ポピー

2017年05月03日

武蔵丘陵森林公園でアイスランドポピーと少しだけリナリア

4月30日の東松山ぼたん園と武蔵丘陵森林公園を見てきたツーリングの続き。



アイスランドポピーとリナリアが咲いている運動広場に向けて歩き出す。何度も書くが本当にこの日は森の中の道を歩くのが気持ちよかった。森林浴効果で身体の細胞も活性化している実感がある。
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初回のエントリーで書いたように、上半身はスポーツ用ピチピチ速乾アンダーウエア(半袖)にTシャツの重ね着が功を奏し、汗はかいているんだろうけれどそれをまったく感じない。しかし問題は下半身。バイクウエアで革パン着用なので当然暑い。それに重たい。膝には転倒した時のためのプロテクターが入っているので歩きにくいの三重苦(/o\)

そしてそれ以上に問題なのがバイク用のブーツ。すったもんだして購入したアルパインスターのこのブーツ、デザインは未だにこれ以上に気に入ったものを見つけていない。ただし、なぜかソール(靴底)がやたらに硬いのである。不思議なのはショックの吸収性は悪くないのに、歩く時にしなって曲がらないということ。もう6年使っているから(といっても履くのはツーリングの時だけだが)多少はマシになってきたが、最初の2年くらいは下駄を履いているみたいだった。私の足がこのブーツに慣れてしまっているとはいえ、やはりこれで何キロも歩くのは辛い。もう一足の安全靴を履いてくるんだったと後悔。バイク用に買った安全靴はデザインも履き心地もいいのだが、さすがに2980円だったので(^^ゞかなりくたびれてしまったのが難点。たまにネットで探しても、これほどのデザインの安全靴ってないんだよなあ。



話がそれた。
痛む足を我慢しながら歩いているとこんな看板が。つまりネモフィラからアイスランドポピーまでは1.6キロということ。普段ならどうってことはない距離なのだが。
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疎林とは初めて目にする言葉。調べてみると、読んで字のごとく木が疎ら(まばら)に生えているという意味。でも英語表記のWoodedには「まばら」というニュアンスはないし、Wooded Areaとエリアを修飾して使えば、木が多いエリアという意味になると思うのだが違うのかな。
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とにかく歩いて歩いて、ところどころは登り坂で、
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ようやく木々の切れ目にポピー畑が見えてきた。
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前回エントリーで書いたように、見たかったのはアイスランドポピーではなくリナリア。
それはどこにあるのかと見回すとーーー小っさ!
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しかも常に風が吹いていて、リナリアは軽い花なので揺れまくり。ピントはまったく合わず、適当に連写してまぐれ当たりを狙うといういつもの作戦も通用しない。これが一番まともな写真でアップに撮ったものは全滅(>_<)
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ちなみにネットでは、リナリアはヒメキンギョソウ(姫金魚草)の和名と説明しているものと、両者は別物とするものがあった。もう少し大きなキンギョソウは形は似ていても品種的に違う系統のようだ。金魚という名前の由来は普通のサカナの形の金魚じゃなくって、リュウキンやデメ金のようにヒラヒラのついている金魚のほうね。



リナリアは期待はずれだったが、気を取り直してアイスランドポピーを楽しむ。かなり広い畑で緩やかな傾斜になっている。どうせなら下から全体を見上げようと思って丘を下る。
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途中にあった正体不明の柵。
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ポピー畑の隣が運動広場で、白いのが「ぽんぽこマウンテン」と呼ばれるもの。写真では動きがわからないが、巨大な空気トランポリンで子供が飛び跳ねて遊んでいる。どうせ大人は遊べないので離れた場所から写真を撮っただけ。
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ここがポピー畑の一番下。
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あまりに広すぎて全景を収めることはできなかった。縦に構えた方が広さが伝わるかな。
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咲いていたのは黄色7割、オレンジ3割弱、白がごく僅かといった比率。ポピーの花びらは薄く、少しの風でも揺れるからピントはなかなか合わない。
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ところでポピー=ヒナゲシであり虞美人草(ぐびじんそう)ともいう。アイスランドポピーとポピーは別物のはずだが、アイスランドポピーのことを単にポピーと呼ぶ場合も多いようだ。


