ツツジ

2025年05月15日

仙川散歩:祖師谷公園 その2

前回にあれこれ書いた、公園なのにその真ん中を縦断=敷地を分断している車道。
まずは下流を向いてその左側からスタート。
仙川との位置関係では左岸になる。
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この日は4月30日。甲州街道と仙川の交差地点北側で見た「仙川・鯉のぼり流し」に続いて本日2つ目の鯉のぼり。なかなかポップなカラーリング。背中部分にロープを入れてあるので「泳ぐよう」には風に舞わない。そういう吊り方は初めて見た。
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奥にもうひとつ。
よく見ると胸ビレと尻ビレも付いている。
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♪♪やねよりたかいこいのぼり
 大きいまごいはお父さん
 小さいひごいは子どもたち

この童謡「こいのぼり」にはお母さんがいない。しかし真鯉(まごい)とは黒い鯉で、緋鯉(ひごい)は赤い鯉。そしてベーシックな鯉のぼりは次のような配置になっていて緋鯉は子供ではなくお母さん。画像はhttps://www.hinakoubou.jp/product/734415から引用
154-2鯉のぼり


それは鯉のぼりが次のように変遷してきたから。

  江戸時代は真鯉だけ→跡取り息子の誕生を祝う、成長を願っての掲揚
            つまり真鯉は息子を表している
  明治になって真鯉と緋鯉が対になる→父と息子の象徴
  戦後→緋鯉はお母さんの象徴となり、さらに家族全員を表現するため
     子供は男の子なら青や緑、女の子ならピンクやオレンジの子鯉が登場

童謡「こいのぼり」は1931年(昭和6年)に作られており、まだ明治スタイルの鯉のぼりを歌にしているから現在では歌詞が矛盾する。


ちょっとアップで。
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あまり近づかないほうがよかったかも。
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鯉のぼりの隣にあった藤棚。
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見頃時期はとっくに終了していても、
何房かは写真に撮れた。
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道路を渡って右側のエリアを探索。
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特に何もなかったものの、
仙川の対岸にはそこそこツツジが咲いているのを見つける。
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でも向こう岸に渡れないので、
また道路左側エリアに戻り、気持ちよさそうに風にそよぐ新緑。
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ユリノキだった。
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これは車道ではなく歩行者用通路。
新緑と常緑針葉樹の濃い緑のミックスゾーン。
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少し開けた場所に出た。
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とってもキミドリな新緑。
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せきれい橋で右岸に移動。
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上流方向。
先ほどのツツジは「まっいいか」と見に行かず。
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下流方向に本日3つ目の鯉のぼり。
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絵柄はわりとオーソドックスなものの、
色の塗り方は先ほどの鯉のぼりと似ている。
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この時は風がなく、
鯉のぼりはご機嫌斜め(^^ゞ
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右岸にある「はらっぱ広場」。
少し開けた場所もそうだったけれど祖師谷公園は芝生がない。
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木に何か引っ掛かっている。
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ナンジャコレ?
今までに見たことがない形状。
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しかし今は画像検索ができる便利な時代。
これはパチンコのようにして飛ばすパラシュートのオモチャだと判明。
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ところで、
この木に引っ掛かった写真をAIに見せて尋ねると

  ChatGPT:オリエンテーリングのコントロールフラッグ
       (オリエンテーリングとは野山に設定されたポイントを、
        指定された順序で通過し所要時間を競うスポーツ
        コントロールフラッグはそのポイントを示す目印)

  Grok:ヘリウムを詰め浮いていた風船

  Gemini:赤と青の風船が複数入ったネット状の袋

と、チンプンカンプンな回答。AIは思考の補助ツール、平たく言えば相談相手としてはかなり使えるが、調べ物をさせるとあまり当てにならない。画像の内容に使ったのは初めてで、まるでダメダメだとわかった。

ただし不可解なのはGemini(ジェミニ)の回答。これはGoogleが提供している生成AI。画像検索したのもGoogleで、こちらは一発でパラシュートオモチャを探し当ててきたのに。どうやら連携はしていないみたい。いや、私がAIより賢いことにしておこう(^^ゞ なおGrok(グロック)はエックス(旧Twitter)が提供している。



「はらっぱ広場」を進むと白いフジがあった。
白フジは紫フジより後に咲くのでまだ見頃。
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背景の新緑と一緒になって優しい雰囲気。
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今年はフジを見に出かけなかったので、
こんなところで見られてうれしい。
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白い藤棚より「はらっぱ広場」を見下ろした光景。
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出口近くにあった新緑3色。
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この日に公園内を歩いたのは、右から左へこんなルート。
公園マップ

ホームページに掲載されているこのマップは上が西で左が南を向いている。前回に載せた公園内の看板にあったマップとは逆。横長の公園だかから北を上にできないのは仕方ないとしても、東西は統一して欲しいね。




ーーー続く

wassho at 23:38|PermalinkComments(0)

2025年05月11日

西沢つつじ園は9割終了していた(/o\)

ツツジは道路の植え込みや公園などそこら中にあって、ソメイヨシノと同じく特に名所へ出かけなくても見ることができる。以前は、と言っても何十年も昔の話ではないけれど、ゴールデンウィーク頃が見頃だったのに最近はGW前。おそらくは温暖化の影響。今年は特に早くてサクラが終わってしばらくで咲き始め、また気のせいかも知れないが、普段より特に咲きっぷりがよかったように思う。街のあちこちで「キレイやな〜」とニコニコしていた。

だから今年はツツジ名所へ出かけないつもりだった。なのに何となく街中のツツジではなくもっとたくさん咲いているところが見たくなり。

しかしそう思い立ったのは既に4月30日とGW突入後。それでダメモトのつもりで、あまり遠くない場所として見つけたのが世田谷区にある西沢つつじ園。そしてきっちりダメモトだったお話(^^ゞ


地図の白い部分が世田谷区。
西沢つつじ園はその北西に位置する。
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京王線の千歳烏山で下車。
トリではなくカラスね。
世田谷区ができる前は北多摩郡千歳村の大字(おおあざ)烏山だったところ。

駅を出たのは西口。
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すぐに細い商店街が延びていて駅前らしいものはなし。
千歳烏山駅は特急も停まる駅なので、こちらは裏口なのだろう。
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旧甲州街道を横切り、
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奥に見えるタワマンの少し先に目的地はある。
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現在の甲州街道・国道20号線を横切る。
甲州街道はとにかくケヤキの並木に囲まれている。
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このあたり約7キロに渡って700本以上。
写真は交差点を横断中に慌てて撮ったのでイマイチ。
こちらの画像検索画面で見てちょうだい→クリック

さらに八王子付近ではイチョウ並木が763本ある→クリック
これだけの規模の並木がある道路は珍しいと思う。


歩いているのは烏山通りで右側の建物は昭和医科大学の付属病院。
それを通り過ぎた次の角を右折すれば、
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西沢つつじ園が見えてくる。
この位置からでも終了しているのははっきりと確認できる(/o\)
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回れ右して帰らないで見に行きましょう。
もう少しは花が残っていると予想していたのだが。
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このオレンジのツツジは傷みが目立つので、
これ以上近づいてはいけません。
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最も咲いている場所でこの程度。
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手前の赤いツツジはボカしてピンクツツジに焦点を合わせる。
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花びらが細いのはモチツツジ。
葉や茎がネバネバしていて「鳥もち」を連想させるのでその名前。
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きれいに咲いている部分を狙って。
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こういう背の高いツツジはあまり見ない。
これがヤマツツジなのかな。
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背は高いのに花は小さい。
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つつじ園の一画を。
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こちらはネットで見つけた同じアングルの4月22日の写真→クリック
1週間出遅れたね。


西沢つつじ園は植木屋がツツジを栽培・展示販売している場所。それを一般にも開放しているというか塀に囲われていないから勝手に眺められる。
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西沢さん宅を正面から。
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公式ホームページなどはないがネットで調べると広さは約3000平米、ツツジは約100品種・1万5000株としているものが多い。3000平米とは900坪だからそれくらいの広さかと思うが、1万5000株もあるかなあ? 2019年に訪れた根津神社↓でも3000株なのに。
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もっともここは庭園ではなく栽培地なので大きな株と株の隙間に植えられている、まだ小さな株まで数えれば数は増えるのかも知れない。それでも3000平米 ÷ 1万5000株 = 0.2平米 = 45センチ四方となり1万5000株はあり得ない。

ネットにはいい加減な情報が多い。しかも誰かが書いた間違った話がコピペコピペの繰り返しで拡散して「嘘も百回言えば真実となる」傾向も強い。コピペする前に常識を働かせて割り算くらいはしましょう。


こちらはおそらく育成中の若株専用エリア。
これだけの間隔で植えられている。
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西沢つつじ園の隣に世田谷区立の「烏山つつじ緑地」がある。
隣にあれば当然ながら開花状況も同じ。
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世田谷区のホームページによれば1000平米で32品種。
株数の記載はない。
  
そしてこちらの「ホリデーノート運営 / 大人女子のご機嫌なおでかけ」執筆の記事を掲載したヤフーニュースによれば西沢ツツジ園が3000平米で1万5000株、烏山つつじ緑地は1000平米で1000株と書かれている。内容的には関係者に取材した様子はなく、ネット情報を集めて書いたいわゆるコタツ記事。しかし写真が載っているから現地は訪れているはず。ツツジの密度感は変わらないのに面積が1/3で株数が1/15なんておかしいと気付よ。


奥に進むと柵があり(写真下にわずかに写っている)、
そこから先は西沢つつじ園の敷地。
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元々この烏山つつじ緑地も西沢つつじ園の一部であり、いつからかはわからないが現在は世田谷区が管理している。相続税を払う代わりに物納でもしたのかな(あくまで想像です)。


なぜか最近よく気になるプラタナス
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同じくクネクネ・ゴツゴツしているものの葉の形がプラタナスとは違う。画像検索ではモチノキあるいはクロガネモチに近いが確信は持てず。
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こちらの園内で撮影できるレベルに咲いていたのはこれだけ。
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ところで私が使っているミラーレスデジカメの画像は横3に対して縦2の比率。iPhoneのカメラは横4に対して縦3。これをアスペクト比と呼ぶ。日本語では縦横比率と考えるが、英語では横縦らしく「横:縦」の順で表記される。縦を1に置き換えると

  横3:縦2=縦1:横1.5
  横4:縦3=縦1:横1.33

つまり3:2のほうが横長。

フィルムカメラもアスペクト比は3:2だった。それがなぜ4:3の比率が存在するかというと、デジカメが開発された当時に使われていたパソコンのブラウン管モニターの比率に合わせたから。昔のブラウン管テレビも4:3で、今の液晶テレビは16:9(縦を1にすると横は1.77)。

長くなるので途中は省略するけれど、現在は小さなデジカメやスマートフォン=小さなサイズの画像センサーを使う機器は4:3、一眼タイプやミラーレスなど大きなセンサーを使う機器は3:2が一般的。(今回のブログでは昭和医科大学の付属病院までがiPhone、それ以降がミラーレスデジカメでの撮影)

基本的には3:2のほうがスッキリした印象なので好み。でも縦に撮るとちょっと間延びした感じになる。その場合は4:3にしたいのに、そんな設定ができるカメラは存在しない。その辺のところをカメラメーカーさんはよろしく。

(/_')/ソレハコッチニオイトイテ

ブログにはトリミングして対象を大きく見えるようにした写真も載せている。その場合もデジカメなら3:2、iPhoneで撮ったものは4:3の比率は維持している。

でもそれだとキレイじゃない部分をトリミングできなくて、
アスペクト比を無視してトリミング。
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見応えがなかったツツジの代わりに、
シャガでも眺めておきましょう。
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そういえば昨年は5月3日に練馬の平成つつじ公園へ出かけて完全終了していた。8800平米に600品種・1万株のツツジがすべて傷んでいて、それはそれは汚い風景で(^^ゞ 較べれば今回はまだマシとはいえツツジ名所巡りは2連敗。来年は記録更新しませんように。

wassho at 20:28|PermalinkComments(0)

2024年05月14日

善福寺公園で鯉のぼり

5月3日にツツジがまったく終了していた練馬の平成つつじ公園を10分ほど見て回ってから、次にやってきたのは善福寺公園。開園は1961年(昭和36年)。同じく善福寺川沿いにある善福寺川緑地や和田堀公園が1964年だから少し早い。

面積は8ヘクタールで、そのうち池が3.7ヘクタールと47%を占める。池の畔(ほとり)に前回に書いたオリジナルの善福寺があったので、ここの池が善福寺池と呼ばれ、そこから流れる川が善福寺川となった。

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現在は上の池と下の池に分かれているが、元々の善福寺池は上の池。下の池は昭和10年代に善福寺川を堰き止めて作られた人工池。その善福寺川は善福寺池の湧水が水源でここからスタートする。江戸時代には神田上水の補助水源として利用され、また井の頭池(井の頭公園)と三宝寺池(石神井公園)と共に武蔵野の三大湧水池と呼ばれた。ただし昭和30年代から水が湧き出さなくなり、現在は地下からのくみ上げに頼っている。

上の地図で善福寺公園に隣接しているのが地下水をくみ上げている杉並浄水所。浄水場ではなく浄水所なのは、東京都水道局が規模によって言葉を使い分けているから。たぶん東京都だけの用語。なおこの杉並浄水所は2016年にくみ上げた水から大腸菌が検出されたため、今は水道水に使用されていない。ということは善福寺池と善福寺川に給水しているだけ?


現在位置は上の池北側の「あそび場」と名付けられた広場。
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善福寺公園に来た目的は上の池と下の池でそれぞれあって、
上の池でのお目当ては鯉のぼり。
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鯉のぼりなんてずっと別に興味もなかったのに、2014年にネモフィラと芝桜を見にバイクツーリングした群馬県太田市の北部運動公園で、たまたま150匹の鯉のぼりイベントを見てその魅力を再発見。以来、子供の日が近づくと血が騒ぐようになった(^^ゞ


川でいうなら左岸(上流から見て左側)を新緑を愛でながら進む。
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平成つつじ公園では見られなかった鮮やかな色彩のツツジもあって、
江戸の敵を長崎で討った気分。
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鯉のぼりの真横から。
でもこの日は風がほとんどなくメザシ状態。
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少しだけ風が吹いてきた。
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でもすぐにまた無風状態になったので池の周りの散策再スタート。
オレンジのツツジとシャクナゲ。
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たぶんキショウブ(黄菖蒲)。
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アヤメとカキツバタとハナショウブの見分け方はマスターしているものの、キショウブと黄色いカキツバタの違いはよく理解していない。近くまで寄れなかったが、写真を拡大して確認できるこの模様はキショウブだと思う。
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原産は西アジアからヨーロッパで明治時代後期に観賞用として持ち込まれた。しかし全国で野生化し、繁殖力が強く在来種に影響を与えるとして生態系被害防止外来種に指定されている。これは駆除対象ではなく、これ以上増やさないレベルの措置のよう。ただしアヤメの仲間では、ハナショウブが最も多く栽培されており、かつハナショウブに黄色はないのでキショウブは珍重され人気も高い。


ボート乗り場があって、
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ここが上の池の最も南側あたり。
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内田秀五郎の銅像。
1907年(明治40年)に現杉並区に当たる井萩村の村長に就任し、区画整理、駅や工場の誘致など、このエリア発展の基礎を築いた人物らしい。
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右岸からの鯉のぼり。
先ほどよりは風がある。
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気持ちよさそうに泳いでいるように見えて、こちらも気持ちいい。
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鯉のぼりは尻尾から見ると揺れ方が面白いもの。でもこの日は風が足らなかった。もっともこのように池に吊されていると尻尾の真後ろからは眺められないが。
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ところで誰でも知っているこの歌。

   やねより たかい こいのぼり
   おおきい まごいは おとうさん
   ちいさい ひごいは こどもたち
   おもしろそうに およいでる

子供の頃は何も考えずに歌っていたものの、よく歌詞を読むとお母さんがいないじゃないか。それに真鯉は黒い鯉、緋鯉は赤い鯉である。だから真鯉がお父さんで緋鯉がお母さん、それ以外の青やピンクが子供たちだったのでは?

