ハス
2017年07月17日
古代蓮の里 その2
ほとんどハスの咲いていなかった古代蓮池と水生植物園の隣にあるのがオニバスの池。
葉や茎にトゲがあるのでオニバス(鬼蓮)と呼ばれているが、これはハスではなくスイレンの仲間。ハスとスイレンは花の形がとてもよく似ているし、漢字だと蓮と睡蓮で字がかぶっている。しかし植物学ではまったくの別系統に分類されいわゆる親戚でもない。
ハスとスイレンの見分け方は
● 雌しべが花托の形かどうか(前回のエントリー参照)
● ハスは水面から茎が伸びて高い位置で花が咲く
スイレンは水面で咲く
写真中央にあるのがオニバスの花。スイレン系統だから水面で咲いている。
水面から姿を見せているのは10センチくらい。花はその一部だからとても小さい。
こんな可愛い花なのに名前がオニなんて。
オニバスは葉の形が面白い。最初は丸くなった状態で水に浮かんでくるらしい。これは葉がある程度が伸びた状態でとてもデコボコしている。
伸びた葉を下から突き破ってツボミが出てくるみたい。
オニバスを見たのは初めてなので満足度高し。
ちなみに絶滅危惧種に指定されている貴重な植物。
ハスがメインの公園ではあるが水生植物園野池の一画にはスイレンもあった。
ハスとスイレン甲乙つけ難し。
養生中と書かれていた一画。枠の中にあるのはホテイアオイ。その周りの赤い部分は土ではなく赤いものが浮いている水。まるで赤潮みたいな光景。この赤いのは何なんだろう?
古代蓮の里ではところどころにボランティアっぽい係員がいて「一番奥の水鳥の池でたくさんハスが咲いています」と案内していた。
これが水鳥の池。まあ古代蓮池と水生植物園よりは咲いているものの、やはり見頃とっくに過ぎの感は否めない。
ハスより公園の外に広がる水田のほうが見応えがあったりして。
お約束の下から写真も曇り空なのでーーー。
とりあえず池の周りをグルッと一周して退散。
このタワーは古代蓮会館。下の階にハス関連の展示があって上部は展望室になっている。ハスの咲いていない池を上から眺めても仕方ないのでパス。本当はこんな光景を期待していたのに。
このタワーからは公園の隣にある「田んぼアート」も見ることができる。でもまだちょっと時期が早い。
公園の入口付近に戻る。それにしても暑かった。まだ午前中の早い時間帯で気温はおそらく30度を少し超えた程度。それに天候も曇りだから直射日光もあまりなかったが、湿度がとても高い。それと風がまったくなかったのがきつかった。ハンカチは汗を絞れる状態に(>_<)
堪らずかき氷。
抹茶シロップに練乳がけ。
かき氷を食べるのは実に実に久し振り。最後に食べたのはあまりに昔でいつのことかまったく覚えていない。少なくともこの10年に食べていないことは確か。ひょっとしたら30年振りくらいかも。頭にキーンと来ないか心配したが問題なし。ストローの先を潰したような小さなスプーンで少しずつしか食べられなかったのがよかったのかも。あるいは単に頭の働きが鈍っているだけだったりして(^^ゞ
それでまだ午前9時40分!
