物の名前として違和感を感じる。適当な日本語が作られなかったのは残念。穀物加工食品じゃピンとこないし。(なお英語では食べ物はcerealで、連続はserialとスペルが違う)
日本ではケロッグやシスコーンのコーンフレークが最初に出回ったように記憶している。発売開始は1963年(昭和38年)。当時は子供のおやつとして普及した。だから砂糖がまぶしてあり甘みのある食べ物だったし、おまけのオモチャも付いていたように思う。またスーパーではお菓子売り場で売られていた。
そんな認識だったから、1980年代前半に初めて海外に出かけた時、ホテルの朝食(バイキング形式)でシリアルが揃えてあるコーナーを見て「外人は朝からコーンフレークを食べるのか」と驚いたのは懐かしい思い出。
メーカーがシリアルをおやつ食品から朝食食品にと、マーケティングの方向を転換したのは1990年前後。玄米なども材料に加えて健康面もアピールし始めた。また参入メーカーも増えた。
ただしメーカーの思惑通りには消費者は反応せず。それでも徐々に食に関する環境や意識が変わり、ようやく2010年前後から市場が急拡大し始める。材料の種類が増え、ドライフルーツなども加えられるようになり、また薄いフレークから粒々のグラノーラが主流になる。シリアルという言葉が一般化したのもこの頃からだと思う。
<シリアル食品 出荷額推移>
2005年 230億円
2010年 248億円
2015年 537億円
2021年 623億円
そういうわけで、
その変遷を眺めると、シリアルは意外と興味深い食品なのである。
さて、
シリアルはけっこう好きでよく食べている。いろいろ試したが今のところはカルビーのフルグラ(フルーツ・グラノーラ)と、日本食品製造のオートミール(オーツ麦のシリアル)を3対1位でブレンドすることが多い。たまにメープルシロップを加えて甘くして食べたりもする。
それでもちろん牛乳をかけて食べるわけだが、当然ながら冬には冷たすぎる。だからシルアルは春・夏・秋の食べ物だった。しかし先日、封を切ってまだほとんど残っているシリアルがあるのを思いだした。秋も終わりになると食べる頻度が減るのでありがち。今までにもそんな経験があって、春まで放置しても別に湿気たりはしないし、賞味期限的にも問題ないものの少し考えてみた。
牛乳が冷たいのなら、温めたらどうだ。
↓
それって、おいしいか?
↓
そうだ! 冬でも水は飲むじゃないか。
熱い牛乳じゃなくて、冷蔵庫で冷えた牛乳を常温に戻せばいいんだ!
ボールに牛乳を入れ電子レンジで50秒加熱。指で触ると冷たさは感じない。測ってみると26.5度だった。ちなみに水道水は21度。水道の温度なんて生まれて初めて知った。
シリアルを入れて食べてみた。冷たくもなし暖かくもなし。
これなら冬でも大丈夫。
冬でもシリアルを食べたい人は是非お試しを。
気が進まないけれど何事も経験だから、
熱々の牛乳でもそのうち試してみるつもり(^^ゞ
wassho at 22:44|Permalink│Comments(0)│
2022年11月23日
頭にお手玉
先日、ずいぶん前に録画したままになっていた番組を見た。2020年3月放送の体幹バランスやインナーマッスルを鍛えましょうとの健康番組。健康やフィットネス関連の番組は録画予約しただけで、もう生活改善やトレーニングした気になってしまうのはアルアル(^^ゞ
番組冒頭でインナーマッスルは意識ひとつで使えるようになるとの説明がなされる。それを証明するために使われたのが、
腰に手を当てて(手でバランスを取れなくするため)、
太ももを水平になるまで上げながら、
柔らかいマットに引かれた直線の上を、
真っ直ぐに歩くテスト。
するとマットの柔らかさに足を取られてオットットな姿勢に(^^ゞ
しかし、頭の上にお手玉を載せて、それを落とさないように歩くと身体がぐらつくことなく真っ直ぐに歩けるようになる。
多少はテレビ的な演出は入っているにしても、その違いに驚いた。これはお手玉を落とすまいとする意識が、インナーマッスルを使って姿勢を制御した結果らしい。
インナーマッスルとはあまり関係ないものの、これを見て閃くところがあった。以前に「コマネチ!で、いい姿勢」にする話を書いたように、私は(もともとの姿勢がよくないので)姿勢には気をつかっている。その甲斐あって背筋も真っ直ぐなっているつもりなのだけれど、歩く時には何となくうつむき加減かもしれないと、どこか心の片隅に引っ掛かっていたから。
早速やってみた。
マットの上ではなく普通に歩く時に、そして頭にお手玉を載せたつもりになって。
普段は4〜5メートル先の地面を見ている視線は真っ直ぐに目の高さで前方を向く。遠くまで見渡せるので、景色が広がったようで気持ちがいい。少し下りになっているような場所ではそのことを強く感じる。驚くのはスーパーなどの長い通路がある室内。まるで別の店みたいとまでは言わないまでも、外にいるより視野に写る範囲が狭くて視線角度の差が強調されるのか、うつむき加減に歩いていた時とは明確に店内の見え方が違う。
首をうつむき加減の元の角度に戻してみると、今までこんなに下を向いていたのかと思う。いくら姿勢がよくても、うつむいて歩いていたのではブサイク(/o\) それにうつむいていると首に負担もある。
さて姿勢を矯正するためのアドバイスは色々とある。どれもそれなりに有効ではあるのだが、欠点は長続きしないこと。矯正がツライのではなく(むしろ姿勢がよくなると身体は楽になる)、姿勢とは寝る時以外はついて回る問題で、つまり超日常的ゆえに正しい姿勢の意識を持ち続けるのが難しいから。簡単に言えば、姿勢をよくするアドバイスをつい忘れてしまうのである。
しかし、このお手玉頭載せの素晴らしいところは、一度試せば、なぜかずっと意識せずともそれが継続する。自分の姿勢は見えなくて気づきにくいのに対して、これは風景が変化する「見える」効果があるからかも知れない。家を出れば脳が勝手にスイッチを入れてくれる。
もちろん私だって極端にうつむいて歩いていたわけじゃない。だから、よほど自分は真っ直ぐ前を向いていると自信がある人以外は、一度試してみる価値はあると思う。またお手玉を頭に載せる意識は、首の角度だけじゃなくて上半身全般の姿勢もよくする。インナーマッスルへの効果は歩くだけでは感じられないものの、刺激程度はあるだろう。とりあえずお勧めです。
なお最初は視界が広がるのに気をよくして視線を上げがち。するとアゴが突き出てしまう。もちろんそれではお手玉も頭から落ちる。注意点はそれくらいでとても簡単な方法でもある。
ちなみに私はあまりの効果に感激してお手玉を買ってしまった(^^ゞ
100円ショップで売ってるよ。
wassho at 21:50|Permalink│Comments(0)│
2022年11月10日
アメリカ 中間選挙とテレビのL字型画面
昨日はアメリカで中間選挙の投票日だった。バイデン大統領が不人気なので共和党が優勢と見られていたものの、蓋を開けてみると大接戦。投票の集計機が故障した州があったり、郵便投票の開票にはもともと時間が掛かるとかで、本日午後9時半の時点で上院改選35議席のうち3議席、下院定数435議席のうち44議席がまだ決着していない。
アメリカの政治状況は日本にとっても重要だから、それなりのニュースバリューはある。しかし驚いたのがNHK。なんと画面の脇に、国内の国政選挙のようにリアルタイムで開票速報を流し続けていた。
そこまでの必要ある?
