マツ

2023年12月27日

紅葉のつもりが桜が咲いていた旧芝離宮庭園 その2

2つ前の投稿にも書いたように芝離宮庭園に来たのは、その前に訪れた清澄庭園の紅葉が見応えに欠けたから。芝離宮庭園の紅葉がどの程度のものかは特に調べなかったものの、「離宮」と名前がついていれば何となく風流な紅葉で素敵なイメージがするじゃない。

いってみれば清澄庭園の仇を芝離宮で取るつもりだったけれど、
逆に返り討ちに遭ってしまったーーーお話のさて始まり始まり。


入り口をくぐって、
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目の前に広がる光景。
こ、こ、こ、紅葉は?
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見回せばポツンポツンと紅葉が散見できるものの、苑内の紅葉比率が少なくて残念だった清澄庭園のさらに1/10くらいだろうか(/o\)
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マツを眺めるのが好きでよかったゼ。
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かなり大きなサイズだった雪見灯籠。
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同じく雪見と名前がつく雪見障子は、雪景色を眺めるために下半分が紙ではなくガラスになっている障子(しょうじ)。しかし雪見灯籠は雪景色とは機能的に何の関係もない。基本的には灯籠(とうろう)デザインの名前で、

   石でできている
   上部の傘が広い
   脚部が3つか4つに分かれている

形のものが雪見灯籠で、灯籠としてはポピュラーな部類に入る。
ではなぜ雪見と呼ばれるかというと、

   広い傘に雪が積もる姿を想像した
   あるいは傘に積もった雪を眺めて楽しんだ
   近江八景の浮身堂に形が似ていて、それが訛った
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などの説がある。

もっとも雪見障子だって雪景色だけでなく、季節を問わず部屋から庭を眺めるのが本来の目的。そう考えると雪見と名付けるのは、心情的な付加価値を高めるネーミング手法として昔からあったのだろう。



雪見灯籠の下にいたハトは清澄庭園で見たカモと同じように、
クチバシを背中の羽毛に突っ込んで暖めていた。水鳥ではないハトも寒いんだ。
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大山という小さな丘。
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ここから見えている範囲で庭園全体の4/5。
面積は4.3ヘクタール。
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ビルに取り囲まれているのは致し方ないところ。そして世界貿易センタービルを建設しているクレーンの横はJRの線路。新幹線も走っていてこの庭園はけっこううるさい。
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大山を先ほどの写真の後ろ側に下りる。
マツがいい感じ。
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そして紅葉しているサクラの隣にあったのは、
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十月桜。
なんと12月なのにサクラ花見ができた\(^o^)/
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春に咲くサクラと違って花数はスカスカ。
しかしネットの画像検索で他の十月桜を見ると、これはこういう咲き方のようだ。
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サクラのピンクを眺めるとしあわせな気分になるねえ。
まさに♪♪ちいさい春 ちいさい春 みつけた
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さて紅葉は期待外れでも庭園の散策を続けますか。
まずは逆さ富士ならぬ逆さビルの水面に揺れる姿を楽しみましょう。
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この先に見えた紅葉は、
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冴えない色。
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でも近づけば和の色合いが渋い。
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最もキレイだったのでこの程度。
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ところでいつも書いているように、紅葉は逆行気味で撮ると色が鮮やかになる。一般的には順光で日がたくさん当たっていた方が写真はキレイなので、太陽の位置は常に気になるところ。しかしこの庭園では珍しい経験をした。

太陽はこの方向。
こちらを向けば逆光になる。
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しかしその対面のビルに太陽が反射して、
こちらを向いても逆光になる場合があった。
どないしたらエエネン(>_<)
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芝離宮庭園で紅葉が最も賑やかだったのはこの一画。
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これは清澄庭園でも紅葉のアイコンとなっていたハギノキ。
その下の草も少し色づいて、なぜかオレンジ白菜を連想する。
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その前にいるカモ。
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こちらも清澄庭園のカモと同じようにクチバシを背中の羽毛に突っ込んでいる。そのときに調べたら、クチバシをそうやって暖めながら寝ているとの情報もあった。しかし後で写真で確認すると目は閉じていない。そこで今回はじっくり観察するとクチバシを突っ込みながら移動したり、ときどき突っ込むのをやめたりしていたので寝ているのではなさそう。
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ところで清澄庭園のブログでは

   カモは公園の池などいろいろなところにいるが、私がカワイイではなく
   オイシソウと思いながら眺めているのをコイツらは知らない

とも書いた。今回はネギならぬオレンジ白菜の前にカモである。
お腹すくヤロ(^^ゞ


ハギノキの周りにある紅葉が賑やかな一画に移動。
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この日にレッドオータムを感じられたのはここだけ。
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これは順光で撮ったもの。色ははそこそこ鮮やかだが、順光だとツヤのないマットな色調に写るから、やはり逆光のほうがキレイ。
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清澄庭園では池の中に置かれた様々な飛び石を歩いたが、
ここ芝離宮庭園では石の橋がたくさんあった。
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それを渡ってマツや石を眺めにいったり、
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まるでヨーロッパの古代遺跡のような石柱を見たり。
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これは茶室の門柱らしい。
門柱が石なのは日本では珍しいような気がする。
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そろそろ帰りましょう。
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出口はまるで個人宅の勝手口のような造り。
自分で押して扉を開く。
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紅葉はあえなく返り討ちに遭ってしまったものの、思いもかけずサクラを眺められたのはよかった。もしサクラがなければ「こんな庭園は潰してタワマンを建ててしまえ!」と思ったかも知れない(^^ゞ

残念ながら十月桜は1本しかなかった。秋から冬に咲くサクラは何種類かあるので、それらを100本ほど植えてこの庭園の名物にしたらいいのに。関係者の皆さんは是非ご検討を。

ところで何事も終わりよければすべてよし。今年はたくさん紅葉を見に出かけたのに、最後がこれじゃ〆られない。でも大丈夫、私には心強い味方がいる。それはまた後日に。



おしまい

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2023年12月18日

紅葉より松を見てきた清澄庭園

前回の池田山公園と御殿山庭園でのもみじ狩り。それほど期待していたわけじゃなかったとはいえ、紅葉クォリティは池田山公園でギリ、御殿山庭園がイマイチならぬイマミッツで不満が残った。それで都立の庭園ならそこそこ楽しめるだろうと、あまり深く考えずに外出ついでに遠回りして訪れたのが清澄庭園。日付は12月7日。


