キツネノカミソリ
2015年06月25日
横須賀しょうぶ園でアジサイ
花の咲く時期が重なるので、たいていのショウブ園にはアジサイも植えられている。しょうぶの見頃が終わる頃にアジサイが満開になる。今回訪れたのもそんなタイミングかな。
横須賀しょうぶ園はもちろんショウブがメインで、他にも藤の花とシャクナゲのエリアがある。アジサイは特定のエリアがあるのではなく、園内のそこらかしこに植えられていた。
街中でいちばんよく見るのが白や水色のアジサイ。なぜか赤いアジサイはあまり見かけないので、こういうところで咲いているとうれしい。
アジサイで花びらに見えているのは、ガクといって、普通なら「花びら」を支えているヘタの部分が変形したもの。いわば「ガクビラ」を留めるように真ん中に小さくついているのが、アジサイの本当の花。ポチッと粒状のはまだツボミ。
こちらはガクアジサイ。ガクビラにも花はあるが、それとは別に中心部に花が密集しているタイプ。周りを取り囲んだガクビラが「額縁(がくぶち)」のようだからガクアジサイという。ガクと額が同じ発音だからややこしい。
ところでアジサイは咲いている途中で色が変わっていく場合がある。本当の花びらではなくガクだから、つまり葉っぱに近い組成だから紅葉のようなメカニズムで色が変わるらしい。
こういうのがよくあるパターン。
これは少し黄色がかったのが、だんだん純白になっていくのかな。
これも成長過程バージョン。
末期にはシミがでるように色が変わっていくものもある。写真に撮ってみるとあまりキレイではないが、間近で見るとちょっとアンティークな雰囲気がある。痛みかけの花に味わいがあるというのが面白い。
これなんかドライフラワーみたいだ。でもガクビラの真ん中で開いている本物の花はみずみずしいから、アジサイ的には今が盛りなんだろう。
ところでアジサイ園のようなところに行くと色が変わるアジサイが見られるが、通勤途中に見るアジサイは色が変わったりせず普通に萎れていく。何か違いがあるのか、そのうち調べてみよう。
アジサイは1株というか1本の木がそこそこ大きいので、同じ種類の花がまとまって咲く。だからこんなふうに違う色のアジサイが並んでいるのは珍しい。
日陰にあるアジサイに木漏れ日的に光が射していると、とても幻想的に見える。
なかなか見えた通りには写ってくれないのだが。
園内アレコレ。
今は葉っぱだけの藤棚。
藤やシャクナゲの季節にまた来てもいいかもしれない。
赤やピンクの花はタチアオイ。葵という名前がついてると日本的だが、ショウブやアジサイの中にあると、とても洋風なイメージに見える。
なお黄色い花の名前は不明。ここはショウブの名札は充実しているが、アジサイも含めて他の花には表示がなかった。
少し高いところから園内の風景。
ここが園内で一番高い場所。
入り口近くまで戻ってきたところにあったヘメロカリスという花。
その後ろに咲いていたのがキツネノカミソリという変わった名前の花。こちらはポツンポツンと咲いていただけ。どちらもユリの仲間。園内のほとんどはショウブとアジサイなので違う花を見るととても新鮮に感じる。
ショウブとアジサイとヘメロカリスの3ショットを狙うも、
ショウブの花がまばらで企画倒れ(^^ゞ
最後にショウブとアジサイの2ショット。ジメットした季節にグリーン&パープルの涼しげな色合いの景色があらわれるのは自然の粋な計らいか。
まあショウブを見るには10日ほど遅かったかも知れない。でもこのシーズンは雨が多くて土日に出かけられない場合が多いから仕方ない。でもアジサイを楽しめたし、仮にアジサイがなかったとしても310円の入場料の元は充分に取れた。横須賀しょうぶ園はなかなかお勧めの場所である。
ーーー続く
横須賀しょうぶ園はもちろんショウブがメインで、他にも藤の花とシャクナゲのエリアがある。アジサイは特定のエリアがあるのではなく、園内のそこらかしこに植えられていた。
街中でいちばんよく見るのが白や水色のアジサイ。なぜか赤いアジサイはあまり見かけないので、こういうところで咲いているとうれしい。
アジサイで花びらに見えているのは、ガクといって、普通なら「花びら」を支えているヘタの部分が変形したもの。いわば「ガクビラ」を留めるように真ん中に小さくついているのが、アジサイの本当の花。ポチッと粒状のはまだツボミ。
こちらはガクアジサイ。ガクビラにも花はあるが、それとは別に中心部に花が密集しているタイプ。周りを取り囲んだガクビラが「額縁(がくぶち)」のようだからガクアジサイという。ガクと額が同じ発音だからややこしい。
ところでアジサイは咲いている途中で色が変わっていく場合がある。本当の花びらではなくガクだから、つまり葉っぱに近い組成だから紅葉のようなメカニズムで色が変わるらしい。
こういうのがよくあるパターン。
これは少し黄色がかったのが、だんだん純白になっていくのかな。
これも成長過程バージョン。
末期にはシミがでるように色が変わっていくものもある。写真に撮ってみるとあまりキレイではないが、間近で見るとちょっとアンティークな雰囲気がある。痛みかけの花に味わいがあるというのが面白い。
これなんかドライフラワーみたいだ。でもガクビラの真ん中で開いている本物の花はみずみずしいから、アジサイ的には今が盛りなんだろう。
ところでアジサイ園のようなところに行くと色が変わるアジサイが見られるが、通勤途中に見るアジサイは色が変わったりせず普通に萎れていく。何か違いがあるのか、そのうち調べてみよう。
アジサイは1株というか1本の木がそこそこ大きいので、同じ種類の花がまとまって咲く。だからこんなふうに違う色のアジサイが並んでいるのは珍しい。
日陰にあるアジサイに木漏れ日的に光が射していると、とても幻想的に見える。
なかなか見えた通りには写ってくれないのだが。
園内アレコレ。
今は葉っぱだけの藤棚。
藤やシャクナゲの季節にまた来てもいいかもしれない。
赤やピンクの花はタチアオイ。葵という名前がついてると日本的だが、ショウブやアジサイの中にあると、とても洋風なイメージに見える。
なお黄色い花の名前は不明。ここはショウブの名札は充実しているが、アジサイも含めて他の花には表示がなかった。
少し高いところから園内の風景。
ここが園内で一番高い場所。
入り口近くまで戻ってきたところにあったヘメロカリスという花。
その後ろに咲いていたのがキツネノカミソリという変わった名前の花。こちらはポツンポツンと咲いていただけ。どちらもユリの仲間。園内のほとんどはショウブとアジサイなので違う花を見るととても新鮮に感じる。
ショウブとアジサイとヘメロカリスの3ショットを狙うも、
ショウブの花がまばらで企画倒れ(^^ゞ
最後にショウブとアジサイの2ショット。ジメットした季節にグリーン&パープルの涼しげな色合いの景色があらわれるのは自然の粋な計らいか。
まあショウブを見るには10日ほど遅かったかも知れない。でもこのシーズンは雨が多くて土日に出かけられない場合が多いから仕方ない。でもアジサイを楽しめたし、仮にアジサイがなかったとしても310円の入場料の元は充分に取れた。横須賀しょうぶ園はなかなかお勧めの場所である。
ーーー続く
wassho at 08:28|Permalink│Comments(0)│