スイレン
2024年05月16日
善福寺公園でスイレン
善福寺公園は上の池エリアと下の池エリアが道路で隔てられている。
上の池で鯉のぼりを楽しんだ後は信号を渡って下の池へ。
小学4年生の屋外アートが展示されていた。
こんな雰囲気でまあまあ面白かった。
それぞれの板は塗り絵レベルで特に価値や意味があるわけじゃない。しかしそのカラフルな人を模した形が、森のようになっている空間にあるのがこの作品のキモ。だから何だ?と考え出すと人生を楽しめないよ(^^ゞ 小学4年生でこんな体験をしたなんてうらやましい。
木々をを抜けて遊具のある広場へ。この公園には近所の人しか来ていないようで、ゴールデンウィークど真ん中の5月3日なのに閑散とした印象。
新緑で目を喜ばせながら下の池の左岸を歩く。
下の池でのお目当てはこれ。
スイレン!
カメラだとズームしているけれど、
肉眼では花までの距離がちょっと遠い。
場所を移動してスイレンに近づく。
スイレンをたくさん見るのは久しぶり。
ハスの名所はたくさんあってもスイレンは少ない。
スイレンの花は文句なく美しくまた気品もある。
ただしアップで撮ると水面が何かと汚いのが写真的には困りもの。
なおこの日はこの色のスイレンしか咲いていなかった。
最初に眺めていた方角を向いて。
スイレンのエリアはそこそこの広さ。今はまだ咲き始めでもうすぐ花数が増えてくるだろう。スイレンとアジサイはだいたい同じ頃に見頃を迎える。そしてアジサイと違ってスイレンは9月頃までと開花時期が長い。もうしばらくしてからまた見に来ましょう。
スイレンが咲いているのは下の池の一番下流。池なのに下流とはおかしな表現だが、スイレンに面したこの堰から水が流れ出て善福寺川がスタート。言い換えれば善福寺川の最も上流地点がここ。
さらに新緑を眺めながら池の右岸をブラブラ。
下の池を一周して、遊具のある所まで戻ってきた。
少し引き返して善福寺公園を出る。
まだまだ歩けたので予定通り井の頭公園までお散歩続行。
バイクで走ると気持ちそさそうなカーブ。
この変わった建物は、
東京女子大学。
ゴールデンウィークなので学生の人影がなく残念(^^ゞ
杉並区から武蔵野市に。
住宅地の路地を抜けると、
吉祥寺駅の北側に出る。
駅から延びている吉祥寺大通り。
奥の信号で人が渡っているのが、吉祥寺大通りと平行するサンロード商店街。
駅が見えてきた。
ここまで善福寺公園を出てから25分ほど。
駅南側の飲食店街。
すごく人が多く見えるものの、これは手前からズームレンズの望遠側で撮った写真。いわゆる望遠レンズによる圧縮効果。
こちらはほぼ同じ場所を普通に撮ったもので、実際はこれくらいの混雑。
写真ってけっこう嘘をつくのよ。
この看板を探せば上の2枚がほぼ同じ場所だとわかるはず。

井の頭通りに出て吉祥寺通りとの交差点。
公園を示す標識の矢印がヘンな方向を指しているが、
井の頭公園へは吉祥寺通りに沿って左折する。
だいたいこの矢印の方向に道路はないからナゾの標識。
交差点から100mほど歩くと井の頭公園の入り口に通ずる坂道が現れる。
ーーー続く
wassho at 21:06|Permalink│Comments(0)│
2022年06月18日
多摩川台公園のアジサイ
アジサイとツツジはどちらも私の好きな花である。また道路脇や小さな公園などに多く植えられているのも共通点。だから身近なところで眺められてうれしい反面、それゆえに名所とされるところへ出かけるのは腰が重くなってしまう。それでもツツジはそこそこ訪れたものの、アジサイが咲くのは雨の季節なこともあって数えるほどしかない。
昨日は自宅にいてどんよりとした天気。それが午後になってしばらくすると急に晴れ上がってきた。天気予報を見ると週末そして来週はすべて雨か曇りマーク。ひょっとして青空の下で満開のアジサイを見られる残り数少ないチャンスかも知れないーーーと思ったらウズウズしてきて(^^ゞ それで出かけてきたのが大田区にある多摩川台公園。
場所は文字通り多摩川のほとりにある。東急東横線でいうと自由が丘→田園調布→多摩川の順番。3月に河津桜を眺めてきたところの近くである。
多摩川駅を降り公園の入口までは1分ほど。
多摩川台公園は多摩川沿いの台地に750メートルに渡って伸びた細長い公園。その東の端、最も駅に近い位置ににアジサイ園がある。看板にピンクで囲みを描いた当たり。
園内の風景。
どこかで見たものに似ている気もするが、これは大田区の「はねぴょん」というゆるキャラ。頭は飛行機の形になっていて羽田空港がモチーフ。誰でも知っている羽田空港だけれど、大田区のイメージとは結びついていないからPRしているのか。もっとも羽田空港が多摩川の河口にあると位置を把握している人自体が少ないが。
雨の日に眺めるアジサイも素敵であるが、
やはり花にはたっぷり日差しが当たっているほうが写真はキレイ。
当然、青空とも一緒に撮りましょう。
明るいだけじゃなく、
こういう明暗のある姿がアジサイには似合う。
アジサイがだんだんと色づいていく様子。
まだベイビーなアジサイも可愛い。
こちらはガクアジサイ。
アジサイは言葉がややこしい。
ガクアジサイは額縁のように縁取りがあるからガクアジサイ。一方で普通の丸い形のアジサイはホンアジサイ。その咲き方をてまり咲きという。手鞠・手毬(てまり)とは日本の伝統的なボールのことね。
そしてホンアジサイもガクアジサイもは花のように見えているのは、本来は花びらを下から支える萼(がく)が変化したもの。額と萼で発音が同じ。
アジサイの本当の花は萼のセンターにあって、そこに極小の花を咲かす。
だからガクアジサイは、開花していないときは粒のように見える花が中央にあり、ガク(萼)でできた花モドキがガク(額)のようにそれを取り囲んでいるガクガクな構造。
木が多くて公園から多摩川はあまり見えない。それと東横線がすぐ近くを走っているので、電車の音がうるさいのがこのアジサイ園の泣き所。
アジサイ園の上はこんな造りになっていた。
上の写真中央の花壇はデイジーが密集して咲いていて、
キレイだと思い近づいて写真を撮ったのだが−−−
写真では意外にも枯れて茶色くなっている花が多くてビックリ。
目というか脳には、見たいものしか見えていないのだと再認識。
バラも少しだけ。
これはチェリーセージの1種であるホットリップス。直訳すれば熱い唇。そんな情熱的には見えなくて可憐な感じである。
ラベンダーもあった。ただしまだ成長途中のようで、鼻を近づけても花のところを握っても香りはほとんどしなかったのが残念。
もう一段上にあったのが水生植物のエリア。
ここは元浄水場で、当時の姿を残しながら転用しているとのこと。
それにしてもどうして「調布」? 調布市とはちょっと離れているのに。
花が少し水面から離れているが、葉の形からしてこれはハスではなくスイレン。
白以外はなかった。
久しぶりにたくさんのアジサイを眺められて満足。ただよく見る普通のアジサイばかりだったのが残念。もっと鮮やかなブルーや赤それに真っ白いアジサイも見たかった。大田区のホームページによると7品種3000株とある。もっと増やしましょう。ついでにスイレンの色数も。
多摩川台公園には古墳などの遺跡もあるらしいのだが、この後に人と会う約束があったので探検できず。ラベンダーやスイレンが成長した頃にまた訪れましょう。
昨日は自宅にいてどんよりとした天気。それが午後になってしばらくすると急に晴れ上がってきた。天気予報を見ると週末そして来週はすべて雨か曇りマーク。ひょっとして青空の下で満開のアジサイを見られる残り数少ないチャンスかも知れないーーーと思ったらウズウズしてきて(^^ゞ それで出かけてきたのが大田区にある多摩川台公園。
場所は文字通り多摩川のほとりにある。東急東横線でいうと自由が丘→田園調布→多摩川の順番。3月に河津桜を眺めてきたところの近くである。
多摩川駅を降り公園の入口までは1分ほど。
多摩川台公園は多摩川沿いの台地に750メートルに渡って伸びた細長い公園。その東の端、最も駅に近い位置ににアジサイ園がある。看板にピンクで囲みを描いた当たり。
園内の風景。
どこかで見たものに似ている気もするが、これは大田区の「はねぴょん」というゆるキャラ。頭は飛行機の形になっていて羽田空港がモチーフ。誰でも知っている羽田空港だけれど、大田区のイメージとは結びついていないからPRしているのか。もっとも羽田空港が多摩川の河口にあると位置を把握している人自体が少ないが。
雨の日に眺めるアジサイも素敵であるが、
やはり花にはたっぷり日差しが当たっているほうが写真はキレイ。
当然、青空とも一緒に撮りましょう。
明るいだけじゃなく、
こういう明暗のある姿がアジサイには似合う。
アジサイがだんだんと色づいていく様子。
まだベイビーなアジサイも可愛い。
こちらはガクアジサイ。
アジサイは言葉がややこしい。
