バラ
2015年10月24日
与野公園で秋バラ
例年なら秋バラは11月になってから出かけている。1週間か2週間早いかなと思いつつ秋バラを見に行ったのは、早めに見に行きたかったからである。その理由は後で書く。
今回のバラ園は関東での名所のひとつである埼玉県の与野公園。今はさいたま市だが、その名の通り合併前の与野市にある。いわゆる平成の大合併で誕生したさいたま市は2001年に浦和市+大宮市+与野市でスタートし、2005年に岩槻市も編入されている。
話はそれるが、文章を書く時に平仮名の区切りがわかりづらいから、地名や建物や施設の名前に平仮名を使うのは避けるべきだと思っている。でもどんどん増える一方(/o\) 何となく昔から関西のほうが平仮名を使うのが好きなような気がする。
水色で塗られているルートの95%は首都高速。
ところで与野公園に行くには首都高環状線→5号池袋線→埼玉大宮線という順序で走る。出かける前に地図で確認すると埼玉大宮線の浦和北という出入り口が最寄りで、その少し北側に与野公園があった。しかしグーグルマップのルート検索では1つ手前の5号池袋線の最終出入り口である浦和南で降りる指示になっている。バイクのナビも同じく浦和南を指定した。ナンデ? ちなみに浦和南、浦和北のどちらで降りても首都高の料金は同じである。それと埼玉大宮線というのは国道17号の上を走っている。公園からの帰りは国道17号を南下したが、浦和北という出入り口の標識は見なかった。それも不思議。
のんびり午後1時前に出発。首都高の5号池袋線に出るには都心の真ん中を回る都心環状線と、山手トンネルのある中央環状線の2つのルートがある。山手トンネルは内部が超高温になるライダー抹殺設計だから、まだこの季節でも渋滞時は避けたい。しかし出発前のチェックでどちらも渋滞表示はなし。でも天気がよかったので都心環状線を選ぶ。
それにしても都心環状線は昔からある名前だけれど、新しくできたのが中央環状線とは紛らわしいネーミングである。中央環状線より外側に首都高の環状線を新たに造ることはないのだから、外環状線という名前のほうが体を表してわかりやすいのに。東京外環状自動車道路という高速道路が別にあるから、それとバッティングがイヤなら首都高・外回り線でもいい。
首都高の渋滞はーーー本当にまったくなかった。ひょっとして昼間では初めての体験かも。浦和南を降りて国道17号は少し混んでいたものの、それでも45分ほどで与野公園に到着。
公園は道路で2つに分断されていて、こちら側はバラ園とは反対側。
レンタサイクルの貸し出し施設があった。他の場所で乗り捨てできるのかどうかわからないが、こういうのがもっと増えて欲しいと思う。
この道を挟んで、
向こう側にバラ園。
無料駐車場にはバイク用のスペースは設けられていなかったので、自転車が並んでいる場所にバイクを駐める。
バラ園の全景。南北に延びた敷地で手前が南になる。
敷地は公園全体で5.1ヘクタール。バラ園は約1割の0.55ヘクタール=約1700坪。与野公園の開園は1877年(明治10年)だから、日本で公園というものが整備され始めた頃にできたもの。参考までに芝公園が明治6年、日比谷公園は明治36年である。バラ園の開設は1977年で、現在170種類、3000株のバラが植えられている。
公園の中央付近。これは東向きの写真。
公園の北側。南側よりこちらのほうがよく咲いていた。
バラにはすべて品種名が掲示されていて親切。
「ベルサイユのばら」というのもあった。あまりキレイに咲いておらず、ボツにするレベルの写真だけれど、名前が面白かったのでとりあえず。
まだ何も咲いていないバラのアーチ。
冒頭に書いた早めに見に行きたかった理由とは。
花にしろ紅葉にしろ、そういう植物鑑賞は一番きれいな時に見に行きたいもの。暇のある日と天候と植物の状態の3つを睨みながら出かける日を決めるわけであるが、バイクであちこち見に行くことを重ねているうちに気がついたことがある。
植物の状態がいわゆる見頃になっているかどうかについては、今はネットで調べればだいたい見当がつく。その場所のホームページがたいていはあるし、そこを訪れた人の写真付きブログなどもよく参考にしている。ただし入園料を取るところでは、たくさん客を集めようと、見頃をかなり早い時期から打ち出している場合もあるので要注意。
それで例えば花なら、満開の花が一番多くなった時が見頃ということになる。しかしである。花は一斉にツボミが膨らんで同時期に咲くわけではない。早く咲く花もあれば遅く咲く花もある。その中で一番数多くが満開になっている時期が見頃と一般には呼ばれる。言い換えればその時期には、早く咲いて枯れてしまったり痛んでいる花もかなり混じることになる。
花を見に行った時、写真に撮るのはきれいな状態の花だけだから、ブログではそんな花ばかりのようにも思えてしまうが、実際にはかなり汚い花混じりで花を見ている。時にはそれでテンションが下がることもある。
それで今回はいつもより早く秋バラを見に来たというわけ。要は花数を重視するか花の状態を重視するか。しかし、ただきれいな花だけを見たければ花屋に行けばいいわけで、これは悩ましいところ。私はボリューム重視というか、きれいな花がたくさん咲いている密集感が好きなのでなおさら。
今回は今までよりきれいな状態でバラを見ることができたが、それでもどちらがいいかは何ともいえない。もう1週間後にしたほうが飽きるほど見たという満足度は大きかったかも知れない。逆に状態重視ならもう1週間前でもよかったかもしれない。でもすべてが公園南側程度の開花状態だったら寂しい。与野公園は無料だが、もしそうでなければ「金を払って損した」とガッカリするだろう。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
アップであれこれ。
ーーー続く。
今回のバラ園は関東での名所のひとつである埼玉県の与野公園。今はさいたま市だが、その名の通り合併前の与野市にある。いわゆる平成の大合併で誕生したさいたま市は2001年に浦和市+大宮市+与野市でスタートし、2005年に岩槻市も編入されている。
話はそれるが、文章を書く時に平仮名の区切りがわかりづらいから、地名や建物や施設の名前に平仮名を使うのは避けるべきだと思っている。でもどんどん増える一方(/o\) 何となく昔から関西のほうが平仮名を使うのが好きなような気がする。
水色で塗られているルートの95%は首都高速。
ところで与野公園に行くには首都高環状線→5号池袋線→埼玉大宮線という順序で走る。出かける前に地図で確認すると埼玉大宮線の浦和北という出入り口が最寄りで、その少し北側に与野公園があった。しかしグーグルマップのルート検索では1つ手前の5号池袋線の最終出入り口である浦和南で降りる指示になっている。バイクのナビも同じく浦和南を指定した。ナンデ? ちなみに浦和南、浦和北のどちらで降りても首都高の料金は同じである。それと埼玉大宮線というのは国道17号の上を走っている。公園からの帰りは国道17号を南下したが、浦和北という出入り口の標識は見なかった。それも不思議。
のんびり午後1時前に出発。首都高の5号池袋線に出るには都心の真ん中を回る都心環状線と、山手トンネルのある中央環状線の2つのルートがある。山手トンネルは内部が超高温になるライダー抹殺設計だから、まだこの季節でも渋滞時は避けたい。しかし出発前のチェックでどちらも渋滞表示はなし。でも天気がよかったので都心環状線を選ぶ。
それにしても都心環状線は昔からある名前だけれど、新しくできたのが中央環状線とは紛らわしいネーミングである。中央環状線より外側に首都高の環状線を新たに造ることはないのだから、外環状線という名前のほうが体を表してわかりやすいのに。東京外環状自動車道路という高速道路が別にあるから、それとバッティングがイヤなら首都高・外回り線でもいい。
首都高の渋滞はーーー本当にまったくなかった。ひょっとして昼間では初めての体験かも。浦和南を降りて国道17号は少し混んでいたものの、それでも45分ほどで与野公園に到着。
公園は道路で2つに分断されていて、こちら側はバラ園とは反対側。
レンタサイクルの貸し出し施設があった。他の場所で乗り捨てできるのかどうかわからないが、こういうのがもっと増えて欲しいと思う。
この道を挟んで、
向こう側にバラ園。
無料駐車場にはバイク用のスペースは設けられていなかったので、自転車が並んでいる場所にバイクを駐める。
バラ園の全景。南北に延びた敷地で手前が南になる。
敷地は公園全体で5.1ヘクタール。バラ園は約1割の0.55ヘクタール=約1700坪。与野公園の開園は1877年(明治10年)だから、日本で公園というものが整備され始めた頃にできたもの。参考までに芝公園が明治6年、日比谷公園は明治36年である。バラ園の開設は1977年で、現在170種類、3000株のバラが植えられている。
公園の中央付近。これは東向きの写真。
公園の北側。南側よりこちらのほうがよく咲いていた。
バラにはすべて品種名が掲示されていて親切。
「ベルサイユのばら」というのもあった。あまりキレイに咲いておらず、ボツにするレベルの写真だけれど、名前が面白かったのでとりあえず。
まだ何も咲いていないバラのアーチ。
冒頭に書いた早めに見に行きたかった理由とは。
花にしろ紅葉にしろ、そういう植物鑑賞は一番きれいな時に見に行きたいもの。暇のある日と天候と植物の状態の3つを睨みながら出かける日を決めるわけであるが、バイクであちこち見に行くことを重ねているうちに気がついたことがある。
植物の状態がいわゆる見頃になっているかどうかについては、今はネットで調べればだいたい見当がつく。その場所のホームページがたいていはあるし、そこを訪れた人の写真付きブログなどもよく参考にしている。ただし入園料を取るところでは、たくさん客を集めようと、見頃をかなり早い時期から打ち出している場合もあるので要注意。
それで例えば花なら、満開の花が一番多くなった時が見頃ということになる。しかしである。花は一斉にツボミが膨らんで同時期に咲くわけではない。早く咲く花もあれば遅く咲く花もある。その中で一番数多くが満開になっている時期が見頃と一般には呼ばれる。言い換えればその時期には、早く咲いて枯れてしまったり痛んでいる花もかなり混じることになる。
花を見に行った時、写真に撮るのはきれいな状態の花だけだから、ブログではそんな花ばかりのようにも思えてしまうが、実際にはかなり汚い花混じりで花を見ている。時にはそれでテンションが下がることもある。
それで今回はいつもより早く秋バラを見に来たというわけ。要は花数を重視するか花の状態を重視するか。しかし、ただきれいな花だけを見たければ花屋に行けばいいわけで、これは悩ましいところ。私はボリューム重視というか、きれいな花がたくさん咲いている密集感が好きなのでなおさら。
今回は今までよりきれいな状態でバラを見ることができたが、それでもどちらがいいかは何ともいえない。もう1週間後にしたほうが飽きるほど見たという満足度は大きかったかも知れない。逆に状態重視ならもう1週間前でもよかったかもしれない。でもすべてが公園南側程度の開花状態だったら寂しい。与野公園は無料だが、もしそうでなければ「金を払って損した」とガッカリするだろう。
(/_')/ソレハコッチニオイトイテ
アップであれこれ。
ーーー続く。
wassho at 19:58|Permalink│Comments(0)│
2015年05月26日
ヴェルニー公園でバラと軍艦 その2
公園の一番西にあるのがヴェルニー記念館。
無料なので入ってみた。
前回のエントリーにアップした銅像とはあまり似ていない。
というかこっちは写真だから、銅像が似ていないというべきか。
この記念館のメイン展示は旧横須賀製鉄所で使用されていたというスチームハンマー。
手前左が0.5トン型で奥が3トン型。
3トン型が手前の方向から。
スチームハンマーといわれてもよくわからないが、
鍛冶屋が鉄を叩くトンカチの大型版のような機械みたいだ。
3トン型は重要文化財らしい。
このプレートによると2台のスチームハンマーは1865年製造で、江戸幕府によって翌年に輸入されたとある。ちなみに明治維新が1868年。そして驚くなかれ3トン型は1997年(平成9年)まで使用されていたとのこと。1866年から数えて131年! シンプルな構造だとは思うが、ずいぶん長持ちするものだ。
これは1/10の模型。
奥のタンクのようなものが蒸気を発生させるボイラーなんだろう。
話はバラに戻って。
今年の春バラは早くて、もう終盤なので全体的な花数はやや少なめだったが、このピンクのバラは遅咲きなのかたくさんの花をつけていた。
やっぱり花は密集して咲いていないと。
こちらは赤とピンクを混ぜて花束にしたようだが、こういうミックスで咲くバラみたい。
実はこのバラとても小さい。大きさの比較のためにペットボトルでも置いて撮影すればよかったが、何となく小さいのがわかるかな。花の直径は2センチくらい。
壁際にあるバラはたくさん咲いているものが多かった。
微妙な色違い。花びらの巻き方も少し違う。
あまりバラっぽくないバラ。
やっぱりバラはこういうノーマルなバラがいいかな。
ヴェルニー公園は公園であってバラ園ではないので、敷地面積に占めるバラの割合はそれほど多くなくて芝生の方が広い。でも公園はその芝生がきれいだったし、港を眺めながらのバラ散歩はなかなかいい気分。その反面、海沿いなのでこの日は強くはなかったがそれでも常に風があり、バラの香りが漂うという感じではないのはいたしかたないところ。ここはJR横須賀駅からは徒歩1〜2分であり、横須賀市民が何となくうらやましい。
ーーー続く
無料なので入ってみた。
前回のエントリーにアップした銅像とはあまり似ていない。
というかこっちは写真だから、銅像が似ていないというべきか。
この記念館のメイン展示は旧横須賀製鉄所で使用されていたというスチームハンマー。
手前左が0.5トン型で奥が3トン型。
3トン型が手前の方向から。
スチームハンマーといわれてもよくわからないが、
鍛冶屋が鉄を叩くトンカチの大型版のような機械みたいだ。
3トン型は重要文化財らしい。
このプレートによると2台のスチームハンマーは1865年製造で、江戸幕府によって翌年に輸入されたとある。ちなみに明治維新が1868年。そして驚くなかれ3トン型は1997年(平成9年)まで使用されていたとのこと。1866年から数えて131年! シンプルな構造だとは思うが、ずいぶん長持ちするものだ。
これは1/10の模型。
奥のタンクのようなものが蒸気を発生させるボイラーなんだろう。
話はバラに戻って。
今年の春バラは早くて、もう終盤なので全体的な花数はやや少なめだったが、このピンクのバラは遅咲きなのかたくさんの花をつけていた。
やっぱり花は密集して咲いていないと。
こちらは赤とピンクを混ぜて花束にしたようだが、こういうミックスで咲くバラみたい。
実はこのバラとても小さい。大きさの比較のためにペットボトルでも置いて撮影すればよかったが、何となく小さいのがわかるかな。花の直径は2センチくらい。
壁際にあるバラはたくさん咲いているものが多かった。
微妙な色違い。花びらの巻き方も少し違う。
あまりバラっぽくないバラ。
やっぱりバラはこういうノーマルなバラがいいかな。
ヴェルニー公園は公園であってバラ園ではないので、敷地面積に占めるバラの割合はそれほど多くなくて芝生の方が広い。でも公園はその芝生がきれいだったし、港を眺めながらのバラ散歩はなかなかいい気分。その反面、海沿いなのでこの日は強くはなかったがそれでも常に風があり、バラの香りが漂うという感じではないのはいたしかたないところ。ここはJR横須賀駅からは徒歩1〜2分であり、横須賀市民が何となくうらやましい。
ーーー続く
wassho at 22:23|Permalink│Comments(0)│
2015年05月23日
ヴェルニー公園でバラと軍艦
春バラは5月の中頃から6月にかけて咲くものだが、今年はゴールデンウイークが暑かったものだから、例年より半月ほど早かったらしい。つまりもうピークを過ぎた終盤。以前にも書いたが、だんだんと春と秋が短くなってきて、日本は四季のある国ではなく、そのうち夏と冬だけの二季になるのではないかと心配である。
去年の秋バラは、たまたま立ち寄った小田原フラワーガーデンで二分咲き程度のものを見ただけで、本格的なバラ花見は行きそびれた。今年の春バラも時機を逸した感はあるが、2シーズン見に行かないのも寂しいので、比較的近くの横須賀にあるヴェルニー公園にバラを見に行ってきた。ここは自衛隊や米軍の横須賀基地に隣接しており、軍艦が見られる公園としても有名である。
ところで4月の中頃くらいに新仕様となったグーグルマップ。何かと使いにくいしバグも多い。そろそろ改良されてくるかと期待しているが、今のところその気配なし。ヤフーのマップはさらに使いにくいので困っている。
ところでグーグルのページでは以前のバージョンは使えませんと書いてあるが、
https://www.google.co.jp/maphp
と後ろにmaphpをつけてアクセスすると以前のマップが使用できることを発見。
ただし、この裏技が使えるのも5月いっぱいらしい。
というわけで、たぶんこれが最後の旧グーグルマップによるルート案内。今のところ新仕様ではルートを引けない地形地図を使用。
横須賀まではほとんど高速道路。往きは地図の左側のルート。第三京浜〜横浜新道〜横浜横須賀道路と乗り継いでいく。途中の横須賀インターで降りたら、本町山中有料道路というのが横須賀駅前まで延びている。しかし、それほど距離もないしETCも使えず小銭を出すのが面倒だったので下道で向かうことに。まったく渋滞もなくあっさり横須賀駅前に出られた。ちなみに本町山中有料道路はクルマもバイクも等しく210円という理不尽な料金体系。
ヴェルニー公園には駐車場がなく、隣のダイエーの駐車場を利用するーーーということは事前に調べておいたが、あまり細かな情報収集までには至らず。それで横須賀インターから山を下ってきて国道16号線にでたら、そこはもうダイエーの前だったので、とりあえず最初にあった駐車場入り口に向かう。
すると有料駐車場入り口の手前にスクーターなどがたくさん駐まっている場所があった。進入口がとても狭いのでダイエーの従業員用かなと思い、有料駐車場の誘導をしていた係員に「ここに駐めていいのか」と尋ねると「空いていればね」という答え。
さいわい1台分だけ空いていた。
写真で見ると何気なく駐めたように見えるが、BMW F800Rはサイドスタンドを出すと、かなり傾くのでハンドルが左にあるスクーターのハンドルに当たってしまう。ハンドルを右に切って収まりのいい位置を見つけるのに3〜4回出し入れを繰り返す。スクーターとはタイヤの傾き方がまったく違うのがわかるかな。
こんな感じの混雑した駐車場で写真左から入って奥をぐるーっと回ってきたのだが、大型バイクにはちょっと狭い。後で公園を出た時、ダイエーの東側(東京と反対側)にもっと広いバイク・自転車用の駐輪場を見かけたので、そちらを利用するほうがいいかもしれない。
