コロナウイルス

2022年11月07日

オーケストラのめずらしい光景ふたつ

毎週の録画リストに入っているNHKのクラシック音楽館。主にNHK交響楽団のコンサートを放送している。音楽はもちろん聴くものだけれど、演奏の様子を眺めていると音楽がよく耳に入って何かと発見もある。クラシックを聴くなら見るべしなのが私の考え。


そのクラシック音楽館で音楽そのものとは関係ないものの、
2週続けてめずらしい光景を見た。


まずは10月23日放送の「2022セイジ・オザワ 松本フェスティバル」から。

マスクを耳に引っかけたままホルンを吹く演奏者!
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いずれコロナが昔話になった時、
こんなこともあったとネタになるかと思い載せておく。

オーケストラでは、ほぼずっと弾き続けている弦楽器と違って、管楽器はところどころで演奏することが多い。それで彼女は演奏のないパートではマスクをつけて待機していたんだろう。マスクを完全に顔から外せばいいのにと思うが、コロナを恐れて楽器を吹くギリギリ直前までマスクをしていたかったのか、あるいは横着な性格なのか(^^ゞ

他の管楽器奏者は耳にマスクなし。
おそらく最初からマスクをしていないと思われる。
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全体風景。
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少し前までオーケストラ全員がマスクをしていた時期もあった。現在は、この画像で見るとマスクをしているのは彼女を含めて5名ほど。そういえば全員マスクだった頃、管楽器の人たちはどうしていたんだっけ? なぜかまったく記憶がない。



次は11月6日放送の「95歳の巨匠ブロムシュテットの芸術(1)〜マーラーの第9番」から。

ごく普通のオーケストラ演奏に見えるが、
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実は指揮者が座って指揮をしている。
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話に聞いたことはあっても指揮者が座っているのは初めて見た。指揮をしているヘルベルト・ブロムシュテットは95歳とたいへんな高齢。ただしもう身体がヨボヨボだからではなく、今年の6月に転倒して入院したのが影響しているようである。どんな事故だったかの詳細は分からなかったものの、ステージに出てきた時の様子から骨折とかではなさそう。

楽団員に支えながらも、しっかり歩いているブロムシュテット。
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意外にも座っての指揮にまったく違和感はなかった。指揮者によってはものすごくオーバーアクションな人もいる。しかしブロムシュテットはその逆のタイプだから、別に立って指揮する必要もないかと思えたり。
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番組ではリハーサルの様子やインタビューの映像もあって、ブロムシュテット爺ちゃんは歩くのには苦労していても95歳とは思えないほど元気だった。さすが、もう10年以上前から「今回が最後の来日か」と言われながら、毎年やって来ているだけのことはある(^^ゞ とりあえず回復して何より。

wassho at 21:23|PermalinkComments(0)

2022年08月20日

コロナになったというのは間違い その2

タイトルの「コロナになったというのは間違い」とは、まったく関係ない話が続くが、
これはそんなブログだと思ってお付き合いのほどをm(_ _)m


さて前回、
SARSもコロナと同様にコロナウイルスが原因だと書いた。

   SARSのウイルス: SARS-CoV サーズ・コロナ・ウイルス
   コロナのウイルス:SARS-CoV-2 サーズ・コロナ・ウイルス・2

ではサーズ・コロナ・ウイルスの「コロナ」とは?
それはウイルスの形に由来する。

これはウイルスの電子顕微鏡写真。
上がSARS-CoV、下がSARS-CoV-2。
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こちらはニュースなどでよく目にしたSARS-CoV-2をイラスト化したもの。いかにも毒々しいが、本当にこんな色かどうかは知らない。電子顕微鏡は白黒でしか写らないから、上のSARS-CoV-2の写真も見やすいように着色したもの。
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そして、コロナと呼ばれる理由は、
  ウイルスの姿が、太陽に薄い雲がかかったときに現れる光環(こうかん:
  英語ではコロナ Corona)に似ている→だからコロナ
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あるいは、
  ウイルス表面の突起状の部分が王冠(おうかん:英語ではクラウン Crown)を
  連想させる。そしてクラウンはギリシャ語でコロナ→だからコロナ 
  ※医学は古代ギリシャから始まったので、医学用語にはギリシャ語が多い。
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との2つの説がある。もっともCoronaにも「冠(かんむり)」の意味はあるし、おそらくCrownと語源は同じだろうから、どちらの説でも似たようなもの。


しかしである。
突起があるのはコロナウイルスだけではない。というかウイルスとして割とありふれた形なのだ。どうしてコロナだけ突起に着目してコロナウイルスとネーミングしたのか、それがナゾ。その理由が分かる情報は見つからなかった。
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           写真はhttp://www1.pref.shimane.lg.jp/contents/kansen/
           byogen/v/virus6l.htmから引用



話は変わるが、トヨタは以前にコロナという車種があった(2001年にラインナップから外れる)。小型セダン:カローラ、中型セダン:コロナ、大型セダン:クラウンが昭和中期に確立したヒエラルキー。

私の記憶にあるのはこの3代目コロナからかな。近所のオバちゃんが颯爽と運転していてカッコよかった。そして、このコロナのネーミングは光環のCoronaに由来している。
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余談だが、かつてトヨタはカローラ、セリカ、カムリなど車種名にCから始まるネーミングが多かった。理由はよく分からずトヨタにも記録はないようだ。最初に固有名詞を車種名としたクラウン(1955年〜)がヒットしたので(それまでの車種名はアルファベット記号)、験(げん)を担いでCが多用された説が有力。

そして現在もトヨタの代表車種であるクラウン。こちらのネーミングは王冠のCrownを意味している。フロントグリルのエンブレムも王冠のデザイン。
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さてクラウンは先日、かなり大胆なモデルチェンジを発表した。クラウンの名前こそ継承しているが、従来のクラウンとは何もかもがまったく違って、クルマ界隈ではちょっとした話題になっている。トヨタも本腰を入れてクラウンをてこ入れするのだろう(先代のクラウンは最盛期の1/10しか売れていない)。
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しかしクラウンをギリシャ語読みすればコロナである。誰かトヨタに「このご時世にコロナつながりの名前ってドウヨ?」と伝えてくれないかな(^^ゞ



おしまい

wassho at 11:05|PermalinkComments(0)

2022年08月19日

コロナになったというのは間違い

なかなか収まらないコロナ。
日本では、患者の乗ったダイヤモンドプリンセス号が横浜港にやってきて大騒ぎとなり、店頭からマスクが消えたのが2020年2月。既に2年と6ヶ月が経ったことになる。皆さん、お疲れ様ですm(_ _)m
ワクチン


コロナがコロナウイルスによって引き起こされるのは誰でも知っている。そしてたまにCOVID-19という単語が出てきて、多くの人はそれをコロナウイルスの学術名か何かと思っているが、実はコロナによって引き起こされる病気の名前がCOVID-19。

  CO はコロナ(Corona)
  VI  はウイルス(Virus)
  D  は疾患(Disease)  ←ここがポイント
  19  は2019年の19

だから「コロナになった」じゃなくて「COVID-19になった」と言わなくちゃならない。もちろん19は「じゅうく」じゃなくて「ナインティーン」。長いし言いにくいわ! もっともCOVID-19を元の単語に戻して訳せば「2019年版コロナウイルス病」だから、それを略してコロナとしても、まったくの間違いとまでは言い切れないが。


さてコロナウイルスの正式名称はというとSARS-CoV-2である。
これを一般のニュースで目にする機会はほとんどないかな。

SARSとは2002年から2003年に主に中国と東南アジアで流行したサーズ。日本で感染者は発生しなかったが、それまでの新型インフルエンザ、鳥インフルエンザ、豚インフルエンザなどとは違う語感だったので記憶している人は多いだろう。

そのSARSは次の言葉の頭文字をとったもので重症急性呼吸器症候群と訳される。

   Severe:重症   
   Acute:急性
   Respiratory:呼吸器 
   Syndrome:症候群

そしてCoVはコロナ(Corona)ウイルス(Virus)を略して1つにまとめたもの。そうするとコロナウイルスのSARS-CoV-2は、SARSの病気にコロナの病気が合体したのか? だからこんなに大変なのか?と思ってしまう。実はSARSもコロナなのである。

   SARSのウイルス: SARS-CoV
   コロナのウイルス:SARS-CoV-2

つまりSARSウイルスのバージョン2がコロナウイルス。これが今までコロナなんて聞いたこともなかったのに、報道などで「コロナウイルス」ではなく「新型コロナウイルス」と表現される理由。SARSのウイルスは本来「SARSコロナウイルス」なのだけれど、省略して「SARSウイルス」と呼んだからネーミングに一貫性がなくなった。現在のコロナのウイルスを正確に言い表すならば「新型SARSコロナウイルス」となる。



ーーー続く

wassho at 20:07|PermalinkComments(0)

2022年03月29日

コロナワクチンで38.5度発熱の副反応(/o\)

コロナのワクチン副反応については

 1回目:打ったのは本当にワクチンだったのかと疑うくらい何もなし
 2回目:37.3度の微熱

だけだったことは昨年の9月に書いた。しかし3回目はーーー


打ったのは3月27日の午後3時半頃。
しばらくは何もなかったが、夜遅くになって打った部分が痛くなってきた。それでも我慢できない痛みというほどではないし、腕の動きに支障もなかった。

