バラ

2024年06月20日

山下公園で春バラ 2024 その2

(5月10日の横浜バラツアーその9)


山下公園は長さ約750メートル、幅は中央付近で100メートル弱の細長い形。面積は7.4ヘクタール。沈床花壇=「未来のバラ園」。その隣が中央広場。中央広場の左右に前回に書いたパーゴラがひとつずつある。
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中央広場にある噴水。
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噴水を見るとハイスピード撮影をしたくなるのは、波しぶきの一瞬の姿を浮世絵にした葛飾北斎の血が私に流れているからに違いない(^^ゞ
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今回は虹も撮れた!
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噴水の真ん中に立っている彫刻は「水の守護神」。前回に書いた「エル・カミーノ・レアールのミッションベル」と同じく横浜市の姉妹都市であるサンディエゴ市から贈られたもの。ミッションベルはこの石像を取り囲むように4基設置されている。
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よく見ると下のプレートには複製と書かれている。寄贈されたオリジナルが壊れてレプリカを作ったのかと思ったがそうじゃなかった。これのオリジナルはサンディエゴ市庁舎前にある石像で、ここにあるのがそのレプリカ。「エル・カミーノ・レアールのミッションベル」もレプリカだし、サンディエゴ市はレプリカを贈るのが好きなのか?


ところで最初の写真が石像の後ろ姿なのは、
正面からだと逆光だったのと、
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ハトが顔にフンをしていたから(^^ゞ
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さまざまな色と形のバラを楽しみましょう。
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これはまるでアジサイみたいな変わったバラだなと思って、
ネームプレートを確認するとポリアンサローズ。
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しかし後でポリアンサローズを調べると、この花とはまったく違う丸みのある小ぶりのバラしかヒットしなかった。そこでこの写真で画像検索して、これはオルラヤ(またはオルレア)・グランディフロラとわかった。違うネームプレートを見ていたようだ(/o\)

この植え込みはバラ以外の植物がない区画だったからバラだと思い込んでしまった。それに一番近くのネームプレートを見たのだけどなあ。普通なら勘違いして恥ずかしいところであるが、私レベルの植物知識だと変わった形と気付いたのがちょっと誇らしい(^^ゞ

ちなみにオルラヤ(オルレア)はセリの仲間。セリなんて野菜のイメージしかなく花が思い浮かばないものの、これとよく似た花だった。 ついでにセリ以外ではアシタバ、パクチー、セロリ、にんじん、三つ葉などがセリ科の野菜ね



以下は間違いなくバラ(のはず)。
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今回のドアップは赤と白だけで。
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あちこちのバラ園に出かけてきた経験から
無料でこれだけのボリュームのあるところは少ないと言える。
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ただしーーー
この山下公園でバラを見るのは2018年の春に続いて2回目。6年経っているわけだけれど、前回からの変化がほとんどないのが残念。毎年は無理だとしても3年おきくらいでもう少しリニューアルというか見せ方に変化をつけて欲しいと思う。


密集感のある植え方も私好み。
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最後に氷川丸をまた眺める。
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山下公園の向かいにある、
赤いテントが特徴的なホテルニューグランド。
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建物の横を通り抜け、
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中華街をチラ見したら、
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元町・中華街駅にたどり着いて、
本日5月10日の横浜バラツアーは無事終了。
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昨年の横浜バラツアーは

   前菜にアメリカ山公園
   メインディッシュが港の見える丘公園
   余裕があればデザートとして山手資料館とイタリア山庭園

の予定で、やはり港の見える丘公園でお腹いっぱいになって終了。
それで今年は

   昨年に訪れなかった山手資料館とイタリア山庭園
   バラとは関係ないけれど、ついでに山手の西洋館巡りを組み合わせて
   それだけじゃバラ花見として物足りないので山下公園

とのコース。ただし坂を登らずに山手地区に出るためには元町・中華街駅の屋上にあるアメリカ山公園を通るから、そこは昨年と被る。結果としてバラとレトロな洋館の組み合わせで楽しい1日だった。

横浜では他にもヴェルニー公園と横浜イングリッシュガーデンにも行ったことがある。しかし振り返ってみればすべて春バラ。秋にはアメリカ山公園→港の見える丘公園→山下公園のゲップ出まくりツアーでもしてみようかな。


おしまい

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2024年06月18日

山下公園で春バラ 2024

(5月10日の横浜バラツアーその8)


航空写真は山手イタリア山公園周辺。
そこを出て、
0航空写真


山手本通りに戻る。
写真は元町公園方向。
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山下公園はさらにその先にある。しかしここに来た道を引き返すのじゃつまらないので、上の写真とは反対方向に進み、地蔵坂上の交差点から、
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地蔵坂を下る。
かなりの急勾配。
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それをほぼ下りきった所にある交差点。
諏訪神社までは250メートルほど離れているのに名前は諏訪神社前。
ここで右折すると、
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ひらがな商店街に入る。
名前の由来は不明。
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しばらく進むと石川町駅の南口と交差して、
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そこから先はひらがな商店街から、
リセンヌ小路に名前が変わる。
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リセンヌ lyceenne とはフランス語で女子高生。ただし日本語での表記はリセエンヌが一般的だし、フランス語でも「エ」は発音する。ちなみに高校はリセ lycee で男子高生がリセアン lyceen。

山手エリアにはフェリス女学院、横浜雙葉、横浜共立学園、横浜女学院などの有名女子校があり、それらの最寄りとなる石川町駅は「日本で一番女子高生が利用する駅」なんていわれたりもする。たぶんそれにあやかったのだろう。商店街の正式名称は石川壱商栄会で、愛称がリセンヌ小路のようだ。でもどうしてリセエンヌではなくリセンヌにした?

なお、ひらがな商店街とリセンヌ小路ともに昭和の雰囲気を残す商店街(^^ゞ


リセンヌ小径を抜けると本牧通りと交差する。
そこからひとつ北側が元町の交差点で元町商店街の西端。
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シンボルのフェニックス。
でもこの鳥が何なのかはあまり知られていない気がする。
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日本有数のオシャレなストリート。
お店などの様子は昨年に書いたブログをご参考に。
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こちらは上の写真の撮影位置から180度回転、つまりリセンヌ小路と平行して並んでいる石川商店街。本牧通りを隔てただけでずいぶんと雰囲気が違う。
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元町商店街を東に抜け、
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マリンタワーの横を通って、
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山下公園に到着。
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これは翌日5月11日から始まる、
ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会のための準備。
鉄棒みたいなのは自転車を置くための設備
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そしてバラ園となっている花壇にやってきた。
ここは沈床花壇といって周りより少し低く造られている。
以前は山下公園バラ園だったが2016年にリニューアルされて未来のバラ園との名前になった。ただしそのネーミングにどのような意味が込められているのかの情報は見当たらず。別に未来的な栽培をしているわけじゃない。
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上の写真の右側にあるオベリスク仕立てのバラ。
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本来のオベリスクは記念碑として大きな建造物だけれど、ガーデニングでのオベリスクとはこんなタイプを想像するから、このサイズならもはやローズタワーというべきか。


マリンタワーとローズタワー。
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バラ好き、新緑好きなので同時に眺められてテンションが上がる。
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バラと氷川丸。
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この屋根ではない材木が天井にある構造物はパーゴラ pergola と呼ばれる。日本語では日陰棚(ひかげだな)や緑廊(りょくろう)。
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棚(たな)は一般に物を載せるために横に渡した板を意味するが、植物がツルを這わせられるように木や竹を高いところに掛けた構造もそう呼ぶ。藤棚がその代表例。

ツルを這わせて日陰を作るのがパーゴラの目的だから、
こういう使い方は本来的ではないものの、

それはともかくバラの絡まった柱の美しさ。
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パーゴラを外側から。
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パーゴラの手前にあるエル・カミーノ・レアールのミッションベル。
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まだカリフォルニアがメキシコと併せてスペインの植民地だった時代、スペイン語で「王の道」を意味する「エル・カミーノ・レアール」がサンディエゴからサンフランシスコまで約1000kmに敷設され、カトリック系フランシスコ会の修道士がその道路沿いに21箇所の伝道所(ミニ教会)を設けた。ちなみにサンフランシスコはフランシスコ会が地名の由来。

やがてエル・カミーノ・レアールは廃れたが、20世紀になりそのルート沿いに伝道所の象徴である釣り鐘=ミッションベルが建てられる。ある種の文化遺産保存活動。このミッションとはミッション系の学校と同じく伝道・布教との意味。

山下公園のミッションベルは横浜市と姉妹都市であるサンディエゴ市から贈られたレプリカ。なお音を出すぶら下がっている部分(舌・ぜつ)はないので鳴らせない。

それにしても姉妹都市との友好の証しに、そのルーツが植民地支配されていた時代にまつわる物を贈るのはちょっとヘンな気がしなくもない。



(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
園内ブラブラ。
未来のバラ園は約5500平米(0.55ヘクタール)の敷地に、
これでもか!というくらいたくさんのバラが植えられている。
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マリンタワーと一緒に。
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ホテルニューグランドをバックに。
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ーーー続く

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2024年06月13日

山手イタリア山庭園で春バラ その2

(5月10日の横浜バラツアーその7)

山手イタリア山庭園のほぼ中央にある通路。
背が高く茂っている木はメタセコイヤ。
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和名ではアケボノスギ。以前は化石でしか見つからず絶滅種と考えられていたが、1946年(昭和21年)に中国・四川省で現存種が発見される。それで「生きた化石」と呼ばれることも。今は各地に多く植えられている。オレンジ色の紅葉が特徴。


外交官の家を横目に見て、
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山手イタリア山庭園の奥にあるのが、
本日の山手西洋館巡りで7軒目のブラフ18番館。
5月10日の横浜バラツアーその2」で書いたようブラフとは山手を意味している。
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1993年(平成5年)にここに移築され公開。
外交官の家の移築は1997年(平成9年)。

なお山手イタリア山庭園の開園は1998年(平成10年)と移築より後。山手イタリア山庭園に移築したというより、移築した先を山手イタリア山庭園として整備したとの順番。ここは山手地区の大きな公園の中では最も新しい公園になる。面積は1.3ヘクタール。

このあたりが山手イタリア山庭園となる前は未利用の国有地だったようだ。1880年(明治13年)から1886年までイタリア領事館が置かれたことから、山手イタリア山庭園と名付けられたが、庭園を造る以前からイタリア山と呼ばれていたのかは知らない。港の見える丘公園のイギリス山とフランス山は昔からそう呼ばれているものの、アメリカ山は2009年(平成21年)に元町・中華街駅ビルの屋上を立体都市公園とした際に、無理矢理こじつけたネーミングなので何となくここもそんな気がする。


ついでに横浜市が所有している山手にある7つの西洋館の一般公開時期をまとめると

  ブラフ18番館    移築1991年 公開1993
  外交官の家     移築・公開1997年
 (山手イタリア山庭園開園 1998年)
  山手111番館    公開1999年
  山手234番館    公開1999年
  エリスマン邸    移築1990年 公開1999年
  横浜市イギリス館  公開2002年(ホールや集会室の利用は1970年)
  べーリック・ホール 公開2002年

ほとんどが2000年(平成12年)前後と意外に最近。神戸北野の異人館がブームになったのは1970年代の中頃だからずいぶんと差がある。てっきり同じ頃から観光スポットになっているものだと思っていた。公開年代的にはここイタリア山庭園が山手西洋館巡りの発祥ともいえる。


ブラフ18番館は中に入らず外から眺めただけ。
延べ床面積264平米。
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北東角にある展望コーナー。
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山手が高い位置にあるとわかる景色。
この地点の標高は34m(山手地区全体では10〜40m)
ベイブリッジ中央までの距離は3.3km
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さてブラフ18番館から離れて、
外交官の家の裏側にやってくると、
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そこにあるのは整形花壇と呼ばれる幾何学的に剪定されたゾーン。
公式ホームページによれば「イタリアで多く見られる庭園様式を模し」とある。
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これは横浜市の緑化事業関連で使われているガーデンベアというゆるキャラ。熊なのに緑なのは体が苔に覆われているとの設定。
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キンギョソウに囲まれてガーデンベアも楽しそう。
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ところでヨーロッパの庭園造りにはイギリス式、フランス式、イタリア式がある。もっと他の国の様式もあるだろうが日本ではあまり有名じゃない。イギリス式は自然の形や姿を生かす作庭。フランス式は正反対に幾何学的に人の手を入れた美しさを追求する。よって全体の構成としてイギリス式は左右非対称、フランス式は左右対称である。

フランス式とイタリア式は整形・幾何学的な所は同じで、フランスの庭園は平面な土地に、イタリアの庭園は傾斜地や階段状の土地に作るのが違いらしい。

上の写真でわかるようにここはキレイに刈り込まれた生け垣で、幾何学的な造園がなされているけれど、平面だけだからフランス式じゃないのかな。逆に山手は起伏の多い地形で、実際ここでもブラフ18番館は外交官の家より低い位置にあるのに、どうしてそれを利用したイタリア式庭園にしなかったのか。あくまで「イタリアでござい」と謳いたければだけど。


アメリカ山公園、ブラフ99ガーデンに続いて、
本日3本目のベニバナトチノキ。
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新緑の3色違い。
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そして整形花壇一番のバエポイントはこの水路。
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実は水路の両サイドにある低い木も高い木もバラ。咲いていればこんな感じだけれど、この日はまだ未開花。ツボミもごく小さかったからかなり遅咲きの品種。咲いていないのは事前にSNS情報で確認済みだったものの、やはり見たかったな。

おそらくこの水路のバラが咲く頃には前庭のバラは見頃を過ぎていると思う。
いつかこれだけを見に来ましょう。
ちなみに水路のバラが満開になったのは5月の後半に入ってからみたい。


整形花壇の端にあった水盤。
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水があれば高速シャッターで水しぶきの時間を止めるのがお約束。
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水路も噴水が吹き出してきた。
でも水量がちょっとショボい(^^ゞ
それでもこれでバラが咲いていれば最高なのに。
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八角形の塔屋があって、外交官の家はこちらから見たほうが面白い。
前回に紹介した八角形のサンルームはこの塔の1階部分。
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外交官の家の横を通り抜けて、
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バラアーチのあった前庭に戻る。
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バラのバラエティとボリュームをもう一度楽しんで、
山手イタリア山庭園を後にする。
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イタリア庭園マップ



ーーーまだ続く

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2024年06月11日

山手イタリア山庭園で春バラ

(5月10日の横浜バラツアーその6)
 一体いつまで続く?(^^ゞ


山手公園から山手本通りに戻り、
しばらく歩くとイタリア山の道案内。
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右折した先がY字路になっていて、
どっち?と思ったけれど、
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そこにもしっかりコッチの表示。
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もっともY字路の分かれ目まで近づくと、
入り口が見えているから表示はなくても大丈夫。
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門がふたつあって左側が外交官の家、右側がブラフ18番館に通じている。
でも中でつながっていてどちらから入っても同じ。
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まずは外交官の家から。
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前庭にバラがたくさん。
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これくらいの数があるとテンションが上がるね。
ここだけ訪れてもそこそこ満足できるレベル。
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アーチもある。
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お約束の青空ショット。
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屋根的につながっているのではなく、
3つのアーチが並んだ造り。
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ドアップで。
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斑点があるのは模様ではなくてカビによる病気かも知れない。
でもこの状態なら充分にキレイ。



建物の中に入る。
隣接して増築された売店のようなところが入り口。
お土産品を売りつける魂胆丸見え。
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そこを素通りして、
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本日の山手西洋館巡りで6軒目となる外交官の家。

しかし中は特に見るべきものはなかった。
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テーブルセッティングというか展示デコレーション制作中。
開館前に済ましておかないのか?
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サンルームとか外が見える廊下のほうが面白かった。
ここのサンルームは八角形と凝った造りだが北向き。
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この外交官の家は「5月10日の横浜バラツアーその3」にも書いたように、1910年(明治43年)に渋谷の南平台に建てられた日本人外交官の自宅を、1997年(平成9年)にこちらへ移築したもの。延べ床面積412平米。

実は1992年頃、短い期間だったものの南平台にオフィスがあった。南平台なんて300〜400m四方くらいの狭い範囲。こんな建物を見た記憶がないけれどどこに建っていたのだろう。調べたがまったく手がかりをつかめず。



ーーー続く

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2024年06月07日

山手西洋館ブラブラ

(5月10日の横浜バラツアーその3)


さていよいよ西洋館巡り。
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地図


山手本通りを下って最初に現れるのがこの建物。
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実はここは西洋館ではなく1967年(昭和42年)に建てられたカフェ&フレンチレストランの山手十番館。お店のホームページを見たら5月は9日間、6月は7日間も「Lunch,Cafe 貸切」となっている。ウェディング用に貸し出しているのかな?


ところで西洋館といえば神戸北野の異人館も有名。
ただしこちら山手の西洋館とは建てられた年代が違う。

西洋館は洋館や洋風建築ともいうが、その定義は

   江戸時代末期の開国から第二次世界大戦までの時代に
   日本で建設された、西洋の建築様式を用いた建物で
   主として住宅を指す

さらに神戸では

   幕末期から明治期に建築された西洋館を異人館
   大正期から戦前昭和期に建築された西洋館を洋館

と区別している。

それで現在、
横浜で山手西洋館として公開されているのは7つあり、その竣工年は

 外交官の家     1910年 明治43年
 エリスマン邸    1926年 大正15年昭和元年
 山手111番館    1926年 大正15年昭和元年
 ブラフ18番館    関東大震災(1923年大正12年)より後 
 山手234番館    1927年 昭和2年
 ベーリック・ホール 1930年 昭和5年
 イギリス館     1937年 昭和12年

と比較的新しく、最も古い外交官の家でも明治43年と明治末期(明治は45年まで)。しかもこの家は施主が日本人の外交官で、渋谷の南平台に建てられたものを1997年(平成9年)に移築して山手の西洋館としている。ちょっとサギ(^^ゞ

ちなみに横浜山手に明治時代の西洋館が残っていないのは、関東大震災で壊滅的な被害を受けたから。なお横浜空襲で山手地区は標的から外されている。



さてカフェ&フレンチレストランの山手十番館の先にあるのが山手資料館。居留地だった頃から関東大震災までの横浜や山手に関する資料を展示している。前庭のバラがきれいだと聞いて昨年に訪れるつもりだったところ。ここは和洋折衷建築なので山手西洋館には数えられていない。しかし解説にあるように本牧からの移築だが、建てられたのは1909年(明治42年)と外交官の家より古い。
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バラ園の規模ではないものの、
自宅の庭にこれだけのバラが咲いていたら引きこもりになるなあ(^^ゞ
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解説があったので、とりあえず撮ってみた。
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山手本通りを少し下って元町公園前のバス停。
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その前にあるクラシックな建物は横浜山手聖公会。ノルマン様式という建築らしい。こういうのもあって異国情緒を味わえるのがこの通りの魅力。
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そしてバス停のそばにあったナゾの構造物。
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自働電話と書かれている。
なんじゃそれ?
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中を覗くとーーー
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これは1890年(明治23年)の横浜〜東京間の電話交換業務開始100年を記念して、NTTが1990年(平成2年)に設置した公衆電話。横浜の各地に様々なデザインの公衆電話ボックスがあるみたい。ここのは灯台がモチーフに思えるが、そうではなく当時はこれが最も一般的な公衆電話ボックスの形。 

そして自働電話とは

  1900年(明治33年)に公衆電話を設置し始めたとき、アメリカ製の電話機を導入
  それがなぜかオートマチック・テレホンとの名前で
  それを直訳して公衆電話を自働電話と名付けた。

  ただしまったくオートマチックではなく
  交換手を呼び出してつないでもらう電話初期の方式

  大正14年に電話網にダイヤル式の自動交換方式採用。
  それと自働電話とが紛らわしいので公衆電話と名前を変更

との歴史。

それにしてもどうしてオートマチックを自動ではなく自働の漢字にしたのだろう。それとレプリカとして置いてある昔の「自働電話」が、あまりに雑に省略された作りで、これならレトロデザインの電話ボックスだけでいいレベル。



本日の西洋館1軒目は山手234番館。
名前に数字がある場合は山手町◯◯◯番地の意味。
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関東大震災で横浜に住む外国人は7650人から2156人に激減。ここは彼らを呼び戻す復興事業のひとつとして建てられた外国人向け共用住宅=アパートメント。ただし公営ではなく民間事業として。同じ3LDKの間取りが左右対称に1階と2階にふたつずつ合計4世帯分。専有面積は1戸当たり約100平米。当時の日本人の共同住宅はその1/3ほどの広さ。

1980年(昭和55年)頃まで使用され、1989年(平成元年)に横浜市が取得。
1999年(平成11年)から一般公開。
取得してから10年間は何をしていたのだろう。


館内は「まあこんな感じね」レベルでそれほど面白くなかった。
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でも外観デザインは素敵だったので、
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全部見てやろうと、
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建物の反対側に来ると、
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そこそこ広い裏庭があるのを発見!
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バラも咲いていたし、
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アヤメも久しぶりに見られた。
ここに来たら裏庭もお見逃しなく。
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グルッと1周。
ファサードの造りは何となくアメリカっぽい。
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山手234番館の隣にあるのは「えの木てい」というスイーツのお店。3段重ねのティースタンドで提供されるアフタヌーンティーも楽しめる。
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ところで最初に紹介したカフェ&フレンチレストランの山手十番館は、1967年(昭和42年)に建てられたパチもんの西洋館風建築だが、この「えの木てい」は山手234番館と同じ1927年(昭和2年)に同じ建築家によって設計された本物の西洋館。上に示した地図には載っていないが、横浜市観光協会のホームページでは山手西洋館として紹介されている。