24時間自動録画されているテレビの「過去番組表」で調べてみると、昨日の午前10時から午後10時まで開票速報を入れている。いくつか入っていない番組もあったが、基本的に流しぱなしの状態。しかも20秒おきに上院と下院の画面が入れ替わる。そしてその度に議席数字が(回転掲示板が回るように)カウントアップしながら変化し、また棒グラフが伸びるアニメーションが入るのでなかなかの目障り。
民放で同じことをしている局はなかった。ニュースバリューがないと思ったのか、やりたくてもリアルタイムでの開票情報を入手していなかった(できなかった)のかは分からない。どちらにせよNHKがアメリカの中間選挙開票にここまで気合いを入れた理由は聞いてみたい気がする。ちなみにウェッブでは中間選挙特設サイトまで開設している。
アメリカの選挙速報 (/_')/ソレハコッチニオイトイテ
こういう通常の放送に、別の情報を組み込む手法をL字型画面というようだ。
よく見るのが災害関連の情報。
広く周知しなければならない緊急情報なのは理解できるとしても、目障りに感じる場合が多いのも事実。よほどの大災害を除けばこれらの情報をずっと見ている必要はないし、だいたい私はテレビをほとんど録画でしか見ないから何の役にも立たない。
非常時にL字型画面を挿入してもいいけれど、視聴者の必要に応じて消せるようにして欲しいもの。ついでにL字型画面ではなく、画面の上部に表示される緊急速報や臨時ニュースの類いも録画の場合は自動的に消して欲しい。字幕放送やdボタンはオン・オフを切り替えられるのに、どうしてその機能がないのか不思議。
デジタル放送なのだから、それくらいはできるはず。どうしても放送電波の規格的に不可能なら、規格を変えればいいじゃないか。そうしたら、また新しいテレビが売れて景気がよくなるかもよ家電業界の皆さん(^^ゞ
とりあえず手っ取り早い解決策としては、L字型画面で伝えている情報はdボタンで切り替えられるテータ放送画面に表示されるようにして、本画面にはそのことを知らせる「緊急情報あり」マークを小さく表示する程度でいいと思う。もちろんそのマークも録画のときは消してね。
アメリカの政治状況は日本にとっても重要だから、それなりのニュースバリューはある。しかし驚いたのがNHK。なんと画面の脇に、国内の国政選挙のようにリアルタイムで開票速報を流し続けていた。
そこまでの必要ある?
24時間自動録画されているテレビの「過去番組表」で調べてみると、昨日の午前10時から午後10時まで開票速報を入れている。いくつか入っていない番組もあったが、基本的に流しぱなしの状態。しかも20秒おきに上院と下院の画面が入れ替わる。そしてその度に議席数字が(回転掲示板が回るように)カウントアップしながら変化し、また棒グラフが伸びるアニメーションが入るのでなかなかの目障り。
民放で同じことをしている局はなかった。ニュースバリューがないと思ったのか、やりたくてもリアルタイムでの開票情報を入手していなかった(できなかった)のかは分からない。どちらにせよNHKがアメリカの中間選挙開票にここまで気合いを入れた理由は聞いてみたい気がする。ちなみにウェッブでは中間選挙特設サイトまで開設している。
アメリカの選挙速報 (/_')/ソレハコッチニオイトイテ
こういう通常の放送に、別の情報を組み込む手法をL字型画面というようだ。
よく見るのが災害関連の情報。
広く周知しなければならない緊急情報なのは理解できるとしても、目障りに感じる場合が多いのも事実。よほどの大災害を除けばこれらの情報をずっと見ている必要はないし、だいたい私はテレビをほとんど録画でしか見ないから何の役にも立たない。
非常時にL字型画面を挿入してもいいけれど、視聴者の必要に応じて消せるようにして欲しいもの。ついでにL字型画面ではなく、画面の上部に表示される緊急速報や臨時ニュースの類いも録画の場合は自動的に消して欲しい。字幕放送やdボタンはオン・オフを切り替えられるのに、どうしてその機能がないのか不思議。
デジタル放送なのだから、それくらいはできるはず。どうしても放送電波の規格的に不可能なら、規格を変えればいいじゃないか。そうしたら、また新しいテレビが売れて景気がよくなるかもよ家電業界の皆さん(^^ゞ
とりあえず手っ取り早い解決策としては、L字型画面で伝えている情報はdボタンで切り替えられるテータ放送画面に表示されるようにして、本画面にはそのことを知らせる「緊急情報あり」マークを小さく表示する程度でいいと思う。もちろんそのマークも録画のときは消してね。
wassho at 22:35|Permalink│Comments(0)│
2022年11月08日
赤い月を眺めて
本日は皆既月食&惑星食が同時に起きためずらしい日。
太陽→地球→月が一直線上に並ぶと、月が地球の影に入って欠けたり見えなくなるのが月食。ただし部分月食は月の一部が見えなくなるが、皆既月食では赤い満月が見える。惑星食は地球→月→惑星の順番に並んで、惑星が月に隠れて見えなくなること。それが惑星じゃなくて太陽なら日食になる。
月食も惑星食もそんなにめずらしい現象ではない。しかし皆既月食と惑星食が同時に起きるとなると前回が442年前の1580年、そして次回は322年後の2344年。ちなみに今回の惑星食は天王星食で、1580年は土星食、2344年も土星食とのこと。なお惑星食を天王星食に限ると、過去4000年以上も皆既月食と同時に起きていないらしい。
1580年といえばまだ信長が生きていた時代である(本能寺の変が1582年)。そして次が322年後ということは、人間のみならず地球上で目のある全生物にとって、今夜が皆既月食&惑星食を眺められる最初で最後となるチャンス。とはいっても天王星は肉眼では見えないから、天体望遠鏡でも持っていない限り普通の皆既月食と変わりないけれど(^^ゞ 信長も「土星が隠れた」なんて気がつかなかったはず。参考までに次の皆既月食は2025年9月8日にやってくる。