清澄(きよすみ)庭園は隅田川を渡った江東区にある。庭園があるのは江戸時代に深川と呼ばれたエリア。薄く色を塗ったのが江戸時代の深川で、現在、深川の地名がついているのは庭園南側のごく限られた範囲だけになっている。

清澄深川地図


地下鉄半蔵門線の清澄白河(きよすみしらかわ)駅で下車。
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江東区の清澄町と白河町の境界にあるから清澄白河駅。ところで清澄に白河なんて実に美しい地名。昔は清流でも流れていたのかと思ってしまうが、その由来を調べてみると

  清澄:江戸時代に干潟であったこの地帯を開拓した清住弥兵衛の名前。
     また彼の苗字の清住は、出身地の千葉鴨川の清澄村から取っている。

  白河:白河楽翁(しらかわらくおう)と呼ばれた白河藩主・松平定信の墓があるから。
     松平定信は徳川吉宗の孫で、寛政の改革の中心人物。
    (白河藩は現在の福島県南部中央)

と清流とは全く関係なかった(^^ゞ


駅の前にある地図看板。
ご覧の通り清澄庭園は駅チカ。
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もう見えている。
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でも道路に面した入り口は開いておらず、
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庭園の周りを奥まで歩いて入り口に到着。
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3人の女性が喋っているところが入場口で、
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そこをくぐると正面にレッドオータム、
左を向くとイエローオータムがチラッと見えて期待が高まる。
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視界が開けるとオータムが少ないのに気づく(/o\)
ちょっとイメージしていた光景と違う。
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藁(わら)ぼっち。
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これは寒さに弱い植物を藁で覆う防寒対策。以前に上野の牡丹園で笠タイプのを見たが、こちらはグルグル巻き。でも清澄庭園のこれは、おそらく冬の風情を演出するためのダミー(中身は樹木じゃない)だろう。

雪吊りもあった。
東京の積雪量で雪吊りは必要ないので、これも演出としての設置。
最近はあちこちで見かける。
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なお藁ぼっちが柱状で木の枝部分がないのを不思議に思われるかも知れない。
この形の藁ぼっちはソテツを包んだもの。
藁ぼっち



大きすぎて歩幅が合わず微妙に歩きにくい飛び石。
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池の景色は素晴らしい。
でもレッドとイエロー比率は少ないーーー
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高松宮記念植樹とあった。
先日の有栖川宮記念公園に続いて高松宮つながり二度目。
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しかし立て看板には昭和28年(1953年)に植樹したと書かれている。つまり今から70年も前。その割には小さ過ぎない? この庭園は背の低いマツが多いから、そういう品種なのかも。


入り口から見えていたイチョウに近づく。
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これは見事だった。
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伸びた枝が池に向かって、
まるで葛飾北斎が描いた波しぶきのように見える。
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池に沿って進む。
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素人が撮りがちな写真(^^ゞ
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カワウ?(自信なし)
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右にあるのが清澄庭園で紅葉のシンボルとなっているレッドオータム。
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橋で築島に渡る。
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橋の床版(しょうばん:歩くところ)が土で出来ている、というか土で舗装?されている。こういうのは初めてのような気がする。橋そのものは上の写真でわかるように木製。
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ハゼノキだった。サイズはそれほどでもない。
そしておそらくもう半分近く葉は落ちている。
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レッドではなく朱色。
ちなみに朱色は英語で vermilion バーミリオン。
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ところでこのような朱色系をアップで撮ると少し色が黄色味を帯びる。そしてそれが影響するのか、なぜか背景の青空の色がくすむ。今回だけではなく過去にも多くあった。肉眼での見た目に近いのは下の写真。理由は調べていないので不明。とにかくデジカメあるいは私のデジカメが苦手とする色。
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ハゼノキは大きさや葉数的に物足りなく、
マツ好きとしてはマツのほうが見応えがあった。
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マツとハゼノキとイチョウの3色ミックス。
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イエローオータムを背景にしたマツ。
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下からのぞき込んだり。
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とにかくマツ。
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マツ、マツ、マツ、マツ、マツッ!
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何しに来たんや(^^ゞ



ーーー続く

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2023年03月29日

今年こそ六義園でしだれ桜 その3

前回まで写真をアップしてきたのは左側のしだれ桜。六義園のしだれ桜といえばこれ。ただしガイドブック的な情報ではあまり取り上げられていないけれど、その隣にもう1本しだれ桜がある。
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こちらは横方向には枝が張らずにひょろ長い印象。まだ若い木なのか。いやこれだけの高さならそんなはずはないか。ちなみにメインのしだれ桜は樹齢約70年とのこと。しだれ桜は樹齢何百年のものがザラにあるから、まあそれと較べればまだ若木。
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メインと同じ品種(江戸彼岸系のしだれらしい)に見えるが花数は少なかった。でもこの姿、日本画に描いたら素敵な作品になりそうじゃないか。
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なのに誰もこちらのしだれ桜の写真を撮っていないし、眺めている人すらほとんどいなかった。おそらく来場者の目に入っていない(/o\) オキノドク


とは言いつつ、やはりメインのしだれ桜の咲きっぷりに見とれてしまう(^^ゞ
青空も明るくきれいでまさに春爛漫。
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左側と下で別の木のように見えるが、
これがひとつのサクラなんだから、その大きさを推して知るべし。
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このしだれ桜は樹高15m、最大幅20mとされる。樹齢70年の割りに大きいのは前回に書いたように3本のサクラを寄せ植えしたからと思われる。


しだれ桜の魅力は当たり前だけれど「しだれる」ところ。漢字で書くなら枝垂れる。まさに花びらが滝になった落ちてくるような姿は圧巻。
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しだれ桜鑑賞を一旦終えて、六義園をブラブラ散策。
この門をくぐると、
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日本庭園が広がっている。
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ここでレンズを再度、35mm換算で15mm〜36mmの広角ズームに付け替える。
せっかく広々とした庭園なのだからレンズも広角の方がいいでしょうとの理由。

レンズを広角側にズームすれば確かに写る範囲は広くなる。ただしそれでいい風景写真になるかというと、そうじゃないのが写真の難しいところ。

これは35mm換算で36mmにしての撮影。
つまり広角ズームレンズの望遠側。
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同じ場所で換算15mmの広角側にすると。
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広く撮ればすべてよしではないのだ。
理由はいろいろあるだろうが、