ダイエーの横を抜けてヴェルニー公園に向かう。
横須賀軍港めぐりの観光船が出ている。自衛隊や米軍の艦船のすぐそばまで接近するらしい。そのうち乗ってみたいと以前から思っているのだが今回はパス。
この広場の先がヴェルニー公園。
軍港めぐり観光船の発着場。
かなり人が並んでいて人気があるみたい。
ヴェルニー公園到着。
公園は海沿いに細長く伸びたレイアウト。
海縁にはウッドデッキもあっていい感じ。
敷地はいくつかのブロックに区切られており、その中は芝生になっている。今だけ芝生解放中というようなことが書いてあったから、バラのシーズン以外は芝生の中に入れないのかもしれない。
でも公園の芝生というのは見て楽しむのではなく、やっぱりその上で楽しむものだと思う。
芝生と赤いバラとのコントラストがキレイだった。
芝生の隅っこから。
バラの手入れをしている人はあまり多くなかった。
できるだけ痛んでいない花を選んで撮ったつもり。
公園内のあれこれ。
4つ並んだ石碑。
遠くから眺めただけで近づかず。
ハンドルを少し回して日付を水平にして撮ればよかったかも。
西洋人とチョンマゲの日本人の銅像が並んでいる。
西洋人はこの公園の名前にもなっているヴェルニー。
この地に文明開化をもたらしてくれたフランス人。
こちらは小栗上野介(おぐり こうずけのすけ)。
小栗上野介といえば幕府の金銀財宝をどこかに埋めたとかで、糸井重里が昔、赤城山周辺を掘り起こしていた時によく聞いた名前。夢枕に立って埋めた場所を教えておくれ(^^ゞ
噴水。
水が出るところはバラの形をしていた。
公園の中にあるにしては洒落た建物のカフェ。
これはトイレじゃなくて、
昔ここが軍港だった頃の衛兵詰め所。
中には特に何もなし。
詰め所跡からダイエーのほうを眺める。
ビル群と公園の組み合わせがいい感じ。
ーーー続く
去年の秋バラは、たまたま立ち寄った小田原フラワーガーデンで二分咲き程度のものを見ただけで、本格的なバラ花見は行きそびれた。今年の春バラも時機を逸した感はあるが、2シーズン見に行かないのも寂しいので、比較的近くの横須賀にあるヴェルニー公園にバラを見に行ってきた。ここは自衛隊や米軍の横須賀基地に隣接しており、軍艦が見られる公園としても有名である。
ところで4月の中頃くらいに新仕様となったグーグルマップ。何かと使いにくいしバグも多い。そろそろ改良されてくるかと期待しているが、今のところその気配なし。ヤフーのマップはさらに使いにくいので困っている。
ところでグーグルのページでは以前のバージョンは使えませんと書いてあるが、
https://www.google.co.jp/maphp
と後ろにmaphpをつけてアクセスすると以前のマップが使用できることを発見。
ただし、この裏技が使えるのも5月いっぱいらしい。
というわけで、たぶんこれが最後の旧グーグルマップによるルート案内。今のところ新仕様ではルートを引けない地形地図を使用。
横須賀まではほとんど高速道路。往きは地図の左側のルート。第三京浜〜横浜新道〜横浜横須賀道路と乗り継いでいく。途中の横須賀インターで降りたら、本町山中有料道路というのが横須賀駅前まで延びている。しかし、それほど距離もないしETCも使えず小銭を出すのが面倒だったので下道で向かうことに。まったく渋滞もなくあっさり横須賀駅前に出られた。ちなみに本町山中有料道路はクルマもバイクも等しく210円という理不尽な料金体系。
ヴェルニー公園には駐車場がなく、隣のダイエーの駐車場を利用するーーーということは事前に調べておいたが、あまり細かな情報収集までには至らず。それで横須賀インターから山を下ってきて国道16号線にでたら、そこはもうダイエーの前だったので、とりあえず最初にあった駐車場入り口に向かう。
すると有料駐車場入り口の手前にスクーターなどがたくさん駐まっている場所があった。進入口がとても狭いのでダイエーの従業員用かなと思い、有料駐車場の誘導をしていた係員に「ここに駐めていいのか」と尋ねると「空いていればね」という答え。
さいわい1台分だけ空いていた。
写真で見ると何気なく駐めたように見えるが、BMW F800Rはサイドスタンドを出すと、かなり傾くのでハンドルが左にあるスクーターのハンドルに当たってしまう。ハンドルを右に切って収まりのいい位置を見つけるのに3〜4回出し入れを繰り返す。スクーターとはタイヤの傾き方がまったく違うのがわかるかな。
こんな感じの混雑した駐車場で写真左から入って奥をぐるーっと回ってきたのだが、大型バイクにはちょっと狭い。後で公園を出た時、ダイエーの東側(東京と反対側)にもっと広いバイク・自転車用の駐輪場を見かけたので、そちらを利用するほうがいいかもしれない。
ダイエーの横を抜けてヴェルニー公園に向かう。
横須賀軍港めぐりの観光船が出ている。自衛隊や米軍の艦船のすぐそばまで接近するらしい。そのうち乗ってみたいと以前から思っているのだが今回はパス。
この広場の先がヴェルニー公園。
軍港めぐり観光船の発着場。
かなり人が並んでいて人気があるみたい。
ヴェルニー公園到着。
公園は海沿いに細長く伸びたレイアウト。
海縁にはウッドデッキもあっていい感じ。
敷地はいくつかのブロックに区切られており、その中は芝生になっている。今だけ芝生解放中というようなことが書いてあったから、バラのシーズン以外は芝生の中に入れないのかもしれない。
でも公園の芝生というのは見て楽しむのではなく、やっぱりその上で楽しむものだと思う。
芝生と赤いバラとのコントラストがキレイだった。
芝生の隅っこから。
バラの手入れをしている人はあまり多くなかった。
できるだけ痛んでいない花を選んで撮ったつもり。
公園内のあれこれ。
4つ並んだ石碑。
遠くから眺めただけで近づかず。
ハンドルを少し回して日付を水平にして撮ればよかったかも。
西洋人とチョンマゲの日本人の銅像が並んでいる。
西洋人はこの公園の名前にもなっているヴェルニー。
この地に文明開化をもたらしてくれたフランス人。
こちらは小栗上野介(おぐり こうずけのすけ)。
小栗上野介といえば幕府の金銀財宝をどこかに埋めたとかで、糸井重里が昔、赤城山周辺を掘り起こしていた時によく聞いた名前。夢枕に立って埋めた場所を教えておくれ(^^ゞ
噴水。
水が出るところはバラの形をしていた。
公園の中にあるにしては洒落た建物のカフェ。
これはトイレじゃなくて、
昔ここが軍港だった頃の衛兵詰め所。
中には特に何もなし。
詰め所跡からダイエーのほうを眺める。
ビル群と公園の組み合わせがいい感じ。
ーーー続く
wassho at 22:08|Permalink│Comments(0)│
2015年03月18日
神代植物公園で梅
谷保天満宮の梅園はなかなか良かったが量的に物足りなかったので、
梅の名所をもうひとつハシゴすることにした。
この近辺で思い浮かぶのは、
昭和記念公園
府中市郷土の森博物館
神代植物公園
府中市郷土の森博物館の梅は見たことがあるので今回はパス。
iPhoneを使ってネットで調べると
昭和記念公園:300本
神代植物公園:214本で、うち梅園内に180本
という情報。本数は昭和記念公園が多いが、神代植物公園のほうが一箇所にまとまって植えられているみたいだ。あの広大な昭和記念公園を歩き回るにはもう遅かったので、神代植物公園に行くことにした。こちらもかなり敷地は広いが。
谷保天満宮をでたのが午後2時頃。45分くらいで神代植物公園についた。
ところがバイクを駐めてヘルメットを脱いだまさにその時、パラパラと雨が降り出した。雨粒はとても小さくごくごく弱い雨。iPhoneで雨雲レーダーを確認すると神代植物公園上空には雨雲の表示なし。でも西の方は雨が降っている模様。まだ少し離れていたから梅を見ている間は降ったとしても弱い雨だろう。バイクのジャケットは防水だし帽子も持ってきているので傘はなくても大丈夫。でも帰りに本降りになったらイヤだ。
少し考えたが、もし本降りになりそうなら、梅園に着く途中でも(入場口は梅園からいちばん離れた場所にある)引き返すことにして公園に入る。途中で引き返せば入場料500円が無駄になるが、谷保天満宮はもちろん無料だったので、2箇所で割ればたった250円だと訳のわからない理屈で自分を納得させる。
梅園に行く前にバラ園に寄り道する。
その中心にある噴水。
もちろん今頃にバラは咲いていないが、
この季節のバラがどんな状態になっているのかに興味があったから。
枝はかなり刈り込んである。
柵に這わされているツルバラにはほとんど枝なし。
バラを見に来る時は花にしか目がいかないけれど、
引っかけたら痛そうなトゲがしっかり。
噴水の向かいにある温室は来年の春まで大規模改装工事中。
バラ園でブラブラしているうちに雨はとりあえず上がった。
梅園へ向かう途中の風景。
まだまだ冬の景色である。
やがて冬景色の先に、そこだけが春のような梅園が見えてくる。
黄色い花の木が1本あって、いい色のバランス。
サンシュユと発音しにくい木だった。
階段を降りて梅園の中に入る。谷保天満宮は落ち着いた感じの梅園。こちらはワーッと元気よく咲いている感じ。どちらがいい悪いということはないにしても、神代植物公園の方がテンションは上がる。
谷保天満宮と較べると花数が多いのが、元気よく感じる理由かも知れない。
特に構図などは考えず目に写るものを撮っているだけだが、谷保天満宮との雰囲気の違いは意外と写真にあらわれるものだと感心する。やっぱりビジュアルの情報量は大きい。文章だけで両者の梅の違いを説明するなんて無理。
梅園の奥にも別の黄色の花が咲いていた。
梅の木とは少し離れていて一緒に眺められないのが残念。
マンサクの仲間でアーノルド・プロミスという名前がついている。
でも錦糸卵にしか見えない(^^ゞ
道を挟んで右側が梅園で、左側がツバキ・サザンカ園。
境目に植えられている白い木はサルスベリ。
本当に猿も滑るくらいツルツルだった。
ツバキというとこういう赤い花しか思い浮かばないが、
黙って見せられたらバラと思ってしまうような花もあった。
まだら模様のツバキ。
こちらは葉っぱが斑入り(ふいり)=まだら模様。
もっといろいろな種類のツバキがあったが、
きれいな状態で咲いているものが少なく写真に撮ったのも少なめ。
上に貼った花は葉っぱのギザギザが小さいからツバキのはず。サザンカはもうシーズンオフかな。でも両者はとても似ているからネームプレートには名前だけでなく、ツバキかサザンカのどちらなのかの区別も書いておいて欲しいな。
ーーー続く。
梅の名所をもうひとつハシゴすることにした。
この近辺で思い浮かぶのは、
昭和記念公園
府中市郷土の森博物館
神代植物公園
府中市郷土の森博物館の梅は見たことがあるので今回はパス。
iPhoneを使ってネットで調べると
昭和記念公園:300本
神代植物公園:214本で、うち梅園内に180本
という情報。本数は昭和記念公園が多いが、神代植物公園のほうが一箇所にまとまって植えられているみたいだ。あの広大な昭和記念公園を歩き回るにはもう遅かったので、神代植物公園に行くことにした。こちらもかなり敷地は広いが。
谷保天満宮をでたのが午後2時頃。45分くらいで神代植物公園についた。
ところがバイクを駐めてヘルメットを脱いだまさにその時、パラパラと雨が降り出した。雨粒はとても小さくごくごく弱い雨。iPhoneで雨雲レーダーを確認すると神代植物公園上空には雨雲の表示なし。でも西の方は雨が降っている模様。まだ少し離れていたから梅を見ている間は降ったとしても弱い雨だろう。バイクのジャケットは防水だし帽子も持ってきているので傘はなくても大丈夫。でも帰りに本降りになったらイヤだ。
少し考えたが、もし本降りになりそうなら、梅園に着く途中でも(入場口は梅園からいちばん離れた場所にある)引き返すことにして公園に入る。途中で引き返せば入場料500円が無駄になるが、谷保天満宮はもちろん無料だったので、2箇所で割ればたった250円だと訳のわからない理屈で自分を納得させる。
梅園に行く前にバラ園に寄り道する。
その中心にある噴水。
もちろん今頃にバラは咲いていないが、
この季節のバラがどんな状態になっているのかに興味があったから。
枝はかなり刈り込んである。
柵に這わされているツルバラにはほとんど枝なし。
バラを見に来る時は花にしか目がいかないけれど、
引っかけたら痛そうなトゲがしっかり。
噴水の向かいにある温室は来年の春まで大規模改装工事中。
バラ園でブラブラしているうちに雨はとりあえず上がった。
梅園へ向かう途中の風景。
まだまだ冬の景色である。
やがて冬景色の先に、そこだけが春のような梅園が見えてくる。
黄色い花の木が1本あって、いい色のバランス。
サンシュユと発音しにくい木だった。
階段を降りて梅園の中に入る。谷保天満宮は落ち着いた感じの梅園。こちらはワーッと元気よく咲いている感じ。どちらがいい悪いということはないにしても、神代植物公園の方がテンションは上がる。
谷保天満宮と較べると花数が多いのが、元気よく感じる理由かも知れない。
特に構図などは考えず目に写るものを撮っているだけだが、谷保天満宮との雰囲気の違いは意外と写真にあらわれるものだと感心する。やっぱりビジュアルの情報量は大きい。文章だけで両者の梅の違いを説明するなんて無理。
梅園の奥にも別の黄色の花が咲いていた。
梅の木とは少し離れていて一緒に眺められないのが残念。
マンサクの仲間でアーノルド・プロミスという名前がついている。
でも錦糸卵にしか見えない(^^ゞ
道を挟んで右側が梅園で、左側がツバキ・サザンカ園。
境目に植えられている白い木はサルスベリ。
本当に猿も滑るくらいツルツルだった。
ツバキというとこういう赤い花しか思い浮かばないが、
黙って見せられたらバラと思ってしまうような花もあった。
まだら模様のツバキ。
こちらは葉っぱが斑入り(ふいり)=まだら模様。
もっといろいろな種類のツバキがあったが、
きれいな状態で咲いているものが少なく写真に撮ったのも少なめ。
上に貼った花は葉っぱのギザギザが小さいからツバキのはず。サザンカはもうシーズンオフかな。でも両者はとても似ているからネームプレートには名前だけでなく、ツバキかサザンカのどちらなのかの区別も書いておいて欲しいな。
ーーー続く。
wassho at 08:41|Permalink│Comments(0)│
2014年10月14日
小田原フラワーガーデン
小田原といえば小田原城であるが、この日は訪れず。酒匂川で穏やかな海を見た後は、帰路の南足柄広域農道を楽しむことにした。
広域農道は入り口がわかりにくいと、このツーリングの最初のエントリーに書いた。大きな国道や県道と接続しているわけではないから、入り口まで土地勘のないところを走らなければ行けない。往路のやまゆりラインでは入り口近くの足柄乳業をナビにセットした。帰路も何か目印になるものはないかと地図を見てみると、小田原フラワーパークというのが入り口に近い。小田原市営の公園で入場料も無料なので、ついでに立ち寄ってみる。
エントランス付近の様子はほとんど園芸店。
おさるぽりん=お猿の形をしたトランポリン。いわゆるエアードームで中に入って遊ぶ。1度は体験したいが大人も入れるのは見たことがない。残念
そこそこ広い駐車場があるのだが、バイクを駐めるところがなかったので。
奥に進むと階段状の広場。
黄色とオレンジはマリーゴールドという花。
わりとよく見る花だが、マリーゴールドが害虫を寄せ付けないコンパニオン・プランツというのは言葉も含めて初めて知った。
小さい花はポーチュラカ。
これは初めて見たかも知れない。
説明看板によれば
夏花壇の代表種→もう10月だけど?
曇りや雨の日には咲きません→台風接近の影響で雲がとても厚いんだけれど?
まっ、きれいな花だからいいか(^^ゞ
階段広場の上はローズガーデン。
秋バラは春バラより香りが強いというが、まだ全体として2分咲き程度なので香りは漂っていない。そこで、漂わぬなら鼻を近づけようホトトギス。ほとんど鼻を突っ込むようにして香りを楽しんできた。
花数が少なくて見応えがあったとは言い難いが、いち早く秋バラを見られて満足。
バラだけでは絵にならないからテーブルセットと一緒に撮ってみるが、
やっぱり花がもっと咲いていないと絵にならない。
秋バラの見頃は11月に入る頃。またどこかのバラ園に行こうかな。
ローズガーデンから先は梅林になっている。小田原は梅の産地でもあり曽我梅林というのが有名。このフラワーガーデンはいろんな品種の梅が植えられているので楽しそうである。
やたらたくさんネームプレートのあるところを発見。
リコリスのネームプレートだった。
リコリスは彼岸花の英語。しかし日本では彼岸花を園芸用に品種改良したものを、彼岸花と区別するためにリコリスと呼ぶ場合が多い。しかしこんなに密集してネームプレートがあるということは、多くの種類を少しずつ植えたのかな。夏期が8月と書いてあるから普通の彼岸花より咲くのが早いようだ。
園内は小川が流れていたり、池があったり、そこに鯉が泳いでいたりといい感じ。全体的によく手入れされている。梅の花が咲いている時はさぞ美しいに違いない。15分もあればグルッと回れる程度の広さ。狭いというよりコンパクトによくまとまっているという印象。
紅葉はこれから。
案内図。
季節によってはサクラ、アジサイ、ショウブ、クロッカスなどにも力を入れているみたい。なお入場は無料。ただしトロピカルドーム温室は別途料金がかかる。といっても200円だがこの日は見学せず。
最初に書いたように小田原フラワーガーデンは南足柄広域農道の入口を捜していた時にたまたま見つけた。あまり下調べもせずに、無料だからつまらなければトイレ休憩だけするつもりで訪れた場所。しかし、なかなかいい施設だった。近くにこんなところがある小田原市民がうらやましい。また隣接して神奈川県立諏訪の原公園があり、こちらはアスレティック遊具やグランドがあるなどアクティブなリクレーションがコンセプトのよう。将来的に諏訪の原公園が小田原フラワーガーデンを取り囲むように拡大されるらしい。いいなあ、土地が余っているところは。
ーーー続く
広域農道は入り口がわかりにくいと、このツーリングの最初のエントリーに書いた。大きな国道や県道と接続しているわけではないから、入り口まで土地勘のないところを走らなければ行けない。往路のやまゆりラインでは入り口近くの足柄乳業をナビにセットした。帰路も何か目印になるものはないかと地図を見てみると、小田原フラワーパークというのが入り口に近い。小田原市営の公園で入場料も無料なので、ついでに立ち寄ってみる。
エントランス付近の様子はほとんど園芸店。
おさるぽりん=お猿の形をしたトランポリン。いわゆるエアードームで中に入って遊ぶ。1度は体験したいが大人も入れるのは見たことがない。残念
そこそこ広い駐車場があるのだが、バイクを駐めるところがなかったので。
奥に進むと階段状の広場。
黄色とオレンジはマリーゴールドという花。
わりとよく見る花だが、マリーゴールドが害虫を寄せ付けないコンパニオン・プランツというのは言葉も含めて初めて知った。
小さい花はポーチュラカ。
これは初めて見たかも知れない。
説明看板によれば
夏花壇の代表種→もう10月だけど?
