滝巡り
2015年08月12日
竜化の滝にリベンジ
さて夏休み。
暑いし道路はどこも渋滞していても1日くらいはバイクに乗らないと。昨年、富士見高原リゾートで見た白樺林に咲くユリの風景が忘れがたく、今年もユリを見に行くことにした。ユリ園の規模が大きくて白樺もあるという条件で今回選んだのが、栃木県那須塩原にあるハンターマウンテンというところ。富士見高原リゾートと同じくスキー場の夏営業である。
ルートを確かめるために地図を見ていたら、2012年に訪れたのに立ち入り禁止で見られなかった竜化の滝が途中にあるので再訪問することに。ハンターマウンテンでユリを見た後は県道63号線沿いにある尚仁沢湧水(しょうじんざわゆうすい)で名水を飲んで帰ってきた。滝、ユリ、名水が今回のツーリングの3大テーマ。
相変わらず使い勝手の悪い新グーグルマップだが、できなくなったと思っていた地形図や航空写真図にルートを引くことができることを発見。新マップに変更された時からできたのか、最近改良されたのかはわからないが、以前と違ってわかりにくい場所に切り替えのメニューがある。
場所は遠いがルートはいたってシンプル。東北自動車道で西那須野塩原インターまで行き、国道400号線で西に進む。竜化の滝を訪れ、塩原の温泉街を抜けると日塩有料道路(通称:もみじライン、日塩は日光と塩原ね)に入る。もみじラインはバイクで走るにもいい道だが、ハンターマウンテンはもみじライン沿いにあるので通らざるを得ない。ハンターマウンテンを出た後はもみじラインを終点まで。次は国道121号線を少しだけ走って県道63号線で東へ。尚仁沢湧水の先あたりから63号線は南に進路を変え、そのまま走ると上河内インターに着く。観光地で道路標識も充実しているのでナビがなくても迷うことはない。
縮尺の大きな地図でハンターマウンテンの位置。
改めて眺めると、やっぱり遠い(^^ゞ
出発は午前7時。先週までの連日35度越えの猛暑日は治まり、夏休みシーズンの東京は33度くらいが最高気温。それで何となく涼しいと感じてしまうのが異常気象時代の対応力? この時点でバイクの気温計は29.5度だった。
首都高は山手トンネル経由のルートを選択。トンネル内が暑いから夏は避けるルートであるが、まだ朝早いので渋滞はないと踏んでの判断。入り口の電光掲示板が渋滞表示になっていたら違う路線にするつもりで向かう。無表示だったので山手トンネル突入。しかし入った瞬間に「暑っ」ではなく「熱っ!」と感じる。BMW F800Rの気温計は1分ごとの計測なので(たぶん)、まだ29.5度だったが尋常ではない熱気。アクアラインも暑いが、こんな入り口から温度が上がることはない。
それで次に気温計を見た時はなんと41.5度!!! ダチョウ倶楽部じゃないけれど「殺す気か!」である。事情をよく知らないライダーが渋滞時にこのトンネルに入ってしまったらかなり危険かもしれない。山手トンネルは全長18キロと長いので危険物積載車両は通行禁止になっている。温度と渋滞状況によってはバイクも進入禁止の措置が必要かとも思う。というか換気悪すぎやろ。
東北自動車道はスローダウンと渋滞の繰り返し。渋滞していた距離は全部で30キロ以上。まあ夏休みだから仕方ないかな。バイクは小回りが利くから(^^ゞそこそこのペースで走れるので助かる。ちなみに高速道路上は33度くらいだった。バイクはまともに走れている状態で30度だと結構涼しく35度以上になると地獄と、たった5度の気温差で大きく変わる。33度は何とか長距離をがんばれる温度。
西那須野塩原インターで降りる。ずいぶん長い名前で、高速道路の標示によると「西那須野・塩原」という地名の組み合わせのようである。那須と塩原はよく聞く地名だが、那須野というのは知らなかった。それでこの西那須野塩原インターで降りて400号線を走ると、いきなり牧場があったりして高原リゾート的な風景になる。もっともナビの標高表示は250mほどだったので高原ではない。気温は27度くらい。高速道路を降りて数分しか経っていないから、やっぱり高速道路というのは暑いのだと再確認。
前回に走ったときとは逆方向の景色を楽しみながら400号線を走る。
10時40分に竜化の滝に到着。
ここが滝に向かう正規の入り口だが、ここからの遊歩道は無駄にアップダウンを繰り返すだけなのは前回に学習済み。
という訳で400号線を歩く。交通量はそれなりに多い。
そしてこの場所から遊歩道に入る。
400号線の向こう側に流れている箒川(ほうきがわ)の川底が浅くなってできた布滝(ぬのたき)のまだ滝になっていない部分。もう少し下流に観瀑ポイントがあるが今回も訪れず。
抛雪の滝(ほうせつのたき)は滝口を眺めるだけなのも前回と同じ。後で気がついたが、この滝の滝壺は遊歩道に入った場所からそれほど離れていないから帰りに見てくればよかった。バイクで400号線を走っている時にそれらしきものには気がつかなかったが。
見覚えのある懐かしい道を進む。
橋を2つ渡って、
風挙の滝(ふうきょのたき)到着。駐車場からここまで10分くらい。
前回は通行止めになっていた竜化の滝への登り口。
風挙の滝のすぐ横を登っていく。
落石は注意しても避けるのは難しい(^^ゞ
前回は見られなかった風挙の滝の滝口。(滝が流れ落ちるところ・滝壺の反対語)
この先は台風か何かで遊歩道が崩れて通行止めになっていたのだから、かなり険しいルートだと想像していたが、まったく緩やかだった。
流れに敷かれているゴム管は水をどこかに送るもの。
水道になるのかな?
この階段を上ると、
こんな階段トンネルがあって、
その先がコンクリートで囲まれた観瀑台。屋根まであるのは落石対策と推察。
風挙の滝からは約5分。
念願かなって竜化の滝。
滝を評価するには「大きさ・迫力(含む水量)」と「佇まいや美しさ」の視点があると思う。竜化の滝はこの両者が高レベルでミックスされている。見ての通りの三段滝で一番上からの落差は60メートル。ちなみに風挙の滝は7メートル。
上段のアップ。
中断のアップ。
滝は文句なしに素晴らしかったが、観瀑台には言いたいことがある。屋根も壁もコンクリートなのに、なぜか床は地面のまま。それで周りの壁から滲み出してくるのか、入り込んでくる滝の飛沫はわずかだけれど、それでも四六時中だから溜まったのか、とにかく床には大きな水たまりができている。およそ1/5は長靴でも履いていないと立てない状態。そんなことは造るときに想像できたはず。それとできれば滝壺が見られる場所にも観瀑台を設置して欲しいな。
滝見物終了。
滝もよかったが森林浴効果も高い。
気温はたぶん25度以下。
好物の水しぶき撮影(^^ゞ
これは風挙の滝の上から。
幾何学模様の橋を渡って、
400号線に出て、
駐車場に戻る。
こんな看板があった。
箒川は見えるが川原に降りる道は見つけられず。
しばらく駐車場の片隅に座って休憩。
この時点では天気はそこそこよかったのだが。
ーーー続く
暑いし道路はどこも渋滞していても1日くらいはバイクに乗らないと。昨年、富士見高原リゾートで見た白樺林に咲くユリの風景が忘れがたく、今年もユリを見に行くことにした。ユリ園の規模が大きくて白樺もあるという条件で今回選んだのが、栃木県那須塩原にあるハンターマウンテンというところ。富士見高原リゾートと同じくスキー場の夏営業である。
ルートを確かめるために地図を見ていたら、2012年に訪れたのに立ち入り禁止で見られなかった竜化の滝が途中にあるので再訪問することに。ハンターマウンテンでユリを見た後は県道63号線沿いにある尚仁沢湧水(しょうじんざわゆうすい)で名水を飲んで帰ってきた。滝、ユリ、名水が今回のツーリングの3大テーマ。
相変わらず使い勝手の悪い新グーグルマップだが、できなくなったと思っていた地形図や航空写真図にルートを引くことができることを発見。新マップに変更された時からできたのか、最近改良されたのかはわからないが、以前と違ってわかりにくい場所に切り替えのメニューがある。
場所は遠いがルートはいたってシンプル。東北自動車道で西那須野塩原インターまで行き、国道400号線で西に進む。竜化の滝を訪れ、塩原の温泉街を抜けると日塩有料道路(通称:もみじライン、日塩は日光と塩原ね)に入る。もみじラインはバイクで走るにもいい道だが、ハンターマウンテンはもみじライン沿いにあるので通らざるを得ない。ハンターマウンテンを出た後はもみじラインを終点まで。次は国道121号線を少しだけ走って県道63号線で東へ。尚仁沢湧水の先あたりから63号線は南に進路を変え、そのまま走ると上河内インターに着く。観光地で道路標識も充実しているのでナビがなくても迷うことはない。
縮尺の大きな地図でハンターマウンテンの位置。
改めて眺めると、やっぱり遠い(^^ゞ
出発は午前7時。先週までの連日35度越えの猛暑日は治まり、夏休みシーズンの東京は33度くらいが最高気温。それで何となく涼しいと感じてしまうのが異常気象時代の対応力? この時点でバイクの気温計は29.5度だった。
首都高は山手トンネル経由のルートを選択。トンネル内が暑いから夏は避けるルートであるが、まだ朝早いので渋滞はないと踏んでの判断。入り口の電光掲示板が渋滞表示になっていたら違う路線にするつもりで向かう。無表示だったので山手トンネル突入。しかし入った瞬間に「暑っ」ではなく「熱っ!」と感じる。BMW F800Rの気温計は1分ごとの計測なので(たぶん)、まだ29.5度だったが尋常ではない熱気。アクアラインも暑いが、こんな入り口から温度が上がることはない。
それで次に気温計を見た時はなんと41.5度!!! ダチョウ倶楽部じゃないけれど「殺す気か!」である。事情をよく知らないライダーが渋滞時にこのトンネルに入ってしまったらかなり危険かもしれない。山手トンネルは全長18キロと長いので危険物積載車両は通行禁止になっている。温度と渋滞状況によってはバイクも進入禁止の措置が必要かとも思う。というか換気悪すぎやろ。
東北自動車道はスローダウンと渋滞の繰り返し。渋滞していた距離は全部で30キロ以上。まあ夏休みだから仕方ないかな。バイクは小回りが利くから(^^ゞそこそこのペースで走れるので助かる。ちなみに高速道路上は33度くらいだった。バイクはまともに走れている状態で30度だと結構涼しく35度以上になると地獄と、たった5度の気温差で大きく変わる。33度は何とか長距離をがんばれる温度。
西那須野塩原インターで降りる。ずいぶん長い名前で、高速道路の標示によると「西那須野・塩原」という地名の組み合わせのようである。那須と塩原はよく聞く地名だが、那須野というのは知らなかった。それでこの西那須野塩原インターで降りて400号線を走ると、いきなり牧場があったりして高原リゾート的な風景になる。もっともナビの標高表示は250mほどだったので高原ではない。気温は27度くらい。高速道路を降りて数分しか経っていないから、やっぱり高速道路というのは暑いのだと再確認。
前回に走ったときとは逆方向の景色を楽しみながら400号線を走る。
10時40分に竜化の滝に到着。
ここが滝に向かう正規の入り口だが、ここからの遊歩道は無駄にアップダウンを繰り返すだけなのは前回に学習済み。
という訳で400号線を歩く。交通量はそれなりに多い。
そしてこの場所から遊歩道に入る。
400号線の向こう側に流れている箒川(ほうきがわ)の川底が浅くなってできた布滝(ぬのたき)のまだ滝になっていない部分。もう少し下流に観瀑ポイントがあるが今回も訪れず。
抛雪の滝(ほうせつのたき)は滝口を眺めるだけなのも前回と同じ。後で気がついたが、この滝の滝壺は遊歩道に入った場所からそれほど離れていないから帰りに見てくればよかった。バイクで400号線を走っている時にそれらしきものには気がつかなかったが。
見覚えのある懐かしい道を進む。
橋を2つ渡って、
風挙の滝(ふうきょのたき)到着。駐車場からここまで10分くらい。
前回は通行止めになっていた竜化の滝への登り口。
風挙の滝のすぐ横を登っていく。
落石は注意しても避けるのは難しい(^^ゞ
前回は見られなかった風挙の滝の滝口。(滝が流れ落ちるところ・滝壺の反対語)
この先は台風か何かで遊歩道が崩れて通行止めになっていたのだから、かなり険しいルートだと想像していたが、まったく緩やかだった。
流れに敷かれているゴム管は水をどこかに送るもの。
水道になるのかな?
この階段を上ると、
こんな階段トンネルがあって、
その先がコンクリートで囲まれた観瀑台。屋根まであるのは落石対策と推察。
風挙の滝からは約5分。
念願かなって竜化の滝。
滝を評価するには「大きさ・迫力(含む水量)」と「佇まいや美しさ」の視点があると思う。竜化の滝はこの両者が高レベルでミックスされている。見ての通りの三段滝で一番上からの落差は60メートル。ちなみに風挙の滝は7メートル。
上段のアップ。
中断のアップ。
滝は文句なしに素晴らしかったが、観瀑台には言いたいことがある。屋根も壁もコンクリートなのに、なぜか床は地面のまま。それで周りの壁から滲み出してくるのか、入り込んでくる滝の飛沫はわずかだけれど、それでも四六時中だから溜まったのか、とにかく床には大きな水たまりができている。およそ1/5は長靴でも履いていないと立てない状態。そんなことは造るときに想像できたはず。それとできれば滝壺が見られる場所にも観瀑台を設置して欲しいな。
滝見物終了。
滝もよかったが森林浴効果も高い。
気温はたぶん25度以下。
好物の水しぶき撮影(^^ゞ
これは風挙の滝の上から。
幾何学模様の橋を渡って、
400号線に出て、
駐車場に戻る。
こんな看板があった。
箒川は見えるが川原に降りる道は見つけられず。
しばらく駐車場の片隅に座って休憩。
この時点では天気はそこそこよかったのだが。
ーーー続く
wassho at 22:22|Permalink│Comments(0)│
2014年09月17日
白糸の滝 (軽井沢)
150メートルか200メートルかは不明なものの滝まではすぐ着く。勾配もきつくない。ただし1つ前のエントリーで書いたように駐車場は道路沿いの路肩だから、入口から離れたところに駐めるとそれなりに歩くことになる。
これが軽井沢の白糸の滝。イメージとしては超ミニチュアサイズのナイアガラの滝、どちらかといえば花火のナイアガラかな。
解説によると高さ3メートル、幅70メートル。
このパネルの解説は日本語、英語、韓国語に加えて中国語が2つ書かれている。こういうのは初めて見た気がする。聞くところによると、中国語は大きくは7つくらいの種類があるらしい。以前、中国人に標準語と関西弁くらいの違い?と尋ねたら、そんなレベルではまったくなく、単語だけではなく文法も一部違うからイメージ的にはフランス語とドイツ語くらい差があると教えてもらった。日本では空港などで日本語の後に英語のアナウンスが流れるが、それと同じように複数の中国語でアナウンスしているらしい。
滝口(滝が流れ始めるところ)のところをアップで。
これはまあ普通に流れ落ちているが、
こちらは水がしみ出て落ちている。
パネルにも書いてあったようにこの滝は川の水ではなく地下水。
こういうタイプの滝を潜流瀑と呼ぶ。
一番最初の写真は軽井沢の白糸の滝の紹介でよく見る構図。
少し後ろから撮ってみると、こんな感じ。
結構こぢんまりしている。ある程度知っていたが想像以上(^^ゞ
まあこの滝は迫力を求めるのではなく、その佇まいを愛でるものだろう。
なお夏と違って気温が涼しいからか、滝のそばで気温の変化を感じることはなかった。
滝の前の広場にあった看板。
こんな人の多い場所にクマが出てくるとは思えないが、
広場から伸びている、こういう道を奥に進んだりしたら可能性はあるのかもしれない。
その道を数メートルだけ入って
白糸の滝に続く道を上から。
これは滝壺から流れた水が次の滝になっている部分。
以上、白糸の滝からのレポートでしたと終わりたいところだがーーー
観光案内や現地の案内板には書いていない話。
実はこの白糸の滝は人工的に造られた滝なのである。もともと潜流漠としてこの場所に水は湧いていた。それを壁面を垂直にして水がまっすぐ落ちるようにし、手前に池を掘って庭園風にしつらえたもの。2番目の滝も同様に人の手によって整えられた。
造園時期は大正の終わりか昭和のごく初めらしい。軽井沢は江戸時代から宿場町として栄えていたが、避暑地・別荘地としての歴史が始まったのは明治の中頃。大正時代には西武鉄道が大規模な開発に乗り出している。この滝を造園した目的は観光名所作りに違いないが、誰が行ったのかは不明らしい。今は白糸ハイランドウエイ(有料道路)の重要な収入源になっているが、道路ができたのは昭和37年(1962年)と滝が造られたかなり後。それまではかなりへんぴな場所だったに違いない。当時のセレブな別荘族がシャレでプライベートガーデン的に造ったのかな。
この不思議な滝の形が人工的なものだと知ると少しガッカリしなくもないが、知らなければ人工滝だと気付くことはないだろう。既に100年近く経っているから人工臭さは消えて、まったく自然に溶け込んだ風景になっている。
ーーー続く。
これが軽井沢の白糸の滝。イメージとしては超ミニチュアサイズのナイアガラの滝、どちらかといえば花火のナイアガラかな。
解説によると高さ3メートル、幅70メートル。
このパネルの解説は日本語、英語、韓国語に加えて中国語が2つ書かれている。こういうのは初めて見た気がする。聞くところによると、中国語は大きくは7つくらいの種類があるらしい。以前、中国人に標準語と関西弁くらいの違い?と尋ねたら、そんなレベルではまったくなく、単語だけではなく文法も一部違うからイメージ的にはフランス語とドイツ語くらい差があると教えてもらった。日本では空港などで日本語の後に英語のアナウンスが流れるが、それと同じように複数の中国語でアナウンスしているらしい。
滝口(滝が流れ始めるところ)のところをアップで。
これはまあ普通に流れ落ちているが、
こちらは水がしみ出て落ちている。
パネルにも書いてあったようにこの滝は川の水ではなく地下水。
こういうタイプの滝を潜流瀑と呼ぶ。
一番最初の写真は軽井沢の白糸の滝の紹介でよく見る構図。
少し後ろから撮ってみると、こんな感じ。
結構こぢんまりしている。ある程度知っていたが想像以上(^^ゞ
まあこの滝は迫力を求めるのではなく、その佇まいを愛でるものだろう。
なお夏と違って気温が涼しいからか、滝のそばで気温の変化を感じることはなかった。
滝の前の広場にあった看板。
こんな人の多い場所にクマが出てくるとは思えないが、
広場から伸びている、こういう道を奥に進んだりしたら可能性はあるのかもしれない。
その道を数メートルだけ入って
白糸の滝に続く道を上から。
これは滝壺から流れた水が次の滝になっている部分。
以上、白糸の滝からのレポートでしたと終わりたいところだがーーー
観光案内や現地の案内板には書いていない話。
実はこの白糸の滝は人工的に造られた滝なのである。もともと潜流漠としてこの場所に水は湧いていた。それを壁面を垂直にして水がまっすぐ落ちるようにし、手前に池を掘って庭園風にしつらえたもの。2番目の滝も同様に人の手によって整えられた。
造園時期は大正の終わりか昭和のごく初めらしい。軽井沢は江戸時代から宿場町として栄えていたが、避暑地・別荘地としての歴史が始まったのは明治の中頃。大正時代には西武鉄道が大規模な開発に乗り出している。この滝を造園した目的は観光名所作りに違いないが、誰が行ったのかは不明らしい。今は白糸ハイランドウエイ(有料道路)の重要な収入源になっているが、道路ができたのは昭和37年(1962年)と滝が造られたかなり後。それまではかなりへんぴな場所だったに違いない。当時のセレブな別荘族がシャレでプライベートガーデン的に造ったのかな。
この不思議な滝の形が人工的なものだと知ると少しガッカリしなくもないが、知らなければ人工滝だと気付くことはないだろう。既に100年近く経っているから人工臭さは消えて、まったく自然に溶け込んだ風景になっている。
ーーー続く。
wassho at 07:28|Permalink│Comments(0)│
2014年09月14日
榛名山〜軽井沢
去年、一昨年と夏のバイクツーリングは滝を見に行くことが多かった。それなりの規模以上の滝で、日帰りツーリングの距離内で、かつツーリングとして楽しめるルートで、そして駐車場からそれほど歩かずに滝まで行けるという条件(名瀑には滝まで1時間2時間の山歩きが必要な滝も多い)を満たす滝はもうあまり残っていない。滝は涼しいから夏の目的地にしてきた。じゃ滝の次は何にしようかと考えて、今年は夏の定番である高原ツーリングを楽しもうと決めていた。
しかし残念ながら梅雨が長かったし、その後は天候不順。この夏は7月に1回、8月に2回しかツーリングに出かけていない。何度か訪れている箱根をのぞけば、目論んでいた高原ツーリングは清里・八ヶ岳しか行けなかった。そしてようやく天候が安定したと思ったら残暑なしでいきなり秋の気配。暑い時に涼しいところへ行くゾと思うからモチベーションが上がるわけで、東京でもそこそこ涼しいとなるとーーー。
でもまあ寒くて走れないことはないだろうと軽井沢まで。ちなみに夏前に考えていたプランはいくつかあって軽井沢も候補地だったが、それはもっと北の標高の高いところまで上がって帰りに軽井沢で一泊するようなルートを考えていた。それはまたいつかの夏の楽しみにとっておいて今回は日帰りプラン。軽井沢まで高速の往復ではつまらないので榛名山から西に進むルートにしてみた。
地図を作りながら気づいたが、軽井沢って富士山の真北にあるんだ。
午前7時には出発するつもりが、いろいろあってガレージに入ったのが9時。そこからまたいろいろあって結局出発は10時になってしまう。関越自動車道に入るまでは比較的スムーズだったが、案の定、高速道路は1/3くらいの区間で渋滞していた感じ。そしてバイクが絡む事故を2件も目撃。1つはパトカーが着いたばかりの様子でライダーが道路に横たわっていた。たぶん女性。でも渋滞箇所だったし、同行者と思われる2名のライダーは落ち着いていたから、それほど重傷ではないと思う。もう1つはライダーはその場にはいなかったが、チラッと見えた範囲ではそれほどバイクは損傷していない。でも安全運転するぞと心を引き締める。後で知ったがこの日、関越自動車道ではハーレー5台が絡む事故があり1名が死亡している。合掌
関越を渋川伊香保インターで降り県道33号線で榛名山に向かう。クルマ好きの主人公が登場する頭文字Dという漫画の舞台のひとつで、走り屋達に人気がある道路なことは知識として知っている。しかし残念ながらその漫画を読んだことはない。でもすれ違うバイクやライダーの服装は普段のツーリング先で見るそれとは違って、いかにも走りに来たというような人が多かった。
しかし、この33号線が大渋滞。途中に伊香保温泉があるのでその温泉客みたい。スリヌケもほとんどできない片側1車線の道路だから、かなり時間がかかってしまった。でも捨てる神あれば拾う神あり。この日、榛名山周辺ではヒストリックカー(クラシックカーほど古くはないが30年から50年くらい昔のクルマ)のイベントがあったようで、珍しいクルマをたくさん見かけた。もう少し歳を取ったら、そんな趣味も悪くない。でもヒストリックカーを走れる状態に維持するのは大変だろうな。
頂上に近づくにつれて、ようやくまともに走れるようになる。33号線は榛名湖の手前に長い直線部分があり、その一部がメロディーラインになっている。道路に細かな凹凸を設けて、タイヤが通る時の音を反響させてメロディーを奏でる仕組み。全国に30箇所近くあるらしい。榛名湖メロディーラインで聞こえる音楽は「♪静かな湖畔の森の影から〜」。しかし想像はしていたがバイクでは無理。タイヤが小さいからかヘルメット越しに聞こえる風切り音が大きすぎるのか。カッコー、カッコーと輪唱したかったのに(^^ゞ
写真はダイハツのコマーシャルで使われていたもの。
榛名湖到着。
榛名山(はるなさん)は火山でできた複数の山の総称で、その火口が湖になったカルデラ湖が榛名湖。向こう岸に見えるのが榛名冨士と呼ばれる山で標高1390メートル。榛名湖の標高は1084メートルだから、見えている部分は差し引き306メートル。榛名冨士はきれいな円錐形で、航空写真で見ると宇宙人が人工的に造ったかのよう。頂上までケーブルカーで登れるが、この時点で午後2時前だったので今回はパス。
違う方向の写真をもう1枚。
33号線を西へ向かって山を降りる。天神峠という名前がついているこの道は、路面がタイヤ跡で真っ黒なところが多かった。走り屋達がタイヤを滑らすドリフト走行の痕跡。一時ブームになったが今でもやっているのかな。
途中に近年パワースポットとして人気がある榛名神社があるので下りも混雑していた。上ってくるクルマも多い。なお33号線を国道406号線と接するところまで降りる予定だったが、なぜか途中で県道211号線に入ってしまう。どこで道を間違えたのか自分でもわからず、ナビに表示される道路標示で知った次第。(地図は修正し忘れたので33号線のまま)
406号線・草津街道を北上し、途中で群馬県道54号線にそれて軽井沢へ向かう。しばらくは田舎の集落を抜けていくのどかなルートである。54号線に入るとクルマはほとんどいない。途中からかなりクネクネしてくる。最初は楽しいが次第に飽きてきた(^^ゞ 標高は高いところで1400メートル。この日の気温はガレージを出た時が28度。群馬に近づいた高速道路上で30度。榛名湖で25度。54号線ではぐっと下がって16度くらいのところもあった。
一番クネクネで激しいところの終わり部分に二度上峠(にどあげとうげ)という浅間山を真正面に見られるところがある。今回は停まらずにバイクから眺めただけ。54号線の終点近くに浅間大滝という滝があり、そちらを見ることにしたから。あちこち見るにはスタートが遅く時間に余裕がなかったのが残念。ところが、その浅間大滝は看板がデカデカとあるだろうと思っていたら、それらしきものには遭遇せず54号線終了。小さな看板で見落としたみたい(/o\)
※地図に二度山と書いてあるのは二度上の間違い
県道54号線と国道146号線が接するところには北軽井沢という標識が立っている。でもそこはまだ群馬県。本来の軽井沢は長野県北佐久郡軽井沢町。でも軽井沢ブランドにあやかって周辺でも軽井沢の名前を使っているところが多い。北軽井沢のさらに北側は「奥軽井沢」というらしい(^^ゞ
146号線を南下。白糸ハイランドウエイという観光有料道路に入る。ここを走ったのは白糸の滝を見るため。バイクは200円。ETCはなく現金払い。入り口で「軽井沢まで抜けますか?」と尋ねられる。そのつもりだったので「はい」といったが、白糸の滝を見たら引き返すといったら料金が違うのだろうか? 白糸の滝はこの有料道路の途中にある。
午後4時前に白糸の滝到着。
道路沿いが駐車スペースだが、バイク用はないので適当なところに駐める。
土産物屋が並ぶ。夏休みなら混雑しているだろうな。
白糸の滝まで0.2キロ=200メートルの看板のすぐそばに150メートルの看板。
アバウトな土地柄みたい。
こんな道を上っていく。
ーーー続く
しかし残念ながら梅雨が長かったし、その後は天候不順。この夏は7月に1回、8月に2回しかツーリングに出かけていない。何度か訪れている箱根をのぞけば、目論んでいた高原ツーリングは清里・八ヶ岳しか行けなかった。そしてようやく天候が安定したと思ったら残暑なしでいきなり秋の気配。暑い時に涼しいところへ行くゾと思うからモチベーションが上がるわけで、東京でもそこそこ涼しいとなるとーーー。
でもまあ寒くて走れないことはないだろうと軽井沢まで。ちなみに夏前に考えていたプランはいくつかあって軽井沢も候補地だったが、それはもっと北の標高の高いところまで上がって帰りに軽井沢で一泊するようなルートを考えていた。それはまたいつかの夏の楽しみにとっておいて今回は日帰りプラン。軽井沢まで高速の往復ではつまらないので榛名山から西に進むルートにしてみた。
地図を作りながら気づいたが、軽井沢って富士山の真北にあるんだ。
午前7時には出発するつもりが、いろいろあってガレージに入ったのが9時。そこからまたいろいろあって結局出発は10時になってしまう。関越自動車道に入るまでは比較的スムーズだったが、案の定、高速道路は1/3くらいの区間で渋滞していた感じ。そしてバイクが絡む事故を2件も目撃。1つはパトカーが着いたばかりの様子でライダーが道路に横たわっていた。たぶん女性。でも渋滞箇所だったし、同行者と思われる2名のライダーは落ち着いていたから、それほど重傷ではないと思う。もう1つはライダーはその場にはいなかったが、チラッと見えた範囲ではそれほどバイクは損傷していない。でも安全運転するぞと心を引き締める。後で知ったがこの日、関越自動車道ではハーレー5台が絡む事故があり1名が死亡している。合掌
関越を渋川伊香保インターで降り県道33号線で榛名山に向かう。クルマ好きの主人公が登場する頭文字Dという漫画の舞台のひとつで、走り屋達に人気がある道路なことは知識として知っている。しかし残念ながらその漫画を読んだことはない。でもすれ違うバイクやライダーの服装は普段のツーリング先で見るそれとは違って、いかにも走りに来たというような人が多かった。
しかし、この33号線が大渋滞。途中に伊香保温泉があるのでその温泉客みたい。スリヌケもほとんどできない片側1車線の道路だから、かなり時間がかかってしまった。でも捨てる神あれば拾う神あり。この日、榛名山周辺ではヒストリックカー(クラシックカーほど古くはないが30年から50年くらい昔のクルマ)のイベントがあったようで、珍しいクルマをたくさん見かけた。もう少し歳を取ったら、そんな趣味も悪くない。でもヒストリックカーを走れる状態に維持するのは大変だろうな。
頂上に近づくにつれて、ようやくまともに走れるようになる。33号線は榛名湖の手前に長い直線部分があり、その一部がメロディーラインになっている。道路に細かな凹凸を設けて、タイヤが通る時の音を反響させてメロディーを奏でる仕組み。全国に30箇所近くあるらしい。榛名湖メロディーラインで聞こえる音楽は「♪静かな湖畔の森の影から〜」。しかし想像はしていたがバイクでは無理。タイヤが小さいからかヘルメット越しに聞こえる風切り音が大きすぎるのか。カッコー、カッコーと輪唱したかったのに(^^ゞ
写真はダイハツのコマーシャルで使われていたもの。
榛名湖到着。
榛名山(はるなさん)は火山でできた複数の山の総称で、その火口が湖になったカルデラ湖が榛名湖。向こう岸に見えるのが榛名冨士と呼ばれる山で標高1390メートル。榛名湖の標高は1084メートルだから、見えている部分は差し引き306メートル。榛名冨士はきれいな円錐形で、航空写真で見ると宇宙人が人工的に造ったかのよう。頂上までケーブルカーで登れるが、この時点で午後2時前だったので今回はパス。
違う方向の写真をもう1枚。
33号線を西へ向かって山を降りる。天神峠という名前がついているこの道は、路面がタイヤ跡で真っ黒なところが多かった。走り屋達がタイヤを滑らすドリフト走行の痕跡。一時ブームになったが今でもやっているのかな。
途中に近年パワースポットとして人気がある榛名神社があるので下りも混雑していた。上ってくるクルマも多い。なお33号線を国道406号線と接するところまで降りる予定だったが、なぜか途中で県道211号線に入ってしまう。どこで道を間違えたのか自分でもわからず、ナビに表示される道路標示で知った次第。(地図は修正し忘れたので33号線のまま)
406号線・草津街道を北上し、途中で群馬県道54号線にそれて軽井沢へ向かう。しばらくは田舎の集落を抜けていくのどかなルートである。54号線に入るとクルマはほとんどいない。途中からかなりクネクネしてくる。最初は楽しいが次第に飽きてきた(^^ゞ 標高は高いところで1400メートル。この日の気温はガレージを出た時が28度。群馬に近づいた高速道路上で30度。榛名湖で25度。54号線ではぐっと下がって16度くらいのところもあった。
一番クネクネで激しいところの終わり部分に二度上峠(にどあげとうげ)という浅間山を真正面に見られるところがある。今回は停まらずにバイクから眺めただけ。54号線の終点近くに浅間大滝という滝があり、そちらを見ることにしたから。あちこち見るにはスタートが遅く時間に余裕がなかったのが残念。ところが、その浅間大滝は看板がデカデカとあるだろうと思っていたら、それらしきものには遭遇せず54号線終了。小さな看板で見落としたみたい(/o\)
※地図に二度山と書いてあるのは二度上の間違い
県道54号線と国道146号線が接するところには北軽井沢という標識が立っている。でもそこはまだ群馬県。本来の軽井沢は長野県北佐久郡軽井沢町。でも軽井沢ブランドにあやかって周辺でも軽井沢の名前を使っているところが多い。北軽井沢のさらに北側は「奥軽井沢」というらしい(^^ゞ
146号線を南下。白糸ハイランドウエイという観光有料道路に入る。ここを走ったのは白糸の滝を見るため。バイクは200円。ETCはなく現金払い。入り口で「軽井沢まで抜けますか?」と尋ねられる。そのつもりだったので「はい」といったが、白糸の滝を見たら引き返すといったら料金が違うのだろうか? 白糸の滝はこの有料道路の途中にある。
午後4時前に白糸の滝到着。
道路沿いが駐車スペースだが、バイク用はないので適当なところに駐める。
土産物屋が並ぶ。夏休みなら混雑しているだろうな。
白糸の滝まで0.2キロ=200メートルの看板のすぐそばに150メートルの看板。
アバウトな土地柄みたい。
こんな道を上っていく。
ーーー続く
wassho at 23:45|Permalink│Comments(0)│
2013年09月12日
湯滝
9月1日:日光ツーリングの続編6
竜頭の滝から120号線に戻って北上すると5分ほどで戦場ヶ原に出る。たった5分で、またもや雨の形跡はなく路面は完全にドライ。奥日光では雨に降られても諦めないことである。
戦場ヶ原は120号線からはチラッと見える程度。基本的にハイキングコースでクルマやバイクは入れない。奥日光では中禅寺湖の周りもマイカー規制のところが多く、許可を受けた低公害バスと呼ばれる路線バスが走っている。低公害バスとはプリウスのようなガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッドで走るバスのようである。
というわけで奥日光の名所を堪能するには、クルマやバイクで回るだけではダメで、ハイキングや軽い登山が必要となる。それはそれでやってみたいような、やっぱりちょっと面倒なようなーーー。求む山ガールの同伴者!