iPhoneで地図を開いてどこか面白そうなところはないかと探すと、渡良瀬遊水池と秩父の長瀞がそれぞれ約1時間の距離。少し考えたが暑さに体力を奪われたのと、ハスの花があまり咲いていなくてテンションが下がってしまったので、この日は腹三分目で帰ることに。
ところで最寄りの東北自動車道のインターは羽生である。でも来る時にナビは1つ手前の加須・栗橋インターを指示した。それを無視して羽生で降りたが、駐車場で目的地を自宅にセットするとナビは往きに来た道路と反対方向に曲がる指示を出す。たぶん加須・栗橋インターに向かわせるのだろうと考え、それもいいかと走りだす。
しかし、しばらく走ると国道17号線に出た。アレッと思ったがこのあたりの土地勘もないし、道路は空いていて快走だったのでそのまま走る。ひょっとして関越自動車道に誘導する気か?などと考えているうちに、どんどんと走り続けるもナビからは何の誘導もなし。首都高大宮線の最初の入口である与野まで来て、やっと初めてそれに入るようにとの指示。
結局、無意味に約30キロほど一般道を走る羽目に。久し振りにBMW純正ナビの欠陥プログラムの被害を受けた。こいつは湘南の逗子あたりでもいつもおかしな道案内をする。ユーザーの皆さんはご注意を。
悲劇はまだ続く。
首都高の大宮線はそのまま池袋線となり、それをまっすぐ進むと中央環状線に入る。つまり高温殺人トンネルの山手トンネルである。高速道路上は既に36度に達していたので、暑さで頭が回らなくて気がついた時はトンネル入口に来てしまっていた(>_<)
往きの午前6時半過ぎで気温29.5度の時にトンネル内が36.5度である。その温度上昇の計算を当てはめると43度になる。しかも少し渋滞している。次の出口で地上に上がることを覚悟してトンネル突入。
しかしである。
トンネル内は38度までしか気温が上がらなかった。とんでもなく暑いことに変わりはないが、トンネルに入る前が既に36度で高温に身体が慣れていたせいか、意外と我慢できた。これにはかなりビックリ。それでも富ヶ谷の出口で地上に出た時は「ここは軽井沢か」と思うくらい涼しく感じたけれど。
走行156キロで正午少し前に帰宅。ナビがアホじゃなければもう30分早く戻って来られたかも。それでもツーリングで最も早い時刻の帰宅記録達成。さて今年の夏は暑さにめげずに何回ツーリングできるかな。
おしまい
葉や茎にトゲがあるのでオニバス(鬼蓮)と呼ばれているが、これはハスではなくスイレンの仲間。ハスとスイレンは花の形がとてもよく似ているし、漢字だと蓮と睡蓮で字がかぶっている。しかし植物学ではまったくの別系統に分類されいわゆる親戚でもない。
ハスとスイレンの見分け方は
● 雌しべが花托の形かどうか(前回のエントリー参照)
● ハスは水面から茎が伸びて高い位置で花が咲く
スイレンは水面で咲く
写真中央にあるのがオニバスの花。スイレン系統だから水面で咲いている。
水面から姿を見せているのは10センチくらい。花はその一部だからとても小さい。
こんな可愛い花なのに名前がオニなんて。
オニバスは葉の形が面白い。最初は丸くなった状態で水に浮かんでくるらしい。これは葉がある程度が伸びた状態でとてもデコボコしている。
伸びた葉を下から突き破ってツボミが出てくるみたい。
オニバスを見たのは初めてなので満足度高し。
ちなみに絶滅危惧種に指定されている貴重な植物。
ハスがメインの公園ではあるが水生植物園野池の一画にはスイレンもあった。
ハスとスイレン甲乙つけ難し。
養生中と書かれていた一画。枠の中にあるのはホテイアオイ。その周りの赤い部分は土ではなく赤いものが浮いている水。まるで赤潮みたいな光景。この赤いのは何なんだろう?
古代蓮の里ではところどころにボランティアっぽい係員がいて「一番奥の水鳥の池でたくさんハスが咲いています」と案内していた。
これが水鳥の池。まあ古代蓮池と水生植物園よりは咲いているものの、やはり見頃とっくに過ぎの感は否めない。
ハスより公園の外に広がる水田のほうが見応えがあったりして。
お約束の下から写真も曇り空なのでーーー。
とりあえず池の周りをグルッと一周して退散。
このタワーは古代蓮会館。下の階にハス関連の展示があって上部は展望室になっている。ハスの咲いていない池を上から眺めても仕方ないのでパス。本当はこんな光景を期待していたのに。
このタワーからは公園の隣にある「田んぼアート」も見ることができる。でもまだちょっと時期が早い。
公園の入口付近に戻る。それにしても暑かった。まだ午前中の早い時間帯で気温はおそらく30度を少し超えた程度。それに天候も曇りだから直射日光もあまりなかったが、湿度がとても高い。それと風がまったくなかったのがきつかった。ハンカチは汗を絞れる状態に(>_<)
堪らずかき氷。
抹茶シロップに練乳がけ。
かき氷を食べるのは実に実に久し振り。最後に食べたのはあまりに昔でいつのことかまったく覚えていない。少なくともこの10年に食べていないことは確か。ひょっとしたら30年振りくらいかも。頭にキーンと来ないか心配したが問題なし。ストローの先を潰したような小さなスプーンで少しずつしか食べられなかったのがよかったのかも。あるいは単に頭の働きが鈍っているだけだったりして(^^ゞ
それでまだ午前9時40分!