  被写体までの距離が充分あるので換算36mmでも充分な画角が得られている。
  換算15mmは人間の目の視野角を超えているので不自然に感じる。
  広角レンズにするほど左右が広く写るが、上下にも広がるので間が抜けて見える。

あたりかと思う。まあ結論は私のテクニック不足(/o\)


先ほどまでのしだれ桜を振り返る。
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松を眺めながら池沿いを。
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イマイチ風格に欠ける灯籠。
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松のこのグラデーションは今の季節限定。
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渡月橋と名付けられた橋。
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この橋は六義園でも「バエ風景」ポイントのひとつ。
2019年に紅葉を見に来たときにも撮った。
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ーーー続く

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2023年02月28日

新宿御苑で寒桜と松とプラタナス

ここから先はウメを見なかったのでタイトルを少し変更。


日本庭園にある楽羽亭という茶室の周りでウメと早咲きのヤマザクラ、そしてフクジュソウを眺めた後はブラブラと苑内散策。

このあたりの池は「上の池(かみのいけ)」と呼ばれている。
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まずはこのL字クランクの橋で池の中にある小さな島へ。
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松がカッコイイ。
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暖かくなるにつれて黄色い部分が緑色になっていくのかな。普通は黄色いと枯れるイメージなのに、生命力を感じさせる黄色だった。
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2つめの橋は太鼓橋。
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橋の上からウメとヤマザクラが咲いていたところを。
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ウメ ビハインド マツ
ウメ&マツ好きにはたまらないね(^^ゞ
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橋を渡ったところにも見応えのある松が。
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少し先にサクラっぽいものが見えてきた。
先ほどと同じヤマザクラかと思いきや、
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葉が出ていないからヤマザクラではない。
苑内マップに照らし合わせると、これはサツマカンザクラという寒桜。
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赤く見えているのは花びらが落ちて露わになった雄しべと雌しべ。
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見頃かなり過ぎの感じなので、きれいなところを狙って。
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さらに進んでこの立派な3本松があるのは、日本庭園の中の芝生広場。
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ここには夏目漱石が小説の中でも書いた、
いわゆる「ローマの松」の背を低くしたようなマツがたくさんある。
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ここにも早咲きのサクラが。
先ほど見たのと同じサツマカンザクラだと見て取れたので素通りしようと思ったが、
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その隣にある木の色づきに興味を引かれて近づいてみると、
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たくさんのツボミだった。
品種までは分からないもののサクラで間違いないだろう。
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せっかくそばまで来たので、サツマカンザクラをもう1枚。
いずれ機会があれば、もっとキレイに咲いている時期に来てみましょう。
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ローマの松ショート版を下からあおって。
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パワーがみなぎっているように見えるのに、どうして背が低いの?
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新宿御苑は

    日本庭園
    風景式庭園(イギリス風)
    整形式庭園(フランス風)

と3つのタイプ別に庭園が設けられている。
それがどんな庭かについては昨年に訪れた際のブログで少し説明している。

ここは日本庭園を抜けて風景式庭園に入ったところ。
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見回したところ花が咲いている気配はなかったので、池の周りを進むことにする。日本庭園の池とつながっているが、このあたりでは「中の池」と名前がついている。
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なんじゃこれ?
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識別タグのようなものが打たれている。
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アメリカデイゴという木のようだ。
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現在位置。
マップ2


さらに進むと、八重桜を見に来たときに一緒に楽しめたツツジ。
私の好きな丸い形の剪定。
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この黄色い花はサンシュユ。
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ロウバイと違って、サンシュユはウメと同じ時期に咲く。それでウメに黄色はないから(ロウバイは梅と名前がついているがクスノキの仲間)ウメと一緒に植えると彩りがきれい。新宿御苑のガーデナーにもアドバイスしたいね。写真は昨年に訪れた京王百草園。
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池の端までやって来た。
このあたりは「下の池」という名前。
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上の池から下の池までを直線で結ぶと約800メートル。相当大きな池であるが、その水源は苑内の湧き水らしい。そしてこの池が渋谷川の源流のひとつとのこと。

川の源流と聞くと山奥を想像するが平地にあるものも意外と多い。桜並木で有名な目黒川の源流も世田ヶ谷区内にある。家康がやって来て城や城下町を開くまで江戸は湿地帯だったから、東京には地下水が豊富なのだろう。


下の池の近くにあるのがなぜか「開かずの門」となっている正門。
門を出てJRの線路を越えれば国立競技場である。
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かつて新宿御苑が皇室苑地だった時代に、皇族の出入りに使われていた門だから平民は通らせてもらえないらしい。ただし総理主催の「桜を見る会」で国会議員や外国大使などに対してはこの正門が使われた。そして安倍晋三後援会のご一行様を乗せたバス17台も正門から入場したんだって。


さて正門近くから広がるのは整形式庭園。
その目玉はプラタナス並木。
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新宿御苑は細い枝をまったく残さない剪定スタイル。だから葉を落としたプラタナスは実に異様な形をしていて、それに魅せられる。
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そのゴツゴツさは北斎の描く波の形にも似ているけれど、
北斎


なぜかウルトラセブンに登場した
電気海獣エレキングをいつも思いだしてしまう(^^ゞ
エレキング


整形式庭園の中央にはバラ園があるが今はご覧の状態。
何年か前の1月にロウバイを見に来たときには少し咲いていたのだが。
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整形式庭園の全景。
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180度回って風景式庭園。
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この季節の芝生はもちろんこんな状態。しかしなぜかとてもフカフカしていて気持ちよかった。昨年の4月半ばに八重桜を見たとき緑色の芝生にそんな記憶はないから、芝生は枯れた状態の方がクッションがいいのかな?
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トイレを探していたら旧御凉亭(台湾閣) の近くまで来たので、以前も訪れているが、ついでに入ってみた。
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昭和天皇の成婚祝いに台湾から贈られたものだと思っていたが、よく読むと台湾在住の邦人からの寄贈だった。当時の台湾は日本に占領されていたから多くの日本人がいたのだろう。

外観はすごく中華的に凝っているのに、
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中はガランとしていて、ところどころに中国風の装飾があるものの、拍子抜けするほど殺風景。名前が「御凉亭」なのは、ここで池からの風を感じながら夕涼みでもするための施設だったからみたい。
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御凉亭の利点は庭(日本庭園の芝生広場付近)を少し高い位置から広く眺められること。また池や庭に対して北向きに建っているので、視界的にもクッキリと見える。
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今回で分かったのは