今回の月食タイムスケジュールは
部分食の始まり 18時09分
皆既食の始まり 19時16分
食の最大 19時59分
皆既食の終わり 20時42分
部分食の終わり 21時49分
天王星食は(東京の場合)
月に隠れる 20時41分
月から出てくる 21時22分
午後7時くらいから月が欠けていくのをのんびり眺めるつもりが、残念ながらどうしても手を離せないことがあり、空を見上げたのは午後8時からで皆既月食がマックスになった頃。
20時05分撮影。月は赤く輝いていた。赤い月を眺めるのは初めてじゃないものの、今夜は空気が澄んでいたのかくっきりと見えた。
地球の影の中に隠れているはずなのに、月が赤く見えるのは
太陽光は地球に遮られ影はできている
ただし地球を覆っている大気層を通過した太陽光のうち、
波長の長い赤い光が、大気層で屈折して影の中を通って月に当たっているから
というような理屈。詳しくは自分で調べてね。
図はhttps://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse.htmlからの引用。
月は地球から約38万キロの距離にある。といわれてもピンとこないが縮尺を揃えてイメージ化したのが下の画像。月と地球の間には地球が約30個並べられる。夜空を眺めての感覚よりはるかに遠い。ちなみに月まで宇宙船で片道約4日、旅客機の飛行速度時速900kmなら約18日、新幹線285kmなら約56日。
20時32分撮影。
何が反射したのか不明だが赤い帯が映り込んだ。何となく宇宙ぽくて素敵(^^ゞ
たいした倍率のズームレンズではないし、三脚もなく手持ちでの撮影。だから写真がボケボケなのは仕方ないところ。記念に撮影はしたものの、本日はパソコンやスマホの画面ではなく38万キロ先をしばし眺めたことに意義があったと思う。
参考までに、
それなりの機材とテクニックで撮られた写真。
月の下にある白い点が、月に隠れようとする天王星らしい。
これを天体望遠鏡で観察できたとしても感動したかどうかはーーー(^^ゞ
ところで
月は38万キロ離れていても遮るものがないから直接見られる。それなのに地上で暮らしていると、遮るものが多くて世の中がなかなか見えないねと思ったりの天体イベントの日。
太陽→地球→月が一直線上に並ぶと、月が地球の影に入って欠けたり見えなくなるのが月食。ただし部分月食は月の一部が見えなくなるが、皆既月食では赤い満月が見える。惑星食は地球→月→惑星の順番に並んで、惑星が月に隠れて見えなくなること。それが惑星じゃなくて太陽なら日食になる。
月食も惑星食もそんなにめずらしい現象ではない。しかし皆既月食と惑星食が同時に起きるとなると前回が442年前の1580年、そして次回は322年後の2344年。ちなみに今回の惑星食は天王星食で、1580年は土星食、2344年も土星食とのこと。なお惑星食を天王星食に限ると、過去4000年以上も皆既月食と同時に起きていないらしい。
1580年といえばまだ信長が生きていた時代である(本能寺の変が1582年)。そして次が322年後ということは、人間のみならず地球上で目のある全生物にとって、今夜が皆既月食&惑星食を眺められる最初で最後となるチャンス。とはいっても天王星は肉眼では見えないから、天体望遠鏡でも持っていない限り普通の皆既月食と変わりないけれど(^^ゞ 信長も「土星が隠れた」なんて気がつかなかったはず。参考までに次の皆既月食は2025年9月8日にやってくる。
今回の月食タイムスケジュールは
部分食の始まり 18時09分
皆既食の始まり 19時16分
食の最大 19時59分
皆既食の終わり 20時42分
部分食の終わり 21時49分
天王星食は(東京の場合)
月に隠れる 20時41分
月から出てくる 21時22分
午後7時くらいから月が欠けていくのをのんびり眺めるつもりが、残念ながらどうしても手を離せないことがあり、空を見上げたのは午後8時からで皆既月食がマックスになった頃。
20時05分撮影。月は赤く輝いていた。赤い月を眺めるのは初めてじゃないものの、今夜は空気が澄んでいたのかくっきりと見えた。
地球の影の中に隠れているはずなのに、月が赤く見えるのは
太陽光は地球に遮られ影はできている
ただし地球を覆っている大気層を通過した太陽光のうち、
波長の長い赤い光が、大気層で屈折して影の中を通って月に当たっているから
というような理屈。詳しくは自分で調べてね。
図はhttps://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse.htmlからの引用。
月は地球から約38万キロの距離にある。といわれてもピンとこないが縮尺を揃えてイメージ化したのが下の画像。月と地球の間には地球が約30個並べられる。夜空を眺めての感覚よりはるかに遠い。ちなみに月まで宇宙船で片道約4日、旅客機の飛行速度時速900kmなら約18日、新幹線285kmなら約56日。
20時32分撮影。
何が反射したのか不明だが赤い帯が映り込んだ。何となく宇宙ぽくて素敵(^^ゞ
たいした倍率のズームレンズではないし、三脚もなく手持ちでの撮影。だから写真がボケボケなのは仕方ないところ。記念に撮影はしたものの、本日はパソコンやスマホの画面ではなく38万キロ先をしばし眺めたことに意義があったと思う。
参考までに、
それなりの機材とテクニックで撮られた写真。
月の下にある白い点が、月に隠れようとする天王星らしい。
これを天体望遠鏡で観察できたとしても感動したかどうかはーーー(^^ゞ
ところで
月は38万キロ離れていても遮るものがないから直接見られる。それなのに地上で暮らしていると、遮るものが多くて世の中がなかなか見えないねと思ったりの天体イベントの日。
wassho at 23:07|Permalink│Comments(0)│
2022年10月30日
