ハナショウブ
2021年04月03日
芝公園 その2 丸山古墳のサクラ
17号地から丸山古墳のある1号地へ向かう。
距離は300メートルほど。
ホテルの入り口前を通る。
パークタワー東京というのがホテル名。その上に書かれているザ・プリンスはホテルのブランド名。プリンスホテル系列には5つのブランドがあり、ザ・プリンスは上から2番目のグレード。
さてブランド名の上にあるのはロゴマークで、プリンスのPを表しているらしいが、これでPをイメージできる人はほとんどいないだろう。理解されなければ記憶もされない。ということはプリンスホテルも想起されないからマーケティング的にどうかと思う。
1号地に到着。このエリアに来るのは初めて。
芝公園に梅園があるのは何となく知っていたが、ここだったのか。
小高くなっているところにサクラが見える。
この盛り上がりが古墳らしい。
梅のシーズンはとっくに終わっているが、この紅梅だけが咲いていた。
隣にサクラも咲いていて、
白、緑、紅ついでに青空の組み合わせが美しい。
坂を上る。
サクラが5〜6本植えられている場所があった。立ち入り禁止のテープは、ここで何か事件があったのじゃなくて、コロナだから宴会するなという意味ね。
同じ場所を別角度から。思っていたのと違って、かなりショボイ場所だった。
古墳の案内。
この東京都教育委員会の表示では芝丸山古墳となっているが、港区区役所のホームページでは「芝」がつかずに単に丸山古墳である。
丸い山があれば、そこは丸山という地名になることが多い。古墳はこんもり盛り上がっているから丸山と呼ばれやすく、それが古墳だとわかると丸山古墳と名付けられる。そんな理屈で丸山古墳というのは全国各地にある。それじゃ区別がつかないから頭に地名を着けるのだろう。
ここにいても古墳感はまったくないが、測量図では一部が欠けてはいるものの、確かに前方後円墳の形をしている。
広場の背後に小さな祠(ほこら)があった。
こちらは丸山じゃなくて円山という表記。随身はこの日の午前中に大國魂神社で見た「随神」と同じく警護の意味合い。
ところでこの祠は増上寺の裏鬼門に位置すると書かれているが、その増上寺は江戸城の裏鬼門を封じるために置かれたもの。ということはこの稲荷大明神こそがラスボスか(^^ゞ
さらに上を目指す。
これは大野伴睦(ばんぼく)という昭和中期の大物政治家の句碑。
俳人でもあったらしい。
東京都公園協会のホームページによれば「昭和38年6月調理師法施行5周年にあたって、長年調理師会の名誉会長として尽力した政治家大野伴睦の労に謝するため贈呈されたものです」と書かれている。
どうしてそれが芝公園にあるのかわからないが、誰かが忖度したのだろう(^^ゞ
最上部の広場。
このモニュメントは伊能忠敬・測地遺功表という名前。
伊能忠敬が全国を測量した起点がこの近くだったらしい。
ここにはサクラは咲いていないし、下を眺めてもツマラナイし、
増上寺は中途半端に見えるだけだし、
撤収!
サクラのレベルでいえば17号地と較べてかなり劣る。ここは古墳の上で花見をすることに喜びを感じる考古学オタク以外にはお勧めできないかな。
遠くに赤く見えているのが最初に見た紅梅。でもこのあたりが梅林のメインのようだ。
たいした規模じゃないけれど、次の梅のシーズンには見に来ましょう。
17号地の方向に戻る。
葉をすっかり落としているのは、私がゴッホのイチョウと名付けている木。
生命力に溢れるイエローオータムを毎年楽しみにしている。
ハナショウブが咲いていた。
当然こういうことを企む。
結局のところサクラと東京タワーのツーショットは上手に撮れなかった。それは花数が少なかったり枝が目立ったりするから。しかし写真ではそうであっても、人間の目というか脳は「見たいと思ったように変換して見る」もの。だからブログに載せた写真のイメージよりは遙かに東京タワー花見を楽しめたのである。
来年もどこか別の場所でツーショットにトライしたい。
おしまい
距離は300メートルほど。
ホテルの入り口前を通る。
パークタワー東京というのがホテル名。その上に書かれているザ・プリンスはホテルのブランド名。プリンスホテル系列には5つのブランドがあり、ザ・プリンスは上から2番目のグレード。
さてブランド名の上にあるのはロゴマークで、プリンスのPを表しているらしいが、これでPをイメージできる人はほとんどいないだろう。理解されなければ記憶もされない。ということはプリンスホテルも想起されないからマーケティング的にどうかと思う。
1号地に到着。このエリアに来るのは初めて。
芝公園に梅園があるのは何となく知っていたが、ここだったのか。
小高くなっているところにサクラが見える。
この盛り上がりが古墳らしい。
梅のシーズンはとっくに終わっているが、この紅梅だけが咲いていた。
隣にサクラも咲いていて、
白、緑、紅ついでに青空の組み合わせが美しい。
坂を上る。
サクラが5〜6本植えられている場所があった。立ち入り禁止のテープは、ここで何か事件があったのじゃなくて、コロナだから宴会するなという意味ね。
同じ場所を別角度から。思っていたのと違って、かなりショボイ場所だった。
古墳の案内。
この東京都教育委員会の表示では芝丸山古墳となっているが、港区区役所のホームページでは「芝」がつかずに単に丸山古墳である。
丸い山があれば、そこは丸山という地名になることが多い。古墳はこんもり盛り上がっているから丸山と呼ばれやすく、それが古墳だとわかると丸山古墳と名付けられる。そんな理屈で丸山古墳というのは全国各地にある。それじゃ区別がつかないから頭に地名を着けるのだろう。
ここにいても古墳感はまったくないが、測量図では一部が欠けてはいるものの、確かに前方後円墳の形をしている。
広場の背後に小さな祠(ほこら)があった。
こちらは丸山じゃなくて円山という表記。随身はこの日の午前中に大國魂神社で見た「随神」と同じく警護の意味合い。
ところでこの祠は増上寺の裏鬼門に位置すると書かれているが、その増上寺は江戸城の裏鬼門を封じるために置かれたもの。ということはこの稲荷大明神こそがラスボスか(^^ゞ
さらに上を目指す。
これは大野伴睦(ばんぼく)という昭和中期の大物政治家の句碑。
俳人でもあったらしい。
東京都公園協会のホームページによれば「昭和38年6月調理師法施行5周年にあたって、長年調理師会の名誉会長として尽力した政治家大野伴睦の労に謝するため贈呈されたものです」と書かれている。
どうしてそれが芝公園にあるのかわからないが、誰かが忖度したのだろう(^^ゞ
最上部の広場。
このモニュメントは伊能忠敬・測地遺功表という名前。
伊能忠敬が全国を測量した起点がこの近くだったらしい。
ここにはサクラは咲いていないし、下を眺めてもツマラナイし、
増上寺は中途半端に見えるだけだし、
撤収!
サクラのレベルでいえば17号地と較べてかなり劣る。ここは古墳の上で花見をすることに喜びを感じる考古学オタク以外にはお勧めできないかな。
遠くに赤く見えているのが最初に見た紅梅。でもこのあたりが梅林のメインのようだ。
たいした規模じゃないけれど、次の梅のシーズンには見に来ましょう。
17号地の方向に戻る。
葉をすっかり落としているのは、私がゴッホのイチョウと名付けている木。
生命力に溢れるイエローオータムを毎年楽しみにしている。
ハナショウブが咲いていた。
当然こういうことを企む。
結局のところサクラと東京タワーのツーショットは上手に撮れなかった。それは花数が少なかったり枝が目立ったりするから。しかし写真ではそうであっても、人間の目というか脳は「見たいと思ったように変換して見る」もの。だからブログに載せた写真のイメージよりは遙かに東京タワー花見を楽しめたのである。
来年もどこか別の場所でツーショットにトライしたい。
おしまい
wassho at 18:39|Permalink│Comments(0)│
2017年06月13日
潮来あやめ園 その2
ハナショウブが咲く期間はあやめ祭りということになっている。普段と何が違うかというと夜にライトアップされること、前回のエントリーで紹介した手漕ぎの「ろ舟」で遊覧できること。なお「ろ舟」は潮来市の運営と観光に力が入っている。そして一番の名物が嫁入り舟のイベントである。
ろ舟がこの地域の交通手段だった頃、嫁入り行列的にお披露目としても使われていたらしい。あやめ祭りの嫁入り舟はそれを再現したもの。
そのイベントのことは知っていたけれど、舟で川を下ってくるだけのものだと思っていた。ところが園内でハナショウブを見ていると「まもなく嫁入り舟が始まります。お嫁さんまず徒歩で園内を進み、その後に舟に乗ります」というアナウンス。ちなみに園内アナウンスは花嫁ではなく、お嫁さんといっていたのでブログでもそれにあわせている。
一部の通路はお嫁さんが通るために閉鎖され、フェンスの外側で待ち構える人たち。
お嫁さん登場。どこかからここまでは人力車で運ばれて来るとアナウンスがあったが、私のいた場所からその光景は見えず。ここから園内の中央を通り舟の乗り場に向かう。
偶然にもベストポジションに陣取っていた。
ゆっくりと進んでいくお嫁さん。
お嫁さんの紹介と共に、潮来に対する思いを綴った文章がアナウンスで朗読される。結婚式でよくある両親への作文みたいな感じ。幼い頃に両親に連れられてこのあやめ園にもよく来たとかなんとか。私の隣にいたオバちゃん達は「泣けるわ〜」といいながら満面の笑顔だった(^^ゞ
まさにアヤメのバージンロード。この先を左に曲がったところが舟の乗り場。お嫁さんの前後にいる男女は両親ではなく仲人。
嫁入り舟はアトラクションとしてのパレードではなく本物の花嫁。
もっとも募集要項を見ると、出身地や国籍は問わないとあるので誰でも応募できるみたい。またアヤメの咲く6月の1年前までに結婚したか、1年後までに結婚予定と条件はかなり緩やか。応募して選ばれる倍率は不明だが、あやめ祭り期間中に30組ほどが参加するとのことで人気のあるイベントである。結婚式を挙げなかった人が、この嫁入り舟を利用して両親に花嫁姿を見せるということもあるらしい。写真だとフ〜ンという感じかも知れないが、実際に目の前で見るとちょっと感動するよ。
