カメラ
2024年09月03日
原宿スーパーよさこい2024 その4
「代々木公園ステージ」で6チームのダンスを見て、
やはりよさこいはパレードのほうが面白いかと思い、再び「NHK前ストリート」へ。
時刻は午後6時半頃。まだ日没して10分ほどしか立っておらず明るさは残っていても、ここはケヤキ並木で日光が遮られて周りより暗い。先ほどのステージと違って照明も十分にない。それは、よさこいのように激しい動きを撮るには条件が厳しいことを意味する。
ほぼオート設定で撮るとシャッタースピードは6/10秒になり、
明るいけれど人物の動きについていけずにブレまくり。
試しに感度設定を ISO25600と普段ではあり得ない値にして、シャッタースピードは1/180秒で撮影。これだとブレないかわりに真っ暗。
画像ソフトで無理やり補正すると映像は浮かび上がってきても、
画質はガタガタ。(拡大して見るとよくわかる)
参考までに最初にここでパレードを見たのは午後5時過ぎから6時前で、「その2」に載せた写真はISO3200、シャッタースピードは1/250秒固定で撮っている。
少しカメラの話をすると、動いている被写体を撮るにはブレないようにシャッタースピードを速く(シャッターが開いている時間を短く)して、より一瞬だけを撮影する。しかしシャッタースピードが速いと、それだけカメラに入る光の量も少なくなって写真が暗くなる。
それを補うのが感度設定。デジカメの場合はレンズが捉えた光をセンサーが電気信号(電流)に変換して、それが最終的に映像になる。そのセンサーが変換した電流を増幅して、十分な光が入ったのと同じようにするのが感度を上げる操作。感度を2倍にすれば、光量を2倍にした効果がある。
例えば同じ光量のもとで
感度100 シャッタースピード1/100
感度200 シャッタースピード1/200
だと写真の明るさは同じで、後者はシャッタースピードが速いからブレが少ない。ただしテレビやラジオでボリュームを一杯に上げる(増幅)すると音が割れてしまうように、カメラでは感度を上げれば上げるほど画質は低下する。
まあとにかく暗い場所で動きのある被写体を撮るのは苦労するのである。
これは照明のあるところで ISO感度を25600、
シャッタースピードはオートにしてカメラが選んだ設定は1/70秒。
あれこれ試して、地方車(じかたしゃ)や沿道の照明が当たっていれば、ISO25600、シャッタースピードはオート設定で、多少はブレるものの何とか撮れるとわかった。
ここまでのチームは Funny で、
次にやってきたのは「れとろっく」
小さな子供も元気に参加していると思ったら、
こちらのママさんは抱っこひもに子供を抱えていた。
何が何でもよさこいを踊りたいみたい(^^ゞ
よさこいち〜夢 笑輝(しょうき)
先ほどの「れとろっく」は今年で解散、そしてこの笑輝は2020年を最後に解散する予定だったのに、コロナで何も活動できなかったので、今年1年だけ復活した後に解散するらしい。どうして解散するのかは不明なものの、よさこいの世界にもいろいろと新陳代謝はあるのだろう。
富山GRNサンダーバーズ公式よさこいチーム【みんと】
富山GRNサンダーバーズはプロ野球の独立リーグに所属する野球チームで、【みんと】はそれに属しているようだ。つまりソフトバンクや au のよさこいチームと似たような関係。
何となく神主さんぽいコスチューム。
チーム名が【みんと】だからミント色なのかな。
照明の当たる範囲しか撮れないから「その2」で載せたのと違って、パレードではなく何人かが集まって踊っているようなイメージになるのが残念。
ところでブログを書いている今になって、暗いのならフラッシュを使えばよかったのでは?と思いつく。普段はフラッシュを使わない、今のデジカメを買った2019年から一度も触っていなくて、まったくそれは発想から抜けていた。
でもフラッシュの光が届く範囲はデジカメ内蔵フラッシュのレベルだと、せいぜい数人が集まって記念写真を撮る際のカメラとの距離のような気もする。それとフラッシュを使えばシャッタースピードをどれくらい速くできるのだろうか。
試してみないとわからないとはいえ、夜に動きのある被写体を撮る機会は滅多にないし、たぶん次に同じような場面になってもフラッシュを思い出さないような気がする(^^ゞ
ーーー続く
やはりよさこいはパレードのほうが面白いかと思い、再び「NHK前ストリート」へ。
時刻は午後6時半頃。まだ日没して10分ほどしか立っておらず明るさは残っていても、ここはケヤキ並木で日光が遮られて周りより暗い。先ほどのステージと違って照明も十分にない。それは、よさこいのように激しい動きを撮るには条件が厳しいことを意味する。
ほぼオート設定で撮るとシャッタースピードは6/10秒になり、
明るいけれど人物の動きについていけずにブレまくり。
試しに感度設定を ISO25600と普段ではあり得ない値にして、シャッタースピードは1/180秒で撮影。これだとブレないかわりに真っ暗。
画像ソフトで無理やり補正すると映像は浮かび上がってきても、
画質はガタガタ。(拡大して見るとよくわかる)
参考までに最初にここでパレードを見たのは午後5時過ぎから6時前で、「その2」に載せた写真はISO3200、シャッタースピードは1/250秒固定で撮っている。
少しカメラの話をすると、動いている被写体を撮るにはブレないようにシャッタースピードを速く(シャッターが開いている時間を短く)して、より一瞬だけを撮影する。しかしシャッタースピードが速いと、それだけカメラに入る光の量も少なくなって写真が暗くなる。
それを補うのが感度設定。デジカメの場合はレンズが捉えた光をセンサーが電気信号(電流)に変換して、それが最終的に映像になる。そのセンサーが変換した電流を増幅して、十分な光が入ったのと同じようにするのが感度を上げる操作。感度を2倍にすれば、光量を2倍にした効果がある。
例えば同じ光量のもとで
感度100 シャッタースピード1/100
感度200 シャッタースピード1/200
だと写真の明るさは同じで、後者はシャッタースピードが速いからブレが少ない。ただしテレビやラジオでボリュームを一杯に上げる(増幅)すると音が割れてしまうように、カメラでは感度を上げれば上げるほど画質は低下する。
まあとにかく暗い場所で動きのある被写体を撮るのは苦労するのである。
これは照明のあるところで ISO感度を25600、
シャッタースピードはオートにしてカメラが選んだ設定は1/70秒。
あれこれ試して、地方車(じかたしゃ)や沿道の照明が当たっていれば、ISO25600、シャッタースピードはオート設定で、多少はブレるものの何とか撮れるとわかった。
ここまでのチームは Funny で、
次にやってきたのは「れとろっく」
小さな子供も元気に参加していると思ったら、
こちらのママさんは抱っこひもに子供を抱えていた。
何が何でもよさこいを踊りたいみたい(^^ゞ
よさこいち〜夢 笑輝(しょうき)
先ほどの「れとろっく」は今年で解散、そしてこの笑輝は2020年を最後に解散する予定だったのに、コロナで何も活動できなかったので、今年1年だけ復活した後に解散するらしい。どうして解散するのかは不明なものの、よさこいの世界にもいろいろと新陳代謝はあるのだろう。
富山GRNサンダーバーズ公式よさこいチーム【みんと】
富山GRNサンダーバーズはプロ野球の独立リーグに所属する野球チームで、【みんと】はそれに属しているようだ。つまりソフトバンクや au のよさこいチームと似たような関係。
何となく神主さんぽいコスチューム。
チーム名が【みんと】だからミント色なのかな。
照明の当たる範囲しか撮れないから「その2」で載せたのと違って、パレードではなく何人かが集まって踊っているようなイメージになるのが残念。
ところでブログを書いている今になって、暗いのならフラッシュを使えばよかったのでは?と思いつく。普段はフラッシュを使わない、今のデジカメを買った2019年から一度も触っていなくて、まったくそれは発想から抜けていた。
でもフラッシュの光が届く範囲はデジカメ内蔵フラッシュのレベルだと、せいぜい数人が集まって記念写真を撮る際のカメラとの距離のような気もする。それとフラッシュを使えばシャッタースピードをどれくらい速くできるのだろうか。
試してみないとわからないとはいえ、夜に動きのある被写体を撮る機会は滅多にないし、たぶん次に同じような場面になってもフラッシュを思い出さないような気がする(^^ゞ
ーーー続く
wassho at 20:10|Permalink│Comments(0)│
2019年03月26日
見頃前のサクラでX-T30の試し撮り その2
当日のサクラは5分咲き未満といったところ。
お花見客もまばら。
よく咲いているところを狙って。しかし高いところで咲いておりXF10-24mm(35mm換算15-36mm)ではあまり寄れない。
別のところにあった割と低い位置で咲いていたサクラ。
ほとんど真っ白でソメイヨシノとは別の品種と思う。
園内ブラブラ。
林試の森公園は面積12ヘクタール(3万6000坪)でそこそこの広さ。幅約700メートル、奥行きは深いところで200メートルといったところ。
住宅地にあって周りにそれほど高いビルもなく、場所によっては森の中にいるような気分に浸れる。自宅近くの貴重な気分転換スポット。
1週間後まで場所取りするつもり? それってドウヨ?
1枚目はシャガ。園内のあちこちに咲いていた。木がメインの公園なので花は少なく目立ったのはこれらくらい。傷んでいたツバキは離れた位置から。
前回のエントリーで、2本のレンズのうち普段はXF10-24mm(35mm換算15-36mm)を使う理由として、望遠側(テレ端という)で36mmあればたいていは間に合うはずだからと書いた。実はもうひとつ考えがあって、どうしても足りなければデジタルズームを使えばいいやと思っていた。2倍くらいの拡大率なら、少なくともブログに載せる程度のサイズならほとんど画像は劣化しない。
そしてX-T30を買って説明書を読んでわかったのは、
このカメラにはデジタルズームの機能がない(/o\)
てっきりどんなカメラにもデジタルズームはあるとばかり思っていた。それと前にも書いたように、SONYのα6400と比較してX-T30を選んだのは、SONYの広角ズームがテレ端で換算27mmまでだったのが理由。でもSONYにはデジタルズームが搭載されていて、それを使えば54mmになり、それこそたいていは間に合う。
ちょっと判断早まったかも(^^ゞ
まっ、レンズで寄れなければトリミングという手もある。
実はシャガの写真のオリジナルはこうだった。
公園の一番東にある広場は芝生はないのに芝生広場との名前。そこにあったのは河津桜。このサクラは早咲きで2月中頃に咲く。だから見頃はとっくに過ぎている。
私は河津桜が好きなんだけれど、この公園にあるとはうかつにも知らなかった。とりあえず来年の2月が楽しみ(気が早い)。
皮のない木、白っぽい木など見て楽しむ。
階段状になった広場。人が写り込まないように撮ったつもりなのに、後で見たら右下にレジャーシート(>_<) ありがちなミスで広角レンズを使うとこういう失敗が増えそう。
木に空洞ができて、そこにネットが張ってあった。単なる保護か、あるいは空き缶などを捨てる輩がいるのか、どっちなんだろう。
今回はシャッターを押しただけの試し撮りで、X-T30の様々な機能までは試さなかった。追い追いトライすると思うが、実際にはそれほど使わない気もする。とりあえずわかったことはーーー
1)
オートフォーカスは早いし正確。もっともそれまで使っていた8年前の機種との比較では当然といえば当然。
2)
やっぱりちょっと重い。今回の現地滞在は1時間ほどで苦になるほどじゃなかったものの、それが数時間になったら多少は影響あるだろう。慣れの問題とも思うが。
ちなみにX-T30が383g、XF10-24mmのレンズが410gで合計793g。今まで使っていたNEX-5Nは269g、組み合わせていたSEL1670Zというレンズが308gの合計577g。その差は216g。
3)
これは承知の上で購入したのだが、NEX-5Nと較べてX-T30のグリップ(右手で握る部分)はかなり浅い。富士フイルムのカメラはクラシックテイストなデザインで、メーカーは大きなグリップはふさわしくないと考えているみたいだ。もちろん私はバカげた考えだと思っている。
実はこの小さなグリップでも撮影にはあまり不自由はしない。撮る時は左手でレンズのところも持つから。全体の重量を支えているのはどちらかといえば左手で、右手は添えている程度。問題はカメラを持ち歩く時。
私はカメラを首からぶら下げない主義である。
ローアングルで撮る機会が多いのがその理由の1つ。自分がかがみ込むのではなく、可能な限り液晶画面のチルト機能を使う。首ストラップを使うとイチイチ外さなければならず面倒。理由の2つ目はカメラを首にぶら下げるなんてブサイクだと思っているから。あっ、これでほとんどのカメラマニアを敵に回したかも(^^ゞ
だから常に手に持って歩いている。その場合、グリップのところを上にしてカメラを縦に持つことになる(文章にするとややこしいが、右手でカメラを持って腕を降ろせばそうなる)。NEX-5Nだとグリップに人差し指を引っかけるように持てて楽だった。しかしX-T30ではそれだと安定せず、かなりしっかりと握らなければならない。カメラの重さそのものよりも、持ち歩いている時に力を入れていることで、より重さを感じるのかも知れない。
そして懸念するのは写真を撮りに行くといっても、カメラを構えている時間はわずかで、ほとんどの時間カメラは手に持って運ばれている。つまりグリップを握りしめている時間がとても長い。金属ボディだったNEX-5Nと違いX-T30はラバーが張ってある。それが摩耗してみすぼらしくならないか、あるいはベタついてこないかが気掛かり。
この小さなグリップでも撮影に差し支えないと判断して購入したものの、カメラを持ち運ぶことまでは頭が回らなかった自分のイタラナサに悔しい思い。
オプション品としてこんな後付けタイプのグリップも売っている。メーカー自らがこのカメラの欠陥を認めたようなもの。またデザイン的に「取って付けた」違和感があるし、装着すればさらに重量も90g増える。悩みどころ。
重量&グリップに課題があり、そしてデジタルズームがないのは想定外だったとはいえ、X-T30には概ね満足している。バイク再開のめどは立っていないけれど、またあちこち出かけようと思う。
おしまい
お花見客もまばら。
よく咲いているところを狙って。しかし高いところで咲いておりXF10-24mm(35mm換算15-36mm)ではあまり寄れない。
別のところにあった割と低い位置で咲いていたサクラ。
ほとんど真っ白でソメイヨシノとは別の品種と思う。
園内ブラブラ。
林試の森公園は面積12ヘクタール(3万6000坪)でそこそこの広さ。幅約700メートル、奥行きは深いところで200メートルといったところ。
住宅地にあって周りにそれほど高いビルもなく、場所によっては森の中にいるような気分に浸れる。自宅近くの貴重な気分転換スポット。
1週間後まで場所取りするつもり? それってドウヨ?
1枚目はシャガ。園内のあちこちに咲いていた。木がメインの公園なので花は少なく目立ったのはこれらくらい。傷んでいたツバキは離れた位置から。
前回のエントリーで、2本のレンズのうち普段はXF10-24mm(35mm換算15-36mm)を使う理由として、望遠側(テレ端という)で36mmあればたいていは間に合うはずだからと書いた。実はもうひとつ考えがあって、どうしても足りなければデジタルズームを使えばいいやと思っていた。2倍くらいの拡大率なら、少なくともブログに載せる程度のサイズならほとんど画像は劣化しない。
そしてX-T30を買って説明書を読んでわかったのは、
このカメラにはデジタルズームの機能がない(/o\)
てっきりどんなカメラにもデジタルズームはあるとばかり思っていた。それと前にも書いたように、SONYのα6400と比較してX-T30を選んだのは、SONYの広角ズームがテレ端で換算27mmまでだったのが理由。でもSONYにはデジタルズームが搭載されていて、それを使えば54mmになり、それこそたいていは間に合う。
ちょっと判断早まったかも(^^ゞ
まっ、レンズで寄れなければトリミングという手もある。
実はシャガの写真のオリジナルはこうだった。
公園の一番東にある広場は芝生はないのに芝生広場との名前。そこにあったのは河津桜。このサクラは早咲きで2月中頃に咲く。だから見頃はとっくに過ぎている。
私は河津桜が好きなんだけれど、この公園にあるとはうかつにも知らなかった。とりあえず来年の2月が楽しみ(気が早い)。
皮のない木、白っぽい木など見て楽しむ。
階段状になった広場。人が写り込まないように撮ったつもりなのに、後で見たら右下にレジャーシート(>_<) ありがちなミスで広角レンズを使うとこういう失敗が増えそう。
木に空洞ができて、そこにネットが張ってあった。単なる保護か、あるいは空き缶などを捨てる輩がいるのか、どっちなんだろう。
今回はシャッターを押しただけの試し撮りで、X-T30の様々な機能までは試さなかった。追い追いトライすると思うが、実際にはそれほど使わない気もする。とりあえずわかったことはーーー
1)
オートフォーカスは早いし正確。もっともそれまで使っていた8年前の機種との比較では当然といえば当然。
2)
やっぱりちょっと重い。今回の現地滞在は1時間ほどで苦になるほどじゃなかったものの、それが数時間になったら多少は影響あるだろう。慣れの問題とも思うが。
ちなみにX-T30が383g、XF10-24mmのレンズが410gで合計793g。今まで使っていたNEX-5Nは269g、組み合わせていたSEL1670Zというレンズが308gの合計577g。その差は216g。
3)
これは承知の上で購入したのだが、NEX-5Nと較べてX-T30のグリップ(右手で握る部分)はかなり浅い。富士フイルムのカメラはクラシックテイストなデザインで、メーカーは大きなグリップはふさわしくないと考えているみたいだ。もちろん私はバカげた考えだと思っている。
実はこの小さなグリップでも撮影にはあまり不自由はしない。撮る時は左手でレンズのところも持つから。全体の重量を支えているのはどちらかといえば左手で、右手は添えている程度。問題はカメラを持ち歩く時。
私はカメラを首からぶら下げない主義である。
ローアングルで撮る機会が多いのがその理由の1つ。自分がかがみ込むのではなく、可能な限り液晶画面のチルト機能を使う。首ストラップを使うとイチイチ外さなければならず面倒。理由の2つ目はカメラを首にぶら下げるなんてブサイクだと思っているから。あっ、これでほとんどのカメラマニアを敵に回したかも(^^ゞ
だから常に手に持って歩いている。その場合、グリップのところを上にしてカメラを縦に持つことになる(文章にするとややこしいが、右手でカメラを持って腕を降ろせばそうなる)。NEX-5Nだとグリップに人差し指を引っかけるように持てて楽だった。しかしX-T30ではそれだと安定せず、かなりしっかりと握らなければならない。カメラの重さそのものよりも、持ち歩いている時に力を入れていることで、より重さを感じるのかも知れない。
そして懸念するのは写真を撮りに行くといっても、カメラを構えている時間はわずかで、ほとんどの時間カメラは手に持って運ばれている。つまりグリップを握りしめている時間がとても長い。金属ボディだったNEX-5Nと違いX-T30はラバーが張ってある。それが摩耗してみすぼらしくならないか、あるいはベタついてこないかが気掛かり。
この小さなグリップでも撮影に差し支えないと判断して購入したものの、カメラを持ち運ぶことまでは頭が回らなかった自分のイタラナサに悔しい思い。
オプション品としてこんな後付けタイプのグリップも売っている。メーカー自らがこのカメラの欠陥を認めたようなもの。またデザイン的に「取って付けた」違和感があるし、装着すればさらに重量も90g増える。悩みどころ。
重量&グリップに課題があり、そしてデジタルズームがないのは想定外だったとはいえ、X-T30には概ね満足している。バイク再開のめどは立っていないけれど、またあちこち出かけようと思う。
おしまい
wassho at 21:52|Permalink│Comments(0)│
2019年03月24日
見頃前のサクラでX-T30の試し撮り
桜の見頃にはまだ早いが、
新しく買ったデジカメX-T30の試し撮りを兼ねて近くの公園へ。
元は林業試験場だった場所なのが名前の由来。
カメラにつけていったのはXF10-24mmのズームレンズ。これは広角側一杯10mm(35ミリ換算15mm)での撮影。さすがに広々と写る。
ただ景色をワイドに撮りたいという気持ちはあるのだけれど、広角レンズは横だけじゃなく縦にも写る範囲が広がって間延びした感じになるのがツライところ。
以下、レンズの焦点距離は35mm換算の値。35mm換算の説明は省略するが、数字が小さければ広い範囲が写る広角レンズ、数字が大きければ遠くのものが大きく写る望遠レンズだと思ってくれればOK。
7年前に買って先日まで使っていたデジカメでは27-82.5mmのズームレンズと24mmのレンズがセットになっていた。普通のデジカメは持っていたが、本格的なカメラを買ったのはその時が初めて。
それでわかったのは風景を撮るのに27mmでは広角側が物足りないということ。またズームレンズでない24mmレンズ(単焦点という)は適切な画角にするために自分が動かねばならず使い勝手が悪いこと。そしてレンズを交換するのも面倒。写真を撮るのは好きでも、メインはあくまで物見遊山であって、撮影はサッサと済ませたいタイプである。
バイクツーリングで景色のいいところへ行くことが多かったので、広い範囲を撮りたいという気持ちが強くなり、しばらくして24mmのレンズを18mmに広角化するアダプターを買った。しかし、先ほど書いたように広角すぎると縦に伸びた分間延びするので、私のセンスとテクニックにはtoo muchという結論に。
そして何年か後に買い増したのが24-105mmのズームレンズ。広角側が24mmあればとりあえずは満足できる。それまではよく縦撮りのパノラマ撮影をしていたが(横にカメラを構えてのパノラマはさすがに長すぎる)、そのレンズにしてからはほとんど出番がなくなった。
しかし望遠側は82.5mmから105mmになってもそれほど変わらず。実は焦点距離と画角の関係は正比例ではなく、広角側は数mmで大きく画角が変化するのに対し、望遠側では20〜30mm程度ならほとんど変化しない。その原理は難解で説明に逆三角関数が必要。もし知りたければこのページをご参考に。
もっとも望遠側で105mmあればたいていは事足りる。しかし花を撮ることが多くなると、撮りたい花が花壇の奥の方に咲いていて近づけないことも。ただし望遠レンズ=焦点距離が長い=レンズも長くなり荷物になるから手を出さなかった。
それで今回のカメラ買い換えに当たって、私が欲しかったのは20-200mmくらいのレンズ。広角側は18mmじゃ持て余すけれど、24mmよりはもう少し広く撮りたいこともある。望遠側については105mm以上のものを使ったことがないので適当な数字。
でもそんなレンズを作っているメーカーはないのだ(/o\) 1本で何でもまかなえるレンズがあると売り上げに響くから。レンズ交換式カメラは、カメラよりもレンズを売ってナンボのビジネスモデル。
レンズ一体型カメラだとSONYのRX10は24-600mmというスペック。少し気になったものの広角が24mmまでだしサイズがかなり大型なので選考から外れた。ボディの質感がプラスチックぽかったのもネガティブ要因。またニコンのCOOLPIX B500は22.5-900mm。22.5mmは魅力的だったが、画像センサーサイズがかなり小さい(普通のデジカメと同じ)ので除外。私の腕前ならそんなことが関係ないのはわかっている。イヤ、だからこそ性能の高いカメラが必要なのだと自己正当化。
というわけで無い物ねだりを諦めて選んだのがXF10-24mm(35mm換算15-36mm)とXF18-135mm(35mm換算27-202.5mm)の2本のレンズ。まあ普段は36mmまであればたいていは間に合うはず、そして花がメインの時は広角側を我慢してXF18-135mmを使おうという算段。あくまで現地でレンズ交換しない前提(^^ゞ
なお富士フイルムのX-T30と同価格帯・ほぼ同時期発売でSONYにはα6400というモデルがある。写真の色合いで富士フイルムは魅力的でも、カメラのハードウエアとしての性能はSONYにかなり引き離されている。加えてSONYのカメラに慣れているし、持っているレンズも使える。それでもX-T30にしたのは、SONYには広角ズームレンズが15-27mmのものしかなかったから。望遠側が27mmまでだとレンズ1本だけじゃちょっとキビシイ。
レンズの話が長くなったので続きは次回。
新しく買ったデジカメX-T30の試し撮りを兼ねて近くの公園へ。
元は林業試験場だった場所なのが名前の由来。
カメラにつけていったのはXF10-24mmのズームレンズ。これは広角側一杯10mm(35ミリ換算15mm)での撮影。さすがに広々と写る。
ただ景色をワイドに撮りたいという気持ちはあるのだけれど、広角レンズは横だけじゃなく縦にも写る範囲が広がって間延びした感じになるのがツライところ。
以下、レンズの焦点距離は35mm換算の値。35mm換算の説明は省略するが、数字が小さければ広い範囲が写る広角レンズ、数字が大きければ遠くのものが大きく写る望遠レンズだと思ってくれればOK。
7年前に買って先日まで使っていたデジカメでは27-82.5mmのズームレンズと24mmのレンズがセットになっていた。普通のデジカメは持っていたが、本格的なカメラを買ったのはその時が初めて。
それでわかったのは風景を撮るのに27mmでは広角側が物足りないということ。またズームレンズでない24mmレンズ(単焦点という)は適切な画角にするために自分が動かねばならず使い勝手が悪いこと。そしてレンズを交換するのも面倒。写真を撮るのは好きでも、メインはあくまで物見遊山であって、撮影はサッサと済ませたいタイプである。
バイクツーリングで景色のいいところへ行くことが多かったので、広い範囲を撮りたいという気持ちが強くなり、しばらくして24mmのレンズを18mmに広角化するアダプターを買った。しかし、先ほど書いたように広角すぎると縦に伸びた分間延びするので、私のセンスとテクニックにはtoo muchという結論に。
そして何年か後に買い増したのが24-105mmのズームレンズ。広角側が24mmあればとりあえずは満足できる。それまではよく縦撮りのパノラマ撮影をしていたが(横にカメラを構えてのパノラマはさすがに長すぎる)、そのレンズにしてからはほとんど出番がなくなった。
しかし望遠側は82.5mmから105mmになってもそれほど変わらず。実は焦点距離と画角の関係は正比例ではなく、広角側は数mmで大きく画角が変化するのに対し、望遠側では20〜30mm程度ならほとんど変化しない。その原理は難解で説明に逆三角関数が必要。もし知りたければこのページをご参考に。
もっとも望遠側で105mmあればたいていは事足りる。しかし花を撮ることが多くなると、撮りたい花が花壇の奥の方に咲いていて近づけないことも。ただし望遠レンズ=焦点距離が長い=レンズも長くなり荷物になるから手を出さなかった。
それで今回のカメラ買い換えに当たって、私が欲しかったのは20-200mmくらいのレンズ。広角側は18mmじゃ持て余すけれど、24mmよりはもう少し広く撮りたいこともある。望遠側については105mm以上のものを使ったことがないので適当な数字。
でもそんなレンズを作っているメーカーはないのだ(/o\) 1本で何でもまかなえるレンズがあると売り上げに響くから。レンズ交換式カメラは、カメラよりもレンズを売ってナンボのビジネスモデル。
レンズ一体型カメラだとSONYのRX10は24-600mmというスペック。少し気になったものの広角が24mmまでだしサイズがかなり大型なので選考から外れた。ボディの質感がプラスチックぽかったのもネガティブ要因。またニコンのCOOLPIX B500は22.5-900mm。22.5mmは魅力的だったが、画像センサーサイズがかなり小さい(普通のデジカメと同じ)ので除外。私の腕前ならそんなことが関係ないのはわかっている。イヤ、だからこそ性能の高いカメラが必要なのだと自己正当化。
というわけで無い物ねだりを諦めて選んだのがXF10-24mm(35mm換算15-36mm)とXF18-135mm(35mm換算27-202.5mm)の2本のレンズ。まあ普段は36mmまであればたいていは間に合うはず、そして花がメインの時は広角側を我慢してXF18-135mmを使おうという算段。あくまで現地でレンズ交換しない前提(^^ゞ
なお富士フイルムのX-T30と同価格帯・ほぼ同時期発売でSONYにはα6400というモデルがある。写真の色合いで富士フイルムは魅力的でも、カメラのハードウエアとしての性能はSONYにかなり引き離されている。加えてSONYのカメラに慣れているし、持っているレンズも使える。それでもX-T30にしたのは、SONYには広角ズームレンズが15-27mmのものしかなかったから。望遠側が27mmまでだとレンズ1本だけじゃちょっとキビシイ。
レンズの話が長くなったので続きは次回。
wassho at 19:42|Permalink│Comments(0)│
2019年03月21日
次のデジカメは富士フイルムのX-T30
正月明けに新宿御苑へロウバイを見に行った時にデジカメがダメになった。オートフォーカスのピントがまったく合わない。同時に液晶画面にレンズの絞り値が表示されなくなった。レンズ交換式のカメラなので、その時点では不具合が起きているのがカメラなのかレンズなのかは判明せず。もっともレンズが故障している確立は低いと思っていたが。
自宅に戻って別のレンズを装着してみると、そのレンズでもオートフォーカスは機能しなかった。なぜかレンズの絞り値は表示されたけれど、この時点でご臨終になったのはカメラ本体だと確定。
使っていたのはSONYのNEX-5Nというカメラ。購入したのは2012年の6月。発売はその1年ほど前。つまりもう8年前の製品。ということで修理ではなく買い換えることにした。ちなみにNEXというブランドはもうない。
カメラに詳しくない人のために書いておくと、レンズ交換式のカメラの場合、レンズとカメラが接するところをマウントという。その規格(構造)が各メーカーによって違うので、SONYのカメラには(原則として)SONYのレンズしか装着できない。だからキャノンやニコンのカメラを買って、私が持っているレンズを使うというわけにはいかない。
だから順当に考えればレンズはOKなのだからSONYのカメラを買えばいい。ちょうどNEX-5Nと同じ系統のα6400という機種が1月16日に発表されたところであり、それにするか、その1つ前のモデルで値段も落ちているα6300にするかなどと考えた。
しかし買ったのは富士フイルムのX-T30というモデル。これにしたのはいくつかの理由があるが、基本的には気分転換したかったというのが最大の決め手かな(^^ゞ
カメラに装着しているレンズがXF18-135mmF3.5-5.6で、隣にあるのがXF10-24mmF4。どちらもズームレンズ。18や135というのはレンズの焦点距離。数字が小さいほど広角レンズ(写る範囲が広い)で大きければ望遠レンズ。NEX-5N用には3本のレンズを持っていた。でも撮影先でレンズ交換をしたのは7年間で数回しかない。つまり私はレンズ交換なんて面倒なことは出来ないタイプ。それでも2本買った理由はいずれそのうち。
16-70mmのレンズを装着したNEX-5Nとの比較。NEX-5Nが抜群にコンパクトなのでX-T30が大きく見えるが、実際はほどよいサイズといったところ。ただしちょっと重い。
X-T30は発売前に予約して発売日の昨日に届いた。設計品質は高くても製造品質にはちょっと難のあるのが富士フイルムのカメラ。だから発売直後の製品はリスキーなんだけれど、NEX-5Nが壊れてしまったのでしかたなく。
それで本日はあれこれ設定の確認。NEX-5Nと較べると操作体系が少し複雑で、慣れるまで時間がかかりそう。それと液晶画面がスマホのようにタッチパネルになっているのだが、それで操作できるはずのいくつかの機能が上手く作動しない。不良品なのか私の設定や操作が間違っているのか。見当違いのクレームをつけて恥をかかないように、もう少し調べてみるつもり。
さっそく近所を散歩して試し撮りするつもりでいたが、説明書と格闘しているうちに時間が経ってしまい。それで記念すべき初撮影はベランダのチューリップ。どういうわけか1つの茎にツボミが2つできるというやっかいなことになっている(/o\)
自宅に戻って別のレンズを装着してみると、そのレンズでもオートフォーカスは機能しなかった。なぜかレンズの絞り値は表示されたけれど、この時点でご臨終になったのはカメラ本体だと確定。
使っていたのはSONYのNEX-5Nというカメラ。購入したのは2012年の6月。発売はその1年ほど前。つまりもう8年前の製品。ということで修理ではなく買い換えることにした。ちなみにNEXというブランドはもうない。
カメラに詳しくない人のために書いておくと、レンズ交換式のカメラの場合、レンズとカメラが接するところをマウントという。その規格(構造)が各メーカーによって違うので、SONYのカメラには(原則として)SONYのレンズしか装着できない。だからキャノンやニコンのカメラを買って、私が持っているレンズを使うというわけにはいかない。
だから順当に考えればレンズはOKなのだからSONYのカメラを買えばいい。ちょうどNEX-5Nと同じ系統のα6400という機種が1月16日に発表されたところであり、それにするか、その1つ前のモデルで値段も落ちているα6300にするかなどと考えた。
しかし買ったのは富士フイルムのX-T30というモデル。これにしたのはいくつかの理由があるが、基本的には気分転換したかったというのが最大の決め手かな(^^ゞ
カメラに装着しているレンズがXF18-135mmF3.5-5.6で、隣にあるのがXF10-24mmF4。どちらもズームレンズ。18や135というのはレンズの焦点距離。数字が小さいほど広角レンズ(写る範囲が広い)で大きければ望遠レンズ。NEX-5N用には3本のレンズを持っていた。でも撮影先でレンズ交換をしたのは7年間で数回しかない。つまり私はレンズ交換なんて面倒なことは出来ないタイプ。それでも2本買った理由はいずれそのうち。
16-70mmのレンズを装着したNEX-5Nとの比較。NEX-5Nが抜群にコンパクトなのでX-T30が大きく見えるが、実際はほどよいサイズといったところ。ただしちょっと重い。
X-T30は発売前に予約して発売日の昨日に届いた。設計品質は高くても製造品質にはちょっと難のあるのが富士フイルムのカメラ。だから発売直後の製品はリスキーなんだけれど、NEX-5Nが壊れてしまったのでしかたなく。
それで本日はあれこれ設定の確認。NEX-5Nと較べると操作体系が少し複雑で、慣れるまで時間がかかりそう。それと液晶画面がスマホのようにタッチパネルになっているのだが、それで操作できるはずのいくつかの機能が上手く作動しない。不良品なのか私の設定や操作が間違っているのか。見当違いのクレームをつけて恥をかかないように、もう少し調べてみるつもり。
さっそく近所を散歩して試し撮りするつもりでいたが、説明書と格闘しているうちに時間が経ってしまい。それで記念すべき初撮影はベランダのチューリップ。どういうわけか1つの茎にツボミが2つできるというやっかいなことになっている(/o\)
wassho at 18:20|Permalink│Comments(0)│
2017年09月07日
私は人を消したことがある(笑)
ツーリングやイベントに出かけたらよく写真を撮るが、特に何も考えずバシャバシャ撮っているだけである。撮りたいものが撮れていても、撮るつもりのなかったものまで写っている場合も多々ある。また風景を撮る時は人を入れたくないが、人が多い場所ではそうもいってられない。それでブログに写真を載せる時は、たまに加工している。
先日の高円寺での阿波おどり。撮っている時は踊り手しか見ていないので、画面下中央に野球帽の人がいるのに気がつかなかった。もし気づいていたとしても、この時は人垣の中で身動きができない状態だったので、野球帽を避けたアングルで撮ることはできなかったかもしれない。
だから野球帽はいなかったことにした。
これは熱海のアカオ・ハーブ&ローズガーデンでの写真。バラのアーチに人は入れたくなかったが、次々に人が来るので誰もいなくなるまで待っていられず。
だからカップルはいなかったことにした。
よく見れば阿波おどりは踊り手の影が不自然だし、バラのアーチでは上から塗り重ねたようになっている。でもブログの小さな写真では気付く人はいないだろう。
加工は特に難しくもなく、フォトショップ(写真用ソフトの名前)の修復ブラシツールという機能で消したい部分をなぞるだけ。私が使っているフォトショップはかなり古いので、最新のものならもっと上手に消すことができるかもしれない。
現実の社会でもこうやって簡単に人が消せればとか、あるいは自分を消して透明人間になれればいいのにとか思う(^^ゞ
先日の高円寺での阿波おどり。撮っている時は踊り手しか見ていないので、画面下中央に野球帽の人がいるのに気がつかなかった。もし気づいていたとしても、この時は人垣の中で身動きができない状態だったので、野球帽を避けたアングルで撮ることはできなかったかもしれない。
だから野球帽はいなかったことにした。
これは熱海のアカオ・ハーブ&ローズガーデンでの写真。バラのアーチに人は入れたくなかったが、次々に人が来るので誰もいなくなるまで待っていられず。
だからカップルはいなかったことにした。
よく見れば阿波おどりは踊り手の影が不自然だし、バラのアーチでは上から塗り重ねたようになっている。でもブログの小さな写真では気付く人はいないだろう。
加工は特に難しくもなく、フォトショップ(写真用ソフトの名前)の修復ブラシツールという機能で消したい部分をなぞるだけ。私が使っているフォトショップはかなり古いので、最新のものならもっと上手に消すことができるかもしれない。
現実の社会でもこうやって簡単に人が消せればとか、あるいは自分を消して透明人間になれればいいのにとか思う(^^ゞ
wassho at 21:43|Permalink│Comments(0)│
2017年08月13日
Unsplash
昨年末にiPhoneを買い換えてTwitterのアプリをインストールした時、同時にInstagramも入れた。Facebookのアカウントは以前から作ってある。ネットで調べ物をする際、公式ページがFacebook上にあることが増え、そこにアクセスすると、サインインしろと何度も表示される場合があるから。なおTwitter、Instagram、Facebookとも自ら投稿することはなく読むだけである。
最初、Twitterは朝起きる前にベッドの中で目覚まし効果を兼ねて読んでいた。しかしTwitterでしっかり読むのは流れてくる投稿の1/10もない。チラ読みするのを含めて1/5位。そんな読み方だと、つまり読まないもののほうが多いとiPhoneよりパソコンのほうが圧倒的に早い。だから今はあまりiPhoneでTwitterを使わなくなった。
それで寝起きに見ているのがInstagram。ギャラリー系というかきれいな景色や絵になるシーンの写真が中心。フォローしているアカウントは少ないが、検索のボタンを押せばお勧め写真がズラーッと表示されるので余り不自由はしていない。ただしフォローしているものと同傾向のものしか表示されないのが少々不便でもある。先日、京都の風景を撮っているアカウントをフォローしたら、お勧め画面が舞妓さんだらけになって困った(^^ゞ
ところで映画を観る、小説を読むことの目的は人それぞれだろうが、自分ではできない異体験をヴァーチャルに味わえるのが魅力。そして、それを一番手っ取り早くできるのが写真を見ること。レベルの高い写真は一瞬で別世界に連れて行ってくれる。
Instagramにも良い写真はたくさんあるが、写真を見るのが好きならUnsplashというサイトがお勧め。プロの作品を無料で見ることができる。数年前からあるのに日本ではあまり有名じゃないみたいで、グーグルで検索しても日本語で書かれているページは少ない。
ここがすごいのは見るだけじゃなく、商用利用であっても無料であり使用許諾も不要ということ。というか見るための写真集ではなく、使ってもらうための写真データベースとして運営されている。現在のストックは約20万点で約4万1000人の写真家が写真を提供しているようである。
Unsplashを見る場合、スマホよりパソコンのほうが見やすい。なおUnsplashのInstagramアカウントもある。ちなみにUnsplashという英単語は辞書には載っていない。水が跳ねる等の意味であるsplashに、否定や逆を表す接頭語のunをあわせた造語だと思うが、私の語学力ではそれでUnsplashが何を意味しているのかはよくわからず。
Unsplashで見つけた暑中見舞い的雰囲気の写真を何枚か。もう立秋は過ぎているが8月いっぱいは残暑ではなく暑中というのが私の主張。実践できるのはブログの中だけだけれど。
最初、Twitterは朝起きる前にベッドの中で目覚まし効果を兼ねて読んでいた。しかしTwitterでしっかり読むのは流れてくる投稿の1/10もない。チラ読みするのを含めて1/5位。そんな読み方だと、つまり読まないもののほうが多いとiPhoneよりパソコンのほうが圧倒的に早い。だから今はあまりiPhoneでTwitterを使わなくなった。
それで寝起きに見ているのがInstagram。ギャラリー系というかきれいな景色や絵になるシーンの写真が中心。フォローしているアカウントは少ないが、検索のボタンを押せばお勧め写真がズラーッと表示されるので余り不自由はしていない。ただしフォローしているものと同傾向のものしか表示されないのが少々不便でもある。先日、京都の風景を撮っているアカウントをフォローしたら、お勧め画面が舞妓さんだらけになって困った(^^ゞ
ところで映画を観る、小説を読むことの目的は人それぞれだろうが、自分ではできない異体験をヴァーチャルに味わえるのが魅力。そして、それを一番手っ取り早くできるのが写真を見ること。レベルの高い写真は一瞬で別世界に連れて行ってくれる。
Instagramにも良い写真はたくさんあるが、写真を見るのが好きならUnsplashというサイトがお勧め。プロの作品を無料で見ることができる。数年前からあるのに日本ではあまり有名じゃないみたいで、グーグルで検索しても日本語で書かれているページは少ない。
ここがすごいのは見るだけじゃなく、商用利用であっても無料であり使用許諾も不要ということ。というか見るための写真集ではなく、使ってもらうための写真データベースとして運営されている。現在のストックは約20万点で約4万1000人の写真家が写真を提供しているようである。
Unsplashを見る場合、スマホよりパソコンのほうが見やすい。なおUnsplashのInstagramアカウントもある。ちなみにUnsplashという英単語は辞書には載っていない。水が跳ねる等の意味であるsplashに、否定や逆を表す接頭語のunをあわせた造語だと思うが、私の語学力ではそれでUnsplashが何を意味しているのかはよくわからず。
Unsplashで見つけた暑中見舞い的雰囲気の写真を何枚か。もう立秋は過ぎているが8月いっぱいは残暑ではなく暑中というのが私の主張。実践できるのはブログの中だけだけれど。
wassho at 14:12|Permalink│Comments(0)│
2017年08月09日
チューリップ2017シーズン総集編(6)
きれいに咲いていたチューリップも、やがて盛りを過ぎて花の形が崩れてくる。その朽ちゆく姿や、あらわになった雄しべ雌しべを愛でるのが私の高尚な変態趣味(^^ゞ
滅びの美学?
雄しべ雌しべを花の横から。
真上から眺める。
萎れて面白い形になるチューリップはたくさんあるのだが、なぜか写真に撮るとイマイチなことが多い。写真のテクニックの未熟さを棚に上げて説明すると、それは人間の目というか脳は「見たい部分を強調して、なおかつ見たいように解釈あるいは改ざんして見ているから」である。仮に花に面白い形の部分が10%あったとしたら、私の目にはそれが30%に見えている。でも写真には10%分しか写らない。
機会があったら海岸に行った時に試して欲しい。海に向かって写真を撮る。そこに写っているのは砂浜、海、空である。そして、その3つに占める海の比率は目で見ているより少ないはずである。目は海を見たがっているのだ。
バイクであちこちツーリングするようになって、海を撮った写真に海があまり写っていないことに気がついた。最初はレンズの特性なのかなとも考えたが、レンズを変えたりズームの比率を変えたりしても結果は同じ。それに写真の周辺部ならともかく中央部が圧縮されるのがレンズというものの特性だとしたら写真は成り立たない。だから海は脳の中で広めに増幅されているというのが現在の仮説。
人間の視野や写真の構図を厳密に揃えて検証したわけじゃないから、この理論に100%の確証を持っているわけではない。でも好きになった女性はかわいく見えるから、たぶん当たっていると思うよ(^^ゞ
ーーー不定期に続く
滅びの美学?
雄しべ雌しべを花の横から。
真上から眺める。
萎れて面白い形になるチューリップはたくさんあるのだが、なぜか写真に撮るとイマイチなことが多い。写真のテクニックの未熟さを棚に上げて説明すると、それは人間の目というか脳は「見たい部分を強調して、なおかつ見たいように解釈あるいは改ざんして見ているから」である。仮に花に面白い形の部分が10%あったとしたら、私の目にはそれが30%に見えている。でも写真には10%分しか写らない。
機会があったら海岸に行った時に試して欲しい。海に向かって写真を撮る。そこに写っているのは砂浜、海、空である。そして、その3つに占める海の比率は目で見ているより少ないはずである。目は海を見たがっているのだ。
バイクであちこちツーリングするようになって、海を撮った写真に海があまり写っていないことに気がついた。最初はレンズの特性なのかなとも考えたが、レンズを変えたりズームの比率を変えたりしても結果は同じ。それに写真の周辺部ならともかく中央部が圧縮されるのがレンズというものの特性だとしたら写真は成り立たない。だから海は脳の中で広めに増幅されているというのが現在の仮説。
人間の視野や写真の構図を厳密に揃えて検証したわけじゃないから、この理論に100%の確証を持っているわけではない。でも好きになった女性はかわいく見えるから、たぶん当たっていると思うよ(^^ゞ
ーーー不定期に続く
wassho at 08:27|Permalink│Comments(0)│
2014年04月12日
大宮花の丘農林公苑
先週に続いてお花見ツーリング。
ただし現在、春の交通安全運動・絶賛カツアゲ中なのであまり遠くに行く気がしない。本日も山手通りの陸橋を降りたところで、クルマが白い自転車に乗ったヤンキー2名にインネンをつけられていた。たぶん陸橋の上での車線変更禁止違反かな。この時期はパトカー、白バイだけじゃなく制服制帽姿すべてに目配りが必要である。
あれこれ考えて選んだのが埼玉県のさいたま市にある大宮花の丘農林公苑。もともと大宮市にあったが、平成の大合併で大宮市は「さいたま市」となった。いつも思うのだが、地名が平仮名だと前後の平仮名と混ざって読みにくいからやめて欲しいな。自宅からのルートはほとんど首都高で、首都高を降りて2〜3キロのところにあるから比較的安全地帯かなと。