曇りや雨の日には咲きません→台風接近の影響で雲がとても厚いんだけれど?
まっ、きれいな花だからいいか(^^ゞ
階段広場の上はローズガーデン。
秋バラは春バラより香りが強いというが、まだ全体として2分咲き程度なので香りは漂っていない。そこで、漂わぬなら鼻を近づけようホトトギス。ほとんど鼻を突っ込むようにして香りを楽しんできた。
花数が少なくて見応えがあったとは言い難いが、いち早く秋バラを見られて満足。
バラだけでは絵にならないからテーブルセットと一緒に撮ってみるが、
やっぱり花がもっと咲いていないと絵にならない。
秋バラの見頃は11月に入る頃。またどこかのバラ園に行こうかな。
ローズガーデンから先は梅林になっている。小田原は梅の産地でもあり曽我梅林というのが有名。このフラワーガーデンはいろんな品種の梅が植えられているので楽しそうである。
やたらたくさんネームプレートのあるところを発見。
リコリスのネームプレートだった。
リコリスは彼岸花の英語。しかし日本では彼岸花を園芸用に品種改良したものを、彼岸花と区別するためにリコリスと呼ぶ場合が多い。しかしこんなに密集してネームプレートがあるということは、多くの種類を少しずつ植えたのかな。夏期が8月と書いてあるから普通の彼岸花より咲くのが早いようだ。
園内は小川が流れていたり、池があったり、そこに鯉が泳いでいたりといい感じ。全体的によく手入れされている。梅の花が咲いている時はさぞ美しいに違いない。15分もあればグルッと回れる程度の広さ。狭いというよりコンパクトによくまとまっているという印象。
紅葉はこれから。
案内図。
季節によってはサクラ、アジサイ、ショウブ、クロッカスなどにも力を入れているみたい。なお入場は無料。ただしトロピカルドーム温室は別途料金がかかる。といっても200円だがこの日は見学せず。
最初に書いたように小田原フラワーガーデンは南足柄広域農道の入口を捜していた時にたまたま見つけた。あまり下調べもせずに、無料だからつまらなければトイレ休憩だけするつもりで訪れた場所。しかし、なかなかいい施設だった。近くにこんなところがある小田原市民がうらやましい。また隣接して神奈川県立諏訪の原公園があり、こちらはアスレティック遊具やグランドがあるなどアクティブなリクレーションがコンセプトのよう。将来的に諏訪の原公園が小田原フラワーガーデンを取り囲むように拡大されるらしい。いいなあ、土地が余っているところは。
ーーー続く
wassho at 07:50|Permalink│Comments(0)│
2014年05月27日
花菜ガーデン その2
バラ園を一通り見終わる。
写真でもわかるように花菜ガーデンはまわりに高い建物がないのが素晴らしい。
園内をブラブラ歩いていくと「見晴らしデッキ」という名前の、少し小高い場所に作られた展望台がある。普通の展望台は高いところから下を眺めるものだが、これは周りの山を下から眺めるのが目的の変わった展望台。展望台の写真は撮り忘れた。
山には雲がかかっているが、デッキを造って眺める価値はある景色。新緑の季節感もあってどことなくすがすがしい。写真左側が丹沢山系。右側は頂上が雲で隠れている大山(おおやま)1252メートル。中腹にある大山寺は紅葉で有名でそのうち行きたいと思っている。
これはセンターフィールドと名付けられた、いわば中央芝生広場。
写真左奥がバラ園へ向かう道である。
センターフィールドと見晴らしデッキにつながる斜面にポピーが植えられていた。青い花が混じって植えられているのが珍しい。
もうちょっとアップで。
青い花はヤグルマギク。矢車草とも呼ぶが同じ名前で別の花もある。矢車とは鯉のぼりのポールの先端につける、矢を組み合わせた形の風車みたいなもの。あまりこの花と似ているとはいえないが。すでに花絨毯としての盛りは過ぎていたものの、青い花は少ないので見られただけ儲けもの。
ポピー=ひなげし。
花びらが散った後のポピーって、ちょっと不気味(^^ゞ
センターフィールドの一部ではバラの苗が販売されている。
テントを張っているのは園芸店で土や肥料、農薬なども売っていた。
恒例の?お値段チェック!
畳1枚くらいの花壇を作るなら7〜8万円近く必要かな。バラは基本的に種まきではなく接ぎ木で増やすから最初は苗を買うことになる。ところで枝を地面に植えることを接ぎ木と思っている人が多いみたい。それは挿し木で、接ぎ木とは別だから興味があったら検索してみて。
入場ゲート付近の建物で人が吸い込まれていくのは、
バラ展だった。しかも記念すべき?第1回。
要はいろんな種類のバラの室内展示。
このテーブルは日本大学の生物資源学部が出品。
こっちは藤沢バラ会という団体。
平塚の東隣が茅ヶ崎で、その東が藤沢である。
菊の展示会でよく見るような育て方もあった。
ここは室内なのでバラの香りが超濃厚。それぞれのバラは状態も完璧でキレイ。しかしまさに今、バラ園で山ほどバラを見てきたばかりなので、それほど感激しなかったというのが正直なところ。これがもし、ふらっと立ち寄ったデパートなどのイベント会場ででも開催されていたら興奮したかもしれない。市内で展示して花菜ガーデンに誘導するというやり方のほうが効果的のように思える。ただし、それぞれに品種が書かれたネームプレートが付いているから、バラの勉強をしたい人にはいいかも。
別の展示室ではバラとは関係なく盆栽の展示会。嫌いじゃないんだけれど、バラを見た後に盆栽を見ても気持ちの切り替えが追いつかず1分くらいで退出。ごめんね盆栽ちゃん。
その後、芝生広場の屋台で「湘南名物しらす丼」とやらを買って食べ、花菜ガーデンを出たのが午後1時前。今までバイクで訪れたバラ園は四カ所とも超有名どころ。まったくそれらに引けを取らないと断言できる。開放感は断トツだし湘南の海を見て帰ることもできるからお勧めのバラ園である。後で知ったのだが箱根のポーラ美術館の半券を持っていると100円引きの420円になる。しまった!と思ったが、半券なんて残していないし。次にポーラ美術館に行ったら大切に保管しておこう。
帰る時にはチケットを買う人の列がレンズに収まりらないほどに。駐車場待ちのクルマも道路に数十台。園内は広いから、それほど混雑感はないけれど来るならできるだけ早く来ましょう。
ーーー続く
写真でもわかるように花菜ガーデンはまわりに高い建物がないのが素晴らしい。
園内をブラブラ歩いていくと「見晴らしデッキ」という名前の、少し小高い場所に作られた展望台がある。普通の展望台は高いところから下を眺めるものだが、これは周りの山を下から眺めるのが目的の変わった展望台。展望台の写真は撮り忘れた。
山には雲がかかっているが、デッキを造って眺める価値はある景色。新緑の季節感もあってどことなくすがすがしい。写真左側が丹沢山系。右側は頂上が雲で隠れている大山(おおやま)1252メートル。中腹にある大山寺は紅葉で有名でそのうち行きたいと思っている。
これはセンターフィールドと名付けられた、いわば中央芝生広場。
写真左奥がバラ園へ向かう道である。
センターフィールドと見晴らしデッキにつながる斜面にポピーが植えられていた。青い花が混じって植えられているのが珍しい。
もうちょっとアップで。
青い花はヤグルマギク。矢車草とも呼ぶが同じ名前で別の花もある。矢車とは鯉のぼりのポールの先端につける、矢を組み合わせた形の風車みたいなもの。あまりこの花と似ているとはいえないが。すでに花絨毯としての盛りは過ぎていたものの、青い花は少ないので見られただけ儲けもの。
ポピー=ひなげし。
花びらが散った後のポピーって、ちょっと不気味(^^ゞ
センターフィールドの一部ではバラの苗が販売されている。
テントを張っているのは園芸店で土や肥料、農薬なども売っていた。
恒例の?お値段チェック!
畳1枚くらいの花壇を作るなら7〜8万円近く必要かな。バラは基本的に種まきではなく接ぎ木で増やすから最初は苗を買うことになる。ところで枝を地面に植えることを接ぎ木と思っている人が多いみたい。それは挿し木で、接ぎ木とは別だから興味があったら検索してみて。
入場ゲート付近の建物で人が吸い込まれていくのは、
バラ展だった。しかも記念すべき?第1回。
要はいろんな種類のバラの室内展示。
このテーブルは日本大学の生物資源学部が出品。
こっちは藤沢バラ会という団体。
平塚の東隣が茅ヶ崎で、その東が藤沢である。
菊の展示会でよく見るような育て方もあった。
ここは室内なのでバラの香りが超濃厚。それぞれのバラは状態も完璧でキレイ。しかしまさに今、バラ園で山ほどバラを見てきたばかりなので、それほど感激しなかったというのが正直なところ。これがもし、ふらっと立ち寄ったデパートなどのイベント会場ででも開催されていたら興奮したかもしれない。市内で展示して花菜ガーデンに誘導するというやり方のほうが効果的のように思える。ただし、それぞれに品種が書かれたネームプレートが付いているから、バラの勉強をしたい人にはいいかも。
別の展示室ではバラとは関係なく盆栽の展示会。嫌いじゃないんだけれど、バラを見た後に盆栽を見ても気持ちの切り替えが追いつかず1分くらいで退出。ごめんね盆栽ちゃん。
その後、芝生広場の屋台で「湘南名物しらす丼」とやらを買って食べ、花菜ガーデンを出たのが午後1時前。今までバイクで訪れたバラ園は四カ所とも超有名どころ。まったくそれらに引けを取らないと断言できる。開放感は断トツだし湘南の海を見て帰ることもできるからお勧めのバラ園である。後で知ったのだが箱根のポーラ美術館の半券を持っていると100円引きの420円になる。しまった!と思ったが、半券なんて残していないし。次にポーラ美術館に行ったら大切に保管しておこう。
帰る時にはチケットを買う人の列がレンズに収まりらないほどに。駐車場待ちのクルマも道路に数十台。園内は広いから、それほど混雑感はないけれど来るならできるだけ早く来ましょう。
ーーー続く
wassho at 00:06|Permalink│Comments(0)│
2014年05月24日
花菜ガーデン
飽きもせずに春と秋に見に出かけているバラ。
今までの記録は昨秋の神代植物園のエントリーにリンクを張ってある。今回はあまりモチベーションが高くなかったのだが、先日のツーリングで訪れた旧吉田茂邸でバラの香りを嗅いだとたんにスイッチが入った。パブロフのイヌか(^^ゞ
今回訪れたのは何となく話しに聞いたことがあった平塚市にある花菜ガーデン。「かな」と読む。正式名称は「神奈川県立 花と緑のふれあいセンター」という施設で、フラワーパークと田植えなどの体験学習ができるゾーンで構成されている。
地図は上側が往きのルート。東名で厚木まで行き、小田原厚木道路に乗り換えて平塚インターで降りれば10分ほどの場所に花菜ガーデンはある。平塚市の西隣は大磯町なので前回のツーリングの続きみたいなものである。帰りは海岸線を走って鵠沼(くげぬま)にある湘南海岸公園で海も見てきた。
午前8時発。
この日、東名はバイクが多かった。途中で10キロほどの事故渋滞。それでなんとスリヌケ渋滞も発生! 中央車線の左右両側をそれぞれ20台くらいのバイクが一丸となってスリヌケていく。私は集団の後方にいたが、ちょっと暴走族気分を味わえた(^^ゞ
9時過ぎに花菜ガーデン到着。
クルマの駐車場の隣にバスロータリーがありバイクはそこの駐輪場に駐める。無料だが見ての通り収容台数は少ない。私が駐めたのは駐輪場の横のスペース。写真を撮る位置まで歩いてくるうちに隣に自転車が1台駐まり、ここを出発する時には私のバイクの左側にズラーッと自転車やスクーターが並んでいたから特に問題はないみたい。
広々としたエントランス。
平塚のこのあたりは田んぼばかりなので土地は一杯ある。花菜ガーデンの広さは9.2ヘクタール。オープンしたのは2010年でまだ新しい。元は神奈川県の農業試験場だったらしい。
ちょっと写真では字が小さいが入園料は520円とリーズナブル。この窓口の兄ちゃんは1000円ー520円の計算がスッとできなかった。大丈夫か日本の教育?
チケットの半券があれば当日の出入りは自由。売店とかレストランはこのゲートの手前にあるから、逆にいえばいちいち半券を見せて再入場しなければならない。園内に入らず売店とかだけを利用しに来る人がそれほどいるとは思えず、やや疑問の建物配置設計。
左右にあるのは展示室などの建物。
バラ園に向かって歩いて行く。
遠くに山並みが見えて、空も広くていい感じ。
ちょっと小技な芝生の植え込み。
この先がバラゾーン。
花菜ガーデンのはバラ園は「バラの轍(わだち)」と名付けられた小径(こみち)に沿ってバラが植えられたエリアと、普通の花壇形式のものがある。その小径が他のバラ園にはない特徴。バラの庭を散歩しているみたいで楽しい。
ーーーが、なぜかその風景を撮り忘れる(>_<) 小径は狭くて人で一杯だったところが多く、写真を撮る気がしなかったのかもしれない。これは1枚だけ撮ってあった幅広の小径。
こちらはバラ花壇の風景。
ドッカーンとバラだらけの光景を満喫できる。
花壇は2つあって、後半ではバラを波形の柵に植えてあった。
平塚=湘南=波というのがそのココロらしい。
バラ園といえば飾り付け植えがお約束。
壁とか
屋根や柱とか
塔とか
そして欠かせないのがアーチ。
なぜかバラのアーチが大好き。
園内で色とりどりのバラを楽しむ。
風がかなりあったのでバラの香りが辺り一面に漂うということはなかったが、今回は香りを楽しみたかったので花に近づいてクンクン作戦でカバー。不思議なものでクンクンし続けていると鼻がバラの匂いに敏感になるのか、途中からは鼻を突っ込まなくても少し近づいただけで香りを感じるようになった。
バラ以外の花もたくさん咲いていた。
例によってデイジーかマーガレットかわからない。
わりと小振りのものが多かったのでデイジーかな。
この紫の花はハーブのセイジの一種だと思う。
他にも紫系統の花は何種類かあった。
こんな植物があるのかと思ったのがこのラムズイヤー。ラム=子羊、イヤー=耳で、子羊の耳のような感触がするというのが名前の由来。そんなもの触ったことないけど(^^ゞ
葉にも茎もツボミも、いわば身体すべてが細かな毛で覆われている。見た目通りのベルベッドのような手触りだった。(写真はクリックで大きくなる)
これはたぶんナデシコ。
紫色の花はクレマチス。他にも何色かあった。
クレマチスは人気のある花であるが、イマイチそのよさが私にはわからず。
手前の黄色い葉っぱは枯れているのではなく、こういう色みたい。
奥のフサフサしているのはスティパエンジェルヘアー。これも見た目の期待を裏切らない柔らかな手触り。
こういう細長い葉っぱの植物はたいていイネ科でグラスと呼ばれる。英語でグラスは草の総称でもあるからネーミングがややこしい。ちなみに植物のグラスはgrassで、ガラスのグラスはガラスもグラスもglassである。ガラスというのはオランダ語の発音らしい。
ごく薄い紫色。
珍しいバラとは思うが何となく地味。
こういう真ん中がツボミのようになっているのが好み。
高島屋の包装紙の影響のような気がする(^^ゞ
この色は珍しいと思う。
似た色の形違い。
何度も書くが真ん中が丸まっている形が好き。
2色模様のバラ。
ゴージャス三連発。
これは薄〜い茶色。
正直に言うと服に付いた醤油のシミを洗って薄くなったような色(/o\)
口直しにキレイどころのバラ。
マッシュルームみたいな形。
これでほとんど開花した状態。
白バラ。
デジカメのオードフォーカスをマルチではなく、フレキシブルスポットという一点だけでピントを合わせる方式に変えたら、以前はまったくだめだった白いバラでも、たまにはピントが合うようになった。
園内ではバラの説明をしてくれるツアーがある。私は参加していないが、ところどころでそのガイドの説明が聞こえてくる。それによると野生に近い初期の園芸種がオールドローズ、それを改良したのがモダンローズ。そしてオールドローズとモダンローズを掛け合わせてさらに改良を加えたのがイングリッシュローズという説明だった。具体的な形の違いではないようだから撮ってきた写真を見ても区別は付かないが。
ーーー続く。
今までの記録は昨秋の神代植物園のエントリーにリンクを張ってある。今回はあまりモチベーションが高くなかったのだが、先日のツーリングで訪れた旧吉田茂邸でバラの香りを嗅いだとたんにスイッチが入った。パブロフのイヌか(^^ゞ
今回訪れたのは何となく話しに聞いたことがあった平塚市にある花菜ガーデン。「かな」と読む。正式名称は「神奈川県立 花と緑のふれあいセンター」という施設で、フラワーパークと田植えなどの体験学習ができるゾーンで構成されている。
地図は上側が往きのルート。東名で厚木まで行き、小田原厚木道路に乗り換えて平塚インターで降りれば10分ほどの場所に花菜ガーデンはある。平塚市の西隣は大磯町なので前回のツーリングの続きみたいなものである。帰りは海岸線を走って鵠沼(くげぬま)にある湘南海岸公園で海も見てきた。
午前8時発。
この日、東名はバイクが多かった。途中で10キロほどの事故渋滞。それでなんとスリヌケ渋滞も発生! 中央車線の左右両側をそれぞれ20台くらいのバイクが一丸となってスリヌケていく。私は集団の後方にいたが、ちょっと暴走族気分を味わえた(^^ゞ
9時過ぎに花菜ガーデン到着。
クルマの駐車場の隣にバスロータリーがありバイクはそこの駐輪場に駐める。無料だが見ての通り収容台数は少ない。私が駐めたのは駐輪場の横のスペース。写真を撮る位置まで歩いてくるうちに隣に自転車が1台駐まり、ここを出発する時には私のバイクの左側にズラーッと自転車やスクーターが並んでいたから特に問題はないみたい。
広々としたエントランス。
平塚のこのあたりは田んぼばかりなので土地は一杯ある。花菜ガーデンの広さは9.2ヘクタール。オープンしたのは2010年でまだ新しい。元は神奈川県の農業試験場だったらしい。
ちょっと写真では字が小さいが入園料は520円とリーズナブル。この窓口の兄ちゃんは1000円ー520円の計算がスッとできなかった。大丈夫か日本の教育?