いよいよ嫁入り舟で川下り。
新郎が常陸利根川の水門にあるイベント広場で待っているという趣向。
園内を練り歩いている時はスピーカーからの音楽だったが、
川下りは演奏隊の舟が伴走する。
お幸せに\(^o^)/
さて園内を下流に向かって進んでいく。
水門近くまで来た。写真の中央のモジャモジャと密集している葉っぱはスイレン。
気品ある美しさ。次はスイレンの名所を探そうかな。
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブは似ていて見分けが付きにくいが、スイレンとハスも見た目はそっくり。水面に咲いているのがスイレンで(例外もあるが)、茎が伸びて水面より高い位置に咲いているのがハス。またハスの花の中心はレンコンみたいな形をしている。(ハスの茎がレンコンである)
水門のところへ上がる。
常陸利根川。霞ヶ浦が源流で犬吠埼の手前で利根川と合流して太平洋に注ぐ。対岸は千葉県香取市。雲が厚くて風景がさえない。
あやめ園の一番下流側から上流を見たところ。
ハナショウブをアップでいろいろ。潮来あやめ園は500品種100万株のハナショウブがあるという。ひとつの花が咲いているのは3日間ほど。花の命は短くてーーーなのである。
この色模様が一番多く咲いていたように思う。
少し色つきが薄いバージョン。
クッキリ輪郭なハナショウブ。
中央に小さく3つに分かれているが花柱と呼ばれる雌しべ。雄しべは花柱の下に隠れている。ハナショウブは雌しべの姿を愛でるのが通らしい。
淡い青紫バージョン。
ホワイト。
紫を2色。
何となくピエロのメーキャップを連想する(^^ゞ
マーブル模様のハナショウブ。
一部だけがマーブル。
マーブルで立ち上がっている部分が内花被片、白く横に広がっている部分を外花被片と呼ぶ。平たくいえば内側の花びらと外側の花びらで、外花被片はガク(ヘタ)に近いものらしい。アヤメは内花被片がしっかり立つが、ハナショウブはサイズが大きいので内花被片もクターっとしていることのほうが多い。
ピンク。
ハナショウブなどアヤメ類はすごく「和」を感じさせる花。今回は白無垢姿の花嫁まで見たのでなおさら。たまにはこんなことがないと自分が日本人だと忘れがち(^^ゞ
ーーー続く
ろ舟がこの地域の交通手段だった頃、嫁入り行列的にお披露目としても使われていたらしい。あやめ祭りの嫁入り舟はそれを再現したもの。
そのイベントのことは知っていたけれど、舟で川を下ってくるだけのものだと思っていた。ところが園内でハナショウブを見ていると「まもなく嫁入り舟が始まります。お嫁さんまず徒歩で園内を進み、その後に舟に乗ります」というアナウンス。ちなみに園内アナウンスは花嫁ではなく、お嫁さんといっていたのでブログでもそれにあわせている。
一部の通路はお嫁さんが通るために閉鎖され、フェンスの外側で待ち構える人たち。
お嫁さん登場。どこかからここまでは人力車で運ばれて来るとアナウンスがあったが、私のいた場所からその光景は見えず。ここから園内の中央を通り舟の乗り場に向かう。
偶然にもベストポジションに陣取っていた。
ゆっくりと進んでいくお嫁さん。
お嫁さんの紹介と共に、潮来に対する思いを綴った文章がアナウンスで朗読される。結婚式でよくある両親への作文みたいな感じ。幼い頃に両親に連れられてこのあやめ園にもよく来たとかなんとか。私の隣にいたオバちゃん達は「泣けるわ〜」といいながら満面の笑顔だった(^^ゞ
まさにアヤメのバージンロード。この先を左に曲がったところが舟の乗り場。お嫁さんの前後にいる男女は両親ではなく仲人。
嫁入り舟はアトラクションとしてのパレードではなく本物の花嫁。
もっとも募集要項を見ると、出身地や国籍は問わないとあるので誰でも応募できるみたい。またアヤメの咲く6月の1年前までに結婚したか、1年後までに結婚予定と条件はかなり緩やか。応募して選ばれる倍率は不明だが、あやめ祭り期間中に30組ほどが参加するとのことで人気のあるイベントである。結婚式を挙げなかった人が、この嫁入り舟を利用して両親に花嫁姿を見せるということもあるらしい。写真だとフ〜ンという感じかも知れないが、実際に目の前で見るとちょっと感動するよ。
いよいよ嫁入り舟で川下り。
新郎が常陸利根川の水門にあるイベント広場で待っているという趣向。
園内を練り歩いている時はスピーカーからの音楽だったが、
川下りは演奏隊の舟が伴走する。
お幸せに\(^o^)/
さて園内を下流に向かって進んでいく。
水門近くまで来た。写真の中央のモジャモジャと密集している葉っぱはスイレン。
気品ある美しさ。次はスイレンの名所を探そうかな。
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブは似ていて見分けが付きにくいが、スイレンとハスも見た目はそっくり。水面に咲いているのがスイレンで(例外もあるが)、茎が伸びて水面より高い位置に咲いているのがハス。またハスの花の中心はレンコンみたいな形をしている。(ハスの茎がレンコンである)
水門のところへ上がる。
常陸利根川。霞ヶ浦が源流で犬吠埼の手前で利根川と合流して太平洋に注ぐ。対岸は千葉県香取市。雲が厚くて風景がさえない。
あやめ園の一番下流側から上流を見たところ。
ハナショウブをアップでいろいろ。潮来あやめ園は500品種100万株のハナショウブがあるという。ひとつの花が咲いているのは3日間ほど。花の命は短くてーーーなのである。
この色模様が一番多く咲いていたように思う。
少し色つきが薄いバージョン。
クッキリ輪郭なハナショウブ。
中央に小さく3つに分かれているが花柱と呼ばれる雌しべ。雄しべは花柱の下に隠れている。ハナショウブは雌しべの姿を愛でるのが通らしい。
淡い青紫バージョン。
ホワイト。
紫を2色。
何となくピエロのメーキャップを連想する(^^ゞ
マーブル模様のハナショウブ。
一部だけがマーブル。
マーブルで立ち上がっている部分が内花被片、白く横に広がっている部分を外花被片と呼ぶ。平たくいえば内側の花びらと外側の花びらで、外花被片はガク(ヘタ)に近いものらしい。アヤメは内花被片がしっかり立つが、ハナショウブはサイズが大きいので内花被片もクターっとしていることのほうが多い。
ピンク。
ハナショウブなどアヤメ類はすごく「和」を感じさせる花。今回は白無垢姿の花嫁まで見たのでなおさら。たまにはこんなことがないと自分が日本人だと忘れがち(^^ゞ
ーーー続く
wassho at 21:21|Permalink│Comments(0)│
2017年06月11日
潮来あやめ園
関東地方は6月7日に梅雨入りしたと発表されたものの、ほとんど雨は降っていないような。梅雨入りとは気圧配置や前線の状況などで判断され、雨が降り続くかどうかは結果であって梅雨入り宣言とは直接関係ないらしい。木曜日には土日とも東京は晴れの予報だった。梅雨の合間ならぬ梅雨の初めの晴天というのは何となく間抜けな感じ。でも、せっかくなのでバイクでひとっ走り。
梅雨の花といえばアジサイだが各地の名所はまだ見頃になっていない模様。ということでアヤメ目的のツーリングに(実際にはハナショウブ/花菖蒲)。昨年は西洋種のジャーマンアイリスを見てそのゴージャスさを堪能したが今年はオーソドックスに和種で。
訪れたのは茨城県潮来市(いたこ・し)の潮来あやめ園。このあたりはアヤメが多い土地柄らしい。常陸利根川を挟んで隣接する千葉県香取市の佐原あやめパークも有名。両者は2キロほどしか離れていない。アヤメ好きは両方を見て回るらしいが、ホームページを見ると似たような内容である。どちらかはジャーマンアイリスを栽培すればいいのに。ちなみに潮来あやめ園は無料で佐原あやめパークは入園料800円。
ルートは左下から反時計回り。往きは首都高の湾岸線から成田空港に向かう東関東自動車道に入れば終点が潮来とシンプル。インターから潮来あやめ園までは4〜5キロくらい。アヤメを見た後は霞ヶ浦の東岸を北上し、それから鹿島灘に抜けて大竹海岸へ。つまり湖と海をダブルで眺めるという趣向。帰りは大洗(おおあらい)まで北上して、水戸大洗インターから東水戸道路。これは北関東自動車道を延長した支線みたいなもの。10キロほど走ると北関東自動車道になり、友部ジャンクションで常磐自動車道に乗り換えて東京に戻る。
本当は土曜日にツーリングする予定だったが諸事情で本日に。快晴だった前日と違って朝から暗めの曇り空。そして気温も低い。メッシュ革ジャンを持ってガレージに向かっている途中でこれじゃ寒いかなと思いつつ、また自宅まで引き返すのも面倒で。出発は午前8時前で走り出しのバイク気温計は22.5度。首都高に入りスピードが上がるとけっこう寒い。それよりも湾岸線〜東関道と進んでも雲の厚さが変わらないのが心配だった。成田を過ぎた頃からようやく雲の色が薄くなってきてひと安心。
潮来観光協会のホームページを見ると「普通車は臨時駐車場であるアイモアというショッピングセンターの屋上に駐める」と書かれていた。それでバイクは?と思って電話で確かめると潮来駅の高架下に駐められるとの返事。
午前9時40分頃に高架下の駐輪場到着。しかし自転車は散乱しているしスクーターもひっくり返っていたりと治安状態に一抹の不安あり。昼間なら大丈夫と思うが、とりあえず革ジャンはいつものように鍵付きロープでバイクに巻き付けるのではなく、シートに設置してあるカバンに入れておいた。
駐輪場は駅から徒歩1分程度しか離れていない。しかしとても駅周辺とは思えないくらいに寂しい雰囲気が漂っている。
潮来駅。駅前もこんな感じ。駅の周りにはほとんど何もない。しかしなぜかビジネスホテルだけは数軒あった。よくわからない土地柄。
駅の中を覗いてみてビックリ。自動改札じゃない!