建物は昭和の後半に日本人夫妻の手に渡り、その妻がリビングでカフェを始めたのが「えの木てい」の始まり。オープンは1979年(昭和54年)。



ーーー続く


<補足>
山手十番館の十番は番地ではなく、その経営母体が出店する10番目の店だったから。
それを西洋館風のネーミングに仕立てたと思われる。

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2024年06月06日

ブラフ99ガーデン&外国人墓地

(5月10日の横浜バラツアーその2)

アメリカ山公園の駅とは反対側の出入り口。
こちら側が正門でエントランスと名付けられている。
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180度向きを変えた光景。
右側に樹木が茂っているのは外国人墓地。
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フェンスの隙間からお墓が見える。
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しばらく進むと左手側に横浜地方気象台。
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写真右側にある建物は日差しを浴びて真新しそうに見えるけれど1927年(昭和2年)の竣工。アールデコの建築様式で横浜市の有形文化財に指定されている。内部がけっこうレトロでいい感じらしい。一般公開されているからそのうち見に行きましょう。
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気象台を過ぎると山手本通りに出る。写真右側から中央に延びているのはアメリカ山公園から歩いてきた道路。公園にもあったベニバナトチノキはこちらの方がきれいに咲いていた。
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ところで上の写真を撮ったのは、写真を見てわかるように道路から少し高くなった場所で、そこが小さな公園のようになっている。
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山手本通りはその昔にクルマでよく通った場所。
こんな公園があったっけ?と思って調べると、これは

   2014年4月に
   横浜税関の山手プール跡地に造られた
   ブラフ99ガーデンという公園で
   敷地は約1000平米
   港の見える丘公園の「飛び地」扱いで横浜市営公園
   山手の洋館の前庭をイメージして設計された

とわかった。

それはそうだとして何だその「横浜税関の山手プール」って?
これが調べてもなかなかわからない。プールとは泳ぐプールなのか。またプール pool には貯める蓄えるの意味もある。なら保税倉庫か。でも保税倉庫の英訳でプールを使った単語はない。

するとあるサイトに税関宿舎プール跡地との記述があった。プール付きの公務員官舎だったとしたら、どんだけ贅沢? またあるサイトには税関職員に向けた訓練用施設と書いてある。しかし横浜市公園緑地事業課のホームページに、ブラフ99ガーデンは旧横浜税関山手宿舎跡地とあるから訓練施設ではなかったと思われる。それに税関職員の訓練にどうしてプールが必要なのだ。密輸犯が船から飛び降りて泳いで逃げるのを捕まえるため? どうにもナゾ

ちなみに公園名のブラフ Bluff とはハッタリや脅しではもちろんなく、同じスペルでも絶壁や切り立った崖との意味。明治時代に居留地に住んでいた外国人が、小高い地形の山手地区をブラフと呼んでいたとのこと。そしてここが山手町99番地なのでブラフ99。


それはさておき、ここにもバラがきれいに植えられている。
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アメリカ山公園にはなかった色も。
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さてここから山手本通りを、
山手イタリア山庭園まで下っていく。
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右側に広がるのは外国人墓地で、
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ここがメインゲートの山手門。
入れるのは門の先の写真で見えているところまで。
土日祝日なら500円ほどの寄付金を払えば墓地内の一部を散策できる。
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中には入らなくても山手本通りを歩けば、
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チラチラとその雰囲気を眺められる。
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最初はペリーが2度目に来航した1854年に、マストから転落死した水兵を埋葬したのが始まり。当時このあたりは寺の境内だった。それからも外国人死者がその近くに埋葬されたので、日本人の墓を移転して1861年に外国人専用の墓地となる。横浜が開港して居留地が出来たのは1859年なので墓地の開園は驚くほど早い。

そんなにすぐ死ぬ健康状態の人が、はるばる日本に多くやって来たのかと最初は疑問だった。しかし攘夷派の武士によって殺害された外国人も多く、幕府としてはその賠償の意味もあって墓地の整備に力を貸す必要があったのだろう。徐々に拡大して現在の規模になったのは1880年(明治13年)。

広さは約1.85ヘクタール。Wikipediaによれば「19世紀から20世紀半ばにかけての40ヶ国余、4400人余りの外国人が葬られている」とある。もう少し詳しい資料によると2009年の段階で埋葬されているのは約4870人。そのうち縁故者に連絡が付かず無縁仏状態になっているのは8割以上にのぼる。まあ江戸や明治時代の昔に遠い外国の日本で死んだ人たちの墓だから仕方ないか。

ただし現在でも墓地の購入は可能。
購入するのに国籍宗教は問われないものの、埋蔵されるには

   生前外国籍である
   死亡した時の戸籍が神奈川県内

の条件が付く。また中国籍の場合は、中国人専用の外国人墓地があるのでここでは受け入れていない。生前外国籍で神奈川県内に戸籍が持つの意味がよくわからないが、ここに私の墓を建てる予定はないので詳しく調べていない(^^ゞ



ーーー続く

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2024年06月04日

春バラはアメリカ山公園から 2024

昨年は「春バラはアメリカ山公園から」とのタイトルで、
横浜での春バラ鑑賞のブログを書いた。

予定では

   前菜はアメリカ山公園
   メインディッシュに港の見える丘公園
   余裕があればデザートとして山手資料館とイタリア山庭園

だったものの、港の見える丘公園でお腹いっぱいになって終了。

そこで今年は昨年に訪れなかった山手資料館やイタリア山庭園などをまず見て、その後に山下公園のバラ園とのプラン。山下公園の春バラは2018年にも見ている。同じ場所は避ける主義だけれど、山手資料館やイタリア山庭園だけではボリューム的に物足りないし、山下公園も5年前だからまあいいかとの考え。

訪れたのは5月10日。今年もスタートがアメリカ山なのは、ここが元町・中華街駅の屋上に設置された立体都市公園で、小高い丘となっている山手エリアの最も標高の高い部分とつながっているから。つまりアメリカ山を経由すれば山手エリアの坂を登らなくて済む。また昨年に訪れてここをかなり気に入ったのも理由のひとつ。立体都市公園やアメリカ山についてはこのブログ1行目に埋め込んだリンクから昨年の記事を読んでちょうだい。



東横線は横浜駅から先が「みなとみらい線」となり終点が元町・中華街駅。
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電車が着くのは地下4階のホーム。
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そこから地上4階の屋上までだから、合計9階分をエスカレーターで上がる。
エレベーターを利用したほうがよかったかも。
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エスカレーターを何度も乗り継ぎ、
屋上塔屋を抜けて、
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いきなり広がるアメリカ山公園。
このダイナミックな展開は2度目でもちょっと感激する。
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公園中程まで進んだ位置から屋上に出たところを振り返って。
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バラが植えられているのは、
最初に公園を撮った写真の左右画角の外側と、撮影位置より後ろの部分。

なかなかベストなタイミングで来られたと思う。
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芝生広場では保育園児がお遊び中。
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ナスカの地上絵?
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お幸せに!
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今回は昨年も来たアメリカ山は通り抜けのつもりだったのに、
やはりあれこれとバラ以外も見てしまう(^^ゞ

タチアオイの別名をハナアオイとも言うが、
ラバテラは別の品種みたいだ。
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デイジーとマーガレットは明確な見分けポイントがなく、名前の雰囲気から元気そうならデイジー、優しい感じがしたらマーガレットとするのが私のナゾ基準。ここでは品種名が書かれていた。
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ユーフォルビアは草と木それに多肉植物までバラエティが広くて覚えきれない品種。これは草のタイプでよく見る形。
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昨年はバラ以上に目立っていたベニバナトチノキ。
今年は少し成長が遅いようだ。
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よく見るのより色の薄いミヤコワスレ。
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この変わった名前は、鎌倉時代に承久の乱で北条氏に敗れて佐渡に流された順徳天皇が、当地でこの花を見つけ和歌に詠んだのに由来するとされる。しかしミヤコワスレはミヤマヨメナという野菊の園芸改良種。そしてそれが作られたのは江戸時代なので、ミヤコワスレ順徳天皇説はイイカゲンな話。


サルビアは赤いがネモローサ・カラドンナは紫。
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まるでネギ坊主(ネギの花)みたいだが、それもそのはずアリウムとはネギ属の意味で、このアリウムもネギやニンニクの仲間。
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近づくとちりめんじゃこだった(^^ゞ
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紫のアリウムもあった。
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この早咲きのラベンダーは香りが弱い。
でも花の部分をそっと握りしめてから手のひらをクンクンするといい匂いがする。
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昨年は花の塊が人の頭ほどあったシャクナゲ。
今年はかなり小さい。
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保育園児が帰ったので公園が静かになった。
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アップで眺めましょう。
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駅とは反対側の出入り口へ。
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門の外から見た公園。
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敷地面積は0.55ヘクタールで狭すぎず広すぎずで手頃なサイズ。そして何より美しい。この季節にしか訪れた経験はないけれど、もし東横線沿線に住んでいるなら元町・中華街駅まで来て屋上に上がり、しばらく公園を楽しんでそのまま電車に乗って帰ってもいい一日になる。


アメリカ山公園を出て外国人墓地の横を進むと山手本通りに出る。
それをイタリア山庭園まで下っていく途中に洋館が点在している。



ーーー続く

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2023年11月28日

少し色づいていた代々木公園

11月23日は渋谷に出たついでに、ファイヤー通りのイエローオータムを散策してきた。それだけで帰るつもりだったものの、ファイアー通りの終点は代々木公園なので、そのまま帰るのももったいないかと代々木公園も少しブラブラ。


原宿門から入ってすぐのところ。
写真中央奥の白いアーチのあるあたりがオリーブ広場。
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実はここで東京・パーク・ガーデン・アワードという
ガーデニングのコンテストが行われていたのだが、
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ちょっと来るのが遅かったみたい。
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東京・パーク・ガーデン・アワード(名前が長い!)は宿根草(しゅっこんそう=多年草)をテーマにしたコンテスト。普通の草花は花が終わると枯れるもの。宿根草とは枯れずにまた来年も花を咲かせる草花。だから花だけではなく宿根草による季節ごとの移ろいが審査基準。植え付け開始が昨年の12月からで、コンテスト期間も4月から11月と長い。

言ってみればこれはトータルなガーデニング造園を競う玄人っぽいコンテスト。でも私のようなド素人ベランダ・ガーデニング男子にとっては花がたくさんないと寂しいわけでーーー
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コンテストは11月17日に最終審査が終了している。どれが優勝だったのか現地で表示がなかったのは残念なところ。ところでこれらは撤去せずにそのままにしておくのかな? だとしたら春に賑やかになった頃にまた見に来たい。


中央の花壇には花がたくさん咲いていてヨカッタ。
これはコンテストとは無関係なもの。
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その奥には先日、ジャニー喜多川と代々木公園を関連付けたブログで紹介した、1964年東京オリンピックの選手村宿舎が1棟だけ保存されている。
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iPhoneで写真を取る私の姿。
カラオケマイクで小指は立てないよ(^^ゞ
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色づきを探しながら代々木公園を歩く。
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「しあわせの像」
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これは電通が建てたらしい。
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電通といえば2015年に女性社員の過労死自殺で、労働基準法に基づく強制調査を受け、また検察からも略式起訴され有罪となった。さらにオリンピックでは「中抜き」が取り沙汰され、昨今では電通がらみのプロジェクトは「電通案件」と怪しげな目で見られることも増えた。ここしばらくで最もイメージが低下した企業のひとつかも知れない。

昔は「天下の電通」だったのにと思って、
大学生の就職人気ランキングをマイナビで調べてみると(数字は文化系での順位)

      1980年調査 7位
        ↓
      2010年調査 30位
        ↓
      2020年調査 48位

とドンドン順位を下げ、2021年調査では78位に踏みとどまったものの、マイナビでは100位までしか公表されていないので

      2022年調査からはランキング圏外(>_<)

に転落していた。ちなみに200位まで公表しているキャリタス就活の調査によると2023年の電通のランキングは107位。まさに「驕る平家は久しからず 盛者必衰の理をあらはす」を地で行く展開。

なお1990年と2000年のデータが抜けているのはマイナビのホームページでは2009年からのデータしか公表していないから(1980年のデータは別の資料で見つけた)。

ただこんな資料もあったから、電通の人気は2000年を境に右肩下がりだったみたいだ。元データは同じくマイナビ。グラフはhttps://hrnote.jp/contents/saiyo-ninkikigyouranking-20191226/から引用
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おそらくこれは電通に限らず広告業界全体の傾向だろう。就職人気ランキングと入社する人材のレベルは必ずしも一致しないが、それなりには相関する。そういえば広告が面白かったり、時代を切り開いていたのは1990年代終わり頃までだったなと思ったり。


さて電通の話 (/_')/ソレハコッチニオイトイテ
「しあわせの像」の近くにあったのが「ケツァルコアトゥル」という石の彫刻。
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「古代メキシコ神話の文化神ケツァルコアトゥルの化身「羽毛のある蛇」を表しています」と書かれていてる。ヘビにも羽毛があるようにも見えないけれど。

また「この彫刻は1990年11月、日本国とメキシコ合衆国の友好親善のシンボルとして、メキシコ合衆国から東京都に贈られたものです」とも書かれていて、そういえば何年か前に世界らん展でメキシコが合衆国だと知ったのを久しぶりに思い出した。
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園内の周回路を進んでみたが、色づいている木々は多くない。
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でも柿がなっているのを見つけた。
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さらに進む。
レッドオータムは色があまりよくない。
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これは真っ黄色になったら見応えがありそう。
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晩秋の雰囲気が出てるかな?
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代々木公園に前回来たのは10月22日。「秋のバラフェスタ」開催は翌週の10月28日からでバラを見るには早すぎた。そして今回は遅すぎるわけで(^^ゞ でも花数は前回より多かった。これは第2バラ園であるフラワーランドの様子。
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とりあえずアップも撮っておきましょう。
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芝生広場にて写真を撮っている私の姿。
10月22日にはまだグリーンを感じられた芝生はもうすっかり枯れた色。
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今回は池に噴水が高く上がっていなかった。
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ちょっときれいなレッドオータムを発見。
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原宿門近くの第1バラ園(バラの園)にまで戻ってきた。バラは寂しいばかりだとはいえ、秋色の木々をバックに眺められたから、それなりによき体験かと。
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さて今年の紅葉はどこに見に行こうか。

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2023年11月09日

碑文谷公園の秋バラは数えられるほど

タイトルを変えて、
先に中目黒公園から訪れた10月28日の散歩の続き。

前々回に書いたように春バラと較べて秋バラは株数・花数ともに少ないから、賑やかさを楽しみたければ大きなバラ園に行かなくてはならない。それを承知でこの日は期待値低めのバラ巡り。案の定、中目黒公園で咲いていたバラは数輪程度。それでも他の植物でいろいろ楽しめた。

さて次の碑文谷公園はいかに。
まあ既にタイトルに書いちゃったけれど。


碑文谷(ひもんや)は目黒区の地名。碑文谷公園は東横線の学芸大学駅の近くにある。開園は1933年(昭和8年)と目黒区立の公園としては最も古い(当時は東京市立)。面積も4.4ヘクタールと区立公園で最大なのだが、これはグランドやその他を含んだ数字。公園そのものの面積は1.8ヘクタール。そのうち池が0.8ヘクタールを占める。


碑文谷公園に到着。
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鳥居と祠だけの神社もある。
池のそばだから祀られているのは弁財天。池の名前も弁天池。
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この神社は厳島神社との名前。ただし祠が建っているのが島の中にある厳島で、あの広島の厳島神社とは関係なさそう。創建は戦国時代との言い伝え。ホンマカイナ? 記録としては江戸時代の幕末に近い1848年に弁財天像を奉納したものしかないようだ。


このあたりが碑文谷公園のメインエリア。
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西日が眩しいバラコーナー。
ヒイ、フウ、ミイーーー11輪咲いていた(/o\)
いや中目黒公園より多いと喜ぶべきか。
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咲いていたのはこの2種類。
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他に撮るものがないから、
とりあえずいろんな角度から眺めましょう。
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あっという間にバラ鑑賞は終了。
春バラなら、この公園もそこそこの量が咲いているのにーーー
やはり秋バラは大きなバラ園に行かないとダメだね。



ところでネットで「碑文谷公園 バラ」と検索しようとすると「バ」まで打ち込んだところで「バラバラ」と検索候補が表示される。これは2016年に近くに住む88歳の女性が自宅で殺害され、その遺体がバラバラにされてこの弁天池に捨てられる事件が起こったから(/o\)
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犯人は2週間ほどで逮捕され、すでに強盗殺人として無期懲役の罪も確定している。しかしなぜ殺したのか、そしてバラバラにしたのかなど謎の多い事件だった。少し調べてみたがネットで拾えるのは事件が起きた2016年当時のことがほとんどで、事件の全貌はつかめず。ネットで何でも調べられるものではないと再確認。


今はのどかな雰囲気の弁天池。
ボートを楽しむ人も多い。
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このライフジャケットは子供用。子供はこれを着けてボートに乗るルールになっている。最近はそういうところが多いみたいだ。
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幼い兄弟で(たぶん)ライフジャケットを着て可愛いけれど、
少年よ、漕ぐ向きが逆さまだぞ(^^ゞ
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碑文谷公園でははポニーにも乗れる。
この日は馬場に出ていなかったので厩舎を覗き見。
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今週末は天気が悪そうだし、来週末ではそろそろ秋バラシーズン終了。やはり今年は大きなバラ園に秋バラを見に行くのは難しそうだ。まっ次の春バラにあちこち出かけましょう。

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2023年11月07日

秋バラよりヒマワリが咲いていた中目黒公園

バラが好きだという女子に、ドコソコのバラ園がよかったと話すと「春になったら行ってみますね♥」と言われたことが何回かあったので、バラは春に咲くものと思っている人は意外と多いのかも知れない。このブログではいつも春バラ・秋バラと区別しているが、バラはいつ咲くかのよって次の3タイプに分けられる。

  一季咲き
   春に咲くバラ

  四季咲き
   もちろんずっと咲いているのではなく、咲いては枯れまたツボミをつけて咲くバラ。
   これは一季咲きを繰り返し咲くように品種改良したもの。
   ただし四季咲きと名前が付いていても、実際に咲くのは春と秋で、
   夏はあまり咲かないし冬はほとんど咲かない。

   日本の冬は寒いから咲かないと解説される場合も多いが、ほとんどの
   ヨーロッパ諸国は北海道の北端である稚内よりさらに北側。南仏でも札幌あたり。
   だからヨーロッパでも咲かない。

   秋バラと呼ばれるのは、この四季咲きのバラが秋に咲いたもの。

  返り咲き
   一季咲き品種ではあるものの、調子がよかったら?秋にも咲くバラ。
   数は少ないと思う。

春には一季咲きと四季咲きの両方が咲くから賑やかになる。逆に言えば秋は四季咲きだけだから賑わいは見劣りする。また四季咲きのバラ自体の花数も春より秋は少ない。春に咲いて夏の暑さに耐えて体力を消耗しているからだと思う。

春バラと較べて秋バラの賑わい度合いは、花数の絶対数(株数)も加味すると

  大規模なバラ園:6〜7割
  小規模なバラ園:4〜5割
  公園の一角にあるようなバラコーナー:2〜3割

程度の印象になるかな。

なので賑わいを楽しみたければ秋バラほど大きなバラ園に行くべき。今年は夏の異常な暑さで秋バラが弱っているらしいからなおさら。

でもメジャーなバラ園はほとんど行き尽くして、訪れていないのは日帰り可能でもかなり遠方。なんやかんやでグズグズしてこの秋も大きなバラ園は行きそびれそう。でも先日訪れた芝浦中央公園は、それほどの規模でないのにそこそこ見応えがあった。それに気をよくして散歩のついでにバラがありそうな近所の公園も回ってみた。訪れたのは10月28日。



中目黒公園は桜で有名な目黒川沿いにある。
川よりは少し高台にあって短い上り坂を歩いて中に入る。
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面積は2.2ヘクタールでそこそこの広さ。
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土曜日なのにグランドには一組の親子が遊んでいただけ。
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だから秋バラは大きなバラ園に行かないとダメなんだって(^^ゞ
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これが一番賑やかな写真。
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咲いていた形跡もなし(/o\)
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まあでもこれは想定内。
中目黒公園は植物が充実しているから他にもいろいろと楽しめた。

一番目立っていたのがタイタンビカス。
これはフヨウの仲間。
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ツボミだけ見るとバラに似ている。
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でも花の姿はフヨウそのもの
というかフヨウとタイタンビカスの違いが何のかよくわからない。
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この日はデジカメではなくiPhoneなのでマクロモードでドアップ。
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ーーー続く

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2023年11月01日

芝浦中央公園で秋バラ その2

芝浦中央公園の園内マップ。公園はAからDの区画に分かれている。
それらをA面B面と「面」で呼ぶのはちょっとヘンな感じ。

園内マップ

この図以外に道路を挟んでテニスコートやフットサルのグラウンドなどがある。
それがC面。

総面積は4.6ヘクタール。各区画ごとの面積は公表されていないようで、Googleマップで計測するとC面は1.5ヘクタールほど。運動場であるC面を差し引いていわゆる公園部分の面積=A面+B面+D面を求めると(数字を丸めて)3ヘクタールとなる。

マップでD面の下にシーズンテラスと書かれている場所は、前回に紹介した品川シーズンテラスのビルが建っている場所ではなく、ビルに付随する緑地。0.5ヘクタール位の広さ。この緑地と公園とはつながっているようなものなので、実質的に公園規模は3.5ヘクタールといったところ。

A面とB面は1980年(昭和55年)の開業なのに対し、D面は2015年(平成27年)竣工の品川シーズンテラスと同時に造られた。公園が広くなっていいことだけれど、行政が民間が建築するビルの付加価値向上に協力したとも言える。また品川シーズンテラスについて調べると「3.5ヘクタールもの広大な緑地を創出しています」などの記述がよく出てくる。ちょっと手柄の横取り感あり。

