スイートピー
2026年05月29日
瀬田農業公園(フラワーランド) その2
バラのアーチというかトンネルもある。もっともそのサイズにバラの生育が追いついておらず、上部がスカスカなのが残念すぎる。この距離のバラトンネルは滅多にないから、しっかりバラで覆わせて欲しい。
そのせいかトンネル内はバラがあっても、
こんなハンギングバスケットや、
スイートピーに目移りしてしまう。
こちらももっと上まで伸びているとよかったのに。
ラベンダーもあった。
ただしこれは花穂の上にウサギの耳のような葉がつくフレンチラベンダーで、あまり香りは強くない。
参考までに香りが強いのは、
このイングリッシュラベンダー。
関東平野部ならフレンチラベンダーが花をつけるのは4月〜6月で、イングリッシュラベンダーは6月〜7月。ちなみにフレンチラベンダーの原産は地中海沿岸と北アフリカ。だからフランス南部は原産国の1つ。しかしイングリッシュラベンダーの原産も地中海沿岸でイギリスは関係ない。でもイギリスの涼しい気候でもよく育ちイギリス人が好んだので、イングリッシュラベンダーとなったらしい。
ついでに香りの弱いフレンチラベンダーの香りを楽しむには、鼻を近づけるのではなく花穂を優しく、でも少し力を込めて握り、自分の手のひらをクンクンするのがコツ。
トンネルを抜けた先に事務所の建物。
その前には花壇と、
ベニバナトチノキ(紅花 栃の木)の大きな木。
トチノキは白い花でちょっと不気味なものの、ベニバナトチノキの花は可愛い。
トンネルを引き返して元いた場所に。
子供がいないと遊具も寂しそう。
温室があったのに、
中に入れなくて残念。
なお温室の向こう側にも果樹園などがあるのだが、この日は気付かず見逃してしまう。
温室の前の様子。
写真の奥が宿根草の庭。
宿根草の庭の横にもバラのエリアがある。
それを抜けたところで見つけたこちらの紫の花はニゲラ。
これは1年草でクロタネソウ(黒種草)とも呼ばれる。種が黒ゴマに似ているから。だったら黒ゴマ草にしたらよかったのに。
また種が黒い植物なんて他にいくらもあるのに、なぜかこの植物の特徴を表すように使われていて、ニゲラ(Nigella)もその語源はラテン語で黒を表すNiger(ニゲル)から。現在では黒人を指す差別用語となっているNegro(ニグロ)やNigger(ニガー)もルーツはNiger(ニゲル)。
なおニゲラ(Nigella)を強引に直訳すれば黒草だが、黒いのは種だけで、花は他に水色、赤、ピンクなど多彩。ただしこの公園では見当たらなかった。
最初に見た藤棚を再び。
かなり太い幹。
いずれフジのシーズンにも訪れましょう。
ところでここは瀬田「農業」公園である。でもここにあるのは花ばかりで米や野菜は栽培されていない。正確を期すなら瀬田「園芸」公園になる。農業公園とは農林水産省が関与する政策で「農業公園」と名前をつけなければ補助金などが下りないのかと勘ぐったり。
世田谷区のホームページによれば「瀬田農業公園は花づくりのできる公園として、昭和61年に誕生しました〜花づくりの姿や花卉園芸にふれることもできます」とある。米や野菜には触れられていない。しかし公園を管理している世田谷区の外郭団体である一般財団法人「世田谷トラストまちづくり」のページでは「観賞用植物の生産で世田谷の農業を支えてきた歴史を受け継ぎ」との記述があった。
そうか花作りも農業だった。
それはそうだとして、
世田谷って花の生産が盛んだったけ?