上に向かって登っていく。
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下を振り返ったところ。この方向だと逆光なのに普段と違い写真が白っぽくならず、逆に花の色が濃く撮れた。このあたりのカメラの仕組みは未だによく理解していない。
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このポピー畑に最初に到着するのは傾斜している敷地の中腹部分。そのすぐ下にリナリアがあって少しガッカリだったのは先ほど書いた通り。実は一番高い部分にもリナリアが咲いていて、それは最後の楽しみにとっておいた。この写真の上の方、ポピーの花が終わった先が少し紫色になっているのがわかるかな?
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ーーーと期待して登ってみると、そこに咲いていたはルピナスだった(/o\)
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もちろん嫌いじゃないんだけれどーーー。しかし2つ前のエントリーで紹介したように、ルピナスが植えられている公園・庭園樹園というエリアは充分広いのだから、ここはリナリア植えようよ!
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せっかくだからルピナスとアイスランドポピーのツーショット。でも距離が離れすぎてポピーは黄色の帯にしか映らず。
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さて西口からここまでも遠かったが、ここから中央口まで戻るのも遠い。中央口まで5000円と白タクでも来たらきっと乗っていたな。
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ようやく中央口近くのレストランまでたどり着く。ソフトクリームはなかったのでアイスクリームを買う。食券を買って、それを係員に渡してショーケースからカップ入りアイスクリームを選ぶ。なんかヘンな仕組み。
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アイスクリームで元気回復。
もう中央口まではあと少しなので、ツツジを撮るなど余裕をカマス。
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とうとう中央口の広場が見えてきた。
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突然の水鉄砲攻撃!
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ーーーではなくて、お約束の噴水ハイスピード撮影。
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中央口でベンチに腰掛け、iPhoneのヘルスケア・アプリで確かめてみると7キロ1万2666歩。よく重たい革パンとカチカチブーツでこれだけ歩けたものだ。
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走行145キロで午後4時半に帰宅。天気は最高で、渋滞にもほとんど巻き込まれず、足が少し痛くなったものの、花と新緑を楽しめた気持ちのいいGWツーリングだった。


おしまい

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2016年05月21日

石橋あやめ園でジャーマンアイリス

アヤメ、ハナショウブ、カキツバターーーこの3つは似たような花。何度か見に行っているし、それほど大規模でなければあちこちの公園でも植えられている。去年は横須賀しょうぶ園を訪れた。その西洋品種にあたるのがジャーマンアイリス。こちらは花屋や生け花以外では見た記憶がない。というわけでジャーマンアイリス鑑賞が本日の第1目的。

和種のアヤメ類を植えている公園はたくさんあるが、ジャーマンアイリスとなると数は少ない。それなりの規模で、かつ日帰りツーリングの範囲内にあるのは3カ所しか見つけられなかった。今回はその中で一番近い栃木県の宇都宮近郊にある石橋あやめ園。残り2つは軽井沢の近くと福島県の白河。千葉にもいくつかあるようだが規模は小さいみたい。


ツーリングでこんなに広い範囲の地図を載せるのは久し振りかな。
石橋あやめ園までのルートはシンプルで、首都高で都心部を抜け東北自動車道に入り北上、栃木都賀ジャンクションで北関東自動車道に乗り換えて東に進む。そこから2つめの壬生(みぶ)インターで降りて7〜8キロ。壬生インターを降りた先の地名は「おもちゃのまち」。ニックネームではなくそれが正式な地名。おもちゃ工場が多いらしくバンダイの博物館もある。その住所は「栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち3-6-20」と楽しそう。
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午前10時前に出発。このところの暑さはひと休みで、気温は20度とやや低めだった。北に向かうともっと寒くなるのかと心配したが、時間と共に26度くらいまで上昇。渋滞もなく12時前に石橋あやめ園到着。
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駐車場の先の池を越えたところが石橋あやめ園。
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のどかでいい光景。ただし写真にじゃまな電線あり(/o\)
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入口で売られていたメダカ。
5匹入りで500円。高っ!
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隣の1000円の楊貴妃というのはメダカを観賞用に品種改良したものらしい。まったく知らなかったが、この専門店ページには57種類の観賞用メダカが載っている。