それと日光は日本を代表する観光地ではあるが、他の観光地と違って観光地独特のけばけばしさがあまり感じられない。ひょっとしたら、歩いて見て回る観光地〜そういうことを楽しみにやってくる人が多い観光地ーーーというのが、その理由のひとつかもしれない。
湯滝は湯の湖から流れる滝である。滝として落ちた後は湯川となって竜頭の滝まで流れている。その湯の湖は120号線に面しているが、湯滝の滝壺は120号線から脇道のようなところを入っていく。
ここの駐車場は有料。
バイク100円、クルマはなぜか410円という半端な金額。
バイクは一番奥の滝に近いところに駐められる。
雲は多いものの天候は問題なし。
滝の手前にある売店。
あちらこちらにハイキングコースが延びている。
まあ、ここにクマはでないと思うけれど。
ハイキングスタイルの人はほとんどが鈴を付けていた。どこの売店でも鈴は売っている。なんとイタリア大使館別荘でも売っていた。しかし山奥のほうに行くならともかく、整備されたハイキングコースを、しかも何人かで連れ立って歩いていてクマがやってくるのかな。鈴を売るための不安商法だったりして(^^ゞ
観瀑台の様子。
THIS IS 湯滝。
「ゆだき」と濁るのが正式な名前。
落差50メートル。最大幅25メートル。
実際にはもっと大きく感じる。もっとも何メートルかどうかなんてことは気にもならず、ただただ圧倒的なド迫力。去年に湯の湖の滝口からのぞいた時、こんな大きな滝だとはまったく思っていなかった。
撮影角度が同じなので、あまり代わり映えしないがアップで。
信心深ければお不動様が見えるらしい。
私に見えるはずもなく(^^ゞ
ハイキングコースの遊歩道を、ほんのさわりだけ歩く。
湯滝は竜頭の滝と同じく岩の川底を滑り落ちるタイプの滝。
水しぶきは派手でも、滝壺をよく見ると水量はそれほどでもなさそうだ。。
ついでに書くと、滝壺に落ちた湯の湖の水は、先ほども書いたように湯川となって竜頭の滝に落ち、その後は中禅寺湖に流れて華厳の滝に落ちる。そこからは大谷川となり日光中心部を流れて鬼怒川に合流し、鬼怒川は利根川に合流して千葉の銚子で太平洋に。一寸法師になって、のんびり下ってみたいね。ちなみに大谷川は「だいやがわ」と変わった読み方をする。
売店のテラスで舞茸の天ぷらそばを食べる。舞茸の香りはなかなかのものだった。スーパーの舞茸とはひと味違う。何より湯滝を眺めながら食べるのが最高。本当は滝見酒をしたかった。
豪快な滝にすっかり満足して湯滝を後にする。
湯滝は湯の湖の南側にある。
反対側の湯の湖北岸にあるのが湯元温泉。
湯ばっかりでややこしい。
少しだけ湯の湖の北側に寄ってみた。120号線で湯の湖にさしかかるとかすかに硫黄の匂いがする。温泉も流れ込んでいるから湯の湖という。そして湯の湖の北側に入ると、ハッキリとこれはもう温泉の匂いである。
北側の湖畔は公園になっていた。
BMW F800Rと湯の湖のツーショット。
その後のルートは去年と同じ。120号線で標高1800メートルの金精峠(こんせいとうげ)を超え、菅沼、丸沼の大きな湖を横目で見て片品村に降りる。その後は吹割の滝の横を通って関越自動車道の沼田インターまで。片品村から先は7月に「たんばらラベンダーパーク」や矢木沢ダムを見た時と同じルートである。ただし沼田インターチェンジの手前は結構混むので、今回は少し北側の地元道を走った。
ところで吹割の滝を超えたところで雨が降り出し、沼田あたりでは晴れていたが、関越を走ってしばらくしたらまた降ってきた。埼玉県の手前で雨は上がり上里サービスエリアで休憩。今回のツーリングはまったく降ったりやんだりである。でも、そんな天候だったおかげか虹が出た!
午後7時帰宅、走行445キロ。
おしまい。
竜頭の滝から120号線に戻って北上すると5分ほどで戦場ヶ原に出る。たった5分で、またもや雨の形跡はなく路面は完全にドライ。奥日光では雨に降られても諦めないことである。
戦場ヶ原は120号線からはチラッと見える程度。基本的にハイキングコースでクルマやバイクは入れない。奥日光では中禅寺湖の周りもマイカー規制のところが多く、許可を受けた低公害バスと呼ばれる路線バスが走っている。低公害バスとはプリウスのようなガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッドで走るバスのようである。
というわけで奥日光の名所を堪能するには、クルマやバイクで回るだけではダメで、ハイキングや軽い登山が必要となる。それはそれでやってみたいような、やっぱりちょっと面倒なようなーーー。求む山ガールの同伴者!
それと日光は日本を代表する観光地ではあるが、他の観光地と違って観光地独特のけばけばしさがあまり感じられない。ひょっとしたら、歩いて見て回る観光地〜そういうことを楽しみにやってくる人が多い観光地ーーーというのが、その理由のひとつかもしれない。
湯滝は湯の湖から流れる滝である。滝として落ちた後は湯川となって竜頭の滝まで流れている。その湯の湖は120号線に面しているが、湯滝の滝壺は120号線から脇道のようなところを入っていく。
ここの駐車場は有料。
バイク100円、クルマはなぜか410円という半端な金額。
バイクは一番奥の滝に近いところに駐められる。
雲は多いものの天候は問題なし。
滝の手前にある売店。
あちらこちらにハイキングコースが延びている。
まあ、ここにクマはでないと思うけれど。
ハイキングスタイルの人はほとんどが鈴を付けていた。どこの売店でも鈴は売っている。なんとイタリア大使館別荘でも売っていた。しかし山奥のほうに行くならともかく、整備されたハイキングコースを、しかも何人かで連れ立って歩いていてクマがやってくるのかな。鈴を売るための不安商法だったりして(^^ゞ
観瀑台の様子。
THIS IS 湯滝。
「ゆだき」と濁るのが正式な名前。
落差50メートル。最大幅25メートル。
実際にはもっと大きく感じる。もっとも何メートルかどうかなんてことは気にもならず、ただただ圧倒的なド迫力。去年に湯の湖の滝口からのぞいた時、こんな大きな滝だとはまったく思っていなかった。
撮影角度が同じなので、あまり代わり映えしないがアップで。
信心深ければお不動様が見えるらしい。
私に見えるはずもなく(^^ゞ
ハイキングコースの遊歩道を、ほんのさわりだけ歩く。
湯滝は竜頭の滝と同じく岩の川底を滑り落ちるタイプの滝。
水しぶきは派手でも、滝壺をよく見ると水量はそれほどでもなさそうだ。。
ついでに書くと、滝壺に落ちた湯の湖の水は、先ほども書いたように湯川となって竜頭の滝に落ち、その後は中禅寺湖に流れて華厳の滝に落ちる。そこからは大谷川となり日光中心部を流れて鬼怒川に合流し、鬼怒川は利根川に合流して千葉の銚子で太平洋に。一寸法師になって、のんびり下ってみたいね。ちなみに大谷川は「だいやがわ」と変わった読み方をする。
売店のテラスで舞茸の天ぷらそばを食べる。舞茸の香りはなかなかのものだった。スーパーの舞茸とはひと味違う。何より湯滝を眺めながら食べるのが最高。本当は滝見酒をしたかった。
豪快な滝にすっかり満足して湯滝を後にする。
湯滝は湯の湖の南側にある。
反対側の湯の湖北岸にあるのが湯元温泉。
湯ばっかりでややこしい。
少しだけ湯の湖の北側に寄ってみた。120号線で湯の湖にさしかかるとかすかに硫黄の匂いがする。温泉も流れ込んでいるから湯の湖という。そして湯の湖の北側に入ると、ハッキリとこれはもう温泉の匂いである。
北側の湖畔は公園になっていた。
BMW F800Rと湯の湖のツーショット。
その後のルートは去年と同じ。120号線で標高1800メートルの金精峠(こんせいとうげ)を超え、菅沼、丸沼の大きな湖を横目で見て片品村に降りる。その後は吹割の滝の横を通って関越自動車道の沼田インターまで。片品村から先は7月に「たんばらラベンダーパーク」や矢木沢ダムを見た時と同じルートである。ただし沼田インターチェンジの手前は結構混むので、今回は少し北側の地元道を走った。
ところで吹割の滝を超えたところで雨が降り出し、沼田あたりでは晴れていたが、関越を走ってしばらくしたらまた降ってきた。埼玉県の手前で雨は上がり上里サービスエリアで休憩。今回のツーリングはまったく降ったりやんだりである。でも、そんな天候だったおかげか虹が出た!
午後7時帰宅、走行445キロ。
おしまい。
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2013年09月10日
竜頭の滝
9月1日:日光ツーリングの続編5
イタリア大使館別荘から駐車場に戻る途中に雨が降ってきた。この日の日光地方は昼間は晴れ、午後6時から雨という予報。寂光の滝、裏見滝では晴れていたものの奥日光に入ってから雲が多かったから、そろそろ来るかなと思っていたところ。時間は12時半頃と天気予報より降り出しがかなり早い。ただし奥日光はコロコロ天気が変わることでも有名。
パラパラ降り出したと思ったら、すぐに本格的な雨に。でも湖畔沿いの遊歩道は木に覆われているのでほとんど濡れない。駐車場に戻り、バイクのシートにおいてあった革ジャンとヘルメットを持って、再び遊歩道の木の下で雨宿り。遠くで雷も聞こえるが、なんとなく通り雨っぽい。15分ほど待っていたら、ほとんど雨はやんでラッキー。遊歩道で突っ立っての雨宿りは退屈だったけれど。
中禅寺湖の北岸まで行くと雨は完全に上がった。空を見るとグレーの雲と青空のまだら模様。また降るかもしれないが、ずっと降り続けることもなさそうと判断する。
ブログでずいぶん滝の話を書いた気もするが、バイクで滝を見に行ったのは去年の8月4日が最初である。この時は華厳の滝を見て、その後に吹割の滝を見るプランだった。まだ滝にはまったく無知で、日光にたくさん滝があることも知らなかった。それで華厳の滝を見て中禅寺湖を通り、120号線を吹割の滝に向かって走っていて通りかかったのが竜頭の滝と湯滝。偶然見つけたようなものだから滝口(流れ落ち始めるところ)しか見ていない。それで今回のツーリング後半は、その2つの滝を滝壺からしっかり眺めるのが目的である。
竜頭の滝(りゅうずのたき)は120号線が中禅寺湖から離れてすぐのところにある。ここはしっかり案内看板があった。
案内看板に沿って道を曲がると、何軒かの土産物屋が集まっている敷地に入る。それで竜頭の滝の滝壺は、このお店の中に入って奥にあるベランダのようなところから眺める。要は滝の前にこの店は建っていて滝壺を独占している。店が休みの時は滝を見られないのかな?
(この写真は帰りに撮ったので地面が濡れているが、ここに到着した時は晴れていた)
これが竜頭の滝の滝壺。
リュウズというと腕時計のツマミしか思い浮かばないが、滝が2つに別れて滝壺に落ちているので、それを双頭の龍に見立てた名前かと思う。
左右のアップ。
去年、橋の上から流れ落ちる竜頭の滝を見た時はかなり感激したが、滝壺部分はそうでもなかった。ちょっと期待が大きすぎたかも。
滝壺は早々に引き揚げて上流側に登ることにする。
この時は青空。イタリア大使館別荘からバイクで15分くらいだったと思うが、この付近は雨が降った形跡もなし。
途中の観瀑台。
去年はここまで降りてきていないはず。
やっぱり竜頭の滝は、この川底を滑り落ちる姿がいいと思う。
お約束の水しぶきアップ。
去年、滝を眺めた橋まで登ろうとしたら雨が降り出してきた。
やっぱり奥日光の天気はコロコロ変わる。
階段が濡れ始めているのがわかるかな?
というわけで竜頭の滝は、ここで撤収。
こんなこともあろうかと、
雨がかからないようバイクは木の枝の下に駐めておいた。
駐車場はこんな感じで地面が濡れている。
強く降ったのは一瞬だけで、すぐ弱い雨になった。
雨雲レーダーをiPhoneでチェックすると西方向は晴れていそうだったので、次の目的地である湯滝に向けて出発することにした。
ーーーたぶん、あと1回。
イタリア大使館別荘から駐車場に戻る途中に雨が降ってきた。この日の日光地方は昼間は晴れ、午後6時から雨という予報。寂光の滝、裏見滝では晴れていたものの奥日光に入ってから雲が多かったから、そろそろ来るかなと思っていたところ。時間は12時半頃と天気予報より降り出しがかなり早い。ただし奥日光はコロコロ天気が変わることでも有名。
パラパラ降り出したと思ったら、すぐに本格的な雨に。でも湖畔沿いの遊歩道は木に覆われているのでほとんど濡れない。駐車場に戻り、バイクのシートにおいてあった革ジャンとヘルメットを持って、再び遊歩道の木の下で雨宿り。遠くで雷も聞こえるが、なんとなく通り雨っぽい。15分ほど待っていたら、ほとんど雨はやんでラッキー。遊歩道で突っ立っての雨宿りは退屈だったけれど。
中禅寺湖の北岸まで行くと雨は完全に上がった。空を見るとグレーの雲と青空のまだら模様。また降るかもしれないが、ずっと降り続けることもなさそうと判断する。
ブログでずいぶん滝の話を書いた気もするが、バイクで滝を見に行ったのは去年の8月4日が最初である。この時は華厳の滝を見て、その後に吹割の滝を見るプランだった。まだ滝にはまったく無知で、日光にたくさん滝があることも知らなかった。それで華厳の滝を見て中禅寺湖を通り、120号線を吹割の滝に向かって走っていて通りかかったのが竜頭の滝と湯滝。偶然見つけたようなものだから滝口(流れ落ち始めるところ)しか見ていない。それで今回のツーリング後半は、その2つの滝を滝壺からしっかり眺めるのが目的である。
竜頭の滝(りゅうずのたき)は120号線が中禅寺湖から離れてすぐのところにある。ここはしっかり案内看板があった。
案内看板に沿って道を曲がると、何軒かの土産物屋が集まっている敷地に入る。それで竜頭の滝の滝壺は、このお店の中に入って奥にあるベランダのようなところから眺める。要は滝の前にこの店は建っていて滝壺を独占している。店が休みの時は滝を見られないのかな?
(この写真は帰りに撮ったので地面が濡れているが、ここに到着した時は晴れていた)
これが竜頭の滝の滝壺。
リュウズというと腕時計のツマミしか思い浮かばないが、滝が2つに別れて滝壺に落ちているので、それを双頭の龍に見立てた名前かと思う。
左右のアップ。
去年、橋の上から流れ落ちる竜頭の滝を見た時はかなり感激したが、滝壺部分はそうでもなかった。ちょっと期待が大きすぎたかも。
滝壺は早々に引き揚げて上流側に登ることにする。
この時は青空。イタリア大使館別荘からバイクで15分くらいだったと思うが、この付近は雨が降った形跡もなし。
途中の観瀑台。
去年はここまで降りてきていないはず。
やっぱり竜頭の滝は、この川底を滑り落ちる姿がいいと思う。
お約束の水しぶきアップ。
去年、滝を眺めた橋まで登ろうとしたら雨が降り出してきた。
やっぱり奥日光の天気はコロコロ変わる。
階段が濡れ始めているのがわかるかな?
というわけで竜頭の滝は、ここで撤収。
こんなこともあろうかと、
雨がかからないようバイクは木の枝の下に駐めておいた。
駐車場はこんな感じで地面が濡れている。
強く降ったのは一瞬だけで、すぐ弱い雨になった。
雨雲レーダーをiPhoneでチェックすると西方向は晴れていそうだったので、次の目的地である湯滝に向けて出発することにした。
ーーーたぶん、あと1回。
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2013年09月06日
裏見滝、荒沢相生滝
9月1日:日光ツーリングの続編2
日光の滝は日光四十八滝あるいは七十二滝などと呼ばれている。もちろんこれは江戸八百八町とか浪華(なにわ)八百八橋と同じように数が多いという表現で実際の数ではないーーーというのが一般的な見解。しかし滝と、ただの段差の境界は曖昧だし、1つの流れから分岐して落ちている滝を別々に数えるか同じ滝と見なすかも特に基準はない。だから細かくネーミングしていけば日光には八百八滝くらいあるんじゃないの?というのが私の見解。
その数ある日光の滝の頂点に君臨するのが日光三大名瀑と称される
華厳の滝
霧降の滝
裏見滝
である。
寂光の滝の次は、その1つである裏見滝(うらみたき)に向かう。裏見の滝と「の」を入れて呼ばれることもある。
寂光の滝から県道194号線を引き返して国道120号線に戻り、500メートルほど西に進んで今度は県道195号線に入る。ちなみに日光に入れば標識が出ていることはわかっていたので、バイクに道順を貼り付けていたのは8本の県道乗り継ぎルートまでである。
この県道195号線も裏見滝線という名前がついていて、194号線と同じく滝のために造られたような道路なのはさすがに観光都市日光。全長は194号線よりも短い。
194号線のように滝のところで行き止まりではなく、もう少し道路は続くが、
ここが裏見滝の駐車場。
駐車場のBMW F800Rと、
そのスクリーンにとまるトンボ。
アキアカネかな?
ここでは裏見ノ滝とカタカナで「ノ」が入っていた。
滝見物に上り下りはつきものである(疲)
最初の1/3位はそこそこ勾配がきつい。
そこを過ぎるとお散歩レベル。
エジプトのピラミッドには王の墓だとか、イヤそうじゃないとか論争がある。意外と石を積み上げたら願いが叶うと思っていただけだったりして(^^ゞ
寂光の滝と違って滝までの歩道はよく整備されている。
水が青く見えると、なぜかうれしい気がする。
これは歩道の向こう側に見える滝。かなり大きな滝なのだが名前はないみたい。こういうのをカウントすれば八百八滝はすぐ達成できるはず。
歩道に張り出している岩。この歩道を整備する時に取り除くという発想はなかったのか? それはともかく、この岩の横をすり抜けたとたんに、滝からの冷気が押し寄せてきてビックリした。
観瀑台が見えてくる。
駐車場からは10分ちょっとだった。
観瀑台の様子。チェックのシャツを着ている男性と、その左にいる女性の間に落ちているのが裏見滝。
上の写真で左端にいる男の子が指さしているのが、この荒沢相生滝(あらさわあいおいだき)。いい滝だと思うが裏見滝の隣にあるから端役扱いでお気の毒さま。
さて日光三大名瀑の1つである裏見滝。
荒沢相生滝を含めていくつもの滝が同じ滝壺に落ちている。
落差19メートルと、それほど大きな滝ではないが水量は多い。複数の滝が集まっていることもあって、この風景の迫力はかなりのもの。音も大きい。しかし写真を見てわかるように観瀑台は裏見滝を真正面から見られる位置に作られていないのが残念。
荒沢相生滝と裏見滝をスイングパノラマで無理やり2ショットにしてみる。
裏見滝というのは滝の裏側に行ける滝のこと。しかしこの裏見滝は裏側に行く道の上部が崩落して現在は通行不能。裏側に潜り込むには岩山登山並みの装備が必要かな。
写真の上の方に滝の裏側の空間が見える。写真をクリックして大きくすると石像というか石像が彫られた石版のようなものが写っている。これは何と寛永元年(1624年)に設置された不動明王像といわれている。また松尾芭蕉も、ここを訪れて俳句を詠んでいるが「裏見」をしたかどうかまでは不明。
ところで裏側に行く道の上部が崩落したと書いたが、調べてみると崩落は何と明治35年。ちょちょっと手を入れれば歩道くらい造れそうだが、その気はないのかな。
100年以上前から裏側に行けないのなら、そろそろ表見滝に改名してもいいと思うが(^^ゞ、とりあえず裏見滝の滝口。滝の勢いに較べて滝口はかなり小さい。滝口の手前はどんな流れになっているのか気になる。誰か登って写真を撮ってきて欲しい。
横っちょにある小さな滝は、岩から直接滝が落ちていた。
観瀑台から下流にある橋を見たところ。
そこからなら正面に見られるが、ちょっと滝まで遠い。
裏見ルートも含めて観瀑設備の再開発をお願いしたいところ。自然そのままの姿をありがたがる向きもあるけれど、もっと山奥ならともかく、私はこんな市街地近くの観光ロケーションなら、日本庭園的に人の手を加えた自然の美しさを演出するのもありだと思う。
滝まで登ってくる時に、岩が張り出しているところを曲がると冷気が押し寄せてきたと書いた。帰りは逆になるわけで、そこを曲がったとたんに蒸し暑い。それでも駐車場でバイクの気温計は23.5度しかない。滝の周りは20度以下だったかもしれない。観瀑環境にちょっと不満もあるが、裏見の滝はなかなか見応えがあった。
ーーー続く
日光の滝は日光四十八滝あるいは七十二滝などと呼ばれている。もちろんこれは江戸八百八町とか浪華(なにわ)八百八橋と同じように数が多いという表現で実際の数ではないーーーというのが一般的な見解。しかし滝と、ただの段差の境界は曖昧だし、1つの流れから分岐して落ちている滝を別々に数えるか同じ滝と見なすかも特に基準はない。だから細かくネーミングしていけば日光には八百八滝くらいあるんじゃないの?というのが私の見解。
その数ある日光の滝の頂点に君臨するのが日光三大名瀑と称される
華厳の滝
霧降の滝
裏見滝
である。
寂光の滝の次は、その1つである裏見滝(うらみたき)に向かう。裏見の滝と「の」を入れて呼ばれることもある。
寂光の滝から県道194号線を引き返して国道120号線に戻り、500メートルほど西に進んで今度は県道195号線に入る。ちなみに日光に入れば標識が出ていることはわかっていたので、バイクに道順を貼り付けていたのは8本の県道乗り継ぎルートまでである。
この県道195号線も裏見滝線という名前がついていて、194号線と同じく滝のために造られたような道路なのはさすがに観光都市日光。全長は194号線よりも短い。
194号線のように滝のところで行き止まりではなく、もう少し道路は続くが、
ここが裏見滝の駐車場。
駐車場のBMW F800Rと、
そのスクリーンにとまるトンボ。
アキアカネかな?
ここでは裏見ノ滝とカタカナで「ノ」が入っていた。
滝見物に上り下りはつきものである(疲)
最初の1/3位はそこそこ勾配がきつい。
そこを過ぎるとお散歩レベル。
エジプトのピラミッドには王の墓だとか、イヤそうじゃないとか論争がある。意外と石を積み上げたら願いが叶うと思っていただけだったりして(^^ゞ
寂光の滝と違って滝までの歩道はよく整備されている。
水が青く見えると、なぜかうれしい気がする。
これは歩道の向こう側に見える滝。かなり大きな滝なのだが名前はないみたい。こういうのをカウントすれば八百八滝はすぐ達成できるはず。
歩道に張り出している岩。この歩道を整備する時に取り除くという発想はなかったのか? それはともかく、この岩の横をすり抜けたとたんに、滝からの冷気が押し寄せてきてビックリした。
観瀑台が見えてくる。
駐車場からは10分ちょっとだった。
観瀑台の様子。チェックのシャツを着ている男性と、その左にいる女性の間に落ちているのが裏見滝。
上の写真で左端にいる男の子が指さしているのが、この荒沢相生滝(あらさわあいおいだき)。いい滝だと思うが裏見滝の隣にあるから端役扱いでお気の毒さま。
さて日光三大名瀑の1つである裏見滝。
荒沢相生滝を含めていくつもの滝が同じ滝壺に落ちている。
落差19メートルと、それほど大きな滝ではないが水量は多い。複数の滝が集まっていることもあって、この風景の迫力はかなりのもの。音も大きい。しかし写真を見てわかるように観瀑台は裏見滝を真正面から見られる位置に作られていないのが残念。
荒沢相生滝と裏見滝をスイングパノラマで無理やり2ショットにしてみる。
裏見滝というのは滝の裏側に行ける滝のこと。しかしこの裏見滝は裏側に行く道の上部が崩落して現在は通行不能。裏側に潜り込むには岩山登山並みの装備が必要かな。
写真の上の方に滝の裏側の空間が見える。写真をクリックして大きくすると石像というか石像が彫られた石版のようなものが写っている。これは何と寛永元年(1624年)に設置された不動明王像といわれている。また松尾芭蕉も、ここを訪れて俳句を詠んでいるが「裏見」をしたかどうかまでは不明。
ところで裏側に行く道の上部が崩落したと書いたが、調べてみると崩落は何と明治35年。ちょちょっと手を入れれば歩道くらい造れそうだが、その気はないのかな。
100年以上前から裏側に行けないのなら、そろそろ表見滝に改名してもいいと思うが(^^ゞ、とりあえず裏見滝の滝口。滝の勢いに較べて滝口はかなり小さい。滝口の手前はどんな流れになっているのか気になる。誰か登って写真を撮ってきて欲しい。
横っちょにある小さな滝は、岩から直接滝が落ちていた。
観瀑台から下流にある橋を見たところ。
そこからなら正面に見られるが、ちょっと滝まで遠い。
裏見ルートも含めて観瀑設備の再開発をお願いしたいところ。自然そのままの姿をありがたがる向きもあるけれど、もっと山奥ならともかく、私はこんな市街地近くの観光ロケーションなら、日本庭園的に人の手を加えた自然の美しさを演出するのもありだと思う。
滝まで登ってくる時に、岩が張り出しているところを曲がると冷気が押し寄せてきたと書いた。帰りは逆になるわけで、そこを曲がったとたんに蒸し暑い。それでも駐車場でバイクの気温計は23.5度しかない。滝の周りは20度以下だったかもしれない。観瀑環境にちょっと不満もあるが、裏見の滝はなかなか見応えがあった。
ーーー続く
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2013年09月04日
寂光の滝
9月1日:日光ツーリングの続編1
下道街道8本の最後になる県道14号線を下ると、ちょうど国道119号線の終わりあたり。そこから日光名物の杉並木も一瞬だけ味わえる。道路はそのまま国道120号線にかわり日光駅の前を通るメインストリートとなる。東照宮は興味はあるんだけれど、時間の関係で残念ながら今回もパス。駅から東照宮までは2〜3キロの距離。有名な日光金谷ホテルは120号線より南側の山の上にある。
今回のツーリングは4箇所の滝を回るプラン。初めての滝が2つと、去年、通りがかりに見つけて滝口しか見ていない滝が2つ。
まず国道120号線から県道194号線に分岐して寂光(じゃっこう)の滝に向かう。ちなみに194号線は寂光滝線という名前がついていて、全長は滝までのわずか2〜3キロ。その先は行き止まり。つまり滝を見に行くためだけにある県道である。
最後にこんな橋があって、ここが194号線の終点。
橋を横から見たところ。
橋を渡ると駐車場というか空き地になっている。
空き地の横に流れている小川。
昔は川底だったようなイメージの地形。この先がどうなっているのか気になる。少し探検しておけばよかった。
寂光の滝への標識。
標識の隣にあった登山の届け出をするためのポスト。
ここは女峰山(2483m)という山の登山口にもなっている。
鳥居があった。
若子神社。「じゃっこ」神社と読む。
じゃっこ、寂光ーーーダジャレ?