これにはいろいろ時代背景が影響している。鯉のぼりのルーツは平安時代まで遡り、武士の家で端午の節句に幟(のぼり)を立てて、男児の立身出世・武運長久を願う風習が生まれたのが始まり。

幟(のぼり)とは縦型の旗、幟旗(のぼりばた)ともいう。今は集客の道具として使われるが、オリジナルは合戦のときの敵味方識別のための目印。
100幟

101合戦

102幟現在


平和な江戸時代になると装飾要素が強くなり、幟(のぼり)に武者絵や七福神など縁起のよい図柄を描くようになる。それらを絵のぼりと呼ぶ。しかし町人にとってそれは武家の風習だし、元は軍旗である幟(のぼり)を立てて同じようにお祝いするのは憚られた。そこでまず吹き流しが使われ、それを中国の故事である「鯉の滝登り」にヒントを得て鯉の模様にしたのが鯉のぼりの始まり。(諸説あり)

この歌川広重が描いた浮世絵には鯉のぼりのほかに、
川の対岸に武家が立てた幟旗(のぼりばた)や絵のぼりも描かれている。
103歌川広重

なので鯉のぼりの「のぼり」は幟旗(のぼりばた)の「のぼり」。漢字で書けば鯉幟。鯉が空に昇って泳いでいるからじゃない。もっとも幟(のぼり)の語源に「昇る」の意味もあるのでまったくの間違いとも言い切れない。

今でも鯉のぼりと共に武者幟(絵のぼり)を揚げるところはあるみたい。幟旗(のぼりばた)が立つと合戦の雰囲気が出てくるね。画像はhttps://www.chunichi.co.jp/article/452872から引用
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武家社会が終わった明治になって徐々に絵のぼり < 鯉のぼりとなるものの、江戸から当時にかけて鯉のぼりは黒い真鯉が一匹だけ。赤い緋鯉が登場したのは明治後半といわれる。まだ男子中心社会だし、そのときに真鯉がお父さん、緋鯉が子供というか息子の解釈が生まれたと思われる。

そして黒と赤以外の色が使われるようになったのは戦後になってから。これは染色の技術発達に伴っての進化。まず青の鯉が追加され、これでサイズ変化と共に真鯉:お父さん、緋鯉:お母さん、青い鯉:子供の位置づけが確立し、その後に他の色も増えてくる。
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童謡の「こいのぼり」が発表されたのは1931年(昭和6年)なので、まだ黒い真鯉と赤い緋鯉が二匹だけの時代。だからお母さんが不在ーーーと歌詞にも歴史ありとのお話。



公園や池の規模と比較して少し数が物足りない。もう2列ほど増やして欲しい気もする。それでも晴天の下で鯉のぼりをのんびり眺められて満足。何となく元気になる気がするから、鯉のぼりなんて久しく見ていないという人も来年はどこかに出かけてみては。けっこういろいろなところでやっているよ。

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ーーー下の池へ続く

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2024年05月13日

平成つつじ公園は完全終了していた(涙)

さて本日からゴールデンウィーク後半のブログが続く。5月中に書き終わるかな? 後半スタートの5月3日は、練馬駅そばにある区立の平成つつじ公園へ出かけてきた。


ところで今年の冬はわりと暖かかったのに、3月になって気温が上がらずサクラの開花は昨年より半月も遅かった。そのくせ3月後半からは急に気温が上がり、東京では3月と4月に気温25度以上の夏日を8日間も記録。ちなみに昨年は4日間。

それが影響してか春に咲く花はなかなか咲かず、あるいは咲いたと思ったらすぐ散ってしまう傾向にある。ツツジも開花時期が短かった模様。この平成つつじ公園では4月25日頃に見頃が終わっているとの情報がSNSで上がっていた。しかし公式ホームページによれば600品種10,000株と大規模なので、遅咲きの品種を少しは楽しめるかと考えて。


練馬駅到着。
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4月10日に南蔵院へしだれ桜を見に来たときは南口で、今回は北側の中央北口。それにしてもこんな短い間隔でまた練馬まで来るとは思っていなかった。


平成つつじ公園は、
ほぼ駅直結といっていい場所にある。
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中央北口は2階部分につながっている。
橋の下はバスターミナル。
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階段を降りて左に進むと平成つつじ公園。先ほどの看板では練馬文化センターを取り囲むように公園が記されているが、ツツジのあるのは建物の西側。
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🎶 この木、なんの木〜
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ーーーとのんきに歌っていたら視界の先につつじ公園が見えてきた。
こ、これはホンマにあかんヤツや!
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つつじ公園なのに入り口にバラのアーチ。
バラはキレイでもその先に見えるツツジは(/o\)
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とりあえず園内ウロウロ。
600品種10,000株がいっせいに傷んでいると景色が汚い(>_<)
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少し高くなったところから美しくツツジが咲く誇っているところをモーソーする。
いつか見頃のときにリベンジしに来ましょう。
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写真を見せられる状態のものはごく僅か。
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新緑はいろいろとキレイだった。
目立っていたのがこの木。
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葉の形を拡大してみるとネムノキか。アカシアも同じような葉をしているが、アカシアはもっと葉の数が多いから、たぶんネムノキだろう。
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参考までにネムノキ(上)とアカシア(下)はこんな花が咲く。
42-1ネムノキ

42-2アカシア

アカシアはミモザみたいだが、それもそのはずで本来ミモザはオジギソウの別名で花の色はピンク系。しかし日本ではフサアカシアやギンヨウアカシアをミモザと呼んでいる。

日本ではと書いたものの、イタリアでもフサアカシアをミモザと呼ぶらしく、またロシア発祥のミモザサラダも卵の黄身を花の色に見立ててのネーミング。だから他にもアカシアをミモザと呼んでいる国は多いのかも知れない。



ツツジではなくアカシアの話題で盛り上がるのは致し方のないところーーー
園内にいたのは10分くらい(^^ゞ
まあバラが咲いていただけでも儲けもの。よく見ると2種類の赤いバラが咲いていた。
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バラのアーチを眺めつつ、
後ろ髪は引かれずに公園を後にする。
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多少の覚悟はしていたとはいえ、けっこうガッカリした。もう少し開花時期の違うツツジを植え揃えて欲しい。あるいはそうしていたのに異常気象でそれらも一斉に咲いてしまったのだろうか。それにしても自宅の周りの公園や街路樹のツツジはまだそこそこキレイだったから、どうしてここはこんなに全滅状態なのかが不思議。

でも実はこの日は平成つつじ公園だけの予定ではなく、ここは前菜の位置づけ。
それが救いで気を取り直す。


本日のメインは善福寺公園。4月7日にサクラを見てきた善福寺川緑地と和田堀公園の上流4キロほどの場所にある。本当は善福寺公園に行くだけの計画だったものの、ツツジも見たいなと思って平成つつじ公園が候補にあがった。それなら練馬から善福寺公園まで歩き、ゴールデンウィークだしどうせなら井の頭公園まで足を伸ばしちゃえと考えたのがこの日のお散歩プラン。
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平成つつじ公園から善福寺公園まではゴーグルマップによれば約6.8km、さらに井の頭公園までで10kmの距離になる。疲れたら善福寺公園で終了の腹づもり。


駅まで戻り西武池袋線とほぼ並行に走っている千川通りに出る。
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けっこういい感じの並木道が続く。
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そしてほら、ところどころにツツジの街路樹。
ツツジ専門の平成つつじ公園より断然キレイじゃないか。
納得イカンゾ!
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練馬駅の隣の中村橋駅付近で千川通りは線路から離れ出す。
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なんか暑いなと思ったら、
並木&日陰が道路の反対側になっていたので移動。
お散歩アルアルな出来事。
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環八を通過。
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井草四丁目の六叉路を通過。
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西武新宿線の上井草駅までやってきた。
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自宅周辺は高架線路ばかりなので、
地面に引かれているレールが懐かしいというかもはや新鮮。
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こんな写真まで撮ってしまう。
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踏切を渡ると右側がゴルフの練習場で、左側は早稲田大学ラグビー部のグラウンド。正式名称は早大上井草グラウンド。ラグビー部の学生寮もある。たぶん中に入って練習を見学できるがこの日は素通り。
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ラグビーグラウンドを過ぎた当たりで右折して住宅街に入る。
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しばらく進むと青梅街道に出る。
そこを渡ると、
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善福寺公園への案内標識があった。
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その手前に善福寺。
「善福寺」の文字が微妙に右へ流れているのが気になる。
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ところで善福寺川は、
当然この善福寺から名前をとったと思ってしまうが然に非ず(さにあらず)。

この寺の創建は不明だが、記録のある中興(途絶えていたのを復興させる)が1709年だからそこそこ古い。当時の名前は福寿庵。それを理由はわからないものの1942年(昭和17年)に、このあたりの地名の善福寺をとって善福寺に改称した。つまりよくある寺名 → 地名の関係とは逆のパターン。

ではなぜ地名が善福寺だったかというと、もっと以前に善福寺の名前を持つ寺があったから。それが地名や川の名前にもなった。そのオリジナル善福寺の創建や廃寺の時期は不明。


現在の善福寺から200mほど進んで左側の木々が善福寺公園。
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善福寺公園に到着。
平成つつじ公園を出発してからちょうど1時間半だった。
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偶然にもまたネムノキ(たぶん)。
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ーーー続く

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2024年05月07日

玉敷公園のフジ その2

玉敷神社の参道途中から公園に向かう。
行列ができているお団子屋さん屋台カーを過ぎると、
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ドカーンと大きな藤棚。
これだけの規模は久しぶり。
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これが短辺。
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長辺は写真1枚には収まりきらない。
目測で12m x 35m 位。だとしたら面積は420平方メートルの計算。
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日の当たっているところは枯れ始めたり色あせたりしていたものの、
全体的には充分に見頃なタイミングで来られたと思う。
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そして藤棚の中に入ると濃厚な甘い香りに包まれる。
クンクンする必要がまったくないのはこの規模だからこそ。
それを味わいたくてここまでやってきたのよ\(^o^)/
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フジのカーテン。
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自宅近くに藤棚のある公園やお寺はいくつかあっても、
こんな風には長く伸びていない。何が違うのだろう。

ところが、その長く伸びた房をニコニコして眺めていたら、
地元の人の会話があちこちから聞こえてきた。

  「今年は短いな」
  「昔と較べると半分の長さしかない」

へえ〜、そうなんだ。


左側の藤棚に移る。
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写真では右と較べて小さく見えるがこちらの方が広い。ほぼ正方形で面積は700平方メートルといわれているから、ルート計算では26メートル四方くらい。


ただしフジの下には入れず外から眺めるだけ。
中にあるのは樹齢450年とされる埼玉県指定天然記念物の大藤。
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こりらのほうが色が少し濃かったかな。
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俳句コンテストもやっているみたい。
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大藤の隣に池があってその畔(ほとり)に白フジ。
白は紫より遅れて咲くので、こちらの方がみずみずしかった。
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白フジの棚は規模が小さく房も短いので積極的なクンクンが必要。
紫と較べるとややすっきりとした香りなのが白フジの特徴。
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白フジと紫フジを一緒に。
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少し高くなっているところから。
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中央に広がっているのが大藤と最初に見た藤棚。
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屋台の前を通って最初の地点に戻る。
左右に広がっているのが最初の藤棚、こちらに延びているのが大藤。
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最初の藤棚の反対側はステージ状に高くなっている。
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そこから見下ろして。
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ステージの前は芝生広場と、その先にまた藤棚。
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ステージの横に小さな藤棚。
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その付近にツツジも咲いている。
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ツツジ特有の色が飽和したような見え方が好き。
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でも全体的に期待したほどは咲いていなかった。
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フジと一緒に撮るもツツジの花数が物足りない。
まあ欲張ってはいけません。
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ーーー続く

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2024年05月06日

玉敷公園のフジ

久しぶりに大規模な藤棚で存分にクンクンしたいと思い立ち、
4月28日に埼玉県は加須市の玉敷公園まで出かけてきた。


加須市は読み方もわからなかったが「かぞ」市で、地図を見ると群馬・茨城・栃木に接する埼玉県北東部のディープなエリア。
001埼玉県市町村


乗り換え案内アプリによると東横線で渋谷→JR湘南新宿ラインで大宮→JR宇都宮線で久喜(くき)→東武伊勢崎線で加須までと提示された。「宇都宮線」なんて名前だけでも遠くに出かけるイメージ。

当日は10時9分発の湘南新宿ライン特別快速に乗るはずが、10時3分発の埼京線に乗ってしまった。同じホームで大宮行きと表示されていて快速だったし、先に発車するこちらの方が早いのかなと思って。しかし最初はよかったもののだんだんと停まる駅が多くなり、特に最後のほうは各駅停車状態。後で数えてみると湘南新宿ライン特別快速が渋谷から大宮間で4駅停まるだけに対して、埼京線快速は11駅も停まっていた。

結果、湘南新宿ライン特別快速なら10時44分に着いたはずが、埼京線快速では10時50分と6分遅れ。これだけならたいした違いではないけれど、その後も1本ずつ遅れて次の電車が来るまでの間隔も長いから、トータルでは30分ほどのロス。乗り換え案内アプリはいろいろ計算してくれているので素直に信じましょう(^^ゞ

ところで埼玉に行くのに「湘南新宿ライン」なんて妙な感じだが、これは山手線〜赤羽線〜東北本線をまたいで運行する列車の通称。埼京線も同じネーミング手法で正式な線路名称ではない。このあたりの仕組みは複雑であまり理解していない。乗り換え案内アプリが普及したから、これからも理解することはないと思う。


さて大宮から宇都宮線に乗り換えてしばらくすると、いかにも地方都市の郊外な雰囲気になってくる。車窓から見えるのは駅の前後を除けば戸建て住宅のみ。つまりビルやマンションなどの高い建物は皆無。緑も多く空がやたら広い。それを眺めていると身体から緊張感が抜けてリラックスし、時間もゆっくり流れている感覚になる。いや別に毎日緊張を感じながら生活している意識はまったくないのに、都会に住むのはそれだけでプレッシャーが掛かっているものなのかな。

とにかくもうフジなど見に行かないで、このまま宇都宮線に乗っていようかという心地よい気分だった(^^ゞ ストレスが溜まっている人には、とりあえず地方まで電車に乗りに行くミニミニ旅行をお勧めしたい。



久喜から伊勢崎線に乗り換えて加須に到着。
所要時間はドア to 改札で2時間半ほどだった。
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改札や駅舎出入り口に鯉のぼりがあしらわれているのは、もうすぐ5月5日の端午の節句だからじゃない。戦前は生産量日本一となるなど、ここはかつて鯉のぼり作りが盛んだったから。ただし現在の状況は調べてもわからなかった。昭和の初めには40社以上あった製造・販売業者が現在は3社しか残っていないらしいので、駅のディスプレイに使うほどの生産規模なのかな。ちなみに現在の生産量日本一は岡山県。

それでも長さ100メートルの鯉のぼりを揚げるイベントは有名で、
ニュースで取り上げられることも多い。
それを見た記憶はあっても、加須市とまでは覚えていなかったm(_ _)m 画像はhttps://www.qualitysaitama.com/newspost/44730とhttps://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/shougyou_kankou/event/5650.htmlから引用
003ジャンボ鯉のぼり2

003ジャンボ鯉のぼり


駅前のロータリー。
鯉のぼりがいくつか見える。
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それにしてもガラーンとした風景。
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さてまだ駅に着いただけである。
ここからバスに乗って玉敷公園まで行く。
藤まつり期間は無料送迎バスが提供されている。
1時間に2本だけだけれど、ちょうどいいタイミングで駅に着いた。
それは間違って埼京線に乗ったおかげ。日頃の行いがいいとこうなる(^^ゞ


無料送迎バスは乗り合いバスと同じ車両だし、「ここが乗り場」と目立つ看板なども出ておらず、案内のオッチャンが立っているだけなのでわかりにくい。
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ロータリーを離れて数分すると車窓からの光景はこんな感じ。
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航空写真で見ると見事に農地だらけ。
004航空写真


到着したのは工場の空き地のような場所。
乗車時間は約15分。
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ところどころに置かれた案内に沿って歩いて行く。
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公園に隣接する玉敷神社に着いた。
平安時代初期からあると書かれている。
現在の場所に移ってきたのは1627年。
なお玉敷公園は、玉敷神社の神苑(神社付属の庭園)だった場所。
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鳥居が3つもある長い参道。
距離約200メートル。
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本殿到着。
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左側に神楽殿。
屋根は茅葺き。
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拝殿と本殿は一体タイプ。
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大きくはないが端正なデザインでいい雰囲気。本殿が1816年、拝殿が1898年(明治31年)の建築とされるから、それほど古くはない。


神社のすぐ近くに醸造所がある加須市の地酒。
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新緑がキレイだった。
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参道の脇にあったこの門をくぐると、
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藤棚を発見。
ただし普通の公園サイズ。
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地下で水音が鳴る水琴窟(すいきんくつ)があったので、イラストにあるように竹筒を当てて聴いてみる。でも水の量が少なすぎて、何か聞こえたか聞こえなかったか程度(/o\)
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ツツジ。
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紫で花びらが細いのはモチツツジで(たぶん)、
黄色の花は八重咲きのヤマブキ(たぶん)。
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ここは玉敷公園の旧河野邸と呼ばれるエリア。
案内図を見ると植物ではアジサイがメインみたい。
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河野家は玉敷神社に仕える神官の家系。
そこから出た河野省三(1882年・明治15年〜1963年・昭和38年)が神道と国学の学者として有名らしい。国学院大学の学長にも就任している。


この旧河野邸は玉敷公園の飛び地みたいな存在。
メインのエリアには神社参道の途中を右折して入っていく。
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ーーー続く

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2023年04月30日

ご近所のツツジやフジ

今年の春は早くから暖かな日が多かったせいか、いろいろな花も早く咲き始めた。それも善し悪しで、その開花ペースについて行けずツツジ、フジ、ボタンなどの名所を訪れそびれてしまった。