28日の午前1時頃に就寝。
おそらく午前4時から5時頃だと思うが目が覚めた。
発熱していることが分かった。微熱ではなくしっかりとした発熱であることは確か。そのせいで目が覚めた可能性もある。しかし眠たかったので体温を測ることもなく、時刻すら確かめず速攻でそのまま寝入ってしまう。

午前7時半に起床。
目を開く前から「こりゃいかん」状態なことを感じる。
体温を測ると38.5度だった(>_<)
副反応なんて私には無縁と思っていたのに。


仕方がないのでそのまま寝ていることに。
38.5度もある割りには特に辛くもなく、まるで二度寝のようにぐっすり眠れた。

午後4時頃に起きて体温を測ってみると36.8度。
普段の体温がどれくらいか分からないのだが、ちょっと高めのような気がする。体感的にも若干ではあるが熱っぽい。あるいは38.5度だったときの感覚がまだ身体に残っていたのかもしれない。

それも徐々に収まり普通の生活に戻れたのに、
深夜になってまたブリ返してきた。午後11時頃に測ってみると37.1度。

しかし副反応が続いたのはそこまでだったようで本日は熱っぽさなし。
発熱で忘れていたが、腕の痛みは昨日の夕方にはなかったと思う。


3回目の副反応のデータはネットであまり見当たらなかったものの、下記の情報によると倦怠感、頭痛、筋肉痛は2回目と3回目でそれほど差がないのに、発熱だけは半分程度に減少している。

ワクチン3回目

       表はhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20211110/
         k10013341941000.htmlから引用

それなのに38.5度も発熱するとは。上でリンクを張った2回目のワクチン時の投稿と同じように、今回も何かにつけて少数派になるというアイデンティティは健在。

1回目と2回目の副反応がほとんどなかった人がどの程度いるか分からないが、私からのアドバイスとしては、だからといって油断するなということ。花粉症もある年から突然なるらしいから、それと同じようなもの。



ところで1回目と2回目はワクチン接種会場がかなり混雑していたのに、今回の3回目はガラガラだった。もうコロナ慣れしてきて打つ人が少なくなっているのかな。

コロナのmRNAワクチンは、今まで使われておらず未知のリスクがあるかもしれない。それでもパンデミックという非常事態の元で通常5年の治験をほぼすっ飛ばして認可されたもの。5年先のことは誰にも分からない状態。

そういうわけでワクチンが始まったときは、いろいろ考えはした。しかし医学的な情報を持っていないし、入手できたとしてもそれを判断できる専門的知識があるわけでもない。つまり考えても意味がない。ということで世の中に流されて打っておこうかという判断をした。流されての判断というのは変に聞こえるが、それもひとつの判断基準だし、医学面だけではなく社会生活も考慮したということ。

ただ数日前に政府は4回目のワクチンの準備を始めるという報道があった。まだ打つのか、いったい何回打つの?というのが正直な気持ち。考えても意味がない状況は同じだけれど、ワクチンリスクは回数を重ねるほど上がると考えられるから、これ以上はリスクを上げない=もう打たないという判断を迫られるかも。

ただその判断は半か丁かの博打みたいなもので、合理性はないから確信を持って下す判断じゃない。政府や医学界にはサルにも分かるようなリスクの説明とデータの開示を求めたいところ。とはいっても最初のワクチンからまだ1年も経っておらず、いわば現在人体実験中だからそれも無理な話か。だいたい短期と長期のリスク比較なんてタダでさえ難しい。

とりあえずは疫病退散!と神頼みするしかないね(^^ゞ

wassho at 22:36|PermalinkComments(0)

2022年03月18日

iPhoneでマスクしたまま顔認証

iPhoneが発売された頃のロック解除は1桁から4桁(だったと思う)のPINコード=暗証番号を打ち込む方式だった。やがて指紋認証が装備される。指を触れるだけでいい、こんな便利なものがあるのかと感激したが、それが数年前から顔認証へとさらに進化した。

顔認証のためには画面を見る必要がある。しかしスマホを使うときは必ず画面を見るわけだから、実質的には何もしなくてもロックは解除される。ロックされていることも忘れてしまうほど。もう便利を通り超して神の領域と感じたもの。


しかしコロナでマスクをするようになると、それが仇となりマスクをした顔では認証されず、またセッセとPINコードを打ち込む羽目に。しかも今は6桁が必須。多い日はそれを1日に何10回も強いられる(/o\)

やがてApple Watchを併用すればマスクをしていてもロック解除される機能が追加された。でもApple Watchは持っておらず使う気もなく。またマスクで顔の半分だけ覆って2度登録するという裏技もネットで見つけたものの、何度試しても上手くいかなかった。

もちろんマスクは顔から完全に外さなくても、顎のあたりまで下げれば顔認証は機能する。しかしその方法で何度かマスクの紐が切れたことがあり、それがトラウマになって下げる気になれない。慎重にマスクを下げるなら指でPINコードを打ったほうが早い。

というわけで
指紋認証を復活させてくれ〜と切に願っていたが、数日前のアップデートでマスクをしていても顔認証されるようになった。どうやら目の周りだけを精密に認識するような仕組みが追加されたらしい。


iPhoneマスク


先ほどアップデートした。
立ち上げて最初に顔認証の設定が自動的に現れる。
基本的カメラに向かって顔を写し、ぐるりと顔を回すだけ。
ほとんど手間いらずで、設定時にマスクをする必要もない。
前もって数種類のマスクを準備しておいたのに(^^ゞ

目の周りだけを精密に認識する=メガネが影響するのか、今までなかったメガネを掛けた顔を登録する機能も追加されていた。こちらも登録。ただしサングラスは不可。おそらく目の周りが認識できないからだろう。私は滅多にサングラスを掛けないので、特に影響なし。

それで
  素顔
  マスクあり
  メガネあり
  マスク&メガネあり

で試してみると、どれも難なくクリア。
神様が復活\(^o^)/


実は1日に何10回もPINコードを打ち込む面倒さに嫌気がさして、iPhoneのロックを無効にしようかと考えたことがある。スマホの中身を見られていいとは思っていないが、見られて致命的に困るものは入っていない。多少重要なものは別のパスワードでガチガチに保護してあるから大丈夫。しかしメールの内容、登録されている他人の電話番号やメアドが悪用されては周りに迷惑を掛けてしまう。

   携帯電話を使い出して約30年、一度も紛失したことはないでしょ
   昔はパソコンだってログイン時にロックなんてなかったでしょ
   リスクの発生する可能性と利便性の向上程度をよく考えようよ

という悪魔の囁きψ(`∇´)ψ になんとか打ち勝って、
今までしのいできた。

悪魔がテクノロジーに退治されて、
とりあえずメデタシ。

ただしコロナでマスクが不可欠になったのは2020年の始め。
Appleにはもう少し早く対応してもらいたかったな。

wassho at 23:34|PermalinkComments(0)

2021年12月31日

大晦日にスーパーに出かけてコロナを振り返る

夕方に近くのスーパーに出かけたら、大晦日なのでとても混雑していた。それでコロナが流行りだした頃に、スーパーでも入場制限が掛かってお店に入るのに並んだことを思い出す。あれは2020年3月25日に小池都知事が不要不急の外出自粛を求めたときか、あるいはその後の4月7日に政府が緊急事態宣言を出したときかどちらだったかな。


振り返ってみれば中国の武漢で、コロナウイルスなるものが流行っているというニュースがあったのが2019年の終わりだったと思う。でもその頃はまだまったく対岸の火事。これは2020年の初詣風景。ほとんどの人はまだマスクをせずにのんびりと正月気分。
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緊張が高まったのはそれから約1ヶ月後の2020年2月3日に、コロナ患者が乗船していたダイヤモンドプリンセス号が横浜港にやって来たあたりからだと思う。それと前後して店頭からマスクが消えた。下の写真は2月3日の撮影。
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しばらくしたらこんな掲示までが出るようにもなった。
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先ほど書いたように外出自粛要請があったのが3月25日。そして3月29日に志村けんがコロナで亡くなって日本中に衝撃が走る。そういえば外出自粛要請の翌日にスーパーに行ってみると棚が空っぽだった。ティッシュやトイレットペーパーもしばらく買えなかった。
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当時は「インフルエンザだって寒いときに流行るし、これから暖かくなってくれば収まるだろう。マスクをするのも夏までの辛抱のはず」と何となく考えていた。しかしあれから2回の夏が過ぎ、もうすぐマスク生活も丸2年になる。

  ♪もうひとつ寝るとお正月〜 さて来年はどうなる?