歳が目にしみる(/o\)
昭和の時代にそこそこの大人だったのだから、
それなりに歳は食っているわけで。
加齢に伴う現象のひとつが顔のたるみやシワ。これってスキンケアをしっかりやっていれば多少は防げたのかな? 「後悔先に立たず」という先人の言葉が思い出される(^^ゞ
この顔のたるみやシワは外観上の衰えであって、それはそれで大事だとしても、例えば老眼のような実害はないと思っていた。でもそうじゃなかった。
実は3〜4ヶ月ほど前から、
顔にたくさん汗をかくと、それがやたら目にしみる
シャンプーを流した後、目を開くとお湯が必ず目にしみる
ようになってきた。それも左目だけ。
これって汗やお湯が、顔のたるみやシワを伝わって左目に入っているとしか考えられない。そこで自分の顔をシゲシゲと眺めてみたが、3〜4ヶ月ほど前から大きく変化したようには思えない。もっともたるみやシワを気にしたことはないので、3〜4ヶ月ほど前の記憶はないに等しいのだが。
さらに観察すると目の下のたるみは左目のほうが大きいのに気づいた。ただし、それがいつからか分からないし、だいたい汗やお湯は目の上から伝わってくる。
そこで顔に水を掛けて実験。なぜか目にしみてくれない(^^ゞ しかし目の下側の涙袋と呼ばれる部分の盛り上がりは左目の方がごく僅かに厚く、右目と較べればそこに水がたまりやすいような気もする。ただ涙袋は加齢によって薄くなるものらしいので、症状が起きた時期を考えると、そのあたりも不可解。
結局のところ原因は解明できていないものの、
歳が身にこたえるのではなく、目にしみるゼというお話でした。
そろそろアンチエイジング整形でもするか(^^ゞ
それなりに歳は食っているわけで。
加齢に伴う現象のひとつが顔のたるみやシワ。これってスキンケアをしっかりやっていれば多少は防げたのかな? 「後悔先に立たず」という先人の言葉が思い出される(^^ゞ
この顔のたるみやシワは外観上の衰えであって、それはそれで大事だとしても、例えば老眼のような実害はないと思っていた。でもそうじゃなかった。
実は3〜4ヶ月ほど前から、
顔にたくさん汗をかくと、それがやたら目にしみる
シャンプーを流した後、目を開くとお湯が必ず目にしみる
ようになってきた。それも左目だけ。
これって汗やお湯が、顔のたるみやシワを伝わって左目に入っているとしか考えられない。そこで自分の顔をシゲシゲと眺めてみたが、3〜4ヶ月ほど前から大きく変化したようには思えない。もっともたるみやシワを気にしたことはないので、3〜4ヶ月ほど前の記憶はないに等しいのだが。
さらに観察すると目の下のたるみは左目のほうが大きいのに気づいた。ただし、それがいつからか分からないし、だいたい汗やお湯は目の上から伝わってくる。
そこで顔に水を掛けて実験。なぜか目にしみてくれない(^^ゞ しかし目の下側の涙袋と呼ばれる部分の盛り上がりは左目の方がごく僅かに厚く、右目と較べればそこに水がたまりやすいような気もする。ただ涙袋は加齢によって薄くなるものらしいので、症状が起きた時期を考えると、そのあたりも不可解。
結局のところ原因は解明できていないものの、
歳が身にこたえるのではなく、目にしみるゼというお話でした。
そろそろアンチエイジング整形でもするか(^^ゞ
wassho at 17:29|Permalink│Comments(0)│
2022年10月13日
テレビを見ながら音楽を聴く画期的な方法
バラエティやドラマはほとんど見ない、そんなテレビっ子ではまったくない私の生活に変化が起きたのは2015年。英語講座をきっかけにEテレ(NHK教育放送)の面白さに目覚めてやたら録画するようになった。今ではNHK総合の番組もいくつか録画している。いろいろ問題も取り沙汰されるNHKであるが、「ためになる番組」の制作能力は民放と較べて格段に高いと評価している。正確にいえば民放はそういう番組を作る気がないので較べられないが。
さて昔のビデオデッキと較べれば今は録画も簡単である。連続予約を設定しておけば毎週の放送を録り逃す心配もない。また個別の予約とは別に、6チャンネル分を24時間自動録画する機能もついているテレビを使っているから、単発の番組を録画し損ねても大丈夫。
問題は録画した番組すべてを見られないこと(^^ゞ
話は変わって音楽。
こちらはCDを買うのをやめて、昨年の6月からAmazonミュージックのサブスクへ切り替えた。そうなると聴くことのできるタイトル数はほぼ無限。
メインのクラシックは、タワーレコードが毎月ホームページに掲載する「レコード芸術特選盤」から面白そうな作品をピックアップし(URLのショートカットを保存している)、それをAmazonミュージックで探して自宅のオーディオで聴く。そして特によかったアルバムは携帯音楽プレーヤーにダウンロードして外出時にも聴くというスタイル。ただし現時点でピックアップはしたものの、まだ聴いていないアルバムが100作品以上ある。そしてそれが毎月20作品ほど増えていくわけで。単純計算すれば、5ヶ月前にピックアップしたものをまだ聴けていない。
オーディオで聴くといっても、スピーカーの前に座ってじっくり聴くのは稀で、たいていは何かをしながら聴いていることがほとんど。CDを買っていた時と違って、最初の数分でハズレと判断して聴くのを中断する場合もあるけれど(それで後悔しないのがサブスクのいいところ)、それでもピックアップしたリストが空になる日は永遠に来ないと思う。
つまり録画したテレビ番組と同じように、音楽を聴く時間も圧倒的に足らない(/o\)
もっともテレビ番組にせよ音楽にせよ、これらはお楽しみのためのものであって、見られない・聴けないからといって別に何か支障をきたすものではない。だから時間が無くて困ったとの気持ちにはならない。お楽しみが尽きないのはうれしい話なのだから。
でも本音ではもっとたくさん見たい・聴きたい(^^ゞ
そして画期的な方法を数日前に発見した!