ちょっとコワイ石像。
こんな石段を登っていく。
距離は短いが勾配は結構きつい。
若子神社に到着。
閉まってた(/o\)
若子神社の横から寂光の滝。
3回早口で言ったら口が疲れる(^^ゞ
せっかく登ったのに歩きにくい道を下っていく。
神社に登らずにダイレクトに滝まで行くルートはないみたい。
寂光の滝到着。
駐車場から神社を含めて5〜6分程度。
アップで。
滝口をデジタルズームでドアップ。
滝壺。
滝の真正面の滝壺には渡れなかった。
下流側。
少し離れたところから。
ここは7段の滝らしいが見えるのは4段ほど。
まっ、普通の滝でした(^^ゞ
また神社まで登って石段を下る。
ところどころ石段がグラグラしているし、傾いている石が多いので下りは上りよりも歩きにくい。要メンテナンス!
滝壺から流れてきた水。最初に撮った小川とは別の流れ。もちろん橋も渡ってみたが、その先に何もなさそうだったので引き返してきた。
まだまだ夏の雲。
ーーー続く
下道街道8本の最後になる県道14号線を下ると、ちょうど国道119号線の終わりあたり。そこから日光名物の杉並木も一瞬だけ味わえる。道路はそのまま国道120号線にかわり日光駅の前を通るメインストリートとなる。東照宮は興味はあるんだけれど、時間の関係で残念ながら今回もパス。駅から東照宮までは2〜3キロの距離。有名な日光金谷ホテルは120号線より南側の山の上にある。
今回のツーリングは4箇所の滝を回るプラン。初めての滝が2つと、去年、通りがかりに見つけて滝口しか見ていない滝が2つ。
まず国道120号線から県道194号線に分岐して寂光(じゃっこう)の滝に向かう。ちなみに194号線は寂光滝線という名前がついていて、全長は滝までのわずか2〜3キロ。その先は行き止まり。つまり滝を見に行くためだけにある県道である。
最後にこんな橋があって、ここが194号線の終点。
橋を横から見たところ。
橋を渡ると駐車場というか空き地になっている。
空き地の横に流れている小川。
昔は川底だったようなイメージの地形。この先がどうなっているのか気になる。少し探検しておけばよかった。
寂光の滝への標識。
標識の隣にあった登山の届け出をするためのポスト。
ここは女峰山(2483m)という山の登山口にもなっている。
鳥居があった。
若子神社。「じゃっこ」神社と読む。
じゃっこ、寂光ーーーダジャレ?
ちょっとコワイ石像。
こんな石段を登っていく。
距離は短いが勾配は結構きつい。
若子神社に到着。
閉まってた(/o\)
若子神社の横から寂光の滝。
3回早口で言ったら口が疲れる(^^ゞ
せっかく登ったのに歩きにくい道を下っていく。
神社に登らずにダイレクトに滝まで行くルートはないみたい。
寂光の滝到着。
駐車場から神社を含めて5〜6分程度。
アップで。
滝口をデジタルズームでドアップ。
滝壺。
滝の真正面の滝壺には渡れなかった。
下流側。
少し離れたところから。
ここは7段の滝らしいが見えるのは4段ほど。
まっ、普通の滝でした(^^ゞ
また神社まで登って石段を下る。
ところどころ石段がグラグラしているし、傾いている石が多いので下りは上りよりも歩きにくい。要メンテナンス!
滝壺から流れてきた水。最初に撮った小川とは別の流れ。もちろん橋も渡ってみたが、その先に何もなさそうだったので引き返してきた。
まだまだ夏の雲。
ーーー続く
wassho at 23:49|Permalink│Comments(0)│
2013年08月15日
エビラ沢の滝 的様の滝 2
エビラ沢から76号線を引き返し、道志みちをまたいで北上する。
しばらく走ると、前回に間違って76号線を走った時にあった道志ダムに出た。今回は道を間違えていないことがわかりひと安心。道志みちを超えてしばらくは、あちこち分岐があってどちらが76号線なのかわかりづらい。簡単な標識のようなものがあるが、このあたりの地名を熟知しているわけではないので「ドコソコ方面→」と書かれていてもよくわからない。また76号線を途中で曲がって517号線を経由して目的の35号線に出る必要があるが、そのあたりもけっこう複雑。今回は適当に走ってうまくいったが、76号〜35号と走る場合は途中にある神奈川カントリーか秋山カントリーのゴルフ場をナビで設定しておくといいだろう。
76号線と35号線の前半はずっとクネクネ道が続く。
楽しいといえば楽しい道だが、ちょっと飽きてくる。「まっすぐ走らせてくれ〜、信号待ちで休ませてくれ〜」と心の中で叫ぶ。
道志みちは山あいを走るかなり「田舎色」の濃い道路である。でも国道だし、そのさらに山奥を走る県道35号線は、ほとんど林道のようなものだと想像していた。でも実際は道路幅も充分にあり、また路面の状況もよくかなり快適なコースであった。そんなに山岳路でもなく日当たりもいい。この日は夏休みで道志みちはクルマが多かったが、こちらはガラガラ。走ることをメインに考えればお薦め。ただし道志みちの入り口から山中湖までをグーグルマップで測ると44キロなのに対し、途中で76号〜35号〜24号を走って道志みちに戻って山中湖に行くと81キロと約2倍の距離になるのが難点。
35号線の後半は割と平坦な直線が続く。気温も31度くらいあったが、都会とは空気感が違うので、ほとんど暑さは感じず。途中でリニア実験線の車両基地の横を通る。線路とかは全然見えずに残念。その後、都留市で35号線から24号線に乗り換え再び道志みちに向かう。この24号線は道志みち近くで、かなりハードなコーナーが続く。標高も高くなって気温は25度くらいまで下がった。ところどころ景色のいい場所もある。ここまで書いて76号〜35号〜24号で1枚も写真を撮っていないことに気付いたm(_ _)m
最後に山を下って道志みちに出る。そこから相模原方向へ少し戻って的様の滝を目指す。道志みちに滝の標識はないが、そこら中に案内看板のある村営「道志の湯」の奥にあるので迷うことはない。
道志の湯を過ぎて、こんな道を上っていくと
こんな看板が目に入る。
水は出ていなかったーーー。
ここを下る。小さな子供を連れた三家族くらいの団体が上がってきた。子供は水着姿だったから水遊びをしていたのかな。私と入れ違いに彼らが去った後は独占状態。
階段を降りると上流と下流方向に分かれている。
こちらは上流側で奥に見えるのは滝ではなく堰(せき)。
さわやかな清流。
水上片品線をツーリングした時と同じく、水しぶきを捉えたくてシャッタースピードを上げて撮ってみる。今回は1/1000秒。上の写真はカメラが自動的に選んだ1/60秒。1/1000秒秒÷1/60秒=約1/17。フィルムでいえば露光時間がそれだけ短くなるわけだから写真は暗くなってしまう。それは物理法則みたいなもので仕方がない。
しかしフォトショップでレタッチ(おまかせモード)をすれば、このとおり明るくなる。
デジカメで撮った写真データーは、いくらかの画像処理を施されて画像ファイルになる(画像処理をおこなわず生データーを後で自分で画像処理する方法も選べるが、私は面倒だから使っていない)。そしてデジカメは写真を撮る時に測光(明るさを測る)している。と、いうことはである。シャッタースピードを上げて撮って生データが暗くても、オリジナルの明るさに戻す処理をして画像ファイルに収めることができるはずである。そういう撮影モードを是非搭載して欲しいものだ。マニアックにカメラを操りたいのではなく、私のニーズは「(できるだけ簡単に)見たままに写真に収めたい」のただ一点。そういう人のほうがマニアより多いと思うけど。
水しぶきの写真をもう少し。
でも、なんで水しぶきが好きなんだろう(^^ゞ
アクシデント発生!
写真の印をつけたところ、濡れているのはわかっていたんだけれど、ただ濡れているだけじゃなくてヌルッとしていた。そうとは知らずに足をのせると漫画でバナナの皮に滑ったようにスッテンコロリン(/o\) 身体が宙に浮いて背中から落ちた。よく水の中に落ちなかったものだ。
自分でも笑うくらい、かなりの勢いで転んだが心配ご無用。バイクの革ジャンには背中や肘にプロテクター(ウレタンみたいなもの)が仕込まれているので痛みはまったくなかった。意外なところでバイク用品が役立ちコソッと満足。
この魚の目玉みたいなものが的様(まとさま)の名前の由来となったもの。伝説はいくつかバリエーションがあるが、源頼朝が弓で射貫いた標的がここに倒れて、岩に標的の模様が写ったとされている。ちなみに頼朝が矢を放った地点とここは4キロも離れている。ゴルゴ13の祖先は頼朝らしい(^^ゞ
階段を降りた地点の下流側に滝がある。
滝壺に往くには、ここを通って、
この階段を降りるのだが、一番下のところの階段が無くなっている。
段差は2メートルくらいで、ほぼ垂直でかなりぬかるんでいる。手をついてなら問題なく降りられるが、カメラを持っていたので(レンズが少し大きいのでポケットには入らない)片手だとかなり不安定。上流側でスッテンコロリンしたせいもあって、ここは断念した。無念
的様の滝を後にして正午頃に道志みちに戻り山中湖方向に。
クルマはかなり多い。しばらく行くと道の駅があるが、その手前で渋滞。道の駅の駐車場が満杯で、駐車場待ち渋滞になっていた。標高715メートルなのに気温は32.5度。猛暑はこんな山奥まで浸食しているらしい。バイクはすぐ駐車場に入れたようだがスルーして山中湖に向かう。道の駅から先は1000メートル前後の標高になる。気温も25度まで下がって一息つく。
ーーー続く
しばらく走ると、前回に間違って76号線を走った時にあった道志ダムに出た。今回は道を間違えていないことがわかりひと安心。道志みちを超えてしばらくは、あちこち分岐があってどちらが76号線なのかわかりづらい。簡単な標識のようなものがあるが、このあたりの地名を熟知しているわけではないので「ドコソコ方面→」と書かれていてもよくわからない。また76号線を途中で曲がって517号線を経由して目的の35号線に出る必要があるが、そのあたりもけっこう複雑。今回は適当に走ってうまくいったが、76号〜35号と走る場合は途中にある神奈川カントリーか秋山カントリーのゴルフ場をナビで設定しておくといいだろう。
76号線と35号線の前半はずっとクネクネ道が続く。
楽しいといえば楽しい道だが、ちょっと飽きてくる。「まっすぐ走らせてくれ〜、信号待ちで休ませてくれ〜」と心の中で叫ぶ。
道志みちは山あいを走るかなり「田舎色」の濃い道路である。でも国道だし、そのさらに山奥を走る県道35号線は、ほとんど林道のようなものだと想像していた。でも実際は道路幅も充分にあり、また路面の状況もよくかなり快適なコースであった。そんなに山岳路でもなく日当たりもいい。この日は夏休みで道志みちはクルマが多かったが、こちらはガラガラ。走ることをメインに考えればお薦め。ただし道志みちの入り口から山中湖までをグーグルマップで測ると44キロなのに対し、途中で76号〜35号〜24号を走って道志みちに戻って山中湖に行くと81キロと約2倍の距離になるのが難点。
35号線の後半は割と平坦な直線が続く。気温も31度くらいあったが、都会とは空気感が違うので、ほとんど暑さは感じず。途中でリニア実験線の車両基地の横を通る。線路とかは全然見えずに残念。その後、都留市で35号線から24号線に乗り換え再び道志みちに向かう。この24号線は道志みち近くで、かなりハードなコーナーが続く。標高も高くなって気温は25度くらいまで下がった。ところどころ景色のいい場所もある。ここまで書いて76号〜35号〜24号で1枚も写真を撮っていないことに気付いたm(_ _)m
最後に山を下って道志みちに出る。そこから相模原方向へ少し戻って的様の滝を目指す。道志みちに滝の標識はないが、そこら中に案内看板のある村営「道志の湯」の奥にあるので迷うことはない。
道志の湯を過ぎて、こんな道を上っていくと
こんな看板が目に入る。
水は出ていなかったーーー。
ここを下る。小さな子供を連れた三家族くらいの団体が上がってきた。子供は水着姿だったから水遊びをしていたのかな。私と入れ違いに彼らが去った後は独占状態。
階段を降りると上流と下流方向に分かれている。
こちらは上流側で奥に見えるのは滝ではなく堰(せき)。
さわやかな清流。
水上片品線をツーリングした時と同じく、水しぶきを捉えたくてシャッタースピードを上げて撮ってみる。今回は1/1000秒。上の写真はカメラが自動的に選んだ1/60秒。1/1000秒秒÷1/60秒=約1/17。フィルムでいえば露光時間がそれだけ短くなるわけだから写真は暗くなってしまう。それは物理法則みたいなもので仕方がない。
しかしフォトショップでレタッチ(おまかせモード)をすれば、このとおり明るくなる。
デジカメで撮った写真データーは、いくらかの画像処理を施されて画像ファイルになる(画像処理をおこなわず生データーを後で自分で画像処理する方法も選べるが、私は面倒だから使っていない)。そしてデジカメは写真を撮る時に測光(明るさを測る)している。と、いうことはである。シャッタースピードを上げて撮って生データが暗くても、オリジナルの明るさに戻す処理をして画像ファイルに収めることができるはずである。そういう撮影モードを是非搭載して欲しいものだ。マニアックにカメラを操りたいのではなく、私のニーズは「(できるだけ簡単に)見たままに写真に収めたい」のただ一点。そういう人のほうがマニアより多いと思うけど。
水しぶきの写真をもう少し。
でも、なんで水しぶきが好きなんだろう(^^ゞ
アクシデント発生!
写真の印をつけたところ、濡れているのはわかっていたんだけれど、ただ濡れているだけじゃなくてヌルッとしていた。そうとは知らずに足をのせると漫画でバナナの皮に滑ったようにスッテンコロリン(/o\) 身体が宙に浮いて背中から落ちた。よく水の中に落ちなかったものだ。
自分でも笑うくらい、かなりの勢いで転んだが心配ご無用。バイクの革ジャンには背中や肘にプロテクター(ウレタンみたいなもの)が仕込まれているので痛みはまったくなかった。意外なところでバイク用品が役立ちコソッと満足。
この魚の目玉みたいなものが的様(まとさま)の名前の由来となったもの。伝説はいくつかバリエーションがあるが、源頼朝が弓で射貫いた標的がここに倒れて、岩に標的の模様が写ったとされている。ちなみに頼朝が矢を放った地点とここは4キロも離れている。ゴルゴ13の祖先は頼朝らしい(^^ゞ
階段を降りた地点の下流側に滝がある。
滝壺に往くには、ここを通って、
この階段を降りるのだが、一番下のところの階段が無くなっている。
段差は2メートルくらいで、ほぼ垂直でかなりぬかるんでいる。手をついてなら問題なく降りられるが、カメラを持っていたので(レンズが少し大きいのでポケットには入らない)片手だとかなり不安定。上流側でスッテンコロリンしたせいもあって、ここは断念した。無念
的様の滝を後にして正午頃に道志みちに戻り山中湖方向に。
クルマはかなり多い。しばらく行くと道の駅があるが、その手前で渋滞。道の駅の駐車場が満杯で、駐車場待ち渋滞になっていた。標高715メートルなのに気温は32.5度。猛暑はこんな山奥まで浸食しているらしい。バイクはすぐ駐車場に入れたようだがスルーして山中湖に向かう。道の駅から先は1000メートル前後の標高になる。気温も25度まで下がって一息つく。
ーーー続く
wassho at 22:28|Permalink│Comments(0)│
2013年08月14日
エビラ沢の滝 的様の滝
8月10日はあまりの猛暑のために断念したバイクツーリング。本日の予報は東京地方35度と涼しそうだったので(40度以上が4日続いた四万十市のニュースとかを見ていたら感覚が麻痺してきた)、夏休みど真ん中の渋滞は覚悟の上でブラブラ走ってきた。10日に立てた伊豆ツーリングは夏休み初日にしか通用しないプランだから、今回は多少は涼しいことも期待して山中湖方面へ。
途中でツーリングを切り上げたので全体プランは結果的にこんな感じ。東名で海老名まで行き、海老名ジャンクションで圏央道に乗る。ちなみに圏央道(けんおうどう)とは首都圏の外側をグルッと取り囲む高速道路。今のところ全体の半分くらいが開通している。それで東名の海老名と中央自動車道の八王子もいずれつながるが、今年の3月30日に海老名〜八王子の約半分に当たる海老名〜愛川までが開通した。ところがグーグルマップはいまだにその区間が表示されない。ナゼさっさと新しい地図に切り替えないのか疑問。
それはともかく私の自宅から道志みちに行くには圏央道が延びて多少は便利になった。
今回のメイン目的地は山中湖にある「花の都公園」。道志みち経由にしたのはタイトルにある2つの滝を見たかったのが1つ。それと6月に道志みちの北側を走る35号線を走るつもりが、道を間違えて道志みちに戻されてしまったので、どうしても35号線をやっつけておきたかった(^^ゞ
出発は午前6時半。
気温は28.5度。
もう一度書くけど出発したのは午前6時半である(^^ゞ
東名に入ってクルマは多かったが渋滞とまではならず。圏央道はガラガラ。東名と中央自動車道が連結されるまであまり使い道はない道路だろう。4ヶ月前に開通した道路だからとてもキレイである。しばらく相模川沿いを走り、高架になっている高速道路の両側にある壁が低く景色がよく見えて走っていて楽しい。
愛川で降りて道志みちへはナビを頼りに走る。BMWのナビはメインストリートしか誘導しないので渋滞にはまってしまう。地図も見にくいので(バイク用で画面が小さいせいもあるが)、ナビの地図を頼りに抜け道を走るというのもなかなか難しい。このあたりは事前にルートのパターンをいくつか考えて補助的にナビを使うしか現状では対策がない。でもなかなか、そこまで手が回らないんだなあ。
今回は35号線を走るのと2つの滝を見る目的があるから、ちょっといったり来たりのルートになる。まず道志みち:国道413号を12〜13キロほど山中湖方向へ走る。すると神奈川県道76号線とクロスしているので、そこを左折。実はこの76号、北は中央自動車道の相模湖インターと、南は東名高速の大井松田インター近くまでを結んでいるはずなのだが、途中の山の中で切れているという計画倒れの県道である。(だから76号線は2本ある)
最初に向かうのはエビラ沢の滝。
左折した76号はしばらく道志みちと並行して走っている。最初に小さな集落を通過するが、村の中に道志みちと接続する「地道」がいくつもある。76号線も「地道」と変わらない道幅だから区別がつかず、私も2回、道志みちに戻されてしまった。もし、この滝に行く人がいるなら高瀬野キャンプ場の案内看板を目印にして進むといい。
高瀬野キャンプ場の先の神之川キャンプ場を過ぎるとエビラ沢と書かれた橋がある。
橋の少し手前から。
ここに滝があるという表示は何もない。この左側へ分岐した道が滝への進入路。といっても15メーターくらい。奥にクルマ2〜3台が駐められる空き地がある。
エビラ沢の滝が見えてきた。
なかなかいい感じ。
しかし滝壺に降りるには、こんな崩れかけた獣道みたいなものしかない。
ちょっとビビる私。
もちろん、がんばって降りた。
思っていた以上にいい滝だった。
サイズは小さいが、滝の周りがU字型に囲まれているような造りになっており、滝壺に降りて目の前で滝を見上げると、さっきまで走ってきた76号線とは別世界に来た印象を受ける。気温は道路上で29度くらいだったが、滝壺では体感25度くらいとひんやり。
水もきれいで、滝が落ちているところは青みがかって幻想的。
下流側。
エビラ沢と書かれていた橋が見える。
BMW F800Rは76号線に駐めておいた。
ところでガードレールの後ろにある木に注目。
エンドウ豆のようなものがぶら下がっていた。
ジャックと豆の木?
ーーー続く
途中でツーリングを切り上げたので全体プランは結果的にこんな感じ。東名で海老名まで行き、海老名ジャンクションで圏央道に乗る。ちなみに圏央道(けんおうどう)とは首都圏の外側をグルッと取り囲む高速道路。今のところ全体の半分くらいが開通している。それで東名の海老名と中央自動車道の八王子もいずれつながるが、今年の3月30日に海老名〜八王子の約半分に当たる海老名〜愛川までが開通した。ところがグーグルマップはいまだにその区間が表示されない。ナゼさっさと新しい地図に切り替えないのか疑問。
それはともかく私の自宅から道志みちに行くには圏央道が延びて多少は便利になった。
今回のメイン目的地は山中湖にある「花の都公園」。道志みち経由にしたのはタイトルにある2つの滝を見たかったのが1つ。それと6月に道志みちの北側を走る35号線を走るつもりが、道を間違えて道志みちに戻されてしまったので、どうしても35号線をやっつけておきたかった(^^ゞ
出発は午前6時半。
気温は28.5度。
もう一度書くけど出発したのは午前6時半である(^^ゞ
東名に入ってクルマは多かったが渋滞とまではならず。圏央道はガラガラ。東名と中央自動車道が連結されるまであまり使い道はない道路だろう。4ヶ月前に開通した道路だからとてもキレイである。しばらく相模川沿いを走り、高架になっている高速道路の両側にある壁が低く景色がよく見えて走っていて楽しい。
愛川で降りて道志みちへはナビを頼りに走る。BMWのナビはメインストリートしか誘導しないので渋滞にはまってしまう。地図も見にくいので(バイク用で画面が小さいせいもあるが)、ナビの地図を頼りに抜け道を走るというのもなかなか難しい。このあたりは事前にルートのパターンをいくつか考えて補助的にナビを使うしか現状では対策がない。でもなかなか、そこまで手が回らないんだなあ。
今回は35号線を走るのと2つの滝を見る目的があるから、ちょっといったり来たりのルートになる。まず道志みち:国道413号を12〜13キロほど山中湖方向へ走る。すると神奈川県道76号線とクロスしているので、そこを左折。実はこの76号、北は中央自動車道の相模湖インターと、南は東名高速の大井松田インター近くまでを結んでいるはずなのだが、途中の山の中で切れているという計画倒れの県道である。(だから76号線は2本ある)
最初に向かうのはエビラ沢の滝。
左折した76号はしばらく道志みちと並行して走っている。最初に小さな集落を通過するが、村の中に道志みちと接続する「地道」がいくつもある。76号線も「地道」と変わらない道幅だから区別がつかず、私も2回、道志みちに戻されてしまった。もし、この滝に行く人がいるなら高瀬野キャンプ場の案内看板を目印にして進むといい。
高瀬野キャンプ場の先の神之川キャンプ場を過ぎるとエビラ沢と書かれた橋がある。
橋の少し手前から。
ここに滝があるという表示は何もない。この左側へ分岐した道が滝への進入路。といっても15メーターくらい。奥にクルマ2〜3台が駐められる空き地がある。
エビラ沢の滝が見えてきた。
なかなかいい感じ。
しかし滝壺に降りるには、こんな崩れかけた獣道みたいなものしかない。
ちょっとビビる私。
もちろん、がんばって降りた。
思っていた以上にいい滝だった。
サイズは小さいが、滝の周りがU字型に囲まれているような造りになっており、滝壺に降りて目の前で滝を見上げると、さっきまで走ってきた76号線とは別世界に来た印象を受ける。気温は道路上で29度くらいだったが、滝壺では体感25度くらいとひんやり。
水もきれいで、滝が落ちているところは青みがかって幻想的。
下流側。
エビラ沢と書かれていた橋が見える。
BMW F800Rは76号線に駐めておいた。
ところでガードレールの後ろにある木に注目。
エンドウ豆のようなものがぶら下がっていた。
ジャックと豆の木?