とはいうもののツツジなら街路樹や公園などそこら中で咲いている。風景として当たり前すぎて、ほとんど見向きもされないが意外とキレイなものである。私は「白いツツジは、あらゆる白い花の中で最も純白に近い」説を唱えていて、春になって道路沿いでそんな白ツツジを見かけると、やたらニコニコしてアブない人になっている(^^ゞ

フジもまあまああるかな。
残念ながらボタンは近所に咲いているところはないようだ。


たまたま見かけてiPhoneで撮った写真を。
どれも4月中旬の撮影。

駒沢公園のツツジ。
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ついでに鮮やかな新緑も。
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祐天寺のフジ。
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こちらは洗足池。
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名所といわれるところのフジは長く下に延びてくるのに、そうでない場所で見かけるフジは短いのがいつも不思議。それとそんなフジがあまり香らないのは、下に延びず花と鼻の距離が遠いからだろうか。


目黒川緑道にあったビックリするくらい真っ赤なツツジ。薩摩ナントカと品種名が書いてあったように思うがもう忘れてしまった。とにかくじっと見ていると目がおかしくなるくらいに赤い。
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来年はしっかり予定を立てて名所めぐりをしたいもの。
まあ毎年そう思っていていることだけれど(^^ゞ

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2023年04月17日

お台場シンボルプロムナード公園でチューリップとガンダムとサクラ   その3

  
セントラル広場から東に向かうと、最初にあるのがこの出合い橋。
橋といっても下は道路。広場周辺と違って人通りは少なく、出会いは期待できないね。
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モモ発見。
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ピンクと白のモモを一緒に植えているのもある。
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近づいてみると私の好きな源平咲き(白とピンクのミックス)だったのに、
見頃過ぎでかなり傷んでいた。
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出合い橋は緩やかなアーチ状になっており、これは後半の下り。
橋の長さは100mほどある。
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出合い橋を降りると通路が二手に分かれ、左側はガーデン風。
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そして右側は桜並木になっていた。
右側をチョイス。
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最初にあったのはアーコレードというサクラ。
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大山桜と彼岸桜(=小彼岸桜)の交配種。イギリスで作出されたとは、先日のおかめ桜と同じ。おかめ桜はコリングウッド・イングラムが開発したものだったが、アーコレードについては誰の手によるのか分からなかった。イギリスにサクラが咲いているイメージは思い浮かばないものの、ガーデニングの本場だから品種改良なども盛んなのだろう。チェリーパイはイギリスにもあるし。


Accolade とは「称賛、絶賛、賛美、栄誉、褒め言葉、表彰式」などの意味。サクラでアーコレードなんて英語の名前はめずらしいから、何となく名前だけは知っていても見るのは初めて。これがなかなかよかった。
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このアーコレードは秋にも咲くらしい。
今年は秋にも花見をしようか。


紅笠、紅豊、紅華。
こんなに名前が似ていては覚えられない!
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サクラの木はまだ小さい。
これが巨木になってサクラのアーチができるのは25年後くらいだろうか。
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シャクナゲとツツジも咲いていた。
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この紅葉しているような木はフラミンゴ。
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まさにフラミンゴの羽を思わせる。
念のため触ってみたら羽ではなく、きっちり葉っぱだった(^^ゞ
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たくさんの品種のサクラがあって、そのすべてをしっかり眺めたわけではないが(わりと似ているものが多いし)、この白妙は目を引いた。
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白とピンクの2色咲きがキレイ。
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しかし白妙を調べると、どの情報も真っ白な花の画像である。そもそも白妙とは白い色のこと。品種のプレートを見間違えたのかな? それを確かめるために来年また訪れるのも面倒な話。とりあえずキレイだったからヨシとしよう。


ーーー続く

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2022年04月23日

新宿御苑で八重桜ざんまい その4

風景式庭園のあちこちで八重桜を見て回るうちに、雲がだいぶ取れてきた。
やはり青空こそ最高の写真テクニック(^^ゞ
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大きな八重桜が左右に植えられている。写真では分からないが、
右側の八重桜の存在感がこの位置からでも半端なかった。
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少し接近。
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さらに接近。
花デカッ!
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実は花そのものは普通のサイズ。それが密集してボール状になっているので大きく見える。またピンク、薄いピンク、白の色が混じってグラデーションをなしていて、それも花が大きく見える要因。それにしても見事な眺め。
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まさにKing of モフモフ。
園内案内図と照らし合わせると、これはフクロクジュという品種。
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ちなみにフクロクジュは漢字なら福禄寿。つまり先日ダルマのことを書いた七福神の神様の1人。どうしてこの名前なのかは少し調べたが分からなかった。


遠くから眺めても、近くに寄っても美しい。
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胴咲きまで華やか。
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お約束の内側から外を眺めるアングルで。
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苑内にはたくさんの品種の八重桜が咲いているが、このフクロクジュが群を抜いて素晴らしかった。八重桜の概念が変わるくらい。ただしネットでフクロクジュを検索しても、ここまで巨木で、またきれいににボール状に咲いているものは見つからなかった。だから、この1本を見るためだけに新宿御苑に来る価値はある。



さてフクロクジュが咲いている場所から、芝生広場と反対側に目をやるとこんな景色が広がっている。これが前回少し説明したフランス流の整形式庭園。
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異様な姿のプラタナス。
私のプラタナス好きは以前にここに来たときから始まった。
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プラタナス並木を整形式庭園の特徴である左右対称に配置して、
その内側には2つの庭がある。なお中には入れない。
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それぞれの外周にはバラが植えられている。
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ここのバラは名所扱いされることもあるが、数も少ないし、生け垣的に植えられているだけなので造園デザイン的にも平凡。だから見に来たことはない。

それよりも納得がいかないのが、この2つの庭のつまらなさ。整形式庭園のキモである幾何学的模様のキの字もないじゃないか。プラタナスがあるから何とかサマになってはいるものの手抜きとしか思えない。


さてその整形式庭園モドキから風景式庭園の芝生広場を振り返ると、
芝生が貼られていない不自然な場所がある。
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新宿御苑は

   1. 江戸時代は大名屋敷
   2. 明治になって農業試験場
   3. 庭園に大改造されて明治39年(1906年)に皇室専用の新宿御苑に
   4. 戦後の一時期は農業試験場的に使われていたが
   5. 昭和24年(1949年)に国民公園としての新宿御苑になる

と変遷してきた歴史を持つ。

そして明治39年(1906年)に農業試験場から庭園へ大改造される際に、赤坂離宮にある迎賓館のようなベルサイユ風の宮殿が建築されるはずだった。しかし明治37年から38年におきた日露戦争で資金難となり建設は中止に。

これは当時作成された完成予想図のようなもの。
矢印の所に宮殿が描かれている。
宮殿

つまりこの芝生が貼られていない不自然な場所は宮殿建設予定地だったところ。しかしである。宮殿を建てられなかったのは仕方ないとして、どうして100年以上が経った現在も砂利を敷いただけの更地状態なのだ? 芝生を貼るなり石畳にするなりすればいいのに。ナゾ


話は戻って、それにしてもプラタナスってカッコイイね。もっともこれは冬から春限定で、これから葉がたくさん茂ると、この姿は眺められなくなるけれど。
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それでは全国のプラタナスかつ八重桜ファン待望のツーショット写真(^^ゞ
写っている八重桜は先ほどのフクロクジュ。
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さらに苑内をブラブラ。
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これはスターバックスの行列に並んでいる皆さん。
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池を眺めたり新緑の緑を楽しんでいると、
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ツツジが目に飛び込んできた。
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そちらに向かう。
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まだシーズンはじめだから赤いツツジがほとんど。でも私が好きなコンモリと丸い剪定。あちこちにツツジを見に出かけているが、この形に整えてあるところは少ない。手間が掛かるからだろうか。
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八重桜とのツーショット。
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ツツジではよくやる光を反射させ色を飽和させたような撮影。
これだけ咲いているとは思っていなかったから得した気分。
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さて世田谷区の桜新町で八重桜を久しぶりに見て、それに触発されてもっと八重桜を見たいと新宿御苑にやって来たわけだが、その思いは充分に満たされた。というかゲップが出るくらいにたくさんの八重桜を眺めた(^^ゞ

しかし20品種ほどあるといわれている八重桜のうち、どれだけ見たのかはよくわからない。先に書いたように品種の表示を充実さるべきだし、どこに何が植えられているかもっと詳細な案内図が必要。ついでにいうなら、とても広い苑内なので「20品種コンプリートしたければ、こういう順路で巡ると効率的」とか「珍しい品種だから、これだけは必ず見て帰れ」などのガイダンスも欲しいもの。

とはいっても八重桜だけでなく新緑も満喫できて目が癒やされた。それと周りのビルが目に入るとはいえ、都心のど真ん中でこの圧倒的なスケールと開放感は超貴重。広い空のおかげで、頭がスッキリし身体まで軽くなったような気分。次は紅葉でも見に来ようかな。


最後に八重桜と新緑と青空のスリーショットを。
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おしまい

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2021年04月26日

富士公園 〜 フラワーガーデン(総合レクリエーション公園)

なぎさ公園でツツジとポニーを楽しんだ後は、
来た時とは逆方向に富士見橋を渡って隣の富士公園に移る。
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富士公園に入ると、こんな階段がある。
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さて、どうして橋は富士見橋なのに、
公園は富士「見」公園ではなく富士公園なのか?
それはこの階段で上る小さな盛り上がりこそが富士山だから!

標高11メートルで名付けて江戸川富士。富士見橋はこの江戸川富士を見るためのものという設定のネーミング。ついでにいうとなぎさ公園でツツジが植えられていた場所を「芝生の小山」と書いたが「展望の丘」というのが正式名称。そちらは標高13.5メートル。ということで江戸川富士は丘より低い(^^ゞ


その江戸川富士の階段を上って頂上まで行っても、こんな彫像以外は、特に何もなく見晴らしのいい景色が広がっているだけ。まあ気持ちのいい場所なことは確か。
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富士山を下って公園の奥に進む。
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動物が集まってミーティングしている。
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自分も仲間だと思っているらしい(^^ゞ
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次の橋を渡ると富士公園を抜けてフラワーガーデンに入る。
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バラを感じさせる通路が続く。
もちろんまだ咲いていない。(この日は4月15日)
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そしてなぜかチューリップが1本だけ。
意外性を狙った? なにかの手違い? どちらだろう。
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ところでデイジーとマーガレットとの違いがいつもわからない。ツバキとサザンカのように他にも似ている花はいろいろあるが、それなりに区別のポイントというものがある(それを覚えられるかどうかは別として)。

しかしデイジーとマーガレットについては、明確なポイントがなさそうなのである。それで名前の雰囲気から元気そうならデイジー、優しい感じがしたらマーガレットというのが私のナゾ基準。日が当たっているかどうかで印象が決まってしまうという気もするが。

そういうわけでこれはデイジー。
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フラワーガーデンというのはバラ園のことらしい。
これがその入り口。
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その脇にキミドリの新緑と、白&ピンクのツツジが配色よく並んでいる。
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展望の丘の左側にもこの系統のツツジがあったが、こちらのほうが状態がよかった。
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紅白が混じる源平咲きはよくある咲き方以外に、
ラインが1本入る珍しいパターンも。
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バラ園を見下ろす位置に藤棚。ここ以外にも藤棚はいくつかあった。藤は美しいし背景の新緑と青空にも目を奪われるね。
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藤棚の位置からバラ園を見下ろす。
いずれバラの季節も見に来ましょう。
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ところで写真に高圧線が写っている。他の写真にも電線が写り込んでいるものが多いことに気がついたかも知れない。

実はこの総合レクリエーション公園は、高圧線沿いに造られた東西3キロに渡る公園や広場やグランドの集合体。総面積は24ヘクタール。高圧線の下は建築が禁止や制限される=使い道があまりないので、東京電力が江戸川区にその土地を提供して公園ができたようだ。




フラワーガーデンには噴水がたくさんあった。それで噴水といえばシャッタースピードを早くして水しぶきを止めた写真。これが私の水遊びみたいなもの。
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これはメインの噴水が出ていなかったので水がこぼれ落ちるところを。
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この水流ではなく細かな水滴が出るタイプは手強かった。
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いろいろなところを狙ってみたが思ったような結果は得られず。
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でも虹が写ったのでヨシとしよう。
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これが最後の噴水。
もうアップは飽きたので全体写真だけ。
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道路を渡ったバス停から。
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この後ろ側にも公園は続いているがこの日はここで終了。ツツジと藤とポニーと噴水が見られて楽しいお散歩でした。さて次は5月11日までの予定となっている緊急事態宣言を睨みながら、バラをどこに見に行くか思案中。


おしまい


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2021年04月25日

なぎさ公園(江戸川区)でツツジ その2 &ポニーランド

どんな花も明るい日差しで見たほうがキレイに映えるものだが、
特にツツジは強い太陽光との相性がいい。
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前回にも書いた低木剪定のところ。やっぱりイマイチ。公式ページによると「ツツジの絨毯」を意図したものらしいが企画倒れかな。ここにあるすべてのツツジが咲いていたらまた違った印象かも知れないが。
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芝生の小山を下から見るとツツジの絨毯は左側に植えられている。
この写真ではわかりにくいが右側にもツツジがある。
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右側のツツジはやさしい印象の配色。
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けっこう傷んでいてアップに耐えられるものが少なかった。
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再び外周通路に降りる。
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もう一段降りて地面レベルからの眺め。
右見て左見ての写真を並べておくから、脳内で1枚に合成して広さをイメージして欲しい。区立の無料公園でこれだけの規模はなかなかご立派。55品種1万株が植えられている。
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かなり小さな株が多いが、公園にこのツツジゾーンが設けられたのは2017年。あと5年もすれば密度やコンモリ感も増して格好がついてくるだろう。惜しむらくはこれが北東の斜面に造園されていること。ツツジ観賞には日差しが重要なのに。


ツツジ斜面の前にある藤棚。
満開だったけれどあまり香りはしなかったのが残念。
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そしてツツジを見終えた後に向かったのは、すぐ隣にあるポニーランド。
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子供達が見つめているのはポニーの運動?風景。
このポニーはかなり大きかった。
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ちなみにポニーというのは馬の品種名ではなく、体高(肩の高さ)が147センチ以下の小型種の馬の総称。原付とか軽四のように区別を示すネーミング。なおサラブレッドなら体高は160〜170センチある。

日本の在来種は小さいのですべてポニーに分類される。戦国武将が乗っていたのはポニーだったなんてイメージが狂うね。武田の騎馬軍団と呼ばれるから強そうなのであって、それがポニー隊では(^^ゞ


通り過ぎる時に必ずカメラ目線をくれる賢いポニー。
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もうひとつの馬場にいた前髪の可愛いこの子はプラムちゃん。
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馬ヅラというと間抜けな顔つきのイメージになってしまうが、実際の馬の長い顔は何ともいえず愛くるしい。眺めていると癒やしの効果さえ感じる。加えて一攫千金も狙えるから競馬は人気があるんだろうな(^^ゞ


ーーー続く

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2021年04月24日

なぎさ公園(江戸川区)でツツジ

東京でツツジの見頃はゴールデンウイーク頃というのが相場。しかし今年はサクラが平年より12日も早く咲き出した気候に引っ張られたのか、ツツジも4月の半ばに最盛期を迎えた模様。例えば2019年には4月28日に訪れた根津神社。今年はもう花が痛んできたという理由で、ツツジ苑がなんと4月25日で閉鎖となる。

脱炭素という降って湧いたような社会・政策トレンドには少し懐疑的なのだが、それを別としても温暖化は確実に進行している。私の半生という時間タームで見れば、50年前にサクラというのは入学式に咲くものだったのが、今は卒業式の風物詩になっている。それと子供の頃に明日は35度というような天気予報はあり得なかった。


そんなこんなで今回は4月15日にツツジ花見。なぜか最近は墨田区・江東区・江戸川区といった東京の東南エリアに出かけることが多い。この江戸川区のなぎさ公園は河津桜もそこそこの規模で植えられており、実は2月に河津桜を見られる場所を探している時に旧中川と一緒に見つけた。河津桜は旧中川のほうがよさそうだったので、こちらはツツジにしたといういきさつ。


Googleの3Dマップだと東京東側の河川に囲まれた地形がよくわかる。なぎさ公園は旧江戸川の河口近くにあり、葛西臨海公園やディズニーランドもすぐそば。ちなみに江戸川あるいは旧江戸川より右側が千葉県になる。
地図



東横線、日比谷線、東西線と乗り継ぎ葛西駅に到着。
ここまで自宅から1時間ほど。
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東西線は東京の中野から大手町や日本橋といった都心を通って、千葉の西船橋までを結ぶ路線。東京メトロが運営する地下鉄なのであるが、実は路線の東側半分近くが地上を走っているという変わり種。この葛西駅も高架駅である。


バスターミナル。ここから都バスに乗る。
運行は1時間に3本だからちょっと不便。
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終点のなぎさニュータウンで降りる。乗車時間は10分ほどだった。
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なぎさ公園は江戸川区が総合レクリエーション公園として、このエリアに設けている公園のひとつ。ここでは富士公園、フラワーガーデンとつながっている。その先にもまだまだ公園は続いていて、葛西臨海公園(都立)もあるし、このあたりは公園が多くてうらやましい。
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左側が富士公園で、道路を渡って右側がなぎさ公園なのだが、勘違いして左側に入ってしまう。だからこの橋を渡ってなぎさ公園に。
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下から見ると歩道橋みたいだったが、かなり立派な橋だった。
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橋の後ろに建っているのがなぎさニュータウン。なぎさニュータウンって名前はシャレているけれどただの団地だった(^^ゞ だいたいここは川沿いであって海じゃないから「なぎさ」というのは誇大ネーミング。まあ千葉にあっても東京ディズニーランドみたいなものか。

ニュータウンというのは1950年代から80年代までに開発されたものが多く、建物が老朽化したり住民も高齢化して「ニュータウンとはオールドタウン」となっているのが日本の住環境の皮肉。

このなぎさニュータウンの竣工は1977年から1980年だから、ニュータウンとしては新しい部類である(言葉の使い方がややこしいが)。葛西臨海公園などとセットで開発されたらしい。ただし5.8ヘクタールの敷地に全7棟で総戸数は1362というから規模的には小さくて、住宅開発分類としてのニュータウンに該当するかは微妙。該当しないとすれば「なぎさ」も「ニュータウン」も全部デタラメとなってしまうーーー


橋を渡ってなぎさ公園に降りる。新緑の黄緑が気持ちいい。
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早くもツツジのお出迎え。
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グランドが2つあったが、
コロナのせいでこんな表示が(涙)
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ところで非常事態宣言が再度出されることが昨日に決まったが、なんと東京では禁酒法の時代になり夜間の灯火管制まで実施されるという噂。それでいてオリンピックの聖火リレーは絶賛開催中。オッチャンはもう知らん!!



