サルビア

2024年06月04日

春バラはアメリカ山公園から 2024

昨年は「春バラはアメリカ山公園から」とのタイトルで、
横浜での春バラ鑑賞のブログを書いた。

予定では

   前菜はアメリカ山公園
   メインディッシュに港の見える丘公園
   余裕があればデザートとして山手資料館とイタリア山庭園

だったものの、港の見える丘公園でお腹いっぱいになって終了。

そこで今年は昨年に訪れなかった山手資料館やイタリア山庭園などをまず見て、その後に山下公園のバラ園とのプラン。山下公園の春バラは2018年にも見ている。同じ場所は避ける主義だけれど、山手資料館やイタリア山庭園だけではボリューム的に物足りないし、山下公園も5年前だからまあいいかとの考え。

訪れたのは5月10日。今年もスタートがアメリカ山なのは、ここが元町・中華街駅の屋上に設置された立体都市公園で、小高い丘となっている山手エリアの最も標高の高い部分とつながっているから。つまりアメリカ山を経由すれば山手エリアの坂を登らなくて済む。また昨年に訪れてここをかなり気に入ったのも理由のひとつ。立体都市公園やアメリカ山についてはこのブログ1行目に埋め込んだリンクから昨年の記事を読んでちょうだい。



東横線は横浜駅から先が「みなとみらい線」となり終点が元町・中華街駅。
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電車が着くのは地下4階のホーム。
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そこから地上4階の屋上までだから、合計9階分をエスカレーターで上がる。
エレベーターを利用したほうがよかったかも。
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エスカレーターを何度も乗り継ぎ、
屋上塔屋を抜けて、
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いきなり広がるアメリカ山公園。
このダイナミックな展開は2度目でもちょっと感激する。
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公園中程まで進んだ位置から屋上に出たところを振り返って。
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バラが植えられているのは、
最初に公園を撮った写真の左右画角の外側と、撮影位置より後ろの部分。

なかなかベストなタイミングで来られたと思う。
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芝生広場では保育園児がお遊び中。
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ナスカの地上絵?
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お幸せに!
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今回は昨年も来たアメリカ山は通り抜けのつもりだったのに、
やはりあれこれとバラ以外も見てしまう(^^ゞ

タチアオイの別名をハナアオイとも言うが、
ラバテラは別の品種みたいだ。
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デイジーとマーガレットは明確な見分けポイントがなく、名前の雰囲気から元気そうならデイジー、優しい感じがしたらマーガレットとするのが私のナゾ基準。ここでは品種名が書かれていた。
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ユーフォルビアは草と木それに多肉植物までバラエティが広くて覚えきれない品種。これは草のタイプでよく見る形。
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昨年はバラ以上に目立っていたベニバナトチノキ。
今年は少し成長が遅いようだ。
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よく見るのより色の薄いミヤコワスレ。
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この変わった名前は、鎌倉時代に承久の乱で北条氏に敗れて佐渡に流された順徳天皇が、当地でこの花を見つけ和歌に詠んだのに由来するとされる。しかしミヤコワスレはミヤマヨメナという野菊の園芸改良種。そしてそれが作られたのは江戸時代なので、ミヤコワスレ順徳天皇説はイイカゲンな話。


サルビアは赤いがネモローサ・カラドンナは紫。
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まるでネギ坊主(ネギの花)みたいだが、それもそのはずアリウムとはネギ属の意味で、このアリウムもネギやニンニクの仲間。
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近づくとちりめんじゃこだった(^^ゞ
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紫のアリウムもあった。
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この早咲きのラベンダーは香りが弱い。
でも花の部分をそっと握りしめてから手のひらをクンクンするといい匂いがする。
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昨年は花の塊が人の頭ほどあったシャクナゲ。
今年はかなり小さい。
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保育園児が帰ったので公園が静かになった。
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アップで眺めましょう。
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駅とは反対側の出入り口へ。
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門の外から見た公園。
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敷地面積は0.55ヘクタールで狭すぎず広すぎずで手頃なサイズ。そして何より美しい。この季節にしか訪れた経験はないけれど、もし東横線沿線に住んでいるなら元町・中華街駅まで来て屋上に上がり、しばらく公園を楽しんでそのまま電車に乗って帰ってもいい一日になる。


アメリカ山公園を出て外国人墓地の横を進むと山手本通りに出る。
それをイタリア山庭園まで下っていく途中に洋館が点在している。



ーーー続く

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2013年08月01日

たんばらラベンダーパーク 2

いよいよラベンダー巡り。
スキー場だから斜面にラベンダーが植えられている。勾配はまったく緩やかで坂を登っているという意識はほとんどない。こんなところをスキーで滑っておもしろいのかと心配になるくらい。
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北海道のような見渡す限りのラベンダー畑(写真でしか見たことがないけど)というわけにはいかないが、それなりに満足できる規模。
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ラベンダーの香りはほのかに漂っている程度。もっと香りに包まれるようなイメージを持っていたので、やや期待はずれ。でもラベンダーの花は軽く握ると手に香りが移ってかなり強い香りが残る。ここにいるあいだ、私はしょっちゅう自分の手をクンクンしていた(^^ゞ