チケットの半券があれば当日の出入りは自由。売店とかレストランはこのゲートの手前にあるから、逆にいえばいちいち半券を見せて再入場しなければならない。園内に入らず売店とかだけを利用しに来る人がそれほどいるとは思えず、やや疑問の建物配置設計。
左右にあるのは展示室などの建物。
バラ園に向かって歩いて行く。
遠くに山並みが見えて、空も広くていい感じ。
ちょっと小技な芝生の植え込み。
この先がバラゾーン。
花菜ガーデンのはバラ園は「バラの轍(わだち)」と名付けられた小径(こみち)に沿ってバラが植えられたエリアと、普通の花壇形式のものがある。その小径が他のバラ園にはない特徴。バラの庭を散歩しているみたいで楽しい。
ーーーが、なぜかその風景を撮り忘れる(>_<) 小径は狭くて人で一杯だったところが多く、写真を撮る気がしなかったのかもしれない。これは1枚だけ撮ってあった幅広の小径。
こちらはバラ花壇の風景。
ドッカーンとバラだらけの光景を満喫できる。
花壇は2つあって、後半ではバラを波形の柵に植えてあった。
平塚=湘南=波というのがそのココロらしい。
バラ園といえば飾り付け植えがお約束。
壁とか
屋根や柱とか
塔とか
そして欠かせないのがアーチ。
なぜかバラのアーチが大好き。
園内で色とりどりのバラを楽しむ。
風がかなりあったのでバラの香りが辺り一面に漂うということはなかったが、今回は香りを楽しみたかったので花に近づいてクンクン作戦でカバー。不思議なものでクンクンし続けていると鼻がバラの匂いに敏感になるのか、途中からは鼻を突っ込まなくても少し近づいただけで香りを感じるようになった。
バラ以外の花もたくさん咲いていた。
例によってデイジーかマーガレットかわからない。
わりと小振りのものが多かったのでデイジーかな。
この紫の花はハーブのセイジの一種だと思う。
他にも紫系統の花は何種類かあった。
こんな植物があるのかと思ったのがこのラムズイヤー。ラム=子羊、イヤー=耳で、子羊の耳のような感触がするというのが名前の由来。そんなもの触ったことないけど(^^ゞ
葉にも茎もツボミも、いわば身体すべてが細かな毛で覆われている。見た目通りのベルベッドのような手触りだった。(写真はクリックで大きくなる)
これはたぶんナデシコ。
紫色の花はクレマチス。他にも何色かあった。
クレマチスは人気のある花であるが、イマイチそのよさが私にはわからず。
手前の黄色い葉っぱは枯れているのではなく、こういう色みたい。
奥のフサフサしているのはスティパエンジェルヘアー。これも見た目の期待を裏切らない柔らかな手触り。
こういう細長い葉っぱの植物はたいていイネ科でグラスと呼ばれる。英語でグラスは草の総称でもあるからネーミングがややこしい。ちなみに植物のグラスはgrassで、ガラスのグラスはガラスもグラスもglassである。ガラスというのはオランダ語の発音らしい。
ごく薄い紫色。
珍しいバラとは思うが何となく地味。
こういう真ん中がツボミのようになっているのが好み。
高島屋の包装紙の影響のような気がする(^^ゞ
この色は珍しいと思う。
似た色の形違い。
何度も書くが真ん中が丸まっている形が好き。
2色模様のバラ。
ゴージャス三連発。
これは薄〜い茶色。
正直に言うと服に付いた醤油のシミを洗って薄くなったような色(/o\)
口直しにキレイどころのバラ。
マッシュルームみたいな形。
これでほとんど開花した状態。
白バラ。
デジカメのオードフォーカスをマルチではなく、フレキシブルスポットという一点だけでピントを合わせる方式に変えたら、以前はまったくだめだった白いバラでも、たまにはピントが合うようになった。
園内ではバラの説明をしてくれるツアーがある。私は参加していないが、ところどころでそのガイドの説明が聞こえてくる。それによると野生に近い初期の園芸種がオールドローズ、それを改良したのがモダンローズ。そしてオールドローズとモダンローズを掛け合わせてさらに改良を加えたのがイングリッシュローズという説明だった。具体的な形の違いではないようだから撮ってきた写真を見ても区別は付かないが。
ーーー続く。
wassho at 23:58|Permalink│Comments(0)│
2014年05月15日
サーフ&ターフ 海岸に行く前に旧吉田茂邸
富士山スカイラインの東部分である県道23号線は、そのまま御殿場市内までつながっている。箱根こっちの標識に従って走れば国道138号線に出て、乙女峠経由で箱根の山に登っていく。何度か書いたが138号線は山中湖あたりでは旧鎌倉往還(往還とは街道の古い、あるいは格式のある呼び方 おうかん)と古式ゆかしい名前なのに、御殿場から箱根の区間では箱根裏街道という悪事を企んでいるような名前で呼ばれる。それと138号線が箱根裏街道であっても、箱根表街道はなく箱根街道という道路すらない。あるのは箱根旧街道(旧東海道の一部)のみ。
調べてみると138号線のルーツとなった道は江戸時代から箱根裏街道と呼ばれていたみたいである。やはり箱根といえば西側の芦ノ湖が表で、反対の東側を通っているから裏なのかなと想像する。はっきりとした名前の由来はわからなかった。
箱根でお気に入りはポーラ美術館である。現在モディリアーニ展を開催中で心ひかれる。でも9月15日までやっているので、夏に涼みがてら来ようかと立ち寄らず。138号線はあまり箱根らしさを感じるところがない。芦ノ湖くらい見て帰るかとも思ったが、何となくズルズルとそのまま箱根を通り過ぎてしまう。もっとも箱根を下る国道1号線は箱根駅伝で見慣れた景色であり、それなりに箱根気分は味わえた。
138号線は宮の下で国道1号線に変わる。宮の下といってもよほど箱根に詳しくなければピンとこないと思うが、あの冨士屋ホテルのあるところといったらイメージできる人が多いかもしれない。その後は大平台、塔ノ沢と箱根駅伝の中継でおなじみの名前の温泉街を抜けて箱根湯本の駅前を通る。1号線沿いの駅前商店街の人出はかなり多かった。
そのまま走れば小田原に出る。小田原の駅から2つ手前の風祭というあたりは、かまぼこの鈴廣(すずひろ)の本拠地。1号線沿いに大きな店舗やレストラン、かまぼこ博物館など5〜6軒が集まって建ち並び、まるでかまぼこのテーマパークのような賑わいを見せている。
鈴廣の全国的な知名度がどの程度かは知らないが、関東では高級かまぼことして名前が通っている。ちなみに鈴廣で一番値段が高いかまぼこは、正月向けに限定300セットだけ販売される「超特選蒲鉾 一(はじめ)」という商品。そのお値段、なんと紅白のかまぼこ2本セットで1万8000円! そんな高い金を払うならサーフ&ターフを何回か食べるほうがいいが、1切れパックがあったら話のネタに買うかも(^^ゞ 鈴廣でその次の価格は1本3500円くらい。そのレベルも食べたことがないなあ〜。
小田原の1号線は海より少し内側を走っており、ところどころでチラッとしか海は見えない。「国道1号線」といっても、このあたりは片側1車線のショボイ道路。そこそこ渋滞していた。小田原を抜けると大磯。大磯は市ではなく神奈川県中郡大磯町。それで大磯で最初に立ち寄ったのが大磯城山公園。じょうやま公園と読む。
クルマは有料だがバイク駐車料金は無料。
県立公園の入り口にしてはやたら格式が高そうな雰囲気なのは、
ここが明治時代に三井財閥当主が建てた別荘の跡地だから。
園内に別荘当時の写真パネルが多数ある。
小高い丘になっていてテクテク登っていく。
門構えもあちこちにある。
このあたりに本館があったらしい。
今は当時の建築に似せたデザインの展望台になっている。
相模湾が見渡せる。海岸線に見えるのは西湘バイパス(高速道路)。
写真中央の滑り台は大磯ロングビーチ(大磯プリンスホテルにある)のプール。
遠くの山並みは伊豆半島である。
こっちは展望台じゃなくて休憩所。
シランという花。
そんな花はーーーというようなオヤジギャグは書きません(^^ゞ
公園内の風景いろいろ。
古い蔵がギャラリーになっていた。
広さは約9ヘクタール。この日に見て回ったのは1/3くらいかな。特に見たいものがあったわけじゃない。この公園は旧吉田邸とパンフレットも共通で、セットみたいな存在なのでちょっと立ち寄ってみただけ。
城山公園の入り口にある旧吉田邸への案内。
これは国道1号線を東京に向いた写真。
城山公園はこの交差点を左折してすぐの所に入り口がある。
こちらは反対側の小田原方向。これがこのあたりの1号線の雰囲気。旧吉田邸の入り口は左側のフェンスが途切れているところ。だから城山公園とは1号線を挟んでほとんど隣り合っている。
旧吉田茂邸の入り口。
今気付いたが、柱の文字を見ると城山公園の一部として扱われているみたいだ。
吉田茂を知ったのは子供の頃に彼の国葬があったから。今に至るまで戦後唯一の国葬で盛んに報道されていた。しかし小学校低学年だったので記憶に残っているのは、スーツ姿でも羽織袴姿でも太い葉巻を咥えている姿のみ。国葬=偉い人という認識はあったと思うが、それよりも子供心に個性的な人だなあという印象が強かった。
吉田茂の家が大磯に残っており、ときどき公開されていることを知ったのはいつ頃のことか思い出せない。でも戦後政治の裏舞台でもあった場所でもあり、機会があったら見に行きたいなあとは思っていた。しかし残念ながら2009年に火災によって焼失。その代わりといってはなんだが、残った庭園などを整備し直して、昨年から公園として一般公開されたので敷地内には自由に入れるようになった。
前栽みたいな感じでバラ園があった。
何となく吉田茂とイメージが結びつかず意外な感じがしたが、パンフレットによると彼は大のバラ好きで日本バラ会の会長を引き受けていた時期もあるとのこと。へ〜私と趣味が合うじゃない、茂ちゃん(^^ゞ
そんなに広いバラ園ではないが、大輪のバラが多く濃厚な香りが漂っていた。広くないといっても個人の邸宅だと考えれば充分に広い。もっとも吉田茂が生きていた頃は、今は駐車場になっているところがバラ園で、ここの10倍程度の面積があったらしいから驚く。駐車場は1号線に面しているから大磯の人は吉田バラ園を道路から楽しめたのかな。邸宅の敷地全体は3万3000平米=約3.3ヘクタール=約1万坪である。
内門あるいは兜門と呼ばれる中門。
それを抜けると日本庭園。
日本庭園にフェニックスはおかしい気もするが、まあここは暖かい大磯だからいいか。
庭園の中心となっている池。
この木の密集具合が何となくすごい。
これは七賢堂。
元は大磯にあった伊藤博文邸にあったものらしい。明治時代の大磯には伊藤博文・山県有朋・大隈重信・西園寺公望・後藤象二郎・西周・大倉喜八郎・岩崎弥之助・陸奥宗光・原敬・安田善次郎など政財界の大物多数が自宅や別宅、別荘を建てている。その頃なら大磯まで足を伸ばさなくても、江ノ島あたりあるいは横須賀でも充分のんびりした別荘地らしい場所だったと思うが、大磯に何か特別の魅力があったのかな? ちなみに吉田茂は東京生まれで少年期に大磯で暮らしている。
日本庭園から離れて敷地の海側のほうは少し小高くなっている。そこにあった愛犬ポチの墓。これがイヌの墓であることは疑いがない。この墓の情報はネット検索でいくらでもヒットする。
よくわからないのがこれ。
ポチの墓の右に竹で組んだ柵が写っているが、正面以外の三方をその柵で囲まれて並んでいる墓石のようなものがある。
1948年(昭和23年)にできた「墓地、埋葬等に関する法律」で、墓は市町村長の許可を得た墓地以外に作ることは禁じられた。それまでは自宅に勝手に墓を作ってもよかったみたいである。話はそれるが、人が死んだら届け出ることは法律で決まっているが、遺体をどうするかは決まっていない。自宅に放置しておけば、つまり遺体の尊厳を傷つけるようなことをすれば死体遺棄罪になるはずだが、宗教上あるいは信念の問題として例えばミイラにすることは一応可能。
また火葬した遺骨は墓に入れなければならないという規定もない。火葬した遺骨であろうと土葬であろうと墓に入れる、あるいは土に埋める場合に許可を得た墓地以外は禁止ということが定められているだけである。この法律ができた頃に散骨というものは想定していなかったから、最近それが問題になっている。
話を戻すと、この墓石のようなものを見た時は、法律ができる前に自宅に作った墓なのかなと思った。吉田茂は1967年(昭和42年)没だから、これは彼の墓ではない。だいたい国葬で弔った人物の墓がこの程度であるはずもない。だからもっと祖先の墓か何かかと。まあ後で調べてみようくらいの気持ちだったが、ネットで検索してもまったくこの墓石のようなものの情報が上がってこないのである。ついでにわかったのは吉田茂の墓は東京の青山墓地にあること。しかしごく普通サイズの墓で驚いた。
わからないなら、もう少し調べようホトトギス。
1番左の石は風化したのか字が読めない。
左から2番目の石には「無縁法界」と書いてある。仏教用語で無差別平等の
世界の意味らしい。無という漢字の上は梵字?