そこで東京都産業労働局農林水産部が公表している2020年のデータを見ると、
23区で花卉(かき:食用でない観賞用に栽培される草花や樹木の総称)を生産しているのは10区あり、作付面積の多い順に並べると
練馬区:10.3ヘクタール
足立区:7.7ヘクタール
江戸川区:7.1ヘクタール
世田谷区:2ヘクタール
杉並区:1.2ヘクタール
世田谷区は10区中4位と微妙なポジション。3位との差も大きい。絶対値でも作付け面積は2ヘクタールで、4.7ヘクタールの東京ドームの半分に満たない。
次の数字は上記5区の全農産物作付面積と、それに占める花卉作付面積の割合。
練馬区:256.9ヘクタール 花卉の割合 4.0%
足立区:111.8ヘクタール 花卉の割合 6.9%
江戸川区:179ヘクタール 花卉の割合 4.0%
世田谷区:78ヘクタール 花卉の割合 2.6%
杉並区:51.5ヘクタール 花卉の割合 2.3%
花卉作付面積の割合が世田谷区は高いわけでもなく最下位と0.3%しか変わらない。さらに東京全体での花卉作付面積の割合は6.2%なので世田谷区は平均以下となる。 そう考えると「観賞用植物の生産で世田谷の農業を支えてきた歴史」というのはどうにも怪しい。どうしてそんなストーリーを作り出したのだ。
まあ今日はこれくらいで勘弁しておいてやろう(^^ゞ
何事もいわれたことを素直に信じないのが私のいいところ?
それと別にこの瀬田農業公園の存在価値を否定している訳じゃないよ。
公園面積は1ヘクタール弱。
狭くなく広すぎもせずフラッと立ち寄って草花を眺めるにはちょうどいい広さ。手入れも行き届いていると感じた。近くに住んでいる人がうらやましい。
さて5月9日〜10日に開かれた「フラワーランド春の花まつり2026」の紹介ページによればこの公園のバラは50品種100株。画像はhttps://www.setagayatm.or.jp/join/7132から引用編集
ただしその100株は園内のローズガーデン、トンネル、その他に分散して植えられている。対してすぐ隣の砧公園のバラ園は、24品種270株を900平米の花壇に集中した一点豪華主義的な配置。だから較べるとどうしても見劣りしてしまってテンションが上がらないと先に書いた。
でもブログを書くために写真を整理していたら、
美しかったので載せておきましょう。
テンションが上がらないのは自分の気持ちのせいでバラに責任はない。
お節介を承知でいえば、春の花まつりの紹介ページはバラの記載がメインで、園内の一角にローズガーデンも設けているから、瀬田農業公園はバラに力を入れているのだろう。でも今のままじゃ砧公園との差は埋まらないよ。バラはあちらに任せて、普段あまり見る機会のない花をここの名物にして欲しいな。ボタンとかどう?
おしまい
そのせいかトンネル内はバラがあっても、
こんなハンギングバスケットや、
スイートピーに目移りしてしまう。
こちらももっと上まで伸びているとよかったのに。
ラベンダーもあった。
ただしこれは花穂の上にウサギの耳のような葉がつくフレンチラベンダーで、あまり香りは強くない。
参考までに香りが強いのは、
このイングリッシュラベンダー。
関東平野部ならフレンチラベンダーが花をつけるのは4月〜6月で、イングリッシュラベンダーは6月〜7月。ちなみにフレンチラベンダーの原産は地中海沿岸と北アフリカ。だからフランス南部は原産国の1つ。しかしイングリッシュラベンダーの原産も地中海沿岸でイギリスは関係ない。でもイギリスの涼しい気候でもよく育ちイギリス人が好んだので、イングリッシュラベンダーとなったらしい。
ついでに香りの弱いフレンチラベンダーの香りを楽しむには、鼻を近づけるのではなく花穂を優しく、でも少し力を込めて握り、自分の手のひらをクンクンするのがコツ。
トンネルを抜けた先に事務所の建物。
その前には花壇と、
ベニバナトチノキ(紅花 栃の木)の大きな木。
トチノキは白い花でちょっと不気味なものの、ベニバナトチノキの花は可愛い。
トンネルを引き返して元いた場所に。
子供がいないと遊具も寂しそう。
温室があったのに、
中に入れなくて残念。
なお温室の向こう側にも果樹園などがあるのだが、この日は気付かず見逃してしまう。
温室の前の様子。
写真の奥が宿根草の庭。
宿根草の庭の横にもバラのエリアがある。
それを抜けたところで見つけたこちらの紫の花はニゲラ。