先ほど音楽は何かをしながら聴いていると書いた。具体的にはパソコンしていたり本を読んだりしながらである。でもテレビを見ながらは、テレビにも音声があるのでそれは無理。言い換えればテレビと音楽は二者択一の選択。
ーーーと当然のように考えていたが
実は現在、ほとんどの番組に字幕が付けられている。いわゆるテロップとは別物で、字幕放送という本来は聴覚に障害のある人向けのサービス。テレビのリモコンの「字幕」などのボタンで字幕を出す・出さないを切り替えられる。これを使えばテレビ音声を出さずに番組を見られるし、つまりは同時に音楽を聴くことが可能になる。
たまたまテレビを見ながらリモコンを手探りで操作して、「字幕」のボタンを誤って押してしまって見つけた(^^ゞ そういえば番組表に字幕放送を示すマークがついているけれど、まったく意識していなかった。まさに怪我の功名。

もちろん番組内容によっては音声と一緒でないと楽しめないものも多い。また番組内容に合わせて多少は音楽を選ぶ必要もある。それでも音楽を聴く時間を少しは増やせてうれしく思っている。よく「誰にとっても1日は平等に24時間」と諭すように言われたりする。その限界を実質的に超えたゼと、ちょっと鼻高々(^^ゞ
さて昔のビデオデッキと較べれば今は録画も簡単である。連続予約を設定しておけば毎週の放送を録り逃す心配もない。また個別の予約とは別に、6チャンネル分を24時間自動録画する機能もついているテレビを使っているから、単発の番組を録画し損ねても大丈夫。
問題は録画した番組すべてを見られないこと(^^ゞ
話は変わって音楽。
こちらはCDを買うのをやめて、昨年の6月からAmazonミュージックのサブスクへ切り替えた。そうなると聴くことのできるタイトル数はほぼ無限。
メインのクラシックは、タワーレコードが毎月ホームページに掲載する「レコード芸術特選盤」から面白そうな作品をピックアップし(URLのショートカットを保存している)、それをAmazonミュージックで探して自宅のオーディオで聴く。そして特によかったアルバムは携帯音楽プレーヤーにダウンロードして外出時にも聴くというスタイル。ただし現時点でピックアップはしたものの、まだ聴いていないアルバムが100作品以上ある。そしてそれが毎月20作品ほど増えていくわけで。単純計算すれば、5ヶ月前にピックアップしたものをまだ聴けていない。
オーディオで聴くといっても、スピーカーの前に座ってじっくり聴くのは稀で、たいていは何かをしながら聴いていることがほとんど。CDを買っていた時と違って、最初の数分でハズレと判断して聴くのを中断する場合もあるけれど(それで後悔しないのがサブスクのいいところ)、それでもピックアップしたリストが空になる日は永遠に来ないと思う。
つまり録画したテレビ番組と同じように、音楽を聴く時間も圧倒的に足らない(/o\)
もっともテレビ番組にせよ音楽にせよ、これらはお楽しみのためのものであって、見られない・聴けないからといって別に何か支障をきたすものではない。だから時間が無くて困ったとの気持ちにはならない。お楽しみが尽きないのはうれしい話なのだから。
でも本音ではもっとたくさん見たい・聴きたい(^^ゞ
そして画期的な方法を数日前に発見した!
先ほど音楽は何かをしながら聴いていると書いた。具体的にはパソコンしていたり本を読んだりしながらである。でもテレビを見ながらは、テレビにも音声があるのでそれは無理。言い換えればテレビと音楽は二者択一の選択。
ーーーと当然のように考えていたが
実は現在、ほとんどの番組に字幕が付けられている。いわゆるテロップとは別物で、字幕放送という本来は聴覚に障害のある人向けのサービス。テレビのリモコンの「字幕」などのボタンで字幕を出す・出さないを切り替えられる。これを使えばテレビ音声を出さずに番組を見られるし、つまりは同時に音楽を聴くことが可能になる。
たまたまテレビを見ながらリモコンを手探りで操作して、「字幕」のボタンを誤って押してしまって見つけた(^^ゞ そういえば番組表に字幕放送を示すマークがついているけれど、まったく意識していなかった。まさに怪我の功名。

もちろん番組内容によっては音声と一緒でないと楽しめないものも多い。また番組内容に合わせて多少は音楽を選ぶ必要もある。それでも音楽を聴く時間を少しは増やせてうれしく思っている。よく「誰にとっても1日は平等に24時間」と諭すように言われたりする。その限界を実質的に超えたゼと、ちょっと鼻高々(^^ゞ
wassho at 09:52|Permalink│Comments(0)│
2022年10月07日
古い友人とは
A氏からある人を紹介される。
彼は私の古い友人でしてーーー
とA氏は言った。
そう聞くと、その人物が何となく信頼できるように思えてくる。人を紹介する時のスマートな台詞である。彼らは共通の趣味がきっかけで知り合い、もう17〜18年の付き合いになるらしい。

ただし、
確かな年齢は知らないもののA氏は80歳を少し超えている老紳士。ということは60歳半ばからの知り合いである。17〜18年は充分に長い年月ではあるとしても、これって古い友人なのかな?