首都高の池袋線〜大宮線で大宮に向かうことになるが、問題はその手前にある首都高中央環状線の山手トンネル。数年前にこのトンネルができたおかげで、目的地によっては混雑する東京中心部を通らずに済むようになった。しかしこの全長11キロほどのトンネルは換気が悪くて猛烈に暑い。真夏だと40度以上になって渋滞したらバイクでは危険である。一度か二度あまりの暑さに耐えかねて途中の出口から降りたこともある。本日も自宅を出る前にネットで渋滞していないことを確認し、首都高に入る前も電光掲示板をチェックしてから入った。まあ季節的にはまだ大丈夫だが、それでもトンネルに入る前に17.5度だったバイクの気温計は30度まで上がった。
幸い首都高はまったく渋滞しておらず1時間ほどで目的地到着。駐車場は2つあって、最初に入った方はバイクを駐める場所がなかったので、ここは道路を挟んだ公園南側の駐車場。係員がいるのはこの駐車場だけ。駐車料金や公園の入場料は必要ない。
親子連れが楽しそうに遊んでいるのを横目で見て歩くと、
さっそく現れるのが圧巻のピンク×イエロー。
斜めからもう一枚。
黄色いのはビオラ。
スミレ/パンジー/ビオラは同じスミレ属の植物であるが、その違いがイマイチよくわからない。野生に近いのがスミレで、それを園芸用に品種改良したのがパンジー。そのパンジーの中で小さいものをビオラと呼ぶ習わしのようである。ちなみにスミレは英語でviola(ビオラ)。野生のスミレは紫色がほとんどで、だから紫色はviolet(バイオレット)。パンジーはpansyという単語がある。すると日本語のビオラは?
それでこのピンク×イエロー畑はとてもいい香りがする。チューリップは例外的な品種を除いてほとんど香りはしない。このチューリップはごく普通のチューリップ。ということはビオラの香りということになる。しかしパンジーやビオラは道路の植え込みでそこら中にあるけれど、今まで香りを感じたことはなかった。これだけの数があるから漂うほどの香りになったということか。今度、道路のビオラをクンクンして確かめてみよう。
大宮花の丘農林公苑は南北に約1キロの細長い形をしていて、面積は11ヘクタールとほどよい広さ。ちなみに日比谷公園が16ヘクタール。公園は花の丘通りという市道か町道かで南北に分断されている。南側は全体の1/8程度で駐車場が半部くらいを占めている。
これが北側の敷地の入り口で実質的なメインゲート。公園には植木鉢で作った埴輪みたいなものがあちこちにあった。ゆるキャラみたいなものか。
入り口を入ってすぐのところの花壇。
さえない風景に見えるが、ここに植えられているのは
ネモフィラである!
白ネモフィラ。この模様のは初めて見た。
青ネモフィラ。
去年、ひたち海浜公園で見た時は「天国に来てしまったか」と錯覚するほど圧巻だったネモフィラ。さすがにひと山すべてネモフィラのひたち海浜公園とは較べものにならないが、こんなお手軽な場所で見られて得した気分。
できるだけ天国っぽく撮れるよう試みるーーー。
この日は風がソコソコあって花がとても揺れている状態。そういう場合はシャッタースピードを上げる。この日の明るさでカメラのおまかせモードで撮ると1/100秒程度のシャッタースピードに設定されるが、上の写真は1/1000秒。そうするとより瞬間だけを撮影するから、揺れによるピンぼけにはなりにくい。ただしカメラというのは次の2つで光りの量(露出)をコントロールしている。
レンズの絞り
シャッタースピード
もうひとつフィルムやデジカメのセンサーの感度というのもあるが、ややこしくなるので省略。それでシャッタースピードを上げる=光りが瞬間しか入ってこない=それじゃ暗くしか写らないのでレンズの絞りを開くという仕組みにカメラはなっている。明るさに関してはそれで問題ないが、レンズは絞りを開くほどピントが合う距離の範囲が狭くなる=ピントのあったもの以外はボケて写るという特性を持っている(原理は良く理解していないが)。
何かをアップで撮る時はまわりがボケたほうが対象が引き立つからそうすることもある。しかし広い範囲をクッキリ撮りたい、目で見たままを写真に残したいという場合には、絞りを絞ってシャッタースピードを遅くして撮るべきなのである。上の写真で後ろのネモフィラがとてもボンヤリとしか写っていないのはシャッタースピードが速くて絞りが開いているから。カメラは濡らすと故障するが、実は風にも弱い。
ネモフィラの隣にあった育成途中といった様子の花壇。
黄色い花はムルチコーレ。
ここは農林公苑だからか花の名前がしっかり表示されている。
その奥にあったオブジェ?
ムルチコーレあたりまでが前栽みたいなもの。
先へ進む。写真左側はソメイヨシノのサクラ。花は散ってすっかり葉桜。この公園には400本のサクラがあるらしい。
そして本日のメインイベントはチューリップじゃなくて、このしだれ桜。
しだれ桜を見るのは久しぶりである。
今、まさに満開!
来てよかった。
青空だと適当に撮ってもキレイな写真になるからウレシイ。
しだれ桜の下に植えられていたのはナデシコ。
でもナデシコってこんな花だっけ? 調べてみるとナデシコは300種類ほどあり、いわゆる可憐な乙女の象徴とされるのはカワラナデシコで花の形がまったく違う。女子サッカーチームには、この公園のナデシコのほうが似合ってるかも(^^ゞ
まわりが白い縁になっている。
あまり縁がハッキリしていない。
白と赤紫。
ピンクのは雄しべの数が他の色と違う。
白いナデシコ。
サクラのしだれたところとナデシコ。
ナデシコを舐めて下から。
ナデシコがボケ過ぎてイマイチ。それと赤ナデシコのアップを撮るのを忘れた。
しだれ桜は公園全体で3〜4本あっただけ。
もっと植えればいいのに。
小高くなっているところがあったので登る。
丘の上からしだれ桜をもう一度。
丘の向こう側は水辺になっていた。川っぽいけど池のようである。
公園によくある西洋式跳ね橋風。
そして丘を下った先はチューリップ畑。
植木鉢埴輪がお出迎え。
ーーー続く。
ただし現在、春の交通安全運動・絶賛カツアゲ中なのであまり遠くに行く気がしない。本日も山手通りの陸橋を降りたところで、クルマが白い自転車に乗ったヤンキー2名にインネンをつけられていた。たぶん陸橋の上での車線変更禁止違反かな。この時期はパトカー、白バイだけじゃなく制服制帽姿すべてに目配りが必要である。
あれこれ考えて選んだのが埼玉県のさいたま市にある大宮花の丘農林公苑。もともと大宮市にあったが、平成の大合併で大宮市は「さいたま市」となった。いつも思うのだが、地名が平仮名だと前後の平仮名と混ざって読みにくいからやめて欲しいな。自宅からのルートはほとんど首都高で、首都高を降りて2〜3キロのところにあるから比較的安全地帯かなと。

首都高の池袋線〜大宮線で大宮に向かうことになるが、問題はその手前にある首都高中央環状線の山手トンネル。数年前にこのトンネルができたおかげで、目的地によっては混雑する東京中心部を通らずに済むようになった。しかしこの全長11キロほどのトンネルは換気が悪くて猛烈に暑い。真夏だと40度以上になって渋滞したらバイクでは危険である。一度か二度あまりの暑さに耐えかねて途中の出口から降りたこともある。本日も自宅を出る前にネットで渋滞していないことを確認し、首都高に入る前も電光掲示板をチェックしてから入った。まあ季節的にはまだ大丈夫だが、それでもトンネルに入る前に17.5度だったバイクの気温計は30度まで上がった。
幸い首都高はまったく渋滞しておらず1時間ほどで目的地到着。駐車場は2つあって、最初に入った方はバイクを駐める場所がなかったので、ここは道路を挟んだ公園南側の駐車場。係員がいるのはこの駐車場だけ。駐車料金や公園の入場料は必要ない。
親子連れが楽しそうに遊んでいるのを横目で見て歩くと、
さっそく現れるのが圧巻のピンク×イエロー。
斜めからもう一枚。
黄色いのはビオラ。
スミレ/パンジー/ビオラは同じスミレ属の植物であるが、その違いがイマイチよくわからない。野生に近いのがスミレで、それを園芸用に品種改良したのがパンジー。そのパンジーの中で小さいものをビオラと呼ぶ習わしのようである。ちなみにスミレは英語でviola(ビオラ)。野生のスミレは紫色がほとんどで、だから紫色はviolet(バイオレット)。パンジーはpansyという単語がある。すると日本語のビオラは?
それでこのピンク×イエロー畑はとてもいい香りがする。チューリップは例外的な品種を除いてほとんど香りはしない。このチューリップはごく普通のチューリップ。ということはビオラの香りということになる。しかしパンジーやビオラは道路の植え込みでそこら中にあるけれど、今まで香りを感じたことはなかった。これだけの数があるから漂うほどの香りになったということか。今度、道路のビオラをクンクンして確かめてみよう。
大宮花の丘農林公苑は南北に約1キロの細長い形をしていて、面積は11ヘクタールとほどよい広さ。ちなみに日比谷公園が16ヘクタール。公園は花の丘通りという市道か町道かで南北に分断されている。南側は全体の1/8程度で駐車場が半部くらいを占めている。
これが北側の敷地の入り口で実質的なメインゲート。公園には植木鉢で作った埴輪みたいなものがあちこちにあった。ゆるキャラみたいなものか。
入り口を入ってすぐのところの花壇。
さえない風景に見えるが、ここに植えられているのは
ネモフィラである!
白ネモフィラ。この模様のは初めて見た。
青ネモフィラ。
去年、ひたち海浜公園で見た時は「天国に来てしまったか」と錯覚するほど圧巻だったネモフィラ。さすがにひと山すべてネモフィラのひたち海浜公園とは較べものにならないが、こんなお手軽な場所で見られて得した気分。
できるだけ天国っぽく撮れるよう試みるーーー。
この日は風がソコソコあって花がとても揺れている状態。そういう場合はシャッタースピードを上げる。この日の明るさでカメラのおまかせモードで撮ると1/100秒程度のシャッタースピードに設定されるが、上の写真は1/1000秒。そうするとより瞬間だけを撮影するから、揺れによるピンぼけにはなりにくい。ただしカメラというのは次の2つで光りの量(露出)をコントロールしている。
レンズの絞り
シャッタースピード
もうひとつフィルムやデジカメのセンサーの感度というのもあるが、ややこしくなるので省略。それでシャッタースピードを上げる=光りが瞬間しか入ってこない=それじゃ暗くしか写らないのでレンズの絞りを開くという仕組みにカメラはなっている。明るさに関してはそれで問題ないが、レンズは絞りを開くほどピントが合う距離の範囲が狭くなる=ピントのあったもの以外はボケて写るという特性を持っている(原理は良く理解していないが)。
何かをアップで撮る時はまわりがボケたほうが対象が引き立つからそうすることもある。しかし広い範囲をクッキリ撮りたい、目で見たままを写真に残したいという場合には、絞りを絞ってシャッタースピードを遅くして撮るべきなのである。上の写真で後ろのネモフィラがとてもボンヤリとしか写っていないのはシャッタースピードが速くて絞りが開いているから。カメラは濡らすと故障するが、実は風にも弱い。
ネモフィラの隣にあった育成途中といった様子の花壇。
黄色い花はムルチコーレ。
ここは農林公苑だからか花の名前がしっかり表示されている。
その奥にあったオブジェ?
ムルチコーレあたりまでが前栽みたいなもの。
先へ進む。写真左側はソメイヨシノのサクラ。花は散ってすっかり葉桜。この公園には400本のサクラがあるらしい。
そして本日のメインイベントはチューリップじゃなくて、このしだれ桜。
しだれ桜を見るのは久しぶりである。
今、まさに満開!
来てよかった。
青空だと適当に撮ってもキレイな写真になるからウレシイ。
しだれ桜の下に植えられていたのはナデシコ。
でもナデシコってこんな花だっけ? 調べてみるとナデシコは300種類ほどあり、いわゆる可憐な乙女の象徴とされるのはカワラナデシコで花の形がまったく違う。女子サッカーチームには、この公園のナデシコのほうが似合ってるかも(^^ゞ
まわりが白い縁になっている。
あまり縁がハッキリしていない。
白と赤紫。
ピンクのは雄しべの数が他の色と違う。
白いナデシコ。
サクラのしだれたところとナデシコ。
ナデシコを舐めて下から。
ナデシコがボケ過ぎてイマイチ。それと赤ナデシコのアップを撮るのを忘れた。
しだれ桜は公園全体で3〜4本あっただけ。
もっと植えればいいのに。
小高くなっているところがあったので登る。
丘の上からしだれ桜をもう一度。
丘の向こう側は水辺になっていた。川っぽいけど池のようである。
公園によくある西洋式跳ね橋風。
そして丘を下った先はチューリップ畑。
植木鉢埴輪がお出迎え。
ーーー続く。
wassho at 22:00|Permalink│Comments(0)│
2013年02月16日
A DAY IN 浜松
JR浜松駅。
新横浜駅から、ひかり号で1時間10分。
左側に写っている高層ビルはもちろん傾いて建っているわけではない。でもカメラで撮るとこうなる。高層ビルをまっすぐ写そうとすると今度は右側の駅ビルが傾く。だいたい広角レンズ(望遠レンズの反対ね)で撮るとこんな感じになることが多い。望遠レンズではならないが望遠レンズでは狭い範囲しか写らないので、結局、景色を撮る=広角レンズ=傾くということになる。撮影したのはiPhone。レンズは35ミリ換算33ミリ程度らしく広角と呼ぶほどでもないが、まあ広めのレンズ(数字が小さいほど広角)。広角から望遠まで変化させるズームレンズは付いていない。
なぜそうなるかの理屈は以前に調べた気もするが詳しく覚えていない。三次元の空間を二次元に撮るのだから云々というような話だったように思う。とりあえず写真は八の字型に歪んだ画像になる。
理屈はともかく、もう少し何とかならないものかと思う。
実は三次元から二次元へ展開する際に歪むというのは、いわば物理的な話だから写真というものは広角レンズで撮ろうと望遠レンズで撮ろうと多かれ少なかれ歪んでいる。写真の端のほうは中央に較べて少し延びた感じで写っているし、全体として真ん中が膨らんだ樽のような形「( )」か逆に真ん中が凹んだ糸巻きのような形「) (」になっている。微妙なレベルだからマニアじゃなければ気付かないだけ。
それでデジカメはそのあたりを光学ではなくデジタル的な処理によって細かく補正しているらしい(すべてのデジカメが補正機能を持っているかどうかは知らないが)。それはそれで結構な話だと思う。しかしそんな補正がなかったフィルムカメラ時代に樽や糸巻き型の歪みが気になったことはないから、それは素人目にはまったく気にならない微妙なレベル。
だからそんなことよりも景色を撮ったときに起こる八の字型をしっかり補正する機能を搭載して欲しい。普通の写真の歪みなんて感じないが、傾いた高層ビルを見れば誰だって気持ちが悪くなってくる。そこのところメーカーはよろしく。
カメラがやってくれないなら
自分でやってみようホトトギス(^^ゞ
画像ソフトには画像の歪みを調整する機能が付いている。歪ませて遊ぶこともできるし、逆に使えば歪みを補正できる。
これがオリジナル。
写真全体を選択して上辺を左方向へ引っ張ると高層ビルはまっすぐに立つ。
ただし右辺が斜めになって空白ができてしまうので、今度は右辺の上の方を左へ引っ張る。要は四角い画像を上辺が長く下辺が短い台形に引き延ばす。操作は3秒もあればできる。
引き延ばした分、高層ビルが太くなったけれどビルが倒れそうな気持ち悪さはなくなった。
デジカメはパソコンを積んでいるようなものだから、この程度はデジカメの中でできる。私がエイヤッと適当に引っ張るのとは違い、画像を解析してもっと細かな補正をすればビルも太くならない自然な補正ができるはず。
広角レンズで八の字型になるのは光学的原理だからメーカーは仕方ない、あるいはそれが正しいと思っているのか。あるいは補正を大きく掛けるのは写真としてあるべき姿ではないと思っているのか。マニア向けにはそれでもいいかもしれないが、ごく普通のユーザー向けには上の傾いた写真と、まっすぐになった写真を見せてマーケティングリサーチをして欲しい。そこのところメーカーはよろしく。
ーーー続く
新横浜駅から、ひかり号で1時間10分。
左側に写っている高層ビルはもちろん傾いて建っているわけではない。でもカメラで撮るとこうなる。高層ビルをまっすぐ写そうとすると今度は右側の駅ビルが傾く。だいたい広角レンズ(望遠レンズの反対ね)で撮るとこんな感じになることが多い。望遠レンズではならないが望遠レンズでは狭い範囲しか写らないので、結局、景色を撮る=広角レンズ=傾くということになる。撮影したのはiPhone。レンズは35ミリ換算33ミリ程度らしく広角と呼ぶほどでもないが、まあ広めのレンズ(数字が小さいほど広角)。広角から望遠まで変化させるズームレンズは付いていない。
なぜそうなるかの理屈は以前に調べた気もするが詳しく覚えていない。三次元の空間を二次元に撮るのだから云々というような話だったように思う。とりあえず写真は八の字型に歪んだ画像になる。
理屈はともかく、もう少し何とかならないものかと思う。
実は三次元から二次元へ展開する際に歪むというのは、いわば物理的な話だから写真というものは広角レンズで撮ろうと望遠レンズで撮ろうと多かれ少なかれ歪んでいる。写真の端のほうは中央に較べて少し延びた感じで写っているし、全体として真ん中が膨らんだ樽のような形「( )」か逆に真ん中が凹んだ糸巻きのような形「) (」になっている。微妙なレベルだからマニアじゃなければ気付かないだけ。
それでデジカメはそのあたりを光学ではなくデジタル的な処理によって細かく補正しているらしい(すべてのデジカメが補正機能を持っているかどうかは知らないが)。それはそれで結構な話だと思う。しかしそんな補正がなかったフィルムカメラ時代に樽や糸巻き型の歪みが気になったことはないから、それは素人目にはまったく気にならない微妙なレベル。
だからそんなことよりも景色を撮ったときに起こる八の字型をしっかり補正する機能を搭載して欲しい。普通の写真の歪みなんて感じないが、傾いた高層ビルを見れば誰だって気持ちが悪くなってくる。そこのところメーカーはよろしく。
カメラがやってくれないなら
自分でやってみようホトトギス(^^ゞ
画像ソフトには画像の歪みを調整する機能が付いている。歪ませて遊ぶこともできるし、逆に使えば歪みを補正できる。
これがオリジナル。
写真全体を選択して上辺を左方向へ引っ張ると高層ビルはまっすぐに立つ。
ただし右辺が斜めになって空白ができてしまうので、今度は右辺の上の方を左へ引っ張る。要は四角い画像を上辺が長く下辺が短い台形に引き延ばす。操作は3秒もあればできる。
引き延ばした分、高層ビルが太くなったけれどビルが倒れそうな気持ち悪さはなくなった。
デジカメはパソコンを積んでいるようなものだから、この程度はデジカメの中でできる。私がエイヤッと適当に引っ張るのとは違い、画像を解析してもっと細かな補正をすればビルも太くならない自然な補正ができるはず。
広角レンズで八の字型になるのは光学的原理だからメーカーは仕方ない、あるいはそれが正しいと思っているのか。あるいは補正を大きく掛けるのは写真としてあるべき姿ではないと思っているのか。マニア向けにはそれでもいいかもしれないが、ごく普通のユーザー向けには上の傾いた写真と、まっすぐになった写真を見せてマーケティングリサーチをして欲しい。そこのところメーカーはよろしく。
ーーー続く
wassho at 14:56|Permalink│Comments(0)│
2013年01月03日
初めての箱根駅伝

せっかく帰省していないのだから箱根駅伝を見逃す手はない。毎年テレビで結構熱心に観戦しているが、基本的に毎年帰省しているから今までこの目で見たことはなかった。
問題はどこで見るか。箱根まで行くパワーはちょっとなし。いろいろ考えた結果、結局自宅から一番近くて電車でも行きやすい蒲田で見ることに。ただし蒲田周辺は往路だとスタート地点から15キロほどで、レースはまだ団子状態だから一瞬で観戦が終わってしまう。それに午前8時に大手町をスタートして蒲田を通過するのは8時半頃。かなり早起きして出かけなければならない。
眠たいから復路にしよ(^^ゞ
というわけで本日に観戦。
自宅から蒲田まで電車に乗っている時間は30分ほど。
復路の蒲田通過予想時刻は12時半頃。
蒲田駅には11時半過ぎに着いた。
蒲田いうと未だに大学生の頃見た映画の蒲田行進曲を思い出すくらいで、今までまったく縁のない場所。もちろん駅に降りたのも初めて。蒲田駅はJR東海道本線と東急池上線・多摩川線が乗り入れているそこそこ大きな駅。写真は駅前のモニュメント。
土地勘のない蒲田だけれど、箱根駅伝の観戦客がたくさんいて、その流れに付いていけばいいやと思っていたら、それっぽい人たちがいない。でもiPhoneでグーグルマップを見られるから間違った方向へ行ってしまうこともない。便利な時代である。
途中の商店街にあった「築地吉野家」という見慣れない看板。あとで調べたら、吉野家がやっている牛丼250円の新業態。ちなみに普通の吉野家の牛丼は380円。安くしないと競争に負けるが、際限のない安売り競争には巻き込まれたくないという窮余の一策か。売っている牛丼の中身は同じらしいから、ちょっと無理のあるマーケティングに思える。
道路沿いにあった蒲田八幡神社。
初詣参りもせずバチ当たりに素通りする。
ちなみに神社で一番多いのが稲荷神社で、二番目が八幡神社といわれている。
駅伝コースである国道15号線到着。
11時45分。
警官、ガードマン、係員など多数。
道路も三角コーンが置かれて準備万端。この時点では一車線に制限されているものの車の通行は可能。
各大学のノボリ。
青学
中央学院
これは日体大で組み立て中
早稲田と東洋大がコラボ?
この付近は、これ以外の大学のノボリはなかった。
出場は19大学と関東学連選抜の20チーム。
カメラマンのベストは日テレのマークだが、機材には読売テレビのロゴが入っていた。観察が細かいのは職業病かな。
応援の小旗は道で配っている。
人でごった返しているかと思いきや、それほどでもなかった。
少し移動しただけで歩道ガードレール沿いの見物場所を確保。
この標識の真下に陣取る。
11時55分。
歩道ガードレール沿いからの写真。
だから警官が反対側のこんな位置に突っ立っていても何の役にも立たない。
そんなことを思っていたら
あっ睨まれた!
心の中を読まれたのか?
もちろん冗談。警官とはかなり距離が離れている。
デジタルズームの試し撮りをしたら、たまたまこっちを向いただけ。
選手はこちらの方向からやってくる。
向きは南西。写真としては逆光気味になる。
気温6度。
でも日差しが強くて、じっと立っていても暑いくらい。
iPhoneのラジオ・アプリで、箱根駅伝を中継している文化放送を聞いて現在の状況をチェックする。ラジオがなくても放送が聴けるなんて便利な時代である。
12時34分。
大会の広報車がやってきて「あと10分で先頭選手が通過する」と告げる。
クルマは大会をスポンサーしているトヨタのクラウン。
先日のクリスマスに発表されたばかりのニューモデル。CMでも流れているが、なぜかクラウンなのにピンク。クラウンなどはユーザー層が高年齢化しているので、もっと若い年齢層を取り込まなければいけないといわれている。私はそういう風には考えないが、仮に取り込まなければいけないとしても、その作戦がピンクか? トヨタもいよいよ破れかぶれになってきたかな。数年後には恥ずかしい思い出になっていることだろう(^^ゞ
遠くの方が少し騒がしくなってきたと思ったらパトカーが見えた。
そして中継車。
いよいよ白バイ。
普段は嫌いなこいつらも、本日は頼もしくて好感が持てる。
先頭の日本体育大学通過。
12時39分19秒。(タイムはカメラに記録された撮影時刻)
日体大は昨年19位と惨敗し、今年も前評判はよくなかったのに往路5区で東洋大を追い抜いてまさかの逆転往路優勝。本日の復路もぶっちぎりの強さ。この大学には何の関わりもないのだが、以前住んでいたのが日体大の近くだったので何となくひいきにしている。
駅伝もマラソンも、本格的なレースを目の前で見たことはなかった。
それで初めて走っている選手を見た感想はーーー以外と遅かった。
以前よくジョギングしていたとき、公園のコースで大学の陸上部の練習と思われる連中がどきどきいた。そのスピードの速いこと速いこと。1周2キロのコースで2回抜かれて落ち込んだものである。その時の感覚と較べると本日見た駅伝はビックリするようなスピードではなかった。公園の彼らは短距離的な練習だったのかな?
1位走者に続いて大会車両が通過。
矢印みたいなフロントグリルが新型クラウンの特徴。しばらく前から高級車はエグいデザインがトレンド。クラウンもそれに乗っかってきた。でもまとまりは今ひとつ。全体的には従来のデザイン風のまま、ここだけをとってつけたような印象が否めない。
続いてやってきたのは後輪を2輪に改造したオートバイ中継車。バイクに乗っていてもバイクには詳しくないので、フロントだけ見ても元のバイクが何かはわからず。
第2位、東洋大学通過。
12時43分10秒。
新山の神と呼ばれた柏原が卒業したら、もっと弱くなるのかと思っていたら優勝争いするレベルをキープしていた。
第3位、駒沢大学通過。
12時45分36秒。この選手がこの10区の区間記録を獲得した。駒澤大学も以前の自宅の近くだったので、日体大と同じくひいきのチームである。
第4位5位は早稲田と帝京大学のデットヒート。
12時47分03秒。
NEX-5N(デジカメ)にはいろいろな撮影モードがある。
ここまではスポーツモードで撮った。カメラに表示される説明には「高速なシャッタースピードで動くものを止めて撮ります。明るい場所でお使いください。シャッターボタンを押し続けると連続撮影します」とある。
閉じているシャッターが開いて光がセンサー、昔ならフィルムに当たって写真が写る。その開いている時間がシャッタースピード。動いているものはシャッターが開いて閉じるまでの間に移動してしまうから、瞬間的に作動させる=シャッタースピードを上げる必要がある。
シャッタースピードは自分で設定もできるが、それをオートマチックにやってくれるのがスポーツモード。確かに止まっているように撮れる。この白バイの写真なんか、よく倒れないなと思うくらいである。
しかし普通に連続シャッターの設定にするとカシャ、カシャ、カシャと小気味よく連続シャッターになるのに、スポーツモードの連続シャッターはカッシャンーーーカッシャンーーーカッシャンといった感じでとても遅い。タイミングが遅いので思ったところでシャッターが切れない。ブログでは写真をトリミング(切り抜き)してごまかしているが、実際の写真は選手が隅っこのほうにいるものが多くある。
そこで、ここから先はスポーツモードはやめて、普通のおまかせモードにして撮影。連続シャッターの使い勝手は較べものにならないくらいよくなった。ただし選手はかなりぶれて写っている。自宅に戻って調べてみるとスポーツモードのシャッタースピードは2000分の1秒。おまかせモードでは250分の1秒だった。だから2000分の1秒に自分で設定して撮ればよかったのである。
こうやってカメラのことを覚えるのは楽しいような面倒なようなーーー。
なお動いている被写体に対してシャッタースピードが適正かどうか=ぶれないというのと、ピントが合っているかどうかは別の問題。本格的な一眼レフタイプと較べてNEXなどのミラーレスと呼ばれるタイプのカメラは動いているものにピントを合わせるのが苦手。ブログページの小さな写真では目立たないが、クリックして大きくすると、実はほとんどがピンぼけになっている(^^ゞ ピントをできるだけあわせる方法はいくつかあるが、そこまで撮影に一生懸命になると駅伝観戦を楽しめないのでピンぼけは最初から妥協。
第6位は明治大学。
12時48分06秒。
工事現場の足場を組んだような中継車通過。
いちおう12時49分08秒。
第7位、順天堂大学。
12時49分16秒。
第8位、青山学院。
12時50分12秒。
第9位はゼッケンが手で隠れているが法政大学。
12時50分37秒。
第10位、神奈川大学。
12時51分56秒。
白バイとバイク中継車とラジオの中継車が通過。
その後ろに第11位、中央学院大学。
12時52分32秒。
10位までが来年のシード権獲得。
10位と11位では天国と地獄の開き。だから懸命な追い込み。
第12位と13位は中央大学と学連選抜の攻防。
12時53分26秒。
このあと14位で山梨大学が通過したのだが、中央大学と学連選抜が過ぎ去っていく姿を見送っていたらシャッターチャンスを逃がした(/o\)
第15位、城西大学。
12時53分52秒。
第16位〜18位は東京農業大学、大東文化大学、國學院大學の攻防。
12時54分57秒。
第19位、日本大学。
12時55分30秒。
第20位、上武大学。
12時59分01秒。
先頭の日体大から最後尾の上武大学まで約20分。
20チームだから単純に割って1分の計算。
感覚的にはあっというま。ガンバレーとか大学名をいって応援しているうちに気がついたら終わってしまったという印象。先頭集団だけで帰る人もいなかったように思う。ゼッケンに個人名を書いておいてくれたら、名前を呼んで応援できたのにと、それがちょっと残念。関係者は一考をお願いしたい。
最後はまた白バイと、なぜかミニパト。
通行止めの撤収もすぐさま。
一斉に帰るから歩道も混雑。
ほかのスポーツと違って駅伝やマラソンの観戦は、わずかな一部分を見るだけ。だからレースを楽しむならテレビのほうが向いている。でもやっぱり生で、この目で見る実感はテレビでは味わえない。事前に思っていた以上におもしろかった。
ところでテレビを見ていると中継車に向かってピースサインしていたり、歩道をランナーと一緒に走っている連中がいる。バカだなあといつも思っていたが、あの気持ちがわかった。その場にいることは理屈抜きに楽しくてはしゃぎたくなるのである。次はあれにもチャレンジしたい(^^ゞ
レースはほとんど差がなくデットヒートしていた数校をのぞけば、ほぼ私が蒲田で見た順番でゴールした。日本体育大学は昨年の惨敗を跳ね返して30年ぶりの総合優勝。2位が東洋大学で駒澤大学が3位と続いた。駒澤大学は往路の9位から大幅にジャンプアップで復路優勝も獲得している。私のひいき両チームが総合優勝と復路優勝を果たして、これまた「こいつぁ春から縁起がいいわえ」である。
wassho at 22:52|Permalink│Comments(0)│
2012年11月18日
山中湖、河口湖の紅葉
コキアだけじゃ、やっぱり物足りないので本格的な紅葉でも見に行くかと。それで選んだのが山中湖。夏が長かったので今年の紅葉は全国的に遅れているらしいが、富士五湖なら標高も高いしとの判断。それがいろいろ期待はずれでメインは河口湖になるハメに。
富士五湖周辺は何度かブログに書いているので、今回は現地周辺図のみ。
ルートは下から上へ。