ガクアジサイは額縁のように縁取りがあるからガクアジサイ。一方で普通の丸い形のアジサイはホンアジサイ。その咲き方をてまり咲きという。手鞠・手毬(てまり)とは日本の伝統的なボールのことね。
そしてホンアジサイもガクアジサイもは花のように見えているのは、本来は花びらを下から支える萼(がく)が変化したもの。額と萼で発音が同じ。
アジサイの本当の花は萼のセンターにあって、そこに極小の花を咲かす。
だからガクアジサイは、開花していないときは粒のように見える花が中央にあり、ガク(萼)でできた花モドキがガク(額)のようにそれを取り囲んでいるガクガクな構造。
木が多くて公園から多摩川はあまり見えない。それと東横線がすぐ近くを走っているので、電車の音がうるさいのがこのアジサイ園の泣き所。
アジサイ園の上はこんな造りになっていた。
上の写真中央の花壇はデイジーが密集して咲いていて、
キレイだと思い近づいて写真を撮ったのだが−−−
写真では意外にも枯れて茶色くなっている花が多くてビックリ。
目というか脳には、見たいものしか見えていないのだと再認識。
バラも少しだけ。
これはチェリーセージの1種であるホットリップス。直訳すれば熱い唇。そんな情熱的には見えなくて可憐な感じである。
ラベンダーもあった。ただしまだ成長途中のようで、鼻を近づけても花のところを握っても香りはほとんどしなかったのが残念。
もう一段上にあったのが水生植物のエリア。
ここは元浄水場で、当時の姿を残しながら転用しているとのこと。
それにしてもどうして「調布」? 調布市とはちょっと離れているのに。
花が少し水面から離れているが、葉の形からしてこれはハスではなくスイレン。
白以外はなかった。
久しぶりにたくさんのアジサイを眺められて満足。ただよく見る普通のアジサイばかりだったのが残念。もっと鮮やかなブルーや赤それに真っ白いアジサイも見たかった。大田区のホームページによると7品種3000株とある。もっと増やしましょう。ついでにスイレンの色数も。
多摩川台公園には古墳などの遺跡もあるらしいのだが、この後に人と会う約束があったので探検できず。ラベンダーやスイレンが成長した頃にまた訪れましょう。
wassho at 22:55|Permalink│Comments(0)│
2017年07月17日
古代蓮の里 その2
ほとんどハスの咲いていなかった古代蓮池と水生植物園の隣にあるのがオニバスの池。
葉や茎にトゲがあるのでオニバス(鬼蓮)と呼ばれているが、これはハスではなくスイレンの仲間。ハスとスイレンは花の形がとてもよく似ているし、漢字だと蓮と睡蓮で字がかぶっている。しかし植物学ではまったくの別系統に分類されいわゆる親戚でもない。
ハスとスイレンの見分け方は
● 雌しべが花托の形かどうか(前回のエントリー参照)
● ハスは水面から茎が伸びて高い位置で花が咲く
スイレンは水面で咲く
写真中央にあるのがオニバスの花。スイレン系統だから水面で咲いている。
水面から姿を見せているのは10センチくらい。花はその一部だからとても小さい。
こんな可愛い花なのに名前がオニなんて。
オニバスは葉の形が面白い。最初は丸くなった状態で水に浮かんでくるらしい。これは葉がある程度が伸びた状態でとてもデコボコしている。
伸びた葉を下から突き破ってツボミが出てくるみたい。
オニバスを見たのは初めてなので満足度高し。
ちなみに絶滅危惧種に指定されている貴重な植物。
ハスがメインの公園ではあるが水生植物園野池の一画にはスイレンもあった。
ハスとスイレン甲乙つけ難し。
養生中と書かれていた一画。枠の中にあるのはホテイアオイ。その周りの赤い部分は土ではなく赤いものが浮いている水。まるで赤潮みたいな光景。この赤いのは何なんだろう?
古代蓮の里ではところどころにボランティアっぽい係員がいて「一番奥の水鳥の池でたくさんハスが咲いています」と案内していた。
これが水鳥の池。まあ古代蓮池と水生植物園よりは咲いているものの、やはり見頃とっくに過ぎの感は否めない。
ハスより公園の外に広がる水田のほうが見応えがあったりして。
お約束の下から写真も曇り空なのでーーー。
とりあえず池の周りをグルッと一周して退散。
このタワーは古代蓮会館。下の階にハス関連の展示があって上部は展望室になっている。ハスの咲いていない池を上から眺めても仕方ないのでパス。本当はこんな光景を期待していたのに。
このタワーからは公園の隣にある「田んぼアート」も見ることができる。でもまだちょっと時期が早い。
公園の入口付近に戻る。それにしても暑かった。まだ午前中の早い時間帯で気温はおそらく30度を少し超えた程度。それに天候も曇りだから直射日光もあまりなかったが、湿度がとても高い。それと風がまったくなかったのがきつかった。ハンカチは汗を絞れる状態に(>_<)
堪らずかき氷。
抹茶シロップに練乳がけ。
かき氷を食べるのは実に実に久し振り。最後に食べたのはあまりに昔でいつのことかまったく覚えていない。少なくともこの10年に食べていないことは確か。ひょっとしたら30年振りくらいかも。頭にキーンと来ないか心配したが問題なし。ストローの先を潰したような小さなスプーンで少しずつしか食べられなかったのがよかったのかも。あるいは単に頭の働きが鈍っているだけだったりして(^^ゞ
それでまだ午前9時40分!
iPhoneで地図を開いてどこか面白そうなところはないかと探すと、渡良瀬遊水池と秩父の長瀞がそれぞれ約1時間の距離。少し考えたが暑さに体力を奪われたのと、ハスの花があまり咲いていなくてテンションが下がってしまったので、この日は腹三分目で帰ることに。
ところで最寄りの東北自動車道のインターは羽生である。でも来る時にナビは1つ手前の加須・栗橋インターを指示した。それを無視して羽生で降りたが、駐車場で目的地を自宅にセットするとナビは往きに来た道路と反対方向に曲がる指示を出す。たぶん加須・栗橋インターに向かわせるのだろうと考え、それもいいかと走りだす。
しかし、しばらく走ると国道17号線に出た。アレッと思ったがこのあたりの土地勘もないし、道路は空いていて快走だったのでそのまま走る。ひょっとして関越自動車道に誘導する気か?などと考えているうちに、どんどんと走り続けるもナビからは何の誘導もなし。首都高大宮線の最初の入口である与野まで来て、やっと初めてそれに入るようにとの指示。
結局、無意味に約30キロほど一般道を走る羽目に。久し振りにBMW純正ナビの欠陥プログラムの被害を受けた。こいつは湘南の逗子あたりでもいつもおかしな道案内をする。ユーザーの皆さんはご注意を。
悲劇はまだ続く。
首都高の大宮線はそのまま池袋線となり、それをまっすぐ進むと中央環状線に入る。つまり高温殺人トンネルの山手トンネルである。高速道路上は既に36度に達していたので、暑さで頭が回らなくて気がついた時はトンネル入口に来てしまっていた(>_<)
往きの午前6時半過ぎで気温29.5度の時にトンネル内が36.5度である。その温度上昇の計算を当てはめると43度になる。しかも少し渋滞している。次の出口で地上に上がることを覚悟してトンネル突入。
しかしである。
トンネル内は38度までしか気温が上がらなかった。とんでもなく暑いことに変わりはないが、トンネルに入る前が既に36度で高温に身体が慣れていたせいか、意外と我慢できた。これにはかなりビックリ。それでも富ヶ谷の出口で地上に出た時は「ここは軽井沢か」と思うくらい涼しく感じたけれど。
走行156キロで正午少し前に帰宅。ナビがアホじゃなければもう30分早く戻って来られたかも。それでもツーリングで最も早い時刻の帰宅記録達成。さて今年の夏は暑さにめげずに何回ツーリングできるかな。
おしまい
葉や茎にトゲがあるのでオニバス(鬼蓮)と呼ばれているが、これはハスではなくスイレンの仲間。ハスとスイレンは花の形がとてもよく似ているし、漢字だと蓮と睡蓮で字がかぶっている。しかし植物学ではまったくの別系統に分類されいわゆる親戚でもない。
ハスとスイレンの見分け方は
● 雌しべが花托の形かどうか(前回のエントリー参照)
● ハスは水面から茎が伸びて高い位置で花が咲く
スイレンは水面で咲く
写真中央にあるのがオニバスの花。スイレン系統だから水面で咲いている。
水面から姿を見せているのは10センチくらい。花はその一部だからとても小さい。
こんな可愛い花なのに名前がオニなんて。
オニバスは葉の形が面白い。最初は丸くなった状態で水に浮かんでくるらしい。これは葉がある程度が伸びた状態でとてもデコボコしている。
伸びた葉を下から突き破ってツボミが出てくるみたい。
オニバスを見たのは初めてなので満足度高し。
ちなみに絶滅危惧種に指定されている貴重な植物。
ハスがメインの公園ではあるが水生植物園野池の一画にはスイレンもあった。
ハスとスイレン甲乙つけ難し。
養生中と書かれていた一画。枠の中にあるのはホテイアオイ。その周りの赤い部分は土ではなく赤いものが浮いている水。まるで赤潮みたいな光景。この赤いのは何なんだろう?