何となくこのままフェードアウトしそうな気もするし、オミクロンというニューフェースも気がかりだし。もっともコロナの見通しなんて専門家でも誰も正確に立てられない。だから「習うより慣れろ」じゃないけれど「考えるより対応しろ」かな。悲観も楽観もせず。ある意味、流れに身を任せてフレキシブルに生きることが大切だと思っている。

  では健康でよいお年を!


wassho at 19:32|PermalinkComments(0)

2021年09月07日

副反応が少しだけあった/少ししかなかった

8月15日にコロナのワクチンを打った後、世間で騒がれている副反応はまったく出なかった。そんなものは生活をする上でないほうがよいとしても、あまりに人々と違うと「ワクチンが効いてないのとチャウカ?」とか「たまに間違えてワクチンを希釈する生理食塩水だけを打ったというニュースあるけれど、それだったのでは?」とビミョーに気になるもの。

こちらの図表は2021年8月4日の厚労省発表データをNHKがまとめたの。

副反応データ

接種したワクチンはファイザー製で、データによると1回目の疼痛は92.6%だから「ほとんどの人」に強い痛みが出ている。私の周りでも2日間は運転ができなかったという人がいたくらい。このデータでは副反応なしの割合がわからないが、最大で100 − 92.6=7.4% なので、それが少数派なのは間違いない。まあ何かにつけて少数派になることが多い考えや性格の持ち主なのは自覚しているが(^^ゞ


さて2日前の9月5日に2回目の接種を受けた。

接種前の問診で副反応がなかったことを述べたが「そういう人もいますよ」とあまり関心を持たれず。統計的にはかなりの少数派なのに。そして「2回目は出るかもしれませんねえ」と適当な会話。この問診係って医者にとってはいいアルバイトなんだろうなあ。

午後7時過ぎに注射。
経験した人はわかるだろうが、このワクチンの注射はまったく痛くないというか針が刺さっている感覚すらもほとんどない。非常に細い注射針だかららしいのだが、すべての注射にこの針を使って欲しい。


翌日は午前6時半頃にいったん目が覚める。
つまりワクチン接種の約12時間後である。腕も痛くないし、熱もないし、眠たいから倦怠感はわからなかったが、とりあえずまた副反応はないのかと思いつつ、二度寝に入る(^^ゞ


午前8時半に起床。
あれっ?熱っぽい。体温計で測ってみると37.3度。まあ微熱といったところ。ちなみに医学的に明確な定義はないものの、普段の体温に関係なく37.5度以上が発熱で38度以上なら高熱らしい。

それにしても2時間前には何ともなかったのに、この2時間のうちに体温が上昇したのだろうか。ちょっと不思議。なおこれ以外の副反応はなし。

午後3時過ぎまで外出。微熱にしてはツラかったのは、これは副反応だという思い込みが影響した気がする。


帰宅して体温を測ると37.2度。まあ測定誤差の範囲で朝から変わらずといったところ。特にすることもなかったし大事を取って午後6時まで仮眠する。起きた時も37.2度で変わらず。

午後11時頃に測ってみると36.9度だった。どうやら副反応が収まってきたらしい。そしてワクチン接種後2日目の本日は起床時に36.4度と完治したみたい。先ほどブログを書く前にも測ってみたが同じ温度だった。よって副反応は約1日で終了となった(おそらく)。


上の図表を見ると2回目の接種で(38度以上だけれど)発熱の副反応が出た人は21.3%しかいない。他の副反応と較べても圧倒的に少ない。というわけで何かにつけて少数派になるというアイデンティティを無事にキープする(^^ゞ

実は倦怠感ということを感じたことがないので、
その体験を密かに期待していたのに!

wassho at 20:17|PermalinkComments(0)

2021年08月31日

8月31日のサルスベリ 百日紅

写真は向かいのマンションに咲いているサルスベリ。
毎年7月の中頃からピンクの花を咲かせて借景を楽しませてくれる。

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サルスベリの名前の由来は樹皮がツルツルしてサルでも滑り落ちるから。
本当に滑り落ちるかどうかは知らないけれど。
こちらは以前に神代植物園で撮った、まるで磨いたかのようなツルッツルッの幹。

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サルスベリは百日紅と書いてサルスベリとも読むのだが、普通に読めばヒャク・ジツ・コウである。これは花の咲いている期間が100日間と長いことに由来する。もっともそんなには長く咲かない。それと台風が来れば、けっこう一気に散ってしまう。


さて本日は8月31日。
子供の頃なら夏休みが終わってしまうと絶望に暮れる日(^^ゞ
暑い日はまだあるにしても、2度目となるコロナの夏がそろそろ終わろうとしている。

昨年の暑中見舞いブログでは「コロナのせいで、今までの人生で一番おとなしく夏を過ごしております」と書いたが、今年の夏も似たようなもの。オリンピックで気が紛れたような、オリンピックの賑わいを感じられなくて、かえって落ち込んだような複雑な気分。今年は過ぎ去る夏を惜しむというより、夏が来た実感があまりしない(/o\)


そのコロナについては正直なところもう関心があまりないというか、冷めたというか、あれこれ・いちいち気にするのに疲れたというか。それでもネットやテレビを使う限り、コロナのことは否応なしに目や耳にするわけで。

様々な意見や議論があるが、ベースとなるのは

   感染症としての医学的認識
   (すごく脅威なのか、他の病気と較べてそうでもないのか)

   対応として、封じ込め最優先か経済活動との両立を図るべきか

の掛け算のはず。それなら客観的事実を踏まえれば論理的に方向性が見えてきそうなものであるが、実際には

   政権・政策に対する支持・不支持

の掛け算も加わるから、話が非論理的に複雑化して見えなくなる。
さらには、

   オリンピック、パラリンピック
   ワクチン
   医療体制

などの要素が絡み、その上に「世間の空気」がフィードバックされて、収拾不能な状態になっている。混沌は増大し続けるというエントロピーの法則と呼ばれるものがあるが、その壮大な社会実験を体験しているようなもの。

それで幸いにも、私は首相でも政権幹部でもないので「もう諦めて、収まる時が来るまでおとなしくしてるわ」ということになる。選挙ならたった1票でも参加することに価値はあるが、コロナの議論は別にいいでしょう。


話は変わるが、ワクチンに対する信頼性を熟考したかったのだが、その判断材料も専門知識もなく、結局は悩むのが面倒くさくなって(^^ゞ 2週間ほど前にワクチンを打った。しかし

   発熱
   腕の痛み
   倦怠感

といったいずれの副反応もまったくなし!
こうなると逆に心配になってくる。ワクチンを希釈する生理食塩水だけを間違って打ったというニュースもたまにあるし。もうすぐ2回目の接種になるが「今度こそ副反応が出ますように」と願うなんておかしなもの。


もうひとつ話は変わって、先日にたまたま見た刑事物のテレビドラマ。事件も解決してメデタシのエンディングは、刑事達5〜6名が行きつけの居酒屋のようなところで「お疲れえっス!」と生ビールのジョッキで乾杯。

   それが、たまらなくうらやましかった。
   普段なら気にもとめないシーンなのにーーー

コロナになんか特に影響を受けていないつもりだけれど、
ひょっとしてメンタルやられてる?などと思う夏の終わり。

さて9月になればどんな風が吹くかな。

wassho at 21:14|PermalinkComments(0)

2021年05月24日

徒然にコロナの計算

毎日欠かさずに報道されるコロナの新規感染者数だけではなく、もう少し全体的に数字を見てみようと思いついたものの、グラフの数字の区切り方や都道府県名の文字数など、本筋とは関係ないところに脱線してしまったのが前回の投稿。

では改めましてーーーなのであるが、
別にたいしたことを書くわけじゃないよ。


5月23日時点でのデータを確認してみると

   検査陽性者数     712,058名
   退院・療養解除    637,057名
   入院治療等を要する者 63,968名
   死亡者数       12,308名

というのが国内の状況。

言葉を平たくして数字も千の位で四捨五入して書き直すと

   今までコロナにかかった人    71万人
   コロナにかかったけれど治った人 64万人
   まだ入院している人        6万人(指定感染症なので原則通院はない)
   亡くなった人           1万人

となる。
こう表現したほうが頭に入りやすいでしょ。

まず64万人÷71万人は90%。つまりコロナになった人の90%は既に治っている。まだ入院している6万人にはつい最近コロナになった人も含まれるから、1万人÷71万人の死亡率1.4%の数字を逆にすれば、コロナになっても98.6%の確率で治るとも言い換えられる。コロナに感染しないに越したことはないにしても、少しは安心できる数字かな。

コロナになった71万人を日本の人口の1億2536万人で割ると0.6%である。これじゃピンとこないので分子分母を逆にすると177人に1人の割合。

以前にも書いたが、人数の割合を把握するには学校のクラス人数に置き換えるとイメージしやすいことがある。私の小学校は45名くらいだったので、それを元に計算すれば

     177人 ÷ 45人 = 4クラス

つまり177人に1人とは、4クラスに1人の割合でコロナになっているということ。小学校は全部で6クラスあったから学年に1.5人の計算になる。クラスの人数や数は時代や地域によって違うから、自分の数字で計算して欲しい。コロナで騒いでいる割に何となく実感が湧かないとずっと感じてきたが、学年に1人か2人なのだからそれも仕方ないところ。

ヤバいと本気で感じ始めるのはクラスで数名になってからだろうか。コロナにかかった人が279万人になればクラスに1人になり、836万人で3名となる。現在の71万人から、そこまで増加するとは今のところ思っていない。

教室


さて0.6%の人がコロナになったというのは確率的な見方である。0.6%というのは決して高い数字ではない。しかしーーー

年末ジャンボ宝くじで1等の7億円が当たる確率は何と2000万分の1。1枚だけ買うことはなくて最低でも10枚買うとしても200万分の1である。パーセントにすると0.00005%! 当たる確率は誤差みたいなもので、だから宝くじなんて当たらないといってもいいのだが、毎年22名が7億円、連番なら10億円を当ててウハウハしているのも事実。

確率がどれだけ低くても、運がよければ当たる人は当たるのである。そう考えると運が悪ければ0.6%でも安心できないことになる。 もっとも運と確率論は相容れない存在であるが。