これは「こいむらさき」というラベンダー。ここでは一番早く咲く品種で、ほぼ満開状態だった。名前の通り紫色が濃い。
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こちらは「おかむらさき」。現在5分咲きくらい。香りはこちらのほうが強いらしいのだが、握った感じではそうでもなかった。まだ花があまり開いていないからかな。
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ラベンダー畑の頂上部分。
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小さな展望台がある。
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展望台から。
品種による色の違いがよくわかる。
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頂上から少し横にそれたところでシンセサイザーの演奏をやっていた。
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弾いていたのはカントリースタイルのオッチャン。IZANAGIというのが名前らしい。なかなか雄大で幻想的な演奏というかシンセサイザーの音色だった。
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このラベンダーパークのいいところは、パーク全体にもBGM的に音楽が流れているのだが、それが「今風の曲をオルゴールで演奏したような」ものであること。つまりうるさくないし、それなりに音楽的にも楽しい。このパークの風景にも似合っている。ポップスをガンガン鳴らすだけの観光地は見習って欲しい。




天候は雲が多かったが、時々青空が広がる。気温が低いが雲がなくなった時の日差しはかなり強烈。肌が痛いくらい。ところで青空がキレイだと写真は何となくサマになるね。
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ところどころに植えられているブナの木が、なかなか格好よかった。ブナとか白樺とか、白っぽい木を見ると高原リゾートっぽい気がしてくる。
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この黄色い花はニッコウキスゲ。
かなり広い面積で植えられていた。
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見ての通りユリの仲間。
比較的標高の高い場所に咲く花である。
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蕾になる前はこんなヘンな形をしている。
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ニッコウキスゲの一生。
ヘンな形から、バナナのような蕾になって、咲いて散る。
ちなみにニッコウキスゲの花は1日しか咲かない。
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その他の花々。
これはサルビア。
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マリーゴールド。
黄色いマリーゴールドもあった。
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ラベンダーっぽいけれど、これはブルーサルビア。
初めて見た。赤いサルビアとはまったく似ていない。
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サルビアで作ったハートマーク。
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リフトを降りたあたりまで戻ってくるとケーナの演奏をしていた。このパークは音楽好きなのかな。ケーナとは南米ペルーやボリビアあたりがルーツの縦笛。サイモンとガーファンクルでヒットした(40年以上前だけれど)「コンドルは飛んでいく」で有名になった。
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吹いていたのはRenという人。ケーナ界では割と有名らしい。いい演奏だったが、小さな縦笛だから写真的にはパッとしないね。



スキー場的にいうならロッジ。
ここでランチを食べることにする。
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スキー場の食堂って、こんな感じだったなあと思い出す。
ソバ部門と洋食部門に分かれていた。
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頼んだのはハワイ料理のロコモコ。簡単に言うとグレービーソースがけハンバーグどんぶり目玉焼き乗せ。でもここは目玉焼きではなく温泉卵にアレンジしてあった。グレービーソースというのはデミグラスソースのあっさりめみたいなソース。

ついでにいうと、この食堂もそうだったが「ロコモコ丼」と呼んでいるところも多い。でもロコモコは、もともと丼なので、ロコモコ丼と丼をつけると意味が二重になってしまう。まっ、味は見た目通りの味。
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下りのリフト。
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途中でパラパラと雨が降ってきた。
リフトに傘がぶら下がっているのはこの時のためのもの。山の天気は変わりやすいから通り雨というか狐の嫁入りみたいな雨が頻繁に降るんだと思う。
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このキャラクターは「たんばりん」という名前。
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前回書いたようにリフトは10分少々。降りる頃にはもう雨は上がっていたから、やっぱり山の天気は変わりやすい。リフト乗り場は私が上がった時と較べて、かなり混雑していた。
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売店に入ってみる。
ラベンダーグッズがいっぱい。ハッキリ言って、このラベンダーパークで一番ラベンダーの香りがしているのは、この売店の中である(^^ゞ
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ラベンダーの入浴剤が見あたらなかったので、じゃあラベンダーオイルでも買って帰ろうかと考える。
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でもパッケージを見たら大阪市東成区産だったのでパス。せっかく来たんだからメイド・イン・たんばらのものが欲しかったのに残念。
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正午にラベンダーパーク退場。
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駐車場のBMW F800R。
バイクは7〜8台に増えていた。シートの上に乗っている白いものは革ジャンである。
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これだけたくさんのラベンダーを見たのは実は初めて。思ったほど濃厚じゃなかったが香りもいいし、紫色がキレイだし、それに空も広いし、なかなかお薦めのスポットである。
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ーーーまだまだ続く

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