まず東名で御殿場へ。高速道路上からは富士山がキレイに見えたが、御殿場で降りてから眺めると山頂はほとんど雲に覆われていた。メインは紅葉で富士山じゃないけど、何となく気をもみながら山中湖を目指す
箱根裏街道という恐ろしげな名前がついている国道138号線で北上すると、山中湖の南岸の真ん中あたりに出る。そこを東へ右折してすぐのところにあるのが旭日丘湖畔緑地公園。
事前に調べたところでは、ここが山中湖の紅葉の名所。1週間前の11月11日まで「夕焼けの渚・紅葉まつり」という町を挙げてのイベントが開催されていた。イベント期間が紅葉の一番美しいタイミングだとしても、1週間くらい後でも充分に楽しめるに違いないーーーと思っていたのだが。
植え込みが真っ赤に紅葉してテンションが上がる。しかし、どうも紅葉したもみじがズラーッと並んだような場所がないのである。事前に山中湖観光協会のホームページで調べてきたような景色が見あたらない。
場所を間違えたのかと思いバイクで移動してみる。でも湖畔沿いにある細長い公園で端から端まで1分もかからない。結局それらしい場所はなかった。たった1週間で葉が落ちてしまったのかな? それなら葉っぱが絨毯のようになっている場所がありそうなものなのに、それも見あたらず。
仕方ないのでスワンボートでも撮ってみる(^^ゞ
少しは残っている紅葉もとりあえず。
上の写真だけを見ると紅葉を楽しんできたイメージだが、まったく持って物足りない。ここしばらく高速道路の移動が中心で、バイクで楽しいような道をあまり走っていなかった。だから山中湖の紅葉を楽しんだら、ほどほどにクネクネした「道志みち」経由で帰ろうとというのが本日のツーリングプラン。
しかし予定変更。河口湖まで行くことにした。まあ紅葉の名所度合いでいえば山中湖より河口湖のほうが少し格上である。それと河口湖でも同じような紅葉イベントをやっていて、こちらは本日まで開催しているので、もう盛りは過ぎちゃったということもないだろう。
山中湖から河口湖へ行くには、箱根裏街道から旧鎌倉往還と名前を変える138号線だと右折を1回するだけのほぼ一本道。そのまま河口湖大橋を渡れる。でも今回は県道717号〜御坂みちと呼ばれる国道137号経由で、河口湖大橋を使わないで河口湖北岸へ出るルートを選んだ。
途中、8月に訪れた花の都公園の横を通る。百日草が咲き乱れていたお花畑は今はただの更地。この季節、山中湖の明け方は氷点下まで気温が下がるから、花は春までオアズケ。
4月に行った忍野八海(おしのはっかい)の近くを通る。このあたりからは富士山がよく見える。御殿場から、つまり南側から見た富士山は雲がかかっていたが山梨県から見る北側の富士山は遮るものナシ。
その後は富士急ハイランドを横目で眺めながら、河口湖南東岸の温泉旅館街?を抜けて北岸へ。
「富士河口湖紅葉まつり」は地図でもみじ回廊と書いたあたりで開催されている。ここは美術館とかオルゴールの森という博物館があったりと、河口湖の中でちょっと小洒落たエリア。駐車場は無料・有料がいくつがあるが、どこもいっぱい。でもバイクなので満車の無料駐車場の隅っこに駐めることができた。
とりあえず湖畔に降りて富士山を眺める。
正午過ぎだから、北側から眺める富士山は完全に真逆光。何となく霞んで写っているが肉眼でもこんな感じだった。左の稜線に御殿場側から見えた雲がのぞいている。
画質を気にせずデジタルズーム5倍くらいで無理矢理アップ。換算400ミリの望遠レンズ相当かな。ここから見る限り、ルートを選べばスキーで滑って降りられそうな気がする。
湖畔はこんな感じ。
もみじ回廊コッチの看板。
もみじ回廊の入り口。
水路沿いの木々が紅葉している。
こういう密集したレッドオータムが見たかったのよ\(^o^)/
まだ紅葉していない場所もあった。
残念ではまったくなく、景色が変化に富んでよかった。
紅葉とは関係ないシリーズ。
古代遺跡住居のレプリカ?
これは富士山をバックに写真を撮ってくれるサービス。
ポストカードサイズの写真は無料で、引き伸ばした写真は1000円らしい。
ナゼか零戦がこんなところに。
回廊沿いにある模型工房のデモンストレーション。
赤いもみじ。
緑と混じっているのも意外とキレイ。
こっちは黄色と赤。
赤と黄色と緑。
葉っぱの形がもみじじゃない。何という木かは知らず。
もみじ回廊の途中にあった久保田一竹(いっちく)美術館。辻が花染めという工芸品レベルの着物が展示されている。入館は有料だが前庭は自由に見学できる。
実はたいした庭じゃなかったけれど、紅葉の赤と黄色と、ほかの木々の緑とのグラデーションがいい雰囲気。
小さな滝がしつらえてある。
池に落ちたもみじ。
水が反射してうまく撮れていない。本当はもっとキレイだった。
入館料は1300円。辻が花染めには興味があるが、この日は時間がなくて諦めた。また暑い頃にこの辺に来ることもあるでしょう。
中庭?部分。
ここへは入れず眺めるだけ。
お約束のローアングルもみじ編。
もう少しキレイな葉っぱのところで撮ればよかった。
紅葉していないもみじもなかなかいいね。
水路沿いのもみじはまだ続くが、ほとんどの人がこの美術館のところでUターンする。私もそれに習った。ところで回廊というのは建物とか敷地の周りをグルッと回っている廊下のこと。このもみじ回廊は狭い水路の両端を歩くだけだから回廊というのはちょっと誇大表現。
紅葉祭りの期間中、夜はライトアップされる。白い三角形はその時の足元用のライト。夜は零度近いからバイクツーリングではちょっと無理。機会があったらクルマで見物に来たい。
回廊の入り口近くまで戻ってきて、ふと水路の落ち葉を見るとイチョウの葉っぱがたくさん。もみじに気を取られてイチョウに気がつかなかった。黄色のもみじもたくさんあったし。
もみじとイチョウのコラボレーションの図。
ちょっとわかりにくいかな。
回廊の出口には河口湖観光協会の出店がたくさん並んでいる。
でも「もみじ饅頭」は広島の名産だと思うけど。
再び湖畔に戻る。
こんな洒落たガーデンカフェもある。
こういう茶系の入っていない真っ赤な紅葉が好き。
なぜか都会ではあまり見ない。
換算24ミリのレンズにワイドコンバージョンレンズを足して、換算18ミリの広角レンズにするととても広い範囲が写る。それはいいんだけれど上下にも広く撮れるので何となく風景が遠くに感じるというか、構図的にしまりがないというか。それと足元の地面が写りすぎるのも邪魔。それで16:9のモードで上下を狭くして撮ってみた。
※私のデジカメNEX-5は3:2と16:9の2つのモードを選べる。3:2とかいうのは写真の長辺と短辺の比率。わかりやすく縦を1に換算すれば
3:2 = 縦1:横1.5
16:9 = 縦1:横1.8
つまり16:9のほうが横長の写真になる。ただし横に広い範囲が写るのではなく3:2の上下をカットして、つまり縦を短くして横の比率を長くしているだけ。ちなみにレンズ交換式でない普通のデジカメは4:3=縦1:横1.3のサイズが多い。
こういう雄大な景色だと逆光なんかあまり気にならなくなってくる。それにしても富士山は雪をかぶっているのに、写真の色は濃いし太陽はギラギラだし、いつの季節かわからない風景。あとで気付いたが飛行機雲も写っていてラッキー。(写真をクリックして拡大すれば見えます)
コーヒーを飲みながらボーッとする。気温は12〜3度でも日差しがあって暖かい。しかし富士山はいいね。今後「コメ、刺身、味噌汁」を禁止されても別にかまわないくらい血中日本人濃度が低めな私なのだが、なぜか富士山には不思議と惹かれる。きっと祖先はこのあたりでマンモスを追っかけていた原始人に違いない(^^ゞ
ーーー続く
富士五湖周辺は何度かブログに書いているので、今回は現地周辺図のみ。
ルートは下から上へ。

まず東名で御殿場へ。高速道路上からは富士山がキレイに見えたが、御殿場で降りてから眺めると山頂はほとんど雲に覆われていた。メインは紅葉で富士山じゃないけど、何となく気をもみながら山中湖を目指す
箱根裏街道という恐ろしげな名前がついている国道138号線で北上すると、山中湖の南岸の真ん中あたりに出る。そこを東へ右折してすぐのところにあるのが旭日丘湖畔緑地公園。
事前に調べたところでは、ここが山中湖の紅葉の名所。1週間前の11月11日まで「夕焼けの渚・紅葉まつり」という町を挙げてのイベントが開催されていた。イベント期間が紅葉の一番美しいタイミングだとしても、1週間くらい後でも充分に楽しめるに違いないーーーと思っていたのだが。
植え込みが真っ赤に紅葉してテンションが上がる。しかし、どうも紅葉したもみじがズラーッと並んだような場所がないのである。事前に山中湖観光協会のホームページで調べてきたような景色が見あたらない。
場所を間違えたのかと思いバイクで移動してみる。でも湖畔沿いにある細長い公園で端から端まで1分もかからない。結局それらしい場所はなかった。たった1週間で葉が落ちてしまったのかな? それなら葉っぱが絨毯のようになっている場所がありそうなものなのに、それも見あたらず。
仕方ないのでスワンボートでも撮ってみる(^^ゞ
少しは残っている紅葉もとりあえず。
上の写真だけを見ると紅葉を楽しんできたイメージだが、まったく持って物足りない。ここしばらく高速道路の移動が中心で、バイクで楽しいような道をあまり走っていなかった。だから山中湖の紅葉を楽しんだら、ほどほどにクネクネした「道志みち」経由で帰ろうとというのが本日のツーリングプラン。
しかし予定変更。河口湖まで行くことにした。まあ紅葉の名所度合いでいえば山中湖より河口湖のほうが少し格上である。それと河口湖でも同じような紅葉イベントをやっていて、こちらは本日まで開催しているので、もう盛りは過ぎちゃったということもないだろう。
山中湖から河口湖へ行くには、箱根裏街道から旧鎌倉往還と名前を変える138号線だと右折を1回するだけのほぼ一本道。そのまま河口湖大橋を渡れる。でも今回は県道717号〜御坂みちと呼ばれる国道137号経由で、河口湖大橋を使わないで河口湖北岸へ出るルートを選んだ。
途中、8月に訪れた花の都公園の横を通る。百日草が咲き乱れていたお花畑は今はただの更地。この季節、山中湖の明け方は氷点下まで気温が下がるから、花は春までオアズケ。
4月に行った忍野八海(おしのはっかい)の近くを通る。このあたりからは富士山がよく見える。御殿場から、つまり南側から見た富士山は雲がかかっていたが山梨県から見る北側の富士山は遮るものナシ。
その後は富士急ハイランドを横目で眺めながら、河口湖南東岸の温泉旅館街?を抜けて北岸へ。
「富士河口湖紅葉まつり」は地図でもみじ回廊と書いたあたりで開催されている。ここは美術館とかオルゴールの森という博物館があったりと、河口湖の中でちょっと小洒落たエリア。駐車場は無料・有料がいくつがあるが、どこもいっぱい。でもバイクなので満車の無料駐車場の隅っこに駐めることができた。
とりあえず湖畔に降りて富士山を眺める。
正午過ぎだから、北側から眺める富士山は完全に真逆光。何となく霞んで写っているが肉眼でもこんな感じだった。左の稜線に御殿場側から見えた雲がのぞいている。
画質を気にせずデジタルズーム5倍くらいで無理矢理アップ。換算400ミリの望遠レンズ相当かな。ここから見る限り、ルートを選べばスキーで滑って降りられそうな気がする。
湖畔はこんな感じ。
もみじ回廊コッチの看板。
もみじ回廊の入り口。
水路沿いの木々が紅葉している。
こういう密集したレッドオータムが見たかったのよ\(^o^)/
まだ紅葉していない場所もあった。
残念ではまったくなく、景色が変化に富んでよかった。
紅葉とは関係ないシリーズ。
古代遺跡住居のレプリカ?
これは富士山をバックに写真を撮ってくれるサービス。
ポストカードサイズの写真は無料で、引き伸ばした写真は1000円らしい。
ナゼか零戦がこんなところに。
回廊沿いにある模型工房のデモンストレーション。
赤いもみじ。
緑と混じっているのも意外とキレイ。
こっちは黄色と赤。
赤と黄色と緑。
葉っぱの形がもみじじゃない。何という木かは知らず。
もみじ回廊の途中にあった久保田一竹(いっちく)美術館。辻が花染めという工芸品レベルの着物が展示されている。入館は有料だが前庭は自由に見学できる。
実はたいした庭じゃなかったけれど、紅葉の赤と黄色と、ほかの木々の緑とのグラデーションがいい雰囲気。
小さな滝がしつらえてある。
池に落ちたもみじ。
水が反射してうまく撮れていない。本当はもっとキレイだった。
入館料は1300円。辻が花染めには興味があるが、この日は時間がなくて諦めた。また暑い頃にこの辺に来ることもあるでしょう。
中庭?部分。
ここへは入れず眺めるだけ。
お約束のローアングルもみじ編。
もう少しキレイな葉っぱのところで撮ればよかった。
紅葉していないもみじもなかなかいいね。
水路沿いのもみじはまだ続くが、ほとんどの人がこの美術館のところでUターンする。私もそれに習った。ところで回廊というのは建物とか敷地の周りをグルッと回っている廊下のこと。このもみじ回廊は狭い水路の両端を歩くだけだから回廊というのはちょっと誇大表現。
紅葉祭りの期間中、夜はライトアップされる。白い三角形はその時の足元用のライト。夜は零度近いからバイクツーリングではちょっと無理。機会があったらクルマで見物に来たい。
回廊の入り口近くまで戻ってきて、ふと水路の落ち葉を見るとイチョウの葉っぱがたくさん。もみじに気を取られてイチョウに気がつかなかった。黄色のもみじもたくさんあったし。
もみじとイチョウのコラボレーションの図。
ちょっとわかりにくいかな。
回廊の出口には河口湖観光協会の出店がたくさん並んでいる。
でも「もみじ饅頭」は広島の名産だと思うけど。
再び湖畔に戻る。
こんな洒落たガーデンカフェもある。
こういう茶系の入っていない真っ赤な紅葉が好き。
なぜか都会ではあまり見ない。
換算24ミリのレンズにワイドコンバージョンレンズを足して、換算18ミリの広角レンズにするととても広い範囲が写る。それはいいんだけれど上下にも広く撮れるので何となく風景が遠くに感じるというか、構図的にしまりがないというか。それと足元の地面が写りすぎるのも邪魔。それで16:9のモードで上下を狭くして撮ってみた。
※私のデジカメNEX-5は3:2と16:9の2つのモードを選べる。3:2とかいうのは写真の長辺と短辺の比率。わかりやすく縦を1に換算すれば
3:2 = 縦1:横1.5
16:9 = 縦1:横1.8
つまり16:9のほうが横長の写真になる。ただし横に広い範囲が写るのではなく3:2の上下をカットして、つまり縦を短くして横の比率を長くしているだけ。ちなみにレンズ交換式でない普通のデジカメは4:3=縦1:横1.3のサイズが多い。
こういう雄大な景色だと逆光なんかあまり気にならなくなってくる。それにしても富士山は雪をかぶっているのに、写真の色は濃いし太陽はギラギラだし、いつの季節かわからない風景。あとで気付いたが飛行機雲も写っていてラッキー。(写真をクリックして拡大すれば見えます)
コーヒーを飲みながらボーッとする。気温は12〜3度でも日差しがあって暖かい。しかし富士山はいいね。今後「コメ、刺身、味噌汁」を禁止されても別にかまわないくらい血中日本人濃度が低めな私なのだが、なぜか富士山には不思議と惹かれる。きっと祖先はこのあたりでマンモスを追っかけていた原始人に違いない(^^ゞ
ーーー続く
wassho at 00:50|Permalink│Comments(2)│
2012年10月18日
訂正:デジカメのマクロモード NEX-5N
8月に山中湖の花の都公園で、百日草の写真をドアップで撮ろうとしてうまくいかなかったことを書いた。デジカメでドアップにするにはマクロモードというものに切り替える。それを忘れたか、あるいは勝手にマクロモードに切り替わる全自動モードがうまく機能しなかったのが原因だろうと思っていた。結論からいうとその反省は間違い。NEX-5Nでドアップは最初から撮れない。。
ドアップに撮ろうと被写体に近づきすぎるとピントが合わなくなる。前に使っていたイクシーでは、たいだい4〜50センチが近づける限界。それがマクロモードに切り替えると、3センチくらいにまで近づいてもピントを合わせられる。どのデジカメにもマクロモードは備わっている。
ここから話がややこしい。
デジカメにはいろんなタイプがあるが、1つの観点としてレンズを交換できるかどうかで区別できる。交換できないのがコンパクトタイプといわれる普通のデジカメ。交換できるのがミラーレスとか一眼レフなどと呼ばれる中型から大型のデジカメ。
それでマクロモードに切り替えれば3センチくらいまで近づけるというのは、レンズ交換ができないコンパクトタイプにのみ当てはまる。ミラーレスとか一眼レフタイプといったレンズ交換タイプは、マクロモードにしてもレンズの最短撮影距離(近づいてピントが合う限界)は縮まらない。
なぜそうなっているのかの理由は知らない。デジカメはフィルムカメラと較べてフィルム代やプリント費用が掛からないのはもちろんとして、暗いところでもフラッシュなしでも撮れるのと接写ができるのがメリットと思っていたから、コンパクトタイプより高いカメラを買ったのに、それができないとは裏切られたようでちょっと不満。でも、そういうことになっているらしい。
ところで、このマクロモードとは何かとわからないことだらけである。ネットで検索すると「マクロモードでの撮影の仕方」にはたくさんヒットするものの、いろいろ検索ワードを変えてもマクロの仕組みそのものについて知ることはできなかった。イクシーでマクロモードに切り替えてもレンズを構造的に動かしている気配はないから、カメラ内部のセンサー(フィルムに相当するところ)の電気的な処理だと思う。だったらなぜレンズ交換タイプでマクロモードができない?
さらにマクロモードが効かないのに、どうしてカメラの設定にマクロモードがある? 後で書くがマクロレンズと呼ばれる交換レンズがあって、そのレンズを使うときのためなのかもしれないが、だったらマクロレンズを装着していないときはマクロモードに切り替えられないようにすべきだ。(ほかのカメラは知らないが、NEX-5Nは今どのレンズを装着しているかをカメラが判別している)
NEXで接写したければ、マクロレンズと呼ばれるレンズを使う必要がある。ソニー純正のSEL30M35(35ミリ換算45ミリ)というレンズなら約4センチまで接近できるとカタログにある。マクロレンズは電気的な処理のマクロモードと違って、レンズの構造的に近くまで焦点が合うように造られたレンズ(たぶん)。なおマクロレンズは接写専用ではなく、普通に遠くのものも撮影できる。
それでこの純正マクロレンズの定価は3万円である。レンズの種類は違うが、無理矢理較べればNEX-5Nに付属していた広角レンズも同じく定価3万円。強引に推論すればレンズにマクロ機能を付けるのは、別に高くつくことでもないらしい。だったらズームレンズにもマクロ機能を付けておいてくれればいいのに。
ついでにNEX-5Nに付属していたズームレンズの最短撮影距離は25センチーーーなのだが、コンパクトデジカメの場合最短撮影距離とはレンズの先端から被写体までの距離を指すのに対し、レンズ交換式の場合はセンサー(フィルムに相当するところ)位置から被写体までの距離を指す。面倒なのでセンサー位置=ボディの厚みは考えずにレンズの長さだけをで計算すると
最短撮影距離25センチ ー レンズの長さ6センチ=19センチ
が被写体に近づける距離になる。手のひらを開いて親指から小指までの距離よりちょっと短い程度か(ズームレンズなので望遠側にするとレンズも伸びるけれど)。イクシーのノーマルモードの4〜50センチよりは短いが接写という距離ではない。
こういう基準位置の違いはカメラの世界では当たり前らしく、カタログや説明書をチラッと眺めた程度では見つけられない。超不親切。私もたまたまカメラに詳しい人と話していて、そのことやマクロモードのことを知った。カメラメーカーはミラレースや小型の一眼レフを、旧来のカメラマニアではなくコンパクトデジカメではちょっと物足りなくなった人たちに売ろうとしているはず。それなら、こういうところから発想を変えて改めないとダメだと思うね。
本日は、ミラーレスや一眼レフといった高いデジカメは、安いコンパクトデジカメのような接写ができず、どうしても接写したければ別途マクロレンズを買う必要があり、カメラの世界の掟はいざ知らず、それは理不尽じゃぁというお話でした。
ドアップに撮ろうと被写体に近づきすぎるとピントが合わなくなる。前に使っていたイクシーでは、たいだい4〜50センチが近づける限界。それがマクロモードに切り替えると、3センチくらいにまで近づいてもピントを合わせられる。どのデジカメにもマクロモードは備わっている。
ここから話がややこしい。
デジカメにはいろんなタイプがあるが、1つの観点としてレンズを交換できるかどうかで区別できる。交換できないのがコンパクトタイプといわれる普通のデジカメ。交換できるのがミラーレスとか一眼レフなどと呼ばれる中型から大型のデジカメ。
それでマクロモードに切り替えれば3センチくらいまで近づけるというのは、レンズ交換ができないコンパクトタイプにのみ当てはまる。ミラーレスとか一眼レフタイプといったレンズ交換タイプは、マクロモードにしてもレンズの最短撮影距離(近づいてピントが合う限界)は縮まらない。
なぜそうなっているのかの理由は知らない。デジカメはフィルムカメラと較べてフィルム代やプリント費用が掛からないのはもちろんとして、暗いところでもフラッシュなしでも撮れるのと接写ができるのがメリットと思っていたから、コンパクトタイプより高いカメラを買ったのに、それができないとは裏切られたようでちょっと不満。でも、そういうことになっているらしい。
ところで、このマクロモードとは何かとわからないことだらけである。ネットで検索すると「マクロモードでの撮影の仕方」にはたくさんヒットするものの、いろいろ検索ワードを変えてもマクロの仕組みそのものについて知ることはできなかった。イクシーでマクロモードに切り替えてもレンズを構造的に動かしている気配はないから、カメラ内部のセンサー(フィルムに相当するところ)の電気的な処理だと思う。だったらなぜレンズ交換タイプでマクロモードができない?
さらにマクロモードが効かないのに、どうしてカメラの設定にマクロモードがある? 後で書くがマクロレンズと呼ばれる交換レンズがあって、そのレンズを使うときのためなのかもしれないが、だったらマクロレンズを装着していないときはマクロモードに切り替えられないようにすべきだ。(ほかのカメラは知らないが、NEX-5Nは今どのレンズを装着しているかをカメラが判別している)
NEXで接写したければ、マクロレンズと呼ばれるレンズを使う必要がある。ソニー純正のSEL30M35(35ミリ換算45ミリ)というレンズなら約4センチまで接近できるとカタログにある。マクロレンズは電気的な処理のマクロモードと違って、レンズの構造的に近くまで焦点が合うように造られたレンズ(たぶん)。なおマクロレンズは接写専用ではなく、普通に遠くのものも撮影できる。
それでこの純正マクロレンズの定価は3万円である。レンズの種類は違うが、無理矢理較べればNEX-5Nに付属していた広角レンズも同じく定価3万円。強引に推論すればレンズにマクロ機能を付けるのは、別に高くつくことでもないらしい。だったらズームレンズにもマクロ機能を付けておいてくれればいいのに。
ついでにNEX-5Nに付属していたズームレンズの最短撮影距離は25センチーーーなのだが、コンパクトデジカメの場合最短撮影距離とはレンズの先端から被写体までの距離を指すのに対し、レンズ交換式の場合はセンサー(フィルムに相当するところ)位置から被写体までの距離を指す。面倒なのでセンサー位置=ボディの厚みは考えずにレンズの長さだけをで計算すると
最短撮影距離25センチ ー レンズの長さ6センチ=19センチ
が被写体に近づける距離になる。手のひらを開いて親指から小指までの距離よりちょっと短い程度か(ズームレンズなので望遠側にするとレンズも伸びるけれど)。イクシーのノーマルモードの4〜50センチよりは短いが接写という距離ではない。
こういう基準位置の違いはカメラの世界では当たり前らしく、カタログや説明書をチラッと眺めた程度では見つけられない。超不親切。私もたまたまカメラに詳しい人と話していて、そのことやマクロモードのことを知った。カメラメーカーはミラレースや小型の一眼レフを、旧来のカメラマニアではなくコンパクトデジカメではちょっと物足りなくなった人たちに売ろうとしているはず。それなら、こういうところから発想を変えて改めないとダメだと思うね。
本日は、ミラーレスや一眼レフといった高いデジカメは、安いコンパクトデジカメのような接写ができず、どうしても接写したければ別途マクロレンズを買う必要があり、カメラの世界の掟はいざ知らず、それは理不尽じゃぁというお話でした。
wassho at 11:17|Permalink│Comments(2)│
2012年10月16日
鵜原理想郷 続き
今回、目的地として決めていたのは鵜原理想郷のみ。後は適当に海岸線を走って、適当に気が向いたところでバイクを停めようという作戦。海岸沿いを走る道路は国道128号線〜県道297号線〜国道410号線と続く。ずっと海が見られる場所を走っているわけではないが、今回は脇道にそれてチョコチョコと海沿いを走るパターンは基本的になし。
勝浦から西へ向けて次の大きな街は鴨川。128号線を走っていると以前訪れたことがあるマルキというサーフポイントが目に入った。波もそこそこサイズがあったので立ち寄りたかったが、ここは西側からだと橋を渡ったところにあって左折して入り口に向かえない。Uターンして戻ってくるのも面倒だったのでパス。
ところで今回、勝浦〜鴨川間を走ったので、これで九十九里浜の北端の犬吠埼から東京湾側の千葉市まで、グルッとバイクで房総半島一周が完成したことになる。半島とか湖とかがあると、あるいはちょっとした広場でも、なぜか一周してみたくなるのは子供の頃から変わらない習性である。

鴨川の西のはずれに道の駅があったので入ってみた。
円形ピラミッドみたいな変わった建物。たぶん本来は水が上から流れてくるように造ったんだろうな。(ここからの写真は付属のズームレンズ)
建物の一番上から。漁港というより停泊所といった感じ。
手前は道の駅の敷地。左下に足湯が写っている。温泉ではないと思う。
建物の中は、いたって普通。
1階がお土産屋、2階が食堂。
食堂でサザエどんぶりを注文した。出てきたのは卵どんぶりの具にサザエの切り身がいくつか入っているもので、ちょっとガッカリ。その具がサザエでもエリンギでもあまり変わらないような料理だった。900円じゃこんなものか。写真は撮り忘れた。ちなみに勝浦や鴨川はサザエやアワビが名物である。海女(あま)さんとかもいるのかな?
国道128号線は和田というところから内陸側に方向を変え、代わりに海岸沿いを走っているのが県道297号線。通称房総フラワーライン。春には道の両側が菜の花でいっぱいになるらしいが、この季節はところどころに花が咲いているだけ。コスモスとかたくさん植えとけばいいのに。だから正式名称は「春はフラワーライン」だと思う(^^ゞ
それでこのフラワーライン。海岸沿いを走っているが防風林に遮られて海はほとんど見えない。ところどころ海岸に通じる通路みたいなものがあるが、クルマやバイクでは入れない。駐める場所もない。航空写真で見ると4キロくらいの長い砂浜が続いているのに残念。そのうちバイクを駐める場所を見つけて、海岸に侵入して探検してみようと企んでいる。
国道128号線から分岐した春はフラワーラインは、国道410号線に接続している。410号線は勝浦に行く途中でも通ったが、房総半島の真ん中を縦断し西海岸寄りをグルッと取り囲むように走っている道路である。なおフラワーラインは、この房総半島先端部分の国道410号線と、その東西に接続している県道297号線と県道257線の総称。でも花が咲くのは県道だけ(だと思う)。
国道410号線に接続してしばらく走ったところにある瀬戸浜という場所。バイクを駐めた場所の前はスロープになっていてボートをおろす構造になっている。
堤防の上は遊歩道で、隣の瀬戸浜海水浴場につながっている。
流木発見。
空はうろこ雲。
秋ですね。
海岸にはたくさんの海草が打ち上げられていた。
流木2号発見。
お約束のローアングル撮影。
気をつけないと足元まで波が来る。
この防波堤の左側はゴツゴツした岩があるが、右側は完全な砂浜。
もちろん防波堤があれば先端までいってみるのがお約束。
左側のゴツゴツ岩。
NEX-5Nの連写機能を使って撮影。
ファイルを順番に切り替えて見るとパラパラ漫画のようになる。「お〜、動画みたい」と喜ぶ。よく考えればデジカメは動画も撮れるんだった。
瀬戸浜を過ぎて千倉というところから野島崎灯台の手前までの6〜7キロは、410号線から一本海側の地元道を走る。以前にも走ったが、この道は本当に海沿いで適度にコーナーもあって、バイクじゃなくてもクルマでも自転車でも徒歩でも楽しめる。海も黒っぽい岩があるところ、白っぽい岩があるところ、砂が固まったような岩があるところと変化に富んでいる。房総半島の先端にくることがあるなら文句なしのお奨め。
最後にバイクを駐めたのは白浜運動公園前の海岸。
西の空が少し夕焼けになっていた。
上の写真はNEX-5Nの「夕焼けモード」で撮った。以前のデジカメにもあった機能だが、こんなものを使ったのは生まれて初めて。これがなかなか食わせ物で、実際の夕焼けはもっと赤かった。そのくせ実際よりかなり暗く写す。
夕焼けモードではなく普通のオートモードで撮った同時刻の写真がこれ。先ほどの写真と較べると1時間は前のイメージだが、明るさはこちらのほうが正しい。
普通モードと夕焼けモードの違いを確かめるために、夕焼けモードと同じ方向の写真を撮っておかないツメの甘さが我ながらカワイイ(^^ゞ
夕焼けがキレイになるもう少し暗くなるまで待ってみようかと思ったが、待っているあいだにすることがないのに気づき帰路につく。
しばらく国道410号線を走って館山自動車道経由でアクアライン。館山自動車道でなぜか気温が17.5度まで下がりYシャツと革ジャンだけではちょっと寒かった。木更津で気温は22度まで回復。アクアラインのトンネルが暑かったのは間違いないが、超渋滞ですり抜けに専念していたので気温ははっきり覚えていない。トンネルを抜けて東京になると24度だった。
走行約290キロ。
久しぶりにシーサイドロードを堪能できたツーリングでした。
おしまい
勝浦から西へ向けて次の大きな街は鴨川。128号線を走っていると以前訪れたことがあるマルキというサーフポイントが目に入った。波もそこそこサイズがあったので立ち寄りたかったが、ここは西側からだと橋を渡ったところにあって左折して入り口に向かえない。Uターンして戻ってくるのも面倒だったのでパス。
ところで今回、勝浦〜鴨川間を走ったので、これで九十九里浜の北端の犬吠埼から東京湾側の千葉市まで、グルッとバイクで房総半島一周が完成したことになる。半島とか湖とかがあると、あるいはちょっとした広場でも、なぜか一周してみたくなるのは子供の頃から変わらない習性である。

鴨川の西のはずれに道の駅があったので入ってみた。
円形ピラミッドみたいな変わった建物。たぶん本来は水が上から流れてくるように造ったんだろうな。(ここからの写真は付属のズームレンズ)
建物の一番上から。漁港というより停泊所といった感じ。
手前は道の駅の敷地。左下に足湯が写っている。温泉ではないと思う。
建物の中は、いたって普通。
1階がお土産屋、2階が食堂。
食堂でサザエどんぶりを注文した。出てきたのは卵どんぶりの具にサザエの切り身がいくつか入っているもので、ちょっとガッカリ。その具がサザエでもエリンギでもあまり変わらないような料理だった。900円じゃこんなものか。写真は撮り忘れた。ちなみに勝浦や鴨川はサザエやアワビが名物である。海女(あま)さんとかもいるのかな?
国道128号線は和田というところから内陸側に方向を変え、代わりに海岸沿いを走っているのが県道297号線。通称房総フラワーライン。春には道の両側が菜の花でいっぱいになるらしいが、この季節はところどころに花が咲いているだけ。コスモスとかたくさん植えとけばいいのに。だから正式名称は「春はフラワーライン」だと思う(^^ゞ
それでこのフラワーライン。海岸沿いを走っているが防風林に遮られて海はほとんど見えない。ところどころ海岸に通じる通路みたいなものがあるが、クルマやバイクでは入れない。駐める場所もない。航空写真で見ると4キロくらいの長い砂浜が続いているのに残念。そのうちバイクを駐める場所を見つけて、海岸に侵入して探検してみようと企んでいる。
国道128号線から分岐した春はフラワーラインは、国道410号線に接続している。410号線は勝浦に行く途中でも通ったが、房総半島の真ん中を縦断し西海岸寄りをグルッと取り囲むように走っている道路である。なおフラワーラインは、この房総半島先端部分の国道410号線と、その東西に接続している県道297号線と県道257線の総称。でも花が咲くのは県道だけ(だと思う)。
国道410号線に接続してしばらく走ったところにある瀬戸浜という場所。バイクを駐めた場所の前はスロープになっていてボートをおろす構造になっている。
堤防の上は遊歩道で、隣の瀬戸浜海水浴場につながっている。
流木発見。
空はうろこ雲。
秋ですね。
海岸にはたくさんの海草が打ち上げられていた。
流木2号発見。
お約束のローアングル撮影。
気をつけないと足元まで波が来る。
この防波堤の左側はゴツゴツした岩があるが、右側は完全な砂浜。
もちろん防波堤があれば先端までいってみるのがお約束。
左側のゴツゴツ岩。
NEX-5Nの連写機能を使って撮影。
ファイルを順番に切り替えて見るとパラパラ漫画のようになる。「お〜、動画みたい」と喜ぶ。よく考えればデジカメは動画も撮れるんだった。
瀬戸浜を過ぎて千倉というところから野島崎灯台の手前までの6〜7キロは、410号線から一本海側の地元道を走る。以前にも走ったが、この道は本当に海沿いで適度にコーナーもあって、バイクじゃなくてもクルマでも自転車でも徒歩でも楽しめる。海も黒っぽい岩があるところ、白っぽい岩があるところ、砂が固まったような岩があるところと変化に富んでいる。房総半島の先端にくることがあるなら文句なしのお奨め。
最後にバイクを駐めたのは白浜運動公園前の海岸。
西の空が少し夕焼けになっていた。
上の写真はNEX-5Nの「夕焼けモード」で撮った。以前のデジカメにもあった機能だが、こんなものを使ったのは生まれて初めて。これがなかなか食わせ物で、実際の夕焼けはもっと赤かった。そのくせ実際よりかなり暗く写す。
夕焼けモードではなく普通のオートモードで撮った同時刻の写真がこれ。先ほどの写真と較べると1時間は前のイメージだが、明るさはこちらのほうが正しい。
普通モードと夕焼けモードの違いを確かめるために、夕焼けモードと同じ方向の写真を撮っておかないツメの甘さが我ながらカワイイ(^^ゞ
夕焼けがキレイになるもう少し暗くなるまで待ってみようかと思ったが、待っているあいだにすることがないのに気づき帰路につく。
しばらく国道410号線を走って館山自動車道経由でアクアライン。館山自動車道でなぜか気温が17.5度まで下がりYシャツと革ジャンだけではちょっと寒かった。木更津で気温は22度まで回復。アクアラインのトンネルが暑かったのは間違いないが、超渋滞ですり抜けに専念していたので気温ははっきり覚えていない。トンネルを抜けて東京になると24度だった。
走行約290キロ。
久しぶりにシーサイドロードを堪能できたツーリングでした。
おしまい
wassho at 00:55|Permalink│Comments(0)│
2012年10月13日
鵜原理想郷
千葉というか房総半島にはしばらく出かけていない。房総半島内陸部にはバイクで走って楽しい道もたくさんあるが、基本的に私にとっては千葉=海なので、今年の「暑さ対策:夏に海禁止令」でご無沙汰になってしまった。それと外気温より10度近く上昇するアクアラインのトンネルを、夏に通ったら気絶してしまう。
鵜原(うばら)理想郷というのは勝浦の西隣にある。理想郷とは何とも大げさな名前であるが、このあたりを別荘地として開発するときに名付けたらしい。地名でも公園の名前でもなく、鵜原の海岸線に突きだしている半島をそう呼ぶようである。ネットで検索すると「与謝野晶子がこの地を訪れーーー」といった記述が多くある。
ところで「与謝野晶子が愛したドコソコ、アレコレ」って、そこら中にあるような気がするのは私だけかな? それとどこも彼女がご当地のことを歌に詠んだことを自慢するが、歌人だからどこかに出かけたら歌に詠むでしょうとツッコミたくなるのも私だけ?
アクアラインで東京湾を横切って木更津東のインターで降りたら、その後は久留里街道(国道410号線)〜清澄養老ライン(国道465号線)〜大多喜街道(国道297号線)で房総半島の中程を横断していく。地図で赤く色を付けたのがそのルートで、これが予想外におもしろい道だった。適度なコーナーとアップダウンが連続していて、ノンビリ走っていても飽きない。なおどれも国道だが465号線はところどころ林道レベルの細さになるのがご愛敬。

勝浦に出て西へ少し走れば鵜原。鵜原理想郷は去年、大東崎灯台や勝浦の八幡岬へ行ったツーリングの下調べをしているときに知った。房総半島有数の景勝地ということだったが、広いエリアでかなり歩き回らなければならないということで、その時は季節的に断念。
鵜原理想郷への道は少々わかりにくい。道案内看板もたくさんあるし、ナビも鵜原理想郷の駐車場に案内してくれるのだが、そこから理想郷の中にどう入っていったらいいのかがよくわからない。駐車場(といってもクルマが5〜6台停められるくらいの空き地)に着いたが、理想郷への入り口が見えないから「ここは入口から離れた第2第3駐車場かもしれない」と思い、ぐるぐるバイクで回っているうちに半島をまたいだ鵜原の海水浴場に出てしまった。ちょうど通りかかった釣り人に尋ねると、こちらからも行けるし、その方が近道とのこと。

航空写真で「通常の入り口」と書いたのが駐車場のあるところ。結局、半島全体が理想郷でメインの入り口があるわけではなく、適当な道で半島に登るということらしい。半島の先端が景勝地なわけだから、私が使った入り口のほうが山道を歩く距離が少なくなって好都合かも。
バイクを駐めたのは航空写真で砂浜が切れているあたり。無料の駐車スペースが3〜4台分あった。海水浴場の有料駐車場もあって、この季節は係員もいないからクルマでも駐める場所に苦労することはないだろう。
千葉の海って、こんなに青かったっけと思う鵜原海岸。
サーフィンの講習会かな?
でも鏡のように平坦な海面だった。
海岸線を半島の先へ歩いて行く。
漁業権のことは以前にも書いたけれど、漁師が養殖しているわけでもないのに独占できるのはおかしいと思っている。
漁港というか船着き場。漁船5〜6隻くらいの規模。
その船着き場にある小さなトンネルを抜けていく。先ほどの釣り人に教えてもらわなければ、たぶんUターンしていただろう。
こんな道を上っていく。
それほどきつくはないし、距離も思ったほどではなかったが、この日は気温25度くらいと暖かかったので、それなりに汗をかいた。
それとそこら中にクモが巣を張っているので、用心のために中腰で歩く必要あり。クモは明るい場所にしか巣を張らず発見は容易だが、万一のために帽子を持って行くことをお奨めする。
どうも鵜原理想郷には観光客のための道案内という概念がないらしい。駐車場からの入り口もそうだし、この半島の中にも何もない。あったのはこんな看板程度。半島の先端はいくつかの岬に枝分かれしているが、どの道がどこに通じているのかまったくわからない。行き止まりになっている道も多数。親切心という観点からは理想郷にはほど遠い。
ブツクサ言っているうちに海が見えてきた。
それぞれの岬にある休憩所。
久しぶりに見る太平洋の水平線。
しばらく眺めて、違う岬に行くことにする。
少し高台に登るとモニュメントのようなものが見えたので、そこを目指す。
途中にあった何かの碑。たぶん句碑。
とりあえず与謝野晶子ではなかった。
小さな漁港が見えた。
ほとんど平地はなさそうなにの人間って逞しい。
岬先端に到着。先ほどと同じ作りのあずまや。
お地蔵さん。
近づいてみると鐘だった。
こういうシンプルな作りのものも鐘楼(しょうろう)と呼ぶのかな?
ここは「手弱女平(たおやめだいら)」という名前の岬。手弱女とは優しい女性、しとやかな女性という意味。なぜここが手弱女なのかを解説したようなものはなし。まあ道案内もない場所だから期待する方が無理か。
勝浦方面を望む。
海から突きだしている白い塔は勝浦海中公園。海の中から魚を眺められる。魚が塔の周りに集まらなければ「入場料返せ!」になるから、餌付けでもしているんだろうか?
夏前に買ったNEX-5Nというデジカメには、35ミリ換算で27ミリ〜82.5ミリのズームレンズと、24ミリの広角レンズがセットでついてる。ついでに、その24ミリの広角レンズに付けると18ミリまで広角になるというワイドコンバーターも一緒に買った。(NEX-5Nのあれこれは、興味があったら7月のブログで読んでちょうだい)
最初からウスウス予感していたように、レンズ交換なんて面倒なことは私の性に合わない。レンズテスト以外の時で広角レンズやワイドコンバーターを使ったのは白糸の滝だけだったかな。まあ、それもレンズテストみたいなもの。もっぱらズームレンズばかり使っている。バイクツーリングの時はいつも広角レンズとワイドコンバーターも持って出かけてはいるのだが。
それで、せっかく買ったのにもったいないと思い、鵜原理想郷は雄大な景色の場所でもあるので、今回はレンズ交換するゾと心に決めていた。それでも3種類の交換は面倒なので、広角レンズ+ワイドコンバーター=18ミリ相当の超広角のみ。
(ここからが18ミリレンズでの写真)
確かに広く撮れるーーー。しかし目で見ている範囲と近いのだが、何となく景色が遠くに感じるのが不満。それと構図をよく考えないと単にだだっ広い風景になって間が抜けてしまう。でも景色なんだから構図を考えるといっても、どうすればよいものやら。
海のように元々だだっ広い風景なところは向いているといえる。でも広く写る分、手前の崖などいらないものも入ってしまう。カメラを上に向ければ崖は入らないが、空ばっかりの写真になってしまうし。超広角レンズで広く写った方が便利と単純に考えていたが、意外と撮るのが難しい。
超広角=広い範囲が写る=景色用と考えないで、意外と近くのものを遠くの風景と一緒に撮るというのが向いているのかもしれない。
景色でも、これくらいメリハリがある景色なら、
何も考えずに撮ってもそれなりに様になる。
手弱女平を離れて入ってきた場所に戻ることにする。
カメラは18ミリ相当のまま。
ピンクの門を下った場所には家がある。理想郷の中に住んでいる人がいるらしい。ほかにも数件の家があった。鵜原理想郷は別荘地を開発するときに付けられた名前だが、どの家も別荘のようには見えなかった。
不思議なのがこれ。私有地につき立ち入り禁止で門が閉じられているが、この向こう側は崖。立ち入りたくても立ち入れない(^^ゞ 誰かがシャレでおいていったのかなあ?
こういう撮り方も18ミリだと迫力が増すような気がする。
クモの巣に気をつけながら来た道を戻る。すると例のトンネルから登ってすぐのところに、別の岬に続いている道があることを発見。まったく道案内がないのでわかりにくい観光地である。
この岬が一番いい景色だったかな。
圧巻は鵜原海岸と対岸を見渡す風景。18ミリレンズ大活躍!
たぶん与謝野晶子の時代には人工物などほとんどなく、いかにも大自然の中のオアシスのような風景だったのかと思う。この岬に立って初めて理想郷と名付けた人の気持ちがわかったような気がした。
ーーー続く
鵜原(うばら)理想郷というのは勝浦の西隣にある。理想郷とは何とも大げさな名前であるが、このあたりを別荘地として開発するときに名付けたらしい。地名でも公園の名前でもなく、鵜原の海岸線に突きだしている半島をそう呼ぶようである。ネットで検索すると「与謝野晶子がこの地を訪れーーー」といった記述が多くある。
ところで「与謝野晶子が愛したドコソコ、アレコレ」って、そこら中にあるような気がするのは私だけかな? それとどこも彼女がご当地のことを歌に詠んだことを自慢するが、歌人だからどこかに出かけたら歌に詠むでしょうとツッコミたくなるのも私だけ?
アクアラインで東京湾を横切って木更津東のインターで降りたら、その後は久留里街道(国道410号線)〜清澄養老ライン(国道465号線)〜大多喜街道(国道297号線)で房総半島の中程を横断していく。地図で赤く色を付けたのがそのルートで、これが予想外におもしろい道だった。適度なコーナーとアップダウンが連続していて、ノンビリ走っていても飽きない。なおどれも国道だが465号線はところどころ林道レベルの細さになるのがご愛敬。