左から3番目は「心月圓海清善女 霊」。これも頭に梵字のようなものがある。
「心月圓」「心月園」「海清善女」と検索してみるもヒットせず。
左から4番目は松の枝で「三界」しか読めない。三界も仏教用語で欲界・色界・
無色界=平たくいえばこの世のこと。
右から2番目は風化して「安」という文字しか判別できず。
1番右は文字が2行(以上)あるが写真に写っているのは1番左の行だけ。
「依法禅定と不明な文字が1つ」。これもネット検索で何も見つけられなかった。
でも法とか禅とか仏教っぽい雰囲気。
というわけで、どうも仏教の言葉が刻まれている模様。でもなんのため? それと「心月圓海清善女」は何となく響きが戒名っぽい。「霊」という文字がついているもの気になる。結局ナゾは解明できず。神奈川県立城山公園には、是非ともこの石の解説パネルを現地に建てて、ホームページでも教えて欲しい。ポチ以外のイヌの墓だったりして(^^ゞ
歩き進んでいくと吉田茂の銅像があった。真逆光だったので写真が飛んでいるが左手には葉巻を持っている。やっぱり葉巻は彼のトレードマーク。愛煙家なところも私と気が合うじゃん、茂ちゃん(^^ゞ
逆光を避けて横下から。
吉田茂について詳しいわけじゃない。知っているのは世間常識程度。総理大臣としてサンフランシスコ講和条約で第二次世界大戦の戦争状態を終了させ(いわゆる終戦とは別の手続き)、同時に日米安全保障条約も結んだ。それが戦後日本のリスタートだったことは間違いない。もっとも彼でなくても、その時に総理大臣だったらその役割が回ってきたとは思うが、それは歴史のイフ。正しい時に正しい場所にいるのも才能であり能力である。
結果として戦後の繁栄と平和を享受できたのだから、国葬も然るべしだったと思う。なんとなく最近はこの国の先行きもあやしいが。残念なのは孫の麻生太郎が、吉田茂の憎めないキャラクター以外は何も受け継いでいないことかな。
銅像付近から見える大磯の海。
今は西湘バイパスが遮っているが、それができる前は自宅から直接海岸に出られたらしい。
なお邸宅が建っていた場所へは近づけなかった。更地でも「ここにあったのか〜」と見せてくれればいいのに。復元計画があるみたいだが、レプリカじゃあまり興味がわかないかな。
ーーー続く。
調べてみると138号線のルーツとなった道は江戸時代から箱根裏街道と呼ばれていたみたいである。やはり箱根といえば西側の芦ノ湖が表で、反対の東側を通っているから裏なのかなと想像する。はっきりとした名前の由来はわからなかった。
箱根でお気に入りはポーラ美術館である。現在モディリアーニ展を開催中で心ひかれる。でも9月15日までやっているので、夏に涼みがてら来ようかと立ち寄らず。138号線はあまり箱根らしさを感じるところがない。芦ノ湖くらい見て帰るかとも思ったが、何となくズルズルとそのまま箱根を通り過ぎてしまう。もっとも箱根を下る国道1号線は箱根駅伝で見慣れた景色であり、それなりに箱根気分は味わえた。
138号線は宮の下で国道1号線に変わる。宮の下といってもよほど箱根に詳しくなければピンとこないと思うが、あの冨士屋ホテルのあるところといったらイメージできる人が多いかもしれない。その後は大平台、塔ノ沢と箱根駅伝の中継でおなじみの名前の温泉街を抜けて箱根湯本の駅前を通る。1号線沿いの駅前商店街の人出はかなり多かった。
そのまま走れば小田原に出る。小田原の駅から2つ手前の風祭というあたりは、かまぼこの鈴廣(すずひろ)の本拠地。1号線沿いに大きな店舗やレストラン、かまぼこ博物館など5〜6軒が集まって建ち並び、まるでかまぼこのテーマパークのような賑わいを見せている。
鈴廣の全国的な知名度がどの程度かは知らないが、関東では高級かまぼことして名前が通っている。ちなみに鈴廣で一番値段が高いかまぼこは、正月向けに限定300セットだけ販売される「超特選蒲鉾 一(はじめ)」という商品。そのお値段、なんと紅白のかまぼこ2本セットで1万8000円! そんな高い金を払うならサーフ&ターフを何回か食べるほうがいいが、1切れパックがあったら話のネタに買うかも(^^ゞ 鈴廣でその次の価格は1本3500円くらい。そのレベルも食べたことがないなあ〜。
小田原の1号線は海より少し内側を走っており、ところどころでチラッとしか海は見えない。「国道1号線」といっても、このあたりは片側1車線のショボイ道路。そこそこ渋滞していた。小田原を抜けると大磯。大磯は市ではなく神奈川県中郡大磯町。それで大磯で最初に立ち寄ったのが大磯城山公園。じょうやま公園と読む。
クルマは有料だがバイク駐車料金は無料。
県立公園の入り口にしてはやたら格式が高そうな雰囲気なのは、
ここが明治時代に三井財閥当主が建てた別荘の跡地だから。
園内に別荘当時の写真パネルが多数ある。
小高い丘になっていてテクテク登っていく。
門構えもあちこちにある。
このあたりに本館があったらしい。
今は当時の建築に似せたデザインの展望台になっている。
相模湾が見渡せる。海岸線に見えるのは西湘バイパス(高速道路)。
写真中央の滑り台は大磯ロングビーチ(大磯プリンスホテルにある)のプール。
遠くの山並みは伊豆半島である。
こっちは展望台じゃなくて休憩所。
シランという花。
そんな花はーーーというようなオヤジギャグは書きません(^^ゞ
公園内の風景いろいろ。
古い蔵がギャラリーになっていた。
広さは約9ヘクタール。この日に見て回ったのは1/3くらいかな。特に見たいものがあったわけじゃない。この公園は旧吉田邸とパンフレットも共通で、セットみたいな存在なのでちょっと立ち寄ってみただけ。
城山公園の入り口にある旧吉田邸への案内。
これは国道1号線を東京に向いた写真。
城山公園はこの交差点を左折してすぐの所に入り口がある。
こちらは反対側の小田原方向。これがこのあたりの1号線の雰囲気。旧吉田邸の入り口は左側のフェンスが途切れているところ。だから城山公園とは1号線を挟んでほとんど隣り合っている。
旧吉田茂邸の入り口。
今気付いたが、柱の文字を見ると城山公園の一部として扱われているみたいだ。
吉田茂を知ったのは子供の頃に彼の国葬があったから。今に至るまで戦後唯一の国葬で盛んに報道されていた。しかし小学校低学年だったので記憶に残っているのは、スーツ姿でも羽織袴姿でも太い葉巻を咥えている姿のみ。国葬=偉い人という認識はあったと思うが、それよりも子供心に個性的な人だなあという印象が強かった。
吉田茂の家が大磯に残っており、ときどき公開されていることを知ったのはいつ頃のことか思い出せない。でも戦後政治の裏舞台でもあった場所でもあり、機会があったら見に行きたいなあとは思っていた。しかし残念ながら2009年に火災によって焼失。その代わりといってはなんだが、残った庭園などを整備し直して、昨年から公園として一般公開されたので敷地内には自由に入れるようになった。
前栽みたいな感じでバラ園があった。
何となく吉田茂とイメージが結びつかず意外な感じがしたが、パンフレットによると彼は大のバラ好きで日本バラ会の会長を引き受けていた時期もあるとのこと。へ〜私と趣味が合うじゃない、茂ちゃん(^^ゞ
そんなに広いバラ園ではないが、大輪のバラが多く濃厚な香りが漂っていた。広くないといっても個人の邸宅だと考えれば充分に広い。もっとも吉田茂が生きていた頃は、今は駐車場になっているところがバラ園で、ここの10倍程度の面積があったらしいから驚く。駐車場は1号線に面しているから大磯の人は吉田バラ園を道路から楽しめたのかな。邸宅の敷地全体は3万3000平米=約3.3ヘクタール=約1万坪である。
内門あるいは兜門と呼ばれる中門。
それを抜けると日本庭園。
日本庭園にフェニックスはおかしい気もするが、まあここは暖かい大磯だからいいか。
庭園の中心となっている池。
この木の密集具合が何となくすごい。
これは七賢堂。
元は大磯にあった伊藤博文邸にあったものらしい。明治時代の大磯には伊藤博文・山県有朋・大隈重信・西園寺公望・後藤象二郎・西周・大倉喜八郎・岩崎弥之助・陸奥宗光・原敬・安田善次郎など政財界の大物多数が自宅や別宅、別荘を建てている。その頃なら大磯まで足を伸ばさなくても、江ノ島あたりあるいは横須賀でも充分のんびりした別荘地らしい場所だったと思うが、大磯に何か特別の魅力があったのかな? ちなみに吉田茂は東京生まれで少年期に大磯で暮らしている。
日本庭園から離れて敷地の海側のほうは少し小高くなっている。そこにあった愛犬ポチの墓。これがイヌの墓であることは疑いがない。この墓の情報はネット検索でいくらでもヒットする。
よくわからないのがこれ。
ポチの墓の右に竹で組んだ柵が写っているが、正面以外の三方をその柵で囲まれて並んでいる墓石のようなものがある。
1948年(昭和23年)にできた「墓地、埋葬等に関する法律」で、墓は市町村長の許可を得た墓地以外に作ることは禁じられた。それまでは自宅に勝手に墓を作ってもよかったみたいである。話はそれるが、人が死んだら届け出ることは法律で決まっているが、遺体をどうするかは決まっていない。自宅に放置しておけば、つまり遺体の尊厳を傷つけるようなことをすれば死体遺棄罪になるはずだが、宗教上あるいは信念の問題として例えばミイラにすることは一応可能。
また火葬した遺骨は墓に入れなければならないという規定もない。火葬した遺骨であろうと土葬であろうと墓に入れる、あるいは土に埋める場合に許可を得た墓地以外は禁止ということが定められているだけである。この法律ができた頃に散骨というものは想定していなかったから、最近それが問題になっている。
話を戻すと、この墓石のようなものを見た時は、法律ができる前に自宅に作った墓なのかなと思った。吉田茂は1967年(昭和42年)没だから、これは彼の墓ではない。だいたい国葬で弔った人物の墓がこの程度であるはずもない。だからもっと祖先の墓か何かかと。まあ後で調べてみようくらいの気持ちだったが、ネットで検索してもまったくこの墓石のようなものの情報が上がってこないのである。ついでにわかったのは吉田茂の墓は東京の青山墓地にあること。しかしごく普通サイズの墓で驚いた。
わからないなら、もう少し調べようホトトギス。
1番左の石は風化したのか字が読めない。
左から2番目の石には「無縁法界」と書いてある。仏教用語で無差別平等の
世界の意味らしい。無という漢字の上は梵字?
左から3番目は「心月圓海清善女 霊」。これも頭に梵字のようなものがある。
「心月圓」「心月園」「海清善女」と検索してみるもヒットせず。
左から4番目は松の枝で「三界」しか読めない。三界も仏教用語で欲界・色界・
無色界=平たくいえばこの世のこと。
右から2番目は風化して「安」という文字しか判別できず。
1番右は文字が2行(以上)あるが写真に写っているのは1番左の行だけ。
「依法禅定と不明な文字が1つ」。これもネット検索で何も見つけられなかった。
でも法とか禅とか仏教っぽい雰囲気。
というわけで、どうも仏教の言葉が刻まれている模様。でもなんのため? それと「心月圓海清善女」は何となく響きが戒名っぽい。「霊」という文字がついているもの気になる。結局ナゾは解明できず。神奈川県立城山公園には、是非ともこの石の解説パネルを現地に建てて、ホームページでも教えて欲しい。ポチ以外のイヌの墓だったりして(^^ゞ
歩き進んでいくと吉田茂の銅像があった。真逆光だったので写真が飛んでいるが左手には葉巻を持っている。やっぱり葉巻は彼のトレードマーク。愛煙家なところも私と気が合うじゃん、茂ちゃん(^^ゞ
逆光を避けて横下から。
吉田茂について詳しいわけじゃない。知っているのは世間常識程度。総理大臣としてサンフランシスコ講和条約で第二次世界大戦の戦争状態を終了させ(いわゆる終戦とは別の手続き)、同時に日米安全保障条約も結んだ。それが戦後日本のリスタートだったことは間違いない。もっとも彼でなくても、その時に総理大臣だったらその役割が回ってきたとは思うが、それは歴史のイフ。正しい時に正しい場所にいるのも才能であり能力である。
結果として戦後の繁栄と平和を享受できたのだから、国葬も然るべしだったと思う。なんとなく最近はこの国の先行きもあやしいが。残念なのは孫の麻生太郎が、吉田茂の憎めないキャラクター以外は何も受け継いでいないことかな。
銅像付近から見える大磯の海。
今は西湘バイパスが遮っているが、それができる前は自宅から直接海岸に出られたらしい。
なお邸宅が建っていた場所へは近づけなかった。更地でも「ここにあったのか〜」と見せてくれればいいのに。復元計画があるみたいだが、レプリカじゃあまり興味がわかないかな。
ーーー続く。
wassho at 07:11|Permalink│Comments(0)│
2013年11月05日
神代植物公園でバラとダリア その2
バラのアップの写真なんて、過去3回のブログの時と代わり映えしないけれど。
まあ、せっかく撮ったし。
貼り付けたのはできるだけまともな写真を選んでいるが、いつもながらピントがずれた写真がたくさんでガッカリ。風はほとんどなかったからバラが揺れてブレたのではないと思う。オートフォーカスを諦めてマニュアルで撮ればいいのだが、それもなかなか面倒で。あまり手間を掛けると、花を見に来たのか写真を撮りに来たのかわからなくなってしまう。
ところで今回はアップで撮った後に、普段は滅多に見ないカメラのモニターを多少は見るようにした。しかし小さなモニター=縮小された画像では、よほどピントを外さない限りピンぼけを認識することは難しいことがわかった。ブログのページに貼り付けた写真ではピントが合っているように見えても、クリックして拡大するとボヤッとしているのと同じ理屈。
NEX-5Nのオートフォーカスの出来が悪いといっても、さすがにカメラの小さなモニターでわかるほど大きくは外さない。もちろんカメラのモニターを拡大表示にすれば、ピントが合っているかどうかを正確に確認できる。でもそんなことをするより、何枚も撮ればどれかピントがあった写真があるだろうというのが私のスタイル。
パルテノン神殿の横に小径があったので少し歩いてみた。
この写真だけ見ると、すごく深い森に入ったみたいだ。
ベンチと落ち葉。
イエローオータム。
芝生の広場に出た。
これはパンパグラスという植物。
ジャンボなススキといったところ。わりとあちこちの公園に植えられている。
ちょっと小振りのパンパグラス。
穂先は柔らかそうだが、背が高すぎて触ってみることはできない。
おヘソに「と」の文字があるこのエアドーム型の遊具は「ふわふわとねりん」という名前。同じ都立で足立区にある舎人公園(とねりこうえん)から借りているらしい。中に入れるのは小学3年生まで。
芝生広場の先には進まずにバラ園の方に戻る。
さくら園と名付けられた場所も別にあるが、芝生広場の横も桜の木が多かった。
ベンチに座って、ゆっくりサクラを眺めるーーーというのは混雑していて無理だろうなあ。ちなみに神代植物公園はベンチは多いが、タバコを吸える場所が少ない。
これは夜桜用の投光器だと思われる。
バラ園の隣の芝生広場までしか足を伸ばさなかったのは、そろそろ閉園時刻が迫っていて、この温室の中を見学したかったから。
入り口を入った先に、もうひとつ自動ドアがある。
ここから先は熱帯花木室。
入ったとたんにムッとする熱気。
中はまさにジャングル。
毛虫みたいな花。
逆さまにつり下がっている花。
この逆さま花は自宅近くのあちこちで見るので前から興味があった。
名前を確認。
ブルグマンシアを後で調べたら「キダチ チョウセン アサガオ」というのが和名のようである。園芸的なネーミングはエンジェルトランペット。ところで自宅の周りでは11月の今でも普通に屋外で咲いているんだけれど、温室の必要ある?
熱帯花木室を抜けると(温室ではない)ホールのようなところにでる。
ここでは生け花が展示してあった。
ドレッシングをかけたら食べられそう(^^ゞ
白黒の模様のがヘビみたいでコワイ(>_<)
ホールの次は熱帯スイレン室。
先日ポーラ美術館でモネのスイレンを見たばかりなので奇遇な感じ。
その次はベゴニア室。
きれいな花がいっぱい咲いていた。
ベゴニアをアップで何枚か。
花だけ見せられたら、少し珍しい種類のバラといわれても納得しそうである。
ベゴニア on the water !
最後はラン室。
なぜかここだけプレートが手作り。
写真が少し霞んでいるのは上から霧が吹きかけられているから。
もう花の写真を撮り飽きたのでアップはなし。
外に出て温室の中庭。
左側が熱帯花木室で、右側が熱帯スイレン室、ベゴニア室、ラン室に別れている。真ん中の少し低いところが生け花のあったホール。(温室の全景は1つ前のエントリーで)
はずれ宝くじが役立っているらしい(^^ゞ
午後2時入場、4時半退出。
もうチケット売り場は閉まっていた。閉館は5時。入園料は500円。
入り口の前の道路。
バイクの駐車場は、左側の歩道に自転車と一緒に留める方式で無料。
自転車と一緒に並ぶBMW F800R。
ここに着いた時は駐輪場が満杯で焦ったが、上の写真の左側に伸びる歩道に臨時駐輪場が設けてあった。
午前中の天気がよければもっと早く来て、隣接する深大寺でソバを食べるつもりだったのだが、それは果たせず残念。まあ、また来ることもあるでしょう。
おしまい
まあ、せっかく撮ったし。
貼り付けたのはできるだけまともな写真を選んでいるが、いつもながらピントがずれた写真がたくさんでガッカリ。風はほとんどなかったからバラが揺れてブレたのではないと思う。オートフォーカスを諦めてマニュアルで撮ればいいのだが、それもなかなか面倒で。あまり手間を掛けると、花を見に来たのか写真を撮りに来たのかわからなくなってしまう。
ところで今回はアップで撮った後に、普段は滅多に見ないカメラのモニターを多少は見るようにした。しかし小さなモニター=縮小された画像では、よほどピントを外さない限りピンぼけを認識することは難しいことがわかった。ブログのページに貼り付けた写真ではピントが合っているように見えても、クリックして拡大するとボヤッとしているのと同じ理屈。
NEX-5Nのオートフォーカスの出来が悪いといっても、さすがにカメラの小さなモニターでわかるほど大きくは外さない。もちろんカメラのモニターを拡大表示にすれば、ピントが合っているかどうかを正確に確認できる。でもそんなことをするより、何枚も撮ればどれかピントがあった写真があるだろうというのが私のスタイル。
パルテノン神殿の横に小径があったので少し歩いてみた。
この写真だけ見ると、すごく深い森に入ったみたいだ。
ベンチと落ち葉。
イエローオータム。
芝生の広場に出た。
これはパンパグラスという植物。
ジャンボなススキといったところ。わりとあちこちの公園に植えられている。
ちょっと小振りのパンパグラス。
穂先は柔らかそうだが、背が高すぎて触ってみることはできない。
おヘソに「と」の文字があるこのエアドーム型の遊具は「ふわふわとねりん」という名前。同じ都立で足立区にある舎人公園(とねりこうえん)から借りているらしい。中に入れるのは小学3年生まで。
芝生広場の先には進まずにバラ園の方に戻る。
さくら園と名付けられた場所も別にあるが、芝生広場の横も桜の木が多かった。
ベンチに座って、ゆっくりサクラを眺めるーーーというのは混雑していて無理だろうなあ。ちなみに神代植物公園はベンチは多いが、タバコを吸える場所が少ない。
これは夜桜用の投光器だと思われる。
バラ園の隣の芝生広場までしか足を伸ばさなかったのは、そろそろ閉園時刻が迫っていて、この温室の中を見学したかったから。
入り口を入った先に、もうひとつ自動ドアがある。
ここから先は熱帯花木室。
入ったとたんにムッとする熱気。
中はまさにジャングル。
毛虫みたいな花。
逆さまにつり下がっている花。
この逆さま花は自宅近くのあちこちで見るので前から興味があった。
名前を確認。
ブルグマンシアを後で調べたら「キダチ チョウセン アサガオ」というのが和名のようである。園芸的なネーミングはエンジェルトランペット。ところで自宅の周りでは11月の今でも普通に屋外で咲いているんだけれど、温室の必要ある?
熱帯花木室を抜けると(温室ではない)ホールのようなところにでる。
ここでは生け花が展示してあった。
ドレッシングをかけたら食べられそう(^^ゞ
白黒の模様のがヘビみたいでコワイ(>_<)
ホールの次は熱帯スイレン室。
先日ポーラ美術館でモネのスイレンを見たばかりなので奇遇な感じ。
その次はベゴニア室。
きれいな花がいっぱい咲いていた。
ベゴニアをアップで何枚か。
花だけ見せられたら、少し珍しい種類のバラといわれても納得しそうである。
ベゴニア on the water !