それはさておき今のところ177人に1人なのだから、常識的なコロナ対策をしているなら、特にビクビクする必要はないというのが私の判断。

ところで新規感染者の数字が毎日報道されるけれど、どういう人が感染しているのかの情報がもっと欲しいところ。もっとも知りたいのはマスクをして三密をできるだけ避けて、またアルコールが置いてあるところではそれを使ってというごく普通のコロナ対策をしている人が、新規感染者の中にどの程度いるのかということ。

数字は常に一人歩きしがちなものだが、大事なのは数字の中身なのだから。



おしまい

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2021年05月22日

徒然にコロナのグラフ

本日は東京都のコロナ新規感染者数が602名とのこと。毎日欠かさずに報道されると増えたな・減ったなという相場観みたいなものができてくる。それもひとつの状況把握には違いないが、久しぶりに全体像を確認しようかと少し調べてみた。

それでいきなり話が脱線するのだけれど、
このグラフはNHKのホームページにあった東京都の感染者数の時系列。
引用はhttps://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/

変わっているのはグラフの縦軸に690人の倍数で目盛りが打たれていること。仕事柄グラフは見慣れているが、こんな数字の区切り方は初めて見た。

G1

690人をベースにした根拠が何かあるはずだが、それが記載されていないのは不親切じゃないだろうか。いつもながら、どうでもいいことが気になるタチである。


そして、こちらは本日の都道府県別の新規感染者数を多い順番に並べたグラフ。北海道が1位で東京が3位なのは一目瞭然であるが、北海道の人口は東京の4割しかないことをわかっているかどうかで、この数字の受け止め方も変わってくる。

G2

絶対値で見るか相対値で見るかは、どんな分析の時にもついて回る問題ではある。「国民の理解を深める」ためには、人口10万人あたりの指数で比較したようなデータも並べて欲しかったかな。

そんなことよりも!
都道府県で名前が漢字3文字なのは、神奈川と鹿児島と和歌山の3県だけだというのが私にとっての新発見。やっぱり、どうでもいいことが気になるタチで(^^ゞ


ーーー続く

※ グラフはクリックすると拡大されます。


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2021年01月27日

Face IDでマスクのヒモが切れた(>_<)

iPhoneのロック解除の方法は

   Face ID  顔認証
   Touch ID  指紋認証

があって、現在販売されている機種では、2代目SE以外にFace IDが採用されている。ということで昨年末に買ったiPhone12miniもロック解除は顔認証になる。

この顔認証は「たんなる顔写真」ではなく3万箇所以上に赤外線を投影して計測した、顔の凹凸データを元に照合しているらしい。詳しい仕組みはわからないものの、指をボタンに押しつけなければいけなかった指紋認証と較べて、画面に顔を向けるだけなので(スマホを使う時は自然にそうなるので)ロックされているという意識を持つこともないくらいスムーズで便利な方法である。

ーーーが、しかし

コロナのせいで外出する時はマスク必須の現在。当然ながらマスクをしたままの顔ではFace IDで認証されない。ただしマスクを完全に外さなくても、鼻の下までずらせば、つまり口は隠れていても認証してくれる。じゃ口は関係ないのかと思ってしまうが、(マスクなしで)口を大きく開いた顔では認証されないのが不思議なところ。

話は変わるが、鼻と唇の間は「鼻の下」。それで「鼻の下を伸ばす」といえばスケベな意味合いになる。でも鼻の下なんか伸びないのに、どうしてそんな表現が生まれたのかナゾ。まあ「首を長くして」というおかしなのもあるけれど。


話を戻すと、だから外出時にiPhoneを使うには、しょっちゅうマスクを口のところまで下げる必要がある。これが面倒だし、たまには両手を使えない時もあって不便。そして先日、一日中ほぼ出ずっぱりのことがあって、何度もマスクの上げ下げをしていたら、なんとマスクのヒモが切れてしまった。

正確にいうならヒモが切れたのではなく、マスク面から取れてしまった状態。もちろん修復は不可能。接着してあるだけだから取れても不思議ではないが、そんなことは想定していなかったから、ちょっとアセった。幸い今はコンビニでもどこでもマスクを買えるようになっているが。

というわけで、それからは予備のマスクも持ち歩くようにしている。ますます面倒なコロナ生活である。なおマスクケースというものが売られていることは知っているが、別に封筒で充分じゃないかと思う。


ところでネットでは、半分だけマスクをした顔を左右で登録すれば、マスクをしていてもFace IDで認証されるという裏技が出回っている。しかし試してみたがダメだった。私の顔に何か問題があるのだろうか(^^ゞ

ついでにFace IDにはマスク姿で使えない以外に、もうひとつ欠点がある。それは顔認証されてロックが解除された後に、画面を一番下から上にスワイプしないとiPhoneの各画面にアクセスできないこと。これがなかなか指が届かなくて片手操作が難しい。

こちらがロックが解除された状態。
画面下の白い横棒あたりのところから上に向けてなぞる必要がある。
IMG_0228

ネットで調べると「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」という項目で補助のボタンのようなものを出して使えと書いてあるものが多い。それは便利だと設定しようと思ったら、同じく「タッチ」のところで「背面タップ」という項目があった。

そこを設定するとiPhoneの裏側を指でトントンとダブルタップするだけで、つまりスワイプなしの片手操作でホーム画面にアクセスできる事を発見。この使い方はほとんどネットで紹介されていない。もしiPhoneを使っているならお試しを。

ところで私のiPhoneの壁紙はルノワールでオシャレでしょ(^_^)

wassho at 23:26|PermalinkComments(0)

2021年01月07日

発出は大人の事情で遺憾?

本日コロナの緊急事態宣言が菅総理から発出された。期間は明日からの1ヶ月間で、主に飲食店の営業時間などに制限がかかる。罰則はないが協力した店舗には1日6万円×30日=180万円の協力金が出るとのこと。

コロナのことはさておいて、目についたのは「発出」という言葉づかい。漢字から意味はよくわかるものの、ナンジャソレ?という気がする。法律に基づく措置なので発令というのが適当なはず。

緊急事態宣言

発令=命令というニュアンスから強制的なイメージを避けたかったのか。ただでさえ支持率が低下気味だから、少しでも嫌われたくなかったのかもしれない。それでいて発表じゃ言葉に重みがないと考えたか。しかし発出とは単に出すという意味だから、宣言の発出なんて意味がダブっていると思うけれど。


1月2日に小池都知事が官邸に乗り込んでから緊急事態宣言は政治的なトピックであったが、報道では発令という表現が主に使われていたように思う。それが総理が発出と言った途端に右にならえするマスコミにもナンダカナア〜という気持ちである。なお昨年4月の緊急事態宣言の時も安倍総理は発出だったはずだが(だいたい発出を連発したのは彼である)、報道の状況がどうだったのかまでは覚えていない。しかしネットで画像を検索すると発令と報道している事例も見られる。


話はそれるが、少し前に売春→援助交際→パパ活という言葉の変遷について書いた。それに限らず日本語には言葉を置き換える文化がある。その背景や意図は様々だろうが、言葉の印象を曖昧にしようとするものが多い。

近年の最高傑作は「大人の事情」かな。使われ出したのは10年くらい前だろうか。はっきり覚えているわけじゃないが、20年前にこんな表現はなかったと思う。

大人の事情とは、

  合理性や正義のある事情じゃないけれど
  それを大っぴらにすると、なにかと軋轢が起こるので、
  そのあたりを忖度してナアナアで済ませましょう

ということで持ち出される事情である。「ここはひとつ大人の事情ということで」と妥協が成立するのがこの国の特殊性。外国語には翻訳不可能な日本語だろう。


さらに時代を遡っての最高傑作は「遺憾」だと思っている。「それについて遺憾に思います」というのは、

  「申し訳ございませんでした」と謝る屈辱感はまったく感じなくてすむのに
   遺憾と言っておけば謝ったことになる

というマジックワードである。メンツやプライドも絡んで謝罪するのは心理的なハードルが高い。それは相手方も同じで謝罪のあるなしは大問題。だから謝罪で話がこじれる。それを一気に解決するのだから、この表現を発明した人は天才である。

もともと遺憾は「残念」という意味を堅苦しくしたような言葉。相手に対して使えば非難にもなる。しかし堅苦しすぎて血の通っていない言葉である。「我が国の領海を侵犯したことは遺憾」なんて声明からはほとんど抗議の意志が感じられない。天才はこのクソ丁寧さを逆手に取っている。

そして遺憾を自分に使えば誤りを認めたことになる。しかし誤りを認めても謝ったわけじゃない。しかし、その辺をあまり追求しないで謝罪したことにするのが「大人の事情」ってやつかな(^^ゞ

言葉というのは面白いというか、バカバカしいというか。とりあえずコロナをもらわないように気をつけましょう。

コロナ対策


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2020年12月25日

サイレントナイト

やっぱり今年はメリークリスマスよりサイレントナイトといったほうが似合うかな。
ついでにコロナでサンタもCLOSEとおやじギャグ(^^ゞ

マスクのサンタ


3月25日に砧(きぬた)公園へ桜を見に行って、その日の夜に東京では外出自粛の要請が出された。27日からは桜の名所はすべて閉鎖。その時のブログに書いたのは、


   というわけで今年の花見は、この砧公園が最後になるだろう。な〜に、
   サクラは来年も咲くさとポジティブにいきたいところだが、冷静に書いておくと、
   1年後にコロナウイルスが終焉しているというのは現時点で単なる希望的観測で
   しかない。いったいどうなることやら┐(´-`)┌