勝浦に出て西へ少し走れば鵜原。鵜原理想郷は去年、大東崎灯台や勝浦の八幡岬へ行ったツーリングの下調べをしているときに知った。房総半島有数の景勝地ということだったが、広いエリアでかなり歩き回らなければならないということで、その時は季節的に断念。
鵜原理想郷への道は少々わかりにくい。道案内看板もたくさんあるし、ナビも鵜原理想郷の駐車場に案内してくれるのだが、そこから理想郷の中にどう入っていったらいいのかがよくわからない。駐車場(といってもクルマが5〜6台停められるくらいの空き地)に着いたが、理想郷への入り口が見えないから「ここは入口から離れた第2第3駐車場かもしれない」と思い、ぐるぐるバイクで回っているうちに半島をまたいだ鵜原の海水浴場に出てしまった。ちょうど通りかかった釣り人に尋ねると、こちらからも行けるし、その方が近道とのこと。

航空写真で「通常の入り口」と書いたのが駐車場のあるところ。結局、半島全体が理想郷でメインの入り口があるわけではなく、適当な道で半島に登るということらしい。半島の先端が景勝地なわけだから、私が使った入り口のほうが山道を歩く距離が少なくなって好都合かも。
バイクを駐めたのは航空写真で砂浜が切れているあたり。無料の駐車スペースが3〜4台分あった。海水浴場の有料駐車場もあって、この季節は係員もいないからクルマでも駐める場所に苦労することはないだろう。
千葉の海って、こんなに青かったっけと思う鵜原海岸。
サーフィンの講習会かな?
でも鏡のように平坦な海面だった。
海岸線を半島の先へ歩いて行く。
漁業権のことは以前にも書いたけれど、漁師が養殖しているわけでもないのに独占できるのはおかしいと思っている。
漁港というか船着き場。漁船5〜6隻くらいの規模。
その船着き場にある小さなトンネルを抜けていく。先ほどの釣り人に教えてもらわなければ、たぶんUターンしていただろう。
こんな道を上っていく。
それほどきつくはないし、距離も思ったほどではなかったが、この日は気温25度くらいと暖かかったので、それなりに汗をかいた。
それとそこら中にクモが巣を張っているので、用心のために中腰で歩く必要あり。クモは明るい場所にしか巣を張らず発見は容易だが、万一のために帽子を持って行くことをお奨めする。
どうも鵜原理想郷には観光客のための道案内という概念がないらしい。駐車場からの入り口もそうだし、この半島の中にも何もない。あったのはこんな看板程度。半島の先端はいくつかの岬に枝分かれしているが、どの道がどこに通じているのかまったくわからない。行き止まりになっている道も多数。親切心という観点からは理想郷にはほど遠い。
ブツクサ言っているうちに海が見えてきた。
それぞれの岬にある休憩所。
久しぶりに見る太平洋の水平線。
しばらく眺めて、違う岬に行くことにする。
少し高台に登るとモニュメントのようなものが見えたので、そこを目指す。
途中にあった何かの碑。たぶん句碑。
とりあえず与謝野晶子ではなかった。
小さな漁港が見えた。
ほとんど平地はなさそうなにの人間って逞しい。
岬先端に到着。先ほどと同じ作りのあずまや。
お地蔵さん。
近づいてみると鐘だった。
こういうシンプルな作りのものも鐘楼(しょうろう)と呼ぶのかな?
ここは「手弱女平(たおやめだいら)」という名前の岬。手弱女とは優しい女性、しとやかな女性という意味。なぜここが手弱女なのかを解説したようなものはなし。まあ道案内もない場所だから期待する方が無理か。
勝浦方面を望む。
海から突きだしている白い塔は勝浦海中公園。海の中から魚を眺められる。魚が塔の周りに集まらなければ「入場料返せ!」になるから、餌付けでもしているんだろうか?
夏前に買ったNEX-5Nというデジカメには、35ミリ換算で27ミリ〜82.5ミリのズームレンズと、24ミリの広角レンズがセットでついてる。ついでに、その24ミリの広角レンズに付けると18ミリまで広角になるというワイドコンバーターも一緒に買った。(NEX-5Nのあれこれは、興味があったら7月のブログで読んでちょうだい)
最初からウスウス予感していたように、レンズ交換なんて面倒なことは私の性に合わない。レンズテスト以外の時で広角レンズやワイドコンバーターを使ったのは白糸の滝だけだったかな。まあ、それもレンズテストみたいなもの。もっぱらズームレンズばかり使っている。バイクツーリングの時はいつも広角レンズとワイドコンバーターも持って出かけてはいるのだが。
それで、せっかく買ったのにもったいないと思い、鵜原理想郷は雄大な景色の場所でもあるので、今回はレンズ交換するゾと心に決めていた。それでも3種類の交換は面倒なので、広角レンズ+ワイドコンバーター=18ミリ相当の超広角のみ。
(ここからが18ミリレンズでの写真)
確かに広く撮れるーーー。しかし目で見ている範囲と近いのだが、何となく景色が遠くに感じるのが不満。それと構図をよく考えないと単にだだっ広い風景になって間が抜けてしまう。でも景色なんだから構図を考えるといっても、どうすればよいものやら。
海のように元々だだっ広い風景なところは向いているといえる。でも広く写る分、手前の崖などいらないものも入ってしまう。カメラを上に向ければ崖は入らないが、空ばっかりの写真になってしまうし。超広角レンズで広く写った方が便利と単純に考えていたが、意外と撮るのが難しい。
超広角=広い範囲が写る=景色用と考えないで、意外と近くのものを遠くの風景と一緒に撮るというのが向いているのかもしれない。
景色でも、これくらいメリハリがある景色なら、
何も考えずに撮ってもそれなりに様になる。
手弱女平を離れて入ってきた場所に戻ることにする。
カメラは18ミリ相当のまま。
ピンクの門を下った場所には家がある。理想郷の中に住んでいる人がいるらしい。ほかにも数件の家があった。鵜原理想郷は別荘地を開発するときに付けられた名前だが、どの家も別荘のようには見えなかった。
不思議なのがこれ。私有地につき立ち入り禁止で門が閉じられているが、この向こう側は崖。立ち入りたくても立ち入れない(^^ゞ 誰かがシャレでおいていったのかなあ?
こういう撮り方も18ミリだと迫力が増すような気がする。
クモの巣に気をつけながら来た道を戻る。すると例のトンネルから登ってすぐのところに、別の岬に続いている道があることを発見。まったく道案内がないのでわかりにくい観光地である。
この岬が一番いい景色だったかな。
圧巻は鵜原海岸と対岸を見渡す風景。18ミリレンズ大活躍!
たぶん与謝野晶子の時代には人工物などほとんどなく、いかにも大自然の中のオアシスのような風景だったのかと思う。この岬に立って初めて理想郷と名付けた人の気持ちがわかったような気がした。
ーーー続く
wassho at 23:50|Permalink│Comments(1)│
2012年08月29日
河口湖・大石公園 山中湖・花の都公園
またまたタイトル変更であるが25日土曜日の続き。
根場浜から西湖を時計回りに走る。西湖には昔よくウインドサーフィンに来た。いつも同じコテージに泊まっていたから、そのコテージがなくなっていても湖岸を見ればその場所がわかると思っていたのに、まったく思い出せず。まあ25年ほど前の話だから仕方ないか。それよりも、あれから25年もたっていることの方がショックだ。
西湖にサヨナラして河口湖へ向かう。湖北側と湖南側と少し迷ったが湖北側を進む。湖岸を半分くらい進んだところに大石公園というのがあったので入ってみた。
駐車場は無料。係員もおらず、ちょうど日陰になっているところがバイクを駐めるのに都合良さそうだったので。でもよく考えたら、この赤いコーンは「ここには駐めるな」との印だったのかな?
時計台のある建物が河口湖自然生活館。中は土産物屋。公園の中に施設があるのか、この施設のための公園なのかは不明。
湖岸に下りようと思ったら、こんな看板があったので右方向へ進んでみる。
これが花のナイアガラ。
近づいてみるとベゴニアだった。
ちょっと企画倒れか(^^ゞ
この公園は花が名物らしい。
紫なのはラベンダー。
もう盛りが過ぎているのか、鼻を近づけないと香りがしなかった。
後で調べたらラベンダーの季節には、このあたりの湖岸一面がラベンダー畑になるらしい。その頃にまた是非訪れたいものの、問題はラベンダーが咲くのが6月下旬から7月上旬と梅雨の時期なこと。
これが看板にあった花街道。なかなか可愛かった。
でも誰か奥にある目障りな別荘の看板を引っこ抜いてくれないかな。
ベゴニアが積み上げられているのが花小富士。
大石公園はベゴニアで仕掛けを作るのが好きみたい。
いちばん目を引くのがこれ。
このマリモみたいな植物はコキア。和名は箒木(ほうきぎ)。掃除の時に使うホウキはこれで作られている。秋になると紅葉?して赤くなる。ピンクになる種類もあってとてもキレイ。ちなみにコキアの実が畑のキャビアなどと呼ばれるトンブリである。
大石公園は事前にノーマークだったが、花咲か爺さんとしては楽しめた。
でも次の目的地もお花畑でテーマがかぶっちゃった。
最後の目的地は山中湖の近くにある花の都公園。4月に訪れた忍野八海の近く。標高が高く花が咲いているのは5月から9月くらいまでなので、そのときは訪れられなかった。
花の都公園に到着。
駐車場は広い。バイクは100円。
こちらの赤いコーンは駐車禁止エリアではなく、係員にここに駐めてくれといわれた場所。係員のオッチャン、オジイチャンたちはとても親切だった。駐車場を出るときはゲートの精算機にお金を入れる。でもバイクはあまりこないからかバイク用の金額設定はなく、係員にお金を渡して手動でゲートを上げてもらう。
百日草。ジニアともいう。菊の仲間。
本当に100日かどうかは知らないが、夏の間長く咲いている花である。
何色もあって賑やか。
ローアングルで。
NEX-5Nは液晶モニターが上向き・下向きに動かせるので何かと便利。
この写真のように低い位置から撮ったり、こちらの写真のように下からアオって撮ると、ちょっとは上手な写真に見える?


花一面で。
ちょっとアップで。
いつもなら、この後はドアップの写真になる。
しかしなぜか今回はドアップにすると花にピントが合わなかった。
ドアップで撮るときはカメラをマクロモードにする。どういう仕組みになっているのかまったく理解していないのだが、とりあえずマクロモードにすると普通モードではピントの合わなかった近い距離でもピントが合うようになる。イクシーのときは手動でマクロモードに切り替えていた。NEX-5Nは「おまかせオートモード」にすると、被写体が近くなると自動的にマクロモードに切り替わる。その切り替えがうまくいっていなかったのだろうか? NEX-5Nでも手動でマクロモードは設定できる。でもちょっと難しいことだと頼めないような「おまかせ」モードでは役に立たないんだけど。
話は変わるがマクロ=巨視的、ミクロ=近視的・微視的である。カメラのマクロは接写なんだから、マクロではなくミクロのような気がする。ナゼにマクロ? ついでにミクロとマイクロは同じ意味。スペルはどちらもmicro。マイクロが英語読みでミクロがラテン語読み。
たった1枚だけ成功したドアップ。本当はこれほどドアップではなかったけれど、写真を切り抜いてごまかしている。
ブログの中に貼り付けたサイズではキレイに見えているかもしれない。でもクリックして大きなサイズにすれば花の手前にしかピントが合っていないのがわかる。
黄花コスモス(きばなこすもす)
普通のコスモスも植えられていたが、まだほとんど咲いていなかった。
ヒマワリの成長が遅れているお知らせ。
こういう状態だと野菜に見える。
百日草や黄花コスモスの畑の見学は無料。
この橋を渡った向こう側が有料ゾーン。
入場料500円。
あまり人影はなく。
写真には写っていないが奥の方には温室や湧水池などが配置された公園もある。でも百日草や黄花コスモスでお腹いっぱいになったので無料ゾーンだけで引き上げてきた。
ヒマワリ、黄花コスモス、百日草と富士山。
富士山周辺はとにかく広いし、いろんな観光スポットがあるから何度来ても飽きることはなさそう。もう少し近かったらいいのにと思う。
午前7時出発で帰宅は午後8時。走行距離約340キロ。12時間以上遊ぶとちょっと疲れる。
ブーツを脱いで1分後に、セットしておいたお風呂に大石公園で買ったラベンダーの入浴剤をいれてザブーン。ゴクラクゴクラク(^^ゞ
おしまい
2012.10.18追記
マクロに関する訂正投稿
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/52907002.html
根場浜から西湖を時計回りに走る。西湖には昔よくウインドサーフィンに来た。いつも同じコテージに泊まっていたから、そのコテージがなくなっていても湖岸を見ればその場所がわかると思っていたのに、まったく思い出せず。まあ25年ほど前の話だから仕方ないか。それよりも、あれから25年もたっていることの方がショックだ。
西湖にサヨナラして河口湖へ向かう。湖北側と湖南側と少し迷ったが湖北側を進む。湖岸を半分くらい進んだところに大石公園というのがあったので入ってみた。
駐車場は無料。係員もおらず、ちょうど日陰になっているところがバイクを駐めるのに都合良さそうだったので。でもよく考えたら、この赤いコーンは「ここには駐めるな」との印だったのかな?
時計台のある建物が河口湖自然生活館。中は土産物屋。公園の中に施設があるのか、この施設のための公園なのかは不明。
湖岸に下りようと思ったら、こんな看板があったので右方向へ進んでみる。
これが花のナイアガラ。
近づいてみるとベゴニアだった。
ちょっと企画倒れか(^^ゞ
この公園は花が名物らしい。
紫なのはラベンダー。
もう盛りが過ぎているのか、鼻を近づけないと香りがしなかった。
後で調べたらラベンダーの季節には、このあたりの湖岸一面がラベンダー畑になるらしい。その頃にまた是非訪れたいものの、問題はラベンダーが咲くのが6月下旬から7月上旬と梅雨の時期なこと。
これが看板にあった花街道。なかなか可愛かった。
でも誰か奥にある目障りな別荘の看板を引っこ抜いてくれないかな。
ベゴニアが積み上げられているのが花小富士。
大石公園はベゴニアで仕掛けを作るのが好きみたい。
いちばん目を引くのがこれ。
このマリモみたいな植物はコキア。和名は箒木(ほうきぎ)。掃除の時に使うホウキはこれで作られている。秋になると紅葉?して赤くなる。ピンクになる種類もあってとてもキレイ。ちなみにコキアの実が畑のキャビアなどと呼ばれるトンブリである。
大石公園は事前にノーマークだったが、花咲か爺さんとしては楽しめた。
でも次の目的地もお花畑でテーマがかぶっちゃった。
最後の目的地は山中湖の近くにある花の都公園。4月に訪れた忍野八海の近く。標高が高く花が咲いているのは5月から9月くらいまでなので、そのときは訪れられなかった。
花の都公園に到着。
駐車場は広い。バイクは100円。
こちらの赤いコーンは駐車禁止エリアではなく、係員にここに駐めてくれといわれた場所。係員のオッチャン、オジイチャンたちはとても親切だった。駐車場を出るときはゲートの精算機にお金を入れる。でもバイクはあまりこないからかバイク用の金額設定はなく、係員にお金を渡して手動でゲートを上げてもらう。
百日草。ジニアともいう。菊の仲間。
本当に100日かどうかは知らないが、夏の間長く咲いている花である。
何色もあって賑やか。
ローアングルで。
NEX-5Nは液晶モニターが上向き・下向きに動かせるので何かと便利。
この写真のように低い位置から撮ったり、こちらの写真のように下からアオって撮ると、ちょっとは上手な写真に見える?


花一面で。
ちょっとアップで。
いつもなら、この後はドアップの写真になる。
しかしなぜか今回はドアップにすると花にピントが合わなかった。
ドアップで撮るときはカメラをマクロモードにする。どういう仕組みになっているのかまったく理解していないのだが、とりあえずマクロモードにすると普通モードではピントの合わなかった近い距離でもピントが合うようになる。イクシーのときは手動でマクロモードに切り替えていた。NEX-5Nは「おまかせオートモード」にすると、被写体が近くなると自動的にマクロモードに切り替わる。その切り替えがうまくいっていなかったのだろうか? NEX-5Nでも手動でマクロモードは設定できる。でもちょっと難しいことだと頼めないような「おまかせ」モードでは役に立たないんだけど。
話は変わるがマクロ=巨視的、ミクロ=近視的・微視的である。カメラのマクロは接写なんだから、マクロではなくミクロのような気がする。ナゼにマクロ? ついでにミクロとマイクロは同じ意味。スペルはどちらもmicro。マイクロが英語読みでミクロがラテン語読み。
たった1枚だけ成功したドアップ。本当はこれほどドアップではなかったけれど、写真を切り抜いてごまかしている。
ブログの中に貼り付けたサイズではキレイに見えているかもしれない。でもクリックして大きなサイズにすれば花の手前にしかピントが合っていないのがわかる。
黄花コスモス(きばなこすもす)
普通のコスモスも植えられていたが、まだほとんど咲いていなかった。
ヒマワリの成長が遅れているお知らせ。
こういう状態だと野菜に見える。
百日草や黄花コスモスの畑の見学は無料。
この橋を渡った向こう側が有料ゾーン。
入場料500円。
あまり人影はなく。
写真には写っていないが奥の方には温室や湧水池などが配置された公園もある。でも百日草や黄花コスモスでお腹いっぱいになったので無料ゾーンだけで引き上げてきた。
ヒマワリ、黄花コスモス、百日草と富士山。
富士山周辺はとにかく広いし、いろんな観光スポットがあるから何度来ても飽きることはなさそう。もう少し近かったらいいのにと思う。
午前7時出発で帰宅は午後8時。走行距離約340キロ。12時間以上遊ぶとちょっと疲れる。
ブーツを脱いで1分後に、セットしておいたお風呂に大石公園で買ったラベンダーの入浴剤をいれてザブーン。ゴクラクゴクラク(^^ゞ
おしまい
2012.10.18追記
マクロに関する訂正投稿
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/52907002.html
wassho at 08:34|Permalink│Comments(0)│
2012年08月25日
白糸の滝(しらいとのたき) 富士宮市
白糸の滝という名前を持つ滝は日本各地にある。滝が落ちる姿を白糸にたとえるのはごく自然な発想なのだろう。関東で有名なのは軽井沢と富士宮。もっと小さなサイズの白糸の滝なら数え切れないくらい。今回訪れたのは富士山の西側にある富士宮の白糸の滝。
海派の私だがこの夏はほとんど海岸線を走っていない。やっぱり暑いからね。それで標高が高く涼しいところといえば、とりあえずは富士山なのだが、実は富士山は9月になってから行くつもりでいた。富士山はバイクやクルマで五合目まで登れる。でも8月は登山客優先でマイカー規制が敷かれて通行できないから。
が、しか〜し、なんと白糸の滝は遊歩道の工事に入るため、滝壺まで降りて間近に眺められるのは8月26日までなのである。8月最後の週末なんて渋滞必至なのだが、せっかく今年の夏のテーマは滝と決めたのでバイクツーリング決行。
地図はグーグルマップ。
ところどころアルファベットがあるのは地図に線を引くためについてしまうものだから気にしないで。東京から東名で御殿場まで行き、そこから時計方向に富士山を回ってきた。

富士山はちょっと遠い。御殿場までだいたい100キロ。つまりそれだけで往復200キロ。そして今回のように目的地が富士山の西側にある場合は、それだけ見て引き返すのももったいないから、結局ぐるっと1周してしまうことになる。そして富士山は広い。地図で富士山を1周している面積を東京に当てはめると、東京23区がすっぽり覆われるくらいだということがわかる。
白糸の滝に行くだけなら東名を御殿場ではなく、もっと先の富士インターチェンジで降りた方が近い。そうしなかったのは富士山南側の2合目付近を東西に伸びる富士山スカイラインを走りたかったから。途中で五合目に登る道路と接続して、そちらはマイカー規制だが2合目の道路は関係ない。全長約22キロ。
御殿場側から富士山スカイラインに入ってすぐのところに自衛隊の駐屯地がある。この日は富士総合火力演習という大規模な公開訓練の日だったので、見学客を乗せた観光バスが次々と基地に入っていく。なお陸上自衛隊のホームページでは26日実施としか書かれていないが、25日にもやっていたし夜のニュースでも報道されていた。ナゼに26日としか書かれていない?
駐屯地からしばらく走ったところ。
だんだんと山っぽくなってくる。
そして!
もちろん肝試しに侵入したりはしない(^^ゞ
富士山スカイラインは適度なカーブがあって楽しい道。ただし、それなりに交通量があって、遅いクルマにブロックされると見通しがきかないので抜くタイミングが難しい。それと路面はけっこう荒れている。コーナーの途中で凸凹しているところも多い。最後(西側)は直線と高速ヘアピンの組み合わせが10数回連続。高速ヘアピン=180度ターンだがコーナーのRは大きい=コーナーが長い=直線番長にはつらい(^^ゞ
2合目といっても標高は1500メートルほどあるので気温は25度くらいと低い。バイクで走っていると涼しいというよりちょっと寒かった。5合目は2300メートルなのでTシャツとメッシュジャケットだけでは無理かなと思う。
白糸の滝駐車場到着。
駐めたのは公営駐車場。かなり広くて、写っている範囲の数倍のスペースがある。
バイクは100円。
バイクスペースは奥の方に10台分ほど。
ちゃっかり一番奥の日陰のところに駐める。
滝への通り道。
お土産屋があって
さらに歩くと、
またお土産屋がある。
ちなみに駐車場はお土産屋の方が安いし滝に近い。
バイクならいくらかは訪ねなかった。
この店ではないけれど、
朝霧高原の牛乳で作ったというソフトクリームは濃厚でおいしかった。
富士宮やきそばに心惹かれるも、まだランチには早く。
白糸の滝の手前に音止めの滝というのがある。ここがその滝口を見る場所の入り口。小さな看板が出ているだけだから目立たない。
いちおう神社ということになっている。
しかし、こんな狭いスペースがあるだけ。
建物はない。土産物屋の間に余った敷地を観光客向けに神社にして、お賽銭を落としてもらおうという魂胆としか思えない。
流れてきた川が
細くなって
この空き地、じゃなかった神社の境内(^^ゞの横から落ちている。
写真で見るより実物は迫力があるが、それほどいいものを見たという印象は受けず。
こちらが音止めの滝を見る場所。
でも手すりが老朽化しているのか、こんな柵が。
だから柵の外側からだとこんな感じで、まったく物足りない。
しかし、土産物屋の場所から少し離れると
このド迫力!
落差も25メートルと充分だが、横幅が広いのが素晴らしい。
残念ながら、ここも先ほどの手すりの延長上の場所で、これより下には降りられなかった。跳ね返っている水煙から考えて、滝壺の手前からならさぞかし見応えがあるだろうに残念。
ところで左側の壁に注目。
コンクリートやん(>_<)
白糸の滝の滝口に降りる場所の土産物屋。
この突き当たりを右に降りていく。
ラムネ冷えて〼
しかしカレーラムネっておいしいの?
わさび1つ600円。
土産物屋の前の展望コーナーから見た白糸の滝。
ワオ! テンションあがる。
こんな階段を降りていく。
上りでもそれほどきつくない。階段を1/4くらい降りると明らかに涼しくなる。
階段の降り口にあった看板。
期間は来年の12月まで。土産物屋はどうするのかな。
途中の手洗い場?
飲めないとの注意書き。
滝壺の前の橋の上から。
左側の建物の先が滝に一番近い観瀑スポット。
これは橋を滝側から見たもの。
階段は建物の後ろ側に降りる。建物は土産物屋のようだが、もう使われていないみたい。白糸の滝はU字型にえぐれた渓谷で、滝以外の場所でも左右から水が流れ込んでいる。
水は美しく青い。
常に24ミリの広角レンズと、それを18ミリにまで広げるコンバーターもバッグに入れてあるのだが、交換が面倒で使ったことがなかった。試し撮り以外では初めてのレンズ交換撮影。(数字はすべて35ミリ換算:意味がわからなかったら調べてね)
いつもの27ミリ(ズームレンズの広角側)
24ミリ
18ミリ(24ミリにコンバーター追加)
今回は右側に影があったので、ワイドにした効果が少々わかりづらい。でも風景を撮るには24ミリくらいが、実際の見た目とのイメージの差が少ないかな。しかしズームで画角(写る範囲)を調整できないのはやはり不便。
やっぱりレンズ交換は面倒だった。立ったままカバンの中をゴソゴソやるのはイライラしてくる。私には向いていないことを改めて実感。
NEX-5Nを買ったときズームレンズの長さに戸惑った。だからコンパクトなサイズで24ミリから120ミリくらいのズームレンズが欲しいと以前に書いた。でも長さは、もう慣れちゃった。だからコンパクトにしなくていいから(その方が価格も安いと思う)24ミリから150ミリくらいのズームレンズを出してくれないかなと今は思っている。
白糸の滝のバリエーション。
滝口
真ん中あたりと下の方。
水しぶき感じられるかな?
滝壺
ややエメラルドグリーンな色がキレイだった。
白糸の滝は今まで見た中で一番気に入った。何本もの滝の集合体なので景色として奥行きがある。水自体もキレイだし、南向きで日当たりがいいので光が反射してより清らかに見える。しばらく工事中になるので見に行けとお奨めできないのが残念。それと、どうせなら工事するなら音止めの滝も間近までいけるようにして欲しい。
ーーーー続く。
海派の私だがこの夏はほとんど海岸線を走っていない。やっぱり暑いからね。それで標高が高く涼しいところといえば、とりあえずは富士山なのだが、実は富士山は9月になってから行くつもりでいた。富士山はバイクやクルマで五合目まで登れる。でも8月は登山客優先でマイカー規制が敷かれて通行できないから。
が、しか〜し、なんと白糸の滝は遊歩道の工事に入るため、滝壺まで降りて間近に眺められるのは8月26日までなのである。8月最後の週末なんて渋滞必至なのだが、せっかく今年の夏のテーマは滝と決めたのでバイクツーリング決行。
地図はグーグルマップ。
ところどころアルファベットがあるのは地図に線を引くためについてしまうものだから気にしないで。東京から東名で御殿場まで行き、そこから時計方向に富士山を回ってきた。