石橋あやめ園は公園ではなくジャーマンアイリスの生産と販売をしている農園。シーズン中はこのビニールハウスにあるものを選んで買うことができる。入園料はなく見るだけなら無料である。
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ジャーマンアイリスはヨーロッパ産のアヤメ類を観賞用に品種改良したもの。ただしジャーマンアイリスあるいはドイツアヤメと、ドイツをつけた名前で呼ぶのは日本だけらしい。ベースとなったのはゲルマニカという品種でドイツやフランスで品種改良が始まったが、その後に多くの品種が開発されたのはアメリカとのこと。


一目見ればアヤメの仲間だとわかるが、
和種のものよりゴージャスな印象で花のサイズも大きい。
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6枚ある花びらは、3枚が上に立ち上がり3枚が横に広がる。下の花びらには毛虫みたいなものが乗っかっているのが特徴。この毛虫も花びらの一部らしい。知らなかったらドッキリするね。
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色数が豊富なのもジャーマンアイリスの特徴。
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この2つは色は同じだが花びらの模様が微妙に異なる。
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フリンジといって花びらの縁がギザギザになったジャーマンアイリス。チューリップでもそうだが、なぜかフリンジのあるものが好き。いろんな花をフリンジに品種改良して欲しい。
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フリンジだけエコヒイキしてツボミも撮影。
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すべての品種の名前が表示されているが、数が多いので名前までは写真には撮らなかった。石橋あやめ園では200種類くらいのジャーマンアイリスを栽培しているらしい。

石橋あやめ園は線路沿いにある立地。高架の上が東北新幹線で下に在来線が走っている。電車が通ると少しうるさいが、そんなに頻繁には来ない。
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基本的にはハウス栽培のようだが、ハウスの外にも少し植えられていた。
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時期的には1週間ほど遅かったかな。花が終わったジャーマンアイリスはこんな感じになる。不思議なことに花の色にかかわらず、花殻(はながら:咲き終わった花のこと)はすべてこの色に変色するようだ。
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だから「いかにも枯れた」という色ではないので、花と花殻が混ざっていてもあまり気にならない。もっと多く花の種類があったのかもしれないが、こんなにたくさんのジャーマンアイリスを見たのは初めてなので充分に満足した。
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こちらはツートンのジャーマンアイリス。
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紫色系のツートンは色の対比が鮮やかできれい。
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こんな色の組み合わせがあるのもジャーマンアイリスならでは。
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ジャーマンアイリスのビニールハウスは10棟ほどで丸屋根。こちらは平たい屋根のビニールハウスで別の花が育てられている。
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ジャーマンアイリスばかり見ていると飽きてくるのでいい箸休め。これはアルストロメリアという花。日本名は百合水仙。見た目にユリとの共通性はあってもスイセンには似ていないと思うけれど。
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ここは夜に暖房を入れているのか少し石油の匂いがした。それと壁部分が取り払われて屋根だけになっているジャーマンアイリスのハウスと違って、壁も少し残されているので暑かった。
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全体の色にかかわらず、短い筋模様が出る部分は花びらが黄色になるようである。ピンクの花の筋模様を見ているとキツネに見えてくる(^^ゞ
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ハウス内で鉢植えも売られているし、メダカの横で切り花も売られていた。
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アルストロメリアのハウスはそのまま売店につながっている。
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日陰になっているベンチで休憩。お客さんは私以外に6〜7組程度。最盛期を過ぎているのでノンビリしたムード。ゆっくりと花を見て回ることができた。ハウス内で花の列の間の通路は狭いので、混んでいたらけっこう大変かも。
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駐車場に戻る途中にもいくつか植物が植えられている。