  ソメイヨシノや八重桜と違って、新宿御苑はウメにあまり重きを置いていない
  早咲きのサクラについても同じく

ということ。ウメはもうちょっと品種バラエティ的にがんばって欲しいもの。まあそれでも都会のオアシス的な空間を歩くだけで、充分に楽しめる場所であるのに変わりはないが。

超混雑するソメイヨシノの時期に来る気はないし、八重桜は昨年に見たし、
さて次はどのシーズンに訪れようかな。


おしまい

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2020年03月24日

しだれ桜を眺めに小石川後楽園 その3

小石川後楽園は築山泉水回遊式の日本庭園。もっとも昨年の秋から今年にかけて訪れた六義園浜離宮庭園など、大名家の屋敷に造られた大名庭園は基本的に築山泉水回遊式である。

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その築山・泉水・回遊式だが、まず築山(つきやま)とは、土を盛ったり岩を積み上げたりして造った山に見立てた場所。

泉水(せんすい)は池のこと。日本庭園では池をお上品に泉水と呼ぶみたい。別に泉が湧いて池になっているという意味ではない。大きさを誇って大泉水という名前になっていることも多い。泉水ではなく池泉(ちせん)という言葉が使われる場合もある。

造園において土木工事レベルが必要になるのが築山と泉水。だからそれが2つ揃っていれば、それなりのスケールの庭園ということになる。

回遊式はその名前の通り庭を歩いて鑑賞すること。反対語は(言葉がヘンだが)鑑賞式で、室内やある定められた場所から眺める庭。大きな庭園は必然的に回遊式になる。お寺の枯山水なんかは特定の位置から眺めることが多い。

以上が言葉の説明だが、築山泉水回遊式なんて一言で定義できるくらいで、どの庭園も似たり寄ったりなのが難点。もっとも西洋式庭園だって、いろいろと様式に縛られているが。



園内マップでシダレザクラと書いてあるところから、
右下の内庭というところへ向かって池沿いに進む。
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少し離れたところから望む馬場桜。
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池から離れて木立の間をつかの間の森林浴。回遊式の場合は、こういうエリアを設けるのがお約束。限られた敷地の中で、シーンの切り替え効果を狙ってのことと思う。
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私の好きな「緑のモミジ日の光透け」。
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内庭に到着。
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カメ発見。
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庭園を反時計回りに進んだのは、
この内庭のソメイヨシノが満開だとホームページに載っていたから。
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まさに満開。
どうしてこの場所のソメイヨシノだけが先に咲くのかが不思議。
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キレイだけれど、やはりソメイヨシノはほとんど真っ白だからツマラナイ。昨年はピンク色のサクラを見たくて、国立劇場にジンダイアケボノやコマツオトメを見に出かけた。しかし、たくさんサクラが咲いている圧巻の風景を眺めたいとなると、必然的にソメイヨシノになるのが悩ましいところ。



サクラを背景に入れながら、花より団子のバエる写真を撮ろうとする人(^^ゞ
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これは東門。出入り口としては使われていない。江戸時代はこの門の向こうに藩邸が並んでいて、それに近い庭だからここが内庭と呼ばれていたらしい。
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サムライが向こうから歩いてきそうだ。
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内庭からメインの池に戻って。正面が馬場桜。
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マツがたくさん植えられている広場に出る。
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そこに1つだけ咲いていた白い花。
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形だけ見ると八重咲きのウメのようにも見えるーーー。しかし今から咲き始めるのは季節的に合わないし、花の直径も5〜6センチあった。玉牡丹というウメに似ている気もするが、正体はよく分からず。
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マツの広場を抜けたところにあったのは、水戸光圀が息子の嫁に農民の苦労を分からせようと作ったとされる田んぼ。美談のように聞こえるが、こんなわずかの面積で体験できることなんて、農民の苦労とはかけ離れていると思うな。
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なお田んぼは手前の茶色い部分だけね。刈り取った稲を残しているのは、ここが田んぼだとわかりやすくするためなのかな。

名前の分からない木が2本。
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これはアセビ(馬酔木)。
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風景を楽しみながら進む。
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シャガが咲いていた。アヤメの仲間のきれいな花。
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これは藤棚だけれど低すぎないか? 特に手前のやつ。
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低い藤棚のおかげで、フジの木を初めてマジマジと眺めることができた。
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それにしても、まだまったく芽吹いていないが、これがあと1ヶ月ほどであのフジの花になるのか? それともこれは枯れているの?


遅咲きのウメが残っていた。ただしアップには耐えられない状態。八重咲きでかなり大きな花。サクラも八重桜は咲くのが遅いから、八重咲きは遅咲きと思っている。その解釈で正しいのかな?
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わずかに残っていた白いウメ。
白いソメイヨシノが好きじゃなくても白梅は美しいと感じる矛盾(^^ゞ
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このあたりは花菖蒲やカキツバタの畑。
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久しぶりに見た気がするタンポポ。
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ーーー続く

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2020年01月28日

浜離宮庭園でロウバイと菜の花 その3

梅林を抜けて進むと園内マップで「お花畑」と記されているところに出る。そこには菜の花が。そしてその手前に早咲きの梅が開花していた。
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キレイなピンク色。
梅の花の前に立つとホーホケキョと心の中で鳴いてしまう。
前世はホトトギスかも(^^ゞ
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桜と菜の花のツーショットはよく見るが梅は珍しいかも。
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そして菜の花ドーン!
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菜の花ってカメラの向きを少し変えただけで、葉や茎の緑が花の黄色と同化してしまうのがいつも不思議。どういう現象が起きているのだろう?
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梅が咲くと「春ですなあ」となるけれど、それは風流的心理における春。菜の花の黄色を見ると皮膚感覚的に春を感じる。実際の春はまだ先だけど。
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「お花畑」の隣の「花木園」にあったロウバイ。
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丸いソシンロウバイと違ってロウバイは花びらが細くて、また下を向いて花が咲く。
もうかなり痛んだ花がほとんどだったのが残念。
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ロウバイは青空が必須という私の主張をわかってもらえるかな。
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立ち去ろうとした時、後ろの巨木の下の方にもロウバイが咲いているのに気がついた。こんな大きな木もあるのか? どうして一番下の枝にしか花がない? なにかとナゾ
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ナゾついでにロウバイの隣にあった綿のような実がなっていた木。
少し調べたが正体を特定できず。
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大手門出入り口近くにあるのが「三百年の松」。
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松好きなのはブログに何度か書いてきた。松は葉の生え方と光の当たり具合によって、こういう風に乱反射の光?を感じられるのもその魅力のひとつ。
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それにしても御年300歳とは思えない生命力みなぎるお姿。
私も目指そう300歳!
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晴天の日を待っているうちにロウバイの最盛期を逃してしまったのは残念。それでもロウバイと菜の花でイエロースプリングを満喫できた。