iPhoneで地図を開いてどこか面白そうなところはないかと探すと、渡良瀬遊水池と秩父の長瀞がそれぞれ約1時間の距離。少し考えたが暑さに体力を奪われたのと、ハスの花があまり咲いていなくてテンションが下がってしまったので、この日は腹三分目で帰ることに。
ところで最寄りの東北自動車道のインターは羽生である。でも来る時にナビは1つ手前の加須・栗橋インターを指示した。それを無視して羽生で降りたが、駐車場で目的地を自宅にセットするとナビは往きに来た道路と反対方向に曲がる指示を出す。たぶん加須・栗橋インターに向かわせるのだろうと考え、それもいいかと走りだす。
しかし、しばらく走ると国道17号線に出た。アレッと思ったがこのあたりの土地勘もないし、道路は空いていて快走だったのでそのまま走る。ひょっとして関越自動車道に誘導する気か?などと考えているうちに、どんどんと走り続けるもナビからは何の誘導もなし。首都高大宮線の最初の入口である与野まで来て、やっと初めてそれに入るようにとの指示。
結局、無意味に約30キロほど一般道を走る羽目に。久し振りにBMW純正ナビの欠陥プログラムの被害を受けた。こいつは湘南の逗子あたりでもいつもおかしな道案内をする。ユーザーの皆さんはご注意を。
悲劇はまだ続く。
首都高の大宮線はそのまま池袋線となり、それをまっすぐ進むと中央環状線に入る。つまり高温殺人トンネルの山手トンネルである。高速道路上は既に36度に達していたので、暑さで頭が回らなくて気がついた時はトンネル入口に来てしまっていた(>_<)
往きの午前6時半過ぎで気温29.5度の時にトンネル内が36.5度である。その温度上昇の計算を当てはめると43度になる。しかも少し渋滞している。次の出口で地上に上がることを覚悟してトンネル突入。
しかしである。
トンネル内は38度までしか気温が上がらなかった。とんでもなく暑いことに変わりはないが、トンネルに入る前が既に36度で高温に身体が慣れていたせいか、意外と我慢できた。これにはかなりビックリ。それでも富ヶ谷の出口で地上に出た時は「ここは軽井沢か」と思うくらい涼しく感じたけれど。
走行156キロで正午少し前に帰宅。ナビがアホじゃなければもう30分早く戻って来られたかも。それでもツーリングで最も早い時刻の帰宅記録達成。さて今年の夏は暑さにめげずに何回ツーリングできるかな。
おしまい
wassho at 15:05|Permalink│Comments(0)│
2017年07月16日
古代蓮の里
ゲンナリするほど暑いけれど、こういう時こそ精神修行と思って1ヶ月ぶりのバイク・ツーリング。前回は山梨でスイレンを見たので今回はハス。似たような花を続けてみるのもいいかなと。
スイレンと違ってハスの名所は数多い。今回ほどよい距離ということで選んだ古代蓮の里は埼玉県北部の行田市にある。1973年(昭和48年)に工事現場で、地中に埋もれていた1400年から3000年ほど前のハスの実を偶然に掘り起こし、その後に発芽・開花したのが行田蓮。それが自生したところを公園として整備したのが古代蓮の里。
出発は午前6時半。埼玉と群馬の県境まで行くにしてはずいぶんと早いが、これはハスが午前中しか咲かないから。ベストな時間帯は午前7時から10時頃までとされる。酷暑に備えメッシュ革ジャンの下は、スポーツ用の超ピチピチ速乾Tシャツにドライクールベストの組み合わせ。今年初めて革パンもメッシュ。

ガレージを出た時のバイク気温計は29.5度。まだ午前6時半なのに(/o\) 首都高の山の手トンネルに入ると36.5度まで上昇。相変わらずの殺人トンネル。この時間帯だから渋滞はなかったが。東北自動車道の途中で事故渋滞が少しあった程度で順調に走行。羽生インターを降りると水田が広がる風景で、もっと遠くまで来たような気分。
午前8時過ぎ古代蓮の里に到着。かなり広い駐車場なのに既にほぼ満車状態。駐車場は午前5時から開いている。
クルマの駐車は有料だがバイクは無料。なお公園も無料で入れる。
駐車場の隣にあるのが世界の蓮園と名付けられた池。ポツンポツンとハスが咲いている。それでもこれだけのハスを見るのは十何年も前の上野公園以来かもしれない。
このピンクのハスは人の頭くらいの大きさでデカイ!