ポピー。
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シャクナゲ。
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4月終わりに見てきた高蔵寺のシャクナゲより勢いがあったかも。
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津久井湖城山公園で先週見たルピナスも少しだけ。
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石橋あやめ園で1時間少々過ごした後、次の目的地へ向かう。


ーーー続く

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2015年04月21日

昭和記念公園のチューリップ その2

渓流広場を進んでチューリップの植え込みが終わったあたりに、レストランや売店が並ぶ一画がある。そこで大道芸をやっていた。
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静止した写真では何をしているのかまったくわからないが、手に持っている大きなガラス玉が空中に浮いたり意志を持って動いているように見せるジャグリング。ジャグリングとはお手玉のようにモノを投げたりしながら器用に扱うパフォーマンス。ここで見たのはガラス玉を投げるわけではないからジャグリングとは呼ばないかも知れない。


渓流広場の隣にあるのが「みんなの原っぱ」という名前の広大なスペース。
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もう少し前なら桜がキレイだったはず。
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今年の東京は、桜の開花日と前後してとても暖かい日が続いたので、アッという間に咲いてアッという間に散った印象。その後はまた冬に逆戻りし、4月の半ばにコートを着たことは今までもあったが、手袋までしたのはたぶん今年が初めて。もう慣れてきたとはいうものの、どんどん天候が変な方向にいっているのが気掛かり。



みんなの原っぱの片隅。といってもみんなの原っぱがとても広いから片隅だけでもかなりの面積である。そこにポピーが植えられていた。
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ポピーはヒナゲシ(雛芥子)あるいは虞美人草(ぐびじんそう)ともいう。花びらが極薄なのが特徴。ここでは3色のポピーが植えられていた。
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ポピーの隣で紫色の花を咲かせているハナズオウの木。
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なかなかキレイな色。
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ポピーが植えられているのはみんなの原っぱの西花畑と呼ばれるエリア。広場の向こうの方にかすかに黄色く見えているのが東花畑で、今は菜の花が植えられている模様。この前のツーリングで菜の花を見てきたので今回は足を運ばず。
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ポピーとハナズオウで箸休めをした後は
再び渓流広場に戻り、先ほどの対岸を歩いてスタート地点に向かう。
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少し水辺を意識して撮ってみた。
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こちらの岸からだと逆光になる。逆光はたいていやっかいなもの。しかし紅葉とチューリップの場合は、逆光が葉や花から透けて光っているように写るからキレイ。
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チューリップの名所はどこも人が一杯。それでもサクラと較べたらチューリップの花見に出かけた経験がある人は極々わずかな割合かと思う。チューリップが似合うのはもちろん可憐な少女だけれど、ココロがくたびれたオッサン・オバハンこそチューリップを見て元気になるべきなのだ(^^ゞ

とりあえず写真でメルヘンワールドを楽しんでちょうだい。
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スタート地点に戻ってきた。渓流は片道500メートルくらいかな。まだ腹六分目位だったのでもう一往復。二往復目はカメラはバックにしまって見ることに専念。
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今回はあまりアップの写真は撮らなかった。お約束の下から見上げるアングルも、空の色がパッとしなかったので試しに何枚か撮ったのみ。
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昭和記念公園のチューリップは植え込み方は素晴らしいものの、品種のバラエティは少し乏しく感じる。割とストレートなチューリップが多く、マーブル模様やフリンジ(花びらの先端がギザギザになっている)などは特に少なかったように思う。

話は変わるが自宅ベランダのチューリップ。残念ながら今年は不作である。満開感を味わえずに早くも終盤の雰囲気(/o\) 発芽および開花率も例年と較べてかなり低い。やはり球根を買うのが遅く、売れ残りのものしか手に入らなかったのが響いているみたい。残念日記はいずれそのうち。