ーーー続く
wassho at 20:58|Permalink│Comments(0)│
2013年08月06日
水上片品線 奥利根ゆけむり街道
ずいぶんと日にちもたっているしタイトルも違うが、
7月28日に出かけたツーリングのパート4である。
矢木沢ダムに通じている道路を下り県道63号線に戻る。道路の始点と終点をどうやってどちらに決めるのか知らないが、この63号線の行政的別称は、その地名をとって水上片品線。そして観光的には奥利根ゆけむり街道である。もっとも有名な水上(みなかみ)の温泉街はこの道路とは離れたところにあるし、この道路沿いにはそれほど大きな温泉はない。
63号線に戻ってしばらく走ると奈良俣(ならまた)ダムが見えてくる。まさにそびえ立つような大きなダムだった。堤(ダムの壁)の高さは158メートルと日本で4番目に高い。ちなみに矢木沢ダムは131メートルで21位。もっとも貯水量は矢木沢ダムが16位なのにたいして、奈良俣ダムはランキングベスト50位に入っておらず何位かは不明。
今回は矢木沢ダムでお腹いっぱいになっていたから、奈良俣ダムの見学や撮影はなし。すると頭が通り過ぎるモードに入ってしまって、看板や案内もあまり目にとまらず。実はこの近くにあって目的地にしていた「胴元の滝」の入り口も見落としてしまった(/o\)
このあたりは利根川の源流エリアのひとつであり、63号線はかなりの距離を渓流沿いに走っている。標高も高く気温も涼しいが、見た目にも夏向きなルートなのである。ゆけむりは見えないが、水しぶきならいたるところにある。
こんな風景がバイクを駐めて徒歩3秒で目に飛び込んでくる。
ここは橋があったので、その上から撮影。
橋の下流方向。
まさに清流。水の音が聞こえてきそうでしょ。
写っている範囲が少し違うが、同じ場所をシャッタースピードを上げてとってみた。上の写真はオートモードでシャッタースピードは1/20秒をカメラが選択。下の写真はシャッタースピード優先モードで1/800秒に設定した。
糸を引いたような写真は嫌いだと以前にも書いた。1/800秒はクッキリしていて私好み。しかし見較べれば「水の流れ」を感じるのは1/20秒かな。もっといろいろなシャッタースピードを試せばいいのだが、なかなかそこまでカメラ熱心にもなれない。ちなみにこれ以降の写真も設定を変更するのが面倒だったから、すべて1/800秒で撮っている。
数分走ったところで。
景色がいいといって、イチイチ止まってきたらきりがないのだけれど。
ここは段差があって、小さな滝っぽい感じ。
残念ながら木の枝がジャマをして滝だけを写すことはできなかった。
滝から落ちた流れ。
右側の岩肌は、なかなかおもしろい形。
この流れが利根川となって、関東平野を横切って最後に千葉県の銚子・犬吠埼で海に注いでいる。太平洋まで何日かかるんだろう? イッテラッシャ〜イ。
数分走ったところで。
景色がいいといって、イチイチ止まってきたらきりがないのだけれど(^^ゞ
道路の風景は変わらないのに毎回バイクが写っているのはバイクへの熱烈な愛情ーーーではなくて、何か途中に挟んでおかないとデジカメのファイルを整理する時に、どこからどこまでが同じ場所で撮ったものかわかりづらいから。我がBMW F800Rはシオリとしても役に立つ。
ここはさらに滝っぽかった。
先ほどの場所からバイクで数分しか離れていないのに、
岩の感じはずいぶん違う。
63号線はごらんの通り1.5車線くらいの道幅。ところどころ路面状況が悪い箇所も多い。それよりも問題なのはカーブミラーがとても少ないこと。ちょっと道路整備的に手抜きな印象を受ける。
その後、道路はどんどん登っていき、坤六峠(こんろくとうげ)というところで標高は1600メートルを超える。気温は19度まで下がった。さすが11月中頃から5月頃まで冬季閉鎖される道路である。紅葉の名所でもあるらしいが、バイクだと寒いかもしれない。
今回は水上から片品へ向けて走ったが、逆向きでガードレールギリギリを走ったほうが景色のいいポイントや小さな滝を見つけやすいかもしれない。それと道路から離れたところに本格的な滝がいくつかあるみたいなので、もう少し下調べをしてくればよかったと反省している。もっとも滝まで歩く気になるのは徒歩20分の距離が限界。それで滝見物を含めて往復1時間になる。
国道401号線に突き当たって県道63号線は終わる。そこを左折すれば尾瀬方面。大清水というハイキングコースの入り口まで道が続いているというか、そこでクルマやバイクは行き止まりになっている。この季節はマイカー規制があることは何となく知っていて、注意書きの看板もあったが、途中にあるゲートみたいなのは閉められていなかったので、とりあえず向かってみる。
走っているのはハイキング客をピストン輸送している中型バスのみ。大清水の直前に駐車場があったが有料だし、大清水のハイキングコース前は、ピストン輸送のバスばかりで、コソッと隅っこに駐める場所も見あたらず。オマケに途切れた道の先はかなり大粒のジャリ広場だったので、結局Uターンすることにした。10分くらい歩いて「尾瀬でハイキングしてきた」と自慢しようと思っていたのに残念。
国道401号を南下すると、中禅寺湖方面から延びている国道120号と合流し、そこから沼田までは国道120号となる。去年訪れた吹割の滝の横を通過し、最後にちょっとしたクネクネ峠を過ぎれば、沼田市郊外エリアになって村から街へと景色が変わる。
沼田インターから関越道に乗り、後は東京目指してひたすら走る。この日、関東北部は気温が低かったようで、たんばらラベンダーパークの20度や坤六峠の19度は標高があるから別格として、夕方の沼田あたりでも25度程度だった。30度近辺まで気温が上がったのは帰りの埼玉県の半ばを過ぎたあたりから。それでも、もう日は落ちていたので汗びっしょりという感じにはならず。全行程の5/6を25度以下で走れたのは真夏のツーリングとしては望外の涼しさ。
走行は470キロと過去最長。私の場合、現地でブラブラしている時間が長めだから、これくらいの距離が日帰りの限度かも知れない。帰宅も午後9時頃でさすがに疲れた。もうちょっと近ければいいのだけれど、涼しいからあのあたりにまた行きそうな気がする。
ーーーおしまい。
7月28日に出かけたツーリングのパート4である。
矢木沢ダムに通じている道路を下り県道63号線に戻る。道路の始点と終点をどうやってどちらに決めるのか知らないが、この63号線の行政的別称は、その地名をとって水上片品線。そして観光的には奥利根ゆけむり街道である。もっとも有名な水上(みなかみ)の温泉街はこの道路とは離れたところにあるし、この道路沿いにはそれほど大きな温泉はない。
63号線に戻ってしばらく走ると奈良俣(ならまた)ダムが見えてくる。まさにそびえ立つような大きなダムだった。堤(ダムの壁)の高さは158メートルと日本で4番目に高い。ちなみに矢木沢ダムは131メートルで21位。もっとも貯水量は矢木沢ダムが16位なのにたいして、奈良俣ダムはランキングベスト50位に入っておらず何位かは不明。
今回は矢木沢ダムでお腹いっぱいになっていたから、奈良俣ダムの見学や撮影はなし。すると頭が通り過ぎるモードに入ってしまって、看板や案内もあまり目にとまらず。実はこの近くにあって目的地にしていた「胴元の滝」の入り口も見落としてしまった(/o\)
このあたりは利根川の源流エリアのひとつであり、63号線はかなりの距離を渓流沿いに走っている。標高も高く気温も涼しいが、見た目にも夏向きなルートなのである。ゆけむりは見えないが、水しぶきならいたるところにある。
こんな風景がバイクを駐めて徒歩3秒で目に飛び込んでくる。
ここは橋があったので、その上から撮影。
橋の下流方向。
まさに清流。水の音が聞こえてきそうでしょ。
写っている範囲が少し違うが、同じ場所をシャッタースピードを上げてとってみた。上の写真はオートモードでシャッタースピードは1/20秒をカメラが選択。下の写真はシャッタースピード優先モードで1/800秒に設定した。
糸を引いたような写真は嫌いだと以前にも書いた。1/800秒はクッキリしていて私好み。しかし見較べれば「水の流れ」を感じるのは1/20秒かな。もっといろいろなシャッタースピードを試せばいいのだが、なかなかそこまでカメラ熱心にもなれない。ちなみにこれ以降の写真も設定を変更するのが面倒だったから、すべて1/800秒で撮っている。
数分走ったところで。
景色がいいといって、イチイチ止まってきたらきりがないのだけれど。
ここは段差があって、小さな滝っぽい感じ。
残念ながら木の枝がジャマをして滝だけを写すことはできなかった。
滝から落ちた流れ。
右側の岩肌は、なかなかおもしろい形。
この流れが利根川となって、関東平野を横切って最後に千葉県の銚子・犬吠埼で海に注いでいる。太平洋まで何日かかるんだろう? イッテラッシャ〜イ。
数分走ったところで。
景色がいいといって、イチイチ止まってきたらきりがないのだけれど(^^ゞ
道路の風景は変わらないのに毎回バイクが写っているのはバイクへの熱烈な愛情ーーーではなくて、何か途中に挟んでおかないとデジカメのファイルを整理する時に、どこからどこまでが同じ場所で撮ったものかわかりづらいから。我がBMW F800Rはシオリとしても役に立つ。
ここはさらに滝っぽかった。
先ほどの場所からバイクで数分しか離れていないのに、
岩の感じはずいぶん違う。
63号線はごらんの通り1.5車線くらいの道幅。ところどころ路面状況が悪い箇所も多い。それよりも問題なのはカーブミラーがとても少ないこと。ちょっと道路整備的に手抜きな印象を受ける。
その後、道路はどんどん登っていき、坤六峠(こんろくとうげ)というところで標高は1600メートルを超える。気温は19度まで下がった。さすが11月中頃から5月頃まで冬季閉鎖される道路である。紅葉の名所でもあるらしいが、バイクだと寒いかもしれない。
今回は水上から片品へ向けて走ったが、逆向きでガードレールギリギリを走ったほうが景色のいいポイントや小さな滝を見つけやすいかもしれない。それと道路から離れたところに本格的な滝がいくつかあるみたいなので、もう少し下調べをしてくればよかったと反省している。もっとも滝まで歩く気になるのは徒歩20分の距離が限界。それで滝見物を含めて往復1時間になる。
国道401号線に突き当たって県道63号線は終わる。そこを左折すれば尾瀬方面。大清水というハイキングコースの入り口まで道が続いているというか、そこでクルマやバイクは行き止まりになっている。この季節はマイカー規制があることは何となく知っていて、注意書きの看板もあったが、途中にあるゲートみたいなのは閉められていなかったので、とりあえず向かってみる。
走っているのはハイキング客をピストン輸送している中型バスのみ。大清水の直前に駐車場があったが有料だし、大清水のハイキングコース前は、ピストン輸送のバスばかりで、コソッと隅っこに駐める場所も見あたらず。オマケに途切れた道の先はかなり大粒のジャリ広場だったので、結局Uターンすることにした。10分くらい歩いて「尾瀬でハイキングしてきた」と自慢しようと思っていたのに残念。
国道401号を南下すると、中禅寺湖方面から延びている国道120号と合流し、そこから沼田までは国道120号となる。去年訪れた吹割の滝の横を通過し、最後にちょっとしたクネクネ峠を過ぎれば、沼田市郊外エリアになって村から街へと景色が変わる。
沼田インターから関越道に乗り、後は東京目指してひたすら走る。この日、関東北部は気温が低かったようで、たんばらラベンダーパークの20度や坤六峠の19度は標高があるから別格として、夕方の沼田あたりでも25度程度だった。30度近辺まで気温が上がったのは帰りの埼玉県の半ばを過ぎたあたりから。それでも、もう日は落ちていたので汗びっしょりという感じにはならず。全行程の5/6を25度以下で走れたのは真夏のツーリングとしては望外の涼しさ。
走行は470キロと過去最長。私の場合、現地でブラブラしている時間が長めだから、これくらいの距離が日帰りの限度かも知れない。帰宅も午後9時頃でさすがに疲れた。もうちょっと近ければいいのだけれど、涼しいからあのあたりにまた行きそうな気がする。
ーーーおしまい。
wassho at 03:10|Permalink│Comments(0)│
2013年07月28日
たんばらラベンダーパーク
夏のツーリングの基本は涼しいところへ。
今回は群馬県の「たんばらラベンダーパーク」を訪れ、その後に奥利根ゆけむり街道と名前がついている群馬県道63号線でグルッと標高の高い山を周り、途中にある矢木沢ダムにも立ち寄ってきた。
丹原(地名は漢字)や矢木沢といってもピンとこない人のほうが多いと思うが、最寄りのインターチェンジは関越自動車道の沼田になる。そこからの距離というか東京からの距離は苗場スキー場に行くのと同じくらいといえば、(関東地方の人なら)だいたいイメージしてもらえるかな。改めて地図で確認すると東京と日本海を直線で結んだ2/3位の位置にあるところまでツーリングしてきたことになる。そのうちバイクで日本海を見てきたとかブログに書きそうだな(^^ゞ
話は脱線するが、苗場といえば日本を代表するスキー場。スキーをする人なら新潟県にあることはたいがい知っている。でもその住所が新潟県の南魚沼郡だということは意外と知られていない。そう、あのコシヒカリで有名な南魚沼である。もちろん田んぼはスキー場のような高い山ではなく、ふもとのエリアに広がっているが、地図の描写をを見ればわかるように基本的にこのあたりは標高の高い場所である。
さて、この地域のコシヒカリが有名になった時は「南魚沼郡」であった。しかし7〜8年前に郡の中の3つの町が合併して「市」を作って「郡」を抜けた。それで、その新しい「市」の名前がなんと「南魚沼市」。よほど「南魚沼」というブランドとは別れ難かったらしい。とにかく現在、新潟県には「南魚沼郡」と「南魚沼市」の両方があってややこしい。お互い仲良くやっていけてるのかな?
脱線ついでにもうひとつ地理のお勉強。♪夏が来〜れば思い出すーーの尾瀬。山の中にあることは想像できても、場所まで知っている人は少ない。地図で矢木沢ダムと書いた文字の矢と木の間が、福島と新潟の県境で、それを少し南に下がると群馬県と3つの県境になる。だいたいそのあたりが尾瀬。尾瀬はクルマやバイクでは入れないが、今回はその近くまで行ってきた。
さて
今回のツーリング・エリアは一言でいえば群馬県北部となる。このあたりは前日の土曜日には大雨警報発令でかなりの集中豪雨だった模様。当日の天気予報は群馬県北部の各地とも晴れマークだったものの、山の天気だからいつ急変するかわからない。まあ、その時はその時と割り切って出掛けることにした。
出発は午前6時半。
気温は25度前後とまだ涼しい。
関越自動車道は首都高と直結しておらず、入り口のある練馬まで環七、環八を通って行かなければならないのがちょっと面倒。ところで、環七を走っている時、目黒警察署管内と、隣の世田谷警察署管内の2箇所でネズミ取りの準備をしているところに遭遇。準備の様子から見て午前7時から始める模様。日曜の早朝なんて、普段は渋滞している環七を快適に走れる数少ない時間帯。連中はそこを狙って検挙業績向上を図る魂胆である。皆様ご注意を。
特に問題もなく関越自動車道に入り、関越も空いているとはいえなかったが順調に進めた。徐々に日差しも強くなってくるものの、群馬県に入ってしばらくすれば標高500メーター近くを走るので気温は25度前後をキープ。上下メッシュのライディングウエアだとやや寒いくらい。
沼田を降りてからは県道266号で丹原を目指す。地図で確認した時は、県道への入り方がややこしそうだった。しかし「たんばらラベンダーパーク」のホームページにあった「沼田インターを右折で出て、1つめの信号を右折して、コンビニの手前の信号を右折する」というシンプルな道案内を守ればナビいらずで266号に出ることができる。
266号は適度なクネクネでいい道だが、「たんばらラベンダーパーク」に向かうクルマが多くいるのでゆっくり走ることになる。抜けるポイントはあまりないし、無理に抜いてもすぐ次の集団に追いついてしまう。
こんな感じの道。
全体的にはもう少し道幅が広いところが多い。
ここに駐まったのは、
強清水の滝(こわしみずのたき)という看板を見つけたから。
ヘルメットを脱いでも滝というような音はしなかったが
看板の少し横をのぞいてみると
こんなところに滝があるとは予想していなかったので、とても得した気分。ちなみに滝にもいろいろ種類があって、一般に滝といってイメージする川が滝口から滝壺まで一気に落ちるものは直瀑(ちょくばく)と呼ばれる。ここは崖の途中から地下水が吹き出すタイプの滝で潜流瀑(せんりゅうばく)と分類される。
足場はグチャグチャでかなり悪かったのだが、少しだけ登ってみた。
滝に周りにはマイナスイオンが多く発生しているという。それは事実なんだろうが、今まで数多くの滝を訪れても、よく言われるマイナスイオンによって気分が爽快になるとかの効果を感じたことはなかった(森林浴の効果は感じる時がある)。
だからマイナスイオンの効果なんて空気清浄機やドライヤーを売りたい家電メーカーがでっち上げた眉唾物と思っていたが、ここは道路から滝に近づくと明らかに空気の質が違うことを感じる。滝の飛沫のせいで涼しかったからではない。標高は既に1000メーター近くで、もう気温は道路でも充分に涼しかった。滝の周りも上も木々が囲んでいたからマイナスイオンが拡散せず濃度が高かったのかな? とにかく滝の見た目も美しく、気分も爽快になり大満足。
ラベンダーパークの少し手前で丹原ダムがチラッと見えたが、後で首都圏最大の矢木沢ダムを見に行く予定だったのでスルーして本日の第1目的地到着。
駐車場は写真に写りきらないくらい広大。
バイクは入り口近くに駐められてラッキー。
「たんばらラベンダーパーク」は冬には「たんばらスキーパーク」になる。というかスキー場の夏期活用でラベンダーを栽培している。経営は東急グループ。
午前9時40分に入場。
入場料は1000円。
ホームページでもリアルタイムで表示されている東京との温度差。
現在、
東京32.5度
丹原20度
なかなか効果的なアピールだと思う。
私も多分にこれに釣られてやってきた。
入り口の建物を抜けると、こんな光景が目に飛び込んでくる。
このエリアにもラベンダーはあるが、メインはもう少し上でリフトで上がっていく。もちろん歩いてもいい。
往復700円。
往復22分だから1分あたり32円。
ちなみに千葉の鋸山ロープウエーが1分あたり130円で、日光の明智平のロープウエイが178円だった。こんな比較に何の意味がある(^^ゞ
スキーには20年は出かけていない。
だからリフトに乗るのも20年ぶりである。うまく乗れるかな?
乗れました(^^ゞ
なかなか気持ちがいい。
途中にいる写真撮影のスタッフ。
帰りに買うことができる。その売り場に行かなかったので値段はわからず。とりあえず満面の笑みを返しておいた。
落とし物注意の看板。
20代中頃にスキーに行って友人と一緒にリフトに乗った時のこと。今でもハッキリ覚えているが私が右側に座った。途中でリフトの右側に今まで滑っていないコースが見えたので「次は、あそこを滑ろうか」と右側のコースを指さしながら私が言った。
「うん」という返事の後に「うおー」という友人の叫び声が聞こえた。ビックリして左に振り返ると友人がリフトから落ちていた! あまり高くない場所だったので何事もなかったが、私の信じられない経験ベスト10に入る出来事である。ちなみにリフトから人が落ちても特に上下に揺すられることはなく、リフトは止まらず何事もなかったようにそのまま進んだ。
下りのリフト。その隣の3人掛けのリフトは動いていない。
ところで各リフトには傘がぶら下がっている。?と思ったが、帰る時にその理由がわかることになる。
意外と楽しかったリフトも終点。
スキー場と違ってかなりの高齢者のお客さんもいる。腰が曲がっていたり杖をついている人が乗る時には、いったんリフトを止めて乗せるルールで運営しているようである。だから途中で何回もリフトが止まり11分じゃなく15分くらい乗っていたような気がする。
リフトを降りた先は広場になっていて猿回しがいた。
近づいてみると偕楽園に梅を見に行った時にいた人と同じだった。
猿も同じ猿かどうかまでは自信がない。
子供の遊び場。
なかなか気が利いていると思ったら
カネ取るみたい。
ーーー続く
今回は群馬県の「たんばらラベンダーパーク」を訪れ、その後に奥利根ゆけむり街道と名前がついている群馬県道63号線でグルッと標高の高い山を周り、途中にある矢木沢ダムにも立ち寄ってきた。
丹原(地名は漢字)や矢木沢といってもピンとこない人のほうが多いと思うが、最寄りのインターチェンジは関越自動車道の沼田になる。そこからの距離というか東京からの距離は苗場スキー場に行くのと同じくらいといえば、(関東地方の人なら)だいたいイメージしてもらえるかな。改めて地図で確認すると東京と日本海を直線で結んだ2/3位の位置にあるところまでツーリングしてきたことになる。そのうちバイクで日本海を見てきたとかブログに書きそうだな(^^ゞ
話は脱線するが、苗場といえば日本を代表するスキー場。スキーをする人なら新潟県にあることはたいがい知っている。でもその住所が新潟県の南魚沼郡だということは意外と知られていない。そう、あのコシヒカリで有名な南魚沼である。もちろん田んぼはスキー場のような高い山ではなく、ふもとのエリアに広がっているが、地図の描写をを見ればわかるように基本的にこのあたりは標高の高い場所である。
さて、この地域のコシヒカリが有名になった時は「南魚沼郡」であった。しかし7〜8年前に郡の中の3つの町が合併して「市」を作って「郡」を抜けた。それで、その新しい「市」の名前がなんと「南魚沼市」。よほど「南魚沼」というブランドとは別れ難かったらしい。とにかく現在、新潟県には「南魚沼郡」と「南魚沼市」の両方があってややこしい。お互い仲良くやっていけてるのかな?
脱線ついでにもうひとつ地理のお勉強。♪夏が来〜れば思い出すーーの尾瀬。山の中にあることは想像できても、場所まで知っている人は少ない。地図で矢木沢ダムと書いた文字の矢と木の間が、福島と新潟の県境で、それを少し南に下がると群馬県と3つの県境になる。だいたいそのあたりが尾瀬。尾瀬はクルマやバイクでは入れないが、今回はその近くまで行ってきた。
さて
今回のツーリング・エリアは一言でいえば群馬県北部となる。このあたりは前日の土曜日には大雨警報発令でかなりの集中豪雨だった模様。当日の天気予報は群馬県北部の各地とも晴れマークだったものの、山の天気だからいつ急変するかわからない。まあ、その時はその時と割り切って出掛けることにした。
出発は午前6時半。
気温は25度前後とまだ涼しい。
関越自動車道は首都高と直結しておらず、入り口のある練馬まで環七、環八を通って行かなければならないのがちょっと面倒。ところで、環七を走っている時、目黒警察署管内と、隣の世田谷警察署管内の2箇所でネズミ取りの準備をしているところに遭遇。準備の様子から見て午前7時から始める模様。日曜の早朝なんて、普段は渋滞している環七を快適に走れる数少ない時間帯。連中はそこを狙って検挙業績向上を図る魂胆である。皆様ご注意を。
特に問題もなく関越自動車道に入り、関越も空いているとはいえなかったが順調に進めた。徐々に日差しも強くなってくるものの、群馬県に入ってしばらくすれば標高500メーター近くを走るので気温は25度前後をキープ。上下メッシュのライディングウエアだとやや寒いくらい。
沼田を降りてからは県道266号で丹原を目指す。地図で確認した時は、県道への入り方がややこしそうだった。しかし「たんばらラベンダーパーク」のホームページにあった「沼田インターを右折で出て、1つめの信号を右折して、コンビニの手前の信号を右折する」というシンプルな道案内を守ればナビいらずで266号に出ることができる。
266号は適度なクネクネでいい道だが、「たんばらラベンダーパーク」に向かうクルマが多くいるのでゆっくり走ることになる。抜けるポイントはあまりないし、無理に抜いてもすぐ次の集団に追いついてしまう。
こんな感じの道。
全体的にはもう少し道幅が広いところが多い。
ここに駐まったのは、
強清水の滝(こわしみずのたき)という看板を見つけたから。
ヘルメットを脱いでも滝というような音はしなかったが
看板の少し横をのぞいてみると
こんなところに滝があるとは予想していなかったので、とても得した気分。ちなみに滝にもいろいろ種類があって、一般に滝といってイメージする川が滝口から滝壺まで一気に落ちるものは直瀑(ちょくばく)と呼ばれる。ここは崖の途中から地下水が吹き出すタイプの滝で潜流瀑(せんりゅうばく)と分類される。
足場はグチャグチャでかなり悪かったのだが、少しだけ登ってみた。
滝に周りにはマイナスイオンが多く発生しているという。それは事実なんだろうが、今まで数多くの滝を訪れても、よく言われるマイナスイオンによって気分が爽快になるとかの効果を感じたことはなかった(森林浴の効果は感じる時がある)。
だからマイナスイオンの効果なんて空気清浄機やドライヤーを売りたい家電メーカーがでっち上げた眉唾物と思っていたが、ここは道路から滝に近づくと明らかに空気の質が違うことを感じる。滝の飛沫のせいで涼しかったからではない。標高は既に1000メーター近くで、もう気温は道路でも充分に涼しかった。滝の周りも上も木々が囲んでいたからマイナスイオンが拡散せず濃度が高かったのかな? とにかく滝の見た目も美しく、気分も爽快になり大満足。
ラベンダーパークの少し手前で丹原ダムがチラッと見えたが、後で首都圏最大の矢木沢ダムを見に行く予定だったのでスルーして本日の第1目的地到着。
駐車場は写真に写りきらないくらい広大。
バイクは入り口近くに駐められてラッキー。
「たんばらラベンダーパーク」は冬には「たんばらスキーパーク」になる。というかスキー場の夏期活用でラベンダーを栽培している。経営は東急グループ。
午前9時40分に入場。
入場料は1000円。
ホームページでもリアルタイムで表示されている東京との温度差。
現在、
東京32.5度
丹原20度
なかなか効果的なアピールだと思う。
私も多分にこれに釣られてやってきた。
入り口の建物を抜けると、こんな光景が目に飛び込んでくる。
このエリアにもラベンダーはあるが、メインはもう少し上でリフトで上がっていく。もちろん歩いてもいい。
往復700円。
往復22分だから1分あたり32円。
ちなみに千葉の鋸山ロープウエーが1分あたり130円で、日光の明智平のロープウエイが178円だった。こんな比較に何の意味がある(^^ゞ
スキーには20年は出かけていない。
だからリフトに乗るのも20年ぶりである。うまく乗れるかな?
乗れました(^^ゞ
なかなか気持ちがいい。
途中にいる写真撮影のスタッフ。
帰りに買うことができる。その売り場に行かなかったので値段はわからず。とりあえず満面の笑みを返しておいた。
落とし物注意の看板。
20代中頃にスキーに行って友人と一緒にリフトに乗った時のこと。今でもハッキリ覚えているが私が右側に座った。途中でリフトの右側に今まで滑っていないコースが見えたので「次は、あそこを滑ろうか」と右側のコースを指さしながら私が言った。
「うん」という返事の後に「うおー」という友人の叫び声が聞こえた。ビックリして左に振り返ると友人がリフトから落ちていた! あまり高くない場所だったので何事もなかったが、私の信じられない経験ベスト10に入る出来事である。ちなみにリフトから人が落ちても特に上下に揺すられることはなく、リフトは止まらず何事もなかったようにそのまま進んだ。
下りのリフト。その隣の3人掛けのリフトは動いていない。
ところで各リフトには傘がぶら下がっている。?と思ったが、帰る時にその理由がわかることになる。
意外と楽しかったリフトも終点。
スキー場と違ってかなりの高齢者のお客さんもいる。腰が曲がっていたり杖をついている人が乗る時には、いったんリフトを止めて乗せるルールで運営しているようである。だから途中で何回もリフトが止まり11分じゃなく15分くらい乗っていたような気がする。
リフトを降りた先は広場になっていて猿回しがいた。
近づいてみると偕楽園に梅を見に行った時にいた人と同じだった。
猿も同じ猿かどうかまでは自信がない。
子供の遊び場。
なかなか気が利いていると思ったら
カネ取るみたい。
ーーー続く
wassho at 22:09|Permalink│Comments(0)│
2013年07月19日
袋田の滝 & 月待ちの滝
タイトルが毎回違うが14日のツーリングの続き。
461号線は一部の林道レベル区間を過ぎると片側1車線道路に戻る。ただし花貫渓谷のような楽しいクネクネ道ではなく、ごく普通の道路。袋田の滝への道案内はあちらこちらに出ているので迷うことはない。
淡々と走って袋田の滝に到着。
ここから先は車両進入禁止で、
その手前が土産物屋ストリート。
この写真では落ち着いた雰囲気に見えるが、この写真のもっと向こう側、つまり袋田の滝から少し離れた所は駐車場の客引きなどが盛ん。さらに1キロほど先なら無料の駐車場もあるが、今回は一番滝に近い土産物屋の無料駐車場=何か買うか食べるのが無料の条件の場所に駐めた。
橋を渡って川沿いを歩いて行く。
これがその川。
滝川という安直なネーミング(^^ゞ
袋田の滝を見るにはトンネルの中を通らなければいけない。
通行料300円。
トンネルで山を登った所に第1観瀑台があり、さらにそこからエレベーターで垂直に上がると第2観瀑台に出られる仕組み。
トンネルの入り口。
トンネルの内部。
デジカメだと明るく撮れてしまう。実際はもっと薄暗い。
途中にある横穴。
先ほどの解説看板にも165メートル地点と書いてあるだけで名前もない。
滝はおろか川も見えない。
何のため?? 換気用の空気穴??
次にあるのは吊り橋に出る横穴。
横穴から出ると袋田の滝が目に飛び込んでくる。
ここで滝が見られるとは予想していなかったのでサプライズ感あり。
滝川を渡る吊り橋。
吊り橋から第1観瀑台が見える。
ここから眺めると袋田の滝は、ものすごく狭い峡谷に落ちていることがわかる。それを正面から見るためにトンネルまで掘ったのは風景を愛でる情熱か、商売への執着か(^^ゞ
さらに歩いていよいよ第1観瀑台。
ちなみにトンネルの勾配はきつくない。
ここはもう横穴から滝が見えてテンションが上がる。
THIS IS 袋田の滝。
先ほどの吊り橋。
第2観瀑台に上がるエレベータへ。
これが第2観瀑台。
第2観瀑台から見た袋田の滝。
3段になっていて、第1観瀑台の正面に見えていたのは3段目。
大迫力に感激\(^o^)/ーーーといいたいところだが、梅雨の雨が少なかったせいか、かなり水量が少なく、なんとなく残念な滝の姿(/o\) 実は土産物屋の横を流れる滝川の水かさを見た時から悪い予感がしていた。
去年に訪れた、同じく日本三大名瀑:華厳の滝の激しく飛び散る水しぶきや、ゴォーと響く滝の落ちる音は今でも鮮明に覚えている。しかし今回のツーリングから数日経った現在、袋田の滝って「音してたっけ?」というくらい印象が薄い。残念なりや。
というわけで写真も数少なく正午半に観瀑終了。
観瀑台にいた「たき丸君」。
どこもかしこも、ゆるキャラだらけ。
いわゆるアホのひとつ覚え。
また同じトンネルを下って帰るのも芸がないので、吊り橋を渡って滝川の左岸から降りることにした。
袋田の滝の上流には生瀬滝というのがある。
でも、こんな階段を20分間ずーっと登っていく必要があるらしい。
ご丁寧な解説。
3行目に注目。
もちろん下り道を選ぶ私(^^ゞ
バイクを駐めた土産物屋に食堂もあったのでランチタイム。
このあたりは鮎が名物なので塩焼きを頼む。美味しくなくはなかったけれど、やたら丸々と肥っている。鮎独特の香りも薄かったから養殖物かな。まあ久しぶりに鮎を食べたからよしとしよう。写真も撮ったもののアップにしすぎてピンぼけになってしまった。
ランチを食べていたらパラパラと雨が降ってきた。
しばらくしたら本降りに。通り雨っぽいし、ちょうどランチの間に降ってくれてラッキーと思いながら、鮎の他にざるそばを頼みノンアルコールビールまで飲んで「ふ〜っ、お腹いっぱい」となってから「あっ!革ジャンもヘルメットもバイクと一緒に置いてある!」ことに気付く(>_<)
革ジャンはバイクのシートにかぶせるように置いていた。メッシュ(革ジャンなので正確にはパンチ穴が空いている)だから内側までびしょびしょかと覚悟したが意外とそうでもなかった。ヘルメットも横向きにぶら下げていたから、何とか内側は濡れずにひと安心。
袋田の滝を出発する頃には雨はほとんど上がり、次の目的地に向かう。
やってきたのは月待ちの滝という所。
駐車場があったが、わずかに雨が残っていたので木が雨よけになるように道路にBMW F800Rを駐める。
通行の邪魔にならないように、ガードレールギリギリに寄せて駐めた。ところでバイクに乗る人しかかわからないかも知れないが、バイクって右側からはとても乗りにくいのはナゼ? あっ、自転車でも同じか
入り口にあった看板。
ここはもみじ苑という蕎麦屋がある。ナビでは「月待ちの滝 もみじ苑」とセットで表示される。滝があるのが蕎麦屋の敷地、つまりプライベートビーチならぬプライベート滝なのか、たまたま滝の隣が蕎麦屋の敷地なのかは少し気になる。
竹林の小径を下っていく。
なかなか雰囲気がいい。
これが月待ちの滝。
見てわかるように、ここは滝の裏側に入ることができる。
こういう滝を「裏見の滝」とか「くぐり滝」とかいう。
滝の裏側から。
裏側に入ったからといって特別にいいことがあるわけでもない。
今回の滝巡りはこれで終了。
その後は国道118号線で常磐自動車道の那珂インターを目指す。
118号線は久慈川という川沿いを走っている。
久慈川では川の中に鮎釣りの人がたくさん入っていた。
那珂インターからは高速道路をひた走る。
最初に訪れた高萩海岸からずっと気温25度前後の快適なツーリングだったが、高速に入ってからしばらくすると30度、33度、35度と真夏の気温に。
暑い!!!!(>_<)
まあ渋滞がなかったのが救い。
ところが首都高に入ると遠くに見える都心の空が真っ暗。
こりゃヤバイと思っていたら、風が強くなり気温もみるみる24度まで下がり、ついに雨雲の中に突入。それと同時に大渋滞。これがゲリラ豪雨なのか、とにかく超土砂降り。この水量が袋田の滝で欲しかったゼ。
それまで猛暑の中を走ってきたので、濡れることはまったく気にならなかったが、あまりの雨の激しさとバリバリという雷の音に運転する気が失せ、駒形というとろにパーキングエリアがあったので雨宿り。クルマが10台ほど駐められる程度の小さなパーキングだった。トイレや缶飲料の自販機はあるがベンチとかはなし。
突っ立ったり壁にもたれかかったりしながら30〜40分経った頃、豪雨から普通の雨程度になってきた。iPhoneで雨雲レーダーをチェックすると、駒形のすぐ先で雨雲が切れていることを発見。雨宿りにも飽きてきたので再出発。渋滞は相変わらずだったが、しばらく進んだら雨は上がった。雨雲レーダーってかなり正確なのね。
首都高の目黒線に入った頃には路面もドライで雨が降った形跡もなし。駒形での雨宿りとのあまりの違いに、何か別の世界にやってきたよう。海は見られず、滝の水は少なく、最後に土砂降りと何かと散々だったとはいえ、それでもあちこち走り回れて楽しめた。
走行420キロで午後6時過ぎに帰宅。久しぶりの400キロ越え。涼を求めると距離が長くなるのが、ちょっとしんどい。
おしまい
461号線は一部の林道レベル区間を過ぎると片側1車線道路に戻る。ただし花貫渓谷のような楽しいクネクネ道ではなく、ごく普通の道路。袋田の滝への道案内はあちらこちらに出ているので迷うことはない。
淡々と走って袋田の滝に到着。
ここから先は車両進入禁止で、
その手前が土産物屋ストリート。
この写真では落ち着いた雰囲気に見えるが、この写真のもっと向こう側、つまり袋田の滝から少し離れた所は駐車場の客引きなどが盛ん。さらに1キロほど先なら無料の駐車場もあるが、今回は一番滝に近い土産物屋の無料駐車場=何か買うか食べるのが無料の条件の場所に駐めた。
橋を渡って川沿いを歩いて行く。
これがその川。
滝川という安直なネーミング(^^ゞ
袋田の滝を見るにはトンネルの中を通らなければいけない。
通行料300円。
トンネルで山を登った所に第1観瀑台があり、さらにそこからエレベーターで垂直に上がると第2観瀑台に出られる仕組み。
トンネルの入り口。
トンネルの内部。
デジカメだと明るく撮れてしまう。実際はもっと薄暗い。
途中にある横穴。
先ほどの解説看板にも165メートル地点と書いてあるだけで名前もない。
滝はおろか川も見えない。
何のため?? 換気用の空気穴??