この時は少し大げさに書いたつもりだったが、何となく来年もずっとコロナというのが現実味を帯びてきた。サクラはもう半分あきらめているけれど、クリスマスや忘年会は賑やかに楽しみたいなあ。


例によって、クリスマス頃に咲くクリスマス・カクタス。
DSCF9311

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写真を撮ったのは12月20日で、その日から部屋の中に入れて開花を促進させている。もっとも5日間ほどじゃほとんど変化なし。お正月にはもう少し咲いていることを期待。

こちらは今年の春に挿し芽をしたやつ。花をつけるまで3年はかかる。
DSCF9315

いま咲いているのは挿し芽をして増やした2代目と3代目の株。もう勢いがなくなってきたので春になったら、元気なのだけを残してフレッシュな土に植え替える予定。


毎年、今頃によくいうギャグ。

      来週過ぎたら正月が終わってるよ(^^ゞ

コロナに対処しながら年の瀬を楽しみましょう。


wassho at 20:26|PermalinkComments(0)

2020年12月21日

コロナがネットのない時代だったら

中国の武漢で何かヤバいことが起きていると伝えられたのが昨年の12月中頃。だからもうコロナも1年になる。もっともその頃はまだ対岸の火事で、本格的に騒がれ出したのはダイヤモンド・プリンセス号が横浜に入港した2月3日頃から。ちなみに今年の初詣の写真を見直してみたらマスクをしている人はほとんどいなかった。

東京では3月25日に外出自粛要請が出て、夏までは我慢かなと思っていたのに、それがこんなに続いて、しかも未だに先が見えないなんてことはまったく予想していなかった。コロナは現在が第3波だといわれている。仮に今がピークだとしても、1年かけて広がったものは元に戻るのに1年かかると想定すべき。グラフならこんなイメージ。
コロナグラフ

ところで政府はまだ方針を転換しないらしいが、まあ来年の東京オリンピックは無理だろう。だからもっと早い段階でパリとロサンゼルスに頭を下げて、4年延期して2024年開催を目指すべきと言ったのに。 実はこっそり、もうチケットの払い戻し請求を済ませた(^^ゞ



例によって前置きが長かったけれど、

コロナによって変化を強いられたものにリモートワークがある。つまり出社せずに自宅で仕事すること。もちろんリモートできるのは基本的にデスクワークで、さらにパソコンでの情報のやりとりで完結する仕事に限られる。だから世の中の仕事のうちどれくらいがリモートに置き換わったのかはよくわからない。

それでもコロナを契機に、かなりの仕事量がリモートで行われるようになったことは間違いない。リモートがなければ多くの人が出社して感染がもっと広がったかも知れないし、あるいは仕事が回らなくて経済にさらに打撃を与えたかも知れない。

そう考えるとコロナになったのが、ネットが普及した後でよかったねという考えもできる。よかったというのは適当な表現じゃないかも知れないが、物事の評価には多面性があるということ。



話は飛躍するが、リモートワークを発展・洗練させればリモート企業は十分に可能である。さらにその先にはリモート国家もあり得る。考えてみれば東南アジアの華僑とか、かつてヨーロッパに分散していたユダヤ人のネットワークなんかも仮想的なリモート国家みたいなもの。ITが高度に発達した現在なら、それをはるかに容易に構築できる(はず)。

昔から自分の国を作ってみたかったんだよなあ(^^ゞ

wassho at 21:19|PermalinkComments(0)

2020年07月20日

明後日から東京オリンピックのはずだった

ほとんど話題にもなっていないが、コロナがなければ、明後日の7月22日が東京オリンピックの開会式だった。いよいよ始まるぞと、本日はワクワクする週明けを迎えられたはず。


今のところ1年間の延期ということになっている。しかし開催できるのかな。現在、日本政府はコロナ対策として129カ国を入国拒否対象地域に指定している。東京オリンピックの参加国と地域は206ということだが、それは選手が数名の極めて小さな国や地域なども含んでの数字なので、もし明後日からなら海外の選手のほとんどは来日できない状況である。

それが1年経ったら、何事もなかったようにハッピーに集まれるのか?私にはわからないというか、コロナがいつ治まるかなんて、現時点で世界中の専門家の誰にもわからない。


グラフはYahoo!の「新型コロナウイルス感染症まとめ」のページから引用した全世界での感染者数の推移。明らかに増加中。楽観的に今がピークと考えて、グラフが現在までと逆の曲線を描いてこれから減少していくとすれば、2月20日から今日まで5ヶ月だから、5ヶ月先の年末に治まるという計算になる。しかし今がピークということに何の根拠もないので、そんなシミュレーションはただの与太話。
コロナグラフ

感染と発症は別だし、毎シーズン約1万人が亡くなるインフルエンザに対して、昨日時点で985人の死者数(国内の数字)のコロナウイルスには過剰反応じゃないかという疑問はずっと持っている。しかしそれを言ったところで、今さら世の中の流れが変わるわけじゃなし。それに私も過剰反応が身に染みついてしまったので、すっかり安心にならないとオリンピックを楽しむ気にはなれない。

コロナウイルスは、そんなに恐ろしい感染症じゃないとは思うが、問題は治療薬がまだないこと。現在の患者には似たような症状に効くクスリで対処している状況。だから「すっかり安心できる」というのは治療薬が開発されることを意味する。それさえあればコロナになってもインフルエンザ程度、あるいはもっと軽い病気にかかったレベルの出来事になるはず。

それでその治療薬はいつできるのか。
残念ながら1年以内に量産できるというニュースはない。
アカンヤン(/o\)


規模を縮小する、無観客で実施する、スタジアムに入れる観客を大幅に制限するなどの方策はあるかも知れない。でもそんなオリンピックに意味はあるか?楽しめるか?盛り上がるか?という気がする。

1年延期した2021年オリンピックの開催最終判断は来年の3月に行うらしい。さきほどのシミュレーションの理屈でいうなら、それには9月の初旬にピークから下降する局面に入っていなければならない。来年の今頃「一時はどうなるかと思ったけれど、コロナってどこかへ行っちゃったね(^_^) 」となっていればいいのだが。


さて現在、東京の次は2024年のパリと2028年のロサンゼルスまで開催地が決まっている。けれどもリスクを賭けて1年後の開催を目指すより、すっきりと4年延期して東京2024年、パリ2028年、ロサンゼルス2032年で調整した方がいいように思えてきた。いくら何でも4年あれば治療薬はできているだろうから。もちろんこれは、そんな交渉が可能かどうかはまったくわからない立場での考えである。でも2021年が中止で、改めて2032年に立候補するなんてことになったらイヤだなあ。


思えば、ここからケチがついていたようなと逆恨み(^^ゞ
Olympics_logo




▢▢▢▢▢▢▢▢
後日追記(訂正)
2020年7月22日ではなく24日から開幕の誤りでしたm(_ _)m
ウィキペディアの誤った記述を参考にしたのが原因です。
オリンピック日程wiki

こんな投稿をしたこともあるのに面目ない(/o\)


wassho at 18:14|PermalinkComments(0)

2020年07月10日

コロナに補償という言葉遣い

前回に引き続いて、このところ耳に引っ掛かる言葉遣いはコロナウイルス関連。
ただし「自粛を要請する」じゃない。

自粛は自ら控えることで、それを他者に要請するという表現は論理的に100%おかしい。自粛という単語および自粛の要請という表現が一般に使われ出したのは、昭和天皇の崩御前後からで、当時はその議論がかなりあったと記憶している。

あれから30数年経って、コロナウイルスでまた自粛の要請という表現が使われている。しかしその表現の是非について、とやかく言う向きはほとんどないように思える。これは言葉とは変化するもの・それに慣れるものというより、忖度社会がより一層進んだからだと解釈している。法律を作って罰則を設ければオオゴトになるから、ちょっと意味はおかしいけれど自粛の要請でいいんじゃないと多くの人が思っているのだろう。あるいはそれが通るほど社会のナアナア化が進んだと言い換えられるかも知れない。

言葉遣いより、そちらの方がよほど問題だと思う。しかしそうした空気は私にも伝染するわけで、何となく気にならないというかスルーしてしまっているというか。それがいいのかどうか自分でもよくわからない。

コロナマスク

さてコロナウイルス関連で気になっているのは「政府が補償」という言葉遣いである。ごく当たり前のように使われている。しかし補償とは償(つぐな)って補うこと。そして償うというのは悪いことをしたり損害を与えた側がする行為である。

政府がコロナウイルスを作ったりまき散らしたわけじゃないのだから償う立場にはない。だから政府が補償するという言葉遣いはまったくおかしい。もちろん経済対策を否定しているのではなくて、政府が支給するお金は支援とか援助などの言葉であるべきという意見。

実際には政府が企業や個人に支払っているお金は、支援金や給付金という名前がついていて補償金とはなっていない。それなのにどうして政府が補償、自粛の補償などというのだろうか。しかもこれはコロナウイルスに限った使われ方なのである。地震や台風で被災者を救済する時に補償とはいわない。コロナウイルスだけ補償という言葉遣いなのかが不思議。

なお世界各国で同じような対策を行っているから、どういう単語を使っているか興味があるのだが、面倒なのでまだ調べていないーーー


ところで「政府が補償」という表現については言葉遣いとしての違和感だけでなく、その声高な主張の一部に「あさましいなあ」とか「情けないなあ」と感じているのも事実。そんなタカリ社会になって大丈夫かとか、ジイちゃんバアちゃんは戦争の補償なんかもらってないゾというのが頭の片隅にある。