経年変化で塗装がひび割れて趣の出た案内看板。またパノラマシャトルの文字は、割れ落ちた部分がフォントのデザインを崩していい味になっている。私もこういう風に朽ちていきたいものである(^^ゞ
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とりあえず奥に進み、
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外周通路のようなところに出た。ただしツツジの気配はなし。
そこで、ここから内側に入ってみると、
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きれいな芝生の小山になっていた。
左側に赤いツツジがたくさん見えたので、
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近寄ってみたところ、かなりの低木剪定でイマイチつまらない。
また照明のところで道も途切れていた。
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仕方なく再び外周通路に降りて、
しばらく進むとようやくツツジ園ぽい雰囲気になってきた。
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外周通路から斜面を見上げる。
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これは先ほどの行き止まりになっていた低木剪定のところ。
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小山のほうに上がる。
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ツツジ越しに旧江戸川を眺められるポジション。
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今度はツツジを見下ろして楽しむ。
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ーーー続く

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2021年04月19日

日比谷公園で藤とツツジと芝刈りロボット

ネモフィラとチューリップの背後に、
白い花がきれいに咲いている木があった。
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それは「♫ 君と好きな人が百年続きますように〜」のハナミズキ。
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実はここ最近やたらJ-POPのカバーアルバムを聴いている。それで一青窈(ひととよう)のハナミズキはもっとも多くの歌手にカバーされている曲のひとつなことがわかった。そんな話はいずれそのうち。


ここはツツジとハナミズキのエリアであるが、
4月7日の時点ではそれほど咲いていなかった。
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公園内を移動。
これは昨年にイエローオータムを見たイチョウ並木。
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「木陰」がイイ感じだったのだけれど、
写真に撮ってみると、普通にちょっと暗いだけなのがツライ(/o\)
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やってきたのは雲形池。
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公式ホームページによると、この鶴は日本で3番目に古い噴水らしい。
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じゃ1番と2番はどこ?と調べてみると

   京都の仙洞御所:17世紀 ただし存在の証拠なし
   金沢の兼六園:1861年(明治維新が1868年)
   上野公園:1877年(明治10年)
   長崎公園:1878年(明治11年)
   大阪の箕面公園:1898年(明治31年)現存せず

あたりがネットで得られた情報。雲形池の噴水ができたのは1903年と1905年(明治36年と38年)の2つの説がある。いずれにせよ京都御所のを除いたとしても5番目なのだけど。それとなぜか長崎公園の噴水が日本で最初と断定している情報も多かった。何かと謎多き噴水の歴史である。


雲形池にやってきたのは噴水を見るためではなく、ここには藤棚があるから。
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でもまだあまり育っていなかった。
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ほとんど棚から垂れ下がらず。
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そして甘い香りもしない。だからなのか藤の花につきものの蜂もいない。
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ただし藤棚の後ろにはツツジが植えられていて、
先ほどのエリアよりはたくさん咲いていた。
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出口に向かう途中にある第一花壇。前回にも書いたように日比谷公園の花壇とは芝生広場で、花は片隅にある程度。
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キレイに咲いている一角があって、あれはスミレかパンジーかビオラのどちらだろうと思っていたら(この3つの見分けは難しい)、品種を書いた標識のようなものが見えた。
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近づいてみると、
宣伝かい!
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ところで芝生広場でこんなものを見つけた。
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この状況から推測すると、これは掃除ロボットのルンバのように、自動で芝刈りをしてこの場所に充電のために戻ってくる芝刈りロボットのようだった。


なんとホンダ製。ロゴが切り文字の貼り付けだから試作機らしい。
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調べてみると、今年の夏から発売とのこと。そのうちこれが公園やゴルフ場で芝刈りしながら走っている姿を見るのかな。ちょっとSFぽいかも。
MIIMO

ホームページは https://www.honda.co.jp/lawn-garden/miimo/index.html


最後に心字池でしばらく鴨を眺めてから退出。
1時間半くらいの花散歩でした。
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おしまい

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2020年05月04日

洗足池公園を経由して3区巡りの散歩 その2

頼朝の愛馬「池月」の銅像があるのは、池の西側中程にある千束八幡神社の境内。千束と書いて「せんぞく」であり、こちらのほうが平安時代からある地名。後に日蓮(鎌倉時代)がこの池で足を洗ったという言い伝えができて「洗足」の漢字も使われるようになった。現在は大田区と目黒区に「せんぞく」の地名があるが、大田区は北千束と南千束であり目黒区は洗足。でも大田区にあるこの池が洗足池だからややこしい。

千束八幡は平安時代初期の860年の創建とされる。でもひっそり・こぢんまりとした神社である。逆光が強くて本殿をiPhoneでは正面から撮影できなかった。
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それにしても区立公園の敷地に神社があるのは政教分離的にどうなんだろう? 神社が先にあったのは確かだけれど。少し調べてみたがよく分からなかった。


池月橋の名前を付けられている太鼓橋。
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橋の上から弁財天に向かって。弁財天のある出島はツツジが水面近くで咲いていてイイ感じである。ただし出島の中から、それは見えないのだが。
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池の神様?
写真ではわからないが、すごく大きくて黄金色に輝いていた。
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池月橋を渡ったところにシャクナゲが咲いていた。
色や形はツツジと同じでも大きくて派手。
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少し進んだところにジャーマン・アイリス。残念ながら盛り過ぎ。
もう一面あったがなぜかこの色の品種だけ。
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公園の南側まで来て、いったん外に出る。
道路は中原街道。バイクで千葉からアクアラインを通って帰ってくる時は、環八から中原街道に入り、洗足池をチラッと眺めるのがツーリングの締めくくりみたいなものだった。
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やむを得ぬ事情でバイクを降りて約2年。また乗れる日は来るのかな。ところでフルフェイスのヘルメットならコロナウイルスに対して最強だよね(^^ゞ


公園正面から。
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この浮世絵は歌川広重が晩年に制作した名所江戸百景にある洗足池。
千束の池袈裟懸松

タイトルは「千束の池袈裟懸松(せんぞくのいけ・けさがけのまつ)」。日蓮がここで足を洗った時に、袈裟(けさ:僧侶の服)を松に掛けたという伝承がある。今でも袈裟懸けの松と呼ばれるものはあるのだが、それは日蓮の時から数えて3代目だという。それって関係ない別の木やろ(^^ゞ

名所江戸百景は1856〜1858年の制作。
黒船来航が1853年、明治維新が1868年だから江戸の最後期。

位置的には上の写真と同じだと思うが、当然ながら160年前はずいぶんと雰囲気が違う。もっとも広重は見下ろすような視点で描いており、この付近にそんな小高い場所はないから、全体的にあれこれ創作が入っているのだろうが。


洗足池の由緒をいろいろと解説した看板。今年の3月に建てられたばかりのピカピカなので、自分の姿が映り込まないように斜めから撮影。
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これで勝海舟の墓があることを知り、それを見に行くことに。場所は最初に訪れた桜広場のあたり。逆戻りすることになるが、散歩=歩くことが目的なんだからまあいいかと。


途中で横にそれる道があったので入ってみる。
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特に何もなかったがモミジの種が見られた。
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ピンクのプロペラみたいなのが種。
もう少し朽ちてきたら、これが切り離されて風に乗って遠くまで種を運ぶという仕掛け。この種は何度か見たことがあるが、花はまだない。


お約束のモミジ日の光透け。
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池を2/3周ほど戻って勝海舟の墓所へ。彼が盟友となった西郷隆盛の死を悼んで建てた記念碑などが同じ区画にあった。
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西郷隆盛留魂詩碑(りゅうこんしひ)。西郷の詠んだ漢詩が刻まれているとのことだが、字は読み取れなかった。
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勝海舟夫妻のお墓。右が勝海舟で左が民子夫人。
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これを見ると仲睦まじい夫婦だったように思える。しかし民子夫人は勝海舟と同じ墓に入るのはイヤだと遺言していたらしい。理由は勝海舟が妾4人と妾腹の子供5人を自宅に同居させるなどのトンデモ亭主だったから。当時は妾がいるのは珍しくないとしても、正妻と同居するのは常軌を逸している。明治維新の立役者も、今はこの墓の中で奥さんにシバかれているのかも(^^ゞ


墓所のあたりから公園の外に出て、中原街道に向かって歩いていると勝海舟記念館というのがあった。もっとも今はコロナウイルス自粛で閉館中だったが。次に洗足池まで散歩する時には見学できますように。
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このあたりに勝海舟関連のものが多いのは、彼が洗足池の景観を気に入って別宅を建てたから。晩年は本宅になっていたようである。墓をこの場所にするのも彼の遺言による。西郷隆盛も勝海舟の家によく遊びに来ていたようで、二人で池の周りを散策したのかな。

ちなみに勝海舟が洗足池を見たのは、戊辰戦争で江戸に攻め上がってきた西郷隆盛と池上本門寺(ここから約3キロ)で、いわゆる江戸城無血開城の交渉に向かう道中だったと言われている。ということは1868年。歌川広重の浮世絵はその10年ほど前に描かれているから、彼が見た洗足池はあんな景色だったのだろう。




中原街道を少し歩いて品川区に入り、立会道路という変わった名前の道を北上。ここは桜の木が多くて、後で調べたら2kmほど桜並木が続いているとのこと。来年は花見に来よう。西小山の駅前に出て隣の武蔵小山駅まで歩く。駅ビルに入っている無印良品で買いたいものがあったから寄り道したのだけれど、コロナウイルスで駅ビルの店舗はほとんど休業中(>_<) 諦めて自宅に向かう。武蔵小山の先からは目黒区。

3時間半ほどの散歩だったかな。iPhoneのヘルスケアアプリで確認すると、1万5326歩で9.2kmという記録だった。公園で写真を撮っていたりしたので、時間の割に距離が少なかった。でも心地よく疲れたし、源頼朝や勝海舟、西郷隆盛など歴史上の人物とシンクロした気分になれていい散歩だった。


おしまい

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2020年05月03日

洗足池公園を経由して3区巡りの散歩

自宅のある目黒区から大田区に少し入ったところにある洗足池公園まで行き、帰りは品川区もかすめながら歩いたというルート。区境に近い場所が目的地だったので、たまたま3区をまたいだお散歩になった。
マップ

ゴールデンウィーク5連休初日の昨日は、最高気温25度で快晴と絶好のお出かけ日和。コロナウイルスで Stay at home なんだけれど、散歩は「密」な状態にはならないので。ついでに言うと、この日は暑かったのでマスクもしなかった。もちろん公園がやたら混雑している場合に備えて持っては出かけたが。道路で人がたくさんいた場合は? ルート的にその可能性はほぼないし、もし突然瞬間的にそういう状況になったら息を止めればいいかと(^^ゞ


まずは円融寺通りを南下していく。すると15分ほど歩いた頃に敷地の周りがツツジで囲まれた大規模なマンションがあった。最初はきれいにツツジが咲いているなと思って足を踏み入れたのだが、
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角を曲がっても、その次の角を曲がっても延々と。
どんだけツツジ好きやねん(^^ゞ
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咲いていたのは3色。
これだけ植えるなら、もっと種類を増やせばいいのに。
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ツツジマンションを後にして先に進む。環七を渡ると大田区である。そこからさらに南下。自宅から洗足池(せんぞくいけ)まではほぼ一本道。中原街道まで出て洗足池に向かう予定だったが、途中でこんな標識を発見。ここを曲がって公園の裏側から入ることにした。
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洗足池公園に到着。ここまでで約40分の散歩。
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現在位置は洗足池案内図の「案」の字の下あたり。
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地図に公園面積は7.7ヘクタールで池の面積が4ヘクタールとあるが、公園面積は道路を挟んだ子供広場や桜山、松山を含んだ面積であり、現地感覚的にはほとんどを池が占めている公園である。



まず地図で水生植物園と記されているところへ。

アヤメが数本あった。先日の散歩で近くのマンションの植え込みにアヤメがあってビックリしたが、今年はアヤメに縁があるのか? ちなみにアヤメ、カキツバタ、ハナショウブは似たような品種だが、大規模に栽培されているのはハナショウブが圧倒的に多い(気がする)。
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ピントが後ろの看板に(>_<)
この日は身軽に散歩したかったのでデジカメを持たずiPhoneでの撮影。


キショウブはたくさん咲いていた。
これは「黄色のハナショウブ」ではなく独立した品種。
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ジグザグ橋で池を渡る。
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これで池の2/3くらいが見えているかな。
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鯉と亀。
亀が泳いでいるのを見るのは久しぶり。たいていは甲羅干しの姿だから。
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桜広場と呼ばれるエリア。
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ブランコやジャングルジムがあったが、先日の林試の森公園と違って使用禁止になっていなかった。あちらは東京都立、こちらは大田区立。行政の対応がバラバラなのは好ましくないが、こんな遊具までコロナ対象にしなくていいと思う。
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フジが咲いていた。
想定していなかったのでラッキー\(^o^)/
ただしもう終盤なのか香りはほとんどなかった。ザンネン。
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ところで日本でフジは藤棚にしているところがほとんど。しかしヨーロッパではそうでもないみたい。下のリンクは東松山ぼたん園の駐車場から見えたフジ。圧巻の藤棚もいいけれど、こういうナチュラルなものも見たいな。

     https://livedoor.blogimg.jp/wassho/imgs/d/e/deecec83.jpg


池の東側沿いに歩いて正面(南側)に向かうが、
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途中で行き止まりになっていた。
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というわけでジグザグ橋を戻って、池の北から西側沿いに進むことに。
それにしてもいい天気で初夏を満喫。
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池の北側に小島が突き出したような神社エリアがある。
弁財天とのこと。
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池月(いけづき)は源頼朝の愛馬とされる。
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頼朝は流刑地であった伊豆半島の付け根中央部の韮山付近で挙兵→次に湯河原付近を目指すが、そこでの平家との戦いで敗北→真鶴から海路で房総半島に逃走→勢力を盛り返して陸路で鎌倉を目指す→その途中に洗足池で宿営する。ここまでは史実。

そして「するとどこからともなく天地を震わす嘶き(いななき)と共に野飼いの馬が現れ、これが名馬だったので捕らえて頼朝の馬とした」というお約束の伝説が語られる。しかし、それは馬泥棒やろ(^^ゞ 池月というのは、その姿が池に映る月影のようだったかららしい。

それはともかく洗足池の周りを頼朝も歩いたのかと思うと何となくワクワクする。しかし、この馬の銅像は、もうちょっと上手な彫刻家を起用できなかったの?と思う。絵の上手な小学生レベルである(>_<)
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ーーー続く

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2020年04月27日

近所でツツジ・ハンティング

サクラは小石川後楽園と砧公園に眺めに出かけたが、その後はコロナウイルスによる外出自粛を受けてどこにも行けず。例年この時期ならチューリップ、そしてツツジと名所巡が続くのだが。

ところで自粛という単語が広く使われるようになったのは昭和天皇崩御の前後からである。その頃は「自粛の要請」なんて日本語として矛盾しているという議論もあったが、今回はまったくそういう声もなく。もともと聞き分けのよさでは天下一品の民族であるが、あれから30数年経って草食化もますます進んだようで。

一方で営業している店に対する苦情を役所や保健所に告げたり、あるいはダイレクトに張り紙や電凸で嫌がらせをするヤカラも後を絶たないみたいだ。厄介なことに村八分、非国民、欲しがりません勝つまではのDNAはしっかり引き継いでいる。