富士山はちょっと遠い。御殿場までだいたい100キロ。つまりそれだけで往復200キロ。そして今回のように目的地が富士山の西側にある場合は、それだけ見て引き返すのももったいないから、結局ぐるっと1周してしまうことになる。そして富士山は広い。地図で富士山を1周している面積を東京に当てはめると、東京23区がすっぽり覆われるくらいだということがわかる。
白糸の滝に行くだけなら東名を御殿場ではなく、もっと先の富士インターチェンジで降りた方が近い。そうしなかったのは富士山南側の2合目付近を東西に伸びる富士山スカイラインを走りたかったから。途中で五合目に登る道路と接続して、そちらはマイカー規制だが2合目の道路は関係ない。全長約22キロ。
御殿場側から富士山スカイラインに入ってすぐのところに自衛隊の駐屯地がある。この日は富士総合火力演習という大規模な公開訓練の日だったので、見学客を乗せた観光バスが次々と基地に入っていく。なお陸上自衛隊のホームページでは26日実施としか書かれていないが、25日にもやっていたし夜のニュースでも報道されていた。ナゼに26日としか書かれていない?
駐屯地からしばらく走ったところ。
だんだんと山っぽくなってくる。
そして!
もちろん肝試しに侵入したりはしない(^^ゞ
富士山スカイラインは適度なカーブがあって楽しい道。ただし、それなりに交通量があって、遅いクルマにブロックされると見通しがきかないので抜くタイミングが難しい。それと路面はけっこう荒れている。コーナーの途中で凸凹しているところも多い。最後(西側)は直線と高速ヘアピンの組み合わせが10数回連続。高速ヘアピン=180度ターンだがコーナーのRは大きい=コーナーが長い=直線番長にはつらい(^^ゞ
2合目といっても標高は1500メートルほどあるので気温は25度くらいと低い。バイクで走っていると涼しいというよりちょっと寒かった。5合目は2300メートルなのでTシャツとメッシュジャケットだけでは無理かなと思う。
白糸の滝駐車場到着。
駐めたのは公営駐車場。かなり広くて、写っている範囲の数倍のスペースがある。
バイクは100円。
バイクスペースは奥の方に10台分ほど。
ちゃっかり一番奥の日陰のところに駐める。
滝への通り道。
お土産屋があって
さらに歩くと、
またお土産屋がある。
ちなみに駐車場はお土産屋の方が安いし滝に近い。
バイクならいくらかは訪ねなかった。
この店ではないけれど、
朝霧高原の牛乳で作ったというソフトクリームは濃厚でおいしかった。
富士宮やきそばに心惹かれるも、まだランチには早く。
白糸の滝の手前に音止めの滝というのがある。ここがその滝口を見る場所の入り口。小さな看板が出ているだけだから目立たない。
いちおう神社ということになっている。
しかし、こんな狭いスペースがあるだけ。
建物はない。土産物屋の間に余った敷地を観光客向けに神社にして、お賽銭を落としてもらおうという魂胆としか思えない。
流れてきた川が
細くなって
この空き地、じゃなかった神社の境内(^^ゞの横から落ちている。
写真で見るより実物は迫力があるが、それほどいいものを見たという印象は受けず。
こちらが音止めの滝を見る場所。
でも手すりが老朽化しているのか、こんな柵が。
だから柵の外側からだとこんな感じで、まったく物足りない。
しかし、土産物屋の場所から少し離れると
このド迫力!
落差も25メートルと充分だが、横幅が広いのが素晴らしい。
残念ながら、ここも先ほどの手すりの延長上の場所で、これより下には降りられなかった。跳ね返っている水煙から考えて、滝壺の手前からならさぞかし見応えがあるだろうに残念。
ところで左側の壁に注目。
コンクリートやん(>_<)
白糸の滝の滝口に降りる場所の土産物屋。
この突き当たりを右に降りていく。
ラムネ冷えて〼
しかしカレーラムネっておいしいの?
わさび1つ600円。
土産物屋の前の展望コーナーから見た白糸の滝。
ワオ! テンションあがる。
こんな階段を降りていく。
上りでもそれほどきつくない。階段を1/4くらい降りると明らかに涼しくなる。
階段の降り口にあった看板。
期間は来年の12月まで。土産物屋はどうするのかな。
途中の手洗い場?
飲めないとの注意書き。
滝壺の前の橋の上から。
左側の建物の先が滝に一番近い観瀑スポット。
これは橋を滝側から見たもの。
階段は建物の後ろ側に降りる。建物は土産物屋のようだが、もう使われていないみたい。白糸の滝はU字型にえぐれた渓谷で、滝以外の場所でも左右から水が流れ込んでいる。
水は美しく青い。
常に24ミリの広角レンズと、それを18ミリにまで広げるコンバーターもバッグに入れてあるのだが、交換が面倒で使ったことがなかった。試し撮り以外では初めてのレンズ交換撮影。(数字はすべて35ミリ換算:意味がわからなかったら調べてね)
いつもの27ミリ(ズームレンズの広角側)
24ミリ
18ミリ(24ミリにコンバーター追加)
今回は右側に影があったので、ワイドにした効果が少々わかりづらい。でも風景を撮るには24ミリくらいが、実際の見た目とのイメージの差が少ないかな。しかしズームで画角(写る範囲)を調整できないのはやはり不便。
やっぱりレンズ交換は面倒だった。立ったままカバンの中をゴソゴソやるのはイライラしてくる。私には向いていないことを改めて実感。
NEX-5Nを買ったときズームレンズの長さに戸惑った。だからコンパクトなサイズで24ミリから120ミリくらいのズームレンズが欲しいと以前に書いた。でも長さは、もう慣れちゃった。だからコンパクトにしなくていいから(その方が価格も安いと思う)24ミリから150ミリくらいのズームレンズを出してくれないかなと今は思っている。
白糸の滝のバリエーション。
滝口
真ん中あたりと下の方。
水しぶき感じられるかな?
滝壺
ややエメラルドグリーンな色がキレイだった。
白糸の滝は今まで見た中で一番気に入った。何本もの滝の集合体なので景色として奥行きがある。水自体もキレイだし、南向きで日当たりがいいので光が反射してより清らかに見える。しばらく工事中になるので見に行けとお奨めできないのが残念。それと、どうせなら工事するなら音止めの滝も間近までいけるようにして欲しい。
ーーーー続く。
wassho at 23:40|Permalink│Comments(0)│
2012年07月28日
ヒマワリ あけぼの山農業公園
ヒマワリを見てきた。
夏の風物詩として辺り一面ヒマワリの写真を雑誌などで見かけることがある。それを一度は自分の目で見てみたいと思っていた。本日の東京は気象庁発表の最高気温33.3度、バイクの気温計は首都高上で36.5度! ヒマワリを見るには、もってこいの真夏日(^^ゞ
場所は5月にポピーを見に行った柏市の「あけぼの山農業公園」。ここは季節ごとにいろんな花を栽培している。特にチューリップ、ポピー、ヒマワリ、コスモスが有名。今年のヒマワリは約5万本。
バイクで手軽に行ける距離にヒマワリの名所は何カ所かあるが、微妙に開花時期が違う。植える時期や品種が違うのだろうか? それとヒマワリの見頃は意外と短く1週間程度らしい。あけぼの山農業公園のホームページをチェックしていると水曜日に七分咲き、木曜日に八分咲き、金曜日に満開となっていた。というわけで開会したオリンピックそっちのけで出かけてきた。
駐車場から見えるヒマワリ。
早くもテンション上がる。
ところが誤算その1
こんな感じのヒマワリ畑になっているのだが、ヒマワリというのは背が高い。確かにヒマワリは一杯咲いていても、ポピーの時と違って咲いているヒマワリすべてを見渡せるわけではない。見渡したい人は高めの脚立(きゃたつ)持参でどうぞ。実際、脚立に乗って撮影しているカメラマンもいた。
スイングパノラマで撮影。
ドアップで。
夏の元気を感じられるかな?
ハチさん食事中。
開花前のヒマワリ。
小学生の時に育てて、夏休みの絵日記にも書いたはずなのに、こんな形だったことはすっかり忘れていた。
誤算その2
ヒマワリは太陽の方を向くから「日回り」だと思っていた。だからヒマワリの撮影で逆光の心配はないと。しかし実際には太陽を背にして咲いている。つまり逆光である。調べてみると「日回り」するのは成長途中だけで、花は基本的に東向きなんだそうである。
公園を訪れたのは午後2時頃で逆光というほどの太陽の向きではないのだが、写真に撮ると花が影になってしまう。実際の見た目のヒマワリの中心部はこんなに暗くない。人間の目には逆光補正機能がついているのか? 最近写真を撮ると逆光の文句ばかり書いているね。
NEX(最近買ったデジカメ)には逆光対策が3つ用意されている。1つは「おまかせオートモード」でカメラが逆光を関知すると補正してくれるもの。この場合は液晶画面に「逆光」という表示が出る。しかし前日の城ヶ崎ツーリングで書いたようにNEXはあまり逆光と判断しない傾向がある。まして午後2時の太陽位置である。今回は一度も逆光と判断しなかった。
2つめはiPhoneにも搭載されているHDRという機能。
カメラには写真の明るさを変える露出・絞りという機能があるが、HDRは露出の違う=明るさの違う3枚の写真を連写して合成し、いいとこ取りをするというもの。HDR=high dynamic range imaging
3つめはDROという機能。
DRO=dynamic range optimizer。オプティマイズというのは最適化のこと。この仕組み・原理はよくわからない。要は写真に明るい部分と暗い部分があれば、最適になるように調整するというもの。「おまかせオートモード」で逆光と表示されるときは、このDROが作動しているのかもしれない。
「おまかせオートモード」ではHDRは使えないし、DROをこちらの都合で作動させることもできない。そこで「プログラム・オートモード」で撮影を試す。プログラム・オートモードというネーミングはさっぱり意味がわからないが、
おまかせオートモード
露出とシャッタースピードはカメラが自動で行う。
その他の設定もカメラが自動で行う。
プログラム・オートモード
露出とシャッタースピードはカメラが自動で行う。
その他の設定は撮影者が自分で設定する。
ということらしい。以前「オート・モード」といっていたのが、プログラム・オートモードで、その後カメラにいろんな機能が備わり、それもまとめてフルオートにしたのがおまかせオートモードということなのかな。どうしてプログラムなんて意味の通じないネーミングを使うかな。露出とシャッタースピードはカメラの基本だから「ベーシック・オートモード」と「フルオート・モード」とかにすればいいのに。
HDRとDROでも撮ってみたが、あまり変化なし。
とりあえず今回のような微妙な逆光には効果がないみたいで期待はずれ。
プログラム・オートモードは露出はカメラ任せなんだけれど、ボタン1つで微調整できる仕組みもついている。それで明るくなるという方向へ回してみた。
1つ前の写真と較べると明るすぎる感じがするが、ヒマワリの中心部の見た目はこの写真の方が近い。ただし葉の部分は色が薄くなりすぎている。何も考えずにシャッターを押して、見た目通りの写真が撮れる時代が早く来て欲しい。
まだまだ未完成なカメラ・テクノロジーを哀れんで、
皆とは逆方向を向いてくれている貴重なヒマワリ。
キレイに撮りたかったら午前中に来いといってるのかもしれないが(^^ゞ
こんなヒマワリも少しだけあった。
この品種の葉っぱはおいしいらしく虫食いだらけ。
風車と一緒にヒマワリを撮りたかったのだが、
位置関係が悪くヒマワリは後ろ向きで残念。
NEXには液晶画面に映っているものをタッチすれば、
そこにピントを合わせるという機能がある。
風車にタッチ。
ヒマワリにタッチ。
ボケた写真を撮るときに構図を調整する機能と思われるが、以前に書いたように写真のボケは不要と思っているので、私にはあまり必要ない機能。
あけぼの山農業公園といえば、その風車が名物。
何のために、あるいはどういう理由で風車があるかは不明。
公園のホームページにも説明はない。
それと前回も今回も風車は回っていなかった。
ポピーを見に来た前回、風車前の池にはスイレンが咲いていたが今回はハス。
ハスとスイレンは、どっちがどっちだったか間違いやすい。漢字も蓮と睡蓮で似ているし。写真のように水面から茎が伸びているのがハス。スイレンは水面で咲く。
ハスの花。
2枚目の花の写真で何か連想しない?
そうハスの根がレンコン。漢字では蓮根と書く。
花の真ん中にあるレンコンみたいなのは雌しべなのかな?
ついでにハスを英語でいうとロータス。
ついでに、これはネギ(^^ゞ
農業公園だから、こういうものも栽培しているみたい。
レンコンも収穫するのかな?
ここは前回ポピー畑だったところ。
次は何を育てているのだろう。
風車池のそばからヒマワリ畑。
これはスイングパノラマで撮ってみた。
今回もズームレンズだけで、広角レンズやワイドコンバーターは使用せず。
面倒だったというより、暑くて気力が起きなかった。
ヒマワリの背が高くて、全体を見渡せるような場所もなかったし。
※ブログの先頭の写真は、背伸びして腕をいっぱい伸ばしてカメラを高い位置にして撮ったもの。だから、あのヒマワリが目の前に広がる風景を「この眼」では見ていないのが心残り。
見事にヒマワリは後ろ向きだけれど、せっかくだからヒマワリと風車の図。
これはヒマワリ畑の横の道路から。ヒマワリ畑は道路より少し低くなっているから、多少は見晴らしがよい。
咲き誇っているヒマワリを見ると、こちらまで元気になってくる。
でも暑くてクタクタになるのが難点。
それはともかく暑中お見舞い申し上げます。
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2012年07月22日
NEX-5N レンズテストその4 デジタルズーム
早起きして天気チェック。
予報は前日からと変わらず終日曇り。降水確率30〜40%。
東京アメッシュと国交省のXバンドレーダーで東京と神奈川に雨雲なし。しかし窓の外を見ると雲が厚く低い。いまいちバイクで出かける踏ん切りがつかない。午前7時半頃、テレビが江ノ島から「こちらでは雨が降っています」と生中継。アレッ?と思って東京アメッシュとXバンドレーダーを再度チェックするも、やはり雨雲なし。あまり当てにならないのかな。
結局、大した雨は降らないにしても、ところどころで小雨程度は避けられないと判断して、本日のバイク遊びは中止。こんなこともあろうかとツタヤで借りてきたDVDを観る。しかし朝の8時から映画を観るなんてヘンな気分。
レンズテストの最終回はデジタルズーム。6年前のイクシーでは画像が荒く使い物にならなかったが、新しく買ったNEXではどの程度技術が進歩しているか、使い物になるかの確認。結論として使い物になることは城ヶ崎〜伊豆スカ・ツーリングでアップ済み。今回はせっかく一杯撮ったから記録としてアップ。
光学ズームあるいは望遠レンズは、レンズの作用によって大きく写す仕組み。一方デジタルズームはフィルムに相当する画像センサーに写った画像を拡大して大きく見せる(正確には記録する)仕組み。大きく写すのか、写ったものを大きく見せるのかの違い。デジカメで撮った写真はパソコンで拡大できるけれど、それと同じことをカメラで記録するときにでやっている。元のサイズより拡大するから原理的に当然画質は落ちる。それを上手にごまかすのがテクノロジー。
もう少しわかりやすい説明はここで。なおこのページで出てくるCCDはフィルムに相当する画像センサーのこと。また銀塩カメラはフィルム式のカメラのこと。デジタルカメラと区別するために、フィルムカメラ、アナログカメラ、銀塩カメラといったりする。
銀塩というのは写真のフィルムに塗られている材質。これが光に当たって化学変化を起こし写真を記録する。一般的には感光剤などと呼ばれる。調べたら塩化銀という材質なのに、なぜかカメラの世界では銀塩と逆さまに呼ぶ。
ところで写真フィルムには塩化銀だけじゃなく、補助的な役割を果たす材質も塗られている。そのひとつがタンパク質の1種で女性が大好きなコラーゲン。だから富士フイルムは、写真フィルムで培ったコラーゲンの技術を応用して化粧品を作っている。(本当に写真フィルムのコラーゲン技術を使っているのか、ブランドのストーリーとして、そういうアピールをしているだけなのかは知らない)
さてデジタルズームのテスト。
NEXは10倍まで拡大できる。
まずはズームレンズの光学ズームから順番に。
※数字は35ミリ換算
◆ズームレンズ27ミリ
◆ズームレンズ36ミリ
◆ズームレンズ42ミリ
◆ズームレンズ52.5ミリ
◆ズームレンズ82.5ミリ
ここからがデジタルズーム。
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム1.5倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム2倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム2.5倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム3倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム3.5倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム4倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム5倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム6倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム7倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム8倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム9倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム10倍
光学ズーム52.5ミリや82.5ミリと、デジタルズーム1.5倍を見較べると、デジタルズームで画像がやや甘くなっているというか、ごく薄くベールが掛かったように見える。しかし順番に見較べたからそうわかるレベルで、デジタルズーム1.5倍だけを見れば特に不満は感じないと思う。それと光学82.5ミリまでは「マンションのある風景」だがデジタルズーム1.5倍は「マンション」の写真になっている。何が撮れるかということで、この違いは大きい。
デジタルズームの倍率が上がるにつれ徐々に画質は悪化しているが、3倍くらいまでは私的には充分実用範囲。3倍というと約250ミリ相当。NEXで250ミリをカバーする別売りのズームレンズは10万円近い。滅多にそんな倍率では撮らないから、別売りレンズを買うつもりはない。だからやっぱりデジタルズームは便利な機能。
ちなみに城ヶ崎〜伊豆スカ・ツーリングでとった灯台の写真はズームレンズ82.5ミリ×デジタルズーム2倍。富士山の写真は3倍か3.5倍だったと思う。富士山がクッキリしていないのはデジタルズームのせいじゃなく、富士山がかなり遠くにあって霞んでいるから。光学250ミリで撮っても同じ結果になると思う。
次は24ミリ広角レンズのデジタルズーム。
◆広角レンズ24ミリ (これだけ撮影時刻が少し離れており、より青空)
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム1.5倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム2倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム2.5倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム3倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム3.5倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム4倍
どちらかというと、ズームレンズより広角レンズのテストのほうが興味があった。
24ミリの1.5倍は36ミリ、2倍は48ミリ、2.5倍で60ミリになる。
光学ズームレンズの似たようなミリ数と較べると
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム1.5倍(36ミリ相当)
◆ズームレンズ 36ミリ
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム2倍(48ミリ相当)
◆ズームレンズ 52.5ミリ
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム2.5倍(60ミリ相当)
だいたい換算通りの結果かな。当たり前だけれど。
建物の真ん中と写真のセンターを揃えて撮影しておけば、もっとわかりやすかったと反省。
レンズの交換自体はガチャッとはめるだけだから簡単。しかし傷をつけないように、あるいはホコリなどが付着しないように、ケースからの出し入れやキャップのつけ外しがけっこう面倒である。
バイク・ツーリングの時の写真はほとんどが風景写真で、イクシーの時もズームレンズの広角一杯側で9割位を取っていたはず。だからNEXで24ミリの広角レンズをつけておき、ちょっと寄りたい(大きく写したい)ときにデジタルズームでキレイに拡大できれば便利かなと。24ミリの広角レンズなら薄いので、革ジャンのポケットに入れることも可能である。
NEXについていた27〜82.5ミリのズームレンズと、24ミリの広角レンズをどう使い分けるかは今後の課題。正確に言うなら使い分けるかどうかも課題。本音を言えば一本ですむレンズが欲しい。デジタルズームは使い物になるとはいえ、いちいちメニューから設定を呼び出す必要があって煩わしい。
今回デジカメを買い換えるときに最初に考えたのは、ミラーレスではなく普通のコンパクトタイプ。キャノンにはイクシーとは別に少し高級・マニア向けのパワーショットというブランドがある。最初はその中のS100というモデルにするつもりだった。値段は3万5000円ほど。他のメーカーにも同じようなモデルがあるが、イクシーと同じキャノンなら操作方法が似ているかなと思って。
買い換え理由その1である広角は、私のイクシー900ISが28ミリであるにに対してS100は24ミリだから、とりあえずクリア。買い換え理由その2の画質は、イクシーより上級ブランドだし、900ISより6年たっているから当然キレイになっているだろうという判断。
しかし、ネットでアレコレ見られるアマチュアが投稿した機種別の写真を見較べるうちに(メーカーのホームページある撮影例写真はプロが撮ったものだから、どんなデジカメでもキレイであまり参考にならない)、コンパクト〜ミラーレス〜一眼レフでは画質に明確な差があることがわかり、コンパクトは対象外に。一眼レフは大きいし重いし高いから、ミラーレスにしたというのは以前に書いたとおり。それで画質の違いの一番の理由はフィルムに相当する画像センサーの大きさ。
どれくらい違うかというとこんな感じ。
図はデジカメプラスから引用。
ちなみにフルサイズと書いてあるのがフィルムと同じ大きさ。普通のフィルムは35ミリなのに、画像センサーのフルサイズの横幅がなぜ36ミリなのかは長くなるので省略。
NEXのセンサーはAPS-Cというサイズ。
普通のコンパクトデジカメは1/2.3サイズ。パワーショットS100は図にはない1/1.7というサイズ。(これが高級コンパクトデジカメの基本サイズらしい)。面積で較べると
1/1.7サイズ=43ミリ平米
APS-Cサイズ=370ミリ平米
370 ÷ 43 = 8.6倍
センサーの具体的サイズは後で知ったのであるが、これだけ大きさが違えば画質に差がつくことも納得。カメラは「レンズの性能」「センサーのサイズと性能」「画像エンジンと呼ばれるセンサーの制御技術」の3つの掛け合わせで画質が決まるといわれている。ミラーレスはAPS-Cかフォーサーズと呼ばれるセンサーを積んでいる。少ししか大きさが違わないからフォーサーズが他の2つの要素でAPS-Cのカメラを上回ることは可能かも知れない。しかし1/1.7や1/2.3サイズと、APS-Cあるいはフォーサーズとでは、つまりコンパクトとミラーレスではやはり土俵が違う。
話をキャノンのS100に戻すと、このカメラには24ミリ〜120ミリのズームレンズがついている。このクラスの高級コンパクトは大体それくらいのレンズ。そういった1本でとりあえずOKなレンズが、なんでミラーレスにはないかなあ。それにS100のレンズは使わないときは縮んでボディに格納される。センサーのサイズが大きくなればレンズの直径が太くなるのは避けられないとして、パナソニック程度の大きさのレンズで24ミリ〜120ミリ程度ならできるはず。
まあメーカーとしては、微妙にレンズの焦点距離を変えていろいろレンズを買わせたいという気持ちはわかる。またマニアにはその方が使い勝手がいいのかも知れない。しかし以前に書いたようにデジカメの相場が下がって、6年前のイクシーと今のNEXは同じ値段なのである。だからカメラに関心がない人はNEXクラスを買わないという設定は間違っている。現に私が買っている! NEXにはパナソニックサイズで、これ1本でOKレンズをぜひ開発してもらいたい。
どうしてもダメならパナソニックにスイングパノラマが搭載されるでもいいけど(^^ゞ
おしまい
予報は前日からと変わらず終日曇り。降水確率30〜40%。
東京アメッシュと国交省のXバンドレーダーで東京と神奈川に雨雲なし。しかし窓の外を見ると雲が厚く低い。いまいちバイクで出かける踏ん切りがつかない。午前7時半頃、テレビが江ノ島から「こちらでは雨が降っています」と生中継。アレッ?と思って東京アメッシュとXバンドレーダーを再度チェックするも、やはり雨雲なし。あまり当てにならないのかな。
結局、大した雨は降らないにしても、ところどころで小雨程度は避けられないと判断して、本日のバイク遊びは中止。こんなこともあろうかとツタヤで借りてきたDVDを観る。しかし朝の8時から映画を観るなんてヘンな気分。
レンズテストの最終回はデジタルズーム。6年前のイクシーでは画像が荒く使い物にならなかったが、新しく買ったNEXではどの程度技術が進歩しているか、使い物になるかの確認。結論として使い物になることは城ヶ崎〜伊豆スカ・ツーリングでアップ済み。今回はせっかく一杯撮ったから記録としてアップ。
光学ズームあるいは望遠レンズは、レンズの作用によって大きく写す仕組み。一方デジタルズームはフィルムに相当する画像センサーに写った画像を拡大して大きく見せる(正確には記録する)仕組み。大きく写すのか、写ったものを大きく見せるのかの違い。デジカメで撮った写真はパソコンで拡大できるけれど、それと同じことをカメラで記録するときにでやっている。元のサイズより拡大するから原理的に当然画質は落ちる。それを上手にごまかすのがテクノロジー。
もう少しわかりやすい説明はここで。なおこのページで出てくるCCDはフィルムに相当する画像センサーのこと。また銀塩カメラはフィルム式のカメラのこと。デジタルカメラと区別するために、フィルムカメラ、アナログカメラ、銀塩カメラといったりする。
銀塩というのは写真のフィルムに塗られている材質。これが光に当たって化学変化を起こし写真を記録する。一般的には感光剤などと呼ばれる。調べたら塩化銀という材質なのに、なぜかカメラの世界では銀塩と逆さまに呼ぶ。
ところで写真フィルムには塩化銀だけじゃなく、補助的な役割を果たす材質も塗られている。そのひとつがタンパク質の1種で女性が大好きなコラーゲン。だから富士フイルムは、写真フィルムで培ったコラーゲンの技術を応用して化粧品を作っている。(本当に写真フィルムのコラーゲン技術を使っているのか、ブランドのストーリーとして、そういうアピールをしているだけなのかは知らない)
さてデジタルズームのテスト。
NEXは10倍まで拡大できる。
まずはズームレンズの光学ズームから順番に。
※数字は35ミリ換算
◆ズームレンズ27ミリ
◆ズームレンズ36ミリ
◆ズームレンズ42ミリ
◆ズームレンズ52.5ミリ
◆ズームレンズ82.5ミリ
ここからがデジタルズーム。
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム1.5倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム2倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム2.5倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム3倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム3.5倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム4倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム5倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム6倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム7倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム8倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム9倍
◆ズームレンズ82.5ミリ × デジタルズーム10倍
光学ズーム52.5ミリや82.5ミリと、デジタルズーム1.5倍を見較べると、デジタルズームで画像がやや甘くなっているというか、ごく薄くベールが掛かったように見える。しかし順番に見較べたからそうわかるレベルで、デジタルズーム1.5倍だけを見れば特に不満は感じないと思う。それと光学82.5ミリまでは「マンションのある風景」だがデジタルズーム1.5倍は「マンション」の写真になっている。何が撮れるかということで、この違いは大きい。
デジタルズームの倍率が上がるにつれ徐々に画質は悪化しているが、3倍くらいまでは私的には充分実用範囲。3倍というと約250ミリ相当。NEXで250ミリをカバーする別売りのズームレンズは10万円近い。滅多にそんな倍率では撮らないから、別売りレンズを買うつもりはない。だからやっぱりデジタルズームは便利な機能。
ちなみに城ヶ崎〜伊豆スカ・ツーリングでとった灯台の写真はズームレンズ82.5ミリ×デジタルズーム2倍。富士山の写真は3倍か3.5倍だったと思う。富士山がクッキリしていないのはデジタルズームのせいじゃなく、富士山がかなり遠くにあって霞んでいるから。光学250ミリで撮っても同じ結果になると思う。
次は24ミリ広角レンズのデジタルズーム。
◆広角レンズ24ミリ (これだけ撮影時刻が少し離れており、より青空)
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム1.5倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム2倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム2.5倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム3倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム3.5倍
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム4倍
どちらかというと、ズームレンズより広角レンズのテストのほうが興味があった。
24ミリの1.5倍は36ミリ、2倍は48ミリ、2.5倍で60ミリになる。
光学ズームレンズの似たようなミリ数と較べると
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム1.5倍(36ミリ相当)
◆ズームレンズ 36ミリ
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム2倍(48ミリ相当)
◆ズームレンズ 52.5ミリ
◆広角レンズ24ミリ × デジタルズーム2.5倍(60ミリ相当)
だいたい換算通りの結果かな。当たり前だけれど。
建物の真ん中と写真のセンターを揃えて撮影しておけば、もっとわかりやすかったと反省。
レンズの交換自体はガチャッとはめるだけだから簡単。しかし傷をつけないように、あるいはホコリなどが付着しないように、ケースからの出し入れやキャップのつけ外しがけっこう面倒である。
バイク・ツーリングの時の写真はほとんどが風景写真で、イクシーの時もズームレンズの広角一杯側で9割位を取っていたはず。だからNEXで24ミリの広角レンズをつけておき、ちょっと寄りたい(大きく写したい)ときにデジタルズームでキレイに拡大できれば便利かなと。24ミリの広角レンズなら薄いので、革ジャンのポケットに入れることも可能である。
NEXについていた27〜82.5ミリのズームレンズと、24ミリの広角レンズをどう使い分けるかは今後の課題。正確に言うなら使い分けるかどうかも課題。本音を言えば一本ですむレンズが欲しい。デジタルズームは使い物になるとはいえ、いちいちメニューから設定を呼び出す必要があって煩わしい。
今回デジカメを買い換えるときに最初に考えたのは、ミラーレスではなく普通のコンパクトタイプ。キャノンにはイクシーとは別に少し高級・マニア向けのパワーショットというブランドがある。最初はその中のS100というモデルにするつもりだった。値段は3万5000円ほど。他のメーカーにも同じようなモデルがあるが、イクシーと同じキャノンなら操作方法が似ているかなと思って。
買い換え理由その1である広角は、私のイクシー900ISが28ミリであるにに対してS100は24ミリだから、とりあえずクリア。買い換え理由その2の画質は、イクシーより上級ブランドだし、900ISより6年たっているから当然キレイになっているだろうという判断。
しかし、ネットでアレコレ見られるアマチュアが投稿した機種別の写真を見較べるうちに(メーカーのホームページある撮影例写真はプロが撮ったものだから、どんなデジカメでもキレイであまり参考にならない)、コンパクト〜ミラーレス〜一眼レフでは画質に明確な差があることがわかり、コンパクトは対象外に。一眼レフは大きいし重いし高いから、ミラーレスにしたというのは以前に書いたとおり。それで画質の違いの一番の理由はフィルムに相当する画像センサーの大きさ。
どれくらい違うかというとこんな感じ。
図はデジカメプラスから引用。
ちなみにフルサイズと書いてあるのがフィルムと同じ大きさ。普通のフィルムは35ミリなのに、画像センサーのフルサイズの横幅がなぜ36ミリなのかは長くなるので省略。
NEXのセンサーはAPS-Cというサイズ。
普通のコンパクトデジカメは1/2.3サイズ。パワーショットS100は図にはない1/1.7というサイズ。(これが高級コンパクトデジカメの基本サイズらしい)。面積で較べると
1/1.7サイズ=43ミリ平米
APS-Cサイズ=370ミリ平米
370 ÷ 43 = 8.6倍
センサーの具体的サイズは後で知ったのであるが、これだけ大きさが違えば画質に差がつくことも納得。カメラは「レンズの性能」「センサーのサイズと性能」「画像エンジンと呼ばれるセンサーの制御技術」の3つの掛け合わせで画質が決まるといわれている。ミラーレスはAPS-Cかフォーサーズと呼ばれるセンサーを積んでいる。少ししか大きさが違わないからフォーサーズが他の2つの要素でAPS-Cのカメラを上回ることは可能かも知れない。しかし1/1.7や1/2.3サイズと、APS-Cあるいはフォーサーズとでは、つまりコンパクトとミラーレスではやはり土俵が違う。
話をキャノンのS100に戻すと、このカメラには24ミリ〜120ミリのズームレンズがついている。このクラスの高級コンパクトは大体それくらいのレンズ。そういった1本でとりあえずOKなレンズが、なんでミラーレスにはないかなあ。それにS100のレンズは使わないときは縮んでボディに格納される。センサーのサイズが大きくなればレンズの直径が太くなるのは避けられないとして、パナソニック程度の大きさのレンズで24ミリ〜120ミリ程度ならできるはず。
まあメーカーとしては、微妙にレンズの焦点距離を変えていろいろレンズを買わせたいという気持ちはわかる。またマニアにはその方が使い勝手がいいのかも知れない。しかし以前に書いたようにデジカメの相場が下がって、6年前のイクシーと今のNEXは同じ値段なのである。だからカメラに関心がない人はNEXクラスを買わないという設定は間違っている。現に私が買っている! NEXにはパナソニックサイズで、これ1本でOKレンズをぜひ開発してもらいたい。
どうしてもダメならパナソニックにスイングパノラマが搭載されるでもいいけど(^^ゞ
おしまい
wassho at 23:06|Permalink│Comments(0)│
2012年07月21日
NEX-5N レンズテストその3 スイングパノラマ
本日の東京は曇りまたは小雨。
そして、あと10日で8月だというのに昼過ぎの気温は20度。
だいじょうぶか日本の夏?
さてスイングパノラマのテスト結果。
まずはカメラを横に構えて。普通はズームレンズなら広角側でパノラマを撮るんだろうけれど、ズーム率を変えて撮ってみたのは狙いがあったから。それは後ほど。なお数値はすべて35ミリ換算。
◆スイングパノラマ 横撮り 27ミリ
◆スイングパノラマ 横撮り 36ミリ
◆スイングパノラマ 横撮り 42ミリ
◆スイングパノラマ 横撮り 52.5ミリ
◆スイングパノラマ 横撮り 82.5ミリ
カメラを振りながら撮るのはなかなか難しい。あまり早く移動させても遅くてもエラーとなって写真は合成されない。もちろん水平も保たなければならない。だいたい写真は構図を決めてからシャッターを切るが、スイングパノラマは、カメラをたとえば左から右に移動させる場合、左側をどこから撮るかは自分で決められても、右側がどこで撮り終わるかがつかめない。つまりどんな構図になるかは出たとこ勝負。これらの写真も建物を真ん中に納めるつもりだったが、結果はごらんの通りで。まあ撮り慣れればコツがつかめるだろう。
水平はカメラがカクンと揺れたりすればエラーになるが、普通に水平を意識していればOKみたい。手でカメラ持って、身体を回転させるようにカメラを移動させているから数度の傾き=水平方向のデコボコはあるはずだが、できあがった写真にそんな形跡は見られない。おそらく上下は少しトリミング(切り抜くこと)して仕上げているのだと思う。なおカメラがカクンとならなければ撮影されるので、カメラがなだらかに上下した場合には、傾いた写真になってしまう。
スイングパノラマはカメラを移動させてる間、連写を続けて、それを合成するという仕組み。撮影した場所は人通りも多かったので、ランニングなどで早く動いている人や、ゆっくり歩いていても撮影場所の近くにいる人などは、移動範囲が大きいので多重写真のようになっている。これは仕方ない。
カメラを横に構えてのパノラマは横長写真になりすぎて、大きくプリントすればおもしろいかも知れないが、画面の大きさに制約のあるパソコン画面では縦方向が短くて、広い範囲が写っていてもあまり広さを感じない。
そこでカメラを縦に構えてのスイングパノラマ。
このテストではズームレンズだけではなく24ミリの広角レンズと、それにワイドコンバーターを装着して18ミリ相当でも撮ってみた。
※18ミリの右端が黒くなっているのはカメラを振るのが遅すぎて、連写が終わってしまったから。
◆スイングパノラマ 縦撮り 18ミリ(広角レンズ&ワイドコンバーター)
◆スイングパノラマ 縦撮り 24ミリ(広角レンズ)
◆スイングパノラマ 縦撮り 27ミリ
◆スイングパノラマ 縦撮り 36ミリ
◆スイングパノラマ 縦撮り 42ミリ
◆スイングパノラマ 縦撮り 52.5ミリ
◆スイングパノラマ 縦撮り 82.5ミリ
NEXは画像の縦横比が
2:3
9:16
の2つのモードがある。
わかりやすく縦を1に換算すれば
1:1.5
1:1.8
である。ただし9:16のモードは、2:3の画像の上下をトリミングして見かけ上9:16に仕上げている。つまり9:16は横が広く写るのではなく、縦が狭く写るだけ。フィルムに相当する画像センサーの比率が2:3だから、もともとそれ以上は広くは撮れない。まあワイド感を出すための演出みたいなもの。
スイングパノラマの比率は
横撮り 1:4.4
縦撮り 1:1.8
となる。9:16モードとスイングパノラマ縦撮りは同じ1:1.8だが、こちらは縦を狭くした演出ではなく、写真を重ね合わせて横に広く撮ることになる。
スイングパノラマにはワイドモードというのもあって、その場合の比率は
横撮り 1:6.7
縦撮り 1:2.6
となる。
以下はワイドモードでカメラを縦に構えてのスイングパノラマ。
ノーマルモードで横撮りの1:4.4だと横長過ぎるが、このワイドモード縦撮りの1:2.6ならギリギリOKかなという気もする。なお、このテストはズームレンズのみ。パノラマ合成が途中で切れていたり、建物が中心にいなかったり、画像が傾いていたりはスイングパノラマ初体験ということで大目に(^^ゞ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 27ミリ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 36ミリ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 42ミリ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 52.5ミリ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 82.5ミリ
さていよいよ比較検証その1
◆18ミリ(ワイドコンバーター装着)
◆スイングパノラマ 縦撮り 27ミリ
横方向の範囲で較べれば、ワイドコンバーターをつけた広角18ミリと、ズームレンズ27ミリの縦撮りパノラマはほぼ同じ。NEXの場合、1万円のお手軽ワイドコンバーターがあるけが、本来20ミリ以下の広角レンズはかなり高価なもの。そう考えると、当たり前だがスイングパノラマのコストパフォーマンスは高い。
縦方向の比率が違うので写真自体の印象はかなり違う(ブログの中では縮小されているので拡大して見較べて)。スイングパノラマのほうが建物が大きく迫力があるといえるし、広角18ミリのほうは建物が実際の印象より遠いとはいえ、空間の広さがよく感じられるともいえる。建物ならスイングパノラマ、海や山の開けた景色なら広角18ミリということになるんだろうか。まあ、これからいろいろ撮ってみないとわからない。
画質は15インチモニターのMacBook Proの画面一杯に拡大してみても、特にスイングパノラマが劣っているとは思えない。パット見は広角18ミリのほうがキレイなのだが、それは雲が少なくて空の色がきれいなのと、建物などの日光の反射が多いからだろう。
比較検証その2
横道にそれるが画質の違いで思い出したのが、ズームレンズと広角レンズの比較。ズームレンズは焦点距離=倍率を変えられるレンズ。ちなみにズームするといえば大きく撮影するイメージがあるが、英語的には拡大・縮小の両方を指す。それでよく使うズームアップという表現はたぶん和製英語。ズームインが正しい。反対語はズームアウト。アップで撮るのアップは、ズームアップではなくクローズアップのアップ。
さて倍率を変えられないレンズは焦点距離を変えられないだから、単焦点レンズと呼ばれる。それで例えば24ミリ〜100ミリの望遠レンズがあったとして、そのズームレンズの30ミリ部分と、30ミリの単焦点レンズでは単焦点レンズの性能が高いといわれる。理由は知らない。ズームレンズは可動部分があってレンズの構造が複雑そうだから、シンプルな単焦点レンズのほうがとらえた光=情報をより損なうことなくフィルムやセンサーに伝えるのかなと思っている。
NEXについている24ミリの広角レンズは単焦点レンズである。ズームレンズは27ミリ〜82.5ミリで、24ミリはカバーしていないが、まあ近いところなので比較。
◆24ミリ広角レンズ
◆ズームレンズ27ミリ
変わらないね。単焦点24ミリ広角レンズのほうが画像がクリアな感じもするけれど。ところで公園でテストしたときは主に撮影範囲の違いがメインだったから気がつかなかったが、どちらのレンズも建物の両サイドの潰れていてちょっと残念。
なお比較は先ほどと同じように15インチモニター一杯に拡大したサイズでおこなっている。ブログの写真をクリックすれば大きくなるが、ブラウザーで見やすい程度のサイズに縮小されているので、そのサイズではほとんど見分けがつかないと思う。
比較検証その3
その1で見たように、ワイドコンバーターで18ミリにした広角レンズと、ズームレンズ27ミリ位置の縦撮りパノラマは水平方向でほぼ同じ画角となった。今度は24ミリ広角レンズと同じ画角になる縦撮りパノラマは何ミリかの検証。たいして意味はないが。
ズームレンズはメモリの刻んである位置でしか撮影していないので、写真を見ながら推測すると、水平方向が24ミリ広角レンズ相当の画角になるのはスイングパノラマ縦撮り30ミリくらいかな。
◆スイングパノラマ 縦撮り 27ミリ
◆24ミリ広角レンズ
◆スイングパノラマ 縦撮り 36ミリ
あらためて24ミリ広角レンズをパノラマで挟んで見較べてみると、風景を撮るにはこれくらいがバランスがいいような気がしてきた。18ミリは大きな建物などを近い距離から撮るには便利だろうが、普通に風景を撮るにはちょっと極端な構図になりそうな気がする。
比較検証その4
広角レンズにすればするほど写る範囲は広くなるが、写るものは小さくなる。スイングパノラマは合成写真だから、横方向は広く撮りながら大きく写せる。
◆ズーム36ミリでの撮影
◆ズーム52.5ミリでの撮影
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 82.5ミリ
柱の数と大きさを見較べてみると縦撮り82.5ミリで撮ったスイングパノラマ・ワイドモードは、だいたい38ミリくらいの範囲を50ミリくらいの大きさで写しているように思える。
次の比較だと横方向の範囲はほぼ同じ。柱の大きさを計ってみると
◆ズーム36ミリでの撮影 <柱の高さ360ピクセル>
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 52.5ミリ<柱の高さ580ピクセル>
ピクセルというのは画面上の単位。ピンとこなければ、とりあえず長さが360対580だったということ。
580ピクセル ÷ 360ピクセル = 1.6倍
高さが1.6倍も違うようには思えなかったので、疑い深く切り抜いてみた。
違うね(^^ゞ
全体の風景に混じると、人間の目はあまり正確に判断できないみたい。あるいは写真の縦横比が違うのに惑わされているのかな。もっとも測定結果より大事なのは見た目の印象だけれど。
スイングパノラマは広く、かつ大きな写真が撮れることがわかった。合成の時の継ぎ接ぎも感じられないし、画像そのものも低下しているとは私のような素人目には見えない。レンズの持つ撮影範囲の限界を超えたわけで、カメラの歴史を変える技術だと私には思える。その割に話題になっていないのは、カメラに関心のない普通の人は広い範囲を撮りたいとも特に思わないだろうし、カメラに関心のある人はこういうテクノロジーに対しては保守的だからかな。まあ人のことはともかく、私にとっては便利な機能。
ただ問題は、スイングパノラマは細長い写真を100枚ほど連写して、それを合成しているらしい。つまりたくさん写真を撮るわけで、その分バッテリーの減りも早い。何でもかんでもスイングパノラマで撮っていたらバッテリーが持たない気がする。
さらに問題は、意図した構図で撮るには、それなりの慣れ・練習が必要なこと。ワイドとノーマルを切り替えたり、ズームレンズの倍率をいじってとなるとなおさらである。今はデジカメを買い換えたばかりで、多少カメラに関心が高まっているが、私にそんなことができるかどうか(^^ゞ
実際、先日の城ヶ崎でもスイングパノラマで1枚撮って、イメージした絵ヅラにならなかったので、面倒になってやめてしまった。なんとなく宝の持ち腐れになりそうな予感ありあり。広角レンズとワイドコンバーターも持って行ったけれど、結局レンズ交換しなかったし。
ーーー続く。
次回はデジタルズーム。
そして、あと10日で8月だというのに昼過ぎの気温は20度。
だいじょうぶか日本の夏?
さてスイングパノラマのテスト結果。
まずはカメラを横に構えて。普通はズームレンズなら広角側でパノラマを撮るんだろうけれど、ズーム率を変えて撮ってみたのは狙いがあったから。それは後ほど。なお数値はすべて35ミリ換算。
◆スイングパノラマ 横撮り 27ミリ
◆スイングパノラマ 横撮り 36ミリ
◆スイングパノラマ 横撮り 42ミリ
◆スイングパノラマ 横撮り 52.5ミリ
◆スイングパノラマ 横撮り 82.5ミリ
カメラを振りながら撮るのはなかなか難しい。あまり早く移動させても遅くてもエラーとなって写真は合成されない。もちろん水平も保たなければならない。だいたい写真は構図を決めてからシャッターを切るが、スイングパノラマは、カメラをたとえば左から右に移動させる場合、左側をどこから撮るかは自分で決められても、右側がどこで撮り終わるかがつかめない。つまりどんな構図になるかは出たとこ勝負。これらの写真も建物を真ん中に納めるつもりだったが、結果はごらんの通りで。まあ撮り慣れればコツがつかめるだろう。
水平はカメラがカクンと揺れたりすればエラーになるが、普通に水平を意識していればOKみたい。手でカメラ持って、身体を回転させるようにカメラを移動させているから数度の傾き=水平方向のデコボコはあるはずだが、できあがった写真にそんな形跡は見られない。おそらく上下は少しトリミング(切り抜くこと)して仕上げているのだと思う。なおカメラがカクンとならなければ撮影されるので、カメラがなだらかに上下した場合には、傾いた写真になってしまう。
スイングパノラマはカメラを移動させてる間、連写を続けて、それを合成するという仕組み。撮影した場所は人通りも多かったので、ランニングなどで早く動いている人や、ゆっくり歩いていても撮影場所の近くにいる人などは、移動範囲が大きいので多重写真のようになっている。これは仕方ない。
カメラを横に構えてのパノラマは横長写真になりすぎて、大きくプリントすればおもしろいかも知れないが、画面の大きさに制約のあるパソコン画面では縦方向が短くて、広い範囲が写っていてもあまり広さを感じない。
そこでカメラを縦に構えてのスイングパノラマ。
このテストではズームレンズだけではなく24ミリの広角レンズと、それにワイドコンバーターを装着して18ミリ相当でも撮ってみた。
※18ミリの右端が黒くなっているのはカメラを振るのが遅すぎて、連写が終わってしまったから。
◆スイングパノラマ 縦撮り 18ミリ(広角レンズ&ワイドコンバーター)
◆スイングパノラマ 縦撮り 24ミリ(広角レンズ)
◆スイングパノラマ 縦撮り 27ミリ
◆スイングパノラマ 縦撮り 36ミリ
◆スイングパノラマ 縦撮り 42ミリ
◆スイングパノラマ 縦撮り 52.5ミリ
◆スイングパノラマ 縦撮り 82.5ミリ
NEXは画像の縦横比が
2:3
9:16
の2つのモードがある。
わかりやすく縦を1に換算すれば
1:1.5
1:1.8
である。ただし9:16のモードは、2:3の画像の上下をトリミングして見かけ上9:16に仕上げている。つまり9:16は横が広く写るのではなく、縦が狭く写るだけ。フィルムに相当する画像センサーの比率が2:3だから、もともとそれ以上は広くは撮れない。まあワイド感を出すための演出みたいなもの。
スイングパノラマの比率は
横撮り 1:4.4
縦撮り 1:1.8
となる。9:16モードとスイングパノラマ縦撮りは同じ1:1.8だが、こちらは縦を狭くした演出ではなく、写真を重ね合わせて横に広く撮ることになる。
スイングパノラマにはワイドモードというのもあって、その場合の比率は
横撮り 1:6.7
縦撮り 1:2.6
となる。
以下はワイドモードでカメラを縦に構えてのスイングパノラマ。
ノーマルモードで横撮りの1:4.4だと横長過ぎるが、このワイドモード縦撮りの1:2.6ならギリギリOKかなという気もする。なお、このテストはズームレンズのみ。パノラマ合成が途中で切れていたり、建物が中心にいなかったり、画像が傾いていたりはスイングパノラマ初体験ということで大目に(^^ゞ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 27ミリ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 36ミリ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 42ミリ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 52.5ミリ
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 82.5ミリ
さていよいよ比較検証その1
◆18ミリ(ワイドコンバーター装着)
◆スイングパノラマ 縦撮り 27ミリ
横方向の範囲で較べれば、ワイドコンバーターをつけた広角18ミリと、ズームレンズ27ミリの縦撮りパノラマはほぼ同じ。NEXの場合、1万円のお手軽ワイドコンバーターがあるけが、本来20ミリ以下の広角レンズはかなり高価なもの。そう考えると、当たり前だがスイングパノラマのコストパフォーマンスは高い。
縦方向の比率が違うので写真自体の印象はかなり違う(ブログの中では縮小されているので拡大して見較べて)。スイングパノラマのほうが建物が大きく迫力があるといえるし、広角18ミリのほうは建物が実際の印象より遠いとはいえ、空間の広さがよく感じられるともいえる。建物ならスイングパノラマ、海や山の開けた景色なら広角18ミリということになるんだろうか。まあ、これからいろいろ撮ってみないとわからない。
画質は15インチモニターのMacBook Proの画面一杯に拡大してみても、特にスイングパノラマが劣っているとは思えない。パット見は広角18ミリのほうがキレイなのだが、それは雲が少なくて空の色がきれいなのと、建物などの日光の反射が多いからだろう。
比較検証その2
横道にそれるが画質の違いで思い出したのが、ズームレンズと広角レンズの比較。ズームレンズは焦点距離=倍率を変えられるレンズ。ちなみにズームするといえば大きく撮影するイメージがあるが、英語的には拡大・縮小の両方を指す。それでよく使うズームアップという表現はたぶん和製英語。ズームインが正しい。反対語はズームアウト。アップで撮るのアップは、ズームアップではなくクローズアップのアップ。
さて倍率を変えられないレンズは焦点距離を変えられないだから、単焦点レンズと呼ばれる。それで例えば24ミリ〜100ミリの望遠レンズがあったとして、そのズームレンズの30ミリ部分と、30ミリの単焦点レンズでは単焦点レンズの性能が高いといわれる。理由は知らない。ズームレンズは可動部分があってレンズの構造が複雑そうだから、シンプルな単焦点レンズのほうがとらえた光=情報をより損なうことなくフィルムやセンサーに伝えるのかなと思っている。
NEXについている24ミリの広角レンズは単焦点レンズである。ズームレンズは27ミリ〜82.5ミリで、24ミリはカバーしていないが、まあ近いところなので比較。
◆24ミリ広角レンズ
◆ズームレンズ27ミリ
変わらないね。単焦点24ミリ広角レンズのほうが画像がクリアな感じもするけれど。ところで公園でテストしたときは主に撮影範囲の違いがメインだったから気がつかなかったが、どちらのレンズも建物の両サイドの潰れていてちょっと残念。
なお比較は先ほどと同じように15インチモニター一杯に拡大したサイズでおこなっている。ブログの写真をクリックすれば大きくなるが、ブラウザーで見やすい程度のサイズに縮小されているので、そのサイズではほとんど見分けがつかないと思う。
比較検証その3
その1で見たように、ワイドコンバーターで18ミリにした広角レンズと、ズームレンズ27ミリ位置の縦撮りパノラマは水平方向でほぼ同じ画角となった。今度は24ミリ広角レンズと同じ画角になる縦撮りパノラマは何ミリかの検証。たいして意味はないが。
ズームレンズはメモリの刻んである位置でしか撮影していないので、写真を見ながら推測すると、水平方向が24ミリ広角レンズ相当の画角になるのはスイングパノラマ縦撮り30ミリくらいかな。
◆スイングパノラマ 縦撮り 27ミリ
◆24ミリ広角レンズ
◆スイングパノラマ 縦撮り 36ミリ
あらためて24ミリ広角レンズをパノラマで挟んで見較べてみると、風景を撮るにはこれくらいがバランスがいいような気がしてきた。18ミリは大きな建物などを近い距離から撮るには便利だろうが、普通に風景を撮るにはちょっと極端な構図になりそうな気がする。
比較検証その4
広角レンズにすればするほど写る範囲は広くなるが、写るものは小さくなる。スイングパノラマは合成写真だから、横方向は広く撮りながら大きく写せる。
◆ズーム36ミリでの撮影
◆ズーム52.5ミリでの撮影
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 82.5ミリ
柱の数と大きさを見較べてみると縦撮り82.5ミリで撮ったスイングパノラマ・ワイドモードは、だいたい38ミリくらいの範囲を50ミリくらいの大きさで写しているように思える。
次の比較だと横方向の範囲はほぼ同じ。柱の大きさを計ってみると
◆ズーム36ミリでの撮影 <柱の高さ360ピクセル>
◆スイングパノラマ・ワイドモード 縦撮り 52.5ミリ<柱の高さ580ピクセル>
ピクセルというのは画面上の単位。ピンとこなければ、とりあえず長さが360対580だったということ。
580ピクセル ÷ 360ピクセル = 1.6倍
高さが1.6倍も違うようには思えなかったので、疑い深く切り抜いてみた。
違うね(^^ゞ
全体の風景に混じると、人間の目はあまり正確に判断できないみたい。あるいは写真の縦横比が違うのに惑わされているのかな。もっとも測定結果より大事なのは見た目の印象だけれど。
スイングパノラマは広く、かつ大きな写真が撮れることがわかった。合成の時の継ぎ接ぎも感じられないし、画像そのものも低下しているとは私のような素人目には見えない。レンズの持つ撮影範囲の限界を超えたわけで、カメラの歴史を変える技術だと私には思える。その割に話題になっていないのは、カメラに関心のない普通の人は広い範囲を撮りたいとも特に思わないだろうし、カメラに関心のある人はこういうテクノロジーに対しては保守的だからかな。まあ人のことはともかく、私にとっては便利な機能。
ただ問題は、スイングパノラマは細長い写真を100枚ほど連写して、それを合成しているらしい。つまりたくさん写真を撮るわけで、その分バッテリーの減りも早い。何でもかんでもスイングパノラマで撮っていたらバッテリーが持たない気がする。
さらに問題は、意図した構図で撮るには、それなりの慣れ・練習が必要なこと。ワイドとノーマルを切り替えたり、ズームレンズの倍率をいじってとなるとなおさらである。今はデジカメを買い換えたばかりで、多少カメラに関心が高まっているが、私にそんなことができるかどうか(^^ゞ
実際、先日の城ヶ崎でもスイングパノラマで1枚撮って、イメージした絵ヅラにならなかったので、面倒になってやめてしまった。なんとなく宝の持ち腐れになりそうな予感ありあり。広角レンズとワイドコンバーターも持って行ったけれど、結局レンズ交換しなかったし。
ーーー続く。
次回はデジタルズーム。
wassho at 16:49|Permalink│Comments(0)│
2012年07月20日
NEX-5N レンズテストその2
実はビックカメラにNEXを買いにいった2日ほど前まで、パナソニックのGX1というデジカメを買うつもりでいた。NEXと同じ「ミラーレス」と呼ばれるジャンルに属するカメラである。
パナソニック GX1
ソニー NEX-5N
写真のGX1についているズームレンズは28ミリ〜84ミリ。NEXのズームレンズは27ミリ〜82.5ミリ。つまり同じようなスペック。しかし見ればわかるようにGX1のズームレンズは抜群にコンパクト。これなら普通のジャケットは無理でも、バイクの革ジャンのポケットならなんとか入る。それにGX1のほうが5000円ほど安かった。
※ボディ(カメラ本体)の大きさは同じようなもの。
※レンズ焦点距離<ミリ数>は35ミリ換算。以降も同様。
※35ミリ換算は基準の違うミリ数を同じ基準に揃えるためのもの。
ちなみに本来の焦点距離はGX1が14〜42ミリ、NEXは18〜55ミリ。
なお意味がわからなくても、気にしなくて大丈夫。
私の買ったNEXは27ミリ〜82.5ミリのズームレンズと24ミリの広角レンズの2本セット。GX1に24ミリのレンズはない。別売りで14ミリ〜28ミリとか、24ミリ〜70ミリといった広角ズームレンズがあるが、それらは7〜8万円する。イクシーの時より広角なレンズを使いたいというのは、デジカメを買い換えた理由の1つだったけれど、とりあえずは28ミリで我慢して、いずれ先ほどのレンズの購入を検討しようというつもりでいた。
話はそれるが、ミラーレスという言葉はまだ一般的には馴染みがないかも知れない。簡単に説明しておくとデジカメは現在おおざっぱには「一眼レフ」「ミラーレス」「コンパクト」「その他」と分類できる。
一眼レフはプロやマニアが使っている、こんな形のカメラ
コンパクトは一番よく見る、こんな形のカメラ
基礎知識としては、「その他」は色々あってきりがないから
一眼レフ:大型カメラ
ミラーレス:中型カメラ
コンパクト:小型カメラ
と覚えておけば、とりあえずいいかと思う。値段もおおむね大きさに比例する。(大きさは写真じゃわからないから、気になったらお店で見て下さい)
以前に書いたように大きなカメラほどフィルムに相当する画像センサーが大きく、画像センサーが大きいほど原理的にはきれいな写真が撮れる。ただし上の3つのジャンルでもピンキリがあって、ミラーレスと同じサイズの画像センサーを載せている一眼レフもあるし、コンパクトでもミラーレスに近いサイズの画像センサーのものもある。
なおこれらの名前はジャンル分けのネーミングの多くがそうであるように、特定の基準で論理的につけられたものではない。ミラーレスはカメラの構造の1種がネーミングになっているが、コンパクトもミラーレス構造である。一眼レフはカメラの中に反射板=レフレクター=レフを持っている。その反射板がないのがミラーレスなのだが「レフレス」では語呂が悪かったのか、カメラの伝統的な言葉遣いであるレフではなくミラーという言葉を使う。また主にデジカメの一眼レフのことをデジタル一眼とか、さらに省略してデジイチなど呼ぶが、一眼とはレンズが1本という意味であって、すべてのデジカメはデジタル一眼でありデジイチである。
昔はこういった二眼レフカメラもあった。