もっとも品川シーズンテラスは前回に書いたように、芝浦水再生センター(下水処理場)の上に構築した人工地盤の上に建てられている。つまりここの地主は東京都。それでマンションの地権者住戸のような形で、東京都はビルのフロアを無償で取得してそれを賃貸に回している。その割合はビルの半分。けっこうエゲツナイ地主である(^^ゞ

バラが植えられているのはB面にバラ園と書かれている場所。公園全体からすると、ごく僅かな面積。なおこの公園は他にあまり花は植えられていない。どうしてバラに特化したのだろう。バラ好きの職員がいたのかな。



バラ園の隣の木製遊具・芝生広場。
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子供用がボルダリングごっこをするためのものだと思う。
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他にも楽しそうな大型の遊具がいくつかあったのに誰も人がいなかった(/o\)
公園全体も人はまばらで、あまり地域の人に知られていないんじゃないかな。


これはD面の半分が閉鎖中との張り紙。
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D面の北側と南側で、順番に半分ずつ閉鎖されるのだが、なんと閉鎖期間は「令和4年度から令和8年度までの5か年」&「令和9年度から令和13年度までの5か年」の併せて10年間!公園に限らずあらゆる施設で聞いた記憶のないレベルの長期間。

閉鎖するのはD面の下にある下水処理施設のリニューアル工事のため。下水処理場の上に公園を造るのは土地の有効活用としていいアイデアな反面、それゆえにこんな事態も起きてしまう。それにしても10年は長いなあ。公園デビューした赤ちゃんが、小学校の途中くらいにまでなってしまう。


こちらはD面の閉鎖されていない南側。
マップには湿性花園と書かれているのに、ほとんど芝生だけ。
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でも好物の噴水があった(^^ゞ
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しかも水面ではなく地面から噴き出す珍しいタイプ。
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当然、高速シャッタースピードで撮るわけで。
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下の部分は地面に跳ね返った細かな水しぶきが多いから、
カメラのオートフォーカス機能が焦点を合わせられずにピンボケ。
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噴水が踊っているような姿を楽しみましょう。
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そしてこれが本日の最高傑作。
まるで氷のように撮れた。
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前回はピンクばかりを載せたので、今回はそれ以外のアップで。
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このバラはすごく花びらが尖っている。肉眼で見るとそうなのに、いろいろと構図を試しても写真だと花びらがピンとしているようには撮れない。
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裏側から撮るという素晴らしいテクニックを思いついた!
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公園から出るときに、
品川シーズンテラスの中を抜けられるのを発見。
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エシカレーターで降りる。
来たときは階段を上って損した(^^ゞ
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前回も書いたようにバラがメインではない公園としてはレベルが高い。遠くからわざわざ来るほどではないけれど、生活圏内に品川が含まれるバラ好きなら訪れるべき。

公園そのものはイマイチ存在感がないようにも思える。しかしそのうち高輪ゲートウェイ駅から、線路をまたいで通路が延びてくれば人気が出てくるかも知れない。D面はちょっと殺風景な印象なので、10年間の工事が終わったらもっとガーデン風にして欲しいな。



おしまい

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2023年10月31日

芝浦中央公園で秋バラ

先週、新橋まで出たついでに山手線で4つ先の品川まで。
駅から7〜8分ほどのところにある芝浦中央公園で秋バラを眺めてきた。


品川駅の港南口。
山手線の外側、東京湾方向の出入り口である。
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駅から真っ直ぐ延びる位置にある飲食店街。
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昔は港南口の賑わいと言えばこれくらいしかなく、
少し離れると港湾エリア独特のちょっと危ない雰囲気も感じられたものだが、


今ではすっかりオフィス街。
下の写真で正面にあるのが品川シーズンテラスというビル。
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芝浦中央公園は成り立ちが他の公園とは少し違う。

航空写真でブルーの破線で囲ったのが東京都の芝浦水再生センター。東京都は水再生センターの呼称を使うけれど一般的な表現なら下水処理場。

その浄化槽の上にコンクリートで人工地盤を造成し、そこに公園を設けたもの。

航空写真

公園はAからDの区画に分かれ、それぞれの開園時期は

   A区画:1980年(昭和55年)
   B区画:1980年(昭和55年)
   C区画:1988年(昭和63年)
   D区画:2015年(平成27年)

あれ? 以前に横浜のアメリカ山公園を訪れたときに「立体都市公園」の話を書いた。公園はその地下に施設を作ったり(例えば駐車場)、あるいは建物や人工地盤の上に設置するのは禁止されていた。それが2004年の都市公園法改正で可能となり、そうして造られたのが立体都市公園。アメリカ山公園以外には渋谷の宮下公園、首都高速大橋ジャンクション上の目黒天空庭園などがある。

しかし芝浦中央公園はD区画を除けば2004年より以前に造られているじゃないか。都市公園法の対象外なのか。いやこの公園は港区立で、自治体が整備する公園はすべて都市公園に含まれるはず。条例で対応した? 法律に反する条例なんて作れない。少し調べてみたもののどうしてこの公園が設置可能になったのかは分からなかった。名称はともかく、ひょっとしたら日本初の立体都市公園なのかも知れない。


ところで航空写真はGoogleマップの引用。撮影時期が少し古いようで2020年3月に開業したキラキラネームが眩しい高輪(たかなわ)ゲートウェイ駅がまだ工事中。駅の周りで更地になっているのは、JRの車両センター(駐車場&整備工場みたいなもの)があった場所。面積は約13ヘクタール(参考までに六本木ヒルズ全体が11.6ヘクタール)。

ここを高層ビル4棟その他で再開発を行い、そのエリアの便を図るために、山手線では49年ぶりの新駅として設けられたのが高輪ゲートウェイ駅。エリア全体は2025年くらいに完成するらしい。

それにしても品川駅と高輪ゲートウェイ駅がすぐ近くに見える。両駅の距離は900m。もっとも山手線の駅間距離の平均は1150mだからビックリするほどでもない。山手線には30駅あって、駅間距離が900mより短い区間は7つもある。最短は日暮里駅〜西日暮里駅間の500m。逆に最長は大崎駅〜品川駅間の2000m。実は高輪ゲートウェイ駅ができるまでは、その両隣にある品川駅〜田町駅間が2200mで最長だった。



さて先ほど紹介した品川シーズンテラスの横に回ると、芝浦中央公園につながる階段が現れる。道路側からの写真は撮り忘れたが、この公園は「立体都市公園」なので道路を歩いていても、そこに公園があるとは気付きにくい。看板も地味で目立たない。
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ここが出入り口。
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中に入って回れ左をするとこのような風景。
遠くに東京タワーも見える。
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左側を見上げると高輪ゲートウェイエリアの再開発工事。
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奥に進むにつれて、
先ほどより明るくなっているのが分かる?
それは空が晴れてきたからではなく、
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背後にある品川シーズンテラスが作る影から抜けたから(^^ゞ 左がタワー棟で右がアネックス棟。このビルも浄化槽を覆って造られた人口地盤の上に建っている。
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奥の左側にバラが見えてきた。
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春バラと較べて秋バラは花数が少ない。
だから規模の小さなバラ園だとスカスカでガッカリすることも多い。
でもここはまずまずのボリューム。
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残念ながらアーチはほとんど葉っぱだった。
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これで全景の3/5くらい。
写真奥を左に曲がったところにも続いている。2つ前の写真がそれ。
これだけ引いて撮るとポツンポツンな感じになるのは仕方ないね。
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ピンクのバラが多かった。
今回はピンクばかりをアップで。
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バラの形と香りの種類の解説。
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できるだけ密集感を出したいのに、
望遠レンズの倍率が低いから上手く撮れないと、機材のせいにする(^^ゞ
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芝浦中央公園の総面積は約4.6ヘクタール。ただし航空写真で離れた場所にあるのはテニスコートやフットサルなどのグラウンドで約1.5ヘクターを占める。それを差し引いても約3ヘクタールあるからソコソコの広さ。ただしバラが植えられているのはそのごく一画に過ぎない。

だからあまり期待していなかったのだけれど、どうしてなかなかの咲きっぷり。駅近の区立公園レベルとしては充分に見応えはあったし、これなら花数の多い春バラは相当に期待できる。



ーーー続く

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2023年10月23日

ついでに秋バラが少しだけ咲いていた代々木公園 その2

前回に載せた全体写真はあまりに殺風景だったので、秘密の第2バラ園?であるフラワーランドで少しは賑やかだった場所も紹介しておく。見応えがないのに変わりはないが。
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周りのバラ以外の花。まずは紫系統。
品種表示はされていたかどうか忘れた。いずれにしても見ていない。
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とても小さな花でピント合わせに手こずった。
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いかにもハーブな植物。肉眼では微妙に色が違っていてキレイだった。
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パンパスグラス。
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手っ取り早く表現するなら西洋ススキ。ただしススキはイネ科ススキ属なのに対して、パンパスグラスは同じイネ科でもシロガネヨシ属なので、かなり遠い親戚みたいなもの。和名はシロガネヨシ。南米原産でパンパス pampas は大草原や平原の意味。グラス grass は草。紙おむつのパンパースは pamper =甘やかす、満足させるからの造語だから関係ないよ。


フラワーランドから離れて芝生広場(名称は中央広場)の中を歩く。
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代々木公園が素晴らしいのはこの芝生の圧倒的な広さ。自宅近くの駒沢公園も代々木公園の54ヘクタール(都内6位)に対して、41ヘクタール(都内8位)とはいえ相当に広いけれど、芝生広場がないのが残念。

ところで公園の総面積は簡単に調べられるのに、広場の面積についての情報がない。誰か調べてネットに載せて欲しいもの。


芝生広場では人々が思いのままに過ごしている。中にはラクロスでのキャッチボールなんて普段はあまり見ないものや、まったく初めて見るスポーツをしている人もいる。ところでラクロスは1990年前後(だったと思う)にブームがあって、当時はラクロスのラケットを抱えた女子大生が街中にたくさんいた。最近は滅多に見ないね。考えてみたらラクロスの試合を観たこともないし、どんなルールなのかもよく知らない。


中には、この人達は何者?と思う集団も芝生広場にはいる。

生ギター1本の演奏を前に、中年のオッサン・オバハン100名くらいがノリノリで頭の上で手を叩いたりしていた。念のため写真にはモザイク。
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こちらは何かの訓練なのだろうか。人が作ったアーチの下をほふく前進でくぐるのを繰り返している。それにしてもどうしてリュックを付けたままで? 服装の色も似通っていて、リュックに付けた黄色の蛍光反射テープがお揃い。
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芝生広場の一角にある噴水池。
補修中なのか池の周りがオレンジのネットで囲まれていてヘンな雰囲気。
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噴水があれば必ず高速シャッタースピードでの撮影がお約束。池の中にある噴水まで距離があってズームレンズの望遠側一杯で撮ったので、あまり静止したようにはならなかった。
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池にいたカモ。
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もう1本の噴水を黄色い花越しに。
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これは噴水池の先、芝生広場を出たところにある噴水ベンチ通り。
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噴水といっても水がチョロチョロ出ているだけ。これでマックスかどうかは分からないが、あまり吹き出したら周りのベンチに水しぶきがかかるから、噴水というよりはちょっとした水のアクセント。
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噴水ベンチ通りは前回に紹介したメインのバラエリアに続いている。
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再び周回路に戻り、出口となる西門を目指す。
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何やら石碑が見えたので、
周回路からそれて近づいてみると「日本航空發始之地」の文字。
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ここはJAL創業の地ではなく、陸軍の練兵場だった時代に日本で初めて(有人で動力付きの)飛行機が飛び立った場所。發始は今の漢字に直せば発始で「はっし」と読むようだが辞書には載っていない単語。意味的には 発祥と同じと考えられるが、実は「航空発祥の地」と名乗る場所は別にある(埼玉県所沢市)。

いわば本家と元祖争いのようなもの。しかし

   代々木:初飛行1910年(明治43年):記念碑設置:1974年(昭和49年)
   所沢:初飛行1911年(明治44年):記念碑設置:2000年(平成12年)

と代々木のほうが初飛行は早いし、記念碑の設置は26年も前である。所沢に先に「発祥の地」記念碑を設置されたらまだ分かるとして、なぜ発始という造語なのかがナゾ。記念碑はなくても所沢が先に「発祥の地」とPRしたのかな。


石碑に彫られている鳥の顔をアップで(^^ゞ
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解説プレート。ライト兄弟が人類初の飛行に成功したのが1903年なので、そのわずか7年後に日本でも飛行機が飛んだことになる。
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解説にあるアンリ・フォルマン式複葉機。
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こちらがグラーデ式単葉機。
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初飛行に成功したお二人。
右が徳川好敏(よしとし)で、左が日野熊蔵。
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なぜか徳川好敏は飛行服姿で、日野熊蔵はスーツにネクタイ。徳川好敏はその名が示すように徳川家の血筋。しかも御三家に次ぐ格式である御三卿・清水徳川家の当主。本当は解説プレートにある12月19日の4日前に日野熊蔵が日本初の飛行に成功したとの説もある。しかしソンタクがあったのかどうか19日の飛行会で先に飛んだ徳川好敏が「日本初飛行」とされている。最終的に陸軍中将まで昇進。初飛行当時は23歳。

日野熊蔵は熊本出身。日野式自動拳銃を開発したり、失敗に終わったもののヘリコプター、ジャット戦闘機、ロケットの開発に携わるなど発明家やエンジニアとしての顔を持つ。最終階級は陸軍歩兵中佐。初飛行当時は32歳。


操縦席に収まった写真。並びは銅像と同じ。
なお所沢で「初飛行」したのもこのコンビ。
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初期の飛行機ってこんなのだったんだね。
彼らにトップガンの映画を見せてあげたい(^^ゞ



記念碑を離れて西門に向かう。
これは周回路の外側の細い通路で道が二手に分かれていた。
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その場所にあったなかなかのマツ。
マツが常緑樹だとよく分かる写真。
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そして二手に分かれた左側を進むと現れる光景。
白いテントを最初は園芸用の資材置き場か何かかと思ったが、
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どうやらこのあたりはホームレスのテント村のようだ。
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通路から見える範囲で30近く。奥に入ればもっとあるかも知れない。
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これだけの規模のものを見たのは初めてなのでけっこうビックリした。2020年の東京オリンピックが近づいた頃、公園のホームレスを占め出しなどのニュースがあったのは覚えている。しかし結局2021年の開催時に外国人観戦客はコロナで来なかったわけで、そういう措置も執られなかったのかな。あるいは再び集まってきたか。

なお人の気配はまったくなかった。時間は土曜日の午後1時過ぎ。このあたりは人通りも少なく、たまにランニングの人が走ってくる程度。

ところで以前、隅田川でホームレスが今風のアウトドア用品を使っているのを見たけれど、代々木公園は今でもトラディショナルなブルーシートなのだと、どうでもいい発見。
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西門から代々木公園を退出。
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キンモクセイはクンクンできずバラも見頃前だったものの、広い芝生空間を楽しめたし、いろいろ珍しい光景も眺められて面白かった。



場所とタイトルを変えてーーー続く

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2023年10月22日

ついでに秋バラが少しだけ咲いていた代々木公園

歩いていてキンモクセイのいい香りがするとうれしいし、また秋を感じる。ほとんどの人が好きな香りかと思う。例年なら9月の中頃くらいからだが、今年の9月はまだ真夏だったので、咲き始めたのは10月になってから。

ちなみに日本の四大香木とされるのは

    春:ジンチョウゲ
    夏:クチナシ
    秋:キンモクセイ
    冬:ロウバイ

キンモクセイはそこら中にある。またロウバイはあちこちの名所を訪れた。しかしジンチョウゲとクチナシはあまり馴染みがないなあ。来年の春と夏は意識して出かけましょう。

さて今年もキンモクセイの香りを楽しんだ。でもそれはどこからとなく漂ってくる香り。もっとダイレクトに、そしてたくさんのキンモクセイのある場所でクンクンしたくなる。時期的には微妙に出遅れたものの、たまたま10月19日に日比谷公園でキンモクセイが見頃との情報に接し、まだ間に合うかと。

日比谷公園でもよかったのだが、以前に渋谷はるのおがわプレーパークと、玉川上水緑道の初台あたりにキンモクセイがたくさん植えられている場所があると聞いたので、そちらに行ってみた。メインは玉川上水緑道。

渋谷はるのおがわプレーパークは代々木公園の隣にある。だったら代々木公園を少し散策してから渋谷はるのおがわプレーパーク、そして初台まで散歩がてらに代々木を抜けて歩くとのプラン。代々木公園にもキンモクセイはあるだろうし、そろそろ秋バラのシーズンでもある。出かけたのは昨日。

結論から書くと代々木公園にキンモクセイは咲いていなかったし、
秋バラはまだ見頃前だった(/o\)



原宿駅周辺は大勢の人だかり。
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明治神宮の前を通り過ぎる。
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振り返って原宿・表参道方向。
絶好の秋晴れ。
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代々木公園到着。
とは言っても原宿駅から代々木公園までは300mほど。
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都立公園開園150周年の横断幕。
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都市公園制度が整備されたのが明治6年(1873年)。同年に開園したのが上野公園と芝公園。代々木公園は大名屋敷→陸軍練兵場→米軍宿舎→1964年に日本に返還され東京オリンピック(1964年)の選手村を経て1967年(昭和42年)の開園。だから規模が大きく有名な割りには比較的最近にできた公園といえる。


原宿門を入ったところ。
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緑の木と紅葉しかけている木。
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バラエリアのアーチが見えてきた。
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こんな風に撮るとけっこう咲いているように見えるが、
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アーチに咲いていたのは1つだけだし、
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全体的にもかなり寂しい雰囲気。
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「秋のバラフェスタ」開催は翌週の10月28日から。それでもここから1週間で賑やかになるとは思えない。もともと秋バラは春バラと較べて花数が少なく花も小さいとはいえ。


文句を言わずに、誰かが育てて咲かせてくれたバラを眺めましょう。
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周回路に戻る。
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どこかにキンモクセイはないかと嗅覚感度を最大にし、周回路から外れてこんなところも歩いてみたが、まったく見当たらず。後で調べたら、どうやら代々木公園のキンモクセイは10月10日頃に終わったみたい。
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さらに周回路。
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一番西側まで来たあたりでキンモクセイ探しは諦めて、東に進んで芝生広場に向かう。
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カメラにはとても収まらない大きな広場。
これに写っている範囲の数倍はある。
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こちらに来たのは代々木公園に春バラを見に来たとき、公園の案内図には説明がないのに、この広場の一角にあるフラワーランドと名付けられたところにもバラ園を見つけたから。


フラワーランド到着。
まっメインのバラ園に負けず劣らず寂しい雰囲気だったけれど(^^ゞ
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春バラの時もそうだったように、
なぜかこちらのほうがメインのバラ園よりも状態のいい花が多い。
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キンモクセイはなかったものの、
バラの香りをクンクンできてとりあえず満足。



ーーー続く

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2023年05月11日

港の見える丘公園で春バラ その2

沈床花壇を離れてローズガーデンへ移る。
こちらはアーチだけではなく平植え(そんな言葉があるかどうか知らないが)が中心。開花率は沈床花壇と同じ程度。ただし見通しがいいので、こちらのほうがバラがたくさん咲いているように見える。
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そこそこ風があったのにバラの香りも存分に楽しめた。鼻を近づけないと香りを感じられないバラ園もあって、どうして?と思うこともある。何が違うのだろうか。
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箸休めに新緑も楽しみましょう。
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常緑樹も新緑になるらしいがーーー詳しくはよく知らない。
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ローズガーデンに近いこの出入り口からまっすぐ行くと外国人墓地。
墓地沿いを右に進むとアメリカ山公園に着く。
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この出入り口広場にもたくさんのバラ。
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ローズガーデンと較べると単調な植栽なのに、
よく見るとけっこう種類が多かった。
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再びローズガーデンに戻る。
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こちらのアーチは黄色のバラ。
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皆さんがスマホで撮影しているのは、
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フクロウ!
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もちろん野生ではなく写真左側の男性のペットみたい。
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この男性は何か喋るではなく、フクロウを植木鉢に止まらせて人々に写真を獲らせているだけ。ちょっと不思議な光景。でもめずらしいものを見られてよかった。フクロウは何となく不気味なイメージがあったけれど、近くで眺めるとキレイでカワイイ鳥。


ローズガーデンの隣にあるのがイギリス館。
1937年(昭和12年)に建てられたイギリスの総領事公邸で現在は横浜市が所有。
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無料で見学できるが、以前に訪れたので今回はバラに専念。
庭側にはバラが植えられていた。
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その隣に大きな噴水。
横浜水道創設記念噴水塔となっているものの、そのレプリカだそうだ。
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それはさておき、噴水は水しぶきを撮るのがお約束。
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ちょっと変わった写真が撮れた。
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こちらは山手111番館。アメリカ人の両替商ラフィンが1926年(大正15年)に建てた個人住宅。建物名はここが中区山手町111番地だから。
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カフェになっていた。
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そこから見下ろしたローズガーデン。
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階段状になっている水路。先ほどの噴水から流れているのかも知れない。
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上の写真にも写っている階段水路の先にある構造物。
こういうのはフォリーと呼ばれる。
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フォリーとはWikipediaによると西洋の庭園などにみられる装飾用の建物で、通常の建築のように居住や雨風をしのぐといった用途がまったくないものを指す。英語で folly は一般的には愚かとの意味。そこから転じて道楽な建物というニュアンスだろう。



前菜のアメリカ山公園、メインディッシュの港の見える丘公園で沈床花壇とローズガーデンと、それぞれ個性の違う3つのバラ園を回れて楽しかった。デザートに山手資料館とイタリア山庭園も回るつもりだったものの、もうお腹いっぱいになったのでまたの機会に。


おしまい

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2023年05月08日

港の見える丘公園で春バラ

アメリカ山公園から港の見える丘公園へ行くには2通りのルートがある。

  前回に写真を載せた門柱のある出入り口から進んで外国人墓地の横を通り、
  港の見える丘公園のイギリス山から入る。

  1階に降りて海側に移動し、港の見える丘公園のフランス山から入る。

イギリス山ルートだと平坦なのだが、何となく港の見える丘公園はフランス山の階段を上る習慣があるので後者を選んだ。

アメリカ山を下るのはエレベーターで。
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元町・中華街駅の地上出口。
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港の見える丘公園が350mで山下公園が400mの標識。2つの公園がそんなに近いのかと思われるかも知れないが、山下公園の400mは一番近い西側の入口までの距離。山下公園の敷地はそこから約800mの長さがある。
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それとこの標識の数字は少しおかしくて、港の見える丘公園の入口までは100mもない。


ベージュ色のアーチが入口。
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これがフランス橋で、ここはフランス山地区。
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階段を登る。
ちょっと長い。
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公園は4つのエリアに分かれている。
急坂があるのはフランス山に上がる最初だけ。
公園マップ


平坦な庭園広場に出ると、
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アメリカ山公園と同じく巨大なシャクナゲがお出迎え。
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この風車はフランス領事官邸の井戸を汲み上げていたもの。
今は飾りとして回っているだけ。
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フランス山の歴史は教科書にも載っていた生麦事件から始まる。
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林間広場までやって来た。
新緑が眩しく美しい!
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ごく普通の彫刻に思えるが、
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題材はかなり重い。
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米軍の問題は沖縄ばかりのイメージで、1977年にファントム戦闘機が横浜の住宅地に墜落した事故はあまり知られていない。もちろん当時は大騒ぎだったものの50年近くたって風化したというか、それ以降に生まれた人ならほとんど知らないだろう。でも忘れちゃいけない日本の黒歴史。興味があれば「愛の母子像」「パパママバイバイ」などでお調べを。



木立の間から展望台が見えてきた。
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港の見える丘公園に来たことがなくても、この展望台を何かで見た人は多いはず。
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とりあえず眺めるのがお約束。
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しかし正面にベイブリッジはあるものの、
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それ以外は単なる港湾施設が見えるだけでパッとしないのがこの展望台の難点(>_<)
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90度左を向けば山下公園に係留されている氷川丸の「煙突」と、
その奥に大さん橋をかろうじて眺められる。
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実はこの屋根がカッコイイのだけれど、写真に撮っている人はいなかった(/o\)
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展望台隣の花壇にいたガーデンベア。
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これは横浜市の緑化事業関連で使われているゆるキャラ。緑色がだからまったくベア(クマ)に見えないのがご愛敬。子熊かと思いきやなぜか推定年齢200歳の設定。ナンデ?