すなわち古い友人とは、
絶対的な年月の長さなのか
その年月が人生に占める割合なのか
との疑問。
小学6年生の時に、幼稚園からの友人は人生の半分以上を一緒に過ごしてきたとしても、古い友人とは言わない。そんな台詞がサマになるのは、30歳代でも無理で40歳代からだろうか。そういう意味では「古い友人」と紹介するのは大人の台詞である。
ところで幼なじみや同級生は古い友人なのだろうか。もちろん古い友人には違いないが、人に紹介する時には幼なじみや同級生と呼ぶ気がする。そう考えると古い友人とは、社会人になってから知り合った友人に使う言葉なのかも知れない。
日本の場合、年齢あるいは先輩後輩などの上下関係が何となくついて回るので、友人の幅が狭まるのが残念なところ。A氏が紹介してくれたB氏は彼より相当に若い。それをサラッと友人と呼べるのはカッコイイと思う。もっともB氏はA氏に相当気をつかっていたが。ところで日本の場合とは書いたが、他の国ではどうなんだろうね。
秋の夜長には、どうでもいいことを考えましょう(^^ゞ
さて秋とは言いつつ、それにしても昨日今日と異常に寒い。
3日前の9月4日に東京は最高気温が29.5度と半袖1枚で過ごせたのに、昨日は最高気温が15度、そして本日は13度。昼過ぎには最低気温となる11.3度を記録した。三日で気温が半分以下なんて(/o\) もうダウンを着てもいいくらい。
10年ほど前に、だんだんと春と秋が短くなって日本は四季ではなく三季の国になりつつあると書いたが、その傾向が強まっているみたいだ。コロナは起きるし侵略戦争は始まるし、そのうえ季節もひとつ減ったら、もう海からゴジラが現れても驚かないかも(^^ゞ
彼は私の古い友人でしてーーー
とA氏は言った。
そう聞くと、その人物が何となく信頼できるように思えてくる。人を紹介する時のスマートな台詞である。彼らは共通の趣味がきっかけで知り合い、もう17〜18年の付き合いになるらしい。

ただし、
確かな年齢は知らないもののA氏は80歳を少し超えている老紳士。ということは60歳半ばからの知り合いである。17〜18年は充分に長い年月ではあるとしても、これって古い友人なのかな?
すなわち古い友人とは、
絶対的な年月の長さなのか
その年月が人生に占める割合なのか
との疑問。
小学6年生の時に、幼稚園からの友人は人生の半分以上を一緒に過ごしてきたとしても、古い友人とは言わない。そんな台詞がサマになるのは、30歳代でも無理で40歳代からだろうか。そういう意味では「古い友人」と紹介するのは大人の台詞である。
ところで幼なじみや同級生は古い友人なのだろうか。もちろん古い友人には違いないが、人に紹介する時には幼なじみや同級生と呼ぶ気がする。そう考えると古い友人とは、社会人になってから知り合った友人に使う言葉なのかも知れない。
日本の場合、年齢あるいは先輩後輩などの上下関係が何となくついて回るので、友人の幅が狭まるのが残念なところ。A氏が紹介してくれたB氏は彼より相当に若い。それをサラッと友人と呼べるのはカッコイイと思う。もっともB氏はA氏に相当気をつかっていたが。ところで日本の場合とは書いたが、他の国ではどうなんだろうね。
秋の夜長には、どうでもいいことを考えましょう(^^ゞ
さて秋とは言いつつ、それにしても昨日今日と異常に寒い。
3日前の9月4日に東京は最高気温が29.5度と半袖1枚で過ごせたのに、昨日は最高気温が15度、そして本日は13度。昼過ぎには最低気温となる11.3度を記録した。三日で気温が半分以下なんて(/o\) もうダウンを着てもいいくらい。
10年ほど前に、だんだんと春と秋が短くなって日本は四季ではなく三季の国になりつつあると書いたが、その傾向が強まっているみたいだ。コロナは起きるし侵略戦争は始まるし、そのうえ季節もひとつ減ったら、もう海からゴジラが現れても驚かないかも(^^ゞ
wassho at 22:00|Permalink│Comments(0)│
2022年09月25日
賞味期限切れのきな粉
キッチンの引き出しの奥に何やら見慣れないというか、そこにしまった記憶のないものを発見。取り出してみるときな粉だった。新品未開封。
バイクでツーリングしていた頃、濃いめのアイスコーヒーにきな粉を加えたものを、ステンレスボトルに入れて持って出かけていたから、そのために買ったものだろう。きな粉コーヒーにしていたのは、香りもよかったし、コーヒーだけより多少はミネラルなどの補給になるかと思ってのこと。
しかしバイクを降りたのは2018年の春。
そして恐る恐るパッケージを見ると賞味期限は2017年12月22日だった。
期限が切れてから約5年と7ヶ月経過(^^ゞ
でもきな粉なんて乾燥した大豆の粉だし、別に腐るようなものじゃないだろう。それに封も切っていない。よし久々にきな粉コーヒーを作ろうと考える。
でも念のために少し舐めてみた。
(>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<)
何とも摩訶不思議な味がした。腐っているとは思えないが、まったく別物に変質している。おいしい←→まずいといった味覚の範疇を飛び越えた、今まで口にした中で一番正体不明の味。かすかにきな粉の香りは残っているものの、間違っても食べようとは思わないレベル。
あまり賞味期限を気にしない方だけれど、
何事も限度があるというお話でした(^^ゞ
パッケージにある牛乳きな粉を飲みたくなったから、
後で買ってこようっと。
バイクでツーリングしていた頃、濃いめのアイスコーヒーにきな粉を加えたものを、ステンレスボトルに入れて持って出かけていたから、そのために買ったものだろう。きな粉コーヒーにしていたのは、香りもよかったし、コーヒーだけより多少はミネラルなどの補給になるかと思ってのこと。
しかしバイクを降りたのは2018年の春。
そして恐る恐るパッケージを見ると賞味期限は2017年12月22日だった。
期限が切れてから約5年と7ヶ月経過(^^ゞ
でもきな粉なんて乾燥した大豆の粉だし、別に腐るようなものじゃないだろう。それに封も切っていない。よし久々にきな粉コーヒーを作ろうと考える。
でも念のために少し舐めてみた。
(>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<) (>_<)
何とも摩訶不思議な味がした。腐っているとは思えないが、まったく別物に変質している。おいしい←→まずいといった味覚の範疇を飛び越えた、今まで口にした中で一番正体不明の味。かすかにきな粉の香りは残っているものの、間違っても食べようとは思わないレベル。
あまり賞味期限を気にしない方だけれど、
何事も限度があるというお話でした(^^ゞ
パッケージにある牛乳きな粉を飲みたくなったから、
後で買ってこようっと。
wassho at 15:58|Permalink│Comments(0)│
2022年09月24日
結果も教えて欲しい豪雨予報
先週は台風14号、今週は15号とせっかくのダブル三連休は台風にたたられてしまった。昨晩は東京でもかなり激しく雨が降って、窓を閉めていてもゴーッと雨音が聞こえたくらい。