話がそれた。
コンパクトより一眼レフのほうが画質はいい。でも大きくて重いし価格も高いので、中型カメラであるミラーレスを選んだ。ミラーレスの中で、あんな小さなレンズがあるのはパナソニックだけだからGX1が候補となったーーーというのが次期デジカメ選考の流れ。
さて、そろそろ買いに行こうかというとき、念のために他社のカメラをホームページでチェックした。そこで見つけたのが前回に書いたNEXの秘密兵器。
前回紹介した秘密兵器その1は、1万円で24ミリのレンズが18ミリに変身するワイドコンバーター。GX1で18ミリは7〜8万円するから、これはお買い得。
ようやく本日の本題。
秘密兵器その2
NEXにはスイングパノラマという機能がついている。
解説はこことか、ここで読んで。
デジカメでパノラマ写真を撮れることは知っていた。しかし位置合わせを慎重に撮影して、パソコンに取り込んでから横長に合成というイメージしか持っていなかった。いくら見た目に近い広い範囲を撮りたいといっても、それはパノラマ写真のような不自然な横長写真ではなかったし、いちいち後から合成するのも面倒ーーーと食わず嫌い。パノラマのことは何も気にしていなかった。しかしソニーのホームページを見て認識を新たに。
まずスイングパノラマは、カメラの中で自動的に合成される。だから手間いらず。すべてのメーカーを確かめてはいないが、一般的には今でもパソコンで合成するタイプのほうが多いようである。
次にスイングパノラマはカメラを縦に構えて撮影できる。そうすれば従来のパノラマのように極端な横長写真にはならない。それでも目で見る以上の範囲が写るだろうから、不要な両端をカットしてしまえば、私が望んだ範囲の写真になるはず。(ヨソのパノラマもカメラを縦にできるかどうかは調べていない)
広角をどうしようかな〜と考えているときに、そうか、この手があったかと目から鱗が落ちた思い。この時は、まだGX1でパノラマを使えば広角問題は解決と思っていた。しかしパナソニックのホームページに戻ってみると、GX1にはスイングパノラマ(これはソニーの名称だが)はおろか、普通のパノラマ機能さえないことを発見! ソニーがやっていることならパナソニックもあると思っていたのに。というわけでGX1にパノラマがないことを知った、その5秒後にはNEXを買うことに決定。
公園でのスイングパノラマのテスト撮影結果は次回に。
それにしても、このテーマはいつまで続くんだろうか?
カメラはド素人なのに(^^ゞ
パナソニック GX1
ソニー NEX-5N
写真のGX1についているズームレンズは28ミリ〜84ミリ。NEXのズームレンズは27ミリ〜82.5ミリ。つまり同じようなスペック。しかし見ればわかるようにGX1のズームレンズは抜群にコンパクト。これなら普通のジャケットは無理でも、バイクの革ジャンのポケットならなんとか入る。それにGX1のほうが5000円ほど安かった。
※ボディ(カメラ本体)の大きさは同じようなもの。
※レンズ焦点距離<ミリ数>は35ミリ換算。以降も同様。
※35ミリ換算は基準の違うミリ数を同じ基準に揃えるためのもの。
ちなみに本来の焦点距離はGX1が14〜42ミリ、NEXは18〜55ミリ。
なお意味がわからなくても、気にしなくて大丈夫。
私の買ったNEXは27ミリ〜82.5ミリのズームレンズと24ミリの広角レンズの2本セット。GX1に24ミリのレンズはない。別売りで14ミリ〜28ミリとか、24ミリ〜70ミリといった広角ズームレンズがあるが、それらは7〜8万円する。イクシーの時より広角なレンズを使いたいというのは、デジカメを買い換えた理由の1つだったけれど、とりあえずは28ミリで我慢して、いずれ先ほどのレンズの購入を検討しようというつもりでいた。
話はそれるが、ミラーレスという言葉はまだ一般的には馴染みがないかも知れない。簡単に説明しておくとデジカメは現在おおざっぱには「一眼レフ」「ミラーレス」「コンパクト」「その他」と分類できる。
一眼レフはプロやマニアが使っている、こんな形のカメラ
コンパクトは一番よく見る、こんな形のカメラ
基礎知識としては、「その他」は色々あってきりがないから
一眼レフ:大型カメラ
ミラーレス:中型カメラ
コンパクト:小型カメラ
と覚えておけば、とりあえずいいかと思う。値段もおおむね大きさに比例する。(大きさは写真じゃわからないから、気になったらお店で見て下さい)
以前に書いたように大きなカメラほどフィルムに相当する画像センサーが大きく、画像センサーが大きいほど原理的にはきれいな写真が撮れる。ただし上の3つのジャンルでもピンキリがあって、ミラーレスと同じサイズの画像センサーを載せている一眼レフもあるし、コンパクトでもミラーレスに近いサイズの画像センサーのものもある。
なおこれらの名前はジャンル分けのネーミングの多くがそうであるように、特定の基準で論理的につけられたものではない。ミラーレスはカメラの構造の1種がネーミングになっているが、コンパクトもミラーレス構造である。一眼レフはカメラの中に反射板=レフレクター=レフを持っている。その反射板がないのがミラーレスなのだが「レフレス」では語呂が悪かったのか、カメラの伝統的な言葉遣いであるレフではなくミラーという言葉を使う。また主にデジカメの一眼レフのことをデジタル一眼とか、さらに省略してデジイチなど呼ぶが、一眼とはレンズが1本という意味であって、すべてのデジカメはデジタル一眼でありデジイチである。
昔はこういった二眼レフカメラもあった。

話がそれた。
コンパクトより一眼レフのほうが画質はいい。でも大きくて重いし価格も高いので、中型カメラであるミラーレスを選んだ。ミラーレスの中で、あんな小さなレンズがあるのはパナソニックだけだからGX1が候補となったーーーというのが次期デジカメ選考の流れ。
さて、そろそろ買いに行こうかというとき、念のために他社のカメラをホームページでチェックした。そこで見つけたのが前回に書いたNEXの秘密兵器。
前回紹介した秘密兵器その1は、1万円で24ミリのレンズが18ミリに変身するワイドコンバーター。GX1で18ミリは7〜8万円するから、これはお買い得。
ようやく本日の本題。
秘密兵器その2
NEXにはスイングパノラマという機能がついている。
解説はこことか、ここで読んで。
デジカメでパノラマ写真を撮れることは知っていた。しかし位置合わせを慎重に撮影して、パソコンに取り込んでから横長に合成というイメージしか持っていなかった。いくら見た目に近い広い範囲を撮りたいといっても、それはパノラマ写真のような不自然な横長写真ではなかったし、いちいち後から合成するのも面倒ーーーと食わず嫌い。パノラマのことは何も気にしていなかった。しかしソニーのホームページを見て認識を新たに。
まずスイングパノラマは、カメラの中で自動的に合成される。だから手間いらず。すべてのメーカーを確かめてはいないが、一般的には今でもパソコンで合成するタイプのほうが多いようである。
次にスイングパノラマはカメラを縦に構えて撮影できる。そうすれば従来のパノラマのように極端な横長写真にはならない。それでも目で見る以上の範囲が写るだろうから、不要な両端をカットしてしまえば、私が望んだ範囲の写真になるはず。(ヨソのパノラマもカメラを縦にできるかどうかは調べていない)
広角をどうしようかな〜と考えているときに、そうか、この手があったかと目から鱗が落ちた思い。この時は、まだGX1でパノラマを使えば広角問題は解決と思っていた。しかしパナソニックのホームページに戻ってみると、GX1にはスイングパノラマ(これはソニーの名称だが)はおろか、普通のパノラマ機能さえないことを発見! ソニーがやっていることならパナソニックもあると思っていたのに。というわけでGX1にパノラマがないことを知った、その5秒後にはNEXを買うことに決定。
公園でのスイングパノラマのテスト撮影結果は次回に。
それにしても、このテーマはいつまで続くんだろうか?
カメラはド素人なのに(^^ゞ
wassho at 08:02|Permalink│Comments(0)│
2012年07月19日
城ヶ崎 〜 伊豆スカイライン その3
さて城ヶ崎をブラブラした後、駐車場に戻りバイクにまたがってみると、まだ午前10時45分。連休の渋滞を避けるために早く出発して早く帰るプランだったのは確かだが、思った以上に道路状況がよかったので、ここまでのペースがずいぶん早い。この後2カ所立ち寄るプランだが、基本的にここから先は帰路である。それにしても午前10時45分に帰るツーリングって(^^ゞ
もう1時間ほど海岸沿いを南下しようかどうかと考える。そこで引き返したってまだ午前中。しかし10秒ほど悩んでそのプランは却下。ひとつは西湘バイパスあたりから伊豆半島方向を眺めたとき、海側は快晴だったが山側つまり箱根あたりはちょっと黒っぽい雲が多かったから。ひょっとしたら天候が崩れてコース変更をしなければいけない。そのために余裕を残しておきたかった。もうひとつは前日の連休中日の日曜日、夕方に渋滞45キロとかニュースでいっていたのを思い出したから。そんなのに巻き込まれるのだけは何が何でも避けたかった。というわけである程度の距離を走るツーリングは久しぶりだし、腹八分目で楽しむことに決定。
城ヶ崎は海に面したエリアの地名だが、その少し内陸側は伊豆高原と呼ばれる。もっとも高原といってもせいぜい海抜200メートル。これはこのあたりを開発した伊豆急行(鉄道会社)が、別荘地のイメージをだすために「高原」と名付けたから。よって日本一標高の低い高原と揶揄されている。
ちなみに伊豆急行の伊豆高原駅所在地は海抜約60メートル。つまり15階建てのビルくらいの高さね。だいたい伊豆高原駅は海岸線から1キロほどしか離れていない。しかしこのあたりをバイクで走ってみると、別荘やペンション、お店などの建物が何となく高原風デザインなのが笑える。

さてツーリングの目的地を城ヶ崎にしたのは、帰りの伊豆スカイラインの入り口に近いという理由だけだが、このあたりに来たら寄ってみたい場所が2つあった。
その1つが伊豆シャボテン公園。
ここはまだ私が小学校中頃に、家族旅行で伊豆に来たときに訪れたから。実家のアルバムには、シャボテン公園で弟とお揃いの服を着てアイスクリームを一緒に食べている写真が残っている。そんなお坊ちゃまな時代が私にもあったのだ。
城ヶ崎からナビの道案内には従わず、適当に別荘地の中などをグルグル走って「高原風の別荘」を楽しみながらシャボテン公園到着。しかし公園は道路より一段高い場所にあるので公園内部はまったく見えず。もっとも昔の風景を覚えているわけでもないし、建物もすっかり変わっているはず。なんたって前回の訪問は約45年前!
時間はたっぷりあったので公園に入ってサボテンを見るのも悪くないと、公園の入り口へ登る道にバイクを向けようとしたとき、サボテンは巨大な温室の中で育てられていることを思い出した。革ジャンは脱げても革パンは脱げない。もう少し涼しい季節に伊豆に来ることもあるだろうから、楽しみはその時に。
ちなみに私の前後の世代ならシャボテン公園は知らなくても、ウルトラマンの高原竜ヒドラは覚えているかも知れない。これはもともとシャボテン公園にあった鳥の像なのだが、ウルトラマンではそれが怪獣に変身するストーリーとなっている。このヒドラはもう一度見ておきたい。
ところでシャボテン公園は、昔から名前は変わっていないがホームページを見ると、いまはサボテンより動物のほうがメインのようである。そしてシャボテン公園をネットで検索していたら「シャボテン公園 競売開始決定」のショッキングな記事が。とりあえず、またツーリングに来るまで閉園しないでいて欲しいものである。
シャボテン公園は、その前を通りかかっただけだから写真はなし。
次に向かったのは、そこから数キロ先の一碧湖(いっぺきこ)。
周囲約4キロの小さな湖。与謝野晶子が愛し、日本百景に指定されている湖なのだが、あまり人気がないのか、この日は閑散としていた。というわけでF800Rも遊歩道の隅っこにコッソリ駐車。
静かで美しい湖。
ダイナミックな城ヶ崎を見た後だから、余計そう感じるのかも知れないが、引き込まれそうな魅力がある。
この光景をもう一枚と思ったら、NEXが真っ黒に撮りやがる。
仕方なくレタッチ。
しかし、こんな開けっぴろげの風景写真をなんでミスするかなあ。
遊歩道。
こういう内側が影になっていて、外側が明るい場所は苦手みたい。ほとんどが暗く撮れてしまう。この1枚はNEXが逆光と判断して(シャッターを切る前に液晶画面に表示が出る)キレイに撮れた。別に逆光ではないのだが、撮影範囲に明るいところと暗いところがあるとそう判断するのだろう。しかし同じ場所でほんの半歩ほど撮る位置を変えると逆光と判断しなくなる。光の加減が特に変わったとは感じないのに。どうもNEXは逆光と判断するのをできるだけ避けようとする傾向があると思える。逆光で暗い写真になってしまったら「この時は逆光」とカメラに教えて、その蓄積の学習効果で判断の精度を上げる人工知能的なプログラムを搭載して欲しい。
水のきれいさは?と水面に目を向けたら、こんな白い鯉がいてビックリ。慌ててカメラを構えたらから、一匹の頭がレンズの外になってしまった。頭が切れていない写真を撮りたくて、手を叩いてみたり、道の砂を投げたら餌と勘違いして寄ってこないかといろいろ試したが、鯉には無視された(^^ゞ
一碧湖は新卒新入社員当時、この近くの保養所に2〜3週間泊まり込んで研修を受けた懐かしい場所。もっとも一碧湖自体は朝のランニングのコースになっていたので、苦しかった思い出しかないのだが。
携帯で写真を撮って当時の同僚に、これは一碧湖だとは伝えずに「友よ、君はこの美しい湖を覚えているかい」と気取ってメールする。すぐに返事が来た。「とりあえず写真が添付されていない」ーーー失礼しました(^^ゞ
伊豆スカイラインへ向かう。
いよいよ本当の帰り道。まだ11時半だけど。
伊豆スカイラインの位置は2つ前のエントリーの地図で。
地図を拡大してH地点からI地点までの山の稜線を走る道路。
I地点の先が箱根である。
全長約40キロ。バイクの通行料金は最大距離で560円。ETCはなく、入り口で受け取ったチケットの半券を出口で渡さなければならない。途中の出入り口が何カ所かあるので、短い区間の料金で入場して、それより長い区間まで走った場合、出口で精算する仕組み。
伊豆スカイラインは奥多摩の周遊道路と並んでライダーに人気のある道。それはバイク事故も多いということでもある。そのうちバイク乗り入れ禁止になるとの噂も。奥多摩はきついコーナーが連続する道だが、伊豆スカイラインは緩やかなコーナーが多い。それは高速コーナーということであり、本気で走って思い切り転けたら、奥多摩より伊豆のほうが大きなダメージを受ける確率は高い。もちろん私は直線番長に徹して安全運転。ちなみにこの日、この時間はほとんどガラガラだった。
南側(天城インターチェンジ)から乗ってしばらくは、普通の峠道。稜線=左右の視界が開けた道ではない。
観光道路だから眺めのいいポイントには駐車場がある。
ここは富士山ポイント。
山も夏色。
デジタルズームで拡大。
雲の流れは速く、この10数秒後に富士山は見えなくなった。
イヤな予感がして、それは後で的中することになる。
ここは特に何が見えるという場所ではないのだが、何となく景色のいい場所。
快晴に恵まれたツーリング。
スカイポート亀石というパーキングエリア。
奥の方にバイク多数。
下田と箱根峠は方向を示しているだけで、
伊豆スカイラインがそこまで延びているわけではない。
これは伊豆半島の西海岸側。
霞んで見える湾の奥が沼津かな。
箱根に近づいてくると、左右に視界が開けて稜線を走っている感じがする。
伊豆半島の東寄りを走っているはずなのに、
場所によっては西側の海がかなり近くに見える。
熱海峠で伊豆スカイラインは終了。
その後は県道20号線で十国峠を越えて箱根に向かう。県道20号線も山岳リゾートっぽい、いい感じの道路。
ところが伊豆スカイラインの後半からかなり風が強くなってきた。断続的に吹いてくる、方向が一定しない(←峠道でバイクの向きが常に変化しているからか)強風。そして十国峠あたりから今にも雨が降りそうな暗い雲に。富士山のまわりの雲の動きが速くてイヤな予感がしたというのはこのこと。山の天気はやっぱり変わりやすい。20キロ手前で写真を撮ったときには、あんなに快晴だったのに。
そして伊豆スカイラインでは28度くらいだった気温が
箱根が近づくにつれて22度まで低下。寒っ!
結局今にも降り出しそうだったが、ぎりぎり持ちこたえて芦ノ湖の手前で箱根の山を降りる。今回は箱根新道で降りた。山を下りるにつれ天候は回復し、それに連れて気温も急上昇。小田原まで降りたときは気温33度! 暑っ! ジェットコースターのような気温の乱高下で、クシャミの後に汗が噴き出してきた。
その後は小田原厚木道路から東名とセオリー通りに帰る。
東名は町田までセオリー通り渋滞(>_<) でもなんとか切り抜け無事帰宅。
走行距離305キロ。帰宅時刻は午後3時半!
ちょっと物足りない気もしたが、やはり早めに出発して、腹八分目で早めに帰ってきた方がいいかな。関東地方はこの次の日に梅雨明けの発表だった。一足先に夏の景色を満喫できて満足でした。
おしまい
もう1時間ほど海岸沿いを南下しようかどうかと考える。そこで引き返したってまだ午前中。しかし10秒ほど悩んでそのプランは却下。ひとつは西湘バイパスあたりから伊豆半島方向を眺めたとき、海側は快晴だったが山側つまり箱根あたりはちょっと黒っぽい雲が多かったから。ひょっとしたら天候が崩れてコース変更をしなければいけない。そのために余裕を残しておきたかった。もうひとつは前日の連休中日の日曜日、夕方に渋滞45キロとかニュースでいっていたのを思い出したから。そんなのに巻き込まれるのだけは何が何でも避けたかった。というわけである程度の距離を走るツーリングは久しぶりだし、腹八分目で楽しむことに決定。
城ヶ崎は海に面したエリアの地名だが、その少し内陸側は伊豆高原と呼ばれる。もっとも高原といってもせいぜい海抜200メートル。これはこのあたりを開発した伊豆急行(鉄道会社)が、別荘地のイメージをだすために「高原」と名付けたから。よって日本一標高の低い高原と揶揄されている。
ちなみに伊豆急行の伊豆高原駅所在地は海抜約60メートル。つまり15階建てのビルくらいの高さね。だいたい伊豆高原駅は海岸線から1キロほどしか離れていない。しかしこのあたりをバイクで走ってみると、別荘やペンション、お店などの建物が何となく高原風デザインなのが笑える。

さてツーリングの目的地を城ヶ崎にしたのは、帰りの伊豆スカイラインの入り口に近いという理由だけだが、このあたりに来たら寄ってみたい場所が2つあった。
その1つが伊豆シャボテン公園。
ここはまだ私が小学校中頃に、家族旅行で伊豆に来たときに訪れたから。実家のアルバムには、シャボテン公園で弟とお揃いの服を着てアイスクリームを一緒に食べている写真が残っている。そんなお坊ちゃまな時代が私にもあったのだ。
城ヶ崎からナビの道案内には従わず、適当に別荘地の中などをグルグル走って「高原風の別荘」を楽しみながらシャボテン公園到着。しかし公園は道路より一段高い場所にあるので公園内部はまったく見えず。もっとも昔の風景を覚えているわけでもないし、建物もすっかり変わっているはず。なんたって前回の訪問は約45年前!
時間はたっぷりあったので公園に入ってサボテンを見るのも悪くないと、公園の入り口へ登る道にバイクを向けようとしたとき、サボテンは巨大な温室の中で育てられていることを思い出した。革ジャンは脱げても革パンは脱げない。もう少し涼しい季節に伊豆に来ることもあるだろうから、楽しみはその時に。
ちなみに私の前後の世代ならシャボテン公園は知らなくても、ウルトラマンの高原竜ヒドラは覚えているかも知れない。これはもともとシャボテン公園にあった鳥の像なのだが、ウルトラマンではそれが怪獣に変身するストーリーとなっている。このヒドラはもう一度見ておきたい。
ところでシャボテン公園は、昔から名前は変わっていないがホームページを見ると、いまはサボテンより動物のほうがメインのようである。そしてシャボテン公園をネットで検索していたら「シャボテン公園 競売開始決定」のショッキングな記事が。とりあえず、またツーリングに来るまで閉園しないでいて欲しいものである。
シャボテン公園は、その前を通りかかっただけだから写真はなし。
次に向かったのは、そこから数キロ先の一碧湖(いっぺきこ)。
周囲約4キロの小さな湖。与謝野晶子が愛し、日本百景に指定されている湖なのだが、あまり人気がないのか、この日は閑散としていた。というわけでF800Rも遊歩道の隅っこにコッソリ駐車。
静かで美しい湖。
ダイナミックな城ヶ崎を見た後だから、余計そう感じるのかも知れないが、引き込まれそうな魅力がある。
この光景をもう一枚と思ったら、NEXが真っ黒に撮りやがる。
仕方なくレタッチ。
しかし、こんな開けっぴろげの風景写真をなんでミスするかなあ。
遊歩道。
こういう内側が影になっていて、外側が明るい場所は苦手みたい。ほとんどが暗く撮れてしまう。この1枚はNEXが逆光と判断して(シャッターを切る前に液晶画面に表示が出る)キレイに撮れた。別に逆光ではないのだが、撮影範囲に明るいところと暗いところがあるとそう判断するのだろう。しかし同じ場所でほんの半歩ほど撮る位置を変えると逆光と判断しなくなる。光の加減が特に変わったとは感じないのに。どうもNEXは逆光と判断するのをできるだけ避けようとする傾向があると思える。逆光で暗い写真になってしまったら「この時は逆光」とカメラに教えて、その蓄積の学習効果で判断の精度を上げる人工知能的なプログラムを搭載して欲しい。
水のきれいさは?と水面に目を向けたら、こんな白い鯉がいてビックリ。慌ててカメラを構えたらから、一匹の頭がレンズの外になってしまった。頭が切れていない写真を撮りたくて、手を叩いてみたり、道の砂を投げたら餌と勘違いして寄ってこないかといろいろ試したが、鯉には無視された(^^ゞ
一碧湖は新卒新入社員当時、この近くの保養所に2〜3週間泊まり込んで研修を受けた懐かしい場所。もっとも一碧湖自体は朝のランニングのコースになっていたので、苦しかった思い出しかないのだが。
携帯で写真を撮って当時の同僚に、これは一碧湖だとは伝えずに「友よ、君はこの美しい湖を覚えているかい」と気取ってメールする。すぐに返事が来た。「とりあえず写真が添付されていない」ーーー失礼しました(^^ゞ
伊豆スカイラインへ向かう。
いよいよ本当の帰り道。まだ11時半だけど。
伊豆スカイラインの位置は2つ前のエントリーの地図で。
地図を拡大してH地点からI地点までの山の稜線を走る道路。
I地点の先が箱根である。
全長約40キロ。バイクの通行料金は最大距離で560円。ETCはなく、入り口で受け取ったチケットの半券を出口で渡さなければならない。途中の出入り口が何カ所かあるので、短い区間の料金で入場して、それより長い区間まで走った場合、出口で精算する仕組み。
伊豆スカイラインは奥多摩の周遊道路と並んでライダーに人気のある道。それはバイク事故も多いということでもある。そのうちバイク乗り入れ禁止になるとの噂も。奥多摩はきついコーナーが連続する道だが、伊豆スカイラインは緩やかなコーナーが多い。それは高速コーナーということであり、本気で走って思い切り転けたら、奥多摩より伊豆のほうが大きなダメージを受ける確率は高い。もちろん私は直線番長に徹して安全運転。ちなみにこの日、この時間はほとんどガラガラだった。
南側(天城インターチェンジ)から乗ってしばらくは、普通の峠道。稜線=左右の視界が開けた道ではない。
観光道路だから眺めのいいポイントには駐車場がある。
ここは富士山ポイント。
山も夏色。
デジタルズームで拡大。
雲の流れは速く、この10数秒後に富士山は見えなくなった。
イヤな予感がして、それは後で的中することになる。
ここは特に何が見えるという場所ではないのだが、何となく景色のいい場所。
快晴に恵まれたツーリング。
スカイポート亀石というパーキングエリア。
奥の方にバイク多数。
下田と箱根峠は方向を示しているだけで、
伊豆スカイラインがそこまで延びているわけではない。
これは伊豆半島の西海岸側。
霞んで見える湾の奥が沼津かな。
箱根に近づいてくると、左右に視界が開けて稜線を走っている感じがする。
伊豆半島の東寄りを走っているはずなのに、
場所によっては西側の海がかなり近くに見える。
熱海峠で伊豆スカイラインは終了。
その後は県道20号線で十国峠を越えて箱根に向かう。県道20号線も山岳リゾートっぽい、いい感じの道路。
ところが伊豆スカイラインの後半からかなり風が強くなってきた。断続的に吹いてくる、方向が一定しない(←峠道でバイクの向きが常に変化しているからか)強風。そして十国峠あたりから今にも雨が降りそうな暗い雲に。富士山のまわりの雲の動きが速くてイヤな予感がしたというのはこのこと。山の天気はやっぱり変わりやすい。20キロ手前で写真を撮ったときには、あんなに快晴だったのに。
そして伊豆スカイラインでは28度くらいだった気温が
箱根が近づくにつれて22度まで低下。寒っ!
結局今にも降り出しそうだったが、ぎりぎり持ちこたえて芦ノ湖の手前で箱根の山を降りる。今回は箱根新道で降りた。山を下りるにつれ天候は回復し、それに連れて気温も急上昇。小田原まで降りたときは気温33度! 暑っ! ジェットコースターのような気温の乱高下で、クシャミの後に汗が噴き出してきた。
その後は小田原厚木道路から東名とセオリー通りに帰る。
東名は町田までセオリー通り渋滞(>_<) でもなんとか切り抜け無事帰宅。
走行距離305キロ。帰宅時刻は午後3時半!
ちょっと物足りない気もしたが、やはり早めに出発して、腹八分目で早めに帰ってきた方がいいかな。関東地方はこの次の日に梅雨明けの発表だった。一足先に夏の景色を満喫できて満足でした。
おしまい
wassho at 07:49|Permalink│Comments(0)│
2012年07月18日
城ヶ崎 〜 伊豆スカイライン その2
これが門脇灯台。高さ約25メートル。
一目見て、何か違和感を感じた。その理由はしばらくしてから気づいたのだが、この灯台、展望台部分がやたら大きい。見てわかるように、下からだと灯台のライト部分が見えないくらい。観光施設機能重視の灯台なのかな。それは別にいいとして、携帯にもGPSが内蔵されている世の中になったのに、灯台って今でも必要なの?
入場は無料。
無料だろうが有料だろうが、基本的に灯台には登るようにしている。
ハイ、バカと煙は高いところに上りたがる(^^ゞ
こんな階段を上っていく。
らせん階段ではなく、ジグザク階段。ちなみに上りと下りの階段は別になっている。このあたりも混雑しないよう観光客に配慮した設計か。
地上17メートルの展望台。
写真でわかるように「窓の開閉はできません」とすべての窓に書いてある。これがけっこう残念。ついでにいえば「開閉はできません」ではなく「開閉をしないでください」と書くのが正しい。さらにいえば開閉できるものを開閉するなというからフラストレーションがたまる。安全対策で開けさせたくないなら、最初からはめ殺しの窓にすべき。
窓が開かないなら、今の季節さぞ暑かろうと思われるが、さすがは観光重視の灯台なので展望台はエアコン付き。ただし現在は故障中(>_<) しかしどこから風が入ってくるのか、灯台の中は風が回っていてそれほど暑くなかった。
窓には細いピアノ線のような補強が入っているので(上の写真をクリックで拡大すれば見える)、この展望台から写真を撮っても、すべてピアノ線が写ってしまう。それに気づかず何枚か撮って、後でガッカリしたのだが、どういうわけか下の写真だけはピアノ線が写っていなかった。ナンデ?
灯台の真下の岬の先端部分。
灯台を降りて、上の写真に写っている先端部分へいく。
岬側から見上げた灯台。
城ヶ崎は国立公園。
このあたりは海岸線は溶岩が流れ込んで形成された影響でギザギザになっている。ギザギザ=リアス式海岸と思われることが多いが、定義的にはちょっと違う。興味ある人は自分で調べて下さい。それはともかく美しい自然の造形美。まったく栄養のなさそうな岩の上に生い茂る木々の生命力に感嘆。
いかにも溶岩な感じ。
隣の岬。
どの岬も同じような形をしている。つまり切り立った崖の上に私は立っている。
身を乗り出して下をのぞく勇気なし(^^ゞ
ところでこの写真、岩にピントがあって、その後ろの側になる海はピントが合っていない。こういう背景がぼやけた写真のことを「ボケている」という。ちなみに写真全体がぼやけている写真は「ピン(ト)ぼけ」の失敗作で全然別ね。
カメラが好きな人はボケを好む。うまいボケを作るためにテクニックを磨くし、このカメラはボケやすい、このレンズはボケにくいなどの評価をする。どうボケたかボケ味を堪能する。NEXには背景を大きくボケさせるか、あまりボケさせないかを調整する機能まであるくらいだ。
しかし私はボケの入った写真が好きではない。理由は単純で、人間の目にはボケた写真のようには見えていないから。上の写真なら人間の目は、岩もその下に広がる海も両方しっかり見えている。カメラが好きな人は写真で何か表現したいという気持ちがベースにあるのかと思う。だから中心となる対象を際立たせるボケは有効なテクニックだ。しかし私の場合は見たままをできるだけキレイ(正確にと言う意味合い)に記録しておきたいというのがモチベーション。だからボケられては困る。
NEXはデジカメの中ではやや高級機に属する。普通のデジカメと高級機と何が一番違うかというと、フィルムに相当する画像センサーのサイズが違う。理屈は長くなるから説明しないが、フィルムや画像ンサーが大きければ大きいほど、近くのものを撮ったときに背景がボケやすい。できるだけボケないように撮る方法やカメラの設定の仕方はある。しかし、そんなことを考えながら写真を撮るなんて面倒。だいたい撮った直後の写真をデジカメのモニターで見ることもしないから、ボケていたかどうかはパソコンに取り込むまで気づかない。NEXを買って新しい悩みがひとつ増えた。基本設定に「できるだけボケさせない」というのがあればいいのだが、そんなニーズはNEXユーザーの1%のまた1%くらいだろうなあ。
話は城ヶ崎に戻って、きれいな海を見ながら崖の上を歩いて行くと
吊り橋に到着する。
ちなみに、この灯台・吊り橋エリアはそれほど広くない。ジョギングスピードなら5分もあれば一周できる。
こんな感じの吊り橋。
長さ48メートル、高さ23メートル。
上の写真だとスリル満点のイメージだが、鋼鉄製でいかにも頑丈そうだし、ほとんど揺れないから、まったく安心して渡れる。
掴まるところがあるから、下をのぞくのも平気。
足だってだせるゾ。
皆さん、余裕の表情。
吊り橋の上にのぞいている灯台をアップで。
これはこれはレンズの倍率以上に拡大できるデジタルズームで撮った。まだブログにはしていないが、先日のレンズテストで使い物になると判断できたから。お金を出してもっと高倍率の望遠レンズを買わなくても、私にはこれで充分。
城ヶ崎ブルースの碑。
城ヶ崎ブルースという曲名は何となく記憶にあるが、歌詞を見ても音符を見ても、どんな曲かさっぱり思い出せない。ネットで調べると黒沢明とロスプリモスの歌で1968年(昭和43年)の発売らしい。1969年発売の「長崎は今日も雨だった(内山田洋とクールファイブ)」はしっかり覚えているから、この城ヶ崎ブルースは、そんなにヒットした曲ではないのかも知れない。
ユーチューブで聴きたければ、こちらから。
ところで調べているうちに発見したのだが、この石碑に刻まれている歌詞は城ヶ崎ブルースの三番。ふつう一番を書くんじゃないの?
こんな感じの遊歩道で散策していく。
700メートル先に砲台跡があるとの看板があったが、あまり興味もそそられなかったので、灯台と吊り橋だけで引き上げることにする。おやつ休憩も含めて滞在1時間とちょっと。城ヶ崎は端から端まで歩くだけで2時間くらいのコースらしい。このマップのピクニカルコースは楽しそうなんだが、バイク用の革パンをはいていると、この季節に2時間歩くのはちょっとキツイ。
チャッチャと写真紹介だけのつもりが、いつものことながら脇道の話が多くなったので、ツーリング後半は次回に。
ーーー続く
一目見て、何か違和感を感じた。その理由はしばらくしてから気づいたのだが、この灯台、展望台部分がやたら大きい。見てわかるように、下からだと灯台のライト部分が見えないくらい。観光施設機能重視の灯台なのかな。それは別にいいとして、携帯にもGPSが内蔵されている世の中になったのに、灯台って今でも必要なの?
入場は無料。
無料だろうが有料だろうが、基本的に灯台には登るようにしている。
ハイ、バカと煙は高いところに上りたがる(^^ゞ
こんな階段を上っていく。
らせん階段ではなく、ジグザク階段。ちなみに上りと下りの階段は別になっている。このあたりも混雑しないよう観光客に配慮した設計か。
地上17メートルの展望台。
写真でわかるように「窓の開閉はできません」とすべての窓に書いてある。これがけっこう残念。ついでにいえば「開閉はできません」ではなく「開閉をしないでください」と書くのが正しい。さらにいえば開閉できるものを開閉するなというからフラストレーションがたまる。安全対策で開けさせたくないなら、最初からはめ殺しの窓にすべき。
窓が開かないなら、今の季節さぞ暑かろうと思われるが、さすがは観光重視の灯台なので展望台はエアコン付き。ただし現在は故障中(>_<) しかしどこから風が入ってくるのか、灯台の中は風が回っていてそれほど暑くなかった。
窓には細いピアノ線のような補強が入っているので(上の写真をクリックで拡大すれば見える)、この展望台から写真を撮っても、すべてピアノ線が写ってしまう。それに気づかず何枚か撮って、後でガッカリしたのだが、どういうわけか下の写真だけはピアノ線が写っていなかった。ナンデ?
灯台の真下の岬の先端部分。
灯台を降りて、上の写真に写っている先端部分へいく。
岬側から見上げた灯台。
城ヶ崎は国立公園。
このあたりは海岸線は溶岩が流れ込んで形成された影響でギザギザになっている。ギザギザ=リアス式海岸と思われることが多いが、定義的にはちょっと違う。興味ある人は自分で調べて下さい。それはともかく美しい自然の造形美。まったく栄養のなさそうな岩の上に生い茂る木々の生命力に感嘆。
いかにも溶岩な感じ。
隣の岬。
どの岬も同じような形をしている。つまり切り立った崖の上に私は立っている。
身を乗り出して下をのぞく勇気なし(^^ゞ
ところでこの写真、岩にピントがあって、その後ろの側になる海はピントが合っていない。こういう背景がぼやけた写真のことを「ボケている」という。ちなみに写真全体がぼやけている写真は「ピン(ト)ぼけ」の失敗作で全然別ね。
カメラが好きな人はボケを好む。うまいボケを作るためにテクニックを磨くし、このカメラはボケやすい、このレンズはボケにくいなどの評価をする。どうボケたかボケ味を堪能する。NEXには背景を大きくボケさせるか、あまりボケさせないかを調整する機能まであるくらいだ。
しかし私はボケの入った写真が好きではない。理由は単純で、人間の目にはボケた写真のようには見えていないから。上の写真なら人間の目は、岩もその下に広がる海も両方しっかり見えている。カメラが好きな人は写真で何か表現したいという気持ちがベースにあるのかと思う。だから中心となる対象を際立たせるボケは有効なテクニックだ。しかし私の場合は見たままをできるだけキレイ(正確にと言う意味合い)に記録しておきたいというのがモチベーション。だからボケられては困る。
NEXはデジカメの中ではやや高級機に属する。普通のデジカメと高級機と何が一番違うかというと、フィルムに相当する画像センサーのサイズが違う。理屈は長くなるから説明しないが、フィルムや画像ンサーが大きければ大きいほど、近くのものを撮ったときに背景がボケやすい。できるだけボケないように撮る方法やカメラの設定の仕方はある。しかし、そんなことを考えながら写真を撮るなんて面倒。だいたい撮った直後の写真をデジカメのモニターで見ることもしないから、ボケていたかどうかはパソコンに取り込むまで気づかない。NEXを買って新しい悩みがひとつ増えた。基本設定に「できるだけボケさせない」というのがあればいいのだが、そんなニーズはNEXユーザーの1%のまた1%くらいだろうなあ。
話は城ヶ崎に戻って、きれいな海を見ながら崖の上を歩いて行くと
吊り橋に到着する。
ちなみに、この灯台・吊り橋エリアはそれほど広くない。ジョギングスピードなら5分もあれば一周できる。
こんな感じの吊り橋。
長さ48メートル、高さ23メートル。
上の写真だとスリル満点のイメージだが、鋼鉄製でいかにも頑丈そうだし、ほとんど揺れないから、まったく安心して渡れる。
掴まるところがあるから、下をのぞくのも平気。
足だってだせるゾ。
皆さん、余裕の表情。
吊り橋の上にのぞいている灯台をアップで。
これはこれはレンズの倍率以上に拡大できるデジタルズームで撮った。まだブログにはしていないが、先日のレンズテストで使い物になると判断できたから。お金を出してもっと高倍率の望遠レンズを買わなくても、私にはこれで充分。
城ヶ崎ブルースの碑。
城ヶ崎ブルースという曲名は何となく記憶にあるが、歌詞を見ても音符を見ても、どんな曲かさっぱり思い出せない。ネットで調べると黒沢明とロスプリモスの歌で1968年(昭和43年)の発売らしい。1969年発売の「長崎は今日も雨だった(内山田洋とクールファイブ)」はしっかり覚えているから、この城ヶ崎ブルースは、そんなにヒットした曲ではないのかも知れない。
ユーチューブで聴きたければ、こちらから。
ところで調べているうちに発見したのだが、この石碑に刻まれている歌詞は城ヶ崎ブルースの三番。ふつう一番を書くんじゃないの?
こんな感じの遊歩道で散策していく。
700メートル先に砲台跡があるとの看板があったが、あまり興味もそそられなかったので、灯台と吊り橋だけで引き上げることにする。おやつ休憩も含めて滞在1時間とちょっと。城ヶ崎は端から端まで歩くだけで2時間くらいのコースらしい。このマップのピクニカルコースは楽しそうなんだが、バイク用の革パンをはいていると、この季節に2時間歩くのはちょっとキツイ。
チャッチャと写真紹介だけのつもりが、いつものことながら脇道の話が多くなったので、ツーリング後半は次回に。
ーーー続く
wassho at 07:02|Permalink│Comments(0)│
2012年07月16日
城ヶ崎 〜 伊豆スカイライン
6月24日から約3週間ぶりのバイク。
そういや6月24日の時も約3週間ぶりだった。
3連休の最終日、せっかく海の日なんだから、やっぱり海を見に行こうとバイクでは手つかずの伊豆方面へ。東京から日帰りで伊豆半島をグルッとまわるのは、やってやれないことはない。しかし、そんなことをしても疲れるだけだし、シーズンオフの平日でもなければいつ帰ってこられるかわからない。久々のバイクで無理がないように、伊豆半島一周の1/5くらいのところまでサクッと行ってきた。
連休だから渋滞は目に見えている。
だから早めに出発して早めに帰って来るプラン。
午前4時起床! 念のため天気をチェックしようとカーテンを開けると「明けの明星」が輝いていた。のんびり支度してガレージを出発したのは午前6時少し前くらい。ちなみに午前6時半までに東名にのれば、下りの渋滞はたいてい回避できる。
今回の目的地は城ヶ崎。
特に意味はない。往きは海岸沿いを走って、帰りは伊豆スカイラインという峠道で帰ってくるつもりで、伊豆スカイラインの入り口に一番近い観光スポットが城ヶ崎だったから。実は城ヶ崎には以前に訪れたことがあって、その時は遊覧船に乗った。
地図はいつものグーグルマップ。
ちょっと遠方なので大体の雰囲気というこうとで。