そしていよいよバラ園に入る。
まずはマップで沈床花壇と書かれているゾーンへ。
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ここはアーチに沿わせたバラがメイン。
開花率は65%くらいかな。
最初に書いたように来週は雨の予報なので、タイミング的に1週間早いのは承知の上。
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ゴールデンウィークだし、人が写り込まずに撮るのは不可能。
それならば「上を向いて歩こうホトトギス」。
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横から撮るのもアリ。
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中央に噴水がある。
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そこでやることはひとつの高速シャッター撮影。
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アップでいろいろ。
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開花率は今ひとつだったとはいえバラ花壇の規模が大きい、すなわち花数の絶対数が多いので物足りなさは感じずにすんだ。それと開花率が低い=早くから咲いて既に痛んでいる花が少ないので、適当にシャッターを切っても状態のいい花が多かった。満開状態だと見栄えの悪い花が混じるもの。バラに限らず開花率をとるか、状態のよさを優先するかはいつも悩むところ。

この沈床花壇はバラの品種は多くない。
でもピンクのバラが一番好きだし、それがキレイに咲いていたから満足。
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ーーー続く

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2023年05月07日

春バラはアメリカ山公園から その2

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バラはこの広場の反対側、
すなわちカメラを構えている背後に主に植えられている。

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ベイブリッジやマリンタワーと一緒に。
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壁やアーチやフェンスなどいろいろな背景のバラを楽しめる。
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フェンスの上にいたカラス。
カラスをじっくり眺めたことはあまりないが、日光を浴びていると意外とキレイ。
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あれこれアップで。
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バラ以外もたくさんの花が咲いていた。
写真を撮ったのはごく一部。
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ラベンダーもあった。通常は7月頃に咲く花なので、これは早咲きの品種なのだろう。そっと握りしめて手のひらをクンクン(^^ゞ バラとラベンダーの香りを同時に楽しめるなんてシアワセ。
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メインの芝生広場とは別の小さな芝生。
ここは何となく建物の屋上感がある。
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やはりこちらのほうが圧倒的に素晴らしい。
新緑もキレイ。
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こんな寄せ植えの後ろにあったのは、
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人の頭ほどもある大きなシャクナゲ。
写真じゃサイズ感は伝わらないけれど。
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ひときわ目立っていたのがベニバナトチノキ。
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これは初めて見た。普通のトチノキは白い花がニョキニョキ伸びるように咲いて、ちょっと気持ち悪いのだけれど、色が違うだけでこうも印象が変わるのかと驚く。


花自体も美しい。
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芝生広場の中段から。
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アメリカ山の由来。
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幕末はアメリカ公使館の予定地だったり、戦後は米軍住宅が建ったりしてアメリカに縁が深かったから、公園を整備したときにアメリカ山と名付けたみたい。横浜にはフランス山、イギリス山、イタリア山が昔からあるので、新たにアメリカ山ができても違和感はない。


駅から上がってくるエスカレーターとは反対側の出入り口から。
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門柱のフォントがおしゃれ。
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港の見える丘公園に行く前に、軽く前菜のつもりで訪れたアメリカ山公園。
思いのほかボリュームのある前菜で満足感高し。


ーーー続く

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2023年05月04日

春バラはアメリカ山公園から

今年の春は暖かいので花の開花が前倒し。ツツジ、フジ、ボタンなどは名所に行きそびれた。チューリップはお台場を訪れたものの、今ひとつだったのでもう一箇所と思っているうちに見頃すぎになってしまい(/o\)

バラでその轍は踏むまいとーーー

ただし、いつ行くかの前に、
バラの名所も相当あちこちを訪れたので、

   行ったことがない
   見応えがありそう
   あまり遠方でない

の3条件を満たすところを見つけるのに苦労する。
今回選んだのは横浜の山手地区のいくつかを回るプラン。

   前菜はアメリカ山公園
   メインディッシュに港の見える丘公園
   余裕があればデザートとして山手資料館とイタリア山庭園

横浜は市の花がバラで、横浜ローズウィークなども開催して力が入っている。以前に訪れた山下公園横浜イングリッシュガーデンも見応えは充分だったので大ハズシはなかろうと。


例年なら春バラは5月中頃。しかし港の見える丘公園に訪れた人の情報をSNSで収集すると、既にかなり見頃となっており、ゴールデンウィーク明けくらいに最盛期を迎えるように思えた。やはり例年より1週間から10日ほど開花が早い。

混雑するゴールデンウィークより、それが終わった後のほうが好都合。しかし5月3日に天気予報を見ると、ゴールデンウイーク後半から次の週までずっと雨ぢゃないか(/o\)
01天気予報

というわけで快晴予報の出ていた本日に出かけてきた。

赤点線で囲まれているのが山手町。狭義にはそこが山手地区だが、もう少し広い範囲を指して山手ともいう。幕末から明治まで外国人居留地だった異国情緒が残るエリア。地形的に高台が多いから「山手」と呼ばれる。中華街や山下公園のあるエリアは海に近く土地が低いから反対語の「山下」が地名になった。
02山手地区


混雑を避けるために午前9時くらいには出発するつもりが、鮮やかに二度寝(^^ゞ
オマケに東横線のどこかでポイント故障があったとかで、その影響で電車がやたら信号待ちを繰り返して停車し30分ほど時間をロスする。

最初に訪れたのはアメリカ山公園。港の見える丘公園にはイギリス山やフランス山が昔からある。でもアメリカ山の言葉は聞き慣れない人も多いと思う。ここは2009年に一部、2012年に全面開園した新しい公園。

そして全国で初めての立体都市公園でもある。立体都市公園とは2004年の都市公園法改正で設けられた制度。これにより都市公園の地下を多目的に利用したり、建築物の屋上や人工地盤上に公園の設置が可能となった。アメリカ山公園以外には渋谷の宮下公園、首都高速大橋ジャンクション上の目黒天空庭園などがある。

要は土地がなければ建物の上に公園を造ろうとの制度で、
アメリカ山公園の場合は次のような断面構成になっている。

  茶色:地盤
  薄緑色:駅舎(実際には地下4階まである)
  薄オレンジ色:立体都市公園のために増築した部分
  図は横浜市環境創造局:公園における公民連携に関する基本方針から引用

03断面図

地上2階建てだった駅舎を4階建てに増築して、高台である隣の土地と同じ高さまで持ち上げ一体化して公園の敷地とした構造。隣の地面とつながっているのが、単なる屋上庭園とは違ってユニークなところ。高台が急峻に迫る山手ならではの地形を活かした構造になっている。公園敷地5500平米のうち駅舎の上にあるのは900平米ほど。


ここを最初に訪れたのは、上の断面図を見てもわかる通り駅直結だから。
元町・中華街駅の6番出口を出て広がっているのはこの景色。
地下4階のホームから8階分をエスカレーターで上がってきたのに、
そこに地面が現れて、初めて訪れたなら戸惑うかも知れない。
でも駅を出たら駅前の雰囲気ではなく、いきなり緑あふれる公園なのが新鮮。

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ーーー続く

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2022年10月26日

日比谷公園ガーデニングショー その3

会場の片隅にあった馬のフラワーアート。
かわいい!
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しかし近づいて眺めてみると、ちょっとシュールで怖い感じもするのが不思議。
何となくジブリの映画に出てきそうでもある。
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馬の前にベンチがある。これはそこに座って馬を背景に撮影してもらおうという配慮。たくさんの人がここでピースサインをしたりハートマークを作っていた。ただしこれが南を背にしている。つまり多くの時間帯で逆光になる。写真前提ならもう少し気を利かせましょう。


日比谷公園の花壇=芝生広場は普段は立ち入り禁止。花は通路に近い場所に植えられているものの、それでもちょっと距離がある。

しかしこの日は中に入れたのでバラにも近づけた。もっともそんなにたくさん植えられているわけじゃない。いや、その辺の公園より数は多いかも知れないが、なにせとても広い芝生広場なのでボリュームが感じられないと言うべきか。それはいいとして、今回はせっかくのチャンスだったのにクンクンしてもあまり香りがしなかったのが残念。
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第2花壇の会場を後にする。
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中央に見えるレンガ造りは日比谷公会堂。2016年に改修のためと閉鎖されたのに、ずっとそのままになっている。1929年(昭和4年)に竣工の建物なので、現在の法規制に従って改修するとトイレのスペースが足りなくなるらしい。何ともトホホな理由であるが、いったいいつまで放置するつもり? たまにそれが報じられて、上記の理由で「担当者は頭を抱えている」なんて書かれるけれど、頭を抱えるだけならサルでもできるよ。(日比谷公園は都立公園なので公会堂の所管も東京都)


さて何の予備知識もなしに訪れた日比谷公園ガーデニングショー。「庭」の展示だと思っていたので期待とは違っていたものの、庭心のある作品をたくさん見られてそれなりに満足した。日比谷公園は好きだし、天気がよくて暇な日があれば、今後もまた見に来ると思う。


会場から外に出る通路で、子供向けに吹き矢の体験イベントみたいなことをやっていた。もし矢がそれて私に当たったら「ウッ!」と叫んで死ぬふりをしようと思っていたのに、係員がしっかり指導しているのでそんな事態は起こらず(^^ゞ
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1903年(明治36年)の開園当時からある、老舗レストランの松本楼はそこそこの行列。
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日比谷公園にはフィリピンの革命家の銅像とか南極の石とか、ちょっと風変わりなものがあちこちに置かれている。今までいくつか見たけれど埴輪まであるとは知らなかった。なんとこれはレプリカではなく遺跡から出土した本物だそう。
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公園内をぶらっと歩いて雲形池。
この藤棚が満開の時に見に来ようと思っているのに、毎年忘れてしまう(>_<)
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最初に紹介した心字池より、こちらのほうが落ち着いた雰囲気。
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この雲形池は大音楽堂いわゆる日比谷の野音と近い。漏れ聞こえてくるリハーサルの音に誘われてそちらに移動。腹の底に響くような重低音を久しぶりに味わえた。ただしちょうど野音の前まで来た時にマイクテストなのか「あ、あ、う、う」のようなものに変わってしまう。
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G-FREAK FACTORYはホームページによると「群馬の雄!!ロックとレゲエを愛する」1997年に結成されたバンドらしい。
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グッズ販売開始までまだ2時間もあるのに、早々と並んでいる熱心なファンの皆さん。
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野音の裏手には「かもめの広場」と名付けられた一画がある。
お目当てはこの噴水。日頃の行いがよいので(^^ゞ 虹が架かっていた!
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ところでここが「かもめの広場」と名付けられたのは、この噴水の彫刻が東京都の鳥であるユリカモメを模しているからとのこと。しかしこれがユリカモメに見えるか? だいたいカモメの類いはふっくらした姿をしているもの。似てなさ過ぎる。


それはさておき、
最後にまた大好きな水しぶきのハイスピード撮影。
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クローズアップして。
光もたっぷり当たっていい感じ。
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かもめの広場から公園の外に出ると、そこは霞ヶ関の官庁街。
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日曜なので閑散としている。
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国会議事堂も見える。
その中にいる人はともかく建物はいつ見ても立派である(^^ゞ
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これにて初めての日比谷公園ガーデニングショー体験は終了。
暑くも寒くもなく秋晴れのいい1日でなにより。



おしまい

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2022年06月15日

プリンス芝公園で残りバラ

6月2日に芝公園の近くに出かけたので、
ついでにプリンス芝公園で春シーズン終了間際のバラを見てきた。


首都圏ではかなり知名度のある芝公園と較べて、プリンス芝公園はマイナーな存在かと思う。実は芝公園とは

   東京都立の芝公園
   港区立の芝公園
   プリンス芝公園

の3つを併せた総称。ただし一般的には都立の公園部分を指すことが多い。それでプリンス芝公園はその名が示すようにプリンスホテルが所有・管理する公園。とはいえ誰でも自由に出入りできる。都市計画法に基づく特許事業という位置づけらしいが、詳しいことやどうしてプリンスホテルがそんなことをやっているかは知らない。

また一般に公開されているのに、プリンス芝公園はザ・プリンス パークタワー東京(ホテルの名前)の敷地内にあるせいか、ほとんどの公園案内図に載っていない。これは都立芝公園が発行している案内図。区立の芝公園がグレーの塗り潰しながら記されているのに対して、プリンス芝公園は完全スルー。どうしてなんだろう。
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まあ
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ


ザ・プリンス パークタワー東京の南玄関。写真中央やや右の脇道を上ってプリンス芝公園に向かう。ここ以外に(都立の)芝公園から直接通じている出入り口もある。
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そびえ立っているのが33階建てのザ・プリンス パークタワー東京。2月に西武がこのホテルや苗場のスキー場などを売却するとのニュースがあった。落ち目なニッポン(/o\)
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微妙に色の変化を見せているアジサイがキレイ。
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気持ちのいい小径を抜けると、
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開放的な空間が待っている。
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位置的にはホテルの北側で裏庭的なロケーション。
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中央部分は芝生で東京タワーや増上寺も一部が見える。
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芝生の周囲に植えられているバラ。
たくさん咲いているところを撮った。
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芝生の隣にあるバラの花壇。
もうシーズン終わりなので、この程度の花数なのは織り込み済み。
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いずれバラに埋もれた東京タワーを見に来ましょう。
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ちょっと無理してバラと東京タワーのツーショット。
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かなり無理してバラと増上寺のーーー(^^ゞ
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とりあえず1枚くらいはアップで。
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ここは周りより少し小高い場所にあって、空中庭園的な感覚が味わえるのが魅力。
ホテルが管理しているので手入れも行き届いて美しい。
バラがあまり咲いていなくても満足度の高い公園だった。

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2022年06月11日

代々木公園で春バラ その3

噴水の横を代々木公園の中央に進んでいく。
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残念ながら噴水は稼働していなかった。
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中央広場の手前に大きな池がある。
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ここが噴水池と呼ばれる。先ほどの噴水装置があったところは噴水ベンチ通りという名前。噴水池の噴水も出ていなかったので、どこに噴水があるか分からなかったが、ネットで写真を探すとかなりの高さの噴水のようだ。

噴水池を回り込んで広場の真ん中へ。
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けっこうな面積が芝生の養生のために囲われていた。
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広場を突っ切って公園を周回している道路に出る。
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そこをブラブラ歩いているとバラが咲いているエリアがあるじゃないか!?
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近づいてみたら、
少し規模は小さいとはいえ、そこそこ飾り付けも施された立派なバラ園。
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公園案内図の2ヶ所に赤線を引いた。ここは上のフラワーランドと名付けられたエリア。下に位置するのが前回まで紹介してきたバラの園。
園内マップ

バラはもちろん「フラワー」に違いはないとしても、公式ホームページにフラワーランドでもバラが咲いているとの案内はなし。かなり不親切。だから訪れている人もまばらでごく僅か。公園側に見に来て欲しいという気持ちはないのか。バラの園に「向こうでも咲いています」と看板でも立てとけばいいのに。

もちろん私もフラワーランドのバラのことは知らなかったが、
偶然に見つけたのはやはり日頃の行いがいいからだろうな(^^ゞ


バラの種類はバラの園より少なかったものの、
こちらのほうが状態のいい花が多かった。
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ツボミと青空も見逃さず。
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バラの周りに咲いていた花々。
これはスイートピー。
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ヒナゲシ。
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名前は分からないが彩りのきれいなお花たち。
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フラワーランドを離れて再び周回道路。
木漏れ日、立派な松の木、新緑などを眺めながら散歩を楽しむ。
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第2のバラ園も見られて得した気分の一日。代々木公園はあまり馴染みがなかったけれど、ちょくちょく来てみようか。明治神宮とセットで散歩するのもいいかもしれない。


おしまい

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2022年06月10日

代々木公園で春バラ その2

日差しが強い日に、赤いバラを撮ると色が飽和している感じになる。同じようなことはツツジでも起こるが、ツツジの場合は赤に限らず濃いめの色すべてで飽和する。ただしツツジは肉眼でも見ても飽和している感じがあるのに対して、バラは肉眼で普通に見えるのがナゾ。
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これくらい濃い赤だと飽和せずにきれいに写る。
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バラという単語と最も多く一緒に使われる色を示す単語は、日本語だと「赤いバラ」だろう。しかし英語だと「ローズピンク」。それがどうしたとか言わないでね(^^ゞ
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様々な色のバラを楽しむ。
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お気に入りのツボミ姿も忘れずに。
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密集感があるのは前回に紹介した、傷んだ花も混じった花壇以外はあまりなかった。それでもなんとか狭い範囲を狙って。少しバラの花が小さいのには目をつむろう。
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ところでバラの花に青はない。バラは青い色素自体を持たないため品種改良しても青いバラは生まれず、英語でBlue Roseは不可能という意味を持つくらいである。15年ほど前にサントリーが遺伝子組み換えで青いバラを開発して話題になったが、どう見ても薄紫で青と呼ぶには無理がある。よって未だ不可能は継続中。
サントリー


それなのにこんな鮮やかな青いバラや、
なんならド派手なレインボーカラーのバラを買うことができる。
ブルー

レインボー

これらは白いバラに染料を吸わせて着色したもの。青いのはともかく、レインボーカラーに花びらを染め分けるのはどうするのだろう。

園芸的には邪道な気もしなくないが、キレイだし楽しそうだから一度見てみたい。染料は切り花にして吸わせるらしいが、花瓶の置き方を工夫してこれらを一部に並べるバラ園があってもいいのにと思う。絶対に集客力は上がるし、またこれらのバラの宣伝にもなるから染料バラを作っているメーカーとタイアップして是非に。


さてバラ園のそばに歩道橋のようなものがあったので上がってみる。
もちろん上からバラ園の全景を写真に収めようとの魂胆である。
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階段の上に新緑と青空。
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新緑のアーチがいい雰囲気。
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新緑はよかったのだが、
歩道橋とバラ園の位置関係が悪く、全景は撮れずに企画倒れに終わってしまった(/o\)
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バラ園の隣から噴水池が延び、その奥に大きな芝生広場がある。
バラ園の後はそちらを散策してきた。
そうしたら思いがけない発見が。
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ーーー続く

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2022年06月09日

代々木公園で春バラ

5月19日に練馬区にある四季の香ローズガーデンを訪れて、天気がイマイチだったのが少し残念だった。それで2日後の19日は朝から晴れていたので、リベンジとばかりに代々木公園の「バラの園」へ出かけてきた。


2020年に建て替えられた原宿の新駅舎。
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それなりにデザインされているが、どこにでもあるような現代建築。1924年(大正13年)に建てられて原宿のアイコンとなっていた旧駅舎はこの奥にあった。解体してレプリカをまた建てるらしい。そのまま保存しておけばいいのに。

駅舎が少し南に移動したので表参道も近くなった。
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表参道から続く神宮橋を渡る。
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こちらは明治神宮方向から歩いてくる人。
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この付近に馴染みのない人のために記しておくと、
明治神宮と代々木公園は隣接していて敷地を分け合っているような位置関係。
地図