古代蓮の里ではところどころにボランティアっぽい係員がいて「一番奥の水鳥の池でたくさんハスが咲いています」と案内していた。
これが水鳥の池。まあ古代蓮池と水生植物園よりは咲いているものの、やはり見頃とっくに過ぎの感は否めない。
ハスより公園の外に広がる水田のほうが見応えがあったりして。
お約束の下から写真も曇り空なのでーーー。
とりあえず池の周りをグルッと一周して退散。
このタワーは古代蓮会館。下の階にハス関連の展示があって上部は展望室になっている。ハスの咲いていない池を上から眺めても仕方ないのでパス。本当はこんな光景を期待していたのに。
このタワーからは公園の隣にある「田んぼアート」も見ることができる。でもまだちょっと時期が早い。
公園の入口付近に戻る。それにしても暑かった。まだ午前中の早い時間帯で気温はおそらく30度を少し超えた程度。それに天候も曇りだから直射日光もあまりなかったが、湿度がとても高い。それと風がまったくなかったのがきつかった。ハンカチは汗を絞れる状態に(>_<)
堪らずかき氷。
抹茶シロップに練乳がけ。
かき氷を食べるのは実に実に久し振り。最後に食べたのはあまりに昔でいつのことかまったく覚えていない。少なくともこの10年に食べていないことは確か。ひょっとしたら30年振りくらいかも。頭にキーンと来ないか心配したが問題なし。ストローの先を潰したような小さなスプーンで少しずつしか食べられなかったのがよかったのかも。あるいは単に頭の働きが鈍っているだけだったりして(^^ゞ
それでまだ午前9時40分!
iPhoneで地図を開いてどこか面白そうなところはないかと探すと、渡良瀬遊水池と秩父の長瀞がそれぞれ約1時間の距離。少し考えたが暑さに体力を奪われたのと、ハスの花があまり咲いていなくてテンションが下がってしまったので、この日は腹三分目で帰ることに。
ところで最寄りの東北自動車道のインターは羽生である。でも来る時にナビは1つ手前の加須・栗橋インターを指示した。それを無視して羽生で降りたが、駐車場で目的地を自宅にセットするとナビは往きに来た道路と反対方向に曲がる指示を出す。たぶん加須・栗橋インターに向かわせるのだろうと考え、それもいいかと走りだす。
しかし、しばらく走ると国道17号線に出た。アレッと思ったがこのあたりの土地勘もないし、道路は空いていて快走だったのでそのまま走る。ひょっとして関越自動車道に誘導する気か?などと考えているうちに、どんどんと走り続けるもナビからは何の誘導もなし。首都高大宮線の最初の入口である与野まで来て、やっと初めてそれに入るようにとの指示。
結局、無意味に約30キロほど一般道を走る羽目に。久し振りにBMW純正ナビの欠陥プログラムの被害を受けた。こいつは湘南の逗子あたりでもいつもおかしな道案内をする。ユーザーの皆さんはご注意を。
悲劇はまだ続く。
首都高の大宮線はそのまま池袋線となり、それをまっすぐ進むと中央環状線に入る。つまり高温殺人トンネルの山手トンネルである。高速道路上は既に36度に達していたので、暑さで頭が回らなくて気がついた時はトンネル入口に来てしまっていた(>_<)
往きの午前6時半過ぎで気温29.5度の時にトンネル内が36.5度である。その温度上昇の計算を当てはめると43度になる。しかも少し渋滞している。次の出口で地上に上がることを覚悟してトンネル突入。
しかしである。
トンネル内は38度までしか気温が上がらなかった。とんでもなく暑いことに変わりはないが、トンネルに入る前が既に36度で高温に身体が慣れていたせいか、意外と我慢できた。これにはかなりビックリ。それでも富ヶ谷の出口で地上に出た時は「ここは軽井沢か」と思うくらい涼しく感じたけれど。
走行156キロで正午少し前に帰宅。ナビがアホじゃなければもう30分早く戻って来られたかも。それでもツーリングで最も早い時刻の帰宅記録達成。さて今年の夏は暑さにめげずに何回ツーリングできるかな。
おしまい
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2017年06月17日
桂林寺で睡蓮(スイレン)
梅雨なのにどういうわけか週末になるとカラッと晴れるので、渋々仕方なく先週に引き続いてバイクでツーリング(^^ゞ
6月11日に潮来あやめ園で見たハナショウブもよかったが、実は少しだけ咲いていたスイレンが大変印象に残った。モネの絵では馴染み深いが、ひょっとしたらスイレンが実際に咲いているのをしっかり見たことがあったかなと。
それでスイレンを見に行こうと考える。しかしハスの名所はたくさんあるがスイレンは意外と少ない。日帰りでいける範囲で何とか見つけたのが山梨県都留市(つる・し)にある桂林寺というお寺。仏教にゆかりのハスがある寺は多いけれどスイセンとは珍しい。2週続けてのツーリングとしてはちょっと遠いのが難点ではあるが、これから本格的な梅雨になって、しばらくはツーリングに行けないに違いないと言い訳して。
都留市まで足を伸ばせば、その後はいろんなプランが考えられる。あまりハードなクネクネを走る気になれなかったので、そのまま山中湖へ降りて、その途中の富士吉田市で名物の吉田うどんを食べることにした。そして山中湖の後はまたしても温泉。今回は裾野市にあるヘルシーパーク裾野というところに立ち寄ってきた。

桂林寺のホームページによると、ハスと違ってスイレンは太陽が高くなってから咲くので昼過ぎが見頃とのこと。それにあわせて出発は午前10時前。気温は25〜26度くらいで日差しも強かったので、今週はメッシュ革ジャンでも寒いということはなし。中央自動車道は途中そこそこの渋滞。
桂林寺は中央自動車道を大月ジャンクションで河口湖に向かう富士吉田線に乗り換え、都留インターを降りて5分くらいのところにある。ナビも設定できたがホームページに写真付き道案内があったのでスムーズに着くことができた。
桂林寺に到着は正午頃。
かなり傾斜のある駐車場で、帰りはどうUターンしようかなと考えながらバイクを駐める。写真を撮った時は私のバイクだけだが、ここに着いた時は法事客のような人たちのクルマで一杯でこのスペースにしか空きがなかった。
駐車場から少し上がると、寺の横側から境内に入る形になる。
桂林寺は戦国時代までさかのぼれる古刹。もっとも始まりは平安時代に空海がこの地を訪れーーーと、よくある弘法大師伝説をその由来としているみたい。
鐘楼(しょうろう)
本堂は新しく建て替えられた様子。
本堂の隣に薬師如来堂があり、
その間を通って、本堂の裏手に回ればスイレンの咲いている池がある。
桂林寺はごく普通規模のお寺なので、そんなに大きな池でないことは想定内。それでも思っていたサイズの半分くらいだった。
とはいってもスイレンがきれいに咲いて、なかなかの佇まい。
池の背景となる裏山の庭もよく手入れされている。
潮来あやめ園では高い位置からしかスイレンを眺められないのが物足りなかった。しかしここでは水面近くでカメラを構えると、時々こんな大きな鯉が跳ねてビックリさせられる。
モネになった気分(^^ゞ
住職の奥様と思われる方が出てこられて少し雑談。お茶もいただく。スイレンが一番たくさん咲いていた時期は少し前だったらしい。
実は駐車場に駐める時に地元の人に話しかけられ、花つながりで河口湖のラベンダーの話などしたのだが、その人が私のことを伝えてくれていた。バイクで来るなんて人間は珍しかったのかな。都会で暮らしていると寺には葬式以外に接点はないが、こういうところでは地域のコミュニケーションがあってぬくもりを感じる。
本堂に戻る途中にあった弁財天と叶が池の案内。叶が池は「かのうがいけ」と読むのかな。
どんな日照りでも枯れないという伝説。叶が池は叶井とも呼ばれ、それが転じてこのあたりの地名である金井となったらしい。この文章ではこの井戸を守るために桂林寺が建てられたとある。
葉っぱが浮いていて見た目は悪いが、水はきれいそうだった。
叶が池の隣に弁財天。七福神の絵を年賀状とかで見ることがあったら、その中で描かれている女性の神様が弁財天。
本堂のエリアにあった観音菩薩。菩薩には性別がないとの議論もあるが、観音菩薩も女性的な姿のものが多い。
下から続く階段。本来はこちらが参道のようだ。
見回すと桂林寺はあちこちにきれいな花が咲いている。あの奥さんが育てているのかな。
黄色い花のウチワサボテン。本体の形が平べったいから団扇(うちわ)と呼ぶ。どちらかというとシャモジに似てると思う。
光り輝いていたマツバギク。松葉のように細い花びらで菊みたいな形だからこの名前。
ラムズイヤーのようにうぶ毛で覆われているのはリクニス・コロナリア。和名はなぜか酔仙翁(スイセンノウ)。
ラークスパーかな(自信なし)。
スイレンをじっくり見られたし、ごく僅かだったが知らない土地の人と話もできて楽しかった。ちなみにスイレンよりハスのほうが咲くのが遅くて真夏に見頃となる。梅雨が「明けたら」ハス・ツーリングも行こう!