潮来駅の路線はJR鹿島線。山奥のド田舎じゃあるまいし、今時こんな駅があるとは思わなかった。ところでこういう場合、Suicaなどで乗り継いできた時にどうなるんだろう?
駅から潮来あやめ園に向かって歩く。
すぐに後100メートルの表示。
あやめ園は駅から500メートルあるかないかくらいの距離である。
クルマの臨時駐車場からだとその倍くらい。歩いても10分ほどだが、あやめ園周辺にはいわゆる呼び込みをやっている観光地駐車場もたくさんある。値段は500円と良心的。
潮来あやめ園は常陸利根川に注ぐ前川という細い川の左岸(上流から見て左ね)に造られている。駅から歩いてきて前川を渡る橋の上から見た上流側の風景。
下流側。
薄緑色の構造物が霞ヶ浦から流れてくる常陸利根川との合流地点にある水門。観光客用の船は8名程度が乗れる手漕ぎ式と、もう少し大型の船外モーター付きのボートがあった。
橋のたもとから園内に入り上流側から見て回ることにする。
民芸風衣装の栽培お手入れ係。雰囲気の演出のためによく見かける光景。
ここではこの人しかいなかった。
園内の中央にある大きな太鼓橋は水雲橋という名前。江戸時代後記に地元に貢献した人物の名前が由来。オリジナルは交通手段として先ほどの水門のあたりに昭和初期に架けられた。これは観光用にその名前を復活させたもの。
登ってみると園内の展望台としてだけではなく、その先にも伸びて前川も渡れるようになっていた。
橋の上から下流方向。
上流方向。あやめ園の面積は1.3ヘクタールでそれほど広くはない。
水雲橋の周りは広場になっている。
郵便局も出店。
これが「あやめ笠」という名前なことを知る。
小型のものは風鈴に。
このあたりは水郷筑波国定公園に指定されている。
といってもやたら広い範囲。霞ヶ浦周辺は水郷だけれど、なぜか犬吠埼の海岸までが含まれる。さらに筑波山までを加え水郷&筑波の国定公園という強引な組み合わせとネーミング。
※図はweblioから引用
国定公園に指定されているので観光用のキャッチフレーズは水郷潮来となる。ライバルの佐原あやめパークも正式名称は「水郷佐原あやめパーク」である。
潮来といえば
♪♪♪潮来の伊太郎〜ちょっと見なれば
橋幸夫そのものより漫才ブームの頃のモノマネしか思い出せないが(^^ゞ
水雲橋の下に並んでいる行列は「ろ舟(櫓舟・ろぶね)」に乗る人。ろ舟は船頭が漕ぐ方のボート。
一番上流側まで行って水雲橋を背景に。
川の畔には提灯。夜にはライトアップもされるとのこと。
いろいろ見て回る。
ところで潮来あやめ園という名前でも、ここで栽培されているのはハナショウブであってアヤメではない。佐原あやめパークも同じく。この地域はハナショウブのことも通称でまとめてアヤメって呼ぶのかなあ。まあ「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉があるくらいこの3種類は似たような花。
今までにもブログで書いた簡単な見分け方は
アヤメ:花びらの根本に黄色い網の目模様がある。網の目→アヤメ
カキツバタ:花びらの根本に白い筋がある
ハナショウブ:花びらの根本に黄色い筋がある
ハナショウブは水田のように水を張って栽培する。だから水郷地帯に多い。
こちらはキャンペーンガールのあやめ娘。
プロのカメラマンが撮影していたので横から便乗。
左側の女性は安倍首相に表敬訪問していた人かな。
ーーー続く
梅雨の花といえばアジサイだが各地の名所はまだ見頃になっていない模様。ということでアヤメ目的のツーリングに(実際にはハナショウブ/花菖蒲)。昨年は西洋種のジャーマンアイリスを見てそのゴージャスさを堪能したが今年はオーソドックスに和種で。
訪れたのは茨城県潮来市(いたこ・し)の潮来あやめ園。このあたりはアヤメが多い土地柄らしい。常陸利根川を挟んで隣接する千葉県香取市の佐原あやめパークも有名。両者は2キロほどしか離れていない。アヤメ好きは両方を見て回るらしいが、ホームページを見ると似たような内容である。どちらかはジャーマンアイリスを栽培すればいいのに。ちなみに潮来あやめ園は無料で佐原あやめパークは入園料800円。
ルートは左下から反時計回り。往きは首都高の湾岸線から成田空港に向かう東関東自動車道に入れば終点が潮来とシンプル。インターから潮来あやめ園までは4〜5キロくらい。アヤメを見た後は霞ヶ浦の東岸を北上し、それから鹿島灘に抜けて大竹海岸へ。つまり湖と海をダブルで眺めるという趣向。帰りは大洗(おおあらい)まで北上して、水戸大洗インターから東水戸道路。これは北関東自動車道を延長した支線みたいなもの。10キロほど走ると北関東自動車道になり、友部ジャンクションで常磐自動車道に乗り換えて東京に戻る。
本当は土曜日にツーリングする予定だったが諸事情で本日に。快晴だった前日と違って朝から暗めの曇り空。そして気温も低い。メッシュ革ジャンを持ってガレージに向かっている途中でこれじゃ寒いかなと思いつつ、また自宅まで引き返すのも面倒で。出発は午前8時前で走り出しのバイク気温計は22.5度。首都高に入りスピードが上がるとけっこう寒い。それよりも湾岸線〜東関道と進んでも雲の厚さが変わらないのが心配だった。成田を過ぎた頃からようやく雲の色が薄くなってきてひと安心。
潮来観光協会のホームページを見ると「普通車は臨時駐車場であるアイモアというショッピングセンターの屋上に駐める」と書かれていた。それでバイクは?と思って電話で確かめると潮来駅の高架下に駐められるとの返事。
午前9時40分頃に高架下の駐輪場到着。しかし自転車は散乱しているしスクーターもひっくり返っていたりと治安状態に一抹の不安あり。昼間なら大丈夫と思うが、とりあえず革ジャンはいつものように鍵付きロープでバイクに巻き付けるのではなく、シートに設置してあるカバンに入れておいた。
駐輪場は駅から徒歩1分程度しか離れていない。しかしとても駅周辺とは思えないくらいに寂しい雰囲気が漂っている。
潮来駅。駅前もこんな感じ。駅の周りにはほとんど何もない。しかしなぜかビジネスホテルだけは数軒あった。よくわからない土地柄。
駅の中を覗いてみてビックリ。自動改札じゃない!
潮来駅の路線はJR鹿島線。山奥のド田舎じゃあるまいし、今時こんな駅があるとは思わなかった。ところでこういう場合、Suicaなどで乗り継いできた時にどうなるんだろう?
駅から潮来あやめ園に向かって歩く。
すぐに後100メートルの表示。
あやめ園は駅から500メートルあるかないかくらいの距離である。
クルマの臨時駐車場からだとその倍くらい。歩いても10分ほどだが、あやめ園周辺にはいわゆる呼び込みをやっている観光地駐車場もたくさんある。値段は500円と良心的。
潮来あやめ園は常陸利根川に注ぐ前川という細い川の左岸(上流から見て左ね)に造られている。駅から歩いてきて前川を渡る橋の上から見た上流側の風景。
下流側。
薄緑色の構造物が霞ヶ浦から流れてくる常陸利根川との合流地点にある水門。観光客用の船は8名程度が乗れる手漕ぎ式と、もう少し大型の船外モーター付きのボートがあった。
橋のたもとから園内に入り上流側から見て回ることにする。
民芸風衣装の栽培お手入れ係。雰囲気の演出のためによく見かける光景。
ここではこの人しかいなかった。
園内の中央にある大きな太鼓橋は水雲橋という名前。江戸時代後記に地元に貢献した人物の名前が由来。オリジナルは交通手段として先ほどの水門のあたりに昭和初期に架けられた。これは観光用にその名前を復活させたもの。
登ってみると園内の展望台としてだけではなく、その先にも伸びて前川も渡れるようになっていた。
橋の上から下流方向。
上流方向。あやめ園の面積は1.3ヘクタールでそれほど広くはない。
水雲橋の周りは広場になっている。
郵便局も出店。
これが「あやめ笠」という名前なことを知る。
小型のものは風鈴に。
このあたりは水郷筑波国定公園に指定されている。
といってもやたら広い範囲。霞ヶ浦周辺は水郷だけれど、なぜか犬吠埼の海岸までが含まれる。さらに筑波山までを加え水郷&筑波の国定公園という強引な組み合わせとネーミング。
※図はweblioから引用
国定公園に指定されているので観光用のキャッチフレーズは水郷潮来となる。ライバルの佐原あやめパークも正式名称は「水郷佐原あやめパーク」である。
潮来といえば
♪♪♪潮来の伊太郎〜ちょっと見なれば
橋幸夫そのものより漫才ブームの頃のモノマネしか思い出せないが(^^ゞ
水雲橋の下に並んでいる行列は「ろ舟(櫓舟・ろぶね)」に乗る人。ろ舟は船頭が漕ぐ方のボート。
一番上流側まで行って水雲橋を背景に。
川の畔には提灯。夜にはライトアップもされるとのこと。
いろいろ見て回る。
ところで潮来あやめ園という名前でも、ここで栽培されているのはハナショウブであってアヤメではない。佐原あやめパークも同じく。この地域はハナショウブのことも通称でまとめてアヤメって呼ぶのかなあ。まあ「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉があるくらいこの3種類は似たような花。
今までにもブログで書いた簡単な見分け方は
アヤメ:花びらの根本に黄色い網の目模様がある。網の目→アヤメ
カキツバタ:花びらの根本に白い筋がある
ハナショウブ:花びらの根本に黄色い筋がある
ハナショウブは水田のように水を張って栽培する。だから水郷地帯に多い。
こちらはキャンペーンガールのあやめ娘。
プロのカメラマンが撮影していたので横から便乗。