元々は大名屋敷があった場所で、明治以降に
  
   皇室御料地である代々木御苑→明治神宮
   陸軍の代々木練兵場→駐留米軍の宿舎敷地→代々木公園

になったというのがだいたいのヒストリー。

面積は明治神宮が約70ヘクタール(境内のみで外苑含まず)、代々木公園は約54ヘクタールで23区内では5番目に広い公園。日本で最初の飛行機が1910年(明治43年)にここから飛び立ったのはあまり知られていない話。ライト兄弟の初飛行が1903年だから意外と日本が飛んだのも早かった。もっとも国産機じゃないけど。

ちなみに明治神宮は明治天皇を祀るために建てられたから、当然ながら神社の中では歴史が浅い。代々木公園も米軍から返還されたのが1964年(昭和39年)で、同年の東京オリンピックで選手村として使用され公園の開園は1967年(昭和42年)。だから明治時代からある上野公園や日比谷公園と較べれば割りと新しい公園といえる。


ヒョンデ(韓国のクルマメーカー)の看板。
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2010年に日本から撤退した後、ヒュンダイ改めヒョンデとして今年から再参入したが、英語のスペルはHyundaiと以前と同じ。韓国語ではこれでヒョンデと読むんだ。


代々木公園の向かいにある国立代々木競技場。地名のつかない「国立競技場」とは別の施設ね。この日はアイドルのコンサートがあるみたいで混雑していた。
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駅から数分で代々木公園の原宿門に到着。
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ゲートインして現在地。
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バラ園に向かう。
青空を背景に新緑が美しい。
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しかし写真なら微妙だが肉眼では、ゴールデンウィークの頃と較べると鮮やかさがわずかに失われているように感じる。新緑愛好家なので何かとウルサイ。


通路を進むとバラ園が見えてきた。
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正式名称は「バラの園」だから「バラのソノ」と読むのだろう。でも「バラのソノ」だと古い歌謡曲のような響きに感じる。


バラのアーチがお出迎え。
天気よし!
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アーチの大きさの割りにバラが育っていないけれど、
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まあ写真は撮りようで。
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それほど広くはないが、この芝生の周りにバラが植えられている。
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バラを縦に巻き付けたものをオベリスク仕立てという。しかしオベリスクは方尖塔(ほうせんとう)で先端が尖っているものだから、これは素直にタワーと呼べばいいかな。
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天気がいいと無駄に空に向けて撮りがち(^^ゞ
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見事な密集感にヤッターと言いたくなる一画であるが、
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よく見ると傷んだものも多い。
しかし日差しがたっぷりだと意外と気にならない。やはり太陽は偉大!
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ーーー続く

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2022年05月23日

四季の香ローズガーデン その2

園内の一部に芝生が貼られた場所がある。
なかなかいい眺め。
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そこに咲いているバラは中央部分が最も美しいからなのか、あるいは人間はとりあえず最短距離で近づける範囲だけで満足するのかーーー芝生の剥げ方が違うのが興味深い。

この角度のほうがわかりやすいか。
バラだけを眺めていればいいものを、何かといろいろ観察してしまうのが悪い癖(^^ゞ
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芝生の奥にあるのがアーチならぬ鉄骨の構造物。
こちらのほうが頑丈そうだけれど、ちょっと風情に欠けるなあ。
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でもバラはキレイに咲いていた。
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残念なのは、この日は曇り空で背景がきれいじゃなかったこと。
こんな写真でも青空なら「映え」るのに(/o\)
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ところで当日の天気予報は晴れマークだった。
しかし天気の基準というのは、空全体を10としたときに雲の割合が

    0割〜1割なら快晴
    2割〜8割なら晴れ
    9割〜10割なら曇り

となっている。
つまり8割が雲に覆われていても晴れとされる。
それはどう考えてもおかしいじゃないか。

    0割〜1割なら快晴
    2割〜4割なら晴れ
    5割〜8割なら雲多し
    9割〜10割なら完全に曇り

くらいに区別してくれないかなあ。もっともこの日は雲が空にたくさん浮かんでいるのではなく、空が全体的に白くくすんでいる感じだった。おそらく天気予報は雨が降るかどうかを第一の基準として考えられているのだろうけれど、「青空」の割合がどれくらいか、あるいは空がどれだけ「青い」かの予報も知りたいもの。


さて天気はイマイチだったものの気を取り直して。
バラは意外とツボミも見応えがあるのをご存じか。
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けっこう見飽きないでしょ?


ところでバラには様々な花の形がある。イラストはほとんどこのように描かれるから、立体的で花びらが何枚も重なっているのがバラの一般的なイメージだろう。
バライラスト


しかし平べったい形のものや花びらが少ないバラも多い。
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おそらくバラ園で見なければバラとは思わない花である。以前はこのタイプのバラが嫌いで、コンナモノを見に来たんじゃないと思っていたが、最近はこういうのもけっこう気に入っている。

単に見慣れてきたのか、人間の嗜好は変わるものなのか。
とりあえずきれいな花だったら何でもいいか(^^ゞ
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ーーー続く

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2022年05月22日

四季の香ローズガーデン

特に理由は思い出せないものの、昨年はバラを見に出かけなかった。
バラは春と秋に咲くから3シーズンぶりのバラ園となる。

5月19日に訪れたのは練馬区にある四季の香ローズガーデン。香と書いて「かおり」と読ませるようだが何となく字面(じづら)として収まりが悪い。「香」で「かおり」と読むのは人名だけ。まあ園名も名前だから無理ではないとしても、どうして素直に「四季の香りローズガーデン」にしなかったのだろう。

いきなり脱線した(^^ゞ

地図で少し明るくなっているのが練馬区。23区の北西部に位置し、北側の半分は埼玉県に接している。練馬区の北部に光が丘パークタウンと呼ばれる大規模団地があり、その一画に区立の公園である四季の香ローズガーデンが設けられている。
地図


地下鉄大江戸線の終点が光が丘駅。
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1991年(平成3年)に大江戸線が開通するまで、このあたりは最寄りの東武東上線や西武池袋線の駅までバスに乗る必要のある不便な場所だった。ちなみに団地ができたのは1983年(昭和58年)。また東武や西武だと池袋にしか出られないが、大江戸線だと新宿や六本木に直通なので意外と便利なロケーションなのかも。


団地というかニュータウンぽい雰囲気であるが、
街中にとても緑が多い印象を受けた。
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とにかく緑が濃い。
だから光が丘なんてウルトラマンみたいな地名じゃなくて、
緑が丘でもよかったんじゃない(^^ゞ
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このあたりは日本陸軍の飛行場が米軍に接収され、それが1973年(昭和48年)に返還されて光が丘団地と光が丘公園(23区内の都立公園では4番目に広い)が造成されたエリア。米国と返還の合意を結んだ1969年(昭和44年)に光が丘の地名に改められたようだ。



駅から5分ほど歩いて四季の香ローズガーデンに到着。
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ガーデンは「⾹りのローズガーデン」と「色彩のローズガーデン」の2区画に分かれており、最初に見学したのは「⾹りのローズガーデン」。こちらは「香り」と送り仮名つきで表記される。

「四季の香ローズガーデン」と「⾹りのローズガーデン」で表記が統一されていないのも引っ掛かるが、よく考えたらバラは春と秋がシーズン。夏と冬にまったく咲かないわけじゃないが「四季の香」と「ローズガーデン」は組み合わせとしておかしい。何かと名前にイチャモンをつけたくなる公園である。


それはさておき、
⾹りのローズガーデンの雰囲気。
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ここはバラの香りで区画分けをしているのが特徴。
だから「⾹りのローズガーデン」なわけで、このネーミングには文句はない。
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ただしすべてがそうではなく香りとは違う基準での区画もある。
まあ許そう(^^ゞ
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ところで「⾹りのローズガーデン」だからではなく、バラ園を訪れたらクンクンするのが私の習わし。しかし香り別に6区画ほどあったが、バラの香りは味わえたものの特に違いを嗅ぎ分けられず。もちろん品種によって微妙な差はあるのだが、それが例えばティーを連想させるかというとーーー

それでも3シーズンぶりにたっぷりとバラの香りを嗅げて満足。今回は特に違いを嗅ぎ分けようといつもに増してクンクンしたせいで花粉でも鼻腔に入ったか、この場所を離れて2時間位しても鼻に香りが残っていた。そしてブログを書くために写真を整理していると、また何となく香りが鼻に蘇ってきたような感覚になってビックリ。香りはやはり記憶に深く刻まれるのだと改めて実感。


このバラ園は密集感があって私好みの植え方。自宅の庭やベランダにバラが咲いているのも素敵だけれど、やはりこういうボリュームはバラ園ならでは。
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ひとつではなく何輪かの花をまとめてアップで撮ると、どうしても少し傷んだものも混じってしまうことがある。それは見なかったことにして(^^ゞ
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バラ以外に目についた植物。

これは不思議なモフモフ感。少し高い場所にあったので触感は確かめられず。おそらくスモークツリーあるいはハグマノキ(白熊の木)と呼ばれる植物。
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このネギ坊主のようなものはアリウム・ギガンチウムの散りかけ、散った後の姿。
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ネギ坊主を連想するのも当然でアリウムはネギの仲間。そもそもヒガンバナ科ネギ属の学名がアリウムで、いわゆるネギはネギ属のネギという種。(分類は目→科→属→種の順番ね)。なおアリウム・ギガンチウムの和名はハナネギ。


ーーー続く

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2021年04月26日

富士公園 〜 フラワーガーデン(総合レクリエーション公園)

なぎさ公園でツツジとポニーを楽しんだ後は、
来た時とは逆方向に富士見橋を渡って隣の富士公園に移る。
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富士公園に入ると、こんな階段がある。
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さて、どうして橋は富士見橋なのに、
公園は富士「見」公園ではなく富士公園なのか?
それはこの階段で上る小さな盛り上がりこそが富士山だから!

標高11メートルで名付けて江戸川富士。富士見橋はこの江戸川富士を見るためのものという設定のネーミング。ついでにいうとなぎさ公園でツツジが植えられていた場所を「芝生の小山」と書いたが「展望の丘」というのが正式名称。そちらは標高13.5メートル。ということで江戸川富士は丘より低い(^^ゞ


その江戸川富士の階段を上って頂上まで行っても、こんな彫像以外は、特に何もなく見晴らしのいい景色が広がっているだけ。まあ気持ちのいい場所なことは確か。
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富士山を下って公園の奥に進む。
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動物が集まってミーティングしている。
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自分も仲間だと思っているらしい(^^ゞ
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次の橋を渡ると富士公園を抜けてフラワーガーデンに入る。
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バラを感じさせる通路が続く。
もちろんまだ咲いていない。(この日は4月15日)
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そしてなぜかチューリップが1本だけ。
意外性を狙った? なにかの手違い? どちらだろう。
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ところでデイジーとマーガレットとの違いがいつもわからない。ツバキとサザンカのように他にも似ている花はいろいろあるが、それなりに区別のポイントというものがある(それを覚えられるかどうかは別として)。

しかしデイジーとマーガレットについては、明確なポイントがなさそうなのである。それで名前の雰囲気から元気そうならデイジー、優しい感じがしたらマーガレットというのが私のナゾ基準。日が当たっているかどうかで印象が決まってしまうという気もするが。

そういうわけでこれはデイジー。
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フラワーガーデンというのはバラ園のことらしい。
これがその入り口。
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その脇にキミドリの新緑と、白&ピンクのツツジが配色よく並んでいる。
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展望の丘の左側にもこの系統のツツジがあったが、こちらのほうが状態がよかった。
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紅白が混じる源平咲きはよくある咲き方以外に、
ラインが1本入る珍しいパターンも。
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バラ園を見下ろす位置に藤棚。ここ以外にも藤棚はいくつかあった。藤は美しいし背景の新緑と青空にも目を奪われるね。
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藤棚の位置からバラ園を見下ろす。
いずれバラの季節も見に来ましょう。
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ところで写真に高圧線が写っている。他の写真にも電線が写り込んでいるものが多いことに気がついたかも知れない。

実はこの総合レクリエーション公園は、高圧線沿いに造られた東西3キロに渡る公園や広場やグランドの集合体。総面積は24ヘクタール。高圧線の下は建築が禁止や制限される=使い道があまりないので、東京電力が江戸川区にその土地を提供して公園ができたようだ。




フラワーガーデンには噴水がたくさんあった。それで噴水といえばシャッタースピードを早くして水しぶきを止めた写真。これが私の水遊びみたいなもの。
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これはメインの噴水が出ていなかったので水がこぼれ落ちるところを。
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この水流ではなく細かな水滴が出るタイプは手強かった。
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いろいろなところを狙ってみたが思ったような結果は得られず。
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でも虹が写ったのでヨシとしよう。
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これが最後の噴水。
もうアップは飽きたので全体写真だけ。
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道路を渡ったバス停から。
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この後ろ側にも公園は続いているがこの日はここで終了。ツツジと藤とポニーと噴水が見られて楽しいお散歩でした。さて次は5月11日までの予定となっている緊急事態宣言を睨みながら、バラをどこに見に行くか思案中。


おしまい


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2020年11月12日

伊奈町で秋バラ その4

幼い頃にデパートに行くといえば、我が家では高島屋に行くことだった。そして私は高島屋が大好き。なんたって屋上に遊園地はあるし、お子様ランチも食べられたから(^^ゞ おもちゃ売り場に足を踏み入れたときのワクワク感は今でも覚えている。

だからなのかも知れない。バラにいろいろな花の形があっても、当時の高島屋の包装紙に描かれていた形が一番好きだし、もっともバラらしく感じる。

これね。
1957年から1979年まで使われていた包装紙。
1957-1979

昔の包装紙に描かれていたバラは剣弁高芯咲きという花型。
バラの花型について知りたければこのリンク先をご参考に。
           https://item.rakuten.co.jp/baranoie/c/0000003900/
           https://ivy-rose-love.com/bunruihanagata/

こちらは2007年から使われている現行バージョン。
2007


このロゴは今でも使われているのかな?
日本のグラフィックデザインにおける傑作のひとつだと思う。
1960

このロゴは1960年から、つまり上の包装紙と同じ頃から使われ出した。しかし花の真ん中が高くなる高芯咲きなのは共通しているが、花びらの形は丸みを帯びている。だからこれは丸弁・高芯咲きで、花びらが尖っている剣弁・高芯咲きの包装紙とは品種が異なる。それぞれ違うデザイナーの作品なのかもしれない。


高芯咲きは最近あまり見ないから人気がないのかな。ここのバラ園でも、もっと花びらの枚数の多い品種がたくさん植えられていた。
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ところで伊奈町は、今年が町になって50周年のめでたい年。でもコロナだから、あまり盛大にお祝いできなかったんじゃないかな。お気の毒さま m(_ _)m
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そしてこれが町制施行50周年を記念したロゴマーク。3つ前に最初の投稿で紹介した町のシンボルマーク(町章)より親しみを持ててイイ感じだと思う。
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噴水広場があった。
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カバ?
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そしてなぜか、噴水があればシャッタースピードを早くして、水しぶきが止まっている写真を撮らずにはいられない性分(^^ゞ
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そろそろ紅葉のシーズン。
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手前のレッドはわからないが、後ろのイエローはイチョウ。
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この木(品種不明)は色が移り変わるさまが美しい。
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これはサクラかな。
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現地滞在は1時間半くらい。
まとまった数のバラを見られたのは1年ぶりだから満足。
もうワンチャンどこかに出かけられるといいなあ。



おしまい

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2020年11月11日

伊奈町で秋バラ その3

今年はコロナのせいで春バラを見に行けなかった。この伊奈町のバラ園も春シーズンは閉鎖していたそうである。本日は3ヶ月ぶりに東京で317名、全国では1547人と大台超えの感染者数が発表された。来年の春バラの頃はどうなっているのだろうか。

ところでバラは姿も美しいが香りも魅力である。バラ園はまったく「密」ではなかったのでマスクを取って香りも楽しんだ。あいにく少し風が強くて、漂う香りではなくて花に鼻を近づけてクンクンする必要はあったけれど。


とりあえずアップの写真を。
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お約束の青空背景。
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アップばかりじゃツマラナイので。
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この2枚は背景が青空じゃなければボツにするレベルの写真。
やっぱり青空は偉大なり。
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これも青空のおかげで芸術点が高めに撮れたかも。
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ーーー続く


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2020年11月10日

伊奈町で秋バラ その2

バラ園の一番隅にわずかに地面が高くなっているところがあったので、そこから見下ろして撮影した写真。全体の広さはこの写真の4倍くらいのイメージ。狭からず広すぎずといったところ。だいたい1ヘクタールくらいかな。
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見てわかるように花の密集度合いは少し物足りなかった。2週間ほど前くらいがピークだったのかもしれない。

ところでバラ園に来ればもちろんバラの写真は撮るのだけれど、花自体はどこのバラ園でも同じようなものだから、本当は「そのバラ園の風景」を撮りたい。しかし花数が少ないと「絵になる写真」は難しい。もっともそれは写真の腕前というか風景を切り取る感性のなさでもあるが。

ただしバラ園にはたいていアーチとかオベリスク(タワーみたいなもの)があって、それを撮っておけば、そこそこ雰囲気がでるもの。それなのに伊奈町のバラ園は、アーチなどの飾り付けにほとんど花が咲いていないんだわ(涙)
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まあ無理やり撮るけど(^^ゞ
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多少は花の咲いていたのをいくつか。
雰囲気がでるの意味がわかってもらえると思う。
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数少ない密集エリアの写真。
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ーーー続く


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2020年11月09日

伊奈町で秋バラ

日帰りで行けるバラ園の有名どころはほとんど訪れたし、それにバイクも降りてしまってバラ園選びがなかなか難しい。今回は埼玉県伊奈町のバラ園へ出かけてきた。伊奈町(いなまち)といわれてもピンとこない人のほうが多いと思うが、大宮から10キロほど北側にある。人口は約4万5000人。ちなみに埼玉県には40の市、22の町と1つの村がある。

0地図

自宅からまず渋谷まで出て、渋谷から湘南新宿ラインという、およそ埼玉に向かうとは思えない名前(^^ゞ のJR線で大宮まで。そこから埼玉新都市交通伊奈線、通称ニューシャトルに乗り換えて12駅先にある終点の内宿(うちじゅく)へ。

内宿駅から徒歩10分ほどのところに町制施行記念公園という名前の公園があり、その一角がバラ園となっている。首都圏ではそこそこ有名なバラ園。というか伊奈町で世間に知られているものといえば、このバラ園くらいしかない。貴重な観光資源でもあり町は「バラのまち伊奈町」を標榜している。しかし町のシンボルマークは別の花のような?

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ニューシャトルに乗るのは初めて。だいたい大宮来ること自体が滅多にない。大宮の次が鉄道オタクの聖地ともいわれる鉄道博物館。その駅を過ぎてしばらくすると窓から見える景色はのどかになってくる。高架路線なので見晴らしもいい。ただし乗り心地は不快というほどではないがけっこう揺れる。

乗客は少なく、内宿まであと3〜4駅となったところで、私の乗っている車両に人がいなくなった! こんな経験は生まれて初めてなので思わず記念撮影(^^ゞ
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内宿駅に到着。降りたのは5〜6人程度。ということは6両編成なので各車両に1人という計算。わかっていたけれど伊奈町はなかなかのイナカである。
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ところで乗り心地がよくなかった書いたが、それはこのニューシャトルがモノレールだからだと思っていた。それでどんな構造になっているのだろうと線路を見てビックリ。モノレールじゃないし線路もない!
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自宅に帰ってから調べてみると、この電車は車輪がタイヤだった。側方案内軌条方式というらしいが詳しい仕組みまでは調べず。
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ローカル感あふれる階段を降りて改札口へ。
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駅を外から眺めたところ。売店と改札の窓口に注目。同じ建物というか同じ部屋である。ニューシャトルは売店の販売員が改札業務も兼務するという珍しい運営方法をとっている。
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駅前ロータリー。タクシーが停まってはいるものの駅前には何もなし。さびれているというより、駅に電車に乗る機能以外を求めていない感じ。
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ロータリーの少し先に大きな道路(記念公園通り)があり、ここをまっすぐ進むと町制施行記念公園。平日の昼過ぎではあるけれど人通りはなくクルマもほとんど走っていない。ただし街並みは整然としているし、建っている家も新しいものが多いように思えた。それにしても住宅地でこんな大きな歩道は初めて見た。しかも白線が引いてあって右側が自転車、左側が人と区分されている。無駄に広い気もするが(^^ゞ
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記念公園通りから公園へは右折するのだが、その場所の表示が小さく、また曲がり角にないのでわかりにくかった。ちょっと回り道してたどり着いたのがバラ園の裏口のようなところ。ここまで自宅からドア to ドアで2時間10分。
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ここは第3バラ園らしい。
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バラの品種は豊富みたいだ。
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バラの紹介は次回から。
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ーーー続く

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2019年12月01日

旧古河庭園でバラと紅葉 その3

紅葉越しにバラ花壇を眺める。
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左下で丸く刈り込まれているのはツツジだろう。これだけじゃ花が咲くシーズンになっても、わざわざ見に来るほどの規模じゃないなあ〜などと考えたとき、ここは元々、個人の邸宅だったことを思い出す。

この写真に写っている範囲だけだとしても、現代の日本でこれだけの庭を持っている人ってどれくらいいるのだろう。少なくとも私の知り合いにはいないな(^^ゞ

一億総中流から格差社会になったといわれて久しい。それはそれで問題なのだけれど、おおよそ芸術に関する文化というものは、昔の超超超格差社会の上級国民の娯楽から始まっている。現代の庶民はそのおこぼれに預かっているようなもの。

今はまだ充分にストックがあるかも知れないが、数世紀先にはどうなっているのだろうと思ったりする。まあ生きちゃいないけど。でも既に失われて、知ることもできないものもあると思うと残念な気分。


敷地を下って日本庭園ゾーンに入り紅葉を楽しむ。
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この日は快晴で日差しが充分にあり、それが紅葉で反射したり陰影を作ったり、あるいは葉から光が透けていたりして美しかった。