画像はスマホに入れている防災アプリの通知履歴。今回は台風の影響だが、温暖化の異常気象のせいか1時間に80mm以上の通知もたまに来るようになった。もっともその勢いで降り続けば災害級なんだろうけれど、今のところ数分で普通の雨降りに戻っている。
ちなみに気象庁が定めている雨の強さは5段階。
数字は1時間当たりの降水量で次のように定義されている。
10mm以上20mm未満 やや強い雨
20mm以上30mm未満 強い雨
30mm以上50mm未満 激しい雨
50mm以上80mm未満 非常に激しい雨
80mm以上 猛烈な雨
さて防災アプリが通知してくるのは予報である。
画像は本日の80mm以上の通知をクリックしたもの。
だから実際の降水量がどの程度だったかは分からない。もちろん気象庁にアクセスすれば降水量の結果を公表しているが、そこまでするのも面倒だし、また最小で10分単位でしか分からない。つまり窓を閉めていても激しく雨音が聞こえ「メッチャ降ってるなあ、これって(1時間あたりに換算すれば)何mmの雨?」と思っても、それを知ることができない。
予報の通知を出したなら、責任を持ってその結果も教えて欲しいんだけどなあ。結果のボタンをタップしたら「1時間換算80mmの雨が3分間降りました」。あるいは現在をタップすれば「この1分間の雨量は1時間換算で60mmです」とか。そんなことを知りたがるのは私だけかな。
調べてみると気象台は、
転倒ます型雨量計という装置で0.5mm単位で雨量を計測している。
https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kansoku/raingauge.files/raingauge.htm
1時間に80mmの雨が1分間に降らす雨の量は
80mm ÷ 60分 = 1.3mm
だから近似値は出せるはず。
見たところ装置の計測精度を倍の0.25mmにするのもそれほど難しくないだろう。
ところで気象庁は5段階の雨の強さのイメージとして次のように表現している。
10mm以上20mm未満 ザーザーと降る
20mm以上30mm未満 どしゃ降り
30mm以上50mm未満 バケツをひっくり返したように降る
50mm以上80mm未満 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)
80mm以上 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる。
バケツをひっくり返したようとはよく使われる表現ではあるが、バケツをひっくり返せば水は固まりで落ちてくるので、もしそのような雨が降ったら地球最後の日ちゃうか(^^ゞ 滝も同じく。それに滝なんて人によってイメージするものが違うはず。ザーザーとどしゃ降りの違いもビミョウ。
そんないい加減な表現はしないで、せっかくスマホが普及して防災アプリで数値も通知できるようになったのだから、降水量の結果もリアルタイムで伝えれば、降水量数値の肌感覚も養われるというもの。それと「あす正午までに予想される24時間降水量は200mmです(大変です)」のような予報がある。それも数値肌感覚も養われていれば「24時間降水量は200mmです。そのうち50mmの雨が2時間続きます」とか伝えた方がイメージしやすいはず。
もちろん気象情報あるいは災害対策としては分単位の降水量なんて、さほど意味がないのは理解している。でも今この瞬間のことって知りたくない?
画像はスマホに入れている防災アプリの通知履歴。今回は台風の影響だが、温暖化の異常気象のせいか1時間に80mm以上の通知もたまに来るようになった。もっともその勢いで降り続けば災害級なんだろうけれど、今のところ数分で普通の雨降りに戻っている。
ちなみに気象庁が定めている雨の強さは5段階。
数字は1時間当たりの降水量で次のように定義されている。
10mm以上20mm未満 やや強い雨
20mm以上30mm未満 強い雨
30mm以上50mm未満 激しい雨
50mm以上80mm未満 非常に激しい雨
80mm以上 猛烈な雨
さて防災アプリが通知してくるのは予報である。
画像は本日の80mm以上の通知をクリックしたもの。
だから実際の降水量がどの程度だったかは分からない。もちろん気象庁にアクセスすれば降水量の結果を公表しているが、そこまでするのも面倒だし、また最小で10分単位でしか分からない。つまり窓を閉めていても激しく雨音が聞こえ「メッチャ降ってるなあ、これって(1時間あたりに換算すれば)何mmの雨?」と思っても、それを知ることができない。
予報の通知を出したなら、責任を持ってその結果も教えて欲しいんだけどなあ。結果のボタンをタップしたら「1時間換算80mmの雨が3分間降りました」。あるいは現在をタップすれば「この1分間の雨量は1時間換算で60mmです」とか。そんなことを知りたがるのは私だけかな。
調べてみると気象台は、
転倒ます型雨量計という装置で0.5mm単位で雨量を計測している。
https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kansoku/raingauge.files/raingauge.htm
1時間に80mmの雨が1分間に降らす雨の量は
80mm ÷ 60分 = 1.3mm
だから近似値は出せるはず。
見たところ装置の計測精度を倍の0.25mmにするのもそれほど難しくないだろう。
ところで気象庁は5段階の雨の強さのイメージとして次のように表現している。
10mm以上20mm未満 ザーザーと降る
20mm以上30mm未満 どしゃ降り
30mm以上50mm未満 バケツをひっくり返したように降る
50mm以上80mm未満 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)
80mm以上 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる。
バケツをひっくり返したようとはよく使われる表現ではあるが、バケツをひっくり返せば水は固まりで落ちてくるので、もしそのような雨が降ったら地球最後の日ちゃうか(^^ゞ 滝も同じく。それに滝なんて人によってイメージするものが違うはず。ザーザーとどしゃ降りの違いもビミョウ。
そんないい加減な表現はしないで、せっかくスマホが普及して防災アプリで数値も通知できるようになったのだから、降水量の結果もリアルタイムで伝えれば、降水量数値の肌感覚も養われるというもの。それと「あす正午までに予想される24時間降水量は200mmです(大変です)」のような予報がある。それも数値肌感覚も養われていれば「24時間降水量は200mmです。そのうち50mmの雨が2時間続きます」とか伝えた方がイメージしやすいはず。
もちろん気象情報あるいは災害対策としては分単位の降水量なんて、さほど意味がないのは理解している。でも今この瞬間のことって知りたくない?