あっ!ロウバイは冬の花だ(^^ゞ


おしまい

<後日追記>
ロウバイの隣にあった綿のような実がなっていた木は「スイフヨウ(酔芙蓉)」

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2019年12月05日

六義園で紅葉 その2

紅葉を眺めながら水路沿いを進むと出店の並ぶ一角が現れた。
和風テイストでいい感じ。
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平日なのにそこそこの人出。
でも園内は広いから混雑感はなかった。
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これは「つつじ茶屋」という茅葺きの東屋(あずまや)。茶屋という名前だが単なる休憩所でお茶が飲めるわけではない。また周りにツツジが植えられているのではなく、ツツジの木で建てられているから「つつじ茶屋」。
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しかし、ツツジは好きな花であちこちへ見に行っているけれど、柱になるような大きなものは見たことがない。花を見るのとはまた違うツツジの品種があるのだろうか。



庭園の中央にある池が見えてきた。こういう池は泉水(せんすい)と呼んだりする。
いい佇まいなのに、後ろに見える建物が邪魔すぎる(/o\)
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池の畔(ほとり)にある吹上茶屋の松には大きな雪吊りが。もっとも雪吊りは、雪が枝について折れるのを防ぐためのもの。もちろん東京ではそんな大雪は降らない。六義園の雪吊りは季節感の演出として設置されているそうだ。
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これも冬の風物詩である害虫対策の「こも巻き」。暖かいワラの中に虫を誘い込み、春になったら取り外したワラごと燃やす。江戸時代から伝わる手法だが、最近の研究によると害虫への効果はほとんどなく、逆に益虫を多く殺してしまうことが判明(>_<) 皇居などではすでに「こも巻き」は廃止されている。
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池の周りを歩く。
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吹上茶屋の雪吊りの正面に来た。ビューティフルじゃあ。
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こんな芝生ゾーンもある。
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池に突き出しているのが「中の島」で、そこに造られた築山が妹山・背山。読み方は「いものやま・せのやま」。妹が女性で背が男性。夫婦和合とか秘宝館的なニュアンスらしい。
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この六義園は面積約9ヘクタール。元は加賀藩の下屋敷跡地を徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保(1659〜1714)が譲り受けて、自らの下屋敷として造園したもの。完成は1702年。ちなみに江戸城近くにある本宅が上屋敷、郊外にある別宅が下屋敷という区分。

江戸時代を通じて柳沢家の下屋敷であったが、明治になって三菱財閥創業者の岩崎弥太郎の所有となる。その後1938年(昭和13年)に当時の東京市に寄贈され公園となった。

ところでネットで調べると徳川綱吉が六義園に58回も訪れた記録があるいう情報と、記録は柳沢吉保の屋敷に58回だという情報が混在している。綱吉が亡くなったのは1709年だから六義園を訪問できたのは8年間。58回÷8年=7.25回で365日÷7.25回=50.3日だから、平均で50日おきにここまで来たとは考えづらい。だから柳沢吉保の上屋敷、下屋敷(六義園)を含めて、六義園ができる以前から58回と考えるのが妥当。

私の推察が正しいかどうかはわからないけれど、ネットの情報はたいして調べもせずコピペで延々と広まる。誰かが間違えても同様に広まってしまう。だから鵜呑みにするのは危険。もちろんすべてを細かくはチェックできないが「それ本当?」というセンサーを磨いておくことも大事。ちなみに多くの人がもっとも参考にするウィキペディアでは六義園に58回訪れたことになっている。



紅葉にちょっと飽きたので松で箸休め。というか、なぜか松が大好きである。
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そして本日、実は紅葉よりも感動したのがこの松。是非クリックで拡大して欲しい。
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これは逆光なんだけど色づいた松葉が何とも幻想的に見えた。また写真ではわからないが、水面から反射した光がゆっくりと揺れながら松の木を這って、ちょっとした幽玄の世界。

もっとも松を見上げたり写真に撮っているのは私だけだったかも。
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こちらは対岸から見たもの。
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順光だとまったくツマラナイ。
つまり感動したのは逆光が作り出した美しさということになる。わずかの光の角度の違いによって目に写る世界は大きく変わる。印象派の画家たちが光にこだわった理由を改めて実感できた気がした。

「いいものが見られた、来てよかった」と喜んでいたのだが、ふと我に返った。針葉樹の松って紅葉するのか?という疑問。ひょっとして病気で枯れかかっている? そのうち調べよう。でもこれだけキレイなら松枯れ病でも許す(^^ゞ


ーーー続く

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2019年01月14日

新宿御苑でロウバイ

1月6日に明治神宮へ行った時「東京は私鉄と地下鉄の乗り入れが進んだので、自宅からは乗り換えなしで明治神宮まで行けるようになった」と書いた。それは新宿御苑も同じ事。「明治神宮前」の2つ先の「新宿3丁目」が新宿御苑の最寄り駅である。

というわけで快晴の本日、新宿御苑へロウバイを見に行ってきた。ロウバイの場合、快晴すなわち青空であるというのが鑑賞の絶対条件である。それは後ほど。

新宿御苑は新宿駅から歩いても10分程度のところにある。改めて地図で見ると(クリックで拡大)明治神宮からも近いし、神宮外苑とはほとんどつながっているように見える。でも原宿と青山は隣同士でも、新宿はいわば文化圏が違うから何となくもっと離れた場所にあるイメージ。
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概略を書いておくと、外周3.5キロで面積が58.3ヘクタール。
歴史的には、

   江戸時代は大名屋敷
   明治になって農業試験場
   庭園に改造されて明治39年(1906年)に皇室専用の新宿御苑に
   戦後の一時期は農業試験場的に使われていたが
   昭和24年(1949年)に国民公園としての新宿御苑になる