それと旧古河庭園は平野部としては珍しく、私の好きな「茶色の混ざっていない赤」に近い紅葉が多い。もっとも写真はそういうものを中心に撮っているから、全体から受ける印象とは多少異なることも記しておく。


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日本庭園の中心部にある池。かなり大きくて、ボートでも浮かべて風流遊びをしてみたい。水面に映る紅葉にも酔えた。
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ーーー続く

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2019年11月30日

旧古河庭園でバラと紅葉 その2

敷地は3ヘクタールとまずまずの広さ。都内で訪れた他の庭園と比較すると、東京都庭園美術館が3.5ヘクタールで根津美術館が2ヘクタール。ヘクタール単位だとイメージできないかもしれないが、あちこちに出かけたときに敷地面積を確認しておくと、それなりに感覚をつかめるようになる。

園内

ちなみに、もはや面積の単位ともなっている東京ドームは4.7ヘクタール。ただしこれは建物全体。白いドームで覆われている、つまりスタンドまでなら面積は3.5ヘクタールとなる。ついでにグランドだけだと1.3ヘクタール。


バラは少し離れて写真を撮るとほとんど写らないくらいポツンポツンと残っていた程度。もっとも旧古河庭園はバラ園というよりも、洋館の周りにバラが咲いている庭もあるようなところ。株数はたった199株だから、たとえ満開でも数は知れている。だから東京のバラ名所として常にランキングされるが、今まで訪れたことがなかった。
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それでも、もうすぐ12月というのにバラを見られただけでも儲けもの。ここ最近は冷え込んでいるが、今年の秋は暖かかったからだと思う。
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バラと洋館をセットにしてこそ旧古河庭園なのだが、数が少ないので中途半端な写真。
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洋館から一段下がったところにもバラが植えられている。平面幾何学的な構成がフランス式庭園で、それを立体的にしたのがイタリア式庭園。旧古河庭園はそれをミックスしているといわれるが、規模が小さいので「そうなの?」といった印象。
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洋館を下から見上げる。なんとなく山小屋風にも見える。
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この後、さらに下に位置する日本庭園を巡って紅葉を眺める。


ーーー続く

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2019年11月29日

旧古河庭園でバラと紅葉

そういえば今年はまともに紅葉を見ていなかった。
それで気分転換もかねて東京都北区にある旧古河庭園へ。
ここはバラもあるのだが、まだ少し咲き残っていてラッキー。

Map

北区は東京23区で一番マイナーなエリアかもしれない。北区というくらいだから北に位置していて、皇居のある千代田区から北側へ文京区、北区と続く。そのさらに北側は荒川を挟んで埼玉県になる。赤羽、十条、王子あたりが主要駅だが名前くらいを知っている程度。たぶん北区を目的地にして出かけるのは今回が初めてのような気がする。


東京メトロ(地下鉄)南北線の西ヶ原(にしがはら)駅で降りて、本郷通りを5分ほど歩くと旧古河庭園に着く。一本道だし標識も出ているから迷うことはない。なお西ヶ原駅は道路沿いに出入り口があるだけで「駅前」という雰囲気はまったくなかった。全部で130ある東京メトロの駅の中でもっとも乗降人数が少ないらしい。
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中に入るとすぐ洋館が見えてくる。
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旧古河庭園というのは

  最初は明治の政治家・陸奥宗光の別宅。
   ↓
  彼の次男が古河財閥創業者の養子となって古河家の所有となる。
   ↓
  大正時代に古河財閥3代目によって現在も残っている洋館、西洋庭園、
  日本庭園が造られる。

幸いにも太平洋戦争の空襲は逃れて、戦後の財閥解体で国有財産に。その後、1956年に国から東京都へ貸し付けられて公園に。ただし公園になったのは庭園部分だけで洋館は放置され、修復して公開されたのは1989年(平成元年)と、ずいぶん後というか割と最近。

というわけで洋館というとなんとなく文明開化の明治の頃をイメージするが、ここは大正時代の建物なのである。

ちなみに古河財閥の系統を引く企業で有名どころは富士通、横浜ゴム、日本軽金属、ファナック、みずほ銀行など。



庭園の入場料は150円だが、洋館に入るには800円の館内ツアーに申し込むか、館内にある喫茶室の利用者に限られる。つまりタダでは入れない。
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ちなみに喫茶室のコーヒーは850円。東京都の施設の割にはボッタクリである。もっとも洋館の管理は公益財団法人大谷美術館というネットで調べても正体のはっきりしない団体が行っている。


最悪なのは館内に入るには靴を脱がなければいけないこと。
ここは「洋館」なのに。
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また館内は撮影禁止らしい。
というわけで洋館内部はスルーして庭園を散策。


ーーー続く

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2018年05月29日

山下公園で春バラ その2

山下公園が開園したのは1930年(昭和5年)。1923年(大正12年)に起きた関東大震災による瓦礫で横浜港の一部を埋め立てて造成された。いわゆる震災復興事業の一環。さすがに95年前の震災だからか山下公園にそれを伝えるものはないようだ。そういえば東日本大震災の瓦礫処理に関するニュースはもう聞かなくなった。7年経ったから解決したんだろうか。

ここのバラ園は2年前にリニューアルされた。50品種・350株から140品種・2300株への大幅拡大。しかしバラ園が公表している品種数と株数というのは実はあまり当てにならない。1000品種のバラ園が100品種のバラ園より、10倍バラエティに富んだバラを見られるかというとそうではない。

   品種は違っていても、ほとんど見分けられないものもある。
   わずかにしか植えられていない品種もある。
   訪れた日にすべての品種が咲いているわけではない。

などが主な理由。株数については

   まず面積あたりの株数で考えないと意味がない。
   もちろん植え方、レイアウトに大きな影響を受ける。
   株数よりも、1株にいくつバラが咲いているかに印象が左右される。
   大きな株も小さな株も、木立もツルも1株とカウントされる。
   そもそも株=幹や茎の本数ではない。

あたりかな。例えば京成バラ園と谷津バラ園はどちらも7000株ということになっている。しかし両園を訪れたことがある人なら、目にするバラの数に大きな差があることを知っているはず。


それはさておき、
山下公園のバラ園はボリューム的に充分満足いくもの。ここが無料だということを考えると手を合わせて拝んでもいいくらい(^^ゞ 前回のエントリーに載せた写真で、その雰囲気を多少は伝えられていればと思う。バラエティ的にはもう少しガンバッテ欲しいかな。しかしアーチやタワーなど立体的な造園が多くあって見飽きることはない。


アップでいろいろ。前日に訪れた横浜イングリッシュガーデンより天気がよかったので、日差したっぷりの写真が多い。快晴の日に撮るのが私の最大の撮影テクニック(^^ゞ

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タワーにしつらえられたバラ。やはり背景が青空だとバラもよりキレイ。
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前日の横浜イングリッシュガーデンと併せてバラざんまいの2日間だった。ここからすぐ近くにある「港の見える丘公園」のバラも見るつもりで出かけたが、トライアスロン観戦や大さん橋にも行って充分に遊んだので、それは来年あるいは秋バラの季節の楽しみに取っておくことに。


おしまい

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2018年05月28日

山下公園で春バラ

横浜トライアスロン〜大さん橋と書いてきたが、さらに5月12日の話が続く。
もともとこの日は山下公園でバラを見るためにやってきた。


とにかくたくさんのバラが賑やかに咲いていて見応え充分
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バラ越しに見るホテルニューグランド。スパゲッティ・ナポリタン、ドリア、プリンアラモードはこのホテルが発祥だとされている。
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バラと船を一緒に見られるのがいいね。
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ズームレンズ広角最大の24mmと、久し振りのスイングパノラマを同じ位置で。スイングパノラマは連写合成だから、動いている人はダブったり途切れたりする。
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山下公園の特徴はアーチが多いこと。まずはトライアスロン大会当日ならではの写真。ウォーミングアップしているのか自転車の調整をしているのか?
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アーチの全体風景。
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下からバラを仰ぎ見て撮ることが多くなる。
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公園内あれこれ。水の守護神という名前の噴水。
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いつも悩まされる、これはデイジーなのかマーガレットなのか問題。それと鮮やかな黄色は見たことがあるが、この中途半端な黄色は初めてかな。
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黄色い花(品種不明)の後ろはラムズイヤー。うぶ毛のようなもので葉だけではなく茎もツボミも覆われており手触りがよい。ラム(子羊)の耳を触ったことはない(^^
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ここはたぶんトライアスロンのバイク(自転車)置き場。
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観光船乗り場。
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氷川丸。係留されたまま保存されている重要文化財。
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北米航路の客船として1930年(昭和5年)に竣工。簡易空母に改装できるように設計されていたらしいが、第二次世界大戦中は病院船として使われる。戦後しばらくは引き揚げ船として活躍し、最後はまた北米航路へ。引退は1960年(昭和35年)。船の寿命って意外と短い。タンカーで15〜20年程度らしい。

公園に突入してきそう(^^ゞ
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山下公園は「赤い靴はいていた女の子」の銅像が有名だが、これは「日米友好ガールスカウトの像」。ところでガールスカウトって敬礼するの? ちなみにガールスカウトは大正時代に日本に広まったが、当初は「日本女子補導団」という不思議な名前だった。
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服の部分が粘土をこねくり返したようになっているのに少し違和感。
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ーーー続く

wassho at 08:17|PermalinkComments(0)

2018年05月22日

2018世界トライアスロンシリーズ横浜大会 - 横浜トライアスロン

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「横浜でバラが満開」というニュースを見て訪れた、横浜イングリッシュガーデンのことは前回まで3つのエントリーで書いた。正確にいうとそのニュースは「横浜」ではなく、「横浜の横浜イングリッシュガーデン、日本大通り、山下公園、港の見える丘公園」でバラが満開というニュースだった。

その中で選んだのが、いずれは行ってみたいと思っていた横浜イングリッシュガーデン。そして昨年の7月以来久し振りに花を見に行ったせいかスイッチが入ってしまい、翌日の5月12日の土曜日に他のエリアも見に行くことに。まあ2日続けてバラというのも芸がないのだが。ちなみに横浜市は「市の花」がバラである。

当日は日本大通り〜山下公園〜港の見える丘公園というルートで見歩く予定で出かける。しかし日本大通りでトライアスロンの大会に遭遇するという思わぬハプニング。


日本大通りは横浜市の官庁街。漢字は似ていても、アメフトの暴力行為で何かとニュースになっている日本大学とは関係ないよ(^^ゞ
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横浜スタジアムの照明灯が見える。
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日本大通りのバラというのは道路沿いにプランターが並んでいる程度。それは知っていたけれど山下公園への通り道なので。キレイに咲いてはいるが、前日に横浜イングリッシュガーデンでたくさんのバラを見たばかりなこともあってフ〜ンと思った程度。
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それでも職場近くにこんなバラが咲いていたらうれしいかも。ちなみに東京都の花はソメイヨシノ。それはそれでいいとして、ソメイヨシノは全国区すぎて都民の花という愛着は持てないなあ。
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日本大通りを数百メートル歩くと海岸通りに出る。そこを右折して少し進むと山下公園の西入口。そのつもりで歩いて行くと県庁前の交差点で交通規制。写真左のクラシックな建物が神奈川県庁。
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この時点ではデモ行進でもあるのかと思っていた。
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すると沿道の人が拍手をし始め数名の選手が走り込んできた。外人女性だから国際大会とわかったが、マラソンにしてはウエアがちょっとおかしい。
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ようやく状況を理解。
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県庁の前まで移動して観戦。周りの人の会話から、今は女子選手が走っていて、男子のレースはその後ということがわかる。予想にしなかったトライアスロン観戦ができて、しかも世界大会で超ラッキー!
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トライアスロンはスイム(水泳)〜バイク(自転車ロードレース)〜ラン(長距離走)の3種目。ランは後半戦だからか集団はばらけて選手と選手の間隔が開いている。
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中継カメラ・バイクが走ってきた。今時のバイクは写真のような低い位置にマフラーはないから、カメラマンの足置き場を確保するために改造してあるのだと思う。何かとバイクが気になる今日この頃(/o\)
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日本大通りと海岸通りの交差点まで移動。カメラマンの向きが違うから先ほどとは違う中継バイク。中継しているということは有名選手なのか。トライアスロンについてはあまり知らない。オリンピック競技だけれどほとんど放映されないし。
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この人は一番最初に見た選手。ということは同じところを何回も回る周回コース。
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開港広場前というところまで移動。
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そこで不思議なものを発見。どう考えても選手への給水じゃない!
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持ち主とおぼしき人に声をかけてみると、こういう風にグラスの水越しに写真を撮ると教えてくれた。撮影したものは見せてもらわなかったが、面白い効果が得られるのだろう。気さくな人で「君も撮ってみる?」といわれたが、私の腕前じゃ構図どころかピントすら合いそうにないので辞退。
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ちなみにこの位置だと選手はセンターライン沿いを走るので、男子のレースでは歩道寄りを走る向こう側に移動するとのこと。なるほど写真には場所取りも大切。ズームレンズやトリミングで誤魔化している私とは大違い。


交差点の様子。選手が通る時はもちろん通行止め。けっこう手際が悪くてバリケードを開いて「渡って下さい」と横断が開始された直後に選手がやってきて、通行人がダッシュすることもあった(^^ゞ
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これは最終選手が走り終わったことを告げる広報バイク。
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ただし両側車線を使った周回コースなので、向こう側の車線ではまだデッドヒート中。
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ーーー続く

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2018年05月20日

横浜イングリッシュガーデン その3

バラが賑やかな感じの写真を。
やっぱりこういう密集感を味わえるのがバラ園の醍醐味。

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横浜イングリッシュガーデンの敷地面積は0.66ヘクタールと、入場料を取るバラ園としては狭い。しかし、その中でガーデンらしい雰囲気を出す造園がなされている。それを考えると東京からも近いので貴重な存在。バラが並んで植えてあるだけのバラ畑のようなところより、やはり日常とは違う気分を味わえる。休日は激混みするから平日に行くか、春バラシーズンだけやっている早朝開園を利用するといいだろう。

    ※面積を比較すると京成バラ園や軽井沢レイクガーデンが3ヘクタール。
     生田緑地ばら苑や谷津バラ園でも1.2ヘクタールはある。


そろそろ帰ることにする。園内滞在は2時間半ほど。
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通路の脇には、これからガーデン内に移す花も置かれていた。
予告というより単に場所がないのだろう。
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パープルマジックという西洋シャクナゲ。名札があった。
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アジサイ。
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赤いのはベゴニア。黄色と紫はなんだろう?
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バラも売っていて恒例の価格チェック。
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実はベランダのチューリップを、来シーズンから縮小してバラに挑戦しようかなと思っている。でも水さえやっておけばいいチューリップと違って、バラは手間がかかりそうなので躊躇しているところ。


最後に出入り口になっている建物内を通る。
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建物を出て住宅展示場の中を抜けていく。
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平日だからか、ほとんどゴーストタウン。たまに販売員の姿を見かけたが、声をかけられることはなかった。ガーデン帰りの客だとわかるのか、あるいは私が住宅を買いそうな顔をしていないのか。
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ところで、この住宅展示場を潰して全部ガーデンに造り替えたら、横浜にとって素晴らしいランドマークになると思うのでゼヒ!(^^ゞ


横浜駅までの無料送迎バス乗り場。
係員に尋ねると後数分でバスが来るということなので乗ることにした。ラッキー!
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こんなバスが2台やってきた。
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先頭座席に座る。
大型バスと違って運転席は乗用車とあまり変わりないから特に感激はなし。
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自分でいうのもおかしいが、人は見かけによらずで花や植物を見るのが好きである(^^ゞ それでブログに「お花畑探訪」というカテゴリーも作ってある。しかし昨年の7月にハスを見に行ったのが最後になっていた。

ところで、しばらく何も食べていなくて、でもお腹は特に空いていなくて、しかし食べ出すとやっぱり空腹だったからたくさん食べるということがある。それと同じで横浜イングリッシュガーデンでバラを見て「もっと花を!」と脳内物質が活性化しだした。それで実は次の日にもバラを見に出かけたのである。その話はまた改めて。


おしまい

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2018年05月19日

横浜イングリッシュガーデン その2

横浜イングリッシュガーデンには1800品種のバラがあるらしい。いっぽうバラ全体では4万品種といわれている。ちなみにチューリップだと5000品種。もっともこれらをすべて網羅した図鑑やデータベースがあるわけではないから、あくまで4万品種や5000品種と「いわれている」というだけのこと。それでもビックリするくらい数多くの品種があることには変わりはない。

その4万品種をいくつかのグループに分けるための基軸も数多くある。一番簡単なのは樹形による分類。

  木立性(ブッシュ):幹あるいは枝が固くて自立する。木立はキダチと読む。
  つる性(クライミング):自立せずツルとして伸びていく。
  半つる性(シュラブ):木立性とつる性の中間。

サルでもわかる分類だが、これが役立つのは自宅で育てるバラを選ぶ時。バラ園で枝振りを鑑賞することはないから。


バラの解説で必ず書かれているのが歴史的な分類。

  原種バラあるいはワイルドローズ:いわゆる野生のバラ。
  オールドローズ:品種改良された園芸種でラ・フランス(洋梨ではない)が
          開発されるまでの品種。
  モダンローズ:1867年にラ・フランスが開発されて以降の園芸品種。ちなみに
         明治維新が1868年のこと。

オールドローズとモダンローズの一番の違いは、オールドローズが春だけに咲くのに対して、モダンローズは四季咲きなこと。もっとも四季咲きという名前になっているが冬は咲かないし、日本の夏は暑すぎてバラにはちょっとキビシイ。

植物学的には意味のある分類だとしても、オールドローズとモダンローズで花の姿形がまったく違うかというとそんなことはない。似たようなバラがオールドローズとモダンローズの両方にある。私のような初心者は、秋バラはモダンローズだと知っておけばいい程度だと思う。


いっぽうで
花の形による分類の知識があるとバラ鑑賞に深みが増すし、またそのウンチクをヒケラカして自慢できそうである(^^ゞ しかし代表的なものだけでも

   一重咲 一重平咲 八重咲 半八重咲 丸弁咲 丸弁平咲 丸弁盃状咲
   カップ咲 ディープカップ咲 ロゼット咲 波状弁咲 波状弁平咲
   剣弁高芯咲 半剣弁高芯咲 半剣弁咲

とバラの花形が入試問題に出なくてよかったと思うくらいたくさんある。それに分類の視点が花全体だったり花びらだったりとバラバラでややこしい。

とりあえず写真一覧でわかりやすい解説は 
   https://item.rakuten.co.jp/baranoie/c/0000003900/  ※ページの下のほう

一般にバラと聞いてイメージするのは、そこの写真1行目にある「弁」が名前についている花形だと思う。あちこちのバラ園を訪れてきたけれど、いまだに一重咲きなんかはバラという気がまったくしない。

その他バラの花形についての参考資料
  http://www.baraken.jp/enjoy/index.html
  lhttp://ivy-rose-love.com/bunruihanagata/
  http://rose-festa.com/public-square/?p=2194
  https://www.wakasa.jp/sozai/rose/variety/  ※検索条件ボタンあり



アップの写真をいろいろ。まずはピンクから。

これは剣弁高芯咲き(けんべんこうしん・ざき)。
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剣弁の弁は花びらのこと。その花びらの形が剣のように尖っているから剣弁。芯は花びらのセンター部分。横から見て、そこが高くなっているから高芯。


それではこの花形は? 色々と参考ページを見較べてみたもののどよくわからない。花びらが少し外側に折れ曲がっているから、もう少し大きくなったら剣弁か半剣弁になるのかな。
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これは丸弁咲きーーーだと思う。波状弁咲きとの区別がよくわからないが。花形を見分けるのは思った以上に難しい。
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いちいち花形を判定しているとブログを書くのに何日もかかりそうなので中止! やっぱり私には色の違いくらいが関の山みたい(^^ゞ というわけでピンクが続く。

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ピンクの次は赤に近いピンク。真っ赤よりもこちらに色としての鮮やかさを感じる。
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そして赤。ただしバラに限らず赤い色の花を撮ると、肉眼とは違った印象の写真になることが多い。表現は難しいけれど、あえていえばわずかにマット(光沢がない)になる。光の波長とデジカメの映像素子特性に原因があるのかな?
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オレンジ。
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少しピンクに近いオレンジ。
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ムラサキ。
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黄色。
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白。
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マーブル模様。
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眺めているだけでも充分に楽しいのであるが、もう少し学術的?に鑑賞できるようになりたいとも思う。バラ園ではよくガイドツアーのようなことをやっている。花形についても教えてくれるなら参加してみようか。



ついでにアーチのバラあれこれ。空があまり青くなかったのがちょっと残念。アーチに咲いているのは先ほどの樹形分類だと、つる性(クライミング)のバラということになる。
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ーーー続く

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2018年05月18日

横浜イングリッシュガーデン

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横浜イングリッシュガーデンは横浜の中心部に位置するバラで有名なところ。前から評判は聞いていたが、バイクツーリング的には微妙な位置にあるので後回しになっていた。しかし、もうバイクを降りてしまったのでと。

訪れたのはちょうど1週間前の金曜日。水曜か木曜日に「横浜でバラが満開」というニュースを見て思い立つ。横浜イングリッシュガーデンのバラは定評あるが、激混みすることでも有名。エ〜イ、金曜日に行っちゃえ(^^ゞ

交通手段はは横浜駅から出ている無料送迎バスを利用するか、横浜駅から相鉄線(相模鉄道)で1駅目の平沼橋駅から徒歩10分くらい。横浜駅からだって歩けない距離じゃない。横浜駅に着いた時はバスが出てしまった後だったので(45分〜60分間隔の運行)、今回は相鉄線利用。