伊豆半島の西海岸を走るなら、東名で厚木まで行き、そこから小田原厚木道路を経て西湘(せいしょう)バイパスと高速を乗り継ぐのが一般的。でも今回は厚木の先の秦野中井(はだのなかい)まで行き、そこでいったん一般道に出て西湘バイパスの入り口の西湘二宮を目指した。
理由は一度、秦野中井のインターチェンジで降りたかったから(^^ゞ
いつも通り過ぎるだけところで降りたくなることってない?。
まあ秦野中井から西湘二宮までは6〜7キロの距離で時間もロスしない。わかりにくいけれどグリーンで線を引いたルートがそれ。もっと田舎だと思っていたが、意外と郊外の住宅地ぽかった。
西湘バイパスは大磯(吉田茂首相の家があったところ)から小田原を結ぶ海岸沿いの道路。一部を除き海がよく見える気持ちのいい道。全長20キロくらい。終点の小田原の先から山を登れば箱根、海岸沿いを走れば伊豆に向かう。
途中のパーキングエリアで。
前日に雨でも降ったか、海はエメラルド色。
これは西向きの伊豆半島方向。
反対方向の東向きは朝だから逆光になる。
今回は新しいデジカメNEX-5Nを持って初めてのツーリングだが、逆光補正の仕組みがうまく働いてくれず、ちょっと期待はずれ。
釣り人準備中。
このあたりは砂利浜みたい。
バイクもかなり多かった。
この時点(午前7時半頃)でバイクと車の台数は同じくらいだった。
西湘バイパスを抜けると、しばらく一般道を走った後、真鶴(まなづる)道路、熱海ビーチラインという有料道路が続く。一般道を走るよりちょっとだけ近道なのと、海の近くを走ることができる。ただし、どちらもETCは使えないので料金の支払いがバイクだと面倒。ともに150円。
※見にくいが地図でピンクのラインが西湘バイパスが、黄色のラインが真鶴道路と熱海ビーチライン。
真鶴道路だったか、その手前の一般道だったか撮影場所は忘れた。
バイクを停めて写真を撮れるような場所はあまりない。
熱海通過。道路沿いにホテルやリゾートマンションが建ち並んでいて賑やか。寛一お宮の像の横を通ったはずだが気づかず。特に見たかったわけでもないが。
熱海市街を抜けて、しばらく行ったところで
視界の開けた場所があったので撮影。
さて問題の逆光写真。
NEXには「風景」「ポートレート(人物写真)」「夜景」「スポーツ」など撮影対象に最適化された撮影テクニックをプリセットしてあるシーンセレクションというものがある。一番簡単な「おまかせオート」モードにすると、露出やシャッタースピードはもちろん、カメラが撮影対象が何かを判断してシーンセレクションから適当なものを選んでくる。実はシーンセレクションに「逆光」というのはないのだが、逆光を関知すると液晶画面に片隅に「逆光」の表示が出て、それでシャッターを切ると逆光が補正されたきれいな写真が撮れる。
問題は、なかなか逆光と判断してくれないこと。
写真は先ほどの場所から東側方向を撮った写真。逆光だから崖のあたりが影になって暗く潰れている。
下は、その写真をフォトショップ(画像ソフトの名前)で補正したもの。
どう補正するかは説明が面倒だから省略するが、逆光はかなり修正できるのである。これくらい自分でやってよNEX。
ちなみに、この写真は逆光を狙ったのではなく、写真に写っているような道路を走ってきたということを撮りたかった。
もうしばらく走ると、けっこうな絶景ポイントがあったのでまた撮影。
今までのイクシーと違ってNEXは革ジャンのポケットに入らず、いちいちカバンから出すのが面倒である。
夏色の海と空。
実にいい景色。これならカバンから取り出す価値がある。
ところが、せっかくだからバイクと海を一緒に撮ろうとしたら、この有様。バイクが影になってエンジンやタイヤのあたりがほとんど潰れている。
先ほどと同じようにレタッチ(画像ソフトでの補正のこと)すれば、潰れていた部分は回復する。でも単純に明るくしているわけではないのだが、海や空が白っぽくなってしまう。(記事に貼り付けているサイズでは区別できないかもしれない。クリックすれば拡大する)
ブルー系の色味を強くしてみる。
他とのバランスもあるので私のテクニックではこのくらいが限界。ウインドシールド(ヘッドライトの上の風よけ)の色がおかしくなりかけている。カメラ自体で先に判断して、もう少しうまく補正してくれればいいのだが。もちろん逆光とか、こういうコントラストの強い場合、それを補正する機能はNEXについている。でも手動でいちいちそれを呼び出すのは面倒なので、全部「おまかせ」でやって欲しいんだなあ。
さて伊豆の東海岸を走っているのは135号線。伊豆は海岸線近くまで山がせり出しているから、海岸道路というより峠道的な印象のほうが強い。バイク的には楽しいが、ブラインドコーナー(先が見通せないカーブ)が多いから、そんなに飛ばせない。
地図では縮小しすぎて区別がつかないが、135号線は川奈を迂回するように少し山側を通っている。そこで、できるだけ海沿いを走ろうと135号線から川奈方面に分岐している道を選ぶ。
こんなのどかな海添いの田舎道。
向こう側に見えているのは伊東の街(と思う)。
小さな漁港があって、調子に乗ってドンドン進んでいったら行き止まり(/o\)
U ターンした後、頭を下げてションボリしている?F800R。
でも景色はよかった。
あれやこれやしているうちに城ヶ崎到着。
連休だから多少は数珠つなぎを覚悟してきたが、道路はまったくスムースに走れた。というわけで到着時刻は午前9時半! 早っ!!
城ヶ崎といっても色々あるが、
メインは門脇灯台と、その近くにある門脇吊り橋。
ソコソコ広い駐車場。
バイクは無料で入れる。
駐車場から灯台に続く道。
灯台までは1〜2分。
灯台は英語でライトハウスらしい。
ーーー続く
そういや6月24日の時も約3週間ぶりだった。
3連休の最終日、せっかく海の日なんだから、やっぱり海を見に行こうとバイクでは手つかずの伊豆方面へ。東京から日帰りで伊豆半島をグルッとまわるのは、やってやれないことはない。しかし、そんなことをしても疲れるだけだし、シーズンオフの平日でもなければいつ帰ってこられるかわからない。久々のバイクで無理がないように、伊豆半島一周の1/5くらいのところまでサクッと行ってきた。
連休だから渋滞は目に見えている。
だから早めに出発して早めに帰って来るプラン。
午前4時起床! 念のため天気をチェックしようとカーテンを開けると「明けの明星」が輝いていた。のんびり支度してガレージを出発したのは午前6時少し前くらい。ちなみに午前6時半までに東名にのれば、下りの渋滞はたいてい回避できる。
今回の目的地は城ヶ崎。
特に意味はない。往きは海岸沿いを走って、帰りは伊豆スカイラインという峠道で帰ってくるつもりで、伊豆スカイラインの入り口に一番近い観光スポットが城ヶ崎だったから。実は城ヶ崎には以前に訪れたことがあって、その時は遊覧船に乗った。
地図はいつものグーグルマップ。
ちょっと遠方なので大体の雰囲気というこうとで。

伊豆半島の西海岸を走るなら、東名で厚木まで行き、そこから小田原厚木道路を経て西湘(せいしょう)バイパスと高速を乗り継ぐのが一般的。でも今回は厚木の先の秦野中井(はだのなかい)まで行き、そこでいったん一般道に出て西湘バイパスの入り口の西湘二宮を目指した。
理由は一度、秦野中井のインターチェンジで降りたかったから(^^ゞ
いつも通り過ぎるだけところで降りたくなることってない?。
まあ秦野中井から西湘二宮までは6〜7キロの距離で時間もロスしない。わかりにくいけれどグリーンで線を引いたルートがそれ。もっと田舎だと思っていたが、意外と郊外の住宅地ぽかった。
西湘バイパスは大磯(吉田茂首相の家があったところ)から小田原を結ぶ海岸沿いの道路。一部を除き海がよく見える気持ちのいい道。全長20キロくらい。終点の小田原の先から山を登れば箱根、海岸沿いを走れば伊豆に向かう。
途中のパーキングエリアで。
前日に雨でも降ったか、海はエメラルド色。
これは西向きの伊豆半島方向。
反対方向の東向きは朝だから逆光になる。
今回は新しいデジカメNEX-5Nを持って初めてのツーリングだが、逆光補正の仕組みがうまく働いてくれず、ちょっと期待はずれ。
釣り人準備中。
このあたりは砂利浜みたい。
バイクもかなり多かった。
この時点(午前7時半頃)でバイクと車の台数は同じくらいだった。
西湘バイパスを抜けると、しばらく一般道を走った後、真鶴(まなづる)道路、熱海ビーチラインという有料道路が続く。一般道を走るよりちょっとだけ近道なのと、海の近くを走ることができる。ただし、どちらもETCは使えないので料金の支払いがバイクだと面倒。ともに150円。
※見にくいが地図でピンクのラインが西湘バイパスが、黄色のラインが真鶴道路と熱海ビーチライン。
真鶴道路だったか、その手前の一般道だったか撮影場所は忘れた。
バイクを停めて写真を撮れるような場所はあまりない。
熱海通過。道路沿いにホテルやリゾートマンションが建ち並んでいて賑やか。寛一お宮の像の横を通ったはずだが気づかず。特に見たかったわけでもないが。
熱海市街を抜けて、しばらく行ったところで
視界の開けた場所があったので撮影。
さて問題の逆光写真。
NEXには「風景」「ポートレート(人物写真)」「夜景」「スポーツ」など撮影対象に最適化された撮影テクニックをプリセットしてあるシーンセレクションというものがある。一番簡単な「おまかせオート」モードにすると、露出やシャッタースピードはもちろん、カメラが撮影対象が何かを判断してシーンセレクションから適当なものを選んでくる。実はシーンセレクションに「逆光」というのはないのだが、逆光を関知すると液晶画面に片隅に「逆光」の表示が出て、それでシャッターを切ると逆光が補正されたきれいな写真が撮れる。
問題は、なかなか逆光と判断してくれないこと。
写真は先ほどの場所から東側方向を撮った写真。逆光だから崖のあたりが影になって暗く潰れている。
下は、その写真をフォトショップ(画像ソフトの名前)で補正したもの。
どう補正するかは説明が面倒だから省略するが、逆光はかなり修正できるのである。これくらい自分でやってよNEX。
ちなみに、この写真は逆光を狙ったのではなく、写真に写っているような道路を走ってきたということを撮りたかった。
もうしばらく走ると、けっこうな絶景ポイントがあったのでまた撮影。
今までのイクシーと違ってNEXは革ジャンのポケットに入らず、いちいちカバンから出すのが面倒である。
夏色の海と空。
実にいい景色。これならカバンから取り出す価値がある。
ところが、せっかくだからバイクと海を一緒に撮ろうとしたら、この有様。バイクが影になってエンジンやタイヤのあたりがほとんど潰れている。
先ほどと同じようにレタッチ(画像ソフトでの補正のこと)すれば、潰れていた部分は回復する。でも単純に明るくしているわけではないのだが、海や空が白っぽくなってしまう。(記事に貼り付けているサイズでは区別できないかもしれない。クリックすれば拡大する)
ブルー系の色味を強くしてみる。
他とのバランスもあるので私のテクニックではこのくらいが限界。ウインドシールド(ヘッドライトの上の風よけ)の色がおかしくなりかけている。カメラ自体で先に判断して、もう少しうまく補正してくれればいいのだが。もちろん逆光とか、こういうコントラストの強い場合、それを補正する機能はNEXについている。でも手動でいちいちそれを呼び出すのは面倒なので、全部「おまかせ」でやって欲しいんだなあ。
さて伊豆の東海岸を走っているのは135号線。伊豆は海岸線近くまで山がせり出しているから、海岸道路というより峠道的な印象のほうが強い。バイク的には楽しいが、ブラインドコーナー(先が見通せないカーブ)が多いから、そんなに飛ばせない。
地図では縮小しすぎて区別がつかないが、135号線は川奈を迂回するように少し山側を通っている。そこで、できるだけ海沿いを走ろうと135号線から川奈方面に分岐している道を選ぶ。
こんなのどかな海添いの田舎道。
向こう側に見えているのは伊東の街(と思う)。
小さな漁港があって、調子に乗ってドンドン進んでいったら行き止まり(/o\)
U ターンした後、頭を下げてションボリしている?F800R。
でも景色はよかった。
あれやこれやしているうちに城ヶ崎到着。
連休だから多少は数珠つなぎを覚悟してきたが、道路はまったくスムースに走れた。というわけで到着時刻は午前9時半! 早っ!!
城ヶ崎といっても色々あるが、
メインは門脇灯台と、その近くにある門脇吊り橋。
ソコソコ広い駐車場。
バイクは無料で入れる。
駐車場から灯台に続く道。
灯台までは1〜2分。
灯台は英語でライトハウスらしい。
ーーー続く
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2012年07月14日
NEX-5N レンズテスト
金曜日には雨の予報で、バイクツーリングは無理とあきらめて昼過ぎに起きたらソコソコのよい天気。それじゃということで近くの公園でデジカメの試し撮り。バイクでちょこっとだけ走って海浜公園あたりで試し撮りとも考えたが、お気軽に自転車で行くことに。
バイクは本来身軽な乗り物のはずだが、安全のために革ジャンや革パンを着るし、ガレージは家から少し離れたところに借りてるし、なかなか気合いを入れないと乗れないのが困ったところ。
前回のテストは今までのデジカメと較べて、どの程度キレイに写るかどうかのテスト。まあ比較対象は6年前の機種だし、値段は同じくらいだったとはいえワンランク下のクラスの機種だからNEXがキレイに写って当たり前。以前に書いたようにデジカメを買い換えた理由は「もう少しクッキリ」と「もう少し広い範囲」を写したいの2つ。今回はその写る範囲のテスト。
私が買ったNEX-5-NDは35ミリ換算で
27ミリ〜82.5ミリのズームレンズ
24ミリの広角レンズ(写真でカメラに装着されているレンズ)
の2本がついている。
それまでのイクシーは35ミリ換算で
28ミリ〜105ミリのズームレンズ
だった。27ミリと28ミリは、撮った写真を2つ並べて較べなければ、ほとんど違いは感じられないだろう。だから24ミリがどれくらい広く写るのかが関心事。望遠側はイクシーと較べてかなりスペックダウンだが、これは前回書いたデジタルズームが、どの程度キレイに写るのかを確かめてきた。
まずはズームレンズ。ズームレンズには次のようなメモリが刻んである。
18ミリ →35ミリ換算で 27ミリ
24ミリ →35ミリ換算で 36ミリ
28ミリ →35ミリ換算で 42ミリ
35ミリ →35ミリ換算で 52.5ミリ
55ミリ →35ミリ換算で 82.5ミリ
この何ミリというのはレンズの焦点距離で、説明は図を作らないと無理だから省略する。この値が小さいほど広い範囲が写り、大きいほど遠くのものが大きく写る。昔は50ミリが標準レンズと呼ばれ、人物(集合写真じゃなくて1〜2名)の撮影に適した画角(写る範囲)だといわれた。50ミリが人物撮影に適していることには変わりはないが、今は35ミリくらいのレンズも標準レンズと呼ぶみたいである。
何ミリが標準だと法律で決まっているわけじゃなく、自分が標準的と思えばそれが標準レンズだが、デジカメ=パソコンで写真を見る時代になって、つまりプリントしたフィルム時代の写真よりかなり大きなサイズで写真を見るようになったことも、標準レンズが広角側にシフトしてきたことに影響している気がする。
対して数名を数メートルの距離から一緒に写すのに適しているのが大体35ミリ前後。今の(レンズ交換のできないタイプの)デジカメはほとんどがズームレンズだが、昔のフィルム時代のコンパクトカメラは大体それくらいのサイズのレンズがついていた。ちなみに「写ルンです」は32ミリ。「写ルンです」はまだ売っていて、どんな人が使っているのか興味がある。
ついでにいうと広角レンズも何ミリからが広角という定義はない。50ミリを標準と考えれば35ミリは広角となる。でもまあ今的には30ミリ未満が広角かな。
テスト結果 写っているのは競技場の建物
数値はすべて35ミリ換算
◆27ミリ
◆36ミリ
◆42ミリ
◆52.5ミリ
◆82.5ミリ
海や山ほど視界が開けた場所じゃないから、27ミリでも充分という感じになってしまった。テストをする場所を間違えたかな。
次は24ミリの広角レンズに交換。
比較して見やすいようにズームの27ミリ設定も一緒に。
◆27ミリ(ズームレンズ)
◆24ミリ
3ミリ分違うのは確か。しかしイクシーの28ミリ設定で風景を撮影しようとして「狭っ!」と感じたときの感覚からいうと、24ミリでそれが解消するかどうかは微妙。
秘密兵器その1
これはワイドコンバーターという補助アタッチメント。NEXの24ミリ広角レンズ専用で、そのレンズに継ぎ足して使う。焦点距離が0.75倍になり、結果24ミリのレンズが18ミリ相当になるという仕掛け。
20ミリ以下の広角レンズというのは価格が高くて、NEX用は売られていないが、他のレンズ交換式デジカメ用だと7〜8万円くらいする。ところがこのVCL-ECU1というコンバーターは私が買った時点で1万円ほど。継ぎ足しレンズだから性能は落ちるはずだが、ネットでの評判も良さそうだったし、私が撮る分には充分だろうからNEXと一緒に買った。
比較して見やすいように3種類で比較。
◆27ミリ(ズームレンズ)
◆24ミリ
◆18ミリ(ワイドコンバーター装着)
18ミリはかなり広く写っている代わりに、ずいぶん建物が遠くに行っちゃった(^^ゞ
でも画質的には特に影響もなく一安心。
ところで人間の視野は左右120度といわれる。カメラの場合は28ミリで65.5度、24ミリで84度、14ミリで104.3度となる。(私のレンズと一致していないのは一覧表から拾ってきたから)
だからレンズでがんばっても人間の目に追いつくのは難しい。それとレンズは広角になるほど風景が八の字型に歪んで写る<こんな感じ:ヨソから拝借>。写真ってこんなものと普段は目が慣れていても(実際のビルがあんな風になっていたら絶対に倒れる)、いったんこの歪みが鼻に着き出すと(目に着き出すか?)けっこう気になる。今回は建物が丸みを帯びているから歪みはあまり感じない。それとこの歪みは画像ソフトで修正加工できるが、NEXはカメラ自体が歪みを修正加工するプログラムを内蔵しており、それが働いているのかも知れない。まだ先ほどのような直線的なものを撮影していないからなんともいえないが。
また場合によっては逆八の字型に写る場合もある。以前のツーリングの、この写真。この時は撮っているときから水筒が傾いているのが気になっていた。多少ズームを前後させたりしてみたが水筒は真っ直ぐにならず。こんな単純な写真がまともにとれないから、私はどこかカメラというものを信用していないところがある。
景色を写真に撮って、目の前に広がる景色とイメージが違う理由は他にもある。人間の視野と同じ角度の広角レンズを使い、レンズの歪みも修正したとしても目で見たものとは同じにならない。正確に言えば目で見て脳が認識したものとは同じにならない。
(たぶん)脳は関心がある、あるいは風景の中心と判断したものを、実際の大きさより大きく認識している。だから18ミリ相当で撮った建物が実際のイメージより小さく感じる。より広い広角レンズで人間の視野に近づけるほど、脳に持っているイメージと離れていくというジレンマがある。
それと人間の視野が120度といっても、それは目の性能の限界値で実際はそんなに広い範囲を常に見ているわけではないと思う。たぶんパッと見の瞬間的視野は上の写真程度か、それよりも狭いはず。しかし中心となる対象物があっても多少はキョロキョロして景色を見るわけである。それの合成が景色としてイメージされる。だから脳に持っている景色のイメージは120度よりはるかに広い。
そう考えると、カメラでどんなにがんばってもダメな気がしてくる。でも、それを克服して、いい景色だなあと思えるようにするのが写真の「腕」。写真を見て、その景色の美しさに見とれ、そこへ行ってみたいと思ったことは誰にでもあるはず。しかし私にはそんな腕もないし、腕を磨く気もないからカメラメーカーには、それを可能にする技術革新を切に切にお願いしたいのである(^^ゞ
さてNEXには広い範囲を撮影する秘密兵器がもうひとつある。
ーーー続く
バイクは本来身軽な乗り物のはずだが、安全のために革ジャンや革パンを着るし、ガレージは家から少し離れたところに借りてるし、なかなか気合いを入れないと乗れないのが困ったところ。
前回のテストは今までのデジカメと較べて、どの程度キレイに写るかどうかのテスト。まあ比較対象は6年前の機種だし、値段は同じくらいだったとはいえワンランク下のクラスの機種だからNEXがキレイに写って当たり前。以前に書いたようにデジカメを買い換えた理由は「もう少しクッキリ」と「もう少し広い範囲」を写したいの2つ。今回はその写る範囲のテスト。
私が買ったNEX-5-NDは35ミリ換算で
27ミリ〜82.5ミリのズームレンズ
24ミリの広角レンズ(写真でカメラに装着されているレンズ)
の2本がついている。
それまでのイクシーは35ミリ換算で
28ミリ〜105ミリのズームレンズ
だった。27ミリと28ミリは、撮った写真を2つ並べて較べなければ、ほとんど違いは感じられないだろう。だから24ミリがどれくらい広く写るのかが関心事。望遠側はイクシーと較べてかなりスペックダウンだが、これは前回書いたデジタルズームが、どの程度キレイに写るのかを確かめてきた。
まずはズームレンズ。ズームレンズには次のようなメモリが刻んである。
18ミリ →35ミリ換算で 27ミリ
24ミリ →35ミリ換算で 36ミリ
28ミリ →35ミリ換算で 42ミリ
35ミリ →35ミリ換算で 52.5ミリ
55ミリ →35ミリ換算で 82.5ミリ
この何ミリというのはレンズの焦点距離で、説明は図を作らないと無理だから省略する。この値が小さいほど広い範囲が写り、大きいほど遠くのものが大きく写る。昔は50ミリが標準レンズと呼ばれ、人物(集合写真じゃなくて1〜2名)の撮影に適した画角(写る範囲)だといわれた。50ミリが人物撮影に適していることには変わりはないが、今は35ミリくらいのレンズも標準レンズと呼ぶみたいである。
何ミリが標準だと法律で決まっているわけじゃなく、自分が標準的と思えばそれが標準レンズだが、デジカメ=パソコンで写真を見る時代になって、つまりプリントしたフィルム時代の写真よりかなり大きなサイズで写真を見るようになったことも、標準レンズが広角側にシフトしてきたことに影響している気がする。
対して数名を数メートルの距離から一緒に写すのに適しているのが大体35ミリ前後。今の(レンズ交換のできないタイプの)デジカメはほとんどがズームレンズだが、昔のフィルム時代のコンパクトカメラは大体それくらいのサイズのレンズがついていた。ちなみに「写ルンです」は32ミリ。「写ルンです」はまだ売っていて、どんな人が使っているのか興味がある。
ついでにいうと広角レンズも何ミリからが広角という定義はない。50ミリを標準と考えれば35ミリは広角となる。でもまあ今的には30ミリ未満が広角かな。
テスト結果 写っているのは競技場の建物
数値はすべて35ミリ換算
◆27ミリ
◆36ミリ
◆42ミリ
◆52.5ミリ
◆82.5ミリ
海や山ほど視界が開けた場所じゃないから、27ミリでも充分という感じになってしまった。テストをする場所を間違えたかな。
次は24ミリの広角レンズに交換。
比較して見やすいようにズームの27ミリ設定も一緒に。
◆27ミリ(ズームレンズ)
◆24ミリ
3ミリ分違うのは確か。しかしイクシーの28ミリ設定で風景を撮影しようとして「狭っ!」と感じたときの感覚からいうと、24ミリでそれが解消するかどうかは微妙。
秘密兵器その1
これはワイドコンバーターという補助アタッチメント。NEXの24ミリ広角レンズ専用で、そのレンズに継ぎ足して使う。焦点距離が0.75倍になり、結果24ミリのレンズが18ミリ相当になるという仕掛け。
20ミリ以下の広角レンズというのは価格が高くて、NEX用は売られていないが、他のレンズ交換式デジカメ用だと7〜8万円くらいする。ところがこのVCL-ECU1というコンバーターは私が買った時点で1万円ほど。継ぎ足しレンズだから性能は落ちるはずだが、ネットでの評判も良さそうだったし、私が撮る分には充分だろうからNEXと一緒に買った。
比較して見やすいように3種類で比較。
◆27ミリ(ズームレンズ)
◆24ミリ
◆18ミリ(ワイドコンバーター装着)
18ミリはかなり広く写っている代わりに、ずいぶん建物が遠くに行っちゃった(^^ゞ
でも画質的には特に影響もなく一安心。
ところで人間の視野は左右120度といわれる。カメラの場合は28ミリで65.5度、24ミリで84度、14ミリで104.3度となる。(私のレンズと一致していないのは一覧表から拾ってきたから)
だからレンズでがんばっても人間の目に追いつくのは難しい。それとレンズは広角になるほど風景が八の字型に歪んで写る<こんな感じ:ヨソから拝借>。写真ってこんなものと普段は目が慣れていても(実際のビルがあんな風になっていたら絶対に倒れる)、いったんこの歪みが鼻に着き出すと(目に着き出すか?)けっこう気になる。今回は建物が丸みを帯びているから歪みはあまり感じない。それとこの歪みは画像ソフトで修正加工できるが、NEXはカメラ自体が歪みを修正加工するプログラムを内蔵しており、それが働いているのかも知れない。まだ先ほどのような直線的なものを撮影していないからなんともいえないが。
また場合によっては逆八の字型に写る場合もある。以前のツーリングの、この写真。この時は撮っているときから水筒が傾いているのが気になっていた。多少ズームを前後させたりしてみたが水筒は真っ直ぐにならず。こんな単純な写真がまともにとれないから、私はどこかカメラというものを信用していないところがある。
景色を写真に撮って、目の前に広がる景色とイメージが違う理由は他にもある。人間の視野と同じ角度の広角レンズを使い、レンズの歪みも修正したとしても目で見たものとは同じにならない。正確に言えば目で見て脳が認識したものとは同じにならない。
(たぶん)脳は関心がある、あるいは風景の中心と判断したものを、実際の大きさより大きく認識している。だから18ミリ相当で撮った建物が実際のイメージより小さく感じる。より広い広角レンズで人間の視野に近づけるほど、脳に持っているイメージと離れていくというジレンマがある。
それと人間の視野が120度といっても、それは目の性能の限界値で実際はそんなに広い範囲を常に見ているわけではないと思う。たぶんパッと見の瞬間的視野は上の写真程度か、それよりも狭いはず。しかし中心となる対象物があっても多少はキョロキョロして景色を見るわけである。それの合成が景色としてイメージされる。だから脳に持っている景色のイメージは120度よりはるかに広い。
そう考えると、カメラでどんなにがんばってもダメな気がしてくる。でも、それを克服して、いい景色だなあと思えるようにするのが写真の「腕」。写真を見て、その景色の美しさに見とれ、そこへ行ってみたいと思ったことは誰にでもあるはず。しかし私にはそんな腕もないし、腕を磨く気もないからカメラメーカーには、それを可能にする技術革新を切に切にお願いしたいのである(^^ゞ
さてNEXには広い範囲を撮影する秘密兵器がもうひとつある。
ーーー続く
wassho at 23:06|Permalink│Comments(0)│
2012年07月12日
NEX-5N 比較テストその2
前回のエントリーで噴水まわりの写真について「3つの写真の明るさ=空の晴れ具合がかなり違って別の日みたい」と書いた。しかしブログにアップされた写真を見るとNEXとイクシーは明るさの違いがあまりなく、それほど別の日のようには見えない。アレッと思って写真を別ウインドウに開いて、大きな状態で比較すると、やはり明るさの違いはハッキリしている。
写真は縮小すればするほど違いはわかりにくくなる。例えば2つともツメくらいの大きさに縮小すれば見分けはつかなくなるだろう。それは当たり前だけれど、縮小することによって明るさまで似通ってくるとは思わなかった。
ところで3台のカメラの比較をしているが、パソコンの画面によってかなり見え方が違うと思う。だいたいきれいな写真を撮りたかったらデジカメを買い換えるのではなく、撮った写真を見るパソコン(のモニター)を性能がいいものに買い換えろという話もあるくらいである。
さて比較テスト。
次は花を撮ってみた。
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ広角側27ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側28ミリ(35ミリ換算)
『アップル iPhone4S』30ミリ ※iPhoneはズームではなく固定レンズ
風景ではさっぱりっだったiPhoneは、ここでは健闘している。あんな薄っぺらいボディに直径2ミリ程度のレンズでたいしたものである。広い範囲の風景を撮るのでなければ、これで充分な気がする。ただしボディが薄すぎてカメラとして持ちにくいが。
イクシーはここでもシャキッとしない。正面の赤い花の色も薄いが、隣のオレンジが「死んでいる」色。晴れていたらもっときれいに撮れるはずだが、なぜかこのカメラは曇りでの撮影が苦手。たくさんの光が必要なタイプかと思いきや、暗い部屋の中とかでは(フラッシュなしで)意外ときれいに撮れるから性格のつかみづらいヤツである。
※最初に書いたことと関連するが、大きなサイズでイクシーの写真を見るとオレンジが死んでいるのだが、ブログ文中にあるサイズに縮小されると、まあまあ見られるようになるから不思議。
オレンジがまともに撮れているのはNEXだけ。でも赤の花はちょっと色が濃すぎて、胸焼けしそうな写真になってしまった。実際の花はiPhoneのほうが近い。それにイクシーでは写っていた花の後ろの地面がNEXでは暗く潰れているのも気になる。なかなか四方八方丸くは収まらないものである。
なお比較テストだから同じ場所に突っ立って撮ったので、それぞれのカメラの27ミリ〜28ミリ〜30ミリのレンズの違いがよく現れている。30ミリのiPhoneは花にかなり近づいた印象。2ミリ3ミリしか違わないのに、広角側だとかなり差があるのを実感。(望遠側だと100ミリと103ミリならほとんど変わらないと思う)
ちなみに画像ソフトでの補正は、カスミをなくすより色の濃さを調整する方が簡単。イクシーのぼけた写真もけっこう鮮やかになる。
元写真