最後はラン室。
なぜかここだけプレートが手作り。
写真が少し霞んでいるのは上から霧が吹きかけられているから。
もう花の写真を撮り飽きたのでアップはなし。
外に出て温室の中庭。
左側が熱帯花木室で、右側が熱帯スイレン室、ベゴニア室、ラン室に別れている。真ん中の少し低いところが生け花のあったホール。(温室の全景は1つ前のエントリーで)
はずれ宝くじが役立っているらしい(^^ゞ
午後2時入場、4時半退出。
もうチケット売り場は閉まっていた。閉館は5時。入園料は500円。
入り口の前の道路。
バイクの駐車場は、左側の歩道に自転車と一緒に留める方式で無料。
自転車と一緒に並ぶBMW F800R。
ここに着いた時は駐輪場が満杯で焦ったが、上の写真の左側に伸びる歩道に臨時駐輪場が設けてあった。
午前中の天気がよければもっと早く来て、隣接する深大寺でソバを食べるつもりだったのだが、それは果たせず残念。まあ、また来ることもあるでしょう。
おしまい
wassho at 22:39|Permalink│Comments(0)│
2013年11月03日
神代植物公園でバラとダリア
春と秋はバラのシーズン。バイクを買ってから
12年春:京成バラ園
12年秋:谷津バラ園
13年春:生田緑地ばら苑
と訪れてきた。
この秋はパスしようとも思ったが、ネットでバラ園情報を調べていると、神代植物公園ではバラ以外にダリアも咲いているということなので出かけることに。
神代植物公園(じんだい)は調布市にある都立の公園。神代植物園と呼ばれることのほうが多い気がする。深大寺ソバで有名な深大寺(じんだいじ)は公園の隣にある。公園の敷地は江戸時代に深大寺の領地だったらしい。神代と深大はどちらも「じんだい」と読むが、なぜ違う漢字を使っているんだろう。
自宅からは20キロくらい。朝起きたら空が暗くて雨が降りそうだったが、昼頃になってなんとか持ち直してきた。この秋はあまり天候に恵まれない。
入り口のゲートを入ってすぐのところにあったのが神代花車と名付けられた菊の飾り物。現在、菊花大会というイベントが催されている。
懸崖仕立て(けんがい)の小菊。
懸崖仕立てとは鉢の下の方に植物が伸びるように育てること。
これ以上は近づけなかったので、どうやって下の方にのばしているのかは観察できなかった。でもズラッと並んだ懸崖仕立ては壮観な眺め。
盆栽コーナー。
菊の盆栽なんて初めて見た。ところで菊は木ではなくて草なのに、ここにあるのは木のように見える。ネットで調べたら茎の周りを土で囲う筒植えという手法で育てるらしい。盆栽って植物で表現した小宇宙のような印象を受けるけれど、その園芸技術ってすごいね。
こちらは小宇宙というよりジオラマみたいなカワイイ盆栽。箱根と札があるから左隅の船があるところは芦ノ湖かな。
先ほどの盆栽とは別のテントに展示してあった「参考花」。解説は何もないが素人でも格の違いはわかる。こちらは名人の作品かな。
この一画にあったのは小菊の展示。大きな菊はダリアやバラとは道順的に逆方向だったので帰りに見ることにーーーつもりが、結局見るのを忘れた。
テクテク歩いて、
ダリア園に到着。
ダリアは子供の頃はすごくポピュラーな花だったが、最近はあまり見ないように思うのは気のせいかな。少なくとも私は久しぶりに見るダリアである。
赤いダリア。
赤と白が半分ずつ。
先っちょだけが白。
黄色いダリア。
このダリアは人の顔より大きかった。太陽のイラストみたい。
黄色とピンクのコンビネーション。
本日のお気に入り第2位。
紫のダリア。
これはまだ咲いたばかりで、真ん中の今は脳みそ?みたいに見えるところから雄しべや雌しべが出てくる。ダリアは球根で育てるが種もできるらしい。
ピンク系のダリア。
虫が蜜を吸って受粉をお手伝い。
ピンク一色のダリア。
ピンクと白が半分ずつ。
上とはピンクと白の配色が逆。
ピンクと白のまだら模様。
きれいな花は後ろから見ても美しい。
美人と一緒?
得意の空撮りは曇り空なので(/o\)
白いダリア2つ。
ダリアの花びらは普通の形と、丸まっているのがあるみたいだ。
オレンジのダリア。
蕾から順番に広がっていく様子がわかる。
トロピカルなイメージのダリア。
本日のお気に入り第3位。
オレンジ系のミックス。
メキシカンなイメージのダリア。
本日のお気に入り第1位。
第1位なので、もう一枚。
それぞれの品種には名前がついている。このダリアはジェシカという名前だった。他はあまりチェックせず。
久しぶりに見たダリアはきれいで大きくて、見ているだけで元気になってくるような花だった。今までノーマークだったけれど予想以上に気に入った。背が高いからベランダで育てるのは難しいかな。
ダリア園は写真に写っている範囲だけであまり広くない。本来はボタンが植えられる敷地の片隅で育てられている。やっぱりあまり人気がないのか? もっと大規模にやって欲しいなあ。
ダリア園の少し先にあるバラ園。
こちらは敷地面積たっぷり。
中央にある噴水。
一番奥にある建物はパルテノン神殿風?
残念ながら、この噴水の近くは立ち入り禁止。
パルテノン神殿側から見た風景。正面に見えるのは温室。
ところで、この写真はズームレンズの望遠側で撮っている。そうすると噴水のある池がとても狭く見えるのが不思議。
バラ園の中をブラブラ歩く。
もう少し早い時期に来たほうがよかったかな。ちょっと密度感が不足気味。写真は比較的バラが集まっているところで撮っているが、エリアによっては結構スカスカ。ボロボロのバラはほとんど見かけなかったから、傷んだ花は早々に摘み取ってあるんだろう。風はなかったのに、バラの香りがほとんど漂ってこなかったのも残念。
でもまあ、たくさんのバラを眺めながら、こういう広い庭を歩くのは楽しいもの。ちょっとした別世界観を味わえる。ダリアでけっこう満腹感があったものの、バラは別腹で堪能できた(←ダジャレ)。
ーーー続く
12年春:京成バラ園
12年秋:谷津バラ園
13年春:生田緑地ばら苑
と訪れてきた。
この秋はパスしようとも思ったが、ネットでバラ園情報を調べていると、神代植物公園ではバラ以外にダリアも咲いているということなので出かけることに。
神代植物公園(じんだい)は調布市にある都立の公園。神代植物園と呼ばれることのほうが多い気がする。深大寺ソバで有名な深大寺(じんだいじ)は公園の隣にある。公園の敷地は江戸時代に深大寺の領地だったらしい。神代と深大はどちらも「じんだい」と読むが、なぜ違う漢字を使っているんだろう。
自宅からは20キロくらい。朝起きたら空が暗くて雨が降りそうだったが、昼頃になってなんとか持ち直してきた。この秋はあまり天候に恵まれない。
入り口のゲートを入ってすぐのところにあったのが神代花車と名付けられた菊の飾り物。現在、菊花大会というイベントが催されている。
懸崖仕立て(けんがい)の小菊。
懸崖仕立てとは鉢の下の方に植物が伸びるように育てること。
これ以上は近づけなかったので、どうやって下の方にのばしているのかは観察できなかった。でもズラッと並んだ懸崖仕立ては壮観な眺め。
盆栽コーナー。
菊の盆栽なんて初めて見た。ところで菊は木ではなくて草なのに、ここにあるのは木のように見える。ネットで調べたら茎の周りを土で囲う筒植えという手法で育てるらしい。盆栽って植物で表現した小宇宙のような印象を受けるけれど、その園芸技術ってすごいね。
こちらは小宇宙というよりジオラマみたいなカワイイ盆栽。箱根と札があるから左隅の船があるところは芦ノ湖かな。
先ほどの盆栽とは別のテントに展示してあった「参考花」。解説は何もないが素人でも格の違いはわかる。こちらは名人の作品かな。
この一画にあったのは小菊の展示。大きな菊はダリアやバラとは道順的に逆方向だったので帰りに見ることにーーーつもりが、結局見るのを忘れた。
テクテク歩いて、
ダリア園に到着。
ダリアは子供の頃はすごくポピュラーな花だったが、最近はあまり見ないように思うのは気のせいかな。少なくとも私は久しぶりに見るダリアである。
赤いダリア。
赤と白が半分ずつ。
先っちょだけが白。
黄色いダリア。
このダリアは人の顔より大きかった。太陽のイラストみたい。
黄色とピンクのコンビネーション。
本日のお気に入り第2位。
紫のダリア。
これはまだ咲いたばかりで、真ん中の今は脳みそ?みたいに見えるところから雄しべや雌しべが出てくる。ダリアは球根で育てるが種もできるらしい。
ピンク系のダリア。
虫が蜜を吸って受粉をお手伝い。
ピンク一色のダリア。
ピンクと白が半分ずつ。
上とはピンクと白の配色が逆。
ピンクと白のまだら模様。
きれいな花は後ろから見ても美しい。
美人と一緒?
得意の空撮りは曇り空なので(/o\)
白いダリア2つ。
ダリアの花びらは普通の形と、丸まっているのがあるみたいだ。
オレンジのダリア。
蕾から順番に広がっていく様子がわかる。
トロピカルなイメージのダリア。
本日のお気に入り第3位。
オレンジ系のミックス。
メキシカンなイメージのダリア。
本日のお気に入り第1位。
第1位なので、もう一枚。
それぞれの品種には名前がついている。このダリアはジェシカという名前だった。他はあまりチェックせず。
久しぶりに見たダリアはきれいで大きくて、見ているだけで元気になってくるような花だった。今までノーマークだったけれど予想以上に気に入った。背が高いからベランダで育てるのは難しいかな。
ダリア園は写真に写っている範囲だけであまり広くない。本来はボタンが植えられる敷地の片隅で育てられている。やっぱりあまり人気がないのか? もっと大規模にやって欲しいなあ。
ダリア園の少し先にあるバラ園。
こちらは敷地面積たっぷり。
中央にある噴水。
一番奥にある建物はパルテノン神殿風?
残念ながら、この噴水の近くは立ち入り禁止。
パルテノン神殿側から見た風景。正面に見えるのは温室。
ところで、この写真はズームレンズの望遠側で撮っている。そうすると噴水のある池がとても狭く見えるのが不思議。
バラ園の中をブラブラ歩く。
もう少し早い時期に来たほうがよかったかな。ちょっと密度感が不足気味。写真は比較的バラが集まっているところで撮っているが、エリアによっては結構スカスカ。ボロボロのバラはほとんど見かけなかったから、傷んだ花は早々に摘み取ってあるんだろう。風はなかったのに、バラの香りがほとんど漂ってこなかったのも残念。
でもまあ、たくさんのバラを眺めながら、こういう広い庭を歩くのは楽しいもの。ちょっとした別世界観を味わえる。ダリアでけっこう満腹感があったものの、バラは別腹で堪能できた(←ダジャレ)。
ーーー続く
wassho at 23:37|Permalink│Comments(0)│
2013年06月08日
相模原北公園にアジサイを見に行く
たぶんアジサイは物心ついた頃に最初にキレイだと思った花だったように思う。もっともそれはアジサイが大きくて色鮮やかと、単純にわかりやすくキレイだったからのような気がするが。それと実家や校庭の庭にも植えられていたアジサイの周りにはカタツムリがいて、それを見つけるのも楽しかった。少し大きくなってフランス料理ではカタツムリを食べると知った時は心底驚いたし、そして大人なって初めてエスカルゴを食べた時は、アイツらこんなにうまかったのかともう一度驚いた(^^ゞ
アジサイは今でも好きな花のひとつであるが、難点は梅雨のシーズンの花だということ。それに少し雨に降られて濡れていたたほうが風情があるのだから、バイクで見に行くにはまったく持って不都合な花でもある。でも毎日前を通る学校の前栽にアジサイが植えてあって、それが日々色濃くなっていくのを見ているうちに、どこかアジサイの名所に出かけるかと。
アジサイの名所はあちこちにある。今回出かけたのは神奈川県相模原市にある相模原北公園というところ。相模原市は市の花がアジサイで、ここと近くにある相模原麻溝公園にかなりのアジサイが植えられている。時期的にはもう1週間か2週間後後がベストだと思うが、本格的に梅雨になったらバイクで行けないので晴れ時々曇りの本日にお出かけ。
地図は毎度のグーグルマップ。
自宅からは45キロくらい。前回バラを見に行った生田緑地ほどではないが、ツーリングというほどの距離じゃない。世田谷通り・鶴川通り(東京と神奈川で呼び名が変わる)でのんびりと走る。
公園について適当な駐輪場に駐めて中に入る。
案内看板のようなものが見あたらない公園である。
適当に歩いていたらバラが植えられている一角に出た。
バラ専門のところと較べたら規模は小さいが、バラがあることは知らなかったので得した気分。それとこの日は風がほとんどなかったのでバラの香りがかなり濃厚に漂っていたのもいい感じ。
花の状態もよかったし種類も色々あった。
もちろん白や黄色のバラもあった。しかし例によってピントがボケボケでブログでは紹介できず。カメラなんて普通に撮る分にはとっくに完成したテクノロジーだと思っていたのに、どうも期待はずれなことが多い。
まだ蕾のバラも多かった。
とにかく今ここに来ると、バラとアジサイの両方が楽しめる。
それで肝心のアジサイはどこだとブラブラ公園を歩く。
ところどころなかなかいい感じ。
写っているのはモミジだから紅葉もキレイなのかな?
こんな池が見えて
降りてみたら遊び場になっていた。
するとその横に花菖蒲(はなしょうぶ)が植えられた一角が。
バラエティに富んだ公園である。
とにかく今ここに来ると、バラとアジサイと花菖蒲の3つが楽しめる(^^ゞ
いずれアヤメかカキツバターーーどっちも同じくらいキレイという意味。何となく美人2名を比較する時に使う言葉のような気がするのは私だけかな。似たような花だが、アヤメは花に虎のような模様(網目=あみめ=アヤメ)があり、カキツバタは白い模様がある。そしてこのように黄色の模様があるのが花菖蒲。ちなみに5月の節句にお風呂に入れるショウブは葉っぱの形が似ているだけで全然別物。
さらに進んでいくと、ようやくアジサイの植えられているエリアに出た。
このマルマルした感じがいいね。
公園にはいろいろな種類が植えられているが、この一角だけは1品種だけでかなり大きな面積を占めている。たぶん白いアジサイだと思うが、まだちょっと時期が早かったみたい。この景色が満開の白いアジサイで埋まると想像して楽しんだ。
ちなみに現在の成長度合いをアップで撮るとこんな感じ。
そのほかの満開のアジサイのアップ。
アジサイは色が変わる場合があるが、その途中だと思う。
色が変わることからアジサイの花言葉は「移り気」。私がアジサイに惹かれるのはそこが共通点だったりして(^^ゞ
白い部分がタコの吸盤のように見えた。
ハッキリした色もキレイだが、
こういう淡い色のがアジサイらしい気がする。
と、いいつつ濃い色のアジサイ。
赤系のアジサイは街中では少数派の気がする。
こういうツートーンもあまり見たことがない。
これはアジサイのつぼみのように見えるけれどちょっと違う。
これはガクアジサイという種類で、先に写真を貼り付けた丸く咲いているのはホンアジサイ。アジサイは大きく分けてこの2つに分類される。
さて、ここからの話がややこしい。
ホンアジサイの写真を見れば、たいていの人がアジサイの花というはず。実はアレは花じゃない。花の根元には萼(ガク)とよばれる花びらを支えている部分がある。実がなった時、ガクはヘタになっているといえばわかりやすいか。ホンアジサイで花のように見えるのはガクの見かけが花のように変化したものである。よく見れば雄しべも雌しべもないことに気付くはず。それで真ん中に花びらを留めるように丸いものがポツンとあるが、あれがアジサイの本当のツボミ。
ガクアジサイは言葉が二重にややこしい。周りに花のように見えるのホンアジサイと同じく萼(ガク)が変化したもの。真ん中に密集しているのが本物のツボミ。その萼(ガク)がツボミを額縁(がくぶち)のように取り囲んでいるからガクアジサイという。おなじガクでも萼と額の違い。ややこしいから囲みアジサイという名前にでもして欲しかった。
ホンアジサイもガクアジサイも、本物のツボミはやがて咲く。でもガクが花のようになって本物の花の機能が退化したのか、雄しべも雌しべがあっても基本的に実はつけない。だからアジサイは挿し木で増やすのが普通。なお書いたことの半分くらいは正しいと思っているが、適当な知識だから興味があったら自分で調べてね。
ガクアジサイの本物のツボミがいくつか咲いている。(クリックで拡大する)
ツボミは数ミリの大きさだから、アジサイの本当の花はとっても小さい。
ガクアジサイいろいろ。
アジサイエリアを離れて少しだけ公園を散歩。
アジサイエリアから出るところにあった純白のアジサイ。
こんな真っ白は初めて見た。
変わった花の咲いている木。
あまりキレイじゃなかったけど。
何か知らないけれど目立っていた植物。
見たことのない葉っぱをつけている木。
しばらく歩いていたら第2のバラエリア発見。
公園内に入る階段沿いに植えられていた。
あまりバラには見えないが確かにバラの香り。
外側の花びらの巻きがしっかりしているバラ。
何となく中途半端なバラアーチ。
こじゃれた建物をバックに、素人臭い構図で撮ってみる。
駐輪場に戻る。
アジサイツーリングのつもりだったが、
もうちょっとバイクで走ろうかと考えーーー。
ーーー続く
アジサイは今でも好きな花のひとつであるが、難点は梅雨のシーズンの花だということ。それに少し雨に降られて濡れていたたほうが風情があるのだから、バイクで見に行くにはまったく持って不都合な花でもある。でも毎日前を通る学校の前栽にアジサイが植えてあって、それが日々色濃くなっていくのを見ているうちに、どこかアジサイの名所に出かけるかと。
アジサイの名所はあちこちにある。今回出かけたのは神奈川県相模原市にある相模原北公園というところ。相模原市は市の花がアジサイで、ここと近くにある相模原麻溝公園にかなりのアジサイが植えられている。時期的にはもう1週間か2週間後後がベストだと思うが、本格的に梅雨になったらバイクで行けないので晴れ時々曇りの本日にお出かけ。
地図は毎度のグーグルマップ。
自宅からは45キロくらい。前回バラを見に行った生田緑地ほどではないが、ツーリングというほどの距離じゃない。世田谷通り・鶴川通り(東京と神奈川で呼び名が変わる)でのんびりと走る。
公園について適当な駐輪場に駐めて中に入る。
案内看板のようなものが見あたらない公園である。
適当に歩いていたらバラが植えられている一角に出た。
バラ専門のところと較べたら規模は小さいが、バラがあることは知らなかったので得した気分。それとこの日は風がほとんどなかったのでバラの香りがかなり濃厚に漂っていたのもいい感じ。
花の状態もよかったし種類も色々あった。
もちろん白や黄色のバラもあった。しかし例によってピントがボケボケでブログでは紹介できず。カメラなんて普通に撮る分にはとっくに完成したテクノロジーだと思っていたのに、どうも期待はずれなことが多い。
まだ蕾のバラも多かった。
とにかく今ここに来ると、バラとアジサイの両方が楽しめる。
それで肝心のアジサイはどこだとブラブラ公園を歩く。
ところどころなかなかいい感じ。
写っているのはモミジだから紅葉もキレイなのかな?