有名なガーデンだから駅を降りたら道案内看板くらいあると思っていたのだが、そういうものは見あたらず。だいたいの方角はわかっていたので適当に歩き出す。でも道路が行き止まりだったり、川沿いを進むのに川向こうまで渡る必要があったりと、ちょっと遠回りしたかも。

TVKハウジング・プラザ横浜という住宅展示場と同じ敷地内にあった。
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道路を挟んだ向かいに大きなガスタンク。写っていない場所にもう何基かある。過去にこういうものが爆発したことはないはずだが、何となくガスタンクの近くってビビる。
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敷地の中へ入っていく。これは横浜駅へ戻る無料送迎バスを待っている人。
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平日だからか住宅展示場は閑散としていた。
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横浜イングリッシュガーデンがあるのは展示場の一番奥まったところ。でも展示場の敷地入口には案内図はなく、どちらに進むのか迷う。ちょっと不親切。
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この看板は、もうガーデンが見えているところに置かれていたから、ほとんど意味なし。
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入口の様子。
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入園料は1000円。ただしこれは春バラのシーズンの料金で、それ以外の時期は700円または500円。秋バラのシーズンも700円。ということは秋バラはあまり咲かないのか。後で園内の係員に尋ねるつもりだったが、バラに見とれているうちに忘れてしまった。
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いよいよ入園。
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建物に入るとレストランやお土産売り場になっていて、そこを抜けるといきなりバラのアーチが出迎えてくれる。
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アーチの先にある芝生広場。下のイラストで白く色が抜けている部分。
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バラを眺めながら園内をブラブラする。
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通路が写っていないと密林の中に人がいるみたい。
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まさにバラに囲まれているように見える。
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実際、通路は狭いところが多い。
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人が立て込んでくるとこんな状態になる。さらに混雑すると歩くのも困難らしい。
平日に来て正解。
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そのせいもあってバラ密度という点では、今までに訪れたバラ園の中では群を抜いている。またこの日はかなり風があったにもかかわらずバラの香りが濃厚に漂っていた。ドップリとバラの世界に没頭できるガーデンである。
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また横浜イングリッシュガーデンはツルバラを他の樹木にそわせて、高い位置で咲かせているのも特徴。これがバラに囲まれている感を増している。
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住宅地なので周りのマンションなどは目に入る。しかし基本的に視線はバラを向いているので、それはあまり気にならない。ただし残念なのは音。相鉄線とJRの線路までは数10メートルしか離れておらず、ゴーッという電車の音がひっきりなしに聞こえる。
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バラ以外の花もたくさん咲いていた。この毛虫みたいなのは「ブラシの木」。カリステモン、ハナマキ(花槙)、キンポウジュ(金宝樹)などの別名がある。
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横浜イングリッシュガーデンはアジサイにも力を入れていて、もう少し後のシーズンならバラとアジサイの共演が見られるとのこと。でもアジサイの木はそれほど見かけなかったように思うけど。
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ひとつの房にワイン、白、ピンクと複数の色の花が咲いている。名前はわからないが色合いがきれいだった。バラ以外で本日のお気に入りナンバー1。
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マーガレットとデイジーの見分け方は難しい。私の基準は優しい雰囲気がしたらマーガレットで、元気そうならデイジー。なのでこれはデイジー(^^ゞ
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組み合わせ方がいい感じ。
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ツリガネソウ(釣鐘草)。
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これの名前もわからず。しかしバラ以外で本日のお気に入りナンバー2。
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青紫色が鮮やかなヤグルマギク(矢車菊)。
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キミドリの葉と青い空(^^ゞ
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パンジーだと思うけど。
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この水色の花の名前を知りたい。写真を撮ったら名前を教えてくれるデジタル図鑑ってできないのかな。Googleの画像検索で写真をドロップすると似たようなことはできるが、的外れな検索結果がほとんど。
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ラベンダーセージ? 自信なし。
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クレチマスかクレマチスかよく混同するクレマチス。英語でClematisと覚えたほうが間違えないかも。
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ネットで検索するとクレチマスと誤って使っている人も多い。
こんな公的ホームページまでクレチマスとーーー(/o\)


ーーー続く

wassho at 07:03|PermalinkComments(0)

2017年06月02日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(4)

バラのガーデンは「フランスの香りのバラの庭」でおしまい。
最後にあらわれるのはハーブガーデン。
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整然としたレイアウトの美しいガーデン。でも花がないと何か物足りない気分。 もう少ししたらラベンダーが咲くのかも。
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噴水は休止中。
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黄色いカラーリーフの木立。最初のエントリーで書いた「黄金のバラの庭」にもあったが、ガーデンの構成においていいアクセントになっていると思う。2つ前の写真のイエローリーフが普通の緑色だとしたらと想像してみて。
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ハーブ工房への順路を進むと唐突に現れるゲームコーナー。木製で手づくりの遊具が並んでいる。バラや草花に飽きた子供をあやすには重宝するのかも。
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右はパチンコで左はパターゴルフ。
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手に持ってビー玉を動かす玩具。
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投げ縄。
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最後にあるのがハーブ工房。
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ハーブを使った物作り体験ができる。
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石鹸作りをしていた父娘。
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コース別にテーブルが準備されている。
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ハーブ工房の隣にあったこの白い石は、
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何と! 私もベランダにローズマリーを植えようかな(^^ゞ
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最後にまたイエローリーフを眺めて、
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ハーブガーデンから退出。
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出発地点へ下っていく。
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「バラの谷」から始まる斜面を見上げる。
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コーナーを曲がるとこんな表示があって、歩く距離はたいしたことない。
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駐車場は国道135号線沿いに広がっている。
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入口にある建物。ここは3階でレストラン。
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2階はハーブハウス。
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香りグッズ、ハーブティーやジャムなど。
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1階の園芸ショップ。ミニバラは2500円。
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普通サイズのバラも同じような値段。
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安いのは980円だった。
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午前9時に着いて正午前までアカオ・ハーブ&ローズガーデンにいた。最初に頂上まで運ばれるバスで、見学所要時間は約45分ですとアナウンスしていたから、日焼けしちゃったけれど充分に元は取れたぜ。

傾斜地に巧みにレイアウトされたいいガーデンだと思う。散策は変化に富んでいて飽きることがない。惜しむらくは最初の日本庭園のように、バラ越しに海を眺める場所がないこと。それと同じくバラと他の草花を混栽したガーデン作りの軽井沢レイクガーデンと較べると、庭造りがちょっと雑というか美意識が足りないかな。それでも必見のバラ園であることに変わりはない。


ーーーバラ以外の話がまだ続く

wassho at 08:54|PermalinkComments(0)

2017年05月31日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(3)

バラの谷の斜面を降りていき、
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平地になったところからがプロポーズガーデン。
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バラのアーチをくぐりロマンティックな気分になったところでプロポーズしましょうということらしい。そんな安直な発想ができてうらやましい(^^ゞ
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こんなものがあった。
ウエディングベルはプロポーズの時じゃなくて、結婚式で鳴らすものじゃないの?
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アーチにバラの花がたくさん絡まっていると、適当に撮ってもそれなりにサマになる。
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斜面を振り返って。
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懲りもせずバラのアップ。前日の雨で濡れているものもある。
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これは撮影をミスって赤がくすんだように見えるが、実際にこういう少し朱色がかったバラ。珍しい色だと思う。あまりキレイとはいえないが。
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プロポーズガーデンまで来ると全行程の半分くらいを歩いたことになる。それを見計らってカフェが設けられている。
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そしてこのカフェを抜けたところにあるバラが、
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黄色と赤が超絶にあざやかで美しかった。
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カフェの一段下に広がる「フランスの香りのバラの庭」。
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こんな入口から入って、
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あれこれバラを楽しむ。
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これは地面を這って咲いているように写真では見える。実際は土の部分が斜面で、上から花が垂れ下がっている。
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このエリアにあるのはフレンチローズ。一番最初に訪れたイングリッシュローズガーデンに植えられているのはイングリッシュローズ。イングリッシュローズは前回のエントリーで書いた「バラの系統」の1つなのに対して、フレンチローズはフランスのバラ生産者が開発したバラという区分。つまりバラの分類は歴史や樹木の形態、花の姿形(系統)以外にもいろんな切り口があって実に複雑。イングリッシュローズにしても系統に入れる考えもあれば、フレンチローズと同じように産地ブランド的に扱う場合もある。またバラマニアなら香りの分類も重視するらしい。バラ学にはあまり深入りしない方がよさそう(^^ゞ

ところでこのエリアは「フランスの香りのバラの庭」となっているが、フレンチローズが特別に香りが強いバラということはない。このアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは散策していてほのかにバラの香りを感じることもあったけれど、他の植物との混栽スタイルだから単位面積あたりのバラ密度はそれほど高くないし、また基本的に海風が常にあるのでバラの香りに包まれる、香りにむせかえるということはなかった。香りを楽しむ点ではバラ畑みたいなバラ園のほうが向いているかと思う。

それにしても「フランスの香り」ってどんな香り?
昔、とあるクルマの開発会議に参加した時「都会的な走りの追求」というようなキーワードが用意されていた。「都会的な走りって具体的に説明してもらえますか?」と質問したら、サーッと場の空気が一変したのを思い出した。言葉に酔って中身がないことに気付かないのはよくある話。




いろんな草花。
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これはナデシコだと思うが、ナデシコはたくさん種類があるので自信がない。
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またまたアップで。
このエリアの入口付近はマーブル模様のバラが多かった。
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マーブル以外。
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ーーー続く

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2017年05月30日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(2)

イングリッシュローズガーデンに続いて向かいのコレクションガーデンへ。バスの運転手がコレクションガーデンと案内していて、一体何のことだろうと思っていたが、こういうことだった。上田善弘は有名なバラの研究者らしい。
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バラの回廊を楽しむ。
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このコレクションガーデンからは眼下に海が見える。
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ツルバラは下向きに咲くものが多いような気がする。植物的に何か理由があるのだろうが、花を見やすくて人間にも好都合。
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バラといろいろな植物が混栽されていい雰囲気。
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コップタワシみたいな花も。
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前回のエントリーでバラの6分類について書いた。それは一番基本的な枠組みたいなもので、それとは別に花の姿形で区別した系統というものがある。だいたい30〜40種類ほど。この園芸会社のホームページには代表的な系統が写真で紹介されている。バラを見て「これはノアゼットローズ系だね」とか言えれば箔がつくが、まあおそらく一生無理だろう(^^ゞ


これは最初に紹介したバラ回廊に咲いていたバラ。バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが、たいていは原種バラかそれに近い園芸種だと(勝手に)認識している。単純に花としてみればきれいなのだが、バラのイメージとはかけ離れているから原種バラはあまり好きになれない。
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バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが原種バラという私の理論からすると、先ほどのツルバラなんかは本当に原種バラ?という気もするけれど。ちなみにアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは品種名の表示はない。

まあ細かなことは気にせずにバラのモコモコを楽しむ。
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こちらは超ミニチュアサイズのバラ。それにしてもバイクの鍵の溝に何かこびりついているのに今初めて気がついた(>_<)
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コレクションガーデンを見終わって坂道を下っていく。
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石垣の模様が浮き出た苔。
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ここは「夜の女王の庭」と名付けられた一画。
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階段を上った先は小人でも出てきそうなメルヘンな風景。
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その奥に見えるのは、まぶしいばかりの新緑!
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夜の女王はいずこに? ナゾ





次にあらわれるのがバラの谷への入口。
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しばらく歩くとドッカーンと視界が広がる。
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この斜面部分がバラの谷。
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つづら折りになっている道を降りながらバラを眺めるという趣向。
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いろんな植物。
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こいつは紫の部分が耳で、白が目で、黄色が鼻に見えてしかたがなかった。
ちょっと怒っている表情なのが花にしては珍しい。
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これはジキタリス。園内のあちこちで咲いていた。
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ツリガネソウ(釣鐘草)。
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アカオ・ハーブ&ローズガーデンの案内マップ。
案内図

6番が夜の女王の庭で、7番がバラの谷。ところでこのマップを入口でもらうのを忘れ、でも順番に降りていくだけだから別にいいだろうと思っていた。この後7番〜9番〜10番〜11番〜12番と、つまりバラの谷から一直線に進んだのだが、少し離れたところに8番もあることを自宅に戻ってから発見(/o\)

8番はクライミングローズガーデン。クライミングローズとは前回のエントリーで書いた形態の2分類でツルバラのこと。まあツルバラはどのガーデンにもあったし、またここに来る理由ができたからいいかと。


ーーーまだまだ続く

wassho at 21:58|PermalinkComments(0)

2017年05月27日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン

前日の金曜日は早起きの必要があった。それで午前5時半頃の天気予報が、このアカオ・ハーブ&ローズガーデンをロケ地に放送されていた。単なるバラ園ではなくガーデンとして構成されているとの紹介。実は近場のバラ園はほとんど訪れたし、単にバラがたくさん咲いているバラ畑のようなところでは満足できなくなってきている。このアカオガーデンのことは知らなかったから、やっぱり早起きは三文の得かも。

というわけで2週続けてのツーリング。
もうすぐ梅雨だし今年の夏は酷暑らしいから乗れるうちに乗っておこうかと正当化。


東名を厚木インターで小田原厚木道路に乗り換えて終点まで走るのは先週のツーリングと同じ。今回はそこから熱海を目指す。伊豆半島の東海岸をつなぐのは国道135号線だが、往きは時間節約のため有料バイパスである真鶴道路と熱海ビーチラインも使う。バラを見た後は宇佐見まで走って伊豆ツーリングの雰囲気を少しだけ楽しみ、帰りは湯河原でこれまた2週連続となる温泉というプラン。
地図


出発は午前7時。前日は長雨だったから道路はまだ湿っている。本日は晴れの予報なものの厚い雲で今にも降り出しそう。とりあえず天気予報を信じて出発。気温は22度でバイクで走り出すとやや肌寒い。

東名の下りは西向きである。天気は西から変わるというが、西の空は相変わらず暗い。熱海まで行って雨じゃシャレにならないから、降り出したら帰ろうと思いながら走る。しかし小田原厚木道路に入った頃から急速に天候が回復。信じてよかった天気予報。


小田原からしばらく135号線は崖の上を通っているので海はあまりよく見えないが、進むにつれて高度が下がり海沿いの道路となる。なぜか海が近くだとテンションが上がる。真鶴道路は半分トンネル。しかし湯河原の先からの熱海ビーチラインは海が荒れていれば潮を被るほどのシーサイド道路。ただし、どちらもETCに対応していないので、特にバイクだと料金の支払いが面倒。田舎の高速道路より交通量は多いはずだから早くETCを導入して欲しいものである。

熱海の中心街を抜けて数キロ先の錦ヶ浦というところにアカオ・ハーブ&ローズガーデンはある。到着は開園時刻と同じ午前9時。駐車場はこの奥にも広がっているが、もう相当数のクルマで埋まっている。かなり人気のある場所のようだ。バイクを駐める専用区画はなく、係員によると「軽四の場所が空いていたらそこ。空いていなければ普通車のところに駐めてくれ」とのこと。
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駐車場から入口をみたところ。右側の門が国道135号に面している。ほとんどの人がやってくる東京方面からだと右折して進入することになる。対向車も多くてなかなか右折できず、道幅は狭くて後続車がつかえ、この付近の渋滞を作り出しているのがこのガーデンであることが判明。
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上の写真の左側の階段でガーデン入口に上がる。
ガーデンのセンスのよさを予感させる案内看板。
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チケット売り場。クルマの数から長い行列を想像していたが、そうでもなかった。実際は9時より前から開いているのかもしれない。
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入園料は1200円。ホームページのクーポン画面をスマホで見せると1000円になる。
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ガーデンは山の斜面に沿って造られている。マイクロバスで頂上まで運ばれて、そこから歩いて下りながら見学する。平地の少ない熱海ならではの工夫のある仕組み。
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超久し振りに乗るマイクロバス。頂上までの途中に運転手がいくつかに分けられている各ガーデンの説明をしてくれる。
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終点到着。
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この上に曽我浅間神社という私設?の神社がある。階段を登らなくてもおさい銭は納められるというありがたい配慮つき(^^ゞ
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ハーブ&ローズガーデンなのに最初にあるのは日本庭園。
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アカオ・ハーブ&ローズガーデンは熱海で2軒のホテルを経営するアカオリゾートの系列である。創業者である赤尾氏の銅像があった。熱海では伝説の経営者らしい。
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ここは日本庭園というより写真中央の世界最大といわれる盆栽を展示するためのエリア。歩いている人と比較するとそのサイズがよくわかる。この日は天気もよく海を背景に絶景である。
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盆栽は鳳凰(ほうおう)の松と名付けられている。姿形はお見事。しかし盆栽って樹木を小さなサイズに凝縮して育てることじゃなかったけ?
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日本瓦越しに海を眺めることはあまりないかも。遠くに見えているのは初島。
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日本庭園を出て数十メートル下ると、いよいよバラのガーデン。道路の左側がイングリッシュローズガーデン。右側にあるのがコレクションガーデン。
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イングリッシュローズガーデンに入る。
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ちなみにバラは大きく6つのセグメントに分けられる。まず歴史的に3分類。

原種バラあるいはワイルドローズと呼ばれるのは、いってみれば野生のばら。200種類くらいあるが祖先をたどると8品種といわれる。そのうちの2品種「ノイバラ」「テリハノイバラ」は日本原産。バラって西洋のイメージが強いのに、オリジナルの2/8=25%が日本由来なのは意外。

野生のバラから人間によって園芸品種がどんどんと開発された。現在で約4万品種以上ともいわれる。それで1867年(明治維新の1年前)に生み出されたラ・フランスという品種を境に、ラ・フランスを含んでそれ以降の園芸品種をモダン・ローズ、それ以前をオールド・ローズと区分する。ラ・フランスがそれだけ園芸的には画期的だったからだが、オールド・ローズとの一番の違いは四季咲きなこと(日本の屋外で冬は咲かないが)。オールド・ローズは一季咲きで基本的に春から夏。それほどバラの世界では別格扱いのラ・フランスであるが、洋梨の名前と同じなのが紛らわしい。もっとも洋梨をラ・フランスと呼ぶのは日本だけで和製仏語なんだけど。

形態的にバラは枝が伸びるものと、ツルが伸びるものの2つに分類できる。先ほどの歴史的3分類と掛け合わせて合計6分類。イングリッシュローズはモダンローズで枝とツルの両方ある。





立体的なガーデンでいい雰囲気。
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ツルバラが多かったかな。
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このゲートのところで写真を撮りたかったのに、ご覧のように人が途切れることがなく。
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仕方なく別の場所で「壁の花」を(^^ゞ
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バラ以外にもいろいろ咲いている。
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こういういろんな花や草が混じったガーデンな雰囲気が空き。
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こちらはイングリッシュローズガーデンと続きになっている「黄金のバラの庭」というゾーン。黄色系のバラと黄色いリーフ(葉っぱ)の植物で構成されている。
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ところで山のモコモコ感もなかなか素敵。
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バラのアップでいろいろ。
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ーーーかなり長く続く

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2016年11月06日

小田原フラワーガーデンで秋バラ

天候不順だったり、グズグズしていたりで秋バラのシーズンを逃してしまった。こんな時に強い味方なのが小田原フラワーガーデン。ここの秋バラは比較的遅くに咲く。そういう品種を選んでいるのか、あるいは小田原は暖かくて秋の訪れが遅いからなのかは不明。しかし小田原フラワーガーデンは去年も訪れたし、実は今年は天候不順が幸いして他のバラ園でもまだ咲いているところが多い。それで少し迷ったが、まだ見られるというバラ園より、これから見頃になるバラ園のほうがきれいな状態の花が多いだろうという判断。帰りには海岸に立ち寄りたいという気持ちもあった。


往きは大井松田インターで降り、帰りは秦野中井のインターから東名に入るルート。この2つのインターチェンジのそばには南足柄広域農道と、やまゆりラインというお気に入りのクネクネ道がある。でも今回はどちらもパス。特に理由はないが、毎回同じルートだとつまらないという気持ちが働いたのかもしれない。
地図小田原


午前10時半頃出発。気温は18度くらいだったが、日差しが強かったので革ジャンの下はトレーナー+厚手のシャツ+下着という組み合わせ。東名に入ると21〜22度くらいになる。話は変わるが高速道路は夏も冬も一般の道より気温が高い。遮るものは何もなく風通しは抜群なのになぜ暑いのか不思議だったが、どうも高速道路では影ができないので日中はずっと太陽熱で道路が暖められているかららしい。


朝ご飯は食べたのになぜかお腹が空いてきて、途中のパーキングエリアでソバを食べたりして12時半頃に小田原フラワーガーデン到着。駐車場はかなり埋まっていたが、ここはバイクや自転車用のスペースがないので1台で堂々と。
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ローズフェスタ開催中。
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中央の広場には噴水がある。
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お約束のシャッタースピード早めでの水しぶき写真。
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広場の奥に一段高くバラが植えられている。
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斜面に植えられているのはマリーゴールドとポーチュラカ。
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マリーゴールドはキレイだったが、ポーチュラカはまだこれから。
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バラゾーンに上がる。
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看板に偽りなく、このバラはとてもいい香りがした。しかし香りの種類のネーミングに「ブルー」って説明努力放棄(^^ゞ まあ何ともいえないいい香りなのは確かであるが。
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毎度毎度同じようなアップの写真だけれど。
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この品種は1つの株で微妙に色の違う花を咲かせていた。
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バラ園に行くとバラの香りが漂っている場合と、花に鼻を近づけてクンクンしないと香りを感じられない場合がある。風が強い場合は仕方がないが、そうでなくても香りが漂っていないことも多いのが不思議。でもこの日はクンクンせずとも香りを楽しめて満足。