国民公園は皇居外苑と京都御苑(一般にいう京都御所の敷地全体)とこの新宿御苑の3つだけ。皇室の園地に由来する公園である。他に名前に国とつく公園は国立公園、国定公園、国営公園がある。興味があったらお調べを。ちなみに昭和天皇の大喪の礼は新宿御苑で執り行われた。


新宿御苑の新宿門到着。他に2つの入口がある。
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チケット売り場。料金は200円とリーズナブル。
もっとも皇居外苑と京都御苑は無料だけれど。
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無人改札機のようなゲートになっている。
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新宿門から入ってすぐのところにあるロウバイ。右側の木。
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ここの品種はソシンロウバイ。
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青空に黄色の花がキレイ。ロウバイの花は小さいし形も地味だから、背景が青空じゃないとつまらない。2つ前の写真をもう一度見て、この写真が曇り空の灰色だったらと想像してみて。
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写真じゃよくわからないが、花びらがロウソクのロウのような質感に見えるのでロウバイという名前。触ってみると普通の花びらなのにロウのように見えるから不思議。漢字では蝋梅と書く。でもウメとは関係なくクスノキの仲間。
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ロウバイのツボミは豆みたいだ。
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植えられていたロウバイは4〜5本。以前に1500本といわれる「寄のロウバイ園」を見ているから、それと較べると(>_<) もちろんそれは承知の上で新宿御苑に来ている。でも5分咲きくらいだったから、もう1週間ほど後でもよかったかな。



芝生広場を横目に見ながら園内を歩く。
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スイセンが植えられている場所に来た。
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写生している人。ほかにも園内にはあちこちにいた。
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全部真っ白なペーパーホワイトというスイセン。初めて見たような気がする。
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こちらは一般的なニホンズイセン。なぜか「ズ」と濁る。
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スイセンはかなりボリュームがあって、たっぷり楽しめた。
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園内マップにウメとあったので芝生広場を歩く。ムラサキの上着を着ている人の後ろにあるのがウメ。
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枝がカオスに絡まっている。
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もちろんまだツボミ始めたばかり。
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園内の脇道をブラブラ。
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茶室のようなところに出た。奥に見えるのはNTTドコモの代々木ビル。通称ドコモタワー。上層部のだんだんと尖っていく部分は内部にアンテナ設備が入っており、たくさんのアンテナを設置するために階段状になっているらしい。しかし、なんとなくニューヨークのどこかのビルのデザインをパクった感あり。
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和の雰囲気とのツーショットで。このドコモタワーはスカイツリー、東京タワーに続く都内で3番目の高さなので、どこからでも目立つ。新宿御苑の雰囲気からいうと、とても目障りでもある。
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茶室前の芝生広場に変わった形の木を見つけた。
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なんと松だった。夏目漱石が小説の中でも書いた、いわゆる「ローマの松」の背が低いバージョンのような樹形。こっそり松好きなのでとても興味深かった。
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またブラブラ歩いて池の畔。正面は見慣れた形の松。
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なぜか池の水に凍った形跡。
この時は気温8.5度。本日の最低気温は4.2度。どうして?
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ツノのあるナゾの建物を発見!
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近づいてみると中国風。
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台湾の建築様式らしい。
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内部はガランドウの展望台。
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ここからの眺めがいちばん良かったかな。
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ーーー続く
     実はこの後に事件が起きる(>_<)

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2017年05月27日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン

前日の金曜日は早起きの必要があった。それで午前5時半頃の天気予報が、このアカオ・ハーブ&ローズガーデンをロケ地に放送されていた。単なるバラ園ではなくガーデンとして構成されているとの紹介。実は近場のバラ園はほとんど訪れたし、単にバラがたくさん咲いているバラ畑のようなところでは満足できなくなってきている。このアカオガーデンのことは知らなかったから、やっぱり早起きは三文の得かも。

というわけで2週続けてのツーリング。
もうすぐ梅雨だし今年の夏は酷暑らしいから乗れるうちに乗っておこうかと正当化。


東名を厚木インターで小田原厚木道路に乗り換えて終点まで走るのは先週のツーリングと同じ。今回はそこから熱海を目指す。伊豆半島の東海岸をつなぐのは国道135号線だが、往きは時間節約のため有料バイパスである真鶴道路と熱海ビーチラインも使う。バラを見た後は宇佐見まで走って伊豆ツーリングの雰囲気を少しだけ楽しみ、帰りは湯河原でこれまた2週連続となる温泉というプラン。
地図


出発は午前7時。前日は長雨だったから道路はまだ湿っている。本日は晴れの予報なものの厚い雲で今にも降り出しそう。とりあえず天気予報を信じて出発。気温は22度でバイクで走り出すとやや肌寒い。

東名の下りは西向きである。天気は西から変わるというが、西の空は相変わらず暗い。熱海まで行って雨じゃシャレにならないから、降り出したら帰ろうと思いながら走る。しかし小田原厚木道路に入った頃から急速に天候が回復。信じてよかった天気予報。


小田原からしばらく135号線は崖の上を通っているので海はあまりよく見えないが、進むにつれて高度が下がり海沿いの道路となる。なぜか海が近くだとテンションが上がる。真鶴道路は半分トンネル。しかし湯河原の先からの熱海ビーチラインは海が荒れていれば潮を被るほどのシーサイド道路。ただし、どちらもETCに対応していないので、特にバイクだと料金の支払いが面倒。田舎の高速道路より交通量は多いはずだから早くETCを導入して欲しいものである。