ハスの花の中央には花托(かたく)と呼ばれる独特の形をした雌しべがある。これが蜂の巣に似ているからハチス→ハスと呼ばれるようになったとか。ハスの地下茎がレンコンだが、雌しべと茎が同じ形なのは、どういう理由でそう進化したんだろう?
いずれにしても花托は変わった形なので、上の写真のようにそれが見える見えないで花の印象は少し違ってくる。
でも花托がハスの特徴なのだからオッピロゲで。花托の下のヒゲが雄しべ。
いろいろなハス。といっても色と大きさくらいしか違いがわからない。
花托は花びらが散ると果托に呼び名が変わる。ちなみにハスは4日で散る。
しばらくすると果托の中に実が現れる。
ハスはレンコンだけじゃなく実も食べられるらしい。未だ経験なし。
ところでハスの実を見たらなぜか昔懐かしいETの宇宙人を思い出した。私の記憶の何がヒットしたんだろう? シワシワとツブツブ? でもETの目玉は2つだから不思議。
古代蓮の里のメインは公園中央にある古代蓮池と水生植物園。そこに行田蓮がある。
なんだけどーーー池に近づいても目に入るのはグリーンのみ。
池のあちこちを回ってもほとんど咲いていない(/o\)
何となく10日ほど来るのが遅かった雰囲気。
とりあえず、これが行田蓮。普通のハスとどこが違うのかは見分けられず。大きさは手を一杯に広げたぐらい。
シャワーヘッドみたいな果托。
だんだんと変色していくみたい。
ーーー続く
スイレンと違ってハスの名所は数多い。今回ほどよい距離ということで選んだ古代蓮の里は埼玉県北部の行田市にある。1973年(昭和48年)に工事現場で、地中に埋もれていた1400年から3000年ほど前のハスの実を偶然に掘り起こし、その後に発芽・開花したのが行田蓮。それが自生したところを公園として整備したのが古代蓮の里。
出発は午前6時半。埼玉と群馬の県境まで行くにしてはずいぶんと早いが、これはハスが午前中しか咲かないから。ベストな時間帯は午前7時から10時頃までとされる。酷暑に備えメッシュ革ジャンの下は、スポーツ用の超ピチピチ速乾Tシャツにドライクールベストの組み合わせ。今年初めて革パンもメッシュ。

ガレージを出た時のバイク気温計は29.5度。まだ午前6時半なのに(/o\) 首都高の山の手トンネルに入ると36.5度まで上昇。相変わらずの殺人トンネル。この時間帯だから渋滞はなかったが。東北自動車道の途中で事故渋滞が少しあった程度で順調に走行。羽生インターを降りると水田が広がる風景で、もっと遠くまで来たような気分。
午前8時過ぎ古代蓮の里に到着。かなり広い駐車場なのに既にほぼ満車状態。駐車場は午前5時から開いている。
クルマの駐車は有料だがバイクは無料。なお公園も無料で入れる。
駐車場の隣にあるのが世界の蓮園と名付けられた池。ポツンポツンとハスが咲いている。それでもこれだけのハスを見るのは十何年も前の上野公園以来かもしれない。
このピンクのハスは人の頭くらいの大きさでデカイ!
ハスの花の中央には花托(かたく)と呼ばれる独特の形をした雌しべがある。これが蜂の巣に似ているからハチス→ハスと呼ばれるようになったとか。ハスの地下茎がレンコンだが、雌しべと茎が同じ形なのは、どういう理由でそう進化したんだろう?