というわけで満開・密集のチューリップを見て、人々が「キレイ」とか「スゴイ」とか声を上げている中で、ひとりボソッと「うらやましい」とつぶやいてきた(^^ゞ

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チューリップを満喫して帰宅。走行は80キロほど。
もう一箇所どこかに見に行こうか思案中。これほど大規模なところでなければ全国各地に名所はあるから、チューリップ花見をしたことがない人は是非。


おしまい

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2014年05月27日

花菜ガーデン その2

バラ園を一通り見終わる。
写真でもわかるように花菜ガーデンはまわりに高い建物がないのが素晴らしい。
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園内をブラブラ歩いていくと「見晴らしデッキ」という名前の、少し小高い場所に作られた展望台がある。普通の展望台は高いところから下を眺めるものだが、これは周りの山を下から眺めるのが目的の変わった展望台。展望台の写真は撮り忘れた。


山には雲がかかっているが、デッキを造って眺める価値はある景色。新緑の季節感もあってどことなくすがすがしい。写真左側が丹沢山系。右側は頂上が雲で隠れている大山(おおやま)1252メートル。中腹にある大山寺は紅葉で有名でそのうち行きたいと思っている。
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これはセンターフィールドと名付けられた、いわば中央芝生広場。
写真左奥がバラ園へ向かう道である。
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センターフィールドと見晴らしデッキにつながる斜面にポピーが植えられていた。青い花が混じって植えられているのが珍しい。
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もうちょっとアップで。
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青い花はヤグルマギク。矢車草とも呼ぶが同じ名前で別の花もある。矢車とは鯉のぼりのポールの先端につける、矢を組み合わせた形の風車みたいなもの。あまりこの花と似ているとはいえないが。すでに花絨毯としての盛りは過ぎていたものの、青い花は少ないので見られただけ儲けもの。
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ポピー=ひなげし。
花びらが散った後のポピーって、ちょっと不気味(^^ゞ
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センターフィールドの一部ではバラの苗が販売されている。
テントを張っているのは園芸店で土や肥料、農薬なども売っていた。
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恒例の?お値段チェック!
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畳1枚くらいの花壇を作るなら7〜8万円近く必要かな。バラは基本的に種まきではなく接ぎ木で増やすから最初は苗を買うことになる。ところで枝を地面に植えることを接ぎ木と思っている人が多いみたい。それは挿し木で、接ぎ木とは別だから興味があったら検索してみて。



入場ゲート付近の建物で人が吸い込まれていくのは、
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バラ展だった。しかも記念すべき?第1回。
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要はいろんな種類のバラの室内展示。
このテーブルは日本大学の生物資源学部が出品。
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こっちは藤沢バラ会という団体。
平塚の東隣が茅ヶ崎で、その東が藤沢である。
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菊の展示会でよく見るような育て方もあった。
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ここは室内なのでバラの香りが超濃厚。それぞれのバラは状態も完璧でキレイ。しかしまさに今、バラ園で山ほどバラを見てきたばかりなので、それほど感激しなかったというのが正直なところ。これがもし、ふらっと立ち寄ったデパートなどのイベント会場ででも開催されていたら興奮したかもしれない。市内で展示して花菜ガーデンに誘導するというやり方のほうが効果的のように思える。ただし、それぞれに品種が書かれたネームプレートが付いているから、バラの勉強をしたい人にはいいかも。


別の展示室ではバラとは関係なく盆栽の展示会。嫌いじゃないんだけれど、バラを見た後に盆栽を見ても気持ちの切り替えが追いつかず1分くらいで退出。ごめんね盆栽ちゃん。
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その後、芝生広場の屋台で「湘南名物しらす丼」とやらを買って食べ、花菜ガーデンを出たのが午後1時前。今までバイクで訪れたバラ園は四カ所とも超有名どころ。まったくそれらに引けを取らないと断言できる。開放感は断トツだし湘南の海を見て帰ることもできるからお勧めのバラ園である。後で知ったのだが箱根のポーラ美術館の半券を持っていると100円引きの420円になる。しまった!と思ったが、半券なんて残していないし。次にポーラ美術館に行ったら大切に保管しておこう。