左側の女性は安倍首相に表敬訪問していた人かな。
ーーー続く
wassho at 22:52|Permalink│Comments(0)│
2016年07月06日
軽井沢レイクガーデンでバラ鑑賞 その2
イングリッシュローズガーデンと名付けられている最初の島に渡る。
見ての通りなんとも美しいガーデン。軽井沢まで2時間半バイクを走らせて体中に巡ったアドレナリンが、スーッと抜けていくのを感じる。バラの花数はやや少ないところもあったが、大変手入れが行き届いていて痛みが進んだバラは見なかった。早めに摘み取るから花数が少ないのかもしれない。
またガーデン全体にバラの香りが濃く漂ってちょっと夢見心地。あちこちのバラ園を訪れているが、なぜか香りを感じれれる時と感じられない時がある(近づいてクンクンすればもちろん感じられるが)。品種の違い?風の影響?理由はよくわからないが、敷地にいるだけで香りがすることのほうが少ないというのが経験則。
この橋を越えるとメインの島に入る。
橋の上から。右側がイングリッシュローズガーデン。
ウッドチップを踏みしめながら歩く。
花が咲いていなくても美しい草木。
これはアスチルベかな。
対岸に渡る水上遊歩道。
そのたもとに咲いていたハナショウブ。
先日、ジャーマンアイリスを見に出かけて、そのゴージャスさを堪能してきたが、日本のものにはやはり日本的なよさがあるなと実感。
水上遊歩道の上から。
咲いているのは葉の形からスイレンに間違いない。
しかし花びらの数が少なくて私の知っているスイレンとはずいぶん違う。
岸辺に並んでいる少し古ぼけた「昔モダン」なイメージの建物にはいろんなお店が入っている。ただし入口は道路に面した反対側で、こちらから見えるのは建物の裏。
軽井沢レイクガーデンは、軽井沢レイクニュータウンという軽井沢の中でも最大規模の別荘地の中心部にある。別荘地の開発が始まったのは1970年代の初め辺りで、バブル全盛期には池を掘って、それにスイスとフランスにまたがる湖と同じレマン湖という恥ずかしい名前をつけ(^^ゞ、三越も出店して南軽井沢ではもっとも賑やかな場所だった。
やがてバブルが崩壊し、三越やその他多数のショップも撤退。周りにあったリゾートホテルも廃墟状態となった。2000年前後には池=レマン湖の水も抜かれていたらしい。そこから先はあまり詳しく知らないのだが、10年ちょっと前あたりから、バブルの頃にショッピングエリアだったレマン湖を観光ガーデンに作り替えたのが軽井沢レイクガーデンといういきさつ。軽井沢レイクガーデンではレマン湖とは呼んでいないものの、グーグルマップでは今でもレマン湖と表示される。上の写真の建物群も一時は廃墟状態だったらしいが、今では半分くらいはお店が入っているとのこと。(帰りに店の前を通るのを忘れたので確認できず)
また軽井沢レイクニュータウンはある年代以上の日本人なら誰でもが知っている事件の舞台にもなった。それは連合赤軍の浅間山荘事件。クレーン車から巨大な鉄球をぶつけられた浅間山荘は驚いたことに現存しており、地図で確認すると軽井沢レイクガーデンから直線距離で800メートルほどの位置にある。
あまり知られていないが浅間山荘は河合楽器が所有する保養所だった。ちょっと気になって河合楽器の会社沿革を調べてみると、事件が起きた1972年(昭和47年)には「ピアノ生産累計台数50万台達成」と「住宅機器に進出」と書かれているだけだった。なお現在、浅間山荘は中国企業が投資目的で所有しているみたい。
さて水上遊歩道で対岸に渡ると、また見事なバラ園が広がっていた。
湖の隅のほうからハープの音色が聞こえたので行ってみると、ハープの演奏をバックに絵本の朗読会をやっていた。
こんな風に絵本を聞くのは初めて。もちろん絵本だからたいした内容の話ではないのだが、何となくおもしろくて休憩もかねて10分くらい聞いていた。ただ絵本は朗読者から離れた席からはよく見えない。絵も楽しんでこその絵本なので、朗読会用の特大サイズのものがあればいいのにと思う。
また岸辺の散策路に戻る。
この道の左側には別荘が建っているのだが、この建物だけがちょっと異質。単に新築で洒落たデザインなのか、あるいは結婚式場か何かなのかもしれない。
他の別荘はこんな感じ。
この場所に建っている別荘は自分の庭から直接このレイクガーデンに入ることができる。つまりは一等地ともいえるが、庭の向こうをレイクガーデンの来場者が歩いているわけで落ち着かないかもしれない。まあ買う気はないから心配することもないけれど。
この付近はフレグランスローズパスという名前がついている。とにかく美しい光景で、どこでカメラを構えても絵になる。
ーーー続く
見ての通りなんとも美しいガーデン。軽井沢まで2時間半バイクを走らせて体中に巡ったアドレナリンが、スーッと抜けていくのを感じる。バラの花数はやや少ないところもあったが、大変手入れが行き届いていて痛みが進んだバラは見なかった。早めに摘み取るから花数が少ないのかもしれない。
またガーデン全体にバラの香りが濃く漂ってちょっと夢見心地。あちこちのバラ園を訪れているが、なぜか香りを感じれれる時と感じられない時がある(近づいてクンクンすればもちろん感じられるが)。品種の違い?風の影響?理由はよくわからないが、敷地にいるだけで香りがすることのほうが少ないというのが経験則。
この橋を越えるとメインの島に入る。
橋の上から。右側がイングリッシュローズガーデン。
ウッドチップを踏みしめながら歩く。
花が咲いていなくても美しい草木。
これはアスチルベかな。
対岸に渡る水上遊歩道。
そのたもとに咲いていたハナショウブ。
先日、ジャーマンアイリスを見に出かけて、そのゴージャスさを堪能してきたが、日本のものにはやはり日本的なよさがあるなと実感。
水上遊歩道の上から。
咲いているのは葉の形からスイレンに間違いない。
しかし花びらの数が少なくて私の知っているスイレンとはずいぶん違う。
岸辺に並んでいる少し古ぼけた「昔モダン」なイメージの建物にはいろんなお店が入っている。ただし入口は道路に面した反対側で、こちらから見えるのは建物の裏。
軽井沢レイクガーデンは、軽井沢レイクニュータウンという軽井沢の中でも最大規模の別荘地の中心部にある。別荘地の開発が始まったのは1970年代の初め辺りで、バブル全盛期には池を掘って、それにスイスとフランスにまたがる湖と同じレマン湖という恥ずかしい名前をつけ(^^ゞ、三越も出店して南軽井沢ではもっとも賑やかな場所だった。
やがてバブルが崩壊し、三越やその他多数のショップも撤退。周りにあったリゾートホテルも廃墟状態となった。2000年前後には池=レマン湖の水も抜かれていたらしい。そこから先はあまり詳しく知らないのだが、10年ちょっと前あたりから、バブルの頃にショッピングエリアだったレマン湖を観光ガーデンに作り替えたのが軽井沢レイクガーデンといういきさつ。軽井沢レイクガーデンではレマン湖とは呼んでいないものの、グーグルマップでは今でもレマン湖と表示される。上の写真の建物群も一時は廃墟状態だったらしいが、今では半分くらいはお店が入っているとのこと。(帰りに店の前を通るのを忘れたので確認できず)
また軽井沢レイクニュータウンはある年代以上の日本人なら誰でもが知っている事件の舞台にもなった。それは連合赤軍の浅間山荘事件。クレーン車から巨大な鉄球をぶつけられた浅間山荘は驚いたことに現存しており、地図で確認すると軽井沢レイクガーデンから直線距離で800メートルほどの位置にある。
あまり知られていないが浅間山荘は河合楽器が所有する保養所だった。ちょっと気になって河合楽器の会社沿革を調べてみると、事件が起きた1972年(昭和47年)には「ピアノ生産累計台数50万台達成」と「住宅機器に進出」と書かれているだけだった。なお現在、浅間山荘は中国企業が投資目的で所有しているみたい。
さて水上遊歩道で対岸に渡ると、また見事なバラ園が広がっていた。
湖の隅のほうからハープの音色が聞こえたので行ってみると、ハープの演奏をバックに絵本の朗読会をやっていた。
こんな風に絵本を聞くのは初めて。もちろん絵本だからたいした内容の話ではないのだが、何となくおもしろくて休憩もかねて10分くらい聞いていた。ただ絵本は朗読者から離れた席からはよく見えない。絵も楽しんでこその絵本なので、朗読会用の特大サイズのものがあればいいのにと思う。
また岸辺の散策路に戻る。
この道の左側には別荘が建っているのだが、この建物だけがちょっと異質。単に新築で洒落たデザインなのか、あるいは結婚式場か何かなのかもしれない。
他の別荘はこんな感じ。
この場所に建っている別荘は自分の庭から直接このレイクガーデンに入ることができる。つまりは一等地ともいえるが、庭の向こうをレイクガーデンの来場者が歩いているわけで落ち着かないかもしれない。まあ買う気はないから心配することもないけれど。
この付近はフレグランスローズパスという名前がついている。とにかく美しい光景で、どこでカメラを構えても絵になる。
ーーー続く
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2015年06月25日
横須賀しょうぶ園でアジサイ
花の咲く時期が重なるので、たいていのショウブ園にはアジサイも植えられている。しょうぶの見頃が終わる頃にアジサイが満開になる。今回訪れたのもそんなタイミングかな。
横須賀しょうぶ園はもちろんショウブがメインで、他にも藤の花とシャクナゲのエリアがある。アジサイは特定のエリアがあるのではなく、園内のそこらかしこに植えられていた。