そのコロナウイルスに関してはどうしても理解できないことがある。現在の死亡者数は約350人。検査漏れもあるらしいから、3倍の約1000人と仮定してもいい。それに対してインフルエンザを直接または間接的な原因として亡くなるのは毎シーズン約1万人とされる。

それでインフルエンザにはどれだけの対策をしている? 例を挙げると予防接種をするのだって保険適用外である。それなのに脅威としては1/10のコロナに対しては経済をぶっ壊してまでの対応。そんな行動はとうてい合理的に説明できない。

ではどうしてそんな非合理的な行動をするのか。社会学的にいろいろ考察中ではあるが「コロナウイルスは人間をアホにする」というのが現在の仮説(^^ゞ



さて本題に。昨日の日曜日、行楽地に外出するのは控えるとして、さいわいツツジならあちこちに咲いている。近所の散歩くらいは「密」でもないしいいだろうとカメラ片手にブラブラと。

最初に訪れたのはAマンション。
ここの少し淡いピンクのツツジは毎年キレイで眺めるのを楽しみにしている。道路から柵越しにカメラを構えるのは盗撮しているみたいで気が引けたが。
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続いてBマンション。
白いツツジは花の中で一番純白に近い白だと思う。
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オレンジは少し傷みかけていたものの、日が当たるとツツジ独特の反射というか色の飽和現象でそこそこキレイに見える。
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バックに白ツツジのツーショット。
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清水池公園。
大きな池があり目黒区で唯一釣りのできる公園。奥に児童公園的なスペースもある。写真でも分かるようにこの日はいい天気だった。気温も24度超えで初夏の雰囲気。こんな季節に外出自粛なんて(/o\)
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本日4色目のツツジ。この周りではこの色が一番多いかな。
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ハナミズキもキレイだった。
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次はCマンション。
このマンションの前にはいろいろと植えられているのは知っていたが、じっくりと眺めたことはなかった。

ビックリしたのはアヤメが咲いていたこと。
自宅の周りでアヤメが見られるなんて思ってもいなかった。ラッキー!
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アヤメ、カキツバタ、ハナショウブはよく似ているけれど、花に虎のような模様があるのがアヤメね。その模様が網の目にも見えるから網の目→アヤメ。
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だからアヤメは覚えやすい。しかしカキツバタは白いラインで、ハナショウブは黄色いラインだからややこしい。私はカキツバタは「キ」がつくのに黄色じゃないと、けっこう無理な覚え方をしている。


名前は分からないけどいろいろ。
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これはアップリケで作ったボタンみたいだった。
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えっ、レンゲ?と自分自身にビックリした。
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なぜかというと幼い頃はまだ実家の周りに田んぼがあり、春になるとレンゲの花が咲いていた(当時はすき込んで肥料にするために植えられていた)。そしてその田んぼでよく遊んだものだ。それから半世紀以上もたって、おそらくそれ以来レンゲなんて見ていないのに、見た瞬間にレンゲだと分かったから。三つ子の魂百までとは、まさにこういうことか。


この花は毎度デイジーかマーガレットかで迷う。私の判断基準は元気そうな感じがしたらデイジーで、優しい雰囲気ならマーガレット。単に語感での区別だけど(^^ゞ
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このチューリップは柔らかい白色で美しかった。こんな色はベランダで植えたことがない。来シーズンはこの球根を探そう。
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肝心のツツジ。肉眼でははっきり見分けられたが、この写真では微妙な違いにしか写っていない。左端の少し色の薄いのが清水池公園と同じ4色目のツツジ。その右側がもう少し色の鮮やかな本日5色目。
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ツツジは光の反射率が高いのか、強く光が当たると肉眼でも写真でも色が飽和しているというか光り輝いて見える。そしてそれが魅力。だからツツジ花見は必ず晴天でがポリシー。
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通りかかりにあった児童公園で。
ハナミズキの白と、わずかにピンク掛かった白。
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これは4色目と同じ。
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そして本日6色目のツツジ。
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ついでに林試の森公園まで足を延ばす。
元は林業試験場だった面積12ヘクタールの都立公園。
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こんな看板が数カ所にあった。
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人はそこそこいたが、普段の日曜日と較べると少ない気がする。またグランドで遊ぶ若者より小さな子供連れのファミリーのほうが多い。保育園・幼稚園くらいの子供を家の中でじっと自粛させるのは難しいのかも。いずれにせよこの公園は広いからまったく「密」ではなかった。


ただし遊具は封鎖されている。
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いわゆる「都会の中にあるとは思えない」空間が徒歩圏内にあって重宝する公園なのだが、もともと林業試験場だったからか、花はあまり育てられていない公園でもある。
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でも新緑を眺めるのは好き。
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よく撮る緑のモミジ日の光透け。
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春なのに紅葉している紅葉があった。
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何という品種かとプレートを見ると単に「モミジ」と(^^ゞ こいつは年中赤いのか? そういえば昔実家の庭にあったモミジもずっと赤かった。
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12ヘクタールもあるのに、まとまって花が植えられているのはここだけ。
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ツツジも数株あったが、残念ながら4色目と同じ品種。
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池でカメやシラサギを眺める。
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もっともシラサギという鳥はなく白いサギの総称がシラサギ。図鑑で見るとこれはコサギという鳥かな。それにしても下を見る時は長い首をS字に折り曲げるんだ。


2時間ほどで散歩終了。ツツジはそこら中で咲いているから、そこそこ楽しめたけれど、バラはどうしてくれるんだコロナよ。

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2019年12月01日

旧古河庭園でバラと紅葉 その3

紅葉越しにバラ花壇を眺める。
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左下で丸く刈り込まれているのはツツジだろう。これだけじゃ花が咲くシーズンになっても、わざわざ見に来るほどの規模じゃないなあ〜などと考えたとき、ここは元々、個人の邸宅だったことを思い出す。

この写真に写っている範囲だけだとしても、現代の日本でこれだけの庭を持っている人ってどれくらいいるのだろう。少なくとも私の知り合いにはいないな(^^ゞ

一億総中流から格差社会になったといわれて久しい。それはそれで問題なのだけれど、おおよそ芸術に関する文化というものは、昔の超超超格差社会の上級国民の娯楽から始まっている。現代の庶民はそのおこぼれに預かっているようなもの。

今はまだ充分にストックがあるかも知れないが、数世紀先にはどうなっているのだろうと思ったりする。まあ生きちゃいないけど。でも既に失われて、知ることもできないものもあると思うと残念な気分。


敷地を下って日本庭園ゾーンに入り紅葉を楽しむ。
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この日は快晴で日差しが充分にあり、それが紅葉で反射したり陰影を作ったり、あるいは葉から光が透けていたりして美しかった。

それと旧古河庭園は平野部としては珍しく、私の好きな「茶色の混ざっていない赤」に近い紅葉が多い。もっとも写真はそういうものを中心に撮っているから、全体から受ける印象とは多少異なることも記しておく。


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日本庭園の中心部にある池。かなり大きくて、ボートでも浮かべて風流遊びをしてみたい。水面に映る紅葉にも酔えた。
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ーーー続く

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2019年04月29日

根津神社でツツジ その2

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根津神社のツツジは丸く刈り込まれたスタイル。こういう形だと全部の「丸」が満開なところを見たいもの。でも品種によって早咲き、中咲き、遅咲きとあるから、なかなかそれは難しい。今回は中咲きのピークだったかな。早咲きのツツジはそれほど痛んでいなかったが、こんな風に葉が伸びているものも。
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それはさておき、ツツジを見たら南国気分になれる?ということをご存知か。

どんな花でも太陽の光をいっぱいに浴びていた方が美しく見えるが、特にツツジはその傾向が強いと思う。うまく表現できないが、単に色鮮やかなだけでなく、光の反射率が高いというか。私にはそれが魅力で、だからツツジは晴天の日に見に行かなければならない。それで開花状況と他のスケジュールと天候をにらみながらと、ツツジ見物はけっこうハードルが高いのである。

では光り輝くツツジを。
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なんとなく南国気分になってこない?

もっとも全部が光り輝くわけではない。次の2つなんかは普通に明るいだけ。
それでもキレイだけれど。
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この写真はデジカメの設定ミスで色が飽和しているように見える。でもそうじゃなくて実際にもこんな感じ、あるいはそれ以上で目がおかしくなったと錯覚するくらい。おそらく反射率の高い品種で、ある角度で光が当たった場合にこう見えるのだと思っている。ここまでくるとまさに南国気分である。
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細長い花弁の変わったツツジも咲いていた。
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オレンジ系のツツジは早咲きなのか少し痛んでいて、いいところだけを狙ったつもりだったが撮影センスが追いつかず(/o\)
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話は変わるが最近デジカメを買い換えた。以前の機種との一番の違いは白い花にも簡単にピントが合うこと。これにはちょっと感激。
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これなんかは小さな雄しべの先端がリアルに写っている。
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それはさておき晴天の日にツツジを見に行ったら、それがたとえ下町情緒の残る谷根千にある1900年の歴史を持つ神社であっても、つかのま南国リゾート気分を味わえるというお話。ただしツツジの花一点に視線と気持ちを集中する必要はあるけれど。
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おしまい

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2019年04月28日

根津神社でツツジ

ツツジなんてそこらじゅうに咲いていて景色のひとつ程度にしか思っていなかった。しかし何年か前にあしかがフラワーパークでツツジの美しさに圧倒され、今ではその季節が来るのが楽しみに。今回のツツジお花見は文京区にある根津神社。


実は文京区ってあまり馴染みがない。東京ドーム、椿山荘、東大、仕事ではトヨタの東京本社や講談社に何度か行ったくらい。位置的には千代田区の北側。ついでに首都圏以外の人のために書いてくと、豊島区は池袋、台東区は上野や浅草のあるところ。

地図

地下鉄千代田線の根津駅で下車。自宅からは乗り換え1回でアクセスは便利。ところで文京区の東側から台東区の西側にある谷中(やなか)、根津、千駄木の各エリアは近年、3つ併せて谷根千(やねせん)と呼ばれる観光スポットになっている。戦争での空襲の被害をあまり受けておらず、昔の街並みや下町風情が残っているところが人気らしい。その谷根千に足を踏み入れるのも今回が初めて。

駅を降りると「つつじまつり」のノボリ。鉄柱には「文豪の街」のプレート。文京区には森鴎外や夏目漱石ほか、明治から昭和にかけて多くの作家が住んでいた。
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根津駅から根津神社までの道路沿いに、こんな昭和レトロモダンな雰囲気の建物が。
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道端の所々に出店が。これはおそらく「つつじまつり」の人出を見込んで。
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300メートルほど歩くと根津神社入口。写真は神社とは反対方向だが、高い建物もなくのどかな雰囲気。ちなみに根津駅から神社とは逆の方向に同じくらい進むと上野公園に着く。
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根津神社の参道に向かう通路はあまり広くない。
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こういうのが谷根千の雰囲気なのかな。
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路地にまで行列が延びていたうどんのお店。
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飴屋さんはちゃっかり令和ブームに便乗(^^ゞ ちなみに本日は平成最後の日曜日。
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根津神社に到着。鳥居の向こうにツツジが見えてテンションが高まってくる。
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境内はかなりの混雑。
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本殿にお参りする人の行列。
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ツツジ苑を下から眺める。
丸く刈り込まれた姿を遠くから見るとモフモフした感じでカワイイ。
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ツツジ苑の入り口に向かうと人の流れが左右に分かれていた。とりあえず赤い鳥居が連なっている右側に向かう。
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千本鳥居といえば京都の伏見稲荷が有名。根津神社のは小さいサイズのものが多く、身長が170センチ以上なら屈んで歩かなければならない。
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それだからか?奉納料金は控えめ。ちなみにこちらが伏見稲荷の価格表で21万円から160万円以上となっている。坊主ならぬ神主ボロ儲け?
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この千本鳥居を渡ってツツジ苑に一番北側から入れると思っていたのだが、ツツジ苑の横を通り抜けただけだった。まあ鳥居をくぐれたからヨシとする。
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鳥居から眺めるツツジもきれいだったし。
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いったん本殿の方に降りてツツジ苑の入り口まで戻る。
屋台が出て賑やかな雰囲気だけれど、ちょっと狭い。
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ツツジも売られていた。小さな苗木は750〜850円。
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これくらいのサイズになると8000円くらい。
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千本鳥居を下から眺める。
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本殿に横の入り口から。
けっこう派手な建物だった。
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改めてツツジ苑の入り口。
入園料は200円。
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ツツジの満開と密集感を楽しむ。
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ツツジ苑を北側から眺めた光景。
写真の左下に先ほどの千本鳥居が写っている。
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ツツジの魅力はやはり色の鮮やかさかな。
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こんな取り合わせも堪りません!
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上からもじっくり眺めて、
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社殿エリアに降りてツツジ見物は終了。
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ツツジもよかったが新緑もきれいだった。
青空も最高。
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ーーー続く

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2017年05月22日

箱根 山のホテルでツツジとシャクナゲ その2

しゃくなげ園を見に行く。
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ところで前回のエントリーに載せた園内の案内看板では「しゃくなげ庭園」である。けっこう不統一。ホテルのホームページの庭園散策マップでは「しゃくなげ園」となっている。ただし案内看板にあった「つつじ庭園」あるいは「つつじ園」という区分はホームページにはない。おそらく庭園とは基本的にツツジであり、ツツジ以外の場所には個別に名前をつけるという構成。ブランディングの仕事などやっているとこういうことが目についてノンビリ散策できない(^^ゞ

ちなみにこのブログでは植物の名前は基本的に片仮名表記にしている。何となく新聞などでも片仮名のようであるし、平仮名と続けた時にわかりやすいから。例えば

     いつつつじが咲く?
     いつツツジが咲く?

あしかがフラワーパークもそうだけれど施設の地名部分を平仮名にすることが多くなっている。さいたま市など自治体の名前にも使うことが平成の大合併で増えた。親しみやすい印象にするなど理由はわからなくもないが、文章の中では使いにくいから私はこのネーミング手法には反対。



話を戻して「しゃくなげ園」。
   やっぱり平仮名だと「」をつけたくなる。
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ここのシャクナゲは背の高いものが多く、低木の「つつじ園」の開放的な雰囲気と違って木々の下をくぐり歩いて花を眺める感じ。
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小振りのシャクナゲが多かった。
花はきれいだったのだが写真に撮るとパッとせず。センスのなさを痛感(/o\)
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だったら企画モノで勝負。シャクナゲの一生!
ところで「企画」に「モノ」をつけると、とたんに安直なイメージが生まれる(^^ゞ
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こいつは違う人生パターンみたい。
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ツツジのある場所からは芦ノ湖があまりよく見えないが、ここは少し高い位置にあるので湖面がよく見えた。
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つつじ園に戻って
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再びツツジを堪能。
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赤の手前にある濃いピンクのツツジと紫のツツジは他の色のツツジとは違い、まるで花びらが光を反射しているように鮮やかな発色だった。見つめていると目が痛いくらい。
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輝いているイメージが撮れているかな?
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ーーー続く

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2017年05月20日

箱根 山のホテルでツツジとシャクナゲ

何度かこのブログでも書いているが、3年前にあしかがフラワーパークへ藤を見に行った。そして藤も素晴らしかったが、ツツジの美しさに圧倒された。ツツジは道路の街路樹によく使われている。照り返しによる高温や乾燥に強く、また排気ガスの浄化作用にも優れているらしい。そんなわけでよく見かける花だが、頭の中では道路沿いの風景と一体化していて鑑賞する花という意識はまったくなかった。街路樹だから汚れていることも多く、それもツツジに気を留めなかった理由かもしれない。

しかし、あしかがフラワーパークでそんな印象も一変。それから毎年のようにツツジの名所に出かけている。またそんなことをしなくても、そこら中に咲いているわけで、汚れる前は大変にキレイだからツツジの季節になると道路を歩いているだけで楽しい。ほとんどの人は街路樹のツツジになんて以前の私と同じように目もくれないから、実にもったいないと思ったりしている。

芦ノ湖のほとりにある「山のホテル」にある庭園はツツジとシャクナゲで有名。ずっと訪れたかったが何かとタイミングが合わず。ようやく見頃の時期にツーリングできることになった。ただし庭園を見るだけでは時間が余る。そこで箱根周辺をあちこち走り回るがむしゃらコースも考えたが、結局はポーラ美術館で開催中の「ピカソとシャガール展」を見て、その後は温泉に浸かるというノンビリコースでツーリングしてきた。


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出発は午前7時半。往きのルートは東名を厚木インターで降りて小田原厚木道路に。ここは覆面パトカーが多いので常に緊張を強いられる。小田原厚木道路から箱根へは箱根新道で登った。クルマは多かったがそこそこのペースで快走。芦ノ湖の遊覧船発着場あたりに出て、そこからホテルまでは湖畔沿いに5分くらいの距離である。