帰る時にはチケットを買う人の列がレンズに収まりらないほどに。駐車場待ちのクルマも道路に数十台。園内は広いから、それほど混雑感はないけれど来るならできるだけ早く来ましょう。
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ーーー続く

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2012年05月26日

あけぼの山農業公園

先週は薩堆峠や三保の松原など私にとっては走行距離360キロと遠出したので、今週は近場でバイクツーリング。先々週に発見して、とっても気に入った水元公園でもよかったが、やっぱり違うところにしようと選んだのは千葉県柏市にある「あけぼの山農業公園」。ここはチューリップのことをいろいろ検索していたときに見つけたところで、最近バイクツーリングのホームページで取り上げられていたので思い出した。

残念ながらチューリップの季節は終わってしまったが、農業公園というだけあって季節折々の花が咲いている。ところで、このあたりは利根川の河川敷に近い場所なので「あけぼの山」なんて山はない。丘ですらない。ちょっと不思議な名前である。

あけぼの山地図のコピー

往きは自宅を出てすぐ首都高に乗る。首都高はところどころコーナーがキツイので、クルマでは楽しいがバイクではちょっと苦手。ゆっくり走ればビビらなくて済むのだが。

首都高環状線で銀座や京橋を過ぎてしばらくすると首都高6号線に入る。6号線は隅田川右岸を走る見晴らしのいいルート。貼り付けたグーグルマップで点線の矢印となっているあたりが隅田川沿い。首都高は高架なので隅田川がよく見える。浅草が近づくと屋形船がたくさん繰り出していて賑やかだった。和風な屋形船の間をモダンな水上バスが走っているのも絵になっている。残念ながら写真はなし。


バイク関連のブログなどで走りながら撮った写真をよく見るけれど、あれってどうやって撮っているんだろう。グローブをした手でデジカメの小さな電源スイッチを入れたり、それとたぶん左手でカメラを持っているはずだが(バイクのアクセルは右手で操作するから)、カメラのシャッターボタンというのは必ず右側にあって、左手でシャッターを押そうと思ったら液晶画面はほとんど見えないはずーーーなどをどうしているのか不思議。

どのちみち構図を考えている暇はないから、適当に狙って連射してイイ写真が撮れたらラッキーというやり方なのかな? バイクで走っていて「ここを写真に撮りたいなあ」と思うことは多々ある。でも今のところそんなアクロバチックな撮影にチャレンジする予定はなし。とりあえず安全第一ということで。


隅田川沿いが終わったら、後はほとんど真っ直ぐな高速道路。グーグルマップで往きは上向きの矢印のコース。三郷(みさと)というところで首都高は仙台まで続く常磐自動車道に接続している。水元公園はこの三郷の近く。常磐自動車道を柏(かしわ)で降りて5〜6キロ走れば目的地到着。ここまで自宅から55キロくらい。


あけぼの山農業公園の隣には布施弁天という大きな寺がある。周辺には布施弁天コッチの看板はたくさんあるが農業公園のものはナシ。ナビが「目的地周辺です」とアナウンスしているのに布施弁天の駐車場しかない。ちょっと行ったり来たりして見つけた駐車場がここ。ずいぶんガラーンとしている。後でわかったのだが、ここは「あけぼの山農業公園」の隣の「あけぼの山公園」だった。隣同士で同じ公園のようなものだが、「あけぼの山農業公園」が柏市農政課、「あけぼの山公園」は柏市公園課と市役所の縦割り行政で管轄が違うらしいーーーアホクサ。
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役所はアホでも公園はきれい。
蓮(はす)池があった。
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とりあえず奥に進む。
この時はまだここが農業公園じゃないことには気づいていない。
それとこの公園には案内看板のようなものがまったくない。
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少し登ると
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道のついていない林の中に出る。
迷路のような公園である。それはそれで楽しめたが。
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展望台のような造りのものがあったが
特に何も見えず(/o\)
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下に降りる階段があったので降りて
さらに進んでいくと
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また階段があって降りると道路に出た!
ちなみに、ここまで誰にも出会わず。
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何か別の入り口があったので
そこでようやく、こっちが「あけぼの山農業公園」だと知る。
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こちらはそこそこ賑やか。
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利根川沿いだから親水公園的。
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水路を歩いて遊ぶ子供。
そういう用途で作っていないと思うが、やっぱり子供は遊びの天才。
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奥の広場には
アスレチックコースや炭焼き小屋?のようなものもある。
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これはなんだかわからないが、農政課の予算でやろうとすると
こういう建前的なものが必要なのだろう。
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柏といえば柏レイソルなのでサッカーボールのモニュメントかと思いきや
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タイムカプセルだった。
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本日の準メイン。
なぜかこの公園にはオランダ的な風車がある。
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風車の前は蓮池。ただし蓮池(はすいけ)という名前だが、そこにあるのは蓮ではなく、睡蓮(スイレン)である。