その気持ちはまだうまく整理できていない。だから、それは置いておいて、私もありがたく10万円の申請をすることにします。もっとクレや!(^^ゞ

wassho at 06:35|PermalinkComments(0)

2020年06月24日

超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵

バナー

写実絵画あるいは超写実絵画、またはスーパーリアリズムと呼ばれる絵画のジャンルがある。一言でいえば、まるで写真かと思うほどに精緻に描いた絵のこと。もしブログをパソコンで見ているなら、上のバナーをクリックして拡大すれば、だいたいの感じはつかめるかと。

2017年には湘南の平塚市美術館で「リアル(写実)のゆくえ」という展覧会を見てきた。そんなところまで出かけたくらいだから、私はけっこう写実絵画のファンである。何が好きなのかについては、こちらに少し書いた

千葉にホキ美術館という、その写実絵画を専門にした美術館がある。設立は2010年で、私がその存在を知ったのは2015年くらいだったかな。そのうちバイクでツーリングがてら訪れようと思っていたが、なかなか果たせず。そして2018年3月にはバイクを手放してしまい。もちろん電車でも行けるが、千葉でも少し奥まったところにあるので、なかなか腰が上がらずにいた。

そうこうしていると昨年の秋に「10月25日の集中豪雨で被害を受けたため、無期限の休館」というニュースが(>_<) ナッテコッタイ! 詳しい状況はわからなかったが、作品が損傷したのではなさそうなのでひと安心。それでも、ますます訪問が遠のいた。

と、思っていたら渋谷の東急Bunkamuraで「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」という展覧会が開かれることになった。休館中に他の美術館に作品を貸し出しての開催かと思う。期間は今年の3月18日〜2020年5月11日だった。前売り券も買って楽しみにしていた。

しかし、今度はコロナ襲来(/o\)
正確には覚えていないが、小池都知事が不要不急の外出自粛を求めた3月25日の次の日あたりから4月7日までがまず休館になり、結局その後も5月11日まで休館が延長、つまり展覧会が中止になった。

ショボーンとなっていたら、6月11日から29日まで特別展として展覧会を再開するとの知らせが来た。内容はまったく同じようである。おそらく5月11日以降も作品は東急Bunkamuraに置いたままだったのじゃないかな。

そんなこんなで、何度目の正直かわからないけれど、本日に念願かなって写実絵画の展覧会を見てきたしだい。



渋谷のスクランブル交差点、午後3時半頃。平日のこの時間帯としてはコロナ前の1/2〜1/3の人出かな。昔と違って渋谷にはそんなに行かないので、あまり自信なし。でも渋谷らしい混雑感がまったくないのは確か。
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東急Bunkamuraに行くのにセンター街を通る必要はないが、
なんとなく雰囲気を見ておきたくて。
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センター街の外側に出て坂を上がると見えてくるのが東急百貨店本店。渋谷駅にあった東横店は今年の3月に閉店してしまった。
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本店の前の道を少し進むと隣にBunkamuraの入り口。
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Bunkamura(文化村)はコンサートホール、劇場、映画館、美術館などがある複合文化施設。地下1階にあるザ・ミュージアムと呼ばれる美術館にはエスカレーターで降りる。
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コロナ対策でまず体温測定。
非接触の体温計で人が計測するのではなく、カメラのようなものの前に立つだけ。

36.5度で無事クリア。
しかし記念にと思ってiPhoneで撮影しようとすると37.7度に!
iPhoneが熱を持っていたのかな。
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次に「連絡先記入用紙」に名前や電話番号を書かされる。
IMG_2512


その後にチケットを買って、展示室の入り口でその用紙を渡す仕組み。また人が多い場合は入場制限を行うとのこと。この時は制限なし。まあ、そんなに人気のあるジャンルの展覧会じゃないから。

しかし、こんな面倒なことがいつまで続くのだろうが。Bunkamuraでは美術館でチケットが買えるが、国立西洋美術館や東京都美術館などではチケットを事前購入しなければいけないシステムになっている。現地で当日チケットは発売していない。

開催されないよりはマシともいえるが、美術展覧会のような無言のイベントに制限は無意味ともいえる。コロナについては被害の最小化を目指すのではなく、医療崩壊が起こらない程度にコントロールすべきという考えを持っている。しかし、なかなかそういうことを主張しづらい社会的風潮。電車に乗っていると全員マスクをしている。だったら私はマスクを外してもいいはずと思っても、そんな勇気もなく(^^ゞ

展覧会の感想は次回からに。


ーーー続く

wassho at 23:36|PermalinkComments(0)

2020年05月14日

徒然にコロナ関連2題

2日前に興味深いニュースが。

    4月の自殺者は前年同月と較べて359人少ない1455人であり、
    これは19.8%の減少と過去5年間で最大の減少幅となった。

このニュースの扱いが比較的大きかったのは、コロナウイルスによる経済への影響で生活に行き詰まって自殺する人が増えるという予想に反したからだと思う。

ニュースにはこんなコメントが添えられていた。

    新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、家族ら同居する人が外出せず家に
    いることや、職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが
    要因とみられています。

まあそうなのかも知れない。
でもこんな仮説は検証不可能。

私の仕事では事象を集め、分析し考察し、仮説を立てて、それを検証するという作業が多い。だからかも知れないが「世の中、検証できることばかりじゃない」という当たり前のことを改めて感じたしだい。



もうひとつは3月下旬頃の話。
日本で緊急事態宣言が出されたのは4月7日。このような動きは海外のほうが先行していて、ロックダウンなどという聞き慣れない言葉が突如現れたのがその頃である。

ロックダウンとは都市封鎖のことで、当然そのエリア内の人は不要不急の外出が禁止または制限される。「大変だよな〜不便だよな〜」と思いながらニュースを見ていた人が多かったと思う。

そんな中、3月28日にスペインでは一歩進めて

     不要不急の労働禁止を発令!

働くことが何よりの美徳とされ、「仕事だから」「仕事があるから」と言えば大抵のことは許される日本人的にはまさに衝撃のニュースである。


不要不急の仕事って何?というのが、まず思い浮かぶところであるが、それ以外にも

    おそらくヨーロッパとは働くことの価値観が違う。
    日本で「あなたの仕事は不要不急だ」なんて言ったら、
    それは全人格の否定に等しい。

    しかし冷静に考えたら、
    不要不急のモノやコト=誰かの仕事に取り囲まれた生活をしているなあ。

などと考えが巡り、さらには

    自分は人や社会に本当に価値のある貢献をしてきたのだろうか?

と反省し、でも

    本当に価値のあるってナンや?

と哲学的樹海に迷い込んだり(^^ゞ
でも、そんなのもコロナの楽しみ方のひとつかと。



ついでに。
3月には最後の晩餐が外出自粛でキャンセルになったパロディーがネットに出回ったが、
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最近はオンラインで晩餐しているらしい(^^ゞ
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もう少しの辛抱で、また集まれたらいいね。

wassho at 18:43|PermalinkComments(0)

2020年05月02日

いつもは腹を切れとーーー

ゴールデンウイーク、お盆休み、年末年始の道路渋滞はお約束なんだけれど、冷静に考えればそれは高速道路が欠陥商品だからである。カップラーメンを食べるのにお湯を入れて数時間待たされるようなもの。

ニュースではさも風物詩のように渋滞風景を伝えるが、いつも「10km以上の渋滞が発生したら責任者は腹を切れ、腹を!」と心の中で怒っている。また30km、40kmの渋滞予想が出ると「それは自分たちが無能であることを晒している」とは思わないのか?とも。

さてゴールデンウィーク本番が始まった本日午前11時の関東エリアの高速道路状況。
渋滞を示す赤い線はまったくなし!

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もちろんこれはコロナウイルスによる外出自粛の影響。
いつもなら真っ赤になっている地図が恋しい(^^ゞ



ドラえもんの公式サイトでこんな壁紙が無料でダウンロードできるようになっていた。スマホ用のサイズもあるし、ビデオ会議用のものもある。

stayhome_blue_wp

ちなみに
    Stay at home  イギリス英語
    Stay home    アメリカ英語

なんだそうである。
逆さまの語順のホームステイと勘違いしちゃダメだよ(^^ゞ

さて、何をして遊ぼうかな。

wassho at 11:25|PermalinkComments(0)

2020年04月27日

近所でツツジ・ハンティング

サクラは小石川後楽園と砧公園に眺めに出かけたが、その後はコロナウイルスによる外出自粛を受けてどこにも行けず。例年この時期ならチューリップ、そしてツツジと名所巡が続くのだが。

ところで自粛という単語が広く使われるようになったのは昭和天皇崩御の前後からである。その頃は「自粛の要請」なんて日本語として矛盾しているという議論もあったが、今回はまったくそういう声もなく。もともと聞き分けのよさでは天下一品の民族であるが、あれから30数年経って草食化もますます進んだようで。

一方で営業している店に対する苦情を役所や保健所に告げたり、あるいはダイレクトに張り紙や電凸で嫌がらせをするヤカラも後を絶たないみたいだ。厄介なことに村八分、非国民、欲しがりません勝つまではのDNAはしっかり引き継いでいる。

そのコロナウイルスに関してはどうしても理解できないことがある。現在の死亡者数は約350人。検査漏れもあるらしいから、3倍の約1000人と仮定してもいい。それに対してインフルエンザを直接または間接的な原因として亡くなるのは毎シーズン約1万人とされる。