ーーー続く
6月11日に潮来あやめ園で見たハナショウブもよかったが、実は少しだけ咲いていたスイレンが大変印象に残った。モネの絵では馴染み深いが、ひょっとしたらスイレンが実際に咲いているのをしっかり見たことがあったかなと。
それでスイレンを見に行こうと考える。しかしハスの名所はたくさんあるがスイレンは意外と少ない。日帰りでいける範囲で何とか見つけたのが山梨県都留市(つる・し)にある桂林寺というお寺。仏教にゆかりのハスがある寺は多いけれどスイセンとは珍しい。2週続けてのツーリングとしてはちょっと遠いのが難点ではあるが、これから本格的な梅雨になって、しばらくはツーリングに行けないに違いないと言い訳して。
都留市まで足を伸ばせば、その後はいろんなプランが考えられる。あまりハードなクネクネを走る気になれなかったので、そのまま山中湖へ降りて、その途中の富士吉田市で名物の吉田うどんを食べることにした。そして山中湖の後はまたしても温泉。今回は裾野市にあるヘルシーパーク裾野というところに立ち寄ってきた。

桂林寺のホームページによると、ハスと違ってスイレンは太陽が高くなってから咲くので昼過ぎが見頃とのこと。それにあわせて出発は午前10時前。気温は25〜26度くらいで日差しも強かったので、今週はメッシュ革ジャンでも寒いということはなし。中央自動車道は途中そこそこの渋滞。
桂林寺は中央自動車道を大月ジャンクションで河口湖に向かう富士吉田線に乗り換え、都留インターを降りて5分くらいのところにある。ナビも設定できたがホームページに写真付き道案内があったのでスムーズに着くことができた。
桂林寺に到着は正午頃。
かなり傾斜のある駐車場で、帰りはどうUターンしようかなと考えながらバイクを駐める。写真を撮った時は私のバイクだけだが、ここに着いた時は法事客のような人たちのクルマで一杯でこのスペースにしか空きがなかった。
駐車場から少し上がると、寺の横側から境内に入る形になる。
桂林寺は戦国時代までさかのぼれる古刹。もっとも始まりは平安時代に空海がこの地を訪れーーーと、よくある弘法大師伝説をその由来としているみたい。
鐘楼(しょうろう)
本堂は新しく建て替えられた様子。
本堂の隣に薬師如来堂があり、
その間を通って、本堂の裏手に回ればスイレンの咲いている池がある。
桂林寺はごく普通規模のお寺なので、そんなに大きな池でないことは想定内。それでも思っていたサイズの半分くらいだった。
とはいってもスイレンがきれいに咲いて、なかなかの佇まい。
池の背景となる裏山の庭もよく手入れされている。
潮来あやめ園では高い位置からしかスイレンを眺められないのが物足りなかった。しかしここでは水面近くでカメラを構えると、時々こんな大きな鯉が跳ねてビックリさせられる。
モネになった気分(^^ゞ
住職の奥様と思われる方が出てこられて少し雑談。お茶もいただく。スイレンが一番たくさん咲いていた時期は少し前だったらしい。
実は駐車場に駐める時に地元の人に話しかけられ、花つながりで河口湖のラベンダーの話などしたのだが、その人が私のことを伝えてくれていた。バイクで来るなんて人間は珍しかったのかな。都会で暮らしていると寺には葬式以外に接点はないが、こういうところでは地域のコミュニケーションがあってぬくもりを感じる。
本堂に戻る途中にあった弁財天と叶が池の案内。叶が池は「かのうがいけ」と読むのかな。
どんな日照りでも枯れないという伝説。叶が池は叶井とも呼ばれ、それが転じてこのあたりの地名である金井となったらしい。この文章ではこの井戸を守るために桂林寺が建てられたとある。
葉っぱが浮いていて見た目は悪いが、水はきれいそうだった。
叶が池の隣に弁財天。七福神の絵を年賀状とかで見ることがあったら、その中で描かれている女性の神様が弁財天。
本堂のエリアにあった観音菩薩。菩薩には性別がないとの議論もあるが、観音菩薩も女性的な姿のものが多い。
下から続く階段。本来はこちらが参道のようだ。
見回すと桂林寺はあちこちにきれいな花が咲いている。あの奥さんが育てているのかな。
黄色い花のウチワサボテン。本体の形が平べったいから団扇(うちわ)と呼ぶ。どちらかというとシャモジに似てると思う。
光り輝いていたマツバギク。松葉のように細い花びらで菊みたいな形だからこの名前。
ラムズイヤーのようにうぶ毛で覆われているのはリクニス・コロナリア。和名はなぜか酔仙翁(スイセンノウ)。
ラークスパーかな(自信なし)。
スイレンをじっくり見られたし、ごく僅かだったが知らない土地の人と話もできて楽しかった。ちなみにスイレンよりハスのほうが咲くのが遅くて真夏に見頃となる。梅雨が「明けたら」ハス・ツーリングも行こう!
ーーー続く
wassho at 19:58|Permalink│Comments(0)│
2017年06月13日
潮来あやめ園 その2
ハナショウブが咲く期間はあやめ祭りということになっている。普段と何が違うかというと夜にライトアップされること、前回のエントリーで紹介した手漕ぎの「ろ舟」で遊覧できること。なお「ろ舟」は潮来市の運営と観光に力が入っている。そして一番の名物が嫁入り舟のイベントである。
ろ舟がこの地域の交通手段だった頃、嫁入り行列的にお披露目としても使われていたらしい。あやめ祭りの嫁入り舟はそれを再現したもの。
そのイベントのことは知っていたけれど、舟で川を下ってくるだけのものだと思っていた。ところが園内でハナショウブを見ていると「まもなく嫁入り舟が始まります。お嫁さんまず徒歩で園内を進み、その後に舟に乗ります」というアナウンス。ちなみに園内アナウンスは花嫁ではなく、お嫁さんといっていたのでブログでもそれにあわせている。
一部の通路はお嫁さんが通るために閉鎖され、フェンスの外側で待ち構える人たち。
お嫁さん登場。どこかからここまでは人力車で運ばれて来るとアナウンスがあったが、私のいた場所からその光景は見えず。ここから園内の中央を通り舟の乗り場に向かう。
偶然にもベストポジションに陣取っていた。
ゆっくりと進んでいくお嫁さん。
お嫁さんの紹介と共に、潮来に対する思いを綴った文章がアナウンスで朗読される。結婚式でよくある両親への作文みたいな感じ。幼い頃に両親に連れられてこのあやめ園にもよく来たとかなんとか。私の隣にいたオバちゃん達は「泣けるわ〜」といいながら満面の笑顔だった(^^ゞ
まさにアヤメのバージンロード。この先を左に曲がったところが舟の乗り場。お嫁さんの前後にいる男女は両親ではなく仲人。
嫁入り舟はアトラクションとしてのパレードではなく本物の花嫁。
もっとも募集要項を見ると、出身地や国籍は問わないとあるので誰でも応募できるみたい。またアヤメの咲く6月の1年前までに結婚したか、1年後までに結婚予定と条件はかなり緩やか。応募して選ばれる倍率は不明だが、あやめ祭り期間中に30組ほどが参加するとのことで人気のあるイベントである。結婚式を挙げなかった人が、この嫁入り舟を利用して両親に花嫁姿を見せるということもあるらしい。写真だとフ〜ンという感じかも知れないが、実際に目の前で見るとちょっと感動するよ。
いよいよ嫁入り舟で川下り。
新郎が常陸利根川の水門にあるイベント広場で待っているという趣向。
園内を練り歩いている時はスピーカーからの音楽だったが、
川下りは演奏隊の舟が伴走する。
お幸せに\(^o^)/
さて園内を下流に向かって進んでいく。
水門近くまで来た。写真の中央のモジャモジャと密集している葉っぱはスイレン。
気品ある美しさ。次はスイレンの名所を探そうかな。
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブは似ていて見分けが付きにくいが、スイレンとハスも見た目はそっくり。水面に咲いているのがスイレンで(例外もあるが)、茎が伸びて水面より高い位置に咲いているのがハス。またハスの花の中心はレンコンみたいな形をしている。(ハスの茎がレンコンである)
水門のところへ上がる。
常陸利根川。霞ヶ浦が源流で犬吠埼の手前で利根川と合流して太平洋に注ぐ。対岸は千葉県香取市。雲が厚くて風景がさえない。
あやめ園の一番下流側から上流を見たところ。
ハナショウブをアップでいろいろ。潮来あやめ園は500品種100万株のハナショウブがあるという。ひとつの花が咲いているのは3日間ほど。花の命は短くてーーーなのである。
この色模様が一番多く咲いていたように思う。
少し色つきが薄いバージョン。
クッキリ輪郭なハナショウブ。
中央に小さく3つに分かれているが花柱と呼ばれる雌しべ。雄しべは花柱の下に隠れている。ハナショウブは雌しべの姿を愛でるのが通らしい。
淡い青紫バージョン。
ホワイト。
紫を2色。
何となくピエロのメーキャップを連想する(^^ゞ