山のホテル到着は9時半過ぎ。それにしてもヘンな名前のホテルである。箱根の山にあるから「山のホテル」という名前になったらしい。
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つつじ・しゃくなげフェア開催中で、ホテル前の道路沿いには係員がたくさんいる。バイクは道路に面したこの場所に駐めるように指示された。ホテルはもう少し上の方にあるのだが、文句を垂れるほどの距離じゃなかった。
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一段上の第2駐車場まで上がると庭園への案内看板。
この風景だけでも期待が高まってくる。
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壁沿いに進んで、この角を曲がると、
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声を上げずにはいられない光景が飛び込んでくる。
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全体のレイアウトはこんな感じ。
ホテルの庭園のほとんどがツツジとシャクナゲで占められていることがわかる。
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山のホテルのツツジの特徴は丸く刈られていること。そういえば同じく丸いツツジで有名な塩船観音寺には見頃が終わってから訪れて悲しい思いをした(^^ゞ
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この日は富士山もよく見えた。
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それでは丸ツツジのボンボンをお楽しみあれ。
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ここはツツジ園とシャクナゲ園の中間にある広場。
シャクナゲは写真右側のもう一段高いところにある。
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白い藤。ほのかに甘い香りがしていた。
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ツツジ園の下にある売店コーナー。
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花が売られていたのはシャクナゲだけ。
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ツツジ園の隣にあるチャペル。
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チャペル前庭にドーム。
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周りにはバラが植えられている。そろそろ春バラが見頃のシーズンだが、標高の高い箱根ではまだツボミもなし。
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なおチャペルの中はショボかった(^^ゞ
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ーーー続く

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2017年05月03日

武蔵丘陵森林公園でアイスランドポピーと少しだけリナリア

4月30日の東松山ぼたん園と武蔵丘陵森林公園を見てきたツーリングの続き。



アイスランドポピーとリナリアが咲いている運動広場に向けて歩き出す。何度も書くが本当にこの日は森の中の道を歩くのが気持ちよかった。森林浴効果で身体の細胞も活性化している実感がある。
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初回のエントリーで書いたように、上半身はスポーツ用ピチピチ速乾アンダーウエア(半袖)にTシャツの重ね着が功を奏し、汗はかいているんだろうけれどそれをまったく感じない。しかし問題は下半身。バイクウエアで革パン着用なので当然暑い。それに重たい。膝には転倒した時のためのプロテクターが入っているので歩きにくいの三重苦(/o\)

そしてそれ以上に問題なのがバイク用のブーツ。すったもんだして購入したアルパインスターのこのブーツ、デザインは未だにこれ以上に気に入ったものを見つけていない。ただし、なぜかソール(靴底)がやたらに硬いのである。不思議なのはショックの吸収性は悪くないのに、歩く時にしなって曲がらないということ。もう6年使っているから(といっても履くのはツーリングの時だけだが)多少はマシになってきたが、最初の2年くらいは下駄を履いているみたいだった。私の足がこのブーツに慣れてしまっているとはいえ、やはりこれで何キロも歩くのは辛い。もう一足の安全靴を履いてくるんだったと後悔。バイク用に買った安全靴はデザインも履き心地もいいのだが、さすがに2980円だったので(^^ゞかなりくたびれてしまったのが難点。たまにネットで探しても、これほどのデザインの安全靴ってないんだよなあ。



話がそれた。
痛む足を我慢しながら歩いているとこんな看板が。つまりネモフィラからアイスランドポピーまでは1.6キロということ。普段ならどうってことはない距離なのだが。
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疎林とは初めて目にする言葉。調べてみると、読んで字のごとく木が疎ら(まばら)に生えているという意味。でも英語表記のWoodedには「まばら」というニュアンスはないし、Wooded Areaとエリアを修飾して使えば、木が多いエリアという意味になると思うのだが違うのかな。
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とにかく歩いて歩いて、ところどころは登り坂で、
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ようやく木々の切れ目にポピー畑が見えてきた。
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前回エントリーで書いたように、見たかったのはアイスランドポピーではなくリナリア。
それはどこにあるのかと見回すとーーー小っさ!
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しかも常に風が吹いていて、リナリアは軽い花なので揺れまくり。ピントはまったく合わず、適当に連写してまぐれ当たりを狙うといういつもの作戦も通用しない。これが一番まともな写真でアップに撮ったものは全滅(>_<)
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ちなみにネットでは、リナリアはヒメキンギョソウ(姫金魚草)の和名と説明しているものと、両者は別物とするものがあった。もう少し大きなキンギョソウは形は似ていても品種的に違う系統のようだ。金魚という名前の由来は普通のサカナの形の金魚じゃなくって、リュウキンやデメ金のようにヒラヒラのついている金魚のほうね。



リナリアは期待はずれだったが、気を取り直してアイスランドポピーを楽しむ。かなり広い畑で緩やかな傾斜になっている。どうせなら下から全体を見上げようと思って丘を下る。
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途中にあった正体不明の柵。
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ポピー畑の隣が運動広場で、白いのが「ぽんぽこマウンテン」と呼ばれるもの。写真では動きがわからないが、巨大な空気トランポリンで子供が飛び跳ねて遊んでいる。どうせ大人は遊べないので離れた場所から写真を撮っただけ。
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ここがポピー畑の一番下。
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あまりに広すぎて全景を収めることはできなかった。縦に構えた方が広さが伝わるかな。
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咲いていたのは黄色7割、オレンジ3割弱、白がごく僅かといった比率。ポピーの花びらは薄く、少しの風でも揺れるからピントはなかなか合わない。
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ところでポピー=ヒナゲシであり虞美人草(ぐびじんそう)ともいう。アイスランドポピーとポピーは別物のはずだが、アイスランドポピーのことを単にポピーと呼ぶ場合も多いようだ。


上に向かって登っていく。
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下を振り返ったところ。この方向だと逆光なのに普段と違い写真が白っぽくならず、逆に花の色が濃く撮れた。このあたりのカメラの仕組みは未だによく理解していない。
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このポピー畑に最初に到着するのは傾斜している敷地の中腹部分。そのすぐ下にリナリアがあって少しガッカリだったのは先ほど書いた通り。実は一番高い部分にもリナリアが咲いていて、それは最後の楽しみにとっておいた。この写真の上の方、ポピーの花が終わった先が少し紫色になっているのがわかるかな?
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ーーーと期待して登ってみると、そこに咲いていたはルピナスだった(/o\)
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もちろん嫌いじゃないんだけれどーーー。しかし2つ前のエントリーで紹介したように、ルピナスが植えられている公園・庭園樹園というエリアは充分広いのだから、ここはリナリア植えようよ!
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せっかくだからルピナスとアイスランドポピーのツーショット。でも距離が離れすぎてポピーは黄色の帯にしか映らず。
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さて西口からここまでも遠かったが、ここから中央口まで戻るのも遠い。中央口まで5000円と白タクでも来たらきっと乗っていたな。
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ようやく中央口近くのレストランまでたどり着く。ソフトクリームはなかったのでアイスクリームを買う。食券を買って、それを係員に渡してショーケースからカップ入りアイスクリームを選ぶ。なんかヘンな仕組み。
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アイスクリームで元気回復。
もう中央口まではあと少しなので、ツツジを撮るなど余裕をカマス。
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とうとう中央口の広場が見えてきた。
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突然の水鉄砲攻撃!
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ーーーではなくて、お約束の噴水ハイスピード撮影。
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中央口でベンチに腰掛け、iPhoneのヘルスケア・アプリで確かめてみると7キロ1万2666歩。よく重たい革パンとカチカチブーツでこれだけ歩けたものだ。
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走行145キロで午後4時半に帰宅。天気は最高で、渋滞にもほとんど巻き込まれず、足が少し痛くなったものの、花と新緑を楽しめた気持ちのいいGWツーリングだった。


おしまい

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2017年04月30日

東松山ぼたん園

ゴールデンウイークの高速道路は渋滞する。バイクは「スリヌケ」ができるからクルマよりは早く移動できる。それでも緊張感を強いられるし楽しいものでは決してない。それに私のバイクはミラーエクステンションというパーツで、バックミラーを少し外側に移動させてあるせいもあってスリヌケはあまり得意ではない。もっともバイクで得意なことって他にも特にないんだけれど。


というわけで、できるだけ近場の目的地を探す。ツツジでも見に行こうと考えたが、お目当てのところはまだ見頃にはなっていなかった。でもツツジをネットで調べているうちにボタン(牡丹)の情報を見つけ、埼玉県の東松山市にヨサゲなところを発見。そこは以前に紅葉を見に行った武蔵丘陵森林公園の近く。そして公園で今は何が咲いているのかをチェックしてみると、なんとルピナスやネモフィラが満開!なのでその2つを訪れるのが今回のツーリング。


ルートは関越自動車道で東松山インターまで。インターを降りて東松山ぼたん園までは5〜6キロ。ぼたん園から武蔵丘陵森林公園までも3〜4キロと現地はあまり走り回らないツーリングである。
地図

出発は午前8時15分。この日の最高気温予想は26度。それに武蔵森林公園ではかなりの距離を歩く。というわけで革ジャンの下は、スポーツ用のピチピチ速乾アンダーウエア(半袖)にTシャツの重ね着で汗対策。ところで東名や第三京浜あるいは首都高の入口までは自宅からすぐだが、関越自動車道の入口である練馬インターはちょっと遠いのが難点。以前にクルマでインターまでが超渋滞で出かけるのを諦めたことがある。幸いこの日は渋滞もなくスムーズ。関越自動車道も東松山インターの手前で1キロほど渋滞していた程度だった。


ぼたん園まではナビまかせ。インターを降りて市役所の前などを通ったが東松山はかなりローカルな雰囲気である。そしてぼたん園に近づく頃には完全にカントリー道路。短い距離だったがツーリング気分を味わえた。


東松山ぼたん園到着は午前10時。道路を挟んだところにある駐車場にバイクを入れようとすると係員に、この入口から園内に入って奥のブランコの隣りに駐めろと言われる。そして中に入ったらエンジンは切ってくれと。写真ではわかりづらいが建物の前でも少し勾配がある。原付じゃないんだからバイクを押して動かすのはけっこう大変。それでエンジンをできるだけ回さないようにして、脚でバイクを漕いでいる振りをして奥に進んだのはナイショ。
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バイクの駐車スペース。料金は掛からない。
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売店の前を通って、
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ぼたん園の入口へ。
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入園料は500円。中生咲き牡丹が見頃と書かれているが、早咲きと遅咲きの間のことを園芸用語ではなぜか中生咲きという。チューナマではなく「ちゅうせい」あるいは「なかて」とも発音する。
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まさに満開のボタンの花。こんなにたくさんの牡丹を見るのは初めて。
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極端に密度が低く植えられている区画。これは次世代の花壇?
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ここだけ日よけが掛けられている。日光に弱い品種?
でも他のボタンと花の姿に違いはないように思えたけれど。
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奥にあった売店では野菜が売られていた。
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藤の花は駐車場の隣の敷地に。
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ツツジもきれい。
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子供の遊び場が併設されている。
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それでその前にある特設ステージ。観客席はなく、つまり遊具で遊んでいる子供にステージが向いている。この時はまだリハーサル中だったが、ちょっと大人っぽい感じの女性ヴォーカル。何かちぐはぐな感じ。
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位置関係の写真。
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園内はこんなふうに通路でいくつかのブロックに区切られている。その中に入って奥にあるボタンを間近で見られないのが残念。
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園内を見渡せる展望台のような物はなく、たくさんの花を写真に収められるのは、ところどころの緩い斜面で。
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黄色のボタンは数えるほどしか咲いていなかった。聞こえてきた見物客の会話では黄色は遅咲きらしい。ちなみに遅咲きの園芸用語は晩成。発音は「ばんせい」または「おくて」である。もう死語に近いが「あの子はオクテ」というのはそれに由来する言葉。その場合は奥手とも書く。
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アップでいろいろ。まずはピンク。
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ところでボタンの花は手を広げたくらいのサイズでかなり大きい。それで風が吹くと花がゆったりと揺れてクシュッと閉じたような状態になる。それが意外と見飽きない。
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真ん中がピンクで周りが白いボタン。
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赤と白で、赤がメイン。
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赤と白で、白がメイン。
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赤とピンク。
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白。
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濃い紫。
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薄い紫。
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光沢のある赤。
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光沢のない赤。
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花びらが細いボタン。
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他にもあったが、例によってピンぼけ写真も多くーーー。

ところで「立てば芍薬(シャクヤク)座れば牡丹(ボタン)歩く姿は百合の花」という言葉がある。しかしシャクヤクとボタンの花はとてもよく似ている。どちらもボタン科・ボタン属で、シャクヤクが草でボタンが木というちがいはあるものの、欧米では両者を区別していないくらい。英語ではどちらもpeony(ピオニー)。このぼたん園ではシャクヤクも植えられているらしい。時期的にまだ咲いていないと思うが、もしブログに載せた写真にシャクヤクが混ざっていたら気付かなかったことにして(^^ゞ


ーーー続く

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2016年04月26日

東京ドイツ村で芝桜 その2

芝桜の丘を離れて園内をブラブラ。
東京ドイツ村だから村内かな。


芝桜の向かいにある広大な芝生広場。
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このロープでできた遊具のようなもので遊んだことはないなあ。子供達の中に入っていく勇気もないから一生このまま未経験で終わる可能性高し。真四角に区切られたジャングルジムより楽しそうなのに。
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ところでジャングルジムのジムは、スポーツジムのジムだと今さらながら気がついた。スポーツジムというとトレーニングマシンなどが置かれているところをイメージするけれど、gym本来の意味は体育館の建物を指す。あるいは体操という意味もある。話は変わるが私が通っていた小学校にはラダータワーと呼ばれる変形ジャングルジムがあった。普通のジャングルジムよりよく遊んだ記憶があるが、今でも残っているのだろうか。


賑やかな音楽が聞こえる方向に歩いて行くと、ブラスバンド&ダンスのパフォーマンス。
地元の高校生かな? 少しジャズ風にアレンジした演奏だった。
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東京ドイツ村では、たけのこ掘りが体験できる。
ドイツではたけのこは食べないけど(^^ゞ
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たけのこ会場とは逆の方向に進むとパターゴルフのコース。
これだけ広いと本物のゴルフコースみたいだ。
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少し離れたところから見た芝桜の斜面。
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雲の流れは激しく、観覧車の下に来た時にこの日もっとも空が暗くなった。
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ドイツ国旗をモチーフにした三角ポールでドイツの雰囲気をアピール?
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レストランや売店があるエリアの近くに芝桜発見。ここに芝桜があることは園内マップには記されていない。そして芝桜の下にはツツジ。満開の季節が重なるこのふたつを一緒に見られてラッキー。
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今までも何度か書いたように、2年前に足利フラワーパークに行ってからツツジの魅力にはまった。それまでは道路沿いでよく見かけるありきたりの花としか思っていなかったのに、最近はこの季節になると道路の植え込みを見ながらニコニコしている。
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色数がいくつかある場合、たいていは色味のついた花が好きだが、なぜかツツジに関しては白に一番惹かれる。ツツジの白は他の花と較べて一番純白な白のような気がする。東京ドイツ村では白ツツジだけがまだツボミのものが多かった。
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もっとも芝桜と同じで、ツツジも色が重なり合うように植えてあるとよりキレイ。
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白ツツジが純白ということは、それだけデジカメのオートフォーカスがピントを合わせてくれないということでもある(>_<)
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この花びらの中に模様があるのも可愛いし、集まって咲いている様子はとても賑やか。
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ツツジと芝桜のツーショットは、よほどアングルを考えて撮らないと、こういう風に締まりのない写真になってしまうので注意しましょう。
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これがドイツ風なのか判断できる知識はないが、とりあえず西洋風な建物があるエリアにやってきた。
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東京ドイツ村は季節に応じていろんな花を植えたり、収穫体験を実施しているみたいだ。
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この塔のある建物の内部は売店。
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ビール、ソーセージ、バームクーヘンとドイツらしいものが売られているが、
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実は店内で多くの面積を占めていたのは千葉の名産品(^^ゞ
ちなみに東京の名産品は売っていなかった。東京ドイツ村なのに。
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売店から中庭に抜けたところ。
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モアイ像があったり、ペンギンやシロクマがいたり、もはや東京でもドイツでも、そして千葉でもない何でもありの世界が広がっている。
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レストランのメニューもソーセージなどが多いように見えるが、全19品のうち12品はドイツとは無関係なメニュー。しっかりと醤油ラーメンもある。
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くるくるソーセージ620円也を注文。ドアップで撮ったのと皿の奥までソースがかかっているからそれなりのサイズに見えるが、実はとってもミニサイズでガッカリ。ポテトの大きさと較べてみて。味は普通のソーセージでなおさら後悔。また、ここのマスタードはとても辛く、普通のマスタードのつもりでソーセージにつけると罰ゲームレベルになってしまう。
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ソーセージの盛り合わせとかアイスバイン(ドイツ料理で豚肉の香草煮込み)を食べなかったのは、残念ながらこれと一緒に注文できないから。
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レストランや売店のあるエリアは少し小高くなっているので、芝桜の丘と最初に見たボート池まで見渡せる。
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入口ゲート方向を見たところ。この芝生広場は広大で、この写真で1/3程度しかカバーしていない。ホームページによると6.7ヘクタールの広さ。ドイツビールを飲んで、この芝生で昼寝をしたかったな。
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ーーー続く

