ケマンソウ
2016年04月30日
高蔵寺のシャクナゲ
ゴールデンウイークのツーリングは今のところノープラン。渋滞するからあまり遠くに出かけるつもりもない。それで本日は突然思いついて東京都町田市にある高蔵寺(こうぞうじ)にシャクナゲを見に行ってきた。
今年は冬の前半がとても暖冬だったので、春の花はどれも10日から半月くらい早くピークを迎えているようだ。例年ならツツジはゴールデンウイークが最盛期のはずが、東京近郊はもう見頃過ぎの模様。シャクナゲはツツジの仲間であるが、ツツジより咲くのがワンテンポ遅れるからそれに期待して。
ところでツツジと違ってシャクナゲの名所というのはあまり多くない。近場だと神代植物園と高蔵寺しか見つけられなかった。それでたまにはお寺参りもよかろうと高蔵寺に出かけてきた。別名シャクナゲ寺と呼ばれているらしい。
高蔵寺は東京都道3号線、通称世田谷通りと呼ばれる道路の小田急線・鶴川駅付近から少し南に下がったあたりにある。自宅からは環七〜世田谷通りと走ったほうが距離は短いが、世田谷通りはよく渋滞するので、環七〜国道246号〜神奈川県道12号というルートで向かった。これが正解で12号線は周りに高い建物がない開放感抜群の道路だった。246号とは田園都市線あざみ野駅の先あたりで分離する。こんな場所にこんな田舎っぽいエリアが残っていたのかと驚いた。

高蔵寺に隣接する葬儀会館の駐車場にバイクを駐める。
山門(入口)。右側にシャクナゲが咲いている。一番多く咲いていたのがこの場所だった。
真言宗のお寺。
足利将軍家ゆかりの寺で650年ほどの歴史があるらしい。
短い階段を上ると、口を開いた阿形(あぎょう)と口を結んだ吽形(うんぎょう)がお出迎え? 金剛力士像はたいてい山門の中に設置されている。こういうオープンエアな銅像タイプは珍しいと思う。
こちらは真言宗開祖の空海・弘法大師。
他にもいくつかの銅像があり、高蔵寺は銅像が好きみたいだ。
本堂の横に分かれ道。
ふしぎな場所というのに好奇心をそそられたが、まずはシャクナゲ苑を目指す。
周りは普通の住宅街なのに、
まるで別世界のように鬱蒼(うっそう)と木々が生い茂っている。
とはいってもこぢんまりとしたお寺。
30秒で目的地到着。
やっぱりもう最盛期は過ぎたみたい(/o\)
ある程度まとまって花が残っているところもあったが、痛んだモノも多いのでキレイな花を選んでアップで撮影。シャクナゲは大きな花で、その大きさに元気を感じられて好きなのだが、ここのはそれほど大きくなかった。
シャクナゲはツボミも迫力がある。
これは白いシャクナゲのつぼみで、白はまだこれからも咲くみたいだ。
こちらはボタン。
これもボタンだと思うが、真ん中まで花びらで埋まっているから違うのかな。
正体不明なれど何かの花が咲き終わった形跡。これはかなりたくさんあった。
春なのに紅葉しているモミジ。
青いモミジをみるのがけっこう好き。高蔵寺は秋には紅葉でも有名らしい。
シャクナゲ苑を見終えて、
興味津々のふしぎな場所へ向かう。
ふしぎ・その1は樫と椿の木が絡まったもの。
看板に書かれていた通り、これに足を載せて、
これを握ってみた。
ビビッと身体に何か流れるかと期待したが特に何も起こらず(^^ゞ
この仏具と木はヒモで結ばれている。やっぱり電線のほうがいいんじゃない?
ふしぎ・その2は龍の形をした流木。目のところに入れてあるのはミカンじゃなくて金属製のもの。龍の姿は何となくお茶目(^^ゞ
本堂に戻る。
改修工事中ということで閉鎖されていた。
隣にある仮本堂は扉が少し開いて仏像が見えるようになっている。
心の中で南無阿弥陀仏と唱えるが、あっ!ここは真言宗。
本堂の横にも庭というか散策コースのようなものがある。
滝があったり水車が回っていたり。
そこで本日の大発見! 青いモミジの葉の下に、赤い花のようなものがたくさんぶら下がっている。雄しべや雌しべはないから花ではないようだが。
後で調べてみると、これは花が咲いた後にできるモミジの種。ずいぶんと薄っぺらいが、これが茎から離れてクルクルとプロペラのように回って遠くまで飛んでいくらしい。植物だから花を咲かせて種を作っても不思議ではないが、今までモミジにそんなイメージを持っていなかったのですごく意外だった
この可憐な花はたぶん「みやこわすれ」。
鎌倉幕府と朝廷が対立した承久の乱で、敗れて佐渡に流された順徳上皇が「この花を見ると都のことを忘れられる」といったのでその名前がついたとか。ところでこの「みやこわすれ」のエピソードに最近(たぶん3ヶ月以内)どこかで接した記憶があるのだけれど、それが何だったかまったく思い出せない。昔のことはよく覚えているのに(/o\)
築山のようなところが散策路になっている。
大きなボタンがいくつか残っていた。
これはたぶん「ケマンソウ」。鯛が釣り竿にぶら下がっているみたいだから別名「タイツリソウ(鯛釣り草)」とも呼ばれる。華鬘(けまん)は仏教の装飾品だからお寺に植えてあるのかも。
他には塔やお地蔵さんをみたりして高蔵寺を後にする。
広くはないが見所たくさんなお寺だった。
もう1週間早く来たら咲き乱れるシャクナゲを見られたかも。
世田谷通りは東京方向が超渋滞していたので、往きと同じく246号で帰ってきた。午後1時に出発して帰宅が4時半のお手軽ツーリング。走行は55キロ。近場で楽しめるところをもっと探そうかな。