マーブル模様のハナショウブ。
一部だけがマーブル。
マーブルで立ち上がっている部分が内花被片、白く横に広がっている部分を外花被片と呼ぶ。平たくいえば内側の花びらと外側の花びらで、外花被片はガク(ヘタ)に近いものらしい。アヤメは内花被片がしっかり立つが、ハナショウブはサイズが大きいので内花被片もクターっとしていることのほうが多い。
ピンク。
ハナショウブなどアヤメ類はすごく「和」を感じさせる花。今回は白無垢姿の花嫁まで見たのでなおさら。たまにはこんなことがないと自分が日本人だと忘れがち(^^ゞ
ーーー続く
ろ舟がこの地域の交通手段だった頃、嫁入り行列的にお披露目としても使われていたらしい。あやめ祭りの嫁入り舟はそれを再現したもの。
そのイベントのことは知っていたけれど、舟で川を下ってくるだけのものだと思っていた。ところが園内でハナショウブを見ていると「まもなく嫁入り舟が始まります。お嫁さんまず徒歩で園内を進み、その後に舟に乗ります」というアナウンス。ちなみに園内アナウンスは花嫁ではなく、お嫁さんといっていたのでブログでもそれにあわせている。
一部の通路はお嫁さんが通るために閉鎖され、フェンスの外側で待ち構える人たち。
お嫁さん登場。どこかからここまでは人力車で運ばれて来るとアナウンスがあったが、私のいた場所からその光景は見えず。ここから園内の中央を通り舟の乗り場に向かう。
偶然にもベストポジションに陣取っていた。
ゆっくりと進んでいくお嫁さん。
お嫁さんの紹介と共に、潮来に対する思いを綴った文章がアナウンスで朗読される。結婚式でよくある両親への作文みたいな感じ。幼い頃に両親に連れられてこのあやめ園にもよく来たとかなんとか。私の隣にいたオバちゃん達は「泣けるわ〜」といいながら満面の笑顔だった(^^ゞ
まさにアヤメのバージンロード。この先を左に曲がったところが舟の乗り場。お嫁さんの前後にいる男女は両親ではなく仲人。
嫁入り舟はアトラクションとしてのパレードではなく本物の花嫁。
もっとも募集要項を見ると、出身地や国籍は問わないとあるので誰でも応募できるみたい。またアヤメの咲く6月の1年前までに結婚したか、1年後までに結婚予定と条件はかなり緩やか。応募して選ばれる倍率は不明だが、あやめ祭り期間中に30組ほどが参加するとのことで人気のあるイベントである。結婚式を挙げなかった人が、この嫁入り舟を利用して両親に花嫁姿を見せるということもあるらしい。写真だとフ〜ンという感じかも知れないが、実際に目の前で見るとちょっと感動するよ。
いよいよ嫁入り舟で川下り。
新郎が常陸利根川の水門にあるイベント広場で待っているという趣向。
園内を練り歩いている時はスピーカーからの音楽だったが、
川下りは演奏隊の舟が伴走する。
お幸せに\(^o^)/
さて園内を下流に向かって進んでいく。
水門近くまで来た。写真の中央のモジャモジャと密集している葉っぱはスイレン。
気品ある美しさ。次はスイレンの名所を探そうかな。
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブは似ていて見分けが付きにくいが、スイレンとハスも見た目はそっくり。水面に咲いているのがスイレンで(例外もあるが)、茎が伸びて水面より高い位置に咲いているのがハス。またハスの花の中心はレンコンみたいな形をしている。(ハスの茎がレンコンである)
水門のところへ上がる。
常陸利根川。霞ヶ浦が源流で犬吠埼の手前で利根川と合流して太平洋に注ぐ。対岸は千葉県香取市。雲が厚くて風景がさえない。
あやめ園の一番下流側から上流を見たところ。
ハナショウブをアップでいろいろ。潮来あやめ園は500品種100万株のハナショウブがあるという。ひとつの花が咲いているのは3日間ほど。花の命は短くてーーーなのである。
この色模様が一番多く咲いていたように思う。
少し色つきが薄いバージョン。
クッキリ輪郭なハナショウブ。
中央に小さく3つに分かれているが花柱と呼ばれる雌しべ。雄しべは花柱の下に隠れている。ハナショウブは雌しべの姿を愛でるのが通らしい。
淡い青紫バージョン。
ホワイト。
紫を2色。
何となくピエロのメーキャップを連想する(^^ゞ
マーブル模様のハナショウブ。
一部だけがマーブル。
マーブルで立ち上がっている部分が内花被片、白く横に広がっている部分を外花被片と呼ぶ。平たくいえば内側の花びらと外側の花びらで、外花被片はガク(ヘタ)に近いものらしい。アヤメは内花被片がしっかり立つが、ハナショウブはサイズが大きいので内花被片もクターっとしていることのほうが多い。
ピンク。
ハナショウブなどアヤメ類はすごく「和」を感じさせる花。今回は白無垢姿の花嫁まで見たのでなおさら。たまにはこんなことがないと自分が日本人だと忘れがち(^^ゞ
ーーー続く
wassho at 21:21|Permalink│Comments(0)│
2016年07月06日
軽井沢レイクガーデンでバラ鑑賞 その2
イングリッシュローズガーデンと名付けられている最初の島に渡る。
見ての通りなんとも美しいガーデン。軽井沢まで2時間半バイクを走らせて体中に巡ったアドレナリンが、スーッと抜けていくのを感じる。バラの花数はやや少ないところもあったが、大変手入れが行き届いていて痛みが進んだバラは見なかった。早めに摘み取るから花数が少ないのかもしれない。
またガーデン全体にバラの香りが濃く漂ってちょっと夢見心地。あちこちのバラ園を訪れているが、なぜか香りを感じれれる時と感じられない時がある(近づいてクンクンすればもちろん感じられるが)。品種の違い?風の影響?理由はよくわからないが、敷地にいるだけで香りがすることのほうが少ないというのが経験則。
この橋を越えるとメインの島に入る。
橋の上から。右側がイングリッシュローズガーデン。
ウッドチップを踏みしめながら歩く。
花が咲いていなくても美しい草木。
これはアスチルベかな。
対岸に渡る水上遊歩道。
そのたもとに咲いていたハナショウブ。
先日、ジャーマンアイリスを見に出かけて、そのゴージャスさを堪能してきたが、日本のものにはやはり日本的なよさがあるなと実感。
水上遊歩道の上から。
咲いているのは葉の形からスイレンに間違いない。
しかし花びらの数が少なくて私の知っているスイレンとはずいぶん違う。
岸辺に並んでいる少し古ぼけた「昔モダン」なイメージの建物にはいろんなお店が入っている。ただし入口は道路に面した反対側で、こちらから見えるのは建物の裏。
軽井沢レイクガーデンは、軽井沢レイクニュータウンという軽井沢の中でも最大規模の別荘地の中心部にある。別荘地の開発が始まったのは1970年代の初め辺りで、バブル全盛期には池を掘って、それにスイスとフランスにまたがる湖と同じレマン湖という恥ずかしい名前をつけ(^^ゞ、三越も出店して南軽井沢ではもっとも賑やかな場所だった。
やがてバブルが崩壊し、三越やその他多数のショップも撤退。周りにあったリゾートホテルも廃墟状態となった。2000年前後には池=レマン湖の水も抜かれていたらしい。そこから先はあまり詳しく知らないのだが、10年ちょっと前あたりから、バブルの頃にショッピングエリアだったレマン湖を観光ガーデンに作り替えたのが軽井沢レイクガーデンといういきさつ。軽井沢レイクガーデンではレマン湖とは呼んでいないものの、グーグルマップでは今でもレマン湖と表示される。上の写真の建物群も一時は廃墟状態だったらしいが、今では半分くらいはお店が入っているとのこと。(帰りに店の前を通るのを忘れたので確認できず)
また軽井沢レイクニュータウンはある年代以上の日本人なら誰でもが知っている事件の舞台にもなった。それは連合赤軍の浅間山荘事件。クレーン車から巨大な鉄球をぶつけられた浅間山荘は驚いたことに現存しており、地図で確認すると軽井沢レイクガーデンから直線距離で800メートルほどの位置にある。
あまり知られていないが浅間山荘は河合楽器が所有する保養所だった。ちょっと気になって河合楽器の会社沿革を調べてみると、事件が起きた1972年(昭和47年)には「ピアノ生産累計台数50万台達成」と「住宅機器に進出」と書かれているだけだった。なお現在、浅間山荘は中国企業が投資目的で所有しているみたい。
さて水上遊歩道で対岸に渡ると、また見事なバラ園が広がっていた。
湖の隅のほうからハープの音色が聞こえたので行ってみると、ハープの演奏をバックに絵本の朗読会をやっていた。
こんな風に絵本を聞くのは初めて。もちろん絵本だからたいした内容の話ではないのだが、何となくおもしろくて休憩もかねて10分くらい聞いていた。ただ絵本は朗読者から離れた席からはよく見えない。絵も楽しんでこその絵本なので、朗読会用の特大サイズのものがあればいいのにと思う。