こんな池が見えて
降りてみたら遊び場になっていた。
するとその横に花菖蒲(はなしょうぶ)が植えられた一角が。
バラエティに富んだ公園である。
とにかく今ここに来ると、バラとアジサイと花菖蒲の3つが楽しめる(^^ゞ
いずれアヤメかカキツバターーーどっちも同じくらいキレイという意味。何となく美人2名を比較する時に使う言葉のような気がするのは私だけかな。似たような花だが、アヤメは花に虎のような模様(網目=あみめ=アヤメ)があり、カキツバタは白い模様がある。そしてこのように黄色の模様があるのが花菖蒲。ちなみに5月の節句にお風呂に入れるショウブは葉っぱの形が似ているだけで全然別物。
さらに進んでいくと、ようやくアジサイの植えられているエリアに出た。
このマルマルした感じがいいね。
公園にはいろいろな種類が植えられているが、この一角だけは1品種だけでかなり大きな面積を占めている。たぶん白いアジサイだと思うが、まだちょっと時期が早かったみたい。この景色が満開の白いアジサイで埋まると想像して楽しんだ。
ちなみに現在の成長度合いをアップで撮るとこんな感じ。
そのほかの満開のアジサイのアップ。
アジサイは色が変わる場合があるが、その途中だと思う。
色が変わることからアジサイの花言葉は「移り気」。私がアジサイに惹かれるのはそこが共通点だったりして(^^ゞ
白い部分がタコの吸盤のように見えた。
ハッキリした色もキレイだが、
こういう淡い色のがアジサイらしい気がする。
と、いいつつ濃い色のアジサイ。
赤系のアジサイは街中では少数派の気がする。
こういうツートーンもあまり見たことがない。
これはアジサイのつぼみのように見えるけれどちょっと違う。
これはガクアジサイという種類で、先に写真を貼り付けた丸く咲いているのはホンアジサイ。アジサイは大きく分けてこの2つに分類される。
さて、ここからの話がややこしい。
ホンアジサイの写真を見れば、たいていの人がアジサイの花というはず。実はアレは花じゃない。花の根元には萼(ガク)とよばれる花びらを支えている部分がある。実がなった時、ガクはヘタになっているといえばわかりやすいか。ホンアジサイで花のように見えるのはガクの見かけが花のように変化したものである。よく見れば雄しべも雌しべもないことに気付くはず。それで真ん中に花びらを留めるように丸いものがポツンとあるが、あれがアジサイの本当のツボミ。
ガクアジサイは言葉が二重にややこしい。周りに花のように見えるのホンアジサイと同じく萼(ガク)が変化したもの。真ん中に密集しているのが本物のツボミ。その萼(ガク)がツボミを額縁(がくぶち)のように取り囲んでいるからガクアジサイという。おなじガクでも萼と額の違い。ややこしいから囲みアジサイという名前にでもして欲しかった。
ホンアジサイもガクアジサイも、本物のツボミはやがて咲く。でもガクが花のようになって本物の花の機能が退化したのか、雄しべも雌しべがあっても基本的に実はつけない。だからアジサイは挿し木で増やすのが普通。なお書いたことの半分くらいは正しいと思っているが、適当な知識だから興味があったら自分で調べてね。
ガクアジサイの本物のツボミがいくつか咲いている。(クリックで拡大する)
ツボミは数ミリの大きさだから、アジサイの本当の花はとっても小さい。
ガクアジサイいろいろ。
アジサイエリアを離れて少しだけ公園を散歩。
アジサイエリアから出るところにあった純白のアジサイ。
こんな真っ白は初めて見た。
変わった花の咲いている木。
あまりキレイじゃなかったけど。
何か知らないけれど目立っていた植物。
見たことのない葉っぱをつけている木。
しばらく歩いていたら第2のバラエリア発見。
公園内に入る階段沿いに植えられていた。
あまりバラには見えないが確かにバラの香り。
外側の花びらの巻きがしっかりしているバラ。
何となく中途半端なバラアーチ。
こじゃれた建物をバックに、素人臭い構図で撮ってみる。
駐輪場に戻る。
アジサイツーリングのつもりだったが、
もうちょっとバイクで走ろうかと考えーーー。
ーーー続く
wassho at 20:49|Permalink│Comments(0)│
2013年05月26日
生田緑地ばら苑
バラは春と秋に咲く。
去年の春は京成バラ園、秋は谷津バラ園に出かけた。年に2回、律儀に見に行くこともないのだが、何となくあのバラ園の香りを嗅ぎたくて出かけてきた。
今回は自宅から一番近いバラ園。
片道15キロほどだからツーリングというほどの距離じゃない。
生田緑地ばら苑とはーーー
小田急電鉄が経営する向ヶ丘遊園という遊園地が10年ほど前まであって、その敷地内にバラ園があった。遊園地閉鎖後はバラ園を川崎市が引き取って現在に至るーーーということらしい。向ヶ丘遊園には行ったことがあるような気もするし、ないような気もするし。行っていたとしても、かなり昔のことで誰と行ったかも思い出せない(^^ゞ
地図でバラ園を指しているやや左上側に緑色に塗られたエリアがある。そのあたりが生田緑地という公園である。面積は約180ヘクタールとかなり広い(ディズニーランドが約50ヘクタール)。公園といっても緑地を残そうというような趣旨の公園らしい。それなのに遊園地があったし今もゴルフ場はあるしと、イマイチよくわからない存在。そのうち緑地本体にも行ってみるつもりだが、特に目玉となるものもなくツーリングの目的地としては近すぎるので、いつになることやら。
地図は生田緑地ばら苑の位置関係だけ。
水色の線が東京と神奈川の境目の多摩川。だから東京から少しだけ神奈川に入ったあたり。ところで羽田空港は多摩川の河口の北側・東京側にある。意外と羽田空港の位置を知らない人が多いのでついでに紹介。
入り口は府中街道と呼ばれる神奈川県道9号線沿いにあってわかりやすい。数えてみると自宅から交差点を4回曲がるだけである。道路から入ってすぐのスペースは半分くらいが駐輪場に当てられておりバイクもそこに駐める。バイクは無料。しかし自転車がたくさんあるのでちょっと駐めにくい。写真を撮り忘れた。
生田緑地ばら苑は春と秋のバラのシーズンだけ開園している。
だから、これは春用の看板。閉園時間が早め。
ばら苑は小高い丘の上にある。
ということで駐輪場からテクテク登っていく。
ちなみにクルマの駐車場は丘の上の方にある。道路は三角コーンで左側が歩行者用、右側がクルマ用に別けられている。当然クルマはすれ違えないから登りと下りが交代交代の片側通行。敷地に入るまでに渋滞して、敷地に入った後もかなり待たされることになるからクルマで来るならそのつもりで。
登り道はまだまだ続く。
遊園地にリフトとか残っていなかったのかな(^^ゞ
途中にあった更地。
スケートリンクかリバープールの名残だろうか?
2つ上の写真では道路が奥で左にカーブしているが、そのカーブのところを右に入ったところがここ。片側通行なのでクルマが駐車場から「出待ち」をしている。誘導係の手際はよかった。
駐車場方向へ歩いていくと入り口の看板。
ーーーが、さらに階段。
誘導係の人が107段あるとか言っていた。
途中で振り返ると、こんな景色が見えるがたいしてうれしくもなし。
後半の階段。
どこのバラ園でも高齢者がたくさん来ているものだが、生田緑地ばら苑はこういうロケーションにあるせいか、来場者の平均年齢はやや低め。ただし高齢者や身体障害者は入り口で頼めば、ばら苑の真横まで車で送ってくれるサービスもあるようである。
ようやくばら苑に到着。
でも実際は10分くらいで、それほどきつくもなかった。
生田緑地ばら苑の全景。
登ってきたところより一段低い位置にある。
広さは谷津バラ園と同じくらいかな。
ちなみにバラの株数は
京成バラ園 7000株
谷津バラ園 7000株
生田緑地ばら苑 4500株
といわれているが、私の見たたところでは谷津バラ園と生田緑地ばら苑はほぼ同じ規模で、京成バラ園はそれらより2倍以上バラがあるように感じる。
ところで谷津バラ園は1957年、生田緑地ばら苑は1958年が創業で、どちらも創業当時は「東洋一のバラ園」とうたわれたとされる。ということは谷津バラ園は1年で東洋一の座を明け渡したことになるね。終戦から10年ほど経って高度成長期に入りつつあった当時の日本にとって「東洋一」というのが人々を引きつけるフレーズだったのかもしれない。
ちょっとした芝生があって、その周りが休憩スペースにもなっている。京成バラ園や谷津バラ園と違って生田緑地ばら苑は休憩する、座る場所が豊富にあるのが特徴。お弁当を広げている家族も多くいた。
なぜかバラ園ではお約束の白い西洋風彫像。
何かの寓話を題材にしているんだろうが、動物虐待にしか見えない(^^ゞ
全然関係ないが、鹿島灘海浜公園で松の芽を見つけて「今は茎のように見えているものが、そのうちほぐれてきて針のような松の葉になる(んだったと思う)」と書いたが、やっぱりそうでしたの証拠写真。
バラに話を戻して
いろんな形のバラがあるけれど、
やっぱりバラはこんな風に真ん中が軽く巻いている形が好き。
相変わらず黄色にはピントがビシっと合わない。
なお、このバラ園は黄色の品種が少なかったように思う。
好きーーー嫌いーーーと花占いをしたら日が暮れる?
これは配色がキレイで、食べたらおいしそうだった。
得意の青空入れアングルで撮るものの空の色がイマイチ。
ティッシュペーパーで作ったみたいなバラ。
白にピントは合わないものと諦める。
アップで撮るより少し離れてみていたほうがキレイだったかもしれない。
これは超ゴージャスで存在感があった。
やっぱり真ん中が軽く巻いたバラが好み。
アーチとか柱とかもバラ園のお約束。
他にもいろいろ種類があって、とても全部は撮りきれない。
とりあえず年に1回か2回、こんな風にバラだらけの場所に行くのはいいものである。生田緑地ばら苑は丘の上の窪地みたいなところにあるから、何となくバラの別世界にいるような気分も味わえる。京成バラ園や谷津バラ園は周りがマンションだらけで、それがちょっと興ざめ。
自宅から30分ほどの距離にこんな場所があって、なにか得した気分。土地は一杯余っているみたいだから、チューリップ苑とかネモフィラ苑とかも開設して欲しいなあ。
去年の春は京成バラ園、秋は谷津バラ園に出かけた。年に2回、律儀に見に行くこともないのだが、何となくあのバラ園の香りを嗅ぎたくて出かけてきた。
今回は自宅から一番近いバラ園。
片道15キロほどだからツーリングというほどの距離じゃない。
生田緑地ばら苑とはーーー
小田急電鉄が経営する向ヶ丘遊園という遊園地が10年ほど前まであって、その敷地内にバラ園があった。遊園地閉鎖後はバラ園を川崎市が引き取って現在に至るーーーということらしい。向ヶ丘遊園には行ったことがあるような気もするし、ないような気もするし。行っていたとしても、かなり昔のことで誰と行ったかも思い出せない(^^ゞ
地図でバラ園を指しているやや左上側に緑色に塗られたエリアがある。そのあたりが生田緑地という公園である。面積は約180ヘクタールとかなり広い(ディズニーランドが約50ヘクタール)。公園といっても緑地を残そうというような趣旨の公園らしい。それなのに遊園地があったし今もゴルフ場はあるしと、イマイチよくわからない存在。そのうち緑地本体にも行ってみるつもりだが、特に目玉となるものもなくツーリングの目的地としては近すぎるので、いつになることやら。
地図は生田緑地ばら苑の位置関係だけ。
水色の線が東京と神奈川の境目の多摩川。だから東京から少しだけ神奈川に入ったあたり。ところで羽田空港は多摩川の河口の北側・東京側にある。意外と羽田空港の位置を知らない人が多いのでついでに紹介。
入り口は府中街道と呼ばれる神奈川県道9号線沿いにあってわかりやすい。数えてみると自宅から交差点を4回曲がるだけである。道路から入ってすぐのスペースは半分くらいが駐輪場に当てられておりバイクもそこに駐める。バイクは無料。しかし自転車がたくさんあるのでちょっと駐めにくい。写真を撮り忘れた。
生田緑地ばら苑は春と秋のバラのシーズンだけ開園している。
だから、これは春用の看板。閉園時間が早め。
ばら苑は小高い丘の上にある。
ということで駐輪場からテクテク登っていく。
ちなみにクルマの駐車場は丘の上の方にある。道路は三角コーンで左側が歩行者用、右側がクルマ用に別けられている。当然クルマはすれ違えないから登りと下りが交代交代の片側通行。敷地に入るまでに渋滞して、敷地に入った後もかなり待たされることになるからクルマで来るならそのつもりで。
登り道はまだまだ続く。
遊園地にリフトとか残っていなかったのかな(^^ゞ
途中にあった更地。
スケートリンクかリバープールの名残だろうか?
2つ上の写真では道路が奥で左にカーブしているが、そのカーブのところを右に入ったところがここ。片側通行なのでクルマが駐車場から「出待ち」をしている。誘導係の手際はよかった。
駐車場方向へ歩いていくと入り口の看板。
ーーーが、さらに階段。
誘導係の人が107段あるとか言っていた。
途中で振り返ると、こんな景色が見えるがたいしてうれしくもなし。
後半の階段。
どこのバラ園でも高齢者がたくさん来ているものだが、生田緑地ばら苑はこういうロケーションにあるせいか、来場者の平均年齢はやや低め。ただし高齢者や身体障害者は入り口で頼めば、ばら苑の真横まで車で送ってくれるサービスもあるようである。
ようやくばら苑に到着。
でも実際は10分くらいで、それほどきつくもなかった。
生田緑地ばら苑の全景。
登ってきたところより一段低い位置にある。
広さは谷津バラ園と同じくらいかな。
ちなみにバラの株数は
京成バラ園 7000株
谷津バラ園 7000株
生田緑地ばら苑 4500株
といわれているが、私の見たたところでは谷津バラ園と生田緑地ばら苑はほぼ同じ規模で、京成バラ園はそれらより2倍以上バラがあるように感じる。
ところで谷津バラ園は1957年、生田緑地ばら苑は1958年が創業で、どちらも創業当時は「東洋一のバラ園」とうたわれたとされる。ということは谷津バラ園は1年で東洋一の座を明け渡したことになるね。終戦から10年ほど経って高度成長期に入りつつあった当時の日本にとって「東洋一」というのが人々を引きつけるフレーズだったのかもしれない。
ちょっとした芝生があって、その周りが休憩スペースにもなっている。京成バラ園や谷津バラ園と違って生田緑地ばら苑は休憩する、座る場所が豊富にあるのが特徴。お弁当を広げている家族も多くいた。
なぜかバラ園ではお約束の白い西洋風彫像。
何かの寓話を題材にしているんだろうが、動物虐待にしか見えない(^^ゞ
全然関係ないが、鹿島灘海浜公園で松の芽を見つけて「今は茎のように見えているものが、そのうちほぐれてきて針のような松の葉になる(んだったと思う)」と書いたが、やっぱりそうでしたの証拠写真。
バラに話を戻して
いろんな形のバラがあるけれど、
やっぱりバラはこんな風に真ん中が軽く巻いている形が好き。
相変わらず黄色にはピントがビシっと合わない。
なお、このバラ園は黄色の品種が少なかったように思う。
好きーーー嫌いーーーと花占いをしたら日が暮れる?
これは配色がキレイで、食べたらおいしそうだった。
得意の青空入れアングルで撮るものの空の色がイマイチ。
ティッシュペーパーで作ったみたいなバラ。
白にピントは合わないものと諦める。
アップで撮るより少し離れてみていたほうがキレイだったかもしれない。
これは超ゴージャスで存在感があった。
やっぱり真ん中が軽く巻いたバラが好み。
アーチとか柱とかもバラ園のお約束。
他にもいろいろ種類があって、とても全部は撮りきれない。
とりあえず年に1回か2回、こんな風にバラだらけの場所に行くのはいいものである。生田緑地ばら苑は丘の上の窪地みたいなところにあるから、何となくバラの別世界にいるような気分も味わえる。京成バラ園や谷津バラ園は周りがマンションだらけで、それがちょっと興ざめ。
自宅から30分ほどの距離にこんな場所があって、なにか得した気分。土地は一杯余っているみたいだから、チューリップ苑とかネモフィラ苑とかも開設して欲しいなあ。
wassho at 11:29|Permalink│Comments(0)│
2012年11月02日
谷津バラ園
いろいろスケジュールの関係で、今週は金曜日に休んだ。
バラは春と秋に咲く。首都圏では今が秋バラの満開時期。
それで行ってきたのが千葉県は習志野市にある谷津(やつ)バラ園。春バラを見に行った京成バラ園と較べれば小さいものの、首都圏では有数のバラ園である。まあ京成バラ園が巨大すぎるともいえる。
谷津バラ園は比較的海沿いにあって、京成バラ園に行くよりは自宅から近い。往きはゲートブリッジ経由で一般道を走り、帰りは高速道路。ゲートブリッジでは突風が吹いてビビッた。
谷津バラ園到着は午後2時前。
通年開園している。
バラが咲いていないときに来る人っているのかな?
入園料は360円。ここは習志野市の公営施設だから安い。
ちなみに京成電鉄子会社の京成バラ園の入園料は800円。
カンガルー?
バラシーズンだが平日なので出店はお休み。
この日バラ園には20人くらいしかいなかった。
隅っこに駐めたBMW F800R。バイクの上にある茶色いのは脱いだ革ジャン。バイク置き場はなく、係員に尋ねたらここに駐めてくれればいいとのことだった。駐車場は無料だが規模は小さい。同規模の臨時駐車場がもう一つあるが、満開シーズンの土日にクルマで来るのは避けたほうが無難。
ほぼ全景。
感覚的には京成バラ園の1/4位の広さ。
この日は珍しくレンズ交換。上の写真は換算24ミリのレンズにワイドコンバーターを付けて換算18ミリ相当。マンションが右と左に傾いているのは、広角レンズにするとこういう歪みが出るからであって、私の腕が悪いからじゃないよ。もっともマンションのような直線で構成されていて歪みが目立つ場所で、こんな広角レンズを使うというのは腕が悪いともいえる。でも広く撮りたかったし。
同じく18ミリ相当。
このバラ園はマンションに囲まれていて、バラを撮るときもアップではなく少し離れて撮ろうとするとマンションが写り込んでしまうのが難点。
これはズームレンズの望遠寄りで撮影。
バラ園なのに背の高いヤシの木?が何本もあって、ちょっと南国風。建物はスペイン風なのか? ということは併せてカリフォルニア風?