熱海の中心街を抜けて数キロ先の錦ヶ浦というところにアカオ・ハーブ&ローズガーデンはある。到着は開園時刻と同じ午前9時。駐車場はこの奥にも広がっているが、もう相当数のクルマで埋まっている。かなり人気のある場所のようだ。バイクを駐める専用区画はなく、係員によると「軽四の場所が空いていたらそこ。空いていなければ普通車のところに駐めてくれ」とのこと。
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駐車場から入口をみたところ。右側の門が国道135号に面している。ほとんどの人がやってくる東京方面からだと右折して進入することになる。対向車も多くてなかなか右折できず、道幅は狭くて後続車がつかえ、この付近の渋滞を作り出しているのがこのガーデンであることが判明。
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上の写真の左側の階段でガーデン入口に上がる。
ガーデンのセンスのよさを予感させる案内看板。
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チケット売り場。クルマの数から長い行列を想像していたが、そうでもなかった。実際は9時より前から開いているのかもしれない。
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入園料は1200円。ホームページのクーポン画面をスマホで見せると1000円になる。
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ガーデンは山の斜面に沿って造られている。マイクロバスで頂上まで運ばれて、そこから歩いて下りながら見学する。平地の少ない熱海ならではの工夫のある仕組み。
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超久し振りに乗るマイクロバス。頂上までの途中に運転手がいくつかに分けられている各ガーデンの説明をしてくれる。
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終点到着。
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この上に曽我浅間神社という私設?の神社がある。階段を登らなくてもおさい銭は納められるというありがたい配慮つき(^^ゞ
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ハーブ&ローズガーデンなのに最初にあるのは日本庭園。
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アカオ・ハーブ&ローズガーデンは熱海で2軒のホテルを経営するアカオリゾートの系列である。創業者である赤尾氏の銅像があった。熱海では伝説の経営者らしい。
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ここは日本庭園というより写真中央の世界最大といわれる盆栽を展示するためのエリア。歩いている人と比較するとそのサイズがよくわかる。この日は天気もよく海を背景に絶景である。
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盆栽は鳳凰(ほうおう)の松と名付けられている。姿形はお見事。しかし盆栽って樹木を小さなサイズに凝縮して育てることじゃなかったけ?
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日本瓦越しに海を眺めることはあまりないかも。遠くに見えているのは初島。
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日本庭園を出て数十メートル下ると、いよいよバラのガーデン。道路の左側がイングリッシュローズガーデン。右側にあるのがコレクションガーデン。
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イングリッシュローズガーデンに入る。
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ちなみにバラは大きく6つのセグメントに分けられる。まず歴史的に3分類。

原種バラあるいはワイルドローズと呼ばれるのは、いってみれば野生のばら。200種類くらいあるが祖先をたどると8品種といわれる。そのうちの2品種「ノイバラ」「テリハノイバラ」は日本原産。バラって西洋のイメージが強いのに、オリジナルの2/8=25%が日本由来なのは意外。

野生のバラから人間によって園芸品種がどんどんと開発された。現在で約4万品種以上ともいわれる。それで1867年(明治維新の1年前)に生み出されたラ・フランスという品種を境に、ラ・フランスを含んでそれ以降の園芸品種をモダン・ローズ、それ以前をオールド・ローズと区分する。ラ・フランスがそれだけ園芸的には画期的だったからだが、オールド・ローズとの一番の違いは四季咲きなこと(日本の屋外で冬は咲かないが)。オールド・ローズは一季咲きで基本的に春から夏。それほどバラの世界では別格扱いのラ・フランスであるが、洋梨の名前と同じなのが紛らわしい。もっとも洋梨をラ・フランスと呼ぶのは日本だけで和製仏語なんだけど。

形態的にバラは枝が伸びるものと、ツルが伸びるものの2つに分類できる。先ほどの歴史的3分類と掛け合わせて合計6分類。イングリッシュローズはモダンローズで枝とツルの両方ある。





立体的なガーデンでいい雰囲気。
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ツルバラが多かったかな。
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このゲートのところで写真を撮りたかったのに、ご覧のように人が途切れることがなく。
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仕方なく別の場所で「壁の花」を(^^ゞ
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バラ以外にもいろいろ咲いている。
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こういういろんな花や草が混じったガーデンな雰囲気が空き。
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こちらはイングリッシュローズガーデンと続きになっている「黄金のバラの庭」というゾーン。黄色系のバラと黄色いリーフ(葉っぱ)の植物で構成されている。
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ところで山のモコモコ感もなかなか素敵。
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バラのアップでいろいろ。
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ーーーかなり長く続く

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2014年12月06日

三渓園の紅葉

12月に入ったこの最初の週末は真冬並みの寒さ。遠出しなくてどこかいいところはないかと考えて、思いついたのが横浜は本牧にある三渓園(さんけいえん)。
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ここはちょっとユニークな日本庭園。簡単にまとめると

  明治時代の実業家である原富太郎の自宅跡。
  日本各地から古い建物が移築・保存されている。
  全部で17ある建築物のうち9つが国の重要文化財に指定されている。

原富太郎は生糸貿易で財をなした人物。先日、世界遺産になった富岡製糸場のオーナーだった時代もある。ここの地名が三之谷で三渓と名付けたらしい。彼自身も号(ペンネームみたいなもの)として原三渓とも名乗っている。

広さは17.5ヘクタール。日本じゃ面積の単位として使われる東京ドームが4.7ヘクタールだからドーム3.8個分。坪に直せば5万3000坪。ちなみに彼の養祖父(富太郎は養子だった)である原善三郎の自宅は9.1ヘクタールあり、その跡地は横浜の代表的な公園のひとつである野毛山公園になっている。ジイちゃんと孫で併せて横浜に26.6ヘクタール!こういうのを華麗なる一族というんだろうな。

財閥としての原家はその後衰退していったようだが、関東大震災後の復興事業であったホテルニューグランド創設にも原富太郎は主導的な役割を果たし、現在のホテル会長は原富太郎から数えて3代目の原家当主がつとめている。ちなみにホテルニューグランドは山下公園に面していて、その山下公園も関東大震災で出たガレキで海を埋め立てた造成地=復興事業だった。




朝は寒いし、そんなに遠くないから出発は12時頃。
第三京浜〜首都高で新山下まで行き1時間ほどで三渓園到着。

三渓園の駐車場はあまり広くない。クルマが数台順番待ちをしていた。
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駐車場の中にある数台のバイク置き場は埋まっていたので、ガードマンにどうすればいいか尋ねると、ここに駐めろと入り口のそばにカラーコーン(赤いやつね)を置いて場所を作ってくれた。そこで革ジャンを脱いだりしてしていると公園の中から職員がやってきて「お客さん、ここはーーー」と困った口ぶり。ガードマンに指示されたというと、ああそうですかという返事。三渓園では職員よりガードマンの方がエラいみたい。
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入ったところにある案内地図。
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方位は右に90度回転していて左側が南。三渓園は大きく3つのブロックに別れている。まず池の周り。それからちょうど地図で影になっている敷地の上側が内苑と呼ばれる。ここは自宅として使われていた時代は原家のプライベートゾーンだったエリア。それ以外が外苑。三渓園はいわゆる公園になってから一般に解放されたのではなく、自宅であった当初から横浜市民に楽しんでもらおうと作られた、いってみれば自宅兼日本の伝統建築のテーマパークみたいな存在。原富太郎は関東大震災後の横浜復興にかなりの私財を投じたことでも知れられる篤志家。孫さんや三木谷さんもこういうスケールの大きな人物になって欲しいね。