次にあるのは吊り橋に出る横穴。
横穴から出ると袋田の滝が目に飛び込んでくる。
ここで滝が見られるとは予想していなかったのでサプライズ感あり。
滝川を渡る吊り橋。
吊り橋から第1観瀑台が見える。
ここから眺めると袋田の滝は、ものすごく狭い峡谷に落ちていることがわかる。それを正面から見るためにトンネルまで掘ったのは風景を愛でる情熱か、商売への執着か(^^ゞ
さらに歩いていよいよ第1観瀑台。
ちなみにトンネルの勾配はきつくない。
ここはもう横穴から滝が見えてテンションが上がる。
THIS IS 袋田の滝。
先ほどの吊り橋。
第2観瀑台に上がるエレベータへ。
これが第2観瀑台。
第2観瀑台から見た袋田の滝。
3段になっていて、第1観瀑台の正面に見えていたのは3段目。
大迫力に感激\(^o^)/ーーーといいたいところだが、梅雨の雨が少なかったせいか、かなり水量が少なく、なんとなく残念な滝の姿(/o\) 実は土産物屋の横を流れる滝川の水かさを見た時から悪い予感がしていた。
去年に訪れた、同じく日本三大名瀑:華厳の滝の激しく飛び散る水しぶきや、ゴォーと響く滝の落ちる音は今でも鮮明に覚えている。しかし今回のツーリングから数日経った現在、袋田の滝って「音してたっけ?」というくらい印象が薄い。残念なりや。
というわけで写真も数少なく正午半に観瀑終了。
観瀑台にいた「たき丸君」。
どこもかしこも、ゆるキャラだらけ。
いわゆるアホのひとつ覚え。
また同じトンネルを下って帰るのも芸がないので、吊り橋を渡って滝川の左岸から降りることにした。
袋田の滝の上流には生瀬滝というのがある。
でも、こんな階段を20分間ずーっと登っていく必要があるらしい。
ご丁寧な解説。
3行目に注目。
もちろん下り道を選ぶ私(^^ゞ
バイクを駐めた土産物屋に食堂もあったのでランチタイム。
このあたりは鮎が名物なので塩焼きを頼む。美味しくなくはなかったけれど、やたら丸々と肥っている。鮎独特の香りも薄かったから養殖物かな。まあ久しぶりに鮎を食べたからよしとしよう。写真も撮ったもののアップにしすぎてピンぼけになってしまった。
ランチを食べていたらパラパラと雨が降ってきた。
しばらくしたら本降りに。通り雨っぽいし、ちょうどランチの間に降ってくれてラッキーと思いながら、鮎の他にざるそばを頼みノンアルコールビールまで飲んで「ふ〜っ、お腹いっぱい」となってから「あっ!革ジャンもヘルメットもバイクと一緒に置いてある!」ことに気付く(>_<)
革ジャンはバイクのシートにかぶせるように置いていた。メッシュ(革ジャンなので正確にはパンチ穴が空いている)だから内側までびしょびしょかと覚悟したが意外とそうでもなかった。ヘルメットも横向きにぶら下げていたから、何とか内側は濡れずにひと安心。
袋田の滝を出発する頃には雨はほとんど上がり、次の目的地に向かう。
やってきたのは月待ちの滝という所。
駐車場があったが、わずかに雨が残っていたので木が雨よけになるように道路にBMW F800Rを駐める。
通行の邪魔にならないように、ガードレールギリギリに寄せて駐めた。ところでバイクに乗る人しかかわからないかも知れないが、バイクって右側からはとても乗りにくいのはナゼ? あっ、自転車でも同じか
入り口にあった看板。
ここはもみじ苑という蕎麦屋がある。ナビでは「月待ちの滝 もみじ苑」とセットで表示される。滝があるのが蕎麦屋の敷地、つまりプライベートビーチならぬプライベート滝なのか、たまたま滝の隣が蕎麦屋の敷地なのかは少し気になる。
竹林の小径を下っていく。
なかなか雰囲気がいい。
これが月待ちの滝。
見てわかるように、ここは滝の裏側に入ることができる。
こういう滝を「裏見の滝」とか「くぐり滝」とかいう。
滝の裏側から。
裏側に入ったからといって特別にいいことがあるわけでもない。
今回の滝巡りはこれで終了。
その後は国道118号線で常磐自動車道の那珂インターを目指す。
118号線は久慈川という川沿いを走っている。
久慈川では川の中に鮎釣りの人がたくさん入っていた。
那珂インターからは高速道路をひた走る。
最初に訪れた高萩海岸からずっと気温25度前後の快適なツーリングだったが、高速に入ってからしばらくすると30度、33度、35度と真夏の気温に。
暑い!!!!(>_<)
まあ渋滞がなかったのが救い。
ところが首都高に入ると遠くに見える都心の空が真っ暗。
こりゃヤバイと思っていたら、風が強くなり気温もみるみる24度まで下がり、ついに雨雲の中に突入。それと同時に大渋滞。これがゲリラ豪雨なのか、とにかく超土砂降り。この水量が袋田の滝で欲しかったゼ。
それまで猛暑の中を走ってきたので、濡れることはまったく気にならなかったが、あまりの雨の激しさとバリバリという雷の音に運転する気が失せ、駒形というとろにパーキングエリアがあったので雨宿り。クルマが10台ほど駐められる程度の小さなパーキングだった。トイレや缶飲料の自販機はあるがベンチとかはなし。
突っ立ったり壁にもたれかかったりしながら30〜40分経った頃、豪雨から普通の雨程度になってきた。iPhoneで雨雲レーダーをチェックすると、駒形のすぐ先で雨雲が切れていることを発見。雨宿りにも飽きてきたので再出発。渋滞は相変わらずだったが、しばらく進んだら雨は上がった。雨雲レーダーってかなり正確なのね。
首都高の目黒線に入った頃には路面もドライで雨が降った形跡もなし。駒形での雨宿りとのあまりの違いに、何か別の世界にやってきたよう。海は見られず、滝の水は少なく、最後に土砂降りと何かと散々だったとはいえ、それでもあちこち走り回れて楽しめた。
走行420キロで午後6時過ぎに帰宅。久しぶりの400キロ越え。涼を求めると距離が長くなるのが、ちょっとしんどい。
おしまい
wassho at 00:04|Permalink│Comments(0)│
2013年07月16日
花貫渓谷
海岸は朝靄で残念だったけれど、見たいと思ってみられる光景じゃないから、これはこれで貴重な体験だったような気もする。
さて海岸を離れて花貫(はなぬき)渓谷へ向かう。海沿いを走る国道6号線には、あちこちに花貫渓谷コッチの標識があってナビいらず。
国道461号線に入ってしばらく走って花貫ダムに到着。
「茨城観光百選第二位」の誇らしげな石碑。
当然1位はどこかが気になる。
しかし茨城観光百選に選ばれたエリアがどこかの情報はいくらでもあるが、その順位を記したものは見つからなかった。1位になったところなら宣伝しているはずと「茨城観光百選 1位」と検索してみるもヒットせず。なにゆえ?
ごく普通のダム湖の風景。
カラ梅雨気味で水不足が心配されているが、ここの水量はたっぷりあった。
ダムを背景にBMW F800R。
実はこの花貫ダムは全国で唯一の海が見えるダム。たいていのダムはもっと山奥にあるからね。左右の山の稜線が下がって切れている場所に、うっすらと海が見えるらしい。この日は曇りでまったく見えなかったが、見えたとしても特にうれしくもない気がする。
花貫ダムから、こんな感じの道路をしばらく進むと
名馬里ヶ淵(なめりがふち)。
「淵」とは川が深くなった所という意味。
反対に浅くなった所が「瀬」。
ここはノーマークだったが、名馬里ヶ淵の立て札が味わい深かったので訪れてみることにした。駐車場からしていい雰囲気。バイクであちこち訪れているうちに、何となく鼻がきくようになってきた気がする。
ここを下っていく。
とてもきれいな淵。
それに滝もあるというオマケ付きでラッキー。
水遊びしたら気持ちいいに違いない。
正面から。
デジタルズームでドアップ。
涼しさを感じてもらえるかな?
下流方向。
段差で滝になっているから、その滝壺部分が掘れて深くなったのが淵ということなんだろう。そして深くなれば広くもなる。渓谷の川は伸びた木の枝で覆われていて全体的に薄暗い。でも淵が広くなれば枝も届かなくなって、薄暗い空間の中で、ぽっかりと淵だけに日が差して水に反射する。だから淵というのは何となく神秘的な雰囲気のところが多いのだと思う。
また国道461号を走っていくと花貫渓谷コッチの標識があって、やや細い道に分岐している。こんな感じでハイカーもチラホラ見かけた。
バイクを駐めたのは不動滝と乙女滝という2つの滝の入り口。この手前に無料の大きな駐車場もある。
こんなところを通って、
川に降りていく。
バイクを駐めた所から2分もあれば不動滝に到着する。
しかし、ここで問題発生。
名馬里ヶ淵では川に転がっている石を足場に利用して淵に近づけた。ここでは少し水深が深くて、ピョンピョンと滝のほうに渡っていけないのである。水深が深いといってもせいぜい15センチなのだが、そこを歩けば確実にブーツの中はビショビショになってしまう。
どこかいいルートはないかと石の配置を睨んでいたら、写真マニアっぽい夫婦がやってきた。そして彼らは躊躇なくバシャバシャと川を渡っていく。ワイルドだなあと思って眺めていると、二人とも長靴着用。なるほど、本格的に写真を撮る人は滝では長靴を履いてくるんだと納得。
どんどん滝に近づいていく彼らにたいして、
ビビって足を踏み出せない私。
あっ、あんなに滝のそばで写真を撮っている。
クヤシイ〜!
仕方ないので、かなり後ろからデジタルズームで拡大して撮影。しかもやや斜めのポジション。何倍にしたかは忘れたが、かなり荒い写真になった。ブログに貼り付けてある小さなサイズだと目立たないが。
滝は諦めて、川の石を撮ってみる。
川原に降りていく道の途中から撮った不動滝。
やっぱり正面から見たかったなあ。
乙女滝は不動滝の少し上流にある。
両者は歩いて2〜3分の距離。
これは不動滝の滝口(滝が落ち始める所。落ちた所が滝壺)。
ほとんど何も見えなかったが。
川沿いを歩いて行く。
ちなみにこの川は花貫川で、下っていけば花貫ダムにつながる。しかし、この場所と花貫ダムとは2〜3キロくらいしか離れていない。こんな小さなせせらぎが、あのダム湖を満タンにしていると思うとちょっと不思議。
乙女滝が見えてきた。
なかなかいい感じ。どちらかというとガッチリしていて、あまり「乙女」な印象ではないが。
この滝はすぐそばまで近づくことができた。
滝壺の周りの岩肌も明るい感じ。
アップで。
もっとシャッタースピードを上げて飛沫(しぶき)がハッキリ写るように撮ればよかったと後から反省。ところで滝や川の写真と言えば逆にシャッタースピードを遅くして、糸が引いているような写真のほうがカメラ好きには好まれるようである。でも私はあれが大嫌い。わざとらしいし、テクニックの安っぽい誇示に思えるし、だいいち目にはあんな風に見えない。
この滝はとても気に入ったので、もう一枚。
貼り付ける順番が後になってしまったが、
高速道路以外のツーリング現地だけに拡大した地図。
不動滝と乙女滝の入り口がある461号線から分岐した道は、461号線と平行に走っており、しばらく進むとまた461号線に合流する。そこに至るまで清流の花貫川沿いを走ってなかなかいい景色。もし歩いていたら(ハイキングコースになっている)ブログ5日分くらいの写真になりそうなくらい。
461号線に戻って次の目的地である袋田の滝を目指す。461号線はかなり楽しいクネクネ道だった。山道だからコーナーは基本的にブラインド(先が見えない)だけれど、ある程度進入したら先が見えてくるコーナーが多い。つまりほどよい回転半径。腕があるライダーならかなり飛ばせるだろう。もっとも私は直線番長なのでコーナーはほどほどのスピードで。
途中で349号線と交差するあたりで「この先、道幅が狭い」の標識がたくさんでている。しばらく進むと本当にクルマならすれ違いができない林道レベルの道幅になった。基本的に山の中を走るのだが、ところどころの集落では民家の軒先を走るまさに田舎の生活道路のような雰囲気。バイクなら問題ないがクルマなら違うルートを選んだほうがベター。地図では349号線と交差してから北向きに変わるまでの区間が林道レベル。
ーーー続く。
さて海岸を離れて花貫(はなぬき)渓谷へ向かう。海沿いを走る国道6号線には、あちこちに花貫渓谷コッチの標識があってナビいらず。
国道461号線に入ってしばらく走って花貫ダムに到着。
「茨城観光百選第二位」の誇らしげな石碑。
当然1位はどこかが気になる。
しかし茨城観光百選に選ばれたエリアがどこかの情報はいくらでもあるが、その順位を記したものは見つからなかった。1位になったところなら宣伝しているはずと「茨城観光百選 1位」と検索してみるもヒットせず。なにゆえ?
ごく普通のダム湖の風景。
カラ梅雨気味で水不足が心配されているが、ここの水量はたっぷりあった。
ダムを背景にBMW F800R。
実はこの花貫ダムは全国で唯一の海が見えるダム。たいていのダムはもっと山奥にあるからね。左右の山の稜線が下がって切れている場所に、うっすらと海が見えるらしい。この日は曇りでまったく見えなかったが、見えたとしても特にうれしくもない気がする。
花貫ダムから、こんな感じの道路をしばらく進むと
名馬里ヶ淵(なめりがふち)。
「淵」とは川が深くなった所という意味。
反対に浅くなった所が「瀬」。
ここはノーマークだったが、名馬里ヶ淵の立て札が味わい深かったので訪れてみることにした。駐車場からしていい雰囲気。バイクであちこち訪れているうちに、何となく鼻がきくようになってきた気がする。
ここを下っていく。
とてもきれいな淵。
それに滝もあるというオマケ付きでラッキー。
水遊びしたら気持ちいいに違いない。
正面から。
デジタルズームでドアップ。
涼しさを感じてもらえるかな?
下流方向。
段差で滝になっているから、その滝壺部分が掘れて深くなったのが淵ということなんだろう。そして深くなれば広くもなる。渓谷の川は伸びた木の枝で覆われていて全体的に薄暗い。でも淵が広くなれば枝も届かなくなって、薄暗い空間の中で、ぽっかりと淵だけに日が差して水に反射する。だから淵というのは何となく神秘的な雰囲気のところが多いのだと思う。
また国道461号を走っていくと花貫渓谷コッチの標識があって、やや細い道に分岐している。こんな感じでハイカーもチラホラ見かけた。
バイクを駐めたのは不動滝と乙女滝という2つの滝の入り口。この手前に無料の大きな駐車場もある。
こんなところを通って、
川に降りていく。
バイクを駐めた所から2分もあれば不動滝に到着する。
しかし、ここで問題発生。
名馬里ヶ淵では川に転がっている石を足場に利用して淵に近づけた。ここでは少し水深が深くて、ピョンピョンと滝のほうに渡っていけないのである。水深が深いといってもせいぜい15センチなのだが、そこを歩けば確実にブーツの中はビショビショになってしまう。
どこかいいルートはないかと石の配置を睨んでいたら、写真マニアっぽい夫婦がやってきた。そして彼らは躊躇なくバシャバシャと川を渡っていく。ワイルドだなあと思って眺めていると、二人とも長靴着用。なるほど、本格的に写真を撮る人は滝では長靴を履いてくるんだと納得。
どんどん滝に近づいていく彼らにたいして、
ビビって足を踏み出せない私。
あっ、あんなに滝のそばで写真を撮っている。
クヤシイ〜!
仕方ないので、かなり後ろからデジタルズームで拡大して撮影。しかもやや斜めのポジション。何倍にしたかは忘れたが、かなり荒い写真になった。ブログに貼り付けてある小さなサイズだと目立たないが。
滝は諦めて、川の石を撮ってみる。
川原に降りていく道の途中から撮った不動滝。
やっぱり正面から見たかったなあ。
乙女滝は不動滝の少し上流にある。
両者は歩いて2〜3分の距離。
これは不動滝の滝口(滝が落ち始める所。落ちた所が滝壺)。
ほとんど何も見えなかったが。
川沿いを歩いて行く。
ちなみにこの川は花貫川で、下っていけば花貫ダムにつながる。しかし、この場所と花貫ダムとは2〜3キロくらいしか離れていない。こんな小さなせせらぎが、あのダム湖を満タンにしていると思うとちょっと不思議。
乙女滝が見えてきた。
なかなかいい感じ。どちらかというとガッチリしていて、あまり「乙女」な印象ではないが。
この滝はすぐそばまで近づくことができた。
滝壺の周りの岩肌も明るい感じ。
アップで。
もっとシャッタースピードを上げて飛沫(しぶき)がハッキリ写るように撮ればよかったと後から反省。ところで滝や川の写真と言えば逆にシャッタースピードを遅くして、糸が引いているような写真のほうがカメラ好きには好まれるようである。でも私はあれが大嫌い。わざとらしいし、テクニックの安っぽい誇示に思えるし、だいいち目にはあんな風に見えない。
この滝はとても気に入ったので、もう一枚。
貼り付ける順番が後になってしまったが、
高速道路以外のツーリング現地だけに拡大した地図。
不動滝と乙女滝の入り口がある461号線から分岐した道は、461号線と平行に走っており、しばらく進むとまた461号線に合流する。そこに至るまで清流の花貫川沿いを走ってなかなかいい景色。もし歩いていたら(ハイキングコースになっている)ブログ5日分くらいの写真になりそうなくらい。
461号線に戻って次の目的地である袋田の滝を目指す。461号線はかなり楽しいクネクネ道だった。山道だからコーナーは基本的にブラインド(先が見えない)だけれど、ある程度進入したら先が見えてくるコーナーが多い。つまりほどよい回転半径。腕があるライダーならかなり飛ばせるだろう。もっとも私は直線番長なのでコーナーはほどほどのスピードで。
途中で349号線と交差するあたりで「この先、道幅が狭い」の標識がたくさんでている。しばらく進むと本当にクルマならすれ違いができない林道レベルの道幅になった。基本的に山の中を走るのだが、ところどころの集落では民家の軒先を走るまさに田舎の生活道路のような雰囲気。バイクなら問題ないがクルマなら違うルートを選んだほうがベター。地図では349号線と交差してから北向きに変わるまでの区間が林道レベル。
ーーー続く。
wassho at 23:33|Permalink│Comments(0)│
2012年09月18日
竜化の滝 (を見られなかった)
旅日記三部作の最終回。
日塩もみじラインが終わると国道400号線に合流する。
数分走ると塩原の温泉街。バイクで走っていても硫黄の匂いが感じられる。
本当は400号線の一本北側が温泉街のメインストリートで、温泉街を流れる箒川(ほうきがわ)の眺めもいいらしい。でも時間も遅くなってきたのでそのまま400号線を直進。
そして到着したのが本日の最終目的地である竜化の滝。
日光、鬼怒川、塩原、このあたりには滝がたくさんある。たとえば霧降高原道路には日光三名瀑のひとつである霧降の滝、日塩もみじラインにも有名どころがいくつか。しかし今回は500キロ近い行程なので、あちこちの滝を見て回る時間的余裕がない。
それで、あれこれ検討して選んだのが400号線沿いにある竜化の滝(りゅうかのたき)。塩原エリアでは筆頭格の滝。それと竜化の滝に行く遊歩道沿いに抛雪の滝、風挙の滝があり、ほぼ同じ場所に布滝と4つまとめて見学できるというのも好都合だった。
駐車場は無料。
こんな看板があった。
そういえば霧降高原道路を上り初めてすぐに、道路を歩いているサルを2匹見かけた。日光といえばサル被害のニュースをたまに見る。しかし前回と今回の日光周辺ツーリングでもサルを見かけたのはそのときが最初。夏はあまりでないのかな?
400号線にある遊歩道の入り口。
ここを登っていくらしい。
しかし! しかし! しかし!
ガーンである。
自宅に戻ってから塩原市のホームページを見ると、こんな記述があった。
現在『竜化の滝遊歩道』は通行止めになっております。
台風の影響により増水し遊歩道中の人道橋が破壊されているため、
通行止め解除は未定です。 更新日 平成24年6月21日
3ヶ月も前から放ったらかし。
役所仕事も甚だしい(怒)
誰か塩原市役所にデモ隊差し向けて。
風挙の滝なんて竜化の滝のおまけ程度の滝なんだけれど、何も見ないで帰るのももったいないので見に行くことにした。
400号線と平行しているこんな遊歩道を上って下るを繰り返す。
上り下りする意味がわからない。これも役所仕事か。
挙げ句の果てに400号線に降りる。
だったら、ここに駐車場と入り口を作らんかい!
布滝(ぬのたき)は400号線と平行に流れている箒川の川底が浅くなって滝のようになっているところ。位置関係でいうと400号線を挟んで遊歩道と箒川が並んでいる。
あまり滝には見えない。
滝壺は木立に遮られてよく見えず。
布滝の観瀑台は箒川の向こう岸にあって、少し下流から回ってこなければいけない。徒歩30分くらいかかりそうだし、そこまでの価値もなさそうだったのでパス。
ようやく400号線と平行ではなく山の中へ入っていく。
これが抛雪の滝(ほうせつのたき)。
滝口しか見えなかった。おまけにもならない。
こんな感じの遊歩道。
竜化の橋という名前がむなしい(>_<)
小川沿いを登っていく。
デジカメは実際より明るく撮れることが多い。木が多くて日が差し込まないので、本当はもっと暗かった。
暗い場所で写真を撮るには、明るい場所より
絞りを開く
シャッタースピードを遅くする
ISO(フィルムの感度みたいなもの)の設定を上げる
のいずれか、あるいは組み合わせで対処することくらいは私でも知っている。でもお任せモードで撮っているので、どういう設定なのかはわからない(本当は設定を表示できるが、そんなマニアじゃないので確認していない)。
たぶんシャッタースピードも遅くなっているのだろう。シャッタースピードを遅くするというのは、シャッターが開いている時間を長くして、より多くの光を画像センサー(フィルムに相当するもの)に当てるということである。当然動いているものを撮るのは難しくなる。
だから水の流れがブレて見える。
(明るくても)こういう撮り方をした方が、水の勢いを表現できるという考え方もあって、滝の写真ではもっとシャッタースピードを遅くして、まるで糸が引いたような写真も多い。でも私は実際にこの目で見たとおりに撮りたいから、こういう写真は不本意。
少し上りがきつくなってくる。
足下も不安定。
風挙の滝(ふうきょのたき)到着。
なかなかいい形。落差7メートルくらい。
ちょっと右横から回り込んで。
ちょっと左下側から見上げて。
ウラメシヤ〜
遊歩道の入り口で「竜化の滝には行けません」という立て看板を見たとき、少々道が悪いくらいなら気にせず行ってやろうと考えていたのだが、ロープで厳重に通せんぼしてあるので諦めることにした。無念 旅日記の最初に書いた「想定外のハプニング」とはこのことである。
遊歩道を戻る。
幾何学模様。
遊歩道を意味なく上ったり下ったりさせられるのはイヤだったので、遊歩道の途中の切れ目から400号線に出て、そこを歩いて駐車場まで戻った。なだらかな上りになるが、遊歩道の上下に較べれば1/10位の労力。ただし歩道はないし車の通行量はソコソコあるから、真似するなら自己責任で。写真は400号線から見上げた遊歩道。
駐車場に戻ってカメラをカバンにしまおうとしたら、カメラのレンズキャップがないことに気付いた。滝見物のどこかで落としてきたらしい。普通のデジカメはほとんど自動的に開閉するレンズカバーがついているが、レンズ交換式のデジカメは昔ながらのキャップ式。まあNEX-5Nを買ったときから、そのうちなくすだろうとは思っていた。だから、これが最初に書いた「想定内のトラブル」。
もっとも注意していなかったわけではない。私にとって特等席であるパンツの左ポケット(通常ここには鍵が入っている)をレンズキャップのために割り当てていた。今回は押し込み方が足らなかったのかな。土の地面に落としたらレンズキャップは音もしないだろうから気付くのは難しい。まあ、以後気をつけましょう。
走行470キロ。初めての450キロ越え。そして初めての1日3回給油。航続距離的には2回で充分なのだが、給油のタイミングで3回になってしまった。帰りに塩原の山を下るときに3分ほど、東北自動車道に乗ってすぐに10分ほど雨に降られるも大事には至らず。午後8時過ぎに帰宅で12時間のバイク遊び。
今回も日光の涼しさを体感したツーリングだった。日光には七二滝あるらしいから、来年の夏は泊まりで東照宮見物&滝巡りでもしようかなと考えている。
おしまい
日塩もみじラインが終わると国道400号線に合流する。
数分走ると塩原の温泉街。バイクで走っていても硫黄の匂いが感じられる。
本当は400号線の一本北側が温泉街のメインストリートで、温泉街を流れる箒川(ほうきがわ)の眺めもいいらしい。でも時間も遅くなってきたのでそのまま400号線を直進。
そして到着したのが本日の最終目的地である竜化の滝。
日光、鬼怒川、塩原、このあたりには滝がたくさんある。たとえば霧降高原道路には日光三名瀑のひとつである霧降の滝、日塩もみじラインにも有名どころがいくつか。しかし今回は500キロ近い行程なので、あちこちの滝を見て回る時間的余裕がない。
それで、あれこれ検討して選んだのが400号線沿いにある竜化の滝(りゅうかのたき)。塩原エリアでは筆頭格の滝。それと竜化の滝に行く遊歩道沿いに抛雪の滝、風挙の滝があり、ほぼ同じ場所に布滝と4つまとめて見学できるというのも好都合だった。
駐車場は無料。
こんな看板があった。
そういえば霧降高原道路を上り初めてすぐに、道路を歩いているサルを2匹見かけた。日光といえばサル被害のニュースをたまに見る。しかし前回と今回の日光周辺ツーリングでもサルを見かけたのはそのときが最初。夏はあまりでないのかな?
400号線にある遊歩道の入り口。
ここを登っていくらしい。
しかし! しかし! しかし!
ガーンである。
自宅に戻ってから塩原市のホームページを見ると、こんな記述があった。
現在『竜化の滝遊歩道』は通行止めになっております。
台風の影響により増水し遊歩道中の人道橋が破壊されているため、
通行止め解除は未定です。 更新日 平成24年6月21日
3ヶ月も前から放ったらかし。
役所仕事も甚だしい(怒)
誰か塩原市役所にデモ隊差し向けて。
風挙の滝なんて竜化の滝のおまけ程度の滝なんだけれど、何も見ないで帰るのももったいないので見に行くことにした。
400号線と平行しているこんな遊歩道を上って下るを繰り返す。
上り下りする意味がわからない。これも役所仕事か。
挙げ句の果てに400号線に降りる。
だったら、ここに駐車場と入り口を作らんかい!
布滝(ぬのたき)は400号線と平行に流れている箒川の川底が浅くなって滝のようになっているところ。位置関係でいうと400号線を挟んで遊歩道と箒川が並んでいる。
あまり滝には見えない。
滝壺は木立に遮られてよく見えず。
布滝の観瀑台は箒川の向こう岸にあって、少し下流から回ってこなければいけない。徒歩30分くらいかかりそうだし、そこまでの価値もなさそうだったのでパス。
ようやく400号線と平行ではなく山の中へ入っていく。
これが抛雪の滝(ほうせつのたき)。
滝口しか見えなかった。おまけにもならない。
こんな感じの遊歩道。
竜化の橋という名前がむなしい(>_<)
小川沿いを登っていく。
デジカメは実際より明るく撮れることが多い。木が多くて日が差し込まないので、本当はもっと暗かった。
暗い場所で写真を撮るには、明るい場所より
絞りを開く
シャッタースピードを遅くする
ISO(フィルムの感度みたいなもの)の設定を上げる
のいずれか、あるいは組み合わせで対処することくらいは私でも知っている。でもお任せモードで撮っているので、どういう設定なのかはわからない(本当は設定を表示できるが、そんなマニアじゃないので確認していない)。
たぶんシャッタースピードも遅くなっているのだろう。シャッタースピードを遅くするというのは、シャッターが開いている時間を長くして、より多くの光を画像センサー(フィルムに相当するもの)に当てるということである。当然動いているものを撮るのは難しくなる。
だから水の流れがブレて見える。
(明るくても)こういう撮り方をした方が、水の勢いを表現できるという考え方もあって、滝の写真ではもっとシャッタースピードを遅くして、まるで糸が引いたような写真も多い。でも私は実際にこの目で見たとおりに撮りたいから、こういう写真は不本意。
少し上りがきつくなってくる。
足下も不安定。
風挙の滝(ふうきょのたき)到着。
なかなかいい形。落差7メートルくらい。
ちょっと右横から回り込んで。
ちょっと左下側から見上げて。
ウラメシヤ〜
遊歩道の入り口で「竜化の滝には行けません」という立て看板を見たとき、少々道が悪いくらいなら気にせず行ってやろうと考えていたのだが、ロープで厳重に通せんぼしてあるので諦めることにした。無念 旅日記の最初に書いた「想定外のハプニング」とはこのことである。
遊歩道を戻る。
幾何学模様。
遊歩道を意味なく上ったり下ったりさせられるのはイヤだったので、遊歩道の途中の切れ目から400号線に出て、そこを歩いて駐車場まで戻った。なだらかな上りになるが、遊歩道の上下に較べれば1/10位の労力。ただし歩道はないし車の通行量はソコソコあるから、真似するなら自己責任で。写真は400号線から見上げた遊歩道。
駐車場に戻ってカメラをカバンにしまおうとしたら、カメラのレンズキャップがないことに気付いた。滝見物のどこかで落としてきたらしい。普通のデジカメはほとんど自動的に開閉するレンズカバーがついているが、レンズ交換式のデジカメは昔ながらのキャップ式。まあNEX-5Nを買ったときから、そのうちなくすだろうとは思っていた。だから、これが最初に書いた「想定内のトラブル」。
もっとも注意していなかったわけではない。私にとって特等席であるパンツの左ポケット(通常ここには鍵が入っている)をレンズキャップのために割り当てていた。今回は押し込み方が足らなかったのかな。土の地面に落としたらレンズキャップは音もしないだろうから気付くのは難しい。まあ、以後気をつけましょう。
走行470キロ。初めての450キロ越え。そして初めての1日3回給油。航続距離的には2回で充分なのだが、給油のタイミングで3回になってしまった。帰りに塩原の山を下るときに3分ほど、東北自動車道に乗ってすぐに10分ほど雨に降られるも大事には至らず。午後8時過ぎに帰宅で12時間のバイク遊び。
今回も日光の涼しさを体感したツーリングだった。日光には七二滝あるらしいから、来年の夏は泊まりで東照宮見物&滝巡りでもしようかなと考えている。
おしまい
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2012年08月25日
白糸の滝(しらいとのたき) 富士宮市
白糸の滝という名前を持つ滝は日本各地にある。滝が落ちる姿を白糸にたとえるのはごく自然な発想なのだろう。関東で有名なのは軽井沢と富士宮。もっと小さなサイズの白糸の滝なら数え切れないくらい。今回訪れたのは富士山の西側にある富士宮の白糸の滝。
海派の私だがこの夏はほとんど海岸線を走っていない。やっぱり暑いからね。それで標高が高く涼しいところといえば、とりあえずは富士山なのだが、実は富士山は9月になってから行くつもりでいた。富士山はバイクやクルマで五合目まで登れる。でも8月は登山客優先でマイカー規制が敷かれて通行できないから。
が、しか〜し、なんと白糸の滝は遊歩道の工事に入るため、滝壺まで降りて間近に眺められるのは8月26日までなのである。8月最後の週末なんて渋滞必至なのだが、せっかく今年の夏のテーマは滝と決めたのでバイクツーリング決行。
地図はグーグルマップ。
ところどころアルファベットがあるのは地図に線を引くためについてしまうものだから気にしないで。東京から東名で御殿場まで行き、そこから時計方向に富士山を回ってきた。
富士山はちょっと遠い。御殿場までだいたい100キロ。つまりそれだけで往復200キロ。そして今回のように目的地が富士山の西側にある場合は、それだけ見て引き返すのももったいないから、結局ぐるっと1周してしまうことになる。そして富士山は広い。地図で富士山を1周している面積を東京に当てはめると、東京23区がすっぽり覆われるくらいだということがわかる。
白糸の滝に行くだけなら東名を御殿場ではなく、もっと先の富士インターチェンジで降りた方が近い。そうしなかったのは富士山南側の2合目付近を東西に伸びる富士山スカイラインを走りたかったから。途中で五合目に登る道路と接続して、そちらはマイカー規制だが2合目の道路は関係ない。全長約22キロ。
御殿場側から富士山スカイラインに入ってすぐのところに自衛隊の駐屯地がある。この日は富士総合火力演習という大規模な公開訓練の日だったので、見学客を乗せた観光バスが次々と基地に入っていく。なお陸上自衛隊のホームページでは26日実施としか書かれていないが、25日にもやっていたし夜のニュースでも報道されていた。ナゼに26日としか書かれていない?