空いていたというよりガラガラだったので、ゆったり見物することができた。この日は少し風が強かったので、京成バラ園で感じたムッとするようなバラの香りに包まれることができなかったのが残念。
園内の様子。
京成バラ園との比較でいうと、あちらがバラ畑に近いのに対して、谷津バラ園はキレイに造園されたガーデン風。すっきりしていて見やすいのであるが、ちょっとバラの密度感が物足りない。(写真は割と密度の高いところで撮っている) ネットで調べるとどちらも7000株のバラが植えられていることになっている。でも面積が全然違うから、それはちょっと信じられないな。
水路とか噴水とか。
花屋で売られている蕾のうちに刈り取ったバラと違って、そこで毎日咲き続けているバラ園のバラは、それなりに傷んでいるものが多い。現地で見ている分には数が多いからまったく意識しなくても、後で写真を見て「こんなボロボロだった?」と驚くこともある。
NEX-5Nに付属のズームレンズはそれほど望遠ではないから、植え込みの内側にある遠くの花をアップで撮ることは難しい。遠くの方にキレイな花があるとも限らないが確率でいえば広い範囲から花を選べるわけで、こういう時は望遠レンズが欲しくなる。また先日書いたようにマクロにもならないから、あまり花に近づけもしない。そういう意味では使い勝手が悪いカメラ。
それでも改めて京成バラ園の時の写真と較べてみると、すっきりとクリアでキレイに写っているから、デジカメを買い換えてよかったと思っている。
ところで先日このブログを読んだ親切な通りすがりの人から、マクロレンズではなくクローズアップレンズというものがあることを教えてもらった。数万円はするレンズと違って2000円程度で接写ができるようになるので興味があるのだが、今回は間に合わず。
下のアップの写真は、撮影した写真を切り抜いて(トリミングという)アップに見せかけたもの。ブログの小さなサイズで見る分には画質に違いはないはず。アップとは関係ないが、小さなサイズのほうが多少のピンぼけをごまかせて助かる。だって風が吹いてバラが揺れるんだもん(^^ゞ
バラといえばまず赤。
赤と黄色。
黄色。
ちょっと赤いオレンジ。
オレンジ。
白に近いオレンジ。
少しピンクの入った白。バラには見えないけど。カメラのオートフォーカス(自動ピント合わせ)は、こういう白っぽい花は苦手。
白にピンクの縁取り。
これはチューリップみたい。
赤よりピンクのバラのほうが好きかな。
ピンクもう一枚。
薄いピンク。
オマケの蕾。
バラとは関係ないけれど、先日堪能したコキア。やっぱり聞いたとおり鉢植えでは、あのモッコリ感が出ていない。でも色は鮮やかでキレイだった。
これもバラと関係のない、(元)サーファー心が刺激される図。
鈴木省三という人物はバラを検索しているとよくヒットする。バラの世界では神様のような存在らしい。京成バラ園にも深く関わっていると書いてあった。
ところでこのプレートを読むと枕草子や源氏物語にもバラが登場しているという。少し調べると薔薇をバラではなく「さうび」または「しょうび」と呼んでいたとのこと。バラは品種改良を重ねて今日の姿になっていているので、平安時代のバラはかなり違う花だったと思うが、どんなものか見てみたい気がする。ちなみにヨーロッパのイメージが強いバラだが、そのルーツは日本産、中国産、中近東産の3つ。
絵を描いていたおじいちゃん。
こういう趣味にはちょっと憧れる。
お手入れご苦労様です。
あまり飾り物はなかった。
このトンネルにあまりバラは咲いておらず。
たぶんローズヒップ(バラの実)。
バラ園に行くと、ちょっとゴージャスで気分が高揚する。どんな花より目の保養にもなる。この日は風があって包まれるような香りではなかったものの、それなりにいい香りも楽しめた。バラ業界は春と秋だけじゃなく、夏バラと冬バラの実現に向けて品種改良をがんばってもらいたいと切に願う(^^ゞ
走行85キロ。
ようやく涼しくなってきたと思ったら、この日はバイクで走るとちょっと寒かった。バイクで快適なシーズンというのはとても短い。我慢せずにバイクに乗れるのはあと数回かな。
バラは春と秋に咲く。首都圏では今が秋バラの満開時期。
それで行ってきたのが千葉県は習志野市にある谷津(やつ)バラ園。春バラを見に行った京成バラ園と較べれば小さいものの、首都圏では有数のバラ園である。まあ京成バラ園が巨大すぎるともいえる。
谷津バラ園は比較的海沿いにあって、京成バラ園に行くよりは自宅から近い。往きはゲートブリッジ経由で一般道を走り、帰りは高速道路。ゲートブリッジでは突風が吹いてビビッた。
谷津バラ園到着は午後2時前。
通年開園している。
バラが咲いていないときに来る人っているのかな?
入園料は360円。ここは習志野市の公営施設だから安い。
ちなみに京成電鉄子会社の京成バラ園の入園料は800円。
カンガルー?
バラシーズンだが平日なので出店はお休み。
この日バラ園には20人くらいしかいなかった。
隅っこに駐めたBMW F800R。バイクの上にある茶色いのは脱いだ革ジャン。バイク置き場はなく、係員に尋ねたらここに駐めてくれればいいとのことだった。駐車場は無料だが規模は小さい。同規模の臨時駐車場がもう一つあるが、満開シーズンの土日にクルマで来るのは避けたほうが無難。
ほぼ全景。
感覚的には京成バラ園の1/4位の広さ。
この日は珍しくレンズ交換。上の写真は換算24ミリのレンズにワイドコンバーターを付けて換算18ミリ相当。マンションが右と左に傾いているのは、広角レンズにするとこういう歪みが出るからであって、私の腕が悪いからじゃないよ。もっともマンションのような直線で構成されていて歪みが目立つ場所で、こんな広角レンズを使うというのは腕が悪いともいえる。でも広く撮りたかったし。
同じく18ミリ相当。
このバラ園はマンションに囲まれていて、バラを撮るときもアップではなく少し離れて撮ろうとするとマンションが写り込んでしまうのが難点。
これはズームレンズの望遠寄りで撮影。
バラ園なのに背の高いヤシの木?が何本もあって、ちょっと南国風。建物はスペイン風なのか? ということは併せてカリフォルニア風?
空いていたというよりガラガラだったので、ゆったり見物することができた。この日は少し風が強かったので、京成バラ園で感じたムッとするようなバラの香りに包まれることができなかったのが残念。
園内の様子。
京成バラ園との比較でいうと、あちらがバラ畑に近いのに対して、谷津バラ園はキレイに造園されたガーデン風。すっきりしていて見やすいのであるが、ちょっとバラの密度感が物足りない。(写真は割と密度の高いところで撮っている) ネットで調べるとどちらも7000株のバラが植えられていることになっている。でも面積が全然違うから、それはちょっと信じられないな。
水路とか噴水とか。
花屋で売られている蕾のうちに刈り取ったバラと違って、そこで毎日咲き続けているバラ園のバラは、それなりに傷んでいるものが多い。現地で見ている分には数が多いからまったく意識しなくても、後で写真を見て「こんなボロボロだった?」と驚くこともある。
NEX-5Nに付属のズームレンズはそれほど望遠ではないから、植え込みの内側にある遠くの花をアップで撮ることは難しい。遠くの方にキレイな花があるとも限らないが確率でいえば広い範囲から花を選べるわけで、こういう時は望遠レンズが欲しくなる。また先日書いたようにマクロにもならないから、あまり花に近づけもしない。そういう意味では使い勝手が悪いカメラ。
それでも改めて京成バラ園の時の写真と較べてみると、すっきりとクリアでキレイに写っているから、デジカメを買い換えてよかったと思っている。
ところで先日このブログを読んだ親切な通りすがりの人から、マクロレンズではなくクローズアップレンズというものがあることを教えてもらった。数万円はするレンズと違って2000円程度で接写ができるようになるので興味があるのだが、今回は間に合わず。
下のアップの写真は、撮影した写真を切り抜いて(トリミングという)アップに見せかけたもの。ブログの小さなサイズで見る分には画質に違いはないはず。アップとは関係ないが、小さなサイズのほうが多少のピンぼけをごまかせて助かる。だって風が吹いてバラが揺れるんだもん(^^ゞ
バラといえばまず赤。
赤と黄色。
黄色。
ちょっと赤いオレンジ。
オレンジ。
白に近いオレンジ。
少しピンクの入った白。バラには見えないけど。カメラのオートフォーカス(自動ピント合わせ)は、こういう白っぽい花は苦手。
白にピンクの縁取り。
これはチューリップみたい。
赤よりピンクのバラのほうが好きかな。
ピンクもう一枚。
薄いピンク。
オマケの蕾。
バラとは関係ないけれど、先日堪能したコキア。やっぱり聞いたとおり鉢植えでは、あのモッコリ感が出ていない。でも色は鮮やかでキレイだった。
これもバラと関係のない、(元)サーファー心が刺激される図。
鈴木省三という人物はバラを検索しているとよくヒットする。バラの世界では神様のような存在らしい。京成バラ園にも深く関わっていると書いてあった。
ところでこのプレートを読むと枕草子や源氏物語にもバラが登場しているという。少し調べると薔薇をバラではなく「さうび」または「しょうび」と呼んでいたとのこと。バラは品種改良を重ねて今日の姿になっていているので、平安時代のバラはかなり違う花だったと思うが、どんなものか見てみたい気がする。ちなみにヨーロッパのイメージが強いバラだが、そのルーツは日本産、中国産、中近東産の3つ。
絵を描いていたおじいちゃん。
こういう趣味にはちょっと憧れる。
お手入れご苦労様です。
あまり飾り物はなかった。
このトンネルにあまりバラは咲いておらず。
たぶんローズヒップ(バラの実)。
バラ園に行くと、ちょっとゴージャスで気分が高揚する。どんな花より目の保養にもなる。この日は風があって包まれるような香りではなかったものの、それなりにいい香りも楽しめた。バラ業界は春と秋だけじゃなく、夏バラと冬バラの実現に向けて品種改良をがんばってもらいたいと切に願う(^^ゞ
走行85キロ。
ようやく涼しくなってきたと思ったら、この日はバイクで走るとちょっと寒かった。バイクで快適なシーズンというのはとても短い。我慢せずにバイクに乗れるのはあと数回かな。
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2012年06月02日
京成バラ園
先週は何かと忙しくブログを更新できず。最近はほとんどバイクでのお出かけ日記と化しており、マーケティングネタはどうしたと一部から苦情も頂いているが、まあ元々、晴れ「時々」マーケティングだから(^^ゞ。
前の土曜日に、あけぼの山農業公園で真っ赤に咲き誇るポピー畑を見て、いたく乙女心を刺激されたので?今週はバラを見てきた。千葉県八千代市にある京成バラ園。規模・内容ともに日本有数のバラ園といわれている。たぶん首都圏では1番大きい。
ちなみに京成(けいせい)というのは京成電鉄のこと。東京の上野から千葉県を結んでいる私鉄。京成の京は東京の京。成は成田空港の成田。バラ園は京成電鉄の子会社でバラの生産者としても有名。
別に道順を記すようなツーリングでもないが、地図はいつものグーグルマップ。自宅から近くの首都高に乗り首都高環状線で銀座あたりを通過するのは先週と同じ。先週はその後、首都高6号三郷線で北上したが、今回は7号小松原線で西に進む。小松原線は4キロほど直線が続くので自制心の修行になる。なお対向車線を目測150キロ以上でかっ飛ばしていく白バイとすれ違った。いいなあ、捕まる心配がなくて。さて首都高は荒川を渡ったあたりで京葉道路という高速に接続している。10キロ程走って花輪というインターチェンジで降りる。インターチェンジなどどうでもいいのだが、バラを見に行くのに使ったのが花輪というのが気に入って書き込んでみただけ。
京成バラ園では春バラが最盛期を迎える今の時期、通常午前9時の開園を土日は午前6時に繰り上げている。それでも昼過ぎまでは混雑し、駐車場に入るための渋滞もあるらしい。それもイヤだし、午前6時に間に合うよう早起きできるはずもなく、今回はバイクで走って楽しむようなルートも組み込んでいないので、帰りが暗くてもいいやと午後3時過ぎに現地到着。700台ある駐車場は無料。バイクの駐車場はなく自転車と同じ駐輪場に停める。自転車が一杯で停めにくかったので、その付近で適当に停めた。駐車場の係員は大勢いてみんな親切だった。
入園ゲート付近。
このあたりでもうバラのいい香りが漂ってくる。
入園料は1200円。年間パスポートだと3000円。ちなみにバラは春と秋の2回咲く。30分以内で来られる距離なら年間パスポートを買ったと思う。
入園ゲートの隣の売店。
売店の飾りのバラでこの程度ならと期待が膨らむ。
入園する。
バラ!バラ!バラ!
1000品種7000株のバラが咲いているといわれている。
クレーン車でも持ってこなければ全景は捉えきれない。
バラ園の敷地全体で3万平方メートルと説明にある。このメインの庭園部分は野球のグラウンド程度の広さだった。1ヘクタール(1万平方メートル)ちょっとか。以前、都市開発のプロジェクトに参加していたことがあるので更地ならヘクタール単位で見当がつくのだが、こんなにバラが生えていてはよくわからない。とにかく広くてバラだらけである。
あまり語っても仕方ないので写真で楽しんでチョーダイ。
見た目もきれいだったが香りもよかった。香りなんてしばらくすれば鼻が慣れて感じなくなりそうなものだが、ずっとバラの香りにつつまれている感覚があった。これは結構やみつきになりそうないい気分である。
生け花や鉢植えのバラもいいけれど、
バラ園のこの密集感がたまらないね。
なかには、これもバラ?というような形のものもあった。品種名を記したプレートがあったが、それをいちいち確認していたら切りがないので無視してビジュアルのみで楽しむ。
よく見ればけっこう痛んでいる花も。一番の見頃は先週の土日だったかも知れない。でも7000株のバラに圧倒されて、あまりそんなことは気にならない。それと切り花でバラを見るとゴージャスなイメージがあるが、屋外で見ているせいかバラ園だとそういう感じはしないのがおもしろい。
アップで撮るためにバラに近づくと、
ムーッとするくらいバラの香りが漂ってくる。
バラ園といえばアーチとか、いろいろな飾り植えが楽しみ。
ガーデンな雰囲気。
庭としては敷地に対してバラが多すぎてバランスが悪い。あくまでここは庭ではなくバラ畑として、その圧倒的な量を楽しむところだと思う。
結局2時間ほどバラ園をうろつき、その美しさを目で楽しみ、いい香りを鼻で楽しんだ。人は多かったが目線はバラを見ているから、ほとんど気にならない。バラはそこそこ背丈があるから人の姿を隠すついたてにもなっている。
ゲートをでるとバラを売っている。バイクで持って帰るのは厳しいので断念。
チューリップの次は、秋にバラに挑戦してみようかな。
走行距離95キロ。
ツーリングというより足としてバイクを使っただけ。こういう乗り方も私には向いていると思う。アジサイも見に行きたいがアジサイ=梅雨=雨でバイクには向いていないのが残念。
前の土曜日に、あけぼの山農業公園で真っ赤に咲き誇るポピー畑を見て、いたく乙女心を刺激されたので?今週はバラを見てきた。千葉県八千代市にある京成バラ園。規模・内容ともに日本有数のバラ園といわれている。たぶん首都圏では1番大きい。
ちなみに京成(けいせい)というのは京成電鉄のこと。東京の上野から千葉県を結んでいる私鉄。京成の京は東京の京。成は成田空港の成田。バラ園は京成電鉄の子会社でバラの生産者としても有名。
別に道順を記すようなツーリングでもないが、地図はいつものグーグルマップ。自宅から近くの首都高に乗り首都高環状線で銀座あたりを通過するのは先週と同じ。先週はその後、首都高6号三郷線で北上したが、今回は7号小松原線で西に進む。小松原線は4キロほど直線が続くので自制心の修行になる。なお対向車線を目測150キロ以上でかっ飛ばしていく白バイとすれ違った。いいなあ、捕まる心配がなくて。さて首都高は荒川を渡ったあたりで京葉道路という高速に接続している。10キロ程走って花輪というインターチェンジで降りる。インターチェンジなどどうでもいいのだが、バラを見に行くのに使ったのが花輪というのが気に入って書き込んでみただけ。
京成バラ園では春バラが最盛期を迎える今の時期、通常午前9時の開園を土日は午前6時に繰り上げている。それでも昼過ぎまでは混雑し、駐車場に入るための渋滞もあるらしい。それもイヤだし、午前6時に間に合うよう早起きできるはずもなく、今回はバイクで走って楽しむようなルートも組み込んでいないので、帰りが暗くてもいいやと午後3時過ぎに現地到着。700台ある駐車場は無料。バイクの駐車場はなく自転車と同じ駐輪場に停める。自転車が一杯で停めにくかったので、その付近で適当に停めた。駐車場の係員は大勢いてみんな親切だった。
入園ゲート付近。
このあたりでもうバラのいい香りが漂ってくる。
入園料は1200円。年間パスポートだと3000円。ちなみにバラは春と秋の2回咲く。30分以内で来られる距離なら年間パスポートを買ったと思う。
入園ゲートの隣の売店。
売店の飾りのバラでこの程度ならと期待が膨らむ。
入園する。
バラ!バラ!バラ!
1000品種7000株のバラが咲いているといわれている。
クレーン車でも持ってこなければ全景は捉えきれない。
バラ園の敷地全体で3万平方メートルと説明にある。このメインの庭園部分は野球のグラウンド程度の広さだった。1ヘクタール(1万平方メートル)ちょっとか。以前、都市開発のプロジェクトに参加していたことがあるので更地ならヘクタール単位で見当がつくのだが、こんなにバラが生えていてはよくわからない。とにかく広くてバラだらけである。
あまり語っても仕方ないので写真で楽しんでチョーダイ。
見た目もきれいだったが香りもよかった。香りなんてしばらくすれば鼻が慣れて感じなくなりそうなものだが、ずっとバラの香りにつつまれている感覚があった。これは結構やみつきになりそうないい気分である。
生け花や鉢植えのバラもいいけれど、
バラ園のこの密集感がたまらないね。
なかには、これもバラ?というような形のものもあった。品種名を記したプレートがあったが、それをいちいち確認していたら切りがないので無視してビジュアルのみで楽しむ。
よく見ればけっこう痛んでいる花も。一番の見頃は先週の土日だったかも知れない。でも7000株のバラに圧倒されて、あまりそんなことは気にならない。それと切り花でバラを見るとゴージャスなイメージがあるが、屋外で見ているせいかバラ園だとそういう感じはしないのがおもしろい。
アップで撮るためにバラに近づくと、
ムーッとするくらいバラの香りが漂ってくる。
バラ園といえばアーチとか、いろいろな飾り植えが楽しみ。
ガーデンな雰囲気。
庭としては敷地に対してバラが多すぎてバランスが悪い。あくまでここは庭ではなくバラ畑として、その圧倒的な量を楽しむところだと思う。
結局2時間ほどバラ園をうろつき、その美しさを目で楽しみ、いい香りを鼻で楽しんだ。人は多かったが目線はバラを見ているから、ほとんど気にならない。バラはそこそこ背丈があるから人の姿を隠すついたてにもなっている。
ゲートをでるとバラを売っている。バイクで持って帰るのは厳しいので断念。
チューリップの次は、秋にバラに挑戦してみようかな。
走行距離95キロ。
ツーリングというより足としてバイクを使っただけ。こういう乗り方も私には向いていると思う。アジサイも見に行きたいがアジサイ=梅雨=雨でバイクには向いていないのが残念。
wassho at 17:12|Permalink│Comments(0)│