それでインフルエンザにはどれだけの対策をしている? 例を挙げると予防接種をするのだって保険適用外である。それなのに脅威としては1/10のコロナに対しては経済をぶっ壊してまでの対応。そんな行動はとうてい合理的に説明できない。

ではどうしてそんな非合理的な行動をするのか。社会学的にいろいろ考察中ではあるが「コロナウイルスは人間をアホにする」というのが現在の仮説(^^ゞ



さて本題に。昨日の日曜日、行楽地に外出するのは控えるとして、さいわいツツジならあちこちに咲いている。近所の散歩くらいは「密」でもないしいいだろうとカメラ片手にブラブラと。

最初に訪れたのはAマンション。
ここの少し淡いピンクのツツジは毎年キレイで眺めるのを楽しみにしている。道路から柵越しにカメラを構えるのは盗撮しているみたいで気が引けたが。
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続いてBマンション。
白いツツジは花の中で一番純白に近い白だと思う。
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オレンジは少し傷みかけていたものの、日が当たるとツツジ独特の反射というか色の飽和現象でそこそこキレイに見える。
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バックに白ツツジのツーショット。
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清水池公園。
大きな池があり目黒区で唯一釣りのできる公園。奥に児童公園的なスペースもある。写真でも分かるようにこの日はいい天気だった。気温も24度超えで初夏の雰囲気。こんな季節に外出自粛なんて(/o\)
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本日4色目のツツジ。この周りではこの色が一番多いかな。
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ハナミズキもキレイだった。
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次はCマンション。
このマンションの前にはいろいろと植えられているのは知っていたが、じっくりと眺めたことはなかった。

ビックリしたのはアヤメが咲いていたこと。
自宅の周りでアヤメが見られるなんて思ってもいなかった。ラッキー!
3DSCF7678


アヤメ、カキツバタ、ハナショウブはよく似ているけれど、花に虎のような模様があるのがアヤメね。その模様が網の目にも見えるから網の目→アヤメ。
4DSCF7680

だからアヤメは覚えやすい。しかしカキツバタは白いラインで、ハナショウブは黄色いラインだからややこしい。私はカキツバタは「キ」がつくのに黄色じゃないと、けっこう無理な覚え方をしている。


名前は分からないけどいろいろ。
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これはアップリケで作ったボタンみたいだった。
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えっ、レンゲ?と自分自身にビックリした。
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なぜかというと幼い頃はまだ実家の周りに田んぼがあり、春になるとレンゲの花が咲いていた(当時はすき込んで肥料にするために植えられていた)。そしてその田んぼでよく遊んだものだ。それから半世紀以上もたって、おそらくそれ以来レンゲなんて見ていないのに、見た瞬間にレンゲだと分かったから。三つ子の魂百までとは、まさにこういうことか。


この花は毎度デイジーかマーガレットかで迷う。私の判断基準は元気そうな感じがしたらデイジーで、優しい雰囲気ならマーガレット。単に語感での区別だけど(^^ゞ
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このチューリップは柔らかい白色で美しかった。こんな色はベランダで植えたことがない。来シーズンはこの球根を探そう。
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肝心のツツジ。肉眼でははっきり見分けられたが、この写真では微妙な違いにしか写っていない。左端の少し色の薄いのが清水池公園と同じ4色目のツツジ。その右側がもう少し色の鮮やかな本日5色目。
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ツツジは光の反射率が高いのか、強く光が当たると肉眼でも写真でも色が飽和しているというか光り輝いて見える。そしてそれが魅力。だからツツジ花見は必ず晴天でがポリシー。
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通りかかりにあった児童公園で。
ハナミズキの白と、わずかにピンク掛かった白。
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これは4色目と同じ。
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そして本日6色目のツツジ。
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ついでに林試の森公園まで足を延ばす。
元は林業試験場だった面積12ヘクタールの都立公園。
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こんな看板が数カ所にあった。
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人はそこそこいたが、普段の日曜日と較べると少ない気がする。またグランドで遊ぶ若者より小さな子供連れのファミリーのほうが多い。保育園・幼稚園くらいの子供を家の中でじっと自粛させるのは難しいのかも。いずれにせよこの公園は広いからまったく「密」ではなかった。


ただし遊具は封鎖されている。
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いわゆる「都会の中にあるとは思えない」空間が徒歩圏内にあって重宝する公園なのだが、もともと林業試験場だったからか、花はあまり育てられていない公園でもある。
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でも新緑を眺めるのは好き。
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よく撮る緑のモミジ日の光透け。
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春なのに紅葉している紅葉があった。
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何という品種かとプレートを見ると単に「モミジ」と(^^ゞ こいつは年中赤いのか? そういえば昔実家の庭にあったモミジもずっと赤かった。
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12ヘクタールもあるのに、まとまって花が植えられているのはここだけ。
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ツツジも数株あったが、残念ながら4色目と同じ品種。
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池でカメやシラサギを眺める。
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もっともシラサギという鳥はなく白いサギの総称がシラサギ。図鑑で見るとこれはコサギという鳥かな。それにしても下を見る時は長い首をS字に折り曲げるんだ。


2時間ほどで散歩終了。ツツジはそこら中で咲いているから、そこそこ楽しめたけれど、バラはどうしてくれるんだコロナよ。

wassho at 12:56|PermalinkComments(0)

2020年04月06日

コロナで病院がガラガラでビックリ

本日、某大学病院に出向くとーーー。

コロナウイルス騒ぎで、患者数に治療が追いつかない医療崩壊の危惧が叫ばれる昨今である。だから何となく病院は大混雑しているというイメージを持っていたのだが、現実はまったく逆でガラガラといっていい状態。会計のあるメインのロビーには普段の1/4位しか人がいなかった。


外出自粛の動きもあるし、病院でコロナウイルスをもらってしまうという敬遠もあるのだろう。でも本当の病人なら、そんなことは構っていられないはず。だから大学病院でさえも、特に治療の必要もないのに、半分暇つぶしで病院に来ている高齢者がいかに多いかということである。それは従来から指摘されていることではあるが、改めてこの目で、日本の医療体制の闇を見た気分。日本の医療費が水ぶくれになるわけだ。

病院の関係者が特に整形外科で閑古鳥が鳴いていると教えてくれた。あの診療科は脚が痛い〜腰が痛いと訴えれば、検査で何も異常がなくても診てくれるから通いやすいのだろう。


また日本で有数の大規模病院に勤務する友人によると、彼の病院でも外来患者が6〜7割に減っているとのこと。また周辺の個人医院も閑散としており、院長たちは「死活問題だ」とボヤいているらしい。ひょっとしてコロナウイルスの現場とは逆の医療崩壊、つまり患者減少による経営破綻もあるのだろうか?

この病院の患者が減っているという状況は、一般的なニュースでは報じられていないし、SNSなどでも大きな話題になっていないと思う。パソコンやスマホがあれば、あらゆる情報を得ている感覚になって久しい。当たり前だけれど、それは錯覚なことを痛感した。


ついでに東京都感染症情報センターによる都内のインフルエンザ発生状況。
インフルエンザグラフ

赤の太線が今シーズンのグラフ。これを見ると当初は例年より多いものの、年を越えるあたりから急速に減少していることが分かる。一番多い年と較べると1/4位になっている。

これはコロナウイルス対策で多くの人がマスクをし、手洗いなどの衛生行動を励行したためと考えられている。数字は確認していないが、インフルエンザと同時期に流行するノロウイルスも今シーズンは少ないらしい。

コロナウイルスのおかげで(?)まさかインフルエンザやノロウイルスが減っているなんてことには考えが及ばなかった。しかし、病院経営者は一般市民とは違う意味でコロナウイルスを恨めしく思っていたりして(^^ゞ

wassho at 20:24|PermalinkComments(0)

2020年03月20日

この三連休はコロナを忘れよう

コロナウイルスはもう病気だけの問題じゃなくて、経済や国際社会のあり方をも脅かす事態になってきた。今や世界は半鎖国状態。100年に1度の危機と叫ばれた2008年のリーマンショックなんてカスリ傷だったと思えるくらい、第二次世界大戦以降で最大の騒動である。


致死率、あるいは他の病気の死亡者数と較べていろいろ疑問に思うことはある。
しかし(/_')/ソレハコッチニオイトイテ

グローバルなサプライチェーンも分断されるから、これからかつて経験したことのない物不足におそわれる予感はある。経済というか収入・生活に深刻な打撃を受ける人も出てくる。ひょっとしたら日本ではコロナウイルスより、それが原因でーーーー人のほうが多くなるんじゃないかという恐れもある。
しかし(/_')/ソレモコッチニオイトイテ


未知のことで予測がつかないし、出口も見えないから誰でも何かと不安になる。しかし、もうそろそろコロナウイルス騒動に疲れてきた人が多いんじゃないかな。不安というのは人間に組み込まれたある種の安全装置ともいえるけれど、長く作動させると悪影響が出てくるやっかいなものでもある。

ということでこの三連休はコロナウイルスのことは忘れましょう。ネットや新聞でコロナ関連の情報は読まない、テレビもコロナを扱っていたらチャンネルを変え足り音を消したり。本当は、のんびりしたければ休日にテレビを見ないのがお勧めである。

ドラッグなどに行ってもマスク売り場をのぞくのは禁止。どうせ売っていないよ(^^ゞ 友人や家族とはコロナと口にしたら罰金の制度を設けましょう。

大丈夫、3日くらいでコロナ情勢は何も変わらない。
生活で注意すべき点についてはもうミミタコのはず。

今日と明日は全国的に天気も良さそう。
よい休日を。

wassho at 13:47|PermalinkComments(0)