いずれにしても花托は変わった形なので、上の写真のようにそれが見える見えないで花の印象は少し違ってくる。
でも花托がハスの特徴なのだからオッピロゲで。花托の下のヒゲが雄しべ。
いろいろなハス。といっても色と大きさくらいしか違いがわからない。
花托は花びらが散ると果托に呼び名が変わる。ちなみにハスは4日で散る。
しばらくすると果托の中に実が現れる。
ハスはレンコンだけじゃなく実も食べられるらしい。未だ経験なし。
ところでハスの実を見たらなぜか昔懐かしいETの宇宙人を思い出した。私の記憶の何がヒットしたんだろう? シワシワとツブツブ? でもETの目玉は2つだから不思議。
古代蓮の里のメインは公園中央にある古代蓮池と水生植物園。そこに行田蓮がある。
なんだけどーーー池に近づいても目に入るのはグリーンのみ。
池のあちこちを回ってもほとんど咲いていない(/o\)
何となく10日ほど来るのが遅かった雰囲気。
とりあえず、これが行田蓮。普通のハスとどこが違うのかは見分けられず。大きさは手を一杯に広げたぐらい。
シャワーヘッドみたいな果托。
だんだんと変色していくみたい。
ーーー続く
wassho at 23:12|Permalink│Comments(0)│
2012年07月28日
ヒマワリ あけぼの山農業公園
ヒマワリを見てきた。
夏の風物詩として辺り一面ヒマワリの写真を雑誌などで見かけることがある。それを一度は自分の目で見てみたいと思っていた。本日の東京は気象庁発表の最高気温33.3度、バイクの気温計は首都高上で36.5度! ヒマワリを見るには、もってこいの真夏日(^^ゞ
場所は5月にポピーを見に行った柏市の「あけぼの山農業公園」。ここは季節ごとにいろんな花を栽培している。特にチューリップ、ポピー、ヒマワリ、コスモスが有名。今年のヒマワリは約5万本。
バイクで手軽に行ける距離にヒマワリの名所は何カ所かあるが、微妙に開花時期が違う。植える時期や品種が違うのだろうか? それとヒマワリの見頃は意外と短く1週間程度らしい。あけぼの山農業公園のホームページをチェックしていると水曜日に七分咲き、木曜日に八分咲き、金曜日に満開となっていた。というわけで開会したオリンピックそっちのけで出かけてきた。
駐車場から見えるヒマワリ。
早くもテンション上がる。
ところが誤算その1
こんな感じのヒマワリ畑になっているのだが、ヒマワリというのは背が高い。確かにヒマワリは一杯咲いていても、ポピーの時と違って咲いているヒマワリすべてを見渡せるわけではない。見渡したい人は高めの脚立(きゃたつ)持参でどうぞ。実際、脚立に乗って撮影しているカメラマンもいた。
スイングパノラマで撮影。
ドアップで。
夏の元気を感じられるかな?
ハチさん食事中。
開花前のヒマワリ。
小学生の時に育てて、夏休みの絵日記にも書いたはずなのに、こんな形だったことはすっかり忘れていた。
誤算その2
ヒマワリは太陽の方を向くから「日回り」だと思っていた。だからヒマワリの撮影で逆光の心配はないと。しかし実際には太陽を背にして咲いている。つまり逆光である。調べてみると「日回り」するのは成長途中だけで、花は基本的に東向きなんだそうである。
公園を訪れたのは午後2時頃で逆光というほどの太陽の向きではないのだが、写真に撮ると花が影になってしまう。実際の見た目のヒマワリの中心部はこんなに暗くない。人間の目には逆光補正機能がついているのか? 最近写真を撮ると逆光の文句ばかり書いているね。
NEX(最近買ったデジカメ)には逆光対策が3つ用意されている。1つは「おまかせオートモード」でカメラが逆光を関知すると補正してくれるもの。この場合は液晶画面に「逆光」という表示が出る。しかし前日の城ヶ崎ツーリングで書いたようにNEXはあまり逆光と判断しない傾向がある。まして午後2時の太陽位置である。今回は一度も逆光と判断しなかった。
2つめはiPhoneにも搭載されているHDRという機能。
カメラには写真の明るさを変える露出・絞りという機能があるが、HDRは露出の違う=明るさの違う3枚の写真を連写して合成し、いいとこ取りをするというもの。HDR=high dynamic range imaging
3つめはDROという機能。