街中でいちばんよく見るのが白や水色のアジサイ。なぜか赤いアジサイはあまり見かけないので、こういうところで咲いているとうれしい。
アジサイで花びらに見えているのは、ガクといって、普通なら「花びら」を支えているヘタの部分が変形したもの。いわば「ガクビラ」を留めるように真ん中に小さくついているのが、アジサイの本当の花。ポチッと粒状のはまだツボミ。
こちらはガクアジサイ。ガクビラにも花はあるが、それとは別に中心部に花が密集しているタイプ。周りを取り囲んだガクビラが「額縁(がくぶち)」のようだからガクアジサイという。ガクと額が同じ発音だからややこしい。
ところでアジサイは咲いている途中で色が変わっていく場合がある。本当の花びらではなくガクだから、つまり葉っぱに近い組成だから紅葉のようなメカニズムで色が変わるらしい。
こういうのがよくあるパターン。
これは少し黄色がかったのが、だんだん純白になっていくのかな。
これも成長過程バージョン。
末期にはシミがでるように色が変わっていくものもある。写真に撮ってみるとあまりキレイではないが、間近で見るとちょっとアンティークな雰囲気がある。痛みかけの花に味わいがあるというのが面白い。
これなんかドライフラワーみたいだ。でもガクビラの真ん中で開いている本物の花はみずみずしいから、アジサイ的には今が盛りなんだろう。
ところでアジサイ園のようなところに行くと色が変わるアジサイが見られるが、通勤途中に見るアジサイは色が変わったりせず普通に萎れていく。何か違いがあるのか、そのうち調べてみよう。
アジサイは1株というか1本の木がそこそこ大きいので、同じ種類の花がまとまって咲く。だからこんなふうに違う色のアジサイが並んでいるのは珍しい。
日陰にあるアジサイに木漏れ日的に光が射していると、とても幻想的に見える。
なかなか見えた通りには写ってくれないのだが。
園内アレコレ。
今は葉っぱだけの藤棚。
藤やシャクナゲの季節にまた来てもいいかもしれない。
赤やピンクの花はタチアオイ。葵という名前がついてると日本的だが、ショウブやアジサイの中にあると、とても洋風なイメージに見える。
なお黄色い花の名前は不明。ここはショウブの名札は充実しているが、アジサイも含めて他の花には表示がなかった。
少し高いところから園内の風景。
ここが園内で一番高い場所。
入り口近くまで戻ってきたところにあったヘメロカリスという花。
その後ろに咲いていたのがキツネノカミソリという変わった名前の花。こちらはポツンポツンと咲いていただけ。どちらもユリの仲間。園内のほとんどはショウブとアジサイなので違う花を見るととても新鮮に感じる。
ショウブとアジサイとヘメロカリスの3ショットを狙うも、
ショウブの花がまばらで企画倒れ(^^ゞ
最後にショウブとアジサイの2ショット。ジメットした季節にグリーン&パープルの涼しげな色合いの景色があらわれるのは自然の粋な計らいか。
まあショウブを見るには10日ほど遅かったかも知れない。でもこのシーズンは雨が多くて土日に出かけられない場合が多いから仕方ない。でもアジサイを楽しめたし、仮にアジサイがなかったとしても310円の入場料の元は充分に取れた。横須賀しょうぶ園はなかなかお勧めの場所である。
ーーー続く
横須賀しょうぶ園はもちろんショウブがメインで、他にも藤の花とシャクナゲのエリアがある。アジサイは特定のエリアがあるのではなく、園内のそこらかしこに植えられていた。
街中でいちばんよく見るのが白や水色のアジサイ。なぜか赤いアジサイはあまり見かけないので、こういうところで咲いているとうれしい。
アジサイで花びらに見えているのは、ガクといって、普通なら「花びら」を支えているヘタの部分が変形したもの。いわば「ガクビラ」を留めるように真ん中に小さくついているのが、アジサイの本当の花。ポチッと粒状のはまだツボミ。
こちらはガクアジサイ。ガクビラにも花はあるが、それとは別に中心部に花が密集しているタイプ。周りを取り囲んだガクビラが「額縁(がくぶち)」のようだからガクアジサイという。ガクと額が同じ発音だからややこしい。
ところでアジサイは咲いている途中で色が変わっていく場合がある。本当の花びらではなくガクだから、つまり葉っぱに近い組成だから紅葉のようなメカニズムで色が変わるらしい。
こういうのがよくあるパターン。
これは少し黄色がかったのが、だんだん純白になっていくのかな。
これも成長過程バージョン。
末期にはシミがでるように色が変わっていくものもある。写真に撮ってみるとあまりキレイではないが、間近で見るとちょっとアンティークな雰囲気がある。痛みかけの花に味わいがあるというのが面白い。
これなんかドライフラワーみたいだ。でもガクビラの真ん中で開いている本物の花はみずみずしいから、アジサイ的には今が盛りなんだろう。
ところでアジサイ園のようなところに行くと色が変わるアジサイが見られるが、通勤途中に見るアジサイは色が変わったりせず普通に萎れていく。何か違いがあるのか、そのうち調べてみよう。
アジサイは1株というか1本の木がそこそこ大きいので、同じ種類の花がまとまって咲く。だからこんなふうに違う色のアジサイが並んでいるのは珍しい。
日陰にあるアジサイに木漏れ日的に光が射していると、とても幻想的に見える。
なかなか見えた通りには写ってくれないのだが。
園内アレコレ。
今は葉っぱだけの藤棚。
藤やシャクナゲの季節にまた来てもいいかもしれない。
赤やピンクの花はタチアオイ。葵という名前がついてると日本的だが、ショウブやアジサイの中にあると、とても洋風なイメージに見える。
なお黄色い花の名前は不明。ここはショウブの名札は充実しているが、アジサイも含めて他の花には表示がなかった。
少し高いところから園内の風景。
ここが園内で一番高い場所。
入り口近くまで戻ってきたところにあったヘメロカリスという花。
その後ろに咲いていたのがキツネノカミソリという変わった名前の花。こちらはポツンポツンと咲いていただけ。どちらもユリの仲間。園内のほとんどはショウブとアジサイなので違う花を見るととても新鮮に感じる。
ショウブとアジサイとヘメロカリスの3ショットを狙うも、
ショウブの花がまばらで企画倒れ(^^ゞ
最後にショウブとアジサイの2ショット。ジメットした季節にグリーン&パープルの涼しげな色合いの景色があらわれるのは自然の粋な計らいか。
まあショウブを見るには10日ほど遅かったかも知れない。でもこのシーズンは雨が多くて土日に出かけられない場合が多いから仕方ない。でもアジサイを楽しめたし、仮にアジサイがなかったとしても310円の入場料の元は充分に取れた。横須賀しょうぶ園はなかなかお勧めの場所である。
ーーー続く
wassho at 08:28|Permalink│Comments(0)│
2015年06月20日
横須賀しょうぶ園
週末の天候に恵まれなかったので約1ヶ月ぶりのバイクツーリング。金曜日は雨で、その時点での予報によると、この土曜が曇り時々晴れ、日曜が曇りのち雨。つまり土曜日に雨マークはないけれど雨の金曜・日曜に挟まれているから何となく不安。という訳であまり遠くないところを選んで横須賀しょうぶ園で花見をしてきた。
もっとも天気予報は完全に外れて、この日は快晴、気温はそこそこで湿度は低めとこの上ないツーリング日和になる。
幸いにもグーグルマップの旧版はまだ使える。
ただし前回に紹介したhttps://www.google.co.jp/maphpにはもうアクセスできず、https://www.google.co.jp/maps/mmsが今のところの裏技アドレス。こちらは長く使えますように。
横須賀しょうぶ園は横浜横須賀道路の横須賀インターを降りてしばらくのところにある。だからルートとしては前回のヴェルニー公園とほとんど同じ。多少は変化をつけようと、今回は横須賀しょうぶ園を見た後に湘南海岸側を走ってきた。
出発は午前9時過ぎ。1時間半ほどで横須賀しょうぶ園到着。
手前にあった大きな駐車場はクルマ専用で、バイクは隣の駐車場の自転車と共用の駐輪場に駐める。自転車が10台分くらいのスペースだからかなり狭い。でも無料だからラッキー。クルマの場合は1時間310円で以降30分ごとに150円。駐車場の係員は親切でいい感じだった。
駐車場から2〜3分歩いて行く。目の前にいるのは外人の団体さん。ボランティアっぽい日本人のガイドがいた。横須賀だから米軍家族との親交を深める市民活動かな。それでこのガイドさんの英語が思いっきり中学生レベルなのに、それでもガイドを買って出る積極性に感服。私も英語の読み書きは多少できるようになったものの、会話は苦手で電話や会議は逃げまくっている。少しは見習わないとと休日のしょっぱなに反省させられる。
入園料は310円。
入り口を入ったところは売店のテントが並ぶ。
写真は撮らなかったが、入り口付近にはレストランや売店が入った建物がある。そこに足を踏み入れたとたん「旅館の匂い」がした。何となく懐かしい匂い。あれって消毒液か何かの匂いだろうか。
最初にあったしょうぶ畑。水を張ってあるからしょうぶ田と呼ぶべきか。
それで見ての通り花はまばら。もうシーズン終わっちゃったか?と不安になる。
しかし奥に進むにつれて花数が増えていき、
一番奥の区画では満開のしょうぶを見ることができた。
しょうぶは1列ごとに違う品種が植えられていて、そのすべてに名札が表示されている。ここは3.8ヘクタールの敷地に412品種14万株が植えられているらしい。