wassho at 15:40|Permalink│Comments(0)│
2022年09月05日
残念なスモークチーズ
少し前に納豆の話を書いたとき、同じ発酵食品つながりで思い出した話。
チーズも子供の頃は苦手だった。ただしその理由は匂いではない。当時、一般に出回っていたチーズはプロセスチーズだったからか、あまり匂いはしなかった。苦手だった理由は「石鹸を食べているよう」に思えたから。もちろん石鹸を食べたことはないし、石鹸とチーズでは固さがまったく違うのに、何となくそんな連想が働いて食べる気になれなかった。
たまに給食でチーズが出てきたときは、我慢して食べたのか、捨てたのか、友達にあげたのかもう記憶にない。自宅では父親がウイスキーのおつまみに、雪印の6Pチーズをよく食べていた。しかし身体のために牛乳を飲みなさいとの感じで、チーズを食べさせられることはなかった。
運命が変わったのは中学生になってから。その頃になると友達と繁華街にも出かけるようになる。ある時、誰かがピザを食べようといった。その頃、ピザはまだ目新しくてちょっとオシャレな食べ物だった。
ピザを食べた経験はなかったが、それがチーズを使った料理だとは知っていた。気乗りはしなかったものの付き合いで同行。お店はシェイキーズだったような気がする。やがてテーブルに運ばれてきたピザ。熱せられ溶けたチーズの匂いに「ちょっと臭いな」と感じた。しかし食べた瞬間に
こんな旨い食べ物があったのか!
とビックリして目がテンに。
ふた口目からは、もう匂いなんてまったく気にならなくなっていた。
これがきっかけでチーズ=石鹸のイメージも解消。それからは普通に食べられるようになった。もしピザという料理がこの世になかったら、納豆と同じように「チーズは発酵ではなく腐敗食品」とブログに書いていたりして(^^ゞ
さて本日のテーマはスモークチーズ。
私はこれがけっこう好き。しかしスモークチーズを食べる度に、いつも残念な思いをしている。それはスモークされているチーズ自身のレベルが低いこと。おそらくスモークチーズが、おつまみや子供のおやつ扱いされているからだろう。
パッケージもだいたいこんな感じだし。
たまには高級なスモークチーズを食べたいと思っている。
ネットで調べたらこんなスモークチーズもあった。
上は200gで1208円、下は360gで2450円(どちらも税込み)

高級品という価格帯ではないものの、このレベルならチーズのクォリティも高そうである。しかし近所のイオンは、チーズの品揃えがおそらく数百種類以上と豊富なのに、こういうスモークチーズは売っていない。成城石井や紀ノ国屋などの高級スーパーに行けば売っているのかな。
しかしスモークチーズのためにそこまで足を伸ばしたり、あるいはネットで取り寄せるほどのチーズグルメでもない。あくまで、たまに目について買う時に、もうちょっといいスモークチーズが欲しいのである。
そんな心構えだと、一生食べられないかも(^^ゞ
チーズも子供の頃は苦手だった。ただしその理由は匂いではない。当時、一般に出回っていたチーズはプロセスチーズだったからか、あまり匂いはしなかった。苦手だった理由は「石鹸を食べているよう」に思えたから。もちろん石鹸を食べたことはないし、石鹸とチーズでは固さがまったく違うのに、何となくそんな連想が働いて食べる気になれなかった。
たまに給食でチーズが出てきたときは、我慢して食べたのか、捨てたのか、友達にあげたのかもう記憶にない。自宅では父親がウイスキーのおつまみに、雪印の6Pチーズをよく食べていた。しかし身体のために牛乳を飲みなさいとの感じで、チーズを食べさせられることはなかった。
運命が変わったのは中学生になってから。その頃になると友達と繁華街にも出かけるようになる。ある時、誰かがピザを食べようといった。その頃、ピザはまだ目新しくてちょっとオシャレな食べ物だった。
ピザを食べた経験はなかったが、それがチーズを使った料理だとは知っていた。気乗りはしなかったものの付き合いで同行。お店はシェイキーズだったような気がする。やがてテーブルに運ばれてきたピザ。熱せられ溶けたチーズの匂いに「ちょっと臭いな」と感じた。しかし食べた瞬間に
こんな旨い食べ物があったのか!
とビックリして目がテンに。
ふた口目からは、もう匂いなんてまったく気にならなくなっていた。
これがきっかけでチーズ=石鹸のイメージも解消。それからは普通に食べられるようになった。もしピザという料理がこの世になかったら、納豆と同じように「チーズは発酵ではなく腐敗食品」とブログに書いていたりして(^^ゞ
さて本日のテーマはスモークチーズ。
私はこれがけっこう好き。しかしスモークチーズを食べる度に、いつも残念な思いをしている。それはスモークされているチーズ自身のレベルが低いこと。おそらくスモークチーズが、おつまみや子供のおやつ扱いされているからだろう。
パッケージもだいたいこんな感じだし。
たまには高級なスモークチーズを食べたいと思っている。
ネットで調べたらこんなスモークチーズもあった。
上は200gで1208円、下は360gで2450円(どちらも税込み)

高級品という価格帯ではないものの、このレベルならチーズのクォリティも高そうである。しかし近所のイオンは、チーズの品揃えがおそらく数百種類以上と豊富なのに、こういうスモークチーズは売っていない。成城石井や紀ノ国屋などの高級スーパーに行けば売っているのかな。
しかしスモークチーズのためにそこまで足を伸ばしたり、あるいはネットで取り寄せるほどのチーズグルメでもない。あくまで、たまに目について買う時に、もうちょっといいスモークチーズが欲しいのである。
そんな心構えだと、一生食べられないかも(^^ゞ
wassho at 21:01|Permalink│Comments(0)│