小田原フラワーガーデンのバラ園はそれほど大きな規模ではなく、ここの敷地の半分は梅林である。この日は梅林の一部を少し歩いた程度。梅のシーズンに訪れたことはないので、来年の観梅はここにしようかな。
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バラゾーンの先に大きなドームがあって、
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下から覗く。
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紅葉している木はあまりなかった。
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でも落ち葉に秋の終わりを感じるかな。
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天気は抜群によく暑くてトレーナーを途中で脱いだくらい。それで当然、好物の下からアオって青空を背景にした写真も撮るわけだけれど、雲ひとつないと青い画用紙のようになってしまう(/o\)
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密集した感じも記録に残したいのだが、例によって私のカメラの望遠サイズでは中途半端にしか風景を切り取れない。
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まるで春の陽気のようなポカポカ天気のもとで、きれいなバラを見て、いい香りを嗅いで普段のバラ鑑賞より幸せな気分。やっぱり香りの要素は大きいかな。


ーーー続く

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2016年07月09日

軽井沢レイクガーデンでバラ鑑賞 その4

ルゼ・ヴィラ(ホテル)から水辺沿いに歩くと、
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フレンチローズガーデンという名前のバラ園。
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そしてゴンドラ乗り場まで来て園内を1周したことになる。
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軽井沢レイクガーデンには4つのバラ園がある。そのうちイングリッシュローズガーデン、フレグランスローズパス、フレンチローズガーデンのことはブログにも書いている。残り1つのラビリンスローズガーデンはーーー見てこなかった(/o\) それは島の中央寄りにあって、私は外周部分しか歩かなかったから見落としてしまったらしい。まあ次に来た時のお楽しみということで。


アップであれこれ。
品種的にはそれほどバラエティに富んでいるとは感じなかったし、初めて見るようなものもなかったと思う。(写真はもちろん園内で咲いているバラのごく一部)また花びらの枚数が多いものが主流のようで、私の好きな「高島屋の昔の包装紙」に描かれていたようなタイプのバラが少なかったのはちょっと残念。
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入口近くの売店。ここはガーデン関連商品。
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バラの苗は4300円。かなりのお値段である。
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こちらはグッズ関連の売店。
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なぜかやたら時計を売っている。
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バラに関連したり、バラをモチーフにした商品も多いが、
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全体的にはアンティークテイストの雑貨店といった品揃え。
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売店の隣にあるレストランの噴水。
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売店の外観。これはレイクガーデンの外から出入りするためのもの。
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園内滞在は2時間弱。何度も書いたが、とても美しくて手入れの行き届いたガーデンだった。どの光景を写真に収めようか迷うほど。1週間経った現在でも、きれいな場所を歩いた幸せ感みたいなものが少し残っている。あちこちのバラ園を訪れているが、全体の雰囲気では断トツの1位である。一方で花数や密集感では少し物足りない感もある。ここは寒冷地だからワーッと一斉には咲かないのかもしれない。最初のエントリーでも書いたように、軽井沢ではバラが咲くのと梅雨のシーズンが重なる。しかし晴れた日に都合がつくなら是非訪れるべきバラ園だと推薦しておく。


ーーー続く

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2016年07月07日

軽井沢レイクガーデンでバラ鑑賞 その3

バラ以外にもいろんな花が咲いている。
見に来たのはバラだが、いい箸休めになる。


ビロードモウズイカーーだと思う。
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ムラサキツユクサ(紫露草)
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ルピナス
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オカトラノオ(丘虎の尾)
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ミツバチ(^^ゞ
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デージーかな。マーガレットとの違いがいつもわからないけど。
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ユーパトリウム?
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ゲラニウム?
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以下、名前を調べるのが面倒なので省略。
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この2つは私でも知っているクレマチス
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写真を撮った以外にもいろんな植物が実にきれいに植えられている。
バラ以外のシーズンに来ても充分に満足できると思う。



岸辺から再び水上遊歩道で島に戻る。
向こうに見えているのが島から岸辺に渡った水上遊歩道。
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前回のエントリーでも書いたが、どこでカメラを構えても、軽井沢レイクガーデンはサマになる風景だらけ。モネかトレンツ・リャドを連れてきたかったね。
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これは初回のエントリーで入場口から見た写真を載せたホテル。
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コーヒーは800円、カレーライスは1800円。
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こんな庭のある家に住みたいなあ。もちろん庭の手入れをする使用人付きで(^^ゞ
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これはホテルの横の小径なんだけど、橋の左側の
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草がとっても柔らかくて気持ちよさそう。どんな感触か確かめたかったが、ズボッと足が入ったら困るのでやめておいた。
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ーーー続く

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2016年07月06日

軽井沢レイクガーデンでバラ鑑賞 その2

イングリッシュローズガーデンと名付けられている最初の島に渡る。

見ての通りなんとも美しいガーデン。軽井沢まで2時間半バイクを走らせて体中に巡ったアドレナリンが、スーッと抜けていくのを感じる。バラの花数はやや少ないところもあったが、大変手入れが行き届いていて痛みが進んだバラは見なかった。早めに摘み取るから花数が少ないのかもしれない。

またガーデン全体にバラの香りが濃く漂ってちょっと夢見心地。あちこちのバラ園を訪れているが、なぜか香りを感じれれる時と感じられない時がある(近づいてクンクンすればもちろん感じられるが)。品種の違い?風の影響?理由はよくわからないが、敷地にいるだけで香りがすることのほうが少ないというのが経験則。
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この橋を越えるとメインの島に入る。
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橋の上から。右側がイングリッシュローズガーデン。
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ウッドチップを踏みしめながら歩く。
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花が咲いていなくても美しい草木。
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これはアスチルベかな。
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対岸に渡る水上遊歩道。
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そのたもとに咲いていたハナショウブ。
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先日、ジャーマンアイリスを見に出かけて、そのゴージャスさを堪能してきたが、日本のものにはやはり日本的なよさがあるなと実感。


水上遊歩道の上から。
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咲いているのは葉の形からスイレンに間違いない。
しかし花びらの数が少なくて私の知っているスイレンとはずいぶん違う。


岸辺に並んでいる少し古ぼけた「昔モダン」なイメージの建物にはいろんなお店が入っている。ただし入口は道路に面した反対側で、こちらから見えるのは建物の裏。
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軽井沢レイクガーデンは、軽井沢レイクニュータウンという軽井沢の中でも最大規模の別荘地の中心部にある。別荘地の開発が始まったのは1970年代の初め辺りで、バブル全盛期には池を掘って、それにスイスとフランスにまたがる湖と同じレマン湖という恥ずかしい名前をつけ(^^ゞ、三越も出店して南軽井沢ではもっとも賑やかな場所だった。

やがてバブルが崩壊し、三越やその他多数のショップも撤退。周りにあったリゾートホテルも廃墟状態となった。2000年前後には池=レマン湖の水も抜かれていたらしい。そこから先はあまり詳しく知らないのだが、10年ちょっと前あたりから、バブルの頃にショッピングエリアだったレマン湖を観光ガーデンに作り替えたのが軽井沢レイクガーデンといういきさつ。軽井沢レイクガーデンではレマン湖とは呼んでいないものの、グーグルマップでは今でもレマン湖と表示される。上の写真の建物群も一時は廃墟状態だったらしいが、今では半分くらいはお店が入っているとのこと。(帰りに店の前を通るのを忘れたので確認できず)


また軽井沢レイクニュータウンはある年代以上の日本人なら誰でもが知っている事件の舞台にもなった。それは連合赤軍の浅間山荘事件。クレーン車から巨大な鉄球をぶつけられた浅間山荘は驚いたことに現存しており、地図で確認すると軽井沢レイクガーデンから直線距離で800メートルほどの位置にある。

あまり知られていないが浅間山荘は河合楽器が所有する保養所だった。ちょっと気になって河合楽器の会社沿革を調べてみると、事件が起きた1972年(昭和47年)には「ピアノ生産累計台数50万台達成」と「住宅機器に進出」と書かれているだけだった。なお現在、浅間山荘は中国企業が投資目的で所有しているみたい。



さて水上遊歩道で対岸に渡ると、また見事なバラ園が広がっていた。
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湖の隅のほうからハープの音色が聞こえたので行ってみると、ハープの演奏をバックに絵本の朗読会をやっていた。
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こんな風に絵本を聞くのは初めて。もちろん絵本だからたいした内容の話ではないのだが、何となくおもしろくて休憩もかねて10分くらい聞いていた。ただ絵本は朗読者から離れた席からはよく見えない。絵も楽しんでこその絵本なので、朗読会用の特大サイズのものがあればいいのにと思う。


また岸辺の散策路に戻る。
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この道の左側には別荘が建っているのだが、この建物だけがちょっと異質。単に新築で洒落たデザインなのか、あるいは結婚式場か何かなのかもしれない。
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他の別荘はこんな感じ。
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この場所に建っている別荘は自分の庭から直接このレイクガーデンに入ることができる。つまりは一等地ともいえるが、庭の向こうをレイクガーデンの来場者が歩いているわけで落ち着かないかもしれない。まあ買う気はないから心配することもないけれど。



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この付近はフレグランスローズパスという名前がついている。とにかく美しい光景で、どこでカメラを構えても絵になる。
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ーーー続く

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2016年07月02日

軽井沢レイクガーデンでバラ鑑賞

今年は春バラを見に行かなかったからというわけではないのだが、軽井沢にあるバラの名所までツーリングしてきた。軽井沢レイクガーデンのバラがきれいとの噂は前から知っていたが、

  ちょっと遠い
  標高の高い軽井沢なのでバラが咲くのが梅雨時

ということで躊躇して今まで訪れる機会がなかった。まだ梅雨の最中ではあるが今年はカラ梅雨気味だし、この日の東京は曇り時々晴れ、軽井沢や途中経路は曇りの予報だった。山沿いでは雨が降るかもという天気予報のコメントが気になったものの、もし途中で雨が降ったらUターンして帰ってくることにして軽井沢に向かった。


往きのルートはシンプル。関越自動車道で藤岡ジャンクションまで行き、そこで上越自動車道に乗り換え。軽井沢碓氷インターチェンジで降りて15分程度のところに軽井沢レイクガーデンはある。帰りは長野県道157号〜156号で西に佐久市まで進み、そこから長野県道44号〜国道254号〜群馬県道45号〜国道299号〜国道462号と走りつないでクネクネを楽しみ、最後は本庄児玉インターで関越自動車道に。現地ツーリングはたいした距離ではないと思っていたが、改めて地図に表してみると藤岡から本庄児玉までは東京湾を一周程度したことになる。
マップ1


出発は午前7時半。いろいろ考えてバイクウエアはメッシュの革ジャンに、メッシュではない普通の革パンの組み合わせ。インナーはピチピチの速乾シャツではない普通のTシャツを選んだ。そして冷却用のベストはなし。この日の東京は30数度まで上がる予報だが、軽井沢は23度程度のはず。それに出発時の気温はまだ24度だった。バイクはいろんな地点の気温を考え合わせなければならないのが何かと面倒である。

関越自動車道まで普段は環七経由で向かう。つまり下道(一般道)。でも今回は首都高〜東京外環状と高速道路を使った。距離的には2倍近くになるが、軽井沢まで長丁場なので少しでも時間の短縮になるかと思って。でも結果的にあまり変わらなかったかも知れない。もちろん首都高の山手トンネルの渋滞は事前に確認した。トンネルに入ると気温は37.5度まで上昇で相変わらずの殺人トンネルぶりに閉口する。

東京外環状で数キロの渋滞はあったものの基本的には順調に進む。関越自動車道もクルマの数は多かったがスムーズに流れていた。ただし空は今にも雨の降りそうな濃いめの灰色。案の定、埼玉県に入ってしばらくしたあたりで雨が降ってきた。ごく弱い雨でヘルメットのシールドに水滴はつくが路面はまだ濡れていない。もし路面が濡れだしたら次のインターでUターンするつもりで走るが、幸い5分くらい走ったら雨は上がった。


上越自動車道の甘楽(かんら)パーキングエリアで休憩。
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わざわざ写真を撮ったのは(iPhoneだけど)、ここにはバイクの駐車場がなかったから。高速道路のパーキングエリアでバイクを駐める場所が設けられていない所は初めて。ところでこの日は「そんなことってあるの!」というのをあと3つも経験した。


午前10時軽井沢レイクガーデン到着。ここまで約170キロで2時間半。決してすっ飛ばしてきたわけじゃないのに思っていたより早く着いた。ちなみに駐車場は無料だがバイク専用のスペースはない。
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駐車場から入口に行くまでにもきれいにバラが植えられている。
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軽井沢レイクガーデンはこんな雰囲気の場所にある。
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入口と、そこにある噴水。
これだけで、そんじょそこらのバラ園とはレベルが違うことを伺わせる。
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入口から左方向はレストランなどへ向かう通路。
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右側はルゼ・ヴィラというホテルで、これはそのティーラウンジへつながる通路。この時間はまだオープン前。
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ルゼ・ヴィラはレイクガーデンの敷地内に建っているが、レイクガーデンのホームページには地図に「ホテル」と書かれているだけで説明もないから、資本的には別系列なのかも。後で書くかもしれないがこの付近はバブルが崩壊した後に何かとあったエリアでもある。


それはともかく、まだガーデンを見ないうちから素敵な雰囲気にテンションが上がる。そしてレイクガーデンに入ったとたん青空がのぞき始めた。駐車場で空模様はオールグレーだったのに。晴れオトコ伝説は健在なり(^^ゞ
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レイクガーデンは敷地の真ん中にレイク(湖というよりは大きめの池サイズ)があって、レイクのセンターにある島と、レイクの岸辺を散策する造りになっている。

このゴンドラにのってレイクを回ることもできる。20分のクルーズで1000円。書き忘れたがレイクガーデンの入場料は1200円。
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これは一番手前にある島。バラの手入れをしている人たちが写っているが、
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摘み取った花びらをバサッと捨てた。
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水面の花びらの見た目は(写真よりも)きれいだとしても、
こんなところに捨てなくてもいいのにと思っていると、

なんと花びらは魚のエサになっていた。
これが「そんなことってあるの!」の第2弾。
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ーーー続く

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2015年11月21日

小田原フラワーガーデンの秋バラ

埼玉の与野公園に秋バラを見に行ったのが10月24日。もう一箇所くらい見に行こうと考えていたのに今年の秋は雨多し。この勤労感謝の日の連休もツーリングできそうなのは初日の本日のみ。紅葉にするか迷ったが、少し早めに帰ってこなければならなかったので、それほど遠くない小田原まで秋バラを見に行ってきた。

小田原フラワーガーデンは以前に「やまゆりライン〜大磯〜南足柄広域農道」というツーリングをした際にたまたま立ち寄った場所。その時は10月中旬でまだ秋バラはほとんど咲いていなかったが、ここは遅くまでバラが咲いているところだということを後で知った。それでもピークは過ぎてはいるのだが、往き帰りに農道をのんびり走ってくるのも目的のひとつ。


今回は前回とは逆の道順。まず南足柄広域農道を目指す。この農道は北側入り口が県道78号線と接している。東名の大井松田インターで降りると78号線で長い一本道が続く。そして途中で右折する。でもその右折ポイントを見逃してしまった。すぐに気がついたが、このまま進むと最乗寺という標識が目に入る。最乗寺に向かうのは西に向かう723号線で、南北に延びている南足柄広域農道と交差している。という訳でそのまま直進。
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723号線と南足柄広域農道は十字路で交差しているのではなく、北側と南側の接続は少し離れている。723号から北に向かう農道の入り口には標識があるが、南に向かうところにはない。もっと最乗寺に近いところで接続しているという記憶違いもあって、結局最乗寺まで上ってしまった。でも最乗寺近くの723号は参道だからか両サイドに杉の巨木が立ち並んでいるので景色よし。

最乗寺でUターンして723号を下り、今度は南に向かう南足柄広域農道の入口を発見。ところどころクネクネがかなりきついのと舗装がガタガタなので少し緊張する。周りはミカン畑。初めてここを通った時はまだミカンが青い時期だったが、今回は黄色いミカンがたくさんで実りの秋を感じる。バイクを停めて写真は撮らなかったけど。




午前9時半に出発して12時過ぎに小田原フラワーガーデン到着。環八と東名が混んでいたので思っていた以上に時間が掛かった。ここは写真に写っている4倍以上はあるかなり広い駐車場なのにバイクを駐めるところはない。不思議なのは自転車を停める場所もない。ちょっと小高い場所にあるのは確かだけれど、近所の人は自転車では来ないのだろうか。
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お店が並べられている場所を通り過ぎると、
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広場があって、その奥にバラが植えられている。
遠くから見ても花数は期待できないことがわかる。
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花が密集しているところでこの程度なのは、もうすぐ12月なんだから仕方がない。
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ここの秋バラが遅くまで咲いているのは、小田原だから暖かくて開花自体が遅いのかと思っていたら、段階的に剪定をして調整しているとのこと。手入れをしている人に感謝。
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捨てる神あれば何とやら。この日はきれいな青空でウロコ雲もクッキリ。バラ園の一番手前はスロープになっていて下から見上げるようになっているので、好物の青空入り写真は撮りやすかった。

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できるだけ状態のいい花を選んで。
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これは初めて見た花の中心が繭(まゆ)のようになったバラ。
繭を触ってみると、結構固く締まっていた。
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だんだん広がっていくみたい。
このバラは香りも独特で、とてもいい匂いがした。
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小田原フラワーガーデンのバラは350本ほどで規模は大きくない。小田原なのでここのメインは梅園で敷地のほとんどを占める。この日は園内をあまりブラブラせず。
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これは少し変わったバラ。その枝が伸びて梅の木に掛かっており、バラでもなければ梅でもない不思議な光景になっていた。
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梅の実は緑色ばかりと思っていたら、こんなブルーベリーみたいなものもあるみたい。今頃に実をつけているなら、このシャリンバイ(車輪梅)という梅はいつ咲くのかな。ちなみに梅はバラ目/バラ科/サクラ属に分類されるので、バラと梅の祖先は同じ。
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ーーー続く

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2015年10月27日

与野公園で秋バラ その2

カマキリ発見!
カマキリなんてウン十年振りに見たように思う。
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きれいなバラは後ろから見ても美しい。
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しかしきれいなバラにはトゲがある。
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バラを女性に置き換えても通用するかな?
ところでカマキリは交尾後にメスがオスを食べるという。
バラを見に行くと、いろいろと戒めを得られます(^^ゞ


バラ園の中に建つ銅像。
横から撮ったのは正面からだと逆光で真っ暗にしか写らないから。後で調べたら「翔」という題名らしい。作者まではわからず。西洋風の雰囲気だけれど天女のような気もする。
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バラ園の中にあった石碑。
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裏側を見ると、こんな記述が。
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与野公園の中のバラ園を井原勇記念園と呼ぶということらしい。井原勇は与野市長を5期18年も務めた人物。ここに来たのは初めてだから再整備前の状況はもちろん知らない。いくらの寄付でどれだけ整備がなされたのか下世話に気になるところ。でもいい話である。



お約束の花と青空。
ちょっと日の当たり方が足りなかった。
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それと空を背景にする=下から撮る=普段とはバラを見る角度が違うので、
これはオレンジ色のツバキみたいに見えるし(葉っぱの形も似ている)、
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こっちは花だけ見ているとまるでチューリップ。
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与野公園のバラ園は飾り植えがほとんどなくて、ただ並べて植えてあるだけでお洒落なイメージはゼロ。そのあたりがちょっと惜しい。しかし種類は豊富だし、ネームプレートも充実しているのでじっくりバラを眺めるには向いている。なんたって無料。

ただしこの公園の最大の欠点は騒音。公園は国道17号(新大宮バイパス)という幹線道路に面しており、国道の上には首都高も通っている(写真では木立に隠れてあまり見えていない)。しばらくすると多少は慣れてくるが、常にクルマの騒音を聞きながらバラを鑑賞しなければならないのは誠に残念。
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ところで、このところ風があったりしてバラ園でバラの香りをあまり感じられないことが多かったが、この日はいい香りが漂っていた。やはりバラの香りの空気の中を歩くのは気持ちがいい。ただバラは品種によっては変な臭いのものもあり、その品種の割合が少しヨソより多いような気もした。(どの品種の匂いが変なのかまでは知らない。バラ園をブラブラ歩いていて鼻が嗅ぎ分けた感想)

またここは春バラに力を入れているらしく、バラ祭りなどのイベントも春しかおこなわれない。ネットで探しても春バラの情報がほとんど。そのせいなのかどうかは不明だが、今までのどのバラ園よりも人が少なかったのはラッキー。ちなみに春バラ・秋バラというのは同じバラが春と秋に咲くということ。一般的には春バラ=花が大きい、秋バラ=花は小さいが色が濃くて香りも強いといわれている。でも私自身はそんなに違いがあるとはあまり感じていない。なお春にしか咲かないバラもある。



バラ園を離れて少し公園内を探検。
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とりあえず登ってみる。
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頂上部分があるだけで、ただ小高くなっているだけだった。
ここからバラ園は見えない。
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バラ園とは反対側を見おろすと池になっていた。
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噴水あり。
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小さな祠(ほこら)がある。
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武州・与野・銭洗(ぜにあらい)弁天という名前。
武州とは武蔵国(むさしのくに)の別称。武蔵国は埼玉+東京+川崎+横浜あたり。
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霊験あらたかな霊泉だが飲めないらしい。
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でも鴨は気持ちよさそうに泳いでいた。
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なぜか白い砂が撒かれた大きな木のエリア。
何が目的か気になる。
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公園にいたのは2時間弱くらい。帰りもまったく渋滞なしの奇跡の1日で、往きと同じく50分ほどで自宅まで戻れた。走行83キロ。このルートの首都高はクネクネしていてクルマだと楽しいのだが、バイクだとちょっとびびってしまう。それにコーナーではクルマに引き離されるから凹むんだなあ。



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おしまい

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