色ぐらいしか違いがわからないが、とりあえずいろんな種類のしょうぶを見てきた。
何カ所かでは、こんなコスプレをしたお姉様がしょうぶ畑の手入れをしていた。
横須賀しょうぶ園に植えられているのはハナショウブ。以前にも書いたが似たような種類があってややこしい。なぜか漢字まで同じだからなおさら。
しょうぶ(菖蒲)
はなしょうぶ(花菖蒲)
あやめ(菖蒲)
かきつばた(杜若)
アイリス
端午の節句にお風呂に入れる「しょうぶ」は、サトイモの仲間でこの中で全くの別物。花も黄色い穂先のような形で、他の4種類とは似ても似つかない。
「しょうぶ」以外はアヤメ科に属する。
そして「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」は同じ花の形をしていて、
はなしょうぶ:花びらの付け根に黄色い筋がある
かきつばた:花びらの付け根に白い筋がある
つまりこの2つは筋が黄色か白の違い。
あやめ :花びらの付け根に、虎のような黄色と黒の網目模様がある
網目〜あやめと発音が変化したとの説も
という訳で、この3つは花びらの付け根を見れば見分けられる。
アイリスは「あやめ」の英語で、外国産の園芸種を日本ではアイリスと呼んで区別している。ベースとなっているのが「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」のいずれの系統なのかは知らないし、花びらの付け根に筋がないものもあるので、先ほど書いた見分け方も通用しない。日本のアヤメ3兄弟と違って1本の茎に複数の花をつけるものもあるようである。
花瓶に活けられたアイリスは見たことがあっても、地面から生えているアイリスは見たことがない。「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」の名所は全国にあるのにアイリスを植えているのは北海道の数カ所と長野の安曇野くらい。ちょっと遠いのが残念。
そういえば「菖蒲湯」にも入った経験がないなあ。ひょっとしたら赤ちゃんや幼児の頃に入れてもらったのかも知れないが記憶はなし。5月になったらスーパーでも売っているから、来年は菖蒲湯に浸かってみようかな。
それはともかく、アップで撮った花びらの付け根に黄色い筋があるハナショウブ。
ーーー続く
もっとも天気予報は完全に外れて、この日は快晴、気温はそこそこで湿度は低めとこの上ないツーリング日和になる。
幸いにもグーグルマップの旧版はまだ使える。
ただし前回に紹介したhttps://www.google.co.jp/maphpにはもうアクセスできず、https://www.google.co.jp/maps/mmsが今のところの裏技アドレス。こちらは長く使えますように。
横須賀しょうぶ園は横浜横須賀道路の横須賀インターを降りてしばらくのところにある。だからルートとしては前回のヴェルニー公園とほとんど同じ。多少は変化をつけようと、今回は横須賀しょうぶ園を見た後に湘南海岸側を走ってきた。
出発は午前9時過ぎ。1時間半ほどで横須賀しょうぶ園到着。
手前にあった大きな駐車場はクルマ専用で、バイクは隣の駐車場の自転車と共用の駐輪場に駐める。自転車が10台分くらいのスペースだからかなり狭い。でも無料だからラッキー。クルマの場合は1時間310円で以降30分ごとに150円。駐車場の係員は親切でいい感じだった。
駐車場から2〜3分歩いて行く。目の前にいるのは外人の団体さん。ボランティアっぽい日本人のガイドがいた。横須賀だから米軍家族との親交を深める市民活動かな。それでこのガイドさんの英語が思いっきり中学生レベルなのに、それでもガイドを買って出る積極性に感服。私も英語の読み書きは多少できるようになったものの、会話は苦手で電話や会議は逃げまくっている。少しは見習わないとと休日のしょっぱなに反省させられる。
入園料は310円。
入り口を入ったところは売店のテントが並ぶ。
写真は撮らなかったが、入り口付近にはレストランや売店が入った建物がある。そこに足を踏み入れたとたん「旅館の匂い」がした。何となく懐かしい匂い。あれって消毒液か何かの匂いだろうか。
最初にあったしょうぶ畑。水を張ってあるからしょうぶ田と呼ぶべきか。
それで見ての通り花はまばら。もうシーズン終わっちゃったか?と不安になる。
しかし奥に進むにつれて花数が増えていき、
一番奥の区画では満開のしょうぶを見ることができた。
しょうぶは1列ごとに違う品種が植えられていて、そのすべてに名札が表示されている。ここは3.8ヘクタールの敷地に412品種14万株が植えられているらしい。
色ぐらいしか違いがわからないが、とりあえずいろんな種類のしょうぶを見てきた。
何カ所かでは、こんなコスプレをしたお姉様がしょうぶ畑の手入れをしていた。
横須賀しょうぶ園に植えられているのはハナショウブ。以前にも書いたが似たような種類があってややこしい。なぜか漢字まで同じだからなおさら。
しょうぶ(菖蒲)
はなしょうぶ(花菖蒲)
あやめ(菖蒲)
かきつばた(杜若)
アイリス
端午の節句にお風呂に入れる「しょうぶ」は、サトイモの仲間でこの中で全くの別物。花も黄色い穂先のような形で、他の4種類とは似ても似つかない。
「しょうぶ」以外はアヤメ科に属する。
そして「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」は同じ花の形をしていて、
はなしょうぶ:花びらの付け根に黄色い筋がある
かきつばた:花びらの付け根に白い筋がある
つまりこの2つは筋が黄色か白の違い。
あやめ :花びらの付け根に、虎のような黄色と黒の網目模様がある
網目〜あやめと発音が変化したとの説も
という訳で、この3つは花びらの付け根を見れば見分けられる。
アイリスは「あやめ」の英語で、外国産の園芸種を日本ではアイリスと呼んで区別している。ベースとなっているのが「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」のいずれの系統なのかは知らないし、花びらの付け根に筋がないものもあるので、先ほど書いた見分け方も通用しない。日本のアヤメ3兄弟と違って1本の茎に複数の花をつけるものもあるようである。
花瓶に活けられたアイリスは見たことがあっても、地面から生えているアイリスは見たことがない。「はなしょうぶ」「あやめ」「かきつばた」の名所は全国にあるのにアイリスを植えているのは北海道の数カ所と長野の安曇野くらい。ちょっと遠いのが残念。
そういえば「菖蒲湯」にも入った経験がないなあ。ひょっとしたら赤ちゃんや幼児の頃に入れてもらったのかも知れないが記憶はなし。5月になったらスーパーでも売っているから、来年は菖蒲湯に浸かってみようかな。
それはともかく、アップで撮った花びらの付け根に黄色い筋があるハナショウブ。
ーーー続く
wassho at 23:11|Permalink│Comments(0)│
2013年06月08日
相模原北公園にアジサイを見に行く
たぶんアジサイは物心ついた頃に最初にキレイだと思った花だったように思う。もっともそれはアジサイが大きくて色鮮やかと、単純にわかりやすくキレイだったからのような気がするが。それと実家や校庭の庭にも植えられていたアジサイの周りにはカタツムリがいて、それを見つけるのも楽しかった。少し大きくなってフランス料理ではカタツムリを食べると知った時は心底驚いたし、そして大人なって初めてエスカルゴを食べた時は、アイツらこんなにうまかったのかともう一度驚いた(^^ゞ
アジサイは今でも好きな花のひとつであるが、難点は梅雨のシーズンの花だということ。それに少し雨に降られて濡れていたたほうが風情があるのだから、バイクで見に行くにはまったく持って不都合な花でもある。でも毎日前を通る学校の前栽にアジサイが植えてあって、それが日々色濃くなっていくのを見ているうちに、どこかアジサイの名所に出かけるかと。
アジサイの名所はあちこちにある。今回出かけたのは神奈川県相模原市にある相模原北公園というところ。相模原市は市の花がアジサイで、ここと近くにある相模原麻溝公園にかなりのアジサイが植えられている。時期的にはもう1週間か2週間後後がベストだと思うが、本格的に梅雨になったらバイクで行けないので晴れ時々曇りの本日にお出かけ。
地図は毎度のグーグルマップ。
自宅からは45キロくらい。前回バラを見に行った生田緑地ほどではないが、ツーリングというほどの距離じゃない。世田谷通り・鶴川通り(東京と神奈川で呼び名が変わる)でのんびりと走る。
公園について適当な駐輪場に駐めて中に入る。
案内看板のようなものが見あたらない公園である。
適当に歩いていたらバラが植えられている一角に出た。
バラ専門のところと較べたら規模は小さいが、バラがあることは知らなかったので得した気分。それとこの日は風がほとんどなかったのでバラの香りがかなり濃厚に漂っていたのもいい感じ。
花の状態もよかったし種類も色々あった。
もちろん白や黄色のバラもあった。しかし例によってピントがボケボケでブログでは紹介できず。カメラなんて普通に撮る分にはとっくに完成したテクノロジーだと思っていたのに、どうも期待はずれなことが多い。
まだ蕾のバラも多かった。
とにかく今ここに来ると、バラとアジサイの両方が楽しめる。
それで肝心のアジサイはどこだとブラブラ公園を歩く。
ところどころなかなかいい感じ。
写っているのはモミジだから紅葉もキレイなのかな?