2020年03月03日

コロナウイルスと水筒に半分の水

とうとう学校が休校になり、大型イベントが中止になり、人が多く集まる施設は閉鎖され、社員の多くを在宅勤務にする大企業が出始めて、また北海道では知事が緊急事態宣言を出すなどコロナウイルスは近年に経験したことのない未曾有の事態になってきた。

厚労省

マスクは1月下旬からずっと売り切れが続いている。2月12日に厚労省から「例年以上の毎週1億枚以上を国民の皆様に届けられることになった」という「デマ」がツイートされ、その後も政府がいろいろ発表しているが、店頭に豊富に並ぶまでそれを信じろというのが無理な話。そんな社会心理が働いてティッシュやトイレットペーパーまでが消えた。スーパーでは米などの棚も空っぽである。

すべて昨日撮影の写真
ドラッグのマスク売り場
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生理用品売り場
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ティッシュとトイレットペーパー売り場
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スーパーの米売り場
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パスタ売り場
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それで国内におけるコロナウィルスの被害状況はどうなっているかというと
3月2日時点で、

  感染者総数980名。
  うちクルーズ船と武漢から引き上げてきたチャーター便と検疫官などが738名。
  それを差し引いた国内での感染確認は258名。

  ※計算が合わないがデータに重複があるらしい
  ※なお国内感染者には中国からの旅行者なども含む

  死亡した人はクルーズ船6名と国内感染6名の合計12名。


これをどう見るべきなのか。
感染者数は、その人数を少なくカウントするために検査をさせていないという話も聞かれるが、死亡者数については間違いのないところだろう。それで

  たった12名が亡くなった程度で騒ぎすぎだ
  コロナウイルスは感染力は高いが危険性は低い

という意見がある。
致死率は6÷258なら2.3%、12÷980なら1.2%である。報道では全世界で最終的には2%を切るというのが今のところの推定。これはSARS(サーズ)の10%、MERS(マーズ)の35%と較べると相当に低い。エボラ出血熱なんて致死率が50%もあった。そういう意味では死のウイルスと恐れる必要はない。

しかし致死率は低くても、感染力は高いとしたら(←抽象的な表現だけれど)別の視点も出てくる。つまり仮に致死率が2%だとしても1000万人が感染すれば20万人が亡くなる計算になる。参考までに書いておくと東日本大震災と阪神・淡路大震災の死者は、それぞれ約1万8500人と6500人である。

それに1000万人が感染したら、それは医療の完全崩壊を意味するから致死率は2%では済まない。参考までに日本の病院のベッド数は156万床、医師は32万人である。もちろんここからコロナウイルスに対応できる割合はごく僅か。ひょっとしたら太平洋戦争の犠牲者300万人を超えるかも知れない。そう考えると感染防止のためにできることはすべて行うべきとなる。


いくら何でも1000万人は数字を膨らませすぎと思われるかも知れない。私もそう思う(^^ゞ しかし第1次世界大戦の頃に流行ったスペイン風邪では、当時の人口5500万人のうち39万人が死亡している。感染者数のデータは見つけられなかったが、総人口に対する致死率は0.7%。それを現在の人口1億2000万人に当てはめると85万人になる。

ちなみにスペイン風邪はインフルエンザの1種で、当時の世界人口約20億人にたいして感染者5億人以上、死亡者5000万人から1億人といわれている。もちろん当時と現在では医療レベルも衛生環境もまったく違うから、同じ事になるかもと心配しながら生活する必要は今のところない。


致死率と感染力の関係は、あの話に似ている。

   砂漠で水筒の水が半分になった。
   それを「まだ半分も残っている」と思うか、あるいは
  「もう半分しか残っていない」と思うのか。

いわゆる楽観論・悲観論の例え。
もっとも現在の状況は楽観論・悲観論ではなく、事実認識は二の次で、周りが騒ぐから自分も騒いでしまうというものかな。冷静に考えれば馬鹿げているが、世の中というのはそういうもの。このブログだって、その騒ぎに乗っかってネタにしているだけ(^^ゞ

ところで水筒の例えで、あなたはどう思うと尋ねられると「半分は半分やろ」と答えて、いつも話の腰を折ってしまうーーー
砂漠


wassho at 22:31|PermalinkComments(0)

2020年02月20日

新型コロナウィルスが大騒ぎなのはTwitterのせい?

連日大きく報道されている新型コロナウィルス。

過去にもいろいろな新しい感染症が起きてニュースになったが、今回は特に騒ぎが大きいように感じる。もちろん当時のことを正確に覚えているわけではないのだが、少なくともマスクが売り切れになるようなことはなかった。

今までは感染症がニュースになっても「ケッ、騒ぎ過ぎ」程度の関心しか持たなかった。でもなぜか今回は少々気になっている。本当にヤバいことになるので神様が導いてくれているのだろうか?


ここしばらくの新型感染症をおさらいしておくと

  SARS(サーズ) 2002年 死亡者数1000人・致死率10%

  鳥インフルエンザ 2005年〜2006年 致死率63%

  新型インフルエンザ 2009年 いわゆる豚インフルエンザ
            死亡者数約2万人

  MERS(マーズ) 2013年と2015年 死亡者数458人・致死率35%

  エボラ出血熱 2014年 死亡者数1000人以上・致死率50%

ネットでざっと調べただけだから拾えた項目はバラバラだし、
その数字もあまり正確じゃないかも知れない。


それで今回の新型コロナウイルスはどの程度リスキーなのか。

厚労省の発表によると、昨日の2月19日現在で中国での感染者は7万4185名、死亡者数は2004名だから致死率は2.7%。死ななかった人は皆ケロッと元気に回復するのかどうかは別として、致死率だけで較べるとSARSやMERSとはかなり開きがある。それをもって今回の新型コロナウィルスは「感染力は強いが危険性は低い」といわれたりする。もっとも感染が始まってまだ日が浅いから、断言するには時期尚早かとも思うが。参考までに普通のインフルエンザの致死率は0.1%。

日本国内での感染者数は同じく2月19日現在で705名。ただしそれにはクルーズ船の621名と中国の武漢から引き上げてきたチャーター便の14名が含まれている。またその業務に従事していた検疫官などの3名も。それを差し引くと67名で、さらにそこから中国から来た旅行者12名を除くと、実質は55名が国内で感染した人数といえる。そのうち死亡したのは1名で80歳代の女性。なおクルーズ船乗客から2名が死亡したとの報道が本日あった。


   たった55人で騒ぎ過ぎじゃネ?
   マスクなしでも、保菌者と遭遇する確率は宝くじ1等に当たるより低いのでは?

騒ぎ「過ぎ」かどうかの判断はさておいて、過去の感染症の時よりも報道も世の中も相当に過熱しているのは確かかと思う。


それはなぜか。
スマホが普及し、SNS、特にTwitterが多くの人の情報ツールになったのが原因じゃないかというのが私の仮説。


スマホやTwitterの普及度合いのデータは持っていない。しかしiPhoneの発売が2008年で、多くの人がガラケーからスマホに換えたのが2010年頃からだと思う。Twitterの日本語版が始まったのも2008年。そして飲食店のバイトが悪ふざけを投稿するバカッター騒動や、クレーマー主婦が店員を土下座させた様子を投稿した事件があったのが2013年。「Twitterという新しい情報ツールで」というのもニュースバリューのうちだったから、もっと世間一般に広く普及したのが2015年頃ということにしておこう。

そうするとSARS、鳥インフルエンザ、豚インフルエンザはまだスマホ時代ではない。MERSとエボラ出血熱はTwitterと少し被っているけれど日本には上陸しなかった。だから今回がTwitter普及以降で、国内に感染者が出た最初の新型感染症ということにになる。


Twitterはリツイートという機能(他人のツイートの転送)で情報を拡散するように設計されたシステムである。だから話題性のあるテーマは加速度的に投稿が広まる。悪質なデマや煽りは論外として、たわいのない意見や感想でも、その量的効果で新型コロナウイルスのことが、どうしても意識に刷り込まれる。

そしてTwitterはマスコミの人間もチェックしている。彼らが情報の扱いのプロだとしても、やはりそれは記事やニュースに影響をあたえるだろう。さらにレベルの低いマスコミなら有名人のたいして根拠のないツイートを記事にしたりもする。そうしてマスメディアとパーソナルメディアの間で情報が共鳴してますますオオゴトになっていく。何となくそういったメカニズムが作用しているのではないかと推察している。


私はテーマ別にいくつかの読むだけTwitterアカウントを持っている。世間一般のことをテーマにする人はフォローしていない。それでも気になったことを何でもツイート(投稿)やリツイートするのがTwitterだから、新型コロナウィルスのテーマは多くなっている。あまり深く読まないにしても、どうしても連日かなりの量の新型コロナウィルスのツイートは目にしているのだ。


情報の真偽をよく確かめましょうなんて気休めのようなことを言うつもりはない。それにこの現象は情報というより「世の中の空気」ともいうべき問題だ。それを無視するのは情報の真偽を確かめるより難しい。だから騒動は従来以上に大騒動になるのがこれからの社会なのだと思う。


というわけで、
私が新型コロナウィルスのことが気にかかるのは、
神様のお導きじゃなさそうだ(^^ゞ

wassho at 19:23|PermalinkComments(0)