駐屯地からしばらく走ったところ。
だんだんと山っぽくなってくる。
そして!
もちろん肝試しに侵入したりはしない(^^ゞ
富士山スカイラインは適度なカーブがあって楽しい道。ただし、それなりに交通量があって、遅いクルマにブロックされると見通しがきかないので抜くタイミングが難しい。それと路面はけっこう荒れている。コーナーの途中で凸凹しているところも多い。最後(西側)は直線と高速ヘアピンの組み合わせが10数回連続。高速ヘアピン=180度ターンだがコーナーのRは大きい=コーナーが長い=直線番長にはつらい(^^ゞ
2合目といっても標高は1500メートルほどあるので気温は25度くらいと低い。バイクで走っていると涼しいというよりちょっと寒かった。5合目は2300メートルなのでTシャツとメッシュジャケットだけでは無理かなと思う。
白糸の滝駐車場到着。
駐めたのは公営駐車場。かなり広くて、写っている範囲の数倍のスペースがある。
バイクは100円。
バイクスペースは奥の方に10台分ほど。
ちゃっかり一番奥の日陰のところに駐める。
滝への通り道。
お土産屋があって
さらに歩くと、
またお土産屋がある。
ちなみに駐車場はお土産屋の方が安いし滝に近い。
バイクならいくらかは訪ねなかった。
この店ではないけれど、
朝霧高原の牛乳で作ったというソフトクリームは濃厚でおいしかった。
富士宮やきそばに心惹かれるも、まだランチには早く。
白糸の滝の手前に音止めの滝というのがある。ここがその滝口を見る場所の入り口。小さな看板が出ているだけだから目立たない。
いちおう神社ということになっている。
しかし、こんな狭いスペースがあるだけ。
建物はない。土産物屋の間に余った敷地を観光客向けに神社にして、お賽銭を落としてもらおうという魂胆としか思えない。
流れてきた川が
細くなって
この空き地、じゃなかった神社の境内(^^ゞの横から落ちている。
写真で見るより実物は迫力があるが、それほどいいものを見たという印象は受けず。
こちらが音止めの滝を見る場所。
でも手すりが老朽化しているのか、こんな柵が。
だから柵の外側からだとこんな感じで、まったく物足りない。
しかし、土産物屋の場所から少し離れると
このド迫力!
落差も25メートルと充分だが、横幅が広いのが素晴らしい。
残念ながら、ここも先ほどの手すりの延長上の場所で、これより下には降りられなかった。跳ね返っている水煙から考えて、滝壺の手前からならさぞかし見応えがあるだろうに残念。
ところで左側の壁に注目。
コンクリートやん(>_<)
白糸の滝の滝口に降りる場所の土産物屋。
この突き当たりを右に降りていく。
ラムネ冷えて〼
しかしカレーラムネっておいしいの?
わさび1つ600円。
土産物屋の前の展望コーナーから見た白糸の滝。
ワオ! テンションあがる。
こんな階段を降りていく。
上りでもそれほどきつくない。階段を1/4くらい降りると明らかに涼しくなる。
階段の降り口にあった看板。
期間は来年の12月まで。土産物屋はどうするのかな。
途中の手洗い場?
飲めないとの注意書き。
滝壺の前の橋の上から。
左側の建物の先が滝に一番近い観瀑スポット。
これは橋を滝側から見たもの。
階段は建物の後ろ側に降りる。建物は土産物屋のようだが、もう使われていないみたい。白糸の滝はU字型にえぐれた渓谷で、滝以外の場所でも左右から水が流れ込んでいる。
水は美しく青い。
常に24ミリの広角レンズと、それを18ミリにまで広げるコンバーターもバッグに入れてあるのだが、交換が面倒で使ったことがなかった。試し撮り以外では初めてのレンズ交換撮影。(数字はすべて35ミリ換算:意味がわからなかったら調べてね)
いつもの27ミリ(ズームレンズの広角側)
24ミリ
18ミリ(24ミリにコンバーター追加)
今回は右側に影があったので、ワイドにした効果が少々わかりづらい。でも風景を撮るには24ミリくらいが、実際の見た目とのイメージの差が少ないかな。しかしズームで画角(写る範囲)を調整できないのはやはり不便。
やっぱりレンズ交換は面倒だった。立ったままカバンの中をゴソゴソやるのはイライラしてくる。私には向いていないことを改めて実感。
NEX-5Nを買ったときズームレンズの長さに戸惑った。だからコンパクトなサイズで24ミリから120ミリくらいのズームレンズが欲しいと以前に書いた。でも長さは、もう慣れちゃった。だからコンパクトにしなくていいから(その方が価格も安いと思う)24ミリから150ミリくらいのズームレンズを出してくれないかなと今は思っている。
白糸の滝のバリエーション。
滝口
真ん中あたりと下の方。
水しぶき感じられるかな?
滝壺
ややエメラルドグリーンな色がキレイだった。
白糸の滝は今まで見た中で一番気に入った。何本もの滝の集合体なので景色として奥行きがある。水自体もキレイだし、南向きで日当たりがいいので光が反射してより清らかに見える。しばらく工事中になるので見に行けとお奨めできないのが残念。それと、どうせなら工事するなら音止めの滝も間近までいけるようにして欲しい。
ーーーー続く。
海派の私だがこの夏はほとんど海岸線を走っていない。やっぱり暑いからね。それで標高が高く涼しいところといえば、とりあえずは富士山なのだが、実は富士山は9月になってから行くつもりでいた。富士山はバイクやクルマで五合目まで登れる。でも8月は登山客優先でマイカー規制が敷かれて通行できないから。
が、しか〜し、なんと白糸の滝は遊歩道の工事に入るため、滝壺まで降りて間近に眺められるのは8月26日までなのである。8月最後の週末なんて渋滞必至なのだが、せっかく今年の夏のテーマは滝と決めたのでバイクツーリング決行。
地図はグーグルマップ。
ところどころアルファベットがあるのは地図に線を引くためについてしまうものだから気にしないで。東京から東名で御殿場まで行き、そこから時計方向に富士山を回ってきた。
富士山はちょっと遠い。御殿場までだいたい100キロ。つまりそれだけで往復200キロ。そして今回のように目的地が富士山の西側にある場合は、それだけ見て引き返すのももったいないから、結局ぐるっと1周してしまうことになる。そして富士山は広い。地図で富士山を1周している面積を東京に当てはめると、東京23区がすっぽり覆われるくらいだということがわかる。
白糸の滝に行くだけなら東名を御殿場ではなく、もっと先の富士インターチェンジで降りた方が近い。そうしなかったのは富士山南側の2合目付近を東西に伸びる富士山スカイラインを走りたかったから。途中で五合目に登る道路と接続して、そちらはマイカー規制だが2合目の道路は関係ない。全長約22キロ。
御殿場側から富士山スカイラインに入ってすぐのところに自衛隊の駐屯地がある。この日は富士総合火力演習という大規模な公開訓練の日だったので、見学客を乗せた観光バスが次々と基地に入っていく。なお陸上自衛隊のホームページでは26日実施としか書かれていないが、25日にもやっていたし夜のニュースでも報道されていた。ナゼに26日としか書かれていない?
駐屯地からしばらく走ったところ。
だんだんと山っぽくなってくる。
そして!
もちろん肝試しに侵入したりはしない(^^ゞ
富士山スカイラインは適度なカーブがあって楽しい道。ただし、それなりに交通量があって、遅いクルマにブロックされると見通しがきかないので抜くタイミングが難しい。それと路面はけっこう荒れている。コーナーの途中で凸凹しているところも多い。最後(西側)は直線と高速ヘアピンの組み合わせが10数回連続。高速ヘアピン=180度ターンだがコーナーのRは大きい=コーナーが長い=直線番長にはつらい(^^ゞ
2合目といっても標高は1500メートルほどあるので気温は25度くらいと低い。バイクで走っていると涼しいというよりちょっと寒かった。5合目は2300メートルなのでTシャツとメッシュジャケットだけでは無理かなと思う。
白糸の滝駐車場到着。
駐めたのは公営駐車場。かなり広くて、写っている範囲の数倍のスペースがある。
バイクは100円。
バイクスペースは奥の方に10台分ほど。
ちゃっかり一番奥の日陰のところに駐める。
滝への通り道。
お土産屋があって
さらに歩くと、
またお土産屋がある。
ちなみに駐車場はお土産屋の方が安いし滝に近い。
バイクならいくらかは訪ねなかった。
この店ではないけれど、
朝霧高原の牛乳で作ったというソフトクリームは濃厚でおいしかった。
富士宮やきそばに心惹かれるも、まだランチには早く。
白糸の滝の手前に音止めの滝というのがある。ここがその滝口を見る場所の入り口。小さな看板が出ているだけだから目立たない。
いちおう神社ということになっている。
しかし、こんな狭いスペースがあるだけ。
建物はない。土産物屋の間に余った敷地を観光客向けに神社にして、お賽銭を落としてもらおうという魂胆としか思えない。
流れてきた川が
細くなって
この空き地、じゃなかった神社の境内(^^ゞの横から落ちている。
写真で見るより実物は迫力があるが、それほどいいものを見たという印象は受けず。
こちらが音止めの滝を見る場所。
でも手すりが老朽化しているのか、こんな柵が。
だから柵の外側からだとこんな感じで、まったく物足りない。
しかし、土産物屋の場所から少し離れると
このド迫力!
落差も25メートルと充分だが、横幅が広いのが素晴らしい。
残念ながら、ここも先ほどの手すりの延長上の場所で、これより下には降りられなかった。跳ね返っている水煙から考えて、滝壺の手前からならさぞかし見応えがあるだろうに残念。
ところで左側の壁に注目。
コンクリートやん(>_<)
白糸の滝の滝口に降りる場所の土産物屋。
この突き当たりを右に降りていく。
ラムネ冷えて〼
しかしカレーラムネっておいしいの?
わさび1つ600円。
土産物屋の前の展望コーナーから見た白糸の滝。
ワオ! テンションあがる。
こんな階段を降りていく。
上りでもそれほどきつくない。階段を1/4くらい降りると明らかに涼しくなる。
階段の降り口にあった看板。
期間は来年の12月まで。土産物屋はどうするのかな。
途中の手洗い場?
飲めないとの注意書き。
滝壺の前の橋の上から。
左側の建物の先が滝に一番近い観瀑スポット。
これは橋を滝側から見たもの。
階段は建物の後ろ側に降りる。建物は土産物屋のようだが、もう使われていないみたい。白糸の滝はU字型にえぐれた渓谷で、滝以外の場所でも左右から水が流れ込んでいる。
水は美しく青い。
常に24ミリの広角レンズと、それを18ミリにまで広げるコンバーターもバッグに入れてあるのだが、交換が面倒で使ったことがなかった。試し撮り以外では初めてのレンズ交換撮影。(数字はすべて35ミリ換算:意味がわからなかったら調べてね)
いつもの27ミリ(ズームレンズの広角側)
24ミリ
18ミリ(24ミリにコンバーター追加)
今回は右側に影があったので、ワイドにした効果が少々わかりづらい。でも風景を撮るには24ミリくらいが、実際の見た目とのイメージの差が少ないかな。しかしズームで画角(写る範囲)を調整できないのはやはり不便。
やっぱりレンズ交換は面倒だった。立ったままカバンの中をゴソゴソやるのはイライラしてくる。私には向いていないことを改めて実感。
NEX-5Nを買ったときズームレンズの長さに戸惑った。だからコンパクトなサイズで24ミリから120ミリくらいのズームレンズが欲しいと以前に書いた。でも長さは、もう慣れちゃった。だからコンパクトにしなくていいから(その方が価格も安いと思う)24ミリから150ミリくらいのズームレンズを出してくれないかなと今は思っている。
白糸の滝のバリエーション。
滝口
真ん中あたりと下の方。
水しぶき感じられるかな?
滝壺
ややエメラルドグリーンな色がキレイだった。
白糸の滝は今まで見た中で一番気に入った。何本もの滝の集合体なので景色として奥行きがある。水自体もキレイだし、南向きで日当たりがいいので光が反射してより清らかに見える。しばらく工事中になるので見に行けとお奨めできないのが残念。それと、どうせなら工事するなら音止めの滝も間近までいけるようにして欲しい。
ーーーー続く。
wassho at 23:40|Permalink│Comments(0)│
2012年08月19日
洒水の滝、夕日の滝
お盆休み最終日のツーリングはもちろん滝見物。
今回訪れた夕日の滝は、大野山の後にスコールに遭ってあきらめたX地点。洒水の滝は夕日の滝に行く途中にあって、そのとき看板を見つけた。
地図はいつものグーグルマップ。
往きの道順はきわめてシンプル。
東名で大井松田のインターまで行き、そこから10キロほど国道246号を走って神奈川県道726号を南下。すぐに洒水の滝入り口の看板が現れる。ミカン畑のようなところを数分走ると駐車場に着く。
300円(クルマ)の有料駐車場もあるが、この町営駐車場は無料。入り口付近に駐めたから奥は見なかったけれど、おそらく10台分くらいのスペース。
上の写真の真ん中あたりに「旅館へのお客様はそのままクルマでお入りください」と書いてあるから、そのゲートより先は旅館利用客以外は進入禁止のような印象を与える。でも実際にはゲートの先にも町営無料駐車場がある。ちょっと不親切。ゲートのところでUターンしているクルマも何台かいた。
クマは出ないがハンターがぶっ放す(/o\)
こんな坂を登っていく。それほどきつくない。
お寺があったが階段なのでパス。
滝よりずいぶんと手前にあった解説板。
洒水は「しゃすい」と読む。
さらに進むと遊歩道っぽい作りになってくる。
遊歩道の右側は川で、あちこちから水が流れ込んでいる。
あまり幸せそうには見えない「幸せダルマ」なるもの。
いたずらで石が詰め込まれているのではなく、
何かいわれが書いてあったが面倒なので読まなかった。
写真を撮りながらで10分。
あっさりと滝まで到着。
残念ながら滝の近くまでは近づけない。
赤い橋のすぐ下流には水遊び客。
滝の近くはかなり涼しい。
バイクの気温計は東名に乗ったとき35度。大井松田で31度。洒水の滝駐車場で27度。このあたりは25度くらいと思われる。やっぱり夏は滝に限るね。
色々パターンを変えて撮影したものの、少し離れた位置からになるので、どれも同じような写真にしかならない。
洒水の滝は「滝百選」と「名水百選」のダブルタイトルホルダーである。
飲んでみると冷たくて気持ちよかった。しかし「ワ〜おいしい」とか「ワ〜甘い」との感じはしなかった。悪い意味でなく普通の水。
でも、ちゃっかり2リットルのペットボトル持参。
ご丁寧にどうも。
湧き水の出口。
暗くて見えなかった。新しく買ったデジカメのNEX-5Nはなんとフラッシュが内蔵されていない。買ってから気がついた(/o\) 外付けのフラッシュが同包されていたが、もちろん持ってきていない。できるだけフラッシュ使わない派だから普段は困らないけれど。
洒水の滝を後にし、夕日の滝に向かう。
県道726号をさらに南下し、足柄街道と呼ばれる県道78号線で西に向かう。この道は旧東海道である。
726号から足柄街道に入ったあたりは
適度にクネクネしてとてもいい道である。
夕日の滝は足柄街道から脇道にそれていく。看板があるから迷うことはない。ただしところどころでクルマのすれ違いができないような細い道を登っていく。
駐車場の奥はバンガロー村になっている。
満車だったのでクルマの出入りに邪魔にならない場所に駐める。
よく見たらバイク用のスペース?もあった。
この駐車場は無料。
ここが一番滝に近い。下の方に有料駐車場もある。
夕日の滝と金時山の標識。
このあたりは金太郎の生まれ故郷である。
こっちはクマ出るらしい(/o\)
そういや金太郎はクマと相撲を取って強くなったんだっけ。
こんな道を歩く。
勾配はまったくきつくない。
この前のスコールとは大違いの青空。
観光案内。
しばらくすると川遊び兼バーベキュー広場のようなところに出た。
クツを洗っている男の子。
金太郎の歌。
歌詞を読むとクマと相撲を取ったとは書いていなかった。
金太郎のアップ。
テントは有料である。
夕日の滝はこの広場からすぐ。
けっこうゴツゴツしたところを歩いて行く。
夕日の滝が見えてきた。
ここまで駐車場から10分くらいで楽勝。奥多摩の滝も見習って欲しい(^^ゞ
なかなかの迫力。
やっぱり滝はかぶりつきで見なければ。洒水の滝や、先日の三頭大滝はその点で物足りなかった。
滝口。
滝壺で遊ぶ人たち。
でもすぐ引き上げてしまう。理由は寒いから。おそらく撮影位置で23度、滝壺に入って水しぶきを浴びれば体感温度20度くらいかと思う。
荒行に挑戦しようとして踏ん切れない若者(^^ゞ
ちょっと別角度から。
充分に涼んで、広場の方へ戻る。
いろんなものがある。
妖精が出てきそうな森。
まだアジサイが咲いているくらい涼しい。
駐車場の横にこんな看板があった。
テントで泊まるのは人気ないみたい。
夕日の滝から足柄街道に戻り西に進む。
だんだんとクネクネ度合いが厳しくなってくる。道幅も広くなったり狭くなったり。先日スコールで泣きそうになったヘアピンカーブは、晴れていてもけっこう手こずった。
足柄万葉公園。
とりあえず入ってみる。
あちこちに和歌を刻んだ石がある。
あっ!万葉集の万葉ね。
道は普通の公園の道じゃない。
数分進んで下りの階段を見て引き返してきた(^^ゞ
万葉公園は足柄街道の北側にある。
これは駐車場から南側を撮った写真。
遠くに見えるのは湘南海岸。
まさかここから海が見えるとは思っていなかった。
万葉公園のしばらく先の「誓いの丘」という広場。
晴れたら富士山の名所とのこと。
このあたりは気温23度。先日もそれくらいだったものの、それはスコールのせいだと思っていた。どうやらいつも涼しいようだ。標高約800メートル。なお足柄街道の西側は金太郎富士見ラインの名前がついている。
こうやったら願いが叶うのか。
南京錠はいいとして、自転車のワイヤーロックで何を願う? 逆光なので裏側から撮ったらバイクも一緒に写った。駐車場独り占め状態。
新田次郎の文学碑。
恒例の青空写真BMW F800R編。
その後、足柄の山を下って小山町から246号にはいるのは、先日のスコールの時と同じ。ちなみに静岡県小山町と神奈川県南足柄市は「当地こそが金太郎の出生地」と競い合っている。
今回はそこから先の帰り道を一工夫してみた。
ーーー続く。
今回訪れた夕日の滝は、大野山の後にスコールに遭ってあきらめたX地点。洒水の滝は夕日の滝に行く途中にあって、そのとき看板を見つけた。
地図はいつものグーグルマップ。
往きの道順はきわめてシンプル。
東名で大井松田のインターまで行き、そこから10キロほど国道246号を走って神奈川県道726号を南下。すぐに洒水の滝入り口の看板が現れる。ミカン畑のようなところを数分走ると駐車場に着く。
300円(クルマ)の有料駐車場もあるが、この町営駐車場は無料。入り口付近に駐めたから奥は見なかったけれど、おそらく10台分くらいのスペース。
上の写真の真ん中あたりに「旅館へのお客様はそのままクルマでお入りください」と書いてあるから、そのゲートより先は旅館利用客以外は進入禁止のような印象を与える。でも実際にはゲートの先にも町営無料駐車場がある。ちょっと不親切。ゲートのところでUターンしているクルマも何台かいた。
クマは出ないがハンターがぶっ放す(/o\)
こんな坂を登っていく。それほどきつくない。
お寺があったが階段なのでパス。
滝よりずいぶんと手前にあった解説板。
洒水は「しゃすい」と読む。
さらに進むと遊歩道っぽい作りになってくる。
遊歩道の右側は川で、あちこちから水が流れ込んでいる。
あまり幸せそうには見えない「幸せダルマ」なるもの。
いたずらで石が詰め込まれているのではなく、
何かいわれが書いてあったが面倒なので読まなかった。
写真を撮りながらで10分。
あっさりと滝まで到着。
残念ながら滝の近くまでは近づけない。
赤い橋のすぐ下流には水遊び客。
滝の近くはかなり涼しい。
バイクの気温計は東名に乗ったとき35度。大井松田で31度。洒水の滝駐車場で27度。このあたりは25度くらいと思われる。やっぱり夏は滝に限るね。
色々パターンを変えて撮影したものの、少し離れた位置からになるので、どれも同じような写真にしかならない。
洒水の滝は「滝百選」と「名水百選」のダブルタイトルホルダーである。
飲んでみると冷たくて気持ちよかった。しかし「ワ〜おいしい」とか「ワ〜甘い」との感じはしなかった。悪い意味でなく普通の水。
でも、ちゃっかり2リットルのペットボトル持参。
ご丁寧にどうも。
湧き水の出口。
暗くて見えなかった。新しく買ったデジカメのNEX-5Nはなんとフラッシュが内蔵されていない。買ってから気がついた(/o\) 外付けのフラッシュが同包されていたが、もちろん持ってきていない。できるだけフラッシュ使わない派だから普段は困らないけれど。
洒水の滝を後にし、夕日の滝に向かう。
県道726号をさらに南下し、足柄街道と呼ばれる県道78号線で西に向かう。この道は旧東海道である。
726号から足柄街道に入ったあたりは
適度にクネクネしてとてもいい道である。
夕日の滝は足柄街道から脇道にそれていく。看板があるから迷うことはない。ただしところどころでクルマのすれ違いができないような細い道を登っていく。
駐車場の奥はバンガロー村になっている。
満車だったのでクルマの出入りに邪魔にならない場所に駐める。
よく見たらバイク用のスペース?もあった。
この駐車場は無料。
ここが一番滝に近い。下の方に有料駐車場もある。
夕日の滝と金時山の標識。
このあたりは金太郎の生まれ故郷である。
こっちはクマ出るらしい(/o\)
そういや金太郎はクマと相撲を取って強くなったんだっけ。
こんな道を歩く。
勾配はまったくきつくない。
この前のスコールとは大違いの青空。
観光案内。
しばらくすると川遊び兼バーベキュー広場のようなところに出た。
クツを洗っている男の子。
金太郎の歌。
歌詞を読むとクマと相撲を取ったとは書いていなかった。
金太郎のアップ。
テントは有料である。
夕日の滝はこの広場からすぐ。
けっこうゴツゴツしたところを歩いて行く。
夕日の滝が見えてきた。
ここまで駐車場から10分くらいで楽勝。奥多摩の滝も見習って欲しい(^^ゞ
なかなかの迫力。
やっぱり滝はかぶりつきで見なければ。洒水の滝や、先日の三頭大滝はその点で物足りなかった。
滝口。
滝壺で遊ぶ人たち。
でもすぐ引き上げてしまう。理由は寒いから。おそらく撮影位置で23度、滝壺に入って水しぶきを浴びれば体感温度20度くらいかと思う。
荒行に挑戦しようとして踏ん切れない若者(^^ゞ
ちょっと別角度から。
充分に涼んで、広場の方へ戻る。
いろんなものがある。
妖精が出てきそうな森。
まだアジサイが咲いているくらい涼しい。
駐車場の横にこんな看板があった。
テントで泊まるのは人気ないみたい。
夕日の滝から足柄街道に戻り西に進む。
だんだんとクネクネ度合いが厳しくなってくる。道幅も広くなったり狭くなったり。先日スコールで泣きそうになったヘアピンカーブは、晴れていてもけっこう手こずった。
足柄万葉公園。
とりあえず入ってみる。
あちこちに和歌を刻んだ石がある。
あっ!万葉集の万葉ね。
道は普通の公園の道じゃない。
数分進んで下りの階段を見て引き返してきた(^^ゞ
万葉公園は足柄街道の北側にある。
これは駐車場から南側を撮った写真。
遠くに見えるのは湘南海岸。
まさかここから海が見えるとは思っていなかった。
万葉公園のしばらく先の「誓いの丘」という広場。
晴れたら富士山の名所とのこと。
このあたりは気温23度。先日もそれくらいだったものの、それはスコールのせいだと思っていた。どうやらいつも涼しいようだ。標高約800メートル。なお足柄街道の西側は金太郎富士見ラインの名前がついている。
こうやったら願いが叶うのか。
南京錠はいいとして、自転車のワイヤーロックで何を願う? 逆光なので裏側から撮ったらバイクも一緒に写った。駐車場独り占め状態。
新田次郎の文学碑。
恒例の青空写真BMW F800R編。
その後、足柄の山を下って小山町から246号にはいるのは、先日のスコールの時と同じ。ちなみに静岡県小山町と神奈川県南足柄市は「当地こそが金太郎の出生地」と競い合っている。
今回はそこから先の帰り道を一工夫してみた。
ーーー続く。
wassho at 22:16|Permalink│Comments(0)│
2012年08月16日
払沢の滝、三頭大滝 その1
今年の夏のバイクツーリング・テーマは滝である。去年は別にテーマはなかったし、来年にテーマがあるかどうかはわからないか、とにかく今年のテーマは滝である。理由は単純で、滝は標高の高い場所にあって涼しいから。もっとも往き帰りは普通に暑いわけだが、それでも丸一日暑いよりは楽。それに滝はちょっと遠いところにあって、必然的に朝早く出発することになり、それもツーリングの涼しさ時間割合の向上に貢献する。
今回の滝は奥多摩にある。
地図はいつものグーグルマップで東から西へ。
いつも必ず渋滞していて嫌いな中央高速だが午前7時に出発したせいか、あるいは夏休みの中日(なかび)だったせいか渋滞はなかった。今回は八王子インターで降りず、その先の八王子ジャンクションで圏央道(けんおうどう:首都圏中央連絡自動車道:地図で南北に走っている部分)で、あきる野まで行く。
そこからは檜原(ひのはら)街道でまた西へ。檜原街道は「山里」を走っている感じがして楽しい。ほぼ秋川渓谷沿いを走ることになるが、道路から渓谷の景色がほとんど見えないのが残念。中央高速でバイクの気温計は32度だったが、檜原街道では29度くらい。道路が木立(こだち)の陰になっている部分などは、もっと温度が低く「冷気」を感じる。BMW F800Rの気温計は30秒か1分間隔で表示が更新されるようで、一瞬で通り過ぎる冷気は表示してくれないが。
払沢の滝(ほっさわのたき)も三頭(みとう)大滝も檜原(ひのはら)村にある。ちなみに檜原村は東京都で唯一の村(離島を覗く)。
午前8時半、払沢の滝の駐車場に到着。
村営の駐車場は無料。檜原村にとって観光は主要産業(だと思う)。
ガラ空きの駐車場なのに道路の隅っこに止めたのは、バイクの駐車場がなくて遠慮したのではなく、コッチが日陰だったから。
ちなみに日陰の中にあるものを写真に撮ると、たいてい真っ黒に写るが、これはNEX-5NのDRO=dynamic range optimizerという機能を使って撮った。多少は新しいデジカメに慣れてきたか。でもイチイチ操作するのは面倒なのでフルオートで「私ができるような操作」のことは全部自動でやって欲しい。それと携帯も最近は人間の言葉を理解するのだから、デジカメも「逆光」とか「影の中を撮る」とか「デジタルズーム2倍」とかいえば反応するようにしてくれないかな。
檜原村には滝に恵まれた地形。
ここに載っているのは代表的な13の滝。小さな滝や、観光向きでない山奥の滝を含めると50カ所ほどあるらしい。
駐車場から坂を下っていく。
ほんの短い坂だが、滝までの行程で一番の急斜面。
往きは先ほどの坂以外はすべて上り。
坂を下ったら右折して川沿いに登っていく。写真は喫茶食堂みたいな小屋だが、まだ朝早いからか行きも帰りもしまっていた。なお、ここから先に売店とか飲料の自動販売機はない。
喫茶食堂のすぐ先にあった「ゆうびん館」という聞き慣れない施設。郵便だけでなく為替、貯金、保険、年金まで扱っている。しかしナゼに木曜日が定休日?
坂はソコソコの勾配。
登って、曲がって、また登る。
途中にあった美しいミニ滝。
なかなかのものだなあと思っていたら名前がついていた。
日の光の当たり方が複雑で、ほんの数歩離れると、こういうスポットライトで照らしたようには見えない。
それで、まだまだ登らされる。
こんなマイクロ滝というか段差は、そこら中にある。
水道橋?と思っていたら
こんな看板があって
人工的なものが目に入ってきた。
水道用のミニダムかな?
この程度のチョロチョロ流入量で足りるのか、他人事ながら心配。
休憩所を超えると
滝が見えてきた。
ちなみに駐車場から、ここまで写真を撮りながら歩いて15分くらい。
これが本日のメインディッシュ払沢の滝。
日本三大名瀑の華厳の滝を見た後だから、どうかな?と思っていたけれど、なかなかのたたずまい。少し神々しい雰囲気もありけっこう気に入った。
ところで滝の迫力というのは、たぶんプロのカメラマンでも写真で本当の姿は表現できない。写真に撮ると少し貧弱になる。滝の水流は速いスピードで落下しているから、人間の目の残像効果によって、生で見ると実際の水量より多く見えるから(だと思う:あくまで仮説です)。
滝の横に石積みの階段があったので登ってみると、
滝壺!