また岸辺の散策路に戻る。
この道の左側には別荘が建っているのだが、この建物だけがちょっと異質。単に新築で洒落たデザインなのか、あるいは結婚式場か何かなのかもしれない。
他の別荘はこんな感じ。
この場所に建っている別荘は自分の庭から直接このレイクガーデンに入ることができる。つまりは一等地ともいえるが、庭の向こうをレイクガーデンの来場者が歩いているわけで落ち着かないかもしれない。まあ買う気はないから心配することもないけれど。
この付近はフレグランスローズパスという名前がついている。とにかく美しい光景で、どこでカメラを構えても絵になる。
ーーー続く
見ての通りなんとも美しいガーデン。軽井沢まで2時間半バイクを走らせて体中に巡ったアドレナリンが、スーッと抜けていくのを感じる。バラの花数はやや少ないところもあったが、大変手入れが行き届いていて痛みが進んだバラは見なかった。早めに摘み取るから花数が少ないのかもしれない。
またガーデン全体にバラの香りが濃く漂ってちょっと夢見心地。あちこちのバラ園を訪れているが、なぜか香りを感じれれる時と感じられない時がある(近づいてクンクンすればもちろん感じられるが)。品種の違い?風の影響?理由はよくわからないが、敷地にいるだけで香りがすることのほうが少ないというのが経験則。
この橋を越えるとメインの島に入る。
橋の上から。右側がイングリッシュローズガーデン。
ウッドチップを踏みしめながら歩く。
花が咲いていなくても美しい草木。
これはアスチルベかな。
対岸に渡る水上遊歩道。
そのたもとに咲いていたハナショウブ。
先日、ジャーマンアイリスを見に出かけて、そのゴージャスさを堪能してきたが、日本のものにはやはり日本的なよさがあるなと実感。
水上遊歩道の上から。
咲いているのは葉の形からスイレンに間違いない。
しかし花びらの数が少なくて私の知っているスイレンとはずいぶん違う。
岸辺に並んでいる少し古ぼけた「昔モダン」なイメージの建物にはいろんなお店が入っている。ただし入口は道路に面した反対側で、こちらから見えるのは建物の裏。
軽井沢レイクガーデンは、軽井沢レイクニュータウンという軽井沢の中でも最大規模の別荘地の中心部にある。別荘地の開発が始まったのは1970年代の初め辺りで、バブル全盛期には池を掘って、それにスイスとフランスにまたがる湖と同じレマン湖という恥ずかしい名前をつけ(^^ゞ、三越も出店して南軽井沢ではもっとも賑やかな場所だった。
やがてバブルが崩壊し、三越やその他多数のショップも撤退。周りにあったリゾートホテルも廃墟状態となった。2000年前後には池=レマン湖の水も抜かれていたらしい。そこから先はあまり詳しく知らないのだが、10年ちょっと前あたりから、バブルの頃にショッピングエリアだったレマン湖を観光ガーデンに作り替えたのが軽井沢レイクガーデンといういきさつ。軽井沢レイクガーデンではレマン湖とは呼んでいないものの、グーグルマップでは今でもレマン湖と表示される。上の写真の建物群も一時は廃墟状態だったらしいが、今では半分くらいはお店が入っているとのこと。(帰りに店の前を通るのを忘れたので確認できず)
また軽井沢レイクニュータウンはある年代以上の日本人なら誰でもが知っている事件の舞台にもなった。それは連合赤軍の浅間山荘事件。クレーン車から巨大な鉄球をぶつけられた浅間山荘は驚いたことに現存しており、地図で確認すると軽井沢レイクガーデンから直線距離で800メートルほどの位置にある。
あまり知られていないが浅間山荘は河合楽器が所有する保養所だった。ちょっと気になって河合楽器の会社沿革を調べてみると、事件が起きた1972年(昭和47年)には「ピアノ生産累計台数50万台達成」と「住宅機器に進出」と書かれているだけだった。なお現在、浅間山荘は中国企業が投資目的で所有しているみたい。
さて水上遊歩道で対岸に渡ると、また見事なバラ園が広がっていた。
湖の隅のほうからハープの音色が聞こえたので行ってみると、ハープの演奏をバックに絵本の朗読会をやっていた。
こんな風に絵本を聞くのは初めて。もちろん絵本だからたいした内容の話ではないのだが、何となくおもしろくて休憩もかねて10分くらい聞いていた。ただ絵本は朗読者から離れた席からはよく見えない。絵も楽しんでこその絵本なので、朗読会用の特大サイズのものがあればいいのにと思う。
また岸辺の散策路に戻る。
この道の左側には別荘が建っているのだが、この建物だけがちょっと異質。単に新築で洒落たデザインなのか、あるいは結婚式場か何かなのかもしれない。
他の別荘はこんな感じ。
この場所に建っている別荘は自分の庭から直接このレイクガーデンに入ることができる。つまりは一等地ともいえるが、庭の向こうをレイクガーデンの来場者が歩いているわけで落ち着かないかもしれない。まあ買う気はないから心配することもないけれど。
この付近はフレグランスローズパスという名前がついている。とにかく美しい光景で、どこでカメラを構えても絵になる。
ーーー続く
wassho at 08:55|Permalink│Comments(0)│
2013年11月05日
神代植物公園でバラとダリア その2
バラのアップの写真なんて、過去3回のブログの時と代わり映えしないけれど。
まあ、せっかく撮ったし。
貼り付けたのはできるだけまともな写真を選んでいるが、いつもながらピントがずれた写真がたくさんでガッカリ。風はほとんどなかったからバラが揺れてブレたのではないと思う。オートフォーカスを諦めてマニュアルで撮ればいいのだが、それもなかなか面倒で。あまり手間を掛けると、花を見に来たのか写真を撮りに来たのかわからなくなってしまう。
ところで今回はアップで撮った後に、普段は滅多に見ないカメラのモニターを多少は見るようにした。しかし小さなモニター=縮小された画像では、よほどピントを外さない限りピンぼけを認識することは難しいことがわかった。ブログのページに貼り付けた写真ではピントが合っているように見えても、クリックして拡大するとボヤッとしているのと同じ理屈。
NEX-5Nのオートフォーカスの出来が悪いといっても、さすがにカメラの小さなモニターでわかるほど大きくは外さない。もちろんカメラのモニターを拡大表示にすれば、ピントが合っているかどうかを正確に確認できる。でもそんなことをするより、何枚も撮ればどれかピントがあった写真があるだろうというのが私のスタイル。
パルテノン神殿の横に小径があったので少し歩いてみた。
この写真だけ見ると、すごく深い森に入ったみたいだ。
ベンチと落ち葉。
イエローオータム。
芝生の広場に出た。
これはパンパグラスという植物。
ジャンボなススキといったところ。わりとあちこちの公園に植えられている。
ちょっと小振りのパンパグラス。
穂先は柔らかそうだが、背が高すぎて触ってみることはできない。
おヘソに「と」の文字があるこのエアドーム型の遊具は「ふわふわとねりん」という名前。同じ都立で足立区にある舎人公園(とねりこうえん)から借りているらしい。中に入れるのは小学3年生まで。
芝生広場の先には進まずにバラ園の方に戻る。
さくら園と名付けられた場所も別にあるが、芝生広場の横も桜の木が多かった。
ベンチに座って、ゆっくりサクラを眺めるーーーというのは混雑していて無理だろうなあ。ちなみに神代植物公園はベンチは多いが、タバコを吸える場所が少ない。
これは夜桜用の投光器だと思われる。
バラ園の隣の芝生広場までしか足を伸ばさなかったのは、そろそろ閉園時刻が迫っていて、この温室の中を見学したかったから。
入り口を入った先に、もうひとつ自動ドアがある。
ここから先は熱帯花木室。
入ったとたんにムッとする熱気。
中はまさにジャングル。
毛虫みたいな花。
逆さまにつり下がっている花。
この逆さま花は自宅近くのあちこちで見るので前から興味があった。
名前を確認。
ブルグマンシアを後で調べたら「キダチ チョウセン アサガオ」というのが和名のようである。園芸的なネーミングはエンジェルトランペット。ところで自宅の周りでは11月の今でも普通に屋外で咲いているんだけれど、温室の必要ある?
熱帯花木室を抜けると(温室ではない)ホールのようなところにでる。
ここでは生け花が展示してあった。
ドレッシングをかけたら食べられそう(^^ゞ
白黒の模様のがヘビみたいでコワイ(>_<)
ホールの次は熱帯スイレン室。
先日ポーラ美術館でモネのスイレンを見たばかりなので奇遇な感じ。
その次はベゴニア室。
きれいな花がいっぱい咲いていた。
ベゴニアをアップで何枚か。
花だけ見せられたら、少し珍しい種類のバラといわれても納得しそうである。
ベゴニア on the water !