こんな池が見えて
降りてみたら遊び場になっていた。
するとその横に花菖蒲(はなしょうぶ)が植えられた一角が。
バラエティに富んだ公園である。
とにかく今ここに来ると、バラとアジサイと花菖蒲の3つが楽しめる(^^ゞ
いずれアヤメかカキツバターーーどっちも同じくらいキレイという意味。何となく美人2名を比較する時に使う言葉のような気がするのは私だけかな。似たような花だが、アヤメは花に虎のような模様(網目=あみめ=アヤメ)があり、カキツバタは白い模様がある。そしてこのように黄色の模様があるのが花菖蒲。ちなみに5月の節句にお風呂に入れるショウブは葉っぱの形が似ているだけで全然別物。
さらに進んでいくと、ようやくアジサイの植えられているエリアに出た。
このマルマルした感じがいいね。
公園にはいろいろな種類が植えられているが、この一角だけは1品種だけでかなり大きな面積を占めている。たぶん白いアジサイだと思うが、まだちょっと時期が早かったみたい。この景色が満開の白いアジサイで埋まると想像して楽しんだ。
ちなみに現在の成長度合いをアップで撮るとこんな感じ。
そのほかの満開のアジサイのアップ。
アジサイは色が変わる場合があるが、その途中だと思う。
色が変わることからアジサイの花言葉は「移り気」。私がアジサイに惹かれるのはそこが共通点だったりして(^^ゞ
白い部分がタコの吸盤のように見えた。
ハッキリした色もキレイだが、
こういう淡い色のがアジサイらしい気がする。
と、いいつつ濃い色のアジサイ。
赤系のアジサイは街中では少数派の気がする。
こういうツートーンもあまり見たことがない。
これはアジサイのつぼみのように見えるけれどちょっと違う。
これはガクアジサイという種類で、先に写真を貼り付けた丸く咲いているのはホンアジサイ。アジサイは大きく分けてこの2つに分類される。
さて、ここからの話がややこしい。
ホンアジサイの写真を見れば、たいていの人がアジサイの花というはず。実はアレは花じゃない。花の根元には萼(ガク)とよばれる花びらを支えている部分がある。実がなった時、ガクはヘタになっているといえばわかりやすいか。ホンアジサイで花のように見えるのはガクの見かけが花のように変化したものである。よく見れば雄しべも雌しべもないことに気付くはず。それで真ん中に花びらを留めるように丸いものがポツンとあるが、あれがアジサイの本当のツボミ。
ガクアジサイは言葉が二重にややこしい。周りに花のように見えるのホンアジサイと同じく萼(ガク)が変化したもの。真ん中に密集しているのが本物のツボミ。その萼(ガク)がツボミを額縁(がくぶち)のように取り囲んでいるからガクアジサイという。おなじガクでも萼と額の違い。ややこしいから囲みアジサイという名前にでもして欲しかった。
ホンアジサイもガクアジサイも、本物のツボミはやがて咲く。でもガクが花のようになって本物の花の機能が退化したのか、雄しべも雌しべがあっても基本的に実はつけない。だからアジサイは挿し木で増やすのが普通。なお書いたことの半分くらいは正しいと思っているが、適当な知識だから興味があったら自分で調べてね。
ガクアジサイの本物のツボミがいくつか咲いている。(クリックで拡大する)
ツボミは数ミリの大きさだから、アジサイの本当の花はとっても小さい。
ガクアジサイいろいろ。
アジサイエリアを離れて少しだけ公園を散歩。
アジサイエリアから出るところにあった純白のアジサイ。
こんな真っ白は初めて見た。
変わった花の咲いている木。
あまりキレイじゃなかったけど。
何か知らないけれど目立っていた植物。
見たことのない葉っぱをつけている木。
しばらく歩いていたら第2のバラエリア発見。
公園内に入る階段沿いに植えられていた。
あまりバラには見えないが確かにバラの香り。
外側の花びらの巻きがしっかりしているバラ。
何となく中途半端なバラアーチ。
こじゃれた建物をバックに、素人臭い構図で撮ってみる。
駐輪場に戻る。
アジサイツーリングのつもりだったが、
もうちょっとバイクで走ろうかと考えーーー。
ーーー続く
アジサイは今でも好きな花のひとつであるが、難点は梅雨のシーズンの花だということ。それに少し雨に降られて濡れていたたほうが風情があるのだから、バイクで見に行くにはまったく持って不都合な花でもある。でも毎日前を通る学校の前栽にアジサイが植えてあって、それが日々色濃くなっていくのを見ているうちに、どこかアジサイの名所に出かけるかと。
アジサイの名所はあちこちにある。今回出かけたのは神奈川県相模原市にある相模原北公園というところ。相模原市は市の花がアジサイで、ここと近くにある相模原麻溝公園にかなりのアジサイが植えられている。時期的にはもう1週間か2週間後後がベストだと思うが、本格的に梅雨になったらバイクで行けないので晴れ時々曇りの本日にお出かけ。
地図は毎度のグーグルマップ。
自宅からは45キロくらい。前回バラを見に行った生田緑地ほどではないが、ツーリングというほどの距離じゃない。世田谷通り・鶴川通り(東京と神奈川で呼び名が変わる)でのんびりと走る。
公園について適当な駐輪場に駐めて中に入る。
案内看板のようなものが見あたらない公園である。
適当に歩いていたらバラが植えられている一角に出た。
バラ専門のところと較べたら規模は小さいが、バラがあることは知らなかったので得した気分。それとこの日は風がほとんどなかったのでバラの香りがかなり濃厚に漂っていたのもいい感じ。
花の状態もよかったし種類も色々あった。
もちろん白や黄色のバラもあった。しかし例によってピントがボケボケでブログでは紹介できず。カメラなんて普通に撮る分にはとっくに完成したテクノロジーだと思っていたのに、どうも期待はずれなことが多い。
まだ蕾のバラも多かった。
とにかく今ここに来ると、バラとアジサイの両方が楽しめる。
それで肝心のアジサイはどこだとブラブラ公園を歩く。
ところどころなかなかいい感じ。
写っているのはモミジだから紅葉もキレイなのかな?
こんな池が見えて
降りてみたら遊び場になっていた。
するとその横に花菖蒲(はなしょうぶ)が植えられた一角が。
バラエティに富んだ公園である。
とにかく今ここに来ると、バラとアジサイと花菖蒲の3つが楽しめる(^^ゞ
いずれアヤメかカキツバターーーどっちも同じくらいキレイという意味。何となく美人2名を比較する時に使う言葉のような気がするのは私だけかな。似たような花だが、アヤメは花に虎のような模様(網目=あみめ=アヤメ)があり、カキツバタは白い模様がある。そしてこのように黄色の模様があるのが花菖蒲。ちなみに5月の節句にお風呂に入れるショウブは葉っぱの形が似ているだけで全然別物。
さらに進んでいくと、ようやくアジサイの植えられているエリアに出た。
このマルマルした感じがいいね。
公園にはいろいろな種類が植えられているが、この一角だけは1品種だけでかなり大きな面積を占めている。たぶん白いアジサイだと思うが、まだちょっと時期が早かったみたい。この景色が満開の白いアジサイで埋まると想像して楽しんだ。
ちなみに現在の成長度合いをアップで撮るとこんな感じ。
そのほかの満開のアジサイのアップ。
アジサイは色が変わる場合があるが、その途中だと思う。
色が変わることからアジサイの花言葉は「移り気」。私がアジサイに惹かれるのはそこが共通点だったりして(^^ゞ
白い部分がタコの吸盤のように見えた。
ハッキリした色もキレイだが、
こういう淡い色のがアジサイらしい気がする。
と、いいつつ濃い色のアジサイ。
赤系のアジサイは街中では少数派の気がする。
こういうツートーンもあまり見たことがない。
これはアジサイのつぼみのように見えるけれどちょっと違う。
これはガクアジサイという種類で、先に写真を貼り付けた丸く咲いているのはホンアジサイ。アジサイは大きく分けてこの2つに分類される。
さて、ここからの話がややこしい。
ホンアジサイの写真を見れば、たいていの人がアジサイの花というはず。実はアレは花じゃない。花の根元には萼(ガク)とよばれる花びらを支えている部分がある。実がなった時、ガクはヘタになっているといえばわかりやすいか。ホンアジサイで花のように見えるのはガクの見かけが花のように変化したものである。よく見れば雄しべも雌しべもないことに気付くはず。それで真ん中に花びらを留めるように丸いものがポツンとあるが、あれがアジサイの本当のツボミ。
ガクアジサイは言葉が二重にややこしい。周りに花のように見えるのホンアジサイと同じく萼(ガク)が変化したもの。真ん中に密集しているのが本物のツボミ。その萼(ガク)がツボミを額縁(がくぶち)のように取り囲んでいるからガクアジサイという。おなじガクでも萼と額の違い。ややこしいから囲みアジサイという名前にでもして欲しかった。
ホンアジサイもガクアジサイも、本物のツボミはやがて咲く。でもガクが花のようになって本物の花の機能が退化したのか、雄しべも雌しべがあっても基本的に実はつけない。だからアジサイは挿し木で増やすのが普通。なお書いたことの半分くらいは正しいと思っているが、適当な知識だから興味があったら自分で調べてね。
ガクアジサイの本物のツボミがいくつか咲いている。(クリックで拡大する)
ツボミは数ミリの大きさだから、アジサイの本当の花はとっても小さい。
ガクアジサイいろいろ。
アジサイエリアを離れて少しだけ公園を散歩。
アジサイエリアから出るところにあった純白のアジサイ。
こんな真っ白は初めて見た。
変わった花の咲いている木。
あまりキレイじゃなかったけど。
何か知らないけれど目立っていた植物。
見たことのない葉っぱをつけている木。
しばらく歩いていたら第2のバラエリア発見。
公園内に入る階段沿いに植えられていた。
あまりバラには見えないが確かにバラの香り。
外側の花びらの巻きがしっかりしているバラ。
何となく中途半端なバラアーチ。
こじゃれた建物をバックに、素人臭い構図で撮ってみる。
駐輪場に戻る。
アジサイツーリングのつもりだったが、
もうちょっとバイクで走ろうかと考えーーー。
ーーー続く
wassho at 20:49|Permalink│Comments(0)│
2012年06月24日
水元公園の菖蒲と、みさと公園
3週間ぶりのバイク。
天気予報は曇りだがイマイチ信用せず、あまり遠出して雨が降ったらイヤなので、5月に訪れて「こんなところが東京にあったのか」と感激した水元公園に菖蒲(しょうぶ)を見に行くことにする。ポピー、バラ、そして今回の菖蒲と、このところバイクに乗ると花咲爺さんになっている。
いつものグーグルマップ。
今回ルートは省略。水元公園は葛飾区の外れにあって自宅からは首都高を使うと25キロくらい。水元公園は「小合溜井(こあいだめい)」と呼ばれる一種の調整池沿いに立地している大きな公園。小合溜井の対岸は埼玉県三郷市で「みさと公園」になっている。
前回は公園入り口付近の自転車やスクーターが何台か停まっていた場所に、適当にバイクを停めた。でも今回は公園の有料駐車場を利用。なぜなら、もう暑くなったので公園を散歩する際には、革ジャンをバイクのシートにくくりつけていくから。通りすがりのヤンチャな連中からの盗難やいたずらを避けるのが目的。まあ気休め程度にしかならないが。バイクの駐車料金は時間に関係なく200円。
駐車場から出てすぐの場所。
なんか賑わっている。
ほとんどが飲食の露店で、少しだけ射的とか輪投げゲームもあった。
久しぶりに金魚すくいでもしたいな。
葛飾菖蒲祭りにあわせて、というか便乗して、こんなことをやっているらしい。ところで、この「大陶器市」って、アチコチの公園で見かける気がする。
陶器の露店。
別に狙って撮っていないのだが、
さっきの露店のところと較べると平均年齢が50歳くらい高い(^^ゞ
ちなみに葛飾菖蒲祭りは、この水元公園と堀切菖蒲園でおこなわれている葛飾区のイベント。堀切菖蒲園は江戸時代からある菖蒲の名所。もっとも菖蒲祭りは6月20日に終了している。
水元公園はあいかわらず素晴らしい風景。
対岸みさと公園のメタセコイア並木。
さて菖蒲園。
100品種、1万4千株で20万本の規模は都内最大。
ちなみに堀切菖蒲園は200品種6000株。
ざっと見たところ、菖蒲は白と紫のバリエーション。
先日見たポピーやバラと違って、控えめで日本的な印象。
ちょっとアップで。
一番の見頃は先週だったかな?