この滝壺の雰囲気がまたよろしい。払沢の滝はサイズは小振りだけれど、バランス・プロポーションがいいと思う。なお滝壺の横の岩をよじ登れば、滝壺を上からのぞき込むような感じで見られそうだったが、足場的に不安定だったので断念。
アップで。
水しぶき、感じられるかな?
滝壺から流れ出る水流。
すくってみたら、ビックリするほど冷たいというわけではなかった。普通に冷たい。飲むのはやめておいた。
滝側から見た休憩所。
ちょっと一服していると温度計発見。
気温25度。やっぱり滝は涼しい!
その2に続く(下にある)
今回の滝は奥多摩にある。
地図はいつものグーグルマップで東から西へ。
いつも必ず渋滞していて嫌いな中央高速だが午前7時に出発したせいか、あるいは夏休みの中日(なかび)だったせいか渋滞はなかった。今回は八王子インターで降りず、その先の八王子ジャンクションで圏央道(けんおうどう:首都圏中央連絡自動車道:地図で南北に走っている部分)で、あきる野まで行く。
そこからは檜原(ひのはら)街道でまた西へ。檜原街道は「山里」を走っている感じがして楽しい。ほぼ秋川渓谷沿いを走ることになるが、道路から渓谷の景色がほとんど見えないのが残念。中央高速でバイクの気温計は32度だったが、檜原街道では29度くらい。道路が木立(こだち)の陰になっている部分などは、もっと温度が低く「冷気」を感じる。BMW F800Rの気温計は30秒か1分間隔で表示が更新されるようで、一瞬で通り過ぎる冷気は表示してくれないが。
払沢の滝(ほっさわのたき)も三頭(みとう)大滝も檜原(ひのはら)村にある。ちなみに檜原村は東京都で唯一の村(離島を覗く)。
午前8時半、払沢の滝の駐車場に到着。
村営の駐車場は無料。檜原村にとって観光は主要産業(だと思う)。
ガラ空きの駐車場なのに道路の隅っこに止めたのは、バイクの駐車場がなくて遠慮したのではなく、コッチが日陰だったから。
ちなみに日陰の中にあるものを写真に撮ると、たいてい真っ黒に写るが、これはNEX-5NのDRO=dynamic range optimizerという機能を使って撮った。多少は新しいデジカメに慣れてきたか。でもイチイチ操作するのは面倒なのでフルオートで「私ができるような操作」のことは全部自動でやって欲しい。それと携帯も最近は人間の言葉を理解するのだから、デジカメも「逆光」とか「影の中を撮る」とか「デジタルズーム2倍」とかいえば反応するようにしてくれないかな。
檜原村には滝に恵まれた地形。
ここに載っているのは代表的な13の滝。小さな滝や、観光向きでない山奥の滝を含めると50カ所ほどあるらしい。
駐車場から坂を下っていく。
ほんの短い坂だが、滝までの行程で一番の急斜面。
往きは先ほどの坂以外はすべて上り。
坂を下ったら右折して川沿いに登っていく。写真は喫茶食堂みたいな小屋だが、まだ朝早いからか行きも帰りもしまっていた。なお、ここから先に売店とか飲料の自動販売機はない。
喫茶食堂のすぐ先にあった「ゆうびん館」という聞き慣れない施設。郵便だけでなく為替、貯金、保険、年金まで扱っている。しかしナゼに木曜日が定休日?
坂はソコソコの勾配。
登って、曲がって、また登る。
途中にあった美しいミニ滝。
なかなかのものだなあと思っていたら名前がついていた。
日の光の当たり方が複雑で、ほんの数歩離れると、こういうスポットライトで照らしたようには見えない。
それで、まだまだ登らされる。
こんなマイクロ滝というか段差は、そこら中にある。
水道橋?と思っていたら
こんな看板があって
人工的なものが目に入ってきた。
水道用のミニダムかな?
この程度のチョロチョロ流入量で足りるのか、他人事ながら心配。
休憩所を超えると
滝が見えてきた。
ちなみに駐車場から、ここまで写真を撮りながら歩いて15分くらい。
これが本日のメインディッシュ払沢の滝。
日本三大名瀑の華厳の滝を見た後だから、どうかな?と思っていたけれど、なかなかのたたずまい。少し神々しい雰囲気もありけっこう気に入った。
ところで滝の迫力というのは、たぶんプロのカメラマンでも写真で本当の姿は表現できない。写真に撮ると少し貧弱になる。滝の水流は速いスピードで落下しているから、人間の目の残像効果によって、生で見ると実際の水量より多く見えるから(だと思う:あくまで仮説です)。
滝の横に石積みの階段があったので登ってみると、
滝壺!
この滝壺の雰囲気がまたよろしい。払沢の滝はサイズは小振りだけれど、バランス・プロポーションがいいと思う。なお滝壺の横の岩をよじ登れば、滝壺を上からのぞき込むような感じで見られそうだったが、足場的に不安定だったので断念。
アップで。
水しぶき、感じられるかな?
滝壺から流れ出る水流。
すくってみたら、ビックリするほど冷たいというわけではなかった。普通に冷たい。飲むのはやめておいた。
滝側から見た休憩所。
ちょっと一服していると温度計発見。
気温25度。やっぱり滝は涼しい!
その2に続く(下にある)
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払沢の滝、三頭大滝 その2
払沢の滝の後は、檜原街道沿いに西に進んで「都民の森」という公園というか山歩きレクレーション施設を目指す。このあたりも檜原村。檜原村は東京都の行政区分の中でもかなり面積が広い。ただしほとんどが森林だから人口は2500名ほど。住所は東京都西多摩郡檜原村。郡というのは、たまに住所で市町村の上についているけれど、郡という行政組織があるわけでもなく、何のためにあるのかよくわからない。
都民の森に到着。
BMW F800Rと青空!
案内図。
赤く表示されている森林セラピーロード・大滝の路というのを歩いて行く。
駐車場からこの大滝の路の入り口までは少し距離がある。
これが都民の森の入り口。
いきなり、キツイんですけど(^^ゞ
本当ならそれほどきつい坂でもないのだが、きつく感じるのは革パンを履いているせい。膝にプロテクターが入って歩きにくいし重い。もちろん暑い。半ズボンにでも着替えればいいのだが、着替える場所はともかく、革パンを脱ぐにはブーツもいったん脱がなければならないし何かと面倒。夏用にメッシュの革パンもあるが、Gパンスタイルで紺や黒のものしかないから、今のところ買っていない。
話はそれるがバイクウエアメーカーにお願い。
冬用にはオーバーパンツという商品がある。サイドジッパーでズボンをはいたまま、その上から装着するもの。あの構造で夏用の商品を開発して欲しい。そうしたら走るときは、半ズボン&夏用オーバーパンツで安全を確保し、目的地でブラブラするときは半ズボンに楽に変身できる。半ズボンにブーツというのはバランス悪いが、それくらいは我慢しよう。
もちろん革製で膝や腰のプロテクター充実。走るときだけだからメッシュじゃなくてもいいかもしれない。ただしカラーは白とかベージュとかの淡色もラインナップに。しかしバイクに乗る人って、どうして夏でも黒っぽいウエアを着るんだろうか。見てるだけで暑苦しいんだけれど。
企画料は請求しないから、どこかのメーカーが作ってくれないかな。もう一つアイデアを出すと、バイクユーザーはほとんど中高年なので、礼服なんかについている「ウエスト・アジャスター」をライディングパンツに取り入れると売れると思うよ。
しばらくすると階段。
これがまた長い。
でも青空!
元気出して行こう!
階段を上りきったところが大滝の路スタート。
正直に言うと20分という表示を見て、回れ右をしそうになった(^^ゞ
こんな「セラピーロード」が続く。
道には木材にチップが敷き詰めてある。
これは抜群に歩きやすいし心地よい。
日本中の遊歩道で導入して欲しい。
クマでるらしい(/o\)
階段から後は勾配のきつい箇所はない。
まさにセラピーロード、森林浴を楽しみながら散歩できる。
途中の見晴台。
看板を見ても、知らない山ばかりで盛り上がらない。
写真に写っている道は奥多摩周遊道路。
ここで見かけた1/3くらいの人は、こんな登山というか山ハイキングな出で立ちだった。もちろん、このセラピーロードに限れば、その必要はない。
突然現れる石垣。
杉並木。
春に花粉所の人は無理かな。
暗くなってビビりながら歩いていたら、お化けに見えそうな木。
途中の休憩所。
標高1080メートルだが、そんなに涼しくない。
ようやく滝到着。
ここまで大滝の路入り口から20分はかからず15分ちょっと。
駐車場からだと25分弱。
滝の前に吊り橋が架かっている。
そこから滝を眺める仕掛け。
これが三頭大滝(みとうおおたき)。
この水がいずれ東京湾に流れるとは、当たり前でも、なぜか感慨深い。途中で自宅の蛇口からも出てくるかな(^^ゞ
三頭大滝は落差33メートル。先に見た払沢の滝の一段目(滝は下から順番に数える)は26メートルだから、こちらの方が大きいが、橋から滝までの距離が少しあるので迫力は払沢の滝の方が上。それと水量も夏枯れ気味。なお滝壺のようなものはなく、落ちたところからそのまま川として下に流れていた。
ところで吊り橋は川に架かっている。ということは橋の上に日を遮る木立はない。つまり、この滝を眺めるのはメチャ暑い! 鋼鉄製の橋の欄干を触ると火傷しそうなくらい焼けていた。
三頭大滝の先も道は都民の森の中を続いているが、
時間の関係で同じ道を引き返すことにした。
帰り道も青空!
こういうところを歩くのはけっこう楽しい。
どのくらい楽しいかというと、バイク乗っているより、コッチの方がいいかも?と思うくらい。次は山ボーイを目指そうか。ただし緩い勾配専門!
ヤマユリ(だよね?)。
往きに階段を上り終えて大滝の路のスタート地点だったところ。
森林館という建物があった。
何があるのだろうと思って、ちょっと見学。
山の動植物に関する展示コーナー。
ムササビ。
初めて見た。一緒に写っているのはウリボウと呼ばれるイノシシの子供。可愛いね。
休憩室。ここは山歩き公園だから重宝するかも。
畳の休憩室もあった。
木材工芸センターという建物も並んでいる。
ここは木工作業の体験ができる。
1階はキーホルダー製作の無料体験コーナー。
2階ではこういうものを作れる。
こちらは材料を購入する。
これは楽しいと思う。
私も子供の頃に来たかったな。
機材もいろいろ揃っている。
中庭では丸太切りの体験コーナー。
丸太を一生懸命ノコギリで切るお母さんと
クールにたたずむ息子。
そろそろ都民の森を後にする。
この急な階段も下りは楽。
都民の森は奥多摩周遊道路の入り口にある。奥多摩周遊道路は首都圏の飛ばし屋ライダーにとっては聖地みたいな存在。だから都民の森の駐車場にはいつもバイクが多くいるし、バイクの駐車場も広い。でも滝を見に歩いたり木工作業を見学する奴はあまりいないだろうなあ。ちなみに都民の森滞在は約2時間。
駐車場に戻る。
ちょうど正午頃で日差しもキツイ。
右から2代目が私のバイクで、その左3台目のバイクに注目。
なんと日傘!
しかし熱くなって困るのは主にシートのはずだが(アッチッチと座れないから)、ハンドル周りの何を保護しているのかな。もっと詳しく見ておけばよかった。
グーグルマップはなぜか奥多摩周遊道路をルートに選べない。道路に色をつけられない。地図は画像ソフトでピンクに塗り絵したもの。距離約20キロ。黄色が都民の森。約200ヘクタール。水色部分が奥多摩湖。
奥多摩湖の西から中央自動車道や甲州街道のある南に下るにはいくつかのルートがある。ひとつは青梅街道=国道411号沿いにぐるっと大回りして甲府に降りるルート。山間部は大菩薩ラインと呼ばれる。柳沢峠を含むこのルートは、後半で山梨県道201号、218号を使って去年に走った。
今回は国道139号線。
奥多摩湖から西に進み、山梨県小菅村から南下する。
地図でわかるようにかなりのクネクネ道。奥多摩湖から甲州街道に至るまで約40キロ。
小菅村に入る。
ここには村営の温泉施設があって、ちょっとそそられたが今回はパス。
なお看板の地図は立ち位置に合わせて南北が逆になっている。
観光客を呼び込む橋。
その下は清流。
139号線は国道というより林道レベル。
写真よりもっと細い場所も多い。
とりあえずカーブばかりで、最初は楽しいがだんだんイヤになってくる。
まっすぐ走りたい!
信号待ちしたい(^^ゞ
松姫峠到着。
数台分の駐車場とトイレがある。
ここは大月市と小菅村の境界線に当たる。
信玄の五女の松姫が、信長の軍勢から逃れるためにここを通ったのが松姫峠の由来と書かれていることが多い。しかし、ここは昭和の後半にできた道路。この付近のどこかを経由して甲斐の国からから八王子に逃げた松姫の伝説にちなんで、当時の山梨県知事が139号線(延長工事)開通時に松姫峠と命名したのが真相の模様。夢のない話でゴメン。
少しだけ富士山が見えた。
松姫峠からは基本的に下り。
クネクネしっぱなし。クルマなら同乗者が酔うかも。
それと舗装の状態がよくないので気を遣う。交通量はまったく多くなかったが、忘れた頃に対向車が現れるのでドキッとする。
それでも青空!
クネクネがようやく収まってきた頃に湖発見。
139号線と交わる橋を渡ると公園があった。
小金沢公園。
ダムによってできた湖らしい。
しかし水没集落の移転者の石碑を作るなんて税金の無駄遣いだと思う。
とにもかくにも青空!
さらに下って、ようやく人里が見えてくる。
山の中ばかり走っていたので、なんとなく安心する。
小菅村から南下を初めて、甲州街道手前のここまで約1時間半。
かなり暑かったけれど、夏らしい山の景色を見ながら、いかにも夏休みな気分に浸れて楽しかった。
この日は、ここから東京まで中央自動車道でも甲州街道でもなく、どうし道でもない山あいを縫って走るスペシャルルートを計画していた。でも139号線のクネクネでバイク的にはお腹いっぱいになったので、甲州街道で上野原まで走り、そこから高速に乗るという当たり前のルートで帰ってきた。
高速に入った時間が早かったからか、Uターンラッシュの渋滞もなく、ごく一部を除いてスムーズに走れた。3時半頃あっさり帰宅。走行約230キロ。8月13日のツーリングでスコールに遭ったせいか、その腹いせに、やたら青空の写真が多いツーリング・ブログでした。
おしまい
wassho at 22:36|Permalink│Comments(0)│
2012年08月10日
華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その4
今までのおさらい。
東北自動車道の宇都宮インターで降りて基本的に西に進むツーリング行程。有料道路の日光宇都宮道路を経て国道120号線。その120号線の道沿いの名所をあれこれ観光してきた。
前回エントリーの航空写真に書かれていたが、120号線には日本ロマンチック街道という名前がついている。これは日光と軽井沢を結ぶ300キロほどの道路につけられた愛称=道路による町おこし・観光客呼び込みを狙った企画。ところどころで分岐した道路も日本ロマンチック街道に含まれるが、メインは日光〜沼田間の120号線、沼田〜軽井沢間の145号線と146号線(だと思う)。
ロマンチック街道の本家はドイツで、中世の面影を残す都市や古城などが点在する場所を結ぶ道路をそう呼んでいるらしい。ドイツでロマンチック街道という呼び方を始めたのは、第2次世界大戦後にアメリカ人観光客を狙ってとされている。しかし日本で使われ出したのがいつ頃で、どこが音頭をとって始めたのか&地図に載るくらいどうやってプロモーションしてるのかは、ざっと調べた限りでははっきりしなかった。
それで日本ロマンチック街道の東側を代表する120号線。バイクやクルマでドライブするにはとってもいい道・楽しいルート。でもどこがロマンチックなのか?と問われれば、ウ〜ンと答えるしかない。
さて湯滝から先はどんどん山を登っていく。ピークは金精峠(こんせいとうげ)で標高1800メートルを超える。ところどころヘアピンカーブが続くが、いろは坂ほど厳しくはない。
途中の路肩から湯の湖が見える。
背景にそびえ立っているのは日光のシンボル男体山(なんたいさん)。
金精峠を過ぎたら基本的に下り。
金精峠の西側に2つ並んでいる湖は菅沼、丸沼。このあたりで標高1500メートル。丸沼の向かい側の山の斜面はスキー場である。周りにはペンションなんかも多い。
その後、白根温泉を経て片品村。バイクで走っていておもしろいの片品村あたりまでかな。そこから先は普通の田舎道路。片品村は標高約1000メートル。でもかなり暑い。気温は30度に近くなる。
しばらく走って本日の最終目的地である吹割(ふきわれ)の滝。標高約700メートル。ここまで降りてくると平地と変わらない暑さ。
典型的なロードサイド観光地で、無料駐車場への呼び込みが盛ん。無料駐車所といっても、そこの食堂や土産物屋を利用したら無料というのが観光地のお約束。公営の駐車場はなさそうなので、それらのどこへ入ろうかと迷っているうちに、はずれの方まできてしまった(観光地なのは2〜300メートルほどなので、あっという間に通り過ぎてしまう)。
一番最後にあったのが、こんな看板。
NPO? NPOとっても最近は怪しいところも多い。まあいいかとバイクを駐める。
NPOはこんなお店をやっている(^^ゞ
ただし店を使ってくれといわれることはなかったし、帰りにソフトクリームを買ったら、お店の人はとても感じよかった。
ところで2つ前の写真のバイクはかなり傾いている。
写真は滝見物の後に撮ったものだけれど、バイクに近寄ってみるとサイドスタンドが日差しの熱で柔らかくなったアスファルトにめり込んでいた(>_<)
BMW F800Rのサイドスタンドの路面と接する部分の面積はかなり小さい。だからめり込む。はっきり言って欠陥設計。周りに何台かバイクが駐まっていたが、めり込んでいるのは私のバイクだけだった(怒)
吹割の滝へ降りていく道沿いには、ちょっと変わったというか怪しげというか、写真のような雰囲気の売店が並んでいる。
渓谷まで下っていく。
さらにどんどん下る。
下ったら帰りは上りなのが難点(^^ゞ
気温は30度以上でまったく涼しくない。
こんな階段を降りると
石畳というか岩畳?の滝が見えてくる。
ここより先はダメの白線。
ここは吹割の滝ではなく鱒飛の滝(ますとび?のたき)
ここが鱒が飛ぶ場所かな?
こんな流れや岩肌を眺めながら
上流に進んでいく。
この坂を上ると
これが吹割の滝。
川底が岩盤で、その一部が裂け目になっているという滝の構造。
たいていの写真は大きいサイズの方が迫力が出る。しかしこの写真はブログ内の小さなサイズの方が、人が小さくて滝の大きさが強調されるので迫力を感じる。
上流に吊り橋があったので、それを目指す。
こんな側道?を歩いて行く。
吹割の滝には滝・川に落ちないための防護柵はない。
落ちないように白線の内側に入るなというアナウンスが時々流れる。
吊り橋の近くまで来ると流れは穏やか。
徐々に坂がきつくなる。
高いところから転落するのを防ぐ柵は設けられている。
家だろうかお店だろうか?
眺めはいいだろうな。
吊り橋。
しっかりした作りで不安なし。
吊り橋の上から。
写真の真ん中にある岩は夫婦岩。
でも岩が三つ並んでいるんだけれど。
手前の小さいのは子供?
吊り橋の上流側。
この川は滝の少し下流で片品川と合流するが、吹割の滝がある川自体の名前は地図に載っていない。
滝だけじゃなく山の景色もなかなか。
吊り橋を渡ると観音堂がある。
もう一本吊り橋を渡ったところの標識。
吹割渓谷の案内板。
今まで歩いてきたのは川の左岸。(左岸、右岸は上流から下流に向かっての左右で示すのが決まり)右岸は少し高い位置から渓谷を見下ろすように遊歩道が設けられている模様。
案内板によれば右岸の遊歩道は約1キロ。左岸を引き返すのとほとんど距離は変わらないが、多少の上り下りがありそうだし、さっき間近で見た滝を改めて上から眺めたいとも思わなかったのでパス。何より暑かった。
同じ道を引き返すのだから、目新しい写真はないが。
吹割の滝は、事前にネットで調べた情報より水量が少なかった。まあ真夏だから仕方がない。それでも充分な迫力。きわめて近くで滝を見られるし、こういう構造の滝はあまりないと思うから見物の価値あり。でも「東洋のナイアガラ」という呼び名はどうかな。「群馬のナイアガラ」くらいにしておかないと誇大広告かな。
吹割の滝の後は120号線を沼田まで下って、そこから関越自動車道。真夏に高速道路をメッシュの革ジャンで走ると、熱風がジャケットをくぐり抜けて「ぬるいサウナ」に入っているような変な気分。体力も消耗する。
関越に入ってしばらくしてウインカー故障(/o\)
右ウインカーが出ない。左ウインカーは出るが止められない。これはBMW F800Rの欠陥で今回で2回目。要はウインカー周りのスイッチユニットの不良。交換以外に修理方法はない。対策済みユニットもないから、交換してもだいたい半年から1年後にはまた故障すると思われる。BMWの品質管理もたいしたレベルじゃないね。
ちなみに前回の故障の時はハザードランプも点灯しなくなった。今回ハザードは生きていたので、車線変更はウインカーの代わりにハザードを出してごまかしながら走る。止められない左ウインカーも、いったんハザードをつけて止めれば消えることを発見。高速を降りてから交差点を曲がるときは手信号。アクセルを握る右腕は使えないので、左折は腕を地面と水平に伸ばし、右折は肘を曲げて前腕を垂直に。小学校の交通安全教室で習って以来はじめての実践! 3回くらいやってみたが、けっこう恥ずかしい(^^ゞ 結局、一般道でもハザードでごまかして帰ってきた。
午後6時過ぎ帰宅。出発が午前6時過ぎだったから、約12時間のお遊び。走行距離約420キロ。バイクを買って初めての400キロ越え。それなりに疲れた。
日光というのは東照宮のイメージが強いせいか、何となく古くさいイメージしかなかった。あるいは日光江戸村とかの俗っぽいイメージ。でも実際に訪れてみれば、なかなかすてきな高原観光地。何より夏でも涼しい。東京からは軽井沢へ行くのとほぼ同じ距離。もう少し人気があってもいいように思う。
今回はメインストリートである120号線しか走ってないが、脇道にそれるのも楽しそう。まだ見ていない滝もあるし、たまたま見つけた滝も滝口しか見ていないから、またそのうち訪れようと思う。でもあちこち見て回るには日帰りじゃ、ちょっときついかな。求む、近くて涼しいツーリングコース。
おしまい。
東北自動車道の宇都宮インターで降りて基本的に西に進むツーリング行程。有料道路の日光宇都宮道路を経て国道120号線。その120号線の道沿いの名所をあれこれ観光してきた。
前回エントリーの航空写真に書かれていたが、120号線には日本ロマンチック街道という名前がついている。これは日光と軽井沢を結ぶ300キロほどの道路につけられた愛称=道路による町おこし・観光客呼び込みを狙った企画。ところどころで分岐した道路も日本ロマンチック街道に含まれるが、メインは日光〜沼田間の120号線、沼田〜軽井沢間の145号線と146号線(だと思う)。
ロマンチック街道の本家はドイツで、中世の面影を残す都市や古城などが点在する場所を結ぶ道路をそう呼んでいるらしい。ドイツでロマンチック街道という呼び方を始めたのは、第2次世界大戦後にアメリカ人観光客を狙ってとされている。しかし日本で使われ出したのがいつ頃で、どこが音頭をとって始めたのか&地図に載るくらいどうやってプロモーションしてるのかは、ざっと調べた限りでははっきりしなかった。
それで日本ロマンチック街道の東側を代表する120号線。バイクやクルマでドライブするにはとってもいい道・楽しいルート。でもどこがロマンチックなのか?と問われれば、ウ〜ンと答えるしかない。
さて湯滝から先はどんどん山を登っていく。ピークは金精峠(こんせいとうげ)で標高1800メートルを超える。ところどころヘアピンカーブが続くが、いろは坂ほど厳しくはない。
途中の路肩から湯の湖が見える。
背景にそびえ立っているのは日光のシンボル男体山(なんたいさん)。
金精峠を過ぎたら基本的に下り。
金精峠の西側に2つ並んでいる湖は菅沼、丸沼。このあたりで標高1500メートル。丸沼の向かい側の山の斜面はスキー場である。周りにはペンションなんかも多い。
その後、白根温泉を経て片品村。バイクで走っていておもしろいの片品村あたりまでかな。そこから先は普通の田舎道路。片品村は標高約1000メートル。でもかなり暑い。気温は30度に近くなる。
しばらく走って本日の最終目的地である吹割(ふきわれ)の滝。標高約700メートル。ここまで降りてくると平地と変わらない暑さ。
典型的なロードサイド観光地で、無料駐車場への呼び込みが盛ん。無料駐車所といっても、そこの食堂や土産物屋を利用したら無料というのが観光地のお約束。公営の駐車場はなさそうなので、それらのどこへ入ろうかと迷っているうちに、はずれの方まできてしまった(観光地なのは2〜300メートルほどなので、あっという間に通り過ぎてしまう)。
一番最後にあったのが、こんな看板。
NPO? NPOとっても最近は怪しいところも多い。まあいいかとバイクを駐める。
NPOはこんなお店をやっている(^^ゞ
ただし店を使ってくれといわれることはなかったし、帰りにソフトクリームを買ったら、お店の人はとても感じよかった。
ところで2つ前の写真のバイクはかなり傾いている。
写真は滝見物の後に撮ったものだけれど、バイクに近寄ってみるとサイドスタンドが日差しの熱で柔らかくなったアスファルトにめり込んでいた(>_<)
BMW F800Rのサイドスタンドの路面と接する部分の面積はかなり小さい。だからめり込む。はっきり言って欠陥設計。周りに何台かバイクが駐まっていたが、めり込んでいるのは私のバイクだけだった(怒)
吹割の滝へ降りていく道沿いには、ちょっと変わったというか怪しげというか、写真のような雰囲気の売店が並んでいる。
渓谷まで下っていく。
さらにどんどん下る。
下ったら帰りは上りなのが難点(^^ゞ
気温は30度以上でまったく涼しくない。
こんな階段を降りると
石畳というか岩畳?の滝が見えてくる。
ここより先はダメの白線。
ここは吹割の滝ではなく鱒飛の滝(ますとび?のたき)
ここが鱒が飛ぶ場所かな?
こんな流れや岩肌を眺めながら
上流に進んでいく。
この坂を上ると
これが吹割の滝。
川底が岩盤で、その一部が裂け目になっているという滝の構造。
たいていの写真は大きいサイズの方が迫力が出る。しかしこの写真はブログ内の小さなサイズの方が、人が小さくて滝の大きさが強調されるので迫力を感じる。
上流に吊り橋があったので、それを目指す。
こんな側道?を歩いて行く。
吹割の滝には滝・川に落ちないための防護柵はない。
落ちないように白線の内側に入るなというアナウンスが時々流れる。
吊り橋の近くまで来ると流れは穏やか。
徐々に坂がきつくなる。
高いところから転落するのを防ぐ柵は設けられている。
家だろうかお店だろうか?
眺めはいいだろうな。
吊り橋。
しっかりした作りで不安なし。
吊り橋の上から。
写真の真ん中にある岩は夫婦岩。
でも岩が三つ並んでいるんだけれど。
手前の小さいのは子供?