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2016年04月05日

サクラ散歩 その2

すずめのお宿緑地公園から少し歩くと碑文谷(ひもんや)八幡宮。
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ここの参道のサクラもなかなか見事。
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参道からさらに延びる道。視界の限りサクラが続いている。
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これは緑道といって、昔は川や用水路が流れていたところを暗渠にして(川にフタをして)、その上が遊歩道になっている構造(写真真ん中は普通の車道で、遊歩道は左側部分)。緑道は目黒区や世田谷区の所々にある。もっとも住宅街の奥まったところにあるものなので、住んだことのない場所のことまでは知らないが。



ほんのりとサクラ色で上品な美しさ。
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ツボミはもっと色が濃いのに、その色はどこにいってしまうのだろう。
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緑道のサクラ並木に興味はあったが、自宅から離れてしまうのでサレジオ教会に戻る。
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教会の手前に八重桜があった。まだほとんどがツボミの状態。
子供の頃、実家の庭に八重桜があったので今でも何となく親近感を持っている。
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ブラブラ歩いていると白い大島桜とソメイヨシノが連なっているところがあった。でも梅や桃のピンクと違って、ソメイヨシノも白っぽい花なので紅白のメデタイ感じにはならず。
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来た道とは違うルートで自宅に戻る。ここはサレジオ教会の前の道路と違って、両側からサクラのアーチになっている。
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こんなところが数え切れないくらいある。だからサクラはわざわざ人で混んでいる名所に出かけずに、近所で手軽に楽しみましょうとなってしまう。ところでサクラが多いのはいいことだけれど、一方でどこもかしこもサクラだらけにしないで、梅や桃やもっと他の木も混ぜて植えたらよかったのにとも思う。


そんなことを考えながら歩いていたら、桃の花が咲いているお宅があった。
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私の好きな白とピンクがミックスになった源平桃もあってラッキー。
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最後は自宅隣のマンションのツツジ。
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ツツジは道路脇に植えられている、ありきたりの木のイメージしか持っていなかった。というかほとんど関心がなかった。しかし2年前に「あしかがフラワーパーク」でツツジを見てその美しさに感激。それ以来、春になってツツジが咲くのが楽しみ。サクラ以上にどこにでもあるので、ツツジのシーズンは街を歩きながらニヤニヤしている(^^ゞ



iPhoneじゃなくてデジカメを持って散歩すると、せっかく持ってきたのだから何か撮ろうという気になるからか、普段よりいろいろなものが目につく。それが気分転換になるし、ただ歩いているより楽しい。


おしまい

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2015年05月13日

塩船観音寺のツツジは見頃過ぎ(/o\) その2

観音像のところからツツジ園を見おろす。
ほとんど緑だけれど、これが満開ならさぞ素晴らしいだろうことは充分にわかる。
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観音像の後ろにあった標識。
展望休憩所というのが気になる。
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ハイキングのおバアちゃんたちの後についていくが、
先が長そうなので数十メートルでUターン。
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ハイキングコースの下はゴルフ場だった。
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西側の尾根から東斜面。
紫ばかりでアジサイのようだった西斜面よりツツジの色数が多い。
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とにかくコロコロした感じで可愛い風景。
ひたち海浜公園のコキアを思い出す。
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肝心のツツジはところどころにきれいな花が残っていた程度。痛んでいない花を選んで撮ったが、それでも花に勢いは感じられない。こんな看板にめげずに、ツツジ園の斜面をあちこち見て歩いたがたいした収穫はなし。
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一番多かったのが薄紫。
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赤は全滅で、このオレンジがかったのが少しあった程度。
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白はシミのようなものが出始めていて残念。
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これはキレイだったし状態もよかった。
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ツツジ園真ん中の広場に降りてくる。
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護摩堂。
護摩とは火を燃やしながらお経を上げる修行。
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本堂の前にもあった線香を焚く爐(いろり)。
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交通安全と書かれたお堂があった。
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中に祀られていたのは不動明王。
ツーリングの無事を願い、深々と頭を下げておくm(_ _)m
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護摩堂の裏手が一番のビューポイント。
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もう1週間早く来れば、こんな光景を見られたはず。




午後2時頃に塩船観音を後にする。
まだ早かったので奥多摩の方までツーリング。御岳(みたけ)渓谷や奥多摩湖の方には向かわず31号線〜33号線と檜原村や秋川渓谷あたりを走ってきた。この日は28度くらいあったけれど山の中は5度ほど低く、また新緑が気持ちよかった。
ちず

新しいグーグルマップは、相変わらずルートが高速道路からはみ出したりと動作におかしいところが残っている。それと地図・地形図・航空写真の3つの表示があるのは従来通りだが、なぜか地形図ではルートを引けない。デザイン的にあっさりしているし、それでいて山岳部かどうかわかるから地形図が一番気に入っていたのに。というわけで久しぶりの航空写真。道路名の一部が暗い文字になっているのもバグだと思う。


最後は522号で甲州街道まで降りて、相模湖から中央自動車道。
午後5時半頃帰宅で走行188キロ。

咲き誇るツツジは見られなかったものの、塩入観音はそれなりに楽しい場所だった。久しぶりのクネクネ道路も、一部を除いてクルマも少なく快適に走れたし、なんといってもこの季節はバイクで走ること自体が気持ちいい。

だからOK牧場(^^ゞ
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おしまい

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2015年05月10日

塩船観音寺のツツジは見頃過ぎ(/o\)

去年、足利フラワーパークに藤の花を見に行って、藤と同じくらいあるいはそれ以上に感激したのがツツジ。ツツジなんて街路樹として道路のあちこちで咲いているから「わざわざ見に行く花」リストには入っていなかったのだが、それ以来「ぜひとも見に行くべき花」に認識が変わった。

とはいえ関東の平野部でツツジはゴールデンウィークあたりに最盛期を迎える。ゴールデンウィークは渋滞がハンパないのでどうにも苦手。今年はラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに2日間出かけたし(まだブログを書き終えてないけど)、大画面に買い換えたばかりでテレビを見るのが楽しかったし、その他諸々あってどこにも花見ツーリングに出かけずじまい。


青梅市にある塩船観音は都内ではトップランクに入るツツジの名所。お寺のホームページの開花情報は4月30日で更新が止まっていたけれど、5月5日前後でまだまだキレイというブログもいくつかあったのでダメ元で出かけてきた。


中央自動車道〜八王子ジャンクション経由〜圏央道で1時間ちょっと。お寺直営?の駐車場はいくつかあって、ここは第2駐車場かな。向こうの斜面にもツツジが見える。
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駐車料金はクルマ700円、バイク200円でちょっと高め。
バイク専用の区画はなく敷地の隅っこに駐める。
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塩船観音は斜面に沿った地形で、第2駐車場は少し斜面を上がったところにある。右側はお寺の敷地。山門正面の第1駐車場は満車だった。まあ歩くといっても2〜3分程度。
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この道にも、ところどころツツジが植えられていて、、
それを見ただけでもう見頃が過ぎた雰囲気は伝わってくる(/o\)



山門(入り口のこと)の様子。
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石柱にある文字。
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別格本山とは総本山>大本山>別格本山>本山という、本山での序列を示すらしい。本山とは宗派の中で位の高い寺院。本山=元締めと言葉を置き換えれば理解しやすいかも。

その下は旧字体で国宝と書いてある。塩船観音の建物のうち3つは国の重要文化財の指定を受けているが国宝ではない。盛ってるの?

調べてみると以前は国宝保存法というものがあり、1950年に廃止されて文化財保護法に切り替わった。文化財保護法は新しく国宝を選び直し、選ばれなかった旧国宝は重要文化財として扱われることとなった。塩船観音のものは残念ながら新国宝には選ばれなかったということ。65年も経っているのだから石柱を書き換えても良さそうなものなのに、まだ未練があるのかな。


案内図。
このレイアウトより実際はもっと細長い敷地である。
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山門は仁王門だった。
重要文化財指定。
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仁王様には失礼して、格子の隙間にカメラを突っ込んで撮影。
左は口を閉じているから吽形(うんぎょう)
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右は口を開いているから阿形(あぎょう)。「あ」と発音すれば口を開き「うん」なら口を閉じるとイメージすれば覚えやすい。それにしても乳首の形が気になる(^^ゞ
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参道を進む。
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最初にあるのは阿弥陀堂。
これも重要文化財指定。指定されているのはいずれも室町時代後期の建立とされる。ということは500年以上も昔になるが、そんなに古い感じはしなかった。
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阿弥陀様。
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その先にあった入場券売り場。
ご覧のようにツツジ祭りは終了しているので無料。無料でガッカリすることは珍しいかも。お寺のホームページによれば駐車場もツツジ祭り期間中のみ有料と書かれていたのに200円とられたのは不可解。
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また登っていく。
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ご神木? お寺だけど。
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少し広場のようになっているところにいろいろ建っている。
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これは薬師堂。
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薬師如来像。
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ボケに効くというアピール。
まっ、マーケティングですな(^^ゞ
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なぜか弘法大師はお地蔵さんになっていた。
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手水舎(ちょうずや)。
境内の入り口に設置されていないと意味がない気もするが。
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仁王門と阿弥陀堂にはなかった重要文化財のアピール。
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本堂。
こちらは茅葺きの屋根でいかにも古そうな印象。
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安置されているのは秘仏本尊ということで見られない。秘仏というのは仏堂の扉を閉じて見せないようにしてある仏像。特別な期間だけ見せる場合もあれば(開帳という)、絶対秘仏といってまったく見せないものもある。参拝者や信者だけでなく、その寺の僧侶さえ見られないという存在。仏教国の中でも日本だけの習慣らしいが、何の理由があって、そんなばかげた仕組みになっているのか理解できない。


おみくじは変わった販売方法。
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本堂からはツツジ園もチラッと見えたが、観音像を先に見に行くことにする。
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緩やかだがまた坂道。
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鳥居があるから神社。赤い鳥居は稲荷神社の場合が多い(ような気がする)。塩船観音にあるのは児玉稲荷という名前。神仏習合そして神仏分離と日本の宗教にいろいろあったことは知っているが、あまり詳しくはない。
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隣にある鳥居は山王七社権現。
権現(ごんげん)というのは仏が、神道の神の形をして仮にあらわれたという考え方。
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鐘撞き場。
1回100円。しょっちゅう鳴っていた。
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ツツジ園はすり鉢状の地形。これは東側の尾根から西斜面を見たところ。塩船観音のツツジは丸く剪定されているのが特徴。ここからだと色合い的にツツジというよりアジサイに見える。
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観音像到着。
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正式名称は塩船平和観音。
開創1350年の記念で2010年(平成22)に立てられたものだから観音像はまだ新しい。
計算すると寺の創建は660年。法隆寺が607年だから相当古いことになる。奈良時代の前の飛鳥時代。
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正面から。
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おみ足。
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後ろ姿。
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石版によれば、この水瓶(すいびょう)から功徳の水を無限に与えているとのこと。
注ぎ口は中までくりぬいて欲しかったかな。
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人と一緒にとらないと大きさのイメージがつかめないので。
高さ15メートル、東京では一番大きな大仏。
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ーーー続く

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2014年05月02日

あしかがフラワーパークで藤とツツジと

金曜日だけれどゴールデンウイーク休みにしてバイクツーリング。栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」に行き、その後は赤城山まで走ってきた。何度も書くがネーミングが平仮名だと文章の中で紛らわしく括弧とかが必要で面倒。ここの話じゃないが、なんとなく関西は平仮名のネーミングが多いように思う。

去年は埼玉県春日部市にある牛島の藤(うしじまのふじ)を訪れ巨大な藤棚にビックリした。牛島の藤を何で知ったかは思い出せないのだが、足利フラワーパークについては牛島の藤で知った。

ベンチで休憩していた時に聞こえてきた女性二人の会話。

  女A「奥さん、ここ素晴らしいわ、連れてきてくれてありがとう」
  女B「ここより足利フラワーパークはもっとすごいのよ。今度行きましょうね」

その後にネットで調べてウアォ!と思い、今年のシーズンを楽しみにしていたのが、このツーリングのいきさつ。

実は先日「おおた芝桜まつり」の駐車場で話を交わしたライダーが、そこに来る前に足利フラワーパークに寄ってきたと言っていた。その時はハシゴが好きな人だなあと思っていた程度だったが、本日のために場所を調べてビックリ。あしかがフラワーパークはおおた芝桜まつりが開催されている太田市北部運動公園と直線距離で15キロ程度しか離れていない。似たような場所にあるとは何となくわかっていたものの、こんなに近いとは。しかし彼は「白い藤はまだあまり咲いていない」といっていたから1週間たった今日でよかったかも。


ゴールデンウイークだから何となく遠くに行ってきた感を味わいたくて、やたら広い範囲の地図を載せてみる。第2目的地の赤城山は日本海までの中間当たりである。往きのルートは先日とほぼ同じ。首都高山手トンネル経由で、東北自動車道に乗り佐野藤岡インターで降りる。出発は午前7時で今回は渋滞皆無。
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インターを降りて国道50号線で足利パークに向かう。これが相当にいい道。道路の両サイドに高い建物がなくスパーンと開放感たっぷり。まあ地元の人はそんなこと思わずに毎日走っているのだろうが。それと水田も多くて緑がまぶしい。??? まだ田植え前のシーズンだぞ。バイクを降りて確かめたわけじゃないものの、どうやら麦を育ているみたい。麦畑は初めて見た気がする。

50号線から県道に入り、さらに足利フラワーパーク近くまで来ると、まだ朝早いのにかなりの渋滞。それとパークのずいぶんと手前から臨時駐車場が設けられている。そこからだと歩いて20〜30分くらいかかるように思える距離。クルマの横をすり抜けて先に進む。

バイクや自転車の駐車場(というかただの路肩)は正面入り口近くで便利。クルマだと裏門の西口から入ることになる。誘導の係員が自転車を写真の右の奥に押しやって、ここに駐めろと言うからビックリしたが、この周りに置いてあるのはほとんど従業員の自転車らしい。係員は仕事も的確で親切な人が多かった。なお地面が柔らかいから、バイクのスタンドの下に敷く板などを持っていったほうがいい。ここが無料なのは当然としてクルマも無料。
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ゲートは門ではなく建物で中に入ると売店になっている。つまり売店を通らずには帰さない仕組みである。なお手前に写っている藤は造花。
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入場は午前9時5分。
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園内に出たところ。(日本語的におかしい?)
無料写真サービスをやっていた。その場でプリントしてくれる。
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ゆるキャラ。
足利学校とは室町時代あたりにできた日本で最初の大学みたいなものだったっけ? このゆるキャラのかぶり物は外が見えないようで、付き添いの係員に「そこを右」とか「10歩まっすぐ」とかアシストされていた。
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なぜかここではトイレの表示にすべて水洗トイレと明記されている。
水洗以外のトイレの看板はなかったから、なぜわざわざ水洗と書き加えるのかナゾ。
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園内マップ。広さは9.2ヘクタールとそこそこの規模。
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書き忘れたが入園料は1700円もする。メールマガジン登録をすると100円割引券のページにアクセスできるので持っていった。ただしプリントアウトが必要。





とりあえず藤の木。
白い藤も満開。
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藤を見に行ったのに「とりあえず」とはーーー。
ここの前身は藤を育てる農園だったらしくメインはもちろん藤の花。しかし1997年にこの地に移ってからはフラワーパークと名乗っているだけあって、園内には様々な花が咲いている。藤の花しか頭になく来てみたら、他の花の美しさにも感激して、でも花の写真の最初はやっぱり藤でしょとこだわったのが「とりあえず」の理由。




咲き誇るーーーの表現がまさにふさわしかったのがツツジ。
これだけを見たとしても、ここに来る価値がある。
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ツツジの仲間であるシャクナゲもたくさん咲いていた。
大きくてド派手。これだけを見たとしても、ここに来る価値がある(^^ゞ
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これが
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こうなって、その後に花になる。
ツボミの段階で貫禄の存在感。
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ちなみに日本美人の様を表すのは「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合の花」で、名前は似ていてもシャクナゲではないので要注意。老夫婦のご主人が「さすがにキレイだな。立てばシャクナゲというだけある」とつぶやいて奥さんに「あなた、違うでしょ」と叱られているのを目撃(^^ゞ



それでこのツツジやシャクナゲが藤の花と一緒になって、
気絶しそうなくらいの光景なのである。
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写真でどれだけ伝わったかは自信がないけれど、
まだしばらくは咲いていると思うから気絶したくなったら現地に行ってください。





藤といえば藤棚がお約束。
足利フラワーパークには大小あわせて10カ所の藤棚がある。

これは淡いピンク色の藤棚で池のまわりのテラス席のようになっている。
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藤棚の下に入って。
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足利フラワーパークのトレードマークである樹齢145年の大藤。
1000平米で600畳の広さを誇る。写真に収まったのは1/2で程度で右側に残り半分が広がっている。移転当時の約20年前はわずか72平米だったというから驚く。ちなみに牛島の藤は約500平米で樹齢は自称?1200年。
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ところで上の写真の右の方でモデル立ちポーズをとっている、赤い服を着た女性は中国人の観光客。中国人はそこそこいて、あまり年齢に関係なく女性が写真に撮られる時は、ちょっと気取ったポーズをする人が多いのを発見した。逆にピースサインをする人は見なかった。