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
レタッチ後

アップで比較
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ望遠側82.5ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側105ミリ(35ミリ換算)
花びらの印象は先ほどと同じだが、NEXは葉っぱが陰影がよく表現されて、きれいに撮れていると思う。花はもっと立体感が欲しいのだが、葉っぱと違って光をあまり反射しないから難しいのかも知れない。どちらの機種とも葉っぱと較べるとピントが合っていないようにも感じる。
ちなみにiPhoneでアップの写真がないのはアップにするズーム機能がついていないから。ただし、いわゆる望遠レンズで大きく撮るのではなく、撮った画像を拡大する疑似ズーム機能はついている。あまり使ったことはないが、少し大きくする程度なら画質の悪化は感じない。
そういう疑似ズームは一般にデジタルズームと呼ばれる。対してレンズが望遠になったり広角になるのが光学ズーム。携帯についているズームはほとんどデジタルズーム。以前は光学ズームを搭載した機種もあったが、今はもうない(と思う)。デジカメは携帯とは逆にほとんど光学ズームだが、デジタルズーム機能も一緒についている。
イクシーは4倍、NEXには10倍のデジタルズーム機能。ズームレンズの望遠側と掛け合わせると、それぞれ35ミリ換算で420ミリ、825ミリと天体望遠鏡なみ。ただしイクシーのデジタルズームはほとんど使い物にならない。極端に画質が荒くなる。だから私のイクシーはデジタルズームの設定を「切り」にしてある。しかし、このイクシー発売より6年たってデジタルズーム技術も進化し、NEXだと2倍か3倍くらいまでならほとんど画質に影響がないという話も聞く。2倍で165ミリ、3倍なら247.5ミリの望遠。私の使い方では150ミリもあれば充分。そのうち試してみようと思う。
話がアチコチ飛んだがテスト撮影終了。
NEXはイクシーのようにカスミが掛からないし、いろいろ細かくクッキリ写るので満足。ちょっと色が濃すぎる、派手すぎる気もするが、そのうち目が慣れてくるだろう。
ちなみに撮影はすべてカメラにおまかせのオートモード。自分でいろいろ露出やシャッタースピードその他を調整するマニュアルモードがあっても、イクシーでは今まで一度も使ったことがない。NEXではこれから数回は遊びで試すかもしれないが、その後はお任せモードしか使わないと思う。
このクラスのデジカメを買う人として、いろいろ自分で設定して楽しむ人を想定しているだろうが、私としてはメーカーにもっとおまかせモードを磨いて欲しい。そしてできるだけ設定項目やボタンやダイヤルの少ない「高級らくらくデジカメ」を開発して欲しいものだ。高級デジカメはマニアが使うというのはメーカーの思い込みに過ぎない。本当にきれいな写真が撮れるなら5〜6万円くらい惜しくはないが、たかだか写真を撮るのにカメラに煩わされたくないと考える人のほうが多いはず。
今回は2本ついているレンズのうちズームレンズだけをテスト。
広角レンズのテストをしなかった理由はーーー持って行くのを忘れたから(^^ゞ
まあ、次に景色のよいところへバイクで出かけたときにでも。
おしまい
補足
6月30日の神宮球場のエントリーはNEXで撮っている。その下の方にある水元公園や京成バラ園はイクシー。やっぱりクッキリ感はかなり劣る。なお6月9日のアジサイはiPhone。
写真は縮小すればするほど違いはわかりにくくなる。例えば2つともツメくらいの大きさに縮小すれば見分けはつかなくなるだろう。それは当たり前だけれど、縮小することによって明るさまで似通ってくるとは思わなかった。
ところで3台のカメラの比較をしているが、パソコンの画面によってかなり見え方が違うと思う。だいたいきれいな写真を撮りたかったらデジカメを買い換えるのではなく、撮った写真を見るパソコン(のモニター)を性能がいいものに買い換えろという話もあるくらいである。
さて比較テスト。
次は花を撮ってみた。
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ広角側27ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側28ミリ(35ミリ換算)
『アップル iPhone4S』30ミリ ※iPhoneはズームではなく固定レンズ
風景ではさっぱりっだったiPhoneは、ここでは健闘している。あんな薄っぺらいボディに直径2ミリ程度のレンズでたいしたものである。広い範囲の風景を撮るのでなければ、これで充分な気がする。ただしボディが薄すぎてカメラとして持ちにくいが。
イクシーはここでもシャキッとしない。正面の赤い花の色も薄いが、隣のオレンジが「死んでいる」色。晴れていたらもっときれいに撮れるはずだが、なぜかこのカメラは曇りでの撮影が苦手。たくさんの光が必要なタイプかと思いきや、暗い部屋の中とかでは(フラッシュなしで)意外ときれいに撮れるから性格のつかみづらいヤツである。
※最初に書いたことと関連するが、大きなサイズでイクシーの写真を見るとオレンジが死んでいるのだが、ブログ文中にあるサイズに縮小されると、まあまあ見られるようになるから不思議。
オレンジがまともに撮れているのはNEXだけ。でも赤の花はちょっと色が濃すぎて、胸焼けしそうな写真になってしまった。実際の花はiPhoneのほうが近い。それにイクシーでは写っていた花の後ろの地面がNEXでは暗く潰れているのも気になる。なかなか四方八方丸くは収まらないものである。
なお比較テストだから同じ場所に突っ立って撮ったので、それぞれのカメラの27ミリ〜28ミリ〜30ミリのレンズの違いがよく現れている。30ミリのiPhoneは花にかなり近づいた印象。2ミリ3ミリしか違わないのに、広角側だとかなり差があるのを実感。(望遠側だと100ミリと103ミリならほとんど変わらないと思う)
ちなみに画像ソフトでの補正は、カスミをなくすより色の濃さを調整する方が簡単。イクシーのぼけた写真もけっこう鮮やかになる。
元写真

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
レタッチ後

アップで比較
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ望遠側82.5ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側105ミリ(35ミリ換算)
花びらの印象は先ほどと同じだが、NEXは葉っぱが陰影がよく表現されて、きれいに撮れていると思う。花はもっと立体感が欲しいのだが、葉っぱと違って光をあまり反射しないから難しいのかも知れない。どちらの機種とも葉っぱと較べるとピントが合っていないようにも感じる。
ちなみにiPhoneでアップの写真がないのはアップにするズーム機能がついていないから。ただし、いわゆる望遠レンズで大きく撮るのではなく、撮った画像を拡大する疑似ズーム機能はついている。あまり使ったことはないが、少し大きくする程度なら画質の悪化は感じない。
そういう疑似ズームは一般にデジタルズームと呼ばれる。対してレンズが望遠になったり広角になるのが光学ズーム。携帯についているズームはほとんどデジタルズーム。以前は光学ズームを搭載した機種もあったが、今はもうない(と思う)。デジカメは携帯とは逆にほとんど光学ズームだが、デジタルズーム機能も一緒についている。
イクシーは4倍、NEXには10倍のデジタルズーム機能。ズームレンズの望遠側と掛け合わせると、それぞれ35ミリ換算で420ミリ、825ミリと天体望遠鏡なみ。ただしイクシーのデジタルズームはほとんど使い物にならない。極端に画質が荒くなる。だから私のイクシーはデジタルズームの設定を「切り」にしてある。しかし、このイクシー発売より6年たってデジタルズーム技術も進化し、NEXだと2倍か3倍くらいまでならほとんど画質に影響がないという話も聞く。2倍で165ミリ、3倍なら247.5ミリの望遠。私の使い方では150ミリもあれば充分。そのうち試してみようと思う。
話がアチコチ飛んだがテスト撮影終了。
NEXはイクシーのようにカスミが掛からないし、いろいろ細かくクッキリ写るので満足。ちょっと色が濃すぎる、派手すぎる気もするが、そのうち目が慣れてくるだろう。
ちなみに撮影はすべてカメラにおまかせのオートモード。自分でいろいろ露出やシャッタースピードその他を調整するマニュアルモードがあっても、イクシーでは今まで一度も使ったことがない。NEXではこれから数回は遊びで試すかもしれないが、その後はお任せモードしか使わないと思う。
このクラスのデジカメを買う人として、いろいろ自分で設定して楽しむ人を想定しているだろうが、私としてはメーカーにもっとおまかせモードを磨いて欲しい。そしてできるだけ設定項目やボタンやダイヤルの少ない「高級らくらくデジカメ」を開発して欲しいものだ。高級デジカメはマニアが使うというのはメーカーの思い込みに過ぎない。本当にきれいな写真が撮れるなら5〜6万円くらい惜しくはないが、たかだか写真を撮るのにカメラに煩わされたくないと考える人のほうが多いはず。
今回は2本ついているレンズのうちズームレンズだけをテスト。
広角レンズのテストをしなかった理由はーーー持って行くのを忘れたから(^^ゞ
まあ、次に景色のよいところへバイクで出かけたときにでも。
おしまい
補足
6月30日の神宮球場のエントリーはNEXで撮っている。その下の方にある水元公園や京成バラ園はイクシー。やっぱりクッキリ感はかなり劣る。なお6月9日のアジサイはiPhone。
wassho at 00:40|Permalink│Comments(0)│
2012年07月10日
NEX-5N 比較テスト
それでは比較テストの結果を。
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ広角側27ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側28ミリ(35ミリ換算)
『アップル iPhone4S』30ミリ ※iPhoneはズームではなく固定レンズ
カメラの比較撮影なんて初めてだけれど、意外と違うもので驚いた。
画像の細かな点は別として、3つの写真の明るさ=空の晴れ具合がかなり違って別の日みたい。実際の天候はイクシーが近いかな。NEXだとかなり晴天ぽいが、この日は空を見てもわかるようにかなり雲が多かった。
さて新しいデジカメを買った動機のひとつである「くっきり感」。噴水の後ろの木を見れば一目瞭然。NEXの圧勝で一安心。イクシーはNEXと較べると、細かな点まで描き切れていないのと、明るいところと暗いところの差が少なくて、それもくっきり感を損ねていると思う。またNEXは暗いところにあるものもよく写している。画面右側中段あたり、NEXでは工事用の柵のオレンジ色がハッキリ見えるが、イクシーでは気づかないくらいにしか写っていない。(クリックで拡大するとよくわかる)
昨日紹介したようにアジサイでは検討したiPhoneだが、風景撮影では残念な結果に。カラー写真なのに何となくセピア色ものっていて昔の写真のよう。細かく写る(解像力とか解像度という)や、明るさ暗さの差(コントラストとかダイナミックレンジとかいう)もNEXやイクシーとはかなり差をつけられている。
なおNEXの写真の上下のサイズが小さいのは撮影できる画像の縦横比が違うから。NEXは3:2でイクシーとiPhoneは4:3。数字の順番が変わってややこしいが、横長の写真で縦を1として計算すれば
3:2は横が1.5
4:3は横が1.33
つまりNEXのほうが横に長い比率となる。3:2というのはフィルムカメラの時の印画紙のサイズと同じで、こちらのほうが自然な感じがする。4:3というのはブラウン管テレビと同じ比率。パソコンの画面も今は横長になっているが、昔は4:3の比率だったのでデジカメもそれにあわせた歴史があるらしい。
続いてアップの比較。
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ望遠側82.5ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側105ミリ(35ミリ換算)
基本的に広角側と同じ印象。
写り具合とは関係ないが、82.5ミリと105ミリと倍率に差があるので迫力がかなり違う。NEXももう少し倍率の高いズームレンズを付けてくれればいいのに。もっともレンズ交換式のカメラの場合、メーカーはレンズもたくさん買って欲しいわけで、1本で満足できるようなレンズは作らないのだろうな。
上の噴水の写真は順光(逆光の反対。撮影者の後ろ側に太陽がある)だが、次は逆光で撮ってみた。以前にも書いた気がするが、写真に撮りたいものの半分は逆光になるわけで、カメラメーカーは逆光でもきちんと撮れるように何とかしろというのが私の長年の主張。
半分無理を承知で言っていたのだが、iPhoneを買って、そのカメラにHDR(high dynamic range imaging)という機能がついていることを知った。これはどういう機能かというと、例えば逆光で人物を撮影すると、人物は影になって暗くしか写らない。これが今までの逆光写真。HDRは連続してシャッターを切ることで、1枚は空にあわせてカメラの露出を調整し(空はキレイに写るが、影になる人物は真っ暗)、もう1枚は人物に合わせて露出を調整し(人物は明るく写るが、もっと明るい空は光が強すぎてほとんど何も写らない)、それを合成して空も人物もキレイに仕上げるというもの。連写の合成だから動いているものがあれば多重に写るし、表情に変化があればおかしな写真になる。
しかしまあ逆光に対処する機能がようやくカメラに搭載されたわけでメデタシメデタシ。なおNEXにはHDR以外にも逆光対策の機能が搭載されており、オートモードで撮影してカメラが逆光と判断した場合は、そちらが働く模様。あまりマニュアルも読み込んでいないのでよく理解していない。なおところどころで写真やカメラの専門用語ぽいのが出てくるが、その方面に詳しいわけでもないので間違った使い方もあるかも知れない。そのつもりで読んでください。
なお逆光といっても斜め前くらいからの横光?だし、雲も多かったからハードな条件ではない。
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ広角側27ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側28ミリ(35ミリ換算)
『アップル iPhone4S』30ミリ ※iPhoneはズームではなく固定レンズ
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ望遠側82.5ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側105ミリ(35ミリ換算)
ここではイクシーの悪い面がでた。曇りだとイクシーはカスミが掛かったような写真になる。あまり意識していなかったが、逆光に近い場合もそうだったような気もする。上の例では望遠側で顕著。このイクシーの前も同じくイクシーのデジカメを使っていたが、こんな写り方はしなかった。ひょっとしたら故障なのかなあ? いずれにせよ噴水の時よりさらにイクシーは眠たい写真である。
なおiPhoneはHDRを使わずに素のままで撮影した。理由はーーーHDRを使うのを忘れたから(^^ゞ
ちなみにデジカメの写真はパソコンの画像ソフトでいろいろ調整できる。
例えば先ほどの、イクシーのこの眠たい写真が

レタッチ(調整のこと)するとこうなる。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

かなり改善されたが、それでもNEXにはかなわない。
私がやるレベルのレタッチなら作業時間は30秒もかからないが、それでも毎回レタッチするのは面倒でやってられない。たまにビックリするくらいキレイになって嬉しいときもあるが。
ーーー続く。
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ広角側27ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側28ミリ(35ミリ換算)
『アップル iPhone4S』30ミリ ※iPhoneはズームではなく固定レンズ
カメラの比較撮影なんて初めてだけれど、意外と違うもので驚いた。
画像の細かな点は別として、3つの写真の明るさ=空の晴れ具合がかなり違って別の日みたい。実際の天候はイクシーが近いかな。NEXだとかなり晴天ぽいが、この日は空を見てもわかるようにかなり雲が多かった。
さて新しいデジカメを買った動機のひとつである「くっきり感」。噴水の後ろの木を見れば一目瞭然。NEXの圧勝で一安心。イクシーはNEXと較べると、細かな点まで描き切れていないのと、明るいところと暗いところの差が少なくて、それもくっきり感を損ねていると思う。またNEXは暗いところにあるものもよく写している。画面右側中段あたり、NEXでは工事用の柵のオレンジ色がハッキリ見えるが、イクシーでは気づかないくらいにしか写っていない。(クリックで拡大するとよくわかる)
昨日紹介したようにアジサイでは検討したiPhoneだが、風景撮影では残念な結果に。カラー写真なのに何となくセピア色ものっていて昔の写真のよう。細かく写る(解像力とか解像度という)や、明るさ暗さの差(コントラストとかダイナミックレンジとかいう)もNEXやイクシーとはかなり差をつけられている。
なおNEXの写真の上下のサイズが小さいのは撮影できる画像の縦横比が違うから。NEXは3:2でイクシーとiPhoneは4:3。数字の順番が変わってややこしいが、横長の写真で縦を1として計算すれば
3:2は横が1.5
4:3は横が1.33
つまりNEXのほうが横に長い比率となる。3:2というのはフィルムカメラの時の印画紙のサイズと同じで、こちらのほうが自然な感じがする。4:3というのはブラウン管テレビと同じ比率。パソコンの画面も今は横長になっているが、昔は4:3の比率だったのでデジカメもそれにあわせた歴史があるらしい。
続いてアップの比較。
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ望遠側82.5ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側105ミリ(35ミリ換算)
基本的に広角側と同じ印象。
写り具合とは関係ないが、82.5ミリと105ミリと倍率に差があるので迫力がかなり違う。NEXももう少し倍率の高いズームレンズを付けてくれればいいのに。もっともレンズ交換式のカメラの場合、メーカーはレンズもたくさん買って欲しいわけで、1本で満足できるようなレンズは作らないのだろうな。
上の噴水の写真は順光(逆光の反対。撮影者の後ろ側に太陽がある)だが、次は逆光で撮ってみた。以前にも書いた気がするが、写真に撮りたいものの半分は逆光になるわけで、カメラメーカーは逆光でもきちんと撮れるように何とかしろというのが私の長年の主張。
半分無理を承知で言っていたのだが、iPhoneを買って、そのカメラにHDR(high dynamic range imaging)という機能がついていることを知った。これはどういう機能かというと、例えば逆光で人物を撮影すると、人物は影になって暗くしか写らない。これが今までの逆光写真。HDRは連続してシャッターを切ることで、1枚は空にあわせてカメラの露出を調整し(空はキレイに写るが、影になる人物は真っ暗)、もう1枚は人物に合わせて露出を調整し(人物は明るく写るが、もっと明るい空は光が強すぎてほとんど何も写らない)、それを合成して空も人物もキレイに仕上げるというもの。連写の合成だから動いているものがあれば多重に写るし、表情に変化があればおかしな写真になる。
しかしまあ逆光に対処する機能がようやくカメラに搭載されたわけでメデタシメデタシ。なおNEXにはHDR以外にも逆光対策の機能が搭載されており、オートモードで撮影してカメラが逆光と判断した場合は、そちらが働く模様。あまりマニュアルも読み込んでいないのでよく理解していない。なおところどころで写真やカメラの専門用語ぽいのが出てくるが、その方面に詳しいわけでもないので間違った使い方もあるかも知れない。そのつもりで読んでください。
なお逆光といっても斜め前くらいからの横光?だし、雲も多かったからハードな条件ではない。
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ広角側27ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側28ミリ(35ミリ換算)
『アップル iPhone4S』30ミリ ※iPhoneはズームではなく固定レンズ
『ソニー NEX-5ND』ズームレンズ望遠側82.5ミリ(35ミリ換算)
『キャノン イクシー 900IS』ズームレンズ広角側105ミリ(35ミリ換算)
ここではイクシーの悪い面がでた。曇りだとイクシーはカスミが掛かったような写真になる。あまり意識していなかったが、逆光に近い場合もそうだったような気もする。上の例では望遠側で顕著。このイクシーの前も同じくイクシーのデジカメを使っていたが、こんな写り方はしなかった。ひょっとしたら故障なのかなあ? いずれにせよ噴水の時よりさらにイクシーは眠たい写真である。
なおiPhoneはHDRを使わずに素のままで撮影した。理由はーーーHDRを使うのを忘れたから(^^ゞ
ちなみにデジカメの写真はパソコンの画像ソフトでいろいろ調整できる。
例えば先ほどの、イクシーのこの眠たい写真が

レタッチ(調整のこと)するとこうなる。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

かなり改善されたが、それでもNEXにはかなわない。
私がやるレベルのレタッチなら作業時間は30秒もかからないが、それでも毎回レタッチするのは面倒でやってられない。たまにビックリするくらいキレイになって嬉しいときもあるが。
ーーー続く。
wassho at 01:36|Permalink│Comments(0)│
2012年07月09日
ソニー NEX-5N(デジカメ)
二つ前のエントリーで書いた、ビックカメラで値切って買ってきたのはデジカメ。ソニーのNEX-5NDというカメラ。NEXがこのカメラのブランド名。5は機種シリーズ名で他に3と7がある。数字が大きいほど上級機。Nは現在売られている5シリーズについているサブネーム。先代(初代)は単にNEX-5で、二代目でNEX-5Nになった。Nの意味は不明。
ちなみに3シリーズは初代がNEX-C3で、二代目がNEX-F3。アルファベットの使い方に規則性はなさそうだし、だいたい3シリーズと5シリーズでアルファベットと数字の位置関係も違う。NEXという名前自体も陳腐で、ネーミングにはあまり力が入っていないみたい。
NEX-5Nには付属レンズの違いで4タイプある。
NEX-5N レンズなしモデル
NEX-5NK ズームレンズ1本付き
NEX-5ND ズームレンズ1本と広角レンズ1本付き
NEX-5NY ズームレンズ2本付き
KとDとYだって。
さっぱり意味がわからぬ。単なる品番と考えてもよいが、こんな消費者目線とかけ離れたネーミングを使っているからソニーは赤字企業になる。ウォークマンのセンスは何処へ?
話はそれるけど、最初からまとめる気もないけど(^^ゞ、ウォークマンはネーミングとしてはピカイチだったが、英語の発音的にはちょっとおかしい。
WALK(歩く):英語の発音ワァーク=カタカナ語発音ウォーク
WORK(働く):英語の発音ウォーク=カタカナ語発音ワァーク
WALKとWORKでウォとウァの発音が逆になっている。カタカナ語発音が頭にこびりついているから、英語を話す時にまごついてしまう。ウォークマン登場前にWALK=ウォークとなっていたかどうかは記憶にない。もはやウォークマンと口にすることはなくなったが、英語圏でウォークマンといえばWORK MAN=働く人となってしまう。
さて話を戻して、新しくデジカメを買った理由は2つある。
1)もっと広い範囲を写したかった。
いい景色だなと思って写真に撮ろうとしても、目で見えている範囲よりかなり狭くしか撮れない。それが結構フラストレーションとなっていた。これは人間の視野角とカメラレンズの画角が違うから。より広い範囲を撮影するにはレンズの画角が広い(かなりの)広角レンズというのが必要。望遠レンズは遠くのものが大きく見えるが写る範囲は狭い。広角レンズはその反対。
NEX-5NDには広角レンズ付き。でもこの広角レンズはそれほど広角じゃなくて、もう一本のズームレンズ(←広角から望遠まで変化する)や、今まで使っていたデジカメの広角側とそれほど変わらない。でもNEXには広角を撮影できる仕掛けが2つある。
2)もっとくっきり写って欲しかった。
バイクでツーリングに行く下調べをするときは「目的地の名前 バイク ツーリング」で検索して、グーグルのブログ検索結果表示機能で見ることが多い。バイクもカメラもオッサンの趣味だから、バイクのことを書いたブログの中には写真も趣味にしている人も多い。そういう人のブログを見ると、なんか圧倒的に写真がキレイなのである。
写真を趣味にする気もないし、「いい写真」を撮りたいとも思っていない。でもせっかく出かけて写真を撮るのだから、どうせなら、もう少しキレイに撮っておきたい。それと私が使っていたデジカメは晴れた日はキレイに撮れるが、曇りだとボーッとしか写らないことが前から気になっていた。
多少調べると、やはり高級なデジカメのほうがキレイに撮れる。当たり前だけれど。
しかし高級なデジカメというのは値段も高いし、大きく重くて持ち運ぶに不便。それで、ソコソコ高級で、大きさもギリギリ我慢できるという総合判断でこのクラスのデジカメにした。
8日の日曜日に近くの公園で撮影テスト。
前のデジカメと、ついでにiPhoneとで較べてみた。
『ソニー NEX-5ND』

写真でカメラについているのが35ミリ換算で24ミリの広角レンズ。隣にあるのが35ミリ換算で27ミリ〜82.5ミリのズームレンズ。35ミリ換算というのは単位を揃えるための指標だから、意味がわからなくても無視して。27ミリとか82.5ミリというのはレンズの焦点距離で、とりあえずこの値が小さいほど広角で広い範囲が写り、大きいほど望遠で遠くのものが大きく写るが写る範囲は狭い。
ボディは白を選んだ。デジカメの中では高級機に入る機種だが、白だとイカツい感じがしなくてよい。他に黒とシルバーもある。
『キャノン IXY(イクシー)900IS』

今まで使っていたデジカメ。購入は2006年秋。デジカメは今より高価だったし、発売直後に買ったからNEXより価格は高かったと思う。
レンズは35ミリ換算28ミリ〜105ミリのズームレンズ。NEXはレンズ交換のできるデジカメで、イクシーは交換できない普通のデジカメ。普通のデジカメの広角側は35ミリが一般的だったが、この機種が発売されたあたりから28ミリのレンズが搭載されるようになった。それと手ぶれ補正の機能が搭載されたのもこの頃。その2つが気に入って買ったように覚えている。
『アップル iPhone4S』

先日のアジサイはiPhoneで撮った。風景は苦手のようだが、ある程度近づいて撮る分には充分キレイ。レンズは35ミリ換算で30ミリ。
ーーー続く
ちなみに3シリーズは初代がNEX-C3で、二代目がNEX-F3。アルファベットの使い方に規則性はなさそうだし、だいたい3シリーズと5シリーズでアルファベットと数字の位置関係も違う。NEXという名前自体も陳腐で、ネーミングにはあまり力が入っていないみたい。
NEX-5Nには付属レンズの違いで4タイプある。
NEX-5N レンズなしモデル
NEX-5NK ズームレンズ1本付き
NEX-5ND ズームレンズ1本と広角レンズ1本付き
NEX-5NY ズームレンズ2本付き
KとDとYだって。
さっぱり意味がわからぬ。単なる品番と考えてもよいが、こんな消費者目線とかけ離れたネーミングを使っているからソニーは赤字企業になる。ウォークマンのセンスは何処へ?
話はそれるけど、最初からまとめる気もないけど(^^ゞ、ウォークマンはネーミングとしてはピカイチだったが、英語の発音的にはちょっとおかしい。
WALK(歩く):英語の発音ワァーク=カタカナ語発音ウォーク
WORK(働く):英語の発音ウォーク=カタカナ語発音ワァーク
WALKとWORKでウォとウァの発音が逆になっている。カタカナ語発音が頭にこびりついているから、英語を話す時にまごついてしまう。ウォークマン登場前にWALK=ウォークとなっていたかどうかは記憶にない。もはやウォークマンと口にすることはなくなったが、英語圏でウォークマンといえばWORK MAN=働く人となってしまう。
さて話を戻して、新しくデジカメを買った理由は2つある。
1)もっと広い範囲を写したかった。
いい景色だなと思って写真に撮ろうとしても、目で見えている範囲よりかなり狭くしか撮れない。それが結構フラストレーションとなっていた。これは人間の視野角とカメラレンズの画角が違うから。より広い範囲を撮影するにはレンズの画角が広い(かなりの)広角レンズというのが必要。望遠レンズは遠くのものが大きく見えるが写る範囲は狭い。広角レンズはその反対。
NEX-5NDには広角レンズ付き。でもこの広角レンズはそれほど広角じゃなくて、もう一本のズームレンズ(←広角から望遠まで変化する)や、今まで使っていたデジカメの広角側とそれほど変わらない。でもNEXには広角を撮影できる仕掛けが2つある。
2)もっとくっきり写って欲しかった。
バイクでツーリングに行く下調べをするときは「目的地の名前 バイク ツーリング」で検索して、グーグルのブログ検索結果表示機能で見ることが多い。バイクもカメラもオッサンの趣味だから、バイクのことを書いたブログの中には写真も趣味にしている人も多い。そういう人のブログを見ると、なんか圧倒的に写真がキレイなのである。
写真を趣味にする気もないし、「いい写真」を撮りたいとも思っていない。でもせっかく出かけて写真を撮るのだから、どうせなら、もう少しキレイに撮っておきたい。それと私が使っていたデジカメは晴れた日はキレイに撮れるが、曇りだとボーッとしか写らないことが前から気になっていた。
多少調べると、やはり高級なデジカメのほうがキレイに撮れる。当たり前だけれど。
しかし高級なデジカメというのは値段も高いし、大きく重くて持ち運ぶに不便。それで、ソコソコ高級で、大きさもギリギリ我慢できるという総合判断でこのクラスのデジカメにした。
8日の日曜日に近くの公園で撮影テスト。
前のデジカメと、ついでにiPhoneとで較べてみた。
『ソニー NEX-5ND』

写真でカメラについているのが35ミリ換算で24ミリの広角レンズ。隣にあるのが35ミリ換算で27ミリ〜82.5ミリのズームレンズ。35ミリ換算というのは単位を揃えるための指標だから、意味がわからなくても無視して。27ミリとか82.5ミリというのはレンズの焦点距離で、とりあえずこの値が小さいほど広角で広い範囲が写り、大きいほど望遠で遠くのものが大きく写るが写る範囲は狭い。
ボディは白を選んだ。デジカメの中では高級機に入る機種だが、白だとイカツい感じがしなくてよい。他に黒とシルバーもある。
『キャノン IXY(イクシー)900IS』

今まで使っていたデジカメ。購入は2006年秋。デジカメは今より高価だったし、発売直後に買ったからNEXより価格は高かったと思う。
レンズは35ミリ換算28ミリ〜105ミリのズームレンズ。NEXはレンズ交換のできるデジカメで、イクシーは交換できない普通のデジカメ。普通のデジカメの広角側は35ミリが一般的だったが、この機種が発売されたあたりから28ミリのレンズが搭載されるようになった。それと手ぶれ補正の機能が搭載されたのもこの頃。その2つが気に入って買ったように覚えている。
『アップル iPhone4S』

先日のアジサイはiPhoneで撮った。風景は苦手のようだが、ある程度近づいて撮る分には充分キレイ。レンズは35ミリ換算で30ミリ。
ーーー続く
wassho at 11:14|Permalink│Comments(0)│
2009年04月05日
カメラにはサクラモードを
世田谷区を流れる北沢川と烏山川が合流して、そこから下流が目黒川である。北沢川と烏山川は暗渠(あんきょ)といって川が埋め立てられて地下の下水道になっている。合流地点も暗渠であるが、そこからしばらく先、渋谷から西に延びる東急田園都市線で1駅目の池尻大橋駅付近からは川として残されている。川といってもコンクリートで固められた巨大な用水路のようなものではある。ただし、その両岸には延々と桜が植えられていて、東京の桜名所のひとつ。
普通、お花見というと公園のようなところでお弁当を食べたり、飲めや歌えの宴会をしながらーーーというイメージ。しかし目黒川の両岸の道は、クルマがすれ違えるかどうか程度の細い道なので、そういうスペースはない。ところどころに無理矢理ビニールシートを広げているグループがいるものの、基本的には散歩しながら桜を愛でるお花見となる。
片道3キロだから散歩にはほどよい距離とはいえ、当然、桜が満開の週末は大勢の人出になるので、よちよち歩きのような歩幅でしか歩けない。しかし写真で桜が川にせり出しているのと同様に、反対の道路側にもせり出しているので、まるで桜の花のアーケードの下を歩いているような雰囲気で、人混みもいつの間にか気にならなくなる
お花見では、あるいはこの季節になると立派な桜が咲いているところでは、写真を撮っている人が多い。しかし桜ほど撮影の難しい被写体はない。この写真も、私が目で見た桜とはずいぶんイメージが違う。(写真をクリックすると大きくなります)
桜を少し離れた場所から撮る分には問題はない。しかし臨場感を出そうと、接近して桜が咲き乱れている雰囲気をとらえるのは至難である。
桜(ソメイヨシノ)は薄いピンクのイメージだが実際にはほとんど白である。
離れてみる桜は、無色である白がわずかに色づいているピンクに負けて薄いピンクに見えるけれど、近づくにつれ目が正しく対象を捉えるようになると、離れて見たときよりも白い花であることがわかる。
しかし私は、人間は、少なくとも日本人は桜を実際よりピンク色で見たように脳でイメージ補正していると思っている。桜は薄いピンクというイメージを持っているし、そのほうが美しいし、また近くの桜と同時に遠くの桜も見えるので、遠くの薄いピンクの桜の色で近くの白い桜の色も置き換えているようなーーー気がする。
しかし、カメラにはそんな風情を理解する心はないので(^^ゞ、「正しく」白く撮影する。だから何となく、心でとらえた風景と写真のイメージが違うのである。
また、この写真は橋の上から撮っているが、実際には川沿いに延々と桜が咲いていて見事な風景なのである。肉眼では「ピンクフィルター」が働いて、そう見事に見えるけれど、「白く」撮影された桜は遠くは風景と溶け合って、まったくその感じが伝わらない。この日は曇りで空も白かったので、より一層である。
桜を接近して撮るとなると、桜の木は高いので、下から見上げて撮影することになる。目黒川も頭上に咲き乱れている桜は圧巻である。しかし下から撮影するということは逆光で撮るということである。肉眼は逆光もある程度補正するがカメラはそうはいかない。
デジカメの設定、あるいはパソコンに取り込んだ後にフォトショップなどのアプリケーションである程度補正することはできる。今回も試してみたけれど、私のテクニック不足もあって、見た目のイメージにはなかなか近づかない。
パッと咲いてパッと散るのが桜。写真に納めようというのがヤボなのかもしれない。でも本日はカメラメーカーにお願い “見たイメージ通りに補正するサクラモード搭載して” の下書きでした。
wassho at 23:53|Permalink│Comments(0)│
2008年12月16日
カメラメーカーにお願い(フラッシュ編)
昨日のクリスマス・カクタスの写真。
へたくそな写真なんだけれど、実は撮るのに結構時間がかかった。
(クリックすれば大きくなります)
最初は土曜の夜に撮った。
私のマンションは白熱灯の照明だけなので、夜は結構いい感じである。
しかし写真を撮るには間接照明だけではちょっと暗い。あちこちの照明を全部つけて撮ってもみたが写真に影ができてしまう。フラッシュを使って撮ると、目で見ているのとはずいぶん違う写真になる。というわけで夜の撮影は諦めて、日曜の昼間に撮ったのが昨日の写真。
私はあまりフラッシュを使わない。
当たり前であるが、目で見ているより明るい写真になるから。
できたら見たがままを写真に納めたいと思うタイプである。
デジカメは、その理屈は知らないけれどフィルムカメラと較べると、フラッシュなしで暗い場所でも撮れる。ただし暗いとシャッターが開いている露光時間が長くなるので手ぶれをしやすい。しかし最近のデジカメなら手ぶれ補正機能がついているので、まあ満足な写真が撮れる。
でも、今回のように部屋の明かりではちょっと光量が足りないケースもある。
そこで本日はカメラメーカーにお願い
その1)
フラッシュの光量は被写体との距離に応じて自動的に増減しているのかな? 昨日の写真の様な距離ではフラッシュの光が強すぎる。フラッシュの光量を撮影意図に応じて「普通」「やや弱め」「弱め」くらいに調節できる機能が欲しい。
その2)
携帯のカメラは、たいていフラッシュではなくライトがついている。これが光が弱くて、意外といい感じの写真に仕上がる。普通のデジカメにもライトがあって、フラッシュより弱い光を使いたいときに選べるといいかもしれない。
その3)
私のデジカメはキャノンである。他のメーカーのことは知らないが、フラッシュの設定は「オート」と「発光しない」がある。そして標準設定は「オート」でフラッシュを使わないようにするには「発光しない」を選ばなくてはならない。それくらいは我慢するが、デジカメは節電のためにしばらくすると電源が切れる。そうすると毎回「オート」から「発光しない」へ設定を変えなくてはならない。
電源はすぐ切れるから結局、撮影するたびにフラッシュの設定を選び直すことになる。これがとっても面倒である。標準設定をどちらにするかをユーザーに決めさせるべきである。
最後の話はキャノン限定かも。
とにかく私のお願いは “フラッシュを改良するのか、カメラ本体の感度を上げるのか、それはどうでもいいけれど、暗いところで、もっと暗いがままの写真をとれるようにして” の下書きでした。
へたくそな写真なんだけれど、実は撮るのに結構時間がかかった。
(クリックすれば大きくなります)
最初は土曜の夜に撮った。
私のマンションは白熱灯の照明だけなので、夜は結構いい感じである。
しかし写真を撮るには間接照明だけではちょっと暗い。あちこちの照明を全部つけて撮ってもみたが写真に影ができてしまう。フラッシュを使って撮ると、目で見ているのとはずいぶん違う写真になる。というわけで夜の撮影は諦めて、日曜の昼間に撮ったのが昨日の写真。
私はあまりフラッシュを使わない。
当たり前であるが、目で見ているより明るい写真になるから。
できたら見たがままを写真に納めたいと思うタイプである。
デジカメは、その理屈は知らないけれどフィルムカメラと較べると、フラッシュなしで暗い場所でも撮れる。ただし暗いとシャッターが開いている露光時間が長くなるので手ぶれをしやすい。しかし最近のデジカメなら手ぶれ補正機能がついているので、まあ満足な写真が撮れる。
でも、今回のように部屋の明かりではちょっと光量が足りないケースもある。
そこで本日はカメラメーカーにお願い
その1)
フラッシュの光量は被写体との距離に応じて自動的に増減しているのかな? 昨日の写真の様な距離ではフラッシュの光が強すぎる。フラッシュの光量を撮影意図に応じて「普通」「やや弱め」「弱め」くらいに調節できる機能が欲しい。
その2)
携帯のカメラは、たいていフラッシュではなくライトがついている。これが光が弱くて、意外といい感じの写真に仕上がる。普通のデジカメにもライトがあって、フラッシュより弱い光を使いたいときに選べるといいかもしれない。
その3)
私のデジカメはキャノンである。他のメーカーのことは知らないが、フラッシュの設定は「オート」と「発光しない」がある。そして標準設定は「オート」でフラッシュを使わないようにするには「発光しない」を選ばなくてはならない。それくらいは我慢するが、デジカメは節電のためにしばらくすると電源が切れる。そうすると毎回「オート」から「発光しない」へ設定を変えなくてはならない。
電源はすぐ切れるから結局、撮影するたびにフラッシュの設定を選び直すことになる。これがとっても面倒である。標準設定をどちらにするかをユーザーに決めさせるべきである。
最後の話はキャノン限定かも。
とにかく私のお願いは “フラッシュを改良するのか、カメラ本体の感度を上げるのか、それはどうでもいいけれど、暗いところで、もっと暗いがままの写真をとれるようにして” の下書きでした。
wassho at 12:33|Permalink│Comments(0)│
2006年10月20日
カメラメーカーにお願い(その2)
海外出張に行くと写真をよく撮る。今回も仕事の記録用や、このブログで紹介しているちょっとしたスナップをあわせて800枚ほど。枚数を気にせずパシャパシャ撮れるのはデジカメ最大の利点。これがフィルムなら800枚÷36枚撮り=22本にもなってしまう。
しかし風景を撮っていると、いつも思うのだが、私が見た風景とカメラに写る風景はかなり違う。
人間はそこにある風景をそのまま見ているのではなく、頭脳でいろいろ判断して見たいものを見ている。興味のあるものが目に入ったとき、目がズームアップするのか脳でトリミングするのかはわからないけれど、対象を実際より大きく見ている気がする。だから写真にしてみると何となく迫力に欠ける。全体を撮ろうとして広角側にレンズをシフトしたときなどなおさらである。逆に見たくないものは見ていないから、写真にして初めて電柱がそこにあったことに気づいたりする。
レンズの向こうにある対象をいかに正確に捉えるかについて、最近のデジカメはとても優れていると思う。たとえば私のデジカメは人が3人いるとすると、まるで戦闘機のミサイルロックオンみたいに画面上で3つの顔を見つけたことを教えてくれる。
カメラメーカーにお願いしたいのは、液晶画面のこちら側にある私の気持ちを読み取って、レンズの倍率を操作し、あるいは撮影する写真の縦横の比率も変化させて、できるだけ目で見た(というより脳で感じた)ままの写真を撮れる究極のオートフォーカスならぬマインドフォーカス。気持ちを直接読むのは無理かもしれないが液晶を見る目の動きから何とかならないかなあ〜。是非よろしく。
しかし風景を撮っていると、いつも思うのだが、私が見た風景とカメラに写る風景はかなり違う。
人間はそこにある風景をそのまま見ているのではなく、頭脳でいろいろ判断して見たいものを見ている。興味のあるものが目に入ったとき、目がズームアップするのか脳でトリミングするのかはわからないけれど、対象を実際より大きく見ている気がする。だから写真にしてみると何となく迫力に欠ける。全体を撮ろうとして広角側にレンズをシフトしたときなどなおさらである。逆に見たくないものは見ていないから、写真にして初めて電柱がそこにあったことに気づいたりする。
レンズの向こうにある対象をいかに正確に捉えるかについて、最近のデジカメはとても優れていると思う。たとえば私のデジカメは人が3人いるとすると、まるで戦闘機のミサイルロックオンみたいに画面上で3つの顔を見つけたことを教えてくれる。
カメラメーカーにお願いしたいのは、液晶画面のこちら側にある私の気持ちを読み取って、レンズの倍率を操作し、あるいは撮影する写真の縦横の比率も変化させて、できるだけ目で見た(というより脳で感じた)ままの写真を撮れる究極のオートフォーカスならぬマインドフォーカス。気持ちを直接読むのは無理かもしれないが液晶を見る目の動きから何とかならないかなあ〜。是非よろしく。
wassho at 02:16|Permalink│Comments(0)│
2006年10月19日
カメラメーカーにお願い
それで、その何地方かが思い出せない。このお菓子も名前を教えてもらったんだけれど思い出せない。
<カメラメーカーにお願い>
デジカメにボイスメモつけて!
wassho at 03:40|Permalink│Comments(0)│