吊り橋の上流側。
この川は滝の少し下流で片品川と合流するが、吹割の滝がある川自体の名前は地図に載っていない。
滝だけじゃなく山の景色もなかなか。
吊り橋を渡ると観音堂がある。
もう一本吊り橋を渡ったところの標識。
吹割渓谷の案内板。
今まで歩いてきたのは川の左岸。(左岸、右岸は上流から下流に向かっての左右で示すのが決まり)右岸は少し高い位置から渓谷を見下ろすように遊歩道が設けられている模様。
案内板によれば右岸の遊歩道は約1キロ。左岸を引き返すのとほとんど距離は変わらないが、多少の上り下りがありそうだし、さっき間近で見た滝を改めて上から眺めたいとも思わなかったのでパス。何より暑かった。
同じ道を引き返すのだから、目新しい写真はないが。
吹割の滝は、事前にネットで調べた情報より水量が少なかった。まあ真夏だから仕方がない。それでも充分な迫力。きわめて近くで滝を見られるし、こういう構造の滝はあまりないと思うから見物の価値あり。でも「東洋のナイアガラ」という呼び名はどうかな。「群馬のナイアガラ」くらいにしておかないと誇大広告かな。
吹割の滝の後は120号線を沼田まで下って、そこから関越自動車道。真夏に高速道路をメッシュの革ジャンで走ると、熱風がジャケットをくぐり抜けて「ぬるいサウナ」に入っているような変な気分。体力も消耗する。
関越に入ってしばらくしてウインカー故障(/o\)
右ウインカーが出ない。左ウインカーは出るが止められない。これはBMW F800Rの欠陥で今回で2回目。要はウインカー周りのスイッチユニットの不良。交換以外に修理方法はない。対策済みユニットもないから、交換してもだいたい半年から1年後にはまた故障すると思われる。BMWの品質管理もたいしたレベルじゃないね。
ちなみに前回の故障の時はハザードランプも点灯しなくなった。今回ハザードは生きていたので、車線変更はウインカーの代わりにハザードを出してごまかしながら走る。止められない左ウインカーも、いったんハザードをつけて止めれば消えることを発見。高速を降りてから交差点を曲がるときは手信号。アクセルを握る右腕は使えないので、左折は腕を地面と水平に伸ばし、右折は肘を曲げて前腕を垂直に。小学校の交通安全教室で習って以来はじめての実践! 3回くらいやってみたが、けっこう恥ずかしい(^^ゞ 結局、一般道でもハザードでごまかして帰ってきた。
午後6時過ぎ帰宅。出発が午前6時過ぎだったから、約12時間のお遊び。走行距離約420キロ。バイクを買って初めての400キロ越え。それなりに疲れた。
日光というのは東照宮のイメージが強いせいか、何となく古くさいイメージしかなかった。あるいは日光江戸村とかの俗っぽいイメージ。でも実際に訪れてみれば、なかなかすてきな高原観光地。何より夏でも涼しい。東京からは軽井沢へ行くのとほぼ同じ距離。もう少し人気があってもいいように思う。
今回はメインストリートである120号線しか走ってないが、脇道にそれるのも楽しそう。まだ見ていない滝もあるし、たまたま見つけた滝も滝口しか見ていないから、またそのうち訪れようと思う。でもあちこち見て回るには日帰りじゃ、ちょっときついかな。求む、近くて涼しいツーリングコース。
おしまい。
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2012年08月09日
中禅寺湖、竜頭の滝、湯滝
タイトルは変えたが
華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その3
である。
華厳の滝の見物を終えて中禅寺湖へ向かう。
滝は中禅寺湖から流れ出ているから、ほんの数分で到着。
明智平から眺めたときは濃く碧いコバルトブルーに見えたが、間近に見てみるとまあ普通の青さ。でもやっぱり濃いかな。とにかく美しい湖。周囲約25キロ。
写真をクリックした拡大するとスワンボートが浮かんでいる。
スワンボート基地。
NEX(新しく買ったデジカメ)は、こういう原色は抜群にキレイに写る。
中禅寺湖で立ち寄ったのは華厳の滝からほど近い、遊覧船乗り場のあるところ。高速列車っぽいデザインの遊覧船。
スイングパノラマで遊覧船とスワンボートのツーショット。
周りはこんな感じ。
水の透明度も良好。
こんなところに別荘があればいいな。明治から昭和の初めにかけて、中禅寺湖周辺は軽井沢と並ぶ外国人別荘地だったらしい。
道路側の風景。
袴を着た人が写っている。この日は弓道の大会があったらしく、こういうスタイルの人が数百人単位でいた。私にとって生涯でもっとも袴姿の人を見た日である。
中禅寺湖の北岸を走っているのは国道120号線。
それが中禅寺湖から離れるあたりに岸辺へ降りる道があったので立ち寄ってみた。キャンプ場らしい。中禅寺湖の真ん中よりやや西寄りの位置。先ほどの東端の遊覧船乗り場とは水の色が違う。
120号線が山の中に入ってしばらくすると、
こんな橋があった。
この写真には誰も写っていないが、この欄干(らんかん)のところに10人くらい人がいて下を覗いていた。
橋を渡ったところには駐車場もある。
これは何かあると思って駐車場にバイクを止め、
橋の方に歩いて行くと。
あっ!滝だ。
滝というか、岩の上を水が流れているというか。
橋の反対側はこんな感じの細い流れ。
だからこの橋のところが滝口になっている。
中禅寺湖と一緒に撮るとなかなかの風情。
橋のたもとの看板。
竜頭の滝(りゅうずのたき)というらしい。
実は120号線が山の中に入る手前で「竜頭の滝こっち」の看板があって道が分かれていた。今回は滝を見るツーリングだから、ちょっと心惹かれたが何となくやり過ごしてしまった。それがまさか120号線で再会できるとはラッキー。
しかしたまたま橋の上にたくさんの人がいたから気付いたけれど、誰もいなければ通り過ごしていたのは間違いない。やっぱり日頃の行いがいいと違うね。
滝の横が散策路になっている。
しかし樹木に遮られて滝はよく見えないし、何よりこの坂がどこまで続いているかはっきりしないので数十メートル降りただけで引き返してきた。その範囲では橋の欄干から以上の眺めはなし。
自宅に戻ってから調べると滝は一番下流が眺めがいいらしい。それとグーグルマップの航空写真で調べると下流までたった200メーターほどの距離。降りときゃよかった。
しかし自宅で航空写真をチャチャっとチェックできるなんて、
便利な時代になったものだ。
もしバスで竜頭の滝へ行くなら、写真に写っている「滝上」の停留所が駐車場の前にある。ついでにバイクのシートに革ジャンが載っていないということは、革ジャンを着たまま歩き回ったということ。そろそろ正午頃で気温は27度くらいまで上がってきたが、まだ充分涼しかった。
下の航空写真の真ん中あたり、緑が薄くなっているところは戦場ヶ原と呼ばれる400ヘクタールの湿原。戦国時代の古戦場ではなく、神話の時代に神さま同士が戦ったのが名前の由来。(写真をクリック拡大すれば、中禅寺湖の遊覧船乗り場やキャンプ場の位置もわかる)
戦場ヶ原を歩き回るのは相当時間がかかるから、最初からその気はなかったが、どこか景色よく見晴らせる場所で停まろうと思っていた。でも120号線からはあまり戦場ヶ原は見えず、この辺が戦場ヶ原なんだろうなあと思いつつ通過したのみ。
でも、このあたりも相当気持ちのいい道である。
バイクを停める場所もなかったので、写真は戦場ヶ原をかなり離れた場所。しかし道路ほど撮影の難しい被写体はない。その道の気持ちよさの10%でも撮れたためしがない。この写真もあれこれ構図を考えて、ワケのわからない写真になってしまった。しかもバイクにがっちりピントがあって肝心の道路がボケた状態。カメラ好きは背景がボケた写真を好むから、そうなりやすいカメラ・セッティングになっているのだろうが、ボケ不要の私としては何か対策を考えなければ。
しばらく走ると道路沿いに駐車場があって車がたくさん駐まっていた。
周囲約3キロのこぢんまりとした湯の湖という湖。
温泉も流れ込んでいるから湯の湖という名前。
湖の中に入って釣りをする人がチラホラ。
橋などあったのでブラブラ歩いていると、
こんな標識を発見。
なに、観瀑台!
湯の湖から流れ出る滝で湯滝という名前。
ここは湖の端っこがダイレクトに滝口になっている。
ここから滝の下の方に降りる道はなかった。
航空写真で確認すると、かなり手前から120号線と分岐する道で行くみたい。標識があったかどうかは覚えていない。
今回のツーリングで事前に調べていた滝は、華厳の滝と吹割の滝の2つのみ。竜頭の滝も、この湯滝も全く知らなかった。だからとても得した気分。ちなみに華厳の滝は初日に書いたように日本三大名瀑の1つ。
そしてさらに
日光三大名瀑
華厳の滝
霧降の滝
裏見滝
奥日光三大名瀑
華厳の滝
竜頭の滝
湯滝
となっているらしい。
華厳の滝だけ、両方の三大名瀑に名を連ねていてズルイ(^^ゞ
なにはともあれ奥日光三大名瀑ゲット。
滝は見ていて飽きないし、さわやかな気持ちになれるからいいよ。
ーーー続く
華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その3
である。
華厳の滝の見物を終えて中禅寺湖へ向かう。
滝は中禅寺湖から流れ出ているから、ほんの数分で到着。
明智平から眺めたときは濃く碧いコバルトブルーに見えたが、間近に見てみるとまあ普通の青さ。でもやっぱり濃いかな。とにかく美しい湖。周囲約25キロ。
写真をクリックした拡大するとスワンボートが浮かんでいる。
スワンボート基地。
NEX(新しく買ったデジカメ)は、こういう原色は抜群にキレイに写る。
中禅寺湖で立ち寄ったのは華厳の滝からほど近い、遊覧船乗り場のあるところ。高速列車っぽいデザインの遊覧船。
スイングパノラマで遊覧船とスワンボートのツーショット。
周りはこんな感じ。
水の透明度も良好。
こんなところに別荘があればいいな。明治から昭和の初めにかけて、中禅寺湖周辺は軽井沢と並ぶ外国人別荘地だったらしい。
道路側の風景。
袴を着た人が写っている。この日は弓道の大会があったらしく、こういうスタイルの人が数百人単位でいた。私にとって生涯でもっとも袴姿の人を見た日である。
中禅寺湖の北岸を走っているのは国道120号線。
それが中禅寺湖から離れるあたりに岸辺へ降りる道があったので立ち寄ってみた。キャンプ場らしい。中禅寺湖の真ん中よりやや西寄りの位置。先ほどの東端の遊覧船乗り場とは水の色が違う。
120号線が山の中に入ってしばらくすると、
こんな橋があった。
この写真には誰も写っていないが、この欄干(らんかん)のところに10人くらい人がいて下を覗いていた。
橋を渡ったところには駐車場もある。
これは何かあると思って駐車場にバイクを止め、
橋の方に歩いて行くと。
あっ!滝だ。
滝というか、岩の上を水が流れているというか。
橋の反対側はこんな感じの細い流れ。
だからこの橋のところが滝口になっている。
中禅寺湖と一緒に撮るとなかなかの風情。
橋のたもとの看板。
竜頭の滝(りゅうずのたき)というらしい。
実は120号線が山の中に入る手前で「竜頭の滝こっち」の看板があって道が分かれていた。今回は滝を見るツーリングだから、ちょっと心惹かれたが何となくやり過ごしてしまった。それがまさか120号線で再会できるとはラッキー。
しかしたまたま橋の上にたくさんの人がいたから気付いたけれど、誰もいなければ通り過ごしていたのは間違いない。やっぱり日頃の行いがいいと違うね。
滝の横が散策路になっている。
しかし樹木に遮られて滝はよく見えないし、何よりこの坂がどこまで続いているかはっきりしないので数十メートル降りただけで引き返してきた。その範囲では橋の欄干から以上の眺めはなし。
自宅に戻ってから調べると滝は一番下流が眺めがいいらしい。それとグーグルマップの航空写真で調べると下流までたった200メーターほどの距離。降りときゃよかった。
しかし自宅で航空写真をチャチャっとチェックできるなんて、
便利な時代になったものだ。
もしバスで竜頭の滝へ行くなら、写真に写っている「滝上」の停留所が駐車場の前にある。ついでにバイクのシートに革ジャンが載っていないということは、革ジャンを着たまま歩き回ったということ。そろそろ正午頃で気温は27度くらいまで上がってきたが、まだ充分涼しかった。
下の航空写真の真ん中あたり、緑が薄くなっているところは戦場ヶ原と呼ばれる400ヘクタールの湿原。戦国時代の古戦場ではなく、神話の時代に神さま同士が戦ったのが名前の由来。(写真をクリック拡大すれば、中禅寺湖の遊覧船乗り場やキャンプ場の位置もわかる)
戦場ヶ原を歩き回るのは相当時間がかかるから、最初からその気はなかったが、どこか景色よく見晴らせる場所で停まろうと思っていた。でも120号線からはあまり戦場ヶ原は見えず、この辺が戦場ヶ原なんだろうなあと思いつつ通過したのみ。
でも、このあたりも相当気持ちのいい道である。
バイクを停める場所もなかったので、写真は戦場ヶ原をかなり離れた場所。しかし道路ほど撮影の難しい被写体はない。その道の気持ちよさの10%でも撮れたためしがない。この写真もあれこれ構図を考えて、ワケのわからない写真になってしまった。しかもバイクにがっちりピントがあって肝心の道路がボケた状態。カメラ好きは背景がボケた写真を好むから、そうなりやすいカメラ・セッティングになっているのだろうが、ボケ不要の私としては何か対策を考えなければ。
しばらく走ると道路沿いに駐車場があって車がたくさん駐まっていた。
周囲約3キロのこぢんまりとした湯の湖という湖。
温泉も流れ込んでいるから湯の湖という名前。
湖の中に入って釣りをする人がチラホラ。
橋などあったのでブラブラ歩いていると、
こんな標識を発見。
なに、観瀑台!
湯の湖から流れ出る滝で湯滝という名前。
ここは湖の端っこがダイレクトに滝口になっている。
ここから滝の下の方に降りる道はなかった。
航空写真で確認すると、かなり手前から120号線と分岐する道で行くみたい。標識があったかどうかは覚えていない。
今回のツーリングで事前に調べていた滝は、華厳の滝と吹割の滝の2つのみ。竜頭の滝も、この湯滝も全く知らなかった。だからとても得した気分。ちなみに華厳の滝は初日に書いたように日本三大名瀑の1つ。
そしてさらに
日光三大名瀑
華厳の滝
霧降の滝
裏見滝
奥日光三大名瀑
華厳の滝
竜頭の滝
湯滝
となっているらしい。
華厳の滝だけ、両方の三大名瀑に名を連ねていてズルイ(^^ゞ
なにはともあれ奥日光三大名瀑ゲット。
滝は見ていて飽きないし、さわやかな気持ちになれるからいいよ。
ーーー続く
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2012年08月08日
華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その2
明智平から華厳の滝まではあっという間。
かなり広い駐車場。
バイクは出口に近い場所(滝からは遠い)に駐めさせられる。でも出口の係員のいる場所だから防犯的にはいいかも。時間に関係なく100円。
シートの上に乗っかっているのは革ジャン。
脱がなくてもOKな気温だったが、ロープウエイに乗るだけの明智平と違って多少は歩くので。ちなみにバイク用の革ジャンは背中、肘、胸にプロテクター(そんなに強度のあるものでもないが)が入っているのでとても重い。着ていればさほど気にならないが、脱いで持って歩くのはちょっとキツい。
いつも撮った写真を見るたびに、もっときちんと置くなり畳むなりして撮影すればよかったと反省する。治安に心配がないので鍵付きワイヤーでの固定はなし。ヘルメットもぶら下げっぱなし。
華厳の滝の敷地内?はこんな感じ。
いわゆる観光地モード。中には殺気だって、歩いているだけで身ぐるみ剥がれそうな観光地もあるけれど、ここは割とのんびりしている。
ここ華厳の滝も明智平と同じ標高1274メートル。
土産物屋の奥からも華厳の滝を覗ける。
これもなかなかいい感じ。
観瀑台(かんばくだい)は無料と有料の2つあって、これは無料観瀑台。
この観瀑台からは滝のやや上から眺めることになる。
ところで滝が落ち終わるところは滝壺。では滝が落ち始めるところは何というか知ってる?
答えは滝口。滝壺と較べると認知度低し。私もさっき調べた。
ここからでも十分楽しめる。
それと写真を撮るならここからの方がキレイに撮れる(理由は後で書く)。
有料の観瀑台は滝壺に近い位置にある。
正確に言うと観瀑台は無料なんだが、そこまで降りるエレベーターが有料というややこしい仕組み。歩いて降りるルートはない。
まさかエレベータの乗り口とは思わない和風な建物。
料金は530円。いいなあ独占企業は。
こんな感じのエレベーター(降り口)。
なぜか私は遺体安置場を連想した(/o\)
エレベータで地上から100メートルほど降りるだけなんだが、エレベーターから出るとものすごい冷気に包まれる。真夏でも15度前後らしい。岩盤をくりぬいて作った施設だからかな?
すぐ滝を見れるのかと思いきや、さらに歩いて下る。
どんどん下る。
下るということは、帰りは上らなければならない。
もっと最後までエレベーターを通しておいて欲しい。
さて、いよいよ
ドドッ
ドーン!
無料の観瀑台とさほど距離は離れていないのだが、やはり迫力はかなり違う。エレベータ料金530円の価値はあるといっておこう。
写真が何となくボワーっとして見えるのはポンボケとか逆光とかではなくて、滝の飛沫(しぶき)が水蒸気のようになって漂っているから。当然レンズにも水滴がつくので、それも影響しているかもしれない。この位置から無料観瀑台からのようなクッキリした写真を撮るのは無理みたい。
スイングパノラマでちょっと広めに。
たいして有難味を感じられず。
滝の案内。
この日は毎秒4トンの水量。平均は5〜6トンとのことで、夏枯れでやや水量控えめ。それでも十分に滝の迫力は楽しめた。台風の後は50トンとか100トンの水量になって傘を差してもびしょ濡れになるくらい飛沫が飛んでくるらしい。
ところで毎秒4トンとかいわれても具体的なイメージがわかない。学校にある25メータープールの容量がだいたい500立方メートル=500トン(だいたいというのは、25メートルは決まっていても、幅や深さがまちまちだから)。計算すれば500トン÷4トン=125。ということは約2分でプールをいっぱいにできる水量。
ーーーやっぱり、あまりイメージがわかないか(^^ゞ
観瀑台の下、つまり滝からは下流を流れていく水。
観瀑台の横にある小さな滝。華厳の滝の横にあるから小さく見えてしまうが、山歩きの途中で見つけでもしたらヤッターと大喜びするサイズ。
話は水量に戻るが、4トンというのは水量計でも使って計ってるの?
何となく、今日はちょっと細いから4トンくらいにしておこうかと売店の人が決めているような気がしなくもない。
華厳の滝を取り囲む岩肌。
滝に押されて存在感が希薄だが、こちらもなかなか。
ローアングルから青空を入れて一枚。
もう少し雲にどいてもらいたかった。
ーーーまだまだ続く。
かなり広い駐車場。
バイクは出口に近い場所(滝からは遠い)に駐めさせられる。でも出口の係員のいる場所だから防犯的にはいいかも。時間に関係なく100円。
シートの上に乗っかっているのは革ジャン。
脱がなくてもOKな気温だったが、ロープウエイに乗るだけの明智平と違って多少は歩くので。ちなみにバイク用の革ジャンは背中、肘、胸にプロテクター(そんなに強度のあるものでもないが)が入っているのでとても重い。着ていればさほど気にならないが、脱いで持って歩くのはちょっとキツい。
いつも撮った写真を見るたびに、もっときちんと置くなり畳むなりして撮影すればよかったと反省する。治安に心配がないので鍵付きワイヤーでの固定はなし。ヘルメットもぶら下げっぱなし。
華厳の滝の敷地内?はこんな感じ。
いわゆる観光地モード。中には殺気だって、歩いているだけで身ぐるみ剥がれそうな観光地もあるけれど、ここは割とのんびりしている。
ここ華厳の滝も明智平と同じ標高1274メートル。
土産物屋の奥からも華厳の滝を覗ける。
これもなかなかいい感じ。
観瀑台(かんばくだい)は無料と有料の2つあって、これは無料観瀑台。
この観瀑台からは滝のやや上から眺めることになる。
ところで滝が落ち終わるところは滝壺。では滝が落ち始めるところは何というか知ってる?
答えは滝口。滝壺と較べると認知度低し。私もさっき調べた。
ここからでも十分楽しめる。
それと写真を撮るならここからの方がキレイに撮れる(理由は後で書く)。
有料の観瀑台は滝壺に近い位置にある。
正確に言うと観瀑台は無料なんだが、そこまで降りるエレベーターが有料というややこしい仕組み。歩いて降りるルートはない。
まさかエレベータの乗り口とは思わない和風な建物。
料金は530円。いいなあ独占企業は。
こんな感じのエレベーター(降り口)。
なぜか私は遺体安置場を連想した(/o\)
エレベータで地上から100メートルほど降りるだけなんだが、エレベーターから出るとものすごい冷気に包まれる。真夏でも15度前後らしい。岩盤をくりぬいて作った施設だからかな?
すぐ滝を見れるのかと思いきや、さらに歩いて下る。
どんどん下る。
下るということは、帰りは上らなければならない。
もっと最後までエレベーターを通しておいて欲しい。
さて、いよいよ
ドドッ
ドーン!
無料の観瀑台とさほど距離は離れていないのだが、やはり迫力はかなり違う。エレベータ料金530円の価値はあるといっておこう。
写真が何となくボワーっとして見えるのはポンボケとか逆光とかではなくて、滝の飛沫(しぶき)が水蒸気のようになって漂っているから。当然レンズにも水滴がつくので、それも影響しているかもしれない。この位置から無料観瀑台からのようなクッキリした写真を撮るのは無理みたい。
スイングパノラマでちょっと広めに。
たいして有難味を感じられず。
滝の案内。
この日は毎秒4トンの水量。平均は5〜6トンとのことで、夏枯れでやや水量控えめ。それでも十分に滝の迫力は楽しめた。台風の後は50トンとか100トンの水量になって傘を差してもびしょ濡れになるくらい飛沫が飛んでくるらしい。
ところで毎秒4トンとかいわれても具体的なイメージがわかない。学校にある25メータープールの容量がだいたい500立方メートル=500トン(だいたいというのは、25メートルは決まっていても、幅や深さがまちまちだから)。計算すれば500トン÷4トン=125。ということは約2分でプールをいっぱいにできる水量。
ーーーやっぱり、あまりイメージがわかないか(^^ゞ
観瀑台の下、つまり滝からは下流を流れていく水。
観瀑台の横にある小さな滝。華厳の滝の横にあるから小さく見えてしまうが、山歩きの途中で見つけでもしたらヤッターと大喜びするサイズ。
話は水量に戻るが、4トンというのは水量計でも使って計ってるの?
何となく、今日はちょっと細いから4トンくらいにしておこうかと売店の人が決めているような気がしなくもない。
華厳の滝を取り囲む岩肌。
滝に押されて存在感が希薄だが、こちらもなかなか。
ローアングルから青空を入れて一枚。
もう少し雲にどいてもらいたかった。
ーーーまだまだ続く。
wassho at 23:55|Permalink│Comments(0)│
2012年08月04日
華厳の滝 吹割の滝 その他の滝 その1
暑いので涼しげな滝でも見に行くかと思いつく。
さて滝といっても華厳の滝(けごんのたき)くらいしか思い浮かばない。
調べてみると、日本の三大瀑布(滝のこと)は
華厳の滝 (栃木県 日光市)
袋田の滝 (茨城県 久慈郡)
那智の滝 (和歌山県 那智勝浦町)
らしい。
最初に思いついた華厳の滝は外さないとして、そこから袋田の滝までは距離的にちょっときびしい。それでいろいろ検索していると吹割(ふきわれ)の滝というのを比較的近い距離に見つけた。それでこの2つの滝を回ってくるのが今回のツーリングプラン。
改めて地図を眺めてみると、日本海までの距離の半分以上奥まで達している。全行程の4/5はツーリングというより高速道路での移動になるが、こんな遠くまで前日に思いついて出かけるようになってしまった自分がちょっと怖い(^^ゞ
地図の下から出発して反時計回りが今回のコース。首都高経由で東北自動車道にのり宇都宮まで。出発は午前6時過ぎ。こんな早朝なのに首都高はところどころ自然渋滞。東北自動車道では2カ所ほど事故見物渋滞。でも時間をあまりロスすることなく順調に走れた。気温は出発時が27.5度。宇都宮で30度。
途中の佐野サービスエリアで休憩&給油。
ここまで約100キロで約2時間。
バイクもかなりいた。
このサービスエリアや高速道路上で荷物をたくさん積んだバイクを多く見かけた。アウトドア用のマットなどをくくりつけていたからキャンプツーリングかな。大学生くらいまでよくキャンプに出かけたが、今は全く興味なし。アウトドアで料理して食べるのは楽しいけれど、寝るときは心地よいベッドが希望なワガママな私。
4〜5台ほど並んでいた屋台。
フランクフルトソーセージを買って食べる。少し細いが長いフランクフルト。やや粗挽きで手作りぽい仕上げ。なかなかおいしかった。
建物の入り口に霧噴射装置。
暑いときはとても気持ちがいいが、午前8時ではさほどありがたみを感じられず。
晴れでも雲の多い空模様。
雲が低いのがやや気がかり。
このサービスエリアでは、デジカメをカバンから出すのが面倒だったので写真はiPhoneで撮った。新しく買ったデジカメはポケットに入らないのが難点。その前のデジカメよりはるかにキレイに撮れるけれど、撮らなきゃ意味がないなと考えたり。
佐野サービスエリアから宇都宮インターまでは約50キロ。宇都宮インターは日光宇都宮道路(通称:日光道)という有料道路に接続している。これが実に爽快でいい道。山の中を走っているのにとても開放感がある。紅葉が有名だが真夏の緑でも十分に楽しめる。
そして日光宇都宮道路で中禅寺湖方向へ進むと、徐々に標高が高くなるのか気温も低くなる。宇都宮インターで30度だったのがバイクの気温計を見ると25.5度。急に気温が下がるのでメッシュの革ジャンで走っていると、さわやかを通り越してちょっと寒い。
日光宇都宮道路は宇都宮から終点の清滝まで約30キロ。終点の一つ手前が日光。それで日光といえば東照宮。しかし見物に2〜3時間はかかるので今回はパス。京都や奈良の寺とは違う賑やかさに興味があるから、そのうちまた見に来よう。
日光宇都宮道路が終わると「いろは坂」という急峻な山道を登っていく。カーブが多いので有名な道路で本当にヘアピンカーブの連続。スピードを出すと曲がりきれないし、あまりスピードが遅いと転けそうな気がするし、なかなかの難所。はっきり言って私のテクニックではちっとも楽しくない。それと途中で気温が22度まで下がった。涼を求めてのツーリングだが寒すぎ!
いろは坂の途中にある明智平(あけちだいら)のパーキング。
ここ自体は周りの山が見えるだけでたいした景色ではないが、隣の山に展望台があり、そこまでロープウエイで結ばれている。
どうせ華厳の滝を見に行くのだから展望台に上る予定はなかったが、スルスルと上り下りしているゴンドラを見ているうちに、つい乗ってみたくなり(^^ゞ
往復4分で710円。1分あたり178円。
千葉の鋸山ロープウエイが1分あたり130円だったから割高。
ゴンドラが動き始めるとテンションも上がる。
ロープウエイ発着場の屋上が展望台になっている。
中禅寺湖の水の色が碧くてとても美しい。
そして幻想的。ほんの1.5キロほど先の湖を確かにこの目で見ているのに、なにか絵というか映像というか、そんなものを見ているような=現実ではないような錯覚に襲われる。なぜか湖面だけがほかの景色とは別に存在しているように見えるから不思議(←うまく表現できないから自分でに見に行って)
そして展望台を前に進むと。
中禅寺湖と華厳の滝のツーショット。
圧巻の風景。静と動の対比。しばし見とれる。
帰りにゴンドラの記念撮影。かなり小さい。
ちなみに往きは私と老夫婦の3名、帰りは私だけで乗った。ここについたのが午前9時半頃だったので、まだ観光客は少なかった。
パーキングの前もヘアピンカーブ。
とにかくいろは坂はこんなカーブが連続する。
この標識によると、いろは坂中腹にあるここ明智平の標高は1274メーター。気温は24度。途中の坂の方が寒かったのは冷たい空気がたまりやすい地形だったのかな? とにかく8月の4日だというのに、革ジャンを脱がずに観光できたのには驚き。
ーーー続く
さて滝といっても華厳の滝(けごんのたき)くらいしか思い浮かばない。
調べてみると、日本の三大瀑布(滝のこと)は
華厳の滝 (栃木県 日光市)
袋田の滝 (茨城県 久慈郡)
那智の滝 (和歌山県 那智勝浦町)
らしい。
最初に思いついた華厳の滝は外さないとして、そこから袋田の滝までは距離的にちょっときびしい。それでいろいろ検索していると吹割(ふきわれ)の滝というのを比較的近い距離に見つけた。それでこの2つの滝を回ってくるのが今回のツーリングプラン。
改めて地図を眺めてみると、日本海までの距離の半分以上奥まで達している。全行程の4/5はツーリングというより高速道路での移動になるが、こんな遠くまで前日に思いついて出かけるようになってしまった自分がちょっと怖い(^^ゞ
地図の下から出発して反時計回りが今回のコース。首都高経由で東北自動車道にのり宇都宮まで。出発は午前6時過ぎ。こんな早朝なのに首都高はところどころ自然渋滞。東北自動車道では2カ所ほど事故見物渋滞。でも時間をあまりロスすることなく順調に走れた。気温は出発時が27.5度。宇都宮で30度。
途中の佐野サービスエリアで休憩&給油。
ここまで約100キロで約2時間。
バイクもかなりいた。
このサービスエリアや高速道路上で荷物をたくさん積んだバイクを多く見かけた。アウトドア用のマットなどをくくりつけていたからキャンプツーリングかな。大学生くらいまでよくキャンプに出かけたが、今は全く興味なし。アウトドアで料理して食べるのは楽しいけれど、寝るときは心地よいベッドが希望なワガママな私。
4〜5台ほど並んでいた屋台。
フランクフルトソーセージを買って食べる。少し細いが長いフランクフルト。やや粗挽きで手作りぽい仕上げ。なかなかおいしかった。
建物の入り口に霧噴射装置。
暑いときはとても気持ちがいいが、午前8時ではさほどありがたみを感じられず。
晴れでも雲の多い空模様。
雲が低いのがやや気がかり。
このサービスエリアでは、デジカメをカバンから出すのが面倒だったので写真はiPhoneで撮った。新しく買ったデジカメはポケットに入らないのが難点。その前のデジカメよりはるかにキレイに撮れるけれど、撮らなきゃ意味がないなと考えたり。
佐野サービスエリアから宇都宮インターまでは約50キロ。宇都宮インターは日光宇都宮道路(通称:日光道)という有料道路に接続している。これが実に爽快でいい道。山の中を走っているのにとても開放感がある。紅葉が有名だが真夏の緑でも十分に楽しめる。
そして日光宇都宮道路で中禅寺湖方向へ進むと、徐々に標高が高くなるのか気温も低くなる。宇都宮インターで30度だったのがバイクの気温計を見ると25.5度。急に気温が下がるのでメッシュの革ジャンで走っていると、さわやかを通り越してちょっと寒い。
日光宇都宮道路は宇都宮から終点の清滝まで約30キロ。終点の一つ手前が日光。それで日光といえば東照宮。しかし見物に2〜3時間はかかるので今回はパス。京都や奈良の寺とは違う賑やかさに興味があるから、そのうちまた見に来よう。
日光宇都宮道路が終わると「いろは坂」という急峻な山道を登っていく。カーブが多いので有名な道路で本当にヘアピンカーブの連続。スピードを出すと曲がりきれないし、あまりスピードが遅いと転けそうな気がするし、なかなかの難所。はっきり言って私のテクニックではちっとも楽しくない。それと途中で気温が22度まで下がった。涼を求めてのツーリングだが寒すぎ!
いろは坂の途中にある明智平(あけちだいら)のパーキング。
ここ自体は周りの山が見えるだけでたいした景色ではないが、隣の山に展望台があり、そこまでロープウエイで結ばれている。
どうせ華厳の滝を見に行くのだから展望台に上る予定はなかったが、スルスルと上り下りしているゴンドラを見ているうちに、つい乗ってみたくなり(^^ゞ
往復4分で710円。1分あたり178円。
千葉の鋸山ロープウエイが1分あたり130円だったから割高。
ゴンドラが動き始めるとテンションも上がる。
ロープウエイ発着場の屋上が展望台になっている。
中禅寺湖の水の色が碧くてとても美しい。
そして幻想的。ほんの1.5キロほど先の湖を確かにこの目で見ているのに、なにか絵というか映像というか、そんなものを見ているような=現実ではないような錯覚に襲われる。なぜか湖面だけがほかの景色とは別に存在しているように見えるから不思議(←うまく表現できないから自分でに見に行って)
そして展望台を前に進むと。
中禅寺湖と華厳の滝のツーショット。
圧巻の風景。静と動の対比。しばし見とれる。
帰りにゴンドラの記念撮影。かなり小さい。
ちなみに往きは私と老夫婦の3名、帰りは私だけで乗った。ここについたのが午前9時半頃だったので、まだ観光客は少なかった。
パーキングの前もヘアピンカーブ。
とにかくいろは坂はこんなカーブが連続する。
この標識によると、いろは坂中腹にあるここ明智平の標高は1274メーター。気温は24度。途中の坂の方が寒かったのは冷たい空気がたまりやすい地形だったのかな? とにかく8月の4日だというのに、革ジャンを脱がずに観光できたのには驚き。
ーーー続く
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