最後はラン室。
なぜかここだけプレートが手作り。
写真が少し霞んでいるのは上から霧が吹きかけられているから。
もう花の写真を撮り飽きたのでアップはなし。
外に出て温室の中庭。
左側が熱帯花木室で、右側が熱帯スイレン室、ベゴニア室、ラン室に別れている。真ん中の少し低いところが生け花のあったホール。(温室の全景は1つ前のエントリーで)
はずれ宝くじが役立っているらしい(^^ゞ
午後2時入場、4時半退出。
もうチケット売り場は閉まっていた。閉館は5時。入園料は500円。
入り口の前の道路。
バイクの駐車場は、左側の歩道に自転車と一緒に留める方式で無料。
自転車と一緒に並ぶBMW F800R。
ここに着いた時は駐輪場が満杯で焦ったが、上の写真の左側に伸びる歩道に臨時駐輪場が設けてあった。
午前中の天気がよければもっと早く来て、隣接する深大寺でソバを食べるつもりだったのだが、それは果たせず残念。まあ、また来ることもあるでしょう。
おしまい
まあ、せっかく撮ったし。
貼り付けたのはできるだけまともな写真を選んでいるが、いつもながらピントがずれた写真がたくさんでガッカリ。風はほとんどなかったからバラが揺れてブレたのではないと思う。オートフォーカスを諦めてマニュアルで撮ればいいのだが、それもなかなか面倒で。あまり手間を掛けると、花を見に来たのか写真を撮りに来たのかわからなくなってしまう。
ところで今回はアップで撮った後に、普段は滅多に見ないカメラのモニターを多少は見るようにした。しかし小さなモニター=縮小された画像では、よほどピントを外さない限りピンぼけを認識することは難しいことがわかった。ブログのページに貼り付けた写真ではピントが合っているように見えても、クリックして拡大するとボヤッとしているのと同じ理屈。
NEX-5Nのオートフォーカスの出来が悪いといっても、さすがにカメラの小さなモニターでわかるほど大きくは外さない。もちろんカメラのモニターを拡大表示にすれば、ピントが合っているかどうかを正確に確認できる。でもそんなことをするより、何枚も撮ればどれかピントがあった写真があるだろうというのが私のスタイル。
パルテノン神殿の横に小径があったので少し歩いてみた。
この写真だけ見ると、すごく深い森に入ったみたいだ。
ベンチと落ち葉。
イエローオータム。
芝生の広場に出た。
これはパンパグラスという植物。
ジャンボなススキといったところ。わりとあちこちの公園に植えられている。
ちょっと小振りのパンパグラス。
穂先は柔らかそうだが、背が高すぎて触ってみることはできない。
おヘソに「と」の文字があるこのエアドーム型の遊具は「ふわふわとねりん」という名前。同じ都立で足立区にある舎人公園(とねりこうえん)から借りているらしい。中に入れるのは小学3年生まで。
芝生広場の先には進まずにバラ園の方に戻る。
さくら園と名付けられた場所も別にあるが、芝生広場の横も桜の木が多かった。
ベンチに座って、ゆっくりサクラを眺めるーーーというのは混雑していて無理だろうなあ。ちなみに神代植物公園はベンチは多いが、タバコを吸える場所が少ない。
これは夜桜用の投光器だと思われる。
バラ園の隣の芝生広場までしか足を伸ばさなかったのは、そろそろ閉園時刻が迫っていて、この温室の中を見学したかったから。
入り口を入った先に、もうひとつ自動ドアがある。
ここから先は熱帯花木室。
入ったとたんにムッとする熱気。
中はまさにジャングル。
毛虫みたいな花。
逆さまにつり下がっている花。
この逆さま花は自宅近くのあちこちで見るので前から興味があった。
名前を確認。
ブルグマンシアを後で調べたら「キダチ チョウセン アサガオ」というのが和名のようである。園芸的なネーミングはエンジェルトランペット。ところで自宅の周りでは11月の今でも普通に屋外で咲いているんだけれど、温室の必要ある?
熱帯花木室を抜けると(温室ではない)ホールのようなところにでる。
ここでは生け花が展示してあった。
ドレッシングをかけたら食べられそう(^^ゞ
白黒の模様のがヘビみたいでコワイ(>_<)
ホールの次は熱帯スイレン室。
先日ポーラ美術館でモネのスイレンを見たばかりなので奇遇な感じ。
その次はベゴニア室。
きれいな花がいっぱい咲いていた。
ベゴニアをアップで何枚か。
花だけ見せられたら、少し珍しい種類のバラといわれても納得しそうである。
ベゴニア on the water !
最後はラン室。
なぜかここだけプレートが手作り。
写真が少し霞んでいるのは上から霧が吹きかけられているから。
もう花の写真を撮り飽きたのでアップはなし。
外に出て温室の中庭。
左側が熱帯花木室で、右側が熱帯スイレン室、ベゴニア室、ラン室に別れている。真ん中の少し低いところが生け花のあったホール。(温室の全景は1つ前のエントリーで)
はずれ宝くじが役立っているらしい(^^ゞ
午後2時入場、4時半退出。
もうチケット売り場は閉まっていた。閉館は5時。入園料は500円。
入り口の前の道路。
バイクの駐車場は、左側の歩道に自転車と一緒に留める方式で無料。
自転車と一緒に並ぶBMW F800R。
ここに着いた時は駐輪場が満杯で焦ったが、上の写真の左側に伸びる歩道に臨時駐輪場が設けてあった。
午前中の天気がよければもっと早く来て、隣接する深大寺でソバを食べるつもりだったのだが、それは果たせず残念。まあ、また来ることもあるでしょう。
おしまい
wassho at 22:39|Permalink│Comments(0)│
2012年05月26日
あけぼの山農業公園
先週は薩堆峠や三保の松原など私にとっては走行距離360キロと遠出したので、今週は近場でバイクツーリング。先々週に発見して、とっても気に入った水元公園でもよかったが、やっぱり違うところにしようと選んだのは千葉県柏市にある「あけぼの山農業公園」。ここはチューリップのことをいろいろ検索していたときに見つけたところで、最近バイクツーリングのホームページで取り上げられていたので思い出した。
残念ながらチューリップの季節は終わってしまったが、農業公園というだけあって季節折々の花が咲いている。ところで、このあたりは利根川の河川敷に近い場所なので「あけぼの山」なんて山はない。丘ですらない。ちょっと不思議な名前である。

往きは自宅を出てすぐ首都高に乗る。首都高はところどころコーナーがキツイので、クルマでは楽しいがバイクではちょっと苦手。ゆっくり走ればビビらなくて済むのだが。
首都高環状線で銀座や京橋を過ぎてしばらくすると首都高6号線に入る。6号線は隅田川右岸を走る見晴らしのいいルート。貼り付けたグーグルマップで点線の矢印となっているあたりが隅田川沿い。首都高は高架なので隅田川がよく見える。浅草が近づくと屋形船がたくさん繰り出していて賑やかだった。和風な屋形船の間をモダンな水上バスが走っているのも絵になっている。残念ながら写真はなし。
バイク関連のブログなどで走りながら撮った写真をよく見るけれど、あれってどうやって撮っているんだろう。グローブをした手でデジカメの小さな電源スイッチを入れたり、それとたぶん左手でカメラを持っているはずだが(バイクのアクセルは右手で操作するから)、カメラのシャッターボタンというのは必ず右側にあって、左手でシャッターを押そうと思ったら液晶画面はほとんど見えないはずーーーなどをどうしているのか不思議。
どのちみち構図を考えている暇はないから、適当に狙って連射してイイ写真が撮れたらラッキーというやり方なのかな? バイクで走っていて「ここを写真に撮りたいなあ」と思うことは多々ある。でも今のところそんなアクロバチックな撮影にチャレンジする予定はなし。とりあえず安全第一ということで。
隅田川沿いが終わったら、後はほとんど真っ直ぐな高速道路。グーグルマップで往きは上向きの矢印のコース。三郷(みさと)というところで首都高は仙台まで続く常磐自動車道に接続している。水元公園はこの三郷の近く。常磐自動車道を柏(かしわ)で降りて5〜6キロ走れば目的地到着。ここまで自宅から55キロくらい。
あけぼの山農業公園の隣には布施弁天という大きな寺がある。周辺には布施弁天コッチの看板はたくさんあるが農業公園のものはナシ。ナビが「目的地周辺です」とアナウンスしているのに布施弁天の駐車場しかない。ちょっと行ったり来たりして見つけた駐車場がここ。ずいぶんガラーンとしている。後でわかったのだが、ここは「あけぼの山農業公園」の隣の「あけぼの山公園」だった。隣同士で同じ公園のようなものだが、「あけぼの山農業公園」が柏市農政課、「あけぼの山公園」は柏市公園課と市役所の縦割り行政で管轄が違うらしいーーーアホクサ。
役所はアホでも公園はきれい。
蓮(はす)池があった。
とりあえず奥に進む。
この時はまだここが農業公園じゃないことには気づいていない。
それとこの公園には案内看板のようなものがまったくない。
少し登ると
道のついていない林の中に出る。
迷路のような公園である。それはそれで楽しめたが。
展望台のような造りのものがあったが
特に何も見えず(/o\)
下に降りる階段があったので降りて
さらに進んでいくと
また階段があって降りると道路に出た!
ちなみに、ここまで誰にも出会わず。
何か別の入り口があったので
そこでようやく、こっちが「あけぼの山農業公園」だと知る。
こちらはそこそこ賑やか。
利根川沿いだから親水公園的。
水路を歩いて遊ぶ子供。
そういう用途で作っていないと思うが、やっぱり子供は遊びの天才。
奥の広場には
アスレチックコースや炭焼き小屋?のようなものもある。
これはなんだかわからないが、農政課の予算でやろうとすると
こういう建前的なものが必要なのだろう。
柏といえば柏レイソルなのでサッカーボールのモニュメントかと思いきや
タイムカプセルだった。
本日の準メイン。
なぜかこの公園にはオランダ的な風車がある。
風車の前は蓮池。ただし蓮池(はすいけ)という名前だが、そこにあるのは蓮ではなく、睡蓮(スイレン)である。
水面に花を咲かせるスイレンには一種独特の風情がある。花が美しいというより、土から生えているのではなく水面に咲き浮かんでいるというのが、なんとも不思議な魅力で見ていて飽きない。私の写真では伝わらないが、実物を見れば印象派のクロード・モネやその他の画家が蓮に絵心を刺激された気持ちがわかるような気がする。
そして蓮池の向こうに見えるのが本日のメイン。
ポピー畑!