DRO=dynamic range optimizer。オプティマイズというのは最適化のこと。この仕組み・原理はよくわからない。要は写真に明るい部分と暗い部分があれば、最適になるように調整するというもの。「おまかせオートモード」で逆光と表示されるときは、このDROが作動しているのかもしれない。
「おまかせオートモード」ではHDRは使えないし、DROをこちらの都合で作動させることもできない。そこで「プログラム・オートモード」で撮影を試す。プログラム・オートモードというネーミングはさっぱり意味がわからないが、
おまかせオートモード
露出とシャッタースピードはカメラが自動で行う。
その他の設定もカメラが自動で行う。
プログラム・オートモード
露出とシャッタースピードはカメラが自動で行う。
その他の設定は撮影者が自分で設定する。
ということらしい。以前「オート・モード」といっていたのが、プログラム・オートモードで、その後カメラにいろんな機能が備わり、それもまとめてフルオートにしたのがおまかせオートモードということなのかな。どうしてプログラムなんて意味の通じないネーミングを使うかな。露出とシャッタースピードはカメラの基本だから「ベーシック・オートモード」と「フルオート・モード」とかにすればいいのに。
HDRとDROでも撮ってみたが、あまり変化なし。
とりあえず今回のような微妙な逆光には効果がないみたいで期待はずれ。
プログラム・オートモードは露出はカメラ任せなんだけれど、ボタン1つで微調整できる仕組みもついている。それで明るくなるという方向へ回してみた。
1つ前の写真と較べると明るすぎる感じがするが、ヒマワリの中心部の見た目はこの写真の方が近い。ただし葉の部分は色が薄くなりすぎている。何も考えずにシャッターを押して、見た目通りの写真が撮れる時代が早く来て欲しい。
まだまだ未完成なカメラ・テクノロジーを哀れんで、
皆とは逆方向を向いてくれている貴重なヒマワリ。
キレイに撮りたかったら午前中に来いといってるのかもしれないが(^^ゞ
こんなヒマワリも少しだけあった。
この品種の葉っぱはおいしいらしく虫食いだらけ。
風車と一緒にヒマワリを撮りたかったのだが、
位置関係が悪くヒマワリは後ろ向きで残念。
NEXには液晶画面に映っているものをタッチすれば、
そこにピントを合わせるという機能がある。
風車にタッチ。
ヒマワリにタッチ。
ボケた写真を撮るときに構図を調整する機能と思われるが、以前に書いたように写真のボケは不要と思っているので、私にはあまり必要ない機能。
あけぼの山農業公園といえば、その風車が名物。
何のために、あるいはどういう理由で風車があるかは不明。
公園のホームページにも説明はない。
それと前回も今回も風車は回っていなかった。
ポピーを見に来た前回、風車前の池にはスイレンが咲いていたが今回はハス。
ハスとスイレンは、どっちがどっちだったか間違いやすい。漢字も蓮と睡蓮で似ているし。写真のように水面から茎が伸びているのがハス。スイレンは水面で咲く。
ハスの花。
2枚目の花の写真で何か連想しない?
そうハスの根がレンコン。漢字では蓮根と書く。
花の真ん中にあるレンコンみたいなのは雌しべなのかな?
ついでにハスを英語でいうとロータス。
ついでに、これはネギ(^^ゞ
農業公園だから、こういうものも栽培しているみたい。
レンコンも収穫するのかな?
ここは前回ポピー畑だったところ。
次は何を育てているのだろう。
風車池のそばからヒマワリ畑。
これはスイングパノラマで撮ってみた。
今回もズームレンズだけで、広角レンズやワイドコンバーターは使用せず。
面倒だったというより、暑くて気力が起きなかった。
ヒマワリの背が高くて、全体を見渡せるような場所もなかったし。
※ブログの先頭の写真は、背伸びして腕をいっぱい伸ばしてカメラを高い位置にして撮ったもの。だから、あのヒマワリが目の前に広がる風景を「この眼」では見ていないのが心残り。
見事にヒマワリは後ろ向きだけれど、せっかくだからヒマワリと風車の図。
これはヒマワリ畑の横の道路から。ヒマワリ畑は道路より少し低くなっているから、多少は見晴らしがよい。
咲き誇っているヒマワリを見ると、こちらまで元気になってくる。
でも暑くてクタクタになるのが難点。
それはともかく暑中お見舞い申し上げます。
wassho at 13:43|Permalink│Comments(0)│