72平米といえば家一軒分くらいの広さだから、
それを移転移植したとはすごいね。
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真ん中にいる人はボランティア?の説明員さん。自分と同じようにこの藤は老木なので肥料を与えすぎてはいけないとジョークを言っていた。
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藤棚の下はいい香りが漂っている。大きなクマバチ(クマンバチ)がたくさん飛んでいてビビる。でも花の蜜に夢中で刺される心配はない。
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上の2枚の写真は地面近くからあおって撮っている=藤棚の上から差し込む太陽で逆光になるというかハレーションを起こすというか、結果としてキラキラと幻想的に写っている。下の写真は目の高さ当たりからの撮影で、実際の見た目はこんな感じ。
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うす紅橋と名付けられた藤棚。奥の白い藤が、池に写って「逆さ藤」になっている。
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ツツジの多いエリアにある「むらさき藤棚」と名付けられた小振りの藤棚。
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足利フラワーパークの藤棚で唯一残念なのは、藤棚が鉄パイプで組まれていること。牛島の藤は竹製だった。現地にいると藤の花に目がいってあまり気にならないとはいえ、写真で見るとなんとなく興醒め。改善を望みたい。




きばな藤のトンネル。
藤はピンク→紫→白→黄色の順で咲く。なのでまだトンネルには至らず。
もっとも黄花藤はキングサリとよばれる植物で藤とは別物。
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これは別のところにあった一本立ちのきばな藤。
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まるでブドウのように見えるのは八重藤の棚。
これは今まで見たことがなかった。
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ご覧のように八重藤の花の房は短い。
ただし香りは断トツに濃厚。
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白藤の滝と名付けられたフェンス。
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いいアイデアなのだが密度が不足気味。手前の一本立ちの白藤と較べれば違いが一目瞭然。まだ育成途中なのかな。このフェンスの紫藤版もあったが写真を撮り忘れた。
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大長藤の藤棚。
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花房の長さが1.8メートルとの説明だが、それほど長いとは感じなかった。牛島の藤は最長2.7メートルといわれる。その藤棚の下では腰をかがめなければならなかったのに、足利フラワーパークでは普通に歩ける。もっともそれは枝の高さが関係してくるけれど、どの程度だったかは記憶がない。


それはともかく青空と藤の花の対比が美しい。
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白藤のトンネル。
全長約80メートル。紫の藤は幻想的で白い藤はすがすがしい印象。そのせいか香りも甘さ控えめできりっとしているように思える。
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藤の花のアップ。上から垂れ下がっているので花が揺れるし、
サイズも小さいからピントがなかなか合わない。

ピンク。もう少し白に近いピンクもあった。
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白。ピンぼけだからクリックで拡大しないで(^^ゞ
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紫&薄紫。紫一色もあったが撮り忘れる。
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黄色。藤じゃないから、よく見ると花の形が違うね。
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ーーー当分続く

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2014年04月26日

おおた芝桜まつり (太田市北部運動公園)

去年、ひたち海浜公園で見たネモフィラと本栖湖リゾートの芝桜にはいたく感激した。ネモフィラというものは初めてだったたし、芝桜は見たことがあっても周囲一面の芝桜というのも初めての体験だった。先日の大宮花の丘農林公苑ではどちらも植えられていたけれど、あの程度じゃ物足りず。今年も見に行こうかな〜、ちょっと遠いしなあ〜、同じところに2年続けていくのも芸がないしなあ〜と思案していたら、そこそこの規模でネモフィラと芝桜の両方を見られる「おおた芝桜まつり」を発見。

場所は群馬県太田市にある北部運動公園。距離的にはひたち海浜公園や本栖湖リゾートと変わらないものの1カ所で2つ見ることができるから一石二鳥なツーリング。
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午前9時半出発。例によって首都高の山手トンネルの状況は出発直前にiPhoneのアプリでチェック。幸い渋滞はなさそうなので山手トンネルルートで東北自動車道に向かう。先日はトンネルに入った時に17.5度で最高30度まで温度が上がったが、本日は21.5度→29度だった。外気温と正比例ではないようだ。

東北道に入って行程の1/3ほど進んだ頃、電光掲示板に「事故渋滞10キロ、3時間」の表示。クルマはノロノロ運転ではなくほとんど止まっている状態。上手に運転しているバイクがいたので、それを先導に付いていくことにする。3キロほど進んだところで全焼した軽自動車。車線の中央部分に少し斜めになって駐まっていたので突然出火したのか。丸焦げという言葉があるが、ボディの鉄板が白くなるような燃え方だった。あんなに全焼したクルマを見たのは初めてかもしれない。ここで終わりかと思いきや渋滞はまだずっと続いている。そして渋滞10キロの最後にあったのはクルマ4〜5台の衝突事故。1台はトランク部分がペッシャンコになっていた。不思議なことにそのクルマが最後尾。追突したクルマはもう片付けたのかな。

バイクの機動性に助けられて?約25分くらいで渋滞脱出。クルマなら諦めて途中で帰っていたかもしれない。それはともかく交通安全を心掛けましょう。地図で左折しているところが岩舟ジャンクション。そこから北関東自動車道に入って、出口の太田桐生インターまでは25キロくらい。降りて数キロ走れば太田市北部運動公園に到着する。


クルマは500円だがバイクの駐車料金は無料。
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BMW F800Rの隣に駐まっているのは、ほぼ同時に到着したカワサキのNinja(忍者)1000というバイク。迫力があってカッコ良かった。40代中頃の人のよさそうなライダーで「子供は遊んでくれないしヨメも相手にしてくれないので休日は1人でバイクに乗っている(涙)」と一期一会の会話。がんばれ日本のオトウサン!



そしてネモフィラ。
やっぱり見に来てよかった。
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先日書いたように風があると花が揺れるので→アップで撮る時はシャッタースピード早め→ピントの合う範囲が狭いという写真になってしまう。もうちょっと見た目通りに撮りたい。
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ネモフィラの雄しべの先は黒くなっている。
風に揺れる花びらを見つめていると、白地に黒い線で書いた顔が笑っているように見え時がある。本当だって! 春の陽気でアタマがおかしくなったんじゃないよ。
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これはケイトウのまだ小さなヤツかと思ったが、後で調べたらストロベリーキャンドルという花だった。まあ逆さまになったイチゴに見えなくもない。クリムソンクローバーやベニバナツメクサともいうらしい。クローバーの仲間だから葉っぱの形は同じ。crimson(英語発音ならクリムゾン)は赤い、深紅色という意味。そういえば中学生の頃キング・クリムゾンというイギリスのロックバンドがいたっけ。
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なぜか切り倒された木。
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ネモフィラの横の丘に登ると八重桜が咲いていた。
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モフモフです!
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タンポポは花が終わって種になるシーズン。
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これが風に飛ばされて子孫を残すと習ったね。
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ネモフィラがあるのは見晴らしの丘。
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ここで久々にデジカメのレンズを交換。24ミリの広角レンズにアダプターをつけた18ミリの超広角レンズに交換する。ちなみにいつも使っているのは27ミリから82.5ミリのズームレンズ。何ミリというのは35ミリ換算値というややこしい値で、要は小さいほど広く写り大きいほどアップで写る。レンジ交換ができるのが普通のデジカメと違って私の使っているミラーレスといわれるデジカメの魅力ということになっているが、面倒だから普段は交換しないしレンズも持ち歩いていない。使うのは去年ネモフィラや芝桜を見た時以来だから1年ぶり。

いつもは縦横が2:3の比率の画面設定。18ミリすると横に広くなるのはいいが、縦にも広くなって間が延びた写真になるので縦横9:16の設定にする。


見晴らしの丘の下から。
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見晴らしの丘中腹から。18ミリだと肉眼で見るより広々と写る。でも気分的にはこんな感じの空間で開放感たっぷり。ブラウザーの画面を横に広げて写真をクリックしてみて。
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向こうがツツジの丘。
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ツツジも超広角で。
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看板の上端が弓形になっている。
超広角レンズというのはかなり画像が歪む。
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ツツジの丘の上が中央広場。
地元のお姐様方がイベント参加。
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ここで見るのはお姐様方のイベントではなく(^^ゞ鯉のぼり。
風がないと情けない姿であるが、
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ここは「かかあ天下と空っ風」で有名な上州群馬県。
すぐに風が吹き出す。
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こんなにたくさんの鯉のぼりを見たのは初めて。
鯉のぼりがあることは公園のホームページで知っていたものの、特に見たいとも思っていなかった。でもこれだけの数の鯉のぼりが風に泳いでいるさまを見ると、とても気持ちよくこちらの身体まで宙に浮いているような感覚になってくる。日本全国で鯉のぼりのイベントがあるのも納得できる。バイクであちこち出かけていると写真や映像を見ただけじゃわからないことは多いと実感する。


鯉のぼりは後ろから眺めるものおもしろいことを発見!
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中央広場の隣に池があって、その向こうが芝桜メインの憩いの丘。
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その頂上にある展望台。
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展望台から鯉のぼり。
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芝桜を一望。
咲き具合は満開といっていいが、ところどころ発育不良あり。
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白、紫、ピンク。
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ピンク・白の芝桜は、しぼんだ花と一緒になっているものが多かったから、ピンク芝桜の色が抜けたもののように思う。
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これは花びらが少し細い芝桜。
色はもっと赤に近いが、デジカメでは濃いピンクに写ってしまう。
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憩いの丘の端のほうから。
芝桜はかなり香りが強い。どこか懐かしい香りのような気もするのだが、何の香りに似ているのか思い出せない。
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一段下の道で展望台方向へ戻る。
「初夏」って感じの風景を堪能する。
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憩いの丘の下から展望台を眺める。
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この公園はネモフィラもそうだが、苗と苗の間隔が少し広い。もう少し狭めて密集感の向上を希望。それとネモフィラと芝桜は同じ場所に植えられないのかな? もっとカラフルな絨毯が見られそうな気がするけれど。


中央広場へ上る階段。
超広角レンズで撮るととても大変そうに写る。
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中央広場の斜面にツツジが植えられている。
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機嫌良く散歩していたら、こんな看板が!
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再び中央広場で、レンズをズームレンズに戻して望遠側で鯉のぼり。
この日、気に入ったのはネモフィラや芝桜ではなく鯉のぼりかも。
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3時間弱ほど公園をブラブラして帰路につく。
帰りもまったく同じルート。

中央広場に屋台はたくさん出ていたが食事系がなかったので、東北自動車道の佐野サービスエリアで遅めのランチ。今まで食べたことがなかった佐野ラーメンを注文する。それは手打ち風の平打ち縮み麺ということを除けば、ごくごく普通の醤油ラーメンだった。ちょっと肩すかしな印象。佐野は栃木県なので宇都宮餃子をお土産に買う。保冷包装してあるのでバイクでも安心。

クルマは多かったが渋滞はなくスムースに帰宅。
走行250キロ。高速道路98%というツーリングだったが久しぶりに走り応えがあった。今年のゴールデンウイークは飛び石連休。でもあと2回くらいはどこかに行きたい。


今回のバイクでハイクは

   鯉のぼり
   数えてみよう
   遠い日々
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   今年の五月五日にはチマキ食べ食べしようっと。

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2014年04月19日

駒沢公園まで散歩

久しぶりに駒沢公園まで行ってきた。以前は毎週末にここで10キロほどジョギングしていたのに、最後に走ったのが何年前か思い出せない始末。一番の理由は公園まで徒歩10分ほどのところから引っ越して3倍以上の距離になったから。ウエストも限界を超えて随分になるのでそろそろ考えないと。でも天気のいい日はバイクに乗りたいしなあ。

とりあえず今年はゴールデンウイークに距離は関係なく1回は走るつもり。いきなり走るのはキツイから、その前に2回は長距離な散歩をしようと考えて本日はその1回目。歩いているだけじゃ退屈だからデジカメも持って出かけた。


正式名称は駒沢オリンピック公園。
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元々は徳川家の所領だったという説もあるがあまり詳しくはわからない。
1913年(大正2年)に東京ゴルフ倶楽部という日本で3番目に古いゴルフ場ができたのが駒沢公園の前身。ちなみに東京ゴルフ倶楽部は1932年(昭和7年)に埼玉県に移転しているのに、現在も名称は「東京」ゴルフ倶楽部を名乗っている。

戦後プロ野球の球場だった時期もあって、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの時にオリンピック第2会場としてほぼ現在の姿になる。東洋の魔女といわれた日本の女子バレーボールチームが金メダルを取ったのは駒沢公園の体育館である。


ツツジがビューティフル。
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1週が2140メートルのジョギングコース。
この付近は両側がサクラで花見の名所でもある。
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八重桜は満開だが数は多くない。
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ユーフォルビアウルフェニーという黄色い花。ユーフォルビアだけだと和名は灯台草らしい。花の形も変わっているけれど葉っぱも特徴的。
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この濃いピンクの花はベニハナトキワマンサク。漢字で書くと紅花常磐万作で常磐万作のレッドバージョン。常磐万作という人が見つけたということではないみたい。
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花を咲かせながら一部の葉っぱが紅葉している。
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駒沢公園は25年以上通っているから、隅から隅までとは言わないがだいたいのところはわかっている。ソメイヨシノを除けば、あまり花の多い公園じゃない。

本日見たかったのはこんな光景。
新緑のみずみずしい雰囲気、写真で伝わるかなあ〜。
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これはハナミズキ、漢字なら花水木。
♪君とすきな人が百年続きますように〜 一青窈(ひとと・よう)の歌で有名。
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明治45年に日米友好の印として東京市長がアメリカの首都ワシントンにサクラを送ったのは有名な話。そして3年後にその返礼として送られてきたのがハナミズキ。だから原産はアメリカの木である。


白とピンクの花ーーーに見えるが、
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実はこれは花びらじゃない。
花びらに見えるのは苞(ほう)と呼ばれるツボミを包んでいた葉っぱが変形したもの。真ん中にプツプツとあるのが花。アジサイの場合は萼(ガク)という本来なら花を支えるヘタみたいなものが花のように変形してるが、それに似たようなもの。素直に花びらを作らずに、いろんなものを変形させて花びらのように見せる植物があるのが不思議。

もともとツボミを包んでいる部分だから、大きく開く前はこんな形になっている。
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ハナミズキの花(苞)はわりと高いところに咲くので
写真は下からで後ろ姿になってしまう。
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駒沢公園の中央広場。
右側に見えているのは陸上競技場。
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駒沢公園の隣は都立大学の跡地だった。
写真左寄り奥に見えるのはそこに建ったマンション。全部で13棟あるから広い跡地だったことがわかる。
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中央広場の片隅で縄跳びをやっている連中。
縄跳びで遊ぶ年齢とは思えないが、
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ダブルダッチというらしい。(写真をクリックして拡大すればテントに書いてある)
縄跳びしながらヒップホップ系のダンスをしている人も。
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ここにいたのはまだ初心者のようだが、
ダブルダッチは縄跳びを使ったダンスパフォーマンスみたい。



これは体育館。東京オリンピック・メモリアルギャラリーというのが併設されていて当時の映像などを見ることもできる。なぜに去年の看板が残っている?
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一時は3人バスケットボールの聖地のようだったところ。
今はミニサッカーをしている人のほうが多いのかも。
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駒沢通りを都心部方向を向いて。
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屋外で50メーターという貴重な存在だった駒沢公園のプール。
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残念ながら数年前に老朽化で閉鎖となった。前に見た時は単なる放置だったけれど、いよいよ取り壊し準備に入ったみたい。しかしこのプール閉鎖には東京都納税者として納得できない。無駄な事業は一杯あるのだから税金はプール改修に使うべきである。都民の健康をなんと心得ている。私がデブったのは長年通った愛すべき「駒プー」が閉鎖されたからだゾ! 誰か舛添さんと知り合いなら私のところへ来るように伝えといて。ところで彼は知事になってからニュースで見たことがないな。


ジョギングコースの右側に見える壁。
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その向こうは東京都立のアイソトープ研究所だった。アイソトープは同位元素すべてのことだが、一般的には放射性同位元素を意味する。だから研究所(公園の隣の敷地)には放射能マークがあって「公園の隣になぜこんなものが」といつも思っていた。
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それが駐車場になっていた!
ここに屋外屋内両方で50メートルプールを建設せよ!
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テニスコート。
高齢化が著しいと言われるテニス。観察してみるとオッサン・オバハン・ジイチャン・バアチャンがほとんど。一番若い人でも40代中頃くらいだった。なんでそうなっちゃったのかね。
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グランドでは小学生がサッカーの試合をやっていたーーー
が、金網にピントがあってほとんど写っていなかった。 
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ジョギングコース1週プラスうろうろして久しぶりの駒沢公園を後にする。
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午後2時に自宅を出て5時に戻ってきたから3時間の散歩。人が歩くスピードはだいたい時速4キロだから12キロ歩いたことになる。脚は平気だったが足の裏が少し痛い。やっぱり身体を鍛え直さないと。

wassho at 22:29|PermalinkComments(0)