水面に花を咲かせるスイレンには一種独特の風情がある。花が美しいというより、土から生えているのではなく水面に咲き浮かんでいるというのが、なんとも不思議な魅力で見ていて飽きない。私の写真では伝わらないが、実物を見れば印象派のクロード・モネやその他の画家が蓮に絵心を刺激された気持ちがわかるような気がする。
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そして蓮池の向こうに見えるのが本日のメイン。
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ポピー畑!
最近はポピーと呼ぶことが多いが、アグネス・チャンが唄った「♪オッカの上ヒナゲシの花が〜」のヒナゲシとポピーは同じ花である。虞美人草(ぐびじんそう)ともいう。ある年代以上なら誰でも知っているオール阪神巨人の「クルマにポピー♪」のポピーが、この花のことかどうかは知らない。
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海や山を見るのもいいけれど、こういう見渡す限りの花畑を眺めていると気持ちと目の疲れが同時にとれるような気がしてくる。なんとなく乙女チックなイメージだが男子にもお薦めである。


バラ園もあるというので行ってみた。
実にショボかった(/o\)
バラにはあまり力が入っていないみたい。
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おまけでオシャレなマンホールの写真。
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帰りに我孫子市の手賀沼という湖に寄る。あけぼの山農業公園からは数キロの距離。柏市も我孫子市も名前はよく知っているが私にとっては印象が薄い。通り過ぎたことはあっても訪れたのは初めて。隣同士だということも知らなかった。ブラブラ徘徊して関東を体感するのもバイクを買った目的の1つだから、これからも無理やり目的地をつくってアチコチ出かけたいと思う。


バイクを停めたのは手賀沼公園。
小さい湖というか大きな池というか。
あっ!そういうのを沼というのかな? 沼という言葉は知っていても具体的なイメージがいまいちわかない。人間関係の泥沼はたくさんあるのに(^^ゞ
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青春中の男女5人組。中学生かな?
私も仲間に入れて欲しかった(^^ゞ
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仮設っぽい桟橋。
歩くと揺れるし、サビで鉄板が抜けないか心配。
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でも先っぽまでこないと気がすまない(^^ゞ
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水生植物。
景色的になかなかいい感じなんだが、手賀沼は日本で1番水質が悪い湖として有名だった。今でもワースト10当たりの順位。
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花壇の横に立て看板。
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なんだろうと思って近づいてみると放射線量測定結果。
こういうことを気にしなくてもよくなるのはいつだろう。
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でも花はきれい。
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駐車場が見あたらなかったのと、少しの時間しかいなかったので公園の横に路駐。なかなかいい感じの住宅地だった。なぜかここだけ松並木。
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帰りはスカイツリーの手前まで国道6号線を走って、その先から首都高に乗った。走行距離約120キロ。これくらいだと疲れなくていい。そのうち地図に自宅から半径50キロの円を描いて、その中におもしろうそうなところがないか徹底的に探そうかと思っている。近くて知らなくて、おもしろいところは無数にあると思う。

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