菖蒲は梅雨時の花だからバイクで見に行くのはなかなか難しい。
でも、これだけの花を見られたのだからよかった。
菖蒲についてお勉強しましょう。
なるほどφ(.. )φ(.. )メモメモ
しかし「いずれ『が』」ではなく、「いずれアヤメかカキツバタ」のほうが一般的な表現だと思う。
こちらは生育途中。
なんとなくオコメのようにも見える。
蓮池もある。
ところどころ咲いている。でもほとんどがツボミ。
ここは白の花だけみたい(全体写真をクリックで拡大するとわかる)
水元公園と、みさと公園の地図。
S字を逆さまにした形なのが小合溜井(こあいだめい)の水路。
薄く赤で印をつけたのが菖蒲園のあるところ。
みさと公園側に行くには赤い矢印のところでしか渡れない。
みさと公園コッチの標識。
小合溜井(こあいだめい)の支流。
ちょっとサファリジャケットを着て探検したくなる雰囲気。
少し小高いところにバードウォッチングの施設があった。
スズメしか見えなかった(^^ゞ
これだけの鳥がいるらしい。
いるんだろうけれど、双眼鏡でもないと小さな鳥を見るのは難しい。
ここには載っていないカモとは違う大きな水鳥がいた。
鵜(う)のような気がするが、あまり自信なし。
みさと公園でも川沿いを歩く。
せっかくだから川の中にジャブジャブ入って撮影!
ではもちろんなく、桟橋があったのでそこからパチリ。
カルガモ発見。
子供みたい。カモは群れでいるものなのに(だよね?)、広い川の中でポツン、ポツンとしかいなかった。
水元公園側からみると印象的なメタセコイア並木。
杉の一種で、和名は曙杉(あけぼのすぎ)。
円錐形の形がカッコイイから何となく好き。
あまり遠くまで行くと、戻ってくるのが大変だから
メタセコイア並木の周りにあるベンチで休憩。
それで、ふとメタセコイアを見上げると、たくさん実がなっている。
アップで撮影。
触るとけっこう固かった。食べるのは無理っぽい(^^ゞ
木に実がなってもなんの不思議もないものの、
新しい発見をしたような気分で、ちょっとうれしい。
ベンチでしばらくボーッとして、水元公園へ戻る。
途中の標識。
ホタルもいるのか?と、
一瞬、左に曲がったが昼間じゃ見えないと気づき諦める(^^ゞ
川ばかりじゃなく、こんな広い芝生もある。
地図で水元公園と較べると小さく見えてしまうものの、みさと公園は17ヘクタールもある。水元公園は81ヘクタール。代々木公園が51ヘクタール、駒沢公園41ヘクタールだから水元公園の巨大さがわかる。
ちょっとオシャレに植えてみましたーーーみたいな感じ。
水元公園から、みさと公園へ渡るあたり、つまり小合溜井(こあいだめい)の一番奥から。やっぱり天気がよくないと写真としてキレイじゃないね。それとこの公園は本当にいいところなのに、水が濁っているのがとても残念に思う。
最近バイクを足として使っているだけになっているが、
一応ツーリングだということを忘れないためにパチリ。
帰りは「首都高渋滞:銀座まで70分」の表示が出ていたので下道(したみち:高速道路じゃない一般道の意味)を走った。ナビも使わず適当に走ったのに、渋滞もなく上野駅の前を通ったりして楽しかった。走行60キロ。梅雨が明けるまでは近場中心で遊ぶ予定。
天気予報は曇りだがイマイチ信用せず、あまり遠出して雨が降ったらイヤなので、5月に訪れて「こんなところが東京にあったのか」と感激した水元公園に菖蒲(しょうぶ)を見に行くことにする。ポピー、バラ、そして今回の菖蒲と、このところバイクに乗ると花咲爺さんになっている。
いつものグーグルマップ。
今回ルートは省略。水元公園は葛飾区の外れにあって自宅からは首都高を使うと25キロくらい。水元公園は「小合溜井(こあいだめい)」と呼ばれる一種の調整池沿いに立地している大きな公園。小合溜井の対岸は埼玉県三郷市で「みさと公園」になっている。
前回は公園入り口付近の自転車やスクーターが何台か停まっていた場所に、適当にバイクを停めた。でも今回は公園の有料駐車場を利用。なぜなら、もう暑くなったので公園を散歩する際には、革ジャンをバイクのシートにくくりつけていくから。通りすがりのヤンチャな連中からの盗難やいたずらを避けるのが目的。まあ気休め程度にしかならないが。バイクの駐車料金は時間に関係なく200円。
駐車場から出てすぐの場所。
なんか賑わっている。
ほとんどが飲食の露店で、少しだけ射的とか輪投げゲームもあった。
久しぶりに金魚すくいでもしたいな。
葛飾菖蒲祭りにあわせて、というか便乗して、こんなことをやっているらしい。ところで、この「大陶器市」って、アチコチの公園で見かける気がする。
陶器の露店。
別に狙って撮っていないのだが、
さっきの露店のところと較べると平均年齢が50歳くらい高い(^^ゞ
ちなみに葛飾菖蒲祭りは、この水元公園と堀切菖蒲園でおこなわれている葛飾区のイベント。堀切菖蒲園は江戸時代からある菖蒲の名所。もっとも菖蒲祭りは6月20日に終了している。
水元公園はあいかわらず素晴らしい風景。
対岸みさと公園のメタセコイア並木。
さて菖蒲園。
100品種、1万4千株で20万本の規模は都内最大。
ちなみに堀切菖蒲園は200品種6000株。
ざっと見たところ、菖蒲は白と紫のバリエーション。
先日見たポピーやバラと違って、控えめで日本的な印象。
ちょっとアップで。
一番の見頃は先週だったかな?
菖蒲は梅雨時の花だからバイクで見に行くのはなかなか難しい。
でも、これだけの花を見られたのだからよかった。
菖蒲についてお勉強しましょう。
なるほどφ(.. )φ(.. )メモメモ
しかし「いずれ『が』」ではなく、「いずれアヤメかカキツバタ」のほうが一般的な表現だと思う。
こちらは生育途中。
なんとなくオコメのようにも見える。
蓮池もある。
ところどころ咲いている。でもほとんどがツボミ。
ここは白の花だけみたい(全体写真をクリックで拡大するとわかる)
水元公園と、みさと公園の地図。
S字を逆さまにした形なのが小合溜井(こあいだめい)の水路。
薄く赤で印をつけたのが菖蒲園のあるところ。
みさと公園側に行くには赤い矢印のところでしか渡れない。
みさと公園コッチの標識。
小合溜井(こあいだめい)の支流。
ちょっとサファリジャケットを着て探検したくなる雰囲気。
少し小高いところにバードウォッチングの施設があった。
スズメしか見えなかった(^^ゞ
これだけの鳥がいるらしい。
いるんだろうけれど、双眼鏡でもないと小さな鳥を見るのは難しい。
ここには載っていないカモとは違う大きな水鳥がいた。
鵜(う)のような気がするが、あまり自信なし。
みさと公園でも川沿いを歩く。
せっかくだから川の中にジャブジャブ入って撮影!
ではもちろんなく、桟橋があったのでそこからパチリ。
カルガモ発見。
子供みたい。カモは群れでいるものなのに(だよね?)、広い川の中でポツン、ポツンとしかいなかった。
水元公園側からみると印象的なメタセコイア並木。
杉の一種で、和名は曙杉(あけぼのすぎ)。
円錐形の形がカッコイイから何となく好き。
あまり遠くまで行くと、戻ってくるのが大変だから
メタセコイア並木の周りにあるベンチで休憩。
それで、ふとメタセコイアを見上げると、たくさん実がなっている。
アップで撮影。
触るとけっこう固かった。食べるのは無理っぽい(^^ゞ
木に実がなってもなんの不思議もないものの、
新しい発見をしたような気分で、ちょっとうれしい。
ベンチでしばらくボーッとして、水元公園へ戻る。
途中の標識。
ホタルもいるのか?と、
一瞬、左に曲がったが昼間じゃ見えないと気づき諦める(^^ゞ
川ばかりじゃなく、こんな広い芝生もある。
地図で水元公園と較べると小さく見えてしまうものの、みさと公園は17ヘクタールもある。水元公園は81ヘクタール。代々木公園が51ヘクタール、駒沢公園41ヘクタールだから水元公園の巨大さがわかる。
ちょっとオシャレに植えてみましたーーーみたいな感じ。
水元公園から、みさと公園へ渡るあたり、つまり小合溜井(こあいだめい)の一番奥から。やっぱり天気がよくないと写真としてキレイじゃないね。それとこの公園は本当にいいところなのに、水が濁っているのがとても残念に思う。
最近バイクを足として使っているだけになっているが、
一応ツーリングだということを忘れないためにパチリ。
帰りは「首都高渋滞:銀座まで70分」の表示が出ていたので下道(したみち:高速道路じゃない一般道の意味)を走った。ナビも使わず適当に走ったのに、渋滞もなく上野駅の前を通ったりして楽しかった。走行60キロ。梅雨が明けるまでは近場中心で遊ぶ予定。
wassho at 23:45|Permalink│Comments(0)│