今年は冬の前半がとても暖冬だったので、春の花はどれも10日から半月くらい早くピークを迎えているようだ。例年ならツツジはゴールデンウイークが最盛期のはずが、東京近郊はもう見頃過ぎの模様。シャクナゲはツツジの仲間であるが、ツツジより咲くのがワンテンポ遅れるからそれに期待して。
ところでツツジと違ってシャクナゲの名所というのはあまり多くない。近場だと神代植物園と高蔵寺しか見つけられなかった。それでたまにはお寺参りもよかろうと高蔵寺に出かけてきた。別名シャクナゲ寺と呼ばれているらしい。
高蔵寺は東京都道3号線、通称世田谷通りと呼ばれる道路の小田急線・鶴川駅付近から少し南に下がったあたりにある。自宅からは環七〜世田谷通りと走ったほうが距離は短いが、世田谷通りはよく渋滞するので、環七〜国道246号〜神奈川県道12号というルートで向かった。これが正解で12号線は周りに高い建物がない開放感抜群の道路だった。246号とは田園都市線あざみ野駅の先あたりで分離する。こんな場所にこんな田舎っぽいエリアが残っていたのかと驚いた。

高蔵寺に隣接する葬儀会館の駐車場にバイクを駐める。
山門(入口)。右側にシャクナゲが咲いている。一番多く咲いていたのがこの場所だった。
真言宗のお寺。
足利将軍家ゆかりの寺で650年ほどの歴史があるらしい。
短い階段を上ると、口を開いた阿形(あぎょう)と口を結んだ吽形(うんぎょう)がお出迎え? 金剛力士像はたいてい山門の中に設置されている。こういうオープンエアな銅像タイプは珍しいと思う。
こちらは真言宗開祖の空海・弘法大師。
他にもいくつかの銅像があり、高蔵寺は銅像が好きみたいだ。
本堂の横に分かれ道。
ふしぎな場所というのに好奇心をそそられたが、まずはシャクナゲ苑を目指す。
周りは普通の住宅街なのに、
まるで別世界のように鬱蒼(うっそう)と木々が生い茂っている。
とはいってもこぢんまりとしたお寺。
30秒で目的地到着。
やっぱりもう最盛期は過ぎたみたい(/o\)
ある程度まとまって花が残っているところもあったが、痛んだモノも多いのでキレイな花を選んでアップで撮影。シャクナゲは大きな花で、その大きさに元気を感じられて好きなのだが、ここのはそれほど大きくなかった。
シャクナゲはツボミも迫力がある。
これは白いシャクナゲのつぼみで、白はまだこれからも咲くみたいだ。
こちらはボタン。
これもボタンだと思うが、真ん中まで花びらで埋まっているから違うのかな。
正体不明なれど何かの花が咲き終わった形跡。これはかなりたくさんあった。
春なのに紅葉しているモミジ。
青いモミジをみるのがけっこう好き。高蔵寺は秋には紅葉でも有名らしい。
シャクナゲ苑を見終えて、
興味津々のふしぎな場所へ向かう。
ふしぎ・その1は樫と椿の木が絡まったもの。
看板に書かれていた通り、これに足を載せて、
これを握ってみた。
ビビッと身体に何か流れるかと期待したが特に何も起こらず(^^ゞ
この仏具と木はヒモで結ばれている。やっぱり電線のほうがいいんじゃない?
ふしぎ・その2は龍の形をした流木。目のところに入れてあるのはミカンじゃなくて金属製のもの。龍の姿は何となくお茶目(^^ゞ
本堂に戻る。
改修工事中ということで閉鎖されていた。
隣にある仮本堂は扉が少し開いて仏像が見えるようになっている。
心の中で南無阿弥陀仏と唱えるが、あっ!ここは真言宗。
本堂の横にも庭というか散策コースのようなものがある。
滝があったり水車が回っていたり。
そこで本日の大発見! 青いモミジの葉の下に、赤い花のようなものがたくさんぶら下がっている。雄しべや雌しべはないから花ではないようだが。
後で調べてみると、これは花が咲いた後にできるモミジの種。ずいぶんと薄っぺらいが、これが茎から離れてクルクルとプロペラのように回って遠くまで飛んでいくらしい。植物だから花を咲かせて種を作っても不思議ではないが、今までモミジにそんなイメージを持っていなかったのですごく意外だった
この可憐な花はたぶん「みやこわすれ」。
鎌倉幕府と朝廷が対立した承久の乱で、敗れて佐渡に流された順徳上皇が「この花を見ると都のことを忘れられる」といったのでその名前がついたとか。ところでこの「みやこわすれ」のエピソードに最近(たぶん3ヶ月以内)どこかで接した記憶があるのだけれど、それが何だったかまったく思い出せない。昔のことはよく覚えているのに(/o\)
築山のようなところが散策路になっている。
大きなボタンがいくつか残っていた。
これはたぶん「ケマンソウ」。鯛が釣り竿にぶら下がっているみたいだから別名「タイツリソウ(鯛釣り草)」とも呼ばれる。華鬘(けまん)は仏教の装飾品だからお寺に植えてあるのかも。
他には塔やお地蔵さんをみたりして高蔵寺を後にする。
広くはないが見所たくさんなお寺だった。
もう1週間早く来たら咲き乱れるシャクナゲを見られたかも。
世田谷通りは東京方向が超渋滞していたので、往きと同じく246号で帰ってきた。午後1時に出発して帰宅が4時半のお手軽ツーリング。走行は55キロ。近場で楽しめるところをもっと探そうかな。
wassho at 23:17|Permalink│Comments(0)│