最近はポピーと呼ぶことが多いが、アグネス・チャンが唄った「♪オッカの上ヒナゲシの花が〜」のヒナゲシとポピーは同じ花である。虞美人草(ぐびじんそう)ともいう。ある年代以上なら誰でも知っているオール阪神巨人の「クルマにポピー♪」のポピーが、この花のことかどうかは知らない。
海や山を見るのもいいけれど、こういう見渡す限りの花畑を眺めていると気持ちと目の疲れが同時にとれるような気がしてくる。なんとなく乙女チックなイメージだが男子にもお薦めである。
バラ園もあるというので行ってみた。
実にショボかった(/o\)
バラにはあまり力が入っていないみたい。
おまけでオシャレなマンホールの写真。
帰りに我孫子市の手賀沼という湖に寄る。あけぼの山農業公園からは数キロの距離。柏市も我孫子市も名前はよく知っているが私にとっては印象が薄い。通り過ぎたことはあっても訪れたのは初めて。隣同士だということも知らなかった。ブラブラ徘徊して関東を体感するのもバイクを買った目的の1つだから、これからも無理やり目的地をつくってアチコチ出かけたいと思う。
バイクを停めたのは手賀沼公園。
小さい湖というか大きな池というか。
あっ!そういうのを沼というのかな? 沼という言葉は知っていても具体的なイメージがいまいちわかない。人間関係の泥沼はたくさんあるのに(^^ゞ
青春中の男女5人組。中学生かな?
私も仲間に入れて欲しかった(^^ゞ
仮設っぽい桟橋。
歩くと揺れるし、サビで鉄板が抜けないか心配。
でも先っぽまでこないと気がすまない(^^ゞ
水生植物。
景色的になかなかいい感じなんだが、手賀沼は日本で1番水質が悪い湖として有名だった。今でもワースト10当たりの順位。
花壇の横に立て看板。
なんだろうと思って近づいてみると放射線量測定結果。
こういうことを気にしなくてもよくなるのはいつだろう。
でも花はきれい。
駐車場が見あたらなかったのと、少しの時間しかいなかったので公園の横に路駐。なかなかいい感じの住宅地だった。なぜかここだけ松並木。
帰りはスカイツリーの手前まで国道6号線を走って、その先から首都高に乗った。走行距離約120キロ。これくらいだと疲れなくていい。そのうち地図に自宅から半径50キロの円を描いて、その中におもしろうそうなところがないか徹底的に探そうかと思っている。近くて知らなくて、おもしろいところは無数にあると思う。
残念ながらチューリップの季節は終わってしまったが、農業公園というだけあって季節折々の花が咲いている。ところで、このあたりは利根川の河川敷に近い場所なので「あけぼの山」なんて山はない。丘ですらない。ちょっと不思議な名前である。

往きは自宅を出てすぐ首都高に乗る。首都高はところどころコーナーがキツイので、クルマでは楽しいがバイクではちょっと苦手。ゆっくり走ればビビらなくて済むのだが。
首都高環状線で銀座や京橋を過ぎてしばらくすると首都高6号線に入る。6号線は隅田川右岸を走る見晴らしのいいルート。貼り付けたグーグルマップで点線の矢印となっているあたりが隅田川沿い。首都高は高架なので隅田川がよく見える。浅草が近づくと屋形船がたくさん繰り出していて賑やかだった。和風な屋形船の間をモダンな水上バスが走っているのも絵になっている。残念ながら写真はなし。
バイク関連のブログなどで走りながら撮った写真をよく見るけれど、あれってどうやって撮っているんだろう。グローブをした手でデジカメの小さな電源スイッチを入れたり、それとたぶん左手でカメラを持っているはずだが(バイクのアクセルは右手で操作するから)、カメラのシャッターボタンというのは必ず右側にあって、左手でシャッターを押そうと思ったら液晶画面はほとんど見えないはずーーーなどをどうしているのか不思議。
どのちみち構図を考えている暇はないから、適当に狙って連射してイイ写真が撮れたらラッキーというやり方なのかな? バイクで走っていて「ここを写真に撮りたいなあ」と思うことは多々ある。でも今のところそんなアクロバチックな撮影にチャレンジする予定はなし。とりあえず安全第一ということで。
隅田川沿いが終わったら、後はほとんど真っ直ぐな高速道路。グーグルマップで往きは上向きの矢印のコース。三郷(みさと)というところで首都高は仙台まで続く常磐自動車道に接続している。水元公園はこの三郷の近く。常磐自動車道を柏(かしわ)で降りて5〜6キロ走れば目的地到着。ここまで自宅から55キロくらい。
あけぼの山農業公園の隣には布施弁天という大きな寺がある。周辺には布施弁天コッチの看板はたくさんあるが農業公園のものはナシ。ナビが「目的地周辺です」とアナウンスしているのに布施弁天の駐車場しかない。ちょっと行ったり来たりして見つけた駐車場がここ。ずいぶんガラーンとしている。後でわかったのだが、ここは「あけぼの山農業公園」の隣の「あけぼの山公園」だった。隣同士で同じ公園のようなものだが、「あけぼの山農業公園」が柏市農政課、「あけぼの山公園」は柏市公園課と市役所の縦割り行政で管轄が違うらしいーーーアホクサ。
役所はアホでも公園はきれい。
蓮(はす)池があった。
とりあえず奥に進む。
この時はまだここが農業公園じゃないことには気づいていない。
それとこの公園には案内看板のようなものがまったくない。
少し登ると
道のついていない林の中に出る。
迷路のような公園である。それはそれで楽しめたが。
展望台のような造りのものがあったが
特に何も見えず(/o\)
下に降りる階段があったので降りて
さらに進んでいくと
また階段があって降りると道路に出た!
ちなみに、ここまで誰にも出会わず。
何か別の入り口があったので
そこでようやく、こっちが「あけぼの山農業公園」だと知る。
こちらはそこそこ賑やか。
利根川沿いだから親水公園的。
水路を歩いて遊ぶ子供。
そういう用途で作っていないと思うが、やっぱり子供は遊びの天才。
奥の広場には
アスレチックコースや炭焼き小屋?のようなものもある。
これはなんだかわからないが、農政課の予算でやろうとすると
こういう建前的なものが必要なのだろう。
柏といえば柏レイソルなのでサッカーボールのモニュメントかと思いきや
タイムカプセルだった。
本日の準メイン。
なぜかこの公園にはオランダ的な風車がある。
風車の前は蓮池。ただし蓮池(はすいけ)という名前だが、そこにあるのは蓮ではなく、睡蓮(スイレン)である。
水面に花を咲かせるスイレンには一種独特の風情がある。花が美しいというより、土から生えているのではなく水面に咲き浮かんでいるというのが、なんとも不思議な魅力で見ていて飽きない。私の写真では伝わらないが、実物を見れば印象派のクロード・モネやその他の画家が蓮に絵心を刺激された気持ちがわかるような気がする。
そして蓮池の向こうに見えるのが本日のメイン。
ポピー畑!
最近はポピーと呼ぶことが多いが、アグネス・チャンが唄った「♪オッカの上ヒナゲシの花が〜」のヒナゲシとポピーは同じ花である。虞美人草(ぐびじんそう)ともいう。ある年代以上なら誰でも知っているオール阪神巨人の「クルマにポピー♪」のポピーが、この花のことかどうかは知らない。
海や山を見るのもいいけれど、こういう見渡す限りの花畑を眺めていると気持ちと目の疲れが同時にとれるような気がしてくる。なんとなく乙女チックなイメージだが男子にもお薦めである。
バラ園もあるというので行ってみた。
実にショボかった(/o\)
バラにはあまり力が入っていないみたい。
おまけでオシャレなマンホールの写真。
帰りに我孫子市の手賀沼という湖に寄る。あけぼの山農業公園からは数キロの距離。柏市も我孫子市も名前はよく知っているが私にとっては印象が薄い。通り過ぎたことはあっても訪れたのは初めて。隣同士だということも知らなかった。ブラブラ徘徊して関東を体感するのもバイクを買った目的の1つだから、これからも無理やり目的地をつくってアチコチ出かけたいと思う。
バイクを停めたのは手賀沼公園。
小さい湖というか大きな池というか。
あっ!そういうのを沼というのかな? 沼という言葉は知っていても具体的なイメージがいまいちわかない。人間関係の泥沼はたくさんあるのに(^^ゞ
青春中の男女5人組。中学生かな?
私も仲間に入れて欲しかった(^^ゞ
仮設っぽい桟橋。
歩くと揺れるし、サビで鉄板が抜けないか心配。
でも先っぽまでこないと気がすまない(^^ゞ
水生植物。
景色的になかなかいい感じなんだが、手賀沼は日本で1番水質が悪い湖として有名だった。今でもワースト10当たりの順位。
花壇の横に立て看板。
なんだろうと思って近づいてみると放射線量測定結果。
こういうことを気にしなくてもよくなるのはいつだろう。
でも花はきれい。
駐車場が見あたらなかったのと、少しの時間しかいなかったので公園の横に路駐。なかなかいい感じの住宅地だった。なぜかここだけ松並木。
帰りはスカイツリーの手前まで国道6号線を走って、その先から首都高に乗った。走行距離約120キロ。これくらいだと疲れなくていい。そのうち地図に自宅から半径50キロの円を描いて、その中におもしろうそうなところがないか徹底的に探そうかと思っている。近くて知らなくて、おもしろいところは無数にあると思う。
wassho at 12:52|Permalink│Comments(0)│