大池と呼ばれるまさに大きな池。
背後に三渓園のシンボルである三重の塔が見える。
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松とツバキ。
気温9度くらいでバイクで高速を走っている時は寒かったが、快晴で日差しがあって三渓園では寒さを感じず。
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園内では結婚の記念写真を撮っているカップルが多かった。10組近くはいたように思う。しゃがんでいるのがカメラマンでその隣が助手。打ち掛け姿の女性がいると周りの雰囲気がとても華やぐ。
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大池の横を歩いて最初にある建物のほうに行くと残念ながら
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入れなかったのは鶴翔閣(かくしょうかく)という原富太郎の自宅だった建物。床面積950平米の大豪邸。
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茅葺き屋根の昔っぽい作りなのに、入り口のところは上部がせり出しているから車寄せになっているのだろうか。いわゆる普通の古民家では見たことがない建築デザイン。
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鶴翔閣と大池の間には睡蓮池という池が設けられている。全景は見えなかったが大きな家だというのは遠目にもわかる。ちなみに当時は女中が50名ほどいたらしい。
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鶴翔閣は内苑とは独立した分類らしく、
鶴翔閣から離れてしばらくすると内苑の入り口がある。
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御門という立派な門構えをくぐる。
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くぐったところから紅葉越しに三重の塔が見えた。
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池と芝生の前庭付きの建物は臨春閣。3つの建物が雁行して並んでいる。臨春閣は桂離宮と並ぶ数寄屋風書院造りの名作といわれている。もっとも数寄屋風書院造りという言葉はよく聞くが、どういうデザインを指しているのか具体的には知らない。でも美しい建築だということは見ればわかる。
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横に回って臨春閣を眺める。
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この臨春閣は大阪から運ばれてきたものだが、

  秀吉が京都に建てた聚楽第の一部
  紀州徳川家の別荘だった建物

という2つの説がある。どちらがオリジナルにせよ原富太郎が購入した時は、大阪の此花区で会所(集会所みたいなもの)として使われていた建物。昔のいい建物はあちこちに移築して使い回すということをしていたのかな。


建物の中には入れなかったが、外から部屋の一部を見ることはできた。
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臨春閣を過ぎると少し坂を上っていく。階段の上にあるのが月華殿。伏見城にあった大名達の控え室として使われていた建物。
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関係ないけど紅葉を見に行くと、
緑のもみじもキレイだなと見とれてしまうのは私だけかな?
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とはいいつつ紅葉もしっかり堪能。
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聴秋閣(ちょうしゅうかく)
家光が二条城内に建て、後に春日局が譲り受けたとされる建物。この建物も京都の二条城から春日局の孫に当たる人物の江戸屋敷、明治にになってからは新宿にある公爵邸と、三渓園に来るまで3回も移築されている。
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四角ではなく斜めのラインがある珍しいデザイン。
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聴秋閣の先は、小さな渓谷を登って降りる遊歩道となっており紅葉がキレイだった。
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できるだけ人が入らないように写真は撮っているが、実際には紅葉の見物客が多い。ここは渓谷を登ってUターンする場所の橋。
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流れているのは小さな水の流れで、その左岸右岸では多少見える景色が違って楽しめる。これは下り方向の左岸から撮った聴秋閣。
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聴秋閣の周りはレッドオータムだが、次の春草廬(しゅんそうろ)に近づくとイエローオータムに景色が変わる。
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春草廬は信長の弟である織田有楽(うらく)が建てた茶室ともいわれている。
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天井の照明は後で付けたと思うけど(^^ゞ
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これは茶室に入る順番を待つためのものかな。
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屋根に積もったイチョウの葉っぱを撮ってみる。
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春草廬の後は再び赤、黄色、緑のミックスオータムな紅葉を眺め、ついでに竹林を見て、秀吉が母親のために建てたお堂の横を通り、海岸門という門をくぐって内苑見学が終了。
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ーーー続く

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2013年03月16日

偕楽園で梅見物 その2

いよいよ東門から偕楽園へ入る。
てっきり2〜300円は取られると思っていたが入場料は必要なかった。
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そこからはいきなり梅林だが、広場のようになっているところがあったので、まずはそちらへブラブラ。下の地図の右下にある見晴らし広場。
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この写真は、
もっと暖かくなって芝生が緑ならさぞキレイだろうなと想像しながら見るのが正しい。
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ここは松が見事だった。
松というと大きな木を想像するが、ここのは背が低くて盆栽が大きくなったような姿。たぶん剪定を重ねてこういう形にしているのだと思う。海岸でよく見る背の高い松よりずっと幹が太い。仮に梅のシーズンじゃなくても、この松を見に来るだけでも偕楽園は価値がある。
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昨日のエントリーに張ったのが偕楽園エリアの全体マップで、このエントリーに張ってあるのが本園と呼ばれる狭義の偕楽園。本園はエリア全体に対して少し小高い位置にある。


見晴らし広場から見下ろす田鶴鳴(たづなき)梅林。
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同じくエリアの東側を占める千波湖(せんばこ)。
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この日は本園に2〜3時間時間いただけ。
偕楽園を全部回ろうと思ったら丸一日かかりそうな広さである。



見晴らし広場から古い建物が見えたので行ってみる。写真は撮り忘れたのでここから


好文亭という、いわゆる休憩所。
190円の入場料が必要だったのでパスした。
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その周り。
偕楽園はいろいろ探検しがいがありそうである。
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この日は見晴らし広場と好文亭の周りと東西梅林を見物してきた。あとで気付いたのだが、偕楽園には竹林もあって松竹梅が揃う造りになっている。せっかく来たのだから竹もセットで見ておけばよかった。

それとところどころに「ドコソコこっち」という案内板がある.しかし、そのドコソコが「吐玉泉」とか名称が書いてあるだけで、何のことかの解説がないのがちょっと不親切。見たいようなものかどうかの判断ができない。ちなみに吐玉泉はこんな石造りの湧水。写真付きで案内してくれれば見に行ったのに。偕楽園は広いから、もし行くなら多少は予習してみるものを決めておいた方がいいかもしれない。

なかなか梅の話にならないがーーー続く

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