これは1年草でクロタネソウ(黒種草)とも呼ばれる。種が黒ゴマに似ているから。だったら黒ゴマ草にしたらよかったのに。
また種が黒い植物なんて他にいくらもあるのに、なぜかこの植物の特徴を表すように使われていて、ニゲラ(Nigella)もその語源はラテン語で黒を表すNiger(ニゲル)から。現在では黒人を指す差別用語となっているNegro(ニグロ)やNigger(ニガー)もルーツはNiger(ニゲル)。
なおニゲラ(Nigella)を強引に直訳すれば黒草だが、黒いのは種だけで、花は他に水色、赤、ピンクなど多彩。ただしこの公園では見当たらなかった。
最初に見た藤棚を再び。
かなり太い幹。
いずれフジのシーズンにも訪れましょう。
ところでここは瀬田「農業」公園である。でもここにあるのは花ばかりで米や野菜は栽培されていない。正確を期すなら瀬田「園芸」公園になる。農業公園とは農林水産省が関与する政策で「農業公園」と名前をつけなければ補助金などが下りないのかと勘ぐったり。
世田谷区のホームページによれば「瀬田農業公園は花づくりのできる公園として、昭和61年に誕生しました〜花づくりの姿や花卉園芸にふれることもできます」とある。米や野菜には触れられていない。しかし公園を管理している世田谷区の外郭団体である一般財団法人「世田谷トラストまちづくり」のページでは「観賞用植物の生産で世田谷の農業を支えてきた歴史を受け継ぎ」との記述があった。
そうか花作りも農業だった。
それはそうだとして、
世田谷って花の生産が盛んだったけ?
そこで東京都産業労働局農林水産部が公表している2020年のデータを見ると、
23区で花卉(かき:食用でない観賞用に栽培される草花や樹木の総称)を生産しているのは10区あり、作付面積の多い順に並べると
練馬区:10.3ヘクタール
足立区:7.7ヘクタール
江戸川区:7.1ヘクタール
世田谷区:2ヘクタール
杉並区:1.2ヘクタール
世田谷区は10区中4位と微妙なポジション。3位との差も大きい。絶対値でも作付け面積は2ヘクタールで、4.7ヘクタールの東京ドームの半分に満たない。
次の数字は上記5区の全農産物作付面積と、それに占める花卉作付面積の割合。
練馬区:256.9ヘクタール 花卉の割合 4.0%
足立区:111.8ヘクタール 花卉の割合 6.9%
江戸川区:179ヘクタール 花卉の割合 4.0%
世田谷区:78ヘクタール 花卉の割合 2.6%
杉並区:51.5ヘクタール 花卉の割合 2.3%
花卉作付面積の割合が世田谷区は高いわけでもなく最下位と0.3%しか変わらない。さらに東京全体での花卉作付面積の割合は6.2%なので世田谷区は平均以下となる。 そう考えると「観賞用植物の生産で世田谷の農業を支えてきた歴史」というのはどうにも怪しい。どうしてそんなストーリーを作り出したのだ。
まあ今日はこれくらいで勘弁しておいてやろう(^^ゞ
何事もいわれたことを素直に信じないのが私のいいところ?
それと別にこの瀬田農業公園の存在価値を否定している訳じゃないよ。
公園面積は1ヘクタール弱。
狭くなく広すぎもせずフラッと立ち寄って草花を眺めるにはちょうどいい広さ。手入れも行き届いていると感じた。近くに住んでいる人がうらやましい。
さて5月9日〜10日に開かれた「フラワーランド春の花まつり2026」の紹介ページによればこの公園のバラは50品種100株。画像はhttps://www.setagayatm.or.jp/join/7132から引用編集
ただしその100株は園内のローズガーデン、トンネル、その他に分散して植えられている。対してすぐ隣の砧公園のバラ園は、24品種270株を900平米の花壇に集中した一点豪華主義的な配置。だから較べるとどうしても見劣りしてしまってテンションが上がらないと先に書いた。
でもブログを書くために写真を整理していたら、
美しかったので載せておきましょう。
テンションが上がらないのは自分の気持ちのせいでバラに責任はない。
お節介を承知でいえば、春の花まつりの紹介ページはバラの記載がメインで、園内の一角にローズガーデンも設けているから、瀬田農業公園はバラに力を入れているのだろう。でも今のままじゃ砧公園との差は埋まらないよ。バラはあちらに任せて、普段あまり見る機会のない花をここの名物にして欲しいな。ボタンとかどう?
おしまい
wassho at 21:07|Permalink│Comments(0)│
























